JPH08290456A - 多段式熱可塑性樹脂押出装置 - Google Patents
多段式熱可塑性樹脂押出装置Info
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱可塑性樹脂と添加剤との充分な混合状態が
得られ、添加剤の分散不良を防止できる多段式熱可塑性
樹脂押出装置を提供する。 【構成】 複数台の押出機が前段の押出機1から後段の
押出機11に熱可塑性樹脂を供給するように順次連結さ
れ、2段目以降の押出機11内の熱可塑性樹脂に添加剤
13が加えられて混練が行われる多段式熱可塑性樹脂押
出装置おいて、添加剤13の注入が行われる位置のフィ
ード部側のスクリューの1山から10山の間に溶融熱可
塑性樹脂と添加剤13を混練する高剪断混練部20が設
けられている。
得られ、添加剤の分散不良を防止できる多段式熱可塑性
樹脂押出装置を提供する。 【構成】 複数台の押出機が前段の押出機1から後段の
押出機11に熱可塑性樹脂を供給するように順次連結さ
れ、2段目以降の押出機11内の熱可塑性樹脂に添加剤
13が加えられて混練が行われる多段式熱可塑性樹脂押
出装置おいて、添加剤13の注入が行われる位置のフィ
ード部側のスクリューの1山から10山の間に溶融熱可
塑性樹脂と添加剤13を混練する高剪断混練部20が設
けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台の押出機が順次
連結されて熱可塑性樹脂の押出を行う多段式熱可塑性樹
脂押出装置に関するものである。
連結されて熱可塑性樹脂の押出を行う多段式熱可塑性樹
脂押出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の多段式熱可塑性樹脂押出
装置は、図3に示すように(図3は、従来の多段式熱可
塑性樹脂押出装置を、プラスチック絶縁ケーブルの絶縁
被覆装置に適用した一例である)、第1段の押出機1の
シリンダー2内にホッパー3から熱可塑性樹脂のペレッ
トを供給し、該ペレットをシリンダー2内で加熱溶融し
つつスクリュー4で混練して出口側に搬送する。この搬
送の途中で、添加剤5をその収容容器6からポンプ7で
該押出機1内に注入する場合もある。該押出機1の出口
側に搬送されてきた溶融熱可塑性樹脂は、微細な異物を
除去する目的で設けられた超極細メッシュのスクリーン
で構成されたスクリーンパック8と、ブレーカプレート
9とを通過する。
装置は、図3に示すように(図3は、従来の多段式熱可
塑性樹脂押出装置を、プラスチック絶縁ケーブルの絶縁
被覆装置に適用した一例である)、第1段の押出機1の
シリンダー2内にホッパー3から熱可塑性樹脂のペレッ
トを供給し、該ペレットをシリンダー2内で加熱溶融し
つつスクリュー4で混練して出口側に搬送する。この搬
送の途中で、添加剤5をその収容容器6からポンプ7で
該押出機1内に注入する場合もある。該押出機1の出口
側に搬送されてきた溶融熱可塑性樹脂は、微細な異物を
除去する目的で設けられた超極細メッシュのスクリーン
で構成されたスクリーンパック8と、ブレーカプレート
9とを通過する。
【0003】第1段の押出機1から押出された溶融熱可
塑性樹脂は、連続的に樹脂温度制御筒10に導かれ、適
当な樹脂温度に制御された後、第2段の押出機11のシ
リンダー12内に供給される。第2段の押出機11で
は、添加剤13をその収容容器14からポンプ15で該
押出機11のシリンダー12内に注入した後、スクリュ
ー16で該溶融熱可塑性樹脂と混練して押出し、クロス
ヘッド17に供給する。クロスヘッド17では、該溶融
熱可塑性樹脂を導体18の外周に押出被覆し、プラスチ
ック絶縁ケーブル19を製造する。
塑性樹脂は、連続的に樹脂温度制御筒10に導かれ、適
当な樹脂温度に制御された後、第2段の押出機11のシ
リンダー12内に供給される。第2段の押出機11で
は、添加剤13をその収容容器14からポンプ15で該
押出機11のシリンダー12内に注入した後、スクリュ
ー16で該溶融熱可塑性樹脂と混練して押出し、クロス
ヘッド17に供給する。クロスヘッド17では、該溶融
熱可塑性樹脂を導体18の外周に押出被覆し、プラスチ
ック絶縁ケーブル19を製造する。
【0004】また、このような多段式熱可塑性樹脂押出
装置においては、第2段の押出機スクリュー16は、途
中樹脂を溶融させる必要もなく密度も大きく変わらない
ことから、スクリュー全長に亙って溝深さ(谷径)が一
定とすることが一般的である。なお、添加剤5、13と
しては、常温で液状のものは、そのまま使用できるが、
常温で固体のものは加熱して液状にして使用している。
装置においては、第2段の押出機スクリュー16は、途
中樹脂を溶融させる必要もなく密度も大きく変わらない
ことから、スクリュー全長に亙って溝深さ(谷径)が一
定とすることが一般的である。なお、添加剤5、13と
しては、常温で液状のものは、そのまま使用できるが、
常温で固体のものは加熱して液状にして使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱可塑性樹脂押出装置では、第2段の押出機
11のシリンダー12内の樹脂圧力分布は、図4に示す
ように、押出機出口側が高く、フィード部側が低いため
に、溶融熱可塑性樹脂との粘度差が大きい注入された添
加剤の一部は、溶融熱可塑性樹脂との充分な混合状態が
得られないまま、シリンダー12内をフィード部側に逆
流することになる。この逆流した添加剤が、シリンダー
12内の一部に停滞すると、添加剤の分散不良が生じ、
この部分が押出成形品に混入した場合、電気的品質が著
しく劣る結果となる。
うな従来の熱可塑性樹脂押出装置では、第2段の押出機
11のシリンダー12内の樹脂圧力分布は、図4に示す
ように、押出機出口側が高く、フィード部側が低いため
に、溶融熱可塑性樹脂との粘度差が大きい注入された添
加剤の一部は、溶融熱可塑性樹脂との充分な混合状態が
得られないまま、シリンダー12内をフィード部側に逆
流することになる。この逆流した添加剤が、シリンダー
12内の一部に停滞すると、添加剤の分散不良が生じ、
この部分が押出成形品に混入した場合、電気的品質が著
しく劣る結果となる。
【0006】本発明は上記の課題を解決し、熱可塑性樹
脂と添加剤との充分な混合状態が得られ、添加剤の分散
不良を防止できる多段式熱可塑性樹脂押出装置を提供す
ることを目的とする。
脂と添加剤との充分な混合状態が得られ、添加剤の分散
不良を防止できる多段式熱可塑性樹脂押出装置を提供す
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
決するために以下のような手段を有している。
【0007】本発明のうち請求項1の多段式熱可塑性樹
脂押出装置は、複数台の押出機が前段の押出機から後段
の押出機に熱可塑性樹脂を供給するように順次連結さ
れ、2段目以降の押出機内の前記熱可塑性樹脂に添加剤
が加えられて混練が行われる多段式熱可塑性樹脂押出装
置おいて、前記添加剤の注入が行われる位置からフィー
ド部側のスクリューの1山から10山の間に溶融熱可塑
性樹脂と添加剤を混練する高剪断混練部が設けられてい
ることを特徴とする。
脂押出装置は、複数台の押出機が前段の押出機から後段
の押出機に熱可塑性樹脂を供給するように順次連結さ
れ、2段目以降の押出機内の前記熱可塑性樹脂に添加剤
が加えられて混練が行われる多段式熱可塑性樹脂押出装
置おいて、前記添加剤の注入が行われる位置からフィー
ド部側のスクリューの1山から10山の間に溶融熱可塑
性樹脂と添加剤を混練する高剪断混練部が設けられてい
ることを特徴とする。
【0008】本発明のうち請求項2の多段式熱可塑性樹
脂押出装置は、前記高剪断混練部が押出機内のスクリュ
ーの上に突設した突起物で形成されることを特徴とす
る。
脂押出装置は、前記高剪断混練部が押出機内のスクリュ
ーの上に突設した突起物で形成されることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明の多段式熱可塑性樹脂押出装置によれ
ば、複数台の押出機が前段の押出機から後段の押出機に
熱可塑性樹脂を供給するように順次連結され、2段目以
降の押出機内の熱可塑性樹脂に添加剤が加えられて混練
が行われる多段式熱可塑性樹脂押出装置おいて、添加剤
の注入が行われる位置からフィード部側の少なくともス
クリューの1山から10山の間に溶融熱可塑性樹脂と添
加剤を混練する高剪断混練部が設けられているので、前
段の押出機を出た溶融熱可塑性樹脂に、これ以後の押出
機で添加剤を添加し、その添加剤の一部が、樹脂圧力勾
配によりフィード部側に逆流が生じた場合も、逆流した
添加剤と溶融熱可塑性樹脂が高剪断混練部により均一に
混練され、スクリューの回転により搬送されることにな
り、分散不良を防止することができる。即ち、溶融熱可
塑性樹脂と添加剤を混練する高剪断混練部が添加剤の注
入が行われる位置からフィード部側のスクリューの1山
から10山の間に設けられているのは次の理由による。
添加剤の注入位置又はフィード部のスクリュー1山未満
の間では、逆流する添加剤が未だシリンダー表面に存在
しているので高剪断混練部を設けても効果がない。ま
た、10山以上離れた位置では、10山以上逆流する迄
に、添加剤の過多の部分がスクリューのある点に停滞
し、逆流する添加剤を完全に混練できない。従って、高
剪断混練部の位置として添加剤の注入が行われる位置か
らフィード部側のスクリューの1山から10山の間に設
けるのが最適の位置となる。
ば、複数台の押出機が前段の押出機から後段の押出機に
熱可塑性樹脂を供給するように順次連結され、2段目以
降の押出機内の熱可塑性樹脂に添加剤が加えられて混練
が行われる多段式熱可塑性樹脂押出装置おいて、添加剤
の注入が行われる位置からフィード部側の少なくともス
クリューの1山から10山の間に溶融熱可塑性樹脂と添
加剤を混練する高剪断混練部が設けられているので、前
段の押出機を出た溶融熱可塑性樹脂に、これ以後の押出
機で添加剤を添加し、その添加剤の一部が、樹脂圧力勾
配によりフィード部側に逆流が生じた場合も、逆流した
添加剤と溶融熱可塑性樹脂が高剪断混練部により均一に
混練され、スクリューの回転により搬送されることにな
り、分散不良を防止することができる。即ち、溶融熱可
塑性樹脂と添加剤を混練する高剪断混練部が添加剤の注
入が行われる位置からフィード部側のスクリューの1山
から10山の間に設けられているのは次の理由による。
添加剤の注入位置又はフィード部のスクリュー1山未満
の間では、逆流する添加剤が未だシリンダー表面に存在
しているので高剪断混練部を設けても効果がない。ま
た、10山以上離れた位置では、10山以上逆流する迄
に、添加剤の過多の部分がスクリューのある点に停滞
し、逆流する添加剤を完全に混練できない。従って、高
剪断混練部の位置として添加剤の注入が行われる位置か
らフィード部側のスクリューの1山から10山の間に設
けるのが最適の位置となる。
【0010】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、従来のものと同ようのものについては従来の
ものと同符号を付して詳細な説明は省略する。
る。なお、従来のものと同ようのものについては従来の
ものと同符号を付して詳細な説明は省略する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係わる多段式熱可塑性樹脂
押出装置の一実施例を示したものである。本実施例は、
プラスチック絶縁ケーブルの絶縁被覆ラインに本発明に
よる2段式押出機を適用した例を示したものである。図
示のように、本実施例の多段式熱可塑性樹脂押出装置で
は、添加剤13を供給する第2段の押出機11のスクリ
ュー16に、該添加剤13の注入位置よりフィード部側
のスクリュー16の1山から10山の間に位置に、該ス
クリュー16の他の部分より高い剪断力で混練を行う高
剪断混練部21が設けられている。
押出装置の一実施例を示したものである。本実施例は、
プラスチック絶縁ケーブルの絶縁被覆ラインに本発明に
よる2段式押出機を適用した例を示したものである。図
示のように、本実施例の多段式熱可塑性樹脂押出装置で
は、添加剤13を供給する第2段の押出機11のスクリ
ュー16に、該添加剤13の注入位置よりフィード部側
のスクリュー16の1山から10山の間に位置に、該ス
クリュー16の他の部分より高い剪断力で混練を行う高
剪断混練部21が設けられている。
【0012】高剪断混練部21は、例えば図2(イ)に
示すようなスクリュー16の円周上に突設した多数のピ
ンからなる突起物21aで形成される。あるいは、図2
(ロ)に示すようにスクリュー16とシリンダー12の
間隙を小さくするよう、スクリュー16上に突設した円
柱状の突起物21bで形成される。
示すようなスクリュー16の円周上に突設した多数のピ
ンからなる突起物21aで形成される。あるいは、図2
(ロ)に示すようにスクリュー16とシリンダー12の
間隙を小さくするよう、スクリュー16上に突設した円
柱状の突起物21bで形成される。
【0013】次に、このような多段式熱可塑性樹脂押出
装置で、プラスチック絶縁ケーブルを製造する例を説明
する。第1段の押出機1のシリンダー2内にホッパー3
から熱可塑性樹脂のペレットを供給し、該ペレットをシ
リンダー2内で加熱溶融しつつスクリュー4で混練して
出口側に搬送する。この搬送の途中で、老化防止剤等の
添加剤5をその収容容器6からポンプ7で該押出機1内
に注入し、スクリュー4で溶融熱可塑性樹脂と混練する
場合もある。該押出機1の出口側に搬送されてきた溶融
熱可塑性樹脂は、微細な異物を除去する目的で設けられ
た超微細メッシュのスクリーンで構成されたスクリーン
パック(この例では、100メッシュ,200メッシ
ュ,500メッシュ、1000メッシュのスクリーンメ
ッシュ)8と、ブレーカプレート9とを通過する。
装置で、プラスチック絶縁ケーブルを製造する例を説明
する。第1段の押出機1のシリンダー2内にホッパー3
から熱可塑性樹脂のペレットを供給し、該ペレットをシ
リンダー2内で加熱溶融しつつスクリュー4で混練して
出口側に搬送する。この搬送の途中で、老化防止剤等の
添加剤5をその収容容器6からポンプ7で該押出機1内
に注入し、スクリュー4で溶融熱可塑性樹脂と混練する
場合もある。該押出機1の出口側に搬送されてきた溶融
熱可塑性樹脂は、微細な異物を除去する目的で設けられ
た超微細メッシュのスクリーンで構成されたスクリーン
パック(この例では、100メッシュ,200メッシ
ュ,500メッシュ、1000メッシュのスクリーンメ
ッシュ)8と、ブレーカプレート9とを通過する。
【0014】このようにして第1段の押出機1は、老化
防止剤が混練された溶融熱可塑性樹脂を、超極細メッシ
ュを無理なく通過できる粘度になる高い樹脂温度(低密
度ポリエチレンの場合、融点110℃に対し押出温度2
00℃)で押出す。この高温の溶融熱可塑性樹脂を、樹
脂温度制御筒10で適当な樹脂温度に冷却した後、第2
段の押出機11のシリンダー12内に供給する。第2段
の押出機11では、供給された溶融熱可塑性樹脂をスク
リュー16で混練しつつ搬送する過程で、添加剤13と
しての架橋剤を、その収容容器14からポンプ15で該
押出機11のシリンダー12内に注入する。架橋剤は、
シリンダー12に注入された直後から、溶融熱可塑性樹
脂との粘度差及び該架橋剤の流動特性からスクリュー1
6の表面に集まり、溶融熱可塑性樹脂との混練がなされ
ない状態になる。溶融熱可塑性樹脂と共にシリンダー1
2出口側に搬送される架橋剤は、スクリュー16の先端
側に設けられた混練部20により溶融熱可塑性樹脂と混
練されるが、樹脂圧力勾配の影響を受けスクリューフィ
ード部側に逆流する一部の架橋剤は、溶融熱可塑性樹脂
と混練がなされないままである。
防止剤が混練された溶融熱可塑性樹脂を、超極細メッシ
ュを無理なく通過できる粘度になる高い樹脂温度(低密
度ポリエチレンの場合、融点110℃に対し押出温度2
00℃)で押出す。この高温の溶融熱可塑性樹脂を、樹
脂温度制御筒10で適当な樹脂温度に冷却した後、第2
段の押出機11のシリンダー12内に供給する。第2段
の押出機11では、供給された溶融熱可塑性樹脂をスク
リュー16で混練しつつ搬送する過程で、添加剤13と
しての架橋剤を、その収容容器14からポンプ15で該
押出機11のシリンダー12内に注入する。架橋剤は、
シリンダー12に注入された直後から、溶融熱可塑性樹
脂との粘度差及び該架橋剤の流動特性からスクリュー1
6の表面に集まり、溶融熱可塑性樹脂との混練がなされ
ない状態になる。溶融熱可塑性樹脂と共にシリンダー1
2出口側に搬送される架橋剤は、スクリュー16の先端
側に設けられた混練部20により溶融熱可塑性樹脂と混
練されるが、樹脂圧力勾配の影響を受けスクリューフィ
ード部側に逆流する一部の架橋剤は、溶融熱可塑性樹脂
と混練がなされないままである。
【0015】しかるに、本発明では、添加剤13の注入
位置よりフィード部側のスクリューの1山から10山の
位置において、スクリュー16に対して該スクリュー1
6の他の部分より高い剪断力で混練を行う高剪断混練部
21が設けてあるので、これにより逆流する該架橋剤も
溶融熱可塑性樹脂に均一に混合された後、スクリュー1
6により、搬送されることになる。本実施例では2段目
の押出機11のシリンダ内径200mm、通常フライト
部の溝深さ2mm一定、フィード部側から8山目に添加
剤を注入、フィード部側から5〜6山目に2山分の高剪
断混練部21を形成した。言い換えると高剪断混練部2
1は添加剤13の注入位置からフィード部側2〜3山目
に2山分設けた。高剪断混練部21のスクリュー16の
山の頂部とシリンダー12の内壁との間隙は0.8mm
である。このようにして、添加剤13を均一に分散・混
合した溶融熱可塑性樹脂をスクリュー16で押出してク
ロスヘッド17に供給し、該クロスヘッド17で導体1
8の外周に押出被覆し、プラスチック絶縁ケーブル19
を製造する。
位置よりフィード部側のスクリューの1山から10山の
位置において、スクリュー16に対して該スクリュー1
6の他の部分より高い剪断力で混練を行う高剪断混練部
21が設けてあるので、これにより逆流する該架橋剤も
溶融熱可塑性樹脂に均一に混合された後、スクリュー1
6により、搬送されることになる。本実施例では2段目
の押出機11のシリンダ内径200mm、通常フライト
部の溝深さ2mm一定、フィード部側から8山目に添加
剤を注入、フィード部側から5〜6山目に2山分の高剪
断混練部21を形成した。言い換えると高剪断混練部2
1は添加剤13の注入位置からフィード部側2〜3山目
に2山分設けた。高剪断混練部21のスクリュー16の
山の頂部とシリンダー12の内壁との間隙は0.8mm
である。このようにして、添加剤13を均一に分散・混
合した溶融熱可塑性樹脂をスクリュー16で押出してク
ロスヘッド17に供給し、該クロスヘッド17で導体1
8の外周に押出被覆し、プラスチック絶縁ケーブル19
を製造する。
【0016】従来技術による多段式熱可塑性樹脂押出装
置(添加剤注入位置よりもフィード部側に高剪断混練部
を有しないスクリューを使用)と本発明による多段式熱
可塑性樹脂押出装置(添加剤注入位置よりもフィード部
側に高剪断混練部を有する)での押出被覆したケーブル
絶縁体の架橋度を比較すると、表1の通りである。
置(添加剤注入位置よりもフィード部側に高剪断混練部
を有しないスクリューを使用)と本発明による多段式熱
可塑性樹脂押出装置(添加剤注入位置よりもフィード部
側に高剪断混練部を有する)での押出被覆したケーブル
絶縁体の架橋度を比較すると、表1の通りである。
【表1】 この表1は、2段目の押出機11で低密度ポリエチレン
100部に対し、添加剤として架橋剤DCPを2.0部
注入した後、同一条件で架橋させた絶縁体の架橋度を調
査した結果を示している。架橋度が低いと言うことは、
架橋剤の量が少ないと言うことであり、即ち、注入した
架橋剤が溶融熱可塑性樹脂と均一に混練されて押出され
ていないことを示している。
100部に対し、添加剤として架橋剤DCPを2.0部
注入した後、同一条件で架橋させた絶縁体の架橋度を調
査した結果を示している。架橋度が低いと言うことは、
架橋剤の量が少ないと言うことであり、即ち、注入した
架橋剤が溶融熱可塑性樹脂と均一に混練されて押出され
ていないことを示している。
【0017】更に、表2は押出機内の停滞樹脂が流出す
るなどのトラブルが発生しないで押出ができる連続押出
時間の比較であるが、連続押出可能時間についても本発
明は、従来よりも、数段効果があることを示している。
るなどのトラブルが発生しないで押出ができる連続押出
時間の比較であるが、連続押出可能時間についても本発
明は、従来よりも、数段効果があることを示している。
【表2】
【0018】上記実施例では、押出機が2段の場合を示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3段
以上の押出機を持つ多段式熱可塑性樹脂押出装置にも同
ように適用することができる。
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3段
以上の押出機を持つ多段式熱可塑性樹脂押出装置にも同
ように適用することができる。
【0019】更に、2段目以後の押出機に溶融熱可塑性
樹脂を供給する設備としては、上記実施例1段目の押出
機以外の設備(例えば、バンバリーミキサー・連続混練
機等)のように溶融熱可塑性樹脂を供給できる設備を使
用した場合にも、当然同ように適用することができる。
樹脂を供給する設備としては、上記実施例1段目の押出
機以外の設備(例えば、バンバリーミキサー・連続混練
機等)のように溶融熱可塑性樹脂を供給できる設備を使
用した場合にも、当然同ように適用することができる。
【0020】更に、上記実施例では高剪断混練部21は
添加剤13の注入位置からフィード部側2〜3山目に2
山分設けたが、高剪断混練部は添加剤の注入が行われる
位置からフィード部側のスクリューの1山から10山の
間に設けても、上記実施例と同様に以下の理由により適
用できる。即ち、添加剤の注入位置又はフィード部のス
クリュー1山未満の間では、逆流する添加剤が未だスク
リュー表面に存在しているので高剪断混練部を設けても
効果がない。また、10山以上離れた位置では、10山
以上逆流する迄に、添加剤の過多の部分がスクリューの
ある点に停滞し、逆流する添加剤を完全に混練できな
い。従って、高剪断混練部の位置として添加剤の注入が
行われる位置からフィード部側のスクリューの1山から
10山の間に設けるのが最適の位置となる。
添加剤13の注入位置からフィード部側2〜3山目に2
山分設けたが、高剪断混練部は添加剤の注入が行われる
位置からフィード部側のスクリューの1山から10山の
間に設けても、上記実施例と同様に以下の理由により適
用できる。即ち、添加剤の注入位置又はフィード部のス
クリュー1山未満の間では、逆流する添加剤が未だスク
リュー表面に存在しているので高剪断混練部を設けても
効果がない。また、10山以上離れた位置では、10山
以上逆流する迄に、添加剤の過多の部分がスクリューの
ある点に停滞し、逆流する添加剤を完全に混練できな
い。従って、高剪断混練部の位置として添加剤の注入が
行われる位置からフィード部側のスクリューの1山から
10山の間に設けるのが最適の位置となる。
【発明の効果】以上述べたように、本発明の多段式熱可
塑性樹脂押出装置によれば、複数台の押出機が前段の押
出機から後段の押出機に熱可塑性樹脂を供給するように
順次連結され、2段目以降の押出機内の熱可塑性樹脂に
添加剤が加えられて混練が行われる多段式熱可塑性樹脂
押出装置おいて、添加剤の注入が行われる位置のフィー
ド部側のスクリューの1山から10山の間に溶融熱可塑
性樹脂と添加剤を混練する高剪断混練部が設けられてい
るので、前段の押出機を出た熱可塑性樹脂に、これ以後
の押出機で添加剤を添加した際に、添加剤の一部が、押
出機シリンダー内の樹脂圧力分布の影響でスクリューフ
ィード部方向に逆流した場合でも、該押出機の高剪断混
練部により熱可塑性樹脂と添加剤とを均一に混練するこ
とができ、分散不良をなくすることができる。従って、
高品質の押出成形を長時間安定して行うことができる。
塑性樹脂押出装置によれば、複数台の押出機が前段の押
出機から後段の押出機に熱可塑性樹脂を供給するように
順次連結され、2段目以降の押出機内の熱可塑性樹脂に
添加剤が加えられて混練が行われる多段式熱可塑性樹脂
押出装置おいて、添加剤の注入が行われる位置のフィー
ド部側のスクリューの1山から10山の間に溶融熱可塑
性樹脂と添加剤を混練する高剪断混練部が設けられてい
るので、前段の押出機を出た熱可塑性樹脂に、これ以後
の押出機で添加剤を添加した際に、添加剤の一部が、押
出機シリンダー内の樹脂圧力分布の影響でスクリューフ
ィード部方向に逆流した場合でも、該押出機の高剪断混
練部により熱可塑性樹脂と添加剤とを均一に混練するこ
とができ、分散不良をなくすることができる。従って、
高品質の押出成形を長時間安定して行うことができる。
【図1】本発明の多段式熱可塑性樹脂押出装置の一実施
例を示す縦断面である。
例を示す縦断面である。
【図2】図1に示す装置のスクリューに設ける高剪断混
練部の一例を示す詳細図である。
練部の一例を示す詳細図である。
【図3】従来の多段式熱可塑性樹脂押出装置の一例を示
す縦断面である。
す縦断面である。
【図4】一般的な多段式熱可塑性樹脂押出装置における
第2段押出機シリンダー内の樹脂圧力分布図である。
第2段押出機シリンダー内の樹脂圧力分布図である。
1 第1段の押出機 2 シリンダー 3 ホッパー 4 スクリュー 5 添加剤 6 収容容器 7 ポンプ 8 スクリーンパック 9 ブレーカプレート 10 樹脂温度制御筒 11 第2段の押出機 12 シリンダー 13 添加剤 14 収容容器 15 ポンプ 16 スクリュー 17 クロスヘッド 18 導体 19 プラスチック絶縁ケーブル 20 高剪断混練部 21 混練部 21a 突起物 21b 突起物
Claims (2)
- 【請求項1】 複数台の押出機が前段の押出機から後段
の押出機に熱可塑性樹脂を供給するように順次連結さ
れ、2段目以降の押出機内の前記熱可塑性樹脂に添加剤
が加えられて混練が行われる多段式熱可塑性樹脂押出装
置おいて、前記添加剤の注入が行われる位置からフィー
ド部側のスクリューの1山から10山の間に溶融熱可塑
性樹脂と添加剤を混練する高剪断混練部が設けられてい
ることを特徴とする多段式熱可塑性樹脂押出装置。 - 【請求項2】 前記高剪断混練部は押出機内のスクリュ
ーの上に突設した突起物で形成されることを特徴とする
請求項1記載の多段式熱可塑性樹脂押出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7101346A JPH08290456A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 多段式熱可塑性樹脂押出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7101346A JPH08290456A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 多段式熱可塑性樹脂押出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290456A true JPH08290456A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14298282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7101346A Pending JPH08290456A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 多段式熱可塑性樹脂押出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08290456A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11065798B2 (en) | 2015-09-11 | 2021-07-20 | Colormatrix Holdings, Inc. | Apparatus and method for injecting a fluid formulation into a melted polymeric material |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP7101346A patent/JPH08290456A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11065798B2 (en) | 2015-09-11 | 2021-07-20 | Colormatrix Holdings, Inc. | Apparatus and method for injecting a fluid formulation into a melted polymeric material |
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