JPH08286058A - 回折格子付きの光ファイバ、その製造装置及び方法 - Google Patents
回折格子付きの光ファイバ、その製造装置及び方法Info
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- JPH08286058A JPH08286058A JP7092530A JP9253095A JPH08286058A JP H08286058 A JPH08286058 A JP H08286058A JP 7092530 A JP7092530 A JP 7092530A JP 9253095 A JP9253095 A JP 9253095A JP H08286058 A JPH08286058 A JP H08286058A
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- optical fiber
- diffraction grating
- primary coating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光誘起屈折率変化により作り込まれた回折格
子の位置を容易に確認することのできる光ファイバと、
その製造装置及び方法を提供すること。 【構成】 本発明による光ファイバ製造装置は、プリフ
ォーム10からの線引きにより光ファイバ15を製造す
るものであり、線引きされた光ファイバ素線14に、干
渉された紫外光を照射して回折格子を形成する回折格子
形成装置30と、硬化炉18を通過した光ファイバ表面
にマークを付けるマーキング装置44と、光ファイバ移
動量を検出する移動量検出手段46とを備えている。移
動量検出手段により検出された光ファイバ移動量に基づ
き、制御装置28は、回折格子形成装置30により形成
された回折格子に対する所定の位置にマークを付けるよ
うマーキング装置44を作動させることができる。これ
により製造された光ファイバ15には、回折格子の位置
を示すマーク50が付けられている。
子の位置を容易に確認することのできる光ファイバと、
その製造装置及び方法を提供すること。 【構成】 本発明による光ファイバ製造装置は、プリフ
ォーム10からの線引きにより光ファイバ15を製造す
るものであり、線引きされた光ファイバ素線14に、干
渉された紫外光を照射して回折格子を形成する回折格子
形成装置30と、硬化炉18を通過した光ファイバ表面
にマークを付けるマーキング装置44と、光ファイバ移
動量を検出する移動量検出手段46とを備えている。移
動量検出手段により検出された光ファイバ移動量に基づ
き、制御装置28は、回折格子形成装置30により形成
された回折格子に対する所定の位置にマークを付けるよ
うマーキング装置44を作動させることができる。これ
により製造された光ファイバ15には、回折格子の位置
を示すマーク50が付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波領域であるコア
に回折格子が作り込まれた光ファイバと、その製造装置
及び製造方法に関するものである。
に回折格子が作り込まれた光ファイバと、その製造装置
及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学部品の一種として回折格子が作り込
まれたものには種々の態様のものがあるが、光通信シス
テム等に利用する場合には、特に、他の光ファイバや平
面光導波路との接続を容易化し且つ挿入損失を低くする
ために回折格子が作り込まれた光ファイバが好適であ
る。
まれたものには種々の態様のものがあるが、光通信シス
テム等に利用する場合には、特に、他の光ファイバや平
面光導波路との接続を容易化し且つ挿入損失を低くする
ために回折格子が作り込まれた光ファイバが好適であ
る。
【0003】光ファイバのコアに回折格子を作り込む方
法としては、例えば特開昭62−500052号公報に
記載のものが知られている。これは、酸化ゲルマニウム
を添加して高屈折率のコアを形成した石英系光ファイバ
に強力な紫外光を干渉させて照射することにより、コア
に周期的な屈折率変化を生じさせ、回折格子を作製する
という方法である。この紫外光照射による屈折率変化の
メカニズムは、完全に解明されてはいないが、重要な原
因として、石英ガラス中のゲルマニウムに関連した酸素
欠損型の欠陥が考えられており、Si−Ge又はGe−
Ge等の中性酸素モノ空孔が想定されている。
法としては、例えば特開昭62−500052号公報に
記載のものが知られている。これは、酸化ゲルマニウム
を添加して高屈折率のコアを形成した石英系光ファイバ
に強力な紫外光を干渉させて照射することにより、コア
に周期的な屈折率変化を生じさせ、回折格子を作製する
という方法である。この紫外光照射による屈折率変化の
メカニズムは、完全に解明されてはいないが、重要な原
因として、石英ガラス中のゲルマニウムに関連した酸素
欠損型の欠陥が考えられており、Si−Ge又はGe−
Ge等の中性酸素モノ空孔が想定されている。
【0004】また、回折格子付きの光ファイバの製造方
法としては、プリフォーム(母材)から裸光ファイバが
線引きされた直後に、裸光ファイバの表面に紫外光を所
定周期で照射し、回折格子を作り込みながら光ファイバ
を製造するという方法が従来からある。かかる製造方法
は、例えば「ELECTRONICS LETTERS
19th August 1993 Vol.29
No.17 pp.1577−1578」や「OPTI
CS LETTERS January 15,199
4 Vol.19 No.2 pp.147−149」
等に開示されている。
法としては、プリフォーム(母材)から裸光ファイバが
線引きされた直後に、裸光ファイバの表面に紫外光を所
定周期で照射し、回折格子を作り込みながら光ファイバ
を製造するという方法が従来からある。かかる製造方法
は、例えば「ELECTRONICS LETTERS
19th August 1993 Vol.29
No.17 pp.1577−1578」や「OPTI
CS LETTERS January 15,199
4 Vol.19 No.2 pp.147−149」
等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の手段で光ファイバに作り込まれた回折格
子は、外部から肉眼で見た場合、識別することが極めて
困難であるという問題がある。
たような従来の手段で光ファイバに作り込まれた回折格
子は、外部から肉眼で見た場合、識別することが極めて
困難であるという問題がある。
【0006】よって、回折格子を一定数含むように光フ
ァイバを切り出すためには、特殊な回折格子識別装置を
用意しなければならず、手間がかかる。また、肉眼のみ
では、回折格子が端面から一定の位置に配置されるよう
に光ファイバを切断することもできない。
ァイバを切り出すためには、特殊な回折格子識別装置を
用意しなければならず、手間がかかる。また、肉眼のみ
では、回折格子が端面から一定の位置に配置されるよう
に光ファイバを切断することもできない。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、回折格子の位置を容易に認識すること
のできる光ファイバと、その製造装置及び方法を提供す
ることにある。
で、その目的は、回折格子の位置を容易に認識すること
のできる光ファイバと、その製造装置及び方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも1つの回折格子が形成された
光ファイバにおいて、一次被覆の表面であって前記回折
格子に対して所定の位置にマークを付けたことを特徴と
している。
に、本発明は、少なくとも1つの回折格子が形成された
光ファイバにおいて、一次被覆の表面であって前記回折
格子に対して所定の位置にマークを付けたことを特徴と
している。
【0009】このようなマークが付けられた光ファイバ
を製造するための本発明による装置は、光ファイバ用プ
リフォームを加熱溶融し線引きして光ファイバ素線を形
成する加熱炉と、加熱炉を通して線引きされた光ファイ
バ素線を通し一次被覆樹脂を付着させる一次被覆槽と、
前記一次被覆槽で一次被覆樹脂が付着された光ファイバ
素線を通し一次被覆樹脂を硬化させる硬化炉と、前記硬
化炉を通過した光ファイバを引っ張るための引張り手段
と、前記加熱炉及び前記一次被覆槽の間に位置している
光ファイバ素線に、干渉された紫外光を照射して回折格
子を形成する回折格子形成装置と、前記硬化炉から引き
出された光ファイバ表面にマークを付けるマーキング装
置と、光ファイバ移動量を検出する移動量検出手段と、
前記移動量検出手段により検出された光ファイバ移動量
に基づき、前記回折格子形成装置により形成された回折
格子に対する所定の位置にマークを付けるよう前記マー
キング装置を作動させる制御装置とを備えている。
を製造するための本発明による装置は、光ファイバ用プ
リフォームを加熱溶融し線引きして光ファイバ素線を形
成する加熱炉と、加熱炉を通して線引きされた光ファイ
バ素線を通し一次被覆樹脂を付着させる一次被覆槽と、
前記一次被覆槽で一次被覆樹脂が付着された光ファイバ
素線を通し一次被覆樹脂を硬化させる硬化炉と、前記硬
化炉を通過した光ファイバを引っ張るための引張り手段
と、前記加熱炉及び前記一次被覆槽の間に位置している
光ファイバ素線に、干渉された紫外光を照射して回折格
子を形成する回折格子形成装置と、前記硬化炉から引き
出された光ファイバ表面にマークを付けるマーキング装
置と、光ファイバ移動量を検出する移動量検出手段と、
前記移動量検出手段により検出された光ファイバ移動量
に基づき、前記回折格子形成装置により形成された回折
格子に対する所定の位置にマークを付けるよう前記マー
キング装置を作動させる制御装置とを備えている。
【0010】かかる製造装置において、マーキング装置
はインクを吹き付けて塗付するインク塗付装置であるこ
とが有効である。
はインクを吹き付けて塗付するインク塗付装置であるこ
とが有効である。
【0011】また、請求項4に記載の発明は光ファイバ
製造方法に関し、光ファイバ用プリフォームを加熱溶融
し線引きして光ファイバ素線を形成し、前記光ファイバ
素線に、干渉された紫外光を照射して回折格子を形成
し、前記光ファイバ素線を一次被覆槽に通して一次被覆
樹脂を付着させた後、この一次被覆樹脂を硬化させ、そ
の後、光ファイバ表面であって前記回折格子に対して所
定の位置にマークを付けることを特徴としている。
製造方法に関し、光ファイバ用プリフォームを加熱溶融
し線引きして光ファイバ素線を形成し、前記光ファイバ
素線に、干渉された紫外光を照射して回折格子を形成
し、前記光ファイバ素線を一次被覆槽に通して一次被覆
樹脂を付着させた後、この一次被覆樹脂を硬化させ、そ
の後、光ファイバ表面であって前記回折格子に対して所
定の位置にマークを付けることを特徴としている。
【0012】
【作用】上記の本発明による回折格子付きの光ファイバ
の表面にはマークが付けられているので、このマークか
ら回折格子の位置を認識することができる。
の表面にはマークが付けられているので、このマークか
ら回折格子の位置を認識することができる。
【0013】また、このような光ファイバを製造するた
めの本発明による製造装置又は方法によれば、光ファイ
バの線引き工程中に回折格子の形成とマーク付けが連続
的に行われる。
めの本発明による製造装置又は方法によれば、光ファイ
バの線引き工程中に回折格子の形成とマーク付けが連続
的に行われる。
【0014】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。尚、図面において同一又は相当部
分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
いて詳細に説明する。尚、図面において同一又は相当部
分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0015】図1は、回折格子を作り込みながら光ファ
イバを製造するための本発明による光ファイバ製造装置
の一実施例を概略的に示している。この図において、符
号10は光ファイバの原料となるプリフォーム(母材)
を示している。このプリフォーム10は石英系光ファイ
バを製造するためのものであり、紫外光誘起屈折率変化
により回折格子を形成するのに必要な量の酸化ゲルマニ
ウムが、少なくともコアとなる部分にドープされてい
る。このプリフォーム10は、その長手方向軸線が鉛直
方向に向くようにして所定の位置に設置される。
イバを製造するための本発明による光ファイバ製造装置
の一実施例を概略的に示している。この図において、符
号10は光ファイバの原料となるプリフォーム(母材)
を示している。このプリフォーム10は石英系光ファイ
バを製造するためのものであり、紫外光誘起屈折率変化
により回折格子を形成するのに必要な量の酸化ゲルマニ
ウムが、少なくともコアとなる部分にドープされてい
る。このプリフォーム10は、その長手方向軸線が鉛直
方向に向くようにして所定の位置に設置される。
【0016】プリフォーム10の下端部は、加熱炉12
により加熱、溶融されながら鉛直下方に線引きされ、こ
れによって、光ファイバ素線14が形成されていく。こ
こでは、光ファイバ素線14はコア及びクラッドから成
り、一次被覆が形成されていない光ファイバを意味し、
一次被覆が形成されたものを単に光ファイバ15という
ものとする。
により加熱、溶融されながら鉛直下方に線引きされ、こ
れによって、光ファイバ素線14が形成されていく。こ
こでは、光ファイバ素線14はコア及びクラッドから成
り、一次被覆が形成されていない光ファイバを意味し、
一次被覆が形成されたものを単に光ファイバ15という
ものとする。
【0017】この光ファイバ素線14は一次被覆槽16
に通され、シリコン樹脂等の一次被覆樹脂が表面に付着
されるようになっている。
に通され、シリコン樹脂等の一次被覆樹脂が表面に付着
されるようになっている。
【0018】一次被覆槽16の下側には硬化炉18が配
置されたおり、この硬化炉18に一次被覆樹脂が付着さ
れた光ファイバ素線14を通すことで、一次被覆樹脂が
硬化され、これが一次被覆となる。
置されたおり、この硬化炉18に一次被覆樹脂が付着さ
れた光ファイバ素線14を通すことで、一次被覆樹脂が
硬化され、これが一次被覆となる。
【0019】更に、硬化炉18の下側には一対のキャプ
スタン(引張り手段)20a,20bが配置されてい
る。これらのキャプスタン20a,20bの外周面は互
いに接しており、また、その少なくとも一方には電動モ
ータ等の駆動装置22が取り付けられている。従って、
駆動装置22を駆動させると、両キャプスタン20a,
20bは回転される。キャプスタン20a,20b間に
は光ファイバ15が配置され挟持されるので、駆動装置
22が駆動されると、光ファイバ15は下方に引っ張ら
れ、これが光ファイバ素線14の線引き力となる。この
ようにしてキャプスタン20a,20bにより引っ張ら
れた光ファイバ15は、最終的に巻取り装置24により
巻き取られる。
スタン(引張り手段)20a,20bが配置されてい
る。これらのキャプスタン20a,20bの外周面は互
いに接しており、また、その少なくとも一方には電動モ
ータ等の駆動装置22が取り付けられている。従って、
駆動装置22を駆動させると、両キャプスタン20a,
20bは回転される。キャプスタン20a,20b間に
は光ファイバ15が配置され挟持されるので、駆動装置
22が駆動されると、光ファイバ15は下方に引っ張ら
れ、これが光ファイバ素線14の線引き力となる。この
ようにしてキャプスタン20a,20bにより引っ張ら
れた光ファイバ15は、最終的に巻取り装置24により
巻き取られる。
【0020】また、図1において、符号26は、光ファ
イバ素線14の外径検出器を示している。この外径検出
器26は、プリフォーム10から線引きされた光ファイ
バ素線14の外径を検出し、その外径に応じた信号を制
御装置28に出力するものである。光ファイバ製造装置
においては、線引きの速度を一定とした場合、環境温度
や気圧等の変動に伴って線引きされた光ファイバ素線1
4の外径に変動が生じる。そのため、制御装置28で
は、外径検出器26からの信号に基づき、加熱炉12の
加熱温度を調整すると共に、キャプスタン20a,20
bの駆動装置22を制御して光ファイバ線引き速度を変
化させ、光ファイバ素線14の外径を一定にすることと
している。
イバ素線14の外径検出器を示している。この外径検出
器26は、プリフォーム10から線引きされた光ファイ
バ素線14の外径を検出し、その外径に応じた信号を制
御装置28に出力するものである。光ファイバ製造装置
においては、線引きの速度を一定とした場合、環境温度
や気圧等の変動に伴って線引きされた光ファイバ素線1
4の外径に変動が生じる。そのため、制御装置28で
は、外径検出器26からの信号に基づき、加熱炉12の
加熱温度を調整すると共に、キャプスタン20a,20
bの駆動装置22を制御して光ファイバ線引き速度を変
化させ、光ファイバ素線14の外径を一定にすることと
している。
【0021】この光ファイバ製造装置には、更に、紫外
光誘起屈折率変化により回折格子を作り込むための回折
格子形成装置30が設けられている。この回折格子形成
装置30は、加熱炉12と一次被覆槽16との間で、紫
外光を光ファイバ素線14に照射するよう配置されてい
る。紫外光の照射部位は、光ファイバ素線14が十分に
硬化している位置であることが必要であり、よって、一
次被覆槽16に可能な限り近い位置とすることが好まし
い。
光誘起屈折率変化により回折格子を作り込むための回折
格子形成装置30が設けられている。この回折格子形成
装置30は、加熱炉12と一次被覆槽16との間で、紫
外光を光ファイバ素線14に照射するよう配置されてい
る。紫外光の照射部位は、光ファイバ素線14が十分に
硬化している位置であることが必要であり、よって、一
次被覆槽16に可能な限り近い位置とすることが好まし
い。
【0022】光ファイバ製造装置に適用可能な回折格子
形成装置30としては位相格子を利用したもの等、種々
あるが、図示実施例の装置30は、ホログラフィック干
渉法によるものとなっている。即ち、図示の回折格子形
成装置30は、所定波長を有するコヒーレントな紫外光
を発することのできるSHG(高調波発生器)アルゴン
レーザやKrFエキシマレーザ等の紫外光光源32と、
この光源32から出射された紫外光を干渉させて光ファ
イバ素線14に照射する干渉機構34とから構成されて
いる。
形成装置30としては位相格子を利用したもの等、種々
あるが、図示実施例の装置30は、ホログラフィック干
渉法によるものとなっている。即ち、図示の回折格子形
成装置30は、所定波長を有するコヒーレントな紫外光
を発することのできるSHG(高調波発生器)アルゴン
レーザやKrFエキシマレーザ等の紫外光光源32と、
この光源32から出射された紫外光を干渉させて光ファ
イバ素線14に照射する干渉機構34とから構成されて
いる。
【0023】干渉機構34は、ビームスプリッタ36及
び反射鏡38,40,42から構成されている。ビーム
スプリッタ36は、光源32から発せられ反射鏡38に
より反射された紫外光を2本の分岐光に分岐させる。反
射鏡40,42は、ビームスプリッタ36からの分岐光
をそれぞれ反射し、光ファイバ素線14のコアの光軸方
向に対して所定角度でそれぞれ入射して共面ビームとし
て相互に干渉させる。
び反射鏡38,40,42から構成されている。ビーム
スプリッタ36は、光源32から発せられ反射鏡38に
より反射された紫外光を2本の分岐光に分岐させる。反
射鏡40,42は、ビームスプリッタ36からの分岐光
をそれぞれ反射し、光ファイバ素線14のコアの光軸方
向に対して所定角度でそれぞれ入射して共面ビームとし
て相互に干渉させる。
【0024】従って、紫外光光源32を作動させると、
干渉された紫外光が光ファイバ素線14のコア内或いは
その周辺部で干渉縞を形成する。そして、この紫外光の
干渉縞の明暗によりコアの屈折率が光軸方向に周期的に
異なるものとなり、回折格子が光ファイバ素線14に作
り込まれることとなる。
干渉された紫外光が光ファイバ素線14のコア内或いは
その周辺部で干渉縞を形成する。そして、この紫外光の
干渉縞の明暗によりコアの屈折率が光軸方向に周期的に
異なるものとなり、回折格子が光ファイバ素線14に作
り込まれることとなる。
【0025】更に、本発明による光ファイバ製造装置に
は、マーキング装置44が設けられており、硬化炉18
とキャプスタン20a,20bとの間に配置されてい
る。この実施例では、マーキング装置44は、適当なイ
ンクを光ファイバ15の一次被覆の表面に吹き付けてマ
ークを付けるインク塗付装置となっている。
は、マーキング装置44が設けられており、硬化炉18
とキャプスタン20a,20bとの間に配置されてい
る。この実施例では、マーキング装置44は、適当なイ
ンクを光ファイバ15の一次被覆の表面に吹き付けてマ
ークを付けるインク塗付装置となっている。
【0026】マーク付けは、回折格子形成装置30によ
り形成された回折格子に対して一定の位置、例えば回折
格子の真上の位置に行うのが好適である。これを正確に
行うためには、マーキング装置44及び回折格子形成装
置30は制御装置28により制御される必要がある。ま
た、前述したように光ファイバ15の線引き速度は一定
ではないので、回折格子を所望の間隔で光ファイバ素線
14に形成するよう回折格子形成装置30を作動させる
タイミングを定め、且つ、回折格子が形成されてからそ
の回折格子がマーキング装置44によるマーキング位置
(インク噴射口対向位置)に達するまでの時間、即ちマ
ーキング装置44を作動させるタイミングを定めるため
に、制御装置28にはキャプスタン20a,20bの回
転量を検出する回転検出器46が接続されている。
り形成された回折格子に対して一定の位置、例えば回折
格子の真上の位置に行うのが好適である。これを正確に
行うためには、マーキング装置44及び回折格子形成装
置30は制御装置28により制御される必要がある。ま
た、前述したように光ファイバ15の線引き速度は一定
ではないので、回折格子を所望の間隔で光ファイバ素線
14に形成するよう回折格子形成装置30を作動させる
タイミングを定め、且つ、回折格子が形成されてからそ
の回折格子がマーキング装置44によるマーキング位置
(インク噴射口対向位置)に達するまでの時間、即ちマ
ーキング装置44を作動させるタイミングを定めるため
に、制御装置28にはキャプスタン20a,20bの回
転量を検出する回転検出器46が接続されている。
【0027】制御装置28は、回転検出器46からの信
号を受け、リアルタイムにキャプスタン20a,20b
の回転速度、ひいては光ファイバ15(光ファイバ素線
14)の移動量を把握することができる。従って、紫外
光光源32を作動させた時点及び光ファイバ15の移動
量が分かれば、制御装置28は適当なタイミングでマー
キング装置44を作動させ、回折格子が形成された部位
に正確にマークを付けることができる。
号を受け、リアルタイムにキャプスタン20a,20b
の回転速度、ひいては光ファイバ15(光ファイバ素線
14)の移動量を把握することができる。従って、紫外
光光源32を作動させた時点及び光ファイバ15の移動
量が分かれば、制御装置28は適当なタイミングでマー
キング装置44を作動させ、回折格子が形成された部位
に正確にマークを付けることができる。
【0028】制御装置28は、光ファイバ素線14の外
径を一定とすべく駆動装置22を制御しているので、回
転検出器46からの情報がなくとも、光ファイバ15の
移動量を検出することは可能であるが、より正確に移動
量を検出するためには、回転検出器46等の専用の移動
量検出手段を別個に設けておくことが有効である。
径を一定とすべく駆動装置22を制御しているので、回
転検出器46からの情報がなくとも、光ファイバ15の
移動量を検出することは可能であるが、より正確に移動
量を検出するためには、回転検出器46等の専用の移動
量検出手段を別個に設けておくことが有効である。
【0029】以上から理解されるように、本発明により
構成された光ファイバ製造装置においては、光ファイバ
が線引きされると共に、制御装置28による制御下、回
折格子形成装置30を適当なタイミングで作動させるこ
とで回折格子が所望の間隔で光ファイバ素線14に作り
込まれていく。また、回折格子形成装置30で形成され
た回折格子の真上に位置する一次被覆の表面には、マー
キング装置44により、確実にインクによるマークが付
けられる。
構成された光ファイバ製造装置においては、光ファイバ
が線引きされると共に、制御装置28による制御下、回
折格子形成装置30を適当なタイミングで作動させるこ
とで回折格子が所望の間隔で光ファイバ素線14に作り
込まれていく。また、回折格子形成装置30で形成され
た回折格子の真上に位置する一次被覆の表面には、マー
キング装置44により、確実にインクによるマークが付
けられる。
【0030】このようにして製造された光ファイバ15
は、例えば図2に示されるように、その表面にインクに
よるマーク50が形成されている。図示実施例では、マ
ーク50はインクによるものであるため、作業者は肉眼
でマーク50、即ち回折格子の位置を識別することがで
きる。
は、例えば図2に示されるように、その表面にインクに
よるマーク50が形成されている。図示実施例では、マ
ーク50はインクによるものであるため、作業者は肉眼
でマーク50、即ち回折格子の位置を識別することがで
きる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
ファイバの線引き工程中に回折格子を形成する場合、こ
の回折格子の位置に対応して、線引き工程中に、マーク
を付けることができる。
ファイバの線引き工程中に回折格子を形成する場合、こ
の回折格子の位置に対応して、線引き工程中に、マーク
を付けることができる。
【0032】また、このようにして形成された光ファイ
バには、マークが付いているので、回折格子の位置を容
易に認識することができ、光ファイバ取扱い作業が容易
となる。例えば、回折格子を一定数含むように光ファイ
バを切り出すことが簡単にできる。また、回折格子の位
置が分かるので、光ファイバの端面から一定の位置に回
折格子が配置されるように、光ファイバを切断すること
が可能となる。
バには、マークが付いているので、回折格子の位置を容
易に認識することができ、光ファイバ取扱い作業が容易
となる。例えば、回折格子を一定数含むように光ファイ
バを切り出すことが簡単にできる。また、回折格子の位
置が分かるので、光ファイバの端面から一定の位置に回
折格子が配置されるように、光ファイバを切断すること
が可能となる。
【図1】本発明による光ファイバ製造装置の一実施例を
示す概略説明図である。
示す概略説明図である。
【図2】本発明に従って形成された回折格子付きの光フ
ァイバを示す図である。
ァイバを示す図である。
10…プリフォーム、12…加熱炉、14…光ファイバ
素線、15…光ファイバ、16…一次被覆槽、18…硬
化炉、20a,20b…キャプスタン、22…駆動装
置、24…巻取り装置、26…外径検出器、28…制御
装置、30…回折格子形成装置、32…紫外光光源、3
4…干渉機構、36…ビームスプリッタ、38,40,
42…反射鏡、44…マーキング装置、46…回転検出
器、50…マーク。
素線、15…光ファイバ、16…一次被覆槽、18…硬
化炉、20a,20b…キャプスタン、22…駆動装
置、24…巻取り装置、26…外径検出器、28…制御
装置、30…回折格子形成装置、32…紫外光光源、3
4…干渉機構、36…ビームスプリッタ、38,40,
42…反射鏡、44…マーキング装置、46…回転検出
器、50…マーク。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1つの回折格子が形成された
光ファイバにおいて、一次被覆の表面であって前記回折
格子に対して所定の位置にマークが付けられていること
を特徴とする回折格子付きの光ファイバ。 - 【請求項2】 光ファイバ用プリフォームを加熱溶融し
線引きして光ファイバ素線を形成する加熱炉と、 加熱炉を通して線引きされた光ファイバ素線を通し一次
被覆樹脂を付着させる一次被覆槽と、 前記一次被覆槽で一次被覆樹脂が付着された光ファイバ
素線を通し一次被覆樹脂を硬化させる硬化炉と、 前記硬化炉を通過した光ファイバを引っ張るための引張
り手段と、 前記加熱炉及び前記一次被覆槽の間に位置している光フ
ァイバ素線に、干渉された紫外光を照射して回折格子を
形成する回折格子形成装置と、 前記硬化炉から引き出された光ファイバ表面にマークを
付けるマーキング装置と、 光ファイバ移動量を検出する移動量検出手段と、 前記移動量検出手段により検出された光ファイバ移動量
に基づき、前記回折格子形成装置により形成された回折
格子に対する所定の位置にマークを付けるよう前記マー
キング装置を作動させる制御装置と、を備える光ファイ
バ製造装置。 - 【請求項3】 前記マーキング装置はインクを吹き付け
て塗付するインク塗付装置であることを特徴とする請求
項2記載の光ファイバ製造装置。 - 【請求項4】 光ファイバ用プリフォームを加熱溶融し
線引きして光ファイバ素線を形成し、 前記光ファイバ素線に、干渉された紫外光を照射して回
折格子を形成し、 前記光ファイバ素線を一次被覆槽に通して一次被覆樹脂
を付着させた後、この一次被覆樹脂を硬化させ、 前記一次被覆樹脂の硬化後、光ファイバ表面であって前
記回折格子に対して所定の位置にマークを付ける、こと
を特徴とする光ファイバ製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092530A JPH08286058A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 回折格子付きの光ファイバ、その製造装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092530A JPH08286058A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 回折格子付きの光ファイバ、その製造装置及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08286058A true JPH08286058A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14056920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7092530A Pending JPH08286058A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 回折格子付きの光ファイバ、その製造装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08286058A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019243745A1 (fr) * | 2018-06-21 | 2019-12-26 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Capteur à fibre optique à réseau de bragg associé à une structure diffusante et procédés de localisation et d'installation d'un tel capteur |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7092530A patent/JPH08286058A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019243745A1 (fr) * | 2018-06-21 | 2019-12-26 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Capteur à fibre optique à réseau de bragg associé à une structure diffusante et procédés de localisation et d'installation d'un tel capteur |
| FR3082954A1 (fr) * | 2018-06-21 | 2019-12-27 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Capteur a fibre optique a reseau de bragg associe a une structure diffusante et procedes de localisation et d'installation d'un tel capteur |
| CN112534319A (zh) * | 2018-06-21 | 2021-03-19 | 原子能与替代能源委员会 | 与散射结构相关的布拉格光栅光纤传感器及定位和安装这种传感器的方法 |
| US11733450B2 (en) | 2018-06-21 | 2023-08-22 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Bragg grating optical fiber sensor associated with a scattering structure and methods for locating and installing such a sensor |
| CN112534319B (zh) * | 2018-06-21 | 2023-08-25 | 原子能与替代能源委员会 | 与散射结构相关的布拉格光栅光纤传感器及定位和安装这种传感器的方法 |
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