JPH08290902A - 薄膜状誘電体およびその製造方法 - Google Patents
薄膜状誘電体およびその製造方法Info
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- JPH08290902A JPH08290902A JP9118195A JP9118195A JPH08290902A JP H08290902 A JPH08290902 A JP H08290902A JP 9118195 A JP9118195 A JP 9118195A JP 9118195 A JP9118195 A JP 9118195A JP H08290902 A JPH08290902 A JP H08290902A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】1.一般式(1)で示される組成を有し、膜厚
0.02〜5μmであることを特徴とする薄膜状誘電
体。 Au Cv (Bx M1-x )w Oz (1) (式中、AはCa、Sr、Ba、Pb、Cd、La、C
e、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yより選ばれた1
または2以上の元素、CはBi、Sc、Sb、Cr、T
lより選ばれた1または2以上の元素、BはTi、T
a、Hf、W、Nb、Zrより選ばれた1または2以上
の元素、MはFe、Co、Moより選ばれた1または2
以上の元素である。xは0≦x<0.99の範囲、u、
v、w及びzは全体の電荷が0になるように決める。) 2.基板上に誘電体形成溶液を塗布して溶液の薄膜を形
成し、ついで薄膜を加熱処理することにより薄膜状誘電
体を製造する方法において、誘電体形成溶液として、有
機溶媒と有機溶媒に可溶な、元素Aの化合物、元素Cの
化合物、元素Bの化合物及び元素Mの化合物を主成分と
して含む溶液を用いる。
0.02〜5μmであることを特徴とする薄膜状誘電
体。 Au Cv (Bx M1-x )w Oz (1) (式中、AはCa、Sr、Ba、Pb、Cd、La、C
e、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yより選ばれた1
または2以上の元素、CはBi、Sc、Sb、Cr、T
lより選ばれた1または2以上の元素、BはTi、T
a、Hf、W、Nb、Zrより選ばれた1または2以上
の元素、MはFe、Co、Moより選ばれた1または2
以上の元素である。xは0≦x<0.99の範囲、u、
v、w及びzは全体の電荷が0になるように決める。) 2.基板上に誘電体形成溶液を塗布して溶液の薄膜を形
成し、ついで薄膜を加熱処理することにより薄膜状誘電
体を製造する方法において、誘電体形成溶液として、有
機溶媒と有機溶媒に可溶な、元素Aの化合物、元素Cの
化合物、元素Bの化合物及び元素Mの化合物を主成分と
して含む溶液を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は比誘電率が大きく、キュ
リー温度が高く、自発分極が大きく、スイッチング疲労
の少ない薄膜状誘電体及びその製造方法に関する。
リー温度が高く、自発分極が大きく、スイッチング疲労
の少ない薄膜状誘電体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より酸化チタン、チタン酸バリウ
ム、チタン酸鉛、PZT等はその誘電特性より磁器キャ
パシターとして利用されている。チタン酸バリウムは室
温で2000から3000の高い比誘電率を持つ強誘電
体として知られている。しかし、誘電率の温度係数が大
きいことや直流バイアス電圧印加時の誘電率の低下が著
しい等の欠点があり信号遅延回路等への応用は困難であ
る。一方酸化チタンは誘電率は100程度と低いもの
の、温度特性が平坦であることや、誘電損失が小さいこ
とから、温度補償用キャパシターとして利用されてい
る。しかし、焼結温度が高い、単独での焼結が難しい、
格子中の酸素が欠損しやすい等の欠点があった。
ム、チタン酸鉛、PZT等はその誘電特性より磁器キャ
パシターとして利用されている。チタン酸バリウムは室
温で2000から3000の高い比誘電率を持つ強誘電
体として知られている。しかし、誘電率の温度係数が大
きいことや直流バイアス電圧印加時の誘電率の低下が著
しい等の欠点があり信号遅延回路等への応用は困難であ
る。一方酸化チタンは誘電率は100程度と低いもの
の、温度特性が平坦であることや、誘電損失が小さいこ
とから、温度補償用キャパシターとして利用されてい
る。しかし、焼結温度が高い、単独での焼結が難しい、
格子中の酸素が欠損しやすい等の欠点があった。
【0003】また近年、PZT、及びBi4 Ti
3 O12、SrBi2 Ta2 O9 等の強誘電体の分極を集
積回路メモリー材料に応用する研究が行われているが、
スイッチングの繰り返しによる疲労、リーク電流による
短記憶保持時間、絶縁不良による収率の低下等が問題に
なっている。
3 O12、SrBi2 Ta2 O9 等の強誘電体の分極を集
積回路メモリー材料に応用する研究が行われているが、
スイッチングの繰り返しによる疲労、リーク電流による
短記憶保持時間、絶縁不良による収率の低下等が問題に
なっている。
【0004】また磁器としてキャパシター等に応用する
場合には、一般に容量を大きくするために積層型にして
用いられている。積層型キャパシターの製造方法におい
ては、固相反応や溶液反応で得られた0.5〜5μmの
誘電体粉末をバインダー、溶剤と混合してスラリーを製
造し、そのスラリーをドクターブレード法等で薄板状に
成形し、該薄板を10〜数十層積層し、1200〜13
00℃で焼成するという工程を採っている。
場合には、一般に容量を大きくするために積層型にして
用いられている。積層型キャパシターの製造方法におい
ては、固相反応や溶液反応で得られた0.5〜5μmの
誘電体粉末をバインダー、溶剤と混合してスラリーを製
造し、そのスラリーをドクターブレード法等で薄板状に
成形し、該薄板を10〜数十層積層し、1200〜13
00℃で焼成するという工程を採っている。
【0005】容量を大きくする他の方法として誘電体層
を薄膜化する方法がある。積層型キャパシターの場合1
層が約20〜40μmであるが、1μm程度に薄膜化で
きれば、積層せずに積層型並またはそれ以上の容量が得
られ、しかも小型化できる。
を薄膜化する方法がある。積層型キャパシターの場合1
層が約20〜40μmであるが、1μm程度に薄膜化で
きれば、積層せずに積層型並またはそれ以上の容量が得
られ、しかも小型化できる。
【0006】薄膜化の方法としてはスパッタ法、真空蒸
着法、CVD法等の気相法や有機金属化合物の塗布、熱
分解により薄膜状誘電体を製造する方法がある。例え
ば、ナフテン酸バリウムとTiアルコキシドのブタノー
ル溶液をBa:Ti=1:1の比に混合してガラス基板
上に塗布後、電気炉で焼成して透明なチタン酸バリウム
を得る方法がセラミック・ブリティン(Ceramic Bullet
in) Vol.55 No.12(1976)p1064-1065 に記載されてい
る。
着法、CVD法等の気相法や有機金属化合物の塗布、熱
分解により薄膜状誘電体を製造する方法がある。例え
ば、ナフテン酸バリウムとTiアルコキシドのブタノー
ル溶液をBa:Ti=1:1の比に混合してガラス基板
上に塗布後、電気炉で焼成して透明なチタン酸バリウム
を得る方法がセラミック・ブリティン(Ceramic Bullet
in) Vol.55 No.12(1976)p1064-1065 に記載されてい
る。
【0007】しかしながら、固相法や液相法により得た
誘電体の粉末を用いドクターブレード法で薄膜状誘電体
を形成する場合には、誘電体粉末が大きいために誘電体
の膜厚を20μm以下にすることは困難である。
誘電体の粉末を用いドクターブレード法で薄膜状誘電体
を形成する場合には、誘電体粉末が大きいために誘電体
の膜厚を20μm以下にすることは困難である。
【0008】ところで、キャパシターの静電容量は周知
のごとく C=(ε0 εr S/d)×n (式中、Cは静電容量、Sは面積、dは電極間距離、ε
0 は真空誘電率、εr は比誘電率、nは積層数を示す)
の関係にあるので、一般に容量を大きくするためには積
層数を増してやればよいわけであるが、膜厚の厚い上記
方法では自ずと高容量化には限界を生ずる。加えて該方
法は粉末を得るための焼成と成形の生シートの焼成を必
要とするため製造コストが高くなるという欠点もある。
のごとく C=(ε0 εr S/d)×n (式中、Cは静電容量、Sは面積、dは電極間距離、ε
0 は真空誘電率、εr は比誘電率、nは積層数を示す)
の関係にあるので、一般に容量を大きくするためには積
層数を増してやればよいわけであるが、膜厚の厚い上記
方法では自ずと高容量化には限界を生ずる。加えて該方
法は粉末を得るための焼成と成形の生シートの焼成を必
要とするため製造コストが高くなるという欠点もある。
【0009】また集積回路メモリーの場合、著しい高集
積化によって、現在キャパシター材料として用いられて
いるSiO2 (ε=4)ではもはや蓄積電荷量が充分に
とれず、メモリーの小型化ができないという問題があ
る。これを回避するためにトレンチ型キャパシターのよ
うな構造によって物理的に面積を増大させる方法も採用
されているが、工程が極めて複雑な上、当該方法によっ
ても限界があった。
積化によって、現在キャパシター材料として用いられて
いるSiO2 (ε=4)ではもはや蓄積電荷量が充分に
とれず、メモリーの小型化ができないという問題があ
る。これを回避するためにトレンチ型キャパシターのよ
うな構造によって物理的に面積を増大させる方法も採用
されているが、工程が極めて複雑な上、当該方法によっ
ても限界があった。
【0010】更に集積回路メモリーの場合、スパッタ
法、真空蒸着法、CVD法等の気相法で薄膜状誘電体を
形成しようとすると、目的とする誘電体物質のストイキ
オメトリーを制御することが困難であるため目的の誘電
特性が得られにくいなどの問題点がある。
法、真空蒸着法、CVD法等の気相法で薄膜状誘電体を
形成しようとすると、目的とする誘電体物質のストイキ
オメトリーを制御することが困難であるため目的の誘電
特性が得られにくいなどの問題点がある。
【0011】金属化合物の塗布熱分解により誘電体を形
成する方法ではBaTiO3 薄膜については特開昭61-3
9313号公報に誘電特性の記載があり、誘電率が500程
度の特性が得られているが、分極特性については記述が
ない。周知のごとく、誘電率が大きい方が単位面積あた
りの容量が増えるため、キャパシターの小型化が可能に
なる。
成する方法ではBaTiO3 薄膜については特開昭61-3
9313号公報に誘電特性の記載があり、誘電率が500程
度の特性が得られているが、分極特性については記述が
ない。周知のごとく、誘電率が大きい方が単位面積あた
りの容量が増えるため、キャパシターの小型化が可能に
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比誘
電率が高く、キュリー温度が高く、自発分極が大きく、
スイッチング疲労の少ない薄膜状誘電体及びその製造方
法を提供することにある。
電率が高く、キュリー温度が高く、自発分極が大きく、
スイッチング疲労の少ない薄膜状誘電体及びその製造方
法を提供することにある。
【0013】
【問題を解決するための手段】本発明はつぎに記す発明
からなる。 〔1〕一般式(1)で示される組成を有し、膜厚0.0
2〜5μmであることを特徴とする薄膜状誘電体。
からなる。 〔1〕一般式(1)で示される組成を有し、膜厚0.0
2〜5μmであることを特徴とする薄膜状誘電体。
【化2】 Au Cv (Bx M1-x )w Oz (1) (式中、AはCa、Sr、Ba、Pb、Cd、La、C
e、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yより選ばれた1
または2以上の元素、CはBi、Sc、Sb、Cr、T
lより選ばれた1または2以上の元素、BはTi、T
a、Hf、W、Nb、Zrより選ばれた1または2以上
の元素、MはFe、Co、Moより選ばれた1または2
以上の元素である。xは0≦x<0.99の範囲にあ
り、u、v、w及びzは全体の電荷が0になるように決
められる。)
e、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yより選ばれた1
または2以上の元素、CはBi、Sc、Sb、Cr、T
lより選ばれた1または2以上の元素、BはTi、T
a、Hf、W、Nb、Zrより選ばれた1または2以上
の元素、MはFe、Co、Moより選ばれた1または2
以上の元素である。xは0≦x<0.99の範囲にあ
り、u、v、w及びzは全体の電荷が0になるように決
められる。)
【0014】〔2〕基板上に誘電体形成溶液を塗布して
該溶液の薄膜を形成し、ついで該薄膜を加熱処理するこ
とにより薄膜状誘電体を製造する方法において、誘電体
形成溶液として、有機溶媒と該有機溶媒に可溶な、元素
Aの化合物、元素Cの化合物、元素Bの化合物及び元素
Mの化合物を主成分として含む溶液を用いることを特徴
とする前記項〔1〕記載の薄膜状誘電体の製造方法。
該溶液の薄膜を形成し、ついで該薄膜を加熱処理するこ
とにより薄膜状誘電体を製造する方法において、誘電体
形成溶液として、有機溶媒と該有機溶媒に可溶な、元素
Aの化合物、元素Cの化合物、元素Bの化合物及び元素
Mの化合物を主成分として含む溶液を用いることを特徴
とする前記項〔1〕記載の薄膜状誘電体の製造方法。
【0015】本発明の薄膜状誘電体の製造方法におい
て、誘電体薄膜を形成する製膜法としては、浸漬法、ス
プレー法、スピンナー法、刷毛塗り法、CVD法、スパ
ッタリング法、レーザーアブレージョン法等の公知の塗
布方法を用いることが出来る。
て、誘電体薄膜を形成する製膜法としては、浸漬法、ス
プレー法、スピンナー法、刷毛塗り法、CVD法、スパ
ッタリング法、レーザーアブレージョン法等の公知の塗
布方法を用いることが出来る。
【0016】特に、有機溶媒に可溶な化合物を利用した
スプレー法、スピンナー法が、化学組成の制御のし易さ
の点で優れている。
スプレー法、スピンナー法が、化学組成の制御のし易さ
の点で優れている。
【0017】本発明において用いられる有機溶媒に可溶
な元素Aの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素Aは、Ca、Sr、Ba、Pb、C
d、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yよ
り選ばれるものである。
な元素Aの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素Aは、Ca、Sr、Ba、Pb、C
d、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yよ
り選ばれるものである。
【0018】カルシウム化合物としては、例えば、ジメ
トキシカルシウム、ジエトキシカルシウム、ジイソプロ
ポキシカルシウム、ジブトキシカルシウム、カルシウム
アセチルアセトナート、酢酸カルシウム、硝酸カルシウ
ム等が挙げられる。
トキシカルシウム、ジエトキシカルシウム、ジイソプロ
ポキシカルシウム、ジブトキシカルシウム、カルシウム
アセチルアセトナート、酢酸カルシウム、硝酸カルシウ
ム等が挙げられる。
【0019】ストロンチウム化合物としては、例えば、
ジメトキシストロンチウム、ジエトキシストロンチウ
ム、ジイソプロポキシストロンチウム、ジブトキシスト
ロンチウム、ストロンチウムアセチルアセトナート、酢
酸ストロンチウム、硝酸ストロンチウム等が挙げられ
る。
ジメトキシストロンチウム、ジエトキシストロンチウ
ム、ジイソプロポキシストロンチウム、ジブトキシスト
ロンチウム、ストロンチウムアセチルアセトナート、酢
酸ストロンチウム、硝酸ストロンチウム等が挙げられ
る。
【0020】バリウム化合物としては、例えば、ジメト
キシバリウム、ジエトキシバリウム、ジイソプロポキシ
バリウム、ジブトキシバリウム、バリウムアセチルアセ
トナート、酢酸バリウム、硝酸バリウム等が挙げられ
る。
キシバリウム、ジエトキシバリウム、ジイソプロポキシ
バリウム、ジブトキシバリウム、バリウムアセチルアセ
トナート、酢酸バリウム、硝酸バリウム等が挙げられ
る。
【0021】鉛化合物としては、例えば、ジメトキシ
鉛、ジエトキシ鉛、ジイソプロポキシ鉛、ジブトキシ
鉛、鉛アセチルアセトナート、酢酸鉛、硝酸鉛等が挙げ
られる。
鉛、ジエトキシ鉛、ジイソプロポキシ鉛、ジブトキシ
鉛、鉛アセチルアセトナート、酢酸鉛、硝酸鉛等が挙げ
られる。
【0022】カドミウム化合物としては、例えば、ジメ
トキシカドミウム、ジエトキシカドミウム、ジイソプロ
ポキシカドミウム、ジブトキシカドミウム、カドミウム
アセチルアセトナート、酢酸カドミウム、硝酸カドミウ
ム等が挙げられる。
トキシカドミウム、ジエトキシカドミウム、ジイソプロ
ポキシカドミウム、ジブトキシカドミウム、カドミウム
アセチルアセトナート、酢酸カドミウム、硝酸カドミウ
ム等が挙げられる。
【0023】ランタン化合物としては、例えば、トリエ
トキシランタン、トリイソプロポキシランタン、トリブ
トキシランタン、ランタンアセチルアセトナート、酢酸
ランタン、硝酸ランタン等が挙げられる。
トキシランタン、トリイソプロポキシランタン、トリブ
トキシランタン、ランタンアセチルアセトナート、酢酸
ランタン、硝酸ランタン等が挙げられる。
【0024】セリウム化合物としては、例えば、トリエ
トキシセリウム、トリイソプロポキシセリウム、トリブ
トキシセリウム、セリウムアセチルアセトナート、酢酸
セリウム、硝酸セリウム等が挙げられる。
トキシセリウム、トリイソプロポキシセリウム、トリブ
トキシセリウム、セリウムアセチルアセトナート、酢酸
セリウム、硝酸セリウム等が挙げられる。
【0025】プラセオジム化合物としては、例えば、ト
リエトキシプラセオジム、トリイソプロポキシプラセオ
ジム、トリブトキシプラセオジム、プラセオジムアセチ
ルアセトナート、酢酸プラセオジム、硝酸プラセオジム
等が挙げられる。
リエトキシプラセオジム、トリイソプロポキシプラセオ
ジム、トリブトキシプラセオジム、プラセオジムアセチ
ルアセトナート、酢酸プラセオジム、硝酸プラセオジム
等が挙げられる。
【0026】ネオジム化合物としては、例えば、トリエ
トキシネオジム、トリイソプロポキシネオジム、トリブ
トキシネオジム、ネオジムアセチルアセトナート、酢酸
ネオジム、硝酸ネオジム等が挙げられる。
トキシネオジム、トリイソプロポキシネオジム、トリブ
トキシネオジム、ネオジムアセチルアセトナート、酢酸
ネオジム、硝酸ネオジム等が挙げられる。
【0027】プロメチウム化合物としては、例えば、ト
リエトキシプロメチウム、トリイソプロポキシプロメチ
ウム、トリブトキシプロメチウム、プロメチウムアセチ
ルアセトナート、酢酸プロメチウム、硝酸プロメチウム
等が挙げられる。
リエトキシプロメチウム、トリイソプロポキシプロメチ
ウム、トリブトキシプロメチウム、プロメチウムアセチ
ルアセトナート、酢酸プロメチウム、硝酸プロメチウム
等が挙げられる。
【0028】サマリウム化合物としては、例えば、トリ
エトキシサマリウム、トリイソプロポキシサマリウム、
トリブトキシサマリウム、サマリウムアセチルアセトナ
ート、酢酸サマリウム、硝酸サマリウム等が挙げられ
る。
エトキシサマリウム、トリイソプロポキシサマリウム、
トリブトキシサマリウム、サマリウムアセチルアセトナ
ート、酢酸サマリウム、硝酸サマリウム等が挙げられ
る。
【0029】ユーロピウム化合物としては、例えば、ト
リエトキシユーロピウム、トリイソプロポキシユーロピ
ウム、トリブトキシユーロピウム、ユーロピウムアセチ
ルアセトナート、酢酸ユーロピウム、硝酸ユーロピウム
等が挙げられる。
リエトキシユーロピウム、トリイソプロポキシユーロピ
ウム、トリブトキシユーロピウム、ユーロピウムアセチ
ルアセトナート、酢酸ユーロピウム、硝酸ユーロピウム
等が挙げられる。
【0030】ガドリニウム化合物としては、例えば、ト
リエトキシガドリニウム、トリイソプロポキシガドリニ
ウム、トリブトキシガドリニウム、ガドリニウムアセチ
ルアセトナート、酢酸ガドリニウム、硝酸ガドリニウム
等が挙げられる。
リエトキシガドリニウム、トリイソプロポキシガドリニ
ウム、トリブトキシガドリニウム、ガドリニウムアセチ
ルアセトナート、酢酸ガドリニウム、硝酸ガドリニウム
等が挙げられる。
【0031】テルビウム化合物としては、例えば、トリ
エトキシテルビウム、トリイソプロポキシテルビウム、
トリブトキシテルビウム、テルビウムアセチルアセトナ
ート、酢酸テルビウム、硝酸テルビウム等が挙げられ
る。
エトキシテルビウム、トリイソプロポキシテルビウム、
トリブトキシテルビウム、テルビウムアセチルアセトナ
ート、酢酸テルビウム、硝酸テルビウム等が挙げられ
る。
【0032】ディスプロシウム化合物としては、例え
ば、トリエトキシディスプロシウム、トリイソプロポキ
シディスプロシウム、トリブトキシディスプロシウム、
ディスプロシウムアセチルアセトナート、酢酸ディスプ
ロシウム、硝酸ディスプロシウム等が挙げられる。
ば、トリエトキシディスプロシウム、トリイソプロポキ
シディスプロシウム、トリブトキシディスプロシウム、
ディスプロシウムアセチルアセトナート、酢酸ディスプ
ロシウム、硝酸ディスプロシウム等が挙げられる。
【0033】ホルミウム化合物としては、例えば、トリ
エトキシホルミウム、トリイソプロポキシホルミウム、
トリブトキシホルミウム、ホルミウムアセチルアセトナ
ート、酢酸ホルミウム、硝酸ホルミウム等が挙げられ
る。
エトキシホルミウム、トリイソプロポキシホルミウム、
トリブトキシホルミウム、ホルミウムアセチルアセトナ
ート、酢酸ホルミウム、硝酸ホルミウム等が挙げられ
る。
【0034】エルビウム化合物としては、例えば、トリ
イソプロポキシエルビウム、硝酸エルビウム、塩化エル
ビウム等が挙げられる。
イソプロポキシエルビウム、硝酸エルビウム、塩化エル
ビウム等が挙げられる。
【0035】ツリウム化合物としては、例えば、トリエ
トキシツリウム、トリイソプロポキシツリウム、トリブ
トキシツリウム、ツリウムアセチルアセトナート、酢酸
ツリウム、硝酸ツリウム等が挙げられる。
トキシツリウム、トリイソプロポキシツリウム、トリブ
トキシツリウム、ツリウムアセチルアセトナート、酢酸
ツリウム、硝酸ツリウム等が挙げられる。
【0036】イッテルビウム化合物としては、例えば、
トリエトキシイッテルビウム、トリイソプロポキシイッ
テルビウム、トリブトキシイッテルビウム、イッテルビ
ウムアセチルアセトナート、酢酸イッテルビウム、硝酸
イッテルビウム等が挙げられる。
トリエトキシイッテルビウム、トリイソプロポキシイッ
テルビウム、トリブトキシイッテルビウム、イッテルビ
ウムアセチルアセトナート、酢酸イッテルビウム、硝酸
イッテルビウム等が挙げられる。
【0037】ルテチウム化合物としては、例えば、トリ
エトキシルテチウム、トリイソプロポキシルテチウム、
トリブトキシルテチウム、ルテチウムアセチルアセトナ
ート、酢酸ルテチウム、硝酸ルテチウム等が挙げられ
る。
エトキシルテチウム、トリイソプロポキシルテチウム、
トリブトキシルテチウム、ルテチウムアセチルアセトナ
ート、酢酸ルテチウム、硝酸ルテチウム等が挙げられ
る。
【0038】イットリウム化合物としては、例えば、ト
リエトキシイットリウム、トリイソプロポキイットリウ
ム、トリブトキシイットリウム、イットリウムアセチル
アセトナート、酢酸イットリウム、硝酸イットリウム等
が挙げられる。
リエトキシイットリウム、トリイソプロポキイットリウ
ム、トリブトキシイットリウム、イットリウムアセチル
アセトナート、酢酸イットリウム、硝酸イットリウム等
が挙げられる。
【0039】本発明において用いられる有機溶媒に可溶
な元素Cの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素CはBi、Sc、Sb、Cr、Tlよ
り選ばれるものである。
な元素Cの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素CはBi、Sc、Sb、Cr、Tlよ
り選ばれるものである。
【0040】ビスマス化合物としては、例えば、トリエ
トキシビスマス、トリイソプロポキビスマス、トリブト
キシビスマス、ビスマスアセチルアセトナート、酢酸ビ
スマス、硝酸ビスマス等が挙げられる。
トキシビスマス、トリイソプロポキビスマス、トリブト
キシビスマス、ビスマスアセチルアセトナート、酢酸ビ
スマス、硝酸ビスマス等が挙げられる。
【0041】スカンジウム化合物としては、例えば、ト
リエトキシスカンジウム、トリイソプロポキスカンジウ
ム、トリブトキシスカンジウム、スカンジウムアセチル
アセトナート、酢酸スカンジウム、硝酸スカンジウム等
が挙げられる。
リエトキシスカンジウム、トリイソプロポキスカンジウ
ム、トリブトキシスカンジウム、スカンジウムアセチル
アセトナート、酢酸スカンジウム、硝酸スカンジウム等
が挙げられる。
【0042】アンチモン化合物としては、例えば、トリ
エトキシアンチモン、トリイソプロポキアンチモン、ト
リブトキシアンチモン、アンチモンアセチルアセトナー
ト、酢酸アンチモン、硝酸アンチモン等が挙げられる。
エトキシアンチモン、トリイソプロポキアンチモン、ト
リブトキシアンチモン、アンチモンアセチルアセトナー
ト、酢酸アンチモン、硝酸アンチモン等が挙げられる。
【0043】クロム化合物としては、例えば、トリエト
キシクロム、トリイソプロポキクロム、トリブトキシク
ロム、クロムアセチルアセトナート、酢酸クロム、硝酸
クロム等が挙げられる。
キシクロム、トリイソプロポキクロム、トリブトキシク
ロム、クロムアセチルアセトナート、酢酸クロム、硝酸
クロム等が挙げられる。
【0044】タリウム化合物としては、例えば、トリエ
トキシタリウム、トリイソプロポキタリウム、トリブト
キシタリウム、タリウムアセチルアセトナート、酢酸タ
リウム、硝酸タリウム等が挙げられる。
トキシタリウム、トリイソプロポキタリウム、トリブト
キシタリウム、タリウムアセチルアセトナート、酢酸タ
リウム、硝酸タリウム等が挙げられる。
【0045】本発明において用いられる有機溶媒に可溶
な元素Bの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素BはTi、Ta、Hf、W、Nb、Z
rより選ばれるものである。
な元素Bの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素BはTi、Ta、Hf、W、Nb、Z
rより選ばれるものである。
【0046】チタニウム化合物としては、例えば、テト
ラエトキシチタニウム、テトライソプロポキシチタニウ
ム、テトラブトキシチタニウム、四塩化チタン等が挙げ
られる。
ラエトキシチタニウム、テトライソプロポキシチタニウ
ム、テトラブトキシチタニウム、四塩化チタン等が挙げ
られる。
【0047】ジルコニウム化合物としては、例えば、テ
トラエトキシジルコニウム、テトライソプロポキシジル
コニウム、テトラブトキシジルコニウム、四塩化ジルコ
ニウム等が挙げられる。
トラエトキシジルコニウム、テトライソプロポキシジル
コニウム、テトラブトキシジルコニウム、四塩化ジルコ
ニウム等が挙げられる。
【0048】ハフニウム化合物としては、例えば、テト
ラエトキシハフニウム、テトライソプロポキシハフニウ
ム、テトラブトキシハフニウム、四塩化ハフニウム等が
挙げられる。
ラエトキシハフニウム、テトライソプロポキシハフニウ
ム、テトラブトキシハフニウム、四塩化ハフニウム等が
挙げられる。
【0049】タンタル化合物としては、例えば、ペンタ
エトキシタンタル、ペンタイソプロポキシタンタル、ペ
ンタブトキシタンタル、五塩化タンタル等が挙げられ
る。
エトキシタンタル、ペンタイソプロポキシタンタル、ペ
ンタブトキシタンタル、五塩化タンタル等が挙げられ
る。
【0050】ニオビウム化合物としては、例えば、ペン
タエトキシニオビウム、ペンタイソプロポキシニオビウ
ム、ペンタブトキシニオビウム、五塩化ニオビウム等が
挙げられる。
タエトキシニオビウム、ペンタイソプロポキシニオビウ
ム、ペンタブトキシニオビウム、五塩化ニオビウム等が
挙げられる。
【0051】タングステン化合物としては、例えば、ペ
ンタエトキシタングステン、五塩化タングステン、六塩
化タングステン等が挙げられる。
ンタエトキシタングステン、五塩化タングステン、六塩
化タングステン等が挙げられる。
【0052】本発明において用いられる有機溶媒に可溶
な元素Mの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素MはFe、Co、Moより選ばれるも
のである。
な元素Mの化合物としては、下記の化合物を例示するこ
とができる。元素MはFe、Co、Moより選ばれるも
のである。
【0053】鉄化合物としては、例えば、塩化第一鉄、
塩化第二鉄、硝酸第二鉄、鉄アセチルアセトナート等が
挙げられる。
塩化第二鉄、硝酸第二鉄、鉄アセチルアセトナート等が
挙げられる。
【0054】コバルト化合物としては、例えば、塩化コ
バルト、硝酸コバルト、コバルトアセチルアセトナー
ト、ナフテン酸コバルト等が挙げられる。
バルト、硝酸コバルト、コバルトアセチルアセトナー
ト、ナフテン酸コバルト等が挙げられる。
【0055】モリブデン化合物としては、例えば、塩化
モリブデン、ペンタエトキシモリブデン、ビスベンゼン
モリブデン等が挙げられる。
モリブデン、ペンタエトキシモリブデン、ビスベンゼン
モリブデン等が挙げられる。
【0056】本発明において用いられる有機溶媒として
は、前記の元素Aの化合物、元素Bの化合物、元素Cの
化合物及び元素Mの化合物を溶解するものならばどのよ
うな溶媒を用いてもよいが、好ましくはメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール等
のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、
は、前記の元素Aの化合物、元素Bの化合物、元素Cの
化合物及び元素Mの化合物を溶解するものならばどのよ
うな溶媒を用いてもよいが、好ましくはメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール等
のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、
【0057】ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン
等の脂肪族炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジ
エチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、
蟻酸エチル等のカルボン酸エステル類、アセチルアセト
ン、ベンゾイルアセトン、ジベンゾイルアセトン等のβ
ジケトン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類等が挙げられ、これら溶媒を単独、あ
るいは2種以上を併用することもできる。
等の脂肪族炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジ
エチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、
蟻酸エチル等のカルボン酸エステル類、アセチルアセト
ン、ベンゾイルアセトン、ジベンゾイルアセトン等のβ
ジケトン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類等が挙げられ、これら溶媒を単独、あ
るいは2種以上を併用することもできる。
【0058】本発明の製造方法において、まず誘電体形
成溶液(塗布液)が調製される。その調製方法としては
前記の元素Aの化合物、元素Bの化合物、元素Cの化合
物及び元素Mの化合物を混合、有機溶媒中に室温で混合
するか、あるいは有機溶媒中で加熱下で反応せしめる方
法が挙げられる。さらに塗布膜の膜質の向上させるため
に誘電体形成溶液の重合を行う必要がある場合もある。
成溶液(塗布液)が調製される。その調製方法としては
前記の元素Aの化合物、元素Bの化合物、元素Cの化合
物及び元素Mの化合物を混合、有機溶媒中に室温で混合
するか、あるいは有機溶媒中で加熱下で反応せしめる方
法が挙げられる。さらに塗布膜の膜質の向上させるため
に誘電体形成溶液の重合を行う必要がある場合もある。
【0059】その際、混合または加熱反応中に適当な量
の水、もしくは水を適当な比率で有機溶媒に希釈した溶
液を添加してもよい。
の水、もしくは水を適当な比率で有機溶媒に希釈した溶
液を添加してもよい。
【0060】本発明において、式化1中のxは、0≦x
<0.99を満たす実数であり、好ましくは、0≦x<
0.90、さらに好ましくは、0≦x<0.80であ
る。xが0.99以上であると目的の特性が発揮されな
い。
<0.99を満たす実数であり、好ましくは、0≦x<
0.90、さらに好ましくは、0≦x<0.80であ
る。xが0.99以上であると目的の特性が発揮されな
い。
【0061】本発明において、一般式(1)中のu、
v、w及びzは整数であり、全体の電荷が0になるよう
に決められる。すなわち、例えば、
v、w及びzは整数であり、全体の電荷が0になるよう
に決められる。すなわち、例えば、
【化3】 Au Cv (Bx M1-x )w Oz (1) のAが2価、Cが3価、Bが4価及びMが4価の元素の
場合には、2z=2u+3v+4w を満たすように選
ばれる。また、Aが3価、Cが3価、Bが5価、Mが3
価のときには、2z=3u+3v+5xw+3(1−
x)w を満たすように選ばれる。通常、1≦u≦3、
2≦v≦6、1≦w≦8であるが、必ずしもこの範囲に
限定されない。
場合には、2z=2u+3v+4w を満たすように選
ばれる。また、Aが3価、Cが3価、Bが5価、Mが3
価のときには、2z=3u+3v+5xw+3(1−
x)w を満たすように選ばれる。通常、1≦u≦3、
2≦v≦6、1≦w≦8であるが、必ずしもこの範囲に
限定されない。
【0062】本発明で用いられる誘電体形成溶液中の各
種元素の化合物の濃度は該化合物の種類によっても異な
るが、酸化物換算で、好ましくは2〜80重量%、さら
に好ましくは5〜50重量%である。2重量%未満のよ
うにあまり希釈し過ぎると、所定の膜厚を得るのに多数
回塗布しなければならないので好ましくなく、80重量
%を超えると作業性が低下する。通常、目的とする薄膜
状誘電体の膜厚に応じて上記の範囲から選ばれる。
種元素の化合物の濃度は該化合物の種類によっても異な
るが、酸化物換算で、好ましくは2〜80重量%、さら
に好ましくは5〜50重量%である。2重量%未満のよ
うにあまり希釈し過ぎると、所定の膜厚を得るのに多数
回塗布しなければならないので好ましくなく、80重量
%を超えると作業性が低下する。通常、目的とする薄膜
状誘電体の膜厚に応じて上記の範囲から選ばれる。
【0063】本発明で用いられる誘電体形成溶液には、
膜厚を安定化するためのカルボン酸(C6 −C20)、グ
リコール、アミン等を添加することができる。具体的に
は、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル
酸、パルミチン酸、ステアリン酸:イソステアリン酸等
の1価カルボン酸、アジピン酸、ピメリン酸、フタル酸
セバシン酸等の2価カルボン酸、エチレングリコール、
プロピレングリコールジエチレングリコール等のグリコ
ール類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン等のアミン類等が挙げられる。
膜厚を安定化するためのカルボン酸(C6 −C20)、グ
リコール、アミン等を添加することができる。具体的に
は、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル
酸、パルミチン酸、ステアリン酸:イソステアリン酸等
の1価カルボン酸、アジピン酸、ピメリン酸、フタル酸
セバシン酸等の2価カルボン酸、エチレングリコール、
プロピレングリコールジエチレングリコール等のグリコ
ール類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン等のアミン類等が挙げられる。
【0064】これらの物質は、好ましくは0.1〜3.
0モル、さらに好ましくは0.1〜2.0モルの範囲で
添加することができる。0.1モル以下の添加量では膜
厚を安定化する効果に乏しく、また3.0モル以上の添
加量では焼成後に緻密で平滑な膜が得られにくく、好ま
しくない。また、絶縁抵抗改善のための還元防止剤とし
てのMnまたはAl等の元素の化合物を添加することが
できる。
0モル、さらに好ましくは0.1〜2.0モルの範囲で
添加することができる。0.1モル以下の添加量では膜
厚を安定化する効果に乏しく、また3.0モル以上の添
加量では焼成後に緻密で平滑な膜が得られにくく、好ま
しくない。また、絶縁抵抗改善のための還元防止剤とし
てのMnまたはAl等の元素の化合物を添加することが
できる。
【0065】また塗膜の厚さを均一にするために、誘電
体形成溶液に、例えば、ポリオールやエチルセルロース
等の高分子物質、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、アセチルアセトン、グリセリンのような高沸点化合
物、ノニオン系またはアニオン系の界面活性剤等を添加
することができる。
体形成溶液に、例えば、ポリオールやエチルセルロース
等の高分子物質、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、アセチルアセトン、グリセリンのような高沸点化合
物、ノニオン系またはアニオン系の界面活性剤等を添加
することができる。
【0066】このようにして合成された誘電体形成溶液
はついで基板上に塗布される。誘電体形成溶液の塗布に
使用する基板は、400℃以上の温度に耐えるものなら
ば用途に応じてどのようなものでも用いることができ
る。基板としては、例えば、ガラス基板、セラミック基
板、半導体基板、金属薄膜あるいは導電性酸化物で被覆
されたガラスまたはセラミック基板や半導体基板、金属
基板等が挙げられる。
はついで基板上に塗布される。誘電体形成溶液の塗布に
使用する基板は、400℃以上の温度に耐えるものなら
ば用途に応じてどのようなものでも用いることができ
る。基板としては、例えば、ガラス基板、セラミック基
板、半導体基板、金属薄膜あるいは導電性酸化物で被覆
されたガラスまたはセラミック基板や半導体基板、金属
基板等が挙げられる。
【0067】具体的には、石英ガラス基板、アルミナ、
ジルコニア、マイカ等の基板、シリコン基板、金、白
金、パラジウム、銀、銅、クロム、チタニウム、アルミ
ニウム、タンタル、金−クロム、パラジウム−銀、白金
−タンタル、白金−チタニウム、スズまたはアンチモン
をドープした酸化インジウム等薄膜で被覆された石英ガ
ラス、アルミナ、ジルコニア、マイカ、シリコン等の基
板等が挙げられる。集積回路のメモリ材料として用いる
ときは、Si基板上に形成されたトランジスタのゲート
部もしくは電極上に形成されるのが好ましい。
ジルコニア、マイカ等の基板、シリコン基板、金、白
金、パラジウム、銀、銅、クロム、チタニウム、アルミ
ニウム、タンタル、金−クロム、パラジウム−銀、白金
−タンタル、白金−チタニウム、スズまたはアンチモン
をドープした酸化インジウム等薄膜で被覆された石英ガ
ラス、アルミナ、ジルコニア、マイカ、シリコン等の基
板等が挙げられる。集積回路のメモリ材料として用いる
ときは、Si基板上に形成されたトランジスタのゲート
部もしくは電極上に形成されるのが好ましい。
【0068】誘電体形成溶液を塗布して得た薄膜の加熱
処理温度は溶液中の化合物の濃度、溶媒の種類、基板の
種類等により異なるが、目的とする誘電体の結晶化温度
以上の温度にする必要があり、好ましくは約400〜1
200℃、さらに好ましくは約500〜1000℃であ
る。400℃未満では有機物が分解せず、また1200
℃を越える場合は著しい粒成長とともに粒界に空孔が生
成し、絶縁性の良い薄膜が得られにくい。加熱処理は空
気中で行うことができるが、誘電体が還元され易い場合
は酸素雰囲気中で焼成することが好ましい。
処理温度は溶液中の化合物の濃度、溶媒の種類、基板の
種類等により異なるが、目的とする誘電体の結晶化温度
以上の温度にする必要があり、好ましくは約400〜1
200℃、さらに好ましくは約500〜1000℃であ
る。400℃未満では有機物が分解せず、また1200
℃を越える場合は著しい粒成長とともに粒界に空孔が生
成し、絶縁性の良い薄膜が得られにくい。加熱処理は空
気中で行うことができるが、誘電体が還元され易い場合
は酸素雰囲気中で焼成することが好ましい。
【0069】本発明の薄膜状誘電体の厚さは、0.02
〜5μm、好ましくは0.03〜1μmである。0.0
2μm未満では耐電圧が低く、絶縁破壊が起こり易く、
また5μmを越える場合には1層当たりの静電容量が小
さくなるため、高容量化しにくくなるので好ましくな
い。
〜5μm、好ましくは0.03〜1μmである。0.0
2μm未満では耐電圧が低く、絶縁破壊が起こり易く、
また5μmを越える場合には1層当たりの静電容量が小
さくなるため、高容量化しにくくなるので好ましくな
い。
【0070】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。
【0071】実施例1 チタニウムテトライソプロポキシド85.2g(0.3
モル)、ビスマスエトキシド137.6g(0.4モ
ル)、ランタンイソプロポキシド31.6g(0.1モ
ル)及び鉄アセチルアセトナート35.32g(0.1
モル)を混合し、イソプロパノール/トルエンの1:1
(重量比)混合溶媒中に溶解し、イソステアリン酸をT
iに対して0.05モル添加して、酸化物換算で濃度1
0重量%の誘電体形成溶液を調製した。
モル)、ビスマスエトキシド137.6g(0.4モ
ル)、ランタンイソプロポキシド31.6g(0.1モ
ル)及び鉄アセチルアセトナート35.32g(0.1
モル)を混合し、イソプロパノール/トルエンの1:1
(重量比)混合溶媒中に溶解し、イソステアリン酸をT
iに対して0.05モル添加して、酸化物換算で濃度1
0重量%の誘電体形成溶液を調製した。
【0072】この誘電体形成溶液を、Pt/Ta/Si
O2 (0.5/0.05/0.3μm)膜で被覆された
Si基板上に2000回転の条件でスピンナーにより塗
布した。ついで、酸素中で500℃にて30分間加熱処
理を行った。この塗布及び焼成の操作を2回繰り返し、
最後に大気中で900℃にて10分間加熱処理して、膜
厚が0.2μmの緻密で透明な薄膜状誘電体を得た。得
られた薄膜状誘電体の組成は、LaBi4 Ti3 FeO
15であった。
O2 (0.5/0.05/0.3μm)膜で被覆された
Si基板上に2000回転の条件でスピンナーにより塗
布した。ついで、酸素中で500℃にて30分間加熱処
理を行った。この塗布及び焼成の操作を2回繰り返し、
最後に大気中で900℃にて10分間加熱処理して、膜
厚が0.2μmの緻密で透明な薄膜状誘電体を得た。得
られた薄膜状誘電体の組成は、LaBi4 Ti3 FeO
15であった。
【0073】この誘電体膜に、Au電極(2mm角)を
スパッターにより形成した後、100KHz、25℃で
の比誘電率と誘電損失を、横河ヒューレットパッカード
社製LCRメーター4284Aにより測定した。また、
超絶縁抵抗計YHP4329Aを用いて、直流10V印
加時の絶縁抵抗を測定した。その結果、比誘電率は10
0、自発分極が4μC/cm2 であった。また絶縁抵抗
が大きく、リーク電流も小さく、良好な絶縁材料であっ
た。
スパッターにより形成した後、100KHz、25℃で
の比誘電率と誘電損失を、横河ヒューレットパッカード
社製LCRメーター4284Aにより測定した。また、
超絶縁抵抗計YHP4329Aを用いて、直流10V印
加時の絶縁抵抗を測定した。その結果、比誘電率は10
0、自発分極が4μC/cm2 であった。また絶縁抵抗
が大きく、リーク電流も小さく、良好な絶縁材料であっ
た。
【0074】実施例2 ビスマスエトキシド68.8g(0.2モル)、タンタ
ルエトキシド40.6g(0.1モル)、モリブデンペ
ンタエトキシド32.14g(0.1モル)及びストロ
ンチウムエトキシド1.78g(0.1モル)をヘキサ
ン/メチルセロソルブ混合溶媒中に溶解して、酸化物換
算で濃度10重量%の誘電体形成溶液を調製した。
ルエトキシド40.6g(0.1モル)、モリブデンペ
ンタエトキシド32.14g(0.1モル)及びストロ
ンチウムエトキシド1.78g(0.1モル)をヘキサ
ン/メチルセロソルブ混合溶媒中に溶解して、酸化物換
算で濃度10重量%の誘電体形成溶液を調製した。
【0075】この誘電体形成溶液をPt/Ti/SiO
2 (0.5/0.06/0.3μm)膜で被覆されたS
i基板上に0.1μmの膜厚になるようにスピンナ−の
回転数や塗布回数を調節して塗布した。ついで、空気中
で950℃にて10分間加熱処理して透明な薄膜状誘電
体を得た。得られた薄膜状誘電体の組成はSrBi2T
aMoO9 であった。
2 (0.5/0.06/0.3μm)膜で被覆されたS
i基板上に0.1μmの膜厚になるようにスピンナ−の
回転数や塗布回数を調節して塗布した。ついで、空気中
で950℃にて10分間加熱処理して透明な薄膜状誘電
体を得た。得られた薄膜状誘電体の組成はSrBi2T
aMoO9 であった。
【0076】この誘電体膜にAu電極(2mm角)をス
パッターにより形成した後、100KHz、25℃での
比誘電率と誘電損失を、横河ヒューレットパッカード社
製LCRメーター4284Aにより測定した。また、超
絶縁抵抗計YHP4329Aを用いて直流10V印加時
の絶縁抵抗を測定した。その結果、比誘電率は90、自
発分極が4μC/cm2 であった。また絶縁抵抗が大き
く、リーク電流も小さく、良好な絶縁材料であった。
パッターにより形成した後、100KHz、25℃での
比誘電率と誘電損失を、横河ヒューレットパッカード社
製LCRメーター4284Aにより測定した。また、超
絶縁抵抗計YHP4329Aを用いて直流10V印加時
の絶縁抵抗を測定した。その結果、比誘電率は90、自
発分極が4μC/cm2 であった。また絶縁抵抗が大き
く、リーク電流も小さく、良好な絶縁材料であった。
【0077】
【発明の効果】本発明の薄膜状誘電体は従来の誘電体に
比べて比誘電率、比誘電率の温度係数、メモリーの保持
性、スイッチング疲労特性、リーク電流特性等の誘電特
性に優れるものでその工業的価値は大なるものがある。
比べて比誘電率、比誘電率の温度係数、メモリーの保持
性、スイッチング疲労特性、リーク電流特性等の誘電特
性に優れるものでその工業的価値は大なるものがある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 3/12 H01B 3/12 H01G 4/33 7924−5E H01G 4/06 102
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(1)で示される組成を有し、膜厚
0.02〜5μmであることを特徴とする薄膜状誘電
体。 【化1】 Au Cv (Bx M1-x )w Oz (1) (式中、AはCa、Sr、Ba、Pb、Cd、La、C
e、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yより選ばれた1
または2以上の元素、CはBi、Sc、Sb、Cr、T
lより選ばれた1または2以上の元素、BはTi、T
a、Hf、W、Nb、Zrより選ばれた1または2以上
の元素、MはFe、Co、Moより選ばれた1または2
以上の元素である。xは0≦x<0.99の範囲にあ
り、u、v、w及びzは全体の電荷が0になるように決
められる。) - 【請求項2】基板上に誘電体形成溶液を塗布して該溶液
の薄膜を形成し、ついで該薄膜を加熱処理することによ
り薄膜状誘電体を製造する方法において、誘電体形成溶
液として、有機溶媒と該有機溶媒に可溶な、元素Aの化
合物、元素Cの化合物、元素Bの化合物及び元素Mの化
合物を主成分として含む溶液を用いることを特徴とする
請求項1記載の薄膜状誘電体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9118195A JPH08290902A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 薄膜状誘電体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9118195A JPH08290902A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 薄膜状誘電体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290902A true JPH08290902A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14019290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9118195A Pending JPH08290902A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 薄膜状誘電体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08290902A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003017663A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-17 | Rohm Co Ltd | 強誘電体メモリ |
| JP2010208922A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nippon Shokubai Co Ltd | 金属酸化物ナノ粒子の製造方法 |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP9118195A patent/JPH08290902A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003017663A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-17 | Rohm Co Ltd | 強誘電体メモリ |
| JP2010208922A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nippon Shokubai Co Ltd | 金属酸化物ナノ粒子の製造方法 |
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