JPH08284716A - 内燃機関の空燃比学習制御方法 - Google Patents
内燃機関の空燃比学習制御方法Info
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- JPH08284716A JPH08284716A JP8966295A JP8966295A JPH08284716A JP H08284716 A JPH08284716 A JP H08284716A JP 8966295 A JP8966295 A JP 8966295A JP 8966295 A JP8966295 A JP 8966295A JP H08284716 A JPH08284716 A JP H08284716A
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Links
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】1の学習領域を学習した際に、残る学習領域に
ついても見掛上学習されたのと同等に学習値を更新し
て、学習領域全体の学習精度を均一化する。 【構成】排気系にO2センサを装備した内燃機関におい
て、運転領域に対して負荷と内燃機関の回転数とに基づ
いて設定された複数の学習領域における前記O2センサ
から出力される出力信号に基づく空燃比と目標空燃比と
のずれを学習値として学習する内燃機関の空燃比学習制
御方法であって、所定の条件が満たされた際にその時の
運転状態に対応する学習領域における学習値を学習し、
この時点で未学習のそれぞれの学習領域に対する学習し
た学習領域についての位置情報により反映比率を設定
し、設定した反映比率と学習した学習値とに基づいて未
学習のそれぞれの学習領域の学習値を更新する。
ついても見掛上学習されたのと同等に学習値を更新し
て、学習領域全体の学習精度を均一化する。 【構成】排気系にO2センサを装備した内燃機関におい
て、運転領域に対して負荷と内燃機関の回転数とに基づ
いて設定された複数の学習領域における前記O2センサ
から出力される出力信号に基づく空燃比と目標空燃比と
のずれを学習値として学習する内燃機関の空燃比学習制
御方法であって、所定の条件が満たされた際にその時の
運転状態に対応する学習領域における学習値を学習し、
この時点で未学習のそれぞれの学習領域に対する学習し
た学習領域についての位置情報により反映比率を設定
し、設定した反映比率と学習した学習値とに基づいて未
学習のそれぞれの学習領域の学習値を更新する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車用の内
燃機関において、実際の空燃比と目標空燃比とのずれを
学習する内燃機関の空燃比学習制御方法に関するもので
ある。
燃機関において、実際の空燃比と目標空燃比とのずれを
学習する内燃機関の空燃比学習制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、スロットル開度とエンジン回転数
とに基づいて燃料噴射量を決定するいわゆるα−Nシス
テムと呼ばれる燃料噴射方式を採用する内燃機関が知ら
れている(例えば、特開昭60−62627号公報)。
この種のシステムにおける空燃比の制御は、空気流量又
は吸入空気圧とエンジン回転数と基づいて燃料噴射量を
決定する方式のものと同様に、O2センサから出力され
る電圧信号に基づいてフィードバック制御を行う際に、
その電圧信号の変化に応じて決定されるA/Fフィード
バック補正係数FAFを用いて基本噴射時間を補正し、
実際の空燃比が理論空燃比となるように燃料噴射量を補
正するものである。また、空燃比の学習制御は、A/F
フィードバック補正係数FAFの推移を一定期間毎に把
握して、設定された学習ゾーン毎にその推移状態に基づ
いて学習補正値を更新し、学習補正値によりA/Fフィ
ードバック補正係数FAFを補正するようにしている。
とに基づいて燃料噴射量を決定するいわゆるα−Nシス
テムと呼ばれる燃料噴射方式を採用する内燃機関が知ら
れている(例えば、特開昭60−62627号公報)。
この種のシステムにおける空燃比の制御は、空気流量又
は吸入空気圧とエンジン回転数と基づいて燃料噴射量を
決定する方式のものと同様に、O2センサから出力され
る電圧信号に基づいてフィードバック制御を行う際に、
その電圧信号の変化に応じて決定されるA/Fフィード
バック補正係数FAFを用いて基本噴射時間を補正し、
実際の空燃比が理論空燃比となるように燃料噴射量を補
正するものである。また、空燃比の学習制御は、A/F
フィードバック補正係数FAFの推移を一定期間毎に把
握して、設定された学習ゾーン毎にその推移状態に基づ
いて学習補正値を更新し、学習補正値によりA/Fフィ
ードバック補正係数FAFを補正するようにしている。
【0003】ところで、このようなα−Nシステムで
は、例えば高地やその行き帰りの登坂及び降坂時での走
行では、大気圧の変化に対応する補正が行えないことが
ある。このような大気圧条件が大きく変化した場合、空
燃比が大きくずれ、ドライバビリティを悪くすることが
あるが、登坂及び降坂時にも学習を行うことにより大気
圧の変化に対応させて空燃比を制御することが可能にな
る。
は、例えば高地やその行き帰りの登坂及び降坂時での走
行では、大気圧の変化に対応する補正が行えないことが
ある。このような大気圧条件が大きく変化した場合、空
燃比が大きくずれ、ドライバビリティを悪くすることが
あるが、登坂及び降坂時にも学習を行うことにより大気
圧の変化に対応させて空燃比を制御することが可能にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、登降坂
運転時では、通常の学習制御の場合に比べてその時の運
転領域に対応する学習ゾーンが少なく、一部の学習ゾー
ンで学習が行われるにすぎず、残りの学習ゾーンについ
ては未学習のままになるものである。つまり、一部の学
習ゾーンでは、運転領域に応じて適正に学習が行われる
が、それ以外の運転領域では学習が行われずに大気圧条
件が変化する前の学習補正値がそのまま保持されること
になる。そして、運転状態が変化し、例えば登坂時の運
転状態から平坦路の運転状態に変化し、未学習ゾーンの
運転領域に至った場合、空燃比が大きくず、ドライバビ
リティやエミッションが悪くなったりする。
運転時では、通常の学習制御の場合に比べてその時の運
転領域に対応する学習ゾーンが少なく、一部の学習ゾー
ンで学習が行われるにすぎず、残りの学習ゾーンについ
ては未学習のままになるものである。つまり、一部の学
習ゾーンでは、運転領域に応じて適正に学習が行われる
が、それ以外の運転領域では学習が行われずに大気圧条
件が変化する前の学習補正値がそのまま保持されること
になる。そして、運転状態が変化し、例えば登坂時の運
転状態から平坦路の運転状態に変化し、未学習ゾーンの
運転領域に至った場合、空燃比が大きくず、ドライバビ
リティやエミッションが悪くなったりする。
【0005】このような不具合に鑑みて、ある学習ゾー
ンが学習された場合に、未学習ゾーンに対して学習ゾー
ン内の学習補正値の最大値に基づいて学習補正値を設定
し、その学習補正値により空燃比制御のパラメータとし
て使用する空燃比制御装置が知られている(例えば、特
開平2−136537号公報)。ところが、このように
学習補正値の最大値に基づいて一律に未学習ゾーンの学
習補正値を設定すると、学習ゾーンによっては必ずしも
適正な値とはならず、そのためドライバビリティやエミ
ッションが改善されない場合がある。
ンが学習された場合に、未学習ゾーンに対して学習ゾー
ン内の学習補正値の最大値に基づいて学習補正値を設定
し、その学習補正値により空燃比制御のパラメータとし
て使用する空燃比制御装置が知られている(例えば、特
開平2−136537号公報)。ところが、このように
学習補正値の最大値に基づいて一律に未学習ゾーンの学
習補正値を設定すると、学習ゾーンによっては必ずしも
適正な値とはならず、そのためドライバビリティやエミ
ッションが改善されない場合がある。
【0006】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る内燃機関の空燃比学習制御
方法は、排気系にO2センサを装備した内燃機関におい
て、運転領域に対して負荷と内燃機関の回転数とに基づ
いて設定された複数の学習領域における前記O2センサ
から出力される出力信号に基づく空燃比と目標空燃比と
のずれを学習値として学習する内燃機関の空燃比学習制
御方法であって、所定の条件が満たされた際にその時の
運転状態に対応する学習領域における学習値を学習し、
この時点で未学習のそれぞれの学習領域に対する学習し
た学習領域についての位置情報により反映比率を設定
し、設定した反映比率と学習した学習値とに基づいて未
学習のそれぞれの学習領域の学習値を更新することを特
徴とする。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る内燃機関の空燃比学習制御
方法は、排気系にO2センサを装備した内燃機関におい
て、運転領域に対して負荷と内燃機関の回転数とに基づ
いて設定された複数の学習領域における前記O2センサ
から出力される出力信号に基づく空燃比と目標空燃比と
のずれを学習値として学習する内燃機関の空燃比学習制
御方法であって、所定の条件が満たされた際にその時の
運転状態に対応する学習領域における学習値を学習し、
この時点で未学習のそれぞれの学習領域に対する学習し
た学習領域についての位置情報により反映比率を設定
し、設定した反映比率と学習した学習値とに基づいて未
学習のそれぞれの学習領域の学習値を更新することを特
徴とする。
【0008】
【作用】このような構成のものであれば、ある学習領域
において学習が行われると、それ以外の未学習の学習領
域では、そのそれぞれの学習領域と学習を行った学習領
域との関係により設定される反映比率と学習された学習
値とに基づいて、設定される学習値が異なることにな
る。すなわち、未学習の学習領域それぞれと学習した学
習領域との位置関係に応じた反映比率と学習した学習値
とに基づいて未学習のそれぞれの学習領域の学習値を更
新するため、学習した学習領域に対する未学習の学習領
域の関係が異なれば、設定される反映比率が異なり、未
学習の学習領域のすべてにおいて一様な学習値とはなら
ない。したがって、例えば、大気圧が変化して吸入空気
量に変動が生じた場合に、部分的な学習領域でのみ学習
が行われても、その際の学習値を未学習のそれぞれの学
習領域に適正に反映させることが可能になる。
において学習が行われると、それ以外の未学習の学習領
域では、そのそれぞれの学習領域と学習を行った学習領
域との関係により設定される反映比率と学習された学習
値とに基づいて、設定される学習値が異なることにな
る。すなわち、未学習の学習領域それぞれと学習した学
習領域との位置関係に応じた反映比率と学習した学習値
とに基づいて未学習のそれぞれの学習領域の学習値を更
新するため、学習した学習領域に対する未学習の学習領
域の関係が異なれば、設定される反映比率が異なり、未
学習の学習領域のすべてにおいて一様な学習値とはなら
ない。したがって、例えば、大気圧が変化して吸入空気
量に変動が生じた場合に、部分的な学習領域でのみ学習
が行われても、その際の学習値を未学習のそれぞれの学
習領域に適正に反映させることが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0010】図1に概略的に示したエンジン100は自
動車用のもので、その吸気系1には図示しないアクセル
ペダルに応動して開閉するスロットルバルブ2が配設さ
れ、その下流側にはサージタンク3が設けられている。
サージタンク3に連通する吸気系1の吸気マニホルド4
の一方の端部近傍には、さらに燃料噴射弁5が設けてあ
り、この燃料噴射弁5を、電子制御装置6により制御す
るようにしている。また排気系20には、排気ガス中の
酸素濃度を測定するためのO2センサ21が、図示しな
いマフラに至るまでの管路に配設された三元触媒22の
上流の位置に取り付けられている。このO2センサ21
からは、酸素濃度に対応して電圧信号hが出力される。
動車用のもので、その吸気系1には図示しないアクセル
ペダルに応動して開閉するスロットルバルブ2が配設さ
れ、その下流側にはサージタンク3が設けられている。
サージタンク3に連通する吸気系1の吸気マニホルド4
の一方の端部近傍には、さらに燃料噴射弁5が設けてあ
り、この燃料噴射弁5を、電子制御装置6により制御す
るようにしている。また排気系20には、排気ガス中の
酸素濃度を測定するためのO2センサ21が、図示しな
いマフラに至るまでの管路に配設された三元触媒22の
上流の位置に取り付けられている。このO2センサ21
からは、酸素濃度に対応して電圧信号hが出力される。
【0011】電子制御装置6は、中央演算処理装置7
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。記憶装置8に
は、後述する学習ゾーンKGj(以下、ゾーンと略称す
る)に対応して設定される記憶領域に、学習値である空
燃比学習補正値KGJの最新値が記憶されるように構成
してある。入力インターフェース9には、エンジン回転
数NE、気筒判別、及びクランク角度基準位置を検出す
るためのカムポジションセンサ14から出力される回転
数信号Ne、気筒判別信号G1、及びクランク角度基準
位置信号G2、車速を検出するための車速センサ15か
ら出力される車速信号c、スロットルバルブ2の開度を
検出するためのスロットルセンサ16から出力されるス
ロットル開度信号d、エンジンの冷却水温を検出するた
めの水温センサ17から出力される水温信号e、上記し
たO2センサ21から出力される電圧信号hなどが入力
される。一方、出力インターフェース11からは、燃料
噴射弁5に対して燃料噴射信号fが、またスパークプラ
グ18に対してイグニッションパルスgが出力されるよ
うになっている。
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。記憶装置8に
は、後述する学習ゾーンKGj(以下、ゾーンと略称す
る)に対応して設定される記憶領域に、学習値である空
燃比学習補正値KGJの最新値が記憶されるように構成
してある。入力インターフェース9には、エンジン回転
数NE、気筒判別、及びクランク角度基準位置を検出す
るためのカムポジションセンサ14から出力される回転
数信号Ne、気筒判別信号G1、及びクランク角度基準
位置信号G2、車速を検出するための車速センサ15か
ら出力される車速信号c、スロットルバルブ2の開度を
検出するためのスロットルセンサ16から出力されるス
ロットル開度信号d、エンジンの冷却水温を検出するた
めの水温センサ17から出力される水温信号e、上記し
たO2センサ21から出力される電圧信号hなどが入力
される。一方、出力インターフェース11からは、燃料
噴射弁5に対して燃料噴射信号fが、またスパークプラ
グ18に対してイグニッションパルスgが出力されるよ
うになっている。
【0012】電子制御装置6には、スロットルセンサ1
6から出力されるスロットル開度信号dとカムポジショ
ンセンサ14から出力される回転数信号Neとを主な情
報とし、フィードバック制御中においては少なくともA
/Fフィードバック補正係数FAF及びA/F学習補正
係数KGで基本噴射時間TPを補正して燃料噴射弁開成
時間すなわちインジェクタ最終通電時間Tを決定し、そ
の決定された通電時間により燃料噴射弁5を制御して、
エンジン負荷に応じた燃料を該燃料噴射弁5から吸気系
1に噴射させるためのプログラムが内蔵してある。しか
もこのプログラムにおいては、運転領域に対して負荷と
エンジン回転数NEとに基づいて設定された複数の学習
領域たるゾーンKGjにおけるO2センサ21から出力
される出力信号に基づく空燃比と目標空燃比とのずれを
空燃比学習補正値KGJとして学習するように構成して
あり、所定の条件が満たされた際にその時の運転状態に
対応するゾーンKGjにおける空燃比学習補正値KGJ
を学習し、この時点で未学習のそれぞれのゾーンKGj
に対する学習したゾーンKGjについての位置情報によ
り反映比率を設定し、設定した反映比率と学習した空燃
比学習補正値KGJとに基づいて未学習のそれぞれのゾ
ーンKGjの空燃比学習補正値KGJを更新するように
プログラミングされている。
6から出力されるスロットル開度信号dとカムポジショ
ンセンサ14から出力される回転数信号Neとを主な情
報とし、フィードバック制御中においては少なくともA
/Fフィードバック補正係数FAF及びA/F学習補正
係数KGで基本噴射時間TPを補正して燃料噴射弁開成
時間すなわちインジェクタ最終通電時間Tを決定し、そ
の決定された通電時間により燃料噴射弁5を制御して、
エンジン負荷に応じた燃料を該燃料噴射弁5から吸気系
1に噴射させるためのプログラムが内蔵してある。しか
もこのプログラムにおいては、運転領域に対して負荷と
エンジン回転数NEとに基づいて設定された複数の学習
領域たるゾーンKGjにおけるO2センサ21から出力
される出力信号に基づく空燃比と目標空燃比とのずれを
空燃比学習補正値KGJとして学習するように構成して
あり、所定の条件が満たされた際にその時の運転状態に
対応するゾーンKGjにおける空燃比学習補正値KGJ
を学習し、この時点で未学習のそれぞれのゾーンKGj
に対する学習したゾーンKGjについての位置情報によ
り反映比率を設定し、設定した反映比率と学習した空燃
比学習補正値KGJとに基づいて未学習のそれぞれのゾ
ーンKGjの空燃比学習補正値KGJを更新するように
プログラミングされている。
【0013】このプログラムについては、負荷の極端に
小さい運転領域及び全負荷領域を除く運転領域に対応し
てゾーンKGjが設定されている。ゾーンKGjは、負
荷の状態を反映する基本噴射時間TPとエンジン回転数
NEとにより設定されるもので、図2に示すように、負
荷の小さい領域から大きな領域まで16に区成されてい
る。それぞれのゾーンKGjには、相互に隣接するゾー
ンKGjとの関係を示す位置情報が付加されている。す
なわち、最も負荷の小さい領域となる第1ゾーンKG1
に対しては、第2、第5及び第6ゾーンKG2,KG
5,KG6が隣接し、第3、第7、第9、第10及び第
11ゾーンKG3,GK7,KG9,KG10,KG1
1が1ゾーン隔てて隣接し、さらに第4、第8、第12
及び第13〜第16ゾーンKG4,KG8,KG12,
KG13〜16が2ゾーン隔てて隣接している、といっ
た位置情報が付加される。なお、この実施例では16の
ゾーンに区成しているが、ゾーン数はこれに限定される
ものではない。
小さい運転領域及び全負荷領域を除く運転領域に対応し
てゾーンKGjが設定されている。ゾーンKGjは、負
荷の状態を反映する基本噴射時間TPとエンジン回転数
NEとにより設定されるもので、図2に示すように、負
荷の小さい領域から大きな領域まで16に区成されてい
る。それぞれのゾーンKGjには、相互に隣接するゾー
ンKGjとの関係を示す位置情報が付加されている。す
なわち、最も負荷の小さい領域となる第1ゾーンKG1
に対しては、第2、第5及び第6ゾーンKG2,KG
5,KG6が隣接し、第3、第7、第9、第10及び第
11ゾーンKG3,GK7,KG9,KG10,KG1
1が1ゾーン隔てて隣接し、さらに第4、第8、第12
及び第13〜第16ゾーンKG4,KG8,KG12,
KG13〜16が2ゾーン隔てて隣接している、といっ
た位置情報が付加される。なお、この実施例では16の
ゾーンに区成しているが、ゾーン数はこれに限定される
ものではない。
【0014】この空燃比学習制御プログラムの概要は、
図3に示すようなものである。
図3に示すようなものである。
【0015】まず、ステップS1では、空燃比フィード
バック制御中であるか否かを判定する。空燃比フィード
バック制御の判定は、所定の運転条件を満たしているか
どうかで判定するもので、運転条件としては、例えば、
冷却水温が所定温度以上であること、加速中でないこ
と、フューエルカット中でないこと等である。空燃比フ
ィードバック制御中である場合はステップS2に進み、
オープン制御中である場合は次のルーチンに移行する。
ステップS2では、この時点で空燃比学習補正値KGJ
を学習(更新)したゾーンKGm(以下、既学習ゾーン
と記す)を判別する。すなわち、その時点のエンジン回
転数NEと基本噴射時間TPとから、第1〜第16ゾー
ンKG1〜16の中から既学習ゾーンKGmを判別す
る。空燃比学習補正値KGJの更新は、冷却水温が設定
水温値以上であること、運転条件がゾーンKGj内にあ
ること、等が成立した場合に、A/Fフィードバック補
正係数FAFがスキップされる毎に実行される。空燃比
学習補正値KGJは、例えば、A/Fフィードバック補
正係数FAFの平均値を演算し、その平均値の大小に基
づいて一定値をゾーンKGjに対応して記憶されている
空燃比学習補正値KGJに加減演算するものであってよ
い。
バック制御中であるか否かを判定する。空燃比フィード
バック制御の判定は、所定の運転条件を満たしているか
どうかで判定するもので、運転条件としては、例えば、
冷却水温が所定温度以上であること、加速中でないこ
と、フューエルカット中でないこと等である。空燃比フ
ィードバック制御中である場合はステップS2に進み、
オープン制御中である場合は次のルーチンに移行する。
ステップS2では、この時点で空燃比学習補正値KGJ
を学習(更新)したゾーンKGm(以下、既学習ゾーン
と記す)を判別する。すなわち、その時点のエンジン回
転数NEと基本噴射時間TPとから、第1〜第16ゾー
ンKG1〜16の中から既学習ゾーンKGmを判別す
る。空燃比学習補正値KGJの更新は、冷却水温が設定
水温値以上であること、運転条件がゾーンKGj内にあ
ること、等が成立した場合に、A/Fフィードバック補
正係数FAFがスキップされる毎に実行される。空燃比
学習補正値KGJは、例えば、A/Fフィードバック補
正係数FAFの平均値を演算し、その平均値の大小に基
づいて一定値をゾーンKGjに対応して記憶されている
空燃比学習補正値KGJに加減演算するものであってよ
い。
【0016】ステップS3では、既学習ゾーンKGmと
未学習のそれぞれのゾーンKGn(以下、未学習ゾーン
と記す)とに付加された位置情報を読み取る。ステップ
S4では、読み取った各位置情報から各未学習ゾーンK
Gn毎の反映比率KHANnを設定する。ステップS5
では、設定した反映比率KHANnと今回更新された空
燃比学習補正値KGJとから、未学習ゾーンKGnを更
新するべく空燃比学習補正値KGJを演算し、各未学習
ゾーンKGnにおいて更新する。反映比率KHANn
は、次のように設定されている。
未学習のそれぞれのゾーンKGn(以下、未学習ゾーン
と記す)とに付加された位置情報を読み取る。ステップ
S4では、読み取った各位置情報から各未学習ゾーンK
Gn毎の反映比率KHANnを設定する。ステップS5
では、設定した反映比率KHANnと今回更新された空
燃比学習補正値KGJとから、未学習ゾーンKGnを更
新するべく空燃比学習補正値KGJを演算し、各未学習
ゾーンKGnにおいて更新する。反映比率KHANn
は、次のように設定されている。
【0017】a)更新の対象となる未学習ゾーンKGn
が、既学習ゾーンKGmの周辺すなわち直接接する状態
で隣接している場合は、KHANn=KHAN1=0.
5。 b)更新の対象となる未学習ゾーンKGnが、既学習ゾ
ーンKGmと1ゾーン隔てて隣接している場合は、KH
ANn=KHAN2=0.25。 c)更新の対象となる未学習ゾーンKGnが、既学習ゾ
ーンKGmと2ゾーン隔てて隣接している場合は、KH
ANn=KHAN3=0.125。 具体的には、例えば図2において、第1ゾーンKG1が
既学習ゾーンKGmである場合には、第2、第5及び第
6ゾーンKG2,KG5,KG6が、0.5の反映比率
KHAN1の対象未学習ゾーンであり、第3、第7、第
9、第10及び第11ゾーンKG3,KG7,KG9,
KG10,KG11が、0.25の反映比率KHAN2
の対象未学習ゾーンとなる。また、例えば、第11ゾー
ンKG11が既学習ゾーンKGmである場合は、第6、
第7、第8、第10、第12、第14、第15及び第1
6ゾーンKG6,KG7,KG8,KG10,KG1
2,KG14,KG15,KG16が0.5の反映比率
KHAN1の対象未学習ゾーンとなる。そして、各未学
習ゾーンKGnに対する空燃比学習補正値KGJは、設
定された反映比率KHANnと既学習ゾーンKGmの空
燃比学習補正値KGJとの積を演算して設定される。
が、既学習ゾーンKGmの周辺すなわち直接接する状態
で隣接している場合は、KHANn=KHAN1=0.
5。 b)更新の対象となる未学習ゾーンKGnが、既学習ゾ
ーンKGmと1ゾーン隔てて隣接している場合は、KH
ANn=KHAN2=0.25。 c)更新の対象となる未学習ゾーンKGnが、既学習ゾ
ーンKGmと2ゾーン隔てて隣接している場合は、KH
ANn=KHAN3=0.125。 具体的には、例えば図2において、第1ゾーンKG1が
既学習ゾーンKGmである場合には、第2、第5及び第
6ゾーンKG2,KG5,KG6が、0.5の反映比率
KHAN1の対象未学習ゾーンであり、第3、第7、第
9、第10及び第11ゾーンKG3,KG7,KG9,
KG10,KG11が、0.25の反映比率KHAN2
の対象未学習ゾーンとなる。また、例えば、第11ゾー
ンKG11が既学習ゾーンKGmである場合は、第6、
第7、第8、第10、第12、第14、第15及び第1
6ゾーンKG6,KG7,KG8,KG10,KG1
2,KG14,KG15,KG16が0.5の反映比率
KHAN1の対象未学習ゾーンとなる。そして、各未学
習ゾーンKGnに対する空燃比学習補正値KGJは、設
定された反映比率KHANnと既学習ゾーンKGmの空
燃比学習補正値KGJとの積を演算して設定される。
【0018】このような構成において、フィードバック
制御中にあっては、制御は、ステップS1→S2→S3
→S4→S5と進み、学習されたゾーンKGm以外のゾ
ーンKGnについても、既学習ゾーンKGmに対する位
置関係を考慮して空燃比学習補正値KGJが更新され
る。例えば、図2に示すように、第1ゾーンKG1にお
いて空燃比学習補正値KGJを30%更新した場合に
は、第1ゾーンKG1に隣接する第2、第5及び第6ゾ
ーンKG2,KG5,KG6では空燃比学習補正値KG
Jが15%(=30×0.5)更新され、第3、第7、
第9、第10及び第11ゾーンKG3,KG7,KG
9,KG10,KG11では7.5%更新される。この
ように、学習されたゾーンKGmに近い位置関係の未学
習ゾーンKGnほど更新する比率を大きくし、遠くにな
るほど比率を小さくするので、未学習ゾーンKGnの空
燃比学習補正値KGJに対する影響を、吸入空気量に応
じて制御することができる。このため、特定の1あるい
は複数のゾーンKGjが繰り返し学習されるような運転
状態にあっても、ゾーンKGj全体が学習されるので、
運転状態が変化した場合にゾーンKGjが移行しても、
適正な空燃比学習補正値KGJにより目標空燃比に維持
することができ、ドライバビリティやエミッションの悪
化を防止することができる。
制御中にあっては、制御は、ステップS1→S2→S3
→S4→S5と進み、学習されたゾーンKGm以外のゾ
ーンKGnについても、既学習ゾーンKGmに対する位
置関係を考慮して空燃比学習補正値KGJが更新され
る。例えば、図2に示すように、第1ゾーンKG1にお
いて空燃比学習補正値KGJを30%更新した場合に
は、第1ゾーンKG1に隣接する第2、第5及び第6ゾ
ーンKG2,KG5,KG6では空燃比学習補正値KG
Jが15%(=30×0.5)更新され、第3、第7、
第9、第10及び第11ゾーンKG3,KG7,KG
9,KG10,KG11では7.5%更新される。この
ように、学習されたゾーンKGmに近い位置関係の未学
習ゾーンKGnほど更新する比率を大きくし、遠くにな
るほど比率を小さくするので、未学習ゾーンKGnの空
燃比学習補正値KGJに対する影響を、吸入空気量に応
じて制御することができる。このため、特定の1あるい
は複数のゾーンKGjが繰り返し学習されるような運転
状態にあっても、ゾーンKGj全体が学習されるので、
運転状態が変化した場合にゾーンKGjが移行しても、
適正な空燃比学習補正値KGJにより目標空燃比に維持
することができ、ドライバビリティやエミッションの悪
化を防止することができる。
【0019】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。例えば、上記実施例に示したよう
に、学習値は、A/Fフィードバック補正係数FAFの
平均値に応じて一定値を加減するもの以外に、その平均
値とA/Fフィードバック補正係数FAFの制御中心と
のずれに基づいて演算するものであってもよい。なお、
A/Fフィードバック補正係数FAFの演算は、O2セ
ンサ21の出力信号が反転してA/Fフィードバック補
正係数FAFをスキップさせる場合と前回の演算から所
定の時間が経過した後の時点とのいずれか一方に運転状
態がなった場合に行う。また、平均値は、前回演算した
A/Fフィードバック補正係数FAFと今回演算した物
との相加平均を採用するものとする。
されるものではない。例えば、上記実施例に示したよう
に、学習値は、A/Fフィードバック補正係数FAFの
平均値に応じて一定値を加減するもの以外に、その平均
値とA/Fフィードバック補正係数FAFの制御中心と
のずれに基づいて演算するものであってもよい。なお、
A/Fフィードバック補正係数FAFの演算は、O2セ
ンサ21の出力信号が反転してA/Fフィードバック補
正係数FAFをスキップさせる場合と前回の演算から所
定の時間が経過した後の時点とのいずれか一方に運転状
態がなった場合に行う。また、平均値は、前回演算した
A/Fフィードバック補正係数FAFと今回演算した物
との相加平均を採用するものとする。
【0020】具体的には、図4に示すフローチャートに
示すように、まずステップS11において、A/Fフィ
ードバック補正係数FAFの平均値である平均フィード
バック補正係数FAFAVと目標空燃比に対応する制御
中心との偏差を示す偏差DAFと偏差DAFの加算値D
AFTOTALと偏差DAFの変化を示す変化値DDA
Fとを、下式により演算する。
示すように、まずステップS11において、A/Fフィ
ードバック補正係数FAFの平均値である平均フィード
バック補正係数FAFAVと目標空燃比に対応する制御
中心との偏差を示す偏差DAFと偏差DAFの加算値D
AFTOTALと偏差DAFの変化を示す変化値DDA
Fとを、下式により演算する。
【0021】DAFn=FAFAVn−1.0 DAFTOTALn=DAFTOTALn−1+DAF
n/8 DDAFn=DAFn−DAFn−1 ただし、nは正の整数 ステップS12では、ステップS11にて得られた偏差
DAF、偏差DAFの加算値DAFTOTAL及び変化
値DDAFにそれぞれ係数を乗じて学習比例値KG
Pn、学習積分値KGIn及び学習微分値KGDnを計
算し、平均フィードバック補正係数FAFAVを演算す
るタイミング毎に、学習比例値KGPn、学習積分値K
GIn及び学習微分値KGDnからA/F学習補正係数
KGXを下式に基づいて演算する。演算されたA/F学
習補正係数KGXは記憶装置8に格納される。
n/8 DDAFn=DAFn−DAFn−1 ただし、nは正の整数 ステップS12では、ステップS11にて得られた偏差
DAF、偏差DAFの加算値DAFTOTAL及び変化
値DDAFにそれぞれ係数を乗じて学習比例値KG
Pn、学習積分値KGIn及び学習微分値KGDnを計
算し、平均フィードバック補正係数FAFAVを演算す
るタイミング毎に、学習比例値KGPn、学習積分値K
GIn及び学習微分値KGDnからA/F学習補正係数
KGXを下式に基づいて演算する。演算されたA/F学
習補正係数KGXは記憶装置8に格納される。
【0022】 KGXn=1+KGPn+KGIn+KGDn KGPn=DAFn×KPKG KGIn=DAFTOTALn×KIKG KGDn=DDAFn×KDKG ただし、KPKGは比例係数、KIKGは積分係数、K
DKGは微分係数である。
DKGは微分係数である。
【0023】ステップS13では、空燃比学習補正値K
GJの更新条件が成立したか否かを判定する。更新条件
が成立した場合はステップS14に進み、成立しない場
合はこの制御を終了する。更新条件は、次に箇条書きす
る条件であり、これらの条件がすべて成立した場合に更
新を行う。
GJの更新条件が成立したか否かを判定する。更新条件
が成立した場合はステップS14に進み、成立しない場
合はこの制御を終了する。更新条件は、次に箇条書きす
る条件であり、これらの条件がすべて成立した場合に更
新を行う。
【0024】A)冷却水温THWが、設定水温値KTH
WKG以上であること。 B)|DAF|≦KDAFDE、かつ|DDAF|≦K
DDAFDEであること。ただし、KDAFDEは比例
限界値、KDDAFDEは微分限界値。 C)空燃比フィードバック制御中であること。 D)運転条件がゾーンKGj内にあること。 E)ゾーンKGjが移行後、同一ゾーンKGjで平均フ
ィードバック補正係数FAFAVの計算タイミングが所
定回数KFAFAVT(例えば2回) 以上経過
していること。 ステップS14では、下式により空燃比学習補正値KG
Jを演算して、更新する。すなわち、空燃比学習補正値
KGJは、そのゾーンKGjの前回の学習積分値KGI
n−1と今回の学習積分値KGInとの平均を演算する
ものである。この学習積分値KGIは、制御中心からの
ずれの加算値DAFTOTALに基づいて計算されてい
るので、急激な変動を生じることなく、しかもA/Fフ
ィードバック補正係数FAFのずれ(オフセット量)を
十分に反映するものとなる。 KGJ=(KGIn−1+KGIn)/2 A/Fフィードバック補正係数FAFを相加平均するこ
とにより平均フィードバック補正係数FAFAVを算出
した後、更新条件が成立していない場合、例えば中央演
算処理装置7がリセットされた場合、イグニッションス
イッチがオンされた場合、ゾーンKGjが移行後、同一
ゾーンKGjで平均フィードバック補正係数FAFAV
の計算タイミングが所定回数KFAFAVT以下の場
合、又は空燃比フィードバック制御中ではなくオープン
制御中である場合等には、ステップS11→S12→S
13と制御が進み、その時の運転状態に応じてA/F学
習補正係数KGXを演算し、このA/F学習補正係数K
GXにより基本噴射時間TPを補正して有効噴射時間T
AUを、下式により演算する。具体的には、ゾーンKG
jが移行後、同一ゾーンKGjで平均フィードバック補
正係数FAFAVの計算タイミングが所定回数KFAF
AVT以下の場合では、今回のA/F学習補正係数KG
Xnと前回のA/F学習補正係数KGXn−1との平均
値を演算し、その演算結果を今回のA/F学習補正係数
KGXnとする。また、これ以外の運転状態の場合に
は、学習比例値KGPn及び学習微分値KGDnを0に
設定し、学習積分値KGInはその時の運転状態に応じ
たゾーンKGjに記憶されている空燃比学習補正値KG
Jに設定し、学習補正係数KGXnを演算する。そし
て、このような場合にあっては、空燃比学習補正値KG
Jの更新は実行されない。
WKG以上であること。 B)|DAF|≦KDAFDE、かつ|DDAF|≦K
DDAFDEであること。ただし、KDAFDEは比例
限界値、KDDAFDEは微分限界値。 C)空燃比フィードバック制御中であること。 D)運転条件がゾーンKGj内にあること。 E)ゾーンKGjが移行後、同一ゾーンKGjで平均フ
ィードバック補正係数FAFAVの計算タイミングが所
定回数KFAFAVT(例えば2回) 以上経過
していること。 ステップS14では、下式により空燃比学習補正値KG
Jを演算して、更新する。すなわち、空燃比学習補正値
KGJは、そのゾーンKGjの前回の学習積分値KGI
n−1と今回の学習積分値KGInとの平均を演算する
ものである。この学習積分値KGIは、制御中心からの
ずれの加算値DAFTOTALに基づいて計算されてい
るので、急激な変動を生じることなく、しかもA/Fフ
ィードバック補正係数FAFのずれ(オフセット量)を
十分に反映するものとなる。 KGJ=(KGIn−1+KGIn)/2 A/Fフィードバック補正係数FAFを相加平均するこ
とにより平均フィードバック補正係数FAFAVを算出
した後、更新条件が成立していない場合、例えば中央演
算処理装置7がリセットされた場合、イグニッションス
イッチがオンされた場合、ゾーンKGjが移行後、同一
ゾーンKGjで平均フィードバック補正係数FAFAV
の計算タイミングが所定回数KFAFAVT以下の場
合、又は空燃比フィードバック制御中ではなくオープン
制御中である場合等には、ステップS11→S12→S
13と制御が進み、その時の運転状態に応じてA/F学
習補正係数KGXを演算し、このA/F学習補正係数K
GXにより基本噴射時間TPを補正して有効噴射時間T
AUを、下式により演算する。具体的には、ゾーンKG
jが移行後、同一ゾーンKGjで平均フィードバック補
正係数FAFAVの計算タイミングが所定回数KFAF
AVT以下の場合では、今回のA/F学習補正係数KG
Xnと前回のA/F学習補正係数KGXn−1との平均
値を演算し、その演算結果を今回のA/F学習補正係数
KGXnとする。また、これ以外の運転状態の場合に
は、学習比例値KGPn及び学習微分値KGDnを0に
設定し、学習積分値KGInはその時の運転状態に応じ
たゾーンKGjに記憶されている空燃比学習補正値KG
Jに設定し、学習補正係数KGXnを演算する。そし
て、このような場合にあっては、空燃比学習補正値KG
Jの更新は実行されない。
【0025】TAU=TP×KGX×α ただし、αはその他の補正要素に対応する補正係数であ
る。
る。
【0026】一方、空燃比学習補正値KGJの更新条件
が成立した際、すなわち、冷却水温THWが、設定水温
値KTHWKG以上であり、空燃比フィードバック制御
中であり、運転条件がゾーンKGj内にあり、偏差DA
Fの絶対値が設定された比例限界値KDAFDE以下
で、かつ変化値DDAFの絶対値が微分限界値KDDA
FDE以下であり、ゾーンKGjが移行後、同一ゾーン
KGjで平均フィードバック補正係数FAFAVの計算
タイミングが所定回数KFAFAVT(例えば2回)以
上経過している場合には、制御はステップS11→S1
2→S13→S14と進み、その時の運転条件があては
まるゾーンKGjの空燃比学習補正値KGJを更新す
る。
が成立した際、すなわち、冷却水温THWが、設定水温
値KTHWKG以上であり、空燃比フィードバック制御
中であり、運転条件がゾーンKGj内にあり、偏差DA
Fの絶対値が設定された比例限界値KDAFDE以下
で、かつ変化値DDAFの絶対値が微分限界値KDDA
FDE以下であり、ゾーンKGjが移行後、同一ゾーン
KGjで平均フィードバック補正係数FAFAVの計算
タイミングが所定回数KFAFAVT(例えば2回)以
上経過している場合には、制御はステップS11→S1
2→S13→S14と進み、その時の運転条件があては
まるゾーンKGjの空燃比学習補正値KGJを更新す
る。
【0027】以上説明したように、A/Fフィードバッ
ク補正係数FAFより平均フィードバック補正係数FA
FAVを演算し、その平均フィードバック補正係数FA
FAVに基づいて学習比例値KGPn、学習積分値KG
In及び学習微分値KGDnを演算してPID制御によ
り学習補正係数KGXを設定するので、制御中心からの
ずれを早く補正することができる。また、この学習補正
係数KGXの設定が早くなることから、空燃比学習補正
値KGJを更新するまでに、空燃比のずれがなくなるま
で一定値を増減して学習するような長時間を必要とせ
ず、運転状態が変化して比較的早くに別のゾーンKGj
に移行するような場合であっても、更新条件が成立して
おれば迅速に更新が実行され、空燃比を理論空燃比近傍
に保持することができる。したがって、空燃比の制御中
心からずれることなく空燃比のフィードバック制御が実
行され、空燃比がオーバーリッチやオーバーリーンにな
ることを未然に防止することができる。また、空燃比が
異常な値とならないために、エミッションが悪くなるこ
とをなくすことができ、ドライバビリティについても不
安定になることを防止することができる。
ク補正係数FAFより平均フィードバック補正係数FA
FAVを演算し、その平均フィードバック補正係数FA
FAVに基づいて学習比例値KGPn、学習積分値KG
In及び学習微分値KGDnを演算してPID制御によ
り学習補正係数KGXを設定するので、制御中心からの
ずれを早く補正することができる。また、この学習補正
係数KGXの設定が早くなることから、空燃比学習補正
値KGJを更新するまでに、空燃比のずれがなくなるま
で一定値を増減して学習するような長時間を必要とせ
ず、運転状態が変化して比較的早くに別のゾーンKGj
に移行するような場合であっても、更新条件が成立して
おれば迅速に更新が実行され、空燃比を理論空燃比近傍
に保持することができる。したがって、空燃比の制御中
心からずれることなく空燃比のフィードバック制御が実
行され、空燃比がオーバーリッチやオーバーリーンにな
ることを未然に防止することができる。また、空燃比が
異常な値とならないために、エミッションが悪くなるこ
とをなくすことができ、ドライバビリティについても不
安定になることを防止することができる。
【0028】また、上記実施例では、いわゆるα−Nシ
ステムを採用するエンジンについて説明したが、吸気圧
とエンジン回転数とから基本噴射時間TPを設定するシ
ステムに適用するものであってもよい。
ステムを採用するエンジンについて説明したが、吸気圧
とエンジン回転数とから基本噴射時間TPを設定するシ
ステムに適用するものであってもよい。
【0029】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、ある
学習領域において学習が行われると、それ以外の未学習
の学習領域は、そのそれぞれの学習領域と学習を行った
学習領域との関係により、相互に異なった学習値で更新
されるので、少なくとも1つの学習領域が学習されるこ
とにより学習領域の全体に亘って学習を行うことがで
き、学習を行っていない別の学習領域に運転状態が移行
した際にも、空燃比をほぼ目標空燃比に保持することが
できる。したがって、大気圧が変化して吸入空気量に変
動が生じたような場合でも、部分的な学習領域でのみ学
習が行われても、その際の学習値を未学習のそれぞれの
学習領域に適正に反映させることができ、運転領域にお
いてドライバビリティ及びエミッションが悪くなること
を防止することができる。
学習領域において学習が行われると、それ以外の未学習
の学習領域は、そのそれぞれの学習領域と学習を行った
学習領域との関係により、相互に異なった学習値で更新
されるので、少なくとも1つの学習領域が学習されるこ
とにより学習領域の全体に亘って学習を行うことがで
き、学習を行っていない別の学習領域に運転状態が移行
した際にも、空燃比をほぼ目標空燃比に保持することが
できる。したがって、大気圧が変化して吸入空気量に変
動が生じたような場合でも、部分的な学習領域でのみ学
習が行われても、その際の学習値を未学習のそれぞれの
学習領域に適正に反映させることができ、運転領域にお
いてドライバビリティ及びエミッションが悪くなること
を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略的な全体構成図。
【図2】同実施例の学習ゾーンを概略的に示す領域説明
図。
図。
【図3】同実施例の制御手順を概略的に示すフローチャ
ート。
ート。
【図4】同実施例におけるA/Fフィードバック補正係
数の演算方法の他の例の制御手順を概略的に示すフロー
チャート。
数の演算方法の他の例の制御手順を概略的に示すフロー
チャート。
2…スロットルバルブ 4…吸気マニホルド 5…燃料噴射弁 6…電子制御装置 7…中央演算処理装置 8…記憶装置 9…入力インターフェース 11…出力インターフェース 21…O2センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶谷 勝之 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】排気系にO2センサを装備した内燃機関に
おいて、運転領域に対して負荷と内燃機関の回転数とに
基づいて設定された複数の学習領域における前記O2セ
ンサから出力される出力信号に基づく空燃比と目標空燃
比とのずれを学習値として学習する内燃機関の空燃比学
習制御方法であって、 所定の条件が満たされた際にその時の運転状態に対応す
る学習領域における学習値を学習し、 この時点で未学習のそれぞれの学習領域に対する学習し
た学習領域についての位置情報により反映比率を設定
し、 設定した反映比率と学習した学習値とに基づいて未学習
のそれぞれの学習領域の学習値を更新することを特徴と
する内燃機関の空燃比学習制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8966295A JPH08284716A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 内燃機関の空燃比学習制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8966295A JPH08284716A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 内燃機関の空燃比学習制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08284716A true JPH08284716A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13976970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8966295A Pending JPH08284716A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 内燃機関の空燃比学習制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08284716A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009203973A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-09-10 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の燃料噴射装置 |
| JP2012031747A (ja) * | 2009-09-03 | 2012-02-16 | Denso Corp | 空燃比制御装置 |
| CN102454500A (zh) * | 2010-11-04 | 2012-05-16 | 日立汽车系统株式会社 | 内燃机的控制装置 |
| CN112392614A (zh) * | 2019-08-13 | 2021-02-23 | 联合汽车电子有限公司 | 一种发动机催化器的转化窗口的多区间自学习方法及装置 |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP8966295A patent/JPH08284716A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009203973A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-09-10 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の燃料噴射装置 |
| JP2012031747A (ja) * | 2009-09-03 | 2012-02-16 | Denso Corp | 空燃比制御装置 |
| CN102454500A (zh) * | 2010-11-04 | 2012-05-16 | 日立汽车系统株式会社 | 内燃机的控制装置 |
| JP2012097693A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関の制御装置 |
| US8862367B2 (en) | 2010-11-04 | 2014-10-14 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Control system of internal combustion engine |
| CN102454500B (zh) * | 2010-11-04 | 2015-05-27 | 日立汽车系统株式会社 | 内燃机的控制装置 |
| CN112392614A (zh) * | 2019-08-13 | 2021-02-23 | 联合汽车电子有限公司 | 一种发动机催化器的转化窗口的多区间自学习方法及装置 |
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