JPH08285705A - 荷重センサ - Google Patents

荷重センサ

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JPH08285705A
JPH08285705A JP11780495A JP11780495A JPH08285705A JP H08285705 A JPH08285705 A JP H08285705A JP 11780495 A JP11780495 A JP 11780495A JP 11780495 A JP11780495 A JP 11780495A JP H08285705 A JPH08285705 A JP H08285705A
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load
input
measured
sensor
load sensor
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JP11780495A
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Inventor
Kuniaki Miyake
邦明 三宅
Eiji Okamoto
英司 岡本
Noboru Fujiwara
昇 藤原
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな予荷重が荷重センサに負荷されること
による荷重センサの計測対象範囲が狭くなることを防止
し、また、計測対象荷重範囲に対する測定対象荷重の相
対検出精度を向上させる。 【構成】 基板2a上に、基板2bを介して入力される
検出方向の荷重F1を支持する支持部材3と荷重検知部
材4とを備え、基板2bから入力される荷重が支持部材
3に加わり、この支持部材3に所定の弾性変形が発生し
た後に、基板2bと荷重検知部材4とが当接する為の隙
間G1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物に加わる荷重
や応力を測定する為に使用する荷重センサに関し、特
に、軸力センサとして利用される。
【0002】
【従来の技術】機械装置等の構造体の一例として、例え
ば軸に加わる荷重を測定する為に、軸に荷重センサを取
付けて計測することが行われている。
【0003】図15はこのような測定に適用される従来
技術における軸力計測用荷重センサの断面説明図であ
る。
【0004】101は計測対象となる軸で、荷重センサ
110を取付ける為の段部101aと締め付け用のネジ
部101bを備えている。荷重センサ110は両端部に
フランジ102,104を備え、その間に挟持されるセ
ンサ部103があり、軸101に締め付け用ナット10
5で締め付けられ、軸101に一体的に取付けられてい
る。また、センサ部103は内径側の軸方向中央部が円
筒形状に切欠かれて軸力の変化を計測する計測点として
の薄肉部103aが形成されており、この薄肉部103
aの外周面に所定の数の歪ゲージ106が貼設されてい
る。
【0005】荷重センサ110は軸101の荷重を高精
度に測定する為に、締め付け用ナットを軸101の軸径
に応じた所定のトルクで締め付け、このトルクにより荷
重センサ110が軸101にしっかりと固着されて、同
時に荷重と同一方向の予荷重F’0 が作用している。さ
らにこの状態において、計測対象となる矢印A101で
示す荷重F’を受けることになる。
【0006】ここで、上記に説明した荷重センサ110
に作用する荷重とセンサ出力の関係を図16に示す。荷
重センサには予荷重F’0 が取付け時にすでに負荷とし
て作用しており、センサ出力はV’0 となっている。そ
して、計測対象となる荷重F’が作用すると、荷重セン
サに作用する全荷重としての荷重はF’0 +F’となる
ので、荷重センサの荷重測定範囲F’S (フルスケー
ル)がF’0 +F’のものを用いる必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術に用いられている様な荷重センサの荷重検出精
度は、荷重センサの荷重測定範囲F’S に対してほぼ一
定の値で、0.2%F’S から1%F’S の範囲であ
る。
【0008】例えば、荷重センサの荷重測定範囲F’S
が3000kgf で荷重検出精度が1%F’S とすると、
誤差は±30kgf 生じることになる。(図17参照) 従ってこの±30kgf の誤差は、予荷重F’0 が250
0kgf で、実際の計測対象となる荷重F’が500kgf
の場合には、計測対象の荷重F’(500kgf)に対す
る誤差として±30kgf となり、結果としては±6%の
検出精度となってしまう。
【0009】つまり、従来技術の構成における荷重セン
サで荷重を計測する場合に、計測対象である荷重F’の
荷重検出精度は、予荷重F’0 が荷重測定範囲F’S
中で占める割合が大きくなるに従って悪化するという問
題があった。
【0010】図18は、同じ荷重センサを用いて、予荷
重F’0 が変化した場合の荷重F’の荷重検出精度を比
較するもので、予荷重F’0 が大きくなるほど計測対象
の荷重F’に対する荷重検出精度が悪化していくことが
判る。
【0011】図18(a)と図18(b)は条件とし
て、同じ荷重センサを用いるので、荷重センサ自体の検
出誤差±e’は同じであり、また、F’0 (a)<F’
0 (b)、F’(a)>F’(b)、F’S (a)=
F’S (b)という条件で比較すると、使用範囲F’
(a)での誤差は、|±e'/100(1+F'0(a)/F'(a))| とな
りまた、使用範囲F’(b)での誤差は、|±e'/100(1
+F'0(b)/F'(b))| となるので、使用範囲F’(b)での
誤差のほうが大きくなる。
【0012】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、荷重セ
ンサを計測対象物に固定する場合に大きな予荷重が荷重
センサに負荷されることによる荷重センサの計測対象範
囲が狭くなることを防止し、また、同じ荷重センサを使
用した場合に、計測対象荷重範囲に対する荷重の相対検
出精度を向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、荷重支持面上に配設され、それぞ
れ荷重入力部材から入力される荷重を独立的に支持する
支持部材と荷重検知部材とを備え、前記荷重入力部材
は、前記支持部材に直接当接して設けられ、前記荷重入
力部材と前記荷重検知部材との間に、所定の荷重に対す
る前記支持部材の弾性変形量に相当する隙間を設けたこ
とを特徴とする。
【0014】また、被測定軸に結合された前記荷重支持
面と、この荷重支持面に対して被測定軸の軸方向に対向
した荷重入力部材と、被測定軸に設けられ前記荷重入力
部材に予荷重を与える推進機構と、を備えることも好ま
しい。
【0015】前記荷重検知部材のバネ定数Ksと前記支
持部材のバネ定数Kbは、Ks≦Kbであることも好ま
しい。
【0016】前記荷重検知部材は前記支持部材の荷重方
向とは直角方向に少なくとも1つの孔を有した直方体で
あり、この孔の内周表面と近接する前記荷重検知部材を
構成する外周表面との間に応力集中部を設け、この応力
集中部に軸力を計測する歪ゲージを貼設することも好ま
しい。
【0017】但し、前記荷重検知部材の荷重方向とは直
角方向に設けた孔は、支点部と前記荷重検知部材の構成
外周表面に近接する作用点部とを備え、力点部を荷重検
知部材を構成する外周表面の支点部よりも作用点部側に
設けてもよい。
【0018】さらに、前記作用点部の形状を曲率の異な
る2つの円弧により形成し、歪ゲージを設ける領域が荷
重検知部材で最大応力部としてもよい。
【0019】前記荷重支持面上に前記荷重入力部材から
入力される荷重を支持する保護部材を配設し、前記荷重
入力部材と該保護部材との間に、前記所定の荷重に対す
る前記支持部材の弾性変形量と前記荷重検知部材の破損
限度以下の弾性変形量とを加えたものに相当する隙間を
設けたことも好ましい。
【0020】
【作用】上記のように構成された本発明においては、支
持部材が荷重入力部材を介して入力される検出方向の荷
重を所定量受けることで弾性変形し、荷重入力前に形成
されていた荷重入力部材と荷重検知部材の隙間をなくし
て荷重入力部材を荷重検知部材に当接させる。この時点
では、荷重検知部材には荷重が作用していないが、さら
に、荷重が入力された場合に、この荷重は支持部材と荷
重検知部材に両方に分配され、支持部材と荷重検知部材
はほぼ同一の割合で弾性変形する。
【0021】従って、荷重入力部材が荷重検知部材に当
接した後に入力された荷重に関し、その荷重の荷重検知
部材に入力された割合に相当する荷重を検知することが
可能となる。
【0022】また、被測定軸に結合された本願発明の荷
重センサにおいては、被測定軸に設けられた推進機構が
荷重センサ自体を被測定軸に固定すると共に、荷重入力
部材に予荷重を与え、予荷重入力前に形成されていた荷
重入力部材と荷重検知部材の隙間をなくして荷重入力部
材を荷重検知部材に当接させる。
【0023】従って、荷重検知部材は予荷重の影響を受
けることなく測定対象として入力される荷重の荷重検知
部材に入力された割合に相当する荷重を検知することが
可能となる。
【0024】また、荷重検知部材のバネ定数Ksと支持
部材のバネ定数Kbは、Ks≦Kbであることで、入力
された荷重は荷重検知部材と支持部材に等分または主と
して、支持部材が受けることになり、支持部材と同等か
それよりも弱い剛性を持つ荷重検知部材に荷重が集中し
ない。
【0025】荷重検知部材に前記支持部材の弾性変形方
向とは直角方向に少なくとも1つの孔を設けることで、
この孔の内周表面と近接する前記荷重検知部材を構成す
る外周表面との間が応力集中部となり、歪みが増幅され
るので、この部分に歪ゲージを貼設することで、高感度
に荷重を検出できる。
【0026】また、荷重検知部材に設けられ支点部と作
用点部を備え、てこの原理を利用するための孔により、
力点部に入力された変位が作用点部で増幅されるので、
作用点部での歪が増幅されて、高感度に荷重を検出でき
る。
【0027】この場合において、作用点部を単一の曲率
の円弧で形成した場合、荷重検知部材の内部の最大応力
部はこの円弧表面となるが、作用点部を2つの曲率の異
なる円弧で形成した場合、最大応力部は構成外周表面上
の歪ゲージ部となる。
【0028】また、荷重検知部材に所定量以上の変位が
発生すると、荷重入力部材が保護部材と当接し、荷重検
知部材のそれ以上の変位が阻止される。
【0029】
【実施例】以下に本発明を適用した荷重センサを図示の
実施例に基づいて説明する。
【0030】(第1実施例)まず、図1は本発明の荷重
センサの基本的な構成を理解する為のものであり、荷重
F1は、例えば荷重センサ1を測定対象に固定する為に
予荷重F2と測定対象荷重F3が合成されるものであ
る。
【0031】荷重センサ1は荷重支持面としての基盤2
a上に支持部材3と荷重検知部材4を備え、支持部材3
の他端は荷重入力部材としての基盤2bに当接してい
る。そして荷重センサ1に荷重F1が作用していない時
には、荷重検知部材4の基板1の反対側に隙間G1が形
成されている。
【0032】本願発明の上述の基本構成に従うと、予荷
重F2が基板2に加わり支持部材3が弾性変形して縮む
ことで隙間G1がなくなり、初めて基板2と荷重検知部
材4が当接することになる。そして、その後測定対象荷
重F3が作用すると、測定対象荷重F3は支持部材3と
荷重検知部材4に分配され、荷重検知部材4に入力され
た割合に相当する荷重F4(以後荷重を区別する為に比
例測定荷重F4とする。)を検知することが可能となる
ものである。
【0033】但し、荷重センサ1の取付け時に予荷重F
2が必要なければ、測定対象荷重F3は予荷重F2より
も大きな荷重である必要がある。
【0034】従って、要求される測定対象荷重F3の荷
重範囲をLとして、荷重検知部材4の比例測定荷重F4
に対する変形量をbとし、この変形量bを荷重検知部材
4のフルレンジ(FS)とすることで、予荷重F2が入
力された後の測定対象荷重F3の検出を高精度に行うこ
とができる。この予荷重F2と測定対象荷重F3及び隙
間G1と変形量bの関係は図2に示される通りであり、
また、この設定は任意に設定することが可能であり、例
えば、G1とb、あるいはF2とF3をL/2またはb
/2オーバーラップさせることで、予荷重F2から±1
/2FSの荷重範囲を測定することが可能となる。
【0035】次に具体的な第1の実施例の構成を図3に
示す。この実施例における荷重センサ10は軸11に作
用する測定対象荷重F3を計測する為のものである。
【0036】軸11には荷重センサを固定する為の段部
12があり、この段部12から図3において上方に細径
部11aが延びており、この細径部11aには推進機構
としてのネジ13が切られている。センサ10は基板1
5上に環状の支持部材17と荷重検知部材18を複数個
(当実施例では4個)均等に配置している。そして、支
持部材17には基板16が直接当接している。
【0037】図3の状態は荷重センサ10に予荷重が作
用していないもので、この状態においては、荷重検知部
材18と基板16との間に隙間G2があいている。荷重
センサ10は締め付けナット14により軸11に固定さ
れる。
【0038】このとき、締め付けナット14により荷重
センサ10の基板16に予荷重F2が作用し、支持部材
17が隙間G2の距離だけ弾性変形して縮み、隙間G2
がなくなって荷重検知部材18が測定対象荷重F3を受
けることができるようにする。実際にはこの測定対象荷
重F3は、上記基本構成で説明したと同様に支持部材1
7と荷重検知部材18に分配され、荷重検知部材18に
は分配入力された割合に相当する比例測定荷重F4が入
力される。
【0039】図4は荷重センサ10の構造図であり、図
4(a)は図4(b)のS1−S1断面図である。基板
15と支持部材17と基板16は一体的に構成されてお
り、環状の支持部材17の断面積は軸11の細径部11
aの断面積とほぼ同等としてある。
【0040】19は過大荷重による荷重検知部材18の
破損防止の為に、基板15上で荷重検知部材18の間に
設けた保護部材である。保護部材19の基板16側の端
面19aと基板16との間には、荷重検知部材18が破
損しない範囲で変位した時に、基板16とこの保護部材
19の端面19aが当接する隙間G3が設けられてい
る。従って、荷重検知部材18が破損するような大きな
荷重が入力された場合には、保護部材19が過大荷重を
負担するので、荷重検知部材18の破損が防止される。
【0041】図5は荷重検知部材18を説明するもので
ある。当実施例においては、荷重検知部材18は直方体
をしており、構成外周表面18aまたは18bが比例測
定荷重F4を入力する外周表面となっている。孔18f
は荷重入力方向とは直角方向に設けられたもので、この
孔18fの内周表面と近接する外周構成表面18dの斜
線で示した範囲R1が最も応力の集中を受ける部位とな
り歪が大きくなる、この範囲R1に歪ゲージ18eを貼
設して歪を検出し、図6に示すブリッジ回路により出力
を得る。但し、この孔18fを設けなくても比例測定荷
重F4を歪ゲージ18eで検出することは可能である
が、この場合には検出感度が低下する。
【0042】図3,4,5,6を用いて説明した第1実
施例の具体例における荷重センサ10は以上の構成と作
用を奏し、図7のように出力する。
【0043】また、隙間G2を得る方法としては、例え
ば基板16とと荷重検知部材18の間に隙間G2分の厚
みを持った金属箔を挟んだ状態で基板15と荷重検知部
材18の底面部とを溶接等により接合し、その後金属箔
を除去することで得られる。同様に、保護部材19の隙
間G3を形成することができる。
【0044】(第2実施例)第2の実施例は、第1実施
例と基本構造は同一であり、荷重検知部材の構造が異な
るものである。第2実施例の荷重検知部材21の構造を
図8(a),(b)に示す。この荷重検知部材21に
は、直行する2個の長孔22a,22bを構成外周表面
21bに設けたものである。構成外周表面21aに基板
16を介して比例測定荷重F4が作用すると、長孔22
a,22bを有する構成外周表面21bの領域R2に圧
縮歪が、領域R3に引張歪が発生する。領域R2,R3
の形状はほぼ等しく、図8(b)に示す通り、長孔22
a,22bの幅W1と端部丸みの大きさr1に比例した
もので、それぞれ1/3W1と1/5r1程度の形状と
なる。
【0045】この領域R2,R3にに歪ゲージを設ける
ことで、図9に示すアクティブゲージが4個のフルブリ
ッジ回路により出力得ることができる。
【0046】予荷重F2及び荷重F3(F4)に対する
荷重検知部材21のセンサ出力の図を図10に示す。こ
の図は先の実施例1における荷重検知部材10のセンサ
出力と比較可能なように、2本のグラフが作成されてい
る。この図10で判るように、予荷重F2に対しては実
施例1と同様に荷重検知部材21は応答していない、が
荷重F3(F4)が入力されると、引っ張り歪と圧縮歪
を用いたフルブリッジ回路により実施例1の約2倍のセ
ンサ出力が発生し、感度が高まっている。
【0047】但し、歪ゲージを設ける領域R2,R3が
実施例1と比べて極端に小さいので、歪みゲージの取付
け時の位置精度がセンサ出力に大きく影響を及ぼす問題
点がある。
【0048】(第3実施例)第3の実施例も第1の実施
例と基本構造は同様であるが、荷重検知部材の構造が異
なるものである。第3施例の荷重検知部材31の構造を
図11(a),(b)に示す。この荷重検知部材31に
は、てこの原理を利用する為の孔32を構成外周表面3
1bに設けたものである。この孔32は横L字型で、両
端部は応力集中を避けるために略円形の丸み持ったもの
としている。
【0049】力点部33に比例測定荷重F4が入力され
ると支点部34を支点として腕35が撓み、力点部33
の変位が増幅されて作用点部36を変位させる。この変
位の状態を図12に示す。力点部33の変位d1 は、て
この原理により作用点部36近傍ではd2 となりd1
2 となっている。図12において、点線は変位後の荷
重検知部材の形状を模式的に表している。
【0050】図11(b)は作用点部36を拡大したも
ので、作用点部36は曲率の異なる2つの円弧32a,
32bの組み合わせにて形成されている。当実施例で
は、円弧32aの曲率は円弧32bの曲率の約3倍とし
ている。このように、曲率の異なる2つの円弧32a,
32bで作用点部36を形成することにより、荷重検知
部材31における最大応力発生位置を構成外周表面31
a近傍に位置させることが可能になる。
【0051】このことを図13を使用してさらに説明す
ると、引張応力に関して、孔32の端部が単一曲率の円
形であった場合には(図13(b))、最大引張応力発
生位置が孔32の表面の領域R8近傍である。圧縮歪と
引張歪を用いるフルブリッジを構成する場合で、歪の検
出感度を向上させる為には最大応力部に歪ゲージを取付
けることが好ましいが、実際的には、孔32の表面の領
域R8近傍に歪ゲージを取付けることが不可能になる。
【0052】そこで、図13(a)で説明すると、領域
R8に相当する領域R7の部分の最大引張応力を緩和す
る為に、曲率を大きくし、かつ、逆に圧縮応力が生じて
いる領域R6近傍の曲率を小さくして構成外周表面31
aでの領域R4の位置に最大引張応力を発生させてい
る。従って、構成外周表面31aに引張歪の領域R4と
圧縮歪の領域R5が最大応力部となり、そこにそれぞれ
歪ゲージを設け、実施例3と同様のフルブリッジ回路に
よりセンサ出力を得る。
【0053】図14は上記に説明した荷重検出部材31
を備えた荷重センサ30であり、図14(a)はS2−
S2断面図であり、図14(b)は側面図である。構成
において、第1の実施例と同一の部分については同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、所定の荷重を支持部材により支持し、その後に
入力される測定対象荷重を荷重検知部材に作用させるの
で、荷重検知部材の測定範囲を測定対象荷重以外の荷重
で狭めることがなく、測定対象荷重に対して精度の高い
荷重検出を行うことができる。
【0055】また、同じ荷重検知部材を使用した場合
に、測定対象荷重の範囲を大きくすることができる。
【0056】荷重センサが被測定軸に結合されたもの
は、結合の為に予荷重を荷重センサに作用させるが、荷
重検知部材にはこの予荷重は入力されず、予荷重の影響
を受けずに精度の高い荷重検出を行うことができる。
【0057】また、荷重検知部材のバネ定数Ksと支持
部材のバネ定数Kbを、Ks≦Kbとすれば、入力され
た荷重は荷重検知部材と支持部材に等分または主とし
て、支持部材が受けることになり、支持部材と同等かそ
れよりも弱い剛性を持つ荷重検知部材に荷重が集中しな
いので荷重検知部材の破損が防止される。
【0058】荷重検知部材に設けられた孔により、この
孔の内周表面と近接する前記荷重検知部材を構成する外
周表面との間が応力集中部となり、歪みが増幅されるの
で、この部分に歪ゲージを貼設することで、高感度に荷
重が検出できる。
【0059】また、荷重検知部材に設けられたてこの原
理を利用するための孔は、力点部に入力された変位を作
用点部で増幅するので、作用点部での歪が増幅されて、
さらに高感度に荷重を検出できる。
【0060】この場合において、作用点部を単一の曲率
の円弧で形成した場合、荷重検知部材の内部の最大応力
部はこの円弧表面となるが、作用点部を2つの曲率の異
なる円弧で形成した場合、最大応力部は構成外周表面上
となるので、最大応力部に容易に歪ゲージを取付けるこ
とが可能となり、高感度に荷重を検出できる。
【0061】荷重検知部材の保護部材は、荷重検知部材
に所定量以上の変位が発生すると、荷重入力部材が保護
部材と当接し、荷重検知部材のそれ以上の変位が阻止さ
れるので、荷重検知部材の破損防止となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の荷重センサの基本構造を示す図
である。
【図2】図2は荷重に対する変位の図。
【図3】図3は本発明の第1実施例の荷重センサを軸に
取付けた状態の図。
【図4】図4は本発明の第1実施例の荷重センサの図。
【図5】図5は荷重検知部材の図。
【図6】図6は歪ゲージの出力回路の図。
【図7】図7は荷重に対する変位の図。
【図8】図8は荷重検知部材の図。
【図9】図9は歪ゲージの出力回路の図。
【図10】図10は荷重に対する変位の図。
【図11】図11は荷重検知部材の図。
【図12】図12は荷重検知部材変位を模式的に表した
図。
【図13】図13は作用点部近傍の図。
【図14】図14は第3実施例の荷重センサの図。
【図15】図15は従来の荷重センサの図。
【図16】図16は従来の荷重センサの荷重に対する出
力の図。
【図17】図17は従来の荷重センサによる出力誤差を
説明する為の図。
【図18】図18は従来の荷重センサによる出力誤差を
説明する為の図。
【符号の説明】
1,10 荷重センサ 2a,15 基板(荷重支持面) 2b,16 基板(荷重入力部材) 3,17 支持部材 4,18,21,31 荷重検知部材 11 軸 11a 細径部 12 段部 13 ネジ 14 締め付けナット 18f 孔 19 保護部材 G1,G2 隙間 F1 荷重 F2 予荷重 F3 測定対象荷重 F4 比例測定荷重

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重支持面上に配設され、それぞれ荷重
    入力部材から入力される荷重を独立的に支持する支持部
    材と荷重検知部材とを備え、 前記荷重入力部材は、前記支持部材に直接当接して設け
    られ、 前記荷重入力部材と前記荷重検知部材との間に、所定の
    荷重に対する前記支持部材の弾性変形量に相当する隙間
    を設けたことを特徴とする荷重センサ。
  2. 【請求項2】 被測定軸に結合された前記荷重支持面
    と、この荷重支持面に対して被測定軸の軸方向に対向し
    た荷重入力部材と、 被測定軸に設けられ前記荷重入力部材に予荷重を与える
    推進機構と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の荷重セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記荷重検知部材のバネ定数Ksと前記
    支持部材のバネ定数Kbは、 Ks≦Kbであることを特徴とする請求項1または2に
    記載の荷重センサ。
  4. 【請求項4】 前記荷重検知部材は前記支持部材の荷重
    方向とは直角方向に少なくとも1つの孔を有した直方体
    であり、この孔の内周表面と近接する前記荷重検知部材
    を構成する外周表面との間に応力集中部を設け、この応
    力集中部に軸力を計測する歪ゲージを貼設したことを特
    徴とする請求項1,2または3に記載の荷重センサ。
  5. 【請求項5】 前記荷重検知部材の荷重方向とは直角方
    向に設けた孔は、支点部と前記荷重検知部材の構成外周
    表面に近接する作用点部とを備え、 力点部を荷重検知部材を構成する外周表面の支点部より
    も作用点部側に設けたことを特徴とする請求項4に記載
    の荷重センサ。
  6. 【請求項6】 前記作用点部の形状を曲率の異なる2つ
    の円弧により形成し、歪ゲージを設ける領域が荷重検知
    部材で最大応力部としたことを請求項5に記載の荷重セ
    ンサ。
  7. 【請求項7】 前記荷重支持面上に前記荷重入力部材か
    ら入力される荷重を支持する保護部材を配設し、 前記荷重入力部材と該保護部材との間に、前記所定の荷
    重に対する前記支持部材の弾性変形量と前記荷重検知部
    材の破損限度以下の弾性変形量とを加えたものに相当す
    る隙間を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5または6に記載の荷重センサ。
JP11780495A 1995-04-19 1995-04-19 荷重センサ Pending JPH08285705A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242148A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Showa Denko Kk 荷重検出器
CN109855767A (zh) * 2019-02-15 2019-06-07 武汉理工大学 一种高精度单分力子母传感器
CN119309712A (zh) * 2024-11-05 2025-01-14 济南大学 一种基于压电薄膜的车辆动态轴载监测传感器制作方法及传感器

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