JPH08284271A - エキスパンションジョイントカバー - Google Patents

エキスパンションジョイントカバー

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JPH08284271A
JPH08284271A JP8789095A JP8789095A JPH08284271A JP H08284271 A JPH08284271 A JP H08284271A JP 8789095 A JP8789095 A JP 8789095A JP 8789095 A JP8789095 A JP 8789095A JP H08284271 A JPH08284271 A JP H08284271A
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cover
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価にして大きな変位を吸収することができ
るエキスパンションジョイントカバーを提供する。 【構成】 金属製カバー14は、ほぼ一定厚さの板材の表
面15と裏面16に、長さ方向に連続する凹部17,18を形成
してなる。このカバー板14の両側を両建築物11,12にそ
れぞれ固定する固定部材19,19を設ける。 【効果】 目地部13の間隔が拡縮したり、建築物11,12
の壁面11A,12A相互間が相対的に変位したりした場合
は、複数の凹部17,18を形成したカバー板14が変形して
前記拡縮及び変位を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の目地部を隔てて
隣接する両建築物の内壁面、外壁面あるいは屋根面など
に跨がって取付けられ前記目地部を覆うエキスパンショ
ンジョイントカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製等の建築物では、温度変
化による膨脹収縮、コンクリート自体の乾燥収縮、建築
物相互の不同沈下、地震や強風による変動などによっ
て、該建築物の一部に過大な応力が発生する場合があ
る。例えば図13に示すように、隣接して設けられる
大,小建築物1,2では、これら大,小建築物1,2の
自重がそれぞれ異なるため、不同沈下による応力の発生
が予想される。そしてその応力の発生を防止するため、
両者の間にエキスパンションジョイント3と呼ばれる柔
軟な接続部を設け、前記エキスパンションジョイント3
により目地部4が形成される。また、図14に示すよう
に、異なった状態の基礎5,5A上に構築される建築物
6,6A間にもエキスパンションジョイント3が設けら
れ、さらに平面方向に長大な建築物(図示せず)や、複
雑な形状の建築物(図示せず)にもエキスパンションジ
ョイント3が設けられる。
【0003】そしてこのエキスパンションジョイント3
の目地部4に設けるカバーは、単に目地部4を覆うだけ
でなく、隣接する建築物の移動による変位を吸収できる
ように形成されており、例えば実公昭58−49287
号の第1図等には、目地部を隔てて隣接する両建築物の
うち、一方の建築物の壁端部に固着される取付部材と、
この取付部材に遊挿されて移動可能に取付けられる連結
杆と、この連結杆の外端に取付けられて前記目地部を覆
蓋するカバー板と、前記カバー板を両建築物の壁面に向
けて付勢し、かつシール部材を設けたカバー板の両端部
を、両建築物の壁面に圧着させるばねとを備えた目地カ
バーが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記目地カバーでは、
多数の部材を必要とするため、製品コストの削減が難し
く、また、一方の建築物に取付部材を取付け、内板(第
2欄第18行)を連結杆により前記取付部材に取付け、こ
の内板にビス(第2欄第19行)を介してカバー板を取付
け、さらに、このカバー板を取付ける際に、両端側にシ
ール材(第2欄第33〜34行)を設けるものであるため、
取付け作業に手間がかかるという問題があり、地震等で
破損した場合、取換えに多大な費用が必要となる。ま
た、シール材が壁面に摺動するものであるため、繰返し
の摺動により、シール材が損傷してシール性が低下する
問題もある。さらに、一方の建築物に対し他方の建築物
が相対的に揺れた場合(第3欄第15〜17行及び第2
図)、多少の変位は吸収できるものの、内板の内面が建
築物の角部に当たると、一方のシール材(第2図中左
側)が浮き上がって隙間が発生する問題がある。また、
前記カバー板は、目地部に雨水等が侵入することを防止
するだけでなく、その目地部を覆い隠して建築物の外観
を整えるためにも取付けられるものであるため、上記カ
バー板のように平坦面で構成されたものでは、外観意匠
が単調になりやすい面もあった。
【0005】そこで本発明は、安価にして大きな変位を
吸収することができるエキスパンションジョイントカバ
ーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、隣接
する建築物間に設けた目地部を覆うエキスパンションジ
ョイントカバーにおいて、表面と裏面の少なくとも一方
に長さ方向に連続する凹部を形成したほぼ一定厚さの板
材からなる金属製カバー板と、このカバー板の幅方向両
側を前記両建築物にそれぞれ固定する固定部材とを備え
るものである。
【0007】請求項2の発明は、隣接する建築物間に設
けた目地部を覆うエキスパンションジョイントカバーに
おいて、表面と裏面に長さ方向に連続する凹部を幅方向
交互に形成したほぼ一定厚さの板材からなる金属製カバ
ー板と、このカバー板の幅方向両側を前記両建築物にそ
れぞれ固定する固定部材とを備えるものである。
【0008】請求項3の発明は、隣接する建築物間に設
けた目地部を覆うエキスパンションジョイントカバーに
おいて、複数の孔を穿設したほぼ一定厚さの板材からな
る金属製カバー板と、このカバー板の幅方向両側を前記
両建築物にそれぞれ固定する固定部材と、前記カバー板
と前記目地部との間に設けられる弾性止水板とを備える
ものである。
【0009】
【作用】上記請求項1の構成では、目地部の間隔が拡縮
したり、建築物の壁面相互間が相対的に変位したりした
場合は、凹部を形成したカバー板が変形して前記拡縮及
び変位を吸収する。
【0010】上記請求項2の構成では、目地部の間隔が
拡縮したり、建築物の壁面相互間が相対的に変位したり
した場合は、複数の凹部を形成したカバー板が変形して
前記拡縮及び変位を吸収する。
【0011】上記請求項3の構成では、目地部の間隔が
拡縮したり、建築物の壁面相互間が相対的に変位したり
した場合は、複数の孔を形成したカバー板が変形して前
記拡縮及び変位を吸収する。また、弾性止水板により、
孔を通る雨水や埃の目地部への侵入が防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図4は本発明の第1実施例を示
し、同図において、隣接するコンクリート等からなる建
築物11,12の間には、目地部13が形成され、それら建築
物11,12の相互の壁面11A,12Aは同一平面状をなして
いる。前記目地部13を覆う金属製カバー板(以下、カバ
ー板と言う)14は、アルミニウム、ステンレス、チタ
ン、鉄等のほぼ一定厚の金属薄板からなり、ロールホー
ミングや押出成形等により図1に示すように略波形に形
成され、該カバー板14の表面15と裏面16に同形の彎曲状
凹部17,18を幅方向交互に形成し、それら凹部17,18は
カバー板14の長さ方向に連続して形成されている。
【0013】前記カバー板14の幅方向両側は、金属製か
らなる固定部材19,19により前記建築物11,12の壁面11
A,12Aにそれぞれ固定され、その固定部材19は、前記
カバー板14の両側に一体に設ける固定部20と、前記壁面
11A,12Aに固定する固定受部21とからなる。前記固定
部20は、一側片22と他側片23とを一体に有する断面略L
形をなすと共に、前記目地部13の長さ方向に対して前記
カバー板14と等しい長さを有し、工場などで予め前記一
側片22の裏面に前記カバー板14の端縁を密着して重ね合
わせた状態で、両者をボルト・ナットまたはリベットな
どの止着部材24により固定し、あるいは両者を溶着等に
より密着状態で固定している。また、前記固定受部21
は、一側片25と他側片26とを一体に有する断面略L形を
なすと共に、前記目地部13の長さ方向に対して前記カバ
ー板14と等しい長さを有し、前記一側片25の裏面と前記
壁面11A,12Aとの間に、柔軟性合成樹脂、合成ゴム等
の弾性部材よりなるシール部材27を介在し、該一側片25
をアンカーボルト28により前記建築物11,12の角部11
B,12B近傍位置で前記壁面11A,12Aに固定してお
り、前記固定部20の他側片23と前記固定受部21の他側片
26とを、ねじ、ボルト・ナットなどの止着部材29により
密着状態で固定して前記カバー板14を目地部13に固定す
る。
【0014】次に前記構成に付きその作用を説明する
と、建物物11,12の温度変化による膨脹収縮や地震等に
より目地部13の幅方向の間隔が広がると、図2に示すよ
うに、表,裏面15,16の凹部17,18の間隔が広がるよう
にカバー板14が変形し、また、目地部13の幅方向の間隔
が狭まると、図3に示すように、表,裏面15,16の凹部
17,18の間隔が狭まるようにカバー板14が変形し、これ
らの場合いずれもカバー板14本体が変形するだけである
から、固定受部21が移動したり浮き上がったりすること
がなく、シール部材27により固定部材19のシール性が保
たれる。さらに、目地部13の間隔が変わらずに、一方の
建築物11に対して他方の建築物12が相対的に変位した場
合は、表,裏面15,16の凹部17,18の間隔が広がるよう
にカバー板14が変形し、かつカバー板14の固定部20側が
屈曲変形する。さらに、図4は前記相対的な変位が極端
な場合を図示しているが、固定部材19を所定の強度で壁
面11A,12Aに固定すれば、固定部材19を角部11B,12
Bの近傍に固定できるため、大きな変位に対応すること
ができる。また、図4に示した状態よりもさらに前記変
位が大きくなると、建築物11の角部11Bとカバー板14の
裏面16との当接箇所で、カバー板14が屈曲して前記変位
を吸収することができる。
【0015】このように本実施例では請求項1に対応し
て、隣接する建築物11,12間に設けた目地部13を覆うエ
キスパンションジョイントカバーにおいて、表面15と裏
面16の少なくとも一方に長さ方向に連続する凹部17,18
を形成したほぼ一定厚さの板材からなる金属製カバー板
14と、このカバー板14の幅方向両側を両建築物11,12
にそれぞれ固定する固定部材19,19とを備えるもので
あるから、目地部13の間隔が拡縮したり、建築物11,12
の壁面11A,12A相互間が相対的に変位したりした場合
は、凹部17,18を形成したカバー板14が変形して前記拡
縮及び変位を吸収することができる。
【0016】このように本実施例では請求項2に対応し
て、隣接する建築物11,12間に設けた目地部13を覆うエ
キスパンションジョイントカバーにおいて、表面15と裏
面16に長さ方向に連続する凹部17,18を幅方向交互に形
成したほぼ一定厚さの板材からなる金属製カバー板14
と、このカバー板14の幅方向両側を両建築物11,12にそ
れぞれ固定する固定部材19,19とを備えるものであるか
ら、目地部13の間隔が拡縮したり、建築物11,12の壁面
11A,12A相互間が相対的に変位したりした場合は、凹
部17,18を形成したカバー板14が変形して前記拡縮及び
変位を吸収するため、目地部13の大きな変化に対応する
ことができる。そして建築物11,12の移動に伴なう目地
部13の変化をカバー板14自体が変形して吸収するため、
部品点数も少なく構造簡易にして安価なものとなり、し
かも、部品が少ないため、取付け作業も容易となる。さ
らに、カバー板14が変形しても固定部材19は壁面11A,
12Aに固定されているため、シール部材27が摺動等によ
り損傷することなく、長期に渡って良好なシール性を保
持することができる。また、従来では目地部13の広がり
を吸収するため、該目地部13の例えば2倍程度の幅を有
するカバー板が必要であったが、本実施例ではカバー板
14を目地部13とほぼ同幅程度に形成することができるた
め、カバー板14の材料費を削減することができると共
に、カバー板14が不必要に幅広になることがなく、建築
物の外観を損なうことがなく、カバー板14の波形が模様
となって従来の平坦なものに比べて意匠性も向上する。
【0017】また、実施例上の効果として、固定部材19
が固定部20と固定受部21とからなるため、止着部材29に
よりカバー板14の交換を簡便に行うことができる。
【0018】図5は本発明の第2実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して説明すると、この例では、目地部13が、壁面
11Aとこの壁面11Aに直交する壁面12Aとの相互間に形
成されており、その直交する壁面11A,12Aに全体が略
L字状をなすカバー板14Aの両側を固定している。そし
てこの例においても、目地部13の間隔が拡縮したり、他
方の壁面12Aが図中上下に移動したりすると、この目地
部13の変化をカバー板14Aが変形して吸収し、請求項
1,2に対応して第1実施例と同様な作用,効果を有す
る。
【0019】図6は本発明の第3実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、目地部13が、隣接
する建築物11,12の屋根を構成する傾斜した壁面11A,
12A間に形成されており、カバー板14Bは、中央の折線
部31の両側が傾斜した上傾斜部32と、この上傾斜部32の
両端下部に折線部33を介して垂設した側面部34,34とを
有しており、この側面部34の下縁に板片状の固定部20A
を固着し、この固定部20Aの下部を前記固定受部21に固
定し、前記固定部20Aと固定受部21とにより固定部材19
を構成している。そしてこの例においても、目地部13の
間隔が拡縮したり、壁面11A,12Aが相対的に変位する
と、この目地部13の変化は、カバー板14Bが変形すると
共に、折線部31,33を挟む両側の角度が変わることによ
り吸収され、請求項1,2に対応して第1実施例と同様
な作用,効果を有する。
【0020】図7は本発明の第4実施例を示し、上記各
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述する。この例は上記第1ないし第3実施例
のカバー板の変形例であるが、カバー板14を例に説明す
ると、カバー板14の表,裏面15,16に長さ方向に連続す
る三角形形状の凹部17A,18Aを幅方向交互に形成し、
このカバー板14には複数の折線部35が平行に形成されて
いる。また、折線部35を挟み両側がなす角度は鋭角に形
成されている。そして目地部13の拡縮や変位を、カバー
板14の凹部17A,18Aが拡縮して変形すると共に、折線
部35を挟む両側の角度が変わることにより吸収でき、請
求項1,2に対応して第1実施例と同様な作用,効果を
有する。
【0021】図8は本発明の第5実施例を示し、上記各
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述する。この例は上記第1ないし第3実施例
のカバー板の変形例であるが、カバー板14を例に説明す
ると、カバー板14の表,裏面15,16に長さ方向に連続す
る略コ字形形状の凹部17B,18Bを幅方向交互に形成
し、該カバー板14には各凹部17B,18Bに対応して2つ
の折線部36がそれぞれ形成されている。そして目地部13
の拡縮や変位を、カバー板14の凹部17B,18Bが拡縮し
て変形すると共に、折線部36を挟む両側の角度が変わる
ことにより吸収でき、請求項1,2に対応して第1実施
例と同様な作用,効果を有し、特にこの例では、カバー
板14には各凹部17B,18Bに対応して2つの折線部36が
それぞれ形成されているため、これら折線部36を挟む両
側のなす角度θが変化することにより、目地部13の変形
を効果的に吸収することができる。
【0022】図9は本発明の第6実施例を示し、上記各
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述すると、この例は上記第1ないし第3実施
例のカバー板の変形例であるが、カバー板14を例に説明
すると、カバー板14の表,裏面15,16に、長さ方向に連
続し他側面側に拡大する凹部17C,18Cを幅方向交互に
形成し、該カバー板14には各凹部17C,18Cに対応して
2つの折線部37がそれぞれ形成され、該折線部37を挟む
両側の角度θ´が鋭角に形成されている。そして目地部
13の拡縮や変位を、カバー板14の凹部17C,18Cが拡縮
して変形すると共に、折線部37を挟む両側の角度θ´が
変わることにより吸収でき、請求項1,2に対応して第
1実施例と同様な作用,効果を有し、特にこの例では、
折線部37を挟む両側のなす角度θ´を鋭角に形成し、カ
バー板14に複数の重なり部分38があるため、目地部13の
間隔の大きな拡大及び変位に対応することができる。
【0023】図10は本発明の第7実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述する。この例は上記第1ないし第3実施
例のカバー板の変形例であるが、カバー板14を例に説明
すると、カバー板14の幅方向中央と両側にそれぞれ折線
部39,40を形成し、該カバー板14の裏面16に、長さ方向
に連続する三角形状の凹部18Dを1か所形成している。
そして凹部18Dを形成したため、カバー板14がフラット
になるまで目地部13の拡大を吸収することができ、ま
た、目地部13の縮小は、折線部39を挟む両側の角度が狭
まることにより吸収される。
【0024】このように本実施例では請求項1に対応し
て、隣接する建築物11,12間に設けた目地部13を覆うエ
キスパンションジョイントカバーにおいて、表面15と裏
面16の少なくとも一方に、この例では裏面16に長さ方向
に連続する凹部18Dを形成したほぼ一定厚さの板材から
なる金属製カバー板14と、このカバー板14の幅方向両側
を両建築物11,12にそれぞれ固定する固定部材19,19と
を備えるものであるから、目地部13の間隔が拡縮した
り、建築物11,12の壁面11A,12A相互間が相対的に変
位したりした場合は、凹部18Dを形成したカバー板14が
変形して前記拡縮及び変位を吸収することができる。
【0025】図11及び図12は本発明の第8実施例を
示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、カバー板14Cは、ア
ルミニウム、ステンレス、チタン、鉄等のほぼ一定厚の
金属薄板に、模様となる複数の孔41を穿設し、これによ
りカバー板14Cを変形可能に構成したものであり、図1
2の正面図は、角型の孔41を千鳥状に整列配置したもの
を示している。尚、図12においては、上下の孔41を省
略して図示しているが、孔41はカバー板14Cの全長に設
けられるものである。また、前記カバー板14Cの裏面16
と前記目地部13との間には、ゴムなどの弾性材料からな
る弾性止水板42が設けられ、この弾性止水板42の両縁
を、前記固定受部21の一側片25の表面に接着したり、前
記アンカーボルト28により止着したりして密着状態で固
定している。また、前記弾性止水板42は目地部13の幅間
隔より幅広なものが用いられ、前記止水板42は黒などの
暗色で艶消し加工を施したものが用いられる。
【0026】そして目地部13の幅方向の間隔が狭まる
と、図11の一点鎖線に示すように、孔41を穿設して変
形可能となってカバー板14Cが表,裏面15,16のどちら
側かに彎曲変形し、固定部材19は損傷することがなく、
一方、目地部13の幅方向の間隔が広がると、孔41が幅方
向に広がるようにしてカバー板14Cが弾性変形し、さら
に大きく広がると塑性変形するため、固定部材19が損傷
することがない。また、図12の矢印Yに示す目地部13
の間隔が広がる移動と矢印Y´に示す壁面11A,12A相
互の逆方向の移動が同時に生じると、カバー板14Cが弾
性変形し、さらには塑性変形することにより固定部材19
が損傷することがない。
【0027】このように本実施例では請求項3に対応し
て、隣接する建築物11,12間に設けた目地部13を覆うエ
キスパンションジョイントカバーにおいて、複数の孔41
を穿設したほぼ一定厚さの板材からなる金属製カバー板
14Cと、このカバー板14Cの幅方向両側を両建築物11,
12にそれぞれ固定する固定部材19,19と、カバー板14C
と目地部13との間に設けられる弾性止水板42とを備える
ものであるから、目地部13の間隔が拡縮したり、建築物
11,12の壁面11A,12A相互間が相対的に変位したりし
た場合は、複数の孔41を形成したカバー板14Cが変形し
て前記拡縮及び変位を吸収することができ、特に本実施
例のカバー板14Cは拡大と変位が同時に発生する場合で
も、カバー板14Cが弾性変形し、さらには塑性変形する
ため、固定部材19を損傷することを防止できる。また、
孔41を通る雨水や埃は弾性止水板42により目地部13への
侵入が防止され、さらに、孔41を通して裏面側の止水板
42を覗くことはできるが、該止水板42により目地部13の
奥が見えることはなく、逆に、その孔41のなす模様によ
りカバー板14Cの外観が従来にない変化に富んだものと
なり、意匠性が向上する。
【0028】また、実施例上の効果として、黒などの暗
色で艶消し加工を施した止水板42を用いることにより、
孔41の奥の止水板42が目立つことがない。
【0029】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えばカバー板の材質は、金属であれ
ば実施例に限定されるものではない。また、カバー板の
色は適宜選定可能であり、該カバー板をカラーアルミ板
から形成すれば、好みの色彩が得られる。また、孔の形
状は、正方形に限らず、丸、菱形、多角形など適宜選定
可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、隣接する建築物間に
設けた目地部を覆うエキスパンションジョイントカバー
において、表面と裏面の少なくとも一方に長さ方向に連
続する凹部を形成したほぼ一定厚さの板材からなる金属
製カバー板と、このカバー板の幅方向両側を前記両建築
物にそれぞれ固定する固定部材とを備えるものであり、
安価にして目地部の変位を吸収することができるエキス
パンションジョイントカバーを提供することができる。
【0031】請求項2の発明は、隣接する建築物間に設
けた目地部を覆うエキスパンションジョイントカバーに
おいて、表面と裏面に長さ方向に連続する凹部を幅方向
交互に形成したほぼ一定厚さの板材からなる金属製カバ
ー板と、このカバー板の幅方向両側を前記両建築物にそ
れぞれ固定する固定部材とを備えるものであり、安価に
して目地部の大きな変位を吸収することができるエキス
パンションジョイントカバーを提供することができる。
【0032】請求項3の発明は、隣接する建築物間に設
けた目地部を覆うエキスパンションジョイントカバーに
おいて、複数の孔を穿設したほぼ一定厚さの板材からな
る金属製カバー板と、このカバー板の幅方向両側を前記
両建築物にそれぞれ固定する固定部材と、前記カバー板
と前記目地部との間に設けられる弾性止水板とを備える
ものであり、安価にして目地部の変位を吸収することが
できるエキスパンションジョイントカバーを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す目地部が拡大した状
態の断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す目地部が縮小した状
態の断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す建築物が相対的に変
位した状態の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の第6実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第7実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の第8実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第8実施例を示す正面図である。
【図13】建築物の目地部を示す斜視図である。
【図14】建築物の目地部を示す一部を断面にした斜視
図である。
【符号の説明】
11 12 建築物 11A 12A 壁面 13 目地部 14 14A 14B 14C カバー板 15 表面 16 裏面 17 17A 17B 17C 凹部 18 18A 18B 18C 18D 凹部 19 固定部材 41 孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する建築物間に設けた目地部を覆う
    エキスパンションジョイントカバーにおいて、表面と裏
    面の少なくとも一方に長さ方向に連続する凹部を形成し
    たほぼ一定厚さの板材からなる金属製カバー板と、この
    カバー板の幅方向両側を前記両建築物にそれぞれ固定す
    る固定部材とを備えることを特徴とするエキスパンショ
    ンジョイントカバー。
  2. 【請求項2】 隣接する建築物間に設けた目地部を覆う
    エキスパンションジョイントカバーにおいて、表面と裏
    面に長さ方向に連続する凹部を幅方向交互に形成したほ
    ぼ一定厚さの板材からなる金属製カバー板と、このカバ
    ー板の幅方向両側を前記両建築物にそれぞれ固定する固
    定部材とを備えることを特徴とするエキスパンションジ
    ョイントカバー。
  3. 【請求項3】 隣接する建築物間に設けた目地部を覆う
    エキスパンションジョイントカバーにおいて、複数の孔
    を穿設したほぼ一定厚さの板材からなる金属製カバー板
    と、このカバー板の幅方向両側を前記両建築物にそれぞ
    れ固定する固定部材と、前記カバー板と前記目地部との
    間に設けられる弾性止水板とを備えることを特徴とする
    エキスパンションジョイントカバー。
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