JPH08295932A - 疲労特性の優れた高強度鋼線 - Google Patents
疲労特性の優れた高強度鋼線Info
- Publication number
- JPH08295932A JPH08295932A JP9731795A JP9731795A JPH08295932A JP H08295932 A JPH08295932 A JP H08295932A JP 9731795 A JP9731795 A JP 9731795A JP 9731795 A JP9731795 A JP 9731795A JP H08295932 A JPH08295932 A JP H08295932A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- wire
- steel
- strength
- steel wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】疲労強度の優れた高強度鋼線を提供する。
【構成】C量が0.6%以上の鋼において、熱処理によ
って得られる擬似パーライト組織が80%以上となる鋼
材を伸線加工にする事によって得られる引張強さが36
00MPa以上の強度を有する疲労特性の優れた鋼線。
って得られる擬似パーライト組織が80%以上となる鋼
材を伸線加工にする事によって得られる引張強さが36
00MPa以上の強度を有する疲労特性の優れた鋼線。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤ、ベルト、ホース
などのゴムおよび有機材料の補強用に使用されているス
チールコード、ベルトコードなどの高強度で高延性の極
細鋼線やロープ、PCワイヤなどの高強度の鋼線に関す
るものである。これらの鋼線は、長尺ゴムベルト、スチ
ールタイヤ用コードなどに使用される。
などのゴムおよび有機材料の補強用に使用されているス
チールコード、ベルトコードなどの高強度で高延性の極
細鋼線やロープ、PCワイヤなどの高強度の鋼線に関す
るものである。これらの鋼線は、長尺ゴムベルト、スチ
ールタイヤ用コードなどに使用される。
【0002】
【従来の技術】一般にスチールコードなど伸線された高
炭素鋼極細線は、通常必要に応じて熱間圧延した後に調
整冷却した直径4.0〜5.5mmの線材を一次伸線加
工後、最終パテンティング処理を行ない、その後ブラス
メッキ処理をへて最終湿式伸線加工により製造されてい
る。このような極細鋼線の多くは、2本撚り、5本撚り
などの撚り線加工を施した状態でスチールコードとして
使用されている。
炭素鋼極細線は、通常必要に応じて熱間圧延した後に調
整冷却した直径4.0〜5.5mmの線材を一次伸線加
工後、最終パテンティング処理を行ない、その後ブラス
メッキ処理をへて最終湿式伸線加工により製造されてい
る。このような極細鋼線の多くは、2本撚り、5本撚り
などの撚り線加工を施した状態でスチールコードとして
使用されている。
【0003】これらのワイヤが具備すべき特性として 1.より高強度であること、 2.高速伸線性が優れていること、 3.疲労特性が優れていること、 4.高速撚り線性が優れていること 等が上げられる。
【0004】このため、従来から要望に応じた高品質の
鋼材が開発されている。例えば、特開昭60−2048
65号公報には、Mn含有量を0.3%未満に規制して
鉛パテンティング後の過冷組織の発生を抑え、C、S
i、Mn等の元素量を規制することによって、撚り線時
の断線が少なく高強度および高靭延性の極細線およびス
チールコード用高炭素鋼線材が開示されており、また、
特開昭63−24046号公報には、Si含有量を1.
00%以上とすることによって鉛パテンティング材の引
張強さを高くして伸線加工率を小さくした高靭性高延性
極細線用線材が開示されている。
鋼材が開発されている。例えば、特開昭60−2048
65号公報には、Mn含有量を0.3%未満に規制して
鉛パテンティング後の過冷組織の発生を抑え、C、S
i、Mn等の元素量を規制することによって、撚り線時
の断線が少なく高強度および高靭延性の極細線およびス
チールコード用高炭素鋼線材が開示されており、また、
特開昭63−24046号公報には、Si含有量を1.
00%以上とすることによって鉛パテンティング材の引
張強さを高くして伸線加工率を小さくした高靭性高延性
極細線用線材が開示されている。
【0005】また、一方でこれらの特性に悪影響を与え
るものの一つとして硬質の酸化物系非金属介在物があげ
られる。一般に酸化物系介在物の中でもAl2O3、Si
O2、CaO、TiO2、MgO等の単組成の介在物は硬
度も高く非延性である。従って伸線性に優れた高炭素鋼
線材製造のためには、溶鋼の清浄性を高めるとともに、
酸化物系介在物を低融点化し軟質化する必要がある。
るものの一つとして硬質の酸化物系非金属介在物があげ
られる。一般に酸化物系介在物の中でもAl2O3、Si
O2、CaO、TiO2、MgO等の単組成の介在物は硬
度も高く非延性である。従って伸線性に優れた高炭素鋼
線材製造のためには、溶鋼の清浄性を高めるとともに、
酸化物系介在物を低融点化し軟質化する必要がある。
【0006】この様に鋼の清浄度を上げ、非延性介在物
の軟質化を図る方法として、特公昭57−22969号
公報に示される伸線性の良好な高炭素鋼線材用鋼の製造
法及び特開昭55−24961号公報に示される極細線
の製造方法が示されているが、これらの技術の基本思想
は、Al2O3−SiO2−MnOの三元系の酸化物系非
金属介在物の組成制御によるものである。
の軟質化を図る方法として、特公昭57−22969号
公報に示される伸線性の良好な高炭素鋼線材用鋼の製造
法及び特開昭55−24961号公報に示される極細線
の製造方法が示されているが、これらの技術の基本思想
は、Al2O3−SiO2−MnOの三元系の酸化物系非
金属介在物の組成制御によるものである。
【0007】一方、特開昭50−71507号公報で
は、非金属介在物をAl2O3、 SiO2、MnOの三
元状態図におけるスペーサータイト領域にすることによ
って製品の伸線性を改善することが提案され、また特開
昭50−81907号公報では溶鋼中に添加するAl量
を規制することによって有害な介在物を減少せしめて、
伸線性を改善する方法が開示されている。
は、非金属介在物をAl2O3、 SiO2、MnOの三
元状態図におけるスペーサータイト領域にすることによ
って製品の伸線性を改善することが提案され、また特開
昭50−81907号公報では溶鋼中に添加するAl量
を規制することによって有害な介在物を減少せしめて、
伸線性を改善する方法が開示されている。
【0008】また、特公昭57−35243号公報にお
いては、非延性介在物指数20以下のスチールコード製
造に関し、Al完全規制の下で取鍋溶鋼内にキャリアー
ガス(不活性ガス)と共にCaO含有フラックスを吹込
み、予備脱酸した後、Ca、Mg、REMの一種または
二種以上を含む合金を吹込み介在物を軟質化する方法が
提案されている。
いては、非延性介在物指数20以下のスチールコード製
造に関し、Al完全規制の下で取鍋溶鋼内にキャリアー
ガス(不活性ガス)と共にCaO含有フラックスを吹込
み、予備脱酸した後、Ca、Mg、REMの一種または
二種以上を含む合金を吹込み介在物を軟質化する方法が
提案されている。
【0009】しかしながら、さらに高強度、高延性、高
疲労強度の鋼線が求められるようになった。
疲労強度の鋼線が求められるようになった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の鋼線
では達成し得なかった高強度でかつ疲労特性の優れた鋼
線を提供することを目的とする。
では達成し得なかった高強度でかつ疲労特性の優れた鋼
線を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)C量が
0.6%以上の鋼において、熱処理によって得られる擬
似パーライト組織が80%以上となる鋼材を伸線加工に
する事によって得られる引張強さが3600MPa以上
の強度を有する疲労特性の優れた高強度鋼線。
0.6%以上の鋼において、熱処理によって得られる擬
似パーライト組織が80%以上となる鋼材を伸線加工に
する事によって得られる引張強さが3600MPa以上
の強度を有する疲労特性の優れた高強度鋼線。
【0012】(2)鋼成分が重量%で C :0.6%以上1.5%以下 Si:0.1%以上2.0%以下 Mn:0.1%以上2.0%以下 となる鋼からなることを特徴とする前記(1)の疲労特
性の優れた高強度鋼線。
性の優れた高強度鋼線。
【0013】(3)以下の成分の一種以上添加する事を
特徴とする前記(2)の疲労特性の優れた高強度鋼線。 Cr:0.1%以上2.0%以下 Ni:0.1%以上2.0%以下 Cu:0.1%以上2.0%以下 Mo:0.1%以上2.0%以下 Co:0.01%以上2.0%以下。
特徴とする前記(2)の疲労特性の優れた高強度鋼線。 Cr:0.1%以上2.0%以下 Ni:0.1%以上2.0%以下 Cu:0.1%以上2.0%以下 Mo:0.1%以上2.0%以下 Co:0.01%以上2.0%以下。
【0014】(4)以下の成分の一種以上を添加する事
を特徴とする前記(2)または(3)の疲労特性の優れ
た高強度鋼線。 Ti:0.005%以上0.03%以下 Nb:0.005%以上0.03%以下 V :0.005%以上0.03%以下 Al:0.005%以上0.03%以下 B :0.0001%以上0.003%以下。
を特徴とする前記(2)または(3)の疲労特性の優れ
た高強度鋼線。 Ti:0.005%以上0.03%以下 Nb:0.005%以上0.03%以下 V :0.005%以上0.03%以下 Al:0.005%以上0.03%以下 B :0.0001%以上0.003%以下。
【0015】(5) P :0.02%以下 S :0.02%以下 であることを特徴とする前記(2)または(3)または
(4)の疲労特性の優れた高強度鋼線。
(4)の疲労特性の優れた高強度鋼線。
【0016】
【作用】以下本発明を詳細に説明する。先ず本発明の限
定理由に関して説明する。なお、以下に示す%は重量%
である。本発明の鋼組成の限定理由は下記の通りであ
る。
定理由に関して説明する。なお、以下に示す%は重量%
である。本発明の鋼組成の限定理由は下記の通りであ
る。
【0017】Cは経済的かつ有効な強化元素である。鋼
線としての必要強度を確保するためにはCは少なくとも
0.6%以上とすることが必要である。高すぎると延性
が低下するので上限は1.5%とする。
線としての必要強度を確保するためにはCは少なくとも
0.6%以上とすることが必要である。高すぎると延性
が低下するので上限は1.5%とする。
【0018】Siは鋼の脱酸のために必要な元素であ
り、従ってその含有量があまりに少ないとき脱酸効果が
不十分になるので下限を0.1%とする。また、Siは
熱処理後に形成されるパーライト中のフェライト相に固
溶しパテンティング後の強度を上げるが、反面フェライ
トの延性を低下させるので、伸線後性に悪影響を与えな
い2.0%以下とする。
り、従ってその含有量があまりに少ないとき脱酸効果が
不十分になるので下限を0.1%とする。また、Siは
熱処理後に形成されるパーライト中のフェライト相に固
溶しパテンティング後の強度を上げるが、反面フェライ
トの延性を低下させるので、伸線後性に悪影響を与えな
い2.0%以下とする。
【0019】Mnは鋼の焼き入れ性を確保するために
0.1%以上添加する。しかし、多量のMn添加は偏析
を引き起こしパテンティングの際にベイナイト、マルテ
ンサイトという過冷組織が発生しその後の伸線性を害す
るため2.0%以下とする。
0.1%以上添加する。しかし、多量のMn添加は偏析
を引き起こしパテンティングの際にベイナイト、マルテ
ンサイトという過冷組織が発生しその後の伸線性を害す
るため2.0%以下とする。
【0020】Sは多量に含まれると線材の延性を害する
のでその含有量を0.02%以下とするのが望ましい。
PもSと同様に線材の延性を害するのでその含有量を
0.02%以下とするのが望ましい。
のでその含有量を0.02%以下とするのが望ましい。
PもSと同様に線材の延性を害するのでその含有量を
0.02%以下とするのが望ましい。
【0021】Crはこのようなセメンタイトの異常部の
出現を抑制しさらに、パーライトを微細にする効果を持
っている。しかし、多量の添加は熱処理後のフェライト
中の転移密度を上昇させるため、引き抜き加工後の極細
線の延性を著しく害することになる。従って、Crの添
加量はその効果が期待できる0.1%以上としフェライ
ト中の転移密度を増加させ延性を害することの無い2.
0%以下とする。
出現を抑制しさらに、パーライトを微細にする効果を持
っている。しかし、多量の添加は熱処理後のフェライト
中の転移密度を上昇させるため、引き抜き加工後の極細
線の延性を著しく害することになる。従って、Crの添
加量はその効果が期待できる0.1%以上としフェライ
ト中の転移密度を増加させ延性を害することの無い2.
0%以下とする。
【0022】NiもCrと同じ効果があるため、必要に
よりその効果を発揮する0.1%以上添加する。Niも
添加量が多くなり過ぎるとフェライト相の延性を低下さ
せるので上限を2.0%とする。
よりその効果を発揮する0.1%以上添加する。Niも
添加量が多くなり過ぎるとフェライト相の延性を低下さ
せるので上限を2.0%とする。
【0023】Cuは線材の腐食疲労特性を向上させる元
素であるので、必要によりその効果を発揮する0.1%
以上添加することが望ましい。Cuも添加量が多くなり
過ぎるとフェライト相の延性を低下させるので上限を
2.0%とする。
素であるので、必要によりその効果を発揮する0.1%
以上添加することが望ましい。Cuも添加量が多くなり
過ぎるとフェライト相の延性を低下させるので上限を
2.0%とする。
【0024】Moは線材の焼き入れ性を向上するために
添加する元素で、必要によりその効果を発揮する0.1
%以上添加することが望ましい。Moも添加量が多くな
り過ぎると焼入れ性が高まり、偏析部にミクロマルテン
サイトが析出しやすくなるので上限を2.0%とする。
添加する元素で、必要によりその効果を発揮する0.1
%以上添加することが望ましい。Moも添加量が多くな
り過ぎると焼入れ性が高まり、偏析部にミクロマルテン
サイトが析出しやすくなるので上限を2.0%とする。
【0025】Coは線材の延性を向上するために添加す
る元素で、必要によりその効果を発揮する0.01%以
上添加する事が望ましい。Coは高価な元素であるので
経済性を損なわない2.0%以下の添加とする。
る元素で、必要によりその効果を発揮する0.01%以
上添加する事が望ましい。Coは高価な元素であるので
経済性を損なわない2.0%以下の添加とする。
【0026】Ti、Nb、V、Alはγ粒径を微細にし
その後に形成される組織単位を微細にし、靭性値を向上
することが出来るのでその効果を発揮する0.005%
以上を添加し、その他の特性に悪影響を与える事のない
0.03%以下とする。
その後に形成される組織単位を微細にし、靭性値を向上
することが出来るのでその効果を発揮する0.005%
以上を添加し、その他の特性に悪影響を与える事のない
0.03%以下とする。
【0027】Bは焼入れ性を改善するのに添加し、その
効果が認められる0.0001%以上添加し、焼入れ性
が高くなり過ぎるためその処理が困難となる0.003
%以下とする。
効果が認められる0.0001%以上添加し、焼入れ性
が高くなり過ぎるためその処理が困難となる0.003
%以下とする。
【0028】これらの成分からなる材料は一般的には
1.0mmから2.0mmの間で最終パテンティング処
理を行い、伸線加工によって目的の強度にされる。そこ
で、1.7mmφにおいてパーライト組織、擬似パーラ
イト組織、ベイナイト組織のそれぞれを作製し、加工硬
化特性を比較したのが図1である。図1に示されるよう
に、擬似パーライト組織は、パーライト組織より加工硬
化率は落ちるもののベイナイト組織より加工硬化率が大
きくなっている事が判る。
1.0mmから2.0mmの間で最終パテンティング処
理を行い、伸線加工によって目的の強度にされる。そこ
で、1.7mmφにおいてパーライト組織、擬似パーラ
イト組織、ベイナイト組織のそれぞれを作製し、加工硬
化特性を比較したのが図1である。図1に示されるよう
に、擬似パーライト組織は、パーライト組織より加工硬
化率は落ちるもののベイナイト組織より加工硬化率が大
きくなっている事が判る。
【0029】また、先の3つの組織を用いて同一強度に
なるように初線径を変えて熱処理を行い伸線加工により
0.3mmφに加工を行った。引張強さはいずれも、ほ
ぼ3600MPaとなるように調整されている。図2に
示されるように擬似パーライト組織が最も優れた疲労特
性を示す。これは、擬似パーライト組織の場合、セメン
タイトが粒状に分布していることによる、疲労破壊過程
におけるフェライトとセメンタイトの界面でのクラック
の伝播が起りにくい事と、伸線加工における加工硬化率
もベイナイト組織ほど小さくならない事から、疲労特性
を向上させることができる。
なるように初線径を変えて熱処理を行い伸線加工により
0.3mmφに加工を行った。引張強さはいずれも、ほ
ぼ3600MPaとなるように調整されている。図2に
示されるように擬似パーライト組織が最も優れた疲労特
性を示す。これは、擬似パーライト組織の場合、セメン
タイトが粒状に分布していることによる、疲労破壊過程
におけるフェライトとセメンタイトの界面でのクラック
の伝播が起りにくい事と、伸線加工における加工硬化率
もベイナイト組織ほど小さくならない事から、疲労特性
を向上させることができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例に基づいて本発明の効果を記
す。
す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表1に本発明ワイヤと比較ワイヤの化学成
分を示す。表1に示す成分の線材を伸線加工により表2
に示す線径のワイヤとし、950℃に80sのγ化処理
を行った後、480℃から600℃の温度範囲でパテン
ティング処理を行い、表2に示す組織のワイヤとした。
その後さらに伸線加工を行い、0.3mmφのフィラメ
ントとした。
分を示す。表1に示す成分の線材を伸線加工により表2
に示す線径のワイヤとし、950℃に80sのγ化処理
を行った後、480℃から600℃の温度範囲でパテン
ティング処理を行い、表2に示す組織のワイヤとした。
その後さらに伸線加工を行い、0.3mmφのフィラメ
ントとした。
【0034】表2に示されるように、いづれのワイヤも
引張強さがほぼ3600MPaとなるように調整されて
いる。
引張強さがほぼ3600MPaとなるように調整されて
いる。
【0035】本発明鋼1から45は本発明に従って製造
されているので、比較鋼に比べ優れた疲労強度を有す
る。
されているので、比較鋼に比べ優れた疲労強度を有す
る。
【0036】比較鋼46は組織をベイナイト組織として
いるため疲労限強度が本発明鋼と比べて劣っている。比
較鋼47は組織をパーライト組織としているため疲労限
強度が本発明鋼と比べて劣っている。比較鋼48〜50
は、擬似パーライト組織の割合が80%未満となってい
るため疲労限応力が劣っている。
いるため疲労限強度が本発明鋼と比べて劣っている。比
較鋼47は組織をパーライト組織としているため疲労限
強度が本発明鋼と比べて劣っている。比較鋼48〜50
は、擬似パーライト組織の割合が80%未満となってい
るため疲労限応力が劣っている。
【0037】
【発明の効果】本発明の高強度高延性鋼線は高い引張強
さと優れた疲労特性を示すワイヤを得るこができる。。
さと優れた疲労特性を示すワイヤを得るこができる。。
【図1】は、加工硬化特性の比較図。
【図2】は、材料組織と疲労限強度の関係を示す図。
Claims (5)
- 【請求項1】C量が0.6%以上の鋼において、熱処理
によって得られる擬似パーライト組織が80%以上とな
る鋼材を伸線加工にする事によって得られる引張強さが
3600MPa以上の強度を有する疲労特性の優れた高
強度鋼線。 - 【請求項2】鋼成分が重量%で C :0.6%以上1.5%以下 Si:0.1%以上2.0%以下 Mn:0.1%以上2.0%以下 となる鋼からなることを特徴とする請求項1の疲労特性
の優れた高強度鋼線。 - 【請求項3】下記の成分の一種以上添加する事を特徴と
する請求2の疲労特性の優れた高強度鋼線。 Cr:0.1%以上2.0%以下 Ni:0.1%以上2.0%以下 Cu:0.1%以上2.0%以下 Mo:0.1%以上2.0%以下 Co:0.01%以上2.0%以下 - 【請求項4】下記の成分の一種以上を添加する事を特徴
とする請求項2または3の疲労特性の優れた高強度鋼
線。 Ti:0.005%以上0.03%以下 Nb:0.005%以上0.03%以下 V :0.005%以上0.03%以下 Al:0.005%以上0.03%以下 B :0.0001%以上0.003%以下 - 【請求項5】P :0.02%以下 S :0.02%以下 であることを特徴とする請求項2または3または4の疲
労特性の優れた高強度鋼線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9731795A JPH08295932A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 疲労特性の優れた高強度鋼線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9731795A JPH08295932A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 疲労特性の優れた高強度鋼線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08295932A true JPH08295932A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14189115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9731795A Pending JPH08295932A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 疲労特性の優れた高強度鋼線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08295932A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006088019A1 (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-24 | Nippon Steel Corporation | 球状化処理後の冷間鍛造性に優れた熱間圧延線材、優れた冷間鍛造性を有する球状化焼鈍処理された鋼線、及びそれらの製造方法 |
| JP2006225701A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Nippon Steel Corp | 球状化処理後の冷間鍛造性に優れた鋼線材及びその製造方法 |
| JP2006312771A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Nippon Steel Corp | 冷間鍛造性に優れた線材及びその製造方法 |
| JP2017186633A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼線、及びその鋼線の製造方法 |
| JP2017186632A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼線、及びその鋼線の製造方法 |
| CN115852254A (zh) * | 2022-12-03 | 2023-03-28 | 江苏新核合金科技有限公司 | 一种耐热钢丝及其制备工艺 |
| JPWO2023162615A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP9731795A patent/JPH08295932A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006088019A1 (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-24 | Nippon Steel Corporation | 球状化処理後の冷間鍛造性に優れた熱間圧延線材、優れた冷間鍛造性を有する球状化焼鈍処理された鋼線、及びそれらの製造方法 |
| JP2006225701A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Nippon Steel Corp | 球状化処理後の冷間鍛造性に優れた鋼線材及びその製造方法 |
| JP2006312771A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Nippon Steel Corp | 冷間鍛造性に優れた線材及びその製造方法 |
| JP2017186633A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼線、及びその鋼線の製造方法 |
| JP2017186632A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼線、及びその鋼線の製造方法 |
| JPWO2023162615A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | ||
| WO2023162615A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 住友電気工業株式会社 | 鋼線 |
| US12584204B2 (en) | 2022-02-22 | 2026-03-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Steel wire |
| CN115852254A (zh) * | 2022-12-03 | 2023-03-28 | 江苏新核合金科技有限公司 | 一种耐热钢丝及其制备工艺 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2735647B2 (ja) | 高強度高延性鋼線材および高強度高延性極細鋼線の製造方法 | |
| CA2163894C (en) | Steel wire rod of high strength and steel wire of high strength excellent in fatigue characteristics | |
| JP3294245B2 (ja) | 伸線性及び伸線後の耐疲労性に優れた高炭素鋼線材 | |
| JPWO1992000393A1 (ja) | 高強度高延性極細鋼線の製造方法 | |
| JPWO2000077271A1 (ja) | 伸線性及び伸線後の耐疲労性に優れた高炭素鋼線材 | |
| JP2609387B2 (ja) | 高強度高靭性極細鋼線用線材、高強度高靭性極細鋼線、および該極細鋼線を用いた撚り製品、並びに該極細鋼線の製造方法 | |
| JPS6324046A (ja) | 高靭性高延性極細線用線材 | |
| JPH08295932A (ja) | 疲労特性の優れた高強度鋼線 | |
| JP3283332B2 (ja) | 撚り線加工性の優れた高強度極細鋼線およびその製造方法 | |
| JP3400071B2 (ja) | 疲労特性の優れた高強度鋼線材および高強度鋼線 | |
| JP2888726B2 (ja) | 伸線加工性および疲労強度の優れた超極細鋼線およびその製造方法 | |
| JP3388012B2 (ja) | デラミネーション発生を抑えたスチールコード用鋼線の製造方法 | |
| JPH06145895A (ja) | 高強度高靭性鋼線材、該鋼線材を用いた極細鋼線およびその製法並びに撚り鋼線 | |
| JPH07116552B2 (ja) | ワイヤソー用ワイヤ及びその製造方法 | |
| JP2742440B2 (ja) | 高強度高延性鋼線 | |
| JPS60204865A (ja) | 高強度で高靭延性の極細線用高炭素鋼線材 | |
| JPH062039A (ja) | 中炭素極細鋼線の製造方法 | |
| JPH0371502B2 (ja) | ||
| JP3061918B2 (ja) | 疲労特性の優れたスチールコードの製造方法 | |
| JPH07179994A (ja) | 高強度高靭延性過共析鋼線及びその製法 | |
| JP2687839B2 (ja) | 伸線性および撚線性に優れた高炭素鋼線材 | |
| JPH10287957A (ja) | 高強度pc鋼棒およびその製造方法 | |
| JP2713780B2 (ja) | 高強度高延性極細鋼線およびその製造方法 | |
| JP2993748B2 (ja) | 高強度高延性極細鋼線およびその製造方法 | |
| JPH06312210A (ja) | 疲労強度の優れたスチールコード用鋼線およびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |