JPH08294602A - 油水分離装置及びそれを用いた浄油機 - Google Patents
油水分離装置及びそれを用いた浄油機Info
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- JPH08294602A JPH08294602A JP10406595A JP10406595A JPH08294602A JP H08294602 A JPH08294602 A JP H08294602A JP 10406595 A JP10406595 A JP 10406595A JP 10406595 A JP10406595 A JP 10406595A JP H08294602 A JPH08294602 A JP H08294602A
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Landscapes
- Removal Of Floating Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で簡単な構成によって廃油中から水分及
び夾雑物を効率よく分離除去する。 【構成】 廃油の流入口31に連通する流入室32と、
その流入室32の下側に連通する油水分離室33と、そ
の油水分離室33の上側に連通しかつ回収油の流出口3
5に連通する流出室34とを備える。廃油は流入口31
から流入室32を経て油水分離室33に流入する。分離
室33では比重差により、水分及び夾雑物が沈降し油分
が浮上する。この浮上する油分が回収油として流出室3
4から流出口35へと排出される。
び夾雑物を効率よく分離除去する。 【構成】 廃油の流入口31に連通する流入室32と、
その流入室32の下側に連通する油水分離室33と、そ
の油水分離室33の上側に連通しかつ回収油の流出口3
5に連通する流出室34とを備える。廃油は流入口31
から流入室32を経て油水分離室33に流入する。分離
室33では比重差により、水分及び夾雑物が沈降し油分
が浮上する。この浮上する油分が回収油として流出室3
4から流出口35へと排出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械その他各種機
械の摺動油のリサイクル、各種洗浄機械の洗浄油の水抜
き、建築用重機械の油圧作動油の水抜き等の廃油処理に
用いる、油水分離装置及びそれを用いた浄油機に関す
る。
械の摺動油のリサイクル、各種洗浄機械の洗浄油の水抜
き、建築用重機械の油圧作動油の水抜き等の廃油処理に
用いる、油水分離装置及びそれを用いた浄油機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の浄油機の一例について図4の回路
図を参照して述べる。この浄油機は、廃油タンク101
からポンプ105によって吸い込んだ廃油を、まずフィ
ルター107を通してろ過した後、油水分離装置103
を通して水分を分離し、油分を回収タンク109に回収
するものである。前記フィルター107には、濾紙をロ
ール状に巻いてなるデプス式ロールティシュタイプが用
いられている。
図を参照して述べる。この浄油機は、廃油タンク101
からポンプ105によって吸い込んだ廃油を、まずフィ
ルター107を通してろ過した後、油水分離装置103
を通して水分を分離し、油分を回収タンク109に回収
するものである。前記フィルター107には、濾紙をロ
ール状に巻いてなるデプス式ロールティシュタイプが用
いられている。
【0003】また前記油水分離装置103には、超極細
繊維構造体を主体として構成し、その超極細繊維構造体
に廃油を通すことによりその廃油中の水を粗粒化させ、
比重差にて油分と水分とに分離するフィルターが用いら
れている。なお本明細書では、油水分離を目的としたフ
ィルターを、ゴミ、スラッジ等の夾雑物の除去を目的と
したフィルター107と判別するため油水分離装置10
3として扱うことにする。また本明細書では、油水分離
装置にポンプ等を接続してシステム化したものを浄油機
として扱うことにする。
繊維構造体を主体として構成し、その超極細繊維構造体
に廃油を通すことによりその廃油中の水を粗粒化させ、
比重差にて油分と水分とに分離するフィルターが用いら
れている。なお本明細書では、油水分離を目的としたフ
ィルターを、ゴミ、スラッジ等の夾雑物の除去を目的と
したフィルター107と判別するため油水分離装置10
3として扱うことにする。また本明細書では、油水分離
装置にポンプ等を接続してシステム化したものを浄油機
として扱うことにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来例におい
て、濾紙を用いたフィルター107によると、廃油中の
夾雑物を捕捉するには安価で精度が良いといった利点が
あるが、濾紙が水に溶けやすいので水分捕捉に限界があ
るという問題がある。また超極細繊維構造体を用いた油
水分離装置103によると、材料の量産化が難しいこと
から材料自体が高価であり、また廃油の流れに対する抵
抗が大きいことから高流量を得ようとすると容積も大き
いものが必要となり、容器も高価になるという問題があ
る。
て、濾紙を用いたフィルター107によると、廃油中の
夾雑物を捕捉するには安価で精度が良いといった利点が
あるが、濾紙が水に溶けやすいので水分捕捉に限界があ
るという問題がある。また超極細繊維構造体を用いた油
水分離装置103によると、材料の量産化が難しいこと
から材料自体が高価であり、また廃油の流れに対する抵
抗が大きいことから高流量を得ようとすると容積も大き
いものが必要となり、容器も高価になるという問題があ
る。
【0005】上記従来例の他、従来では、廃油中に混在
する水分、ゴミ、スラッジ等を分離除去するための装置
として安価で簡単な構成のものが存在しないことから、
潤滑油や洗浄油等の多くの廃油はリサイクルの要求が多
いにもかかわらず廃棄、焼却されているのが現状であ
る。
する水分、ゴミ、スラッジ等を分離除去するための装置
として安価で簡単な構成のものが存在しないことから、
潤滑油や洗浄油等の多くの廃油はリサイクルの要求が多
いにもかかわらず廃棄、焼却されているのが現状であ
る。
【0006】また従来では、ポンプ105の下流側にフ
ィルター107、油水分離装置103の順で配置する必
要がある。その理由は、油水分離装置103の繊維の目
が細かくゴミがつまりやすいため、その上流側にフィル
ター107を配置する必要がある。また油水分離装置1
03は、廃油の流れに対する抵抗が大きいため、ポンプ
105の上流側(負圧側ともいう)に配置すると、真空
度が高まって廃油中にキャビテーションが発生し回収油
中に空気が混入するといった問題が生じるため、ポンプ
105の下流側(正圧側ともいう)に配置することを余
儀なくされる。
ィルター107、油水分離装置103の順で配置する必
要がある。その理由は、油水分離装置103の繊維の目
が細かくゴミがつまりやすいため、その上流側にフィル
ター107を配置する必要がある。また油水分離装置1
03は、廃油の流れに対する抵抗が大きいため、ポンプ
105の上流側(負圧側ともいう)に配置すると、真空
度が高まって廃油中にキャビテーションが発生し回収油
中に空気が混入するといった問題が生じるため、ポンプ
105の下流側(正圧側ともいう)に配置することを余
儀なくされる。
【0007】従って上記配置によると、フィルター10
7のエレメントの目詰まりが起きやすく、また濾紙が廃
油中の水分によって溶けやすい等の理由から、早期交換
を余儀なくされる。またポンプ105にて廃油が攪拌さ
れ、油分と水分とが混合した後に油水分離装置103で
油水分離することになるため、浄油効率の低下を招いて
いる。
7のエレメントの目詰まりが起きやすく、また濾紙が廃
油中の水分によって溶けやすい等の理由から、早期交換
を余儀なくされる。またポンプ105にて廃油が攪拌さ
れ、油分と水分とが混合した後に油水分離装置103で
油水分離することになるため、浄油効率の低下を招いて
いる。
【0008】本発明が解決しようとする技術的課題は、
安価で簡単な構成によって廃油中から水分及び夾雑物を
効率よく分離除去することのできる油水分離装置及びそ
れを用いた浄油機を提供することにある。
安価で簡単な構成によって廃油中から水分及び夾雑物を
効率よく分離除去することのできる油水分離装置及びそ
れを用いた浄油機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、廃油の流入口に連通する流入室と、その
流入室の下側に連通する油水分離室と、その油水分離室
の上側に連通しかつ回収油の流出口に連通する流出室と
を備えたことを特徴とする油水分離装置である。請求項
2の発明は、油水分離室から流出口までの間に金網ある
いは多孔板からなる網状部材を設けたことを特徴とする
請求項1記載の油水分離装置である。請求項3の発明
は、油水分離室を流れる廃油に渦流を付与する整流板を
設けたことを特徴とする請求項1記載の油水分離装置で
ある。請求項4の発明は、油水分離室を透明あるいは半
透明の材料からなる容器体によって形成したことを特徴
とする請求項1記載の油水分離装置である。請求項5の
発明は、請求項1記載の油水分離装置をポンプの上流側
に配置することを特徴とする浄油機である。
項1の発明は、廃油の流入口に連通する流入室と、その
流入室の下側に連通する油水分離室と、その油水分離室
の上側に連通しかつ回収油の流出口に連通する流出室と
を備えたことを特徴とする油水分離装置である。請求項
2の発明は、油水分離室から流出口までの間に金網ある
いは多孔板からなる網状部材を設けたことを特徴とする
請求項1記載の油水分離装置である。請求項3の発明
は、油水分離室を流れる廃油に渦流を付与する整流板を
設けたことを特徴とする請求項1記載の油水分離装置で
ある。請求項4の発明は、油水分離室を透明あるいは半
透明の材料からなる容器体によって形成したことを特徴
とする請求項1記載の油水分離装置である。請求項5の
発明は、請求項1記載の油水分離装置をポンプの上流側
に配置することを特徴とする浄油機である。
【0010】
【作用】請求項1記載の油水分離装置によると、廃油は
流入口から流入室を経て油水分離室(単に、分離室とも
いう)に流入する。分離室では比重差により水分及び夾
雑物が沈降し油分が浮上する。この浮上する油分が回収
油として流出室を経て流出口から排出される。
流入口から流入室を経て油水分離室(単に、分離室とも
いう)に流入する。分離室では比重差により水分及び夾
雑物が沈降し油分が浮上する。この浮上する油分が回収
油として流出室を経て流出口から排出される。
【0011】請求項2記載の油水分離装置によると、網
状部材は油分の表面張力と水分の表面張力の違いによ
り、一旦分離されて沈降した水分の流通を妨げて分離室
に留め、回収油のみ網目を通して流出口へと流す。請求
項3記載の油水分離装置によると、分離室を流れる廃油
に整流板による渦流が付与されることにより、水分の移
動エネルギーを減少させてその水分を沈降しやすくす
る。また油分の表面張力と水分の表面張力の違いによ
り、整流板に沿って油分が上昇しやすくまた水分が下降
しやすくなる。請求項4記載の油水分離装置によると、
容器体を透かして分離室内を外部から視認することがで
きる。
状部材は油分の表面張力と水分の表面張力の違いによ
り、一旦分離されて沈降した水分の流通を妨げて分離室
に留め、回収油のみ網目を通して流出口へと流す。請求
項3記載の油水分離装置によると、分離室を流れる廃油
に整流板による渦流が付与されることにより、水分の移
動エネルギーを減少させてその水分を沈降しやすくす
る。また油分の表面張力と水分の表面張力の違いによ
り、整流板に沿って油分が上昇しやすくまた水分が下降
しやすくなる。請求項4記載の油水分離装置によると、
容器体を透かして分離室内を外部から視認することがで
きる。
【0012】請求項5記載の浄油機によると、油水分離
装置をポンプの上流側に配置するので、油水分離装置に
はポンプを通過する前の廃油すなわちポンプにより攪拌
されていない廃油を流入させることができる。したがっ
て、油分と水分とが攪拌されていない状態の廃油を油水
分離装置にて油水分離することができる。また、この浄
油機に用いる請求項1記載の油水分離装置は、従来の超
極細繊維構造体を用いる装置に比べると廃油の流れに対
する抵抗が小さいため、ポンプの上流側に配置しても廃
油中にキャビテーションが発生しにくく、回収油中への
空気の混入が低減あるいは防止される。
装置をポンプの上流側に配置するので、油水分離装置に
はポンプを通過する前の廃油すなわちポンプにより攪拌
されていない廃油を流入させることができる。したがっ
て、油分と水分とが攪拌されていない状態の廃油を油水
分離装置にて油水分離することができる。また、この浄
油機に用いる請求項1記載の油水分離装置は、従来の超
極細繊維構造体を用いる装置に比べると廃油の流れに対
する抵抗が小さいため、ポンプの上流側に配置しても廃
油中にキャビテーションが発生しにくく、回収油中への
空気の混入が低減あるいは防止される。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。油水分離装置を断面図で示した図1において、油水
分離装置3は、その主体をなすほぼカップ形状の容器体
11と、その容器体11の上面を覆蓋するカバー体12
とからなる。容器体11のつば部11aに係合したユニ
オンナット13をカバー体12のおねじ部12aにねじ
付けることによって、容器体11とカバー体12が一体
化されている。なお容器体11に対するカバー体12の
接合面には、その接合面の気密を保持するためにシール
リング14が組み込まれている。
る。油水分離装置を断面図で示した図1において、油水
分離装置3は、その主体をなすほぼカップ形状の容器体
11と、その容器体11の上面を覆蓋するカバー体12
とからなる。容器体11のつば部11aに係合したユニ
オンナット13をカバー体12のおねじ部12aにねじ
付けることによって、容器体11とカバー体12が一体
化されている。なお容器体11に対するカバー体12の
接合面には、その接合面の気密を保持するためにシール
リング14が組み込まれている。
【0014】前記カバー体12は容器体11の内部空間
部に連続する凹部空間を形成しており、その側壁には廃
油の流入口31及び流出口35が相反する位置にて形成
されている。この流入口31及び流出口35はねじ穴に
形成されており、図示しない配管用パイプがねじ接合に
よって接続可能とされている。
部に連続する凹部空間を形成しており、その側壁には廃
油の流入口31及び流出口35が相反する位置にて形成
されている。この流入口31及び流出口35はねじ穴に
形成されており、図示しない配管用パイプがねじ接合に
よって接続可能とされている。
【0015】前記カバー体12の凹部空間は区画壁16
によって二室に区画されている。その一方の室は前記流
入口31に連通する流入室32とされ、他方の室は前記
流出口35に連通する流出室34とされている。また前
記容器体11の内部空間部は、流入室32の下側に連通
しかつ流出室34を上側に連通する分離室33となって
いる。
によって二室に区画されている。その一方の室は前記流
入口31に連通する流入室32とされ、他方の室は前記
流出口35に連通する流出室34とされている。また前
記容器体11の内部空間部は、流入室32の下側に連通
しかつ流出室34を上側に連通する分離室33となって
いる。
【0016】前記区画壁16は左右非対称位置すなわち
図示左寄りの位置に設けられており、流入室32の通路
断面積Aと流出室34の通路断面積BがA<Bに設定さ
れている。なお本例の場合の通路断面積A,Bは、流入
室32及び流出室34の横断積に相当している。
図示左寄りの位置に設けられており、流入室32の通路
断面積Aと流出室34の通路断面積BがA<Bに設定さ
れている。なお本例の場合の通路断面積A,Bは、流入
室32及び流出室34の横断積に相当している。
【0017】前記区画壁16の先端縁(図示下端面)に
は、金網あるいは多孔板からなる網状部材17が固定ね
じ18によって取り付けられている。網状部材17は、
分離室33と流出室34とを仕切るようにして設けられ
ている。なお網状部材17の開き目(金網の開き目、多
孔板の孔径が相当する)は例えば3〜4 mm 程度であ
る。
は、金網あるいは多孔板からなる網状部材17が固定ね
じ18によって取り付けられている。網状部材17は、
分離室33と流出室34とを仕切るようにして設けられ
ている。なお網状部材17の開き目(金網の開き目、多
孔板の孔径が相当する)は例えば3〜4 mm 程度であ
る。
【0018】前記網状部材17の下面には支柱19が垂
下状に取り付けられており、その支柱19の先端に平板
状の整流板20が取り付けられている。整流板20は、
廃油の流れに渦流を付与するもので、分離室33の中央
側を高くし側方を低くする傾斜状に配置されている。こ
の整流板20には、例えば金属板、鉄板、銅板、テフロ
ン板等を使用することができる。
下状に取り付けられており、その支柱19の先端に平板
状の整流板20が取り付けられている。整流板20は、
廃油の流れに渦流を付与するもので、分離室33の中央
側を高くし側方を低くする傾斜状に配置されている。こ
の整流板20には、例えば金属板、鉄板、銅板、テフロ
ン板等を使用することができる。
【0019】前記容器体11は、透明あるいは半透明の
材料例えばポリカーボネイト樹脂又はアクリル樹脂等の
合成樹脂材料によって形成されている。なおカバー体1
2は金属製あるいは合成樹脂製である。また容器体11
の底部には、ドレン穴21aをもつねじ部材21が取り
付けられている。ねじ部材21にはドレン穴21aを塞
ぐプラグ22がねじ付けられている。
材料例えばポリカーボネイト樹脂又はアクリル樹脂等の
合成樹脂材料によって形成されている。なおカバー体1
2は金属製あるいは合成樹脂製である。また容器体11
の底部には、ドレン穴21aをもつねじ部材21が取り
付けられている。ねじ部材21にはドレン穴21aを塞
ぐプラグ22がねじ付けられている。
【0020】次に、前記油水分離装置3を使用した浄油
機の一例をその回路図を示した図2を参照して説明す
る。油水分離装置3の流入口31には廃油タンク1につ
ながる廃油供給側配管2が接続され、また流出口35に
はポンプ5の吸込口につながる配管4が接続されてい
る。ポンプ5の吐出口とつながる配管6はフィルター7
の液入口に接続され、そのフィルター7の液出口には回
収タンク9につながる配管8が接続されている。なおフ
ィルター7には、濾紙をロール状に巻いてなるデプス式
ロールティシュタイプのフィルターが採用されている。
またポンプ5としては、トロコイドポンプ、ギヤポン
プ、ベーンポンプ等の容積式ポンプあるいはカスケード
ポンプ等が採用されている。
機の一例をその回路図を示した図2を参照して説明す
る。油水分離装置3の流入口31には廃油タンク1につ
ながる廃油供給側配管2が接続され、また流出口35に
はポンプ5の吸込口につながる配管4が接続されてい
る。ポンプ5の吐出口とつながる配管6はフィルター7
の液入口に接続され、そのフィルター7の液出口には回
収タンク9につながる配管8が接続されている。なおフ
ィルター7には、濾紙をロール状に巻いてなるデプス式
ロールティシュタイプのフィルターが採用されている。
またポンプ5としては、トロコイドポンプ、ギヤポン
プ、ベーンポンプ等の容積式ポンプあるいはカスケード
ポンプ等が採用されている。
【0021】前記浄油機において、ポンプ5を運転する
と、廃油タンク1に通じる吸込側流路(油水分離装置3
内の各室及びそれに連通する管路が相当する)を介して
廃油タンク1の廃油が油水分離装置3内に吸い込まれ
る。油水分離装置3が示された図1において、廃油は、
油水分離装置3の流入口31から流入室32を経て油水
分離室33に流入する。油水分離室33では比重差によ
り、水分及び夾雑物が沈降し油分が浮上する。この浮上
する油分が回収油として流出室34を経て流出口35か
ら排出される。
と、廃油タンク1に通じる吸込側流路(油水分離装置3
内の各室及びそれに連通する管路が相当する)を介して
廃油タンク1の廃油が油水分離装置3内に吸い込まれ
る。油水分離装置3が示された図1において、廃油は、
油水分離装置3の流入口31から流入室32を経て油水
分離室33に流入する。油水分離室33では比重差によ
り、水分及び夾雑物が沈降し油分が浮上する。この浮上
する油分が回収油として流出室34を経て流出口35か
ら排出される。
【0022】油水分離装置3の流出口35から排出され
る回収油は、ポンプ5に吸い込まれた後、フィルター7
を通して回収タンク9へと送出される。前記フィルター
7によって、前記油水分離装置3で分離されないで回収
油中に残った細かな夾雑物が除去され、回収タンク9へ
は清浄な油分が送出される。
る回収油は、ポンプ5に吸い込まれた後、フィルター7
を通して回収タンク9へと送出される。前記フィルター
7によって、前記油水分離装置3で分離されないで回収
油中に残った細かな夾雑物が除去され、回収タンク9へ
は清浄な油分が送出される。
【0023】上記した浄油機の油水分離装置3による
と、廃油が流れる流入室32、油水分離室33及び流出
室34を備えた簡単な構成によって、廃油中から水分及
び夾雑物を効率よく分離除去することができる。また廃
油の流れの抵抗に関しても、従来の超極細繊維構造体を
用いる装置に比べると極めて小さいといえる。従って、
油水分離装置3がポンプ5の上流側に配置されても、廃
油中にキャビティーションが発生しにくく、回収油中へ
の空気の混入がほとんどない。
と、廃油が流れる流入室32、油水分離室33及び流出
室34を備えた簡単な構成によって、廃油中から水分及
び夾雑物を効率よく分離除去することができる。また廃
油の流れの抵抗に関しても、従来の超極細繊維構造体を
用いる装置に比べると極めて小さいといえる。従って、
油水分離装置3がポンプ5の上流側に配置されても、廃
油中にキャビティーションが発生しにくく、回収油中へ
の空気の混入がほとんどない。
【0024】また、流入室32の通路断面積Aより流出
室34の通路断面積Bが大きいので、廃油の流速は流入
室32を通るときよりも流出室34を通るときが遅くな
る。このため流出室34の近傍における回収油に含まれ
る水分及び夾雑物が沈降する時間すなわち分離時間を稼
げる。
室34の通路断面積Bが大きいので、廃油の流速は流入
室32を通るときよりも流出室34を通るときが遅くな
る。このため流出室34の近傍における回収油に含まれ
る水分及び夾雑物が沈降する時間すなわち分離時間を稼
げる。
【0025】また、分離室33と流出室34との間に設
けられた網状部材17は油分の表面張力と水分の表面張
力の違いにより、一旦分離されて沈降した水分の流通を
妨げて分離室33に留め、回収油のみ網目を通して流出
口35へと流すので、回収油中への水分の流出を防止す
ることができる。
けられた網状部材17は油分の表面張力と水分の表面張
力の違いにより、一旦分離されて沈降した水分の流通を
妨げて分離室33に留め、回収油のみ網目を通して流出
口35へと流すので、回収油中への水分の流出を防止す
ることができる。
【0026】また、分離室33に配置した整流板20は
分離室33を流れる廃油に渦流を付与する。この整流板
20による廃油の流れが図1に太線矢印で表されてい
る。整流板20により廃油に渦流(矢印V参照)が付与
されることにより、水分の移動エネルギーが減少してそ
の水分が沈降しやすくなることから、油水分離効果が高
まる。また油分の表面張力と水分の表面張力の違いによ
り、整流板20の表裏面に沿って油分が上昇しやすくま
た水分が下降しやすくなり、これまた油水分離効果が高
まることになる。
分離室33を流れる廃油に渦流を付与する。この整流板
20による廃油の流れが図1に太線矢印で表されてい
る。整流板20により廃油に渦流(矢印V参照)が付与
されることにより、水分の移動エネルギーが減少してそ
の水分が沈降しやすくなることから、油水分離効果が高
まる。また油分の表面張力と水分の表面張力の違いによ
り、整流板20の表裏面に沿って油分が上昇しやすくま
た水分が下降しやすくなり、これまた油水分離効果が高
まることになる。
【0027】また、透明あるいは半透明の容器体11を
透かして分離室33内を外部から視認することにより、
分離室33内での廃油の油水分離状況を容易に把握する
ことができる。なお分離室33に溜まった水分は、容器
体11の底部のプラグ22を開けることにより手動によ
り容易に放出できる。なおプラグ22に代えて、弁ある
いはコックを取り付けると、分離室33の底部に溜まっ
た水分及び夾雑物の放出がより簡便に行える。
透かして分離室33内を外部から視認することにより、
分離室33内での廃油の油水分離状況を容易に把握する
ことができる。なお分離室33に溜まった水分は、容器
体11の底部のプラグ22を開けることにより手動によ
り容易に放出できる。なおプラグ22に代えて、弁ある
いはコックを取り付けると、分離室33の底部に溜まっ
た水分及び夾雑物の放出がより簡便に行える。
【0028】また前記浄油機によると、図2に示される
ように、油水分離装置3をポンプ5の上流側に配置する
ので、油水分離装置3にはポンプ5を通過する前の廃油
すなわちポンプ5により攪拌されていない廃油を流入さ
せることができる。したがって、油分と水分とが攪拌さ
れていない廃油を油水分離装置3にて油水分離するた
め、油水分離装置3をポンプ5の下流側に配置する場合
に比べて効果的な油水分離を実現することができる。ま
た、この浄油機に用いた油水分離装置3は、前にも説明
したように従来の超極細繊維構造体を用いる装置に比べ
ると廃油の流れに対する抵抗が小さいため、ポンプ5の
上流側に配置しても廃油中にキャビテーションが発生し
にくく回収油中への空気の混入が低減あるいは防止で
き、よって効果的な油水分離を実現することができる。
ように、油水分離装置3をポンプ5の上流側に配置する
ので、油水分離装置3にはポンプ5を通過する前の廃油
すなわちポンプ5により攪拌されていない廃油を流入さ
せることができる。したがって、油分と水分とが攪拌さ
れていない廃油を油水分離装置3にて油水分離するた
め、油水分離装置3をポンプ5の下流側に配置する場合
に比べて効果的な油水分離を実現することができる。ま
た、この浄油機に用いた油水分離装置3は、前にも説明
したように従来の超極細繊維構造体を用いる装置に比べ
ると廃油の流れに対する抵抗が小さいため、ポンプ5の
上流側に配置しても廃油中にキャビテーションが発生し
にくく回収油中への空気の混入が低減あるいは防止で
き、よって効果的な油水分離を実現することができる。
【0029】また、ポンプ5の下流側に接続された濾紙
を用いたフィルター7によって、油水分離装置3で分離
されないで回収油中に残った細かな夾雑物を除去するこ
とができるので、ほとんど夾雑物のない浄化された油分
を得ることができる。また、このときは、先に油水分離
装置3で水分及び夾雑物が分離された回収油が通るた
め、濾紙が水分によって溶かされにくくまた夾雑物によ
る目詰まりも少なく、従来のフィルター7使用に比べて
交換時期を延長することができる。
を用いたフィルター7によって、油水分離装置3で分離
されないで回収油中に残った細かな夾雑物を除去するこ
とができるので、ほとんど夾雑物のない浄化された油分
を得ることができる。また、このときは、先に油水分離
装置3で水分及び夾雑物が分離された回収油が通るた
め、濾紙が水分によって溶かされにくくまた夾雑物によ
る目詰まりも少なく、従来のフィルター7使用に比べて
交換時期を延長することができる。
【0030】また網状部材17は、図3に断面図で示さ
れる油水分離装置3の分離室33の中央部に配置するこ
ともできる。この場合、容器体11に段付部24を設
け、またカバー体12には前記段付部24に対応する押
え部25を突出し、その段付部24と押え部25とによ
って網状部材17の周縁部を挟持している。また整流板
20は、網状部材17上に支柱26を介して支持されて
いる。なお容器体11はカバー体12に直接ねじ付けら
れ、その接合面の間にはパッキン27が介在されてい
る。
れる油水分離装置3の分離室33の中央部に配置するこ
ともできる。この場合、容器体11に段付部24を設
け、またカバー体12には前記段付部24に対応する押
え部25を突出し、その段付部24と押え部25とによ
って網状部材17の周縁部を挟持している。また整流板
20は、網状部材17上に支柱26を介して支持されて
いる。なお容器体11はカバー体12に直接ねじ付けら
れ、その接合面の間にはパッキン27が介在されてい
る。
【0031】上記したように分離室33の中央部に網状
部材17を配置することで、分離室33の下部に分離さ
れた水分の浮上を効果的に抑制することができる。また
整流板20は、流出室34へ流れる回収油にも渦流(矢
印V1 参照)を付与するため、ここでも水分の移動エネ
ルギーが減少してその水分が沈降しやすくなることから
油水分離効果が高まる。
部材17を配置することで、分離室33の下部に分離さ
れた水分の浮上を効果的に抑制することができる。また
整流板20は、流出室34へ流れる回収油にも渦流(矢
印V1 参照)を付与するため、ここでも水分の移動エネ
ルギーが減少してその水分が沈降しやすくなることから
油水分離効果が高まる。
【0032】また前記油水分離装置3の流出口35にも
う一つの油水分離装置3の流入口31を接続させること
により、油水分離装置3を2連、3連と連ねることによ
り、より多くの水分及び夾雑物を分離除去することが可
能である。
う一つの油水分離装置3の流入口31を接続させること
により、油水分離装置3を2連、3連と連ねることによ
り、より多くの水分及び夾雑物を分離除去することが可
能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の油水分離装置によると、
廃油が流れる流入室、油水分離室及び流出室を備えた簡
単な構成によって、廃油中から水分及び夾雑物を効率よ
く分離除去することができる。
廃油が流れる流入室、油水分離室及び流出室を備えた簡
単な構成によって、廃油中から水分及び夾雑物を効率よ
く分離除去することができる。
【0034】請求項2記載の油水分離装置によると、廃
油中から一旦分離した水分の流出口への流通が網状部材
によって妨げられるで、回収油中への水分の流出を防止
することができる。請求項3記載の油水分離装置による
と、整流板によって廃油に渦流を付与することによって
油水分離効果が高められるとともに、整流板に対する油
分と水分との表面張力差を利用した分離効果も得られ
る。請求項4記載の油水分離装置によると、容器体を外
部から透かして視認することにより、分離室内での廃油
の油水分離状況を容易に把握することができる。
油中から一旦分離した水分の流出口への流通が網状部材
によって妨げられるで、回収油中への水分の流出を防止
することができる。請求項3記載の油水分離装置による
と、整流板によって廃油に渦流を付与することによって
油水分離効果が高められるとともに、整流板に対する油
分と水分との表面張力差を利用した分離効果も得られ
る。請求項4記載の油水分離装置によると、容器体を外
部から透かして視認することにより、分離室内での廃油
の油水分離状況を容易に把握することができる。
【0035】請求項5記載の浄油機によると、油水分離
装置をポンプの上流側に配置し、ポンプにより攪拌され
ていない廃油を油水分離装置にて油水分離するため、油
水分離装置をポンプの下流側に配置する場合に比べて効
果的な油水分離を実現することができる。またこの浄油
機に用いる請求項1記載の油水分離装置によると、廃油
の流れに対する抵抗が小さいため、ポンプの上流側に配
置しても廃油中にキャビテーションが発生しにくく回収
油中への空気の混入が低減あるいは防止でき、よって従
来の油水分離装置による問題を解消し、効果的な油水分
離を実現することができる。
装置をポンプの上流側に配置し、ポンプにより攪拌され
ていない廃油を油水分離装置にて油水分離するため、油
水分離装置をポンプの下流側に配置する場合に比べて効
果的な油水分離を実現することができる。またこの浄油
機に用いる請求項1記載の油水分離装置によると、廃油
の流れに対する抵抗が小さいため、ポンプの上流側に配
置しても廃油中にキャビテーションが発生しにくく回収
油中への空気の混入が低減あるいは防止でき、よって従
来の油水分離装置による問題を解消し、効果的な油水分
離を実現することができる。
【図1】油水分離装置を示す断面図である。
【図2】油水分離装置を用いた浄油機を示す回路図であ
る。
る。
【図3】油水分離装置の別例を示す断面図である。
【図4】従来例の浄油機を示す回路図である。
3 油水分離装置 5 ポンプ 7 フィルター 11 容器体 17 網状部材 20 整流板 31 流入口 32 流入室 33 油水分離室 34 流出室 35 流出口
Claims (5)
- 【請求項1】 廃油の流入口に連通する流入室と、その
流入室の下側に連通する油水分離室と、その油水分離室
の上側に連通しかつ回収油の流出口に連通する流出室と
を備えたことを特徴とする油水分離装置。 - 【請求項2】 油水分離室から流出口までの間に金網あ
るいは多孔板からなる網状部材を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の油水分離装置。 - 【請求項3】 油水分離室を流れる廃油に渦流を付与す
る整流板を設けたことを特徴とする請求項1記載の油水
分離装置。 - 【請求項4】 油水分離室を透明あるいは半透明の材料
からなる容器体によって形成したことを特徴とする請求
項1記載の油水分離装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の油水分離装置をポンプの
上流側に配置することを特徴とする浄油機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10406595A JPH08294602A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 油水分離装置及びそれを用いた浄油機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10406595A JPH08294602A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 油水分離装置及びそれを用いた浄油機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08294602A true JPH08294602A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14370775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10406595A Pending JPH08294602A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 油水分離装置及びそれを用いた浄油機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08294602A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100732052B1 (ko) * | 2007-04-06 | 2007-06-25 | 이천억 | 유수부상 분리용 eip 팩 |
| JP2013166109A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 油分離槽 |
| JP5967681B1 (ja) * | 2015-08-07 | 2016-08-10 | ケイコン株式会社 | 油水分離用路面排水処理槽 |
| CN110017228A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-16 | 安徽高博过滤科技有限公司 | 一种工程机械用燃油过滤器 |
| JP2020000990A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | ゼニス羽田株式会社 | 分離装置 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10406595A patent/JPH08294602A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100732052B1 (ko) * | 2007-04-06 | 2007-06-25 | 이천억 | 유수부상 분리용 eip 팩 |
| JP2013166109A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 油分離槽 |
| JP5967681B1 (ja) * | 2015-08-07 | 2016-08-10 | ケイコン株式会社 | 油水分離用路面排水処理槽 |
| JP2020000990A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | ゼニス羽田株式会社 | 分離装置 |
| CN110017228A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-16 | 安徽高博过滤科技有限公司 | 一种工程机械用燃油过滤器 |
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