JPH08289609A - 耕深制御装置 - Google Patents

耕深制御装置

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JPH08289609A
JPH08289609A JP11797095A JP11797095A JPH08289609A JP H08289609 A JPH08289609 A JP H08289609A JP 11797095 A JP11797095 A JP 11797095A JP 11797095 A JP11797095 A JP 11797095A JP H08289609 A JPH08289609 A JP H08289609A
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JP
Japan
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tractor
lower link
sensor
cultivator
control
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Application number
JP11797095A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Ono
弘喜 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切りワラや雑草等の影響を受けることなく、
正確な耕深制御を行う。 【構成】 トラクタ本体1に対して耕耘機6を昇降可能
に装着した農作業機の耕深制御装置において、トラクタ
本体1の前後傾斜を検出する前後傾斜センサ32と、ト
ラクタ本体1に対する耕耘機6の高さを検出する対トラ
クタ高さセンサ30とを設け、前記前後傾斜センサ32
の検出値と前記対トラクタ高さセンサ30の検出値とが
常に適正な関係となるように耕耘機6を昇降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耕耘機の耕耘深さがほ
ぼ一定に維持されるように制御する耕深制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トラクタにロータリ耕耘機を装着して耕
耘作業を行う際、ロータリ耕耘機のリヤカバー角度で耕
耘深さ(以下、耕深とする)を検出し、その検出結果に
応じてロータリ耕耘機を適宜昇降させ、耕深がほぼ一定
に維持されるように制御している。耕耘刃の後側を覆う
カバーであるリヤカバーは、上端を支点に回動自在で下
端部が表土面に接地するように設けられており、耕深に
応じて上下に回動する。よって、リヤカバーの角度を測
定することによりその時の耕深を検出することができる
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンバ
イン作業で放出された切りワラが局所的に多く集積され
ている圃場では、そのワラ溜りの部分でリヤカバーが大
きく持ち上げられ、耕深が実際よりも深く検出される。
すると、ロータリ耕耘機が不必要に上昇させられ、目標
耕深よりも浅く仕上がってしまう。また、雑草が多い圃
場においても、雑草の根や茎が塊状になっている部分
で、上記と同様にリヤカバーが大きく持ち上げられ、耕
深が実際よりも深く検出される。本発明は、このような
切りワラや雑草等の影響を受けることなく、正確な耕深
制御をすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる耕深制御装置は、トラクタ本体に対して耕耘機
を昇降可能に装着した農作業機の耕深制御装置におい
て、トラクタ本体の前後傾斜を検出する前後傾斜センサ
と、トラクタ本体に対する耕耘機の高さを検出する対ト
ラクタ高さセンサとを設け、前記前後傾斜センサの検出
値と前記対トラクタ高さセンサの検出値とが常に適正な
関係となるように耕耘機を昇降する構成としたことを特
徴としている。
【0005】
【作用】圃場面に切りワラや雑草があってもトラクタ本
体はそれを踏みつぶしていくので上下変動しない。そこ
で、前後傾斜センサの検出値と対トラクタ高さセンサの
検出値とが常に適正な関係となるように耕耘機の昇降さ
せ、圃場表土面の凹凸等によってトラクタ本体が前後傾
斜したとき、そのトラクタ本体の前後傾斜に伴う作業機
が高さ変動分だけトラクタ本体に対して作業機を昇降さ
せることにより、切りワラや雑草等の影響を受けること
なく、耕耘機の耕深を一定に維持することができる。
【0006】
【実施例】図1及び図2はトラクタにロータリ耕耘機を
装着して耕耘作業を行う状態を表している。トラクタ1
は左右各一対の前輪2,2及び後輪3,3を備えた四輪
駆動車両で、機体の後部に作業機を連結するための作業
機連結装置5が設けられている。ロータリ耕耘機6は、
作業機連結装置5によって適正高さに保持された状態で
進行し、所定方向に回転する耕耘刃7が圃場を耕耘す
る。耕耘刃7の周囲を覆うロータリカバー8の後方部分
(リヤカバー)8aはロータリカバー本体に対して上下
に回動自在に取り付けられ、かつスプリング等によって
下向きに付勢されていて、機体の進行にともないリヤカ
バー8aの下部が圃場表土面に押し付けながら移動し、
耕耘後の表土面を均平化して整地する。
【0007】図示例の作業機連結装置5は3Pヒッチ構
造であり、図中の10は左右一対のロワリンク、11は
左右中央に1本のトップリンクで、これらリンク10,
10,11の後端部にロータリ耕耘機6が連結される。
トップリンク11は長さ調節可能で、その長さを変える
ことによりロータリ耕耘機6の前後方向に姿勢を調節で
きるようになっている。12はトラクタが具備する昇降
用油圧シリンダ13で駆動するリフトアームで、該リフ
トアームの後端部にリフトロッド15,15を介してロ
ワリンク10,10が吊られており、リフトアーム1
2,12を上下に回動させることにより、ロータリ耕耘
機6が昇降するようになっている。ロアリンク10,1
0とリフトロッド15,15とはロアリンク10,10
に設けた連結孔10a,10a,…にピンを介してリフ
トロッド15,15を連結するようになっているが、こ
の連結孔は左右各3つづつ設けられており、その連結に
用いる連結孔を変えることにより、ロータリ耕耘機6の
昇降範囲を調節できるようになっている。また、左右一
方(図示例では右側)のリフトロッド15には左右傾動
用油圧シリンダ16が介装されており、該油圧シリンダ
を伸縮させてその(右側の)リフトロッド15の長さを
変えることにより、ロータリ耕耘機6を進行方向と垂直
な面内で傾動させるようになっている。
【0008】さらに、リフトアーム軸12aの下方にセ
ンサ軸20が回動自在に設けられ、該センサ軸の左端部
に回動自在に設けたロアリンク角検出アーム21と左側
のロアリンク10とがロアリンク角検出ロッド22を介
して連結されているとともに、センサ軸の右端部に一体
に設けたストローク検出アーム23と右側のロアリンク
10とが伸縮自在なストローク検出ロッド24を介して
連結されている。そして、ロアリンク角検出アーム21
の基部から前方に突出する作動アーム26の先端部に設
けたピン27にポテンショメータ30のアーム30aが
係合し、また、センサ軸20の左端部にはポテンショメ
ータ31が一体に設けられ、そのアーム31aが前記ピ
ン27に係合している。
【0009】前記ポテンショメータ30はロアリンク角
検出アーム23の角度を検出するロアリンク角センサで
あり、これにより、トラクタ1本体に対するロータリ耕
耘機6の高さを検出する。すなわち、このロアリンク角
センサ30は対トラクタ高さセンサである。ポテンショ
メータ30のアーム30aの回動量は実際のロアリンク
10,10の回動量よりも増幅されるようになっている
ので、回動量の小さいロアリンク10,10の動きを正
確に検出することができる。なお、対トラクタ高さセン
サとしては、リフトアーム12,12の角度を直接検出
する構成としてもよい。但しその場合、ロアリンク1
0,10へのリフトロッド15,15の連結位置に応じ
て補正を行う必要がある。
【0010】また、前記ポテンショメータ31はストロ
ーク検出ロッド24の伸縮量を検出するストロークセン
サであり、これにより、トラクタ1本体に対するロータ
リ耕耘機6の左右傾斜を検出する。このストロークセン
サ31もストローク検出ロッド24の長さを直接検出す
る構成としてもよい。
【0011】これらロアリンク角センサ30とストロー
クセンサ31にロアリンク角検出アーム23及びストロ
ーク検出ロッド24の変位を伝える部材が一部共用にな
っているので、部品数が少なく構成が簡略である。
【0012】上記センサ30,31の他に、機体の前後
傾斜を検出する前後傾斜センサ32、機体の左右傾斜を
検出する左右傾斜センサ33、及び車速を検出する車速
センサ34が設けられている。また、ロータリ耕耘機6
には、リヤカバー8aの角度を検出するリヤカバーセン
サ35が設けられている。
【0013】一方、作業機制御のための操作機器類とし
て、ロータリ耕耘機(作業機)6を昇降操作するコント
ロールレバー37、ロータリ耕耘機6の耕深を設定する
耕深設定ダイヤル38、ロータリ耕耘機(作業機)6の
左右傾斜度を設定する傾き調整ダイヤル39、及びロー
タリ耕耘機6の耕深制御においてトラクタの前後傾斜を
地面と平行状態に固定する平行モードと、地面に凹凸に
応じて変動させる自動モードとに切り替える前後傾斜切
替スイッチ40が操縦席の近傍に設けられている。
【0014】この農作業機においては、ロータリ耕耘機
(作業機)6の上下位置を制御するポジション制御と、
耕深を制御する耕深制御と、作業機の左右傾斜を制御す
る傾動制御とを行う。これらの制御を司る制御装置42
は図3に示す構成となっている。すなわち、前記各セン
サ30,31,32,33,34,35及び操作機器類
37,38,39,40からの信号がコントローラ43
に入力され、該コントローラでデータ処理を行い、昇降
用制御バルブ17の上昇用及び下降用ソレノイド17
a,17bと傾動用制御バルブ18の伸用及び縮用ソレ
ノイド18a,18bに出力信号を出す。なお、昇降用
制御バルブ17は比例ソレノイドバルブであって、ソレ
ノイドの通電量に応じて圧油流量が変化するようになっ
ている。
【0015】ポジション制御に関しては、コントロール
レバー値とロワリンク角センサ値を読み取り、コントロ
ールレバー値の不感帯内にロワリンク角センサ値が収ま
るように昇降用制御バルブ17の上昇用及び下降用ソレ
ノイド17a,17bに出力する。
【0016】耕深制御は図4に示す順序で行う。まず、
センサや操作機器類を読み込み、前後傾斜モードに応じ
て目標ロワリンク角θを設定する。前後傾斜モードが平
行である時は、図5(a)に示すように、目標ロワリン
ク角θを耕深設定ダイヤル38に基づくロワリンク角θ
1 にする。また、前後傾斜モードが自動である時は、必
要とならば(前後傾斜センサ32が車両加速度の影響を
受ける場合)車両加速度に応じて前後傾斜センサ値θ2
を補正する(θ2 ←θ2 +Δθ;Δθは加速度分の補正
値)とともに、図5(b),(c)に示すように、目標
ロワリンク角θを、耕深設定ダイヤル38に基づくロワ
リンク角θ1 に、トラクタの前後傾斜分を補正するロー
タリ耕耘機6の前後傾斜θ3 を加算した値にする(θ←
θ1 +θ3 )。ここでθ3 は、ロワリンクの長さをL、
トラクタの前輪からロワリンクの支点までの距離をlと
すると、トラクタの前後傾斜によるロワリンクの支点の
上下変位H=lsinθ2 、θ3 =sin-1(H/L)
となる。
【0017】次に、上記目標ロワリンク角θに対する実
際のロワリンク角の偏差を算出し、それに応じて出力を
セットする。図6(a)に示す如く、偏差が不感帯内に
ある場合は中立、偏差が不感帯よりも下側にある場合は
上昇出力、偏差が不感帯よりも上側にある場合は下降出
力とする。その出力流量は偏差に比例させる。
【0018】更に、耕深設定ダイヤル38に基づく目標
リヤカバー角に対する実際のリヤカバー角の偏差を算出
し、それに応じて出力をセットする。図6(b)に示す
如く、偏差が不感帯内にある場合は中立、偏差が不感帯
よりも下側にある場合は上昇出力、偏差が不感帯よりも
上側にある場合は下降出力とする。このリヤカバー角に
よる出力要求の不感帯は広めに設定してあり、図7に示
すように、リヤカバーが目標値よりも大きく上下に大き
くずれると出力要求が出るようになっている。上げ側の
出力流量は偏差に比例し、下げ側の出力流量は偏差が大
きくなるほど急激に増加するようにしている。
【0019】また、リヤカバーが上限付近にある時は、
出力要求が出されないようにしている。これにより、リ
ヤカバー8aを接地させない状態での作業が可能となっ
ている。
【0020】そして、表1に示す出力条件に基づいて、
上記ロワリンク角による出力要求とリヤカバー角による
出力要求のうちのいずれかを選択し、それを実出力とす
る。表1から明らかなように、ロワリンク角による出力
要求とリヤカバー角による出力要求が同じ側に出されて
いる場合は、ロワリンク角による出力要求を優先的に実
出力として選択するようにしている。
【0021】
【表1】
【0022】次いで、昇降用制御バルブ17を流れる圧
力油の流量を、車速に応じて補正する(Q←Q×α;α
≦1)。αは車速に応じて変わる変数で、その数値は車
速が速くなるほど小さくなる。このように圧力油の流量
を補正することにより、車速が速い時には昇降が鈍く、
かつ車速が遅い時は昇降が敏速になり、ハンチングが生
じることなく、正確な昇降制御を行える。
【0023】そして、流量補正した実出力を昇降用制御
バルブ17の上昇用及び下降用ソレノイド17a,17
bに出力してロータリ耕耘機を昇降させる。
【0024】以上の如く、この耕深制御は、ロワリンク
角による出力要求とリヤカバー角による出力要求のうち
のいずれかを選択して実出力する構成で、ロワリンク角
による出力要求の方がリヤカバー角による出力要求より
も優先的に実出力されるように出力条件が設定されてい
るとともに、リヤカバー角による出力要求の不感帯を広
めに設定されているので、トラクタ1の前後傾斜によっ
て耕深が変化した時にはロワリンク角による出力要求に
基づいてロータリ耕耘機6を昇降させ、リヤカバー8a
が異常に上下回動した時のみリヤカバー角による出力要
求に基づいてロータリ耕耘機6を昇降させるようになっ
ている。よって、リヤカバー角による出力要求に基づく
不必要な昇降がなく、切りワラや雑草によってリヤカバ
ー8aが持ち上げられた場合等の誤動作を防止できる。
【0025】また、畝の向きと直交する方向に機体を進
行させて畝を崩しながら耕耘作業を行う時、畝のピッチ
の倍数とトラクタ1のホイールベースが一致した場合、
トラクタ1はほとんど前後傾斜することなく、全体的に
上下動することがある。このような場合には、リヤカバ
ー8aが畝の部分と溝の部分を通過するたびにリヤカバ
ー角が大きく変動するので、リヤカバー角による出力要
求に基づいてロータリ耕耘機6が昇降する。これによ
り、適正な耕深制御が行われ、良好な耕耘結果が得られ
る。
【0026】また、トラクタの前後傾斜を地面と平行状
態に固定する平行モードが設けられているので、ロワリ
ンク角による出力要求に基づく昇降は行わず、リヤカバ
ー角による出力要求に基づいてロータリ耕耘機6を昇降
させることができ、傾斜地で作業を行う場合に有効であ
る。
【0027】傾動制御に関しては、傾き調整ダイヤル値
と左右傾斜センサ値を読み取り、傾き調整ダイヤル値の
不感帯内に左右傾斜センサ値が収まるように傾動用制御
バルブ18の伸用及び縮用ソレノイド18a,18bに
出力する。
【0028】この傾動制御は左右一方のリフトロッド1
5の長さを変えることによりトラクタ1に対するロータ
リ耕耘機6の左右傾動を調整するものであるから、傾動
制御にともないロータリ耕耘機6が上下変動し、前記耕
深制御に狂いが生じる。そこで、図8に示す補正の制御
を行う。
【0029】前記耕深制御と同じ手順で目標ロワリンク
角を設定した後、左右傾斜に応じて目標ロワリンク角θ
を補正する(θ←θ+θ4 ×β;β≦1)。そして、補
正後の目標ロワリンク角θと実際のロワリンク角の偏差
を算出し、その偏差に応じて出力をセットする。
【0030】一般的な圃場では凹部が多く、凸部は少な
いので、トラクタが左右に傾斜する原因としては左右一
方の後輪が凹部に落ち込んだ場合がほとんどである。よ
って、その場合を想定して前記補正値θ4 を図9に示す
ように設定されている。以下にその理由を説明する。
【0031】図示例のトラクタ1は右側のリフトロッド
15に左右傾動用油圧シリンダ16が設けられているの
で、例えば、図10(a)のように右側の後輪が圃場の
凹部に落ち込んで機体が右下がりになった場合は油圧シ
リンダ16を収縮させ、図10(b)のように左側の後
輪が圃場の凸部に落ち込んで機体が左下がりになった場
合は油圧シリンダ16を伸長させる。このため、右下が
りのときは傾動制御によってロータリ耕耘機が上昇し、
左下がりのときは傾動制御によってロータリ耕耘機が下
降する。また、後輪が凹部に落ち込むことによりトラク
タは後下がりになるので、ロータリ耕耘機を上昇させる
側に耕深制御が働く。そこで、機体が左下がりの場合
は、傾動制御によるロータリ耕耘機の下降分と耕深制御
によるロータリ耕耘機の上昇分が相殺されるとして補正
値θ4 =0もしくはθ4 ≒0にし、機体が右上りの場合
は、傾動制御によるロータリ耕耘機の上昇分と耕深制御
によりロータリ耕耘機の上昇分が加算されるので、補正
値θ4 を傾動制御によるロータリ耕耘機の上昇分のほぼ
2倍に設定している。
【0032】すなわち、左右傾動用油圧シリンダ16が
右側のリフトロッド15に設けられているならば、トラ
クタ1が右下がりの時にロータリ耕耘機6が水平に近づ
くにつれて耕深を深くする側に補正する。また、左右傾
動用油圧シリンダ16が左側のリフトロッド15に設け
られているならば、トラクタ1が左下がりの時にロータ
リ耕耘機6が水平に近づくにつれて耕深を深くする側に
補正する。これにより、トラクタ1が左右に傾斜しても
耕深を適正に維持できるのである。
【0033】さらに、ロータリ耕耘機を上げ位置から作
業位置へ下降させる際は、ロータリ耕耘機が接地する寸
前までは下降速度が速く、そこから所定の耕深まで下降
する時は下降速度が遅くするデセラ制御を行うが、この
デセラ制御においてロータリ耕耘機の下降速度が変化す
る位置(デセラポイント)θD を、前記トラクタの前後
傾斜によるロータリ耕耘機6の前後傾斜θ3 に基づいて
変更するようになっている(θD =θ3 +γ)。図11
はそのフローチャートである。これにより、トラクタが
前後傾斜している場合でも、常に地面から一定高さにデ
セラポイントが位置するようになり、ロータリ耕耘機の
下げ動作が安定して行われる。
【0034】以下、上記と異なる方法で耕深制御を行う
制御装置について説明する。
【0035】図12に示すように、この制御装置42′
は、リヤカバーセンサの代わりにエンジン回転数を検出
するエンジン回転センサ45が設けられていて、各セン
サ30,31,32,33,34,45及び操作機器類
37,38,39,40からの信号がコントローラ43
に入力され、該コントローラでデータ処理を行い、昇降
用制御バルブ17の上昇用及び下降用ソレノイド17
a,17bと傾動用制御バルブ18の伸用及び縮用ソレ
ノイド18a,18bに出力信号を出す。
【0036】耕深制御は図13に示す順序で行う。前記
耕深制御と同じ方法で、前後傾斜モードに応じて目標ロ
ワリンク角θを設定し、その目標ロワリンク角θに対す
る実際のロワリンク角の偏差を算出し、それに応じて出
力をセットする。
【0037】次に、エンジン回転数のダウン率と絶対値
で偏差データを作成し、それに基づいて出力をセットす
る。図14に示すように、エンジン回転数が所定比率以
上で急激に下降した場合、或はエンジン回転数で一定数
以下まで落ちている場合に、上昇出力とする。
【0038】そして、表2に示す出力条件に基づいて、
上記ロワリンク角による出力要求とエンジン回転数によ
る出力要求のうちのいずれかを選択し、それを実出力と
する。表2から明らかなように、エンジン回転数による
出力要求は上昇側にのみ出され、ロワリンク角による出
力要求とエンジン回転数による出力要求が共に上昇側に
出されている場合は、ロワリンク角による出力要求を優
先的に実出力として選択するようにしている。
【0039】
【表2】
【0040】よって、小さな凹凸によってエンジン回転
数が少し落ちた程度ではエンジン回転数による制御は働
かず、ロワリンク角による制御が有効に働き、無駄のな
い円滑な耕深制御が行える。また、エンジン回転数があ
る程度低下したとしても、そのエンジン回転数の低下が
緩やかであるならばエンジン回転数による制御は働かな
いので、深起し作業にも支障がない。そして、エンジン
回転数の低下が著しい時やエンジン回転数の低下が急激
な時には、エンジン回転数による制御でロータリ耕耘機
を上昇し、エンジン負荷を減少させるのでエンスト等を
防止できる。これにより、例えば畝の向きと直交する方
向に機体を進行させて畝を崩しながら耕耘作業等のよう
なエンジン負荷の変動が大きい作業を、エンストさせる
ことなく効率よく行える。
【0041】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる耕
深制御装置は、トラクタの前後傾斜に基づいて耕耘機を
昇降させて耕深制御することにより、例えばリヤカバー
の上下回動に基づく制御等における不必要な耕耘機の昇
降がなくなり、切りワラや雑草の影響を受けることな
く、正確で仕上がりのきれいな制御を行えるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタにロータリ耕耘機を装着しての作業状
態を表す側面図である。
【図2】トラクタとロータリ耕耘機の連結部の斜視図で
ある。
【図3】制御装置のブロック図である。
【図4】耕深制御のフローチャートである。
【図5】(a)は前後傾斜モードが平行の時の目標ロワ
リンク角を示す図、(b)は前後傾斜モードが自動の時
の目標ロワリンク角を示す図、(c)はトラクタの前後
傾斜分を補正するロータリ耕耘機の前後傾斜を説明する
図である。
【図6】(a)目標ロワリンク角に対する実際のロワリ
ンク角の偏差と出力流量の関係を示す図、及び(b)目
標リヤカバー角に対する実際のリヤカバー角の偏差と出
力流量の関係を示す図である。
【図7】リヤカバーの回動位置を示す図である。
【図8】左右傾動制御に伴うロータリ耕耘機の上下変動
を補正する制御のフローチャートである。
【図9】左右傾動制御に伴うロータリ耕耘機の上下変動
を補正する制御における機体の左右傾斜度と補正値の関
係を示す図である。
【図10】トラクタの後輪とロータリ耕耘機の位置関係
を示す背面図で、(a)は右側の後輪が圃場の凹部に落
ち込んだ状態を示し、(b)は左側の後輪が圃場の凹部
に落ち込んだ状態を示す。
【図11】デセラ制御のフローチャートである。
【図12】異なる制御装置のブロック図である。
【図13】異なる耕深制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1 トラクタ 5 作業機連結装置 6 ロータリ耕耘機 8a リヤカバー 10 ロワリンク 30 ロワリンク角センサ(対トラクタ高さセンサ) 32 前後傾斜センサ 42 制御装置 43 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ本体に対して耕耘機を昇降可能
    に装着した農作業機の耕深制御装置において、トラクタ
    本体の前後傾斜を検出する前後傾斜センサと、トラクタ
    本体に対する耕耘機の高さを検出する対トラクタ高さセ
    ンサとを設け、前記前後傾斜センサの検出値と前記対ト
    ラクタ高さセンサの検出値とが常に適正な関係となるよ
    うに耕耘機を昇降する構成としたことを特徴とする耕深
    制御装置。
JP11797095A 1995-04-18 1995-04-18 耕深制御装置 Pending JPH08289609A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11797095A JPH08289609A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 耕深制御装置

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JP11797095A JPH08289609A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 耕深制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021065199A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 株式会社エース・システム シリンダ制御ユニット、作業機姿勢制御装置、シリンダ制御プログラムおよびトップリンク長補正係数算定方法

Cited By (1)

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JP2021065199A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 株式会社エース・システム シリンダ制御ユニット、作業機姿勢制御装置、シリンダ制御プログラムおよびトップリンク長補正係数算定方法

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