JPH0828838A - 焼却炉 - Google Patents

焼却炉

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Publication number
JPH0828838A
JPH0828838A JP19009094A JP19009094A JPH0828838A JP H0828838 A JPH0828838 A JP H0828838A JP 19009094 A JP19009094 A JP 19009094A JP 19009094 A JP19009094 A JP 19009094A JP H0828838 A JPH0828838 A JP H0828838A
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JP
Japan
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furnace wall
incinerator
furnace
wall
ventilation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19009094A
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English (en)
Inventor
Kenji Futaki
健治 二木
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FUTAKI KAZUYO
Original Assignee
FUTAKI KAZUYO
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、燃焼性に優れ燃焼時に無煙で、か
つ分解・組立が自在で搬送性に優れ低原価で量産性に優
れた焼却炉の提供を目的とする。 【構成】 本発明の焼却炉1aは、1乃至複数層の網目
が2.5メッシュ〜60メッシュを有し、及び/又はそ
の線径が1.5mmφ〜0.15mmφの金網体2と、その
周囲を溶接等又は金網体の端部を挟着等で固定する金属
板等からなる枠体と、を備えた通気炉壁4a,4b・・
又は径が1.5mm〜20mmに形成された多数の貫通孔が
形成された金属板やセラミック板もしくはこれらの複合
板等の多孔板を備えた通気炉壁を、炉体の少なくとも一
炉壁に備えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炉体の少なくとも一部に
金網体や多孔板で形成された通気炉壁を備えた焼却炉に
関する。更に詳しくは炉体の全面又は主要面がステンレ
ス製等の金網体や金属製もしくはセラミックス製等の多
孔板で形成された通気炉壁を備え、通気性に優れ焼却効
率が著しく高く消煙性に優れた焼却炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、包装技術の進展や生活の多様化、
産業廃棄物の処理上の問題から各種焼却炉が開発されて
いる。例えば、 a.実公昭51−4546号公報には「炉体を形成する
四周の壁体を各独立した板体で以て形成し、これら板体
の各側縁部を網目板で連結して四隅に外気の流通部を形
成した炉体を構成し、この炉体の底部に出し入れ自在に
灰受皿を挿入すると共に、炉体の上部板には着脱自在に
煙突を立設し、更に、この煙突の側方に開閉自在な覆蓋
を装着してなる組立式塵芥焼却炉。」が開示されてい
る。 b.特開平4−76306号公報には、「外筒内に外方
から挿入した圧力空気の導管を上方に延出させるととも
に、この導管を下方に向け螺旋状に曲成してロストル上
に臨むその下端に上方に向け開口させた空気出口を形成
し、この螺旋状導管にはこれを囲む金網を取着するとと
もに、上記導管の空気出口に対向して仕切板を設けた焼
却炉。」が開示されている。 c.特開平4−186007号公報には、「燃焼室およ
び煙道を有する焼却炉において、前記燃焼室の天井の下
部、および炉底を除く炉壁4面に、鉄屑が入れられた金
網製のバスケットを設けた焼却炉。」が開示されてい
る。 d.特開平5−87313号公報には、「台脚に支持さ
れる燃焼室と、燃焼室の下部に引き出し可能に固定され
密閉可能な灰室と、灰室の上部で燃焼室の底部を形成す
る火格子と、燃焼室の周壁に底部近傍から上方へ略台形
状の配置で穿設された複数の空気透孔と、燃焼室の上部
近傍で内部に張設された金網と、金網の近傍で周壁に開
設された空気取り入れ口と、周壁の上部を収斂して形成
された中央収熱板と、中央収熱板に連結して煙突に挿入
される排煙筒と、排煙筒の基部に開設された空気取り入
れ口とから構成された焼却炉。」が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の焼却炉は、次のような種々の問題点を有していた。す
なわち、前記a.に記載のものは、隅部に金網体を配置
し通気性の改良は見られるが、壁体間を固定するため金
網体の露出部が狭い上に焼却物で塞がれ易く、燃焼性に
欠けるという問題点を有していた。前記b.に記載のも
のは、炉体内に金網が設置されているため炉体内が狭く
多量の燃焼物を一度に入れられず作業性に劣るという問
題点があった。また、金網近辺の燃焼性は良いが、外筒
部に近づくに従い外筒部が通気性を有しないので他の焼
却物により空気流が妨げられ燃焼性が低下するという問
題点を有していた。更に、空気の供給機を必要とし設備
が大がかりになるという問題点を有している。前記c.
に記載のものは、装置が大掛かりになり生産性に欠ける
とともに、炉内がバスケットの体積で占有されて狭く、
燃焼作業性に欠けるという問題点を有していた。前記
d.に記載のものは、構造が複雑で生産性に欠けるとと
もに、燃焼作業性に欠け、更に構造が複雑な分だけ耐久
性に欠けるという問題点を有し、更に、組立作業が煩雑
という問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、燃焼性に優れ燃焼時に無煙で、かつ分解・組立が自
在で搬送性に優れ低原価で量産性に優れた焼却炉を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の焼却炉は、以下の構成を有している。すなわ
ち、請求項1に記載の焼却炉は、1乃至複数層の金網体
と、前記金網体の周囲を熔接等又は前記金網体の端部を
挟着等で固定する金属板等からなる枠体と、を備えた通
気炉壁、又は1乃至複数層からなる多数の貫通孔が形成
された金属板やセラミック板もしくはこれらの複合板等
の多孔板を備えた通気炉壁を、炉体の少なくとも一炉壁
に備えた構成を有している。請求項2に記載の焼却炉
は、請求項1において、前記通気炉壁の前記金網体の網
目が2.5メッシュ〜60メッシュを有し、及び/又は
その線径が1.5mmφ〜0.15mmφを有する構成を有
している。請求項3に記載の焼却炉は、請求項1におい
て、前記通気炉壁の前記多孔板の径が1.5mm〜20mm
に形成されている構成を有している。請求項4に記載の
焼却炉は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前
記通気炉壁の少なくとも内壁側の所定部に金属板等から
なる焼却熱の反射部が配設されている構成を有してい
る。請求項5に記載の焼却炉は、請求項1乃至4の内い
ずれか1において、前記炉体を形成する一通気炉壁に開
設された焼却物の投入口部と、前記投入口部を開閉自在
に蓋をする投入口蓋部と、を備えた構成を有している。
請求項6に記載の焼却炉は、前記炉体の周囲の各炉壁が
接合部材を介して回動自在又は脱着自在に連設された請
求項1乃至5の内いずれか1に記載の通気炉壁で形成さ
れている構成を有している。請求項7に記載の焼却炉
は、前記炉体が略等脚台形又は略四角形等の多角形の金
属板からなる炉壁と、前記炉壁の上辺部,下辺部、若し
くは両側辺部の一以上の辺部に脱着自在又は回動自在に
連設された略等脚台形状又は底辺部と側辺部の交角が少
なくとも一以上の直交部を有する多角形状に形成された
複数の請求項1乃至5の内いずれか1に記載の通気炉壁
と、を備えた構成を有している。請求項8に記載の焼却
炉は、請求項1乃至7の内いずれか1において、前記炉
体内に脱着自在に配設された火格子部と、及び/又は前
記火格子部の下部に配設された灰受け部と、を備えた構
成を有している。
【0006】ここで、通気炉壁の金網体としては、網目
が2.5メッシュ〜60メッシュ、好ましくは12メッ
シュ〜40メッシュ、更に好ましくは12メッシュ〜3
0メッシュで、線径が1.5mmφ〜0.15mmφ、好ま
しくは1.1mmφ〜0.25mmφ、更に好ましくは1.
02mmφ〜0.304mmφのものが好適に用いられる。
網目が30メッシュよりも大きい数字になるにつれ、か
つ、線径が0.304mmφよりも小さくなるにつれ目の
開きが小さく、線径が小さいので燃焼物の種類(合成樹
脂等)にもよるが、一般に火炎により酸化され易く耐久
性に欠ける傾向が現れだすので好ましくない。金網体の
材質としては、オーステナイト系ステンレス,高マンガ
ン鋼系ステンレス,オーステナイト−フェライト系ステ
ンレスが好適に用いられる。耐熱性や耐残留応力性に優
れているためである。金網体は一層でもよいが、2枚乃
至複数枚を重ねると二次燃焼効率を高めることができる
とともに、炉壁面の機械的強度を高めることができるの
で好ましい。尚、複数枚重ねるときは重ね枚数が多い程
網目を大きくしてもよく、一層ないしは2層のときは、
12メッシュ以上のものが好ましい。通気炉壁の網目の
開口率を小さくすることにより、二次燃焼効果を高める
とともに灰が金網体から吹き出すのを防止できる。
【0007】金網体を囲繞する枠体としては、鋼板シー
トが好適に用いられる。材質としては、前記金網体と同
様のものが耐久性等の面から好適に用いられ、金網体の
周囲を幅が2mm〜100mm、好ましくは6mm〜40mmの
枠で金網体の片側から溶接するか、または金網体の端部
を挟着するか挟着部をビス等で更に固定して形成され
る。幅が6mmよりも狭くなるにつれ、熔接強度や挟着強
度等が不足し、耐久性を低下させる傾向があり、40mm
より広くなるにつれ、枠体を構成する鋼板シートの厚さ
や炉壁の大きさにもよるが、重量が嵩み搬送性に欠ける
傾向が現れるのでいずれも好ましくない。
【0008】他の通気炉壁を構成する多孔板の金属板
(例えば、パンチメタル等)やセラミック板としては、
貫通孔の径が1mm〜20mm、好ましくは2mm〜7mmのも
のが用いられる。貫通孔の径が2mmよりも小さくなるに
つれ、貫通孔の形成密度や金属板の厚みにもよるが通気
性に欠ける傾向があり、7mmよりも大きくなるにつれ、
貫通孔での二次燃焼効率が低下し煙の量が増加してくる
傾向が認められるのでいずれも好ましくない。金属板の
材質としては、前記鋼板シートの材質と同様のものが好
適に用いられる。
【0009】炉体の周囲の炉壁の形状としては、二等辺
三角形状,直角三角形状,正方形や長方形状の四角状の
もの、等脚台形状のものが用いられる。二等辺三角形の
ものや四角形状のものは、3乃至は複数枚の通気炉壁の
各側壁部に連結部を設けて各々連結し、その内の一つの
通気炉壁を開放自在とし焼却物の投入口部とするか、も
しくは一通気炉壁に開口部を形成し焼却物の投入口部と
してもよい。投入口部には、開閉扉を形成するのが望ま
しい。火の粉の吹き上げを防止するためである。炉体形
状は略角錐状又は上部が角錐状で下部が筺状等の焼却炉
に形成される。尚、炉壁は全面を通気炉壁としてもよい
が、一部を金属板やセラミック板もしくはセラミックを
コートした金属板等に置き換えてもよい。更に、通気炉
壁の一部もしくは部分的に金属板等に置き換え焼却熱の
反射部にしてもよい。反射部を通気炉壁の一部に備える
ことにより輻射熱や焼却熱の反射熱で焼却物の燃焼効率
を高めることができる。反射部としては、炉壁の面積の
40%以下、好ましくは20%以下で形成される。通気
性を確保するためである。尚、反射部等を設けることに
より通気炉壁の面強度を補強することもできる。
【0010】天板部を形成する場合は、天板は、前述の
金網体や多孔板等の通気炉壁を用いるのが好ましいが、
金網体の他金属板やセラミックス板等を用いてもよい。
輻射熱や反射熱により燃焼効率を高めるためである。連
結部は蝶番やフック、掛け金具、ボルトとナット、クリ
ップ等の挟着具その他公知のものが使用される。
【0011】
【作用】この構成によって、少なくとも周囲の炉壁の全
面又は一部が通気炉壁で形成されているため通気性に著
しく優れ、燃焼速度が極めて速く、焼却作業性を高める
ことができる。燃焼性が極めて高いため煙の発生量を抑
制できる。また、通気炉壁の金網体や多孔板が強い火炎
で赤熱しているため煙や不完全燃焼ガスを二次燃焼し
て、略完全に酸化分解し無煙化することができる。更
に、通気炉壁の網目や孔径が小さいので灰を外部へ吹き
出すのを防止でき、火災防止に優れるとともに、作業環
境が汚染するのを防止できる。火炎は通気炉壁の金網体
を通過する際に熱を奪われるので通気炉壁から火炎が吹
き出すのを防止するとともに、ウルフの安全灯のように
外気流の着火温度以下になるので、移り火等を防止でき
安全性を著しく高めることができる。炉壁が連結部で周
囲が脱着自在又は折り畳み自在に連結されているため、
連結部を外したり、または連結部で折り曲げることによ
り分解・組立又は折り畳み・組立てが自在にできる。金
属板等からなる炉壁を一部に使用した場合や反射部を設
けた場合は、その輻射熱や反射熱により通気性を維持し
ながら燃焼効率を上げることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例における焼却炉につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施例1)図1は第1実施例の略四角錐型の焼却炉の
要部斜視図であり、図2は展開した状態を示す斜視図で
あり、図3はその正面炉壁を開けた状態を示す斜視図で
あり、図4(a)は焼却炉を分解して折り畳んだ状態を
示す斜視図であり、図4(b)はロストルの斜視図であ
る。図1,図2において、1は第1実施例の各炉壁が金
網体と枠体とからなる通気炉壁で略四角錐型に形成され
た焼却炉、2は網目が0.76mmで線径が0.51mmか
らなるステンレス(SUS316)製の平織りの金網
体、3は金網体2の周囲や焼却物の投入口部を囲繞する
ステンレス製の枠体、4a,4b,・・は底辺部と側辺
部の交角αが45°〜80°に形成され略二等辺三角形
又は略等脚台形状に形成された金網体2と枠体3とから
なる正面や周囲側壁を構成する通気炉壁、5は各通気炉
壁4a,4b,・・を回動自在でかつ折り畳み自在に連
結する蝶番や掛け金具等からなる連結部、6は正面側の
通気炉壁4aの略中央部等に設けられた焼却物の投入口
部、7は投入口部6に開閉自在に係合された投入口蓋
部、8はロストル、9は焼却炉1の頂部に正面炉壁や周
囲炉壁の1つに回動自在に連設された火炎防止板であ
る。尚、頂部の開口面積が狭いときは火炎防止板9は設
けなくてもよい。10は正面側の通気炉壁4aの下部に
軸着部10aで回動自在に軸支された灰出し口蓋であ
る。図3,図4において、5aは正面側の通気炉壁4a
に形成された螺子等を嵌着しナットで締付られる連結
部、5bは正面側の通気炉壁4aの連結部5aと脱着自
在に固定される基部が側部側の通気炉壁4bの枠体3b
に回動自在に固定された蝶螺子等の締付具からなる連結
部、5cは各通気炉壁を回動自在に固定する蝶番構造等
からなる連結部、8はロストル、8aはロストル8の脚
部8bを軸支等で折り曲げ自在に支持する折り曲げ部、
11は一面開口で周壁と底壁を備え、正面に把手部が形
成された灰出し容器である。
【0013】以上のように構成された第1実施例の焼却
炉について、以下その使用方法を説明する。まず、図4
のように各炉壁が交互に折り曲げられて折り畳まれた焼
却炉1を図1に示すように組み立てる。焼却物が多いと
きは図3のように正面側の通気炉壁4aを開けて焼却物
をロストル8の上に積み重ねる。次いで、通気炉壁4a
を閉め、投入口蓋部7を開け投入口部6より火のついた
紙屑を焼却炉1内に投入する。炉体の全周の通気炉壁4
が金網体でできているので全周囲から空気が入り通気性
に優れ、一気に火炎が焼却物全体に広がるとともに、燃
焼中の火炎による上昇流で各通気炉壁4から更に空気を
吸い込むので、燃焼性が極めて優れ炉体内が高温になる
とともに、通気炉壁4a,4b,・・が金属製なので熱
を反射するとともに、火炎の熱を吸熱して輻射熱を出す
ので炉内は更に高温となり、水分の多い厨芥物も焼却す
ることができる。また、炉体の形状が四角錐状なので空
気が十分に供給され、ドラフト効果が高いので、合成樹
脂製のトレー等も燃やしても完全燃焼をし炉内で薄い煙
が認められるが、この薄い煙も通気炉壁4a,4b・・
が高温に加熱されているので、通気炉壁の金網体を通過
する際に2次燃焼されほとんど無煙化してしまうことが
できる。焼却時の火炎は、通気炉壁の金網体を通過する
際に熱を奪われ、ウルフの安全灯のように外気流の着火
温度以下に冷却される。従って、通気炉壁は外部に火炎
を吹き出すことがなく、移り火を防止できる。通気炉壁
の金網体の網目が小さいので、火の粉の漏洩も防止する
ことができる。焼却終了後は、通気炉壁が金網体からな
り熱伝導率が大きいので短時間に冷却され、正面側の通
気炉壁4aを開けても火傷の虞れはないので下部の灰出
し口蓋10をあけ灰を灰出し容器11に落とす。次い
で、連結部5a,5bを外し、連結部5cで図4に示す
ように折り畳んで倉庫等に収納する。尚、本実施例では
折り畳み式について説明したが、分解式にしてもよい。
この場合は、連結部5cを脱着自在式の掛け金具にする
ことにより容易に達成できる。
【0014】以上のように本実施例によれば、形状が略
四角錐状で通気性に優れドラフト効果が高いので、難燃
性のものでも完全燃焼をすることができる。特に、建築
現場や土木現場で排出される木材片等の大きな塊りの可
燃物は短時間で容易に灰化できることがわかった。ま
た、焼却炉は組立自在なので、場所を取らずに収納で
き、更に現場までの運搬も容易に行うことができ、保管
性や運搬性に優れている。特に、土木作業や建築現場で
は従来、廃材を持ち帰って焼却処理等を行っていたが、
本実施例の焼却炉によれば、焼却しても火炎や火の粉を
出さず火災の危険性がなく安全性に優れていることから
現場で焼却処理を行うことができ、特に山間等辺鄙な作
業現場での建設作業等の後処理作業の作業性を著しく向
上させることができる。
【0015】(実施例2)図5は本発明の第2実施例に
おける焼却炉の要部斜視図であり、図6はその展開図で
ある。20は正面炉壁が金属板で形成され周囲に通気炉
壁が配設された第2実施例の焼却炉、21は等脚台形状
に形成された金属板や内面側にセラミックコートした金
属板からなる正面炉壁、21aは正面炉壁21の開閉用
取手、22は正面炉壁22の上部中央に蝶番等の回動部
22aで回動自在に形成された焼却物の投入口部の開閉
扉、22bは開閉扉22の取手、23は正面炉壁21の
下部に形成された着火口の開閉扉、23aは着火口の開
閉扉23の蝶番等からなる回動部、23bは着火口の開
閉扉23の取手、24,25は台形状に1枚又は複数枚
で積層された金網体24a,25aを枠体24b,25
bで囲繞して形成された側部の通気炉壁、26は側部の
通気炉壁24,25を蝶番等で回動自在に直立して支持
する側部炉壁連結部、27は側部側の通気炉壁25に正
面の通気炉壁21を蝶番や掛け金具等で回動自在に支持
する正面炉壁連結部、28は第1実施例のロストルと同
様に脚部が折曲自在に形成され、焼却物の載置面が三角
形状に作製されたロストル、29は各炉壁21,24,
25の頂部で形成される煙突部、30は正面炉壁21と
側部側の通気炉壁24の枠体24bを固定するフックで
ある。図6に示すように、側部の通気炉壁24,25は
底辺24b1 ,25b1 と直立辺24b2 ,25b2
交角αは略90°に形成されているので、焼却炉20を
組み立てたとき通気炉壁24と25は直立壁に形成され
る。上辺24b4 ,25b4 と直立辺24b2 ,25b
2 の交角γは10°<γ<150°好ましくは75°<
γ<120°、更に好ましくは略90°に形成されるの
が望ましい。γが90°よりも大きくなるにつれ、底辺
24b1 ,25b1 の大きさにもよるが、正面炉壁21
が風等の影響を受け重心が不安定になり安定性に欠けて
くる傾向が現れだすので好ましくない。また、底辺24
1 ,25b1 と斜辺24b3 ,25b3 の交角βは3
0°<β<75°好ましくはβは45°前後が組立てた
際の安定性の面から好ましい。底辺24b1 ,25
1 、上辺24b4 ,25b4は、底辺>2×(上
辺)、好ましくは底辺≧20×(上辺)に形成されるの
が好ましい。炉内面積を拡大するとともに火炎の上昇流
を促し、更に正面炉壁21による輻射熱による焼却物を
加熱するためである。また、側部炉壁連結部26と正面
炉壁連結部27は、脱着自在に形成し、各炉壁を分解自
在に形成するか、側部炉壁連結部26と正面炉壁連結部
27の連結部を蝶番等で形成し、取付方向を反対向にす
ることにより折曲自在に形成される。
【0016】以上のように第2実施例の焼却炉は構成さ
れているので、側部の通気炉壁24と通気炉壁25が直
立しているので、火炎が直接通気炉壁24,25に当た
ることがなく通気炉壁24,25の火炎による酸化を防
止し、耐久性を向上させることができる。また、正面炉
壁21が金属板でできているので、その輻射熱により内
部の燃焼物を加熱するので燃焼速度を速めることができ
る。第2実施例の焼却炉の使用方法は、第1実施例の焼
却炉と略同一のなので説明は省略する。
【0017】(実施例3)図7(a)は本発明の第3実
施例の焼却炉の要部斜視図であり、図7(b)はそのA
部の要部拡大図であり、図8はその展開図である。40
は主要部が三角柱状で、上部が略三角錐又は三角錐台状
に形成された第3実施例の焼却炉、41は四角形状の金
網体と金網体を囲繞する枠体で形成され立壁状に配設さ
れた正面側の通気炉壁、41aは通気炉壁41の開閉用
取手、42は側面側の通気炉壁44の傾斜辺に回動自在
に固定され側面炉壁と正面炉壁の上部開口面を覆設する
ように配設された投入口部を兼ねた金属板等の板状材か
らなる正面傾斜炉壁、42aは正面傾斜炉壁42を回動
自在に保持する連結部、42bは正面傾斜炉壁42の取
手、43は正面側の通気炉壁41の下部に着火扉用回動
部43aで軸着された着火蓋、43bは着火扉43の取
手、44,45は上辺と下辺が平行で、左右側辺が平行
に形成され側辺の1辺が途中で傾斜した傾斜辺に形成さ
れた側壁側の通気炉壁、46は正面側の通気炉壁41と
側壁側の通気炉壁44とを固定するボルト46aとナッ
ト46b等からなる固定部、47は正面傾斜炉壁42と
左右側壁側の通気炉壁44,45の上辺で形成される煙
突部である。図8において、α2,β2は側壁側の通気炉
壁44,45の底辺44b1 ,45b1 と各左右側辺部
44b2,45b2及び垂直辺44b3,45b3との交角
であり、α2,β2は略90°に形成されている。Jは垂
直辺44b3,45b3と傾斜辺44b4,45b4との交
角であり、90°<J<160°、好ましくは95°<
J<150°に形成されている。また、底辺44b1
45b1及び上辺44b5,45b5は各々同一の長さに
形成されている。
【0018】以上のように第3実施例の焼却炉は構成さ
れているので、炉内容積が第1,第2実施例に比べ縦方
向に拡大されたことから狭い作業現場で一度の焼却作業
で多量の焼却物を焼却できる。また、正面傾斜炉壁を鉄
板で形成したので、輻射熱や反射熱により水分の多い塵
芥をも容易に乾燥させながら焼却できる。
【0019】(実施例4)図9は本発明の第4実施例の
焼却炉の要部斜視図であり、図10(a)はその要部展
開図であり、図10(b)はその正面傾斜炉壁の平面図
であり、図10(c)はそのロストルの斜視図である。
50は正面傾斜炉壁を有するボックス状の第4実施例の
焼却炉、51は中央部等に底辺と平行に配設された金属
板からなる焼却熱の反射部51aと、1乃至複数層の金
網体51bと枠体51cとを備えた四角形状の正面炉
壁、52は正面炉壁51の上辺に回動自在又は脱着自在
に固定された正面傾斜炉壁、52aは金属板からなる熱
反射部、52bは1乃至複数層の金網体、53は側壁、
53aは熱反射部、53bは金網体、53cは枠体、5
3dは枠体53cの底面の両端部に延設された脚部、5
3eは枠体53cの所定部に形成された螺子受部、54
は脚部54a,取手54bを有する灰受け部、55は取
手55a,回動部55bを有する着火孔蓋、56は正面
炉壁51と側壁53の螺子等からなる連結部、57は各
側壁間を回動自在又は脱着自在に係止する側壁連結部、
58は正面傾斜炉壁52を側壁53等に螺子止めする連
結部、尚、連結部58は正面傾斜炉壁52が回動自在な
連結部52dで連結されたときは用いられない。59は
背面側の側壁60と正面傾斜炉壁52との間に所定の間
隔で形成される煙突部である。図10において、58a
は側壁53,61の上辺に立設された螺子部、58bは
螺子部58aを挿通する螺子挿通孔である。尚、螺子部
58a,螺子挿通孔58bは回動自在な連結部52dが
形成された時は形成されない。60は背面側の側壁、6
0aは熱反射部、60bは金網体、61は側壁53と同
一形状に形成され、熱反射部61a,金網体61b,脚
部61d等を有する側壁、62は両側部に側壁53,6
1の底辺に形成されたロストル挿着孔62bに挿着され
る挿着部62aを有するロストルである。尚、正面傾斜
炉壁52は正面炉壁51と両側壁53,61の上辺に載
置される大きさに形成されている。
【0020】以上のように第4実施例の焼却炉は形成さ
れているので、接地面に多少凹凸部があっても脚部53
d,61dにより自由に設置ができる。また、正面傾斜
炉壁や正面壁、側壁部に金属板を有しているので、その
輻射熱により燃焼効率を著しく高めることができる。正
面傾斜炉壁52は、回動自在又は脱着自在に係止されて
いるので、焼却物の投入は正面傾斜炉壁52を外すだけ
で、多量の焼却物を投入することができ焼却作業性を著
しく向上させることができる。煙突部が狭い間隙からな
るので、火の粉等の噴出を防止するとともに、煙成分や
揮発成分を二次燃焼させることができる。
【0021】(実施例5)図11は煙突を別途備えた第
5実施例の焼却炉の要部斜視図であり、図12はその展
開図である。第5実施例の焼却炉70が図9,図10の
第4実施例の焼却炉と異なる点は、背面側の側壁60に
金属板製の天板部71を回動部72を介して回動自在に
備え、天板部71の中央部に煙筒74を保持する煙筒支
持部73を有し、又天板部71に1又は複数の金網体か
らなる正面傾斜炉壁75を回動部76で回動自在に連設
されている点である。以上のように第5実施例の焼却炉
は構成されているので、天板部71により火炎を反射す
ると共に輻射熱により内部を高温化することができる。
また、煙筒74を設けたので、周囲の通気炉壁の金網体
と合俟って強力なドラフト効果により燃焼効率を著しく
向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は構成されているの
で、以下のような優れた効果を備えた焼却炉を実現でき
るものである。 a.焼却炉の周囲の炉壁の一以上が金網体や多孔板から
なる通気炉壁で形成されているので、通気性に優れ短時
間に多量の焼却処理を行うことができる。 b.煙成分や揮発成分が通気炉壁を通過する際に金網体
の網目や多孔板の孔径が小さいので、その輻射熱により
二次燃焼を起こすのでほとんど無臭化、無煙化を図るこ
とができる。 c.通気炉壁が金属製やセラミック製なので、反射熱や
輻射熱により炉内を高温化するので、より一層燃焼効率
を上げることができる。 d.通気炉壁が金網体や多孔板なので、風が吹いても灰
が飛散することがなく、飛火を防止するとともに作業環
境を汚すのを防止し安全性、作業性に優れている。 e.通気炉壁が金網体の網目や多孔板の孔径が小さいの
で、ウルフの安全灯のように金網体等から火炎が吹き出
すのを防ぐことができ安全性に優れている。 f.通気炉壁に金属板を組み合わせた場合や炉壁の一部
に金属板等を設置した場合は、金属板の反射熱と輻射熱
により更に燃焼効率を向上させることができる。 g.折り畳みや分解及び組立が自在なので、全体がコン
パクト化されており、収納時や移動時に場所を取らず、
収納性、搬送性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の略四角錐型の焼却炉の要部斜視図
【図2】第1実施例の略四角錐型の焼却炉の展開した状
態を示す斜視図
【図3】第1実施例の略四角錐型の焼却炉の正面炉壁を
開けた状態を示す斜視図
【図4】(a)焼却炉を分解して折り畳んだ状態を示す
斜視図 (b)ロストルの斜視図
【図5】本発明の第2実施例における焼却炉の要部斜視
【図6】本発明の第2実施例における焼却炉の展開図
【図7】(a)本発明の第3実施例の焼却炉の要部斜視
図 (b)本発明の第3実施例の焼却炉のA部の要部拡大図
【図8】本発明の第3実施例の焼却炉の展開図
【図9】本発明の第4実施例の焼却炉の要部斜視図
【図10】(a)本発明の第4実施例の焼却炉の要部展
開図 (b)本発明の第4実施例の焼却炉の正面傾斜炉壁の平
面図 (c)本発明の第4実施例の焼却炉のロストルの斜視図
【図11】本発明の第5実施例の焼却炉の要部斜視図
【図12】本発明の第5実施例の焼却炉の展開図
【符号の説明】
1 第1実施例の焼却炉 2 金網体 3 枠体 3a,3b 枠体 4 通気炉壁 4a 正面側の通気炉壁 4b 側部側の通気炉壁 5,5a,5b,5c 連結部 6 投入口部 7 投入口蓋部 8 ロストル 8a 折り曲げ部 8b 脚部 9 火炎防止板 10 灰出し口蓋 10a 軸着部 11 灰出し容器 20 第2実施例の焼却炉 21 正面炉壁 21a 開閉用取手 22 投入口部の開閉扉 22a 回動部 22b 取手 23 着火口の開閉扉 23a 回動部 23b 取手 24,25 通気炉壁 24a,25a 金網体 24b,25b 枠体 24b1 ,25b1 底辺 24b2 ,25b2 直立辺 24b2 ,25b2 直立辺 24b3 ,25b3 斜辺 24b4 ,25b4 上辺 26 側部炉壁連結部 27 正面炉壁連結部 28 ロストル 29 煙突部 30 フック 40 第3実施例の焼却炉 41 正面側の通気炉壁 41a 開閉用取手 42 正面傾斜炉壁 42a 連結部 42b 取手 43 着火蓋 43a 着火扉用回動部 43b 取手 44,45 側壁側の通気炉壁 44b1,45b1 底辺 44b2,45b2 左右側辺部 44b3,45b3 垂直辺 44b4,45b4 傾斜辺 44b5,45b5 上辺 46 固定部 46a ボルト 46b ナット 47 煙突部 50 第4実施例の焼却炉 51 正面炉壁 51a 熱反射部 51b 金網体 51c 枠体 52 正面傾斜炉壁 52a 熱反射部 52b 金網体 52c 枠体 52d 連結部 53 側壁 53a 熱反射部 53b 金網体 53c 枠体 53d 脚部 53e 螺子受部 54 灰受け部 54a 脚部 54b 取手 55 着火孔蓋 55a 取手 55b 回動部 56 連結部 57 側壁連結部 58 連結部 58a 螺子部 58b 螺子挿通孔 59 煙突部 60 側壁 60a 熱反射部 60b 金網体 61 側壁 61a 熱反射部 61b 金網体 61d 脚部 62 ロストル 62a 挿着部 62b ロストル挿着孔 70 第5実施例の焼却炉 71 天板部 72 回動部 74 煙筒 73 煙筒支持部 75 正面傾斜炉壁 76 回動部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1乃至複数層の金網体と、前記金網体の
    周囲を熔接等又は前記金網体の端部を挟着等で固定する
    金属板等からなる枠体と、を備えた通気炉壁、又は1乃
    至複数層からなる多数の貫通孔が形成された金属板やセ
    ラミック板もしくはこれらの複合板等の多孔板を備えた
    通気炉壁を、炉体の少なくとも一炉壁に備えたことを特
    徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記通気炉壁の前記金網体の網目が2.
    5メッシュ〜60メッシュを有し、及び/又はその線径
    が1.5mmφ〜0.15mmφを有することを特徴とする
    請求項1に記載の焼却炉。
  3. 【請求項3】 前記通気炉壁の前記多孔板の径が1.5
    mm〜20mmに形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の焼却炉。
  4. 【請求項4】 前記通気炉壁の少なくとも内壁側の所定
    部に金属板等からなる焼却熱の反射部が配設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1に記載
    の焼却炉。
  5. 【請求項5】 前記炉体を形成する一通気炉壁に開設さ
    れた焼却物の投入口部と、前記投入口部を開閉自在に蓋
    をする投入口蓋部と、を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至4の内いずれか1に記載の焼却炉。
  6. 【請求項6】 前記炉体の周囲の各炉壁が接合部材を介
    して回動自在又は脱着自在に連設された請求項1乃至5
    の内いずれか1に記載の通気炉壁で形成されていること
    を特徴とする焼却炉。
  7. 【請求項7】 前記炉体が略等脚台形又は略四角形等の
    多角形の金属板からなる炉壁と、前記炉壁の上辺部,下
    辺部、若しくは両側辺部の一以上の辺部に脱着自在又は
    回動自在に連設された略等脚台形状又は底辺部と側辺部
    の交角が少なくとも一以上の直交部を有する多角形状に
    形成された複数の請求項1乃至5の内いずれか1に記載
    の通気炉壁と、を備えていることを特徴とする焼却炉。
  8. 【請求項8】 前記炉体内に脱着自在に配設された火格
    子部と、及び/又は前記火格子部の下部に配設された灰
    受け部と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至7の
    内いずれか1に記載の焼却炉。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2480449A (en) * 2010-05-18 2011-11-23 Ian Satterthwaite Outdoor fire enclosure with fuel sacks on shelves
CN111895406A (zh) * 2019-05-04 2020-11-06 浙江三峰电子有限公司 鳞层多孔旋火燃烧器
KR102557032B1 (ko) * 2023-04-04 2023-07-17 이경준 볼트 너트 조립식 화로대
JP2023152938A (ja) * 2022-03-30 2023-10-17 国立大学法人信州大学 焚火の火の粉飛散防止方法、通気性シートおよび火の粉飛散防止具

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