JPH08292469A - 多分割照射フラッシュ - Google Patents

多分割照射フラッシュ

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JPH08292469A
JPH08292469A JP9495095A JP9495095A JPH08292469A JP H08292469 A JPH08292469 A JP H08292469A JP 9495095 A JP9495095 A JP 9495095A JP 9495095 A JP9495095 A JP 9495095A JP H08292469 A JPH08292469 A JP H08292469A
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JP
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irradiation
light emitting
light
flash
subject
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Application number
JP9495095A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ichikawa
勉 市川
Kiyoshi Seigenji
潔 清玄寺
Shigeto Omori
滋人 大森
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照射エリア及び照射エリア内での光度分布を変
化させることができる配光可変の多分割照射フラッシュ
を提供する。 【構成】第1〜第4発光部1〜4は、被写体に対しそれ
ぞれ撮影画面と対応する画角よりも狭い範囲の照射角で
光を照射する。調光レベル調整回路33は、第1〜第4
発光部1〜4の発光量をそれぞれ変化させる。照射方向
ズーム駆動回路36は、撮影画面と対応する画角が大き
いほど、第1〜第4発光部1〜4の照射方向を撮影画面
の中心から外側に向けてそれぞれ変化させ、照射角ズー
ム駆動回路37は、第1〜第4発光部1〜4の照射角を
それぞれ変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多分割照射フラッシュ
に関するものであり、更に詳しくは、カメラでフラッシ
ュ撮影を行う際に用いられる多分割照射フラッシュに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュ撮影を行う場合、撮影画面内
の被写体がすべて均一な明るさになるように被写体を照
射するのが理想的である。しかし、1つのフラッシュで
このような照射を行うのは困難であるため、従来の一般
的なフラッシュは、撮影画面の中心に対する照射光の光
度が最も高くなるように(即ち、撮影画面の中心にある
被写体が最も明るくなるように)設計されている。
【0003】このような照射は、人物等の主被写体が撮
影画面の中心にある場合のフラッシュ撮影には適してい
るが、それ以外の場合には不具合が生じやすい。例え
ば、撮影画面の端に人物がいる場合、撮影画面の端にい
る人物を適正に露出すると、人物のいない(照射不要の)
撮影画面中心を、撮影画面の端以上に高い光度で照射す
ることになるため、照射効率が悪くなってしまう。ま
た、人物が前後斜めに並んでいる場合には、奥にいる人
物が露出アンダーに、手前の人物が露出オーバーになっ
てしまう。
【0004】上記のような問題を解決することを狙った
多分割照射フラッシュが、特開平1−67629号公報
で提案されている。このフラッシュは、撮影画面を4つ
に分割して、各エリアに対する照射を4つの発光部にそ
れぞれ担当させることにより、照射エリア全体における
光度分布を変化させる構成となっている。
【0005】この多分割照射フラッシュを用いれば、例
えば、撮影画面の端に人物がいる場合には、人物がいる
エリアに対応する発光部の発光量を他のエリアに対応す
る発光部の発光量よりも大きくすることによって、照射
効率を良くすることができる。また、人物が前後斜めに
並んでいる場合には、奥にいる人物のエリアに対応する
発光部の発光量を大きくし、手前にいる人物のエリアに
対応する発光部の発光量を小さくすることによって、両
方の人物を適正露出にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平1−6
7629号公報で提案されている多分割照射フラッシュ
では、全体の照射エリアが4つの発光部の配置によって
制限されるため、撮影画面サイズ(パノラマ,ズーム等)
が変わると、その撮影画面全体に対する照射を行うこと
ができないという問題がある。つまり、上記フラッシュ
では、一定の照射エリアにおける光度分布を撮影画面の
4つのエリア単位で変化させることはできても、全体の
照射エリアを変化させることはできないのである。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、照射エリア及び照射エリア内で
の光度分布を変化させることができる配光可変の多分割
照射フラッシュを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係る多分割照射フラッシュは、被写体
を照射するフラッシュであって、前記被写体に対し光を
照射する複数の発光手段と、該発光手段の照射方向をそ
れぞれ変化させる照射方向可変手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0009】第2の発明に係る多分割照射フラッシュ
は、撮影画面内の被写体を照射するフラッシュであっ
て、前記被写体に対しそれぞれ前記撮影画面と対応する
画角よりも狭い範囲の照射角で光を照射する複数の発光
手段と、該発光手段の照射方向をそれぞれ変化させる照
射方向可変手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】第3の発明に係る多分割照射フラッシュ
は、被写体を照射するフラッシュであって、前記被写体
に対し光を照射する複数の発光手段と、該発光手段の照
射方向をそれぞれ変化させる照射方向可変手段と、前記
発光手段の照射角をそれぞれ変化させる照射角可変手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0011】第4の発明に係る多分割照射フラッシュ
は、撮影画面内の被写体を照射するフラッシュであっ
て、前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、
前記撮影画面と対応する画角が大きいほど、前記発光手
段の照射方向を撮影画面の中心から外側に向けてそれぞ
れ変化させる照射方向可変手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0012】第5の発明に係る多分割照射フラッシュ
は、撮影画面内の被写体を照射するフラッシュであっ
て、前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、
前記撮影画面の長辺に対する短辺の長さが長いほど、前
記発光手段の照射方向を撮影画面の短辺に沿って外側に
向けてそれぞれ変化させる照射方向可変手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0013】第6の発明に係る多分割照射フラッシュ
は、撮影画面内の被写体を照射するフラッシュであっ
て、前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、
前記撮影画面内の少なくとも2つの被写体について、そ
の被写体距離の差が所定値を超えた場合、被写体距離の
大きい被写体に対する光度が被写体距離の小さい被写体
に対する光度よりも高くなるように、前記発光手段の発
光量をそれぞれ変化させる発光量可変手段と、前記発光
手段の照射方向をそれぞれ変化させる照射方向可変手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】第1〜第6の発明の構成によると、各発光手段
の照射方向が照射方向可変手段によって異なった状態に
なると、被写体に向けて各発光手段から照射された光は
互いに重なり合うことにより、トータルとして光度に分
布を持った状態で被写体に到達し、かつ、トータルとし
て各照射方向の組み合わせに応じたエリアで被写体を照
射することになる。
【0015】第2の発明の構成によれば、各発光手段が
被写体に対し撮影画面と対応する画角よりも狭い範囲の
照射角で光を照射するため、被写体に向けて各発光手段
から照射された光を、トータルとして光度に高精度の分
布を持たせた状態で被写体に到達させることが可能にな
り、また、撮影画面外に対する照射を抑えることが可能
になる。
【0016】第3の発明の構成によると、例えば、照射
角可変手段によって特定の発光手段の照射角が小さくな
ると、その発光手段から照射された光は、トータルの照
射光において特に高い光度の分布を持った状態で被写体
の対応する位置に到達する。
【0017】第4の発明の構成によると、撮影画面と対
応する画角が大きいほど、照射方向可変手段は発光手段
の照射方向を撮影画面の中心から外側に向けてそれぞれ
変化させるので、被写体に向けて各発光手段から照射さ
れたトータルの照射光は、前記画角に対応した範囲で被
写体を照射することになる。
【0018】第5の発明の構成によると、撮影画面の長
辺に対する短辺の長さが長いほど、照射方向可変手段は
発光手段の照射方向を撮影画面の短辺に沿って外側に向
けてそれぞれ変化させるので、被写体に向けて各発光手
段から照射されたトータルの照射光は、撮影画面の縦横
比に対応した範囲で被写体を照射することになる。
【0019】第6の発明の構成によると、撮影画面内の
少なくとも2つの被写体について、その被写体距離の差
が所定値を超えた場合、被写体距離の大きい被写体に対
する光度が被写体距離の小さい被写体に対する光度より
も高くなるように、発光量可変手段が発光手段の発光量
をそれぞれ変化させるので、両方の被写体が均一な明る
さになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施した多分割照射フラッシ
ュを、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る
第1実施例の外観を示す斜視図であり、図2はその正面
図である。また、図3は第1実施例を構成する第2発光
部2用の照射方向ズーム機構MD1,MD2及び照射角
ズーム機構MAを示す斜視図であり、その内部構造を透
視図的に示している。
【0021】図1及び図2に示すように、第1実施例の
多分割照射フラッシュは、外側モールド7と、その内部
に設けられた第1〜第4発光部1〜4とから成ってい
る。そして、第1〜第4発光部1〜4は、内側ケース1
a〜4aと外側ケース1b〜4bとを備えている。内側
ケース1a〜4aの内部には、照射角ズーム機構MA
(図3)がそれぞれ設けられており、内側ケース1a〜4
aの前面には、それぞれフレネルパネル15(AXはそ
の光軸である。)が設けられている。また、外側ケース
1b〜4bの内部には、内側ケース1a〜4a及び照射
方向ズーム機構MD2(図3)がそれぞれ設けられてい
る。
【0022】図3は第2発光部2用のズーム機構MD
1,MD2,MAを示しているが、第1,第3,第4発
光部1,3,4用のズーム機構も、図3に示すものとそ
れぞれ同様に構成されている。つまり、第1実施例は、
8個の照射方向ズーム機構MD1,MD2と、4個の照
射角ズーム機構MAとを備えている。そこで、以下に第
2発光部2用のズーム機構MD1,MD2,MAを例に
挙げて、これらのズーム機構を説明する。
【0023】まず、図3に示す第2発光部2用の照射方
向ズーム機構MD1,MD2を説明する。照射方向ズー
ム機構は、第2発光部2を上下方向に回動させるズーム
機構MD1と、第2発光部2を左右方向に回動させるズ
ーム機構MD2とから成っている。ズーム機構MD1
は、主に、照射方向ズームモーター8a,リードスクリ
ュー9a,動力伝達部材10a,係合部11a,12
a,軸13aから成っており、ズーム機構MD2は、主
に、照射方向ズームモーター8b,リードスクリュー9
b,動力伝達部材10b,係合部11b,12b,軸1
3bから成っている。
【0024】照射方向ズームモーター8a,8bの駆動
軸(不図示)には、リードスクリュー9a,9bが固定さ
れてる。動力伝達部材10a,10bは、その内部に形
成されている雌ネジ(不図示)で、そのリードスクリュー
9a,9bと螺合している。また、動力伝達部材10
a,10bには、係合部11a,11bが形成されてお
り、一方、内側ケース2a,外側ケース2bの後端部に
は、係合部11a,11bと係合状態にある係合部12
a,12bが、それぞれ形成されている。そして、係合
部12a,12bの中心には軸13a,13bが設けら
れており、軸13aは外側モールド7に軸支されてお
り、軸13bは外側ケース2bに軸支されている。
【0025】照射方向ズームモーター8a,8bの回転
によってリードスクリュー9a,9bが回転すると、動
力伝達部材10a,10bは前方(矢印m1方向)又は後
方(矢印m2方向)に移動する。動力伝達部材10aが前
方に移動すると、外側ケース2bが軸13aを中心とし
て上方(矢印m5方向)に回動し、動力伝達部材10aが
後方に移動すると、外側ケース2bは軸13aを中心と
して下方(矢印m6方向)に回動する。一方、動力伝達部
材10bが後方に移動すると、内側ケース2aが軸13
bを中心として左側(矢印m3方向)に回動し、動力伝達
部材10bが前方に移動すると、内側ケース2aは軸1
3bを中心として右側(矢印m4方向)に回動する。
【0026】次に、図3に示す第2発光部2用の照射角
ズーム機構MAを説明する。照射角ズーム機構MAは、
主に、照射角ズームモーター16,リードスクリュー1
7,反射傘18,Xeチューブ(不図示)から成ってい
る。照射角ズームモーター16の駆動軸(不図示)には、
リードスクリュー17が固定されてる。反射傘18は、
その下端部内部に形成されている雌ネジ(不図示)で、そ
のリードスクリュー17と螺合している。照射角ズーム
モーター16の回転によってリードスクリュー17が回
転すると、反射傘18は前方(矢印m1方向)又は後方
(矢印m2方向)に移動する。
【0027】以上のように、第1実施例では、第1〜4
発光部1〜4をそれぞれの照射方向ズーム機構MD1,
MD2で上下左右方向(矢印m3〜m6方向)に回動させ
ることによって、各発光部1〜4の照射方向を変えるこ
とができる。また、各発光部1〜4においては、反射傘
18を照射角ズーム機構MAで前後方向(矢印m1,m
2方向)に移動させることによって、各発光部1〜4の
照射角を変えることができる。例えば、反射傘18を前
方に移動させることによりフレネルパネル15に近づけ
ると照射角を大きくすることができ、反射傘18を後方
に移動させることによりフレネルパネル15から遠ざけ
ると照射角を小さくすることができる。
【0028】次に、第2実施例を説明する。図4は第2
実施例の外観を示す斜視図であり、図5はその正面図で
ある。また、図6は第2実施例を構成する第1,第2発
光部1,2用の照射方向ズーム機構MD1〜MD3及び
照射角ズーム機構MAを示す斜視図であり、その内部構
造を透視図的に示している。
【0029】図4及び図5に示すように、第2実施例の
多分割照射フラッシュは、外側モールド7と、その内部
に設けられた第1〜第4発光部1〜4とから成ってい
る。そして、第1〜第4発光部1〜4は、内側ケース1
a〜4aと外側ケース5,6とを備えている。内側ケー
ス1a〜4aの内部には、照射角ズーム機構MA(図3)
がそれぞれ設けられており、内側ケース1a〜4aの前
面には、それぞれフレネルパネル15が設けられてい
る。また、外側ケース5の内部には、内側ケース1a,
2a及び照射方向ズーム機構MD2(図3)がそれぞれ設
けられており、外側ケース6の内部には、内側ケース3
a,4a及び照射方向ズーム機構MD2(図3)がそれぞ
れ設けられている。
【0030】図6は第1,第2発光部1,2用のズーム
機構MD1,MD2,MAを示しているが、第3,第4
発光部3,4用のズーム機構も、図6に示すものとそれ
ぞれ同様に構成されている。つまり、第2実施例は、6
個の照射方向ズーム機構MD1,MD2と、4個の照射
角ズーム機構MAとを備えている。なお、図6に示す第
1発光部1用の照射角ズーム機構MAは、図3に示す第
1発光部用の照射角ズーム機構MAと同様に構成されて
いるので、説明を省略する。
【0031】図6に示す第1,第2発光部1,2用の照
射方向ズーム機構MD1〜MD3を説明する。照射方向
ズーム機構は、第1,第2発光部2を共に上下方向に回
動させるズーム機構MD1と、第1,第2発光部1,2
を独立して左右方向に回動させるズーム機構MD2,M
D3とから成っている。ズーム機構MD1は、主に、照
射方向ズームモーター8a,リードスクリュー9a,動
力伝達部材10a,係合部11a,12a,軸13aか
ら成っており、ズーム機構MD2は、主に、照射方向ズ
ームモーター8b,リードスクリュー9b,動力伝達部
材10b,係合部11b,12b,軸13bから成って
おり、ズーム機構MD3は、主に、照射方向ズームモー
ター8c,リードスクリュー9c,動力伝達部材10
c,係合部11c,12c,軸13cから成っている。
【0032】照射方向ズームモーター8a,8b,8c
の駆動軸(不図示)には、リードスクリュー9a,9b,
9cが固定されてる。動力伝達部材10a,10b,1
0cは、その内部に形成されている雌ネジ(不図示)で、
そのリードスクリュー9a,9b,9cと螺合してい
る。また、動力伝達部材10a,10b,10cには、
係合部11a,11b,11cが形成されており、一
方、外側ケース5の後端部には、係合部11aと係合状
態にある係合部12aが形成されており、内側ケース1
a,2aの後端部には、係合部11b,11cと係合状
態にある係合部12b,12cが形成されている。そし
て、係合部12a,12b,12cの中心には軸13
a,13b,13cが設けられており、軸13aは外側
モールド7に軸支されており、軸13b,13cは外側
ケース5に軸支されている。
【0033】照射方向ズームモーター8a,8b,8c
の回転によってリードスクリュー9a,9b,9cが回
転すると、動力伝達部材10a,10b,10cは前方
(矢印m1方向)又は後方(矢印m2方向)に移動する。動
力伝達部材10aが前方に移動すると、外側ケース5が
軸13aを中心として上方(矢印m5方向)に回動し、動
力伝達部材10aが後方に移動すると、外側ケース2b
は軸13aを中心として下方(矢印m6方向)に回動す
る。一方、動力伝達部材10bが後方に移動すると、内
側ケース2aが軸13bを中心として左側(矢印m3方
向)に回動し、動力伝達部材10bが前方に移動する
と、内側ケース2aは軸13bを中心として右側(矢印
m4方向)に回動する。また、動力伝達部材10cが後
方に移動すると、内側ケース1aが軸13cを中心とし
て右側(矢印m4方向)に回動し、動力伝達部材10cが
前方に移動すると、内側ケース1aは軸13cを中心と
して左側(矢印m3方向)に回動する。
【0034】以上のように、第2実施例では、第1〜4
発光部1〜4をそれぞれの照射方向ズーム機構MD2,
MD3で左右方向(矢印m3,m4方向)に回動させるこ
とによって、各発光部1〜4の照射方向を左右に変える
ことができ、第1,第2発光部1,2の一対と第3,第
4発光部3,4の一対とを、各対の照射方向ズーム機構
MD1で上下方向(矢印m5,m6方向)に回動させるこ
とによって、第1,第2発光部1,2;第3,第4発光
部3,4の照射方向をそれぞれ上下に変えることができ
る。また、第1実施例と同様、各発光部1〜4において
は、反射傘18を照射角ズーム機構MAで前後方向(矢
印m1,m2方向)に移動させることによって、各発光
部1〜4の照射角を変えることができる。
【0035】次に、第3実施例を説明する。図7は、第
3実施例を構成する照射方向ズーム機構MD4,MD5
の、上方から見た状態[A]と側方から見た状態[B]を示
している。第3実施例の多分割照射フラッシュは、照射
方向ズーム機構以外は第2実施例と同様に構成されてい
るので、その外観は図4,図5に示す第2実施例の外観
と同じである。
【0036】第2実施例は、2つの照射方向ズーム機構
MD1によって外側ケース5,6がそれぞれ回動する構
成となってるのに対し、第3実施例は、1つの照射方向
ズーム機構MD5によって外側ケース5,6が共に回動
する構成となっている。また、第2実施例は、4つの照
射方向ズーム機構MD2,MD3によって内側ケース1
a,2a,3a,4aがそれぞれ回動する構成となって
るのに対し、第3実施例は、2つの照射方向ズーム機構
MD5によって内側ケース1a,2aと内側ケース3
a,4aとがそれぞれ共に回動する構成となっている。
従って、第3実施例は、3個の照射方向ズーム機構MD
4,MD5と、4個の照射角ズーム機構MAとを備えて
いることになる。
【0037】図7に示す第1〜第4発光部1〜4用の照
射方向ズーム機構MD4,MD5を説明する。照射方向
ズーム機構は、第1,第2発光部1,2(又は第3,第
4発光部3,4)を左右反対方向に回動させるズーム機
構MD4と、第1,第2発光部1,2を共に上下方向に
回動させるとともに、その回動方向と反対方向に第3,
第4発光部3,4を共に回動させるズーム機構MD5と
から成っている。ズーム機構MD4は、主に、照射方向
ズームモーター8d,リードスクリュー9d,動力伝達
部材10d,係合部11d,11d’,12d,12
d’,軸13d,13d’から成っており、ズーム機構
MD5は、主に、照射方向ズームモーター8e,リード
スクリュー9e,動力伝達部材10e,係合部11e,
11e’,12e,12e’,軸13e,13e’から
成っている。
【0038】照射方向ズームモーター8d,8eの駆動
軸(不図示)には、リードスクリュー9d,9eが固定さ
れてる。動力伝達部材10d,10eは、その内部に形
成されている雌ネジ(不図示)で、そのリードスクリュー
9d,9eと螺合している。また、動力伝達部材10
d,10eには、係合部11d,11d’;11e,1
1e’が形成されており、一方、内側ケース1a〜4a
の後端部には、係合部11d,11d’と係合状態にあ
る係合部12d,12d’が形成されており、外側ケー
ス5,6の後端部には、係合部11e,11e’と係合
状態にある係合部12e,12e’が形成されている。
そして、係合部12d,12d’,12e,12e’の
中心には軸13d,13d’,13e,13e’が設け
られており、軸13d,13d’は外側ケース5,6に
軸支されており、軸13e,13e’は外側モールド7
に軸支されている。
【0039】照射方向ズームモーター8d,8eの回転
によってリードスクリュー9d,9eが回転すると、動
力伝達部材10d,10eは前方(矢印m1方向)又は後
方(矢印m2方向)に移動する。
【0040】動力伝達部材10dが前方に移動すると、
内側ケース1a,3aが軸13dを中心として右側(矢
印m4方向)に回動するとともに、内側ケース2a,4
aが軸13d’を中心として左側(矢印m3方向)に回動
する。逆に、動力伝達部材10dが後方に移動すると、
内側ケース1a,3aが軸13dを中心として左側(矢
印m3方向)に回動するとともに、内側ケース2a,4
aが軸13d’を中心として右側(矢印m4方向)に回動
する。
【0041】また、動力伝達部材10eが前方に移動す
ると、外側ケース5が軸13e’を中心として上方(矢
印m5方向)に回動するとともに、外側ケース6が軸1
3eを中心として下方(矢印m6方向)に回動する。逆
に、動力伝達部材10eが後方に移動すると、外側ケー
ス5が軸13e’を中心として下方(矢印m6方向)に回
動するとともに、外側ケース6が軸13eを中心として
上方(矢印m5方向)に回動する。
【0042】以上のように、第3実施例では、第1,第
2発光部1,2の一対又は第3,第4発光部3,4の一
対を、照射方向ズーム機構MD4で各対において互いに
左右反対方向(矢印m3,m4方向)に回動させることに
よって、第1,第2発光部1,2;第3,第4発光部
3,4の照射方向をそれぞれ左右に変えることができ、
第1,第2発光部1,2の一対と第3,第4発光部3,
4の一対とを、照射方向ズーム機構MD5で上下方向
(矢印m5,m6方向)に回動させることによって、第
1,第2発光部1,2;第3,第4発光部3,4の照射
方向をそれぞれ上下に変えることができる。また、第
1,第2実施例と同様、各発光部1〜4においては、反
射傘18を照射角ズーム機構MAで前後方向(矢印m
1,m2方向)に移動させることによって、各発光部1
〜4の照射角を変えることができる。
【0043】第1〜第3実施例において各発光部1〜4
の照射方向を変化させれば、照射エリア(つまり、フラ
ッシュ全体としての照射角)も変化するので、撮影画面
サイズが変化しても撮影画面全体を照射することが可能
である。そこで、図8に、第1〜第3実施例における、
撮影画面に対応する画角と、その画角の照射エリアをカ
バーする第1〜第4発光部1〜4の配置との関係を示
す。図8において、[A]は上方から見た第1〜第4発光
部1〜4の配置を示しており、[B]は側方から見た第1
〜第4発光部1〜4の配置を示している。また、撮影画
面に対応する画角を、カメラの撮影レンズの焦点距離の
テレ状態[T],ミドル状態[M],ワイド状態[W]と対応
させて示している。
【0044】図8から分かるように、テレ状態[T]では
第1〜第4発光部1〜4の光軸AXは互いに平行な位置
関係にある。そして、撮影画面と対応する画角が大きく
なるほど、各発光部1〜4がテレ状態[T]の配置から外
側に向けて開くように回動する。各発光部1〜4の照射
方向が撮影画面の中心から外側に向けてそれぞれ変化す
るため、照射エリアが広がっていくことになる。
【0045】図9[A]は、用途に応じて配置された第1
〜第4発光部1〜4の正面図である。用途に応じた撮影
画面サイズは、画角の変化(例えば、撮影レンズによる
ズーミング)に限らず、縦横比の変化によっても変化す
る。そこで、第1〜第3実施例では、第1〜第4発光部
1〜4が、ノーマル・パノラマのテレ状態[N,P−
T],ノーマルのミドル状態[N−M],ノーマルのワイ
ド状態[N−W],パノラマのミドル状態[P−M],パノ
ラマのワイド状態[P−W]の5種類の配置(テレ状態
[T]ではノーマル状態[N]とパノラマ状態[P]とで同じ
配置をとる。)をとることによって、ノーマル撮影とパ
ノラマ撮影とのそれぞれについてテレ撮影,ミドル撮
影,ワイド撮影に対応した照射エリアに変化させてい
る。
【0046】図9[B]は、同図[A]に示す各用途に対応
する各発光部1〜4からの照射光による配光を示してお
り、同図[C]は各配光をトータルしたトータル配光を示
している(但し、各発光部の照射角,発光量は共に同じ
である。)。先に述べたように、テレ状態[T]では、第
1〜第4発光部1〜4の光軸AXが互いに平行になって
いるので、トータル配光はほとんど撮影画面中心を中心
とした同心円状の配光となる。テレ状態[T]からノーマ
ル状態[N],ワイド状態[W]へと、撮影画面Fと対応す
る画角が大きくなるに従って、各発光部1〜4の照射方
向が撮影画面Fの中心から外側に向けて変化していく。
従って、各配光の中心は徐々に撮影画面Fの中心から外
側へ向けて移動していく結果、トータル配光で示される
照射エリアが広がっていくことになる。
【0047】図10[A]に示すように、ノーマル状態
[N]が一般的な撮影画面サイズに対応するのに対して、
パノラマ状態[P]に対応する撮影画面サイズは上下方向
に狭くなっている。従って、図10[B]に示すように、
パノラマ状態[P]においてフラッシュ全体として必要と
なる上下,左右の照射角θY,θXは、左右方向について
ノーマル状態[N]の場合と同じにしておけば、上下方向
についてはノーマル状態[N]の場合よりも狭くてよいこ
とになる。そのため、図9[A]に示すパノラマ状態[P]
では、各発光部1〜4が撮影画面中心に向けて上下方向
に最も近づいた配置になっている(このとき、第1発光
部1と第3発光部3との光軸AXは平行で、第3発光部
3と第4発光部4との光軸AXは平行である)。このよ
うに、撮影画面Fの長辺に対する短辺の長さが長いほ
ど、照射方向を撮影画面Fの短辺に沿って外側に向けて
それぞれ変化させることによって、その他の縦横比の異
なる撮影画面サイズ(ハイビジョン等)にも対応すること
ができる。
【0048】次に、照射エリア内の光度分布を変化させ
る用途に対応した上記実施例の動作を説明する。第1,
第2実施例によれば、図11[A]の正面図で示すよう
に、第1〜第4発光部1〜4を撮影画面FのエリアS3
側寄りに配置することができる。各発光部1〜4を同図
[A]に示すように配置すると、同図[C]に示すトータル
配光となるように光度を分布させることができる。同図
[B]に示すように撮影画面Fの端のエリアS3に主被写
体Hが位置している場合、同図[C]に示すトータル配光
で照射を行うと、主被写体Hが位置していないエリアS
1,S2,S4が無駄に照射されないため、主被写体H
を露出オーバーにすることなく、照射効率を上げること
ができる。
【0049】また、同図[C]に示すトータル配光では、
エリアS3に対する光度が他のエリアS1,S2,S4
に対する光度よりも高くなっているため、複数の主被写
体が前後斜めに並んでいる場合(例えば、エリアS3に
位置する人物の被写体距離が長く、他のエリアS1,S
2,S4に位置する人物の被写体距離が短い場合)で
も、同一の発光量,照射角で、両方の主被写体を適正に
露出することができる。
【0050】第1〜第3実施例は、各発光部1〜4に照
射角ズーム機構MAを有しているので、照射方向ズーム
と照射角ズームとを組み合わせることによって、所定の
照射エリア内で光度分布を高い精度で変化させることが
できる。例えば、図12[A]に示すように撮影画面Fの
中央に主被写体Hが位置している場合、第1〜第4発光
部1〜4の照射方向を図9[A]の照射方向テレ状態[T]
とする。さらに、図12[B]に示すように第1,第2発
光部1,2の反射傘18及びXeチューブ19を後方に
位置させ(照射角テレ状態)、図12[C]に示すように第
3,第4発光部3,4の反射傘18及びXeチューブ1
9を前方に位置させる(照射角ワイド状態)。
【0051】第1,第2発光部1,2の照射角は狭いの
で、図12[D]に示すように撮影画面Fを中心とした狭
いエリアで高い光度分布をもった配光が得られる。一
方、第3,第4発光部3,4の照射角は広いので、図1
2[E]に示すように撮影画面Fを中心とした広いエリア
で低い光度分布をもった配光が得られる。従って、各発
光部1〜4の発光量が同じでも、第1〜第4発光部1〜
4によるトータル配光は図12[F]に示すようになり、
光度Iは同図[G]に示すように、主被写体Hだけを明る
く照射し、かつ、他のエリアを暗目に照射する光度分布
となる(なお、図11[G]中、θは照射角を示す。)。
【0052】第1実施例は、各発光部1〜4の照射方向
が独立して変化しうるように構成されているので、撮影
画面内に主被写体が2以上存在している場合でも、図1
2に示す場合と同様、主被写体だけを明るく照射し、か
つ、他のエリアを暗目に照射することができる。照射方
向ズームと照射角ズームとの組み合わせのみでも、所定
の照射エリア内において光度分布を高い精度で変化させ
ることができるが、各発光部1〜4の発光量を調整すれ
ば、更に高い精度で細かく光度分布を調整することが可
能である。そのための第1実施例の動作を、図13に基
づいて説明する。
【0053】図13[B]に示すように、撮影画面Fの中
央に第1の主被写体H1が位置し、エリアS2に第2の
主被写体H2が位置している場合、第1発光部1につい
ては照射方向テレ状態[T],照射角ワイド状態(図12
[C])とし、発光量をフルレベル(1/1)とする。第2
発光部2については、照射方向ワイド状態[W],照射角
テレ状態(図12[B])とし、発光量のレベルを1/4と
する。第3発光部3については、不灯(OFF)とする。
第4発光部4については、照射方向テレ状態[T],照射
角テレ状態(図12[B])とし、発光量のレベルを1/2
とする。
【0054】第1〜第4発光部1〜4によるトータル配
光は、図13[C]に示すようになる。第2,第4発光部
2,4の照射角は狭いので、主被写体H1,H2が明る
く照射され、第1発光部1の照射角は広いので、主被写
体H1,H2以外のエリアは暗目に照射される。
【0055】また、撮影画面F内で前後斜めに並んだ2
つの被写体について、その被写体距離の差が所定値を超
えた場合、被写体距離の大きい被写体に対する光度が被
写体距離の小さい被写体に対する光度よりも高くなるよ
うに(つまり、奥から手前に向けて発光量が弱くなるよ
うに)、各発光部1〜4の発光量をそれぞれ変化させれ
ば、両方の被写体を均一な明るさにすることができる。
これについては、図23等に基づいて後述する。
【0056】次に、第1〜第3実施例に好適な表示部の
表示を説明する。表示部(図19中の表示部35に対応
する。)は、通常のフラッシュと同様、フラッシュ背面
に設けられるが、その表示には照射方向ズーム表示及び
照射角ズーム表示が含まれる。図14,図15に示す表
示は、図13に基づいて前述した第1実施例の動作に対
応するものである。
【0057】図14の表示において、ON/OFFを表
す●/○はLED,LCD等で表示される。FLASH(ON/O
FF)は各発光部1〜4の発光/不灯表示を示している。D
IRECTIONは各発光部1〜4の照射方向ズームを示してお
り、N/Pはノーマル状態[N]/パノラマ状態[P]を示
している。ANGLEは各発光部1〜4の照射角ズームを示
している。INTENSITYは各発光部1〜4の発光量{ガイド
ナンバー(GN)に相当する}を示しており、1/1がフ
ルレベルである。
【0058】図9に基づいて前述した第1〜第3実施例
の動作を、図14の表示を行う表示部で表示させれば、
その表示は図17,図18に示すようになる。図17
は、ノーマル状態[N]におけるテレ状態[T],ミドル状
態[M]及びワイド状態[W]での、第1〜第3実施例の各
発光部1〜4の配置及び配光に対応している。図18
は、パノラマ状態[P]におけるテレ状態[T],ミドル状
態[M]及びワイド状態[W]での、第1〜第3実施例の各
発光部1〜4の配置及び配光に対応している。
【0059】図15の表示において、各発光部1〜4の
発光量を表すLEVELの値と各発光部1〜4ごとの撮影画
面内表示は、LED,LCD等で表示される。同図に示
す4つの撮影画面の同心円表示は、各発光部1〜4によ
る照射光の光軸AXに垂直な断面を示すものであり、図
16に、この同心円表示と撮影画面Fにおける照射エリ
ア(RT:照射角テレ状態での照射エリア,RW:照射角
ワイド状態での照射エリア)との関係を示す。同図から
分かるように、各発光部1〜4の照射方向ズーム(各発
光部1〜4が撮影画面Fのどの部分を中心に照射する
か)は、同心円表示の中心位置(光軸AX対応位置)によ
って表され、また、各発光部1〜4の照射角ズームは、
同心円表示の同心円の密集状態(同心円が密のとき照射
角テレ状態、疎のとき照射角ワイド状態にある。)によ
って表される。
【0060】各発光部1〜4の発光/不灯表示は、同心
円表示が有るか無いか、及びLEVEL値表示が数値表示さ
れているか−表示されているかで表される。ノーマル状
態[N]/パノラマ状態[P]は、ノーマル状態の撮影画面
(図10[A,N])で表示されているか、それが上下から
規制されたパノラマサイズの撮影画面(図10[A,P])
で表示されているか、で表される。また、各発光部1〜
4の発光量{ガイドナンバー(GN)に相当する}は、LEVE
L値で数値表示される(1/1がフルレベルである。)。
【0061】次に、図19に基づいて、第1〜第3実施
例を構成する回路を説明する。発光部選択回路31は、
4つの発光部1〜4のうちのどれをアクティブにするか
(即ち、発光させるか)を設定するゲート回路であり、制
御回路30からの信号に基づいて選択した発光部1〜4
へ、X接点SXのONのタイミングでトリガー出力を行
う。なお、S(P/N)はノーマル撮影[N]とパノラマ撮影
[P]との切替スイッチである。
【0062】測光回路32は、各発光部1〜4について
それぞれ独立にSPC(silicone photo cell)32aを
備えており、それぞれが調光レベル調整回路33で設定
された、ある一定発光量に達すると、IGBT(Insulat
ed Gate Bipolar Transistor,絶縁ゲート形バイポーラ
トランジスタ)をオフして発光ストップする。更に詳し
く説明する。制御回路30から調光レベル(GN)調整回
路33に発光開始信号が送られると、IGBTがON
し、続いてトリガー回路34からXeチューブ19に高
電圧が印加され発光が始まる。この発光をSPC32a
を用いた測光回路32でモニターし、所定の光度に達す
ると(つまり、測光回路32の出力が所定の電圧に達す
ると)、コンパレーターが反転しIGBTがOFFとな
り光度が下がる。そうすると、再びコンパレーターが反
転しIGBTがONとなる。以後、制御回路から発光終
了信号がくるまでこの動作を繰り返すことによって、フ
ラット発光が得られる。
【0063】調光レベル調整回路33は、撮影画面サイ
ズFやAF(autofocus)データから演算された結果に応
じて各発光部1〜4の発光量を設定するための回路であ
り、デジタル入力・アナログ出力になっている。データ
入力回路35は、焦点距離データとAFデータとを区別
して、制御回路30に送るための回路である(制御回路
30内で区別できれば不要である。)。
【0064】表示部35は、前述した表示(図14,図
15,図17,図18)を行う。照射方向ズーム駆動回
路36は、各発光部1〜4の照射方向を変えるための前
記照射方向ズームモーター8a〜8e(図3,図6,図
7)用のドライバーである。照射角ズーム駆動回路37
は、各発光部1〜4内の照射角を変えるための前記照射
角ズームモーター16(図3)用のドライバーである。
【0065】次に、図20のフローチャートに基づい
て、第1〜第3実施例の全体の制御動作を説明する。メ
インスイッチ(不図示)がONされると、まず、制御回路
30は、切替スイッチS(P/N)の状態から撮影画面サイ
ズ(即ち、パノラマ(P)かノーマル(N)か)を入力する
(#10)。
【0066】そして、ステップ#20で、撮影レンズの
焦点距離データFV,絞りデータAV,ISOデータS
V,AFに関するデータDVR,DVL,DVC,FAREA
を、カメラ本体(不図示)から入力する。ここで、 DVR:右側アイランドの被写体距離 DVL:左側アイランドの被写体距離 DVC:中央アイランドの被写体距離 FAREA:合焦エリア である。
【0067】また、AFは3つのAFセンサーで行うよ
うに構成されており、AFセンサーは、図22に示すよ
うに撮影画面F中のフォーカスエリアFAF内の右側アイ
ランドR,中央アイランドC及び左側アイランドLの3
つの位置に対応するように、カメラ本体内に配置されて
いる。上記合焦エリアFAREAは、同図に示すアイランド
R,C,Lのうちのどれが選択されたかを表すデータで
ある。
【0068】次のステップ#30で、ステップ#10,
20の情報から必要発光量,発光部選択,各発光部1〜
4の照射方向,各発光部1〜4の照射角の演算処理を行
う。この詳細については図21の演算処理ルーチンに基
づいて後述する。ステップ#40で各発光部1〜4の発
光する/しないの選択を行い、ステップ#50で各発光
部の調光レベル(即ち、必要発光量)を設定する。ステッ
プ#60で、前述した照射方向,照射角等の表示を行う
(図14,図15,図17,図18)。そして、照射方向
ズーム駆動回路36で照射方向ズームモーター8a〜8
eを駆動することによって、各発光部1〜4の照射方向
を設定する(#70)。最後に、照射角ズーム駆動回路3
7で照射角ズームモーター16を駆動することによっ
て、各発光部1〜4の照射角を設定し(#80)、ステッ
プ#10に戻る。
【0069】次に、図21のフローチャートに基づい
て、第1〜第3実施例の演算処理ルーチンの一例を説明
する。まず、ステップS10で、撮影画面サイズがノー
マル[N]かパノラマ[P]を判定する。撮影画面サイズが
ノーマル[N]の場合、ステップS20に進み、一方、撮
影画面サイズがパノラマ[P]の場合、ステップS60に
進む。
【0070】ステップS20,S60では、それぞれ焦
点距離FVが3つの焦点距離範囲(FV≦50mm,50mm<
FV<100mm,100mm≦FV)のいずれに属するかを判定
する。焦点距離範囲は、前述した図9[A]のテレ状態
[T],ミドル状態[M],ワイド状態[W]に対応する。各
発光部1〜4の照射方向は、これらの判定によって決定
される。ステップS30,S40,S50;S70,S
80,S90中の表記において、RUは発光部1の照射
方向、LUは発光部2の照射方向、RDは発光部3の照
射方向、LDは発光部4の照射方向を表す。例えば、R
D=(10,-10)は、テレ状態[T]の位置から、第3発光部
3を右側(外側)へ10°,下方へ10°傾けた状態とするこ
とを意味する。
【0071】各発光部1〜4の光軸AXが互いに平行な
照射方向に設定されるテレ状態[T]では、ノーマル・パ
ノラマ共、ステップS30,S70の次にはステップS
110に進む。焦点距離が100mm以上のテレ撮影[T]で
は、照射光が被写体まで届かない場合が多く、後述の発
光量補正を行ってもあまり効果がないからである。他の
状態(FVデータが100mm未満の場合)では、ステップS
100に進んで、AFデータに応じた左右方向の照射光
量比の重みづけ(即ち、発光量補正)を行うため、右側A
Fセンサーによって測定された右側アイランドRの被写
体距離DVRと左側アイランドLの被写体距離DVLとの
差ΔDVを求める。
【0072】ステップS110では、合焦エリアFAREA
に基づいて、3つのアイランドR,C,Lのうちのどれ
が選択されたかを判定する。そして、ステップS120
〜S140で、合焦エリアでの被写体距離をDVにセッ
トする。つまり、左側アイランドLが選択されている場
合、ステップS120で左側アイランドLの被写体距離
DVLを被写体距離DVにセットし、中央アイランドC
が選択されている場合、ステップS130で中央アイラ
ンドCの被写体距離DVCを被写体距離DVにセット
し、右側アイランドRが選択されている場合、ステップ
S120で右側アイランドRの被写体距離DVRを被写
体距離DVにセットする。
【0073】ステップS150では、ステップS120
〜S140で求めたDV,焦点距離データFV,絞りデ
ータAV及びISOデータSVから、必要発光量IVを
演算する。基本式はIV=AV+DV−SVで表される
ので、必要発光量IVは合焦したエリアに存在する被写
体を適正露出にするために必要な総発光量である。
【0074】ステップS160では、左右のアイランド
R,Lでの被写体距離の差ΔDVが1EVより大きいか
否かを判定する。1EVよりも大きければ、主被写体が
前後斜めに並んでいると判断してステップS180に進
む。1EV以下であれば、全体的に平面の被写体である
判断して、ステップS170に進む。
【0075】ステップS170,S180で、必要発光
量IVから各発光部1〜4に必要な発光量IV1〜IV4
を求めた後、リターンする。発光量補正を行わない場合
(S170)、全発光部1〜4が同じ発光量IV1〜IV4
で発光するので、各発光部1〜4の発光量IV1〜IV4
は4等分されたIVとなる。つまり、各発光量:IV1
=IV2=IV3=IV4=IV−2となる。発光量補正
を行う場合(S180)、その被写体距離差ΔDVに相当
する分だけ発光量を補正する。例えば、右側センサーが
2DV大きい(被写体が遠くに存在する)場合(DVR−D
V=2)、右側アイランドRでの発光量IV1,IV3
2EV強く発光させる。つまり、IV1=IV3=IV+
(DVR−DV)−2,IV1=IV3=IV+(DVR−D
V)−2となる。
【0076】ここで、上記発光量補正によって得られる
照射光の配光特性を説明する。図23[A]は、撮影画面
F内に主被写体H1,H2が前後斜めに並んだ状態を示
しており、右側アイランドRでの主被写体H1の被写体
距離は、左側アイランドLでの主被写体H2の被写体距
離よりも短くなっている。その被写体距離の差ΔDVが
1EV以上であれば、被写体H2を被写体H1よりも強
く照らすという重み付けが行われる。従って、発光部
2,4の発光量は発光部2,4の発光量よりも大きくな
るため、各発光部1〜4の配光は図23[B]に示すよう
になり、そのトータル配光は同図[C]に示すようにな
る。このような動作制御は、記念撮影のような広画角撮
影において複数の人物が斜めに並んでいるような場合に
最適である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、第1〜第6の発明
に係る多分割照射フラッシュによれば、照射エリア及び
照射エリア内での光度分布を変化させることができる配
光可変の多分割照射フラッシュを実現することができ
る。
【0078】また、第2の発明に係る多分割照射フラッ
シュによれば、より高い精度及び照射効率で、照射エリ
ア及び照射エリア内での光度分布を変化させることがで
きる。第3の発明に係る多分割照射フラッシュによれ
ば、照射エリア内での光度分布を更に高精度で細かく変
化させることができる。
【0079】第4の発明に係る多分割照射フラッシュに
よれば、撮影画面と対応する画角に適した照射エリアで
被写体を照射することができるので、ズーミングに伴っ
て撮影画面サイズが変化しても、高い照射効率で撮影画
面全体を均一に照射することができる。第5の発明に係
る多分割照射フラッシュによれば、撮影画面の縦横比に
応じた照射エリアで被写体を照射することができるの
で、パノラマ等のモード切替により撮影画面サイズが変
化しても、高い照射効率で撮影全体を均一に照射するこ
とができる。
【0080】第6の発明に係る多分割照射フラッシュに
よれば、撮影画面内に複数の被写体が異なる被写体距離
で存在していても、いずれの被写体についても適正に露
出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部外観を示す斜視図。
【図2】第1実施例を示す正面図。
【図3】第1実施例を構成する第1発光部の駆動機構を
模式的に示す斜視図。
【図4】第2,第3実施例の要部外観を示す斜視図。
【図5】第2,第3実施例を示す正面図。
【図6】第2実施例を構成する第1,第2発光部の駆動
機構を模式的に示す斜視図。
【図7】第3実施例を構成する第1〜第4発光部の駆動
機構を模式的に示す図。
【図8】第1〜第3実施例を構成する第1〜第4発光部
の配置を、撮影レンズの画角に対応させて模式的に示す
図。
【図9】第1〜第3実施例により得られる配光特性を、
用途に対応させて説明するための図。
【図10】第1〜第3実施例におけるパノラマモード時
の上下左右方向の照射角を説明するための図。
【図11】第1,第2実施例により得られる配光特性
を、他の用途に対応させて説明するための図。
【図12】第1〜第3実施例により得られる配光特性
を、他の用途に対応させて説明するための図。
【図13】第1実施例により得られる配光特性を、他の
用途に対応させて説明するための図。
【図14】図13の用途に対応する表示部の表示を示す
図。
【図15】図13の用途に対応する他の表示部の表示を
示す図。
【図16】図15に示す表示部の表示方法を説明するた
めの図。
【図17】図9の用途に対応するノーマル状態での表示
部の表示を示す図。
【図18】図9の用途に対応するパノラマ状態での表示
部の表示を示す図。
【図19】第1〜第3実施例の回路図。
【図20】第1〜第3実施例の制御動作を示すフローチ
ャート。
【図21】図20中の演算処理ルーチンの一例を示すフ
ローチャート。
【図22】第1〜第3実施例に用いられるカメラ内のA
Fセンサーの配置を説明するための図。
【図23】撮影画面内に被写体距離の異なる2つの被写
体が存在する場合に、第1〜第3実施例により得られる
配光特性を説明するための図。
【符号の説明】
1 …第1発光部(発光手段) 2 …第2発光部(発光手段) 3 …第3発光部(発光手段) 4 …第4発光部(発光手段) 5 …発光部上ユニット 6 …発光部下ユニット 33 …調光レベル調整回路(発光量可変手段) 36 …照射方向ズーム駆動回路(照射方向可変手段) 37 …照射角ズーム駆動回路(照射角可変手段) MD1〜MD5 …照射方向ズーム機構(照射方向可変
手段) MA …照射角ズーム機構(照射角可変手段)
フロントページの続き (72)発明者 大森 滋人 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 大塚 博司 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を照射するフラッシュであって、 前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、 該発光手段の照射方向をそれぞれ変化させる照射方向可
    変手段と、 を備えたことを特徴とする多分割照射フラッシュ。
  2. 【請求項2】撮影画面内の被写体を照射するフラッシュ
    であって、 前記被写体に対しそれぞれ前記撮影画面と対応する画角
    よりも狭い範囲の照射角で光を照射する複数の発光手段
    と、 該発光手段の照射方向をそれぞれ変化させる照射方向可
    変手段と、 を備えたことを特徴とする多分割照射フラッシュ。
  3. 【請求項3】被写体を照射するフラッシュであって、 前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、 該発光手段の照射方向をそれぞれ変化させる照射方向可
    変手段と、 前記発光手段の照射角をそれぞれ変化させる照射角可変
    手段と、 を備えたことを特徴とする多分割照射フラッシュ。
  4. 【請求項4】撮影画面内の被写体を照射するフラッシュ
    であって、 前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、 前記撮影画面と対応する画角が大きいほど、前記発光手
    段の照射方向を撮影画面の中心から外側に向けてそれぞ
    れ変化させる照射方向可変手段と、 を備えたことを特徴とする多分割照射フラッシュ。
  5. 【請求項5】撮影画面内の被写体を照射するフラッシュ
    であって、 前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、 前記撮影画面の長辺に対する短辺の長さが長いほど、前
    記発光手段の照射方向を撮影画面の短辺に沿って外側に
    向けてそれぞれ変化させる照射方向可変手段と、 を備えたことを特徴とする多分割照射フラッシュ。
  6. 【請求項6】撮影画面内の被写体を照射するフラッシュ
    であって、 前記被写体に対し光を照射する複数の発光手段と、 前記撮影画面内の少なくとも2つの被写体について、そ
    の被写体距離の差が所定値を超えた場合、被写体距離の
    大きい被写体に対する光度が被写体距離の小さい被写体
    に対する光度よりも高くなるように、前記発光手段の発
    光量をそれぞれ変化させる発光量可変手段と、 前記発光手段の照射方向をそれぞれ変化させる照射方向
    可変手段と、 を備えたことを特徴とする多分割照射フラッシュ。
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