JPH08293602A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08293602A
JPH08293602A JP7281557A JP28155795A JPH08293602A JP H08293602 A JPH08293602 A JP H08293602A JP 7281557 A JP7281557 A JP 7281557A JP 28155795 A JP28155795 A JP 28155795A JP H08293602 A JPH08293602 A JP H08293602A
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forming
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Norihito Tokura
規仁 戸倉
Shigeki Takahashi
茂樹 高橋
Takeshi Yamamoto
剛 山本
Kunihiko Hara
邦彦 原
Mitsuhiro Kataoka
光浩 片岡
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    • H10D64/20—Electrodes characterised by their shapes, relative sizes or dispositions 
    • H10D64/27—Electrodes not carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched, e.g. gates
    • H10D64/311—Gate electrodes for field-effect devices
    • H10D64/411—Gate electrodes for field-effect devices for FETs
    • H10D64/511—Gate electrodes for field-effect devices for FETs for IGFETs
    • H10D64/512—Disposition of the gate electrodes, e.g. buried gates
    • H10D64/513—Disposition of the gate electrodes, e.g. buried gates within recesses in the substrate, e.g. trench gates, groove gates or buried gates

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期溝の形成にケミカルドライエッチングを
採用する半導体装置において、更にU溝の側面と底面と
の境界部分に応力がかかることから生じるU溝表面の格
子欠陥を防止でき、オン抵抗を低減できる半導体装置を
得る。 【解決手段】 ウエハ21の主表面に厚さ1μm程度の
LOCOS酸化膜を形成し、酸化膜をマスクとしてボロ
ン(B)とリン(P)とを自己整合的な二重拡散により
接合深さが1μm程度のp型ベース層16と、接合深さ
が0.5μm程度のn+ 型ソース層4とが形成する。溝
部の底面の深さDを入口幅bの1/2以下としたため、
製造時に溝部の側面51と底面との合流点(512付
近)において応力がかかりにくくなる。従って応力によ
る結晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度を向上で
きるため、低オン抵抗を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力用半導体素子
として用いられる半導体装置、すなわち縦型MOSFET(Met
al Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)お
よびIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )
に関し、その用途としては、例えば電力用半導体素子を
組み込んだMOSIC等がある。
【0002】
【従来の技術】縦型パワーMOSFETは、周波数特性が優
れ、スイッチング速度が速く、かつ低電力で駆動できる
等多くの特長を有することから、近年多くの産業分野で
使用されている。従来の縦型パワーMOSFETとして、例え
ば特開昭61-199666 号公報に開示や特開昭62-12167号公
報や国際公開WO93/03502号公報に開示されているよう
に、素子表面に溝を形成し、その溝の側面にチャネル部
を形成した構造が知られている。
【0003】上記特開昭61-199666 号公報の縦型パワー
MOSFETは、初期溝の形成に、物理的にイオンを衝突させ
るドライエッチングであるRIE(Reactive Ion Etchin
g)を用いている。RIEにおいては電離したガスをある
一定方向に加速させるため、非常に優れた異方性を有
し、サイドエッチが起こりにくいという特徴がある。し
かしながら、RIEにおいては、物理的に電離されたガ
スを半導体装置に衝突させるため、エッチングされた面
に格子欠陥が必然的に発生し、移動度が下がり結果とし
てオン抵抗が増加してしまうという問題がある。
【0004】また、格子欠陥が発生しにくい縦型パワー
MOSFETとして、例えば国際公開WO93/03502号や特開昭62
-12167号に開示されたようにウエットエッチングを用い
て初期溝を形成し、その初期溝をLOCOS酸化(選択
酸化)させ、そのLOCOS酸化膜を除去することでU
溝を形成する縦型パワーMOSFETがある。これらの形状
は、トレンチ形状に対してバスタブ形状といわれる。し
かしながら、上記WO93/03502号公報や特開昭62-12167号
公報に開示された縦型パワーMOSFETは、ウエットエッチ
ングを用いているため、液ムラによりウエハ面内で均一
に安定した深さの溝を形成することができず、初期溝表
面の形状が不均一となって、初期溝の表面に格子欠陥が
残ってしまう。これにより、その後のLOCOS酸化に
よっても格子欠陥が残ってしまい、チャネル表面となる
領域の移動度が下がってしまい、結果としてオン抵抗が
上昇するという問題があった。
【0005】また、ゲート絶縁膜形成時においてU溝表
面、特にU溝の側面と底面との境界部分に応力がかか
り、これによりチャネル領域となるU溝表面に欠陥が生
じてしまい、オン抵抗が上昇してしまうという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願出願人は
先に上記初期溝を形成するに当たって、ガスの浸食のみ
で半導体基板を削るケミカルドライエッチングを採用
し、初期溝の格子欠陥をなくすことで、その後のLOC
OS酸化によっても格子欠陥をなくし、結果としてオン
抵抗を飛躍的に減少させることができる半導体装置を、
特願平6−60693号として提案している。
【0007】そこで本発明の目的は、初期溝の形成にケ
ミカルドライエッチングを採用する半導体装置におい
て、更にU溝の側面と底面との境界部分に応力がかかる
ことから生じるU溝表面の格子欠陥を防止でき、オン抵
抗を低減できる半導体装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記構成の請求項1記載
の発明によれば、半導体基板の表面の所定領域をケミカ
ルドライエッチング法により除去する。ケミカルドライ
エッチング法はドライエッチング法の一種でありプロセ
スの制御性が高く、半導体基板の表面内で均一なエッチ
ングがおこなえ、再現性も高い。またケミカルドライエ
ッチング法はドライエッチングプロセスのなかでは被エ
ッチング面に与えるダメージが小さい。そして、このケ
ミカルドライエッチングの後に溝部表面を酸化する。そ
して酸化が開始される時から均一に酸化され、結果とし
て得られる溝部の表面は欠陥が少なく、所定領域におい
て凹凸の高低差が4nm以内の平坦な平面を有する。そ
して、この溝部の平面をチャネル領域として使用するた
め、キャリアの表面散乱が抑制されてチャネル移動度を
更に向上できるため、低いオン抵抗を得ることができ
る。
【0009】そして、溝部の深さを底面を入口幅の1/
2以下とするため、ゲート絶縁膜形成時に溝部の側面と
底面との合流点において応力がかかりにくくなる。これ
により応力による溝部の結晶欠陥の発生を防止でき、チ
ャネル移動度を向上でき、オン抵抗を下げることができ
る。上記構成の請求項2記載の発明によれば、平面うち
の一方の平面の接線と主表面の接線とが交差する点か
ら、平面うちの他方の平面の接線と、主表面の接線とが
交差する点までの距離である入口幅が、底面の深さの2
倍以上であるため、製造時に溝部の側面と底面との合流
点において応力がかかりにくくなる。これにより応力に
よる溝部の結晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度
を向上でき、オン抵抗を下げることができる。
【0010】上記構成の請求項3記載の発明によれば、
溝部における入口幅を0.5μm以上とすることで、更
に低いオン抵抗を得ることができる。上記構成の請求項
4記載の発明によれば、溝部における底面を主表面から
0.5μm以上、5μm以下の深さとすることで、更に
低いオン抵抗を得ることができる。
【0011】上記構成の請求項5記載の発明によれば、
溝部の側面が平面を有しているため、側面に形成される
チャネル領域の移動度を向上できる。また、側面は底面
と底部曲面により滑らかに結ばれているため、溝部の側
面と底面との合流点において応力がかかりにくくなる。
これにより応力による溝部の結晶欠陥の発生を防止で
き、更にチャネル移動度を向上でき、オン抵抗を下げる
ことができる。
【0012】上記構成の請求項6記載の発明によれば、
半導体基板の表面の所定領域をケミカルドライエッチン
グ法により除去するため、請求項1記載の発明と同様、
溝部は、欠陥が少なく、所定領域において凹凸の高低差
が4nm以内の平坦な平面を有する。そして、この溝部
の平面をチャネル領域として使用するため、キャリアの
表面散乱が抑制されてチャネル移動度を更に向上できる
ため、低いオン抵抗を得ることができる。
【0013】そして、側面が半導体基板の主表面に対し
て傾斜した平面を有し、入口と底面とを連続的に結んで
いるため、側面と底面と角度も緩やかになる。よって、
ゲート絶縁膜形成時に、溝部の側面と底面との合流点に
おいて応力がかかりにくくなる。これにより応力による
溝部の結晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度を向
上でき、オン抵抗を下げることができる。
【0014】上記構成の請求項7記載の発明によれば、
半導体基板の表面の所定領域をケミカルドライエッチン
グ法により除去するため、請求項1記載の発明と同様、
溝部は、欠陥が少なく、所定領域において凹凸の高低差
が4nm以内の平坦な平面を有する。そして、この溝部
の平面をチャネル領域として使用するため、キャリアの
表面散乱が抑制されてチャネル移動度を更に向上できる
ため、低いオン抵抗を得ることができる。
【0015】そして、側面と底面との間に形成された滑
らかな曲面からなり、側面と底面との間に働く応力を緩
和する底部曲面を備えているため、ゲート絶縁膜形成時
に、溝部の側面と底面との合流点において応力がかかり
にくくなる。これにより応力による溝部の結晶欠陥の発
生を防止でき、チャネル移動度を向上でき、オン抵抗を
下げることができる。
【0016】上記構成の請求項8記載の発明によれば、
半導体基板の表面の所定領域をケミカルドライエッチン
グ法により除去するため、請求項1記載の発明と同様、
溝部は、欠陥が少ない平坦な平面を有する。そして、こ
の溝部の平面をチャネル領域として使用するため、キャ
リアの表面散乱が抑制されてチャネル移動度を更に向上
できるため、低いオン抵抗を得ることができる。
【0017】上位構成の請求項9記載の発明によれば、
LOCOS酸化により初期溝を形成するため、所望の大
きさの溝部を形成させることができる。上記構成の請求
項10記載の発明によれば、半導体基板の面方位を{1
00}面とするため、低オン抵抗を得ることができる。
上記構成の請求項11記載の発明によれば、半導体基
板、ベース層及びソース層をそれぞれシリコンで構成
し、更に溝部の側面におけるチャネル領域の面方位を
{111}面もしくは{111}面に近い面とする。シ
リコンにおける{111}面は移動度が高いため、さら
に低いオン抵抗を得ることができる。
【0018】上記構成の請求項12記載の発明によれ
ば、半導体基板、ベース層及びソース層をシリコンで構
成し、更に溝部の側面におけるチャネル領域の面方位を
{110}面、{110}面に近い面、{100}面、
{100}面に近い面の何れか一つの面であるため、さ
らに低いオン抵抗を得ることができる。即ち、シリコン
における{110}面、{100}面は移動度が比較的
高いためである。また、{110}面に近い面、{10
0}面に近い面は{110}面、{100}面ほどでな
いが移動度が比較的高いため、低いオン抵抗を得ること
ができる。
【0019】上記構成の請求項13記載の発明によれ
ば、ベース層を酸化膜と自己整合的に主表面側から第2
導電型の不純物を拡散させて形成し、またソース層を、
酸化膜と自己整合的に主表面側からベース層内に第1導
電型の不純物を拡散させることで形成する。このように
自己整合的に二重拡散を行うため、位置合わせのための
余分な寸法を用意する必要がないため、ユニットセルの
寸法を小さくできる。この結果、オン抵抗を小さくする
ことができる。
【0020】上記構成の請求項14記載の発明によれ
ば、溝部の深さを底面を入口幅の1/2以下とするた
め、ゲート絶縁膜の形成時に溝部の側面と底面との合流
点において応力がかかりにくくなる。これにより応力に
よる溝部の結晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度
を向上でき、オン抵抗を下げることができる。また溝部
の結晶欠陥が少なくなるため、ゲート電極とベース層と
の間の絶縁破壊を防止でき、ゲート電極とベース層との
間の耐圧が向上する。従って、しきい値電圧が2.5V
以下と小さい場合においても、ゲート電極とベース層と
の間の耐圧を下げることなく、オン抵抗を下げることが
できる。
【0021】上記構成の請求項15記載の発明によれ
ば、溝部における側面を主表面に対する角度が略55°
±15°とすることで、チャネル領域の面方位を{11
1}、もしくは{111}面に近い面とすることができ
る。従って、更に低いオン抵抗を得ることができる。上
記構成の請求項16記載の発明によれば、半導体基板の
表面の所定領域をケミカルドライエッチング法により除
去するため、請求項1記載の発明と同様、溝部は、欠陥
が少ない平坦な平面を有する。そして、この溝部の平面
をチャネル領域として使用するため、キャリアの表面散
乱が抑制されてチャネル移動度を更に向上できるため、
低いオン抵抗を得ることができる。
【0022】そして、溝部の深さを底面を入口幅の1/
2以下とするため、ゲート絶縁膜形成時に溝部の側面と
底面との合流点において応力がかかりにくくなる。これ
により応力による溝部の結晶欠陥の発生を防止でき、チ
ャネル移動度を向上でき、オン抵抗を下げることができ
る。上記構成の請求項17記載の発明によれば、半導体
基板の表面の所定領域をケミカルドライエッチング法に
より除去するため、請求項1記載の発明と同様、溝部
は、欠陥が少なく、所定領域において凹凸の高低差が4
nm以内の平坦な平面を有する。そして、この溝部の平
面をチャネル領域として使用するため、キャリアの表面
散乱が抑制されてチャネル移動度を更に向上できるた
め、低いオン抵抗を得ることができる。
【0023】そして、溝部の深さを底面を入口幅の1/
2以下とするため、ゲート絶縁膜形成時に溝部の側面と
底面との合流点において応力がかかりにくくなる。これ
により応力による溝部の結晶欠陥の発生を防止でき、チ
ャネル移動度を向上でき、オン抵抗を下げることができ
る。上記構成の請求項18記載の発明によれば、溝部に
おける入口幅を0.5μm以上とすることで、更に低い
オン抵抗を得ることができる。
【0024】上記構成の請求項19記載の発明によれ
ば、溝部における底面を主表面から0.5μm以上、5
μm以下の深さとすることで、更に低いオン抵抗を得る
ことができる。上記構成の請求項20記載の発明によれ
ば、半導体基板の表面の所定領域をケミカルドライエッ
チング法により除去するため、請求項1記載の発明と同
様、溝部は、欠陥が少なく、所定領域において凹凸の高
低差が4nm以内の平坦な平面を有する。そして、この
溝部の平面をチャネル領域として使用するため、キャリ
アの表面散乱が抑制されてチャネル移動度を更に向上で
きるため、低いオン抵抗を得ることができる。
【0025】そして、側面が半導体基板の主表面に対し
て傾斜した平面を有し、入口と底面とを連続的に結んで
いるため、側面と底面と角度も緩やかになる。よって、
ゲート絶縁膜形成時に、溝部の側面と底面との合流点に
おいて応力がかかりにくくなる。これにより応力による
溝部の結晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度を向
上でき、オン抵抗を下げることができる。
【0026】上記構成の請求項21記載の発明によれ
ば、溝部における側面を主表面に対する角度が略55°
±15°とすることで、チャネル領域の面方位を{11
1}、もしくは{111}面に近い面とすることができ
る。従って、更に低いオン抵抗を得ることができる。上
記構成の請求項22記載の発明によれば、半導体基板の
表面の所定領域をケミカルドライエッチング法により除
去するため、請求項1記載の発明と同様、溝部は、欠陥
が少なく、所定領域において凹凸の高低差が4nm以内
の平坦な平面を有する。そして、この溝部の平面をチャ
ネル領域として使用するため、キャリアの表面散乱が抑
制されてチャネル移動度を更に向上できるため、低いオ
ン抵抗を得ることができる。
【0027】そして、側面と底面との間に形成された滑
らかな曲面からなり、側面と底面との間に働く応力を緩
和する底部曲面を備えているため、ゲート絶縁膜形成時
に、溝部の側面と底面との合流点において応力がかかり
にくくなる。これにより応力による溝部の結晶欠陥の発
生を防止でき、チャネル移動度を向上でき、オン抵抗を
下げることができる。
【0028】上位構成の請求項23記載の発明によれ
ば、初期溝をLOCOS酸化するため、所望の大きさの
溝部を形成させることができる。上記構成の請求項24
記載の発明によれば、ベース層を酸化膜と自己整合的に
主表面側から第2導電型の不純物を拡散させて形成し、
またソース層を、酸化膜と自己整合的に主表面側からベ
ース層内に第1導電型の不純物を拡散させることで形成
する。このように自己整合的に二重拡散を行うため、位
置合わせのための余分な寸法を用意する必要がないた
め、ユニットセルの寸法を小さくできる。この結果、オ
ン抵抗を小さくすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】 (第1の実施の形態)以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1(a)は本発明の第1の実
施の形態による四角形ユニットセルからなる縦型パワー
MOSFETの平面図であり、同図(b)は同図(a)におけ
るA−A断面図である。図2〜図22は同じく縦型パワ
ーMOSFETの製造における各段階での説明図である。ま
た、図4はp型ベース層の中央部形成のためにボロンイ
オン注入をしたウエハの断面図、図5はLOCOS酸化
のために窒化シリコン膜をユニットセル寸法aの間隔で
パターニングしたウエハの断面図、図8はLOCOS酸
化膜が形成されたウエハの断面図、図9はLOCOS酸
化膜をマスクとしてp型ベース層形成のためにボロンイ
オン注入をしたウエハの断面図、図10は熱拡散により
p型ベース層を形成したウエハの断面図、図11はLO
COS酸化膜をマスクとしてn+ 型ソース層形成のため
にリンイオン注入をしたウエハの断面図、図12は熱拡
散によりn+ 型ソース層を形成したウエハの断面図、図
18はLOCOS酸化膜を除去した後に熱酸化によりゲ
ート酸化膜を形成したウエハの断面図、図19はゲート
酸化膜の上にゲート電極が形成されたウエハの断面図、
図21はp+ 型ベースコンタクト層形成のためにボロン
イオン注入をしたウエハの断面図、図22は熱拡散によ
りp+ 型ベースコンタクト層を形成したウエハの断面
図、そして、図1(b)が層間絶縁膜,ソース電極およ
びドレイン電極を形成したウエハの完成断面図である。
【0030】この実施の形態の縦型パワーMOSFETは、そ
の要部、即ちユニットセル部分を図1に示すような構造
として、このユニットセル15がピッチ幅(ユニットセ
ル寸法)aで平面上縦横に規則正しく多数配置された構
造となっている。図1において、ウエハ21は不純物濃
度が2×1019cm-3程度で厚さ100〜400μmの
n+ 型シリコンからなる半導体基板1上に不純物密度が
1016cm-3程度の厚さ7μm前後のn- 型エピタキシ
ャル層2が構成されたものであり、このウエハ21の主
表面にユニットセル15が構成される。ウエハ21の主
表面に16μm程度のユニットセル寸法aでU溝50を
形成するために、厚さ1μm程度のLOCOS酸化膜を
形成し、この酸化膜をマスクとしてボロン(B)とリン
(P)とを自己整合的な二重拡散により接合深さが1μ
m程度のp型ベース層16と、接合深さが0.5μm程
度のn+ 型ソース層4とが形成されており、それにより
U溝50の側壁部51に0.5μm程度のチャネル5が
設定される。なお、p型ベース層16の接合深さはU溝
50底辺のエッジ部12でブレークダウンによる破壊が
生じない深さに設定されている。また、p型ベース層1
6の中央部の接合深さが周囲よりも深くなるように、あ
らかじめp型ベース層16の中央部にボロンが拡散され
ており、ドレイン・ソース間に高電圧が印加されたとき
に、p型ベース層16の底面の中央部でブレークダウン
が起こるように設定されている。即ち、U溝50はp型
ベース層16よりも浅くなるように設定されている。ま
た、二重拡散後にこの拡散マスク及びU溝50形成用と
して使用したLOCOS酸化膜は除去されて、U溝50
の内壁には厚さが60nm程度のゲート酸化膜8が形成
され、さらに、その上に厚さが400nm程度のポリシ
リコンからなるゲート電極9、厚さが1μm程度のBP
SGからなる層間絶縁膜18が形成されている。さら
に、p型ベース層16の中央部表面に接合深さが0.5
μm程度のp+ 型ベースコンタクト層17が形成され、
層間絶縁膜18の上に形成されたソース電極19とn+
型ソース層4およびp+ 型ベースコンタクト層17がコ
ンタクト穴を介してオーミック接触している。また、半
導体基板1の裏面にオーミック接触するようにドレイン
電極20が形成されている。
【0031】次に本実施の形態の製造方法を述べる。ま
ず、図2,図3に示されるように、n+ 型シリコンから
なる面方位が(100)である半導体基板1の主表面に
n- 型のエピタキシャル層2を成長させたウエハ21
(半導体基板1とエピタキシャル層2とで半導体基板に
相当)を用意する。この半導体基板1はその不純物濃度
が2×1019cm-3程度になっている。また、エピタキ
シャル層2はその厚さが7μm程度で、その不純物濃度
は1016cm-3程度となっている。次に、図4に示され
る様に、このウエハ21の主表面を熱酸化して厚さ50
nm程度のフィールド酸化膜60を形成し、その後レジ
スト膜61を堆積して公知のフォトリソ工程にてセル形
成予定位置の中央部に開口するパターンにレジスト膜6
1をパターニングする。そして、このレジスト膜61を
マスクとしてボロン(B+ )をイオン注入する。
【0032】レジスト剥離後、熱拡散により図5に示す
ように接合深さが1μm程度のp型拡散層62を形成す
る。このp型拡散層62は最終的には後述するp型ベー
ス層16の一部となり、ドレイン・ソース間に高電圧が
印加されたとき、p型拡散層62の底辺部分で安定にブ
レークダウンを起こさせることにより、耐サージ性を向
上させる目的を果たす。
【0033】次に、図5に示すように、ウエハ21の主
表面に窒化シリコン膜63を約200nm堆積し、この
窒化シリコン膜63を図6に示すように<011>方向
に垂直及び平行になるようにパターニングして、ピッチ
幅(ユニットセル15の寸法)aで開口する格子状の開
口パターンを形成する。なお、この開口パターンは上述
のp型拡散層62がそのピッチ間隔の中央部に位置する
ようにマスク合わせしている。
【0034】次に、窒化シリコン膜63をマスクとして
フィールド酸化膜60をエッチングし、ひきつづき図7
に示すように、四フッ化炭素と酸素ガスを含む放電室7
02でプラズマを発生させて、化学的な活性種を作り、
この活性種を反応室703へ輸送し、反応室703でn
- 型エピタキシャル層2を等方的にケミカルドライエッ
チングして溝64を形成する。
【0035】次に、図8に示すように、窒化シリコン膜
63をマスクとして溝64の部分を熱酸化する。これは
LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法として良く
知られた酸化方法であり、この酸化によりLOCOS酸
化膜65が形成され、同時にLOCOS酸化膜65によ
って喰われたn- 型エピタキシャル層2の表面にU溝5
0が形成され、かつU溝50の形状が確定する。
【0036】この時、U溝50の側面のチャネル形成部
の面方位が(111)面もしくは(111)面に近い面
となるようにケミカルドライエッチングの条件とLOC
OS酸化の条件を選ぶ。このようにしてLOCOS酸化
により形成されたU溝50の内壁表面は平坦で欠陥が少
なく、その表面は図2に示されるウエハ21の初期の主
表面と同程度に表面状態が良い。
【0037】次に、図9に示すように、LOCOS酸化
膜65をマスクとして、薄いフィールド酸化膜60を透
過させてp型ベース層16を形成するためのボロンをイ
オン注入する。このとき、LOCOS酸化膜65とフィ
ールド酸化膜60の境界部分が自己整合位置になり、イ
オン注入される領域が正確に規定される。次に、図10
に示すように、接合深さ1μm程度まで熱拡散する。こ
の熱拡散により、図5に示す工程において前もって形成
したp型拡散層62と、図9に示す工程において注入さ
れたボロンの拡散層が一体になり、一つのp型ベース層
16(ベース層に相当)を形成する。また、p型ベース
層16の領域の両端面はU溝50の側壁の位置で自己整
合的に規定される。
【0038】次に、図11に示すように、格子状のパタ
ーンでウエハ21表面に形成されているLOCOS酸化
膜65により囲まれたp型ベース層16表面中央部に残
されたパターンでパターニングされたレジスト膜66と
LOCOS酸化膜65を共にマスクとして、薄いフィー
ルド酸化膜60を透過させてn+ 型ソース層4を形成す
るためのリン(又はひ素)をイオン注入する。この場合
も図9に示す工程においてボロンをイオン注入した場合
と同様に、LOCOS酸化膜65とフィールド酸化膜6
0の境界部分が自己整合位置になり、イオン注入される
領域が正確に規定される。
【0039】次に、図12に示すように、接合深さ0.
5μm熱拡散し、n+ 型ソース層4を形成し、同時にチ
ャネル5(チャネル領域に相当)も設定する。この熱拡
散において、n+ 型ソース層4の領域のU溝50に接し
た端面は、U溝50の側壁の位置で自己整合的に規定さ
れる。以上、図9〜図12の工程によりp型ベース層1
6の接合深さとその形状が確定する。このp型ベース層
16の形状において重要なことは、p型ベース層16の
側面の位置がU溝50の側面により規定され、自己整合
されて熱拡散するため、U溝50に対してp型ベース層
16の形状は完全に左右対称になる。
【0040】次に、図13に示すように、LOCOS酸
化膜65を弗酸を含む水溶液700中で、フッ化アンモ
ニウムによりPHが5程度に調整された状態で、シリコ
ンの表面を水素で終端させながら酸化膜を除去してU溝
50の内壁51を露出させる。この後、水溶液中から取
りだし、清浄な空気中で乾燥させる。
【0041】次に、図15に示すように、チャネルが形
成される予定のp型ベース層16のU溝の側面5に(1
11)面が形成されるまで酸化膜を形成する。この熱酸
化工程により、チャネルが形成される予定面の原子オー
ダーでの平坦度が高くなる。この熱酸化工程は、図14
に示すように、酸素雰囲気に保たれ、約1000℃に保
持されている酸化炉601にウエハ21を固定したウエ
ハボート603を徐々に挿入することにより行う。この
ようにすると、酸化の初期は比較的低い温度で行われる
ため、p型ベース領域16、n+ 型ソース領域4の不純
物が、酸化工程中にウエハ外部に飛散することを抑えら
れる。この酸化膜をパッド酸化膜600という。次に、
図16に示すように、このパッド酸化膜600を除去す
る。この酸化膜600の除去も選択酸化膜の除去と同様
に弗酸を含む水溶液中で、フッ化アンモニウムによりP
Hが5程度に調整された状態で、露出されたシリコンの
表面を水素で終端させながら行う。このような方法で形
成されたU溝50の内壁51は、平坦度が高く、また欠
陥も少ない良好なシリコン表面である。
【0042】つづいて図18に示すように、U溝50の
側面及び底面に熱酸化により厚さ50nm程度のゲート
酸化膜8を形成する。この酸化工程は前述したのと同様
に、酸素雰囲気に保たれ、約1000℃に保持されてい
る酸化炉601にウエハ21を徐々に挿入する。このよ
うにすると、酸化の初期は比較的低い温度で行われるた
め、p型ベース領域16、n+ 型ソース領域4の不純物
が、酸化工程中にウエハ外部に飛散することを抑えられ
る。ゲート酸化膜8の膜質や、厚さの均一性、チャネル
5の界面の界面準位密度,キャリア移動度は従来のDM
OSと同程度に良好である。
【0043】次に、図19に示すように、ウエハ21の
主表面に厚さ400nm程度のポリシリコン膜を堆積
し、隣接した二つのU溝50の上端の距離bよりも2β
だけ短い距離Dだけ離間するようにパターニングしてゲ
ート電極9を形成する。次にゲート電極9の端部におい
てゲート酸化膜8が厚くなるよう酸化する。この時図2
0に示すようにゲート酸化膜が、ゲート端部で厚くなる
部分の長さをxとすると、β>xとなるようにβを設定
する。以上、図9〜図19に示す工程は本実施の形態に
おいて最も重要な製造工程の部分であり、LOCOS酸
化膜65を自己整合的な二重拡散のマスクとして使用
し、p型ベース層16,n+ 型ソース層4及びチャネル
5を形成し、次にLOCOS酸化膜65を除去した後、
ゲート酸化膜8,ゲート電極9を形成する。
【0044】次に、図21に示すように、パターニング
されたレジスト膜68をマスクとして酸化膜67を透過
してp+ 型ベースコンタクト層17を形成するためのボ
ロンをイオン注入する。次に、図22に示すように、接
合深さ0.5μm程度熱拡散し、p+ 型ベースコンタク
ト層17を形成する。
【0045】そして、図1(b)に示すように、ウエハ
21の主表面にBPSGからなる層間絶縁膜18を形成
し、その一部にコンタクト穴開けを行いp+ 型ベースコ
ンタクト層17とn+ 型ソース層4を露出させる。さら
に、アルミニウム膜からなるソース電極19を形成し、
前記コンタクト穴を介してp+ 型ベースコンタクト層1
7とn+ 型ソース層4とにオーミック接触させる。さら
に、アルミニウム膜保護用としてプラズマCVD法等に
より窒化シリコン等よりなるパッシベーション膜(図示
略)を形成し、また、ウエハ21の裏面にはTi/Ni
/Auの3層膜からなるドレイン電極20を形成し、n
+ 型半導体基板1にオーミック接触をとる。
【0046】図23は、図1に示された構造においてU
溝50の底面の深さDを0〜1.2μmの間で変化させ
た場合の、オン抵抗RSPとドレイン・ソース間のブレー
クダウン電圧BVDSの変化を示した図である。ここで、
D=0の構造はプレーナ型DMOSFETに相当する。図より
D=1.0μmの場合、オン抵抗RSPは47mΩ・mm
2 となり、D=0のプレーナ型に対して41%オン抵抗
は減少されていることがわかる。
【0047】また、ドレイン・ソース間のブレークダウ
ン電圧BVDSはD≦1.0μmの時は52V一定となっ
ているが、D>1.0μmでは徐々にBVDSは低下して
おりD=1.2μmにおいては50Vになっていること
がわかる。これにより、素子全体のブレークダウンを起
こりにくくするため、p型ベース層16の接合深さより
もU溝50の深さを浅くすることが好ましい。
【0048】上記のように構成された本実施の形態の半
導体装置の製造方法によれば、選択酸化に先立ち低濃度
の半導体層の表面の所定領域をケミカルドライエッチン
グ法により除去する。ケミカルドライエッチング法はド
ライエッチング法の一種でありプロセスの制御性が高
く、ウエハ面内で均一なエッチングがおこなえ、再現性
も高い。またケミカルドライエッチング法はドライエッ
チングプロセスのなかでは比較的被エッチング面に与え
るダメージが小さい。そして、このケミカルドライエッ
チングの後に溝64表面を酸化する。また、溝64表面
をケミカルドライエッチング法を用いることにより、欠
陥の少ない表面を有する溝64が形成され、その表面を
酸化させるため、酸化が開始される時から均一に酸化さ
れ、結果として得られるU溝50の表面も欠陥の少ない
表面を得ることができる。そして、このU溝50の表面
をチャネル領域として使用するため、低いオン抵抗を得
ることができる。また、チャネル領域用の溝としてのU
溝50を形成するために、ケミカルドライエッチングと
酸化という2段階の工程を踏んでいるため、所望の幅の
U溝50を得たい場合は、酸化させる幅を制御すれば良
いので、溝形状も正確に制御することができる。
【0049】また、本実施の形態によれば、ケミカルド
ライエッチング工程は等方性であるので、溝64に角が
なくなり、このため酸化により形成されるU溝50にも
角がなくなる。このためゲート・ドレイン間耐圧及びゲ
ート・ソース間耐圧が向上する。また溝部の結晶欠陥が
少なくなることからも、ゲート電極とベース層との間の
絶縁破壊を防止でき、ゲート電極とベース層との間の耐
圧が向上できる。
【0050】また、溝64のn- 型エピタキシャル層2
表面付近の角度が90度に近くなり、選択酸化後に形成
されるU溝50の側面の傾斜角を急角度にすることがで
きセルサイズを縮小して低オン電圧を得ることもでき
る。また、本実施の形態によれば、ケミカルドライエッ
チング工程において、半導体基板1もしくはn- 型エピ
タキシャル層2の上方に実質的に陰極降下のため、電離
されたガスが、n- 型エピタキシャル層2表面に欠陥を
与えてしまうほどの速度で衝突することがない。このた
め、形成される溝64の表面を欠陥の非常に少ない表面
とすることができる。
【0051】図24はU溝を有する構造(U溝の深さ
0.9μm)において、LOCOS酸化膜が内部応力で
あるストレスSにどのように影響を及ぼしているかを調
べた図である。図中白丸はLOCOS酸化膜のないも
の、黒丸はLOCOS酸化膜を形成したもののストレス
を調べたものである。LOCOS酸化膜を形成した構造
においては、応力差(引張応力と圧縮応力との差)が±
150MPaもあることがわかる。しかしながら、これ
らの内部応力は製造工程の途中でLOCOS酸化膜を除
去することで緩和させることができる。
【0052】また、図25はLOCOS酸化膜を除去し
てゲート酸化膜を形成した際の内部応力(ストレスS)
を調べた図である。(a)はU溝の深さを0.9μm、
U溝を形成する領域の距離、即ち入口幅bを2μmとし
た場合であり、また(b)は同じく入口幅bを4μmと
した場合であり、(c)は入口幅bを5μmとした場合
である。なお入口幅bとは、図26(a)に示すように
側面51の対向した2つの平面のうちの一方の平面の接
線L1と主表面の接線L3とが交差する点から、他方の平面
の接線L2と前記主表面の接線とが交差する点までの距離
bのことをいう。ここで、図26は説明の簡単化のため
にゲート酸化膜の記載は省略してあるが、実際にはU溝
の表面には図18のようにゲート酸化膜が形成されてい
る。そして、入口幅b,深さD,側面の平面はそれぞれ
ゲート酸化膜が形成された後の寸法を示すものである。
図25において、内部応力はLOCOS酸化膜形成時の
1/4〜1/7に減少しており、入口幅bを大きくする
に従って内部応力は緩和されていることがわかる。図2
5(a),(b),(c)より、U溝の深さDを0.9
μmとした場合、入口幅bを5μm、4μm、2μmと
縮小していった場合、内部応力差はそれぞれ40MP
a、50MPa、70MPaと増加している。形成する
ゲート酸化膜の膜厚にもよるが、さらに入口幅bを縮小
していった場合は、内部応力差は急激に増加していくこ
とが予想される。内部応力差が70MPaを越えると側
面511と底面との境界(図26の512付近)で歪み
が生じ、この部分で格子欠陥が生じる可能性があるた
め、それを防止するため、U溝の深さDに対し、入口幅
bは2倍以上とすることが好ましい。即ち、U溝を形成
する場合、その深さDは入口幅bの1/2以下とするこ
とが好ましい。
【0053】以上のように本発明の各実施の形態におい
ては、U溝の底面を入口幅bの1/2以下とするため、
ゲート酸化膜の形成時にU溝の側面と底面との合流点に
おいて応力がかかりにくくなった。従って応力による結
晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度を向上できる
ため、低オン抵抗を得ることができる。また、本実施の
形態においては、図26(b)に示すように側面51が
ウエハの主表面に対してθだけ傾斜した平面511を有
し、入口と底面とを連続的に結んでいるため、側面と底
面と角度も緩やかになる。よって、ゲート絶縁膜形成時
に、U溝50の側面と底面との合流点において応力がか
かりにくくなる。これにより応力によるU溝50の結晶
欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度を向上でき、オ
ン抵抗を下げることができる。ここで、θは0度よりも
大きく90度よりも小さいものである。
【0054】そして、側面と底面との間に形成された滑
らかな曲面からなって、側面と底面との間に働く応力を
緩和する底部曲面512を備えているため、ゲート絶縁
膜形成時に、U溝50の側面と底面との合流点において
応力がかかりにくくなる。これにより応力によるU溝5
0の結晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移動度を向上
でき、オン抵抗を下げることができる。なお、U溝50
の入口部分に入口曲面513を備えていることが好まし
い。
【0055】本実施の形態では図2、図3に示されてい
るようにウエハ21として(100)面のシリコンを用
いた。図27は入口部分の幅(入口幅bに相当)を4μ
m、深さDを0.9μmのU溝を形成するべく、1μm
のLOCOS酸化膜を形成した段階(図8に相当)の断
面図である。この図においてU溝50の側面はウエハ表
面に対して55°の傾斜角が付いている。ここで傾斜角
とは、側面に平坦な面がある場合はその面の角度をい
い、側面に平坦な面がなく変曲点を有する滑らかな曲面
で構成されている場合は、その曲面の変曲点での接線の
傾きを言うものとする。本発明においては、この傾斜角
が55°±15°の間であることにより、チャネルの移
動度をさらに向上させることができ、これによりオン抵
抗を下げることができる。
【0056】この55°の角度を持つU溝50の側面の
面方位を、電子線による格子像観察で調べた。この結
果、この面はシリコン(111)面であることが分かっ
た。更に、側面はSiO2 /Si界面におけて平坦な平
面を有しており、平面の表面粗度、即ち局部的(所定領
域)に見た凹凸の高低差dは、TEM観察により4nm
以内(±2nm以内)であることが分かった(図2
8)。ここで(111)面はフォノン散乱が小さく非常
に移動度の高い面であるため、オン抵抗は非常に小さく
なる。また、表面粗度が4nm以内と小さいため、キャ
リアの表面散乱も少なくなり移動度が低下することがな
い。これによってもオン抵抗は小さくなる。なお、本実
施例でいう所定領域は、数十nm平方の範囲をいうもの
とし、図28では30〜40nm平方で観察した場合を
示している。
【0057】このように、ケミカルドライエッチングに
より、チャネル領域となる領域において凹凸の高低差d
が4nm以内の平面を備えたため、チャネル領域での平
坦度が良くなり、チャネル移動度を向上でき、低オン抵
抗を得ることができる。さらに半導体基板の面方位を
{100}面としたため、低オン抵抗を得ることができ
た。そして、半導体基板、ベース層及びソース層をシリ
コンで構成し、更にU溝の側面におけるチャネル領域の
面方位を{111}面もしくは{111}面に近い面と
した。シリコンにおける{111}面は移動度が高いた
め、さらに低オン抵抗を得ることができた。
【0058】また、ベース層を酸化膜と自己整合的に主
表面側から第2導電型の不純物を拡散させて形成し、ま
たソース層を、酸化膜と自己整合的に主表面側からベー
ス層内に第1導電型の不純物を拡散させることで形成し
た。このように自己整合的に二重拡散を行うため、位置
合わせのための余分な寸法を用意する必要がないため、
ユニットセルの寸法を小さくでき、低面積化が可能とな
った。この結果、オン抵抗を小さくすることができた。
【0059】また、U溝50の側面が平面を有している
ため、側面形成されるチャネル領域の移動度を向上でき
る。また、側面は底面と底部曲面により滑らかに結ばれ
ているため、U溝50の側面と底面との合流点において
応力がかかりにくくなる。これにより応力によるU溝5
0の結晶欠陥の発生を防止でき、更にチャネル移動度を
向上でき、オン抵抗を下げることができる。
【0060】さらに、U溝50の側面の平面うちの一方
の平面の接線と主表面の接線とが交差する点から、平面
うちの他方の平面の接線と、主表面の接線とが交差する
点までの距離である入口幅bが、底面の深さDの2倍以
上であるため、製造時にU溝50の側面と底面との合流
点において応力がかかりにくくなる。これにより応力に
よるU溝50の結晶欠陥の発生を防止でき、チャネル移
動度を向上でき、オン抵抗を下げることができる。 (第2の実施の形態)以下に本発明の第2の実施の形態
を示す。
【0061】図29は、第2の実施の形態の半導体装置
の断面図である。第1の実施の形態と異なるのは、ユニ
ットセルが16μm×16μmの正方形ということであ
る。またU溝の深さDは0.9μm、入口幅bは4μ
m、チャネル領域となる側面の面方位は(111)面で
ある。図30は図29に示したユニットセルを集積させ
たチップ(半導体装置)の平面図である。この図でチッ
プ寸法は2.5mm×2.5mm、集積度は13,135セ
ル、有効セル面積SA は3.36mm2 である。
【0062】図31は図30に示した半導体装置の電流
−電圧特性を示す図である。ゲート・ソース間電圧(V
GS)=16Vの時、115mVと5.17Aという動作
点を用い、(VDS/ID )×SA の式に代入することに
より、オン抵抗rSPは75mΩ・mm2 と計算された。
そしてVGS=10Vにおいては、適当な動作点を用いる
ことにより、オン抵抗rSPは85mΩ・mm2 と計算さ
れた。また、しきい値電圧はドレイン電流が1mAにお
いて1.2Vであった。図32はドレインのブレークダ
ウン特性を調べた図であり、図よりドレイン・ソース間
のブレークダウン電圧は50Vと測定された。
【0063】図33は図29に示した16μm×16μ
m角のユニットセルの、VGS=16V,VDS=0.6V
の条件における電界分布を示した図である。図において
チャネル長は0.5μm、各等電位線の間隔は0.05
Vである。計算の結果、ドレイン電流ID =4.5×1
0-5A/μm、ブレークダウン電圧BVDS=52Vと見
積もられた。この内、ブレークダウン電圧BVDS=52
Vは実測値の50Vと非常に近い値である。そして、ド
レイン電流ID =4.5×10-5A/μmから、オン抵
抗rSPは66mΩ・mm2 と計算され、その配分はrch
=23mΩ・mm2 、racc =13mΩ・mm2 、r
drift =30mΩ・mm2 となる。
【0064】図34は、ゲート電圧VGSを変化させた場
合の、ドレイン電流の実測値ID 、チャネルにおける電
圧降下Vch、チャネル移動度の実効値μeff の変化をそ
れぞれ示したものである。ドレイン電流ID のグラフよ
り、しきい値電圧VTH=2.3Vと読むことができる。
ここで、チャネルにおける電圧降下Vchは図35に示す
ように定義され、数式1のように計算される。
【0065】
【数1】 Vch=VDS−ID ・(racc +rdrift +rsub ) ここで、rsub は基板における抵抗であり、本実施の形
態の場合、rsub =10mΩ・mm2 とした。そしてチ
ャネル移動度μeff は数式2のように計算される。
【0066】
【数2】 μeff =(L/W)・(tox/εox)・ID /{Vch・(VGS−VTH)} ここでL,Wはそれぞれチャネル長及びチャネル幅であ
り、tox,εoxはそれぞれ酸化膜の厚さ及び誘電率であ
る。図35に示すように、300cm2 /V・sを越え
るチャネル移動度が得られたことがわかる。
【0067】以上説明した第2の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様、U溝50の側面と底面と
の境界部分に応力がかかることから生じるU溝表面の格
子欠陥を防止でき、オン抵抗を低減できる。ここで、特
開平61-199666 号公報に示されたような、初期溝の形成
に、物理的なイオンを衝突させるドライエッチングであ
るRIEを用いた縦型パワーMOSFETや、特開昭62
-12167号公報や国際公開WO93/03502号公報に示されたよ
うな、初期溝の形成に、ウエットエッチングを用いた縦
型パワーMOSFETにおいては、最終的にできあがる
U溝の表面にかなり凹凸が残っているため、オン抵抗は
増加してしまうが、ゲート酸化膜形成時にその凹凸が内
部応力を吸収して、U溝の側面と底面との境界部分に印
加される内部応力を緩和する。しかしながら、特願平6-
60693 号として提案したような、ケミカルドライエッチ
ングで初期溝を形成してLOCOS酸化し、その後LO
COS酸化膜を除去することでU溝を形成するものにお
いては、U溝の表面に凹凸が少ないためオン抵抗は減少
できるが、ゲート酸化膜形成時には内部応力が吸収され
にくく、U溝の側面と底面との境界部分に内部応力が印
加されてしまう。本願出願は、このようなトレードオフ
の関係を同時に満足するために成されたものである。
【0068】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては上記した効果の他にも以下のようなメリットがあ
る。即ち、酸化工程の後に酸化膜を除去してチャネル領
域を露出させる工程を、水溶液中でn- 型エピタキシャ
ル層2の表面のダングリングボンドを水素で終端させな
がら行う。反応活性の高いダングリングボンドが汚染物
質と反応する前に水素と反応して安定状態となり、汚染
物質とn- 型エピタキシャル層2との反応を防ぐことが
できる。その後酸素中に暴露するとさらに安定な酸化膜
が形成されU溝50表面を保護するため、その後のチャ
ネル領域の汚染を避けることができるため、高いチャネ
ル移動度が得られ、低オン電圧を得ることができる。
【0069】また、酸化膜を除去する間は酸化膜の表面
に光を照射しないようにすることにより、酸化膜を通し
てチャネル領域となる半導体層に光が照射されないよう
にすることが好ましい。これにより、チャネル領域付近
のn+ 型ソース層4とp型ベース層16との電位がほぼ
等しくなり、局所的にエッチングが進行するのが防止で
きて、均一なエッチングを行うことができる。この結
果、平坦なチャネル領域が得られ、更に高い移動度を得
ることができる。
【0070】そして、選択酸化膜を除去して得られたU
溝50の側面の面方位を{111}面としている。側面
のシリコン原子は水素1個で終端されるようになり、原
子的に平坦な側面が得られため、高いチャネル移動度を
得ることができる。また、酸化膜を除去する工程をPH
を4以下の水溶液中で行うため、U溝50の側面のシリ
コン原子は水素原子1個で終端される率がさらに高ま
り、原子的に平坦な{111}面が得られ、高いチャネ
ル移動度を得ることができる。
【0071】なお、上記第1の実施の形態及び第2の実
施の形態においては、具体的な数値を用いて本発明を説
明したが、本発明は上記数値に限られたものではない。
第1の実施の形態においては16μm角のユニットセル
を製造するために上記値を示したが、例えば、12μm
角のユニットセルにおいては、LOCOS酸化膜の厚さ
を0.7μm程度、p型ベース層16の接合深さDを
0.9μm程度、n+ 型ソース層4の接合深さDを0.
4μm程度に設定するというようにユニットセル寸法に
従って各膜厚、各接合深さDを適宜変更すれば良い。
【0072】また、半導体基板、ベース層及びソース層
をシリコンで構成し、更にU溝の側面におけるチャネル
領域の面方位を{110}面もしくは{100}面とす
れば、シリコンにおける{110}面、{100}面は
移動度が比較的高いため、さらに低オン抵抗を得ること
ができる。また、U溝における底面を主表面から0.5
μm以上、5μm以下の深さDとすることが好ましく、
この範囲では更に低オン抵抗を得ることができるが、本
発明においてはこの値に限定されるものではない。同様
にU溝における入口幅bを0.5μm以上とすること、
またU溝における側面を主表面に対して略55°とする
ことが好ましく、この範囲、数値で更に低いオン抵抗が
望めるが、本発明においてはこの値に限定されるもので
はない。また初期溝をLOCOS酸化するため、所望の
大きさのU溝50を形成させることができる。しかしな
がら、初期溝形成は、LOCOS酸化以外の他の酸化で
も良い。
【0073】また製造方法においては、図13で示され
る、弗酸を含む水溶液中でのLOCOS酸化膜の除去
後、本実施の形態では自然酸化によりシリコン表面を自
然酸化膜で保護したが、この工程を高温、例えば900
℃で行ってもよい。そして、n型ソース層,p型ソース
層の形成をLOCOS酸化膜の除去後に、レジストマス
クを用いて行っても良い。また、選択酸化膜を除去して
得られた溝の側面の面方位が低指数面の{110}面や
{100}面となるように、基板の面方位,パターニン
グ形状を選択しても良い。
【0074】なお、上記実施の形態は本発明を縦型パワ
ーMOSFETに適用した場合についてのみ説明したが、それ
に限定されるものではなく、このような縦型パワーMOSF
ETを組み込んだパワーMOSICに適用しても良い。ま
たさらに、本実施の形態においては半導体基板としてn
+ 型半導体基板を持ちいた縦型パワーMOSFETについて説
明したが、p+ 型半導体基板を用いた絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ(IGBT)のゲート構造にも適用
することができる。また、本実施の形態ではnチャネル
型についてのみ説明したが、n型とp型の半導体の型を
入れ換えたpチャネル型についても同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0075】また、ケミカルドライエッチング工程を、
CCl4,Cl2,SF6,CFCl3,CF2Cl2,CF3Cl,CHF3,C2ClF5,F2,N
F3,BCl3 の内の何れか一つもしくは複数を含むガス系で
行っても良い。これにより効率良くエッチングすること
ができる。さらに、本実施の形態においては、半導体基
板に電圧を印加しないで行ったが、ケミカルドライエッ
チング工程は、電離されたガス雰囲気中において、半導
体層の上方での陰極降下の絶対値が10V未満の状態で
行なっても良い。これにより電離されたガスが、半導体
層表面に欠陥を与えてしまうほどの速度で衝突すること
がなくなる。そして、形成される溝64の表面を欠陥の
非常に少ない表面とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態による縦型
パワーMOSFETの一部を示す平面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図2】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図3】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図4】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図5】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図6】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図7】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図8】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図9】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図10】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図11】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図12】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図13】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図14】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図15】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図16】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図17】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図18】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図19】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図20】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図21】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図22】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図23】第1の実施の形態における縦型パワーMOSFET
のU溝の深さに対するオン抵抗及びブレークダウン電圧
の変化を示す図である。
【図24】第1の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の断面図である。
【図25】第1の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の断面図である。
【図26】(a)(b)は図1に示した縦型パワーMOSF
ETの製造工程を示す図である。
【図27】第1の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の内部応力を示す図である。
【図28】(a)〜(c)は、第1の実施の形態におけ
る縦型パワーMOSFETの内部応力を示す図である。
【図29】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の断面図である。
【図30】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の平面図である。
【図31】図30に示した縦型パワーMOSFETの電流−電
圧特性を示す図である。
【図32】図30に示した縦型パワーMOSFETの電流−電
圧特性を示す図である。
【図33】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の電界分布を示す図である。
【図34】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
のゲート電圧に対するドレイン電流、チャネルでの電圧
降下及びチャネル移動度の変化を示す図である。
【図35】縦型パワーMOSFETのオン抵抗の配分を示す図
である。
【符号の説明】
1 n+ 型半導体基板 2 n- 型エピタキシャル層 4 n+ 型ソース層 5 チャネル 6 n- 型ドレイン層 7 JFET部 8 ゲート酸化膜 9 ゲート電極 16 p型ベース層 19 ソース電極 20 ドレイン電極 50 U溝 51 U溝の内壁 65 LOCOS酸化膜 601 酸化炉 603 ウエハボート 700 水溶液 702 放電室 703 反応室 704 遮光布
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】図27に示した縦型パワーMOSFETのTEM観
察図である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態による縦型
パワーMOSFETの一部を示す平面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図2】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図3】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図4】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図5】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図6】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図7】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図8】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図9】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を示
す図である。
【図10】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図11】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図12】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図13】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図14】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図15】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図16】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図17】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図18】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図19】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図20】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図21】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図22】図1に示した縦型パワーMOSFETの製造工程を
示す図である。
【図23】第1の実施の形態における縦型パワーMOSFET
のU溝の深さに対するオン抵抗及びブレークダウン電圧
の変化を示す図である。
【図24】第1の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の内部応力を示す図である。
【図25】(a)〜(c)は、第1の実施の形態におけ
る縦型パワーMOSFETの内部応力を示す図である。
【図26】(a)、(b)は図1に示した縦型パワーMO
SFETの製造工程を示す図である。
【図27】第1の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の断面図である。
【図28】図27に示した縦型パワーMOSFETのTEM観
察図である。
【図29】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の断面図である。
【図30】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の平面図である。
【図31】図30に示した縦型パワーMOSFETの電流−電
圧特性を示す図である。
【図32】図30に示した縦型パワーMOSFETの電流−電
圧特性を示す図である。
【図33】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
の電界分布を示す図である。
【図34】第2の実施の形態における縦型パワーMOSFET
のゲート電圧に対するドレイン電流、チャネルでの電圧
降下及びチャネル移動度の変化を示す図である。
【図35】縦型パワーMOSFETのオン抵抗の配分を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 邦彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 片岡 光浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面にケミカルドライエッチングに
    より初期溝を形成し、前記初期溝を酸化することにより
    前記初期溝の表面を酸化し、その後、酸化膜を除去する
    ことで形成され、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から前記入口幅の1/2以下の深さを有する底面、及
    び前記入口と前記底面とを連続的に結び、所定領域にお
    いて凹凸の高低差が4nm以内の平面を有する側面、か
    らなる溝部と、 前記溝部における前記側面に形成された第2導電型のベ
    ース層と、 前記ベース層内における前記主表面側に形成され、前記
    溝部の前記側面における前記平面にチャネル領域を形成
    させるソース層と、 前記溝部の表面上に、ゲート絶縁膜を介して形成された
    ゲート電極と前記半導体基板に電気的に接続されたドレ
    イン電極とを備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記側面は対向した2つの前記平面を有
    し、 前記入口幅は、前記平面うちの一方の平坦の接線と前記
    主表面の接線とが交差する点から、前記平面のうちの他
    方の平面の接線と前記主表面の接線とが交差する点まで
    の距離であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記溝部における前記入口幅は、0.5
    μm以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項2
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記溝部における前記底面は、前記主表
    面から0.5μm以上、5μm以下の深さを有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記溝部における前記側面は、 前記半導体基板の前記主表面に対して傾斜した平面と、 前記入口と前記側面の前記平面を結ぶ滑らかな入口曲面
    と、 前記底面と前記側面の前記平面を結ぶ滑らかな底部曲面
    と を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面にケミカルドライエッチングに
    より初期溝を形成し、前記初期溝を酸化することにより
    前記初期溝の表面を酸化し、その後、酸化膜を除去する
    ことで形成され、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から所定深さを有する底面、及び前記半導体基板の前
    記主表面に対して傾斜した平面を有し前記入口と前記底
    面とを連続的に結び、所定領域において凹凸の高低差が
    4nm以内の平面を有する側面、からなる溝部と、 前記溝部における前記側面に形成された第2導電型のベ
    ース層と、 前記ベース層内における前記主表面側に形成され、前記
    溝部における前記側面にチャネル領域を形成させるソー
    ス層と、 前記溝部の表面上に、ゲート絶縁膜を介して形成された
    ゲート電極と前記半導体基板に電気的に接続されたドレ
    イン電極とを備えることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面にケミカルドライエッチングに
    より初期溝を形成し、前記初期溝を酸化することにより
    前記初期溝の表面を酸化し、その後、酸化膜を除去する
    ことで形成され、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から所定深さを有する底面、前記入口と連続的を結び
    所定領域において凹凸の高低差が4nm以内の平面を有
    する側面、及び前記側面と前記底面との間に形成された
    滑らかな曲面からなり前記側面と前記底面との間に働く
    応力を緩和する底部曲面、で構成される溝部と、 前記溝部における前記側面に形成された第2導電型のベ
    ース層と、 前記ベース層内における前記主表面側に形成され、前記
    溝部における前記側面にチャネル領域を形成させるソー
    ス層と、 前記溝部の表面上に、ゲート絶縁膜を介して形成された
    ゲート電極と前記半導体基板に電気的に接続されたドレ
    イン電極とを備えることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面にケミカルドライエッチングに
    より初期溝を形成し、前記初期溝を酸化することにより
    前記初期溝の表面を酸化し、その後、酸化膜を除去する
    ことで形成され、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から前記入口幅の1/2以下の深さを有する底面、及
    び前記入口と前記底面とを連続的に結びぶ平面を有する
    側面、からなる溝部と、 前記溝部における前記側面に形成された第2導電型のベ
    ース層と、 前記ベース層内における前記主表面側に形成され、前記
    溝部の前記側面における前記平面にチャネル領域を形成
    させるソース層と、 前記溝部の表面上に、ゲート絶縁膜を介して形成された
    ゲート電極と前記半導体基板に電気的に接続されたドレ
    イン電極とを備えることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記溝部は、前記初期溝をLOCOS酸
    化し、その後、LOCOS酸化膜を除去することで形成
    されることを特徴とする請求項1乃至請求項8記載の半
    導体装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体基板の面方位は、{10
    0}面であることを特徴とする請求項1乃至請求項9記
    載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記半導体基板、前記ベース層及び前
    記ソース層はそれぞれシリコンからなり、更に前記溝部
    の前記側面における前記チャネル領域の面方位は、{1
    11}面もしくは{111}面に近い面であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項10記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記半導体基板、前記ベース層及び前
    記ソース層はそれぞれシリコンからなり、更に前記溝部
    の前記側面における前記チャネル領域の面方位は、{1
    10}面、{110}面に近い面、{100}面、{1
    00}面に近い面の何れか一つの面であることを特徴と
    する請求項1請求項10記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記ベース層は、前記酸化膜と自己整
    合的に前記主表面側から前記第2導電型の不純物を拡散
    させて形成されたものであり、また前記ソース層は、前
    記酸化膜と自己整合的に前記主表面側から前記ベース層
    内に前記第1導電型の不純物を拡散させることで形成さ
    れたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    2記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記ゲート絶縁膜の厚さ及び前記ベー
    ス層の不純物濃度は、当該半導体装置のしきい値電圧の
    絶対値が2.5V以下となるように設定されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項13記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記溝部の前記側面における前記平面
    は、前記主表面に対する角度が55°±15°の範囲で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項14記載の半
    導体装置。
  16. 【請求項16】 第1導電型の半導体基板の主表面にケ
    ミカルドライエッチングにより初期溝を形成する工程
    と、 前記初期溝を酸化することにより前記初期溝の表面を酸
    化する工程と、 酸化膜を除去し、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から前記入口幅の1/2以下の深さを有する底面、及
    び前記入口と前記底面とを連続的に結ぶ側面、からなる
    溝部を形成する工程と、 前記溝部における前記側面に第2導電型のベース層を形
    成する工程と、 前記ベース層内にチャネル領域を形成するべく、前記ベ
    ース層内における前記主表面側に、第1導電型のソース
    層を形成する工程と、 前記溝部の表面上にゲート絶縁膜を形成し、かかるゲー
    ト絶縁膜形成時に、前記側面の前記チャネル領域を含む
    領域に平面を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程し、更
    に前記半導体基板にドレイン電極を形成する工程とを備
    えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 第1導電型の半導体基板の主表面にケ
    ミカルドライエッチングにより初期溝を形成する工程
    と、 前記初期溝を酸化することにより前記初期溝の表面を酸
    化する工程と、 酸化膜を除去し、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から前記入口幅の1/2以下の深さを有する底面、及
    び前記入口と前記底面とを連続的に結ぶ側面、からなる
    溝部を形成する工程と、 前記溝部における前記側面に第2導電型のベース層を形
    成する工程と、 前記ベース層内にチャネル領域を形成するべく、前記ベ
    ース層内における前記主表面側に、第1導電型のソース
    層を形成する工程と、 前記溝部の表面上にゲート絶縁膜を形成し、かかるゲー
    ト絶縁膜形成時に、前記側面の前記チャネル領域を含む
    領域に凹凸の高低差が4nm以内の平面を形成する工程
    と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程し、更
    に前記半導体基板にドレイン電極を形成する工程とを備
    えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記溝部における前記入口幅は、0.
    5μm以上であることを特徴とする請求項16乃至請求
    項17記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記溝部における前記底面は、前記主
    表面から0.5μm以上、5μm以下の深さを有するこ
    とを特徴とする請求項16乃至請求項17記載の半導体
    装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 第1導電型の半導体基板の主表面にケ
    ミカルドライエッチングにより初期溝を形成する工程
    と、 前記初期溝を酸化することにより前記初期溝の表面を酸
    化する工程と、 酸化膜を除去し、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から所定深さを有する底面、及び前記半導体基板の前
    記主表面に対して傾斜した平面を有し前記入口と前記底
    面とを連続的に結ぶ側面、からなる溝部を形成する工程
    と、 前記溝部における前記側面に第2導電型のベース層を形
    成する工程と、 前記ベース層内にチャネル領域を形成するべく、前記ベ
    ース層内における前記主表面側に、第1導電型のソース
    層を形成する工程と、 前記溝部の表面上にゲート絶縁膜を形成し、かかるゲー
    ト絶縁膜形成時に、前記側面の前記チャネル領域を含む
    領域に凹凸の高低差が4nm以内の平面を形成する工程
    と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程し、更
    に前記半導体基板にドレイン電極を形成する工程とを備
    えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記溝部の前記側面における前記平面
    は、前記主表面に対する角度が55°±15°の範囲で
    あることを特徴とする16乃至請求項20記載の半導体
    装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 第1導電型の半導体基板の主表面にケ
    ミカルドライエッチングにより初期溝を形成する工程
    と、 前記初期溝を酸化することにより前記初期溝の表面を酸
    化する工程と、 酸化膜を除去し、所定の入口幅を有する入口、前記主表
    面から所定深さを有する底面、前記入口と連続的に結ば
    れた側面、及び前記側面と前記底面との間に形成された
    滑らかな曲面からなり前記側面と前記底面との間に働く
    応力を緩和する底部曲面、からなる溝部を形成する工程
    と、 前記溝部における前記側面に第2導電型のベース層を形
    成する工程と、 前記ベース層内にチャネル領域を形成するべく、前記ベ
    ース層内における前記主表面側に、第1導電型のソース
    層を形成する工程と、 前記溝部の表面上にゲート絶縁膜を形成し、かかるゲー
    ト絶縁膜形成時に、前記側面の前記チャネル領域を含む
    領域に凹凸の高低差が4nm以内の平面を形成する工程
    と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程し、更
    に前記半導体基板にドレイン電極を形成する工程とを備
    えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記溝部を形成する工程は、前記初期
    溝をLOCOS酸化し、その後、LOCOS酸化膜を除
    去することを特徴とする請求項16乃至請求項22記載
    の半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記ベース層は、前記酸化膜と自己整
    合的に前記主表面側から前記第2導電型の不純物を拡散
    させて形成されたものであり、また前記ソース層は、前
    記酸化膜と自己整合的に前記主表面側から前記ベース層
    内に前記第1導電型の不純物を拡散させることで形成さ
    れるものであることを特徴とする請求項16乃至請求項
    23記載の半導体装置の製造方法。
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