JPH0829049B2 - 原料コ−ヒ−の脱カフエイン法 - Google Patents

原料コ−ヒ−の脱カフエイン法

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JPH0829049B2
JPH0829049B2 JP62148164A JP14816487A JPH0829049B2 JP H0829049 B2 JPH0829049 B2 JP H0829049B2 JP 62148164 A JP62148164 A JP 62148164A JP 14816487 A JP14816487 A JP 14816487A JP H0829049 B2 JPH0829049 B2 JP H0829049B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、原料コーヒー豆を脱カフエインするため、
カフエインが、過臨界状態にある、標準状態(1bar、20
℃)下にガス状の媒体を使用し原料コーヒー豆から抽出
される方法に関する。
従来の技術 純コーヒーは、それがカフエインを含有することによ
り多くの人々に十分に受入れられない。従つて多数の方
法が、コーヒーからカフエインを抽出し、かつ同時に、
焙焼に際し芳香形成に必要である他の成分の除去を回避
するという目的で開発されている。カフエインは原料コ
ーヒー豆から抽出される、それというのも焙焼されたコ
ーヒー豆を脱カフエインした場合芳香損失を回避するこ
とができないからである。
実際に使用される脱カフエイン法において、原料コー
ヒーを、例えばコーヒー豆を水蒸気を使用し高められた
温度で砕解することにより前処理し、コーヒー豆を溶
剤、例えばジーおよびトリクロルエチレンで液体抽出し
た後、溶剤を原料コーヒーから蒸発により除去し、かつ
その後に湿つた原料コーヒーを乾燥する。この公知の方
法の場合、溶剤残分が純コーヒー中に残存し、かつ原料
コーヒーの特定の変質が生じることをなくすることがで
きない。
また、過臨界状態の溶剤を使用する方法も提案され
た。この方法の場合、十分な脱カフエイン法が達成され
るため長い抽出時間が必要である。このことは、カフエ
インが、溶剤により吸収されるにはまずコーヒー豆の表
面に拡散する必要があることに帰因する。この工程が、
コーヒー豆のカフエイン濃度の低減とともに益々緩慢と
なる。これら多数の公知の方法において、溶剤が抽出中
に循環系で搬送され、それにより大きい設備−およびエ
ネルギ費用が生じる。
発明が解決しようとする問題点 本発明の根底をなす課題は、原料コーヒーを脱カフエ
インするための、大きい脱カフエイン度を保証しかつ原
料コーヒーの他の成分の変質を回避する簡単な作動安定
な方法をつくり出すことである。
問題点を解決するための手段 意外にも本発明によれば、この課題が、湿つた原料コ
ーヒーがガス圧力75〜300bar下に温度20〜80℃に数分〜
数時間維持され、このガス圧力が急激にまたは数分以内
にpcp1bar(但しPcは使用せるガスの臨界圧力)の
圧力に解放され、この圧力解放されたコーヒー豆が水で
洗浄され、場合により原料コーヒーの加圧、圧力解放お
よび洗浄の工程が多数回繰返され、かつ引続き原料コー
ヒーが、さらに著量の残存水−カフエイン溶液を分離す
るため、後接続された遠心分離機で処理されることによ
り解決される。
圧力解放された原料コーヒー豆を水で洗浄する代り
に、カフエインがまた有利な方法で過臨界状態のガス自
体で選択的に抽出されることもできる。このため再びガ
ス圧力が、温度20〜80℃で75〜300barに高められ、かつ
過臨界状態のガスが循環系で搬送される。カフエインの
負荷されたガス相を水−洗浄塔中へ導入することによ
り、このガス相が再生されかつ再び抽出オートクレーブ
に供給される。とりわけ、この圧力交換法の意外な成果
は、有利な方法で補償される1連の効果が生じることに
帰因することができる。従つて、吸収された水により原
料コーヒー豆の細胞中に水−カフエイン溶液が形成さ
れ、この溶液がカフエインの抽出を容易にする。他の成
分、とくに焙焼した際の芳香形成に必要である成分の抽
出が、最低限にまで低減される。
ガスを迅速に圧力解放することにより、膨潤せる豆の
もう1つの弛緩が行なわれる。さらにこれが、原料コー
ヒー豆細胞中へ拡散せるガスの大きい容積増大により、
カフエイン−水溶液の原料豆表面への駆出効果を生じ
る。
最後に、コーヒー豆の細孔中に封入されかつ圧力解放
に際し逃出するガスが、コーヒー豆の表面に富化された
カフエインが再びこの中へ逆拡散することを阻止する。
コーヒー豆を迅速に洗浄した場合、まず第1に、その
表面に存在する成分、とくにカフエインが除去される。
引続き遠心分離することにより、コーヒー豆の皮殻中
に残存する、洗浄工程により捕捉されなかつた水−カフ
エイン溶液が遠心分離される。これにより、残存カフエ
イン含有率が著るしく低減され、かつさらに豆が前乾燥
される。
本発明によりこの方法が殊に有利に実施されることが
できるのは、抽出が圧力100〜200barおよび温度20℃〜8
0℃で行なわれ、抽出すべき原料コーヒーが含水率35〜5
0重量%、有利に含水率40重量%を有し、このコーヒー
豆が圧力解放中またはその直後に温水(60〜65℃)で洗
浄されかつ洗浄中に攪拌され、抽出および洗浄された原
料コーヒー豆が遠心分離され、かつ生じる全水溶液(洗
浄水および遠心分離機からの水溶液)からカフエインが
取得され、その場合カフエイン不含の、原料コーヒー含
有成分の負荷された水が他の原料コーヒー豆を洗浄する
ため循環系で搬送される方法である。
圧力解放され原料コーヒー豆を水で洗浄する代りに、
カフエインがまた殊に有利な方法で過臨界状態のガス自
体で抽出されることができるのは、ガス圧力が再び温度
31〜80℃で100〜200barに高められかつ過臨界状態のガ
スが循環系で搬送され、かつ、カフエインの負荷された
ガス相を、抽出オートクレーブ中と同じ温度および圧力
条件下に維持された水−洗浄塔を経て導入することによ
り、このガス相が再生されかつ抽出オートクレーブに再
び供給される場合である。
ガス雰囲気を形成するため、二酸化炭素、または水お
よび二酸化炭素より成る混合物が殊に適当である。しか
し本発明の範囲内で、一定の圧力雰囲気を形成するた
め、その熱力学的特性の点で、水−カフエイン溶液の充
満せる原料豆細胞中へ顕著な濃度で拡散するように挙動
する任意のガスが使用される。また、水とこのガスとよ
り成る混合物が有利に使用されることができる。この場
合も、原料コーヒー豆を洗浄する場合のように、原料コ
ーヒーの含有成分で飽和された、カフエイン不含の水溶
液が使用されることができる。
圧力雰囲気の維持時間は、コーヒー品種および所望の
脱カフエイン度に応じ数分〜数時間である。ガス雰囲気
の圧力解放は、急激に、あるいはまた数分で行なわれて
もよく、その場合使用せる湿つた原料コーヒーの膨張冷
却による凍結を排除しなければならない。
コーヒー豆の有効かつ均質な洗浄が達成されるのは、
コーヒー豆の顕著な芳香損失を回避するため、カフエイ
ンを除く原料コーヒー含有成分の負荷された洗浄水が60
〜65℃に前加熱され、かつコーヒー豆が洗浄中に攪拌さ
れる場合である。
さらに、抽出および洗浄されたコーヒー豆が直ちに遠
心分離された場合、残存カフエイン含有率が2〜4倍低
減すると判明した。遠心分離することにより、コーヒー
豆が付加的に前乾燥され、その結果引続く乾燥に際しエ
ネルギが節減される。
実施例 以下に、本発明を図面実施例につき詳説する。
第1図に、脱カフエイン原料コーヒー製造法の1変法
を実施する装置の略示系統図を示す。この場合、原料コ
ーヒー(固有水分8〜11重量%が容器3中で所望の含水
率、有利に40重量%に加湿されかつ貯蔵ホツパ5に供給
される。導管6を経て、湿つた原料コーヒーが、温度調
節用の加熱ジヤケツト43および44および攪拌装置41およ
び42の設けられた耐圧容器7および8中へ選択的に送ら
れる。耐圧容器中の圧力雰囲気がポンプ36により形成さ
れる。導管35を経て、ガスがガス貯蔵容器34から取出さ
れ、ポンプ36で抽出圧力に圧縮され、熱交換器37で抽出
温度とされ、かつ弁46ないしは47を経て耐圧容器7ない
しは8に供給される。水と過臨界状態のガスとより成る
混合物を使用する場合、カフエイン不含の、原料コーヒ
ー含有成分の負荷された水が、ポンプ23を使用し熱交換
器24および弁29ないしは30を経て耐圧容器7ないしは8
中へ、一定の圧力状態が得られるまでポンプ搬送され
る。加工すべきコーヒー品種および所望の脱カフエイン
度に依存する放置時間後に、圧力下にある耐圧容器7が
無圧の容器8中へ弁45を経て部分的に圧力解放され、な
いしはこの反対に行なわれる。pcplbar(pc=使用
せるガスの臨界圧力)への引続く圧力解放が、弁38ない
しは39、導管40、熱交換器48およびポンプ49を経てガス
貯蔵容器34中へ行なわれる。熱交換器48は、膨張冷却に
より前冷却されたガスを液化するという課題を有する。
コーヒー豆を洗浄するため、場合により原料コーヒー含
有成分が負荷され、装置19で脱カフエインされた洗浄水
が、ポンプ23を使用し熱交換器24、導管28および弁29な
いしは30経て耐圧容器7ないし8中へ搬送される。導管
22を経て、水損失が補充される。導管27を経て、ポンプ
26を使用し洗浄水に、一般に原料コーヒーに由来する他
の芳香成分が添加されることができ、それにより、培焼
に際し芳香形成に必要である成分の抽出が最低限に低減
される。多数回繰返えされてもよいこの洗浄工程中に、
コーヒー豆が攪拌装置41,42を使用し攪拌される。弁31,
32および導管33を経て、洗浄水が耐圧容器7,8から除去
されかつ集液容器15に供給される。この容器から、カフ
エイン−水溶液がポンプ16を使用しフイルタ17を経て脱
カフエイン装置19へ搬送され、そこで常法でカフエイン
が取得される。場合により、加圧、圧力解放および洗浄
の工程が多数回繰返される。引続き、湿つた原料コーヒ
ーが後接続された遠心分離機12で処理され、かつこの場
合生じる水−カフエイン溶液が導管14を経て容器15に供
給される。脱カフエインされた原料コーヒーが遠心分離
機から導管13を経て取出され、後続の培焼に必要な最低
含水率とされ、かつ引続き培焼される。工程の2つの位
置で生じる水−カフエイン溶液のカフエイン含有率が一
般に全く異なるため、これら質量流から別々にカフエイ
ン取得しても経済的に有利であると判明した。
第2図は、脱カフエインされた原料コーヒー製造のも
う1つの変法を示す系統図である。この場合、原料コー
ヒー(固有水分8〜11重量%)が所望の含水率、有利に
40重量%に加湿され、かつ温度調節用の加熱ジヤケツト
が設けられた耐圧容器51〜53へ選択的に装入される。こ
れら耐圧容器中の圧力雰囲気がポンプ82を使用し形成さ
れる。ガスがガス貯蔵容器81から取出され、ポンプ82を
使用し抽出圧力に圧縮され、熱交換器83中で抽出温度と
され、かつ導管73〜75を経て耐圧容器51〜53に選択的に
供給される。加工すべきコーヒー品種および所望の脱カ
フエイン度に依存する抽出時間の経過後、圧力下にある
耐圧容器、例えば52が、隣接する容器、例えば51中へ部
分的に圧力解放される。タンク圧力への引続く圧力解放
が、導管76〜78、熱交換器79および導管80を経てガス貯
蔵容器81中へ行なわれる。熱交換器79は、膨張冷却によ
り前冷却せるガスを液化するという課題を有する。圧力
解放によりコーヒー豆の表面へ転移されたカフエインを
選択的に抽出するため、ガス圧力がポンプ82を使用し再
び高められる。この場合、貯蔵タンク81から取出された
ガスが、ポンプ82を使用し抽出圧力に圧縮されかつ熱交
換器83で抽出温度とされる。ポンプ64を使用し、過臨界
状態のガスが循環系で搬送される。カフエインの負荷さ
れた過臨界状態のガスが、オートクレーブ51〜53を導管
57〜59を経て逃出し、かつ導管60を経て洗浄塔61に供給
され、そこで上方から添加された水と向流する。導管62
を経て、カフエインと十分に分離された過標準状態のガ
スが塔61を逃出し、かつ活性炭フイルタ63に供給され
る。すなわち判明したのは、循環系中に維持された液体
相がカフエインから完全に再生された場合、完全な脱カ
フエインが迅速に達成されるということである。塔61お
よび活性炭容器63が、オートクレーブ51〜53中と同じ温
度および圧力条件下に維持され、その結果経済的な等圧
および等温の操作法が可能になる。さらにこれらによ
り、容器51〜53中の原料コーヒー豆の含水率が脱カフエ
イン工程中に変動することが回避される。ポンプ64を使
用し、再生された過標準状態のガスが熱交換器65および
導管54〜56を経てオートクレーブ51〜53に再び供給され
る。
不連続的な抽出工程を疑似連続的に作動しうるため、
抽出側に多数の抽出容器が備えられ、これら容器が任意
の順序で抽出工程へ接続されることができ、この場合過
臨界状態のガスにより順次に貫流される。第2図に、3
つのオートクレーブが示されているにすぎない。しかし
本発明の範囲内で、導管84〜87を経てオートクレーブ51
〜53に接続された他のオートクレーブを使用することが
できる。本発明の最適実施に使用すべきオートクレーブ
の総数は、所要の圧力の周期的変動数あるいはまた所要
の設備−および運転費用に依存する。カスケード接続が
有する利点は、不断に1つの抽出容器が抽出の行なわれ
た後に排出されかつその後に脱カフエインすべき原料コ
ーヒーが装填されうるとともに、抽出が他の抽出容器中
で継続することである。さらに、抽出容器を直列接続す
ることにより、過臨界状態のガスの大きいカフエイン飽
和度が得られることができる。このため、差当りもつと
も抽出された容器に新たなガスが供給される。その後
に、この部分的にカフエインの負荷された過臨界状態の
ガスが、後続の抽出容器を、最後の抽出容器が最高のカ
フエイン含有率を有する原料コーヒーを含有するような
方法で貫流する。これにより、原料コーヒーおよび溶剤
間に、物質交換に重要な最適カフエイン濃度差が不断に
維持され続けるということが達成される。
カフエインの負荷された水が、導管66を経て塔61を逃
出する。後接続された操作工程67中で、カフエインが水
性のカフエイン溶液から公知の方法で、有利に水を蒸発
させることにより取得され、かつ導管68を経て取出され
る。カフエイン不含の水が、導管69を経て取出され、ポ
ンプ71を使用し抽出圧力とされ、かつ塔61に再び供給さ
れる。この場合、水損失が導管70を経て再び補充され
る。
例えば、第1図による略示系統図により、カフエイン
含有率1.04重量%を有する原料コーヒー(未焙焼の豆)
394gを水で含水率40.9重量%に加湿した。この湿つた原
料コーヒーを、ミキサの備えられた耐圧容器に装入し
た。温度60℃で、二酸化炭素を耐圧容器中へ、圧力60ba
rになるまで供給した。引続き水を、圧力100barが得ら
れるまでポンプ装入した。加湿された原料コーヒーを、
水−炭化水素圧力100bar下に温度60℃で4時間不変に維
持し、その場合15分間隔で短時間攪拌した。引続き、数
分で標準圧力に圧力解放した。水を下方へ除去し、かつ
コーヒー豆を水(65℃)2lで洗浄した。3回繰返した洗
浄工程中に、コーヒー豆を攪拌した。こうして処理した
原料コーヒーの1部分を半時間5000rpmで遠心分離し、
その場合水8.2重量%(使用せる湿つた原料コーヒーに
対する)が除去された。遠心分離せざるコーヒー豆の残
存カフエイン含有率が0.23重量%、遠心分離せる豆の残
存カフエイン含有率がたんに0.08重量%であつた。従つ
て、脱カフエイン度が77.9%ないし92.3%であつた。
本発明による第1図の方法のもう1つの実施例におい
て、カフエイン含有率1.04重量%を有する原料コーヒー
(未焙焼の豆)394gを水で含水率40重量%に加湿した。
この湿つた豆を、ミキサが設けられた耐圧容器に装入し
た。温度60℃で、二酸化炭素を耐圧容器中へ、圧力200b
arに達するまで供給した。その後に、この加湿された原
料コーヒーをCO2圧力雰囲気200bar下に温度60℃で45分
不変に維持し、その場合5分間隔で短時間攪拌した。引
続き原料コーヒーを数分で標準圧力に圧力解放した。そ
の後に直接に、コーヒー豆を水(57℃)2lで洗浄した。
3回繰返した洗浄工程中、コーヒー豆を攪拌した。加
圧、圧力解放および洗浄の工程を合計3回繰返した。引
続き、こうして処理した原料コーヒーの1部分を半時間
5000rpmで遠心分離し、その場合6.8重量%(使用せる湿
つた原料コーヒーに対する)が除去された。遠心分離せ
ざるコーヒー豆のカフエイン含有率が0.26重量%、およ
び遠心分離せる豆のカフエイン含有率が0.25重量であつ
た。従つて、脱カフエイン度が75.0重量%ないしは75.9
6重量%であつた。
第2図の略系統図によりもう1つの実施例において、
カフエイン含有率1.26重量%を有する原料コーヒー(未
焙焼の豆)711gを水で含水率44.9重量%に加湿した。こ
の湿つた原料コーヒーを耐圧容器へ装入した。温度60℃
で、二酸化炭素を耐圧容器中へ、圧力250barに達するま
で導入した。その後に、この過臨界状態の二酸化炭素を
この温度および圧力条件で循環系で搬送し、その場合CO
2質量流量24kg/hを維持した。カフエインの負荷されたC
O2を、耐圧容器のヘッド側から逃出させ、かつカフエイ
ンを分離するため、合計で水1950gを含有しかつ温度60
℃および圧力250barに維持された3つの直列接続の貯水
槽を経て導いた。再生された過臨界状態の二酸化炭素
を、耐圧容器に再び下方から供給した。抽出時間1時間
後に、耐圧容器中のガス雰囲気を5分以内に標準圧力に
圧力解放した。維持時間10分後に、圧力を15分以内に再
び250barに高め、かつ、圧力変換により容易に得られた
カフエインを過臨界状態のCO2で抽出した。圧力変換を
合計3回繰返し、その場合抽出時間が、1、2、2およ
び1時間であつた。最後の貯水槽を、CO2の完全な再生
を保証するため、それぞれの圧力変換後に更新した。試
験終了後に、原料コーヒー豆を30分以内に徐々に標準圧
力に圧力解放し、かつ引続き含水率10重量%にまで乾燥
した。CO2120kg/原料コーヒー豆(含水率44.9%)1kgの
溶剤比で、残存カフエイン含有率0.14重量%(固体分に
対する)が得られた。固体分に対する重量損失が合計で
たんに1.7重量%であつた。水性のカフエイン溶液から
水を蒸発させることにより、白色の、わずか苦味のある
蒸発残渣が得られ、このものはカフエイン含有率85重量
%(固体分に対する)を有した。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明による方法を実施する装置
のそれぞれ1実施例を略示する系統図である。 3…加湿容器、5…貯蔵ホツパ、7,8…耐圧容器(オー
トクレーブ)、12…遠心分離機、15…集液容器、16…ポ
ンプ、17…フイルタ、19…脱カフエイン装置、23…ポン
プ、24…熱交換器、34…ガス貯蔵容器、36…ポンプ、37
…熱交換器、41,42…攪拌装置、43,44…加熱ジヤケツ
ト、48…熱交換器、49…ポンプ、51〜53…耐圧容器(オ
ートクレーブ)、61…洗浄塔、63…フイルタ、64…ポン
プ、65…熱交換器、67…カフエイン取得装置、71…ポン
プ、72…熱交換器、79…熱交換器、81…ガス貯蔵容器、
82…ポンプ、83…熱交換器

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料コーヒーを脱カフエインするため、豆
    細胞中に存在する水溶液中のカフエインが、過臨界状態
    にある、標準状態(1bar、20℃)下にガス状の媒体を使
    用し原料コーヒーから抽出される方法において、 脱カフエイン処理すべき原料コーヒーが含水率35〜50重
    量%に加湿され、 この加湿された原料コーヒーがガス雰囲気75〜300bar下
    に温度20〜80℃に数分〜数時間維持され、 このガス雰囲気が急激にまたは数分以内にpcp1bar
    (pc=使用せるガスの臨界圧力)に、ガスの膨張冷却に
    より使用せる湿つた原料コーヒーが凍結せざるように圧
    力解放され、 この圧力解放された原料コーヒー豆が水で洗浄され、そ
    の場合豆表面におよび原料コーヒー豆の皮殻中に凝縮せ
    るカフエイン−水溶液が洗浄水中に溶解されかつ原料豆
    から搬出され、 原料コーヒーの加圧、圧力解放おをび洗浄の工程が多数
    回繰返され、 圧力解放後の水を使用する洗浄工程が多数回繰返され、 洗浄水が捕集されかつこの洗浄水からその中に溶解せる
    カフエインが公知の方法で取得され、 引続き原料コーヒーが、さらに著量の残存水−カフエイ
    ン溶液を分離するため後接続された遠心分離機中で処理
    され、かつこの場合生じる水−カフエイン溶液が前述と
    同じカフエイン取得法で処理され、 なお著量の残存水分が負荷されている原料コーヒーが、
    乾燥されることにより、後続の焙焼に所要の最低含水率
    とされ、 この脱カフエインおよび前乾燥されたコーヒーが焙焼さ
    れることを特徴とする原料コーヒーの脱カフエイン法。
  2. 【請求項2】脱カフエインすべき原料コーヒーが含水率
    40重量%を有することを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  3. 【請求項3】ガス雰囲気を形成するため二酸化炭素が使
    用されることを特徴とする、特許請求の範囲第1項また
    は第2項のいずれかに記載の原料コーヒーの脱カフエイ
    ン法。
  4. 【請求項4】圧力雰囲気を形成するため水および二酸化
    炭素より成る混合物が使用されることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項または第2項のいずれかに記載の原
    料コーヒーの脱カフエイン法。
  5. 【請求項5】圧力雰囲気を形成するため、その熱力学的
    特性の点で、水−カフエイン溶液の充満せる原料豆細胞
    中へ相当の濃度で拡散するように挙動するガスが使用さ
    れることを特徴とする、特許請求の範囲第1項または第
    2項のいずれかに記載の原料コーヒーの脱カフエイン
    法。
  6. 【請求項6】圧力雰囲気を形成するため、水およびこれ
    と親和性のガスより成る混合物が使用されることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項または第2項または第5
    項のいずれかに記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  7. 【請求項7】ガス圧力雰囲気が100〜200bar、および温
    度が31〜80℃であることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項から第6項までのいずれか1項に記載の原料コー
    ヒーの脱カフエイン法。
  8. 【請求項8】圧力雰囲気の維持時間が数分〜数時間であ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第7項
    までのいずれか1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイ
    ン法。
  9. 【請求項9】圧力解放中またはその後に、原料コーヒー
    堆積物が水で1回または多数回洗浄されることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項から第8項までのいずれか
    1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  10. 【請求項10】原料コーヒーの洗浄に際し流出する、カ
    フエインの負荷された水が捕集され、かつ公知の粗製−
    または精製カフエイン取得法で処理されることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項から第9項までのいずれか
    1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  11. 【請求項11】原料コーヒーが断続的に多数回一定のガ
    ス雰囲気下におかれ、かつそれぞれの圧力解放後に原料
    コーヒーが1回または多数回水で洗浄されることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項から第10項までのいずれ
    か1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  12. 【請求項12】水を使用する洗浄工程が温度60〜65℃で
    実施されることを特徴とする、特許請求の範囲第1項か
    ら第11項までのいずれか1項に記載の原料コーヒーの脱
    カフエイン法。
  13. 【請求項13】原料コーヒー豆が洗浄中に攪拌されるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第9項から第12項まで
    のいずれか1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン
    法。
  14. 【請求項14】原料コーヒーを洗浄する際の含有成分損
    失を回避するため、原料コーヒーの洗浄に使用される水
    に1種またはそれ以上の水溶性の原料コーヒー含有成分
    が負荷されていることを特徴とする、特許請求の範囲第
    9項から第13項までのいずれか1項に記載の原料コーヒ
    ーの脱カフエイン法。
  15. 【請求項15】従来法で脱カフエインされた水が新たな
    洗浄に循環系で導かれることを特徴とする、特許請求の
    範囲第9項から第14項までのいずれか1項に記載の原料
    コーヒーの脱カフエイン法。
  16. 【請求項16】原料コーヒーを洗浄するため循環系で導
    かれる水が、場合により連行される浮遊物質を分離する
    ため濾過されることを特徴とする、特許請求の範囲第15
    項記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  17. 【請求項17】引続き原料コーヒーが、水−カフエイン
    残存溶液を機械的に分離するため遠心分離されることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項から第16項までのい
    ずれか1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  18. 【請求項18】水−カフエイン残存溶液に常用のカフエ
    イン取得工程が施こされることを特徴とする、特許請求
    の範囲第17項記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  19. 【請求項19】全工程を実施するため、多数の耐圧オー
    トクレーブがカスケード接続で使用されることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項から第18項までのいずれか
    1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  20. 【請求項20】1つのリアクタの第2のリアクタへの部
    分的圧力解放が圧力平衡により行なわれ、それによりガ
    ス状の溶剤が部分的に回収されることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項から第19項までのいずれか1項に記
    載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  21. 【請求項21】残分圧力解放に際し耐圧リアクタから流
    出するガスが再圧縮されかつ循環系で導かれることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項から第20項までのいず
    れか1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  22. 【請求項22】原料コーヒーを脱カフエインするため、
    豆細胞中に存在する水溶液中のカフエインが、過臨界状
    態にある、標準状態(1bar、20℃)下にガス状の媒体を
    使用し原料コーヒーから抽出される方法において、 脱カフエイン処理すべき原料コーヒーが含水率35〜50重
    量%に加湿され、 この加湿された原料コーヒーがガス雰囲気75〜300bar下
    に温度20〜80℃に数分〜数時間維持され、 このガス雰囲気が急激にまたは数分以内にpcp1bar
    (pc=使用せるガスの臨界圧力)に、ガスの膨張冷却に
    より使用せる湿つた原料コーヒーが凍結せざるように圧
    力解放され、 圧力解放により容易に得られるカフエインが、圧力が再
    び75〜300barに高められかつ過臨界状態のガスが循環系
    で搬送されることにより、過臨界状態のガスを使用し温
    度20〜80℃で数分〜数時間で選択的に抽出され、その場
    合過臨界状態のガス相が水洗浄水塔を経て導入すること
    により再生され、かつカフエインが水性のカフエイン溶
    液から公知の方法で連続的に取得され、 原料コーヒーの加圧、圧力解放および洗浄の工程が多数
    回繰返され、 引続き原料コーヒーが、さらに著量の残存水−カフエイ
    ン溶液を分離するため後続の遠心分離で処理され、かつ
    この場合生じる水−カフエイン溶液が前述と同じカフエ
    イン取得法で処理され、 なお著量の残存水分が負荷されている原料コーヒーが、
    乾燥されることにより、後続の焙焼に所要の最低含水率
    とされ、この脱カフエインおよび前乾燥されたコーヒー
    が焙焼されることを特徴とする原料コーヒーの脱カフエ
    イン法。
  23. 【請求項23】脱カフエインすべき原料コーヒーが含水
    率40重量%を有することを特徴とする、特許請求の範囲
    第22項記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  24. 【請求項24】ガス雰囲気を形成するため二酸化炭素が
    使用されることを特徴とする、特許請求の範囲第22項ま
    たは第23項のいずれかに記載の原料コーヒーの脱カフエ
    イン法。
  25. 【請求項25】圧力雰囲気を形成するため水および二酸
    化炭素より成る混合物が使用されることを特徴とする、
    特許請求の範囲第22項または第23項のいずれかに記載の
    原料コーヒーの脱カフエイン法。
  26. 【請求項26】圧力雰囲気を形成するため、その熱力学
    的特性の点で、水−カフエイン溶液の充満せる原料豆細
    胞中へ相当の濃度で拡散するように挙動するガスが使用
    されることを特徴とする、特許請求の範囲第22項または
    第23項のいずれかに記載の原料コーヒーの脱カフエイン
    法。
  27. 【請求項27】圧力雰囲気を形成するため、水およびこ
    れと親和性のガスより成る混合物が使用されることを特
    徴とする、特許請求の範囲第22項または第23項または第
    26項のいずれかに記載の原料コーヒーの脱カフエイン
    法。
  28. 【請求項28】ガス圧力雰囲気が100〜200bar、および
    温度が31〜80℃であることを特徴とする、特許請求の範
    囲第22項から第27項までのいずれか1項に記載の原料コ
    ーヒーの脱カフエイン法。
  29. 【請求項29】圧力雰囲気の維持時間が数分〜数時間で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第22項から第28
    項までのいずれか1項に記載の原料コーヒーの脱カフエ
    イン法。
  30. 【請求項30】カフエインの負荷された過臨界状態のガ
    ス相が、抽出オートクレーブ中と同じ温度および圧力条
    件下に維持されている水−洗浄塔を経て導かれ、かつカ
    フエインが水性カフエイン溶液から公知の方法で連続的
    に取得されることを特徴とする、特許請求の範囲第22項
    から第29項までのいずれか1項に記載の原料コーヒーの
    脱カフエイン法。
  31. 【請求項31】カフエインが、水性のカフエイン溶液か
    ら水を連続的に蒸発させることにより連続的に取得され
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第30項記載の原料
    コーヒーの脱カフエイン法。
  32. 【請求項32】原料コーヒーが断続的に多数回ガス雰囲
    気下におかれ、かつそれぞれの圧力解放後にカフエイン
    が過臨界状態のガスで選択的に抽出されることを特徴と
    する、特許請求の範囲第22項から第29項までのいずれか
    1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  33. 【請求項33】引続き原料コーヒーが、水−カフエイン
    残存溶液を機械的に分離するため遠心分離されることを
    特徴とする、特許請求の範囲第22項から第32項までのい
    ずれか1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  34. 【請求項34】水−カフエイン残存溶液に常用のカフエ
    イン取得工程が施こされることを特徴とする、特許請求
    の範囲第33項記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  35. 【請求項35】全工程を実施するため、多数の耐圧オー
    トクレーブがカスケード接続で使用されることを特徴と
    する、特許請求の範囲第22項から第34項までのいずれか
    1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  36. 【請求項36】1つのリアクタの第2のリアクタへの部
    分的圧力解放が圧力平衡により行なわれ、それによりガ
    ス状の溶剤が部分的に回収されることを特徴とする、特
    許請求の範囲第22項から第35項までのいずれか1項に記
    載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
  37. 【請求項37】残分圧力解放に際し耐圧リアクタから流
    出するガスが再圧縮されかつ循環系で導かれることを特
    徴とする、特許請求の範囲第22項から第34項までのいず
    れか1項に記載の原料コーヒーの脱カフエイン法。
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