JPH08294607A - 風呂用の循環式浄化装置 - Google Patents

風呂用の循環式浄化装置

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JPH08294607A
JPH08294607A JP7127131A JP12713195A JPH08294607A JP H08294607 A JPH08294607 A JP H08294607A JP 7127131 A JP7127131 A JP 7127131A JP 12713195 A JP12713195 A JP 12713195A JP H08294607 A JPH08294607 A JP H08294607A
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filtration layer
bath
fiber
granular
filtration
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JP7127131A
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Kozo Kojima
広三 小島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒状濾過層の厚さを大にせず装置の小型化を
図りつつ濾過能力をアップし、浴槽の浴水を効率的に浄
化できる風呂用の循環式浄化装置を提供する。 【構成】 濾過ケース7 内に、粒状の濾過材25を充填し
た粒状濾過層21を設け、浴槽2 内の浴水を循環ポンプ8
により浴槽2 と濾過ケース7 との間で循環させて、粒状
濾過層21により濾過して浴槽2 内の浴水を浄化する。濾
過ケース7 内の粒状濾過層21の上側に、繊維28をランダ
ムに充填した繊維濾過層20を備る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂用の循環式浄化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】風呂用の循環式浄化装置として、浴槽内
の浴水を循環させて湯温を制御しながら濾過する循環式
温水浄化装置がある。この循環式温水浄化装置は、ケー
ス本体の内部の濾過ケースに、ゼライト、麦飯石、アル
ミナ等を粒状に焼成して成る多孔質の粒状の濾過材を充
填した粒状濾過層を設け、循環ポンプにより浴槽内の浴
水を吸引管、ヒーター等を介して濾過ケース内に汲み上
げ、ヒーターで加熱して所定の温度に制御すると共に、
濾過ケース内で浴水を粒状濾過層に通して濾過し、その
濾過後の浴水を吐出管を介して再び浴槽内へと吐出する
ようになっている。
【0003】濾過器内では、粒状濾過層の濾過材の表面
に膠質被膜ができ、この膠質被膜にバクテリア等の微生
物が繁殖して寒天質を分泌する。そして、浴水が粒状濾
過層を通過する際に、その篩作用、沈殿作用、吸着作用
及び生物作用による濾過により、浴水の汚れ、濁りの原
因となる微細なゴミ、有機物等を除去すると共に、臭
気、アンモニア、鉄分等も除去して清浄な浴水に浄化す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】濾過ケース内の粒状濾
過層で浴水を濾過する場合、濾過ケース内での湯の流速
が遅い程、粒状濾過層による有機物等の除去効率が良く
なる。しかし、浴槽の浴水を浄化するには、常に或る程
度の循環流量を確保する必要があるため、濾過ケース内
での流速を遅くするにも自ずと限界がある。
【0005】一方、従来の粒状濾過層は無数の粒状の濾
過材を濾過ケース内に層状に入れただけであるため、各
濾過材の相互間の隙間が大きくなっている。従って、こ
の粒状濾過層に或る流速で多量の浴水を流した場合、粒
状濾過層の全体に亘って略均一に浴水が流れずに、濾過
材間の間隙を伝って局部的に浴水が流れ易い筋、即ちみ
ず道ができる。
【0006】そして、このみず道部分ができれば、その
部分では濾過材の表面の膠質被膜が破壊されるため、バ
クテリア等の微生物の繁殖が悪くなって、汚れ、濁りの
原因となる微細なゴミ、有機物等をきめ細かく除去し得
なくなり、除去効率が著しく低下する。この対策とし
て、粒状濾過層の厚さを大にすることも考えられるが、
これは程度の問題であり、また装置全体が大型化すると
共に、濾過ケースに湯が充満した時の全体の重量が非常
に重たくなるため、十分な解決策とはなり得ない。本発
明は、このような従来の課題に鑑み、粒状濾過層の厚さ
を大にせず装置の小型化を図りつつ濾過能力をアップ
し、浴槽の浴水を効率的に浄化できる風呂用の循環式浄
化装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、濾過ケース7 内に、粒状の濾過材25を充填した粒状
濾過層21を設け、浴槽2 内の浴水を循環ポンプ8 により
浴槽2 と濾過ケース7との間で循環させて、粒状濾過層2
1により濾過して浴槽2 内の浴水を浄化するようにした
風呂用の循環式浄化装置において、濾過ケース7 内の粒
状濾過層21の上側に、繊維28をランダムに充填した繊維
濾過層20を備えたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、通水性及び可撓性を有する収納袋27
の内部に、細長い長繊維28を方向が揃わないようにラン
ダムに纏めて充填したものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、長繊維28に疏水性を有する縮
れた細長い化学繊維を用いたものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1、2
又は3に記載の発明において、多数の長繊維28を無撚り
状に束ねて無撚り紐29を構成し、この無撚り紐29をラン
ダムに纏めて収納袋27に充填したものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明では、濾過ケース7 内
の粒状濾過層21及び繊維濾過層20により浴水を濾過して
浄化する。この時、繊維濾過層20によって濾過ケース7
内での浴水の流れを略均等にするため、粒状濾過層21で
みず道が発生し難くなり、濾過能力が向上する。また粒
状濾過層21の上側に繊維濾過層20があるので、粒状濾過
層21の重量によって繊維濾過層20が圧縮されることがな
い。
【0012】請求項2に記載の本発明では、通水性及び
可撓性を有する収納袋27の内部に、細長い長繊維28を方
向が揃わないようにランダムに纏めて充填しているた
め、製造が容易で簡便に使用でき、洗浄も容易である。
【0013】請求項3に記載の本発明では、長繊維28に
疏水性を有する縮れた細長い化学繊維を用いているの
で、適度な嵩張りと間隙を確保できると共に、腐食の問
題もない。
【0014】請求項4に記載の本発明では、多数の長繊
維28を無撚り状に束ねて無撚り紐29を構成し、この無撚
り紐29をランダムに纏めて収納袋27に充填しているた
め、その製造が更に容易である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は風呂用の循環式温水浄化装置の概略構成
図、図2はその繊維製フィルターの斜視図である。図1
において、1 は有底筒状のケース本体で、浴槽2 の角部
上に固定されている。このケース本体1 は着脱自在な外
カバー3 を有し、また底部には浴槽2 の内側で下方に突
出する吸引管4 と吐出管5 とが設けられている。
【0016】ケース本体1 の内部には、ヒーター6 、濾
過ケース7 及び循環ポンプ8 が備えられている。このヒ
ーター6 、濾過ケース7 及び循環ポンプ8 は、パイプ9,
10,11 を介して吸引管4 と吐出管5 との間に直列に接続
されている。吸引管4 には浴槽2 内の浴水を吸い込み得
るように浴槽2 の浴水内に浸漬され、この吸引管4 の下
端部には、その浴水の中の毛髪、或いは大きなゴミ等を
除去するネット状のヘアーキャッチャー12が設けられる
と共に、このヘアーキャッチャー12の上側に逆止弁13が
設けられている。吐出管5 には浄化後の浴水を浴槽2内
に戻すように浴槽2 の浴水内に浸漬されている。
【0017】ヒーター6 は吸引管4 を経て浴槽2 から汲
み上げた浴水を加熱するためのもので、設定された所望
の温度に浴水を加熱し保温できるようになっている。濾
過ケース7 は有底状で、ケース本体1 内の上部に装着さ
れており、この濾過ケース7 の内部に内ケース14が挿脱
自在に嵌合されると共に、ヒーター6 からのパイプ10に
接続された通路15が一側に上下方向に設けられている。
通路15の上端は濾過ケース7 内に開口している。循環ポ
ンプ8 と吐出管5 との間のパイプ11には逆U字管16が介
装されている。逆U字管16の頂部は濾過ケース7 の通路
15の上端開口よりも上位になっている。
【0018】濾過ケース7 の開口部には、濾過ケース7
内が密閉状となるように内カバー17が着脱自在に装着さ
れ、この内カバー17にはリーク弁18が装着されている。
リーク弁18は、外部から操作した時に開放して、濾過ケ
ース7 の密閉を解除するようになっている。内ケース14
の内部には、上側から多孔質濾過層19、繊維濾過層20及
び粒状濾過層21が積層状に収納されており、濾過ケース
7 内に汲み上げられた浴水を上から下に流しながら、こ
れらによって浴水を濾過し浄化するようになっている。
【0019】多孔質濾過層19は、スポンジ状の発泡ウレ
タン板等の連続多孔質マット22と、縮れた化学繊維性不
織布等の繊維マット23とを上下に二枚重ねにしたもの
で、繊維マット23を上側にして濾過ケース7 内に装入さ
れており、ヘアーキャッチャー12を通過した毛髪、ゴミ
等を除去するようになっている。多孔質濾過層19は目の
異なるスポンジ状の発泡ウレタン板等の連続多孔質マッ
トを上下に2枚重ねで一体化したものでも良い。
【0020】粒状濾過層21は、通水性及び可撓性を有す
る収納袋24の内部に多数の粒状の濾過材25を充填したも
のである。濾過材25には、麦飯石、天然ゼオライト、ア
ルミナ、砂等をパウダー状にして混合し、3〜5mm程
度の球状としたものを焼結して多孔質状に形成した遠赤
外線放射性のセラミックボール等が用いられており、粒
状濾過層21を浴水が通過する時に濾過して、浴水の中の
微細なゴミや有機物、臭気等を分解及び吸収して除去す
ると共に、ミネラル分を溶出して浴水を弱アルカリ性に
するようになっている。収納袋24は、網目が1〜2mm
程度の化学繊維製のネットを袋状にしたもので、その開
口部には濾過材25を出し入れできるようにファスナーが
設けられている。
【0021】繊維濾過層20は、粒状濾過層21でのみず道
の発生を抑制すると同時に、粒状濾過層21を通過した微
細なゴミ、有機物等を最終的に除去するためのもので、
繊維製フィルター26により構成されている。繊維製フィ
ルター26は、図2に示すように、通水性及び可撓性を有
する収納袋27の内部に、細長い長繊維28を方向が揃わな
いようにランダムに纏めて充填して成り、粒状濾過層21
の荷重が直接加わるように内ケース14内で粒状濾過層21
の下側に配置されている。
【0022】長繊維28には比重が軽く、疎水性、伸縮性
を有する縮れた細長い化学繊維が用いられている。この
化学繊維としては、例えば、比重が最も軽く、疎水性、
伸縮性に優れ、しかも耐摩耗性、耐薬品性、耐酸・アル
カリ性、耐腐食性、耐かび性に優れたポリプロピレン繊
維が適当である。
【0023】長繊維28は太さが0,1 μm〜100 μm程度
であって、纏めた時に嵩張るように縮れた状態に形成さ
れている。そして、繊維製フィルター26は多数の長繊維
28、例えば数十本〜数百本程の長繊維28を撚らずに紐状
に束ねて無撚り紐29を構成し、この無撚り紐29を所定長
さだけ綛状に巻いた後、無撚り紐29の方向が揃わないよ
うにランダムにほぐして纏めた状態で収納袋27の内部に
充填して構成されている。なお、収納袋27は収納袋24と
同様に、化学繊維製のネットを袋状に形成したもので、
ファスナー30により長繊維28を出し入れできるようにな
っている。
【0024】次に、この循環式温水浄化装置の使用状態
について説明する。ヒーター6 、濾過ケース7 及び循環
ポンプ8 等を内蔵したケース本体1 を浴槽2 の角部上に
固定する。そして、浴槽2 には吸引管4 及び吐出管5 の
下端側が十分に浸かるレベルまで浴水を入れておく。
【0025】そこで、循環ポンプ8 を起動すると、この
循環ポンプにより浴槽2 内の浴水が吸引管4 を経て汲み
上げられ、ヒーター6 により加熱し保温されながら、通
路15の上端から濾過ケース7 の上部に入る。そして、こ
の濾過ケース7 内で浴水が多孔質濾過層19、繊維濾過層
20及び粒状濾過層21を上から下へと通過する間に、これ
らの繊維マット23、連続多孔質マット22、繊維濾過層20
及び粒状濾過層21による濾過作用によって浴水の中のゴ
ミ、有機物等を分解し吸収して、清浄な浴水とした後、
吐出管5 から浴槽2 内の浴水の中に吐出される。
【0026】以下、浴槽2 とケース本体1 側との間で浴
水の循環を繰り返すことにより、浴槽2 内の浴水の温度
を一定に制御すると共に、浴水の中のゴミ、有機物等を
濾過して浄化し、常時、浴水を汚れ、濁りのない清浄な
状態に保つ。。濾過ケース7 内で浴水を濾過する場合、
先ず、多孔質濾過層19によりヘアーキャッチャー12を通
過したゴミ等の内、比較的大きなゴミ等を除去する。そ
して、浴水が繊維濾過層20及び粒状濾過層21を通過する
時に、浴水の汚れ、濁りの原因となる微細なゴミ、有機
物等の他、臭気、アンモニア、鉄分等を緩速濾過により
分解し吸収して除去する。
【0027】即ち、粒状濾過層21の濾過材25の表面には
膠質被膜ができ、この膠質被膜にバクテリア等の微生物
が繁殖して寒天質を分泌する。そして、浴水が緩速度で
粒状濾過層21を上から下に通過する間に、その篩作用、
沈殿作用、吸着作用及び生物作用により、浴水の汚れ、
濁りの原因となる微細なゴミ、有機物等を除去すると共
に、臭気、アンモニア、鉄分等も除去して、清浄な浴水
に浄化する。
【0028】この時、粒状濾過層21は濾過材25が粒状で
あって、各濾過材25の相互間に間隙があるため、粒状濾
過層21のみであれば、その間隙によって浴水の流れ易い
みず道が発生する。しかし、この粒状濾過層21の上側に
は、縮れた細長い長繊維28をその方向が揃わないように
ランダムに纏めて充填した繊維濾過層20があり、長繊維
28の相互間の間隙が粒状濾過層21側に比べて極めて小さ
くなっているので、この繊維濾過層20によって浴水の流
れが全体に亘って略均等に分散されることになる。従っ
て、繊維濾過層20の上側にある粒状濾過層21では、局部
的なみず道が発生し難くなるため、みず道部分での膠質
被膜の破壊、これに伴うバクテリア等の微生物の減少を
防止でき、緩速濾過による濾過能力が著しく向上する。
【0029】また繊維濾過層20の各長繊維28間の間隙が
極めて小さく微小であるので、粒状濾過層21で濾過後の
浴水が繊維濾過層20を通過する時に、この繊維濾過層20
で極く微細なゴミ等を確実に捕捉して濾過できる。この
ため、浴槽2 内の浴水の濁度が一時的に非常に大になっ
た場合でも、その汚れ、濁りを繊維濾過層20で確実に濾
過し除去できるので、浴槽2 内の浴水の汚れ、濁りによ
って粒状濾過層21での微生物の繁殖が抑えられ、又は微
生物が死滅するようなことはなく、常に高い濾過効率を
維持することができる。
【0030】勿論、繊維濾過層20でも、縮れた長繊維28
間に無数にある微小間隙を浴水が通過するので、粒状濾
過層21の濾過材25の表面と同様に、長繊維28の表面に膠
質被膜ができて微生物が繁殖し、緩速濾過による濾過作
用を得ることができる。従って、粒状濾過層21と繊維濾
過層20とを併用して濾過能力をアップしていることと相
俟って、濾過ケース7 を小さくすることが可能であり、
装置全体を小型化できる利点がある。
【0031】しかも、繊維濾過層20は粒状濾過層21の上
側にあり、粒状濾過層21の荷重を受けて圧縮されること
がないため、繊維濾過層20の繊維密度の経時的な変化を
極力少なくすることができる。即ち、粒状濾過層21が繊
維濾過層20の上側にあれば、粒状濾過層21の重量が常
時、繊維濾過層20に掛かって繊維濾過層20を圧縮した状
態にある上に、膠質被膜の発生、夾雑物の捕捉・除去等
の進行に伴って多孔質濾過層19、粒状濾過層21が目詰ま
り状態になれば、循環ポンプ8 の吸い込み抵抗が増大し
て、繊維濾過層20を圧縮するようになる。
【0032】この結果、運転開始当初における繊維濾過
層20の繊維密度を適当に設定して置いても、繊維濾過層
20の繊維密度の経時変化が非常に大きく、比較的短期間
で繊維濾過層20を圧縮し硬化させることになる。そし
て、繊維濾過層20が硬化すれば、多孔質濾過層19、粒状
濾過層21及び繊維濾過層20での濾過効果が低下して浴水
に濁りが発生すると共に、循環ポンプの吸い込み抵抗が
増大するため、循環ポンプの騒音が著しくなる。
【0033】しかし、この実施例では、繊維濾過層20は
粒状濾過層21の上側にあり、繊維濾過層20が粒状濾過層
21の荷重等を受けないようになっているので、粒状濾過
層21の重量等で繊維濾過層20が圧縮されることもなく、
繊維濾過層20の繊維密度の経時的な変化を極力防止する
ことができる。このため、運転開始当初の時点での繊維
濾過層20の繊維密度を最適に設定して置けば、その状態
を長期間に亘って継続的に維持、持続することができる
ので、浴水の濁りを防止しつつ、循環ポンプの騒音を極
力少なくすることができる。
【0034】粒状濾過層21及び繊維濾過層20を洗浄する
場合には、外カバー3 及び内カバー17を外して、濾過材
25、長繊維28を収納袋24,27 に入れた状態のままで濾過
ケース7 から取り出せば良い。この場合、繊維濾過層20
を構成する繊維製フィルター26は、通水性及び可撓性を
有する収納袋27の内部に長繊維28を纏めて充填している
ので、そのままの状態で洗濯機等により容易に洗浄する
ことができる。また長繊維28は元々収納袋27の内部に方
向が揃わないようにランダムに充填しているため、洗濯
機等で攪拌しても、別段、何等の問題も生じない。
【0035】繊維濾過層20の長繊維28には化学繊維、例
えば、比重が最も軽く、疎水性、伸縮性に優れ、しかも
耐摩耗性、耐薬品性、耐酸・アルカリ性、耐腐食性、耐
かび性に優れたポリプロピレン繊維を用いているので、
劣化、腐食、かび等の問題がなく、洗浄すれば半永久的
に使用することができる。
【0036】繊維製フィルター26は収納袋27の内部に、
細長い長繊維28をランダムに纏めて充填しているので、
長繊維28の方向を整然と揃えるものに比較して、その製
造が非常に容易である。また多数の長繊維28を無撚り状
に束ねた無撚り紐29を用い、この無撚り紐29をランダム
に纏めて収納袋27に充填しているため、非常に細い長繊
維28を使用する場合であっても、繊維製フィルター26を
極く容易に製造できると共に、長繊維28が収納袋27から
外部に抜け出ることもない。。更に、長繊維28は疏水性
を有する縮れた細長い化学繊維であるため、水の中でも
適度な嵩張りと間隙を確保し維持できる。
【0037】図3は本発明の第2実施例を例示し、繊維
濾過層20と粒状濾過層21との間に多孔質濾過層19を介在
したものである。この場合には、繊維濾過層20が最上位
となるので、第1実施例に比較して繊維濾過層20の圧縮
を更に少なくできる。即ち、第1実施例では、多孔質濾
過層19の吸い込み抵抗が繊維濾過層20の圧縮力として作
用するが、この第2実施例では、繊維濾過層20が最上位
になるため、吸い込み抵抗による繊維濾過層20の圧縮を
防止することができる。
【0038】図4は本発明の第3実施例を例示し、濾過
ケース7 を浴槽2 の浴水内に配置して、水中で濾過する
水中濾過方式を採用したものである。濾過ケース7 は下
端に吸い込み口32を備え、この濾過ケース7 内に、下側
から粒状濾過層21、多孔質濾過層19及び繊維濾過層20の
順で各濾過層19,20,21が設けられている。そして、濾過
ケース7 の下端の吸い込み口32から浴水を吸い込み、こ
の吸い込んだ浴水が濾過ケース7 内を下から上へと移動
する間に粒状濾過層21、多孔質濾過層19及び繊維濾過層
20で順次濾過して浄化する。
【0039】この水中濾過方式でも、繊維濾過層20が濾
過ケース7 内の最上位にあるので、粒状濾過層21の重量
によって繊維濾過層20が圧縮されるようなことがない。
多孔質濾過層19と粒状濾過層21、繊維濾過層20と多孔質
濾過層19は、夫々上下反対にしても良い。なお、各実施
例では、長繊維28を収納袋27に充填した繊維製フィルタ
ー26により繊維濾過層20を構成しているが、繊維濾過層
20では必ずしも長繊維28を収納袋27に収納する必要はな
い。また収納袋27から抜け出なければ、長繊維28に代え
て短い繊維を用いても良い。粒状濾過層21には天然の砂
等を用いても良い。
【0040】また長繊維28にはポリプロピレンの他、ポ
リエステル、ナイロン等の化学繊維を用いても良いし、
天然繊維を使用しても良い。更に長繊維28は多数本を緩
やかに撚り合わせた撚り紐の状態にして使用しても良い
し、或いは紐状態にすることなくそのままで使用しても
良い。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、濾過
ケース7 内に、粒状の濾過材25を充填した粒状濾過層21
を設け、浴槽2 内の浴水を循環ポンプ8 により浴槽2 と
濾過ケース7 との間で循環させて、粒状濾過層21により
濾過して浴槽2 内の浴水を浄化するようにした風呂用の
循環式浄化装置において、濾過ケース7 内の粒状濾過層
21の上側に、繊維28をランダムに充填した繊維濾過層20
を備えているので、この繊維濾過層20によって浴水の流
れを略全体に分散でき、粒状濾過層21での局部的なみず
道の発生を防止できる。従って、従来のような粒状濾過
層21での膠質被膜の破壊、これに伴うバクテリア等の微
生物の減少がなくなって、濾過能力が著しく向上する。
【0042】また繊維濾過層20の各繊維28間の間隙が小
さいため、この繊維濾過層20でも極く微細なゴミ等を確
実に濾過できる。このため、浴槽2 内の浴水の濁度が一
時的に大になった場合でも、その汚れ、濁りを繊維濾過
層20で確実に濾過し除去でき、浴水の汚れ、濁りによっ
て粒状濾過層21での微生物の繁殖が抑えられ、又は微生
物が死滅するようなことはなく、常に高い濾過効率を維
持できる。更に、繊維濾過層20が粒状濾過層21る上側に
あるため、粒状濾過層21の重量による繊維濾過層20の圧
縮、硬化を防止でき、長期間に亘って繊維濾過層20の性
能を維持し持続でき、濾過効率の向上と、循環ポンプ8
の騒音の低減とを図ることができる。
【0043】請求項2に記載の本発明では、通水性及び
可撓性を有する収納袋27の内部に、細長い長繊維28を方
向が揃わないようにランダムに纏めて充填しているた
め、長繊維28の方向を整然と揃えるものに比較して、製
造が容易であり、しかも洗濯機で容易に洗浄できる等と
簡便に使用できる。
【0044】請求項3に記載の本発明では、長繊維28に
疏水性を有する縮れた細長い化学繊維を用いているの
で、適度の嵩張りと間隙を確保できると共に、長繊維28
の腐食等の問題がなく、洗浄すれば半永久的に使用する
ことができる。
【0045】請求項4に記載の本発明では、多数の長繊
維28を無撚り状に束ねて無撚り紐29を構成し、この無撚
り紐29をランダムに纏めて収納袋27に充填しているの
で、非常に細い長繊維28を使用する場合でも、極く容易
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す循環式温水浄化装置
の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す繊維製フィルターの
斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す循環式温水浄化装置
の概略構成図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す循環式温水浄化装置
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 浴槽2 7 濾過ケース 8 循環ポンプ 19 多孔質濾過層 20 繊維濾過層 21 粒状濾過層 25 濾過材 26 繊維製フィルター 28 長繊維 29 無撚り紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 3/06 C02F 3/06 3/10 3/10 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過ケース(7) 内に、粒状の濾過材(25)
    を充填した粒状濾過層(21)を設け、浴槽(2) 内の浴水を
    循環ポンプ(8) により浴槽(2) と濾過ケース(7) との間
    で循環させて、粒状濾過層(21)により濾過して浴槽(2)
    内の浴水を浄化するようにした風呂用の循環式浄化装置
    において、濾過ケース(7) 内の粒状濾過層(21)の上側
    に、繊維(28)をランダムに充填した繊維濾過層(20)を備
    えたことを特徴とする風呂用の循環式浄化装置。
  2. 【請求項2】 通水性及び可撓性を有する収納袋(27)の
    内部に、細長い長繊維(28)を方向が揃わないようにラン
    ダムに纏めて充填したことを特徴とする請求項1に記載
    の風呂用の循環式浄化装置。
  3. 【請求項3】 長繊維(28)に疏水性を有する縮れた細長
    い化学繊維を用いたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の風呂用の循環式浄化装置。
  4. 【請求項4】 多数の長繊維(28)を無撚り状に束ねて無
    撚り紐(29)を構成し、この無撚り紐(29)をランダムに纏
    めて収納袋(27)に充填したことを特徴とする請求項1、
    2又は3に記載の風呂用の循環式浄化装置。
JP7127131A 1995-04-26 1995-04-26 風呂用の循環式浄化装置 Pending JPH08294607A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298851A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Hiroshi Sasaki プールや風呂における循環式湯水の、人体からの有機物による汚れを除去する濾過装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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