JPH08283974A - 金属部品用洗浄剤組成物 - Google Patents

金属部品用洗浄剤組成物

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JPH08283974A
JPH08283974A JP8831795A JP8831795A JPH08283974A JP H08283974 A JPH08283974 A JP H08283974A JP 8831795 A JP8831795 A JP 8831795A JP 8831795 A JP8831795 A JP 8831795A JP H08283974 A JPH08283974 A JP H08283974A
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test
alkyl ether
cleaning
ether carboxylic
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JP8831795A
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Kunihisa Koo
邦寿 小尾
Manabu Tomitani
学 富谷
Satoru Hashimoto
悟 橋本
Yasuhiro Sakura
康寛 佐倉
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NIKKO KEMIKARUZU KK
NIPPON SAAFUAKUTANTO KOGYO KK
Olympus Corp
Nikko Chemicals Co Ltd
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NIKKO KEMIKARUZU KK
NIPPON SAAFUAKUTANTO KOGYO KK
Nikko Chemicals Co Ltd
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の金属製部品に錆、表面変化を生じるこ
となく、リンスが容易で高品質に洗浄する。 【構成】 化学式R−O−(CH2 CH2 O)m −CH
2 COOM(式中、Rは炭素数8〜18の直鎖あるいは
分岐のアルキル基、アルケニル基であり、Mは水素、ア
ルカリ金属、アンモニウムを示し、mは2〜8の整数を
示す。)で表されるアルキルエーテルカルボン酸を有効
成分とする。またアニオン性、ノニオン性、カチオン性
あるいは両性の界面活性剤の1種類あるいは数種類の混
合物100重量部に対して、このアルキルエーテルカル
ボン酸が10〜20重量部を混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属部品の洗浄に用い
る洗浄剤組成物に関し、さらに詳しくは、金属製の切削
品、プレス品、穴開け品から、切削油、プレス油、およ
び引き抜き油などの油性汚れあるいは手脂ほこりなどの
汚れを除去する金属部品用洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】金属部品は素材から製品に加工されるま
で、切削、プレス、穴開けなど様々な加工過程があり、
それぞれの加工にあった加工油を用いている。またその
加工過程に応じた検査工程で各種の検査が行われてい
る。この金属部品に対しての洗浄は、加工後に限らず、
検査工程の前、組立工程の前などで行われている。この
洗浄に用いる洗浄剤としては汚れを除去するばかりでは
なく、洗浄中あるいは洗浄後に部品の表面を変質させな
いなど素材への影響も要求される。
【0003】このような金属部品は従来、トリクロロエ
タン、トリクロロエチレン、エチレンクロライド、フロ
ンなどのハロゲン系溶剤、あるいはケロシン、ベンゼ
ン、キシレンなどの炭化水素系溶剤を用い、浸漬、超音
波、バレルなどの方法で洗浄されてきた。しかし、近年
の地球環境問題あるいは安全指向から水系洗浄剤に代替
するところが増えてきた。
【0004】この水系洗浄剤としては様々な種類が提案
されている。例えば、メッキ工程前などでは、カセイソ
ーダ、アルカリ金属のケイ酸塩、リン酸塩あるいは炭酸
塩と界面活性剤からなるアルカリ脱脂剤からなるアルカ
リ脱脂剤が使用されている。また、最近ではこれらの洗
浄力不足あるいは短寿命点を改良することが行われてい
る。例えば特開昭57−149500号公報では無機ア
ルカリビルダー、有機ビルダー、キレート剤および非イ
オン界面活性剤を必須成分とする金属用の脱脂洗浄剤が
提案されている。また特開平2−225685号公報で
は、界面活性剤、ビルダー、腐食抑制剤およびポリグリ
コールエーテルからなるpH7〜12.5の金属表面用
の水系洗浄剤が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】トリクロロエタン、フ
ロンなどのハロゲン系溶剤は、オゾン層破壊の問題から
モントリオール議定書締結により1996年以降の使用
ができなくなる問題点がある。また、トリクロロエチレ
ン、エチレンクロライドも発癌性があることが指摘さ
れ、人体に対する安全性が低いことが問題となってい
る。一方、ベンゼンなどの炭化水素系溶剤は有機則で規
制の対象となるものが多く、人体に対する安全性に問題
があるばかりでなく、引火性があり、作業上危険であ
る。
【0006】一方、水系洗浄剤を用いて洗浄する場合、
その洗浄に対する洗浄力不足を補うため、ビルダーを添
加したり、高濃度の界面活性剤で洗浄することが多い。
しかし、鉄系金属は水により錆を発生し易い。また、ア
ルミニウム系、銅系の金属もビルダーによって表面変質
し易いという問題点がある。例えば特開昭57−149
50号公報の洗浄剤は鉄系金属に対しては錆を発生させ
ないが、アルミニウムや銅系金属に対しては表面を変質
させている。
【0007】これに対して、特開平2−225685号
公報では、腐食抑制剤を添加するという工夫をしている
が、完全に表面変質を抑えることはできないと共に、洗
浄剤の安定性も悪い。なお、腐食防止剤としては様々な
種類のものが市販されており、これらを洗浄剤に添加す
ることにより、特定種類の金属の錆あるいは腐食を防ぐ
ことができるが、一つの腐食防止剤が全ての種類の金属
の錆あるいは腐食を防止できるような汎用性を有するも
のではない。さらに、ビルダーを含む洗浄剤はリンスが
難しいこと及びリンスした後のリンス水の処理が難しい
ことが以前から指摘されている。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、上述したようなビルダーによる錆発生あ
るいは表面変質が起きる、リンスが難しい、リンス水の
処理が難しいなどの問題点を解決し、金属部品に付着し
ている汚れを高品質で除去することが可能な金属部品用
洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するための本発明の金属用洗浄剤組成物は、化学式R
−O−(CH2 CH2 O)m −CH2 COOM(式中、
Rは炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐のアルキル基、
アルケニル基であり、Mは水素、アルカリ金属、アンモ
ニウムであり、mは2〜10の整数を示す。)で示され
るアルキルエーテルカルボン酸を主成分とするものであ
る。
【0010】また本発明の金属用洗浄剤組成物は、一般
のアニオン性、ノニオン性、カチオン性あるいは両性の
界面活性剤の1種類あるいは数種類の混合物100重量
部に対して、上述した化学式のアルキルエーテルカルボ
ン酸を10〜20重量部混合したものである。
【0011】上述した化学式のアルキルエーテルカルボ
ン酸は、安全性、安定性などに優れた天然の界面活性剤
であり、古くから洗浄剤や乳化剤として用いられている
高級アルコールもしくは中鎖、長鎖のアルコールを出発
物質としている。そして、この出発物質にポリオキシエ
チレン鎖を導入し、さらにカルボキシル化することによ
り得ることができる。このアルキルエーテルカルボン酸
は安全性、安定性、生分解性、分散力、浸透力に優れて
いる。
【0012】また。このアルキルエーテルカルボン酸は
化学式におけるRの種類、Mの種類あるいはmの大きさ
によって性能が少しずつ変化する。例えば、Rの炭素数
が小さいと親油性が低く、大きいと親油性が大きい。そ
して、Rの炭素数があまりに小さいと洗浄力が低下して
しまい、逆に大きすぎると親水性が低下しすぎて、水リ
ンス性が劣る。このためRは炭素数8〜18、より好ま
しくは10〜15の直鎖状のあるいは分岐状ののアルキ
ル基、アルケニル基が適当である。
【0013】一方、Mが水素の場合はアニオン性と非イ
オン性の性能を有しており、油等の汚れに対する表面張
力低下能や溶解力に優れている。Mがアルキル金属の場
合は水リンス性、耐硬水性、乳化力、分散力に優れてい
る。
【0014】mは親水性の大きさを示し、大きければ大
きいほど親水性が強いことを示す。また、あまりmが大
きいと親水性が大きすぎて洗浄力が低下する。逆にmが
小さすぎると、親水性が必要以上に低下して、水リンス
性が難しくなる。このため、mは2〜8の整数が適当で
ある。
【0015】上述したアルキルエーテルカルボン酸は、
分子中にカルボキシル基あるいはカルボキシレートイオ
ンを有しているので、金属表面に吸着しやすい性質があ
る。このため、アルキルエーテルカルボン酸を含む洗浄
剤中では被洗浄物の金属表面にアルキルエーテルカルボ
ン酸が選択的に吸着することにより、ビルダーなどから
金属表面を保護して錆の発生や変質を防止することがで
きる。
【0016】このようにアルキルエーテルカルボン酸は
界面活性剤としての能力以外にも、錆や変質等から金属
表面を保護する能力を有している。すなわちアルキルエ
ーテルカルボン酸は界面活性剤であり、かつ腐食防止剤
であるため、このアルキルエーテルカルボン酸を主成分
とする洗浄剤は洗浄力不足を補うためのビルダーあるい
は金属表面保護のための腐食抑制剤を別途、添加する必
要がない。
【0017】本発明において、このアルキルエーテルカ
ルボン酸をアニオン性、ノニオン性、カチオン性あるい
は両性の界面活性剤の1種類あるいは数種類の混合物を
主成分とする洗浄剤組成物に添加することにより、洗浄
力の向上とともに金属表面保護も同時にできる利点があ
る。この時のアルキルエーテルカルボン酸の添加量は上
述した洗浄剤組成物100重量部に対して10〜20重
量部添加することが好ましい。これより少ない場合は金
属表面保護能力が十分に発揮されない虞れがある。
【0018】
【実施例】以下、実施例と比較例を挙げて本発明を詳細
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0019】(実施例1)化学式C1225O(CH2
2 O)5 CH2 COOHからなるアルキルエーテルカ
ルボン酸を主成分とした以下の組成の洗浄剤組成物を作
成した。 C1225O(CH2 CH2 O)5 CH2 COOH 5重量% エタノール 0.5重量% 水 94.5重量%
【0020】洗浄性の試験サンプルとして、ステンレス
SUS304からなるステンレス製の平板(70mm×
70mm)に切削油として、商品名「ユニカットGH3
5」(日本石油(社)製)を0.5g塗布した。このサ
ンプルを25℃に保った上述の組成からなる洗浄剤組成
物で1分間超音波洗浄(40KHz、100W)し、次
に市水で1分間超音波(40KHz、100W)でリン
スした。最後に105℃で10分間で強制乾燥させた。
この後、平板上に残っている切削油の重量を測定した。
【0021】次に、鉄SPCC製、アルミニウムA10
50製及び真鍮C2801製の3種類の平板(いずれも
20mm×50mm)をサンプルとして用いて表面保護
能力の試験を行った。この試験は下記及びの処理を
した後、錆あるいは表面変質の有無を目視観察した。す
なわち常温の上記洗浄剤組成物に24時間浸漬した
後、強制乾燥する。上記洗浄剤組成物に1分間浸漬し
た後、純水で1分間超音波(40KHz、100W)で
リンスし、次にドライヤーで乾燥させ、その後、40
℃、相対湿度95%の雰囲気中に24時間放置する。
【0022】これらの試験の結果を後述する表1に示す
が、洗浄性の試験では、洗浄の前後でサンプルの表面に
変化を起こすことなく、切削油を洗浄できている。また
表面保護能力の試験では、及びのいずれの試験でも
鉄、アルミニウムおよび真鍮の3種類のサンプルの表面
に錆の発生及び表面変質の発生がなかった。
【0023】(実施例2)実施例1のアルキルエーテル
カルボン酸のみをC1327O(CH2 CH2 O) 3 CH
2 COOHに変更し、他は同一とした洗浄剤組成物を作
製した。この洗浄剤組成物を用いて実施例1と全く同様
の洗浄性の試験、及び表面保護性の実験とを行っ
た。洗浄性の試験ではサンプルの表面に変化をおこすこ
となく切削油を洗浄できた。また、表面保護能力の試験
では3種類のサンプル表面に錆あるいは表面変質を起こ
さなかった
【0024】(実施例3)実施例2のアルキルエーテル
カルボン酸に対して、上述した化学式におけるmを大き
くしたC1327O(CH2 CH2 O)6 CH2 COOH
に変更した洗浄剤組成物を作製した。この洗浄剤組成物
を用いて実施例1と全く同様の洗浄性の試験および表面
保護性の実験とを行った。洗浄性の試験ではサンプ
ルの表面に変化をおこすことなく切削油を洗浄できた。
また、表面保護能力の試験では3種類の金属のサンプル
表面に錆あるいは表面変質を起こさなかった。
【0025】(実施例4)実施例3のアルキルエーテル
カルボン酸のみをC1631O(CH2 CH2 O) 6 CH
2 COOHに変更した洗浄剤組成物を作製した。この洗
浄剤組成物を用いて実施例1と全く同様の洗浄性の試験
および表面保護性の実験とを行った。洗浄性の試験
ではサンプルの表面に変化をおこすことなく切削油を洗
浄できた。また、表面保護能力の試験では3種類の金属
のサンプル表面に錆あるいは表面変質を起こさなかっ
た。
【0026】(実施例5)実施例3のアルキルエーテル
カルボン酸に対して、上述した化学式におけるMがナト
リウムであるC1327O(CH2 CH2 O)3 CH2
OONaに変更した洗浄剤組成物を作製した。この洗浄
剤組成物を用いて実施例1と全く同様の洗浄性の試験お
よび表面保護性の実験とを行った。洗浄性の試験で
はサンプルの表面に変化をおこすことなく切削油を洗浄
できた。また、表面保護能力の試験では3種類の金属の
サンプル表面に錆あるいは表面変質を起こさなかった。
【0027】(実施例6)アルキルエーテルカルボン酸
を1種類ではなく、未中和のC1225O(CH2CH2
O)5 CH2 COOH(M=水素)と、中和したC13
27O(CH2 CH 2 O)3 CH2 COONa(M=N
a)の2種類を主成分とした以下の組成の洗浄剤組成物
を作製した。 C1225O(CH2 CH2 O)5 CH2 COOH 2.5重量% C1327O(CH2 CH2 O)3 CH2 COONa 2.5重量% エタノール 0.5重量% 水 94.5重量%
【0028】この洗浄剤組成物を用いて実施例1と全く
同様の洗浄性の試験および表面保護性の実験とを行
った。洗浄性の試験ではサンプルの表面に変化をおこす
ことなく切削油を洗浄できた。また、表面保護能力の試
験では3種類の金属のサンプル表面に錆あるいは表面変
質を起こさなかった。
【0029】表1は以上の実施例1〜6の試験結果を示
す。同表の「洗浄試験」欄における「○」は油の残渣量
が30%以下を、「△」は油の残渣量が30〜50%
を、「×」は油の残渣量が50%以上のものを示す。ま
た同表の「表面保護性試験」における「○」は試験及
びで錆の発生及び表面変質がないものを、「×」は試
験またはで錆の発生または表面変質があったものを
示す。同表から明かなように、アルキルエーテルカルボ
ン酸を変化させたり、−CH2 CH2 O(エチレンオキ
サイド)の付加モル数mを変化させたり、アルキルエー
テルカルボン酸の塩を変化させたり、あるいは数種類の
アルキルエーテルカルボン酸の混合しても、洗浄剤組成
物の洗浄性および表面保護性が優れている。
【0030】
【表1】
【0031】(実施例7)以下の実施例7及び8はアル
キルエーテルカルボン酸をアニオン性あるいはノニオン
性の界面活性剤に添加したものである。この実施例7で
は、実施例3と同様のアルキルエーテルカルボン酸C12
25O(CH2 CH2 O)6 CH2 COOHをノニオン
性界面活性剤を主成分とする洗浄剤「EE−1110」
(オリンパス光学工業(株)製)に添加した以下の組成
の洗浄剤組成物を作製した。 C1327O(CH2 CH2 O)6 CH2 COOH 1重量% EE−1110 10重量% 水 89重量%
【0032】この洗浄剤組成物を用いて実施例1と全く
同様の洗浄性の試験および表面保護性の実験とを行
った。結果を後述する表2に示すが、洗浄性の試験では
サンプルの表面に変化をおこすことなく切削油を洗浄で
きた。また、表面保護能力の試験では3種類の金属のサ
ンプル表面に錆あるいは表面変質を起こさなかった。な
お、上記アルキルエーテルカルボン酸C1225O(CH
2 CH2 O)6 CH2COOHの添加量を1重量%より
少なくして添加した場合は、表面保護性の実験におい
て、鉄に錆が発生し、表面保護性が充分に発揮されなか
った。
【0033】(実施例8)実施例3と同様のアルキルエ
ーテルカルボン酸C1225O(CH2 CH2 O) 6 CH
2 COOHとアニオン性界面活性剤C1225OSO3
aとを含む以下の組成の洗浄剤組成物を作製した。 C1225OSO3 Na 4重量% C1327O(CH2 CH2 O)6 CH2 COOH 1重量% エタノール 0.5重量% 水 94.5重量%
【0034】この洗浄剤組成物を用いて実施例1と全く
同様の洗浄性の試験および表面保護性の実験とを行
った。洗浄性の試験ではサンプルの表面に変化をおこす
ことなく切削油を洗浄できた。また、表面保護能力の試
験では3種類の金属のサンプル表面に錆あるいは表面変
質を起こさなかった。
【0035】表2は以上の実施例7、8の試験結果を示
す。同表の「洗浄試験」欄における「○」は油の残渣量
が30%以下を、「△」は油の残渣量が30〜50%
を、「×」は油の残渣量が50%以上のものを示す。ま
た同表の「表面保護性試験」における「○」は試験及
びで錆の発生及び表面変質がないものを、「×」は試
験またはで錆の発生または表面変質があったものを
示す。同表から明かなように、アルキルエーテルカルボ
ン酸をアニオン性あるいはノニオン性の界面活性剤に添
加した洗浄剤組成物は洗浄性および表面保護が優れてい
る。
【0036】
【表2】
【0037】(比較例1)ビルダーを添加して洗浄力不
足を補っている例として、非イオン性界面活性剤と、ア
ルカリビルダーとを含む以下の組成の洗浄剤組成物を作
製した。 カセイソーダ 1重量% C1225O(CH2 CH2 O)7 H 4重量% エタノール 0.5重量% 水 94.5重量%
【0038】この洗浄剤組成物を用いて実施例1と全く
同様の洗浄性の試験および表面保護性の実験とを行
った。結果を後述する表3に示すが、洗浄性の試験では
油の残渣量が少なく、切削油を充分に洗浄することがで
きた。これに対して、表面保護性試験では、洗浄剤組成
物の液性がアルカリ性のため、鉄を除くアルミニウムそ
真鍮に表面変質が生じ、これらの金属には適用すること
ができないことが判明した。
【0039】(比較例2)ビルダーを添加して洗浄力不
足を補うと共に、表面変質を防止するため防錆剤を添加
した例として、非イオン性界面活性剤と、アルカリビル
ダーと、防錆剤「ノンラストCAL−2」(新日本理科
(社)製)とを含む以下の組成の洗浄剤組成物を作製し
た。 Na2 HPO3 1重量% C9 196 6 O(CH2 CH2 O)7 H 4重量% ノンラストCAL−2 0.5重量% エタノール 0.5重量% 水 94重量%
【0040】この洗浄剤組成物を用いて実施例1と全く
同様の洗浄性の試験および表面保護性の実験とを行
った。洗浄性の試験では油の残渣量が少なく、切削油を
充分に洗浄することができた。これに対して、表面保護
性試験では、洗浄剤組成物の液性がアルカリ性のため、
鉄を除くアルミニウムそ真鍮に表面変質が生じ、これら
の金属には適用することができないことが判明した。
【0041】表3は以上の比較例1、2の試験結果を示
す。同表の「洗浄試験」欄における「○」は油の残渣量
が30%以下を、「△」は油の残渣量が30〜50%
を、「×」は油の残渣量が50%以上のものを示す。ま
た同表の「表面保護性試験」における「○」は試験及
びで錆の発生及び表面変質がないものを、「×」は試
験またはで錆の発生または表面変質があったものを
示す。同表から明かなように、比較例はいずれも、洗浄
性が良好であるが、全ての金属に対して錆あるいは表面
変質を起こすことなく、洗浄することができず、金属の
種類によって適応することができない欠点を有してい
る。
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は化学式R−O−
(CH2 CH2 O)m −CH2 COOM(式中、Rは炭
素数8〜18の直鎖あるいは分岐のアルキル基、アルケ
ニル基であり、Mは水素、アルカリ金属、アンモニウム
を示し、mは2〜8の整数を示す。)で表されるアルキ
ルエーテルカルボン酸を有効成分として含有するもので
あり、各種の金属製部品に対して錆あるいは表面変質が
生じることがなく、リンスが容易であり、いかもオゾン
層の破壊の虞がなく、さらには人体に安全に用いること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富谷 学 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 橋本 悟 東京都板橋区蓮根3丁目24番3号 日本サ ーファクタント工業株式会社内 (72)発明者 佐倉 康寛 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番8号 日光ケミカルズ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で示されるアルキルエーテルカ
    ルボン酸を主成分とすることを特徴とする金属部品用洗
    浄剤組成物。 R−O−(CH2 CH2 O)m −CH2 COOM (式(1)) (式中、Rは炭素数8〜18の直鎖あるいは分岐のアル
    キル基、アルケニル基であり、Mは水素、アルカリ金
    属、アンモニウムを示し、mは2〜8の整数を示す。)
  2. 【請求項2】 アニオン性、ノニオン性、カチオン性あ
    るいは両性の界面活性剤の1種類あるいは数種類の混合
    物100重量部に対して、式(1)で示されるアルキル
    エーテルカルボン酸が10〜20重量部混合されている
    ことを特徴とする金属部品用洗浄剤組成物。
JP8831795A 1995-04-13 1995-04-13 金属部品用洗浄剤組成物 Withdrawn JPH08283974A (ja)

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