JPH08295014A - インクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動方法 - Google Patents

インクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動方法

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JPH08295014A
JPH08295014A JP10214095A JP10214095A JPH08295014A JP H08295014 A JPH08295014 A JP H08295014A JP 10214095 A JP10214095 A JP 10214095A JP 10214095 A JP10214095 A JP 10214095A JP H08295014 A JPH08295014 A JP H08295014A
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JP
Japan
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ink
piezoelectric element
ink chamber
voltage
chamber
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JP10214095A
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English (en)
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Shigehiro Fuwa
不破  茂裕
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のインク室を有し、圧電素子の伸縮によ
りのより弾性膜を介してインク室からインクを吐出させ
る記録ヘッドの高速印字の品質を向上する。 【構成】 M2に示すように、全ての隔離壁2に対向す
る圧電素子20、選択しないインク室6nに対向する圧
電素子21nに電圧を印加し伸張させ、選択したインク
室6sの容積を拡大してインクを供給した後、M1に示
すように、インク室6sに対向する圧電素子21sに電
圧を印加し伸張させると同時に圧電素子20、圧電素子
21の電圧を戻して初期状態に戻す事により、インク室
を押圧しインクを吐出させる駆動方法である。 【効果】 インク室6nの容積を変動することなく、イ
ンク室6sの容積をのみを拡大後、縮小できるので高速
印字においてもクロストークのない均質の印字ができ
る。また、圧電素子20と21sの分が足されて大きい
ストロークが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字信号に応じてイン
クを吐出し、記録媒体上に文字や画像などを形成する、
いわゆるオンデマンドタイプのインクジェットプリンタ
の記録ヘッドの駆動方法法に関する。
【0002】
【従来の技術】オンデマンドタイプのインクジェットプ
リンタの記録ヘッドに関しての技術は、例えば特開昭6
2ー82042号公報に示されるように圧電素子を応用
した物や、特開昭55ー128470号公報に示される
ように発熱素子を応用した物がある。この中で、圧電式
のものについては、印字品質の点から、複数の圧力室有
するものが注目されている。そしてその構造は、特開平
4ー361945号公報や特開平5ー318727号公
報に既に示されている。
【0003】本発明にも使用することができる従来のこ
の種の記録ヘッドの基本的な構造の断面図を図9及び図
10に示す。ここで図9及び図10はそれぞれ後述する
インク室の長手方向に垂直及び平行な断面図である。図
9及び図10に示すように、基板40の上に長手方向に
平行な複数の溝22を挟んで配列した圧電素子20、2
1及び支え板41を設けて駆動部23を構成し、更にそ
の上に弾性膜10を介して、隔離壁2によって隔離した
長手方向に平行な複数のインク溝3及びこれらと直交す
る共通の供給液室4を持つ上蓋1を取付ける。このとき
隔離壁2に弾性膜10を接着することにより、インク溝
3を塞ぎ、複数のインク室6を形成する。インク室6の
開口する上蓋1の端面には各インク室に対応したノズル
31を有するノズル板30が取り付けてある。ここで圧
電素子20及び21は弾性膜10を介して、それぞれ隔
離壁2及びインク室6に対向する位置に接着してある。
上蓋1には更に供給液室4と外部を連通するインク供給
パイプ5が取り付けてある。印字に先立って外部のイン
クタンク等からインク供給パイプ5、供給液室4を介し
てインク室6にインクを充填する。圧電素子20、21
は積層タイプであり、交互の駆動電極52(50)、共
通電極53(51)はFPC55を介して独立した駆動
パルスとGNDに接続している。
【0004】特開平4ー361945号公報に示される
従来の駆動方法においては、吐出させたいインク室6に
対向する圧電素子21に駆動パルスを加える事により、
圧電素子21が伸張し、インク室6を押圧しインク滴を
吐出させる方法を採っていた。
【0005】即ち、この種の駆動方法に於いてはインク
室に対向する圧電素子21にしか電圧を印加させていな
かった。このため、インクの流れを見ると、先ず圧電素
子21が伸張してインク室6が押圧されて縮小しインク
滴を吐出した後、圧電素子が元に戻ることによりインク
室6も押圧解除され、供給液室4からインクが供給され
るようになっている。この様な駆動方法に於いては一番
最初の駆動と、それにすぐ引き続く二番目の駆動に於い
て、インクの供給動作の有無により、インクの流れが異
なるため、インク滴に大小が生じたり、インク滴の速度
が異なったりして印字品質に悪影響を及ぼしていた。
又、インク室6を押圧するストロークとしてはインク室
6に対向する圧電素子21の分でしかなかった。
【0006】しかし、特開平5ー318727号公報に
示される駆動方法に於いて、前述の図9及び図10に示
したものと同様の構造を持つ記録ヘッドを用いて、イン
ク室6に対向する圧電素子21だけではなく、隔離壁2
の下の圧電素子20も同時に動かして効率を上げる技術
が開示された。この方法によるとインク室を押圧するス
トロークとしてはインク室6に対向する圧電素子21の
みならず、逆位相で動かす隔離壁2に対向する圧電素子
20の分まで加わるので、より大きな押圧力を得る事が
出来る。このことは、今までの押圧力で充分であるな
ら、圧電素子の変位量を減らす事が出来る、即ち、より
低い印加電圧若しくは積層枚数が減らせる事を意味す
る。
【0007】しかし、ここに開示された技術では、吐出
させたいノズル31を持つインク室6を押圧させるの
に、インク室6に対向する圧電素子21と、その両脇の
隔離壁2に対向する圧電素子20を駆動させているた
め、1つ置きのノズルから吐出させたい場合には、吐出
させたくない真ん中のインク室6にとっては、インク室
6に対向する圧電素子21を駆動させなくとも、その両
脇の隔離壁2に対向する圧電素子20が駆動されるため
インク室6の容積が縮小し、インクが吐出してしまう。
又、吐出しないまでも、インク室6内のインクが大きく
揺れて、次に吐出させたときに悪影響を与えるという、
いわゆる干渉問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の従来技
術の説明において例示されたようなインクジェットプリ
タの記録ヘッドを用いた記録ヘッドの駆動方法における
前記の問題点を課題として、これを解決しようとするも
のである。
【0009】すなわち、本発明は(1)前記第2の駆動
部材のみを伸縮させる駆動方法においては、一番最初の
駆動と、それにすぐ引き続く二番目の駆動に於いて、吐
出するインク滴に大小が生じたり、インク滴の速度が異
なったりして印字品質に悪影響を及ぼしていたこと。
又、インク室を押圧するストロークとしては必ずしも大
きいとは言えず、インク室6に対向する圧電素子21の
分でしかなかったこと、及び(2)前記第1及び第2の
駆動部材を逆位相で伸縮させる駆動方法においては、イ
ンク室を押すストロークは大きくとれるが、吐出させた
くないインク室よりインクが吐出したり、又、吐出しな
いまでも、インク室6のインクが大きく揺れて、次に吐
出させたときに悪影響を与えるという、いわゆる干渉を
起こし易いこと、を課題とするものである。そして本発
明は、これらの課題を解決し、(1)一番最初の駆動
と、それにすぐ引き続く二番目の駆動に於いて、インク
の流れを常に一定に保つことにより安定したインク滴の
大きさと、安定したインク滴の速度を得て綺麗な印字品
質を得ること、及び(2)従来より更に大きな押圧力を
得、且つ干渉の起こらない、きめ細かなインクジェット
プリンタの記録ヘッドの駆動方法を提供する事にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段として本発明のインクジェットプリンタの
記録ヘッドの駆動方法は、長手方向に平行な複数の溝を
挟んで配列した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁に
よって隔離した長手方向に平行な複数のインク溝を備え
た上蓋、インク溝に連通するインク供給手段、前記複数
のインク溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前
記上蓋に接着した弾性膜、及び前記複数のインク室にの
それぞれに対応して連通するノズルを有し、前記圧電素
子が隔壁及びインク溝に交互に対向する位置において、
弾性膜を介して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成
し、圧電素子の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク
室のインクをノズルから吐出するインクジェットプリン
タの記録ヘッドにおいて、全ての隔離壁に対向する圧電
素子、インクを吐出させたくないインク室に対向する圧
電素子に電圧を印加し伸張させ、インクを吐出させたい
インク室の容積を拡大させてインクをインク室に供給し
た後、全ての圧電素子にかけていた電圧を戻して初期状
態に戻し、インクを吐出させたいインク室の容積を縮小
する事によりインクを吐出させることを特徴とする。
【0011】上記課題を解決するための第2の手段とし
て本発明のインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動
方法は、長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列した圧
電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離した長
手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、インク溝
に連通するインク供給手段、前記複数のインク溝を塞
ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に接着し
た弾性膜、及び前記複数のインク室にのそれぞれに対応
して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及びイ
ンク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介して
上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子の伸
縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクをノズ
ルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッドに
おいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子、インクを吐
出させたくないインク室に対向する圧電素子に電圧を印
加し伸張させ、インクを吐出させたいインク室の容積を
拡大させてインクをインク室に供給した後、吐出させた
いインク室に対向する圧電素子に電圧を印加し伸張させ
てインク室を押圧しインクを吐出させ、その後全ての駆
動部の電圧を戻して初期状態に戻すことを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するための第3の手段とし
て本発明のインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動
方法は、長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列した圧
電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離した長
手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、インク溝
に連通するインク供給手段、前記複数のインク溝を塞
ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に接着し
た弾性膜、及び前記複数のインク室にのそれぞれに対応
して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及びイ
ンク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介して
上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子の伸
縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクをノズ
ルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッドに
おいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子、インクを吐
出させたくないインク室に対向する圧電素子に電圧を印
加し伸張させ、インクを吐出させたいインク室の容積を
拡大させてインクをインク室に供給した後、吐出させた
いインク室に対向する圧電素子に電圧を印加し伸張させ
ると同時に全ての隔離壁に対向する圧電素子、インクを
吐出させたくないインク室に対向する圧電素子の電圧を
戻して初期状態に戻す事により、インク室を押圧しイン
クを吐出させ、その後、吐出させたインク室に対向する
圧電素子の電圧を戻して初期状態に戻すことを特徴とす
る。
【0013】上記課題を解決するための第4の手段とし
て本発明のインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動
方法は、長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列した圧
電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離した長
手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、インク溝
に連通するインク供給手段、前記複数のインク溝を塞
ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に接着し
た弾性膜、及び前記複数のインク室にのそれぞれに対応
して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及びイ
ンク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介して
上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子の伸
縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクをノズ
ルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッドに
おいて、全ての圧電素子に所定の電圧をかけて所定の長
さまで伸張させておき、吐出させたいインク室に対向す
る圧電素子の電圧を戻してインク室の容積を拡大させて
インクをインク室に供給した後、吐出させたいインク室
に対向する圧電素子に電圧を印加し伸張させてインク室
を押圧しインクを吐出させ、その後吐出させたインク室
に対向する圧電素子の電圧を所定の電圧まで戻して初期
状態に戻すことを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するための第5の手段とし
て本発明のインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動
方法は、長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列した圧
電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離した長
手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、インク溝
に連通するインク供給手段、前記複数のインク溝を塞
ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に接着し
た弾性膜、及び前記複数のインク室にのそれぞれに対応
して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及びイ
ンク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介して
上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子の伸
縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクをノズ
ルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッドに
おいて、全ての圧電素子に所定の電圧をかけて所定の長
さまで伸張させておき、全ての隔離壁に対向する圧電素
子、インクを吐出させたくないインク室に対向する圧電
素子に更に電圧を印加し伸張させ、同時に吐出させたい
インク室に対向する圧電素子の電圧を戻してインクを吐
出させたいインク室の容積を拡大させてインクをインク
室に供給した後、全ての駆動部の電圧を初期の所定の電
圧まで戻す事により、インク室を押圧しインクを吐出さ
せることを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するための第6の手段とし
て本発明のインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動
方法は、長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列した圧
電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離した長
手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、インク溝
に連通するインク供給手段、前記複数のインク溝を塞
ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に接着し
た弾性膜、及び前記複数のインク室にのそれぞれに対応
して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及びイ
ンク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介して
上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子の伸
縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクをノズ
ルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッドに
おいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子に伸張・縮小
を行ってもインクが吐出しない程度の電圧を印加し伸張
させ、全てのインク室の容積を拡大させてノズルからメ
ニスカスを所定量後退させると共にインクをインク室に
供給した後、吐出させたいインク室に対向する圧電素子
に電圧を印加し伸張させてインク室を押圧しインクを吐
出させ、その後、全ての駆動部の電圧を戻して初期状態
に戻すことを特徴とする。
【0016】上記課題を解決するための第7の手段とし
て本発明のインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動
方法は、長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列した圧
電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離した長
手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、インク溝
に連通するインク供給手段、前記複数のインク溝を塞
ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に接着し
た弾性膜、及び前記複数のインク室にのそれぞれに対応
して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及びイ
ンク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介して
上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子の伸
縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクをノズ
ルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッドに
おいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子及びインクを
吐出させたくないインク室に対向する圧電素子を常に同
時に相対変位がないように伸張させ、又はインクの吐出
をさせない程度の相対変位をもって伸張させ、隔離壁に
対向する圧電素子と、インクを吐出させたいインク室に
対向する圧電素子との間の相対運動により、インクを吐
出させたいインク室を拡大してインクをインク室に供給
した後、該インク室を縮小してインクを吐出させること
を特徴とするインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆
動方法。
【0017】
【作用】
(1)前記の第1〜第5の手段によれば後に詳述するよ
うに、インクを吐出させたくないインク室の容積をさせ
る変動することなく、インクを吐出させたいインク室の
容積をのみを拡大させた後、縮小することができるの
で、インクを吐出させたくないインク室からのインクの
吐出を阻止できるとともに、高速印字印字においても、
インクを吐出させたいインク室のインクの流れを一定に
し安定したインク滴の大きさと、安定したインク滴の速
度を得て綺麗な印字品質を得ることができる。
【0018】(2)前記の第6の手段によれば後に詳述
するように、インクを吐出させたくないインク室の容積
の変動をインクを吐出させない程度に抑えつつ、インク
を吐出させたいインク室の容積を拡大させた後、インク
を吐出させるのに十分な程度に縮小することができるの
で、インクを吐出させたくないインク室からのインクの
吐出を阻止できるとともに、高速印字においても、イン
クを吐出させたいインク室のインクの流れを一定にし安
定したインク滴の大きさと、安定したインク滴の速度を
得て綺麗な印字品質を得ることができる。
【0019】(3)前記の第3、第4、第5及び第6の
手段によれば、インクを吐出させたいインク室を押圧す
るストロークとして、当該インク室に対向する圧電素子
の分と隔離壁に対向する圧電素子の分が足されたものと
なる。すなわち、これはより大きいストロークが得られ
る。若しくは、大きなストロークが必要でないなら、駆
動電圧を低くできる若しくは積層枚数を減らせる事を意
味する。 (4)前記第7の手段は前記第1〜第6の手段を包含す
るものであり、これらの作用効果を有する。
【0020】
【実施例】以下本発明によるインクジェットプリンタの
記録ヘッドの駆動方法を実施例を使って詳細に説明す
る。以下の実施例において使用するインクジェットプリ
ンタの記録ヘッドはすでに図9及び図10に示し説明し
た公知の記録ヘッドと同じである。
【0021】本実施例の説明を理解し易くするため、先
ずこの記録ヘッドを用いた従来の駆動方法の説明を図面
を参照して行う。図7は従来の駆動方法を示すタイムチ
ャートであり、図8はこの記録ヘッドの変形状態を示す
図である。これらの図に於いては、例としてインク室が
3つのものを上げ、且つインクを吐出させたい所は真ん
中のインク室6sである場合を示している。図7におい
てV20は全ての隔離壁2に対向する圧電素子20に加
える電圧を、V21nはインクを吐出させたくないイン
ク室6nに対向する圧電素子21nに加える電圧を、V
21sはインクを吐出させたいインク室6sに対向する
圧電素子21sに加える電圧をそれぞれ示す。またL○
s○は駆動の期間s○における記録ヘッドの状態を示す
モデル図である。
【0022】従来の駆動方法においては、図7の方式F
71または方式F72に示すように、第1の期間s1に
おいては電圧が全てにかかっていない状態である。この
ときはL7s1に示すようにすべての圧電素子は変形せ
ず、すべてのインク室6も変形していない状態であり、
図8のM0に示す状態である。次に第2の期間s2に入
ると方式F71においてはV21sをパルス状にV1ま
で立ち上げる。若しくは方式F72に示すようにV21
sを一定の時間をかけてV1まで立ち上げる。この一定
時間は、通常は素子の固有振動周波数に関係した時間が
用いられる。V21sがV1まで立ち上がった状態では
L7s2に示すようにインクを吐出させたいインク室6
sに対向する圧電素子21sはV1に相当する分d1だ
け長さが伸び、一方他の圧電素子20、21nの長さは
変わらないので、インクを吐出させたいインク室6sの
容積のみが縮小し、インクを押圧しインク液滴を吐出す
る。ここでL7s2は図8の状態M1に対応する状態で
ある。
【0023】次に方式F71に示すように一定時間後、
第3の期間s3に入ると電圧V21sをパルス状に落と
し、若しく方式F72に示すように期間s2からs3に
かけて一定時間をかけて電圧を落して元の状態の戻す。
この一定時間も、通常は素子の固有振動周波数に関係し
た時間が用いられる。このときはL7s3に示すように
すべての圧電素子は変形せず、すべてのインク室6も変
形していないL7s1と同じ初期の状態に戻り、図8の
M0に示す状態となる。
【0024】従来のこの駆動方法に於いては、先ず圧電
素子21sが伸張してインク室6sを押圧・縮小しイン
ク滴を吐出した後、圧電素子21sが元に戻ることによ
りインク室も押圧解除され、インクが供給されるように
なっているが、前述のごとく、インクの流れを見ると、
高速で吐出動作を行わせた場合、一番最初の駆動ではメ
ニスカス及びインク室内のインクが静止した状態から突
然インク室が押圧・縮小されてインク液滴が吐出するの
に対し、それにすぐ引き続く二番目の駆動に於いては、
メニスカの後退、及びインク室内に供給されたインクの
振動が残っているうちにインク室が押圧・縮小されてイ
ンク液滴が吐出する。
【0025】よって、一番目と二番目とではインクの流
れが異なるため、インク液滴に大小が生じたり、インク
液滴の速度が異なったりして印字品質に悪影響を及ぼし
ていた。又、インク室を押圧するストロークとしてはイ
ンク室に対向する圧電素子の分でしかない。
【0026】(実施例1)本発明の前記第1の手段に対
応する実施例につき、図面を用いて詳細に説明する。図
1は本発明の第1の手段に対応する実施例の駆動方法を
示すにタイミングチャートである。図1に用いる記号の
意味は図7に示してすでに説明した従来例の場合と同様
である。図1の方式F11または方式F12に示すよう
に、第1の期間s1においては電圧が全てにかかってい
ない状態である。このときはL1s1に示すようにすべ
ての圧電素子は変形せず、すべてのインク室6も変形し
ていない状態であり、図8のM0に示す状態である。
【0027】次に第2の期間s2に入ると方式F11に
示すように全ての隔離壁に対向する圧電素子20に加え
る電圧V20及びインクを吐出させたくないインク室6
nに対向する圧電素子21nに加える電圧V21nをパ
ルス状にV1まで立ち上げる。若しくは方式12に示す
ようにV20及びV21nを一定の時間をかけてV1ま
で立ち上げる。この一定時間は、通常は素子の固有振動
周波数に関係した時間を用いる。
【0028】一方第2の期間s2において方式F11、
F12のいずれにおいても、インクを吐出させたいイン
ク室6sに対向する圧電素子21sに加える電圧V21
sはゼロレベルとしておく。この状態では圧電素子21
sは変形せず、圧電素子20および圧電素子21nはV
1に対応する長さd1だけ伸びるので、L1s2に示す
状態となり、インクを吐出させたいインク室6sが拡大
し、メニスカスが引き込まれると同時に、インクがイン
ク室6sに供給される。L1s2は図8に示す状態M2
に対応する。
【0029】次に一定時間後、期間s3になったとき、
方式F11に示すように全ての隔離壁に対向する圧電素
子20に加える電圧V20及びインクを吐出させたくな
いインク室6nに対向する圧電素子21nに加える電圧
V21nをパルス状に落とし、若しくは方式12に示す
ようにV20及びV21nを一定の時間をかけて落とし
て元の状態の戻す。この一定時間も、通常は素子の固有
振動周波数に関係した時間が用いられる。素子及びイン
ク室の変形は L1s3に示すようにL1s1と同じ
の初期状態に戻る。この時インクを吐出させたいインク
室6sが縮小し、インク液滴を吐出する。インクを吐出
させたくないインク室6nはただ平行移動しただけでイ
ンク室の拡大・縮小は起こらず、インク液滴が吐出する
事はない。
【0030】この駆動方法に於いては、先ず全ての隔離
壁に対応する圧電素子20及びインクを吐出させたくな
いインク室6nに対応する圧電素子21nが伸張し、イ
ンクを吐出させたいインク室6sが取り残された形とな
り、インクを吐出させたいインク室6sが拡大する。こ
の動作により、メニスカスが引き込まれると同時に、イ
ンクがインク室6sに供給される。続いて全ての隔離壁
に対向する圧電素子20、及びインクを吐出させたいイ
ンク室6sを縮小しインク液滴を吐出しながら元に戻
る。ここでインクの流れを見ると、高速で吐出動作を行
わせた場合、一番最初の駆動からインク室が拡大し、メ
ニスカスをが引き込むと同時に、インクがインク室6s
に供給さされる。そしてメニスカスが後退し、インク室
内のインクの振動が残っているうちにインク室を押圧・
縮小してインク液滴をが吐出する。それにすぐ引き続く
二番目の駆動に於いても、メニスカスが後退し、インク
室6s内のインクの振動が残っているうちにインク室を
押圧・縮小してインク液滴を吐出する。
【0031】よって、一番目と二番目とではインクの流
れが同じになるため、インク液滴に大小が生ぜず、且つ
インク液滴の速度が異なったりせず印字品質に悪影響を
及ぼさない。ただし、この駆動方法はインク室を押圧す
るストロークとしてはインク室6sのに対向する圧電素
子21sの分である。
【0032】(実施例2)本発明の前記第2の手段に対
応する実施例につき、図面を用いて詳細に説明する。図
2は本発明の第1の手段に対応する実施例の駆動方法を
示すにタイミングチャートである。図2に用いる記号の
意味は図7に示してすでに説明した従来例の場合と同様
である。図2の方式F21または方式F22に示すよう
に、第1の期間s1においては電圧が全てにかかってい
ない状態である。このときはL2s1に示すようにすべ
ての圧電素子は変形せず、すべてのインク室6も変形し
ていない状態であり、図8のM0に示す状態である。
【0033】次に第2の期間s2に入ると方式F21に
示すように全ての隔離壁に対向する圧電素子20に加え
る電圧V20及びインクを吐出させたくないインク室6
nに対向する圧電素子21nに加える電圧V21nをパ
ルス状にV1まで立ち上げる。若しくは方式F12に示
すようにV20及びV21nを一定の時間をかけてV1
まで立ち上げる。この一定時間は、通常は素子の固有振
動周波数に関係した時間を用いる。
【0034】一方第2の期間s2において方式F21、
F22のいずれにおいても、インクを吐出させたいイン
ク室6sに対向する圧電素子21sに加える電圧V21
sはゼロレベルとしておく。この状態ではL2s2に示
すようにインクを吐出させたいインク室6sが拡大し、
メニスカスが引き込まれると同時に、インクがインク室
6sに供給される。L2s2は図8に示す状態M2に対
応する。
【0035】次に第3の期間s3に入ると方式F21に
示すように全ての隔離壁に対向する圧電素子20に加え
る電圧V20及びインクを吐出させたくないインク室6
nに対向する圧電素子21nに加える電圧V21nをV
1に維持したまま、インクを吐出させたいインク室6s
に対向する圧電素子21sに加える電圧V21sをパル
ス状にV1まで立ち上げる。若しくは方式F12に示す
ようにV21sを一定の時間をかけてV1まで立ち上げ
る。この一定時間は、通常は素子の固有振動周波数に関
係した時間を用いる。この状態では圧電素子21sはV
1に対応する長さd1だけ伸びるので、ヘッドはL2s
3に示す状態となり、一旦拡大したインク室6sは元の
状態にまで縮小し、この時インクを吐出させたいインク
室6sが縮小し、インク液滴を吐出する。ここでL2s
2は図8に示す状態M3に対応する。
【0036】次に一定時間後第4の期間s4に入ると方
式21に示すように圧電素子20に加える電圧V20、
圧電素子21nに加える電圧V21n、圧電素子21s
に加える電圧V21sを全てパルス状に落とし元の状態
に戻す。若しくは方式12に示すように第3の期間から
第4の期間に至る間に電圧V20、V21n及びV21
sを共に一定の時間をかけて落として元の状態の戻す。
この一定時間も、通常は素子の固有振動周波数に関係し
た時間が用いられる。素子及びインク室の変形はL2s
4に示すようにL2s1と同じの初期状態に戻る。イン
クを吐出させたくないインク室6nはただ平行移動した
だけでインク室の拡大・縮小は起こらず、インク液滴が
吐出する事はない。
【0037】この駆動方法に於いては、先ず全ての隔離
壁に対向する圧電素子20及びインクを吐出させたくな
いインク室6nに対向する圧電素子21nが伸張し、イ
ンクを吐出させたいインク室6sが取り残された形とな
り、インクを吐出させたいインク室6sが拡大する。こ
の動作により、メニスカスを引き込むと同時に、インク
をインク室6sに供給する。
【0038】続いて全ての隔離壁2に対向する圧電素子
20及びインクを吐出させたくないインク室6nに対向
する圧電素子21nが伸張した状態を保ったままインク
を吐出させたいインク室6sを圧縮し、インク液滴を吐
出する。そして全ての圧電素子の電圧を落とし、元に戻
るが、インクの流れを見ると、高速で吐出動作を行った
場合、一番最初の駆動からインク室を拡大し、メニスカ
スを引き込むと同時に、インクをインク室に供給する。
そしてメニスカスが後退し、インク室内のインクの振動
が残っているうちにインク室を押圧・縮小しインク液滴
を吐出する。それにすぐ引き続く二番目の駆動に於いて
も、メニスカスが後退し、インク室内のインクの振動が
残っているうちにインク室を押圧・縮小してインク液滴
を吐出する。
【0039】よって、一番目と二番目とではインクの流
れが同じになるため、インク液滴に大小が生ぜず、且つ
インク液滴の速度が異なったりせず印字品質に悪影響を
及ぼさない。ただし、この駆動方法はインク室を押圧す
るストロークとしてはインク室6sに対向する圧電素子
21sの分である。
【0040】図1に示した第1の手段に対応する駆動方
法の実施例と図2に示す第2の手段に対応する駆動方法
の本実施例の違いは、前者が受動的に吐出するのに対
し、後者は能動的に吐出させている事である。受動的に
吐出させる場合はインクを吐出させたいインク室6sに
対向する圧電素子21sに駆動信号を与えなくても良い
が、能動的に吐出させる場合は、インクを吐出させたい
インク室6sに対向する圧電素子21sに駆動信号を与
える必要がある。但し、駆動信号のエネルギーやタイミ
ングを制御する事により、各ノズルの制御が可能とな
る。
【0041】(実施例3)本発明の前記第3の手段に対
応する実施例につき、図面を用いて詳細に説明する。図
3は本発明の第3の手段に対応する実施例の駆動方法を
示すにタイミングチャートである。図3に用いる記号の
意味は図7に示してすでに説明した従来例の場合と同様
である。図3の方式F31または方式F32に示すよう
に、第1の期間s1においては電圧が全てにかかってい
ない状態である。このときはL3s1に示すようにすべ
ての圧電素子は変形せず、すべてのインク室6も変形し
ていない状態であり、図8のM0に示す状態である。
【0042】次に第2の期間s2に入ると方式F31に
示すように全ての隔離壁に対向する圧電素子20に加え
る電圧V20及びインクを吐出させたくないインク室6
nに対向する圧電素子21nに加える電圧V21nをパ
ルス状にV1まで立ち上げる。若しくは方式F32に示
すようにV20及びV21nを一定の時間をかけてV1
まで立ち上げる。この一定時間は、通常は素子の固有振
動周波数に関係した時間を用いる。一方第2の期間s2
において方式F31、F32のいずれにおいても、イン
クを吐出させたいインク室6sに対向する圧電素子21
sに加える電圧V21sはゼロレベルとしておく。この
状態ではL3s2に示すようにインクを吐出させたいイ
ンク室6sが拡大し、メニスカスが引き込まれると同時
に、インクがインク室6sに供給される。L3s2は図
8に示す状態M2に対応する。
【0043】次に第3の期間s3に入ると、方式F31
に示すように全ての隔離壁に対向する圧電素子20に加
える電圧V20及びインクを吐出させたくないインク室
6nに対向する圧電素子21nに加える電圧V21nを
パルス状に落とすと同時に、インクを吐出させたいイン
ク室6sに対向する圧電素子21sに加える電圧V21
sをパルス状にV1まで立ち上げる。若しくは方式F3
2に示すように電圧V20及びV21nを一定時間をか
けて落とすと同時にV21sを一定の時間をかけてV1
まで立ち上げる。この一定時間は、通常は素子の固有振
動周波数に関係した時間を用いる。この状態では圧電素
子21sはV1に対応する長さd1だけ伸び、圧電素子
20及び圧電素子21nはd1だけ縮小して元の長さに
るので、ヘッドはL3s3に示す状態となり、一旦拡大
したインク室6sは元の状態よりも更にで縮小し、イン
ク液滴を吐出する。このとき、インクを吐出させたくな
いインク室6nはただ平行移動しただけでインク室の拡
大・縮小は起こらず、インク液滴が吐出する事はない。
ここでL3s3は図8に示す状態M1に対応する。
【0044】次に一定時間後第4の期間s4に入ると方
式31に示すように圧電素子21sに加える電圧V21
sをパルス状に落とし元の状態に戻す。若しくは方式1
2に示すように第3の期間から第4の期間に至る間にV
21sを共に一定の時間をかけて落として元の状態の戻
す。この一定時間も、通常は素子の固有振動周波数に関
係した時間が用いられる。素子及びインク室の変形はL
3s4に示すようにL3s1と同じの初期状態に戻る。
【0045】この駆動方法に於いては、先ず全ての隔離
壁に対応する圧電素子20及びインクを吐出させたくな
いインク室6nに対向する圧電素子21nが伸張し、イ
ンクを吐出させたいインク室6sが取り残された形とな
り、インクを吐出させたいインク室6sが拡大する。こ
の動作により、メニスカスが引き込まれると同時に、イ
ンクがインク室に供給される。続いて全ての隔離壁に対
応する圧電素子及びインクを吐出させたくないインク室
6nに対向する圧電素子21nの電圧か落ちるためにこ
れら圧電素子が縮小し、同時にインクを吐出させたいイ
ンク室6sに対向した圧電素子21sが伸張し、インク
を吐出させたいインク室6sが押圧・縮小され、インク
液滴を吐出する。
【0046】そしてインクを吐出させたいインク室に対
向する圧電素子の電圧を落とし、元に戻るが、インクの
流れを見ると、高速で吐出動作を行わせた場合、一番最
初の駆動からインク室が拡大され、メニスカスが引き込
まれると同時に、インクがインク室に供給される。そし
てメニスカスが後退し、インク室内のインクの振動が残
っているうちにインク室が押圧・縮小されてインク液滴
が吐出する。それにすぐ引き続く二番目の駆動に於いて
も、メニスカスが後退し、インク室内のインクの振動が
残っているうちにインク室が押圧・縮小されてインク液
適が吐出する。
【0047】よって、一番目と二番目とではインクの流
れが同じになるため、インク液滴に大小が生ぜず、且つ
インク液滴の速度が異なったりせず印字品質に悪影響を
及ぼさない。又、この駆動方法はインク室を押圧するス
トロークとしてはインク室6nに対向する圧電素子21
sの分(d1)と隔離壁に対向する圧電素子20の分
(d1)が足されたものとなる。すなわち、これはより
大きいストロークが得られる、若しくは、大きなストロ
ークが必要でないなら、駆動電圧を低くできる若しくは
積層枚数が減らせる事を意味する。
【0048】(実施例4)本発明の前記第4の手段に対
応する実施例につき、図面を用いて詳細に説明する。図
4は本発明の第4の手段に対応する実施例の駆動方法を
示すにタイミングチャートである。図4に用いる記号の
意味は図7に示してすでに説明した従来例の場合と同様
である。図4の方式F41または方式F42に示すよう
に、第1の期間s1において所定の電圧V2を全ての圧
電素子にかけておく。すなわち、駆動電圧V20、V2
1n、V21sを全て所定の電圧V2のレベルとしてお
く。このとき全ての圧電素子はL4s1に示すように自
然長から電圧V2に対応する長さd2だけ伸長した状態
にある。ここでL4s1は図8の状態M4に対応する。
【0049】第2の期間s2に入ると方式F41に示す
ように、全ての隔離壁に対向する圧電素子20の電圧V
20及びインクを吐出させたくないインク室6nに対向
する圧電素子21nの電圧V21nを所定の電圧V2の
レベルに維持したまま、インクを吐出させたいインク室
6sに対向する圧電素子21sの電圧V21sをパルス
状に落とす。若しくは方式F42に示すように、全ての
隔離壁に対向する圧電素子20の電圧V20及びインク
を吐出させたくないインク室6nに対向する圧電素子2
1nの電圧V21nを所定の電圧V2のレベルに維持し
たまま、インクを吐出させたいインク室6sに対向する
圧電素子21sの電圧V21sを一定の時間をかけて落
とす。この一定時間は、通常は素子の固有振動周波数に
関係した時間が用いられる。このときL4s2に示すよ
うに、インクを吐出させたいインク室6sに対向する圧
電素子21sのみが縮小して自然長に戻る。ここでL4
s2は図8の状態M5に対応する。この状態ではインク
室6sが拡大され、メニスカスが引き込まれると同時
に、インクがインク室6sに供給される。
【0050】次に第3の期間s3に入ると方式F41に
示すように、全ての隔離壁に対向する圧電素子20の電
圧V20及びインクを吐出させたくないインク室6nに
対向する圧電素子21nの電圧V21nを所定の電圧V
2のレベルに維持したまま、インクを吐出させたいイン
ク室6sに対向する圧電素子21sの電圧V21sをパ
ルス状にV2よりも高いV3の電圧レベルに立ち上げ
る。若しくは、方式F42に示すように、全ての隔離壁
に対向する圧電素子20の電圧V20及びインクを吐出
させたくないインク室6nに対向する圧電素子21nの
電圧V21nを所定の電圧V2のレベルに維持したま
ま、インクを吐出させたいインク室6sに対向する圧電
素子21sの電圧V21sを一定の時間をかけて前記V
3のレベルに立ち上げる。この一定時間は、通常は素子
の固有振動周波数に関係した時間が用いられる。このと
き、ヘッドの状態はL4s3に示すように変形し、一旦
拡大したインク室6sは元の状態より更に縮小してイン
ク滴を吐出する。
【0051】一方、インクを吐出させたくないインク室
6nは平行移動した状態を保っているだけなのでインク
室の拡大・縮小は起こらず、インク室6nからインク液
滴が吐出する事はない。ここでL4s3は図8の状態M
6に対応する。
【0052】次に第4の期間s4に入ると方式F41に
示すように、全ての隔離壁に対向する圧電素子20の電
圧V20及びインクを吐出させたくないインク室6nに
対向する圧電素子21nの電圧V21nを所定の電圧V
2のレベルに維持したまま、インクを吐出させたいイン
ク室6sに対向する圧電素子21sの電圧V21sをパ
ルス状にV2のレベルまで落とす。若しくは、方式F4
2に示すように、第3の期間s3から第4の期間s4に
至る間に、全ての隔離壁に対向する圧電素子20の電圧
V20及びインクを吐出させたくないインク室6nに対
向する圧電素子21nの電圧V21nを所定の電圧V2
のレベルに維持したまま、インクを吐出させたいインク
室6sに対向する圧電素子21sの電圧V21sを一定
の時間をかけてV2のレベルに落とす。この一定時間
は、通常は素子の固有振動周波数に関係した時間が用い
られる。このとき、ヘッドの状態はL4s4に示すよう
にL4s1と同じになり、最初の状態に戻る。
【0053】この駆動方法に於いては、通常状態は全て
の圧電素子が所定量(d2)伸張している状態である。
この状態で先ず、インクを吐出させたいインク室6sに
対向する圧電素子21sの電圧V21sを落として圧電
素子21sを縮小させ、インク室6sを拡大する。この
動作により、メニスカスが引き込まれると同時に、イン
クがインク室6sに供給される。続いてインクを吐出さ
せたいインク室6sに対向した圧電素子21sが伸張
し、インクを吐出させたいインク室6sが押圧・縮小さ
れ、インク液滴を吐出する。そしてインクを吐出させた
いインク室6sに対向する圧電素子21sの電圧V21
sを落とし、元に戻るが、インクの流れを見ると、高速
で吐出動作を行わせた場合、一番最初の駆動からインク
室6sが拡大され、メニスカスが引き込まれると同時
に、インクがインク室6sに供給さる。そしてメニスカ
スが後退し、インク室内のインクの振動が残っているう
ちにインク室が押圧・縮小されてインク液滴が吐出す
る。それにすぐ引き続く二番目の駆動に於いても、メニ
スカスが後退し、インク室6s内のインクの振動が残っ
ているうちにインク室が押圧・縮小されてインク液滴が
吐出する。
【0054】よって、一番目と二番目とではインクの流
れが同じになるため、インク滴に大小が生ぜず、且つイ
ンク滴の速度が異なったりせず印字品質に悪影響を及ぼ
さない。又、この駆動方法はインク室を押圧するストロ
ークとしてはインク室に対向する圧電素子の分と隔離壁
に対向する圧電素子の分が足されたものとなる。すなわ
ち、これはより大きいストロークが得られる、若しく
は、大きなストロークが必要でないなら、駆動電圧を低
くできる事を意味する。
【0055】本例の変形例として、図示は省略するが第
3の期間s3において、V20及びV21nをゼロレベ
ルに落とすとともに、V21sをV3のレベルに立ち上
げるようにすれば更に大きなストロークが得られる。
【0056】(実施例5)本発明の前記第5の手段に対
応する実施例につき、図面を用いて詳細に説明する。図
5は本発明の第4の手段に対応する実施例の駆動方法を
示すにタイミングチャートである。図5に用いる記号の
意味は図7に示してすでに説明した従来例の場合と同様
である。図5の方式F51または方式F52に示すよう
に、(1)第1の期間s1において所定の電圧V2を全
ての圧電素子にかけておく。このとき全ての圧電素子は
L5s1に示すように自然長から電圧V2に対応する長
さd2だけ伸長した状態にある。ここでL5s1は図8
の状態M4に対応する。
【0057】(2)第2の期間s2に入ると方式F51
に示すように、全ての隔離壁に対向する圧電素子20の
電圧V20及びインクを吐出させたくないインク室6n
に対向する圧電素子21nの電圧V21nを所定の電圧
V2より高い電圧V3のレベルにパルス状に立ち上げる
と共に、インクを吐出させたいインク室6sに対向する
圧電素子21sの電圧V21sをパルス状に落とす。若
しくは方式F52に示すように、全ての隔離壁に対向す
る圧電素子20の電圧V20及びインクを吐出させたく
ないインク室6nに対向する圧電素子21nの電圧V2
1nを所定の電圧V2より高い電圧V3のレベルに一定
の時間をかけて立ち上げると共に、インクを吐出させた
いインク室6sに対向する圧電素子21sの電圧V21
sを一定の時間をかけて落とす。この一定時間は、通常
は素子の固有振動周波数に関係した時間が用いられる。
このときL5s2に示すように、全ての隔離壁に対向す
る圧電素子20及びインクを吐出させたくないインク室
6nに対向する圧電素子21nは電圧V3に対応するd
3まで伸長し、一方、インクを吐出させたいインク室6
sに対向する圧電素子21sのみが縮小して自然長に戻
る。ここでL5s2は図い8の状態M7に対応する。こ
の状態ではインク室6sが拡大され、メニスカスが引き
込まれると同時に、インクがインク室6sに供給され
る。
【0058】(3)次に第3の期間s3に入ると方式F
51に示すように、全ての隔離壁に対向する圧電素子2
0の電圧V20及びインクを吐出させたくないインク室
6nに対向する圧電素子21nの電圧V21nを所定の
電圧V2のレベルにパルス状に低下させると共に、イン
クを吐出させたいインク室6sに対向する圧電素子21
sの電圧V21sをパルス状にV2のレベルに立ち上げ
元の状態とする。若しくは、方式F52に示すように、
全ての隔離壁に対向する圧電素子20の電圧V20及び
インクを吐出させたくないインク室6nに対向する圧電
素子21nの電圧V21nを所定の電圧V2のレベルに
一定の時間をかけて低下させると共に、インクを吐出さ
せたいインク室6sに対向する圧電素子21sの電圧V
21sを一定の時間をかけて前記V2のレベルに立ち上
げ元の状態とする。この一定時間は、通常は素子の固有
振動周波数に関係した時間が用いられる。
【0059】このとき、ヘッドの状態はL5s3に示す
ようにL5s1と同じ元の状態にもどり、一旦拡大した
インク室6sは元の状態にまで縮小してインク滴を吐出
する。一方、インクを吐出させたくないインク室6nは
平行移動した状態を保っているだけなのでインク室の拡
大・縮小は起こらず、インク室6nからインク液適が吐
出する事はない。
【0060】この駆動方法に於いては、通常状態は全て
の圧電素子の圧電素子が所定の電圧V2により所定量
(d2)伸張している状態である。この状態から全ての
隔離壁に対向する圧電素子20及びインクを吐出させた
くないインク室6nに対向する圧電素子21nに更に高
い電圧(V3)がかかった状態で、インクを吐出させた
いインク室6sに対向する圧電素子21sの電圧を下げ
ることにより、当該インク室6sを拡大する。この動作
により、メニスカスが引き込まれると同時に、インクが
インク室6sに供給される。続いて、全ての圧電素子の
電圧をパルス状に又は一定時間をかけて初期の所定の電
圧(V2)まで戻すことにより、当該インク室は初期の
状態に戻ることにより縮小されインク液滴を吐出する。
【0061】この間のインクの流れを見ると、高速で吐
出動作を行わせた場合、一番最初の駆動からインク室が
拡大され、メニスカスが引き込まれると同時に、インク
がインク室に供給さる。そしてメニスカスが後退し、イ
ンク室内のインクの振動が残っているうちにインク室が
押圧・縮小されてインク液滴が吐出する。それにすぐ引
き続く二番目の駆動に於いても、メニスカスが後退し、
インク室内のインクの振動が残っているうちにインク室
が押圧・縮小されてインク液滴が吐出する。
【0062】よって、一番目と二番目とではインクの流
れが同じになるため、インク液滴に大小が生ぜず、且つ
インク液滴の速度が異なったりせず印字品質に悪影響を
及ぼさない。又、この駆動方法はインク室を押圧するス
トロークとしてはインク室6sに対向する圧電素子21
sの分と隔離壁に対向する圧電素子20の分が足された
ものとなる。すなわち、これはより大きいストロークが
得られる、若しくは、大きなストロークが必要でないな
ら、駆動電圧を低くできる若しくは積層枚数が減らせる
事を意味する。
【0063】本例の変形例として、図示は省略するが第
3の期間s3において、V20及びV21nをゼロレベ
ルに落としてから、V20及びV21nを電圧V2のレ
ベルに立ち上げるようにすれば更に大きなストロークが
得られる。
【0064】(実施例6)本発明の前記第6の手段に対
応する実施例につき、図面を用いて詳細に説明する。図
6は本発明の第6の手段に対応する実施例の駆動方法を
示すにタイミングチャートである。図6に用いる記号の
意味は図7に示してすでに説明した従来例の場合と同様
である。
【0065】(1)図6の方式F61または方式F62
に示すように、第1の期間s1においては電圧が全てに
かかっていない状態である。このときはL6s1に示す
ようにすべての圧電素子は変形せず、すべてのインク室
6も変形していない状態であり、図8のM0に示す状態
である。
【0066】(2)次に第2の期間s2に入ると方式F
61に示すように全ての隔離壁に対向する圧電素子20
に加える電圧V20を圧電素子の伸縮によりインクの吐
出を招かない程度の電圧V4のレベルにパルス状に立ち
上げる。若しくは方式62に示すようにV20を一定の
時間をかけてV4まで立ち上げる。この一定時間は、通
常は素子の固有振動周波数に関係した時間を用いる。こ
の間、方式F61、F62のいずれにおいても、インク
を吐出させたくないインク室6nに対向する圧電素子2
1nに加える電圧V21n及びインクを吐出させたいイ
ンク室6sに対向する圧電素子21sに加える電圧V2
1sはゼロレベルとしておく。これにより圧電素子20
のみが電圧V4に対応した長さ(d4)だけ伸張し、ヘ
ッドはL6s2に示す状態となる。この状態では全ての
インク室が後にインクが吐出しない程度に拡大され、メ
ニスカスが引き込まれると同時に、インクが各インク室
に供給される。ここでL6s2は図8の状態M8に対応
する。
【0067】(3)次に第3の期間s2に入ると方式F
61に示すように全ての隔離壁に対向する圧電素子20
に加える電圧V20を電圧V4のレベルに保持し、イン
クを吐出させたくないインク室6nに対向する圧電素子
21nに加える電圧V21nをゼロレベルにしている状
態で、インクを吐出させたいインク室6sに対向する圧
電素子21sに加える電圧V21sをV4よりも高くイ
ンクを吐出するに十分な電圧V3のレベルにパルス状に
立ち上げる。若しくは方式62に示すようにV21sを
一定の時間をかけてV3のレベルまで立ち上げる。この
一定時間は、通常は素子の固有振動周波数に関係した時
間を用いる。これにより、圧電素子21sが電圧V3に
対応した長さ(d3)だけ伸張し、L6s3に示すよう
に、一旦拡大したインク室のうちインクを吐出させたい
インク室6sだけが元の状態よりも更に縮小しインク滴
を吐出する。このとき、インクを吐出させたくないイン
ク室6nの容積は変化しないので、インク室6nからイ
ンクを吐出することはない。ここで、L6s3は図8の
状態M9に対応する。
【0068】(4)次に第4の期間s4に入ると方式F
61に示すようにインクを吐出させたくないインク室6
nに対向する圧電素子21nに加える電圧V21nをゼ
ロレベルにしている状態で、全ての隔離壁に対向する圧
電素子20に加える電圧V20及びインクを吐出させた
いインク室6sに対向する圧電素子21sに加える電圧
V21sをパルス状にゼロレベルに落とす。若しくは方
式F62に示すように第3の期間s3から第4の期間s
4に至る間に、インクを吐出させたくないインク室6n
に対向する圧電素子21nに加える電圧V21nをゼロ
レベルにしている状態で、全ての隔離壁に対向する圧電
素子20に加える電圧V20及びインクを吐出させたい
インク室6sに対向する圧電素子21sに加える電圧V
21sを一定の時間をかけてゼロレベルに落とす。この
一定時間は、通常は素子の固有振動周波数に関係した時
間を用いる。これにより、ヘッドの状態はL6s4に示
すように最初の状態L6s1に戻る。従って、L6s3
に示す状態からからみればインクを吐出させたいインク
室6sは拡大し、インクを吐出させたくないインク室6
nは縮小する。このとき、インクを吐出させたいインク
室6sはインクを吸い込む。一方、インクを吐出させた
くないインク室6nは外部にインクを吐出することなく
図2に示す供給液室4にインクを送り込む。これは、イ
ンクを吐出させたくないインク室6nの拡大・縮小の程
度がインクを外部に吐出する程度にまでは達していない
からである。
【0069】(1)この駆動方法に於いては、通常状態
は全ての圧電素子の圧電素子が変形していない状態であ
る。この状態で先ず、全ての隔離壁に対向する圧電素子
20に一定電圧を加えて一定量伸長させ、全てのインク
室を後にインクの吐出が起こらない程度に拡大する。こ
の動作により、全てのインク室においてメニスカスが引
き込まれると同時に、インクがインク室に供給される。
続いてインクを吐出させたいインク室6sに対向した圧
電素子21sが伸張し、インクを吐出させたいインク室
6sが押圧・縮小され、インク液滴を吐出する。そして
全ての圧電素子の電圧を落とし、前述のようにインクを
吐出させたくないインク室6nからは外部にインクを吐
出することなく元に戻るが、インクを吐出させたいイン
ク室6sに注目して、インクの流れを見ると、高速で吐
出動作を行わせた場合、一番最初の駆動からインク室が
拡大され、メニスカスが引き込まれると同時に、インク
がインク室に供給さる。そしてメニスカスが後退し、イ
ンク室内のインクの振動が残っているうちにインク室が
押圧・縮小されてインク液滴が吐出する。それにすぐ引
き続く二番目の駆動に於いても、メニスカスが後退し、
インク室内のインクの振動が残っているうちにインク室
が押圧・縮小されてインク液滴が吐出する。
【0070】よって、一番目と二番目とではインクの流
れが同じになるため、インク液滴に大小が生ぜず、且つ
インク液滴の速度が異なったりせず印字品質に悪影響を
及ぼさない。又、この駆動方法はインク室を押圧するス
トロークとしてはインク室6sに対向する圧電素子21
sの分と隔離壁に対向する圧電素子20の分が足された
ものとなる。すなわち、これはより大きいストロークが
得られる、若しくは、大きなストロークが必要でないな
ら、駆動電圧を低くできる若しくは積層枚数が減らせる
事を意味する。
【0071】(2)本例の変形例として、図示は省略す
るが、第3の期間s3においてV20をゼロレベルに落
とすとともに、V21sをV3のレベルに立ち上げれ
ば、更に大きなストロークを得ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、イ
ンク室を拡大してインク室にインクを供給した後にイン
ク室を縮小してインク滴を吐出させることにより、イン
クの流れを一定常に一定に保つことにより、安定したイ
ンク滴の大きさと安定したインク滴の速度を得て綺麗な
印字品質の印字ができ、更に、従来よりも大きな押圧力
を得、且つ緩衝をおこさず、きめ細かな印字ができるイ
ンクジェットプリンタの駆動方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作を示すタイムチャートである。
【図2】本発明の動作を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の動作を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の動作を示すタイムチャートである。
【図7】従来の駆動方法の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図8】本発明に用いるインクジェットプリンタの印字
ヘッドの状態を示す図である。
【図9】本発明に用いるインクジェットプリンタの印字
ヘッドの構造を示す断面図である。
【図10】本発明に用いるインクジェットプリンタの印
字ヘッドの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上蓋 2 隔離壁 3 インク溝 4 供給液室 5 インク供給パイプ 6 インク室 20 圧電素子 21 圧電素子 23 駆動部 30 ノズル板 31 ノズル 40 基板 41 支え板 50 駆動電極 51 共通電極 52 駆動電極 53 共通電極 55 FPC

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列
    した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離
    した長手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、イ
    ンク溝に連通するインク供給手段と、前記複数のインク
    溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に
    接着した弾性膜と、前記複数のインク室にのそれぞれに
    対応して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及
    びインク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介
    して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子
    の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクを
    ノズルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッ
    ドにおいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子、インク
    を吐出させたくないインク室に対向する圧電素子に電圧
    を印加し伸張させ、インクを吐出させたいインク室の容
    積を拡大させてインクをインク室に供給した後、全ての
    圧電素子にかけていた電圧を戻して初期状態に戻し、イ
    ンクを吐出させたいインク室の容積を縮小する事により
    インクを吐出させることを特徴とするインクジェットプ
    リンタの記録ヘッドの駆動方法。
  2. 【請求項2】 長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列
    した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離
    した長手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、イ
    ンク溝に連通するインク供給手段と、前記複数のインク
    溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に
    接着した弾性膜と、前記複数のインク室にのそれぞれに
    対応して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及
    びインク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介
    して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子
    の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクを
    ノズルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッ
    ドにおいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子、インク
    を吐出させたくないインク室に対向する圧電素子に電圧
    を印加し伸張させ、インクを吐出させたいインク室の容
    積を拡大させてインクをインク室に供給した後、吐出さ
    せたいインク室に対向する圧電素子に電圧を印加し伸張
    させてインク室を押圧しインクを吐出させ、その後全て
    の駆動部の電圧を戻して初期状態に戻すことを特徴とす
    るインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動方法。
  3. 【請求項3】 長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列
    した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離
    した長手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、イ
    ンク溝に連通するインク供給手段と、前記複数のインク
    溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に
    接着した弾性膜と、前記複数のインク室にのそれぞれに
    対応して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及
    びインク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介
    して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子
    の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクを
    ノズルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッ
    ドにおいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子、インク
    を吐出させたくないインク室に対向する圧電素子に電圧
    を印加し伸張させ、インクを吐出させたいインク室の容
    積を拡大させてインクをインク室に供給した後、吐出さ
    せたいインク室に対向する圧電素子に電圧を印加し伸張
    させると同時に全ての隔離壁に対向する圧電素子、イン
    クを吐出させたくないインク室に対向する圧電素子の電
    圧を戻して初期状態に戻す事により、インク室を押圧し
    インクを吐出させ、その後、吐出させたインク室に対向
    する圧電素子の電圧を戻して初期状態に戻すことを特徴
    とするインクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列
    した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離
    した長手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、イ
    ンク溝に連通するインク供給手段と、前記複数のインク
    溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に
    接着した弾性膜と、前記複数のインク室にのそれぞれに
    対応して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及
    びインク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介
    して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子
    の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクを
    ノズルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッ
    ドにおいて、全ての圧電素子に所定の電圧をかけて所定
    の長さまで伸張させておき、吐出させたいインク室に対
    向する圧電素子の電圧を戻してインク室の容積を拡大さ
    せてインクをインク室に供給した後、吐出させたいイン
    ク室に対向する圧電素子に電圧を印加し伸張させてイン
    ク室を押圧しインクを吐出させ、その後吐出させたイン
    ク室に対向する圧電素子の電圧を所定の電圧まで戻して
    初期状態に戻すことを特徴とするインクジェットプリン
    タの記録ヘッドの駆動方法。
  5. 【請求項5】 長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列
    した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離
    した長手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、イ
    ンク溝に連通するインク供給手段と、前記複数のインク
    溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に
    接着した弾性膜と、前記複数のインク室にのそれぞれに
    対応して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及
    びインク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介
    して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子
    の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクを
    ノズルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッ
    ドにおいて、全ての圧電素子に所定の電圧をかけて所定
    の長さまで伸張させておき、全ての隔離壁に対向する圧
    電素子、インクを吐出させたくないインク室に対向する
    圧電素子に更に電圧を印加し伸張させ、同時に吐出させ
    たいインク室に対向する圧電素子の電圧を戻してインク
    を吐出させたいインク室の容積を拡大させてインクをイ
    ンク室に供給した後、全ての駆動部の電圧を初期の所定
    の電圧まで戻す事により、インク室を押圧しインクを吐
    出させることを特徴とするインクジェットプリンタの記
    録ヘッドの駆動方法。
  6. 【請求項6】 長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列
    した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離
    した長手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、イ
    ンク溝に連通するインク供給手段と、前記複数のインク
    溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に
    接着した弾性膜と、前記複数のインク室にのそれぞれに
    対応して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及
    びインク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介
    して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子
    の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクを
    ノズルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッ
    ドにおいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子に伸張・
    縮小を行ってもインクが吐出しない程度の電圧を印加し
    伸張させ、全てのインク室の容積を拡大させてノズルか
    らメニスカスを所定量後退させると共にインクをインク
    室に供給した後、吐出させたいインク室に対向する圧電
    素子に電圧を印加し伸張させてインク室を押圧しインク
    を吐出させ、その後、全ての駆動部の電圧を戻して初期
    状態に戻すことを特徴とするインクジェットプリンタの
    記録ヘッドの駆動方法。
  7. 【請求項7】 長手方向に平行な複数の溝を挟んで配列
    した圧電素子を備えた駆動部、各々隔離壁によって隔離
    した長手方向に平行な複数のインク溝を備えた上蓋、イ
    ンク溝に連通するインク供給手段と、前記複数のインク
    溝を塞ぎ、複数のインク室を構成するように前記上蓋に
    接着した弾性膜と、前記複数のインク室にのそれぞれに
    対応して連通するノズルを有し、前記圧電素子が隔壁及
    びインク溝に交互に対向する位置において、弾性膜を介
    して上蓋の下に圧電素子を取り付けて構成し、圧電素子
    の伸縮ににより弾性膜を変形させてインク室のインクを
    ノズルから吐出するインクジェットプリンタの記録ヘッ
    ドにおいて、全ての隔離壁に対向する圧電素子及びイン
    クを吐出させたくないインク室に対向する圧電素子を常
    に同時に相対変位がないように伸張させ、又はインクの
    吐出をさせない程度の相対変位をもって伸張させ、隔離
    壁に対向する圧電素子とインクを吐出させたいインク室
    に対向する圧電素子との間の相対運動により、インクを
    吐出させたいインク室を拡大してインクをインク室に供
    給した後、該インク室を縮小してインクを吐出させるこ
    とを特徴とするインクジェットプリンタの記録ヘッドの
    駆動方法。
JP10214095A 1995-04-26 1995-04-26 インクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動方法 Pending JPH08295014A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1075949A3 (en) * 1999-08-09 2001-05-02 Seiko Epson Corporation Driving method and driving device for an inkjet head
US7524920B2 (en) 2004-12-16 2009-04-28 Eastman Chemical Company Biaxially oriented copolyester film and laminates thereof

Cited By (3)

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US6481833B1 (en) 1999-08-09 2002-11-19 Seiko Epson Corporation Inkjet printer
US7524920B2 (en) 2004-12-16 2009-04-28 Eastman Chemical Company Biaxially oriented copolyester film and laminates thereof

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