JPH08294137A - プロジェクタ装置 - Google Patents

プロジェクタ装置

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JPH08294137A
JPH08294137A JP7095024A JP9502495A JPH08294137A JP H08294137 A JPH08294137 A JP H08294137A JP 7095024 A JP7095024 A JP 7095024A JP 9502495 A JP9502495 A JP 9502495A JP H08294137 A JPH08294137 A JP H08294137A
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signal
color
white
light
projector device
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JP7095024A
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Junichi Nose
純一 能勢
Masanori Kojima
正典 小島
Kenji Kimura
健治 木村
Hideo Arahama
英夫 荒浜
Hideki Kaneko
秀樹 金子
Kenji Maeno
健二 前野
Naoto Konya
直人 紺谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00—Details of colour television systems
    • H04N9/12—Picture reproducers
    • H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/3105—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators
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    • H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶パネルを光変調手段として用いたプロジ
ェクタ装置において、白光変調と色光変調とについて個
別に液晶パネルを設け、高照度と高解像度とを両立して
実現する。 【構成】 色信号で駆動されて光を色光変調する液晶パ
ネル20と、圧縮回路70にて所定レベル以下の部分が圧縮
された輝度信号で駆動されて光を白光変調する液晶パネ
ル21とを備え、両液晶パネル20, 21の変調光をビームス
プリッタ34で合成し、その合成光をレンズ3でスクリー
ン4上に結像する。NTSC方式等の複合映像信号か
ら、両液晶パネル20, 21に入力される色信号及び白信号
を得ることが良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルを光変調手
段として用いたプロジェクタ装置に関し、特に、複合映
像信号を処理して光変調手段に出力する、所謂映像信号
系と光学系との両分野に介在するプロジェクタ装置の映
像信号源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、液晶パネルにて光変調を行う従
来の液晶プロジェクタ装置の構成図である。図6におい
て、1は白色光を出射するランプ、2はその出射光を反
射する反射鏡であり、ランプ1及び反射鏡2にて投射光
源を構成している。反射鏡2の反射面は放物面をなし、
その放物面の略焦点位置にランプ1を配置することによ
り略平行な出射光が得られる。出射光の出射方向前方に
は、3原色の各色信号R,G,Bで投射光の通過強度を
変調する、つまり光変調を行う液晶パネル20が設けられ
ている。液晶パネル20の前後には偏光板31と偏光板32と
が配置されており、液晶パネル20での光変調を有効に行
えるようにしている。偏光板31の前方には、レンズ3,
スクリーン4が設けられており、液晶パネル20からの出
射光をレンズ3にてスクリーン4上に結像させ、スクリ
ーン4に映像が表示されるようになっている。
【0003】また、30は、複合映像信号源5の信号から
液晶パネル20を駆動するための各色信号R,G,Bを出
力する、所謂映像信号処理及びその出力の機能を有する
映像信号源である。映像信号源30は、輝度信号と搬送色
信号(色情報を有する信号)とからなる複合映像信号を
出力する複合映像信号源5と、複合映像信号源5からの
複合映像信号を搬送色信号Cと輝度信号Y′とに分離す
るY/C分離回路6と、搬送色信号Cを色差信号R′−
Y′,B′−Y′,G′−Y′に復調する色復調回路7
と、各色差信号R′−Y′,B′−Y′,G′−Y′に
それぞれ輝度信号Y′を加算して色信号R′,G′,
B′を得る3個の加算器8,8,8と、得られた各色信
号R′,G′,B′にガンマ逆補正を施して液晶パネル
20駆動用の色信号R,G,Bを出力する3個の伸長回路
11,11,11とを有する。また、各伸長回路11は、ガンマ
逆補正を施すだけでなく、液晶パネル20の非直線性を補
償する特性を加えることも可能である。なお、以下の説
明及び図面において、′はガンマ補正を受けていること
を示す。
【0004】このガンマ補正は、映像信号源の映像信号
方式で定まる補正であって、映像光を映像信号に変換す
る映像カメラと、その映像信号を伝送する伝送チャンネ
ルと、伝送チャンネルを経由した信号を映像信号に復調
してその復調した映像信号を映像光に変換するCRT等
の表示装置とからなる全体のシステムにおいて、映像カ
メラに入る最初の入力情報としての映像光と最終の表示
装置から出される映像光との関係が結果として人間の目
にとって線形変化する目的のためになされる補正であ
る。
【0005】ここで、被写体の輝度をS、カメラの出力
電圧をEi 、表示装置に加わる入力電圧をEo 、表示装
置における再現画像の輝度をS′、カメラ及び表示装置
系の静特性のガンマ値を夫々γc , γd とすると、以下
に示すような関係となる。 Ei =Src …(1) S′=Eo rd …(2) もし、カメラと表示装置とを直接に接続したとすると、
つまり、式(1)のEiを式(2)のEo とみなすと、
下記の式(3)のようになる。 S′=Eo rd=(Src)rd=S(rc+rd) …(3)
【0006】つまり、表示装置における再現画像の輝度
S′はS(rc+rd) となり、指数的に表される。この指数
のγc +γd の値は例えば2以上の値となり、人間の視
覚が対数関数的に対応出来たとしても過大な値となり視
覚的には不自然な白レベルとなる。即ち、白レベルが被
写体の白レベル以上に輝いたり、例えば機関車の黒の車
体の色がうす茶の黒に見えたりするように黒レベルの階
調度が充分に表現されない。この点を補正するためと、
伝送系におけるダイナミックレンジを不要に上げないた
めに、圧縮しかつ上記式(3)の指数γc +γd の値を
考慮してその値の逆数値(=1/(γc +γd +α)、
但し、α:伝送チャンネルにおける圧縮定数)での信号
処理、つまりガンマ補正を施す。そして、この信号処理
が施されていることをガンマ補正を受けていると表現す
る。例えば、ガンマ補正を受けた輝度信号は図6でY′
で示されている。また、ガンマ逆補正とは、上記式
(3)に準じた処理を行って圧縮された信号を伸長して
入出力を直線性が良い関係にすることである。
【0007】次に、動作について説明する。複合映像信
号源5からの複合映像信号は、Y/C分離回路6で搬送
色信号Cと輝度信号Y′とに分離され、搬送色信号Cは
色復調回路7で色差信号R′−Y′,B′−Y′,G′
−Y′に復調される。各色差信号R′−Y′,B′−
Y′,G′−Y′に各加算器8で輝度信号Y′が夫々加
算されて、色信号R′,G′,B′が得られる。この色
信号は、信号形成時にガンマ補正と呼ばれる例えば 2.4
乗根程度の圧縮がかけれているので、各伸長回路11で2.
4 乗のガンマ逆補正を行う。このようにして得られた直
線性が良い、つまり、入力映像信号を生成する被写体の
レベルとスクリーン4での輝度レベルとが比例関係とな
るところの色信号R,G,Bが、映像信号源30から液晶
パネル20に出力される。そして、このガンマ逆補正され
た色信号R,G,Bにより液晶パネル20が駆動され、ラ
ンプ1及び反射鏡2からなる投射光源からの投射光が光
変調される。この変調光がレンズ3にてスクリーン4上
に結像され、スクリーン4に映像が表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶プロジェク
タ装置の照度は例えば40インチのスクリーン4に投射し
て1000ルクス程度である。一方、ブラウン管式プロジェ
クタ装置では同じサイズのスクリーンに対して2000ルク
ス程度の照度が得られる。よって、液晶プロジェクタ装
置の照度の更なる改善、例えば従来の液晶プロジェクタ
装置の照度の2倍程度の照度への改善が望まれる。ま
た、液晶パネル20は、カラー映像再現のために赤,緑,
青の3原色で画素を使い分けるため、解像度に寄与する
画素数は全体の画素数の3分の1になってしまう。従っ
て、解像度の改善も望まれている。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、色合いを有する光つまり色光と解像度に応じた
白色光つまり白光とをそれぞれ別々の液晶パネルにて変
調し、それぞれの変調光を合成する構成とすることによ
り、従来例よりも照度及び解像度を共に高めることがで
きる液晶プロジェクタ装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明の基礎を支え
る技術思考は、従来用いられている輝度信号と搬送色信
号とを多重化させた複合映像信号は、実は液晶プロジェ
クタ装置における従来の2つの問題点(照度の低さ及び
解像度の低さ)を解決する特徴を持っていると考えたこ
とと、従来の映像信号源30を活用しながら後述する人間
の視覚特性に適合させることを考えたこととに基づいて
いる。まず、複合映像信号の特徴は、石橋著“カラー受
像機”日本放送出版協会,昭和43年12月1日,第6刷,
pp.9〜15に記載されている。以下、この文献の要旨を踏
まえて順に説明する。人間の目は、明るさの違いに対す
る視力に比べて色の違いを区別する色差視力は極めて低
い。よって、カラーテレビジョン放送では、伝送される
飽和色信号の振幅は輝度信号の略1/2の振幅であり、
また、色信号の帯域は 0.5MHzであって 4.2MHzで
ある輝度信号の1/8.4 である。この特徴を応用して本
発明では、以下のようにして問題点を解決する。
【0011】飽和色で複合映像信号レベルが最大となる
のは黄色であり、その飽和3原色信号(具体的には色信
号R,G)のレベルを1とすると、このときの輝度信号
レベルは0.89となる。また3.58MHz周期の搬送色信号
レベルの最大値は0.44であり、黄色に対する複合映像信
号レベルの最大値は1.33(=0.89+0.44)となる。つま
り、輝度信号だけなら、1.33の振幅まで複合映像信号で
表現できる。さらに例えば2.4 乗のガンマ逆補正を行う
とすると、カラーの飽和色の1の振幅に対して2(≒1.
332.4 =1.9826…)の振幅の輝度信号が表示装置の液晶
パネルに対して出力可能である。従って、一方の液晶パ
ネルを含む光学系にて例えば2の半分の振幅1までの色
変調と投射とを行い、別の液晶パネルを含む光学系にて
振幅1から2までのガンマ逆補正が施された輝度信号Y
に基づく白色の階調度を示す白信号で白光変調と投射と
を行うことにより照度を倍増できる。このことが本発明
を支える第1の技術思考である。
【0012】さらに、複合映像信号の搬送色信号を構成
するR−Y,B−Y信号の帯域はほとんどの受像機では
3.58MHzを中心にしてQ信号と同じ 0.5MHzであっ
て、輝度信号の帯域 4.2MHzに比べてはるかに小さ
い。従って、色光変調を行う液晶パネルに対しては0.5
MHzに対応した画素を持たせ、一方、白光変調を行う
別の液晶パネルに対しては 4.2MHzに対応した画素を
別に持たせることににより、解像度の問題点も解決でき
る。このことが本発明を支える第2の技術思考である。
【0013】ところで、上述した複合映像信号を用いる
本発明の技術思考は人間の目の特性を利用したものであ
るので、液晶パネルを駆動するための信号を複合映像信
号ではなくRGB信号として本発明の手法を適用して
も、人間の目には実用的に使えるレベルが得られる。こ
れは、明るい色は照り輝いて白っぽく見えるからであ
る。以上のような本発明を支える2つの技術思考を背景
にして、各請求項の手段について以下に説明する。
【0014】請求項1に係わるプロジェクタ装置は、色
信号に応じた色光変調により色光を得る色光変調手段
と、白色の階調度を示す白色信号の第1の所定レベル近
傍より低い部分のレベルが圧縮された圧縮白信号に応じ
た白光変調により白光を得る白光変調手段と、得られた
色光及び白光を合成する合成手段とを備えたものであ
る。
【0015】請求項2に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、色光変調手段に入力される色信号は、
第2の所定レベル近傍より高い部分のレベルが圧縮され
た色信号であるようにしたものである。
【0016】請求項3に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1または請求項2の何れかにおいて、液晶パネルに
入力される色信号または圧縮色信号の帯域が、白色信号
または圧縮白信号の帯域より狭くなるようにしたもので
ある。
【0017】請求項4に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、色差信号R′−Y′,G′−Y′,
B′−Y′に輝度信号Y′を加算し、その加算信号をガ
ンマ逆補正して色信号R,G,Bを得るようにしたもの
である。
【0018】請求項5に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、ガンマ補正された色信号R′,G′,
B′を合成し、その合成信号をガンマ逆補正して白色信
号を得るようにしたものである。つまり、色信号R′,
G′,B′の入力のみで本装置を駆動し得る構成を得る
ものである。
【0019】請求項6に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、ガンマ補正された3原色信号R′,
G′,B′の中の最小値に相当する無彩色信号から白色
信号を生成するようにしたものである。
【0020】請求項7に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、ガンマ補正された輝度信号にガンマ補
正された色差信号の最小値に相当する無彩色信号を加え
た信号から白色信号を生成するようにしたものである。
【0021】請求項8に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、色光変調手段が3原色画素からなる単
板液晶パネルを有するようにしたものである。
【0022】請求項9に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、色光変調手段が赤緑青3枚の液晶パネ
ルを有するようにしたものである。
【0023】請求項10に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1において、複合映像信号からガンマ逆補正を施さ
れた3原色の色信号及び白色信号を得るようにしたもの
である。
【0024】請求項11に係わるプロジェクタ装置は、請
求項1の第1の所定レベルと請求項2の第2の所定レベ
ルとの値が異なるようにしたものである。
【0025】請求項12に係わるプロジェクタ装置は、色
信号及び白信号の所定レベル以上または所定レベル以下
の信号の圧縮が、非線形の入出力特性を備える第1及び
第2の信号処理手段によって施されるものである。
【0026】請求項13に係わるプロジェクタ装置は、請
求項12における信号処理手段がダイオードの非線形の入
出力特性を利用したものである。
【0027】請求項14に係わるプロジェクタ装置は、請
求項12における第1の信号処理手段がガンマ補正が施さ
れた輝度信号を伸長する伸長手段に縦続接続されている
ものである。
【0028】
【作用】請求項1のプロジェクタ装置では、色光変調手
段にてガンマ逆補正が施された色信号r,g,bで色光
変調された色光と、白光変調手段にて所定レベル以下の
部分が圧縮された圧縮白信号で白光変調された白光とに
より映像を構成する。色光変調は、その最大色変調光を
出力する飽和色レベルまでの色合いの画像再現を行う。
そして、その飽和色レベルまでの白(レベルが同一レベ
ルである3原色信号の加法混色)については色光変調手
段での色光変調にて対応し、また第1の所定レベルを超
える白については白光変調手段での白光変調にて対応す
る。従って、従来の3原色の液晶パネルを用いて色合い
のみならず白色の階調を再現する場合より高いレベルの
信号を白光変調手段に入力することができる。第1の所
定レベル以上の白い被写体の信号が入力された場合に、
色光変調手段はその最大色変調光を出力するダイナミッ
クレンジに達して一定の照度の白光を発し、白光変調手
段は第1の所定レベルを超えた部分の圧縮白信号で白光
変調された白光を同時に発する。一方、白光変調手段は
第1の所定レベル以下の白信号に対しては白光変調を行
わずに、実質上白光を阻止する。このようにした色光と
白光とを合成して映像を構成すると、第1の所定レベル
を超えた部分の照度に基づいて白光変調手段が白光を発
するので、従来に比べて照度が当然高くなる。また、白
光変調手段の解像度を色光変調手段の解像度より大きく
選ぶと、不自然なくカラー映像の解像度を向上できる。
【0029】請求項2のプロジェクタ装置では、色信号
r,g,bの第2の所定レベル以上の部分のレベルが圧
縮され一定値化される。色光変調手段にある所定レベル
を超える色信号が加わっても赤緑青の各色の最大色変調
光を出力する各飽和色レベルに差があると色変調手段の
出力光が一定化できない場合とか、または、各飽和色レ
ベル以上の信号が色光変調手段に入力された時に不要な
ノイズを発する場合には、色信号r,g,bに対して共
通な第2の所定レベルで色信号を一定値に抑える。これ
により、第2の所定レベルになると色信号r,g,bは
同じ値で一定値化されて、色光変調手段は白バランスが
良い白色を再現出力すると共に従来の障害を未然に避け
る作用を有する。
【0030】請求項3のプロジェクタ装置では、色信号
r,g,bの帯域を白色信号の帯域より狭くしている。
色光変調手段において所定のピッチ間隔を設けて配置さ
れた各画素の数に対応した空間周波数帯域f0 以上の周
波数f1 を有する信号を色光変調手段に入力すると、そ
の空間周波数f0 以上の周波数f1 を有する信号で色光
変調手段が駆動されることになり、所定ピッチ及びその
画素数で定まる空間周波数f0 とその入力信号の周波数
f1 との間で例えばその差分の周波数f2 (=f1 −f
0 )を発生する場合がある。この発生が画面上では干渉
現象となる、所謂折り返し妨害が発生する。色信号帯域
を狭くすることことにより、この折り返し妨害を防止す
る作用がある。
【0031】請求項4のプロジェクタ装置では、色光変
調用の液晶パネルに入力される色信号はガンマ補正が施
された色差信号と輝度信号とを加算し、その加算信号を
ガンマ逆補正して得ている。液晶パネルを有する色光変
調手段を複合映像信号で直接駆動することはできない。
ブラウン管式プロジェクタ装置では、複合映像信号から
分離した搬送色信号を復調したガンマ補正を受けた色差
信号にてグリッドを駆動し、同じくガンマ補正を受けた
輝度信号でカソードを駆動する方法がある。そこでこの
同じ色差信号と輝度信号とを加算して得るガンマ補正を
受けている色信号R′,G′,B′を用いれば、ブラウ
ン管のカソード及び液晶パネルの液晶の入力信号形態は
共通して行え、さらにこのとき使った輝度信号Y′に基
づき白光変調手段も駆動できる。色差信号と輝度信号と
を共通に共用でき、合理的な構成を実現できる。しか
も、色差信号グリッド駆動,輝度信号カソード駆動のブ
ラウン管式プロジェクタ装置と本液晶プロジェクタ装置
との入力情報が同質に近づくので両者の比較検討がし易
くなる。
【0032】請求項5のプロジェクタ装置では、ガンマ
補正が施された3原色信号R′,G′,B′を入力とす
るマトリクス回路の出力から輝度信号Y′を得ている。
3原色信号R′,G′,B′を使用する場合、色光変調
手段の入力はこの色信号R′,G′,B′を直接利用で
きる。白光変調手段の入力は色信号R′,G′,B′か
ら生成する必要があるが、色信号R′,G′,B′を合
成して生成した輝度信号Y′を利用でき、3原色信号
R′,G′,B′に対しても対応しえる合理的な入力構
成を実現できる。
【0033】請求項6のプロジェクタ装置では、白色信
号はガンマ補正された色信号の最小値から生成される。
赤緑青のガンマ補正された各原色信号R′,G′,B′
をその最小値に相当させた信号は無彩色信号となる。こ
の無彩色信号をガンマ逆補正して白色信号を構成するこ
とになる。これにより高輝度の色飽和度低下を防ぐこと
ができる。3原色信号R′,G′,B′を入力とするマ
トリクス回路の出力から白色信号を生成すると、白色と
色信号が持つ輝度成分との和がスクリーンでの照度とな
るので、輝度信号が過多となり、色映像光と白色映像光
との加法混色で映像を再現すると、映像画面上に色飽和
度低下が起こり易い。ガンマ補正された赤緑青の各原色
信号R′,G′,B′の最小値レベルに合わせて合成さ
れた部分は、白光変調手段にて変調され、残りの部分の
色信号は色光変調手段にて変調することができる。よっ
て、この構成にて生成された白色信号を使うと、色信号
が持つ輝度成分を含まない分だけ色光変調用の液晶パネ
ルの色飽和度の低下を回避でき、結果として両液晶パネ
ルの入力信号レベルに対して透過率がリニアに変化する
領域にて両液晶パネルが駆動されるので、飽和すること
なく色光変調及び白光変調が行われるので色合いが良
い。再生画像の階調度を良くする作用がある。
【0034】請求項7のプロジェクタ装置では、白色信
号はガンマ補正された輝度信号に色差信号の最小値を加
えた信号に基づいて得ている。つまり、白色信号は色信
号の最小値情報に基づいて構成されており、請求項6の
プロジェクタ装置と略同様の作用を有する。
【0035】請求項8のプロジェクタ装置では、色光変
調が単板液晶パネルでなされる。よって、色光変調手段
を簡易に構成でき、簡便にカラー映像を得ることガでき
る。
【0036】請求項9のプロジェクタ装置では、色光変
調が赤緑青3枚の液晶パネルでなされる。例えば、各液
晶パネルの画素数が同じで、開口率(液晶の画素面積に
対する光の有効通過面積の割合)が30%であれば、入力
光を赤緑青の各色光に分けて対応する各液晶パネルを通
った光を再合成すると30%の効率で液晶パネルを通過し
た光を得ることができる。これに対して、単板液晶パネ
ルの場合には画素を3等分して夫々に赤緑青のフィルタ
を付着して構成しているので、透過効率は1/3の10%
に低下する。従って3枚の液晶パネルで構成する方が効
率は3倍になる。
【0037】請求項10のプロジェクタ装置では、ガンマ
逆補正された色信号r,g,bと白色信号とを複合映像
信号から得ている。従って、前述したような複合映像信
号の特徴を充分に活かすことが可能である。
【0038】請求項11のプロジェクタ装置では、白色信
号と色信号r,g,bとの圧縮を施すスレッシュホール
ドレベルを定める第1及び第2の所定レベルが色光変調
手段と白光変調手段との相互の関係において独立して設
定しえる。これにより色信号及び白色信号の両液晶パネ
ルへの光変調の分担が調整しえて、例えば映像ソフトウ
ェアに合った色合いまたは白バランスの調整、或いは黒
レベル,白レベルの階調度を容易に調整し得る。
【0039】請求項12及び請求項13のプロジェクタ装置
では、比較的簡略な非線形回路にて色信号及び白色信号
を所定レベルで圧縮し得る。特に、ダイオードは非常に
簡単な圧縮処理を可能とする。
【0040】請求項14のプロジェクタ装置では、ガンマ
逆補正された白色信号のローレベルが圧縮される。
【0041】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0042】実施例1 図1は、本発明のプロジェクタ装置の一実施例の構成図
である。図1において、1は白色光を出射するランプ、
2はその出射光を反射する反射鏡であり、ランプ1及び
反射鏡2にて投射光源を構成している。反射鏡2の反射
面は放物面をなし、その放物面の略焦点位置にランプ1
を配置することにより略平行な出射光が得られる。出射
光の出射方向前方には、水平偏光光52は透過して直進さ
せると共に垂直偏光光50は反射させる偏光光学手段のビ
ームスプリッタ33が設けられている。ビームスプリッタ
33が反射した垂直偏光光50の直進方向には、反射鏡41,
色光変調用の液晶パネル20が設置され、一方、ビームス
プリッタ33を透過した水平偏光光52の直進方向には、反
射鏡42,白光変調用の液晶パネル21が設置されている。
液晶パネル20及び反射鏡41にて色光変調器40が構成され
ている。両液晶パネル20, 21の光出力側には、液晶パネ
ル20で垂直偏光光から水平偏光光に変えられた色映像光
51を直進させると共に、液晶パネル21で水平偏光光から
垂直偏光光に変えられた白映像光53を反射させて、両映
像光51, 53を合成するビームスプリッタ34が設けられて
いる。ビームスプリッタ34の前方には、レンズ3,スク
リーン4が設けられており、ビームスプリッタ34の合成
光をレンズ3にてスクリーン4上に結像させ、スクリー
ン4に映像が表示されるようになっている。なお、両液
晶パネル20, 21は、入射した垂直及び水平の偏光光を両
液晶パネル20, 21に入力される色信号r,g,bと圧縮
白信号のレベルに応じて偏光方向を制御する偏光作用を
有しているものである。
【0043】また、30は、ガンマ逆補正が施された色信
号R,G,B及びガンマ補正を受けている輝度信号Y′
を出力する映像信号源であり、輝度信号Y′を外部に出
力することを除いてその内部構成は図6に示したものと
略同様である。映像信号源30には、各色信号R,G,B
に対して、例えば抵抗とコンデンサとからなるRC1次
構成の低域通過フィルタ61,61,61と、カソード側が接
地されていて順方向電圧が例えば 0.6Vであるダイオー
ド62,62,62とが、図1に示すようにこの順に接続され
ている。ダイオード62は色信号のハイレベル(例えば
0.6V以上のレベル)を圧縮する作用を有しており、こ
の所定レベル(飽和色のレベル)を超える部分が圧縮さ
れて略一定値化され、またこの所定レベル以下の信号は
略リニアに出力され各色信号r,g,bが液晶パネル20
の各3原色の画素に出力されるようになっている。
【0044】また、映像信号源30には、ガンマ補正を受
けている輝度信号Y′に対してガンマ逆補正を施す所謂
伸長回路111 と、順方向電圧が 0.6Vであるダイオード
71及び抵抗72からなる圧縮回路70とがこの順に接続され
ており、ガンマ逆補正された後にその所定レベル(飽和
色のレベル)以下の部分が圧縮され、またこの所定レベ
ル以上の信号は略リニアに出力され圧縮白信号yが液晶
パネル21に出力されるようになっている。なお、本例で
は色信号R,G,B及び白色信号Yの各圧縮レベルを同
じレベル(例えば 0.6V)としたが、夫々独立した値で
あっても良い。
【0045】次に、動作について説明する。ランプ1及
び反射鏡2からなる投射光源からビームスプリッタ33に
入射された光(垂直偏光光と水平偏光光とからなる自然
光である)の内、水平偏光光52は直進し、垂直偏光光50
は反射する。水平偏光光52は、反射鏡42で反射され、図
1に示す圧縮白信号yに基づいて液晶パネル21で偏光制
御を受けて垂直偏光光に変えられ、白光変調された白映
像光53がビームスプリッタ34で反射される。一方、垂直
偏光光50は、反射鏡41で反射され、液晶パネル20で投射
光源の光のうち垂直偏光光が、赤緑青の各色信号r,
g,bに基づいて夫々別々に水平偏光光に変えられ色光
変調され、色光変調された色映像光51はビームスプリッ
タ34を直進する。このような白映像光53と色映像光51と
はビームスプリッタ34で合成され、カラーの映像光を構
成してレンズ3を通ってスクリーン4上に投射され、ス
クリーン4に映像が表示される。
【0046】映像信号源30から出力されたガンマ逆補正
処理済の各色信号R,G,Bは、夫々低域通過フィルタ
(LPF)61を通過する。そのLPF61の帯域幅は液晶
パネル20の画素ピッチ及び画素数に基づいて定まる空間
周波数の帯域幅以下に設定されており、前述した請求項
3の作用の項で説明した折り返し妨害を防ぐ。LPF61
に接続されたダイオード62にて、各色信号の最大振幅レ
ベルが 0.6Vに制限され、振幅レベルが 0.6V以下であ
る各色信号r,g,bが駆動色信号として液晶パネル20
に出力される。このハイレベル圧縮作用で飽和色レベル
(本例では 0.6Vが第2の所定レべルとなる)を超えた
色信号を一定化し、液晶パネル20の色光変調出力光の強
度を一定化する。また、ガンマ補正が施された輝度信号
Y′については、伸長回路111 でガンマ逆補正を行って
白色信号Yを生成し、圧縮回路70でその白色信号Yのロ
ーレベル(本例では第1の所定レべルとしての 0.6V以
下)を圧縮して実質的に阻止し、そして 0.6Vを超える
白色信号Yが液晶パネル21に圧縮白信号yとして出力さ
れる。これにより、白光変調用の液晶パネル21は第1の
所定レべルで定まる飽和色レベル以上の圧縮白信号yに
対して白光を発し、第2の所定レべルで定まる飽和色レ
ベル(図1では第1の所定レべルの 0.6Vと同じレべ
ル)以下の色信号r,g,bに対して生成される色光と
重ねて液晶パネル20のみで得られる照度以上の照度をス
クリーン4上で得る。なお、伸長回路11, 111 はガンマ
逆補正のみならず液晶パネル20, 21の非直線性を補償す
る特性を加えても良い。
【0047】実施例2 図2は、図1において本装置に入力される信号源が、ガ
ンマ補正された輝度信号Y′を持たないで、ガンマ補正
された色信号R′,G′,B′のみで構成されたR′
G′B′信号源である場合に、ガンマ補正が施された色
信号R′,G′,B′から必要とする輝度信号Y′を生
成する一例の回路構成図である。図2において、15は
R′G′B′信号源であり、R′G′B′信号源15に
は、各色信号R′,G′,B′に対してガンマ逆補正を
施す伸長回路11, 11, 11が夫々接続されており、各伸長
回路11, 11, 11の出力からガンマ逆補正が施された各色
信号R,G,Bが得られる。また、R′G′B′信号源
15には、4個の抵抗81, 82, 83,84を有するマトリクス
回路80が接続されている。このマトリクス回路80の構成
は、前述した文献“カラー受像機”p.10に記載されてい
る通りであり、各抵抗の抵抗値は、抵抗81を2960Ω、抵
抗82を5840Ω、抵抗83を 15900Ω、抵抗84を1800Ωとし
て、ガンマ補正が施された色信号R′,G′,B′から
輝度信号Y′を合成して等価的に得ている。つまり、図
2の構成から出力される色信号R,G,B及び輝度信号
Y′は、図1の映像信号源30から出力される信号と等価
となる。これによって、ガンマ補正が施された色信号
R′,G′,B′のみでも本装置の動作が可能である。
【0048】実施例3 図3は、図1において本装置に入力される信号源が輝度
信号Y′を持たない場合に、ガンマ補正された色信号
R′,G′,B′から圧縮される前の白信号(輝度信号
y′)を作成する他の例の回路構成図である。R′G′
B′信号源15には、各色信号R′,G′,B′に対して
ガンマ逆補正を施す伸長回路11, 11, 11が夫々接続され
ており、各伸長回路11, 11, 11の出力からガンマ逆補正
が施された各色信号R,G,Bが得られる。また、R′
G′B′信号源15には、各色信号R′,G′,B′に対
応したPNP トランジスタ91, 92, 93と、抵抗94と、PNP
トランジスタ91, 92, 93と相補関係にあるNPN トランジ
スタ95と、負荷抵抗96と、電源97とから構成された最小
値回路90が接続されている。各PNP トランジスタ91,92,
93の各ベースには対応する各色信号R′,G′,B′
が入力され、各エミッタは共通に接続され、各コレクタ
は接地されている。NPN トランジスタ95のベースは各PN
P トランジスタ91, 92, 93の共通エミッタと接続され、
NPN トランジスタ95のコレクタとその共通エミッタとの
間に抵抗94が設けられ、NPN トランジスタ95のエミッタ
は一端が接地された負荷抵抗96の他端に接続されてい
る。また、NPN トランジスタ95のコレクタは−側が接地
された電源97の+側と接続している。
【0049】この実施例3では、輝度信号y′をガンマ
補正が施された色信号の最小レベルとして得ている。上
述した構成の最小値回路90にあって、各色信号R′,
G′,B′は、PNP トランジスタ91, 92, 93で構成され
かつエミッタが共通に接続されたエミッタフォロワに入
力される。そして、その出力は電源97と共通エミッタと
に接続された抵抗94の両端に得られる。色信号R′,
G′,B′の中でレベルが最低である色信号が入力され
たPNP トランジスタのみがエミッタフォロワとして働
き、抵抗94に出力される。その出力の直流レベルは、エ
ミッタフォロワとして動作するPNP トランジスタのベー
ス・エミッタ間でVbe電圧、略 0.6Vだけ上昇するの
で、PNP トランジスタと相補のNPN トランジスタ95によ
るエミッタフォロワで前記PNP トランジスタのVbe電圧
の略 0.6Vレベルだけ低下させ、結果として負荷抵抗96
にレベルシフトがない出力を得る。そして、この最小値
回路90からの輝度信号y′はガンマ補正が施されている
色信号R′,G′,B′のうちの最小値レベルを示し、
この最小値レベルに相当する他の2つの色信号と最小値
を示す色信号とから構成される信号は無彩色信号、つま
り図1のガンマ補正が施された輝度信号と同じ種類の信
号(輝度信号)となる。この信号は、伸長回路111 によ
ってガンマ逆補正された白色信号の基をなす信号となり
うることになる。
【0050】逆の視点で見ると、例えばカラーバー信号
の白色に対応するガンマ補正が施された色信号R′,
G′,B′のレベルは全て同一レベルの1に相当する値
を有しているので、この実施例3の図3の最小値レベル
信号y′を用いて生成される無彩色の信号はレベル1に
相当する輝度レベルを有し、この輝度レベルを入力とす
る伸長回路111 から出力されるガンマ逆補正された白色
信号のレベルも1(=1 2.4 )となる。そして、このレ
ベルを例えば信号電圧換算で1Vとみなすと、略0.6V
(第2の所定レベルに相当)以下の色信号から生成され
た無彩色信号は、色光変調用の液晶パネル20に光変調を
施し、そこから色映像光(この場合にはr,g,bレベ
ルが同一の色映像光たる白光となる)を出射することと
なる。また、 0.6V(第1の所定レベルに相当)以上の
無彩色信号は、白光変調用の液晶パネル21に光変調を施
し、そこから白映像光を出射することとなる。
【0051】つまりカラーバー信号の白レベルは、第1
及び第2の所定レベルが同一である場合には、その所定
レベルの前後の無彩色信号が、色光変調用の液晶パネル
20と白光変調用の液晶パネル21とによって夫々同時に駆
動されて白の画像が再現されることになる。高輝度の部
類に属するカラーバーの白色映像光は、夫々第1の所定
レベルを基準に相互にふり分けられた無彩色信号によっ
て光変調された変調光で合成される。よって、高輝度の
信号に対しても各液晶パネルを過飽和レベルで光変調さ
せることがなくなり、映像光の白レベルの飽和感を与え
ない。
【0052】実施例4 図4は、図3に示す構成で得られる輝度信号y′と同等
の輝度信号を色差信号から得るための回路構成図であ
る。図において、90は、入力される色差信号R′−
Y′,B′−Y′,G′−Y′の最小値を求める最小値
回路であり、その内部構成は図3に示したものと同様で
ある。また、98は最小値回路90の出力に輝度信号Y′を
加算する加算器である。本例では、色差信号R′−
Y′,B′−Y′,G′−Y′の最小値を最小値回路90
にて選択し、加算器98にてその最小値に輝度信号Y′を
加えることにより、図3で得られる輝度信号y′を出力
している。この得られた輝度信号y′を用いる処理は、
上述の実施例3の場合と同様であるのでその説明は省略
する。
【0053】実施例5 図5は、色光の照度を上げるための、図1における色光
変調器40の他の例の構成を示す図である。本実施例の色
変調器40は、垂直偏光光50が入射される青通過・緑赤反
射鏡101aと、青通過・緑赤反射鏡101aの反射方向に順に
設けられた赤通過・緑青反射鏡103 ,反射鏡41a 及び赤
光変調用液晶パネル107 と、青通過・緑赤反射鏡101aの
光通過方向に順に設けられた反射鏡41b,青光変調用液晶
パネル105 及び青通過・緑赤反射鏡101bと、赤通過・緑
青反射鏡103 及び青通過・緑赤反射鏡101b間に設けられ
た緑光変調用液晶パネル106 と、赤光変調用液晶パネル
107 及び青通過・緑赤反射鏡101bの出力光を合成して垂
直偏光光の色映像光51を出力する青緑通過・赤反射鏡10
4 とを有する。
【0054】次に、動作について説明する。垂直偏光光
50は、青通過・緑赤反射鏡101aに入射される。垂直偏光
光50の中の青色光は、青通過・緑赤反射鏡101aを通り、
反射鏡41b で反射され、青光変調用液晶パネル105 で変
調を受け、青通過・緑赤反射鏡101b及び青緑通過・赤反
射鏡104 を通って色映像光51の青成分を形成する。垂直
偏光光50の中の緑色光は、青通過・緑赤反射鏡101aと赤
通過・緑青反射鏡103とで反射し、緑光変調用液晶パネ
ル106 で変調を受け、青通過・緑赤反射鏡101bで反射
し、さらに、青緑通過・赤反射鏡104 を通って色映像光
51の緑成分を形成する。垂直偏光光50の中の赤色光は、
青通過・緑赤反射鏡101aで反射され、赤通過・緑青反射
鏡103aを通り、さらに、反射鏡41a で反射し、赤光変調
用液晶パネル107 で変調を受け、青緑通過・赤反射鏡10
4 で反射され、色映像光51の赤成分を形成する。このよ
うにしてそれぞれに形成された青緑赤の映像光を合成し
て色映像光51が得られる。そして、青,緑,赤の各光路
長は等しく好ましいものとなる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、請求項1のプロジェクタ
装置によれば、色光変調と白光変調とを色光変調手段と
白光変調手段という別の光学系で各別に行い、それぞれ
の変調光を合成するようにしたので、色光変調手段だけ
で得た映像に比べて照度を略2倍にできる。また、白光
変調手段の解像度に比べて色光変調手段の解像度は低く
できるので、コストを低減すべく色光変調手段の解像度
を低くしても、白光変調手段における解像度の向上だけ
で、実用的な解像度の向上を図れる。
【0056】請求項2のプロジェクタ装置によれば、色
信号のハイレベルを圧縮しているので、飽和色レベルを
超える信号が入力されても、液晶パネルの透過度の変
化,ノイズの発生等の障害を除去できる。
【0057】請求項3のプロジェクタ装置によれば、色
信号の帯域を白色信号の帯域より狭くしているので、色
光変調手段の画素ピッチ及び画素数に対応した空間周波
数帯域以上の信号を阻止して、折り返し妨害の発生を未
然に回避できる。
【0058】請求項4のプロジェクタ装置によれば、色
光変調手段に入力される色信号はガンマ補正された色差
信号と輝度信号とを加算した信号をガンマ逆補正して得
ているので、複合映像信号を入力とする場合は、色復調
により色差信号が得られるため、本装置の入力回路を簡
単にして経済的である。
【0059】請求項5のプロジェクタ装置によれば、ガ
ンマ補正された色信号R′,G′,B′を入力とするマ
トリクス回路にて輝度信号Y′を得ることができるの
で、ガンマ補正された3原色信号を入力とする場合に
も、本発明の手法を容易に実施できる。
【0060】請求項6のプロジェクタ装置によれば、ガ
ンマ補正された色信号R′,G′,B′の最小値に相当
する無彩色信号から白色信号が生成されているので、高
輝度の色飽和度低下を防ぎ、色純度が高い映像と階調度
が良い投写画像とを得ることができる。
【0061】請求項7のプロジェクタ装置によれば、ガ
ンマ補正された色差信号の最小値に相当する無彩色信号
と輝度信号とを加算して白色信号を得ているので、複合
映像信号を入力としている場合に構成し易く、しかも、
高輝度の色飽和度低下を防ぎ、色純度が高い映像を得る
ことができる。
【0062】請求項8のプロジェクタ装置によれば、色
光変調は単板液晶パネルで行うようにしたので、赤緑青
の3つの色で画素を分けているために光の利用率は1/
3以下になるが、1枚のパネルで色変調を行うことがで
き、部品数が少なく簡単かつ経済的に構成できる。
【0063】請求項9のプロジェクタ装置によれば、色
光変調は赤緑青の3枚の液晶パネルで行うようにしたの
で、単板液晶パネルに比べて効率が3倍向上し、照度が
高い映像が得られる。
【0064】請求項10のプロジェクタ装置によれば、ガ
ンマ逆補正された色信号及び白信号の基となるガンマ補
正された輝度信号は複合映像信号から生成されるので、
色飽和レベルが輝度最大レベルの1/2であり、色帯域
が輝度帯域の1/8.4 である複合映像信号は本発明の構
成に適合した信号であるため、画質の改善効果のみなら
ず、従来使用されている複合映像信号との整合性が良
く、本願の目的とする効果が顕著に表れるものである。
【0065】請求項11のプロジェクタ装置によれば、第
1及び第2の所定レベルが独立して調整しえるので、配
置された色光変調手段と白光変調手段との最適な圧縮レ
ベルの組合わせが可能となり、本願の目的を最適になす
状態で投写画像を生成することができる。
【0066】請求項12及び請求項13のプロジェクタ装置
によれば、簡単な回路構成で両液晶パネルに入力される
信号が夫々圧縮されるので、両液晶パネルのリニア偏光
制御領域で夫々信号が光変調されることになり、画質が
良い色映像光と白映像光とを生成した上でこれらの映像
光が偏光ビームスプリッタで合成することができる。
【0067】請求項14のプロジェクタ装置によれば、こ
の構成によってガンマ補正された輝度信号Y′がガンマ
逆補正を受けて伸長される。その伸長された信号のロー
レベルが圧縮される。つまり、拡大伸長された信号にお
けるローレベルが効果的に圧縮され、かつ伸長されたハ
イレベルの白色信号を直接に白光変調手段に伝えるの
で、再生画像光の輝度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプロジェクタ装置の実施例の構成を
示す図である。
【図2】 本発明のプロジェクタ装置において輝度信号
を得る第1の構成例を示す図である。
【図3】 本発明のプロジェクタ装置において輝度信号
を得る第2の構成例を示す図である。
【図4】 本発明のプロジェクタ装置において輝度信号
を得る第3の構成例を示す図である。
【図5】 本発明のプロジェクタ装置における色変調器
の他の構成例を示す図である。
【図6】 従来のプロジェクタ装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ランプ、2 反射鏡、3 レンズ、4 スクリー
ン、5 複合映像信号源、6 Y/C分離回路、7 色
復調回路、8,98 加算器、11,111 伸長回路、15
R′G′B′信号源、20 色光変調用の液晶パネル、21
白光変調用の液晶パネル、30 映像信号源、33,34
ビームスプリッタ、40 色光変調器、41,41a, 41b 反
射鏡、50 垂直偏光光、51 色映像光、52 水平偏光
光、53 白映像光、61 低域通過フィルタ、62,71 ダ
イオード、70 圧縮回路、72, 81,82,83,84,94 抵
抗、80 マトリクス回路、90 最小値回路、91, 92, 93
PNP トランジスタ、95 NPN トランジスタ、96 負荷
抵抗、97 電源、101a, 101b 青通過・緑赤反射鏡、10
3 赤通過・青緑反射鏡、104 青緑通過・赤反射鏡、105
青光変調用液晶パネル、106 緑光変調用液晶パネル、10
7 赤光変調用液晶パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒浜 英夫 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社京都製作所内 (72)発明者 金子 秀樹 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社京都製作所内 (72)発明者 前野 健二 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社京都製作所内 (72)発明者 紺谷 直人 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社京都製作所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号に応じて液晶パネルによる光変
    調を行うプロジェクタ装置において、映像信号から色信
    号を得る第1の信号回路と、得た色信号に応じた色光変
    調により色光を得る色光変調手段と、映像信号から白色
    の階調度を示す白色信号を得る第2の信号回路と、得た
    白色信号の第1のレベル近傍より低い部分のレベルを圧
    縮して圧縮白信号を得る第3の信号回路と、得た圧縮白
    信号に応じた白光変調により白光を得る白光変調手段
    と、得た色光及び白光を合成する合成手段とを備えるこ
    とを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 【請求項2】 ガンマ逆補正が施された3原色信号R,
    G,Bの第2のレベル近傍より高い部分のレベルを圧縮
    した圧縮色信号を前記色信号として得る手段を、前記第
    1の信号回路が有することを特徴とする請求項1記載の
    プロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記色信号または圧縮色信号の帯域は前
    記圧縮白信号の帯域より狭いことを特徴とする請求項1
    または2記載のプロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 ガンマ補正された色差信号及び輝度信号
    を加算する手段と、その加算信号にガンマ逆補正を施し
    て前記色信号を得る手段とを、前記第1の信号回路が有
    することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装
    置。
  5. 【請求項5】 ガンマ補正された色信号を合成して前記
    白色信号を得る手段を、前記第2の信号回路が有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  6. 【請求項6】 ガンマ補正された3原色信号R′,
    G′,B′の中の最小値に相当する無彩色信号から前記
    白色信号を生成する手段を、前記第2の信号回路が有す
    ることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  7. 【請求項7】 ガンマ補正された色差信号の最小値に相
    当する無彩色信号と輝度信号とを加算し、その加算信号
    から前記白色信号を生成する手段を、前記第2の信号回
    路が有することを特徴とする請求項1記載のプロジェク
    タ装置。
  8. 【請求項8】 前記色光変調手段は、3原色画素からな
    る単板液晶パネルを有することを特徴とする請求項1記
    載のプロジェクタ装置。
  9. 【請求項9】 前記色光変調手段は赤緑青3枚の液晶パ
    ネルを有することを特徴とする請求項1記載のプロジェ
    クタ装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の信号回路は、複合映像信号
    からガンマ逆補正された前記色信号を得る手段を有し、
    前記第2の信号回路は、複合映像信号からガンマ補正さ
    れた前記白色信号を得る手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のプロジェクタ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のレベルと前記第2のレベル
    とが異なっていることを特徴とする請求項2記載のプロ
    ジェクタ装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のレベル及び/または前記第
    2のレベルの夫々の近傍レベルでの信号の圧縮を行う、
    入出力特性が非線形である第1の信号処理手段及び/ま
    たは第2の信号処理手段を備えることを特徴とする請求
    項1,2または11記載のプロジェクタ装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の信号処理手段は、
    ダイオードを有することを特徴とする請求項12記載の
    プロジェクタ装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の信号処理手段は、ガンマ補
    正が施された輝度信号を伸長する伸長手段に縦続接続さ
    れていることを特徴とする請求項12記載のプロジェク
    タ装置。
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