JPH08286454A - 画像形成方法及び熱定着方法 - Google Patents

画像形成方法及び熱定着方法

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JPH08286454A
JPH08286454A JP9267195A JP9267195A JPH08286454A JP H08286454 A JPH08286454 A JP H08286454A JP 9267195 A JP9267195 A JP 9267195A JP 9267195 A JP9267195 A JP 9267195A JP H08286454 A JPH08286454 A JP H08286454A
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toner
fixing
roller
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image
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JP9267195A
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Hiroshi Yamazaki
弘 山崎
Akizo Shirase
明三 白勢
Tatsuya Nagase
達也 長瀬
Yoshiki Nishimori
芳樹 西森
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明シート上に透明性の高い投影像を形成す
ることのできる画像形成方法を提案する。 【構成】 少なくとも透光性シート上に接着層を有する
透明シートをトナー画像支持体として使用する画像形成
方法において、前記接着層が2〜10μmの層厚を有
し、且つ前記トナーが接着層の層厚以下の粒径のものが
10個数%以上存在する画像形成方法。前記トナーがカ
ラートナーである画像形成方法。トナー像を透光性シー
ト上の接着層を有する透明シート上に担持したトナー画
像支持体を定着部材と加圧部材との間を通過させ熱定着
する方法において、前記接着層が2〜10μmの層厚を
有し、且つ前記トナーが該接着層の層厚以下の粒径のも
のが、10個数%以上存在する熱定着方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透光性シート上に透明
性の高い画像を形成する画像形成方法及び熱定着方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法においては、記録材上
に担持されたトナー像を定着させるため、熱効率が良
く、高速定着に適する等の理由から熱ローラ定着方法が
多用されてきた。この熱ローラ定着方法は、加熱源を内
蔵した定着ローラと加圧ローラとの圧接位置にトナー像
を担持した記録材を通過させ、トナー像を記録材へ熱熔
融定着させる方法である。
【0003】近年電子写真方式で透明なシート上にカラ
ー画像を形成しオーバーヘッドプロジェクター(OH
P)を用いて投影画像として使用する方法が広く行われ
ている。しかし、この方式ではトナー画像と透明シート
との間での光の屈折の問題や形成されたトナー像自体の
平滑性等の問題により彩度の低い、暗い投影画像しか得
られなかった。この問題を解決するために、透明シート
自体の工夫が種々なされている。
【0004】例えば、特開平2−263642号公報に
は、トナー樹脂と相溶性があり定着温度でトナー樹脂よ
りも貯蔵弾性率の高い透明樹脂を表面に設けた透明シー
トが提案されている。また、特開平5−88400号公
報には、表面にトナー樹脂よりも見かけ溶融粘度の低い
透明樹脂層を設けた透明シートが提案されている。しか
し、これらの方法では、トナーと透明シートの接着性等
の改善は期待できるが、全てのトナーで接着性を改善
し、さらに、透明性を確保することは困難であった。す
なわち、トナーは特有の粒径分布を有しており、トナー
中に存在する大粒径トナーは熱による溶融が不足し、平
滑性や接着層に対する溶解性が不足し、目的とする透明
性を確保することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決するためになされたものである。すなわち、本発明
は、透光性シート上に透明性の高い投影像を形成するこ
とのできる画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、少なくとも
透光性シート上に接着層を有する透明シートをトナー画
像支持体として使用する画像形成方法に於いて、前記接
着層が2〜10μmの層厚を有し、且つ前記トナーが接
着層の層厚以下の粒径のものが10個数%以上存在する
ことを特徴とする画像形成方法により達成することがで
きる。
【0007】また、上記目的は、前記トナーがカラート
ナーであることを特徴とする画像形成方法によって達成
される。
【0008】さらに、上記目的は、トナー像を透光性シ
ート上の接着層を有する透明シート上に担持したトナー
画像支持体を定着部材と加圧部材との間を通過させ熱定
着する方法において、前記接着層が2〜10μmの層厚
を有し、且つ前記トナーが該接着層の層厚以下の粒径の
ものが、10個数%以上存在することを特徴とする熱定
着方法によって達成される。
【0009】本発明はトナー自体の粒径分布を制御する
ことにより透明シート上に形成される接着層との密着性
を向上し、その結果、透明シート上に形成された画像の
透明性を向上することができることを見いだし発明を完
成するに至ったものである。
【0010】すなわち、接着層に対するトナーの密着性
を改善するためには、トナーの溶融を高め、接着層に対
する密着性を向上することが必要である。このために
は、接着層とトナー粒径とが密接に関係し、接着層の層
厚に応じた粒径のトナーが特定個数以上存在することで
密着性を向上することができることを見いだした。これ
は、接着層とトナー自体を密着させるためにはトナー相
互の密着性も必要となる。まず小粒径のトナーを接着層
に密着させ、さらにその小粒径トナーとその他のトナー
とが溶融状態でさらに密着することで接着層とトナー層
との密着性を向上することができるものと推定される。
【0011】(構成) 透明性シートの構成 透明シートとしては特に限定されるものでは無い。例え
ば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフ
タレート等の透明フィルムを使用することができる。好
適なものとしては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
ト(PETベース)が挙げられる。このシート自体は膜
厚が10〜300μm、好ましくは50〜250μmで
ある。この膜厚が厚い場合には定着部を通過することが
困難となり、さらに、熱の伝達が不足し、定着性を確保
することができない。また、膜厚が薄い場合には、画像
支持体として十分な強度を保つことができない。
【0012】接着層とは、トナー樹脂との相溶性がある
層を示し、その層厚は2〜10μmである。この層厚が
薄い場合にはトナーとの密着性を確保することができ
ず、層厚が厚い場合には透明シートと接着層との屈折率
差等による透明性の低下を発生する。
【0013】接着層自体の構成としては、トナー樹脂に
対する溶解性の高い樹脂を選択することが好ましい。
【0014】溶解性の高い樹脂としては、トナーとの軟
化点が近いもの、特に、軟化点がトナーの軟化点に対し
て±15℃の範囲のものが使用される。さらに、好まし
くは、トナー軟化点に対して−15〜+5℃のものであ
る。また、組成としては類似の構成であることが好まし
く、いわゆる溶解性パラメータ(SP値)の差が±0.
5であるものが好ましい。
【0015】このSP値の近い樹脂はトナーで使用され
る樹脂と透明性シート上の接着層を構成する樹脂がほぼ
同じ組成を有することで達成できる。すなわち、トナー
樹脂がスチレン−アクリル系樹脂である場合には、接着
層を構成する樹脂もスチレン−アクリル系樹脂で構成さ
れ、トナー樹脂がポリエステル系樹脂である場合には接
着層を構成する樹脂もポリエステル系樹脂であることが
好ましい。もちろん、この様な構成でなくとも、類似の
SP値を有する樹脂であれば使用することができる。
【0016】尚、溶解性パラメータ(SP)は、Hildeb
rand-Scatchardの溶解理論において次式により定義され
る。
【0017】
【数1】
【0018】但し、Evは蒸発エネルギーを、Vは分子
容を、Ev/Vは凝集エネルギー密度を表す。
【0019】溶解性パラメータSPの単位は、(cal
/cm3)1/2である。
【0020】溶解性パラメータ値の求め方は各種ある
が、例えば文献「R.F.Fedors,Polymer.Eng.,14,(2) 147
(1974)」に記載された方法に準拠して行うことができ
る。すなわち、求める化合物の構造式において、原子及
び原子団の蒸発エネルギーとモル体積のデータより次式
にて計算する。
【0021】
【数2】
【0022】但し、ei及びViはそれぞれ原子または原
子団の蒸発エネルギー体積を表す。また、ポリエステル
樹脂においては、文献「K.W.Suh,D.H.Clarke,J.Polym.S
ci.,Part A-1,5,1671(1967)」に記載されているような
濁点滴定法で実測しても良い。これは高分子溶液に非溶
媒を加えていき、濁りを生じるまでに要した非溶媒の量
によって溶解性パラメータ値を求める方法である。
【0023】このトナーあるいは接着層を構成する樹脂
としては、結着樹脂とのSP値差が特定の範囲になれば
よい。この差が大きい場合には界面での溶解性が低下し
屈折率の変化が大きくなる。
【0024】結着樹脂がポリエステル樹脂である場合に
は、このもののSP値=10.8程度であり、類似のポ
リエステル樹脂を接着層に採用することで達成できる。
また、スチレンアクリル樹脂をトナーの結着樹脂として
使用した場合には、このものSP値が9.2〜9.7程
度であり、類似の組成を有するスチレンアクリル樹脂を
接着層として使用すればよい。
【0025】 トナーの構成 本発明で用いられるトナーはポリエステル樹脂、スチレ
ンアクリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂等を結着樹脂
として使用し、さらに着色剤と離型剤及び必要に応じて
使用されるその他の添加剤とを含有した着色粒子に無機
微粒子を添加混合したトナーである。その平均粒径は体
積平均粒径で、1〜30μm、好ましくは4〜13μm
である。
【0026】本発明に用いられる着色剤としてのカラー
顔料及び染料としては、イエロー顔料、マゼンタ顔料、
シアン顔料、レッド顔料等が挙げられる。イエロー顔料
としては、ベンジジン系イエロー顔料が望ましい。この
ベンジジン系イエロー顔料とは、3,3′−ジクロロベ
ンジジン誘導体の黄色有機顔料をいう。具体的には、
C.I.Pigment Yellow(ピグメントイ
エロー) No.12,同13,同14,同15,同1
7,同55,同83,同174(C.I No.210
90,21100,21095,21105)等が代表
的なものとして挙げられる。マゼンタ顔料としては、キ
ナクリドン系マゼンタ顔料である2,9−ジメチルキナ
クリドン(C.I.Pigment Red 12
2)、アゾレーキ系マゼンタ顔料であるC.I.Pig
ment Red No.57−1等を挙げる事が出来
る。シアン顔料としては、銅フタロシアニン系顔料が好
ましい。具体的には、C.I.Pigment Blu
e(ピグメントブルー) No.15、同15−3、同
15−4、同15−6、ハロゲン化フタロシアニン等を
挙げる事が出来る。レッド顔料としては、不溶性モノア
ゾ顔料、アゾレーキ顔料、ペリレン系顔料が望ましい。
具体的には、C.I.Pigment Red(ピグメ
ントレッド)22、同48−1、同48−2、同48−
3、同53−1、同57ー1、同112、同149、同
178等が挙げられる。
【0027】染料としてはC.I.ソルベントレッド
1、同49、同52、同58、同63、同111、同1
22、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同7
7、同79、同81、同82、同93、同98、同10
3、同104、同112、同162、C.I.ソルベン
トブルー25、同36、同60、同70、同93、同9
5等を用いる事ができ、またこれらの混合物も用いる事
ができる。顔料としてはC.I.ピグメントレッド5、
同48:1、同53:1、同57:1、同122、同1
39、同144、同149、同166、同177、同1
78、同222、C.I.ピグメントオレンジ31、同
43、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同9
3、同94、同138、C.I.ピグメントグリーン
7、C.I.ピグメントブルー15:3、同60等を用
いる事ができ、これらの混合物も用いる事ができる。顔
料自体の数平均一次粒子径は種類により多様であるが、
概ね10〜200nm程度が好ましい。
【0028】なお、体積平均粒径はコールターカウンタ
ーで測定された値を示す。
【0029】また、透明シート上に形成された接着層の
層厚以下の粒径のものが10個数%以上存在することが
必要である。この個数比率が少ない場合には、トナーと
接着層との接着性が低下し、透明性の向上を達成するこ
とができない。
【0030】本発明のカラートナーはキャリアと混合す
ることによって二成分現像剤として使用することができ
る。二成分現像剤を構成するキャリアとしては鉄・フェ
ライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被覆キャリ
ア、磁性材料粒子表面を樹脂等によって被覆した樹脂被
覆キャリアのいずれを使用してもよい。このキャリアの
平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmが好まし
い。
【0031】 定着方法の構成 本発明に使用される好適な定着方法は、(1)熱ローラ
定着方式及び(2)固定設置された加熱体と、該加熱体
に対向して圧接かつ、回転し、フィルム材を介して記録
材を該加熱体に圧着させる加圧部材によりトナー像を記
録材上に加熱定着する所謂フィルム定着方式をあげるこ
とができる。
【0032】(1)前記熱ローラ定着方式を図1の構成
図に従って説明する。熱ローラ定着装置は、表面にテト
ラフロオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体類等の被
覆層2を有する鉄やアルミニウム等で構成される金属シ
リンダー3の内部に熱源4を有する定着ローラ(上ロー
ラ)1とシリコーンゴム等で形成された加圧ローラ(下
ローラ)5とから形成されているものである。詳しく
は、熱源4として線状のヒータ有し、定着ローラ1の表
面温度を約120〜200℃程度に加熱するものであ
る。この定着ローラ1と加圧ローラ5との間を本発明の
トナーによるトナー画像7を担持した記録材6を通過さ
せ、トナー画像7を記録材6上に熱熔融固着させる。
【0033】定着部に於いては定着ローラ1と加圧ロー
ラ5間に圧力を加え、加圧ローラ5を変形させ、いわゆ
るニップを形成する。ニップ幅としては1〜10mm、
好ましくは1.5〜7mmである。定着線速は40mm
/sec〜400mm/secが好ましい。ニップが狭
い場合には熱を均一にトナーに付与することができなく
なり、定着のムラを発生する。一方でニップ幅が広い場
合にはトナーの樹脂の溶融が促進され、オフセット現象
が発生しやすくなる。本発明の熱ローラ定着装置におい
ては、定着ローラ1の表面の被覆層2上には、含フッ素
シリコンオイル塗膜が形成される。すなわち、定着ロー
ラ1の長手方向の表面の被覆層2には、含浸ローラ8が
圧接され、矢印方向に回転している。この含浸ローラ8
には、予め含フッ素シリコンオイルを含浸させておき、
定着に際して、定着ローラ1の回転に従って極少量ずつ
含浸ローラ8から定着ローラ1の表面に含フッ素シリコ
ンオイルが供給されて、定着ローラ1の表面上に含フッ
素シリコンオイル塗膜 が形成される。
【0034】(2)次に、後者のフィルム定着方式を図
2(A)(B)に従って説明する。
【0035】図2(A)に示すフィルム定着装置におい
て、定着装置の本体に固定支持された低熱容量のライン
状加熱体15は、厚さ0.2mm〜5.0mm、好まし
くは0.5mm〜3.5mm、幅10mm〜15mm、
長手方法の長さ240〜400mmのアルミナ基板17
に抵抗材料を1.0〜2.5mmに塗布したもので両端
より通電されるものである。通電はDC100Vの周期
25msecのパルス波形で温度センサ16により制御
された温度・エネルギー放出量に応じたパルス幅に変化
させて与える。低熱容量のライン状加熱体15において
温度センサ16で検出された温度T1の場合、抵抗材料
に対向するフィルム材14の表面温度T2はT1よりも
低い温度となる。ここで、T1は120℃〜220℃が
好ましく、T2の温度はT1の温度と比較して0.5℃
〜10℃低いことが好ましい。また、フィルム材14が
トナー定着表面より剥離する部分におけるフィルム材1
4表面温度T3はT2とほぼ同等である。このようにエ
ネルギー制御・温度制御されたライン状加熱体15に当
接して図2(A)中央矢印方向に定着フィルム(フィル
ム材)14は移動する。この定着フィルム14としてあ
げられるのは、厚みにして10μm〜35μmの耐熱フ
ィルム、例えば、ポリエステル、ポリパーフルオロアル
コキシビニルエーテル、ポリイミド、ポリエーテルイミ
ドに少なくともテフロン等のフッ素樹脂に導電材を添加
した離型材層を5〜15μm被覆させたエンドレスフィ
ルムである。一般的には総圧10μm〜100μm、フ
ィルム材14の駆動は駆動ローラと従動ローラによる駆
動とテンションにより矢印方向へシワ・ヨレがなく搬送
される。定着線速は40mm/sec〜400mm/s
ecが好ましい。加圧ローラ13はシリコーンゴム等の
離型性の高いゴム弾性層を有し、総圧2〜30kgでフ
ィルム材14を介して加熱体と加圧し、圧接回転する。
このフィルム材14と加圧ローラ13との間をトナー像
を担持した記録材を通過させることによって、トナー像
を記録材に熔融固着させる。
【0036】また、図2(A)において、図1に示した
場合と同様に、含浸ローラ18がフィルム材14の長手
方向に亙って、フィルム材14を介して従動ローラ12
に圧接し、矢印方向に回転している。フィルム材14の
移動に従って、含浸ローラ8から極少量ずつ含フッ素シ
リコンオイルがフィルム材14の表面に供給されて、そ
の結果、フィルム材14の加圧ローラ13側表面には含
フッ素シリコンオイル塗膜が形成される。
【0037】フィルム定着装置のさらに他の例を図2
(B)を用いて説明する。図2(A)の例はエンドレス
状のフィルム材14を用いた構成の定着装置であるが、
図2(B)は、有端のフィルム材を備えた定着装置の概
略構成図である。なお、図に使用されている符号につい
て、前記図2(A)と同じ機能を有する部分には、同番
号を付している。また前記と異なる点を説明する。
【0038】シート送り出し軸21及び巻き取り軸22
に有端フィルム材24を巻き付け、記録材1枚を定着す
る毎に巻き取り軸22を駆動して、少しずつフィルム材
24を矢印方向へ移動させる。この有端フィルム24と
加圧ローラ13との間をトナー像を担持した記録材を通
過させ、ライン状加熱体15を通過させることによって
トナー像を記録材に熔融固着させる。なお、含フッ素シ
リコンオイルを含浸させた含浸ローラ28を有端フィル
ム材24を介してフィルム送り出し軸21へ圧接させ、
有端フィルム材24の加圧ローラ側表面に含フッ素シリ
コンオイル塗膜が形成される。
【0039】さらに、定着装置の内部に駆動ローラ等の
支持ローラを有さない単なる円筒状のものでもよい。
【0040】上記何れの定着装置においても、定着ロー
ラ1またはフィルム材14,24に定着クリーニングの
機構を付与して使用してもよい。この方式としてはいわ
ゆるポリジメチルシロキサン等の離型剤を定着の上ロー
ラあるいはフィルムに供給する方式や含浸したパッド、
ローラ、ウェッブ等でクリーニングする方法が使用でき
る。
【0041】
【実施例】
〔透明シート製造例〕二軸延伸で形成されたポリエチレ
ンテレフタレートの膜厚が150μmの透明シートに対
して下記接着層を構成した。この接着層は各種溶媒を用
いて接着層を形成する樹脂をワイヤーバーにて塗布、乾
燥することで形成した。
【0042】
【表1】
【0043】〔トナー製造例〕トナーとしては下記に示
す結着樹脂100部、下記に示す着色剤8部及び低分子
量ポリプロピレン3部とを溶融混練、粉砕、分級して着
色粒子とし、さらに、疎水性シリカを1.0重量%添加
し、トナーとした。下記表にトナーの構成を示す。
【0044】なお、Yトナー(イエロートナー)では
C.I.Pigment Yellow 17を、Mト
ナー(マゼンタトナー)ではC.I.Pigment
Red122を、Cトナー(シアントナー)ではC.
I.Pigment Blue15:3を、黒トナーで
はカーボンブラックを着色剤として使用した。
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】なお、上記トナーに対してスチレンアクリ
ル樹脂を被覆した体積平均粒径が65μmのフェラット
キャリアを混合し、トナー濃度が7%の現像剤を調製し
た。下記に調製した現像剤を示す。
【0048】
【表4】
【0049】評価機としてコニカ(株)製のデジタルフ
ルカラー複写機7728を改造して使用した。下記に定
着条件に関する改造内容を示す。なお、評価としては前
述の透明シートと各トナーとを組み合わせて定着を行
い、透明性を透過率で比較を行った。画像は各色が7%
の画素となるフルカラー画像を印字した。透過率は60
%以上である場合は透明性の高い画像である。なお、透
過率は日立U−3500形自記分光光度計で測定を行
い、各色に応じて、イエロートナーでは570nm、マ
ゼンタトナーでは630nm、シアントナーでは500
nmに於ける透過率をそれぞれ測定し、平均値を求め
た。この結果を下記表に示す。
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】〔熱ロール定着条件〕熱ロール方式とし
て、表面をテトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体で被覆した直径30mmφ
のヒーターを中央部に内蔵した円柱状の鉄を上ローラと
して有し、表面が同様にテトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルキルエーテル共重合体で被覆したシリコー
ンゴムで構成された直径30mmφの下ローラを有して
いる。線圧は0.8kg/cmに設定され、ニップの幅
は4.3mmとした。この定着機を使用して、印字の線
速を250mm/secに設定した。なお、定着機のク
リーニング機構としてはポリジメチルシロキサンからな
るシリコンオイルを含浸したパッドを装着して使用し
た。
【0053】〔フィルム状定着条件〕定着装置を図1に
示すエンドレスシート定着器(フィルム状定着装置)を
用い、定着の条件を下記に設定した。
【0054】・定着条件 加熱体15の温度T1=180℃ フィルム材14の移動速度=250mm/sec 加熱体15・加圧ロール13間の総圧=10kg 加圧ローラ13・フィルム材14間のニップ=3mm フィルム材14:表面に導電性物質を分散したポリテト
ラフルオロエチレンを被覆した厚みが15μmのポリイ
ミドフィルム材 なお、定着装置のクリーニング機構としてはポリジメチ
ルシロキサン系シリコンオイルを含浸したパッドを装着
して使用した。
【0055】
【発明の効果】本発明の画像形成方法により、透明シー
ト上に透明性の高いカラートナー像を形成することが可
能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法に適用される熱ローラ定
着装置の概略構成図。
【図2】本発明の画像形成方法に適用されるエンドレス
フィルム定着装置および有端フィルム定着装置の概略構
成図。
【符号の説明】
1 定着ローラ(上ローラ) 4 加熱源 5,13 加圧ローラ(下ローラ) 6 記録材 8,18,28 含浸ローラ 11 駆動ローラ 12 従動ローラ 14,24 フィルム材(定着フィルム) 15 ライン状加熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西森 芳樹 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性シート上に接着層を有する透明シ
    ートをトナー画像支持体として使用する画像形成方法に
    おいて、前記接着層が2〜10μmの層厚を有し、且つ
    前記トナーが接着層の層厚以下の粒径のものが10個数
    %以上存在することを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記トナーがカラートナーであることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 トナー像を透光性シート上の接着層を有
    する透明シート上に担持したトナー画像支持体を定着部
    材と加圧部材との間を通過させ熱定着する方法におい
    て、前記接着層が2〜10μmの層厚を有し、且つ前記
    トナーが該接着層の層厚以下の粒径のものが、10個数
    %以上存在することを特徴とする熱定着方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171777A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
JP2015166779A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 ブラザー工業株式会社 粘着テープ印刷装置及び粘着テープロール
JP2015166778A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 ブラザー工業株式会社 現像剤カートリッジ

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