JPH08285692A - 放射加熱された本体の高温計による測定を含む半導体処理技術と、本技術を実行するための機器 - Google Patents

放射加熱された本体の高温計による測定を含む半導体処理技術と、本技術を実行するための機器

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JPH08285692A
JPH08285692A JP8083885A JP8388596A JPH08285692A JP H08285692 A JPH08285692 A JP H08285692A JP 8083885 A JP8083885 A JP 8083885A JP 8388596 A JP8388596 A JP 8388596A JP H08285692 A JPH08285692 A JP H08285692A
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radiation
lamp
wafer
enclosure
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JP8083885A
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Anthony T Fiory
テー.フィオリー アンソニー
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AT&T Inc
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AT&T IPM Corp
AT&T Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 反応器や炉の内部の放射加熱された半導体ウ
エハの高温測定法を提供する。 【解決手段】 温度測定は、第1プローブ100でウエ
ハ120から伝幡する放射を収集するステップと、第2
プローブ110でウエハ120から伝幡する放射とラン
プ140からの放射を収集するステップと、対応するプ
ローブで収集された放射を検出するステップを含む。さ
らに、各プローブから受信した信号の多相交流成分を解
析するステップと、点灯電流の時間変動から生じる第2
プローブ110の信号の関数としての第1プローブ10
0の信号の線形関数関係を決定するステップと、数式に
従って、信号データと共に、この線形関数関係を使用す
るステップを含む。プローブは、第1プローブ100
が、角度Ω1 に対するウエハの一部からの放射をサンプ
ル抽出し、第2プローブ110が、立体角Ω2 に対する
少なくとも1つのランプからの放射をサンプル抽出する
ように方向付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温測定の分野に関
し、より詳細には、高速熱処理のために設計された反応
器や炉の内部の放射加熱された半導体ウエハの高温測定
による観察に関する。
【0002】
【関連出願の情報】本出願は、1993年4月2日出願
された、94年4月19日付けで米国特許第5、30
5、416号として付与された米国特許出願第08/0
42、028号の一部継続出願である、1994年4月
14日出願の米国特許出願第08/227、844号の
一部継続出願であり、これらの開示は参照されることに
よって組み込まれる。
【0003】
【従来の技術】高速熱処理(RTP)では、半導体ウエ
ハのような被加工物は、任意の複雑さの、特定の温度サ
イクルにさらされる。この理由から、RTPは、集積回
路の製造過程で、拡散やアニールのような、熱に依存す
る処理を実行する際有用である。しかし、こうした処理
の中には、±10゜C以下の範囲内の温度制御を必要と
するものがある。こうした精密な制御は、ウエハの温度
が、比較的高い精度で測定出来る場合にのみ可能であ
る。
【0004】光高温測定は、RTPの間、ウエハの温度
を制御する有用な方法の1つである。高温測定技術の1
つが、1992年10月13日付けでC.W.Schi
etinger他に付与された米国特許第5、154、
512号に説明されている。この技術の概要は図1に示
される。この技術に従って、ウエハ20に面する入り開
口部を持つ第1光パイプ・プローブ10が供給され、向
かい合うランプの列40の一方に面する開口部を持つ第
2プローブ30が供給されるが、このランプの列は、通
常、処理チャンバ50の外に位置する水晶・タングステ
ン・ヨウ素ランプの直線の列である。第1プローブ10
は、ウエハによって発散、反射された放射のサンプルを
抽出し、抽出された放射のサンプルを検出器60に送
る。第2プローブ30は、ランプによって発散された放
射のサンプルを抽出し、抽出された放射のサンプルを検
出器に送る。プローブ30は、ランプからの直接の放射
と、反射器80からの反射による放射の両方を受け取
る。ウエハの放射率εはプローブの信号から推測される
ので、ウエハの温度は、ウエハの熱発散度、ウエハの放
射率、ウエハの温度Tに関するプランクの放射法則から
推測される。
【0005】上記のように、第1プローブの信号は発
散、反射された放射の総和である。交流によって点灯さ
れるランプからの発散は、「リプル」と呼ばれる交流成
分を持っているので、発散された成分と反射された成分
を区別するのに充分な情報が得られる。ウエハからの熱
発散は、有意の交流成分を持っていないので、ウエハの
反射率は、それぞれ第1、第2プローブの信号のリプル
振幅の比として見積もられる。この反射率は見積もられ
た後、産出されたウエハの熱発散の値を得るために訂正
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記で説明さ
れた技術はプローブの配置に望ましくない制約を供給す
る。プローブの交流信号が直接反射率を決定するために
使用されるので、一方のプローブはウエハだけを「見
て」いなければならず、もう一方のプローブはランプだ
けを「見て」いなければならない。図1の従来の技術の
高温計では、光パイプ・プローブ10はウエハ20だけ
を見るように構成・配置され、光パイプ・プローブ30
は光発生源40だけを見るように構成・配置される。こ
のことはプローブの配置にある制約を供給する。第1
に、図1に示すように、プローブ10、30は、チャン
バ内に突き出している。RTP処理の間粒子が発生し、
発生した粒子はプローブに付着する。その結果、プロー
ブは取り外して清掃しなければならないが、これは困難
で時間のかかるプロセスである。さらに、この処理はウ
エハとランプに対するプローブの位置に敏感なので、プ
ローブは、それらを取り外す前にあったのと全く正確に
同じ位置に再挿入しなければならない。さもなければ、
高温計を再調整しなければならない。また、RTPエン
クロージャ50の特別な制約のために、プローブ10、
30のためのスペースを供給することは困難である。
【0007】その結果、プローブの配置に関する上記の
制約を持たない光高温測定処理と機器が望まれる。この
技術は、有用ではあるが、プローブが、ウエハの近く
か、最低限オーブン・エンクロージャの内部に位置する
ことを要求する。プローブは、ウエハで起こる放射と、
ウエハから反射する放射を収集するように方向付けられ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の処理と機器で
は、チャンバ内のウエハの加熱を制御する少なくとも2
つの光プローブを使用することによって、光高温測定が
行われる。第1プローブは、ウエハから発生する放射を
収集するように位置するが、加熱ランプからの直接の放
射は収集しない。第1プローブによって収集された放射
は、収集出来る放射を制限する方法で第1プローブを位
置決めすることによって制御される。一実施例では、第
1プローブは処理チャンバの境界に位置する。第1プロ
ーブは、ウエハが、第1プローブの視野を形成する角度
Ω1 に対するような視野を持つ。第1プローブは、ラン
プが、第1プローブとウエハの間の視野に入らないよう
に位置する。
【0009】適当な方法でこのプローブの視野を制限す
るためには、第1プローブがチャンバの中に延びていな
ければ有利である。この実施例では、第1プローブはオ
ーブン・チャンバの内面に位置するアイリス絞りの背後
に位置する。アイリス絞りは、第1プローブ(この実施
例では、アイリス・プローブと呼ばれる)の視野を、ウ
エハの細長い部分と、ウエハとアイリス絞りの間に介在
する水晶のチューブの部分に制限する。第1プローブは
チャンバの境界の部分に位置し、プローブの放射を収集
する部分はチャンバ内にほとんど延びない。
【0010】第2プローブもチャンバの境界に位置す
る。しかし、このプローブは第1プローブより広い視野
を持つ。本発明の文脈では、視野が広いということは、
プローブ・チップとの角度Ω2 を形成する第2プローブ
の視野は、少なくとも第1プローブの視野と、第1プロ
ーブの視野Ω1 を照らすランプを含むということを意味
する。その結果、第2プローブによって収集された信号
は、ウエハ、水晶のチューブ、ランプ、チャンバ内面か
らの放射である。プローブの放射収集部分がチャンバ内
に延びなければ有利であるが、他の実施例では、プロー
ブの放射収集部分の少なくともいくつかは、チャンバの
壁からチャンバ内に延びる。本発明の1つの実施例で
は、Ω2 によって形成される視野は、ランプ・プローブ
によってサンプル抽出される。他の実施例では、ランプ
・プローブに近接しているチャンバの壁から反射され
る、Ω2 によって形成される視野のイメージをサンプル
抽出する。
【0011】第1、第2プローブは両方とも、加熱され
た対象の方向に向けられる。第2プローブの視野は第1
プローブの視野を含むので、プローブがお互いに近接し
て位置すれば、すなわち2つのプローブがチャンバ内で
お互いに近接していれば、有利である。この関係で、2
つのプローブがチャンバ内の同じ壁に固定されていれば
有利である。この改良によって、通常の処理温度で、ウ
エハ温度を±10℃以上の精度で普通に測定することが
可能になる。追加の改良点は、第1、第2プローブから
の信号のより正確な解釈に導く処理チャンバ内の放射環
境の詳細なモデル化である。
【0012】従って、本発明の処理の1つの実施例は、
本体を、交流電流によって点灯された1つかそれ以上の
ランプからの電磁放射の制御可能なフラックスにさら
し、本体の表面温度を測定し、温度測定に反応して、電
磁放射のフラックスを制御することによって、本体を加
熱することを含む。温度測定は、部分的には、第1プロ
ーブで本体から伝幡する熱放射と反射されたランプの放
射の一部を収集し、第2プローブの方向に伝幡するラン
プの放射の一部を収集し、第1、第2放射信号に対応し
て、第1、第2プローブで収集された放射の少なくとも
一部を検出することによって実行される。温度測定は、
さらに、第1、第2信号の各々で、点灯電流の時間変化
による、時変成分の量を判定することを含む。温度測定
は、さらに、そこから温度が推測出来るような数式に従
って、少なくともこれらの量を結合することを含む。
【0013】
【発明の実施の形態】図2に表されるのは、本発明の一
般に好適な実施例に従ってウエハ・プローブ100とラ
ンプ・プローブ110が配置されたRTP反応器であ
る。ウエハ120は、水晶のエンベロープ130を持つ
処理チャンバの内部に囲まれる。数字は、エンベロープ
130の外に位置する2つのプローブを示す。別の配置
では、1つまたは両方のプローブはエンベロープの中に
設置される。図示されるように、ランプ140は、エン
ベロープ130の2つの向かい合う側面のバンクに設置
される。(別の反応器の設計では、片側のランプのバン
クだけが使用される。)個々のランプは各々通常円筒形
で、ランプ140は図2で断面図で示される。
【0014】ウエハ・プローブ100の入り口面150
は、ウエハの方向に向けられる。図示されるように、ウ
エハ・プローブ100は、ランプが、Ω1 とされる、そ
の視野にないように位置する。ウエハ・プローブ100
は、例えば、直径1.5mmで、アイリス絞りのよう
な、視野を制限する光バッフル150を持つ、光パイプ
・プローブである。ウエハ・プローブ100は、例え
ば、およそ幅1cm、長さ2cmの細長い領域である、
ウエハ120の表面の比較的小さい点からのウエハの放
射を捕らえる。ウエハ・プローブ100は、1つのラン
プのバンクの中の連続する1組のランプの間のギャップ
175の近くに位置するのが望ましい。
【0015】ランプは横断面で表されているので、Ω
1 、Ω2 は、図2に表されるように、ランプ140に対
して実際に90゜回転している。すなわちΩ1 、Ω2
は、個々の円筒形のランプ140の方向と実際に平行で
ある。しかし、Ω1 、Ω2 への制約、すなわちΩ1 とΩ
1 にかかるウエハの部分に対するランプ140はなく、
少なくとも1つのランプがΩ2 に対するということは、
まだプローブ100、110の設置を支配している。
【0016】エンクロージャ160は、少なくとも部分
的に水晶のエンベロープ130とランプ140を囲んで
いる。このエンクロージャ160は内面170を持つ。
カリフォルニア州SunnyvaleのAG Asso
ciatesから購入可能な、Model4100 ヒ
ートパルス反応器は、適当な反応器の1例である。この
反応器の面170の大部分は、もとから供給されるよう
に、金でメッキされている。通常、面170は拡散的に
反射性である。しかし、他の実施例では、面170は鏡
面反射性である。
【0017】ランプ・プローブ110は、好適には、面
170に位置する。プローブ110は、プローブ100
の視野Ω1 の中のウエハ120の全部分と、Ω1 の側面
に位置するランプ140の両方を含む視野Ω2 を持つ。
本発明の1つの実施例では、ランプ・プローブ110
は、Ω2 によって形成される視野からの放射を直接検出
する。他の実施例では、ランプ・プローブは、ランプ・
プローブ110に近接しているチャンバの壁170から
反射される視野Ω2 の中のイメージを検出することによ
って、間接的に放射を検出する。先行する技術とは異な
り、ランプ・プローブ110は、ウエハ・プローブ10
0と同じ方向から放射を収集し、ウエハ・プローブ10
0とランプ・プローブ110の間に介在するものはな
い。しかし、プローブ110は、チャンバ内でプローブ
100より広い視野を持つ。
【0018】一般に好適な実施例では、プローブ110
は、直径1.5mmの拡散窓光パイプである。本発明の
文脈では、拡散窓は、光を伝送するが、必ずしもイメー
ジは伝送しない物質である。プローブ110がエンクロ
ージャ160の中にわずかな距離だけ延びれば有利であ
る。
【0019】図3は、図2に表された200の部分をよ
り詳細に示す。図3に示すように、プローブ100は、
オーブン・エンクロージャの壁160にある開口部21
0の底に位置する。この開口部210はプローブ100
の視野を制限する。プローブ110はエンクロージャ1
60の壁にある開口部220に位置する。開口部220
の目的は、プローブ110のチップとオーブン・エンク
ロージャの壁160の接触を避けることである。プロー
ブ100、110は、それぞれ金メッキされたチャネル
211、212に光学的に接続される。金メッキされた
チャネル211、212は、対応する光フィルタ21
5、225を通じて、対応する光電検出器230、23
1に光学的に接続される。適当な光電検出器の例は、ペ
ンシルバニア州MontgomeryvilleのEG
&G Judsonから購入出来るヒ化インジウム(I
nAs)光電検出器である(部品番号420040)。
光電検出器230、231は水冷ヒート・シンク232
に設置され、プリント基盤233に電気的に接続され
る。図3に示すプリント基盤は2つのプリアンプ検出器
234とサーミスタ・プリアンプ235を装備してい
る。別のプリント基盤240が供給され、そこには2つ
のac/dc増幅器241と、信号をデータ・プロセッ
サ(図示せず)に伝送するための電気コネクタ245が
ある。光電検出器、フィルタ、プリント基盤は全て磁気
シールド250の中にある。
【0020】本方法は、ウエハはランプの放射を伝送し
ないという事実を前提とする。この条件は、ウエハの温
度が600℃以上ならば合致し、またシリコン・ウエハ
基盤が、シリコンの抵抗性が約0.01Ωcm以下にな
るように、(例えば、ドーパントの濃度が少なくとも約
2×1015ドーパント原子/cm3 になるように)充分
にドーパントを混入される場合、この条件は合致する。
適当なドーパントの1つの例は、ボロンのようなp+ド
ーパントである。この条件はまた、ウエハがランプの放
射を透過しない金属フィルムでコーティングされるなら
ば合致する。チタンは、こうした金属フィルムの例であ
る。
【0021】(ウエハ・プローブ100とランプ・プロ
ーブ110からの)プローブの信号は、チャンバ内のウ
エハの加熱を制御するために使用される。反応器の中の
ランプの放射の変動は、電源周波数の2倍である、単純
なリプル(すなわちランプの交流信号成分)よりも複雑
であることに注意すべきである。電源周波数の高調波の
変動に加えて、例えば、ウエハの温度を制御するフィー
ドバック回路によって起こるランプの電力の変動や、ラ
ンプの有限反応時間に起因する非高調波変動がある。そ
の結果、時間依存の第1、第2モーメントからこれらの
信号の交流成分を計算することが好適である。ウエハか
らの熱放射はほとんど交流成分を含んでいないので、こ
れらの信号の交流成分はウエハの交流成分を表す。すな
わち、プローブからの光信号はフォトダイオード増幅器
に向けられ、増幅器の出力はアナログ・デジタル変換器
(ADC)に供給されて、デジタル化された信号V1
(t)(ウエハ・プローブ100からの信号に対応す
る)、V2 (t)(ランプ・プローブ110からの信号
に対応する)を導く。サンプリング時間tは、通常、
0.2msである、間隔δである。増幅器はデジタル化
に伴う偽信号ノイズをカットするための約1msのアナ
ログ・フィルタを持つ。
【0022】ウエハ・プローブ100からのデジタル化
信号V1 の1つの成分は、反射されたランプの放射(す
なわち、ウエハから反射されたランプの放射)である。
反射されたランプの放射はまた、ランプ・プローブ11
0からのデジタル化信号V2の比率Rでもある。これは
偏導関数として表される。
【数1】 普通、加熱ランプを点灯する交流電源は、1つ以上の相
またはグループを持つ。例えば、それぞれをA、B、C
とする3つの電源の相に接続された3つのランプのグル
ープがある場合、変動成分は、相の数によって分割され
る交流電源の第1高調波の周期の倍数によって、すなわ
ち、量
【数2】 の0、1または2倍によって時間毎にシフトされるが、
ここでfは電源周波数(例えば、米国では60Hz)で
ある。グループAのランプに起因するV1 (t)の比率
をA1 とし、残りの相に起因する比率をB1 、C1 とす
る。各相のランプに起因するV2 (t)の比率を同様に
A2 、B2 、C2 とする。比率は、ランプのグループを
個別に選択的に点灯し、各グループについて、V1
(t)とV2 (t)の交流成分を測定することによって
判定される。
【0023】一般に、比率は、2つの検出器について同
じではない。すなわち、A1 /A2≠B1 /B2 ≠C1/
C2 であるので、2つの検出器のための未加工の信号に
は異なった3相のパターンが現れる。従って、1つの相
に伴う周期性を含む信号をコンピュータで解析すること
によって、この差を抑制することが有利である。すなわ
ち、3つの相は、さらに計算するために、数学的に1つ
の相に解析される。これは、未加工の信号を、その瞬間
値と、τp と2τp によって遅延された2つの初期の時
間前の値の加重合計で置き換えることによって概算され
る。この解析信号は、V1’(t)とV2’(t)で表さ
れ、次の代数式によって与えられる。
【数3】
【数4】
【0024】加重係数a1 、b1 等は、ランプのグルー
プの比率A1 、B1 等の線形代数と行列反転によって決
定される。等式(3)の係数a1 、b1 、c1 の数式は
次式によって与えられる。
【数5】
【数6】
【数7】 この時、
【数8】 である。等式(4)の係数a2 、b2 、c2 は同様の方
法で決定される。
【0025】次のステップは、等式1で表現されたよう
な比率Rを計算するための、解析された信号の中の変動
成分の計算である。この比率は、まずV1 とV2 の区画
を構成することによって得られ、最小自乗の適合を使用
してこの関係の斜線が得られる。最小自乗の適合の各点
に与えられる統計的重みは、点が古くなるに連れて幾何
級数的に減少する。すなわち、古い点に与えられる統計
的重みは、新しい点よりも少ない。この計算を行う公式
が以下順次説明される。第1に、参照信号U1、U2
が、次の公式を使用して、入力信号V’1 、V’2 から
の回帰的ろ過法によって計算される。
【数9】
【数10】 公式9、10で、δ1 は、信号サンプルの間の時間であ
り、τ1 は、加熱ランプによって発生する交流放射の時
間とほぼ等しい時定数(普通1ms)である。これらの
数値は、τ1 >δ1 の関係にある。
【0026】その後信号の変動成分は、入力信号と参照
信号の差として計算される。上記で説明したRの計算
は、4つの中間項が、直線、代数、交差項の移動平均で
ある斜線の最小自乗の適合を使用して行われる。
【数11】
【数12】
【数13】
【数14】 上記の等式で、δ2 はδ1 にほぼ等しく、τ2 >τ1 で
ある。普通τ2 は約10msである。
【0027】その後上記の項は、次の方法で結合され平
均される。
【数15】
【数16】 これらの等式では、δ3 はδ1 とほぼ等しく、τ3 >τ
2 である。次に傾斜は次式によって計算される。
【数17】 ここでδ4 は、δ3 より大きいか等しく、τ4 はτ3 と
ほぼ等しく、τ4 >δ3である。
【0028】デジタル信号V1 、V2 の準直流成分は、
次のような帰納的公式を使用してろ過された平均値から
得られる。
【数18】
【数19】 ここでτ5 はτ4 にほぼ等しい。デジタル化された信号
V1 の準直流成分はS1で表され、デジタル化された信
号V2 の準直流成分はS2 で表される。その後、等式9
から19は、より大きな時定数、例えば、τ1’=1.
25τ1を使用して、数値u’、v’、w’X’を算出
するために再計算される。係数1.25は経験的に決定
される。
【0029】次に、以下のようにwとw’の値は結合さ
れてRを決定し、XとX’の値は結合されてS1 、S2
を決定する。
【数20】
【数21】
【数22】 等式(20)、(21)、(22)の’のある項とない
項の組み合わせは、帰納的ろ過に固有の時間的遅延を補
正する。’のない項の係数2は、経験的に決定される。
【0030】上記の方法で正確に加熱された本体の温度
が判定されることを保証するために、高温計の目盛りが
調整される。ウエハ温度との関係は次式のように表され
る。
【数23】 ここで、調整係数f1 とε(R)(有効放射量)は調整
によって決定され、λは検出器の波長、Tはウエハ温
度、h、c、kB はプランクの放射法則の基本定数であ
る。
【0031】等式(23)は、ε(R)の定義を供給す
る。ε(R)とRの関係は0.3より大きなε(R)に
ついてほぼ直線で、次式のように表される。
【数24】 ここで、f2 は第2の調整係数である。調整係数f1 、
f2 と、ε(R)とRの関数関係は、ランプによって加
熱された高速熱アニール・オーブンの中のテスト・ウエ
ハの温度を測定するための熱電対を使用することによっ
て得られる。異なったRの測定値を持ち、0.3より大
きいε(R)に対応する最小限度2つのウエハが、この
調整を行うために必要な係数f1、f2を決定するため
に使用される。一度ε(R)の関数として、センサの感
度が知られれば、センサはウエハの加熱を監視、制御す
るために使用される。
【0032】低温では、ウエハから発散される放射は、
反射されるランプの放射と比較して無視出来るので、加
熱ランプが最初に点灯される時には、式S1 −RS2 は
ゼロに近くなる。しかし2つのセンサを使用する技術で
は、加熱ランプの出力の不均一などの欠陥によって、R
の計算の際誤差を発生する。こうした欠陥を補正するた
めに、Rに経験的要素Fを乗じる。Fはウエハが加熱さ
れる前に、次の公式によって決定される。
【数25】 上記で説明したようにRを計算する際に、光電検出器に
よって検出される光の波長が約1μm〜約3μmであれ
ば有利である。約2μm〜約3μmの波長の放射を伝送
するフィルタが、プローブとその対応する検出器の間に
挿入されていれば有利である。例えば、フィルタが、約
2.4μm〜約2.5μmの伝送周波数帯を持ち、検出
器がその周波数帯の信号を検出すれば有利である。適当
な検出器の一例は、ヒ化インジウム・フォトダイオード
である。
【0033】この波長範囲の信号が含む、オーブンの加
熱ランプと水晶部品からの妨害は比較的少ない。約1μ
mより短い波長は、反射されるランプの放射からのノイ
ズを含む。約3μmより長い波長は、オーブンの水晶部
品による、この波長範囲の信号の吸収や発散によって影
響される。その結果、ウエハ・プローブとランプ・プロ
ーブが、この波長範囲の信号だけを対応するセンサに伝
送する光フィルタを装備していれば有利である。一つの
実施例では、ウエハ・プローブにはアイリス絞りを、ま
たランプ・プローブにはディフューザ開口部を通過する
放射は、この波長範囲に赤外線放射だけを加えるフィル
タへの光ガイドによって伝送される。信号がフィルタを
通じて伝送された後、例えば、約−30℃に冷却された
InAsフォトダイオードのような従来の検出器は、波
長範囲内の放射を電流に変換する。こうした電流は、さ
らにインピーダンス変換増幅器によって電圧信号に変換
される。交流信号の振幅を増大して、増幅された交流成
分の信号を直流信号と別にデジタル化するには、アナロ
グ回路を使用するのが有利である。その後、こうした電
圧信号は、上記で説明した計算を行うようプログラムさ
れたコンピュータに伝送される。
【0034】<例1>1組の、直径12.5cmのシリ
コン・ウエハが、約0.2から0.9の範囲に及ぶ放射
率を表すために、いろいろな異なった材料で作られたフ
ィルムでコーティングされた。フィルムは1つかそれ以
上の、ポリシリコン、2酸化シリコン、ケイ化チタンと
いった材料であった。熱電対は、ジルコニア・アルミナ
耐火セメントを使用して、ウエハの浅いくぼみに接着さ
れた。その後ウエハはオーブンに置かれ、前に説明した
ような2つのプローブのあるところで加熱された。熱電
対とプローブからのデータは、ウエハがアニール状態に
置かれた際に記録された。プローブは、2.4μm〜約
2.5μmの範囲の波長の放射だけが、光電検出器によ
って検出されるような赤外線フィルタを装備していた。
感度係数f1 、f2 は、等式(23)、(24)から計
算された温度と、熱電対温度の最上の適合から得られ
た。図4に示される実線は等式(24)によって与えら
れる直線関係である。
【0035】一度この調整カーブが特定のRTPシステ
ムについて得られると、調整カーブは、このシステムの
RTP処理を制御するために使用される。調整カーブの
直線領域は、0.3より大きいε(R)を持つウエハの
ために使用される。その後、調整された高温計が、前に
説明したような、上記の等式を使用する処理の間に、本
体の温度を制御するために使用される。
【0036】シリコン・ウエハ(135)は、チタンの
60nm厚さのフィルムでコーティングされ、約650
℃の温度で1分間アニールされた。ケイ化チタン・フィ
ルムの電気抵抗性は処理温度によって異なるので、フィ
ルムの電気抵抗性は、ウエハが処理される温度を判定す
るために、処理が完了してから測定された。ケイ化物の
抵抗性から判定された温度と異なる、本発明の方法を使
用して判定された温度の量は、図5の柱状グラフに見い
だされる。平均誤差は3.3℃であり、標準偏差は3.
6℃であった。図5に示すように、2つの技術の温度の
差は小さかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行する技術のRTPシステムの略図である。
【図2】本発明による、1組の放射感知プローブを含む
RTPシステムの略図である。
【図3】図2の200の部分の詳細図である。
【図4】多様な背面放射率のウエハを使用することによ
って得られたRTPシステムの調整カーブである。
【図5】発明の方法に従う温度の判定を、加熱したウエ
ハの電気抵抗率から判定した温度と比較する一連の実験
によって判定された温度誤差の柱状グラフである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を加熱するプロセスであって、時変
    電流によって点灯される少なくとも1つの電磁放射の制
    御可能なフラックスに本体を露出するステップと、本体
    の表面温度を測定するステップと、温度測定に反応して
    放射のフラックスを制御するステップとを含み、測定ス
    テップが、 a)第1プローブで本体によって発散、反射される放射
    を収集し、前記放射を検出して、V1 とされる第1プロ
    ーブの信号を導くステップと、 b)第2プローブで本体と少なくとも1つのランプによ
    って発散、反射される放射を収集し、前記放射を検出し
    て、V2 とされる第2プローブの信号を導くステップ
    と、 c)V1 とV2 の交流成分を判定するステップと、 d)V1 とV2 の直流成分を判定するステップと、 e)V1 とV2 の交流成分からRを判定するステップ
    と、 f)本体の表面温度が計算されるように、Rからε
    (R)を判定するステップと、 g)ステップ(a)で、第1プローブが、第1プローブ
    の立体角Ω1 に対する本体の領域からの放射を有効にサ
    ンプル抽出するステップと、 h)ステップ(b)で、第2プローブが、立体角Ω2 に
    対する本体の領域と少なくとも1つのランプを含む、立
    体角Ω2 に対する領域からの放射を有効にサンプル抽出
    するステップと、を含むプロセス。
  2. 【請求項2】 ステップ(b)の放射が、ランプから第
    2プローブに直接入射する放射を含む、請求項1に記載
    のプロセス。
  3. 【請求項3】 本体が少なくとも第1の主要な面を持
    ち、露出するステップで、ランプの放射が少なくとも第
    1の主要な面に衝突し、拡散性の反射面が第1の主要な
    面の近くに位置し、ランプは実質上、拡散性の反射面と
    第1の主要な面の中間の平面の中に位置する、請求項1
    に記載のプロセス。
  4. 【請求項4】 プローブがプロセスで使用される前に調
    整される、請求項1に記載のプロセス。
  5. 【請求項5】 プローブは、ε(R)の線形関数として
    プローブの感度を判定することによって調整される、請
    求項4に記載のプロセス。
  6. 【請求項6】 プローブによって発散される放射は多相
    で、信号V1 、V2は、これらの信号が比率Rを計算す
    るために使用される前に解析される、請求項1に記載の
    プロセス。
  7. 【請求項7】 Rが、解析された信号V1 、V2 の線形
    関数依存性を計算することによって判定される、請求項
    6に記載のプロセス。
  8. 【請求項8】 プローブが、後にS1、S2、Rの関数
    としてε(R)を計算するために使用される、少なくと
    も1つの調整係数を確立するために、少なくとも1つの
    ランプを含むオーブンの中のテスト・ウエハの温度を測
    定することによって調整される、請求項5に記載のプロ
    セス。
  9. 【請求項9】 本体を加熱するための機器であって、 エンクロージャと、 エンクロージャの中に配置された水晶のエンベロープ
    と、 水晶のエンベロープの中に配置された、加熱される本体
    を受けるために適用される設置面と、 エンクロージャの内面と水晶のエンベロープの間に配置
    された複数のランプと、 実質上エンクロージャの内部に延びず、本体の一部はΩ
    1 に対するが、ランプにはΩ1 に対する部分はないよう
    に位置する、エンクロージャの壁の第1通路に設置され
    た、立体角Ω1 によって定義される視野を持つ第1放射
    プローブと、 実質上エンクロージャの内部に延びず、Ω1 に対する本
    体の一部と少なくとも2つのランプがΩ2 に対するよう
    に位置する、エンクロージャの壁の第2通路に設置され
    た、立体角Ω2 によって定義される視野を持つ第2プロ
    ーブと、 エンクロージャの内部で温度を上昇させる手段と、 第1、第2プローブからの信号を検出する検出手段と、
    を含む機器。
  10. 【請求項10】 2つのプローブが、約1μmから約3
    μmの範囲外の波長の信号を検出器に伝送しないように
    する光フィルタを装備している、請求項9に記載の機
    器。
  11. 【請求項11】 第1プローブの視野が、光バッフルに
    よって制限される、請求項9に記載の機器。
  12. 【請求項12】 光バッフルがアイリス絞りである、請
    求項11に記載の機器。
JP8083885A 1995-04-07 1996-04-05 放射加熱された本体の高温計による測定を含む半導体処理技術と、本技術を実行するための機器 Pending JPH08285692A (ja)

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