JPH0828620B2 - 可変利得増幅器 - Google Patents
可変利得増幅器Info
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- JPH0828620B2 JPH0828620B2 JP3006028A JP602891A JPH0828620B2 JP H0828620 B2 JPH0828620 B2 JP H0828620B2 JP 3006028 A JP3006028 A JP 3006028A JP 602891 A JP602891 A JP 602891A JP H0828620 B2 JPH0828620 B2 JP H0828620B2
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- variable
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- fet
- variable gain
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波信号を送受信す
る通信装置の電力増幅器として用いられる高周波増幅器
において、大信号入力時に低利得動作あるいは減衰動作
する利得制御が可能な可変利得増幅器に関する。
る通信装置の電力増幅器として用いられる高周波増幅器
において、大信号入力時に低利得動作あるいは減衰動作
する利得制御が可能な可変利得増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線通信に用いられる受信回
路では、極めて広い受信レベル(例えば−75〜−5dB
m)に対して高い線形性が要求されており、そのために
受信ミキサの前段の無線周波数帯増幅部でレベル制御が
必要になっている。このレベル制御では、小信号入力時
に増幅、大信号入力時に減衰操作が行われる。
路では、極めて広い受信レベル(例えば−75〜−5dB
m)に対して高い線形性が要求されており、そのために
受信ミキサの前段の無線周波数帯増幅部でレベル制御が
必要になっている。このレベル制御では、小信号入力時
に増幅、大信号入力時に減衰操作が行われる。
【0003】このような要求に応える可変利得増幅器
は、図9(a),(b)に示すように、FET90と入力整合
回路91および出力整合回路92により構成される高周
波増幅器において、ゲート端子を制御端子とするFET
93をカスコード接続したカスコード型増幅器、あるい
はデュアルゲート端子の一方を制御端子とするFET9
0′を用いたデュアルゲートFET増幅器を用いた構成
により実現されている。なお、ゲート電圧Vg は抵抗器
94を介して、またドレイン電圧Vddは高周波出力に対
して大きなリアクタンスを有するインダクタ95を介し
て供給される。
は、図9(a),(b)に示すように、FET90と入力整合
回路91および出力整合回路92により構成される高周
波増幅器において、ゲート端子を制御端子とするFET
93をカスコード接続したカスコード型増幅器、あるい
はデュアルゲート端子の一方を制御端子とするFET9
0′を用いたデュアルゲートFET増幅器を用いた構成
により実現されている。なお、ゲート電圧Vg は抵抗器
94を介して、またドレイン電圧Vddは高周波出力に対
して大きなリアクタンスを有するインダクタ95を介し
て供給される。
【0004】しかし、このような高周波帯の可変利得増
幅器では、FETの相互コンダクタンスgm のゲートあ
るいはドレインバイアス依存性を利用して可変利得特性
を得ているので、大信号かつ減衰操作の状況下で混変調
歪み特性が極端に劣化する傾向にあった。一方、FET
自体の線形性においても小信号入力時によく、大信号入
力時に悪くなる基本的な特性があり、さらに相互コンダ
クタンスgm が小さく低利得のバイアス条件ではよくな
い性質があった。
幅器では、FETの相互コンダクタンスgm のゲートあ
るいはドレインバイアス依存性を利用して可変利得特性
を得ているので、大信号かつ減衰操作の状況下で混変調
歪み特性が極端に劣化する傾向にあった。一方、FET
自体の線形性においても小信号入力時によく、大信号入
力時に悪くなる基本的な特性があり、さらに相互コンダ
クタンスgm が小さく低利得のバイアス条件ではよくな
い性質があった。
【0005】ディジタル無線通信に用いられる受信回路
では、上述したように大信号入力時に減衰操作を必要と
するが、この場合にFETを相互コンダクタンスgm の
小さいバイアス条件で使用する必要があった。したがっ
て、図9に示す構成では、歪みに対して悪条件である大
信号入力時に、さらにFETの線形性もよくないバイア
ス条件で動作させなければならなかった。
では、上述したように大信号入力時に減衰操作を必要と
するが、この場合にFETを相互コンダクタンスgm の
小さいバイアス条件で使用する必要があった。したがっ
て、図9に示す構成では、歪みに対して悪条件である大
信号入力時に、さらにFETの線形性もよくないバイア
ス条件で動作させなければならなかった。
【0006】ところで、増幅器を負帰還構成にすれば線
形性が改善され、また負帰還量の増大によって利得は低
下するもののさらに線形性を改善できることが知られて
いる。実際に、固定抵抗帰還で若干の利得を犠牲にして
混変調歪み特性を改善した例が報告されている。したが
って、同様に可変抵抗器を用いて負帰還量を変化させる
ことにより受信回路のレベル制御を低歪みで行うことが
可能といえるが、負帰還量を制御する構成の従来の可変
利得増幅器には低周波用が主であった。
形性が改善され、また負帰還量の増大によって利得は低
下するもののさらに線形性を改善できることが知られて
いる。実際に、固定抵抗帰還で若干の利得を犠牲にして
混変調歪み特性を改善した例が報告されている。したが
って、同様に可変抵抗器を用いて負帰還量を変化させる
ことにより受信回路のレベル制御を低歪みで行うことが
可能といえるが、負帰還量を制御する構成の従来の可変
利得増幅器には低周波用が主であった。
【0007】図10は、可変抵抗器を用いた低周波帯の
可変利得増幅器の構成例を示す図である。図において、
増幅手段として用いるソース接地のFET90のドレイ
ン・ゲート間に、FET96を用いた可変抵抗器と直流
阻止用のキャパシタ97とを直列に接続し、FET96
のゲート端子に高抵抗器98を介して制御端子を接続す
る構成である。なお、可変抵抗器はFET96のドレイ
ン・ソース間抵抗をゲート端子の電位で制御するもので
ある。また、可変利得増幅器の増幅手段(FET91)
の入出力端には入力整合回路91および出力整合回路9
2が接続される。
可変利得増幅器の構成例を示す図である。図において、
増幅手段として用いるソース接地のFET90のドレイ
ン・ゲート間に、FET96を用いた可変抵抗器と直流
阻止用のキャパシタ97とを直列に接続し、FET96
のゲート端子に高抵抗器98を介して制御端子を接続す
る構成である。なお、可変抵抗器はFET96のドレイ
ン・ソース間抵抗をゲート端子の電位で制御するもので
ある。また、可変利得増幅器の増幅手段(FET91)
の入出力端には入力整合回路91および出力整合回路9
2が接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】1GHz以下の低周波帯
では、このような構成で用いる可変抵抗器(FET9
6)の寄生容量による位相変化が小さいので支障はない
が、10GHz以上の高周波帯では負帰還量を可変にしつつ
増幅器を安定に動作させることは困難であった。これ
は、高周波帯では可変抵抗器自体の寄生容量の影響が顕
著になるので、負帰還動作を安定に維持することができ
ないためである。
では、このような構成で用いる可変抵抗器(FET9
6)の寄生容量による位相変化が小さいので支障はない
が、10GHz以上の高周波帯では負帰還量を可変にしつつ
増幅器を安定に動作させることは困難であった。これ
は、高周波帯では可変抵抗器自体の寄生容量の影響が顕
著になるので、負帰還動作を安定に維持することができ
ないためである。
【0009】本発明は、大信号入力時に可変利得増幅器
を低利得動作あるいは減衰動作させた場合に、増幅器の
非線形性による混変調歪みを抑圧し、高周波帯で安定に
動作させることができる可変利得増幅器を提供すること
を目的とする。
を低利得動作あるいは減衰動作させた場合に、増幅器の
非線形性による混変調歪みを抑圧し、高周波帯で安定に
動作させることができる可変利得増幅器を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入力信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の入
出力端子間抵抗を制御端子の電位に応じて制御する可変
抵抗手段と、前記増幅手段の入出力端子間で前記可変抵
抗手段に直列に接続される直流阻止用の容量手段とを備
えた可変利得増幅器において、前記可変抵抗手段の制御
端子とグランドとの間に、該可変抵抗手段が該制御端子
との間で有する固有の浮遊容量と比較して少なくとも1
桁以上大きい容量を有する容量手段を接続したことを特
徴する。
は、入力信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の入
出力端子間抵抗を制御端子の電位に応じて制御する可変
抵抗手段と、前記増幅手段の入出力端子間で前記可変抵
抗手段に直列に接続される直流阻止用の容量手段とを備
えた可変利得増幅器において、前記可変抵抗手段の制御
端子とグランドとの間に、該可変抵抗手段が該制御端子
との間で有する固有の浮遊容量と比較して少なくとも1
桁以上大きい容量を有する容量手段を接続したことを特
徴する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の可変利得増幅器において、可変抵抗手段に並列に固定
抵抗手段を接続したことを特徴とする。請求項3に記載
の発明は、請求項1に記載の可変利得増幅器において、
増幅手段の入出力端子間に直列に接続される可変抵抗手
段の少なくとも一端に直列に固定抵抗手段を接続したこ
とを特徴とする。
の可変利得増幅器において、可変抵抗手段に並列に固定
抵抗手段を接続したことを特徴とする。請求項3に記載
の発明は、請求項1に記載の可変利得増幅器において、
増幅手段の入出力端子間に直列に接続される可変抵抗手
段の少なくとも一端に直列に固定抵抗手段を接続したこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は、可変抵抗手段の制御端子(FETの
ゲート端子)とグランドとの間に、FETのゲート・ソ
ース間容量およびゲート・ドレイン間容量の双方と比較
して十分に大きい容量(少なくとも1桁以上大きい容
量)を接続することにより、制御端子を高周波的に接地
することができる。すなわち、FETの相互コンダクタ
ンスgm のバイアス依存性を利用して利得制御を行うの
ではなく、可変抵抗手段の抵抗値を操作することにより
負帰還量を変化させて利得を制御する点においては、従
来の低周波帯の可変利得増幅器と同様であるが、本発明
は制御端子を高周波的に接地できるので、可変抵抗手段
の寄生容量の影響を低減して高周波帯でも安定に動作さ
せることができる。
ゲート端子)とグランドとの間に、FETのゲート・ソ
ース間容量およびゲート・ドレイン間容量の双方と比較
して十分に大きい容量(少なくとも1桁以上大きい容
量)を接続することにより、制御端子を高周波的に接地
することができる。すなわち、FETの相互コンダクタ
ンスgm のバイアス依存性を利用して利得制御を行うの
ではなく、可変抵抗手段の抵抗値を操作することにより
負帰還量を変化させて利得を制御する点においては、従
来の低周波帯の可変利得増幅器と同様であるが、本発明
は制御端子を高周波的に接地できるので、可変抵抗手段
の寄生容量の影響を低減して高周波帯でも安定に動作さ
せることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明可変利得増幅器の第一実施例
の構成を示す図である。図において、増幅手段として用
いるソース接地のFET90、FET96を用いた可変
抵抗器、直流阻止用のキャパシタ97、入力整合回路9
1および出力整合回路92の構成は、図10に示す低周
波帯の可変利得増幅器の構成と同様である。本実施例の
特徴とするところは、可変抵抗器として用いられるFE
T96のゲート端子(制御端子)とグランドとの間に、
FET96のゲート・ソース間容量およびゲート・ドレ
イン間容量の双方と比較して十分に大きい容量(少なく
とも1桁以上大きい容量)を有するキャパシタ11を直
接接続する。
の構成を示す図である。図において、増幅手段として用
いるソース接地のFET90、FET96を用いた可変
抵抗器、直流阻止用のキャパシタ97、入力整合回路9
1および出力整合回路92の構成は、図10に示す低周
波帯の可変利得増幅器の構成と同様である。本実施例の
特徴とするところは、可変抵抗器として用いられるFE
T96のゲート端子(制御端子)とグランドとの間に、
FET96のゲート・ソース間容量およびゲート・ドレ
イン間容量の双方と比較して十分に大きい容量(少なく
とも1桁以上大きい容量)を有するキャパシタ11を直
接接続する。
【0014】なお、FETのゲート端子をG、ソース端
子をS、ドレイン端子をDとして示すが、FETの代わ
りにバイポーラ・トランジスタを用いることも可能であ
り、その場合にはそれぞれベース端子、エミッタ端子、
コレクタ端子に対応する。本実施例の構成では、ゲート
端子から電源側をみると高周波的に接地(短絡)の条件
が形成される。一方、図10に示す従来構成では、FE
T96のゲート端子に高抵抗器98を直列に接続し、そ
の外側で大容量のキャパシタを高周波的に接地していた
が、これは電源側から混入する外乱を阻止するためであ
り、ゲート端子から電源側をみると高周波的に開放の条
件となる。
子をS、ドレイン端子をDとして示すが、FETの代わ
りにバイポーラ・トランジスタを用いることも可能であ
り、その場合にはそれぞれベース端子、エミッタ端子、
コレクタ端子に対応する。本実施例の構成では、ゲート
端子から電源側をみると高周波的に接地(短絡)の条件
が形成される。一方、図10に示す従来構成では、FE
T96のゲート端子に高抵抗器98を直列に接続し、そ
の外側で大容量のキャパシタを高周波的に接地していた
が、これは電源側から混入する外乱を阻止するためであ
り、ゲート端子から電源側をみると高周波的に開放の条
件となる。
【0015】ここで、FET96のゲート端子(制御端
子)が高周波的に接地(短絡)か開放かにより、どのよ
うな差が生じるかについて以下に説明する。図2は、可
変抵抗器として用いられるFETの等価回路である。図
において、Rは抵抗、Cは容量である。等価回路中のパ
ラメータで高周波で支配的となるのは、ソース・ドレイ
ン間抵抗Rdsと、ゲート・ソース間容量Cgsおよびゲー
ト・ドレイン間容量Cgdである。したがって、図3(a)
に示す簡略化した並列型等価回路が仮定できる。なお、
Cp は 1/Cp =(1/Cgs)+(1/Cgd) を満足する値であり、各インピーダンス値をZr ,Zc
とする。このような等価回路において、11GHzにおける
等価回路パラメータZr , Zc をネットワーク・アナラ
イザで実測した値を図3(b) に示す。横軸は制御電圧
(−V)であり、縦軸はインピーダンス(Ω)である。
子)が高周波的に接地(短絡)か開放かにより、どのよ
うな差が生じるかについて以下に説明する。図2は、可
変抵抗器として用いられるFETの等価回路である。図
において、Rは抵抗、Cは容量である。等価回路中のパ
ラメータで高周波で支配的となるのは、ソース・ドレイ
ン間抵抗Rdsと、ゲート・ソース間容量Cgsおよびゲー
ト・ドレイン間容量Cgdである。したがって、図3(a)
に示す簡略化した並列型等価回路が仮定できる。なお、
Cp は 1/Cp =(1/Cgs)+(1/Cgd) を満足する値であり、各インピーダンス値をZr ,Zc
とする。このような等価回路において、11GHzにおける
等価回路パラメータZr , Zc をネットワーク・アナラ
イザで実測した値を図3(b) に示す。横軸は制御電圧
(−V)であり、縦軸はインピーダンス(Ω)である。
【0016】この測定値を用いて、可変抵抗器として用
いられるFET96の制御端子を高周波的に開放した場
合と接地した場合について、ドレイン・ソース間の伝達
量S21(dB)と、その位相の制御電圧依存性をシミュレ
ーションした結果をそれぞれ図4,図5に示す。これ
は、本発明の可変利得増幅器(負帰還増幅器)におい
て、出力側から入力側に帰還する信号電力とその位相の
制御電圧依存性に対応するものである。図4,図5にお
いて、(a) はそれぞれ制御端子を高周波的に開放した場
合と接地した場合の等価回路を示し、(b) はそれぞれ制
御電圧(横軸)に対するドレイン・ソース間の伝達量S
21および位相(縦軸)の関係を示す図である。なお、白
点は伝達量S21を示し、黒点は位相を示す。
いられるFET96の制御端子を高周波的に開放した場
合と接地した場合について、ドレイン・ソース間の伝達
量S21(dB)と、その位相の制御電圧依存性をシミュレ
ーションした結果をそれぞれ図4,図5に示す。これ
は、本発明の可変利得増幅器(負帰還増幅器)におい
て、出力側から入力側に帰還する信号電力とその位相の
制御電圧依存性に対応するものである。図4,図5にお
いて、(a) はそれぞれ制御端子を高周波的に開放した場
合と接地した場合の等価回路を示し、(b) はそれぞれ制
御電圧(横軸)に対するドレイン・ソース間の伝達量S
21および位相(縦軸)の関係を示す図である。なお、白
点は伝達量S21を示し、黒点は位相を示す。
【0017】図4に示すように制御端子を高周波的に開
放にすると、制御電圧に対する伝達量S21の変化は10dB
に止まるが位相変化量は70度にも及ぶ。一方、図5に示
すように制御端子を高周波的に接地にすると、制御電圧
に対する伝達量S21の変化は30dBに拡大されるが位相変
化量は25度以内で収まる。ところで、制御電圧の全領域
で可変利得増幅器(負帰還増幅器)を安定に動作させる
には、制御電圧による帰還信号の位相変化量を極力小さ
くする必要があるので、図1に示す実施例構成のように
制御端子を高周波的に接地する方が優れているといえ
る。さらに、本実施例の構成にすれば、伝達量の変化も
増大するので増幅器利得の可変範囲を拡大させることが
できる。
放にすると、制御電圧に対する伝達量S21の変化は10dB
に止まるが位相変化量は70度にも及ぶ。一方、図5に示
すように制御端子を高周波的に接地にすると、制御電圧
に対する伝達量S21の変化は30dBに拡大されるが位相変
化量は25度以内で収まる。ところで、制御電圧の全領域
で可変利得増幅器(負帰還増幅器)を安定に動作させる
には、制御電圧による帰還信号の位相変化量を極力小さ
くする必要があるので、図1に示す実施例構成のように
制御端子を高周波的に接地する方が優れているといえ
る。さらに、本実施例の構成にすれば、伝達量の変化も
増大するので増幅器利得の可変範囲を拡大させることが
できる。
【0018】なお、位相変化量の絶対値(上述の例では
25度)をさらに小さくする必要がある場合には、可変抵
抗器として用いられるFET96に対して並列あるいは
直列に固定抵抗器を接続する。図6,図7は、固定抵抗
器の接続形態に応じた第二実施例および第三実施例の構
成を示す図である。図6において固定抵抗器13はFE
T96に対して並列に接続される。図7において固定抵
抗器151 ,152 はFET96に対して直列に接続さ
れる。このような固定抵抗器13,151 ,152 を接
続することにより、位相変化量を減少させることができ
るが、利得の可変範囲は縮小される。
25度)をさらに小さくする必要がある場合には、可変抵
抗器として用いられるFET96に対して並列あるいは
直列に固定抵抗器を接続する。図6,図7は、固定抵抗
器の接続形態に応じた第二実施例および第三実施例の構
成を示す図である。図6において固定抵抗器13はFE
T96に対して並列に接続される。図7において固定抵
抗器151 ,152 はFET96に対して直列に接続さ
れる。このような固定抵抗器13,151 ,152 を接
続することにより、位相変化量を減少させることができ
るが、利得の可変範囲は縮小される。
【0019】図8は、第三実施例の可変利得増幅器にお
いて、ツートーン測定したときの制御電圧に対する希望
波(D波)出力と3次混変調歪み波(不要波:U波)出
力のD/U比の測定結果を示す図である。なお、諸条件
は、信号周波数11GHz、入力レベル−5dBm/トーン、
Vdd=3V、Vg =0Vである。図において、横軸は制
御電圧(V)であり、縦軸は各波の出力電力(dBm)お
よびD/U比(dB)である。なお、白点は希望波(D
波)の出力電力を示し、黒点はD/U比を示す。ここに
示すように、制御電圧を−2Vから0Vとしたときに、
出力(利得)は14dB減少するが、D/U比は24dBから62
dBに改善される。この利得減少操作時のD/U比の実測
結果は、従来の可変利得増幅器の実測結果に比べて40dB
以上優れている。また、本実施例の構成では、制御電圧
の全領域で動作が不安定になることはなかった。
いて、ツートーン測定したときの制御電圧に対する希望
波(D波)出力と3次混変調歪み波(不要波:U波)出
力のD/U比の測定結果を示す図である。なお、諸条件
は、信号周波数11GHz、入力レベル−5dBm/トーン、
Vdd=3V、Vg =0Vである。図において、横軸は制
御電圧(V)であり、縦軸は各波の出力電力(dBm)お
よびD/U比(dB)である。なお、白点は希望波(D
波)の出力電力を示し、黒点はD/U比を示す。ここに
示すように、制御電圧を−2Vから0Vとしたときに、
出力(利得)は14dB減少するが、D/U比は24dBから62
dBに改善される。この利得減少操作時のD/U比の実測
結果は、従来の可変利得増幅器の実測結果に比べて40dB
以上優れている。また、本実施例の構成では、制御電圧
の全領域で動作が不安定になることはなかった。
【0020】なお、この実測のために用いた可変利得増
幅器は、ガリウムひ素基板上にモノリシック集積回路で
製作したが、モノリシック化により各回路部を接続部分
を極めて短くできるので、特性劣化要因である接続部の
不要な寄生容量や寄生インダクタンスを低減することが
でき、さらに安定動作を実現することができる。
幅器は、ガリウムひ素基板上にモノリシック集積回路で
製作したが、モノリシック化により各回路部を接続部分
を極めて短くできるので、特性劣化要因である接続部の
不要な寄生容量や寄生インダクタンスを低減することが
でき、さらに安定動作を実現することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、可変抵抗
手段の制御端子を高周波的に接地することにより、制御
電圧による帰還信号の位相変化量を極力小さくすること
ができ、制御電圧の全領域で可変利得増幅器(負帰還増
幅器)を安定に動作させることができる。さらに、増幅
手段の入出力端子間の伝達量の変化も増大するので増幅
器利得の可変範囲を拡大させることができる。
手段の制御端子を高周波的に接地することにより、制御
電圧による帰還信号の位相変化量を極力小さくすること
ができ、制御電圧の全領域で可変利得増幅器(負帰還増
幅器)を安定に動作させることができる。さらに、増幅
手段の入出力端子間の伝達量の変化も増大するので増幅
器利得の可変範囲を拡大させることができる。
【0022】また、可変抵抗手段に対して並列あるいは
直列に固定抵抗手段を接続することにより、利得の可変
範囲は縮小されるものの位相変化量の絶対値をさらに小
さくすることができ、一層の安定動作を実現することが
できる。
直列に固定抵抗手段を接続することにより、利得の可変
範囲は縮小されるものの位相変化量の絶対値をさらに小
さくすることができ、一層の安定動作を実現することが
できる。
【図1】本発明の第一実施例の構成を示す図である。
【図2】可変抵抗器として用いられるFETの等価回路
である。
である。
【図3】等価回路パラメータの測定例を示す図である。
【図4】制御端子を高周波的に開放した場合におけるド
レイン・ソース間の伝達量と位相の制御電圧依存性をシ
ミュレーションした結果を示す図である。
レイン・ソース間の伝達量と位相の制御電圧依存性をシ
ミュレーションした結果を示す図である。
【図5】制御端子を高周波的に接地した場合におけるド
レイン・ソース間の伝達量と位相の制御電圧依存性をシ
ミュレーションした結果を示す図である。
レイン・ソース間の伝達量と位相の制御電圧依存性をシ
ミュレーションした結果を示す図である。
【図6】本発明の第二実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の第三実施例の構成を示す図である。
【図8】第三実施例の可変利得増幅器におけるD/U比
の測定結果を示す図である。
の測定結果を示す図である。
【図9】高周波帯の従来の可変利得増幅器の構成例を示
す図である。
す図である。
【図10】可変抵抗器を用いた低周波帯の可変利得増幅
器の構成例を示す図である。
器の構成例を示す図である。
11 キャパシタ(容量手段) 13,151 ,152 固定抵抗器 90 FET(増幅手段) 91 入力整合回路 92 出力整合回路 93 FET 94 抵抗器 95 インダクタ 96 FET(可変抵抗手段) 97 キャパシタ(容量手段) 98 高抵抗器
Claims (3)
- 【請求項1】 入力信号を増幅する増幅手段と、前記増
幅手段の入出力端子間抵抗を制御端子の電位に応じて制
御する可変抵抗手段と、前記増幅手段の入出力端子間で
前記可変抵抗手段に直列に接続される直流阻止用の容量
手段とを備えた可変利得増幅器において、前記可変抵抗
手段の制御端子とグランドとの間に、該可変抵抗手段が
該制御端子との間で有する固有の浮遊容量と比較して少
なくとも1桁以上大きい容量を有する容量手段を接続し
たことを特徴する可変利得増幅器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の可変利得増幅器におい
て、可変抵抗手段に並列に固定抵抗手段を接続したこと
を特徴とする可変利得増幅器。 - 【請求項3】 請求項1に記載の可変利得増幅器におい
て、増幅手段の入出力端子間に直列に接続される可変抵
抗手段の少なくとも一端に直列に固定抵抗手段を接続し
たことを特徴とする可変利得増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3006028A JPH0828620B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 可変利得増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3006028A JPH0828620B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 可変利得増幅器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04238407A JPH04238407A (ja) | 1992-08-26 |
| JPH0828620B2 true JPH0828620B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=11627220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3006028A Expired - Lifetime JPH0828620B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 可変利得増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0828620B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006050074A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | New Japan Radio Co Ltd | 利得可変型増幅器 |
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-
1991
- 1991-01-22 JP JP3006028A patent/JPH0828620B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006050074A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | New Japan Radio Co Ltd | 利得可変型増幅器 |
Also Published As
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| JPH04238407A (ja) | 1992-08-26 |
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