JPH08294754A - 連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置 - Google Patents
連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH08294754A JPH08294754A JP8015194A JP1519496A JPH08294754A JP H08294754 A JPH08294754 A JP H08294754A JP 8015194 A JP8015194 A JP 8015194A JP 1519496 A JP1519496 A JP 1519496A JP H08294754 A JPH08294754 A JP H08294754A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- level
- molten metal
- value
- molten steel
- random signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 注湯開始直後から湯面レベルが定常レベルに
達する迄の間、溶鋼の吐出量を適切に制御する。 【解決手段】 連続鋳造におけるモールドへの溶鋼注入
直後から、溶鋼の湯面レベルが定常値に達する迄の間、
電極式湯面計によって、湯面レベルを連続的に計測し更
にその湯面レベルの変化に基いて湯上り速度を算出し、
その湯上り速度と基準速度との偏差に基いてタンディッ
シュから吐出される溶鋼の流量を調整し、湯面レベルが
定常値に達すると、鋳造引き抜きを開始する。或いは、
湯面レベル等に基づいてノズルゲインの推定値を算出
し、また、予め設定された目標注上げ時間を満足するた
めの目標吐出量を算出し、これらのノズルゲインの推定
値及び目標吐出量に基づいてスライディングノズル(:
ストッパー)の開度を算出し、この開度に基づいてタン
ディッシュから吐出される溶鋼の流量を調整し、そし
て、上記の処理を所定の演算周期毎に繰り返し、湯面レ
ベルが定常値に達すると、鋳造引き抜きを開始する。
達する迄の間、溶鋼の吐出量を適切に制御する。 【解決手段】 連続鋳造におけるモールドへの溶鋼注入
直後から、溶鋼の湯面レベルが定常値に達する迄の間、
電極式湯面計によって、湯面レベルを連続的に計測し更
にその湯面レベルの変化に基いて湯上り速度を算出し、
その湯上り速度と基準速度との偏差に基いてタンディッ
シュから吐出される溶鋼の流量を調整し、湯面レベルが
定常値に達すると、鋳造引き抜きを開始する。或いは、
湯面レベル等に基づいてノズルゲインの推定値を算出
し、また、予め設定された目標注上げ時間を満足するた
めの目標吐出量を算出し、これらのノズルゲインの推定
値及び目標吐出量に基づいてスライディングノズル(:
ストッパー)の開度を算出し、この開度に基づいてタン
ディッシュから吐出される溶鋼の流量を調整し、そし
て、上記の処理を所定の演算周期毎に繰り返し、湯面レ
ベルが定常値に達すると、鋳造引き抜きを開始する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶鋼の連続鋳造の自動ス
タート制御方法及びその装置に関し、特に鋳造始時の自
動起動に関する。
タート制御方法及びその装置に関し、特に鋳造始時の自
動起動に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の溶鋼の連続鋳造において
は、ダミーバー引抜開始迄のモールド内の溶鋼保持時間
を、凝固殻の適切な生成を達成することを目的として、
最適に制御するための制御方法が各種提案されている。
例えば特開昭58−84652号公報においては、予め
定めたモールド内の湯面レベルの上昇パターンに基い
て、タンディッシュ内の溶鋼深さから溶鋼の注入量とそ
れに対応するスライディングノズルの開度目標値とを算
出し、それに従って溶鋼注入量制御を実施する制御方法
が提案されている。しかし、この制御方法においては、
時々刻々の湯面レベルと予め定めた湯面上昇パターンと
の偏差をフィードバックして制御していないため、ノズ
ル特性のばらつきや作動不良による変動をカバーでき
ず、流速と合致しない状態が生じていた。
は、ダミーバー引抜開始迄のモールド内の溶鋼保持時間
を、凝固殻の適切な生成を達成することを目的として、
最適に制御するための制御方法が各種提案されている。
例えば特開昭58−84652号公報においては、予め
定めたモールド内の湯面レベルの上昇パターンに基い
て、タンディッシュ内の溶鋼深さから溶鋼の注入量とそ
れに対応するスライディングノズルの開度目標値とを算
出し、それに従って溶鋼注入量制御を実施する制御方法
が提案されている。しかし、この制御方法においては、
時々刻々の湯面レベルと予め定めた湯面上昇パターンと
の偏差をフィードバックして制御していないため、ノズ
ル特性のばらつきや作動不良による変動をカバーでき
ず、流速と合致しない状態が生じていた。
【0003】また、特開昭62−84862号公報にお
いては、上記のような制御技術を改善するために、予め
定められた湯面の中間確認レベルに達する所要時間を設
定しておき、その所要時間経過時に中間確認湯面レベル
に達していないと、これをトリガとして流量制御装置の
開度を予め設定された緊急処理開度まで開き、基本湯上
りパターンに追従させる制御方法が提案されている。
いては、上記のような制御技術を改善するために、予め
定められた湯面の中間確認レベルに達する所要時間を設
定しておき、その所要時間経過時に中間確認湯面レベル
に達していないと、これをトリガとして流量制御装置の
開度を予め設定された緊急処理開度まで開き、基本湯上
りパターンに追従させる制御方法が提案されている。
【0004】また、特開昭62−54562号公報にお
いては、中間確認レベルで湯上りパターンがずれていた
場合には、湯上りパターンを修正する制御方法が提案さ
れている。また、湯上り速度の制御方法には、特開昭6
2−183951号公報、特開平1−170568号公
報、特開平2−142659号公報等において各種提案
されているが、いずれも検出レベルを所定の湯面レベル
に到達したかどうかで把握しており、検出レベルのフィ
ードバック情報が不連続であった。
いては、中間確認レベルで湯上りパターンがずれていた
場合には、湯上りパターンを修正する制御方法が提案さ
れている。また、湯上り速度の制御方法には、特開昭6
2−183951号公報、特開平1−170568号公
報、特開平2−142659号公報等において各種提案
されているが、いずれも検出レベルを所定の湯面レベル
に到達したかどうかで把握しており、検出レベルのフィ
ードバック情報が不連続であった。
【0005】また、特開平2−142659号公報にお
いては、長さの異なる複数の電極を設置してそれぞれの
湯面レベルを検出するようにした制御方法を提案してい
る。しかし、この制御方法においては、次のような不具
合が指摘される。 (1) 設備投資コストが高くなる。 (2) スプラッシュの影響による誤動作の影響を完全に除
去できない。 (3) ランニングコストが高くなる。 (4) ビレットの連続鋳造プロセスにおいて、例えば直径
170mmφ以下の小断面に複数の電極を取り付けること
は、設備の制約上困難である。
いては、長さの異なる複数の電極を設置してそれぞれの
湯面レベルを検出するようにした制御方法を提案してい
る。しかし、この制御方法においては、次のような不具
合が指摘される。 (1) 設備投資コストが高くなる。 (2) スプラッシュの影響による誤動作の影響を完全に除
去できない。 (3) ランニングコストが高くなる。 (4) ビレットの連続鋳造プロセスにおいて、例えば直径
170mmφ以下の小断面に複数の電極を取り付けること
は、設備の制約上困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の制
御方法においては、注入開始直後から連続的に湯面上昇
速度を時々刻々計測してフィードバック制御するという
方式が採用されていなかった。しかし、タンディッシュ
内の溶鋼には介在物が含まれており、注湯開始直後の湯
上り速度が速すぎると、タンディッシュ内の溶鋼上部付
近に有る介在物を巻き込んでしまい、それは鋳造後のビ
レットに介在物要因による割れ等の不良の原因となり、
この湯上り速度を最適値にしないと、不良率が高くなる
という問題点があった。この問題点は、モールドが小断
面で、モールドへの注湯開始直後のモールド内の湯上り
速度が速いビレットの連続鋳造においては特に顕著であ
った。
御方法においては、注入開始直後から連続的に湯面上昇
速度を時々刻々計測してフィードバック制御するという
方式が採用されていなかった。しかし、タンディッシュ
内の溶鋼には介在物が含まれており、注湯開始直後の湯
上り速度が速すぎると、タンディッシュ内の溶鋼上部付
近に有る介在物を巻き込んでしまい、それは鋳造後のビ
レットに介在物要因による割れ等の不良の原因となり、
この湯上り速度を最適値にしないと、不良率が高くなる
という問題点があった。この問題点は、モールドが小断
面で、モールドへの注湯開始直後のモールド内の湯上り
速度が速いビレットの連続鋳造においては特に顕著であ
った。
【0007】また、スラブを連続鋳造するときのように
タンディッシュを再使用する場合には、鋳造開始直後、
タンディッシュ内に残留したノロの影響でノズルゲイン
が大きく変動し、吐出流量が変動するため、この制御領
域についてはフィードバック制御を行わないと、自動ス
タートが安定してできず、このため、スライディングノ
ズルを手動操作して対応せざるを得なかった。しかし、
手動操作の場合にはオーバアクションになり易く、ノズ
ル詰りのトラブルの発生頻度が多かった。
タンディッシュを再使用する場合には、鋳造開始直後、
タンディッシュ内に残留したノロの影響でノズルゲイン
が大きく変動し、吐出流量が変動するため、この制御領
域についてはフィードバック制御を行わないと、自動ス
タートが安定してできず、このため、スライディングノ
ズルを手動操作して対応せざるを得なかった。しかし、
手動操作の場合にはオーバアクションになり易く、ノズ
ル詰りのトラブルの発生頻度が多かった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、注湯開始直後から湯面レベルが定
常レベルに達する迄の間、モールド内の湯面レベルを検
出して溶鋼の吐出量を適切に制御することを可能にした
連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
なされたものであり、注湯開始直後から湯面レベルが定
常レベルに達する迄の間、モールド内の湯面レベルを検
出して溶鋼の吐出量を適切に制御することを可能にした
連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様に係
る連続鋳造の自動スタート制御方法は、連続鋳造におけ
るモールドへの溶鋼注入直後から、溶鋼の湯面レベル値
に達する迄の間、電極式湯面計によって湯面レベルを計
測し、その湯面レベルの変化に基いて湯上り速度を算出
し、その湯上り速度と基準速度との偏差に基いてタンデ
ィッシュから吐出される溶鋼の流量を調整する。本発明
の他の態様に係る連続鋳造の自動スタート制御装置は、
モールドの溶鋼に挿入される一対の電極を備え、一方の
電極に対して第1の擬似ランダム信号を供給するととも
に、第1の擬似ランダム信号と同一のパターンで周波数
が僅かに異なる第2の擬似ランダム信号を第1の擬似ラ
ンダム信号と乗算して第1の乗算値を算出し、他方の電
極を介して入力される信号と第2の擬似ランダム信号と
を乗算して第2の乗算値を算出し、第1の乗算値及び第
2の乗算値をそれぞれ積分し、両積分値の時系列パター
ンにそれぞれ生じる最大相関値の時間差から湯面レベル
を測定し、更に湯面レベルの変化から湯上り速度を算出
する電極式湯面計と、湯上り速度と基準速度との偏差に
基いてタンディッシュのストッパー又はスライディング
ノズルの開度を制御してタンディッシュから吐出される
溶鋼の流量を調整し、そして、湯面高さが一定高さに達
した時点で鋳造引き抜きを開始させる鋳造制御装置とを
有する。
る連続鋳造の自動スタート制御方法は、連続鋳造におけ
るモールドへの溶鋼注入直後から、溶鋼の湯面レベル値
に達する迄の間、電極式湯面計によって湯面レベルを計
測し、その湯面レベルの変化に基いて湯上り速度を算出
し、その湯上り速度と基準速度との偏差に基いてタンデ
ィッシュから吐出される溶鋼の流量を調整する。本発明
の他の態様に係る連続鋳造の自動スタート制御装置は、
モールドの溶鋼に挿入される一対の電極を備え、一方の
電極に対して第1の擬似ランダム信号を供給するととも
に、第1の擬似ランダム信号と同一のパターンで周波数
が僅かに異なる第2の擬似ランダム信号を第1の擬似ラ
ンダム信号と乗算して第1の乗算値を算出し、他方の電
極を介して入力される信号と第2の擬似ランダム信号と
を乗算して第2の乗算値を算出し、第1の乗算値及び第
2の乗算値をそれぞれ積分し、両積分値の時系列パター
ンにそれぞれ生じる最大相関値の時間差から湯面レベル
を測定し、更に湯面レベルの変化から湯上り速度を算出
する電極式湯面計と、湯上り速度と基準速度との偏差に
基いてタンディッシュのストッパー又はスライディング
ノズルの開度を制御してタンディッシュから吐出される
溶鋼の流量を調整し、そして、湯面高さが一定高さに達
した時点で鋳造引き抜きを開始させる鋳造制御装置とを
有する。
【0010】本発明においては、タンディッシュのスト
ッパー又はスライディングノズルを全開にしてモールド
内へ溶鋼注湯開始し、それから一定時間経過後ストッパ
ー又はスライディングノズルを或る一定の開度迄下げ
る。溶鋼注湯開始後、モールド内の溶鋼の湯面の高さは
次第に上昇してくる。そして、この時点で、電極式湯面
計を用いてモールド内溶鋼の湯面レベルを連続的に計測
し、更に、湯上り速度を例えば一定周期で演算する。こ
の湯上がり速度と基準速度との偏差をなくすべく、スト
ッパー又はスライディングノズルの開度補正量を求め、
ストッパー又はスライディングノズルに操作指令を出力
することにより、定周期毎にフィードバック制御がなさ
れる。そして、湯面レベルが一定高さに達すると、鋳造
引き抜きを開始する。なお、上記の基準速度は介在物の
発生しない最適な湯上り速度であり、ビレット径サイズ
毎に操業条件に応じて予め求めておく。また、フィード
バック制御には、例えば後述の実施形態においてはPI
制御(比例+積分制御)を使っているが、他の方法を用
いてもかまわない。
ッパー又はスライディングノズルを全開にしてモールド
内へ溶鋼注湯開始し、それから一定時間経過後ストッパ
ー又はスライディングノズルを或る一定の開度迄下げ
る。溶鋼注湯開始後、モールド内の溶鋼の湯面の高さは
次第に上昇してくる。そして、この時点で、電極式湯面
計を用いてモールド内溶鋼の湯面レベルを連続的に計測
し、更に、湯上り速度を例えば一定周期で演算する。こ
の湯上がり速度と基準速度との偏差をなくすべく、スト
ッパー又はスライディングノズルの開度補正量を求め、
ストッパー又はスライディングノズルに操作指令を出力
することにより、定周期毎にフィードバック制御がなさ
れる。そして、湯面レベルが一定高さに達すると、鋳造
引き抜きを開始する。なお、上記の基準速度は介在物の
発生しない最適な湯上り速度であり、ビレット径サイズ
毎に操業条件に応じて予め求めておく。また、フィード
バック制御には、例えば後述の実施形態においてはPI
制御(比例+積分制御)を使っているが、他の方法を用
いてもかまわない。
【0011】本発明の他の態様に係る連続鋳造の自動ス
タート制御方法は、連続鋳造におけるモールドへの溶鋼
注入直後から、溶鋼の湯面レベルが定常値に達する迄の
間、湯面レベルを電極式湯面計によって連続的に計測す
ると共に溶鋼ヘッドを計測し、その湯面レベル、溶鋼ヘ
ッド及びそのときのストッパー又はスライディングノズ
ルの開度に基づいてノズルゲインの推定値を算出し、ま
た、湯面レベルに基づいて予め設定された目標注上げ時
間を満足するための目標吐出量を算出し、これらのノズ
ルゲインの推定値及び目標吐出量に基づいてストッパー
又はスライディングノズルの開度を算出し、この開度に
基づいてストッパー又はスライディングノズルの開度を
操作してタンディッシュから吐出される溶鋼の流量を調
整し、そして、上記の処理を所定の演算周期毎に繰り返
し、湯面レベルが定常値に達すると、鋳造引き抜きを開
始する。本発明の他の態様に係る連続鋳造の自動スター
ト制御装置は、モールドの溶鋼に挿入される一対の電極
を備え、一方の電極に対して第1の擬似ランダム信号を
供給するとともに、第1の擬似ランダム信号と同一のパ
ターンで周波数が僅かに異なる第2の擬似ランダム信号
を第1の擬似ランダム信号と乗算して第1の乗算値を算
出し、他方の電極を介して入力される信号と第2の擬似
ランダム信号とを乗算して第2の乗算値を算出し、第1
の乗算値及び前記第2の乗算値をそれぞれ積分し、両積
分値の時系列パターンにそれぞれ生じる最大相関値の時
間差から湯面レベルを測定する電極式湯面計と、タンデ
ッシュの溶鋼ヘッドを計測する手段と、湯面レベル、溶
鋼ヘッド及びそのときのストッパー又はスライディング
ノズルの開度に基づいてノズルゲインの推定値を算出
し、また、湯面レベルに基づいて予め設定された目標注
上げ時間を満足するための目標吐出量を算出し、これら
のノズルゲインの推定値及び目標吐出量に基づいてスト
ッパー又はスライディングノズルの開度を算出し、この
開度に基づいてストッパー又はスライディングノズルの
開度を操作してタンディッシュから吐出される溶鋼の流
量を調整し、そして、上記の処理を所定の演算周期毎に
繰り返し、湯面レベルが定常値に達すると、鋳造引き抜
きを開始させる鋳造制御装置とを有する。
タート制御方法は、連続鋳造におけるモールドへの溶鋼
注入直後から、溶鋼の湯面レベルが定常値に達する迄の
間、湯面レベルを電極式湯面計によって連続的に計測す
ると共に溶鋼ヘッドを計測し、その湯面レベル、溶鋼ヘ
ッド及びそのときのストッパー又はスライディングノズ
ルの開度に基づいてノズルゲインの推定値を算出し、ま
た、湯面レベルに基づいて予め設定された目標注上げ時
間を満足するための目標吐出量を算出し、これらのノズ
ルゲインの推定値及び目標吐出量に基づいてストッパー
又はスライディングノズルの開度を算出し、この開度に
基づいてストッパー又はスライディングノズルの開度を
操作してタンディッシュから吐出される溶鋼の流量を調
整し、そして、上記の処理を所定の演算周期毎に繰り返
し、湯面レベルが定常値に達すると、鋳造引き抜きを開
始する。本発明の他の態様に係る連続鋳造の自動スター
ト制御装置は、モールドの溶鋼に挿入される一対の電極
を備え、一方の電極に対して第1の擬似ランダム信号を
供給するとともに、第1の擬似ランダム信号と同一のパ
ターンで周波数が僅かに異なる第2の擬似ランダム信号
を第1の擬似ランダム信号と乗算して第1の乗算値を算
出し、他方の電極を介して入力される信号と第2の擬似
ランダム信号とを乗算して第2の乗算値を算出し、第1
の乗算値及び前記第2の乗算値をそれぞれ積分し、両積
分値の時系列パターンにそれぞれ生じる最大相関値の時
間差から湯面レベルを測定する電極式湯面計と、タンデ
ッシュの溶鋼ヘッドを計測する手段と、湯面レベル、溶
鋼ヘッド及びそのときのストッパー又はスライディング
ノズルの開度に基づいてノズルゲインの推定値を算出
し、また、湯面レベルに基づいて予め設定された目標注
上げ時間を満足するための目標吐出量を算出し、これら
のノズルゲインの推定値及び目標吐出量に基づいてスト
ッパー又はスライディングノズルの開度を算出し、この
開度に基づいてストッパー又はスライディングノズルの
開度を操作してタンディッシュから吐出される溶鋼の流
量を調整し、そして、上記の処理を所定の演算周期毎に
繰り返し、湯面レベルが定常値に達すると、鋳造引き抜
きを開始させる鋳造制御装置とを有する。
【0012】本発明においては、タンディッシュのスト
ッパー又はスライディングノズルを初期開度に開けて溶
鋼注湯を開始すると、モールド内の湯面が上昇してく
る。この時点で、モールド内の溶鋼の湯面レベルを電極
式湯面計によって連続的に計測すると共にタンデッシュ
の溶鋼ヘッドを計測する。そして、例えば、演算周期毎
に前回からの湯面レベルの上昇値を求め、この上昇値に
基づき現在の実績吐出量を求める。次に、この実績吐出
量、溶鋼ヘッド及びタンディッシュのストッパー又はス
ライディングノズルの開度から現在のノズルゲインの推
定値を算出する。そして、現在の湯面レベルと目標注上
げ時間迄に残された時間から今回の目標吐出量を求め、
この目標吐出量、前記のノズルゲイン推定値及び現在の
溶鋼ヘッドに基づいて、今回のストッパー又はスライデ
ィングノズの開度例えば開口面積を求める。そして、こ
の結果に基づいてストッパー又はスライディングノズル
を操作してフィードバック制御することにより、特に、
タンディッシュを再使用する際の鋳造スタート直後のノ
ロの影響によるノズルゲインの大きな変動に対して、タ
ンディッシュから吐出される溶鋼の流量が最適に制御さ
れ、目標注上げ時間を満足することができ、且つ、ノズ
ル詰り等のトラブルを防止できる。
ッパー又はスライディングノズルを初期開度に開けて溶
鋼注湯を開始すると、モールド内の湯面が上昇してく
る。この時点で、モールド内の溶鋼の湯面レベルを電極
式湯面計によって連続的に計測すると共にタンデッシュ
の溶鋼ヘッドを計測する。そして、例えば、演算周期毎
に前回からの湯面レベルの上昇値を求め、この上昇値に
基づき現在の実績吐出量を求める。次に、この実績吐出
量、溶鋼ヘッド及びタンディッシュのストッパー又はス
ライディングノズルの開度から現在のノズルゲインの推
定値を算出する。そして、現在の湯面レベルと目標注上
げ時間迄に残された時間から今回の目標吐出量を求め、
この目標吐出量、前記のノズルゲイン推定値及び現在の
溶鋼ヘッドに基づいて、今回のストッパー又はスライデ
ィングノズの開度例えば開口面積を求める。そして、こ
の結果に基づいてストッパー又はスライディングノズル
を操作してフィードバック制御することにより、特に、
タンディッシュを再使用する際の鋳造スタート直後のノ
ロの影響によるノズルゲインの大きな変動に対して、タ
ンディッシュから吐出される溶鋼の流量が最適に制御さ
れ、目標注上げ時間を満足することができ、且つ、ノズ
ル詰り等のトラブルを防止できる。
【0013】また、本発明における電極式湯面計は、第
1の擬似ランダム信号を発生する第1の擬似ランダム信
号発生手段と、第1の擬似ランダム信号と同一パターン
で周波数のわずかに異なる第2の擬似ランダム信号を発
生する第2の擬似ランダム信号発生手段と、第1の擬似
ランダム信号発生手段に接続され、溶鋼に挿入される第
1の電極と、溶鋼に挿入された第2の電極と、第1の擬
似ランダム信号発生手段の出力と第2の擬似ランダム信
号発生手段の出力とを乗算して第1の乗算値を出力する
第1の乗算器と、第2の電極に接続され、その出力と第
2の擬似ランダム信号発生手段の出力とを乗算して第2
の乗算値を出力する第2の乗算器と、第1の乗算値を積
分し第1の積分値を出力する第1の積分器と、第2の乗
算値を積分し第2の積分値を出力する第2の積分器と、
第1の積分値及び第2の積分値の時系列パターンにそれ
ぞれ生じる最大相関値の時間差から湯面レベルを測定
し、更にその湯面レベルの時間的な変化から湯上がり速
度を算出する演算手段とを備えている。
1の擬似ランダム信号を発生する第1の擬似ランダム信
号発生手段と、第1の擬似ランダム信号と同一パターン
で周波数のわずかに異なる第2の擬似ランダム信号を発
生する第2の擬似ランダム信号発生手段と、第1の擬似
ランダム信号発生手段に接続され、溶鋼に挿入される第
1の電極と、溶鋼に挿入された第2の電極と、第1の擬
似ランダム信号発生手段の出力と第2の擬似ランダム信
号発生手段の出力とを乗算して第1の乗算値を出力する
第1の乗算器と、第2の電極に接続され、その出力と第
2の擬似ランダム信号発生手段の出力とを乗算して第2
の乗算値を出力する第2の乗算器と、第1の乗算値を積
分し第1の積分値を出力する第1の積分器と、第2の乗
算値を積分し第2の積分値を出力する第2の積分器と、
第1の積分値及び第2の積分値の時系列パターンにそれ
ぞれ生じる最大相関値の時間差から湯面レベルを測定
し、更にその湯面レベルの時間的な変化から湯上がり速
度を算出する演算手段とを備えている。
【0014】次に、電極式湯面計について説明する。こ
の電極式湯面計においては第1の擬似ランダム信号と第
2の擬似ランダム信号は同一のパターンで周波数がわず
かに異なっている。第1の乗算値の時系列パターンは第
1の擬似ランダム信号と第2の擬似ランダム信号の各周
期のパルスが一致したときの乗算値が最大相関値を示
し、最大値となり、この最大値は周期Tで発生する。周
期Tは次式で表わされる。 T=k/Δf …(1) ここでkは定数で第1の擬似ランダム信号M1と第2の擬
似ランダム信号M2の1周期を構成するビット数(クロッ
ク数)を表わす。また、ΔfはM1の1ビットのクロック
周波数f1とM2の1ビットのクロック周波数f2との差で次
式で表わされる。 Δf=f1−f2 …(2)
の電極式湯面計においては第1の擬似ランダム信号と第
2の擬似ランダム信号は同一のパターンで周波数がわず
かに異なっている。第1の乗算値の時系列パターンは第
1の擬似ランダム信号と第2の擬似ランダム信号の各周
期のパルスが一致したときの乗算値が最大相関値を示
し、最大値となり、この最大値は周期Tで発生する。周
期Tは次式で表わされる。 T=k/Δf …(1) ここでkは定数で第1の擬似ランダム信号M1と第2の擬
似ランダム信号M2の1周期を構成するビット数(クロッ
ク数)を表わす。また、ΔfはM1の1ビットのクロック
周波数f1とM2の1ビットのクロック周波数f2との差で次
式で表わされる。 Δf=f1−f2 …(2)
【0015】第2の乗算値の時系列パターンも最大値が
周期Tで発生するが、第1の擬似ランダム信号M1が第1
の電極、溶鋼、及び第2の電極を経由してくるので、Td
時間第2の擬似ランダム信号M2に対して遅れるため、第
2乗算値の最大値に対し、図9に示すようにX時間遅れ
ている。Xは次式で表される。 X=(Td/Δt)×P2 …(3) Δt=P2−P1 …(4) ここでP1はM1の周期、P2はM2の周期である。
周期Tで発生するが、第1の擬似ランダム信号M1が第1
の電極、溶鋼、及び第2の電極を経由してくるので、Td
時間第2の擬似ランダム信号M2に対して遅れるため、第
2乗算値の最大値に対し、図9に示すようにX時間遅れ
ている。Xは次式で表される。 X=(Td/Δt)×P2 …(3) Δt=P2−P1 …(4) ここでP1はM1の周期、P2はM2の周期である。
【0016】ここでTdは溶鋼の湯面レベルの変位に応じ
変化するので、(3)式よりXを測定してTdを求めれば
溶鋼の湯面レベルの変位を得ることができる。またレベ
ルの変位がわかれば、基準位置を決め、この基準位置か
らレベルまでの距離を求めることもできる。また、
(3)式において、Δtの値をTdに比べて小さな値と
し、P2の値を大きくすれば、Tdの値をP2/Δt倍に拡大
して計測することができるので精度よく計測することが
できる。また、本方式による計測では、信号は電極、溶
鋼内を伝導し、従来のように反射方式を用いていないの
で、S/N比が大きく、多重反射の影響もなく、溶鋼の
湯面レベルを精度よく測定することができる。従って、
湯上り速度も精度よく測定することができる。
変化するので、(3)式よりXを測定してTdを求めれば
溶鋼の湯面レベルの変位を得ることができる。またレベ
ルの変位がわかれば、基準位置を決め、この基準位置か
らレベルまでの距離を求めることもできる。また、
(3)式において、Δtの値をTdに比べて小さな値と
し、P2の値を大きくすれば、Tdの値をP2/Δt倍に拡大
して計測することができるので精度よく計測することが
できる。また、本方式による計測では、信号は電極、溶
鋼内を伝導し、従来のように反射方式を用いていないの
で、S/N比が大きく、多重反射の影響もなく、溶鋼の
湯面レベルを精度よく測定することができる。従って、
湯上り速度も精度よく測定することができる。
【0017】
(実施形態1.)図1は本発明の一実施形態に係る連続
鋳造の自動起動制御装置及びその関連設備の構成を示し
たブロック図であり、図2はその制御状態を示したタイ
ミングチャートである。本実施形態はビレットを連続鋳
造する場合のようにモールドの容量が小さく湯面レベル
が定常値に達するまでの時間が短い場合(例えば10〜
20秒)に適している。図1の制御装置において、レー
ドル鍋からタンディッシュ9に溶鋼が注入され、タンデ
ィッシュ9に設けられたタンディッシュ重量計7により
検出された溶鋼が重量が一定値に達したとき(図2の
(a)参照)、鋳造制御装置3からストッパー開度全開
の指令が出力されてステッピングシリンダー4が駆動さ
れる。このステッピングシリンダー4の駆動によりスト
ッパー8が全開となり(図2の(b)参照)、モールド
10へ溶鋼が注入され始める。その後、一定時間経過
時、鋳造制御装置3から一定開度にまでストッパー8を
閉める指令が出力され、ストッパー8が一定開度迄閉ま
る(図2の(b)参照)。
鋳造の自動起動制御装置及びその関連設備の構成を示し
たブロック図であり、図2はその制御状態を示したタイ
ミングチャートである。本実施形態はビレットを連続鋳
造する場合のようにモールドの容量が小さく湯面レベル
が定常値に達するまでの時間が短い場合(例えば10〜
20秒)に適している。図1の制御装置において、レー
ドル鍋からタンディッシュ9に溶鋼が注入され、タンデ
ィッシュ9に設けられたタンディッシュ重量計7により
検出された溶鋼が重量が一定値に達したとき(図2の
(a)参照)、鋳造制御装置3からストッパー開度全開
の指令が出力されてステッピングシリンダー4が駆動さ
れる。このステッピングシリンダー4の駆動によりスト
ッパー8が全開となり(図2の(b)参照)、モールド
10へ溶鋼が注入され始める。その後、一定時間経過
時、鋳造制御装置3から一定開度にまでストッパー8を
閉める指令が出力され、ストッパー8が一定開度迄閉ま
る(図2の(b)参照)。
【0018】この時点で電極式湯面計2(後述の実施形
態参照)を使用して湯面レベルを連続的に測定し、そし
て、一定周期毎にその変化に基いて溶鋼の湯上り速度を
演算する。演算された湯上り速度実測値は鋳造制御装置
3に入力され、同装置に予め入力されているビレット径
サイズ毎の操業上、介在物を巻き込まない最適な目標湯
上り速度と比較される。そして、湯上り速度実測値と目
標湯上り速度との偏差を零にすべく、鋳造制御装置3に
て、例えばPI(比例+積分)制御によりストッパー開
度補正値が出力され、ストッパー8が所定開度へ移動す
る(図2の(b),(d)参照)。
態参照)を使用して湯面レベルを連続的に測定し、そし
て、一定周期毎にその変化に基いて溶鋼の湯上り速度を
演算する。演算された湯上り速度実測値は鋳造制御装置
3に入力され、同装置に予め入力されているビレット径
サイズ毎の操業上、介在物を巻き込まない最適な目標湯
上り速度と比較される。そして、湯上り速度実測値と目
標湯上り速度との偏差を零にすべく、鋳造制御装置3に
て、例えばPI(比例+積分)制御によりストッパー開
度補正値が出力され、ストッパー8が所定開度へ移動す
る(図2の(b),(d)参照)。
【0019】図3は電極式湯面計2の構成を示すブロッ
ク図である。第1クロック発生器21は、1クロック当
たり周波数f1の周波数を発生し、第2クロック発生器2
2は1クロック当たりf1よりわずかに小さい周波数f2の
周波数を発生する。第1擬似ランダム信号発生器23は
周期P1の第1擬似ランダム信号M1を発生し、第2擬似ラ
ンダム信号発生器24はM1と同一パターンで周期P2がP1
よりわずかに異なる第2擬似ランダム信号M2を発生す
る。第1乗算器25は第1擬似ランダム信号発生器23
から伝送線路Lcを通ったM1と第2擬似ランダム信号発生
器24から伝送線路Laを通ったM2を乗算する。第2乗算
器26は第1擬似ランダム信号発生器23から伝送線路
Ldを通ったM1と第2擬似ランダム信号発生器24から伝
送線路Lbを通ったM2を乗算する。
ク図である。第1クロック発生器21は、1クロック当
たり周波数f1の周波数を発生し、第2クロック発生器2
2は1クロック当たりf1よりわずかに小さい周波数f2の
周波数を発生する。第1擬似ランダム信号発生器23は
周期P1の第1擬似ランダム信号M1を発生し、第2擬似ラ
ンダム信号発生器24はM1と同一パターンで周期P2がP1
よりわずかに異なる第2擬似ランダム信号M2を発生す
る。第1乗算器25は第1擬似ランダム信号発生器23
から伝送線路Lcを通ったM1と第2擬似ランダム信号発生
器24から伝送線路Laを通ったM2を乗算する。第2乗算
器26は第1擬似ランダム信号発生器23から伝送線路
Ldを通ったM1と第2擬似ランダム信号発生器24から伝
送線路Lbを通ったM2を乗算する。
【0020】第1ローパスフィルタ27は第1乗算器2
5の出力より高周波成分を除き、最大相関値間を1周期
とする時系列パターンを出力する。第2ローパスフィル
タ28も同様に第2乗算器26の出力より高周波成分を
除き、最大相関値間を1周期とする時系列パターンを出
力する。演算部29は第1ローパスフィルタ27と第2
ローパスフィルタ28の時系列パターンの最大相関値間
の時間差から溶融金属のレベルを算出するとともに、そ
の湯面レベルの上昇速度を算出する。伝送線路Ldにはモ
ールド10内の溶融金属33内に一部分を挿入した第1
電極30と第2電極31が設けられ、両電極30,31
は溶融金属33を介して電気的に接続されている。
5の出力より高周波成分を除き、最大相関値間を1周期
とする時系列パターンを出力する。第2ローパスフィル
タ28も同様に第2乗算器26の出力より高周波成分を
除き、最大相関値間を1周期とする時系列パターンを出
力する。演算部29は第1ローパスフィルタ27と第2
ローパスフィルタ28の時系列パターンの最大相関値間
の時間差から溶融金属のレベルを算出するとともに、そ
の湯面レベルの上昇速度を算出する。伝送線路Ldにはモ
ールド10内の溶融金属33内に一部分を挿入した第1
電極30と第2電極31が設けられ、両電極30,31
は溶融金属33を介して電気的に接続されている。
【0021】図4は第1クロック発生器21及び第2ク
ロック発生器22の構成を示した図である。第1水晶発
振器41は周波数fa,例えば30.001MHzの水晶
発振器、第2水晶発振器42は周波数fb,例えば30.
000MHzの水晶発振器であり、共通発振器43は周
波数fc,例えば1470MHzの発振器である。第1混
合器44は例えば平衡変調器等で構成され、fc±faの信
号を出力し、第2混合器45はfc±fbの信号を出力する
混合器である。第1バンドパスフィルタ46は第1混合
器44の出力の内fc±faを通過させ、第2バンドパスフ
ィルタ47は第2混合器45の出力の内fc±fbを通過さ
せる。
ロック発生器22の構成を示した図である。第1水晶発
振器41は周波数fa,例えば30.001MHzの水晶
発振器、第2水晶発振器42は周波数fb,例えば30.
000MHzの水晶発振器であり、共通発振器43は周
波数fc,例えば1470MHzの発振器である。第1混
合器44は例えば平衡変調器等で構成され、fc±faの信
号を出力し、第2混合器45はfc±fbの信号を出力する
混合器である。第1バンドパスフィルタ46は第1混合
器44の出力の内fc±faを通過させ、第2バンドパスフ
ィルタ47は第2混合器45の出力の内fc±fbを通過さ
せる。
【0022】第1水晶発振器41から出力される30.
001MHzの信号と、共通発振器43から出力される
1470MHzの信号が、第1混合器44で混合され1
500.001MHzと1439.999MHzの2つ
の信号を出力する。このうち1500.001MHzの
信号が第1バンドパスフィルタ46を通過して第1クロ
ック周波数f1として出力される。また、同様に、第2水
晶発振器42から出力される30.000MHzの信号
と、共通発振器43から出力される1470MHzの信
号が第2混合器45で混合され1500.000MHz
と1440MHzの2つの信号を出力し、第2バンドパ
スフィルタ47を通過することにより15000.00
0MHzの第2クロック周波数f2が出力される。この構
成により周波数f1,f2の周波数の差が正確に1KHzに
保持される。
001MHzの信号と、共通発振器43から出力される
1470MHzの信号が、第1混合器44で混合され1
500.001MHzと1439.999MHzの2つ
の信号を出力する。このうち1500.001MHzの
信号が第1バンドパスフィルタ46を通過して第1クロ
ック周波数f1として出力される。また、同様に、第2水
晶発振器42から出力される30.000MHzの信号
と、共通発振器43から出力される1470MHzの信
号が第2混合器45で混合され1500.000MHz
と1440MHzの2つの信号を出力し、第2バンドパ
スフィルタ47を通過することにより15000.00
0MHzの第2クロック周波数f2が出力される。この構
成により周波数f1,f2の周波数の差が正確に1KHzに
保持される。
【0023】この局部部発振器に相当する第1、第2水
晶発振器41,42では既に1KHzの差を持たせてお
り、また、混合器44,45から出力される周波数差は
60MHzと広い周波数差があるため、第1,第2バン
ドパスフィルタ46,47の特性はあまり急峻なものを
必要とせずSAWフィルタ、水晶フィルタのような一般
的フィルタで実現できる。
晶発振器41,42では既に1KHzの差を持たせてお
り、また、混合器44,45から出力される周波数差は
60MHzと広い周波数差があるため、第1,第2バン
ドパスフィルタ46,47の特性はあまり急峻なものを
必要とせずSAWフィルタ、水晶フィルタのような一般
的フィルタで実現できる。
【0024】図5は第1、第2擬似ランダム信号発生器
の構成を説明した図である。本図は3ビットのM系列信
号発生器の構成図であり、分かり易く説明するため3ビ
ットの場合を示すが、より大きなビット、例えば7ビッ
トのシフトレジスタ等が用いられる。M系列信号発生器
はクロック信号に同期したフリップフロップからなるシ
フトレジスタ50と、シフトレジスタ50の最終段とそ
の1つ前の段の出力信号を入力して最初の段に出力する
排他的論理回路51から構成される。
の構成を説明した図である。本図は3ビットのM系列信
号発生器の構成図であり、分かり易く説明するため3ビ
ットの場合を示すが、より大きなビット、例えば7ビッ
トのシフトレジスタ等が用いられる。M系列信号発生器
はクロック信号に同期したフリップフロップからなるシ
フトレジスタ50と、シフトレジスタ50の最終段とそ
の1つ前の段の出力信号を入力して最初の段に出力する
排他的論理回路51から構成される。
【0025】図6は図5に示した3段シフトレジスタを
用いた場合の擬似ランダム信号を示したタイミングチャ
ートである。1周期のクロック数(ビット数)は段数を
nとすると P=2n −1で表され、3段シフトレジスタ
の場合n=3で、P=7となる。図3に示す第1擬似ラ
ンダム信号発生器23から発生する第1擬似ランダム信
号M1の1ビットのクロック周波数をf1,第2擬似ランダ
ム周波数発生器24の第2擬似ランダム信号M2の1ビッ
トのクロック周波数をf2とすると、M1の周期P1,M2の周
期P2は次式で表される。 P1=(2n −1)/f1,P2=(2n −1)/f2 …(5) 擬似ランダム信号M1,M2の1周期における時間差Δtは
次式で表される。 Δt=P2−P1=(2n −1)(f1−f2)/(f1・f2) …(6) ここでf1>f2とする。具体例としてf1=1500.00
1MHz,f2=1500.000MHzとて、シフトレ
ジスタを7段(n=7)とすると、 P1=(2n −1)/f1 =(27 −1)/1500.001×106 =84666.61022(psec) P2=(2n −1)/f2 =(27 −1)/1500.001×106 =84666.66667(psec) また、1周期の差Δtは(6)式より Δt=P2−P1 0.0565(psec) と非常に微少な時間差として得られる。
用いた場合の擬似ランダム信号を示したタイミングチャ
ートである。1周期のクロック数(ビット数)は段数を
nとすると P=2n −1で表され、3段シフトレジスタ
の場合n=3で、P=7となる。図3に示す第1擬似ラ
ンダム信号発生器23から発生する第1擬似ランダム信
号M1の1ビットのクロック周波数をf1,第2擬似ランダ
ム周波数発生器24の第2擬似ランダム信号M2の1ビッ
トのクロック周波数をf2とすると、M1の周期P1,M2の周
期P2は次式で表される。 P1=(2n −1)/f1,P2=(2n −1)/f2 …(5) 擬似ランダム信号M1,M2の1周期における時間差Δtは
次式で表される。 Δt=P2−P1=(2n −1)(f1−f2)/(f1・f2) …(6) ここでf1>f2とする。具体例としてf1=1500.00
1MHz,f2=1500.000MHzとて、シフトレ
ジスタを7段(n=7)とすると、 P1=(2n −1)/f1 =(27 −1)/1500.001×106 =84666.61022(psec) P2=(2n −1)/f2 =(27 −1)/1500.001×106 =84666.66667(psec) また、1周期の差Δtは(6)式より Δt=P2−P1 0.0565(psec) と非常に微少な時間差として得られる。
【0026】図7の(a)及び(b)は乗算器25,2
6で得られる相関値の説明図である。図7の(a)は図
5に示した3段シフトレジスタの1周期の擬似ランダム
信号M1,M2とその1ビット分を拡大したものであり、M2
とM1の最初の1ビットが、1ビット分ずれた状態から一
致してゆき、次に1ビット分ずれてゆく過程を表す。図
7の(b)はこのときの相関値を示す。図7の(b)に
おいて、M2の1周期P2とM1の1周期P1とは(6)式に示
すようにΔtだけずれており、1周期P1,P2は7ビット
から構成されているので、1周期の最初のビットではΔ
t/7、最後の7ビット目ではΔtずれている。はM1
とM2が1ビットずれた場合を示し、は最も一致した場
合を示し、は再び1ビットずれた場合を示す。図7の
(c)は図7の(a)の,〜に対応した相関値の大
きさを縦軸にとり、横軸に時間軸をとって表したもので
ある。これは図3のローパスフィルタ27,28の出力
を表し、三角形の頂点が最大相関値である。
6で得られる相関値の説明図である。図7の(a)は図
5に示した3段シフトレジスタの1周期の擬似ランダム
信号M1,M2とその1ビット分を拡大したものであり、M2
とM1の最初の1ビットが、1ビット分ずれた状態から一
致してゆき、次に1ビット分ずれてゆく過程を表す。図
7の(b)はこのときの相関値を示す。図7の(b)に
おいて、M2の1周期P2とM1の1周期P1とは(6)式に示
すようにΔtだけずれており、1周期P1,P2は7ビット
から構成されているので、1周期の最初のビットではΔ
t/7、最後の7ビット目ではΔtずれている。はM1
とM2が1ビットずれた場合を示し、は最も一致した場
合を示し、は再び1ビットずれた場合を示す。図7の
(c)は図7の(a)の,〜に対応した相関値の大
きさを縦軸にとり、横軸に時間軸をとって表したもので
ある。これは図3のローパスフィルタ27,28の出力
を表し、三角形の頂点が最大相関値である。
【0027】擬似ランダム信号M1,M2で相関があるのは
周期P1,P2の位相が一致している場合である。つまり、
P1とP2の位相が1ビット以上ずれていると相関がとれな
くなる。そこでM1とM2が互いに相関が得られる時間ΔT
はM2の1ビット当たりの時間をB2とすると次式で表され
る。 ΔT=2(B2/Δt)×P1=2(1/Δf) …(7) ただし、B2=1/f2 B2/Δtは1ビットずれるM1の周期P1の数を示し、この
数の周期P1分の時間はP1を掛ければ得られ、しかもこの
1ビットずれは、前後へのずれがあるので2倍となって
いる。次に一度相関を得た後、再度相関を得られるまで
の時間(相関周期)を求める。
周期P1,P2の位相が一致している場合である。つまり、
P1とP2の位相が1ビット以上ずれていると相関がとれな
くなる。そこでM1とM2が互いに相関が得られる時間ΔT
はM2の1ビット当たりの時間をB2とすると次式で表され
る。 ΔT=2(B2/Δt)×P1=2(1/Δf) …(7) ただし、B2=1/f2 B2/Δtは1ビットずれるM1の周期P1の数を示し、この
数の周期P1分の時間はP1を掛ければ得られ、しかもこの
1ビットずれは、前後へのずれがあるので2倍となって
いる。次に一度相関を得た後、再度相関を得られるまで
の時間(相関周期)を求める。
【0028】図8は周期P2に対する周期P1の位相変化を
示したタイミングチャートである。図においては分かり
易くするためΔtをP1,P2に対し大きな値としている。
図示のように、Aの位置からΔtがP2に含まれる数だけ
P1を繰り返すと、P2とP1の関係がAの位置と同じくなる
Bの位置となるのでTは次式で表される。 T=(P2/Δt)×P1 =(P2/(P2−P1))×P1 =(2n −1)/Δf …(8) (8)式は先に示した(1)式を表している。
示したタイミングチャートである。図においては分かり
易くするためΔtをP1,P2に対し大きな値としている。
図示のように、Aの位置からΔtがP2に含まれる数だけ
P1を繰り返すと、P2とP1の関係がAの位置と同じくなる
Bの位置となるのでTは次式で表される。 T=(P2/Δt)×P1 =(P2/(P2−P1))×P1 =(2n −1)/Δf …(8) (8)式は先に示した(1)式を表している。
【0029】図9は図3の第1,第2ローパスフィルタ
27,28の出力を示したタイミングチャートである。
S1は第1ローパスフィルタ27の出力を示し、S2は
第2ローパスフィルタ28の出力を示す。S1,S2は
相関周期Tで最大相関値が表れている。伝送線路La〜Ld
は図3に示されるようにそれぞれの線路の長さを表すと
する。なお、伝送線路Laは第2擬似ランダム信号発生器
24から第1乗算器25までの伝送距離、伝送線路Lbは
第2擬似ランダム信号発生器24から第2乗算器26ま
での伝送距離、伝送線路Lcは第1擬似ランダム信号発生
器23から第1乗算器25までの伝送距離であり、伝送
線路Ldは第1擬似ランダム信号発生器23から第1電極
30、第2電極31を経由して第2乗算器に至るまでの
距離である。La=Lbとし、Lc=LdとするとS1とS2の位相
差Xは0となるがLc≠LdとなるとLcとLdの差に応じた位
相差Xが発生する。
27,28の出力を示したタイミングチャートである。
S1は第1ローパスフィルタ27の出力を示し、S2は
第2ローパスフィルタ28の出力を示す。S1,S2は
相関周期Tで最大相関値が表れている。伝送線路La〜Ld
は図3に示されるようにそれぞれの線路の長さを表すと
する。なお、伝送線路Laは第2擬似ランダム信号発生器
24から第1乗算器25までの伝送距離、伝送線路Lbは
第2擬似ランダム信号発生器24から第2乗算器26ま
での伝送距離、伝送線路Lcは第1擬似ランダム信号発生
器23から第1乗算器25までの伝送距離であり、伝送
線路Ldは第1擬似ランダム信号発生器23から第1電極
30、第2電極31を経由して第2乗算器に至るまでの
距離である。La=Lbとし、Lc=LdとするとS1とS2の位相
差Xは0となるがLc≠LdとなるとLcとLdの差に応じた位
相差Xが発生する。
【0030】図10は溶鋼のレベルが変化した時のLd−
Lcの変化を説明する図である。 レベルH0のとき:Ld−Lc=L’ レベルH1のとき:Ld−Lc=2L+L’ とし、レベルがL変位すると第1擬似ランダム信号発生
器23から乗算器26に伝達される信号M1は、乗算器2
5へ伝達されるM1に比べて次式に示す時間Td(遅延時
間)遅く伝達される。 Td=(2L+L’)/V …(9) ここでV=3×108 m/sec (光の速度)で電極と溶
鋼内を信号M1が伝わる速度である。
Lcの変化を説明する図である。 レベルH0のとき:Ld−Lc=L’ レベルH1のとき:Ld−Lc=2L+L’ とし、レベルがL変位すると第1擬似ランダム信号発生
器23から乗算器26に伝達される信号M1は、乗算器2
5へ伝達されるM1に比べて次式に示す時間Td(遅延時
間)遅く伝達される。 Td=(2L+L’)/V …(9) ここでV=3×108 m/sec (光の速度)で電極と溶
鋼内を信号M1が伝わる速度である。
【0031】図11は遅延時間Tdと位相差Xとの関係を
示したタイミングチャートである。位置Aと位置Bにお
いては周期P2と周期P1の位相は一致しており、位置Aで
はS1の最大相関値が発生し、位置BではS2の最大相
関値が発生している。位相差Xには周期P2と周期P1がn
個あり、このn個のP2とn個のP1の差はnΔtで表さ
れ、このnΔtが遅延時間Tdに等しいので次式が成り立
つ。 Td=nΔt …(10) ここでn=X/P2であるので、 X=(Td/Δt)P2 …(11) =Td×f1/Δf =((2L+L’)×f1)/(V×Δf) …(12) この(11)式は先に示した(3)式を表す。(12)
式を用いて溶鋼レベルを求めるには次のようにする。ま
ず基準となるレベルH0を設定する。H0においてレベル変
位Lを0とし、H0における位相差X0を求めれば(12)
式より、L’を求めることができる。次に基準レベルH0
よりL下のレベルH1における位相差X1を求めれば(1
2)式にL’とX1を代入してLを求めることができる。
なお、H0より溶鋼レベルが上にゆくと変位Lが負の値と
して算出される。
示したタイミングチャートである。位置Aと位置Bにお
いては周期P2と周期P1の位相は一致しており、位置Aで
はS1の最大相関値が発生し、位置BではS2の最大相
関値が発生している。位相差Xには周期P2と周期P1がn
個あり、このn個のP2とn個のP1の差はnΔtで表さ
れ、このnΔtが遅延時間Tdに等しいので次式が成り立
つ。 Td=nΔt …(10) ここでn=X/P2であるので、 X=(Td/Δt)P2 …(11) =Td×f1/Δf =((2L+L’)×f1)/(V×Δf) …(12) この(11)式は先に示した(3)式を表す。(12)
式を用いて溶鋼レベルを求めるには次のようにする。ま
ず基準となるレベルH0を設定する。H0においてレベル変
位Lを0とし、H0における位相差X0を求めれば(12)
式より、L’を求めることができる。次に基準レベルH0
よりL下のレベルH1における位相差X1を求めれば(1
2)式にL’とX1を代入してLを求めることができる。
なお、H0より溶鋼レベルが上にゆくと変位Lが負の値と
して算出される。
【0032】ここで溶鋼レベル変位LがL1からL2に変化
したとすると、それぞれの変位における位相差X1,X2は
次式で表される。 X1=((2L1 +L’)×f1)/(V×Δf) …(13) X2=((2L2 +L’)×f1)/(V×Δf) …(14) このときの位相差変化量ΔX は次式で表される。 ΔX =X2−X1 =(2(L2−L1)×f1)/(V×Δf) =2ΔL×f1/(V×Δf) …(15) ただしΔL =L2−L1 これにより位相差変化ΔX と変位差ΔL の関係から得ら
れるのでΔX からΔLを算出することができる。またΔL
が分かれば基準レベルからの変位量Lや溶鋼レベルも
算出できる。
したとすると、それぞれの変位における位相差X1,X2は
次式で表される。 X1=((2L1 +L’)×f1)/(V×Δf) …(13) X2=((2L2 +L’)×f1)/(V×Δf) …(14) このときの位相差変化量ΔX は次式で表される。 ΔX =X2−X1 =(2(L2−L1)×f1)/(V×Δf) =2ΔL×f1/(V×Δf) …(15) ただしΔL =L2−L1 これにより位相差変化ΔX と変位差ΔL の関係から得ら
れるのでΔX からΔLを算出することができる。またΔL
が分かれば基準レベルからの変位量Lや溶鋼レベルも
算出できる。
【0033】次に先に示した具体的数値を代入して検討
を行う。 擬似ランダム信号発生器のシフトレジスタ段数nは7
段とする。 P=2n −1=127 クロツク周波数 f1=1500.001MHz f2=1500.000MHz 変位差ΔL =1mmとする。 以上の値を(15)式に代入すると、 ΔX =(2ΔL =f1)/(V×f1) =2×1×10-3×1500×108 /(3×108 ×1×103 ) =0.00001(sec) =10×10-6(sec) 通常1mm当たりの信号伝搬時間ΔX’は ΔX’=2L/V =(2×1×10-3)/(3×108 ) =6.7×10-12 (sec ) ΔX /ΔX’=10×10-6/(6.7×10-12 )=1.5×106 これにより信号の伝達時間が約150万倍遅延化された
ことになり信号処理が容易に、かつ精度よく行われる。
を行う。 擬似ランダム信号発生器のシフトレジスタ段数nは7
段とする。 P=2n −1=127 クロツク周波数 f1=1500.001MHz f2=1500.000MHz 変位差ΔL =1mmとする。 以上の値を(15)式に代入すると、 ΔX =(2ΔL =f1)/(V×f1) =2×1×10-3×1500×108 /(3×108 ×1×103 ) =0.00001(sec) =10×10-6(sec) 通常1mm当たりの信号伝搬時間ΔX’は ΔX’=2L/V =(2×1×10-3)/(3×108 ) =6.7×10-12 (sec ) ΔX /ΔX’=10×10-6/(6.7×10-12 )=1.5×106 これにより信号の伝達時間が約150万倍遅延化された
ことになり信号処理が容易に、かつ精度よく行われる。
【0034】図12は本実施形態による湯面レベルの計
測結果を示した特性図である。横軸に溶融金属のレベル
をとり、縦軸にレベル計測値を表す電圧をとる。この時
の計測条件は、f=1500MHz,Δf =1KHz,
擬似ランダム信号発生器のシフトレジスト段数は7段で
ある。実験では位相差Xをコンピュータに取り込み演算
することでレベル又は基準位置からの距離を容易に、か
つ高速に処理することができた。そして、このようにし
て得られた溶融金属のレベルの時間的な変化を検出して
その上昇速度が求められる。
測結果を示した特性図である。横軸に溶融金属のレベル
をとり、縦軸にレベル計測値を表す電圧をとる。この時
の計測条件は、f=1500MHz,Δf =1KHz,
擬似ランダム信号発生器のシフトレジスト段数は7段で
ある。実験では位相差Xをコンピュータに取り込み演算
することでレベル又は基準位置からの距離を容易に、か
つ高速に処理することができた。そして、このようにし
て得られた溶融金属のレベルの時間的な変化を検出して
その上昇速度が求められる。
【0035】なお、本実施形態の電極は溶融金属より高
い融点の金属を用いるか、或いは溶融金属内へ自動的に
繰り込んでゆくようにするとよい。電極は溶融金属と同
一の材料を用いれば融けても溶融金属の成分に影響を与
えない。このことは後述の実施形態においても同様であ
る。
い融点の金属を用いるか、或いは溶融金属内へ自動的に
繰り込んでゆくようにするとよい。電極は溶融金属と同
一の材料を用いれば融けても溶融金属の成分に影響を与
えない。このことは後述の実施形態においても同様であ
る。
【0036】(実施形態2.)図13は本発明の他の実
施形態に係る連続鋳造の自動起動制御装置及びその関連
設備の構成を示したブロック図であり、図14はその制
御状態を示したタイミングチャートである。本実施形態
は、スラブを連続鋳造する場合のようにタンディッシュ
を再使用する場合や、モールドの容量が比較的大きく湯
面レベルに達するまでの時間が長い場合(例えば1分以
上)に適している。図13において図1の装置と同一符
号のものは同一又は相当部を示しその説明は省略する。
施形態に係る連続鋳造の自動起動制御装置及びその関連
設備の構成を示したブロック図であり、図14はその制
御状態を示したタイミングチャートである。本実施形態
は、スラブを連続鋳造する場合のようにタンディッシュ
を再使用する場合や、モールドの容量が比較的大きく湯
面レベルに達するまでの時間が長い場合(例えば1分以
上)に適している。図13において図1の装置と同一符
号のものは同一又は相当部を示しその説明は省略する。
【0037】図13の装置においては、レードル鍋から
タンディッシュ9に溶鋼が注入され、タンディッシュ重
量計7により検出された重量が一定値に達したとき(図
14の(a)参照)、鋳造制御装置3からスライディン
グノズル12に初期開度の指令が出力される。なお、ス
ライディングノズル12は、この指令を受けるまでの
間、ノズル詰り防止のために閉位置近傍で加振してい
る。スライディングノズル12は、その指令を受け取る
と、その指令に応じてノズルを開き、モールド10へ溶
鋼が注入され始める。この時点においては、電極式湯面
計2を使用して湯面レベルを連続的に測定し、そして、
その測定結果は鋳造制御装置3に入力される。鋳造制御
装置3は、まず、演算周期の前回値と今回値から次の
(16)式にて実績吐出量を計算する。
タンディッシュ9に溶鋼が注入され、タンディッシュ重
量計7により検出された重量が一定値に達したとき(図
14の(a)参照)、鋳造制御装置3からスライディン
グノズル12に初期開度の指令が出力される。なお、ス
ライディングノズル12は、この指令を受けるまでの
間、ノズル詰り防止のために閉位置近傍で加振してい
る。スライディングノズル12は、その指令を受け取る
と、その指令に応じてノズルを開き、モールド10へ溶
鋼が注入され始める。この時点においては、電極式湯面
計2を使用して湯面レベルを連続的に測定し、そして、
その測定結果は鋳造制御装置3に入力される。鋳造制御
装置3は、まず、演算周期の前回値と今回値から次の
(16)式にて実績吐出量を計算する。
【0038】
【数1】
【0039】ここで、Qi :今回の実績吐出量(g/se
c ) Mw :モールド幅(mm) MT :モールド厚さ(mm) ρ:溶鋼密度(g/mm3 ) ML(i):今回の湯面レベル(mm) ML (i-1) :前回の湯面レベル(mm) TC :演算周期(sec ) である。次に、(16)式で求めたQi を使って実績ノ
ズルゲインを(17)式にて計算する。
c ) Mw :モールド幅(mm) MT :モールド厚さ(mm) ρ:溶鋼密度(g/mm3 ) ML(i):今回の湯面レベル(mm) ML (i-1) :前回の湯面レベル(mm) TC :演算周期(sec ) である。次に、(16)式で求めたQi を使って実績ノ
ズルゲインを(17)式にて計算する。
【0040】
【数2】
【0041】ここで、βi :今回の実績ノズルゲイン AT(i-1):前回のスライディングノズル開口面積目標値
(mm2 ) g:重力加速度(mm/s2 ) Hi-1 :前回の溶鋼ヘッド(mm) である。なお、Qi ,ρは(16)式の説明と同じであ
る。溶鋼ヘッドHi-1 は、湯面レベルML (i-1) を計測
したタイミングにおいて、タンディッシュ重量計7によ
り検出された重量に基づいて求められる。従って、本発
明の溶鋼ヘッドを計測する手段は、本実施形態において
は、タンディッシュ重量計7及び鋳造制御装置3によっ
て構成されている。
(mm2 ) g:重力加速度(mm/s2 ) Hi-1 :前回の溶鋼ヘッド(mm) である。なお、Qi ,ρは(16)式の説明と同じであ
る。溶鋼ヘッドHi-1 は、湯面レベルML (i-1) を計測
したタイミングにおいて、タンディッシュ重量計7によ
り検出された重量に基づいて求められる。従って、本発
明の溶鋼ヘッドを計測する手段は、本実施形態において
は、タンディッシュ重量計7及び鋳造制御装置3によっ
て構成されている。
【0042】次に、湯面レベルの実績値に基づき残され
たモールド高さまで、目標注上時間までに残された時間
で注入するための目標吐出量を次の(18)式にて計算
する。
たモールド高さまで、目標注上時間までに残された時間
で注入するための目標吐出量を次の(18)式にて計算
する。
【0043】
【数3】
【0044】ここで、QTi:今回の目標吐出量[g/se
c ] MD :モールド高さ(mm) TM :目標注上げ時間(sec ) である。Mw ,MT ,ρ,ML(i),TC は(16)式の
説明と同じである。
c ] MD :モールド高さ(mm) TM :目標注上げ時間(sec ) である。Mw ,MT ,ρ,ML(i),TC は(16)式の
説明と同じである。
【0045】次に、(17)式で求めたβi と(18)
式で求めたQTiに基づいてスライディングノズルの開口
面積目標値を次の(19)式にて計算する。
式で求めたQTiに基づいてスライディングノズルの開口
面積目標値を次の(19)式にて計算する。
【0046】
【数4】
【0047】こでATi:今回のスライディングノズルの
開口面積目標値(mm2 ) Hi :今回の溶鋼ヘッド(mm) である。なお、QTi,βi ,ρ,gは(16)〜(1
8)式の説明と同じである。
開口面積目標値(mm2 ) Hi :今回の溶鋼ヘッド(mm) である。なお、QTi,βi ,ρ,gは(16)〜(1
8)式の説明と同じである。
【0048】以上の計算によりノズルゲインβi の推定
により求まった、今回のスライディングノズル12の開
口面積目標値ATiに対応したスライディングノズル操作
量分を操作し、フィードバック制御する。以上の制御を
鋳造制御装置3の演算周期毎に、定常レベル制御に入る
湯面レベルまで行う(図14の(c)参照)。そして、
以後は渦流式レベル計6による湯面レベルの計測値に基
づき定常レベル制御を行う。なお、定常レベル制御に入
る直前に引抜速度制御装置5から引抜指令が出力され、
ダミーバーの引抜きが開始される(図14の(d)参
照)。
により求まった、今回のスライディングノズル12の開
口面積目標値ATiに対応したスライディングノズル操作
量分を操作し、フィードバック制御する。以上の制御を
鋳造制御装置3の演算周期毎に、定常レベル制御に入る
湯面レベルまで行う(図14の(c)参照)。そして、
以後は渦流式レベル計6による湯面レベルの計測値に基
づき定常レベル制御を行う。なお、定常レベル制御に入
る直前に引抜速度制御装置5から引抜指令が出力され、
ダミーバーの引抜きが開始される(図14の(d)参
照)。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電極式湯
面計によって湯面レベルを連続的に測定しその湯面レベ
ルの変化から湯上り速度を算出し、その湯上り速度に基
いてタンディシュから吐出される湯量を調整するように
したので、湯上り速度が適切なものとなっている。そし
て、湯上り速度が適切なものとなった結果、介在物の巻
き込みによる鋳造後の不良鋳片の発生率が約20%削減
するという効果が得られている。また、従来の技術と同
様に凝固殻の適正な生成も達成でき、ブレークアウトの
発生の防止も達成できている。更に、鋳造初期において
発生する各種の現象、例えばストッパー耐火物の剥離に
よって起きる湯面の急上昇、或いはストッパー操作のア
クションが遅れることにより発生するオーバーフロー等
も未然に防止することができる。
面計によって湯面レベルを連続的に測定しその湯面レベ
ルの変化から湯上り速度を算出し、その湯上り速度に基
いてタンディシュから吐出される湯量を調整するように
したので、湯上り速度が適切なものとなっている。そし
て、湯上り速度が適切なものとなった結果、介在物の巻
き込みによる鋳造後の不良鋳片の発生率が約20%削減
するという効果が得られている。また、従来の技術と同
様に凝固殻の適正な生成も達成でき、ブレークアウトの
発生の防止も達成できている。更に、鋳造初期において
発生する各種の現象、例えばストッパー耐火物の剥離に
よって起きる湯面の急上昇、或いはストッパー操作のア
クションが遅れることにより発生するオーバーフロー等
も未然に防止することができる。
【0050】また、本発明によれば、鋳造開始直後から
電極式湯面計にて湯面レベルを検出し、その計測値等か
ら実績ノズルゲインを推定し、この結果に基づいてスト
ッパー又はスライディングノズルの開度を操作し、時々
刻々フィードバック制御ができるようにしたので、特に
タンディッシュを再使用したときに、タンディッシュ内
に残留したノロの影響でノズルゲインが大きく変動し吐
出流量が変動するような場合であっても、吐出量が最適
に制御され、再使用タンディッシュを使用した時のノズ
ル詰り、シール漏れ、オーバーフロー等のトラブルを本
発明の適用前の1/3の頻度に低減する効果が得られ
た。
電極式湯面計にて湯面レベルを検出し、その計測値等か
ら実績ノズルゲインを推定し、この結果に基づいてスト
ッパー又はスライディングノズルの開度を操作し、時々
刻々フィードバック制御ができるようにしたので、特に
タンディッシュを再使用したときに、タンディッシュ内
に残留したノロの影響でノズルゲインが大きく変動し吐
出流量が変動するような場合であっても、吐出量が最適
に制御され、再使用タンディッシュを使用した時のノズ
ル詰り、シール漏れ、オーバーフロー等のトラブルを本
発明の適用前の1/3の頻度に低減する効果が得られ
た。
【0051】また、本発明によれば、電極を2本溶融金
属に挿入し、信号を電極〜溶融金属〜電極の順に伝送す
ることにより、溶融金属のレベルの変化を伝送距離の変
化として表し、この伝送距離の変化を信号の遅延時間と
してとらえ、この遅延時間を大きく拡大して計測するこ
とにようにしたので、溶融金属のレベルを正確に計測す
ることができ、従って、溶融金属の湯上り速度も正確に
計測することができるので、適切な制御が可能になって
いる。
属に挿入し、信号を電極〜溶融金属〜電極の順に伝送す
ることにより、溶融金属のレベルの変化を伝送距離の変
化として表し、この伝送距離の変化を信号の遅延時間と
してとらえ、この遅延時間を大きく拡大して計測するこ
とにようにしたので、溶融金属のレベルを正確に計測す
ることができ、従って、溶融金属の湯上り速度も正確に
計測することができるので、適切な制御が可能になって
いる。
【図1】本発明の一実施形態に係る連続鋳造の制御シス
テム構成を示す説明図である。
テム構成を示す説明図である。
【図2】図1の連続鋳造の自動スタート制御のタイミン
グチャートを示す説明図である。
グチャートを示す説明図である。
【図3】図1の電極式湯面計の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】図3のクロック発生器の構成を示すブロック図
である。
である。
【図5】図3の擬似ランダム信号(M系列信号)発生回
路の一例を示す図である。
路の一例を示す図である。
【図6】図5の3段シフトレジスタによる擬似ランダム
信号を示すタイミングチャートである。
信号を示すタイミングチャートである。
【図7】相関値の出力を説明するタイミングチャートで
ある。
ある。
【図8】相関周期Tの算出方法を説明するタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図9】第1のローパスフィルタの出力S1及び第2の
ローパスフィルタの出力S2を示すタイミングチャート
である。
ローパスフィルタの出力S2を示すタイミングチャート
である。
【図10】溶融金属のレベルと信号伝送距離を説明する
図である。
図である。
【図11】位相差Xを算出する説明図である。
【図12】上記実施形態の実測値の一例を示す特性図で
ある。
ある。
【図13】本発明の他の実施形態に係る連続鋳造の自動
起動制御装置及びその関連設備の構成を示したブロック
図である。
起動制御装置及びその関連設備の構成を示したブロック
図である。
【図14】図13の連続鋳造の自動スタート制御のタイ
ミングチャートを示す説明図である。
ミングチャートを示す説明図である。
【符号の説明】 2 電極式湯面計 3 鋳造制御装置 4 ステッピングシリンダー 5 引き抜き速度制御装置 6 渦流式レベル計 7 タンディシュ重量計 8 ストッパー 9 タンディシュ 10 モールド 11 引き抜きロール 12 スライディングノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 11/18 B22D 11/18 K (72)発明者 大角 明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 連続鋳造におけるモールドへの溶鋼注入
直後から、溶鋼の湯面レベルが定常値に達する迄の間、
電極式湯面計によって、湯面レベルを連続的に計測し更
にその湯面レベルの変化に基いて湯上り速度を算出し、
その湯上り速度と基準速度との偏差に基いてタンディッ
シュから吐出される溶鋼の流量を調整し、湯面レベルが
定常値に達すると、鋳造引き抜きを開始することを特徴
とする連続鋳造の自動スタート制御方法。 - 【請求項2】 モールドの溶鋼に挿入される一対の電極
を備え、一方の電極に対して第1の擬似ランダム信号を
供給するとともに、前記第1の擬似ランダム信号と同一
のパターンで周波数が僅かに異なる第2の擬似ランダム
信号を前記第1の擬似ランダム信号と乗算して第1の乗
算値を算出し、他方の電極を介して入力される信号と前
記第2の擬似ランダム信号とを乗算して第2の乗算値を
算出し、前記第1の乗算値及び前記第2の乗算値をそれ
ぞれ積分し、両積分値の時系列パターンにそれぞれ生じ
る最大相関値の時間差から湯面レベルを測定し、更に前
記湯面レベルの変化から湯上り速度を算出する電極式湯
面計と、 前記湯上り速度と基準速度との偏差に基いてタンディッ
シュのストッパー又はスライディングノズルの開度を制
御してタンディッシュから吐出される溶鋼の流量を調整
し、そして、前記湯面レベルが定常値に達した時点で鋳
造引き抜きを開始させる鋳造制御装置とを有することを
特徴とする連続鋳造の自動スタート制御装置。 - 【請求項3】 連続鋳造におけるモールドへの溶鋼注入
直後から、溶鋼の湯面レベルが定常値に達する迄の間、
湯面レベルを電極式湯面計によって連続的に計測すると
共に溶鋼ヘッドを計測し、前記湯面レベル、溶鋼ヘッド
及びそのときのストッパー又はスライディングノズルの
開度に基づいてノズルゲインの推定値を算出し、また、
前記湯面レベルに基づいて予め設定された目標注上げ時
間を満足するための目標吐出量を算出し、これらのノズ
ルゲインの推定値及び目標吐出量に基づいてストッパー
又はスライディングノズルの開度を算出し、この開度に
基づいてストッパー又はスライディングノズルの開度を
操作してタンディッシュから吐出される溶鋼の流量を調
整し、そして、上記の処理を所定の演算周期毎に繰り返
し、前記湯面レベルが定常値に達すると、鋳造引き抜き
を開始することを特徴とする連続鋳造の自動スタート制
御方法。 - 【請求項4】 モールドの溶鋼に挿入される一対の電極
を備え、一方の電極に対して第1の擬似ランダム信号を
供給するとともに、前記第1の擬似ランダム信号と同一
のパターンで周波数が僅かに異なる第2の擬似ランダム
信号を前記第1の擬似ランダム信号と乗算して第1の乗
算値を算出し、他方の電極を介して入力される信号と前
記第2の擬似ランダム信号とを乗算して第2の乗算値を
算出し、前記第1の乗算値及び前記第2の乗算値をそれ
ぞれ積分し、両積分値の時系列パターンにそれぞれ生じ
る最大相関値の時間差から湯面レベルを測定する電極式
湯面計と、 タンデッシュの溶鋼ヘッドを計測する手段と、 前記湯面レベル、溶鋼ヘッド及びそのときのストッパー
又はスライディングノズルの開度に基づいてノズルゲイ
ンの推定値を算出し、また、前記湯面レベルに基づいて
予め設定された目標注上げ時間を満足するための目標吐
出量を算出し、これらのノズルゲインの推定値及び目標
吐出量に基づいてストッパー又はスライディングノズル
の開度を算出し、この開度に基づいてストッパー又はス
ライディングノズルの開度を操作してタンディッシュか
ら吐出される溶鋼の流量を調整し、そして、上記の処理
を所定の演算周期毎に繰り返し、前記湯面レベルが定常
値に達すると、鋳造引き抜きを開始させる鋳造制御装置
とを有することを特徴とする連続鋳造の自動スタート制
御装置。 - 【請求項5】 前記電極式湯面計は、第1の擬似ランダ
ム信号を発生する第1の擬似ランダム信号発生手段と、
前記第1の擬似ランダム信号と同一パターンで周波数の
わずかに異なる第2の擬似ランダム信号を発生する第2
の擬似ランダム信号発生手段と、前記第1の擬似ランダ
ム信号発生手段に接続され、溶鋼に挿入される第1の電
極と、前記溶鋼に挿入される第2の電極と、前記第1の
擬似ランダム信号発生手段の出力と前記第2の擬似ラン
ダム信号発生手段の出力とを乗算して第1の乗算値を出
力する第1の乗算器と、前記第2の電極に接続され、そ
の出力と前記第2の擬似ランダム信号発生手段の出力と
を乗算して第2の乗算値を出力する第2の乗算器と、前
記第1の乗算値を積分し第1の積分値を出力する第1の
積分器と、前記第2の乗算値を積分し第2の積分値を出
力する第2の積分器と、前記第1の積分値及び前記第2
の積分値の時系列パターンにそれぞれ生じる最大相関値
の時間差から湯面レベルを測定する演算手段とを備えた
ことを特徴とする請求項2又は4記載の連続鋳造の自動
スタート制御装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01519496A JP3214333B2 (ja) | 1995-03-01 | 1996-01-31 | 連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置 |
| CN96190256A CN1116138C (zh) | 1995-02-28 | 1996-02-28 | 连续铸造的操作控制方法及其装置 |
| US08/718,530 US5918662A (en) | 1995-02-28 | 1996-02-28 | Method of controlling the operation of continuous casting and apparatus therefor |
| PCT/JP1996/000458 WO1996026800A1 (en) | 1995-02-28 | 1996-02-28 | Method of controlling continuous casting and apparatus therefor |
| EP96904264A EP0776715B1 (en) | 1995-02-28 | 1996-02-28 | Method of controlling continuous casting and apparatus therefor |
| KR1019960705972A KR100223258B1 (en) | 1995-02-28 | 1996-10-24 | Method of controlling the operation of continuous casting and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4211695 | 1995-03-01 | ||
| JP7-42116 | 1995-03-01 | ||
| JP01519496A JP3214333B2 (ja) | 1995-03-01 | 1996-01-31 | 連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08294754A true JPH08294754A (ja) | 1996-11-12 |
| JP3214333B2 JP3214333B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=26351315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01519496A Expired - Fee Related JP3214333B2 (ja) | 1995-02-28 | 1996-01-31 | 連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3214333B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000135550A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 連続鋳造の湯面レベル制御方法 |
| KR100548170B1 (ko) * | 1997-03-27 | 2006-04-21 | 카스트립 엘엘씨. | 금속스트립주조방법및장치 |
| CN103317110A (zh) * | 2013-06-13 | 2013-09-25 | 唐山渤海冶金设备有限责任公司 | 一种基于结晶器液位检测的高效自动开浇系统 |
| CN115740384A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-03-07 | 新余钢铁股份有限公司 | 连铸炉号追踪方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104635768A (zh) * | 2014-12-10 | 2015-05-20 | 烟台万隆真空冶金股份有限公司 | 一种基于LabVIEW的超声波液位控制系统及实现方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62179859A (ja) * | 1986-02-03 | 1987-08-07 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 連続鋳造機のオ−トスタ−ト制御方法 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP01519496A patent/JP3214333B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62179859A (ja) * | 1986-02-03 | 1987-08-07 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 連続鋳造機のオ−トスタ−ト制御方法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100548170B1 (ko) * | 1997-03-27 | 2006-04-21 | 카스트립 엘엘씨. | 금속스트립주조방법및장치 |
| JP2000135550A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 連続鋳造の湯面レベル制御方法 |
| CN103317110A (zh) * | 2013-06-13 | 2013-09-25 | 唐山渤海冶金设备有限责任公司 | 一种基于结晶器液位检测的高效自动开浇系统 |
| CN103317110B (zh) * | 2013-06-13 | 2017-02-08 | 唐山渤海冶金设备有限责任公司 | 一种基于结晶器液位检测的高效自动开浇系统 |
| CN115740384A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-03-07 | 新余钢铁股份有限公司 | 连铸炉号追踪方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3214333B2 (ja) | 2001-10-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO1996026800A1 (en) | Method of controlling continuous casting and apparatus therefor | |
| Ramirez-Lopez et al. | Explicit modelling of slag infiltration and shell formation during mould oscillation in continuous casting | |
| Sengupta et al. | A new mechanism of hook formation during continuous casting of ultra-low-carbon steel slabs | |
| Badri et al. | A mold simulator for continuous casting of steel: Part II. The formation of oscillation marks during the continuous casting of low carbon steel | |
| JPH08294754A (ja) | 連続鋳造の自動スタート制御方法及びその装置 | |
| JPH08150440A (ja) | 高炭素鋼の連続鋳造法 | |
| JPH07191130A (ja) | 溶融金属の変位測定方法および装置 | |
| EP0214797A2 (en) | Method for controlling early casting stage in continuous casting process | |
| JP2000141003A (ja) | 連続鋳造機の操業制御方法 | |
| JPH02200362A (ja) | 連続鋳造装置におけるノズル詰まり予測方法およびノズル詰まり抑制方法 | |
| JP3218953B2 (ja) | 連続鋳造操業制御方法 | |
| JPH04284956A (ja) | 鋼の連続鋳造方法 | |
| JPH03174961A (ja) | 連続鋳造における湯面レベル制御方法及び装置 | |
| JP3116299B2 (ja) | 渦流式レベル計 | |
| JP3506195B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP2003170257A (ja) | スラグ流出検知方法および検知装置 | |
| JPS62179859A (ja) | 連続鋳造機のオ−トスタ−ト制御方法 | |
| JPS619966A (ja) | 取鍋残溶鋼量の推定方法 | |
| JPH067911A (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPH11188465A (ja) | 溶融金属の連続鋳造方法とその装置 | |
| JPS60196254A (ja) | 連続鋳造鋳片の切断長さ制御方法 | |
| JPH09267160A (ja) | 連続鋳造装置の鋳込み開始方法 | |
| KR20130120882A (ko) | 연주공정에서의 배관 내 가스 누기 예측 장치 및 방법 | |
| Jabri et al. | Disturbances estimation for mold level control in the continuous casting process | |
| JPS6171160A (ja) | 連続鋳造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090727 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |