JPH0829460B2 - ビス類の供給装置 - Google Patents

ビス類の供給装置

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JPH0829460B2
JPH0829460B2 JP61242247A JP24224786A JPH0829460B2 JP H0829460 B2 JPH0829460 B2 JP H0829460B2 JP 61242247 A JP61242247 A JP 61242247A JP 24224786 A JP24224786 A JP 24224786A JP H0829460 B2 JPH0829460 B2 JP H0829460B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビス、リベット、鋲等をシュータにより
所定の位置に供給するようにしたビス類の供給装置に関
する。
〔発明の概要〕
本発明は、ビス類を所定の位置に供給するシュータを
有するビス類の供給装置において、シュータ上面の所定
の領域における異常姿勢のビス類を除去するための除去
手段を設けると共に、前記所定領域を通過した異常姿勢
のビス類を押し戻し手段により押し戻して前記所定領域
に再び持ち来すことによって、構造が簡単であるにもか
ゝわらず、シュータ上面における異常姿勢のビス類を確
実に除去できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
ビス、リベット等のビス類をシュータにより所定の位
置に供給するようにした従来のビス類の供給装置として
は、例えば実公昭52−32538号公報に記載されたように
装置が存在する。
前記装置は、ディッパにより掬い上げられたビス類を
シュータにより所定の位置に供給するように構成されて
いる。シュータの上面にはガイド用スリットが設けられ
ており、ディッパから流し込まれたビス類は、このガイ
ド用スリットにその軸部が挿入されて所定の位置まで滑
り落とされる。
シュータの上方には、ビス類の頭部がシュータの上面
から浮き上がってビス類が異常姿勢になるのを防止する
ためのカバー部材が配設されており、また、カバー部材
の始端部分には、シュータ上面の異常姿勢のビス類を除
去するための除去部材が揺動自在に設けられている。そ
してこの除去部材の下端部とシュータの上面との間に
は、供給されるビス類と頭部の高さと略同一の隙間が形
成されている。従って軸部がシュータのガイド用スリッ
トに挿入された正常姿勢でシュータを滑り降りて来たビ
ス類は、その頭部が除去部材の下端部に引っ掛かること
なく上述の隙間を通過するが、シュータ上面を横転状態
等の異常姿勢で滑り落ちて来た異常姿勢のビス類は、そ
の頭部が除去部材の下端部に引っ掛かってそこで堰止め
られるようになされている。そしてその堰止められた異
常姿勢のビス類は、その後の除去部材の揺動運動により
シュータ上面から払い落とされるように構成されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来装置によれば、その軸部に
ばね座金が組込まれたビス類を供給する場合には、その
ビス類はばね座金の下面がガイド用スリットの両側のシ
ュータ上面に引っ掛けられた状態でシュータを滑り降り
るようになっている。このため、ばね座金が組込まれて
いない通常のビス類を供給する場合に較べて、ばね座金
の分だけ余分に除去部材の下端部とシュータ上面との間
隙およびカバー部材とシュータ上面との隙間をそれぞれ
大きくする必要があり、またビスの軸部へのばね座金の
取付位置についての誤差も考慮して隙間を設定する必要
がある。
しかしながら、除去部材の下端部とシュータ上面との
間の隙間、およびカバー部材とシュータ上面との隙間を
上述のように大きくすると、横転状態等の異常姿勢のビ
ス類が、除去部材の揺動運動の際或いは除去部材の揺動
運動の前後に、除去部材の下端部の下をくぐり抜けてカ
バー部材の下部に入り込んでしまう場合がある。このよ
うな場合には、一旦装置を停止させてそのビス類を手作
業で取り除かねばならず、ビス類の円滑な供給を妨げる
ことになる。
そこで本発明は、ばね座金が装着されたビス類等の特
殊な構造のビス類でも円滑に供給することができるビス
類の供給装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ビス類を所定の位置に供給するためのシュ
ータと、前記シュータの上面に開口するように形成され
ているガイド用スリットとを具備し、前記ビス類の軸部
を前記ガイド用スリットに挿入させた状態で前記ビス類
をこのガイド用スリットに沿って移動させて前記所定の
位置まで供給するように構成したビス類の供給装置にお
いて、前記シュータの上面の所定の領域における異常姿
勢のビス類を除去するために作動する除去手段と、前記
除去手段に除去されることなく前記所定領域を通過した
異常姿勢のビス類を前記ビス類の前記移動方向とは逆方
向に押し戻して前記所定領域に再び持ち来すように作動
する押し戻し手段とを設け、前記押し戻し手段により前
記逆方向に押し戻されて前記所定領域に再び持ち来され
た異常姿勢のビス類が前記除去手段による除去作用を受
け得るように構成したものである。
〔作用〕
本発明によれば、シュータ上面の異常姿勢のビス類が
シュータ上面の所定領域において除去手段による除去作
用を受けることなく前記所定領域を通過してしまって
も、この異常姿勢のビス類は押し戻し手段により本来の
移動方向とは逆の方向に押し戻されて除去手段による除
去作用を受け得る前記所定領域に再び持ち来たされる。
そしてこの押し戻された異常姿勢のビス類は、除去手段
による除去作用によりシュータ上面から確実に除去され
る。
〔実施例〕
以下、この発明をビス供給装置に適用した一実施例を
図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、基台1の上部にはほぼ直方体形
状の枠体19が立設されている。そしてこの枠体19の内部
の下方には、ビス70を掬い上げるためのディッパ10が配
置されており、そのディッパ10には、供給すべきビス70
の軸部が係入されるガイド用スリット13が形成されてい
る。ディッパ10は、アーム11を具備している。そしてそ
のアーム11の基端が第2図に示すように軸18によってシ
ュータ30に回動自在に軸支され、このために上記ディッ
パ10は上下方向に揺動自在に構成されている。アーム11
には、回転カム20の側面に偏心して設けられた偏心ピン
2を係合させる係合用スリット12がアーム11の長さ方向
に沿って形成されている。
枠体19内には、第1図に示すように複数の傾斜板3が
配設され、これらの傾斜板3と枠体19とによって、ビス
70を収容するためのストック部2が枠体19内に形成され
ている。ストック部2のほぼ中心位置には、間仕切り板
4が配設され、その間仕切り板4の下方には連通用開口
9が形成されている。また間仕切り板4には連通用開口
9の上下方向の間隔を調整する間隔調整板7が取付けら
れている。そしてストック部2に投入されたビス70は、
傾斜板3にガイドされて連通用開口9を通ってガイド用
スリット13の上面開口に向かって寄せ集められる。
枠体19の内部の一側面には、ディッパ10が下降する際
に、枠体19の後壁とディッパ10の後部との間にビス70が
食い込んで、ディッパの動きを阻害するのを防止するた
めのビス食い込み防止具5がディッパ10に対向して配置
されている。
基台1上には、さらに、ディッパ10の前方位置におい
てシュータ30が配設されている。シュータ30は、一対の
平板状のガイド板29を具備し、これらのガイド板29の間
にはディッパ10のガイド用スリット13と連通し得るガイ
ド用スリット31が形成されている。そしてこのシュータ
30の始端側の一半はストック部2内に配置され、また終
端側の残りの一半はストック部2の外側に配置されてい
る。またシュータ30の上面は始端側から後端側に向かっ
て下方に傾斜しており、ディッパ10が上昇し切った時に
このディッパ10の上面とシュータ30の上面とがほぼ連続
した傾斜面(図示の実施例の場合にはほぼ一直線)とな
るようになっている。従ってこの状態においては、ガイ
ド用スリット13の上面開口とガイド用スリット31の上面
開口とがほぼ一直線の連続した溝を構成するようになっ
ている。
シュータ30の上面の始端部の上方には、シュータ30の
上面における横転状態のビス等の異常姿勢ビスを除去す
るための除去手段である刷毛40が配置されている。この
刷毛40はほぼコ字形状の刷毛取付板41に取付けられてい
る。そしてこの刷毛取付板41は、シュータ30のガイド用
スリット31の上面開口にほぼ直交する方向に揺動、即ち
首振り運動するように軸72によって枠体19に軸支されて
いる。また刷毛取付板41には取付孔42が設けられ、この
取付孔42とストック部2の一側壁に設けられた取付部6
との間にコイルばね等に付勢手段43が掛け渡されてい
る。
枠体19内には、第2図に示すように、駆動用モータ51
が配設されており、その駆動用モータ51の回転軸23に
は、回転カム20が固定されている。そしてこの回転カム
20のカム面には、ならい部材46の中間部材において下方
に突設されたならい部48が当接しており、このならい部
材46はその一端を軸66によって枠体19に対して回動自在
に軸支されている。またならい部材46の他端には係合用
切込み49が形成され、この切込み49には押上げアーム44
の下端が係合している。そして押上げアーム44の作動部
44aは、第1図に示すように、刷毛取付板41の突片部45
に当接している。
回転カム20の側面には既述のように偏心ピン21が設け
られ、この偏心ピン21はディッパ10のアーム11に形成さ
れている係合用スリット12に係合している。従って回転
カム20が回転する毎にディッパ10は軸18を支点として一
回ずつ往復回動するようになっている。
シュータ30は、第3図に示すように、ガイド板29に比
べて比較的肉厚の一対の保持板28を具備し、これらの保
持板28はガイド板29の前端側にそれぞれ隣接して配設さ
れている。そしてこれらの保持板28はガイド板29とその
スペーサ27を共用しているので、ガイド用スリット31は
保持板28の前端まで延びている。なお、保持板28はねじ
85によってスペーサ27に固定されている。
第1図、第3図に示すように、シュータ30の上方に
は、シュータ30の始端部を除く上面を覆うためのカバー
部材37が設けられている。このカバー部材37は、ビス70
の頭部74がシュータ30の上面から浮上ってシュータ30上
で異常姿勢になるのを防止するためのものであり、カバ
ー部材37とシュータ30の上面との間隔はビス70の頭部74
の高さとほぼ同一でやや大きく設定される。なおビス70
がその軸部にばね座金75が装着されたものである場合に
は、上記間隔はビス70の頭部74とばね座金75との高さの
和とほぼ同一でやや大きく設定される。そして、供給さ
れるビス70の頭部74の大きさに応じてカバー部材37とシ
ュータ30の上面との間隔を調整するために、このカバー
部材37は上下に移動可能なように構成されている。すな
わち、第3図に示すように、カバー部材37の側部には、
段違いをなす一対の水平板部34が形成されており、その
水平板部34の孔(図示せず)にはそれぞれ六角穴付ボル
ト35が嵌入されている。ボルト35の先端のねじ部35a
は、シュータ30の側部にねじ止め固定されているホルダ
ー部材36の底板36aに設けられたねじ穴(図示せず)に
ねじ込まれており、ボルト35の中間には段部35bが設け
られている。カバー部材37の水平板部34とホルダー部材
36の底板36aとの間には、コイルばね47がボルト35を挿
入させた状態で配置されており、これらのばね47はカバ
ー部材37を上方に付勢している。
そしてボルト35を締めると、カバー部材37は段部35b
によってその水平板部34を押し下げられるのでばね47に
抗して下降し、ボルト35を緩めると、カバー部材37はば
ね47の付勢力により上昇させられる。そしてこの実施例
によれば、一対のボルト35によりカバー部材37の後端側
と前端側をそれぞれ別々に上下させてカバー部材37とシ
ュータ30の上面との間隔を種々の状態に調整することが
できる。従って、ビス長の異なる各種のビスに応じて上
記間隔を調整することができ、例えば、自重により鉛直
になり易くてシュータ30の上面に対して傾き易いビスの
場合はカバー部材37の後端側を特に上昇させてビスの頭
部がカバー部材37の後端部にひっかかるのを効果的に防
止し、シュータ30の終端付近で横倒し(横転状態)にな
り易い短いビスの場合はカバー部材37の前端側を特に下
降させてビスの横倒しを防止する等の調整が可能であ
る。
次に、枠体19内には、押し戻し部材80が配設されてい
る。
この押し戻し部材80は、刷毛40の揺動運動の各揺動動
作の時間的な間隙をぬう等して刷毛40により除去される
ことなくシュータ30上面を滑り降りてきた異常姿勢のビ
ス70を、刷毛40の所定の揺動領域まで押し戻すための部
材であって、第1図および第4A図〜第4C図に示すよう
に、取付部材81と駆動部材82と回動部材83とからなる。
回動部材83は、その下部が略コ形に形成されており、
そこに一体に設けられた上下一対の枢支ピン84a、84bが
取付部材81に設けられた上下一対の挿入孔86a、86b内に
それぞれ挿入されることにより、第4A図、第4B図の矢印
a、b方向に回動自在となるように取付部材81に取付け
られている。そしてこの回動部材83の上端部には、湾曲
された押し戻し部87が一体成形されている。
回動部材83の下部に設けられたばね取付孔67と取付部
材81のばね取付部67に設けられた取付孔68との間には、
回動部材83を第4A図に示す非動作状態に復動させるため
の復動ばね69が架設されている。また、回動部材83の略
中間部に設けられたばね取付部88と駆動部材82の上部に
設けられたばね取付孔71との間には、回動部材83を駆動
するための駆動ばね89が架設されている。そして駆動ば
ね89は、上述の復動ばね69よりも強いばね力を有するば
ね(ばね定数の大きいばね)で構成されている。
駆動部材82は、ピン76により取付部材81に第4A図、第
4B図の矢印c、d方向に回動自在に取付けられている。
駆動部材82の下部には、かぎ状に屈曲された被駆動部90
が一体に設けられている。この被駆動部90は、その外周
囲90a、90bをアーム11から水平に突出された駆動ピン15
が摺動するように構成されており、またその尖端部分91
は、第4A図〜第4C図、第5図および第6図に示すよう
に、アーム11とは反対の側に斜めに折り曲げられて駆動
ピン15との対向面が傾斜面92となるように構成されてい
る。
駆動部材82の回動軸となるピン76は、取付部材81に設
けられた略コ形の軸受部93の一対の挿通孔94a、94bを貫
通し、その先端部76aが挿通孔94bから外側に突出してい
る。そしてその先端部76aには、抜け止め用のリング73
が取付けられている。
挿通孔94bは長孔から成り、ピン76の先端部76aがその
孔94bに沿って第4A図、第4B図の矢印e、f方向に移動
可能なように構成されている。そしてピン76は、その軸
部に取付けられた戻しばね95により、矢印e方向に付勢
されている。
なお、取付部材81には、この取付部材81を枠体19の一
側壁にねじ止めするためのねじ(図示せず)がねじ込ま
れるねじ穴59が設けられている。
シュータ30の側部には、第1図に示すように、発光素
子と受光素子とからなる光センサ78が配置されている。
この光センサ78は、シュータ30の上面の始端付近におけ
るビス70の有無を検出するものである。そしてシュータ
30上のビス70が少なくなったことを光センサ78が検出す
ると、この検出結果に基づいてティッパ10が揺動してシ
ュータ30にビス70が供給され、シュータ30上にビス70が
ある程度溜ると、ディッパ10の揺動が停止するようにな
っている。
シュータ30の上面の終端に設けられているビス供給部
33には、係止部材52が配設されている。この係止部材52
は、シュータ30の側部にネジ止め固定されており、線条
ばね55によって第1図における反時計方向に付勢されて
いる。係止部材52の一端には、その長手方向に対してほ
ぼ直角に延びるV字状の係止部53が形成されている。そ
してこの係止部53は、係止部材52が第1図に示す復動位
置にある時には、ガイド用スリット31の上方開口に沿っ
てシュータ30の上面を移動して来るビスの頭部74をビス
供給部33に停止させる。また係止部には、係止部53に隣
接してストッパ部54が形成されている。そしてこのスト
ッパ部54はシュータ30の側壁面に当接して係止部材52の
復動位置を規制するようになっている。
係止部材52には、線条ばね55の一端を係止させるため
の突片部56が設けられ、この突片部56の側方には、ビス
供給部33からのビス70の取出しを検出するリーフスイッ
チ98が配設されている。
係止部材52の係止部53の上方には、ビットガイド62が
設けられている。このビットガイド62は、係止部材52に
より停止させられている最前端のビスの頭部から上方に
向かって末広がりに傾斜している3つの傾斜面63a、63
b、63cを有し、これらの傾斜面の下端によって、ビスの
軸部の直径と略同一の幅を有するU字状の切込み64が形
成されている。
次に、ビス70としてその軸部にばね座金75が装着され
ているビスを用いた場合におけるこの実施例の動作を説
明する。
まず、パワースイッチS1がオン状態に切換えられる
と、光センサ78が作動してシュータ30上のビス70の有無
を検出する。すなわち、シュータ30上のビスが少なかっ
たり、シュータ30上にビスがなかったりすると、光セン
サ78がこれを検出してディッパ10を駆動する駆動用モー
タ51を始動させる。
駆動用モータ51が始動すると、第2図に示す回転カム
20が回転するので、ディッパ10のアーム11に設けられた
係合用スリット12に係合された偏心ピン21が係合用スリ
ット12内を滑動しつつディッパ10を上下に揺動させる。
ディッパ10が揺動すると、ディッパ10の上面に供給され
たビス70の中でその軸部がディッパ10のガイド用スリッ
ト13に挿入されたものがディッパ10により上方に掬い上
げられる。一方、回転カム20の回転によりならい部材46
を介して押上げアーム44が上下動させられると、押上げ
アーム44を作動部44aが刷毛取付板41の突片部45に作用
するので、刷毛40はシュータ30のガイド用スリット31の
上方開口に対してほぼ直交する方向に首振り運動して、
シュータ30上の異常姿勢ビスを除去する。
ディッパ10に掬い上げられたビス70は、このディッパ
10の上面がシュータ30の上面とほぼ一直線となって、デ
ィッパ10のガイド用スリット13の上面開口とシュータ30
のガイド用スリット31の上面開口とが連通すると、その
軸部がスリット31に挿入されたままで自重によりシュー
タ30を滑り降りて、ビス供給部33に到達する。そしてシ
ュータ30を滑り降りたビス70は、係止部材52の係止部53
によりその頭部74を係止されて停止する。そしてシュー
タ30上にビス70がある程度溜ると、光センサ78がそれを
検出して駆動用モータ51を停止させる。
そしてマグネットドライバ60のビット61をビットガイ
ド62の傾斜面63b、63aないしは63cに沿わせて下降させ
ると、ビット61の先端がビス70の頭部74に自動的に当接
してこれを吸着させる。またこの状態において、ビット
61をU字状切込み64に沿って前方に引けば、ビス70の頭
部74が係止部材52を押すので、この係止部材52が時計方
向に往回動し、ビス70はビス供給部33から引き出され
る。なおビス70が引き出されると、係止部材52は線条ば
ね55の付勢力によって第1図に示す位置まで素早く復帰
し、後続のビスの不必要な流出を防止する。この際、係
止部材52に設けられたストッパ部54がシュータ30の側部
を叩打してシュータ30に衝撃を与えるので、シュータ30
の上面でのビスの流れが円滑になる。特に、小さいビス
は自重が軽いためシュータ30の上でその流れが止まる場
合が多く、その流れを円滑にするためにもシュータ30に
衝撃を与えることは有益である。また係止部材52が元の
位置に復帰する際にストッパ部54がシュータ30の側部に
当接するため、係止部材52の過剰な復回動が防止され
て、その係止部53をシュータ30の上面の所定の位置に復
帰させることができる。
なお上述の押し戻し部材80は以下に述べるように動作
する。
まず第4A図に示すように、ディッパ10が一点鎖線で示
す最上昇位置から実線で示すように矢印g方向に下降す
ると、アーム11に設けられた駆動ピン15が、駆動部材82
全体を矢印c方向に回動させるように駆動部材82の被駆
動部90の外周囲90aを押圧しつつその外周囲90a上を摺動
する。そして駆動部材82が矢印c方向に回動すると、駆
動部材82と回動部材83との間に架設された駆動ばね89が
復動ばね69のばね力に打ち勝って回動部材83を矢印c方
向に引っ張って、回動部材83を第4B図に示すように矢印
a方向に回動させる。
回動部材83の矢印a方向への回動に伴って、回動部材
83の押し戻し部87が第5図に実線で示す位置から一点鎖
線で示すようにシュータ30の上面とカバー部材37との間
に突き出される。そして、刷毛40に除去されることなく
シュータ30の上面に沿って滑り落ちてきた異常姿勢のビ
ス70が、第4A図、第5図に示すようにカバー部材37とシ
ュータ30の上面との間に入り込んでそこに引っ掛かって
いた場合には、そのビス70はその突き出された押し戻し
部87により第4B図に実線、第5図に一点鎖線で示すよう
に刷毛40の所定の揺動領域まで押し戻される。そして刷
毛40はこの時シュータ30上面を掃くようなタイミングを
持たされているので、この押し戻されたビス70は刷毛40
により確実にシュータ30の上面から側方に払い落とされ
る。
次に、ディッパ10が第4B図に示す位置から更に第4C図
に示すように下降して駆動ピン15が被駆動部90の外周囲
90b上に到ると、復動ばね69が回動部材83を矢印b方向
に復動させるので、押し戻し部87はシュータ30の上方か
ら第5図に実線で示す移動位置に復動する。
次に、ディッパ10が第4C図に示す最下降位置から矢印
h方向に上昇する時には、駆動ピン15の先端部が、第4C
図に一点鎖線で、また第6図に二点鎖線で示すように、
被駆動部90の尖端部分91の傾斜面92に摺接してその傾斜
面92を相対的に徐々に押圧する。これにより駆動部材82
の回動支点であるピン76の先端部76aが挿通孔94b内を矢
印f方向に下降し、これに伴って駆動部材82が第6図に
二点鎖線で示すように少し傾斜する。そして駆動ピン15
が第4A図に示すように駆動部材82の上方へ抜け出ると、
戻しばね95のばね力により、駆動部材82は第5図、第6
図に実線で示す位置に復帰する。従って、ディッパ10の
上昇時には、駆動ピン15は被駆動部90の外周囲90a、90b
上に摺動しないので、上述のような押し戻し部87による
ビス70の押し戻し動作は行われない。
上述の実施例によれば、ばね座金75が装着されたビス
70を供給するために、カバー部材37とシュータ30の上面
との隙間を、ばね座金75が装着されていないビス70を供
給する場合に較べて大きくする必要があることに伴っ
て、刷毛40の揺動運動の各揺動動作の時間的間隙をぬっ
てシュータ30の上面を滑り落ちてきた異常姿勢のビス70
が、第4A図に示すようにカバー部材37とシュータ30の上
面との間にもぐり込むようにして引っ掛かってしまった
場合でも、押し戻し部材80によりそのビス70は刷毛40の
所定の揺動領域まで押し戻され、刷毛40により確実にシ
ュータ30の上面から除去される。
また、押し戻し部材80は、ディッパ10が第4A図に一点
鎖線で示す最上昇位置にあって、ビス70をシュータ30に
流し込んでいる時は動作せず、ディッパ10がビス70をシ
ュータ30に流し込み終わって第4A図に実線で示すように
下降し始めた時に動作すタイミングを持っている。従っ
て、この押し戻し部材80は、シュータ30を滑り落ちてく
る正常姿勢のビス70の流れを阻害することはなく、シュ
ータ30の上面に存在する異常姿勢のビス70のみを有効に
押し戻すことができる。
さらに、回動部材83が駆動ばね89により駆動部材82と
連動するように構成されている。従って回動部材83が回
動して押し戻し部87がカバー部材37とシュータ30の上面
との間に突き出された時に、シュータ30の上面に正常姿
勢のビス70が正しく配列されていて、その押し戻し部87
がそれらのビス70の頭部74に当接することにより第4A図
の矢印a方向の回動し得なくなった場合でも、駆動部材
82だけは駆動ばね89が延びることにより正常な動作を続
けることができ、従ってディッパ10の上下動も妨げられ
ることがない。
上述の実施例におけるビス供給装置は、ビス径2.6〜
4.0φのビスであって、特にばね座金が予め装着されて
いるビスの供給に用いるのに好適であるが、ビス径2.6
φ以下ないしは4.0φ以上のビスや、ばね座金が装着さ
れていない普通のビスの供給装置としても利用し得るの
は勿論である。
また上述の実施例においては、シュータの上面の所定
の領域における異常姿勢のビス類を除去するための除去
手段として、シュータに設けたガイド用スリットに対し
てほぼ直交する方向に揺動する刷毛を用いたが、押し戻
し手段により押し戻されて上記所定領域に再び持ち来た
された異常姿勢のビス類をシュータの上面から除去し得
るものであれば、その材質、構造及び動作状態を特に制
限されることはない。
また上述の実施例においては、押し戻し部材80をディ
ッパ10の連動させるようにするために、アーム11に設け
た駆動ピン15により上記押し戻し部材80を作動させるよ
うにしたが、ディッパ10に直接設けた駆動ピンなどによ
り作動させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、シュータ上面の異常姿勢のビス類が
シュータ上面の所定領域において除去手段による除去作
用を受けることなく前記所定領域を通過してしまって
も、この異常姿勢のビス類は押し戻し手段により本来の
移動方向とは逆の方向に押し戻されて除去手段による除
去作用を受け得る前記所定領域に再び持ち来される。そ
してこの押し戻された異常姿勢のビス類は、除去手段に
よる除去作用によりシュータ上面から確実に除去され
る。従って、異常姿勢のビス類が除去手段によりシュー
タ上面から除去されないで前記所定領域を通過してこの
異常姿勢のビス類が後続の正常姿勢のビス類の移動を阻
害するのを極めて効果的に防止することができ、またこ
の異常姿勢のビス類を手先業で取り除く必要がなく、こ
のためにビス類の供給を極めて円滑かつ簡単に行うこと
ができる。
また本発明によれば、ばね座金が装着されたビス類を
供給する場合にも、シュータ上面の異常姿勢のビス類を
確実に除去することができてビスづまり等を生じさせる
ことがない。
さらに本発明によれば、押し戻し手段は、シュータ上
面の所定領域において除去手段による除去作用を受ける
ことなく前記所定領域を通過してしまった異常姿勢のビ
ス類を本来の移動方向とは逆の方向に押し戻して前記所
定領域よりも下流の領域から前記所定領域に再び持ち来
たす機能を単に有すればよく、シュータの上面における
異常姿勢のビス類を除去する機能を有する必要がない。
従って、構造が簡単で動作が確実な押し戻し手段を極め
て容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明をビス供給装置に適用した一実施例に
示すものであって、第1図は装置全体の斜視図、第2図
は同装置の駆動機構を示す概略図、第3図はシュータの
カバー部材の調整機構を示す斜視図、第4A図〜第4C図は
押し戻し部材の動作を順次示す斜視図、第5図は同平面
図、第6図は同側面図である。 なお図面に用いた符号において、 2……ストック部 10……ディッパ 13……ガイド用スリット 30……シュータ 31……ガイド用スリット 33……ビス供給部(所定の位置) 37……カバー部材 40……刷毛(除去手段) 70……ビス 80……押し戻し部材(押し戻し手段) である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビス類を所定の位置に供給するためのシュ
    ータと、前記シュータの上面に開口するように形成され
    ているガイド用スリットとを具備し、前記ビス類の軸部
    を前記ガイド用スリットに挿入させた状態で前記ビス類
    をこのガイド用スリットに沿って移動させて前記所定の
    位置まで供給するように構成したビス類の供給装置にお
    いて、 前記シュータの上面の所定の領域における異常姿勢のビ
    ス類を除去するために作動する除去手段と、 前記除去手段に除去されることなく前記所定領域を通過
    した異常姿勢のビス類を前記ビス類の前記移動方向とは
    逆方向に押し戻して前記所定領域に再び持ち来すように
    作動する押し戻し手段とを設け、 前記押し戻し手段により前記逆方向に押し戻されて前記
    所定領域に再び持ち来された異常姿勢のビス類が前記除
    去手段による除去作用を受け得るように構成したことを
    特徴とするビス類の供給装置。
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