JPH08290304A - 棒材供給装置の案内管の固定構造 - Google Patents

棒材供給装置の案内管の固定構造

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JPH08290304A
JPH08290304A JP11935095A JP11935095A JPH08290304A JP H08290304 A JPH08290304 A JP H08290304A JP 11935095 A JP11935095 A JP 11935095A JP 11935095 A JP11935095 A JP 11935095A JP H08290304 A JPH08290304 A JP H08290304A
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Hiroyuki Yamada
浩之 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋盤の主軸に設けた中空孔を通して棒材を供
給する装置に関し、棒材を支持する案内管を棒材の径に
応じて速やかに交換できる固定構造を得る。 【構成】 案内管7、17に設けた支持鍔8、18をフ
レーム2、12に設けた受座1、11に固定する。下側
受座1と下側支持鍔8とは、円弧面相互の嵌合により支
持し、下側受座1に突設したピン3と下側支持鍔8の対
応部分に設けた嵌合孔9とを嵌合して軸方向に位置決め
する。上側受座11には、その円弧受面14の両端に内
側及び側方に突出するクランプ材15を設け、このクラ
ンプ材15の少なくとも一方をネジ16で締着及び離間
可能にする。上側支持鍔18の円弧外周の両端には、ク
ランプ材15と係合する段部19を形成する。上側案内
管17は、支持鍔18と上側受座11の円弧面相互を嵌
合し、段部19をクランプ材15で締着して、上側受座
11に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤の主軸に設けた
中空孔を通して加工領域に細長い棒材を供給しながら加
工を行う際に用いられる棒材供給装置に関し、棒材を支
持する案内管を装置フレームに固定する構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は、棒材供給装置を用いて旋盤で棒
材31を加工する状態を模式的に示したものである。素
材となる棒材31は、棒材供給装置の案内管7、17で
回転自在に保持されており、主軸の中空孔32を貫通し
て旋盤の加工領域33に先端を突出させている。棒材3
1は、チャック34により把持されており、主軸35の
回転により刃物36が棒材の先端部37を加工する。加
工が終了すると、突っ切りバイトで棒材の先端から加工
済ワークが切り落とされ、チャック34を開いた後、プ
ッシャ38が前進(図で右動)して、次のワークの加工
に必要な長さだけ棒材を送り出す。そしてチャック34
が再び棒材の先端部を把持して、次のワークの加工を行
う。
【0003】棒材31は案内管7、17に回転可能かつ
軸方向移動自在に支持されていなければならない。通
常、案内管7、17には油が供給されて、案内管7、1
7と棒材31との間に流体クッションが形成されるの
で、案内管7、17と棒材31との間に若干の遊隙があ
っても問題はないが、加工する棒材の径を変更するとき
は、案内管7、17も交換する必要がある。また案内管
7、17内への棒材の装填は、案内管7、17の側方か
ら行われるため、案内管7、17を上下二つ割りの構造
として、上側案内管17を持ち上げて開くことにより、
案内管7、17内への棒材の装填を行う。
【0004】また棒材を軸方向に給送するプッシャ38
は、案内管7、17に沿って配置したチェン26に連結
した駆動板25をプッシャ38の後端に係合し、上側案
内管17と下側案内管7との間に形成したスリット24
(図5参照)に沿って駆動板25を移動させることによ
り駆動する。プッシャ38の先端部には、棒材31の後
端と嵌合するホルダが、図示しない軸受で自由回転可能
に装着されている。
【0005】棒材の無駄をなくすために、プッシャ38
は、主軸35の長さに見合う長さで設ける必要がある。
主軸35は、ある程度間隔を離して配置した軸受で支持
する必要があり、さらに主軸に回転力を伝達するための
プーリや、チャック34を開閉するシリンダ等が配置さ
れるため、かなりな長さになる。そのためプッシャ38
も相当な長さとなるが、それによって棒材供給装置が長
くなるのを避けるために、図4に示すように、案内管
7、17の後方に補助案内管41、42を設け、補助案
内管に移動させたときにプッシャ38が上側補助案内管
42とともに持ち上げられる構造とし、このときプッシ
ャ38とこれを駆動する駆動板25が離脱するようにす
る。
【0006】そして棒材31を案内管の側方から下側案
内管7および下側補助案内管41内に落とし込んだ後、
駆動板25を前進させて棒材の後端を駆動板25で直接
押動して、棒材の先端部を主軸35に挿通した後、駆動
板25を後退し、案内管17及び補助案内管42を下降
させる。前記した駆動板25の前進動作により、棒材3
1の後端は、主軸35の長さ分だけ旋盤側に押し込まれ
るから、上側補助案内管に保持されたプッシャ38は、
棒材31の後端の後ろの位置に下降し、この下降動作に
よってプッシャ38に設けたコ字形の凹部39と駆動板
25とが係合する。
【0007】なお後退位置にあるプッシャ25は、上側
補助案内管42の前後に一体化された下半部43、43
で保持されて、上側補助案内管42とともに上動する。
また後退端に位置しているときのプッシャの先端の直前
部分には、下側補助案内管41が存在しない区間(図の
Aの区間)が設けられており、製品を加工できなくなっ
た残材は、プッシャ38が後退するときにその先端のホ
ルダで保持されて引き戻され、この開口部分から排出さ
れる。
【0008】前述したように案内管7、17は、供給さ
れる棒材31の径に応じて交換する必要があるが、案内
管を支持するフレーム側の円弧受面は一定とする必要が
あるので、案内管7、17に所定間隔で幅広の支持鍔
8、18を設け、この支持鍔の外周をすべての案内管に
ついて一定の直径とし、フレーム2、12(下フレーム
と上フレーム)にも所定間隔で受座1、11を設け、こ
の受座1、11に案内管の支持鍔8、18の外周と合致
する円弧受面を形成し、この円弧受面で各支持鍔を支持
することにより、下側案内管7と上側案内管17の位置
決めと保持を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5は案内管の鍔8、
18とフレームの受座1、11との従来の固定構造を示
したものである。従来構造では鍔8、18と受座1、1
1とはボルト44、45で固定されていた。従って案内
管7、17を交換するときには、ボルト44、45の着
脱が必要であり、案内管の長手方向に沿ってある程度の
数の支持鍔と受座とが設けられているため、ボルト4
4、45も数十本の数となり、案内管の交換が煩雑で時
間がかかるという問題があった。
【0010】この発明は、上記従来構造の問題に鑑み、
棒材供給装置の案内管を速やかに交換することが可能な
固定構造を得ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の棒材供給装置
の案内管の固定構造は、所定間隔で支持鍔8、18を設
けた上下の案内管7、17の前記支持鍔を、装置の上フ
レーム12及び下フレーム2に設けた受座1、11に固
定する、案内管の固定構造において、下側受座1と下側
支持鍔8とは、下側受座1の円弧受面4に突設したピン
3と下側支持鍔8の対応部分に設けた嵌合孔9との嵌合
により軸方向に位置決めされて、上記円弧受面4と支持
鍔8の円弧外周との嵌合により保持されており、上側受
座11には、その円弧受面14の両端に位置する部分
に、円弧受面側及び上側受座の幅方向の少なくとも一方
に突出するクランプ材15が設けられ、このクランプ材
15の少なくとも一方は、ネジ16により上側受座11
に締着及び離間可能であり、上側支持鍔18の円弧外周
の両端には、前記クランプ材15、15と係合する段部
19が形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】下側案内管7は、その支持鍔8の外周面を下側
受座1の円弧受面7に嵌合した状態で自重により下側受
座1上に定置される。下側案内管の軸方向位置は、下側
受座に設けたピン3とこれに対応する支持鍔の外周に設
けた嵌合孔9との嵌合により位置決めされる。
【0013】上側案内管17は、その支持鍔18の外周
を上側受座11の円弧受面14に嵌合し、かつ円弧外周
面の両端に設けた段部19、19をクランプ材15、1
5で締着した状態で、上フレーム12の上側受座11に
固定される。
【0014】上側案内管17は、ネジ16で上側受座1
1に向けて締着されているクランプ材15をネジ16を
緩めることによって緩め、上側案内管17を支持鍔18
の幅方向長さだけ軸方向に移動させることにより、上側
受座11との嵌合を解いて取り外す。上側案内管の取り
外し作業は、上側受座11毎に設けられているクランプ
材15の一方を緩めるだけの作業となり、労力及び作業
時間が大幅に軽減される。また下側案内管7は単に持ち
上げて外すだけの作業である。
【0015】上側案内管の装着は、その支持鍔18と上
側受座11とを軸方向にずらした状態で、上側案内管の
支持鍔が設けられていない部分を上側受座11の凹部に
挿入し、上側案内管を軸方向に移動させて、その支持鍔
の段部19、19をクランプ材15、15の受座側方に
突出している部分に載せ、この状態で支持鍔18を上側
受座11内に押し込み、次に各受座に設けたネジ16を
締結してクランプ材15の一方を受座11側に向けて締
めることにより行われる。このときネジ16によって締
結されるクランプ材15は、支持鍔18の円弧外周面の
一端を押し上げ、支持鍔18は円弧受面14に沿ってわ
ずかに回動して反対側の固定のクランプ材15に押し付
けられ、両クランプ材15、15と円弧受面14との間
で締結される。
【0016】このようにして上側案内管17は、ネジ1
6によって上側受座17に締結された状態で保持される
ので、軸方向の固定は特に必要としないが、もし軸方向
にも固定するのであれば、上側受座11の1個にネジ2
2で着脱される押え座金21を設け、この押え座金21
で支持鍔18の1個を固定する。
【0017】下側案内管7の装着は、下側受座1に設け
たピン3を下側案内管の支持鍔に設けた嵌合孔9に嵌合
した状態で、支持鍔8を下側受座の円弧受面4に嵌合す
るだけの作業である。
【0018】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示した断面図、図
2はその要部の斜視図である。下側受座1は下フレーム
2の上面に載置された状態で固定されている。下側受座
1の中央部には、下フレーム2の上面に植立した位置決
めピン3が貫通しており、このピン3は下側受座の円弧
受面4を越えて突出している。このピン3は、下フレー
ム2の下方から挿通したネジ5によって固定されてい
る。
【0019】下側案内管7の支持鍔8には、このピン3
の先端と嵌合する嵌合孔9が設けられており、下側案内
管7は、ピン3と嵌合孔9とを嵌合し、かつ支持鍔8の
外周面を下側受座の円弧受面4に嵌合した状態で保持さ
れている。なおピン3と嵌合孔9とは、1本(一体)の
下側案内管に一箇所設けておけば足りる。
【0020】上側受座11は、上フレーム12から案内
管の上方に延びる腕13の先端に設けられている。上側
受座11は、下方に向いた円弧受面14を備え、この円
弧受面の両端の部分に、円弧受面側と受座の側面側とに
突出する(図2参照)クランプ材15が配置されてい
る。両側のクランプ材15は、ともにネジ16、16で
上側受座11に締着して設けられているが、図の左側の
クランプ材15は、そのネジ16を締めたり緩めたりす
ることによって、上側受座11側に締着させたり緩めた
りすることができるようになっている。
【0021】上側案内管17の支持鍔18には、その外
周面の両端の部分にクランプ材15、15と係合する段
部19が形成されている。この段部19は、支持鍔18
を上側受座の円弧受面14に嵌合したとき、上側受座の
下端からわずかに突出する高さとしてある。従って図の
左側のネジ16によってクランプ材15を締結したと
き、当該クランプ材は支持鍔の左側の段部19に当接し
た状態で締着される。
【0022】図の実施例のものでは、上側受座11の側
面に上側案内管の支持鍔18の側面を押接する押え座金
21がネジ22により取り付けられている。図には表れ
ていないが、押え座金21を設けた上側受座11の反対
側の側面には、支持鍔18の外周側面を受けるフランジ
が形成されており、支持鍔18が当該フランジと押え座
金21とに挟持されて、上側案内管17の軸方向位置を
規定する。押え座金21は、1本の(一体の)上側案内
管について1個設ければ充分である。
【0023】上側受座11に固定された上側案内管17
は、シリンダ23により上フレーム12を上動させるこ
とにより、図1に想像線で示すように上動する。上下案
内管7、17の交換作業は、上フレーム12を上動させ
た状態で行われる。
【0024】上フレーム12を下降させたときは、下側
案内管7と上側案内管17とによって円断面の案内管が
形成されるが、上下の案内管の少なくとも一方の対向縁
の間にスリット24が形成され、前述した駆動板25が
このスリット24を通って、案内管の内部に延びてい
る。図1の駆動板25は、案内管に沿って張架されたチ
ェン26にブラケット27を介して固定されている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したこの発明の構造により、棒
材供給装置の案内管を供給される棒材の径に応じて交換
するときの交換作業が極めて容易となり、ボルトなどに
よって案内管を固定する構造のものに比べて、案内管を
交換する際の作業時間を五分の一以下にできるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面図
【図2】図1の実施例の要部の斜視図
【図3】棒材供給装置を用いた加工を模式的に示す説明
【図4】棒材供給装置の後端部を案内管を開いた状態で
示す側面図
【図5】従来の固定構造の一例を示す断面図
【符号の説明】
1 下側受座 2 下側フレーム 3 位置決めピン 4 円弧受面 7 下側案内管 8 支持鍔 9 嵌合孔 11 上側受座 12 上フレーム 14 円弧受面 15 クランプ材 16 ネジ 17 上側案内管 18 支持鍔 19 段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で支持鍔(8,18)を設けた上下の
    案内管(7,17)の前記支持鍔を、装置の上フレーム(12)及
    び下フレーム(2) の上記鍔(8,18)と対向する位置に設け
    た受座(1,11)に固定する、棒材供給装置の案内管の固定
    構造において、下側受座(1) と下側支持鍔(8) とは、下
    側受座(1) の円弧受面(4) に突設したピン(3) と下側支
    持鍔(8) の対応部分に設けた嵌合孔(9) との嵌合により
    軸方向に位置決めされて、上記円弧受面(4) と支持鍔
    (8) の円弧外周との嵌合により保持されており、上側受
    座(11)には、その円弧受面(14)の両端に位置する部分
    に、円弧受面側及び上側受座の幅方向の少なくとも一方
    に突出するクランプ材(15)が設けられ、このクランプ材
    (15)の少なくとも一方は、ネジ(16)により上側受座(11)
    に締着及び離間可能であり、上側支持鍔(18)の円弧外周
    の両端には、前記クランプ材(15,15) と係合する段部(1
    9)が形成されていることを特徴とする、棒材供給装置の
    案内管の固定構造。
JP11935095A 1995-04-19 1995-04-19 棒材供給装置の案内管の固定構造 Expired - Lifetime JP3676843B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104475801A (zh) * 2014-10-31 2015-04-01 芜湖普威技研有限公司 环装部件自动钻孔机
CN106166623A (zh) * 2016-09-13 2016-11-30 安徽工程大学机电学院 剖分式滑动轴承座螺栓孔加工夹紧装置
CN106216742A (zh) * 2016-09-13 2016-12-14 安徽工程大学机电学院 适于多个剖分式滑动轴承座的螺栓孔加工的夹紧装置
JP2023020305A (ja) * 2021-07-30 2023-02-09 株式会社アルプスツール 棒材支持装置

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