JPH0829432A - 自動試料調製装置 - Google Patents

自動試料調製装置

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JPH0829432A
JPH0829432A JP18636994A JP18636994A JPH0829432A JP H0829432 A JPH0829432 A JP H0829432A JP 18636994 A JP18636994 A JP 18636994A JP 18636994 A JP18636994 A JP 18636994A JP H0829432 A JPH0829432 A JP H0829432A
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flask
container
sample solution
beaker
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Application number
JP18636994A
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English (en)
Inventor
Koji Okada
幸治 岡田
Tatsuya Kaihatsu
達也 貝發
Tetsuro Kitade
哲朗 北出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
JFE Techno Research Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Kawatetsu Techno Research Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体試料から試料溶液調製までの一連の処理
を全て自動化する。 【構成】 レール13上を走行するハンドリングロボッ
ト21の周囲に、加熱溶解部35、空・水冷部20、希
釈・定容部31、攪拌部16、濾過部12、25を設
け、制御部(パソコン)により、これら各部が予め設定
された条件で動作するように制御するとともに、固体試
料又は試料溶液を入れた容器を上記各部間で順次移送し
た後、所定の分析待ち位置に置くようにハンドリングロ
ボットの動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体試料を化学分析装
置で分析可能な状態の試料溶液に調製するための自動試
料調製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体試料を分析する方法には、アーク発
光分光分析等のいわゆる機器分析法と、誘導結合型プラ
ズマ(Inductively Coupled Plazma=ICP)発光分光
分析法等のいわゆる化学分析法とがある。機器分析法で
は一般に固体試料を塊状のまま分析することができる
が、化学分析では固体試料を酸等により加熱溶解した
後、その溶液を分析する。
【0003】化学分析は、検量線作成用の標準溶液等の
多成分混合試料を、溶液の添加等により容易に作成する
ことができるという利点を有するが、試料を溶液化する
という前処理が必要となる。固体試料の溶液化は、通
常、試料を塩酸、硝酸等の酸溶液に入れ、加熱すること
により行なわれるが、実際にはその前後に、試料の秤
量、分取、酸の添加、加熱・溶解、冷却、添加物の添
加、溶液の定容、濾過等の多くの処理が必要となる。こ
れらの処理にはそれぞれに専用の器具や装置が必要であ
る(例えば加熱・溶解時には酸の蒸気が発生するため、
ドラフトチャンバが必要である)とともに、多くの処理
においては複雑かつ微妙な作業を必要とするため、これ
らを手動で行なう場合には非常に煩雑で時間を要するも
のであった。また、多数の試料を速やかに分析しなけれ
ばならない場合には、各処理で器具もそれに応じた数だ
け用意し、予め試料溶液を作成しておかなければならな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような複雑かつ時
間のかかる試料調製処理を自動化する試みは従来より行
なわれているが、従来の自動試料調製装置は、上記一連
の工程の一部のみを対象としたものか、或いは、複数工
程に亙るとしても、濾過処理を省略する等、いずれかの
工程が除外され、或いは簡略化されていた。しかし、簡
略化された自動試料調製装置では途中に人間が介在しな
ければならず、結局は、大した省力化にはならないもの
である。また、簡略化された自動試料調製装置では適用
可能な試料が限られてしまうという問題もある。例え
ば、濾過工程を省略した自動溶液化装置では、残渣が残
らない試料しか扱うことができない。
【0005】また、各処理については、従来の試料調製
装置又は手動操作では次のような問題点を抱えていた。
まず、固体試料の溶液化については、従来、塩酸、硝
酸、硫酸等の鉱酸(無機酸)を使用し、加熱することに
より溶解速度を上げて処理の迅速化が図られていた。ま
た、ガスバーナ、電熱ヒータ等により加熱された金属プ
レート上に複数個の容器を並べて同時に加熱することに
より、複数試料処理の場合の時間短縮が図られていた。
加熱の際には酸蒸気或いはNOx、SOx等のガスが発生
するため、これらの加熱はドラフトチャンバ内で行な
い、排風機によりドラフトチャンバ内の空気を排出しな
がら加熱を行なっていた。しかし、このような従来の装
置又は方式では、次のような問題点があった。
【0006】(1)加熱装置が大きいため、加熱装置から
放散される熱も大きい。従って、その熱の影響を避ける
ために、加熱装置の周辺には他の処理装置等を置くこと
ができず、大きなスペースを必要とする。 (2)ドラフトチャンバ、加熱源等には鉄、アルミ等の金
属が使われているが、これが、加熱された試料溶液から
発生する酸蒸気等により腐食され、耐久性が低い(長く
使うことができない)。なお、熱源を小さくすることに
より酸蒸気の発生を極力抑えるという方法も考えられる
が、この方法では試料の処理速度(或いは、所定の時間
内に処理できる試料の数)が犠牲となる。 (3)それを防止するため、ドラフトチャンバ内を頻繁に
洗浄する必要がある。 (4)ドラフトチャンバ内の排気を行なうとドラフトチャ
ンバ内が負圧となり、外部からホコリがドラフトチャン
バ内に侵入して、試料溶液内に入り、分析精度を悪化さ
せる。 (5)逆に、酸蒸気等の有毒ガスが、僅かではあるがドラ
フトチャンバから漏れ、周辺の作業環境を悪化させる。
【0007】次に、定容処理については、従来、メスフ
ラスコ等のガラス容器の所定容量位置に予め標線が引か
れており、その標線以下の位置まで入れられた試料溶液
に希釈液を加えてゆき、液面(正確には液面のメニスカ
ス)が標線に一致した時点で希釈液の添加を停止すると
いう方法がとられていた。これを手動で行なう場合に
は、目を標線及び液面の高さの位置まで持ってくる必要
があり、また、両者の一致の判定は微妙であるため、煩
雑かつ時間のかかる処理となっていた。また、操作者毎
にバラつくという問題もあった。
【0008】一方、自動的に行なう場合、簡易的には、
(容器の大きさは一般的には一定ではないため)常に同
一の容器を使用し、その所定容量となる液面位置に液面
センサを設けて、液面が検知された時点で添加を停止す
るという方法がとられていた。しかし、別の試料を定容
する場合には、一旦、容器内を同じ希釈液で洗浄しなけ
ればならず、完全自動化のためには自動洗浄装置も組み
込まなければならない。そのうえ、一試料の装入、溶
解、洗浄の処理サイクルの終了まで次の試料を装入する
ことができず、極めて能率が悪い。また、液面のメニス
カスを検出するセンサとしては、従来、電極を所定高さ
に置いておき、液がこの電極に接触した時点を電気的に
検出するという接触式センサが用いられていた。しか
し、この場合も、別種の試料を定容する場合には試料溶
液の汚染が問題となる。更に、希釈液の滴下により液面
が振動すると、センサが誤動作するという問題もある。
【0009】汚染を防止するため試料毎に別個の容器を
用いるようにすると、上記の通り標線の高さが容器毎に
異なるため、液面の高さだけで一定容量になったと判断
することができず、標線と液面との一致を検出する必要
がある。この場合、標線センサ(汚染防止のために非接
触式のセンサを用いる)と液面センサの双方が必要とな
るが、定容時には標線と液面とはほぼ同じ位置にあるた
め、液面センサが標線を検知したり、液面センサと標線
センサが同じ高さにあるため、これらの相互干渉による
誤動作が生じる等の可能性がある。
【0010】次に、濾過処理については、固体と液体と
の混合物から固液を分離するための手法として従来より
濾過法或いは遠心分離法が用いられてきた。しかし、遠
心分離は固体と液体とをそれぞれの層とするだけで、完
全な固液分離とは言えない。また、濾過は完全な固液分
離を行なうことができるが、固体と液体との双方を完全
に回収するためには、試料容器を洗浄して試料を完全に
濾紙上に排出するとともに、濾紙上に残った固体を洗浄
し、固体表面に付着した液体を濾液として回収する必要
がある。このような動作は非常に複雑であるため、従来
の自動濾過装置では、濾液又は残渣のいずれか一方のみ
を回収することを目的としており、濾液と残渣との双方
を回収することはできなかった。
【0011】本発明はこれらの課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、各種目的
(濾液、残渣等)の分析に対応することができ、高度に
自動化され、しかも、安全性や耐久性を十分に配慮した
自動試料調製装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る自動試料調製装置は、固体試料
から化学分析装置で分析可能な試料溶液を作成する自動
試料調製装置であって、 a)固体試料に酸を添加し、加熱することにより試料溶液
を作成する加熱溶解部と、 b)試料溶液を冷却する冷却部と、 c)冷却された試料溶液が所定量となるように希釈液を加
え、定容する定容部と、 d)試料溶液を攪拌する攪拌部と、 e)試料溶液を濾過し、濾液と残渣とに分離する濾過部
と、 f)固体試料又は試料溶液を入れた所定の容器を把持する
ハンドを備え、所定位置に配置された上記各部の間に設
けられたレール上を移動するハンドリングロボットと、 g)上記各部が予め設定された条件で動作するように制御
するとともに、固体試料又は試料溶液を入れた容器を上
記各部間で順次移送した後、所定の分析待ち位置に置く
ようにハンドリングロボットの動作を制御する制御部と
を備えることを特徴とするものである。
【0013】なお、上記加熱溶解部が a)固体試料及び酸を入れた容器を加熱するマイクロウェ
ーブ加熱装置と、 b)上記容器を囲う加熱室と、 c)加熱室の上部に設けられ、酸蒸気排出路を備えた開閉
可能なキャップと、 d)キャップが閉じられたときにキャップの酸蒸気排出路
と接続し、水流アスピレータに接続する接続流路と、 e)水流により接続流路の気体を吸引するとともに、吸引
した気体を水と混合する水流アスピレータとを備える自
動試料調製装置としてもよい。
【0014】また、定容の目標である液面の位置から所
定の距離だけ離れた位置に模擬標線が付された容器を使
用するとともに、上記定容部が、 a)模擬標線を検出する模擬標線センサと、 b)模擬標線センサに対して上記所定の距離だけ離れた位
置に設けられた液面センサと、 c)模擬標線センサ及び液面センサを上記所定の距離を保
ったまま移動させるセンサ移動装置と、を備える自動試
料調製装置としてもよい。
【0015】さらに、上記濾過部が、 a)カートリッジ式濾紙を気密に保持する漏斗と、 b)漏斗の下部を気密に囲い、下部が開放された吸引室
と、 c)吸引室内の空気を吸引する吸引ポンプと、 d)濾過された試料溶液を受ける濾過液容器と、濾紙上に
残された残渣を洗う洗い液を受ける洗い液容器とを同時
に載置することができ、昇降及び回転可能であって、上
昇したときには吸引室の下部を気密に閉鎖する容器置台
と、を備え、上記制御部が、 e)定容部における処理の後に濾過部における処理が行な
われるようにハンドリングロボットを制御するととも
に、 f)試料溶液を採取する際には濾過液容器を吸引室内に入
れ、残渣を洗う際には洗い液容器を吸引室内に入れるよ
うに、容器置台の昇降及び回転を制御するようにした自
動試料調製装置としてもよい。
【0016】
【作用】本発明に係る自動試料調製装置では、制御部が
ハンドリングロボットを制御することにより、固体試料
又は試料溶液を入れた容器を加熱溶解部、冷却部、定容
部、攪拌部、濾過部の各部間を順次移送してゆき、調製
が終了した試料溶液を所定の分析待ち位置に置く。ま
た、各部における個々の処理も制御部が制御するため、
操作者の介在する必要のない自動試料調製処理が可能で
ある。この分析待ち位置から、分析装置又はその周辺装
置であるオートサンプラ等により試料溶液を自動的に採
取することにより、試料調製から分析までを完全に自動
化することができる。
【0017】また、請求項2に記載した自動試料調製装
置の加熱溶解部では、マイクロウェーブ式加熱法を採用
しているため、無駄な熱の発生が最小限に抑えられ、処
理速度を犠牲にすることなく加熱装置を極力小さくする
ことができる。また、加熱時に発生する酸蒸気をキャッ
プから水流アスピレータに導き、そのまま水に溶解して
回収するため、大きなドラフトチャンバを必要とせず、
漏れや周辺の腐食の問題も生じない。
【0018】請求項3に記載した自動試料調製装置の定
容部では、擬似標線センサが擬似標線を検出したときに
液面センサが所定の液面位置に来ることになるため、両
センサ間の干渉の問題を生じることなく、液面が各容器
毎に定められた所定の位置に来たかどうかを正確に検出
することができる。これにより、操作者によるバラツキ
のない、自動化された定容を行なうことができる。ま
た、試料毎に別個の容器を使用することができるため、
試料間の汚染の心配がなく、精度の高い分析を行なうこ
とができる。
【0019】請求項4に記載した自動試料調製装置の濾
過部では、カートリッジ式濾紙を漏斗に気密に保持し、
吸引室の下部では容器置台で吸引室を気密に閉鎖するた
め、吸引室内部を吸引ポンプで吸引することにより高速
な濾過を行なうことができる。次に、容器置台が昇降及
び回転可能となっているため、吸引室内に濾過液容器と
洗い液容器とを交互に収容することができる。濾過液容
器を吸引室内に置いたときには、試料溶液から濾過液を
回収することができる。なお、本装置では定容部におい
て定容処理が行なわれた後に濾過部における処理が行な
われる、いわゆる乾燥濾過方式を採用しているため、濾
液採取時の残渣の洗浄は行なわない。次に、容器置台を
昇降及び回転させて洗い液容器を吸引室内に置き、濾紙
上の残渣を洗うことにより、今度は残渣(試料溶液中の
固体成分)を回収することができる。このように、請求
項4に係る試料自動調整装置では濾液と残渣とをともに
完全に回収することができる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例であるICP発光分光分析
装置用全自動試料調製装置を図1〜図23を用いて説明
する。図5に示すように、本実施例の全自動試料調製装
置LはICP発光分光分析装置Jの試料置台Mの横に配
置され、後述のオートサンプラにより試料置台M上に調
製された試料を置くまでの前処理、及び、分析が終了し
た試料の後処理を含む試料調製処理を全て自動で行な
う。なお、Kは自動標準化ユニット、AはICP制御用
パソコン、Dはデータ伝送用パソコン、Fは試料調製装
置制御用パソコン、Hは秤量用パソコン(Iは電子天
秤)である。これらパソコンはいずれも専用の作業机、
ラック等B、C、E、Gの上に置かれ、それぞれ、CR
T、プリンタ等を備えている。
【0021】本装置の外観を図3(全体平面図)、図4
(全体側面図)に示す。これでは示されない内部構造に
ついて、フロア上の基礎部材の配置を図2に、その上に
ある諸設備の配置を図1に、それぞれ示す。図2に示す
ように、オートサンプラ用溶媒タンク55、オートサン
プラ用溶媒供給ポンプ56、分電盤ユニット38、ロボ
ットコントロールユニット40、平行移動装置用コント
ロールユニット41、酸タンク42、添加物タンク4
3、イオン交換水タンク44、イオン交換水ポンプ、濾
過ポンプ、洗浄水ポンプ45、冷却水循環ユニット4
6、イオン交換水製造ユニット54、シーケンサ48、
49、無停電電源装置50、冷却ファン47等の基礎部
材が設置されている。
【0022】これら基礎部材の上には、図1に示すよう
に、ICP発光分光分析装置Jの試料置台Mに最も近い
位置にオートサンプラ10(ターンテーブル11を備え
ている)、及び、試料調製に関する各種装置及びユニッ
トが配置されている。フロアの中央にはロボット移動用
レール13が敷かれ、その上をハンドリングロボット2
1が移動する。そのロボット移動用レール13の周辺に
は、既述のオートサンプラ10の他、それから反時計回
りに、濾過ユニットA12、濾紙カートリッジホルダ1
4、濾紙供給ユニット15、攪拌ユニット16、ビーカ
ホルダ17、ビーカ供給ユニット18、フラスコラック
19、冷却ユニット20、フラスコ持ち換えホルダ2
2、濾紙ラック23、水滴除去ユニット24、濾過ユニ
ットB25、2台のマイクロウェーブ式試料溶解装置3
5(36は酸蒸気排出用キャップ)、5台の酸添加用電
動ビュレット34、酸添加ユニット(残滴受け器)3
3、Y添加ユニット(残滴受け器)32、希釈定容用電
動ビュレット31、Y添加用電動ビュレット30、マニ
ピュレータレール29、ビーカ搬出用マニピュレータ2
8、分析待ちビーカストッカ27、ビーカ移動用マニピ
ュレータ26が配置されている。また、マニピュレータ
レール29の先端部分からは、本体外側の側面に沿っ
て、分析済みビーカラック37が2本設けられている。
【0023】ハンドリングロボット21は、図6に示す
ように、1つの平行移動部a、5つの回転軸b〜f、1
つの開閉部g、及び、2つのハンド部57、58を備え
ている。ハンド57、58は3つの回転軸c、d、eに
より2次元平面内での移動及び向きの自由度を与えられ
ており、また、垂直回転軸bの回りに回転することによ
り、上記各処理部へのアクセスが可能となっている。こ
のように多数の自由度により、本ハンドリングロボット
は極めて自由な動きをすることができ、各部間の試料の
搬送をスムーズに行なう。第1ハンド部57はアームの
先端から水平方向に設けられ、第2ハンド部58はそこ
から垂直下方に設けられている。なお、下方の第2ハン
ド部58は、フラスコラック19からの試料溶解用フラ
スコ2の出し入れのみに使用し、後述のフラスコ持ち換
えホルダ22で持ち換えた後は、全て先端側の第1ハン
ド部57を使用する。
【0024】このように、本実施例の装置では各処理部
がロボット移動用レール13の周囲に合理的に配置され
ているため、ハンドリングロボット21がロボット移動
用レール13上を移動し、試料溶液を入れたフラスコ、
ビーカ等をこれら各部間で移動させることにより、固体
試料からICP発光分光分析装置Jで分析可能な試料溶
液までの試料調製を全自動で行なうことができる。
【0025】本装置からの外部への酸蒸気の揮散、及
び、外部から装置内部へのほこりの侵入を避けると共
に、安全性も考慮して、本自動試料調製装置の全体はほ
ぼ密閉構造とした。屋根には、図3及び図4に示すよう
に、2本の排気ダクト51を設け、排風機52により内
部の空気を強制排気するようにした。また、側面には警
報パネル39を設け、後述の各種不具合が生じたとき
に、不具合の生じたユニット及びその不具合の内容が、
それぞれに設けられた警報ランプ(及び、場合によって
は警報ブザー)により作業者に警報するようにした。
【0026】本実施例の全自動試料調製装置におけるI
CP分析前後の試料の処理の手順の概要は次の通りであ
る。
【0027】(1)試料を秤量用パソコン上で登録する (2)各試料に対する各処理部の処理条件を試料調製装置
用パソコン上で設定する (3)試料を秤量、分取する (4)溶解容器をセットする (5)溶解容器を溶解装置にセットする (6)酸を添加する (7)加熱・溶解する (8)冷却(空・水冷)する (9)添加物を添加する (10)定容する (11)攪拌する (12)濾過する (13)濾液を分析装置へ移送する(残渣は保存しておく) (14)分析を行なう (15)分析済み試料を保管する
【0028】以下、上記各処理を詳細に説明する。
【0029】(1)試料の登録 まず、これから分析を行なおうとする試料の試料名又は
番号を、全自動試料調製装置制御用のパソコンF(図
5)に登録する。このデータはデータ伝送用パソコンD
により、秤量ユニット制御用パソコンH及びICP発光
分光分析装置制御用パソコンAに送信される。
【0030】(2)各試料に対する各処理部の処理条件
の設定 次に、登録された各試料に対する、加熱・溶解部、濾過
部等における加熱電力、加熱時間、濾過時間等の処理条
件をそれぞれ試料調製装置制御用パソコンFに設定す
る。なお、この設定の際、CRT上には、上記(1)で
登録した試料の一覧表が現われるとともに、各処理部の
一覧表、及び、各処理部において選択可能な処理条件の
リストが表示されるため、操作者はそれらをマウス等で
選択するのみで簡単に条件設定を行なうことができる。
【0031】(3)試料の秤量・分取 試料名の登録、条件設定等を行なった後、分析すべき固
体試料を分取し、電子天秤Iで秤量する。秤量した固体
試料は、図7(a)に示す試料溶解用フラスコ2に入れ
る。試料溶解用フラスコ2には、後述するように、定容
用の標線1の他に、その下方の所定距離Lfだけ離れた
位置に模擬標線3としてのAlリボンを設けておく。
【0032】(4)試料セット 秤量済みの固体試料が入った試料溶解用フラスコ2を、
まず、図8に示すようなフラスコカートリッジ104の
フラスコセット位置(凹部)102にセットする。更
に、フラスコカートリッジ104をフラスコラック19
にセットし、フラスコラック19を全自動試料調製装置
のフラスコラック台103にセットする(101は把手
である)。図1に示すように、本実施例ではフラスコラ
ック台103は2台用意されており、1個のフラスコラ
ック19には図8(a)に示すように30個の試料溶解
用フラスコ2を置くことができるため、合計60個の試
料を準備しておくことができる。従って、試料調製が行
なわれている最中の試料の追加、交換も、フラスコカー
トリッジ104のみを交換することにより行なうことが
できる。
【0033】以上により固体試料のセットが終了した
後、操作者が試料調製装置制御用パソコンFを操作し、
自動試料調製処理をスタートさせる。
【0034】(5)フラスコ持ち換え まず、試料調製装置制御用パソコンFは、図6に示した
ハンドリングロボット21を制御することにより、フラ
スコラック19の最初に処理すべきフラスコセット位置
102の上にハンド57、58を移動させ、下方の第2
ハンド部58で、セットされた試料溶解用フラスコ2の
上部を把持する。そして、第2ハンド部58を上方へ持
ち上げることにより試料溶解用フラスコ2を上方へ引き
出し、フラスコ持ち換えホルダ22(図9(a)、
(b))に挿入する。そこで一旦第2ハンド部58を広
げて試料溶解用フラスコ2を放し、次に今度は、第1ハ
ンド部57で再び試料溶解用フラスコ2を把持する。
【0035】(6)酸添加 第1ハンド部57で試料溶解用フラスコ2を把持したハ
ンドリングロボット21は、試料溶解用フラスコ2を、
図13に示す酸添加ユニットの平行移動ラック162に
セットする。フラスコセンサ161が試料溶解用フラス
コ2のセットを検知すると、平行移動装置163が試料
溶解用フラスコ2を酸添加ノズル164の直下まで移動
させ、試料調製装置制御用パソコンFに予め設定された
酸の種類及び添加量に応じて、酸添加用電動ビュレット
34の酸添加ノズル164を通じて酸を添加する。複数
の酸を添加する場合は、試料溶解用フラスコ2を引き続
き他の酸添加ノズル164の直下へ移動し、同様に酸を
添加する。本実施例の全自動試料調製装置では5台の酸
添加用電動ビュレット34を備えているため(図1)、
最大5種類の酸又は酸溶液を、任意の順序で添加するこ
とができる。全ての酸の添加が終了すると、ハンドリン
グロボット21は試料溶解用フラスコ2を載置した平行
移動ラック162を元の位置(図13(a)、(b))
に戻す。
【0036】なお、本酸添加ユニットには、安全のため
に、次のような各種装置を設けている。まず、赤外線等
を用いた光式フラスコセンサ161を設け、試料溶解用
フラスコ2が平行移動ラック162上に無い場合には酸
は注入されないようにしている。酸添加ノズル164の
直下にはそれぞれ受け器33を設け、酸添加ノズル16
4の先端から滴下する残滴が系の外に流出しないように
している。また、残量センサをそれぞれの酸タンク42
に設け、酸の残量が少なくなると前記警報パネル39
(図4)に表示する。
【0037】(7)加熱溶解 ハンドリングロボット21は次に、試料及び酸の入った
試料溶解用フラスコ2を平行移動ラック162から持ち
上げ、図10に示すマイクロウェーブ式試料溶解装置3
5へ搬送し、その試料ホール131に挿入する。試料ホ
ール131の底部にはマグネトロン132が設けられて
おり、マグネトロン132には試料溶解用フラスコ2の
底部を丁度収容する凹部が設けておく。試料ホール13
1の上部には、開閉可能な酸蒸気排出用キャップ36を
設ける。この酸蒸気排出用キャップ36はエアシリンダ
134により回転駆動されるが、このエアシリンダ13
4は試料調製装置制御用パソコンFにより制御される。
酸蒸気排出用キャップ36の頂部にはガス排出管137
が設けられており、このガス排出管137は、酸蒸気排
出用キャップ36が試料ホール131を閉じたときに
は、水流アスピレータ133に接続された固定排気管1
36と接続するようにしておく。水流アスピレータ13
3は水道の蛇口138と排水口139の間に接続されて
おり、水道水を開閉するバルブ(図示せず)にも電磁バ
ルブを使用して、試料調製装置制御用パソコンFにより
制御可能としておく。
【0038】ハンドリングロボット21により、試料溶
解用フラスコ2が試料ホール131に挿入されると、酸
蒸気排出用キャップ36が閉じられる。また、水流アス
ピレータ用水道バルブが開放され、水流アスピレータ1
33が吸引を開始する。そして、マグネトロン132に
より、上記(2)で試料調製装置制御用パソコンFに予
め設定された電力及び時間に従って試料溶解用フラスコ
2が加熱される。これにより、試料溶解用フラスコ2中
の試料は、上記(6)で添加された酸又は酸溶液により
溶解される。
【0039】溶解時に発生する酸蒸気(NOx、SOx
等)は、酸蒸気排出用キャップ36からガス排出管13
7及び固定排気管136を通じて水流アスピレータ13
3により吸引され、水流アスピレータ133で水に溶解
される。酸を溶解した水は排水口139から所定のタン
クに送られ、そこで一旦貯留された後、まとめて適切な
後処理が行なわれる。
【0040】酸蒸気排出用キャップ36は、溶解終了後
も、ハンドリングロボット21が試料溶解用フラスコ2
を取りに来る直前まで閉じたままとされ、余熱によりそ
の間に発生する酸蒸気を十分に排出する。図1に示すよ
うに、本実施例の全自動試料調製装置にはマイクロウェ
ーブ式試料溶解装置35が2台備えられており、試料毎
に交互に使用される。
【0041】マイクロウェーブ式加熱は加熱効率が良
く、固体試料の溶解時間を短縮することができるため、
本実施例のように試料溶解用フラスコ2を1本づつシリ
アルに処理する方式でも、従来のガスバーナ、電熱ヒー
タ等の加熱装置で多数本を一度に処理する場合と同等程
度の加熱効率を得ることができる。
【0042】また、マイクロウェーブ式加熱装置では、
加熱部分からの熱の放散が最小限に抑えられるため、酸
蒸気排出用キャップ36には、耐酸性に優れ、また、加
工性にも優れたプラスチック材料(テフロン等)を使用
することができる。
【0043】酸蒸気排出用キャップ36は試料溶解用フ
ラスコ2の開口部の周辺の小さい部分を覆うだけである
ため、ドラフトチャンバのような大きな排風機を必要と
せず、一般用浄水の水圧で作動する水流アスピレータ1
33のみで試料溶液から発生する酸蒸気を十分に吸引す
ることができる。また、吸引された酸蒸気は水流アスピ
レータ133で水(水道水)と混合及び攪拌されるた
め、十分に水に溶解する。これにより、有毒ガスの後処
理が容易となる。
【0044】(8)冷却 本実施例の全自動試料調製装置では、加熱・溶解後の試
料溶液を急冷することにより、フラスコに歪が入った
り、溶液の質が変わるといった不都合を避けるため、ま
ず空冷し、その後水冷する方式を採用している。
【0045】ハンドリングロボット21は加熱・溶解処
理が終了した後の試料溶解用フラスコ2を図11に示す
冷却ユニット20に搬送し、そのフラスコホルダ144
にセットする。冷却ユニット20では、まず、電動空冷
ファン142が予め試料調製装置制御用パソコンFに設
定された時間だけ作動して、試料溶解用フラスコ2を空
冷する(図11右側の状態)。その後、フラスコ昇降装
置141がフラスコホルダ144を降下させ、水冷槽1
43に浸漬させる(図11左側の状態)。水冷槽143
内において、試料溶解用フラスコ2は循環水145によ
り、同様に予め試料調製装置制御用パソコンFに設定さ
れた時間だけ冷却される。水冷が終了すると、フラスコ
昇降装置141がフラスコホルダ144を上昇させ、元
の位置に戻す(図11右側の状態)。なお、水冷槽14
3の冷却水145は、冷却水循環ユニット46(図2)
により循環され、冷却される。
【0046】(9)水滴除去 ハンドリングロボット21は、水冷後の試料溶解用フラ
スコ2を図9(c)、(d)に示す水滴除去ユニット2
4に搬送し、その水滴除去ゴム穴121に挿入し、抜き
出す。この操作により、上記水冷時に試料溶解用フラス
コ2の外側表面に付着した水滴を除去する。除去された
水滴は水滴受槽122へ落ち、ドレイン123から排出
される。
【0047】(10)添加物の添加 ここでは、冷却後の試料溶液に、必要に応じて、ICP
発光分光分析装置等で使用する内標準元素(本実施例で
は、イットリウムYを使用する)等を添加する。
【0048】ハンドリングロボット21は次に、試料溶
液の入った試料溶解用フラスコを図14に示すY添加ユ
ニットの平行移動ラック178にセットする。試料溶解
用フラスコ2がセットされたことをフラスコセンサ16
1が検知すると、平行移動装置176が平行移動ラック
178を移動させ、試料溶解用フラスコ2をY添加ノズ
ル177の直下まで移動させる。Y添加用電動ビュレッ
ト30は、上記(2)の工程で予め試料調製装置制御用
パソコンFに設定された量のY(イットリウム)溶液
を、試料溶解用フラスコ2に滴下する。なお、Y溶液は
添加物タンク43内に保持されており、所定量の添加は
Y添加用電動ビュレット30により行なわれる。
【0049】なお、本添加ユニットにも、前記酸添加ユ
ニット(6)と同様の安全装置が設けられている。
【0050】(11)希釈・定容 本実施例の全自動試料調製装置では、定容容器として耐
熱・耐酸性ガラスを用いた試料溶解用フラスコ2を使用
し、定容時の試料の汚染を防止するため、試料毎に別々
の試料溶解用フラスコ2を使用する。このため、図7
(a)に示すように、各試料溶解用フラスコ2毎に、そ
の定容標線1よりも一定の距離Lfだけ下方にAlリボ
ンによる模擬標線3を設けておく。そして、試料毎に試
料溶解用フラスコ2の標線1と試料液面の両者を検出
し、この両者が一致することで定容を検出する方式を採
用している。
【0051】そのため、本希釈・定容ユニットでは図1
6に示すように、フラスコスタンド311の横にセンサ
スタンド172を設け、センサスタンド172の柱を、
液面センサ173及び模擬標線センサ175を保持した
昇降機174が上下するようにした。両センサ173、
175は、昇降機174に固定されたコの字形のセンサ
アーム303の上下に固定されており、両センサ17
3、175の間の距離は、上記距離Lfに設定してお
く。このように、本希釈・定容ユニットでは試料溶解用
フラスコ2の模擬標線3と試料液面の双方を別個の位置
で検出するため、両センサ173、175の相互干渉に
よる誤動作が防止できる。なお、液面センサには静電容
量式センサが、模擬標線(Alリボン)3を検出する下
部の模擬標線センサ175には赤外線センサ等の光式セ
ンサを用いることができる。各センサ173、175か
らの検出信号は、試料調製装置制御用パソコンFに送信
され、また、昇降機174内に収納された昇降モータ
(図示せず)は試料調製装置制御用パソコンFにより制
御される。
【0052】図14で示したように、上記添加物添加処
理が終了すると、平行移動装置176は平行移動ラック
178を更に移動させ、試料溶解用フラスコ2を希釈水
添加ノズル171の直下へ移動させる。図16に示すよ
うに、試料溶解用フラスコ2が希釈水添加ノズル171
の真下に来ると、試料調製装置制御用パソコンFは昇降
機174内の昇降モータを駆動し、センサアーム303
を上下に移動させる。その間、試料調製装置制御用パソ
コンFは模擬標線センサ175からの信号を監視し、模
擬標線センサ175が模擬標線3を検出した時点で昇降
モータを停止し、センサアーム303をその位置で固定
する。これにより、上部の液面センサ173は、その試
料溶解用フラスコ2の標線1の所で停止されたことにな
る。
【0053】次に、試料調製装置制御用パソコンFは、
希釈定容用電動ビュレット31を駆動し、試料溶解用フ
ラスコ2内の液面が標線1に達するまで(すなわち、標
線位置の液面センサ173が試料の液面を検出するま
で)、イオン交換水タンク44のイオン交換水を希釈水
添加ノズル171より試料溶解用フラスコ2内に滴下す
ることにより、希釈及び定容を行なう。このとき、定容
に要する時間を短縮するために、予め設定した量(所定
の定容量よりも少ない量)までは急速に注入する。しか
し、このように急速に注入すると液面が大きく振動し、
液面センサ173が液面の高さを正しく検出することが
できないため、それ以降は徐々に注入する。このような
注入速度制御機能は、本実施例では、図15に示す希釈
定容用電動ビュレット31に備えられている。また、イ
オン交換水タンク44においては、イオン交換水製造ユ
ニット54及びイオン交換水ポンプ45により、常時、
一定量以上のイオン交換水が蓄えられるようにしてお
く。
【0054】液面センサ173が試料溶解用フラスコ2
内の液面を検出した時点で希釈定容用電動ビュレット3
1はイオン交換水の滴下を停止する。これにより、試料
溶液の希釈及び定容が終了する。1本の試料溶解用フラ
スコ2の希釈・定容が終了すると、図17に示すよう
に、フラスコスタンド移動板312が所定の距離だけ移
動し、次の試料溶解用フラスコ2が希釈水添加ノズル1
71の真下の位置に置かれる。こうして、多数の試料の
希釈・定容が連続的に処理される。
【0055】なお、本希釈・定容ユニットにも、上記酸
添加(6)の場合と同様の安全装置が設けられている。
【0056】この希釈・定容処理が終了すると、平行移
動装置176は平行移動ラック178(及び、そこにセ
ットされた試料溶解用フラスコ2)を元の位置(図14
の状態)へ戻す。これにより、ハンドリングロボット2
1が試料溶解用フラスコ2を把持することができるよう
になる。
【0057】(12)攪拌 分析時に濃度偏析による誤差を生じないように、希釈・
定容後の試料溶液は攪拌ユニット16により十分に攪拌
する。
【0058】ハンドリングロボット21は、希釈・定容
された試料溶液の入った試料溶解用フラスコ2を攪拌ユ
ニット16(図12)へ搬送する。攪拌ユニット16
は、上記(2)の工程で予め試料調製装置制御用パソコ
ンFに設定された時間だけ攪拌を行なう。
【0059】(13)濾過 本実施例の全自動試料調製装置では、濾液採取時の残渣
の洗浄を省略するため、試料溶液を定容後に濾過し、濾
液を得る、いわゆる乾燥濾過方式を採用している。その
ため、本実施例の濾過ユニットは次のように構成されて
いる。まず、濾液とは別に残渣をも分析する場合には残
渣を洗浄しておく必要があるため、本実施例の装置で
は、図19に示すように、濾過を受けるための容器9と
は別に残渣洗い液を受けるための容器(排水漏斗)19
9を用意し、濾過の際の濾液及び洗浄の際の洗い液はそ
れぞれ別の容器9、199で受けるようにした。そし
て、これらの容器9、199を濾過チャンバ184内に
交互にセットするためのターンテーブル191、及び、
それを昇降させるエアシリンダ197及び回転モータ1
86を設けた。また、濾過時間を短縮するため吸引濾過
法を採用し、濾過チャンバ184に吸引口198を設け
た。残渣の洗い液は直ちに排出できるよう、洗い液受け
用の容器199は排出漏斗とし、その下部に排水口20
0を設けた。
【0060】また、濾紙カートリッジ8を試料毎に交換
することができるように、漏斗を濾過チャンバ184と
漏斗テーパ枠182に分割し、漏斗テーパ枠182を漏
斗昇降エアシリンダ196で上昇させて濾過チャンバ1
84から持ち上げ、濾紙カートリッジ8をその間にセッ
トするようにした。濾紙セット後の濾過チャンバ184
と濾紙カートリッジ8、及び、漏斗テーパ枠182との
密着性は、漏斗テーパ枠182の自重(そのため、漏斗
テーパ枠182には重りを付加している)及びOリング
183により保たれる。なお、濾過チャンバ184の下
縁部にもOリング185が設けられており、これによ
り、濾過チャンバ184とターンテーブル191との密
着性が保証される。
【0061】濾紙8は、ハンドリングロボット21で容
易に扱うことができるよう、カートリッジ式とした。濾
紙カートリッジ8は、図7(c)に示すように、濾紙5
を濾紙固定リング4と濾紙サポータ6で挟み、濾紙ホル
ダ7に固定したものである。濾紙カートリッジ8は、濾
紙供給ユニットに多数準備しておく。図20に示すよう
に、濾紙供給ユニットには、それぞれ最大100個の濾
紙カートリッジ8を保管することのできる濾紙カートリ
ッジホルダ14が3本備えられている。3本の濾紙カー
トリッジホルダ14には、それぞれ異なる種類(A、B
及びCの3種類)の濾紙(第5種の濾紙)をセットした
濾紙カートリッジ8が保管されており、試料調製装置制
御用パソコンFがいずれかの濾紙カートリッジホルダ1
4のエアシリンダ212を作動させることにより、予め
設定された条件に応じた濾紙カートリッジ8を供給する
ことができる。濾紙カートリッジ8の取り出しは、エア
シリンダ212でプッシュロッド211を押し、濾紙カ
ートリッジ8を押し出すことにより行なわれる。押し出
された濾紙カートリッジ8をハンドリングロボット21
でつかみ、濾過ユニット(図18、図19)に供給す
る。また、濾紙カートリッジセンサ214を設け、濾紙
カートリッジ8が所定数以下になると警報パネル39に
表示されると共に、その濾紙カートリッジホルダ14の
濾紙カートリッジ8が無くなった時点で自動的に他の濾
紙カートリッジホルダ14の濾紙カートリッジ8を取り
出すようになっている。
【0062】濾液受け用の容器9には、後の分析の際の
使用に便利なように、ポリ製のビーカを用いた(図7
(b))。なお、その他の部品も全て、耐酸性を考慮し
て塩化ビニル、テフロン等の樹脂製とし、又は、金属の
表面に樹脂コーティングを施したものを使用している。
ここで用いるビーカ9は、ビーカユニットに保管されて
いる。本実施例のビーカユニットには、図21に示すよ
うに、2本のビーカホルダ17が備えられており、最大
100個のビーカ9を保管することができる。ハンドリ
ングロボット21は、ビーカホルダ17の下部から出て
いるビーカ9の下部を把持し、ビーカホルダ17から引
き抜く。そして、一旦、ビーカ持ち換え台223に乗
せ、ビーカ9の中央部を把持するように持ち直してか
ら、濾過ユニット(図18、図19)へ搬送する。これ
により、ビーカ9を1個ずつ確実に取り出すことができ
る。なお、最初ビーカ9の下部を持ってビーカホルダ1
7から取り出すのは、ビーカ9引き抜き時に中央部を把
持すると一度に2個のビーカを引き抜いてしまうおそれ
があるためであり、逆にビーカ9の下部を把持したまま
濾過ユニットにビーカ9をセットしようとするとビーカ
9が横転することがあるためである。また、ビーカホル
ダ17にはビーカセンサ221が設けられており、ビー
カ9の残量が少なくなると、警報パネル39にその旨を
表示すると共に、自動的に他のビーカホルダ17からビ
ーカ9を取り出すようになっている。
【0063】濾過操作は次の通りである。ハンドリング
ロボット21は、攪拌処理の終了した試料溶解用フラス
コ2をフラスコホルダ181にセットする。ハンドリン
グロボット21は次に、ビーカ供給ユニット18のビー
カホルダ17よりビーカ9を取り出し、ターンテーブル
191の外側(図19では右側)に置く。ビーカ9がタ
ーンテーブル191にセットされた後、ターンテーブル
昇降エアシリンダ197がターンテーブル191を一旦
降下させ、ターンテーブル回転モータ186がターンテ
ーブル191を回転させて、ビーカ9を濾過チャンバ1
84の真下に移動させる。そして、ターンテーブル昇降
エアシリンダ197がターンテーブル191を上昇させ
ることにより、ビーカ9を濾過チャンバ184内にセッ
トする。
【0064】漏斗昇降エアシリンダ196が漏斗テーパ
枠182を上昇させた状態で、ハンドリングロボット2
1が、濾紙供給ユニット15の濾紙カートリッジホルダ
14にセットされている濾紙カートリッジ8を取り出
し、濾過チャンバ184上の漏斗位置にセットする。漏
斗昇降エアシリンダ196が漏斗テーパ枠182を降下
させると、濾紙カートリッジ8が漏斗テーパ枠182と
濾過チャンバ184の間に挟まれ、固定される。
【0065】この状態で、吸引ポンプで濾過チャンバ1
84内の空気を吸引しながら、フラスコホルダ回転モー
タ193、194でフラスコホルダ181を回転して試
料溶解用フラスコ2を横向きとし(2a→2b)、試料
溶解用フラスコ2内の試料溶液を濾紙8上に注いで濾過
を行なう。所定時間後、フラスコホルダ回転モータ19
3、194を更に作動させて、試料溶解用フラスコ2を
完全に反転させ(2c)、試料溶液を全て濾紙8上に排
出する。このように、試料溶液の濾紙8上への排出は2
段階で徐々に行なわれるため、試料溶液の飛散が最小限
に抑えられる。
【0066】その後、吸引ポンプを所定時間だけ作動さ
せた後、吸引ポンプを停止し、濾過を終了する。所定時
間後、濾過チャンバ184内が常圧に戻った時点で、タ
ーンテーブル昇降エアシリンダ197によりターンテー
ブル191を下降させ、ターンテーブル回転モータ18
6により濾液ビーカ9をターンテーブル191の外側に
持ってくる。これにより、濾過チャンバ184内には排
水漏斗199がセットされる。
【0067】試料溶解用フラスコ2を図18の2cのよ
うに完全に反転させても、試料溶解用フラスコ2の内壁
には残渣が付着している。この残渣を濾紙8上に洗い流
すため、フラスコ洗浄ノズル187が設けられている。
まず、フラスコホルダ昇降エアシリンダ195によりフ
ラスコホルダ181を上昇させ(2d)、ノズル回転モ
ータ188でフラスコ洗浄ノズル187を回転させて、
試料溶解用フラスコ2の口の真下に持ってくる。次に、
試料溶解用フラスコ2がフラスコ洗浄ノズル187を覆
うようにフラスコホルダ181を降下させる。この状態
で洗浄水ポンプ45により洗浄ノズル187からイオン
交換水を所定時間だけ噴出させ、試料溶解用フラスコ2
の内壁を洗浄して、試料溶解用フラスコ2内の全ての残
渣を濾紙8上に洗い流す。試料溶解用フラスコ2内部の
洗浄が終了すると、フラスコホルダ181及び洗浄ノズ
ル187を元の位置に戻す。
【0068】次に、シャワー回転モータ190で漏斗洗
浄シャワー189を漏斗テーパ枠182上にセットす
る。そして、洗浄水ポンプ45によりイオン交換水を漏
斗洗浄シャワー189から所定時間だけ噴出し、濾紙8
上の残渣を洗浄する。このとき、イオン交換水の噴出時
間は残渣の量等に応じて任意に設定し、残渣の洗浄不足
を防止する。また、洗い液は排水漏斗199の排水口2
00からアスピレータで直接排出する。
【0069】濾紙8上の残渣の洗浄が終了すると、漏斗
洗浄シャワー189を元の位置に戻し、濾過チャンバ1
84内が常圧に戻るまでの所定時間の経過を待ち、その
後、ターンテーブル昇降エアシリンダ197によりター
ンテーブル191を降下させる。また、漏斗昇降エアシ
リンダ196により漏斗テーパ枠182を上昇させ、ハ
ンドリングロボット21により濾紙カートリッジ8を上
記セットの際と逆の動作により濾紙ラック23に運搬
し、保管する。また、試料溶解用フラスコ2は、ハンド
リングロボット21でフラスコ持ち換えホルダ22に搬
送し、そこで持ち換えた後、フラスコラック19に戻
す。
【0070】なお、本濾過ユニットにおいても、安全装
置として、フラスコセンサ、濾紙センサ、及び、ビーカ
センサを設け、いずれかのセンサでアラームが発生した
場合には濾過操作が開始されないようにしている。
【0071】(14)分析装置への搬送 濾過後の試料溶液の入ったビーカ9は、ハンドリングロ
ボット21により、濾過ユニットのターンテーブル19
1上から、分析待ちビーカストッカ27の先端のビーカ
移動用マニピュレータ26の位置に搬送される。ここで
ビーカ9をハンドリングロボット21からビーカ移動用
マニピュレータ26に移し換え、レール232上を移動
するビーカ移動用マニピュレータ26によりビーカ9を
次の位置まで搬送する。
【0072】試料の分析に時間がかかる場合、ICP発
光分光分析装置Jの直前において分析待ちが発生するこ
とを考慮して、図22に示すように、ビーカストッカ2
7では最大10試料まで分析待ちが可能となっている。
ICP発光分光分析装置Jが停止した場合にはこの分析
待ちビーカストッカ27にビーカ9を蓄え、更に、分析
待ちビーカ9の数がこの分析待ちビーカストッカ27の
収容数をも超える場合には、新たな試料調製処理を開始
しないようになっている。分析待ちビーカ9の有無及び
(存在する場合)その数は、ビーカストッカ27の横に
設けたビーカセンサ231により検出される。
【0073】ビーカストッカ27の所定の位置に、吸引
位置と呼ばれる場所が設けられており、この吸引位置に
ビーカ9を置くと、オートサンプラ10から試料溶液の
吸引が行なわれるようになっている。分析待ち状態のビ
ーカ9のこの吸引位置への移動は、ベルトコンベアによ
り他の分析待ちビーカ9とともにスライドして移送させ
ることにより行なう。
【0074】(15)分析 ビーカストッカ27上の吸引位置にセットされたビーカ
9内の試料溶液に対し、分析が行われる。なお、分析時
の試料の吸入は、マニュアル分析時にも使えるように、
オートサンプラ10を用いることとし、その試料吸入管
を吸引位置に移動するようにした。まず、オートサンプ
ラ10により吸引位置のビーカ9内の試料溶液を吸引
し、ICP発光分光分析装置Jの試料置台Mに供給す
る。このとき、オートサンプラ10で用いる溶媒は、オ
ートサンプラ用溶媒タンク55及びオートサンプラ用溶
媒供給ポンプ56で自動的に供給され、常時一定量以上
が蓄えられるようになっている。
【0075】ICP発光分光分析装置Jで試料溶液の分
析が行なわれると、その結果は分析装置制御用パソコン
AのCRT上に表示され、又、必要に応じてプリントア
ウトされる。なお、更に、データ伝送用パソコンDによ
り分析結果に対する秤量補正等を行なった後、上位の計
算機等にデータを送ることも可能である。
【0076】(16)分析済み試料の保管 分析が終了すると、ビーカストッカ27のベルトコンベ
アが回転し、分析済み試料溶液の入ったビーカ9を吸引
位置から移動させるとともに、順次、次の試料溶液入り
のビーカ9を吸引位置にセットする。
【0077】分析の完了したビーカ9は、図22及び図
23に示すように、吸引位置からベルトコンベアにより
順次ビーカ搬出用マニピュレータ28の方に移動されて
ゆき、端部に到達した時点で、搬出用マニピュレータ2
8により把持される。ビーカ9を把持した搬出用マニピ
ュレータ28はマニピュレータ昇降装置241により上
昇される(図23(b))。これによりビーカ9はマニ
ピュレータレール29に沿って横方向に搬送されて(図
23(a))分析済みビーカラック37に運ばれ、そこ
で保管される。この分析済みビーカラック37は最大7
0試料を保管することができる。分析済みビーカラック
37にはビーカセンサが設けられ、この保管可能数を超
える場合には新たな試料の調製は開始しない。また、ビ
ーカ転倒等による酸類の設備への侵入を防ぐため、分析
済みビーカラックは本体外側側面に設けられている。
【0078】以上説明した通り、本実施例の全自動試料
調製装置ではハンドリングロボット21を用いて試料を
各処理部間で順次移送することにより、固体試料を分析
可能な状態にするまでの一連の処理を、1つの試料につ
いてはシリアルに、また、複数の試料については逐次進
行的に行なう。これら全ての動作は、2台のシーケンサ
48、49、ロボットコントロールユニット40、平行
移動装置用コントロールユニット41、及び、これらを
制御すると共に、各処理部の装置の処理条件等を設定す
る試料調製装置制御用パソコンFにより、全て自動的に
行なわれる。また、センサを備えた各ユニット、各装置
の異常等の警報は全て警報パネル39及び試料調製装置
制御用パソコンFのCRT上に表示される。更に、停電
時の危険を回避するための最低限の処理を行なうため、
無停電電源装置50が設けられている。
【0079】本実施例の全自動試料調製装置において1
つの試料の調製に要する時間は約40分であるが、各処
理部が独立しており、また、特に処理に時間を要する加
熱・溶解、冷却、及び、濾過の各処理部については各2
セットを設けているため、1つの試料の調製を行なって
いる間に別の試料の調製を開始することができ(逐次進
行)、その間隔は約7分と短い。このため、分析試料の
数が多い場合でも試料待機時間の短い、効率的な分析が
可能となる。
【0080】
【発明の効果】本発明に係る自動試料調製装置では、制
御部がハンドリングロボットを制御することにより、固
体試料又は試料溶液を入れた容器を加熱溶解部、冷却
部、定容部、攪拌部、濾過部の各部間を順次移送してゆ
き、また、各部における個々の処理も制御する。そし
て、各処理により調製が終了した試料溶液を自動的に所
定の分析待ち装置に置く。このため、操作者が介在する
必要のない完全な自動試料調製が可能である。更に、こ
の分析待ち位置から、分析装置又はその周辺装置である
オートサンプラ等により試料溶液を自動的に採取するこ
とにより、試料調製から分析までを完全に自動化するこ
とができる。
【0081】また、請求項2に記載した自動試料調製装
置の加熱溶解部では、マイクロウェーブ式加熱法を採用
しているため、無駄な熱の発生が最小限に抑えられ、処
理速度を犠牲にすることなく加熱装置を極力小さくする
ことができる。また、加熱時に発生する酸蒸気をキャッ
プから水流アスピレータに導くという局所排気を採用し
ているため、大きなドラフトチャンバを必要とせず、酸
蒸気の漏れや周辺の腐食という問題も生じない。また回
収された酸蒸気は、水流アスピレータでそのまま水に溶
解されるため、有害な酸蒸気の処理が容易となってい
る。
【0082】請求項3に記載した自動試料調製装置の定
容部では、模擬標線センサが模擬標線を検出したとき
に、液面センサが所定の液面位置に来ることになるた
め、両センサの干渉の問題が生じず、液面が各容器毎に
定められた所定の位置に来たかどうかを正確に検出する
ことができる。これにより、操作者によるバラツキのな
い、自動化された定容を行なうことができる。また、試
料毎に別個の容器を使用することができるため、試料間
の汚染の心配がなく、精度の高い分析を行なうことがで
きる。
【0083】請求項4に記載した自動試料調製装置の濾
過部では、吸引濾過を行なうために濾過を高速で処理す
ることができる。また、容器置台上の濾過液容器を吸引
室内に置いたときには、試料溶液から濾過液を回収する
ことができ、次に、容器置台を昇降及び回転させて洗い
液容器を吸引室内に置き、濾紙上の残渣を洗うことによ
り、今度は残渣(試料溶液中の固体成分)を回収するこ
とができる。このように、請求項4に係る試料自動調整
装置では濾液と残渣とをともに完全に回収することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるICP発光分光分析
装置用全自動試料調製装置の上部の平面図。
【図2】 実施例の全自動試料調製装置の下部の平面
図。
【図3】 実施例の全自動試料調製装置の屋根の平面
図。
【図4】 実施例の全自動試料調製装置の全体の側面
図。
【図5】 実施例の全自動試料調製装置とICP発光分
光分析装置、及び、それらを制御するパソコン等の配置
の一例を示す平面図。
【図6】 ハンドリングロボットの側面図及びハンド部
の平面図。
【図7】 試料溶解用フラスコの斜視図(a)、ビーカ
の斜視図(b)、及び、カートリッジ式フィルタの構成
を示す分解斜視図(c)。
【図8】 フラスコラックの平面図(a)及び側面図
(b)。
【図9】 フラスコ持換台の平面図(a)、側面図
(b)、及び、水滴除去ユニットの平面図(c)、側面
図(d)。
【図10】 試料加熱・溶解装置の平面図(a)及び垂
直断面図(b)。
【図11】 冷却ユニットの垂直断面図。
【図12】 攪拌ユニットの側面図。
【図13】 酸添加ユニットの側面図(a)及び平面図
(b)。
【図14】 添加物添加及び希釈定容ユニットの側面図
(a)及び平面図(b)。
【図15】 定容ユニットの全体の構成を示す概略構成
図。
【図16】 定容ユニットの主要部の構成を示す側面
図。
【図17】 定容ユニットにおける連続処理の様子を示
す正面図。
【図18】 濾過ユニットの正面図。
【図19】 濾過ユニットの側面図。
【図20】 濾紙供給ユニットの平面図(a)及び側面
図(b)。
【図21】 ビーカ供給ユニットの平面図(a)及び側
面図(b)。
【図22】 分析待ちビーカストッカの側面図(a)及
び平面図(b)。
【図23】 分析済みビーカ搬出装置の平面図(a)及
び側面図(b)。
【符号の説明】
1…標線 2…試料溶解用フラス
コ 3…定容用模擬標線 4…濾紙固定リング 5…濾紙 6…濾紙サポータ 7…濾紙ホルダ 8…濾紙カートリッジ 9…分析用ビーカ 10…オートサンプラ 11…ターンテーブル 12…濾過ユニットA 13…ロボット移動用レール 14…濾紙カートリッジホルダ 15…濾紙供給ユニッ
ト 16…攪拌ユニット 17…ビーカホルダ 18…ビーカ供給ユニット 19…フラスコラック 20…冷却ユニット 21…ハンドリングロ
ボット 22…フラスコ持ち換えホルダ 23…濾紙ラック 24…水滴除去ユニット 25…濾過ユニットB 26…ビーカ移動用マニピュレータ 27…分析待ちビーカストッカ 28…ビーカ搬出用マ
ニピュレータ 29…マニピュレータレール 30…Y添加用電動ビ
ュレット 31…希釈定容用電動ビュレット 32…Y添加位置(残滴受けビーカ) 33…酸添加位置(残滴受けビーカ) 34…酸添加用電動ビュレット 35…マイクロウェー
ブ式試料溶解装置 36…酸蒸気排出用キャップ 37…分析済みビーカ
ラック 38…分電盤ユニット 39…警報パネル 40…ロボットコントロールユニット 41…レールコントロールユニット 42…酸タンク 43…添加物タンク 44…イオン交換水タンク 45…イオン交換水ポンプ、濾過ポンプ、洗浄水ポンプ 46…冷却水循環ユニット 47…冷却ファン 48…シーケンサB 49…シーケンサA 50…無停電電源装置 51…排気口 52…排風機 53…台脚 54…イオン交換水製造ユニット 55…オートサンプラ用溶媒タンク 56…オートサンプラ用溶媒供給ポンプ 57…第1ハンド部 58…第2ハンド部 101…把手 102…フラスコセッ
ト位置 103…フラスコラック台 104…フラスコラッ
クカートリッジ 105…カートリッジストッパ 111…フラスコ持ち換え台 121…水滴除去ゴム穴 122…水滴受け槽 123…ドレイン 131…試料ホール 132…マグネトロン 133…アスピレータ 134…キャップ開閉
用エアシリンダ 135…コンロッド 136…固定排気管 137…ガス排出管 138…水道蛇口 139…排水口 141…フラスコ昇降装置 142…空冷ファン 143…水冷槽 144…フラスコホル
ダ 145…循環水 151…スタンド 152…マニピュレー
タ 161…フラスコセンサ 162…平行移動ラッ
ク 163…平行移動装置 164…酸添加ノズル 171…希釈水添加ノズル 172…センサスタン
ド 173…液面センサ 174…昇降機 175…模擬標線センサ 176…平行移動装置 177…Y添加ノズル 178…平行移動ラッ
ク 181…フラスコホルダ 182…漏斗テーパ枠 183…Oリング 184…濾過チャンバ 185…Oリング 186…ターンテーブ
ル回転モータ 187…フラスコ洗浄ノズル 188…ノズル回転モ
ータ 189…漏斗洗浄シャワー 190…シャワー回転
モータ 191…ターンテーブル 192…ターンテーブ
ル昇降レール 193…フラスコホルダ回転モータ(1) 194…フラスコホルダ回転モータ(2) 195…フラスコホルダ昇降エアシリンダ 196…漏斗昇降エアシリンダ 197…ターンテーブル昇降エアシリンダ 198…吸引口 199…排水漏斗 200…排水口 211…プッシュロッド 212…エアシリンダ 213…ストッカ上蓋 214…濾紙カートリ
ッジセンサ 221…ビーカセンサ 222…ストッカ上蓋 223…ビーカ持ち換え台 231…ビーカセンサ 232…マニピュレー
タレール 233…マニピュレータ移動モータ 241…マニピュレータ昇降装置 A…ICP制御用パソコン(プリンタ、CRTを含む) B…ICP用作業机 C…パソコンラック D…データ伝送用パソコン(プリンタ、CRTを含む) E…パソコンラック F…試料調製装置制御用パソコン(プリンタ、CRTを
含む) G…天秤用作業机 H…秤量用パソコン(プリンタ、CRTを含む) I…電子天秤 J…ICP発光分光分析装置 K…自動標準化ユニット L…自動試料調製装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北出 哲朗 倉敷市水島川崎通1丁目 川鉄テクノリサ ーチ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体試料から化学分析装置で分析可能な
    試料溶液を作成する自動試料調製装置であって、 a)固体試料に酸を添加し、加熱することにより試料溶液
    を作成する加熱溶解部と、 b)試料溶液を冷却する冷却部と、 c)冷却された試料溶液が所定量となるように希釈液を加
    え、定容する定容部と、 d)試料溶液を攪拌する攪拌部と、 e)試料溶液を濾過し、濾液と残渣とに分離する濾過部
    と、 f)固体試料又は試料溶液を入れた所定の容器を把持する
    ハンドを備え、所定位置に配置された上記各部の間に設
    けられたレール上を移動するハンドリングロボットと、 g)上記各部が予め設定された条件で動作するように制御
    するとともに、固体試料又は試料溶液を入れた容器を上
    記各部間で順次移送した後、所定の分析待ち位置に置く
    ようにハンドリングロボットの動作を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする自動試料調製装置。
  2. 【請求項2】 上記加熱溶解部が a)固体試料及び酸を入れた容器を加熱するマイクロウェ
    ーブ加熱装置と、 b)上記容器を囲う加熱室と、 c)加熱室の上部に設けられ、酸蒸気排出路を備えた開閉
    可能なキャップと、 d)キャップが閉じられたときにキャップの酸蒸気排出路
    と接続し、水流アスピレータに接続する接続流路と、 e)水流により接続流路の気体を吸引するとともに、吸引
    した気体を水と混合する水流アスピレータとを備える請
    求項1記載の自動試料調製装置。
  3. 【請求項3】 定容の目標である液面の位置から所定の
    距離だけ離れた位置に模擬標線が付された容器を使用す
    るとともに、上記定容部が、 a)模擬標線を検出する模擬標線センサと、 b)模擬標線センサに対して上記所定の距離だけ離れた位
    置に設けられた液面センサと、 c)模擬標線センサ及び液面センサを上記所定の距離を保
    ったまま移動させるセンサ移動装置と、 を備える請求項1記載の自動試料調製装置。
  4. 【請求項4】 上記濾過部が、 a)カートリッジ式濾紙を気密に保持する漏斗と、 b)漏斗の下部を気密に囲い、下部が開放された吸引室
    と、 c)吸引室内の空気を吸引する吸引ポンプと、 d)濾過された試料溶液を受ける濾過液容器と、濾紙上に
    残された残渣を洗う洗い液を受ける洗い液容器とを同時
    に載置することができ、昇降及び回転可能であって、上
    昇したときには吸引室の下部を気密に閉鎖する容器置台
    と、 を備え、上記制御部が、 e)定容部における処理の後に濾過部における処理が行な
    われるようにハンドリングロボットを制御するととも
    に、 f)試料溶液を採取する際には濾過液容器を吸引室内に入
    れ、残渣を洗う際には洗い液容器を吸引室内に入れるよ
    うに、容器置台の昇降及び回転を制御する請求項1記載
    の自動試料調製装置。
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