JPH08295043A - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
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- JPH08295043A JPH08295043A JP10325795A JP10325795A JPH08295043A JP H08295043 A JPH08295043 A JP H08295043A JP 10325795 A JP10325795 A JP 10325795A JP 10325795 A JP10325795 A JP 10325795A JP H08295043 A JPH08295043 A JP H08295043A
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- metal conductor
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- thermal head
- common electrode
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Links
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーマルヘッド傾斜角やインクリボンの剥離
角度を十分に確保すると共に共通電極の電流容量を十分
に確保し、しかも、共通電極の電流容量を確保するため
に行う共通電極と金属導体層との電気的導通を良好に行
う。 【構成】 基板11上に金属導体層12とグレーズ層1
3とを積層し、グレーズ層13の一端側をこの金属導体
層12の端部に向けて膜厚が次第に薄くなる形状に形成
する。金属導体層12上におけるグレーズ層13の膜厚
が5〜15μmとなる位置にこれらのグレーズ層13と
金属導体層12とを切断すると共に基板11の内部に至
る溝加工を施す。溝加工に伴う金属導体層12の切断面
部に電気的に導通させて共通電極16を形成し、基板1
1の端面部となる溝加工位置の近傍に発熱部18を形成
する。
角度を十分に確保すると共に共通電極の電流容量を十分
に確保し、しかも、共通電極の電流容量を確保するため
に行う共通電極と金属導体層との電気的導通を良好に行
う。 【構成】 基板11上に金属導体層12とグレーズ層1
3とを積層し、グレーズ層13の一端側をこの金属導体
層12の端部に向けて膜厚が次第に薄くなる形状に形成
する。金属導体層12上におけるグレーズ層13の膜厚
が5〜15μmとなる位置にこれらのグレーズ層13と
金属導体層12とを切断すると共に基板11の内部に至
る溝加工を施す。溝加工に伴う金属導体層12の切断面
部に電気的に導通させて共通電極16を形成し、基板1
1の端面部となる溝加工位置の近傍に発熱部18を形成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタやフ
ァクシミリ等に利用するサーマルヘッドに関する。
ァクシミリ等に利用するサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルヘッドを利用したサーマ
ルプリンタとしては、感熱紙を使用するもの、インクリ
ボンを使用して普通紙にインクを熱転写するもの、昇華
性染料を使用してインク蒸気により記録するもの等があ
る。
ルプリンタとしては、感熱紙を使用するもの、インクリ
ボンを使用して普通紙にインクを熱転写するもの、昇華
性染料を使用してインク蒸気により記録するもの等があ
る。
【0003】現在、これらのサーマルヘッドでは、発熱
部を基板の端面部に配置した端面型サーマルヘッドを採
用したものが多くなっている。このような端面型サーマ
ルヘッドによれば、サーマルヘッドの押し付け力が発熱
部に集中するため、平面型サーマルヘッドと比較して印
字品質が向上する。特に、基板上に蓄熱層として形成す
るグレーズ層を所定の曲率を有する部分グレーズとする
ことにより、サーマルヘッドの押し付け力がより一層発
熱部に集中するようになり、印字品質がより一層向上す
る。
部を基板の端面部に配置した端面型サーマルヘッドを採
用したものが多くなっている。このような端面型サーマ
ルヘッドによれば、サーマルヘッドの押し付け力が発熱
部に集中するため、平面型サーマルヘッドと比較して印
字品質が向上する。特に、基板上に蓄熱層として形成す
るグレーズ層を所定の曲率を有する部分グレーズとする
ことにより、サーマルヘッドの押し付け力がより一層発
熱部に集中するようになり、印字品質がより一層向上す
る。
【0004】また、このような部分グレーズを採用した
場合には、ストレートパスが可能になるため、普通紙の
ような柔軟性のある用紙のみでなく、折り曲げることが
できない硬いカードに対しても印字ができる。
場合には、ストレートパスが可能になるため、普通紙の
ような柔軟性のある用紙のみでなく、折り曲げることが
できない硬いカードに対しても印字ができる。
【0005】さらに、インクリボンを使用する場合、部
分グレーズを採用することによりリボンの剥離距離を短
くすることや剥離角度を大きくすることができ、インク
の転写が良好になると共に印字品質が向上する。
分グレーズを採用することによりリボンの剥離距離を短
くすることや剥離角度を大きくすることができ、インク
の転写が良好になると共に印字品質が向上する。
【0006】しかし、端面型サーマルヘッドでは、発熱
部が基板の端部に位置するため、共通電極を設けるスペ
ースが狭くなり、十分な電流容量を確保しにくいという
問題がある。そして、十分な電流容量を確保できない場
合には、多ドット同時通電時に電圧降下現象が起こり、
印字濃度が低下する。
部が基板の端部に位置するため、共通電極を設けるスペ
ースが狭くなり、十分な電流容量を確保しにくいという
問題がある。そして、十分な電流容量を確保できない場
合には、多ドット同時通電時に電圧降下現象が起こり、
印字濃度が低下する。
【0007】このため、従来の端面型サーマルヘッドで
は、図9ないし図12に示すような構造とすることによ
り、共通電極の電流容量の確保を図っている。
は、図9ないし図12に示すような構造とすることによ
り、共通電極の電流容量の確保を図っている。
【0008】まず、図9に示したサーマルヘッドは、絶
縁性基板1の端部に部分グレーズ2を形成し、さらに、
発熱抵抗体層3、個別電極4、共通電極5、保護膜6を
形成し、発熱抵抗体層3における個別電極4と共通電極
5との間に発熱部7を形成している。そして、共通電極
5を基板1の裏面へ配線することにより電流容量を確保
している。
縁性基板1の端部に部分グレーズ2を形成し、さらに、
発熱抵抗体層3、個別電極4、共通電極5、保護膜6を
形成し、発熱抵抗体層3における個別電極4と共通電極
5との間に発熱部7を形成している。そして、共通電極
5を基板1の裏面へ配線することにより電流容量を確保
している。
【0009】図10に示したサーマルヘッドは、共通電
極5を個別電極4と同じ側へ配線することにより電流容
量を確保している。なお、2つの発熱部8a,8bで一
つのドットを形成するようにしている。
極5を個別電極4と同じ側へ配線することにより電流容
量を確保している。なお、2つの発熱部8a,8bで一
つのドットを形成するようにしている。
【0010】図11に示したサーマルヘッドは、基板1
と部分グレーズ2との間に金属導体層9を形成し、共通
電極5と金属導体層9とを電気的に導通させることによ
り電流容量を確保している。
と部分グレーズ2との間に金属導体層9を形成し、共通
電極5と金属導体層9とを電気的に導通させることによ
り電流容量を確保している。
【0011】図12に示したサーマルヘッドは、図11
に示したサーマルヘッドを改良したタイプであり、特開
平2−286260号公報に開示されたものである。基
板1の端部に面取部10を形成し、この面取部10の表
面を利用して金属導体層9や共通電極5を形成してい
る。
に示したサーマルヘッドを改良したタイプであり、特開
平2−286260号公報に開示されたものである。基
板1の端部に面取部10を形成し、この面取部10の表
面を利用して金属導体層9や共通電極5を形成してい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッドの製作
方法は、複数個分のサーマルヘッドの基板1を一体化し
たサイズとほぼ同じサイズの基板を設け、この基板の上
に複数個分のサーマルヘッドを形成し、最後にこの基板
を各サーマルヘッド単位に分割することが一般的であ
る。しかし、図9に示したサーマルヘッドでは、基板を
各サーマルヘッド単位に分割した後に共通電極5や保護
膜6等を形成しなければならず、量産性が低下すると共
に製造コストも上昇する。
方法は、複数個分のサーマルヘッドの基板1を一体化し
たサイズとほぼ同じサイズの基板を設け、この基板の上
に複数個分のサーマルヘッドを形成し、最後にこの基板
を各サーマルヘッド単位に分割することが一般的であ
る。しかし、図9に示したサーマルヘッドでは、基板を
各サーマルヘッド単位に分割した後に共通電極5や保護
膜6等を形成しなければならず、量産性が低下すると共
に製造コストも上昇する。
【0013】図10に示したサーマルヘッドでは、共通
電極5と個別電極4との配線総数が他のサーマルヘッド
に比べて1.5倍となり、構造が複雑になっている。
電極5と個別電極4との配線総数が他のサーマルヘッド
に比べて1.5倍となり、構造が複雑になっている。
【0014】図11に示したサーマルヘッドでは、部分
グレーズ2の共通電極側端部から基板1の端部までの幅
寸法“L”が50〜100μmであるため、サーマルヘ
ッド傾斜角やインクリボンの剥離角度等を大きくとるこ
とができない。
グレーズ2の共通電極側端部から基板1の端部までの幅
寸法“L”が50〜100μmであるため、サーマルヘ
ッド傾斜角やインクリボンの剥離角度等を大きくとるこ
とができない。
【0015】図12に示したサーマルヘッドでは、複数
個のサーマルヘッドを形成する一つの基板にV型溝を予
め形成することにより面取部10を形成し、このV字溝
の傾斜面となっている面取部10へ金属ペーストをスク
リーン印刷して焼成することにより金属導体層9を形成
するため、V型溝の角度をあまり大きくとることができ
ず、従って、サーマルヘッド傾斜角やインクリボンの剥
離角度は、図11のサーマルヘッドと比較すれば大きく
なるが、十分に大きなものとはなっていない。
個のサーマルヘッドを形成する一つの基板にV型溝を予
め形成することにより面取部10を形成し、このV字溝
の傾斜面となっている面取部10へ金属ペーストをスク
リーン印刷して焼成することにより金属導体層9を形成
するため、V型溝の角度をあまり大きくとることができ
ず、従って、サーマルヘッド傾斜角やインクリボンの剥
離角度は、図11のサーマルヘッドと比較すれば大きく
なるが、十分に大きなものとはなっていない。
【0016】また、各サーマルヘッドに共通することで
あるが、部分グレーズ2はペースト状のものをスクリー
ン印刷して焼成することにより形成するため、この部分
グレーズ2の端部は多少のうねりを生じ、完全な直線状
に形成することはできない。そして、この部分グレーズ
2の端部のうねりは、サーマルヘッドの押し付け力やイ
ンクリボンの剥離性等に対する均一性に悪影響を与え
る。図9,図10に示したサーマルヘッドでは、部分グ
レーズ2を切断したり研磨したりすることにより部分グ
レーズ2のうねりを解消できるが、図11,図12に示
したサーマルヘッドでは、部分グレーズ2の下側に金属
導体層9を形成しているため、この金属導体層9に悪影
響を与えることなく部分グレーズ2を切断したり研磨し
たりすることはできない。
あるが、部分グレーズ2はペースト状のものをスクリー
ン印刷して焼成することにより形成するため、この部分
グレーズ2の端部は多少のうねりを生じ、完全な直線状
に形成することはできない。そして、この部分グレーズ
2の端部のうねりは、サーマルヘッドの押し付け力やイ
ンクリボンの剥離性等に対する均一性に悪影響を与え
る。図9,図10に示したサーマルヘッドでは、部分グ
レーズ2を切断したり研磨したりすることにより部分グ
レーズ2のうねりを解消できるが、図11,図12に示
したサーマルヘッドでは、部分グレーズ2の下側に金属
導体層9を形成しているため、この金属導体層9に悪影
響を与えることなく部分グレーズ2を切断したり研磨し
たりすることはできない。
【0017】そこで本発明は、共通電極の電流容量の確
保、サーマルヘッド傾斜角やインクリボンの剥離角度の
十分な確保を同時に達成でき、かつ、グレーズ層の端部
のうねりを無くすことにより印字品質をさらに安定させ
た端面型のサーマルヘッドを提供する。
保、サーマルヘッド傾斜角やインクリボンの剥離角度の
十分な確保を同時に達成でき、かつ、グレーズ層の端部
のうねりを無くすことにより印字品質をさらに安定させ
た端面型のサーマルヘッドを提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁性基板上
に金属導体層とグレーズ層とを積層し、このグレーズ層
の上に発熱抵抗体層と共通電極と個別電極と保護膜とを
形成したサーマルヘッドにおいて、前記金属導体層上に
位置する前記グレーズ層の一端側をこの金属導体層の端
部に向けて膜厚が次第に薄くなる形状に形成し、前記金
属導体層上における前記グレーズ層の膜厚が5〜15μ
mとなる位置で前記グレーズ層と前記金属導体層とを切
断すると共に前記基板の内部に至る溝加工を施して前記
金属導体層の切断面部を露出させ、前記金属導体層の切
断面部に電気的に導通させて前記共通電極を形成すると
共に前記基板の端面部となる溝加工位置の近傍に発熱部
を形成した。
に金属導体層とグレーズ層とを積層し、このグレーズ層
の上に発熱抵抗体層と共通電極と個別電極と保護膜とを
形成したサーマルヘッドにおいて、前記金属導体層上に
位置する前記グレーズ層の一端側をこの金属導体層の端
部に向けて膜厚が次第に薄くなる形状に形成し、前記金
属導体層上における前記グレーズ層の膜厚が5〜15μ
mとなる位置で前記グレーズ層と前記金属導体層とを切
断すると共に前記基板の内部に至る溝加工を施して前記
金属導体層の切断面部を露出させ、前記金属導体層の切
断面部に電気的に導通させて前記共通電極を形成すると
共に前記基板の端面部となる溝加工位置の近傍に発熱部
を形成した。
【0019】
【作用】本発明では、基板上に積層した金属導体層とグ
レーズ層とを切断すると共に基板の内部に至る溝加工を
施すことにより金属導体層の切断面部を露出させるた
め、この溝加工の後に共通電極の形成を行うことにより
金属導体層と共通電極との電気的な導通状態を容易に得
ることができ、共通電極の電流容量を十分に確保でき
る。そして、この溝加工の位置を基板の端面部とすると
共にこの端面部の近傍に発熱部を形成することにより、
サーマルヘッド傾斜角やインクリボンの剥離角度を十分
に大きく確保することができる。さらに、金属導体層上
に位置するグレーズ層の一端側をこの金属導体層の端部
に向けて膜厚が次第に薄くなる形状に形成し、金属導体
層上におけるグレーズ層の膜厚が5〜15μmとなる位
置に溝加工を施すことにより、この溝加工に伴うグレー
ズ層のチッピングや金属導体層のめくれ上がりが発生せ
ず、また、共通電極を形成した際にこの共通電極と金属
導体層との電気的な導通状態が良好になる。さらに、溝
加工を施すことによってグレーズ層の端部のうねりが無
くなり、このうねりが原因となる印字品質の低下を防止
できる。
レーズ層とを切断すると共に基板の内部に至る溝加工を
施すことにより金属導体層の切断面部を露出させるた
め、この溝加工の後に共通電極の形成を行うことにより
金属導体層と共通電極との電気的な導通状態を容易に得
ることができ、共通電極の電流容量を十分に確保でき
る。そして、この溝加工の位置を基板の端面部とすると
共にこの端面部の近傍に発熱部を形成することにより、
サーマルヘッド傾斜角やインクリボンの剥離角度を十分
に大きく確保することができる。さらに、金属導体層上
に位置するグレーズ層の一端側をこの金属導体層の端部
に向けて膜厚が次第に薄くなる形状に形成し、金属導体
層上におけるグレーズ層の膜厚が5〜15μmとなる位
置に溝加工を施すことにより、この溝加工に伴うグレー
ズ層のチッピングや金属導体層のめくれ上がりが発生せ
ず、また、共通電極を形成した際にこの共通電極と金属
導体層との電気的な導通状態が良好になる。さらに、溝
加工を施すことによってグレーズ層の端部のうねりが無
くなり、このうねりが原因となる印字品質の低下を防止
できる。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を製作工程を含めて図
1ないし図4に基づいて説明する。図1は完成したサー
マルヘッドを示す縦断側面図である。アルミナ等により
形成した絶縁性基板11上の端部に導電性の良いAu等
からなる金属導体層12を形成し、この金属導体層12
をグレーズ層である部分グレーズ13で覆っている。さ
らに、これらの部分グレーズ13や基板11の上面部に
位置させて、発熱抵抗体層14と、個別電極15と、共
通電極16と、保護膜17とを形成し、発熱抵抗体層1
4における個別電極15と共通電極16との間の部分に
発熱部18を形成している。
1ないし図4に基づいて説明する。図1は完成したサー
マルヘッドを示す縦断側面図である。アルミナ等により
形成した絶縁性基板11上の端部に導電性の良いAu等
からなる金属導体層12を形成し、この金属導体層12
をグレーズ層である部分グレーズ13で覆っている。さ
らに、これらの部分グレーズ13や基板11の上面部に
位置させて、発熱抵抗体層14と、個別電極15と、共
通電極16と、保護膜17とを形成し、発熱抵抗体層1
4における個別電極15と共通電極16との間の部分に
発熱部18を形成している。
【0021】図2及び図3は製作工程の一部を示すもの
で、まず、図2に示すように、複数個(本実施例では4
個)のサーマルヘッドの基板11を一体化したサイズと
ほぼ同じサイズの基板19を設け、この基板19の上面
に4個の金属導体層12と4個の部分グレーズ13と2
個のボンディングパッド用グレーズ20とを形成する。
なお、前記金属導体層12は、基板11の表面にAu等
の導電性ペーストを印刷して焼成することにより形成す
る。また、部分グレーズ13はその長手方向と直交する
向きの断面形状がドーム形状となるように形成し、その
膜厚を金属導体層12の端部に向かうにつれて次第に薄
くする。そして、この基板19を最終的に破線“A”及
び後述する溝に沿って分割することにより4個のサーマ
ルヘッドを製作する。
で、まず、図2に示すように、複数個(本実施例では4
個)のサーマルヘッドの基板11を一体化したサイズと
ほぼ同じサイズの基板19を設け、この基板19の上面
に4個の金属導体層12と4個の部分グレーズ13と2
個のボンディングパッド用グレーズ20とを形成する。
なお、前記金属導体層12は、基板11の表面にAu等
の導電性ペーストを印刷して焼成することにより形成す
る。また、部分グレーズ13はその長手方向と直交する
向きの断面形状がドーム形状となるように形成し、その
膜厚を金属導体層12の端部に向かうにつれて次第に薄
くする。そして、この基板19を最終的に破線“A”及
び後述する溝に沿って分割することにより4個のサーマ
ルヘッドを製作する。
【0022】つぎに、基板19上に金属導体層12と部
分グレーズ13とを形成した後、図2の矢印“B”で示
す位置にダイサーを用いて溝加工を行う。この溝加工
は、図3に示すように、部分グレーズ13と金属導体層
12とを切断すると共に溝21が基板19の内部に至る
ように行う。また、この溝加工は、部分グレーズ13の
膜厚が5〜15μmとなる位置で行う。
分グレーズ13とを形成した後、図2の矢印“B”で示
す位置にダイサーを用いて溝加工を行う。この溝加工
は、図3に示すように、部分グレーズ13と金属導体層
12とを切断すると共に溝21が基板19の内部に至る
ように行う。また、この溝加工は、部分グレーズ13の
膜厚が5〜15μmとなる位置で行う。
【0023】この溝加工を施すことにより、金属導体層
12の切断面部を露出させると共に部分グレーズ13の
長手方向に沿った端部を直線状とする。そして、この溝
加工を施した後に、部分グレーズ13の上面や溝21の
内部を含む基板19の表面全体に、酸化ルテニウム等の
酸化物を含有する発熱抵抗体層14をスパッタリング法
で1000Åの厚さに一様に成膜する。この発熱抵抗体
層14は、成膜終了後650℃で1時間焼きなましする
ことにより安定させる。
12の切断面部を露出させると共に部分グレーズ13の
長手方向に沿った端部を直線状とする。そして、この溝
加工を施した後に、部分グレーズ13の上面や溝21の
内部を含む基板19の表面全体に、酸化ルテニウム等の
酸化物を含有する発熱抵抗体層14をスパッタリング法
で1000Åの厚さに一様に成膜する。この発熱抵抗体
層14は、成膜終了後650℃で1時間焼きなましする
ことにより安定させる。
【0024】ついで、チタンを含有する窒化物であるT
iN(窒化チタン)からなる最下層(層厚1000Å)
と、珪素と銅とを含有したアルミニウム合金であるAl
−Si−Cu(銅・珪素・アルミニウム合金)からなる
中間層(層厚3000Å)と、アルミニウムからなる最
上層(層厚7000Å)とを前記発熱抵抗体層14の上
にスパッタリング法により順次成膜し、これらをフォト
リソグラフィーで所定形状にパターニングをして三層構
造の前記個別電極15と前記共通電極16とを形成す
る。なお、これらの個別電極15と共通電極16との間
に形成した前記発熱部18は、溝21の形成位置の近傍
に配置し、かつ、基板11の表面に対して所定の傾斜角
(サーマルヘッド傾斜角)を得るように形成した。
iN(窒化チタン)からなる最下層(層厚1000Å)
と、珪素と銅とを含有したアルミニウム合金であるAl
−Si−Cu(銅・珪素・アルミニウム合金)からなる
中間層(層厚3000Å)と、アルミニウムからなる最
上層(層厚7000Å)とを前記発熱抵抗体層14の上
にスパッタリング法により順次成膜し、これらをフォト
リソグラフィーで所定形状にパターニングをして三層構
造の前記個別電極15と前記共通電極16とを形成す
る。なお、これらの個別電極15と共通電極16との間
に形成した前記発熱部18は、溝21の形成位置の近傍
に配置し、かつ、基板11の表面に対して所定の傾斜角
(サーマルヘッド傾斜角)を得るように形成した。
【0025】このようにして個別電極15と共通電極1
6と発熱部18とを形成した後、3Al2 O3 ・2Si
O2 (ムライト)等からなる第1保護層とSiC(炭化
珪素)等からなる第2保護層とを順次スパッタリング法
で成膜をして二層構造の前記保護膜17を形成し、この
保護膜17により前記電極15,16や発熱部18の全
体を被覆する。その後、前記溝21の部分及び図2の破
線“A”で示すボンディングパッド用グレーズ20の中
央部から前記基板19を分割して、図1に示すようなサ
ーマルヘッドを製作する。
6と発熱部18とを形成した後、3Al2 O3 ・2Si
O2 (ムライト)等からなる第1保護層とSiC(炭化
珪素)等からなる第2保護層とを順次スパッタリング法
で成膜をして二層構造の前記保護膜17を形成し、この
保護膜17により前記電極15,16や発熱部18の全
体を被覆する。その後、前記溝21の部分及び図2の破
線“A”で示すボンディングパッド用グレーズ20の中
央部から前記基板19を分割して、図1に示すようなサ
ーマルヘッドを製作する。
【0026】このような構成において、このサーマルヘ
ッドは、個別電極15と共通電極16との間に所定の駆
動電圧を印加して所望の発熱部18を選択的に発熱駆動
することにより、ドットマトリクス形式の画像印刷を行
うようになっている。
ッドは、個別電極15と共通電極16との間に所定の駆
動電圧を印加して所望の発熱部18を選択的に発熱駆動
することにより、ドットマトリクス形式の画像印刷を行
うようになっている。
【0027】つぎに、このサーマルヘッドでは、金属導
体層12と部分グレーズ13とを切断して溝加工を行
い、金属導体層12の切断面部を露出させた後に発熱抵
抗体層14や共通電極16を形成しており、共通電極1
6は発熱抵抗体層14を介して金属導体層12と対向す
る。ここで、金属導体層12の切断面部の厚さ寸法を1
0μm、発熱抵抗体層14の厚さを1000Å、発熱部
18の寸法をL×Lμmとした場合、共通電極16と金
属導体層12との間の抵抗値は、発熱部18の抵抗値に
対して1/1000Lであり、十分に無視できる値であ
る。従って、共通電極16と金属導体層12とは電気的
に導通した状態となり、共通電極16を配置するための
幅寸法(基板11の端部から発熱部18までの寸法)を
小さくしても、共通電極16の電流容量を十分に確保で
きるようになる。
体層12と部分グレーズ13とを切断して溝加工を行
い、金属導体層12の切断面部を露出させた後に発熱抵
抗体層14や共通電極16を形成しており、共通電極1
6は発熱抵抗体層14を介して金属導体層12と対向す
る。ここで、金属導体層12の切断面部の厚さ寸法を1
0μm、発熱抵抗体層14の厚さを1000Å、発熱部
18の寸法をL×Lμmとした場合、共通電極16と金
属導体層12との間の抵抗値は、発熱部18の抵抗値に
対して1/1000Lであり、十分に無視できる値であ
る。従って、共通電極16と金属導体層12とは電気的
に導通した状態となり、共通電極16を配置するための
幅寸法(基板11の端部から発熱部18までの寸法)を
小さくしても、共通電極16の電流容量を十分に確保で
きるようになる。
【0028】また、このように発熱部18を基板11の
端部に位置させて設けるとことにより、この発熱部18
の基板11の表面に対する傾斜角(サーマルヘッド傾斜
角)を大きくすることができると共に、インクリボンを
使用する場合にはそのインクリボンの剥離角度を十分に
大きくすることができる。
端部に位置させて設けるとことにより、この発熱部18
の基板11の表面に対する傾斜角(サーマルヘッド傾斜
角)を大きくすることができると共に、インクリボンを
使用する場合にはそのインクリボンの剥離角度を十分に
大きくすることができる。
【0029】つぎに、溝21を形成する位置(部分グレ
ーズ13の端部から溝21までの距離)を変えて各種の
サーマルヘッドを試作し、各サーマルヘッドにおける切
断部における部分グレーズ13の膜厚、金属導体層12
の切断面状態、部分グレーズ13のチッピング状態、共
通電極16と金属導体層12との接続状態等を観察し
た。
ーズ13の端部から溝21までの距離)を変えて各種の
サーマルヘッドを試作し、各サーマルヘッドにおける切
断部における部分グレーズ13の膜厚、金属導体層12
の切断面状態、部分グレーズ13のチッピング状態、共
通電極16と金属導体層12との接続状態等を観察し
た。
【0030】なお、この試験のために試作したサーマル
ヘッドは、アルミナ製の基板11の厚さ寸法が1mm、
Auからなる金属導体層12の膜厚が10μm、部分グ
レーズ13の幅寸法が1mmで中央の厚さ寸法が38μ
mmのものと65μmmのものとの2種類で、溝21の
形状は、幅寸法が200μmで基板11の底面からの寸
法を0.5mmとした。そして、これらの2種類のサー
マルヘッドにおいて、溝21の形成位置を、部分グレー
ズ13の端部から中央部までの間の7つに設定した。
ヘッドは、アルミナ製の基板11の厚さ寸法が1mm、
Auからなる金属導体層12の膜厚が10μm、部分グ
レーズ13の幅寸法が1mmで中央の厚さ寸法が38μ
mmのものと65μmmのものとの2種類で、溝21の
形状は、幅寸法が200μmで基板11の底面からの寸
法を0.5mmとした。そして、これらの2種類のサー
マルヘッドにおいて、溝21の形成位置を、部分グレー
ズ13の端部から中央部までの間の7つに設定した。
【0031】さらに、溝21の形成位置を7つ設定した
各サーマルヘッドにおいて、共通電極16と金属導体層
12との接続状態の検査を行う場合には、図4(a)に
示すように、共通電極16を一体化させずに分離した状
態で金属導体層12に接続するようにパターニングし
た。また、製品とのしてのサーマルヘッドを製作する場
合には、図4(b)に示すように、共通電極16同士が
互いに連続するようにパターニングした。上記の試験結
果を表1に示す。
各サーマルヘッドにおいて、共通電極16と金属導体層
12との接続状態の検査を行う場合には、図4(a)に
示すように、共通電極16を一体化させずに分離した状
態で金属導体層12に接続するようにパターニングし
た。また、製品とのしてのサーマルヘッドを製作する場
合には、図4(b)に示すように、共通電極16同士が
互いに連続するようにパターニングした。上記の試験結
果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1に示した試験結果によれば、溝21の
形成のために切断した部分グレーズ13の膜厚が厚くな
る中央部に寄るほどチッピングが大きくなる傾向が得ら
れた。部分グレーズ13の膜厚が約15μmまでの範囲
では、チッピングがほとんど発生せず、良好であった。
形成のために切断した部分グレーズ13の膜厚が厚くな
る中央部に寄るほどチッピングが大きくなる傾向が得ら
れた。部分グレーズ13の膜厚が約15μmまでの範囲
では、チッピングがほとんど発生せず、良好であった。
【0034】金属導体層12の切断面状態については、
溝21の形成位置が部分グレーズ13の極薄いところで
は、金属導体層12が切断面からめくれ上がっている部
分が観察された。この金属導体層12のめくれ上がった
部分は、こすり洗いや超音波洗浄を行っても落ちなかっ
た。そして、この切断面状態がめくれ上がりを生じて不
良であると、印字しているときにインクリボンがめくれ
上がりの部分と接触して擦れ、このめくれ上がりの部分
から保護膜17が剥がれてしまい、耐久性が低下すると
いう問題が発生した。
溝21の形成位置が部分グレーズ13の極薄いところで
は、金属導体層12が切断面からめくれ上がっている部
分が観察された。この金属導体層12のめくれ上がった
部分は、こすり洗いや超音波洗浄を行っても落ちなかっ
た。そして、この切断面状態がめくれ上がりを生じて不
良であると、印字しているときにインクリボンがめくれ
上がりの部分と接触して擦れ、このめくれ上がりの部分
から保護膜17が剥がれてしまい、耐久性が低下すると
いう問題が発生した。
【0035】共通電極16と金属導体層12との接続状
態の評価に関しては、“○”が不良率5%未満、“△”
が不良率10%未満、“×”が不良率10%以上として
判定したが、チッピングの影響がそのまま反映される結
果となり、部分グレーズ13が薄い部分に溝21を形成
するほうが良好な結果が得られた。
態の評価に関しては、“○”が不良率5%未満、“△”
が不良率10%未満、“×”が不良率10%以上として
判定したが、チッピングの影響がそのまま反映される結
果となり、部分グレーズ13が薄い部分に溝21を形成
するほうが良好な結果が得られた。
【0036】一方、部分グレーズ13のチッピングがほ
とんどなく、金属導体層12の切断面状態が良いサーマ
ルヘッドに関しては、濃度ムラがなく、印字品質が良
く、耐久性にも問題がなかった。従って、以上の試験結
果から、部分グレーズ13の膜厚が5〜15μmの位置
で溝加工を施すことにより、印字品質が優れた耐久性の
あるサーマルヘッドが得られることが判明した。
とんどなく、金属導体層12の切断面状態が良いサーマ
ルヘッドに関しては、濃度ムラがなく、印字品質が良
く、耐久性にも問題がなかった。従って、以上の試験結
果から、部分グレーズ13の膜厚が5〜15μmの位置
で溝加工を施すことにより、印字品質が優れた耐久性の
あるサーマルヘッドが得られることが判明した。
【0037】また、このような溝加工を施すことによ
り、部分グレーズ13を形成する際に発生した部分グレ
ーズ13の端部のうねりを無くして部分グレーズ13の
端部を直線状に揃えるができる。これにより、ヘッドの
押し付け力が各発熱部18において略均等になり、ま
た、インクリボンの剥離状態が部分的にバラツキを生ず
るということがなくなり、濃度ムラが発生しなくなると
共に印字品質が安定する。
り、部分グレーズ13を形成する際に発生した部分グレ
ーズ13の端部のうねりを無くして部分グレーズ13の
端部を直線状に揃えるができる。これにより、ヘッドの
押し付け力が各発熱部18において略均等になり、ま
た、インクリボンの剥離状態が部分的にバラツキを生ず
るということがなくなり、濃度ムラが発生しなくなると
共に印字品質が安定する。
【0038】さらに、一枚の基板19の上に個別電極1
5や共通電極16及び保護膜17等を全て形成した後に
この基板19を所定の位置から分割することにより複数
個のサーマルヘッドを完成させているため、図9に示し
た従来例のサーマルヘッドと比較した場合、量産性をア
ップさせることができると共に製造コストを低減させる
ことができる。
5や共通電極16及び保護膜17等を全て形成した後に
この基板19を所定の位置から分割することにより複数
個のサーマルヘッドを完成させているため、図9に示し
た従来例のサーマルヘッドと比較した場合、量産性をア
ップさせることができると共に製造コストを低減させる
ことができる。
【0039】つぎに、本出願の発明者は、金属導体層1
2の膜厚を5μm、20μm、50μmに変えたサーマ
ルヘッド(他の条件は上記の試作品と同じ)を試作して
上記と同様の試験を行ったところ、上記の場合と同様の
結果が得られた。
2の膜厚を5μm、20μm、50μmに変えたサーマ
ルヘッド(他の条件は上記の試作品と同じ)を試作して
上記と同様の試験を行ったところ、上記の場合と同様の
結果が得られた。
【0040】ついで、本発明の第二の実施例を図5に基
づいて説明する。本実施例は、溝21aを楔型に形成し
たものであり、他の構成については図1ないし図4に示
したサーマルヘッドと同じである。このような楔型の溝
21aを形成したサーマルヘッドについて上述した試験
を行ったところ、同様の結果が得られた。
づいて説明する。本実施例は、溝21aを楔型に形成し
たものであり、他の構成については図1ないし図4に示
したサーマルヘッドと同じである。このような楔型の溝
21aを形成したサーマルヘッドについて上述した試験
を行ったところ、同様の結果が得られた。
【0041】ついで、本発明の第三の実施例を図6に基
づいて説明する。本実施例は、溝21bのV字型に形成
したものであり、他の構成については図1ないし図4に
示したサーマルヘッドと同じである。このようなV字型
の溝21bを形成したサーマルヘッドについて上述した
試験を行ったところ、同様の結果が得られた。
づいて説明する。本実施例は、溝21bのV字型に形成
したものであり、他の構成については図1ないし図4に
示したサーマルヘッドと同じである。このようなV字型
の溝21bを形成したサーマルヘッドについて上述した
試験を行ったところ、同様の結果が得られた。
【0042】ついで、本発明の第四の実施例を図7及び
図8に基づいて説明する。本実施例は、金属導体層12
を覆うグレーズ層として平面グレーズ22を形成したも
のである。この平面グレーズ22は、図1ないし図4で
説明した部分グレーズ13とボンディングパット用グレ
ーズ20とを一体にしたものである。なお、平面グレー
ズ22の溝21を形成する側の端部は、上述した部分グ
レーズ13と同様に、金属導体層12の端部に向けて膜
厚が湾曲状態で次第に薄くなるように形成する。本実施
例のサーマルヘッドについて上述した試験を行ったとこ
ろ、同様の結果が得られた。さらに、本実施例の場合に
は、金属導体層12の幅寸法を部分グレーズ13を形成
したサーマルヘッドに比べて大きくすることが可能であ
り、金属導体層12の幅寸法を大きくすることにより、
共通電極16の電流容量の確保がより一層容易になる。
図8に基づいて説明する。本実施例は、金属導体層12
を覆うグレーズ層として平面グレーズ22を形成したも
のである。この平面グレーズ22は、図1ないし図4で
説明した部分グレーズ13とボンディングパット用グレ
ーズ20とを一体にしたものである。なお、平面グレー
ズ22の溝21を形成する側の端部は、上述した部分グ
レーズ13と同様に、金属導体層12の端部に向けて膜
厚が湾曲状態で次第に薄くなるように形成する。本実施
例のサーマルヘッドについて上述した試験を行ったとこ
ろ、同様の結果が得られた。さらに、本実施例の場合に
は、金属導体層12の幅寸法を部分グレーズ13を形成
したサーマルヘッドに比べて大きくすることが可能であ
り、金属導体層12の幅寸法を大きくすることにより、
共通電極16の電流容量の確保がより一層容易になる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、金属導体層上における
グレーズ層の膜厚が5〜15μmとなる位置に溝加工を
施すことにより、この溝加工に伴うグレーズ層のチッピ
ングや金属導体層のめくれ上がりを防止することがで
き、このため、共通電極と金属導体層との電気的な導通
状態を確実にして共通電極の電流容量を十分に確保する
ことができ、しかも、発熱部の位置を基板の端部に位置
させることによりサーマルヘッド傾斜角やインクリボン
の剥離角を十分に確保することができ、また、溝加工に
よりグレーズ層の端部のうねりを無くすことができるた
め、このうねりが原因となるヘッドの押し付け力やイン
クリボンの剥離性の不均一現象を防止して画像品質を向
上させることができる。
グレーズ層の膜厚が5〜15μmとなる位置に溝加工を
施すことにより、この溝加工に伴うグレーズ層のチッピ
ングや金属導体層のめくれ上がりを防止することがで
き、このため、共通電極と金属導体層との電気的な導通
状態を確実にして共通電極の電流容量を十分に確保する
ことができ、しかも、発熱部の位置を基板の端部に位置
させることによりサーマルヘッド傾斜角やインクリボン
の剥離角を十分に確保することができ、また、溝加工に
よりグレーズ層の端部のうねりを無くすことができるた
め、このうねりが原因となるヘッドの押し付け力やイン
クリボンの剥離性の不均一現象を防止して画像品質を向
上させることができる。
【図1】本発明の第一の実施例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図2】基板上に金属導体層と部分グレーズとボンディ
ングパッド用グレーズとを積層した状態を示す平面図で
ある。
ングパッド用グレーズとを積層した状態を示す平面図で
ある。
【図3】基板に溝加工を施した状態を説明する縦断側面
図である。
図である。
【図4】各種の試験を行うためのサーマルヘッドの試作
品を示すもので、(a)は共通電極と金属導体層との接
続状態の試験を行うためのパターニング状態を示す正面
図、(b)は印字試験を行う際の共通電極側の配線状態
を示す正面図である。
品を示すもので、(a)は共通電極と金属導体層との接
続状態の試験を行うためのパターニング状態を示す正面
図、(b)は印字試験を行う際の共通電極側の配線状態
を示す正面図である。
【図5】本発明の第二の実施例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第三の実施例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図7】本発明の第四の実施例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図8】基板上に金属導体層と平面グレーズとを積層し
た状態を示す平面図である。
た状態を示す平面図である。
【図9】第一の従来例のサーマルヘッドを示す縦断側面
図である。
図である。
【図10】第二の従来例のサーマルヘッドを示す平面図
である。
である。
【図11】第三の従来例のサーマルヘッドを示す縦断側
面図である。
面図である。
【図12】第四の従来例のサーマルヘッドを示す縦断側
面図である。
面図である。
11 基板 12 金属導体層 13,22 グレーズ層 14 発熱抵抗体層 15 個別電極 16 共通電極 17 保護膜 18 発熱部 21,21a,21b 溝
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁性基板上に金属導体層とグレーズ層
とを積層し、このグレーズ層の上に発熱抵抗体層と共通
電極と個別電極と保護膜とを形成したサーマルヘッドに
おいて、前記金属導体層上に位置する前記グレーズ層の
一端側をこの金属導体層の端部に向けて膜厚が次第に薄
くなる形状に形成し、前記金属導体層上における前記グ
レーズ層の膜厚が5〜15μmとなる位置で前記グレー
ズ層と前記金属導体層とを切断すると共に前記基板の内
部に至る溝加工を施して前記金属導体層の切断面部を露
出させ、前記金属導体層の切断面部に電気的に導通させ
て前記共通電極を形成すると共に前記基板の端面部とな
る溝加工位置の近傍に発熱部を形成したことを特徴とす
るサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325795A JPH08295043A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325795A JPH08295043A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | サーマルヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08295043A true JPH08295043A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14349394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10325795A Pending JPH08295043A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08295043A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8491208B2 (en) | 2009-09-10 | 2013-07-23 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Printer |
| JP2015178220A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 東芝ホクト電子株式会社 | サーマルヘッド |
| CN116096580A (zh) * | 2020-08-06 | 2023-05-09 | 罗姆股份有限公司 | 热敏打印头及其制造方法和热敏打印机 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10325795A patent/JPH08295043A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8491208B2 (en) | 2009-09-10 | 2013-07-23 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Printer |
| JP2015178220A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 東芝ホクト電子株式会社 | サーマルヘッド |
| CN116096580A (zh) * | 2020-08-06 | 2023-05-09 | 罗姆股份有限公司 | 热敏打印头及其制造方法和热敏打印机 |
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