JPH082959A - 改良されたポルトランドセメンドを基体としたスプレー型防火組成物 - Google Patents
改良されたポルトランドセメンドを基体としたスプレー型防火組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造部材例えば鋼鉄製円柱のためのスプレー
型防火組成物並びにその多重塗装法を提供する。 【構成】 組成物はポートランドセメント、スタッコ、
高密度骨材および凝固促進剤からなり、同製品はポート
ランドセメント、高密度骨材、スタッコ(硫酸カルシウ
ム半水和物)、および随時スタッコ凝固遅延剤と細断し
たポリスチレン骨材の混合物をドレイブレンドして製造
する。水を添加するとスプレー塗装可能なスラリーが形
成され、同スラリーはポンプで塗装地点に輸送できる。
凝固促進剤は塗装装置の射出点の近い位置に添加する。 【効果】 本組成物は、ポートランドセメント材料に一
般的な長い凝固時間を短縮させ、そのハンガビリティー
を改善する。スラリーは構造部材にスラリー状態で付
着、凝固後、火および熱に対して優れた保護作用を発揮
する。スプレー塗装したスラリーの凝固時間が速いの
で、一日の間に複数回の多重塗装作業が可能である。
型防火組成物並びにその多重塗装法を提供する。 【構成】 組成物はポートランドセメント、スタッコ、
高密度骨材および凝固促進剤からなり、同製品はポート
ランドセメント、高密度骨材、スタッコ(硫酸カルシウ
ム半水和物)、および随時スタッコ凝固遅延剤と細断し
たポリスチレン骨材の混合物をドレイブレンドして製造
する。水を添加するとスプレー塗装可能なスラリーが形
成され、同スラリーはポンプで塗装地点に輸送できる。
凝固促進剤は塗装装置の射出点の近い位置に添加する。 【効果】 本組成物は、ポートランドセメント材料に一
般的な長い凝固時間を短縮させ、そのハンガビリティー
を改善する。スラリーは構造部材にスラリー状態で付
着、凝固後、火および熱に対して優れた保護作用を発揮
する。スプレー塗装したスラリーの凝固時間が速いの
で、一日の間に複数回の多重塗装作業が可能である。
Description
【0001】本出願は、1992年4月16日に出願さ
れたシリアルNo.869,605の発明の1部をなす
ものである。
れたシリアルNo.869,605の発明の1部をなす
ものである。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はスプレー型防火組成物に
関する。
関する。
【0003】
【発明の背景】金属製構造物に耐熱性塗膜を形成するた
めに、水硬性セメント状スラリーをスプレー塗布するこ
とは公知である。米国特許第3,719,513号およ
び第3,839,059号は、石膏結合剤のほかに、軽
量無機骨材例えばバーミキュライト、繊維状物質例えば
セルロース、およびAE剤(空気連行剤)を含む石膏を
基体とした配合物を開示している。このようなスラリー
は一般に地面で調製され、ポンプで塗布場所に送られ、
そこで支持体に塗布される。塗布場所はしばしば高所
で、高層建築物の20あるいは30階を超えることがあ
る。従って、同スラリーのポンプ輸送性が、スラリーの
配合および調製で重要な判断基準となる。かくして、該
スラリーは、容易に非常な高所にまでポンプ輸送が可能
なように、大量の水を保持できなければならないし、更
に各成分の分離または沈降を防ぎ、そして支持体上で決
められた厚さを保持するかあるいは支持体を決められた
厚さで適切に被覆するのに充分な軟度を保持しなければ
ならない。本塗装用ミックスは、思いがけない膨張や収
縮が起こってクラックが発生して乾燥被覆層の絶縁性が
低下し、深刻な状態にならないように凝固しなければな
らない。
めに、水硬性セメント状スラリーをスプレー塗布するこ
とは公知である。米国特許第3,719,513号およ
び第3,839,059号は、石膏結合剤のほかに、軽
量無機骨材例えばバーミキュライト、繊維状物質例えば
セルロース、およびAE剤(空気連行剤)を含む石膏を
基体とした配合物を開示している。このようなスラリー
は一般に地面で調製され、ポンプで塗布場所に送られ、
そこで支持体に塗布される。塗布場所はしばしば高所
で、高層建築物の20あるいは30階を超えることがあ
る。従って、同スラリーのポンプ輸送性が、スラリーの
配合および調製で重要な判断基準となる。かくして、該
スラリーは、容易に非常な高所にまでポンプ輸送が可能
なように、大量の水を保持できなければならないし、更
に各成分の分離または沈降を防ぎ、そして支持体上で決
められた厚さを保持するかあるいは支持体を決められた
厚さで適切に被覆するのに充分な軟度を保持しなければ
ならない。本塗装用ミックスは、思いがけない膨張や収
縮が起こってクラックが発生して乾燥被覆層の絶縁性が
低下し、深刻な状態にならないように凝固しなければな
らない。
【0004】本明細書に参考文献として取り入れられて
いる、米国特許第4,751,024号は防火組成物中
の軽量骨材として細断したポリスチレンを含むスプレー
型セメント状組成物を教えている。セメント結合剤は好
ましくは石膏であるが、代わりにポルトランドセメント
を使用することもできる。実際、ポルトランドセメント
が石膏より強い傾向があるので、交通関係の高い構造物
等で使用される結合剤は一般にポルトランドセメントで
ある。
いる、米国特許第4,751,024号は防火組成物中
の軽量骨材として細断したポリスチレンを含むスプレー
型セメント状組成物を教えている。セメント結合剤は好
ましくは石膏であるが、代わりにポルトランドセメント
を使用することもできる。実際、ポルトランドセメント
が石膏より強い傾向があるので、交通関係の高い構造物
等で使用される結合剤は一般にポルトランドセメントで
ある。
【0005】しかし、ポルトランドセメント基体の防火
組成物の一つの問題点は、石膏基体の組成物と比較し
て、水和工程が比較的遅いためにポルトランドセメント
混合物では水分分離が起こり易く、ハンガビリティー
(hangability)(1回の塗布で塗布可能な
塗布材の厚さ;即ちセメントの支持体への一種の付着性
とも言える)が低いことである。更にポルトランドセメ
ントは凝固するのに比較的長い時間を必要とし、そのた
めに支持体へのスプレー塗布は一日一回しかできない。
スプレー塗布厚さが不十分な場合は、2回目の塗布が一
回目の塗装が凝固するまで実施できない。十分乾かない
内に2回目の塗装を行うと塗布物が落下してしまう。典
型的な1日8時間労働で1日で複数回の多重塗装が不可
能ならば、一つの仕事を完成するのに時間がかかるの
で、必然的に労働コストが上昇する。
組成物の一つの問題点は、石膏基体の組成物と比較し
て、水和工程が比較的遅いためにポルトランドセメント
混合物では水分分離が起こり易く、ハンガビリティー
(hangability)(1回の塗布で塗布可能な
塗布材の厚さ;即ちセメントの支持体への一種の付着性
とも言える)が低いことである。更にポルトランドセメ
ントは凝固するのに比較的長い時間を必要とし、そのた
めに支持体へのスプレー塗布は一日一回しかできない。
スプレー塗布厚さが不十分な場合は、2回目の塗布が一
回目の塗装が凝固するまで実施できない。十分乾かない
内に2回目の塗装を行うと塗布物が落下してしまう。典
型的な1日8時間労働で1日で複数回の多重塗装が不可
能ならば、一つの仕事を完成するのに時間がかかるの
で、必然的に労働コストが上昇する。
【0006】米国特許第4,904,503号および第
4,934,596号(その開示された内容は本明細書
に参考文献として取入れられている)に示されているよ
うな、スプレーノズルの極く近辺で、ミョウバンを添加
して容易に促進できる石膏基体の組成物とは異なり、ミ
ョウバンはポルトランドセメントを、1日で何回も塗布
を可能にするほど十分には凝固を促進しない。更にアル
ミン酸ナトリウムは、その腐食性によって、熱間圧延鋼
製支持体を激しく腐食させるので、凝固促進剤としては
使用すべきではない。
4,934,596号(その開示された内容は本明細書
に参考文献として取入れられている)に示されているよ
うな、スプレーノズルの極く近辺で、ミョウバンを添加
して容易に促進できる石膏基体の組成物とは異なり、ミ
ョウバンはポルトランドセメントを、1日で何回も塗布
を可能にするほど十分には凝固を促進しない。更にアル
ミン酸ナトリウムは、その腐食性によって、熱間圧延鋼
製支持体を激しく腐食させるので、凝固促進剤としては
使用すべきではない。
【0007】この様にして、防火産業では、鋼鉄製等の
構造支持体に一日の間に複数回多重塗装可能な、そして
この様な複数回塗装した場合でもより優れたハンガビリ
ティーを示すポルトランドセメント基体の防火材料が長
い間求められてきた。
構造支持体に一日の間に複数回多重塗装可能な、そして
この様な複数回塗装した場合でもより優れたハンガビリ
ティーを示すポルトランドセメント基体の防火材料が長
い間求められてきた。
【0008】
【発明の概要】これらの先行技術の問題は、本発明が上
記の長い凝固時間の必要性を無くし、ポルトランドセメ
ントを基体とした組成物のハンガビリティーを改善する
ことによって克服された。一般に、本発明のスプレー型
防火組成物は、従来のパドルミキサー中で水と混合し、
各種装置を経由してポンプ輸送できるポルトランドセメ
ント基体の材料からなる。同材料は鋼製ビームおよび円
柱にスプレー塗装する。同製品は、ポルトランドセメン
ト、スタッコ(本発明では硫酸カルシウム半水和物と定
義する)、およびその他の添加物、例えば細断した発泡
ポリスチレン、でんぷん、接着剤、およびセメント強度
強化剤をドライブレンドして製造される。水を添加する
と、乾燥状態の組成物は、ポンプ輸送が可能でスプレー
塗装が可能なスラリーになる。好ましくは、凝固促進剤
を添加、最も好ましくは凝固促進剤を射出点の極く近辺
に添加する。
記の長い凝固時間の必要性を無くし、ポルトランドセメ
ントを基体とした組成物のハンガビリティーを改善する
ことによって克服された。一般に、本発明のスプレー型
防火組成物は、従来のパドルミキサー中で水と混合し、
各種装置を経由してポンプ輸送できるポルトランドセメ
ント基体の材料からなる。同材料は鋼製ビームおよび円
柱にスプレー塗装する。同製品は、ポルトランドセメン
ト、スタッコ(本発明では硫酸カルシウム半水和物と定
義する)、およびその他の添加物、例えば細断した発泡
ポリスチレン、でんぷん、接着剤、およびセメント強度
強化剤をドライブレンドして製造される。水を添加する
と、乾燥状態の組成物は、ポンプ輸送が可能でスプレー
塗装が可能なスラリーになる。好ましくは、凝固促進剤
を添加、最も好ましくは凝固促進剤を射出点の極く近辺
に添加する。
【0009】
【発明の詳細な記述】本発明の発明者は、ポルトランド
セメント基体の防火組成物の凝固反応を促進させること
によって、複数回の塗装が可能になり、ハンガビリティ
ーが改善されることを発見した。この凝固促進は、スタ
ッコを添加することにより引起こされ、しかもこの促進
作用は、例えば凝固遅延剤、好ましくは蛋白性高強度遅
延剤(U.S.Gypsum社から市販されている)
を、組成物の約0ないし約1.0重量%好ましくは約0
ないし0.6重量%添加することにより、ポンプ輸送と
スプレー塗装を実施するのに十分な時間遅延させること
ができる。遅延剤の量は、使用するセメントおよびスタ
ッコの特性により変動させることができる。凝固の促進
は、ポルトランドセメント/スタッコマトリックスの初
期硬化が速くなることで証明される。硫酸アルミニウム
を、好ましくは射出点(ノズル)の近辺に、例えば米国
特許第4,904,503号または米国特許第4,93
4,596号に記載されている方法に従い、器具を使用
して添加すると、凝固工程の速度が上昇する。凝固速度
が十分に上昇すると、2回目のスプレー塗装が数時間で
可能になる。特に、ポルトランド/スタッコ配合物にミ
ョウバンが注入されと、スタッコは凝固し、ポルトラン
ドセメントマトリックスの硬化を惹き起こし、組成物の
凝集強度の上昇をより速くする。また、スタッコが凝固
した結果、支持体への機械的な結合も速くなる。この結
合は強固で、8時間以内あるいは1日の労働時間内に、
塗装物の落下なしに2回目の塗装を可能にする。ミョウ
バンを射出点近辺に注入すると、特定地点(即ち、組成
物を混合するホッパー内よりも塗装される支持体上)で
の塗布組成物の硬化を速くすることができる。
セメント基体の防火組成物の凝固反応を促進させること
によって、複数回の塗装が可能になり、ハンガビリティ
ーが改善されることを発見した。この凝固促進は、スタ
ッコを添加することにより引起こされ、しかもこの促進
作用は、例えば凝固遅延剤、好ましくは蛋白性高強度遅
延剤(U.S.Gypsum社から市販されている)
を、組成物の約0ないし約1.0重量%好ましくは約0
ないし0.6重量%添加することにより、ポンプ輸送と
スプレー塗装を実施するのに十分な時間遅延させること
ができる。遅延剤の量は、使用するセメントおよびスタ
ッコの特性により変動させることができる。凝固の促進
は、ポルトランドセメント/スタッコマトリックスの初
期硬化が速くなることで証明される。硫酸アルミニウム
を、好ましくは射出点(ノズル)の近辺に、例えば米国
特許第4,904,503号または米国特許第4,93
4,596号に記載されている方法に従い、器具を使用
して添加すると、凝固工程の速度が上昇する。凝固速度
が十分に上昇すると、2回目のスプレー塗装が数時間で
可能になる。特に、ポルトランド/スタッコ配合物にミ
ョウバンが注入されと、スタッコは凝固し、ポルトラン
ドセメントマトリックスの硬化を惹き起こし、組成物の
凝集強度の上昇をより速くする。また、スタッコが凝固
した結果、支持体への機械的な結合も速くなる。この結
合は強固で、8時間以内あるいは1日の労働時間内に、
塗装物の落下なしに2回目の塗装を可能にする。ミョウ
バンを射出点近辺に注入すると、特定地点(即ち、組成
物を混合するホッパー内よりも塗装される支持体上)で
の塗布組成物の硬化を速くすることができる。
【0010】本防火組成物は好ましくは、細断した発泡
ポリスチレンを骨材として含むる。本組成物のハンガビ
リティーは一部、組成物中の細断されていない発泡ポリ
スチレンの量をいかにして最小にするかによって変動す
る。発泡ポリスチレンを”細断化”したものは、米国特
許第4,989,464号(その開示された内容は、本
明細書に参考文献として取入れられている)に記載され
ている方法によって測定した、#12標準ふるい(穴の
大きさ0.061インチ)の上に残る粒子の量、#30
標準ふるいを通過し、#325標準ふるい上に残る粒子
の量によって表す、特定の粒径分布にに従うのが好まし
い。#12ふるいの上に残る粒子の量は重量基準で、約
0ないし約20%、好ましくは約0ないし約10%が適
当である。#30ふるい(穴の大きさ0.0234イン
チ)を通過し、#325ふるい(穴の大きさ0.001
7インチ)上に残る粒子の量は、約40重量%以下、好
ましくは約30重量%以下である。
ポリスチレンを骨材として含むる。本組成物のハンガビ
リティーは一部、組成物中の細断されていない発泡ポリ
スチレンの量をいかにして最小にするかによって変動す
る。発泡ポリスチレンを”細断化”したものは、米国特
許第4,989,464号(その開示された内容は、本
明細書に参考文献として取入れられている)に記載され
ている方法によって測定した、#12標準ふるい(穴の
大きさ0.061インチ)の上に残る粒子の量、#30
標準ふるいを通過し、#325標準ふるい上に残る粒子
の量によって表す、特定の粒径分布にに従うのが好まし
い。#12ふるいの上に残る粒子の量は重量基準で、約
0ないし約20%、好ましくは約0ないし約10%が適
当である。#30ふるい(穴の大きさ0.0234イン
チ)を通過し、#325ふるい(穴の大きさ0.001
7インチ)上に残る粒子の量は、約40重量%以下、好
ましくは約30重量%以下である。
【0011】本防火組成物は典型的には、乾燥混合物と
して建造物の場所まで輸送され、適当量の水を加えた所
で、スラリーとなるので、スラリー調製と塗装工程に何
時間もかかり、可使時間(ポットライフ)を許容できる
程度にするために、同ミックスの凝固時間は、一般に大
きく遅延させる。この混合機内での遅延は、スプレー塗
装の際に要求される凝固時間の短縮と矛盾し、遅延と加
速との微妙なバランスを達成するのは難しい。もし同混
合物がホッパー中で固化するようなことがあれば、ポン
プ輸送が不可能になり、予定の塗装に使用できなくなる
のは明らかである。スタッコに遅延剤を添加することに
より、遅延化された材料がミキサーの中では急速に固ま
らず、そしてノズルで急速に硬化する際は、遅延剤は重
要な影響を発揮しないようにする。これらの理由から遅
延剤は添加するのが好ましい。
して建造物の場所まで輸送され、適当量の水を加えた所
で、スラリーとなるので、スラリー調製と塗装工程に何
時間もかかり、可使時間(ポットライフ)を許容できる
程度にするために、同ミックスの凝固時間は、一般に大
きく遅延させる。この混合機内での遅延は、スプレー塗
装の際に要求される凝固時間の短縮と矛盾し、遅延と加
速との微妙なバランスを達成するのは難しい。もし同混
合物がホッパー中で固化するようなことがあれば、ポン
プ輸送が不可能になり、予定の塗装に使用できなくなる
のは明らかである。スタッコに遅延剤を添加することに
より、遅延化された材料がミキサーの中では急速に固ま
らず、そしてノズルで急速に硬化する際は、遅延剤は重
要な影響を発揮しないようにする。これらの理由から遅
延剤は添加するのが好ましい。
【0012】本出願の主題であるスラリーにあるいは塗
装支持体に悪影響を及ぼすことなく十分にスラリーの凝
固遅延を相殺できる凝固促進剤が使用できる。好ましく
は促進剤は、スプレー塗装後、1.5時間以内にスラリ
ーを十分に固化させ、そして剥落せずに2回目のスプレ
ー塗装を行なえる量を使用する。このために必要な量
は、促進剤の型、並びに防火組成物のその他の各主成分
の性質によって変動する。有用な促進剤は、例えば硫酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム、硝酸第二鉄、硫酸第
二鉄、硫酸カリウム、硫酸、炭酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、および酢酸が挙げられる。ミョウバンが特に
好ましい。
装支持体に悪影響を及ぼすことなく十分にスラリーの凝
固遅延を相殺できる凝固促進剤が使用できる。好ましく
は促進剤は、スプレー塗装後、1.5時間以内にスラリ
ーを十分に固化させ、そして剥落せずに2回目のスプレ
ー塗装を行なえる量を使用する。このために必要な量
は、促進剤の型、並びに防火組成物のその他の各主成分
の性質によって変動する。有用な促進剤は、例えば硫酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム、硝酸第二鉄、硫酸第
二鉄、硫酸カリウム、硫酸、炭酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、および酢酸が挙げられる。ミョウバンが特に
好ましい。
【0013】本発明はポルトランドセメント1型から5
型までのいずれにも適用できるが、1型が特に好まし
い。本ドライブレンドは10ないし65pcfのかさ密
度を持ち、低密度配合物に対しては12ないし15pc
f、高密度配合物に対しては30ないし55pcfが好
ましい。製品の最終密度は15ないし65pcfの範囲
であり、好ましくは低密度製品に対しては22ないし2
6pcfであり、高密度製品に対しては40ないし50
pcfである。より高密度製品では、低密度製品よりも
ポルトランドセメントの使用量が少なく(従って水の使
用量も少ない)、高密度骨材例えば砂またはボーキサイ
トまたはそれらの混合物を添加する。砂は、どの等級の
ものも製品のハンガビリティーあるいは配合物のポンプ
輸送性に悪影響を及ぼさない限り、適切に使用できる。
砂は好ましくは絶対乾燥状態にする。ボーキサイトは好
ましくは水和物であり、粗粒子と微粒子との混合物であ
る。更に軽量骨材例えば細断ポリスチレンの量は高密度
製品では削減する。乾燥状態の製品は水と0.5:1−
1.6:1(水:固体物)の割合で混合する。適切な製
品は本発明に従って、下記の混合物をドライブレンドし
て製造することができる。
型までのいずれにも適用できるが、1型が特に好まし
い。本ドライブレンドは10ないし65pcfのかさ密
度を持ち、低密度配合物に対しては12ないし15pc
f、高密度配合物に対しては30ないし55pcfが好
ましい。製品の最終密度は15ないし65pcfの範囲
であり、好ましくは低密度製品に対しては22ないし2
6pcfであり、高密度製品に対しては40ないし50
pcfである。より高密度製品では、低密度製品よりも
ポルトランドセメントの使用量が少なく(従って水の使
用量も少ない)、高密度骨材例えば砂またはボーキサイ
トまたはそれらの混合物を添加する。砂は、どの等級の
ものも製品のハンガビリティーあるいは配合物のポンプ
輸送性に悪影響を及ぼさない限り、適切に使用できる。
砂は好ましくは絶対乾燥状態にする。ボーキサイトは好
ましくは水和物であり、粗粒子と微粒子との混合物であ
る。更に軽量骨材例えば細断ポリスチレンの量は高密度
製品では削減する。乾燥状態の製品は水と0.5:1−
1.6:1(水:固体物)の割合で混合する。適切な製
品は本発明に従って、下記の混合物をドライブレンドし
て製造することができる。
【0014】 ポルトランドセメント 30 − 90 % スタッコ 4 − 30 % 凝固遅延剤 0 − 1 % 細断ポリスチレン 0−5% 好ましくは 2−3% クレー 2 − 8 % セルロース(骨材) 0 − 8 % AE剤 0.2 − 2 % ガラス繊維 0 − 4 % メチルセルロース 0 − 1 % 砂またはボーキサイト 0 − 60 % 酢酸ビニール 0 − 5 % 好ましい低密度製品は下記範囲の成分を含む。
【0015】 ポルトランドセメント 67 − 74 % スタッコ 12 − 18 % 凝固遅延剤 0 − 0.6 % 細断ポリスチレン 2.5 − 3 % クレー(増粘剤) 2 − 6 % セルロース(骨材) 2 − 6 % AE剤 0.2 − 0.5% ガラス繊維 1.5 − 3 % メチルセルロース 0.2 − 0.5% 殺有害生物剤(Amical/wp) 0.02 % または (Angus Chemical社製) 有害な細菌発生を防ぐ量 好ましい高密度製品は下記範囲の成分を含む。
【0016】 ポルトランドセメント 40 − 50 % スタッコ 12 − 18 % 凝固遅延剤 0 − 0.6 % 細断ポリスチレン 0 − 1.5 % クレー(増粘剤) 2 − 6 % セルロース 2 − 6 % AE剤 0.2 − 0.5% ガラス繊維 1.5 − 3 % メチルセルロース 0.2 − 0.5% 殺有害生物剤(Amical/wp) 0.02 % または (Angus Chemical社製) 有害な細菌発生を防ぐ量 砂またはボーキサイト 40 − 55 % 酢酸ビニール 1 − 3 % 好ましくは硫酸アルミニウム凝固促進剤を37%溶液と
して、スプレーノズルの所で3%以下の量をスラリー中
に注入する。
して、スプレーノズルの所で3%以下の量をスラリー中
に注入する。
【0017】更に任意の成分、例えば収縮を制御するガ
ラス繊維、メチルセルロース、あるいは当技術分野の熟
達者に公知のその他の適当な増粘剤、AE剤例えばラウ
リル硫酸ナトリウム、および細菌発生を抑制する殺有害
生物剤を添加することができる。
ラス繊維、メチルセルロース、あるいは当技術分野の熟
達者に公知のその他の適当な増粘剤、AE剤例えばラウ
リル硫酸ナトリウム、および細菌発生を抑制する殺有害
生物剤を添加することができる。
【0018】本発明の防火組成物を使用すると、2回目
の塗布が1回目の塗布の約1ないし2時間以内に、好ま
しくは1.5時間以内に、塗布物の落下なしにスプレー
塗装可能になる。ハンガビリティーが改善されるとま
た、一回の塗布で、約3/4インチから1インチの厚さ
にスプレー塗装することができ、事実1.5インチもの
厚さにスプレー塗装できた。一方従来のポートランドセ
メントを基体とした組成物は、僅かに1/2ないし5/
8インチの厚さしか塗装支持体に付着保持できなかっ
た。
の塗布が1回目の塗布の約1ないし2時間以内に、好ま
しくは1.5時間以内に、塗布物の落下なしにスプレー
塗装可能になる。ハンガビリティーが改善されるとま
た、一回の塗布で、約3/4インチから1インチの厚さ
にスプレー塗装することができ、事実1.5インチもの
厚さにスプレー塗装できた。一方従来のポートランドセ
メントを基体とした組成物は、僅かに1/2ないし5/
8インチの厚さしか塗装支持体に付着保持できなかっ
た。
【0019】
【実施例1】下記の配合物を調製した。
【0020】 Nozl.ビカー(MM)/Hr配合物 スタッコ% セメント% 乾燥かさ密度 非注入 注入 対照 0 85.7 12.4 14.5 11.5 1 8 77.5 11.8 12 9.5 2 12 73.4 12.6 11 8.5 3 16 69.3 13.2 9.5 6.5 4 24 61.2 12.3 10.5 8 5 16 42.0 35.2 9.0 7.0 6 16 36.0 63.5 10.0 6.5 上記バッチそれぞれのセメントは、1型ポートランドセ
メントであった。それぞれのバッチを、米国特許第4,
904,503号にに従って2.6%のミョウバンを加
えてから、鋼鉄製構造部材にスプレー塗装した。12%
および16%バッチは1ないし1.5時間以内に充分に
固化し、2回目の塗装が可能であった。12%および1
6%の1回目の塗装は厚さが3/4インチないし7/8
インチで、2回目の塗装後の合計平均厚さは1.5ない
し2インチに達した。対照例では第1回の塗装で厚さは
5/8インチになった。2回目の塗装(合計1.5イン
チの塗装厚さになる)を1.5時間後に実施しようとし
たが塗装物が落下した。特に2回目塗装は2回目に塗装
物したものが落ちるだけでなく、1回目の塗装物の一部
まで落ちてしまう。これは1回目の塗装物が1.5時間
では支持体に十分結合しなかったことを示唆している。
メントであった。それぞれのバッチを、米国特許第4,
904,503号にに従って2.6%のミョウバンを加
えてから、鋼鉄製構造部材にスプレー塗装した。12%
および16%バッチは1ないし1.5時間以内に充分に
固化し、2回目の塗装が可能であった。12%および1
6%の1回目の塗装は厚さが3/4インチないし7/8
インチで、2回目の塗装後の合計平均厚さは1.5ない
し2インチに達した。対照例では第1回の塗装で厚さは
5/8インチになった。2回目の塗装(合計1.5イン
チの塗装厚さになる)を1.5時間後に実施しようとし
たが塗装物が落下した。特に2回目塗装は2回目に塗装
物したものが落ちるだけでなく、1回目の塗装物の一部
まで落ちてしまう。これは1回目の塗装物が1.5時間
では支持体に十分結合しなかったことを示唆している。
【0021】ビカーデータは材料の流動性と剛性の測定
値を示したものである。剛性は一般に生成物の付着性を
示したものである。ビカーの読み取り値が低いほど、生
成物は固くなる。好ましくはビカー数は約10mm以
下、最も好ましくは読み取り値は約8mmかそれ以下で
ある。実施例1の配合物4のビカー値4は優れているよ
うに見えるが、実際には、24%のスタッコを含む配合
物は固すぎることが判った。即ち作業性が良くない。こ
のような配合物を商業的に実用化するためには、更に水
を加えることが必要で、それによって使用可能な組成物
の最終ビカー数は増加する。
値を示したものである。剛性は一般に生成物の付着性を
示したものである。ビカーの読み取り値が低いほど、生
成物は固くなる。好ましくはビカー数は約10mm以
下、最も好ましくは読み取り値は約8mmかそれ以下で
ある。実施例1の配合物4のビカー値4は優れているよ
うに見えるが、実際には、24%のスタッコを含む配合
物は固すぎることが判った。即ち作業性が良くない。こ
のような配合物を商業的に実用化するためには、更に水
を加えることが必要で、それによって使用可能な組成物
の最終ビカー数は増加する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 302 B 7415−4F C09K 21/02 //(C04B 28/04 22:14 B 16:08 14:06 Z 14:36) 111:28
Claims (13)
- 【請求項1】 ポルトランドセメンドを基体としたスプ
レー型防火組成物において、同組成物が30−90%の
ポルトランドセメンドと4−30%のスタッコからのド
ライブレンドからなり、該ドライブレンドが約30から
約55pcf(ポンド/立方フィート)の範囲のかさ密
度を持ち、そして3%以下の該組成物用凝結促進剤を含
むことを特徴とするポルトランドセメンドを基体とした
スプレー型防火組成物。 - 【請求項2】 請求第1項記載のスプレー型防火組成物
において、該組成物が更にスタッコ凝結遅延剤を含むこ
とを特徴とするスプレー型防火組成物。 - 【請求項3】 請求第1項記載のスプレー型防火組成物
において、該組成物が更に細断されたポリスチレンを含
むことを特徴とするスプレー型防火組成物。 - 【請求項4】 請求第1項記載のスプレー型防火組成物
において、該組成物が更に砂、ボーキサイトおよびそれ
らの混合物からなる群れから選択された高密度骨材を含
むことを特徴とするスプレー型防火組成物。 - 【請求項5】 請求第4項記載のスプレー型防火組成物
において、該高密度骨材が40−55%の砂からなるこ
とを特徴とするスプレー型防火組成物。 - 【請求項6】 請求第4項記載のスプレー型防火組成物
において、該高密度骨材が更に、40−55%のボーキ
サイトからなることを特徴とするスプレー型防火組成
物。 - 【請求項7】 スプレー型防火組成物を、鋼鉄製支持体
へ多重塗装する方法において、該組成物が30−90%
のポルトランドセメンドと4−30%のスタッコからの
ドライブレンドからなり、得られたドライブレンドが3
0 − 55pcfの範囲のかさ密度を持ち、同ドライ
ブレンドに水を加えてスプレー塗装できるスラリーと
し、得られたスラリーをスプレーノズルまで輸送し、該
ノズルの近辺にまで輸送される前、される間、またはさ
れた後に、凝固促進剤を該ノズルに導入し、該支持体へ
該スラリーの1回目のスプレー塗装を行い、該第1塗装
膜を、第2塗装膜を保持できるほどに十分凝固させ、そ
してその上に、1回目のスプレー塗装の8時間以内に該
スラリーの2回目の塗装を行うことを特徴とする多重塗
装法。 - 【請求項8】 請求第7項記載の多重塗装法において、
該ドライブレンド工程が更に、スタッコ凝固遅延剤の該
組成物への添加作業を含むことを特徴とする多重塗装
法。 - 【請求項9】 請求第7項記載の多重塗装法において、
該ドライブレンド工程が更に砂、ボーキサイト、および
それらの混合物からなる群れから選ばれる高密度骨材を
添加する作業を含むことを特徴とする多重塗装法。 - 【請求項10】 請求第7項記載の多重塗装法におい
て、該スタッコ、凝固遅延剤および促進剤を、該スラリ
ーが該鋼鉄製支持体へ塗布された際、それを1.5時間
以内に凝固させるのに充分な量加えることを特徴とする
多重塗装法。 - 【請求項11】 請求第7項記載の多重塗装法におい
て、該スラリーの1回目のスプレー塗装を、厚さ5/8
インチを超えるように実施することを特徴とする多重塗
装法。 - 【請求項12】 請求第7項記載の多重塗装法におい
て、該スラリーの1回目および2回目の塗装による膜厚
さの合計が、約1.5ないし2インチであることを特徴
とする多重塗装法。 - 【請求項13】 請求第7項記載の多重塗装法におい
て、該ドライブレンド工程が更に細断ポリスチレンを該
混合物に添加する作業を含むことを特徴とする多重塗装
法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/239,494 US5401538A (en) | 1992-04-16 | 1994-05-09 | Sprayable portland cement-based fireproofing compositions |
| US239494 | 1994-05-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082959A true JPH082959A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=22902403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7127471A Pending JPH082959A (ja) | 1994-05-09 | 1995-04-28 | 改良されたポルトランドセメンドを基体としたスプレー型防火組成物 |
Country Status (13)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5401538A (ja) |
| EP (1) | EP0681999B1 (ja) |
| JP (1) | JPH082959A (ja) |
| KR (1) | KR100373078B1 (ja) |
| CN (1) | CN1153746C (ja) |
| AT (1) | ATE178874T1 (ja) |
| AU (1) | AU683535B2 (ja) |
| CA (1) | CA2144908C (ja) |
| DE (1) | DE69508998T2 (ja) |
| ES (1) | ES2131766T3 (ja) |
| MY (1) | MY114093A (ja) |
| TW (1) | TW321682B (ja) |
| ZA (1) | ZA953312B (ja) |
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