JPH08296447A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
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- JPH08296447A JPH08296447A JP7105429A JP10542995A JPH08296447A JP H08296447 A JPH08296447 A JP H08296447A JP 7105429 A JP7105429 A JP 7105429A JP 10542995 A JP10542995 A JP 10542995A JP H08296447 A JPH08296447 A JP H08296447A
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- Japan
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- internal combustion
- combustion engine
- pressure
- heat
- air
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B41/00—Engines characterised by special means for improving conversion of heat or pressure energy into mechanical power
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼温度と最高圧力と排気量を増加させるこ
となく、熱効率と単位排気量当たりの出力を向上させる
ことのできる内燃機関を提供する。 【構成】 内燃機関100は、等温的圧縮機構12で吸
気を等温的に圧縮して低温中圧の空気とし、これを熱交
換器14で中温中圧の排気と熱交換を行わせて中温中圧
の空気とし、これをピストンシリンダー機構16で燃料
の燃焼によって加熱して燃焼ガスとし、これを膨張させ
て機械的エネルギーを発生させ、その後これを中温中圧
の排気として排出して熱交換器14を通過させ、排気熱
を圧縮後の吸気の加熱に再利用する。
となく、熱効率と単位排気量当たりの出力を向上させる
ことのできる内燃機関を提供する。 【構成】 内燃機関100は、等温的圧縮機構12で吸
気を等温的に圧縮して低温中圧の空気とし、これを熱交
換器14で中温中圧の排気と熱交換を行わせて中温中圧
の空気とし、これをピストンシリンダー機構16で燃料
の燃焼によって加熱して燃焼ガスとし、これを膨張させ
て機械的エネルギーを発生させ、その後これを中温中圧
の排気として排出して熱交換器14を通過させ、排気熱
を圧縮後の吸気の加熱に再利用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電、自動車、鉄道、
船舶等の動力源として利用される内燃機関に関し、特に
燃焼温度と最高圧力と排気量の何れをも増加させること
なく、熱効率と出力を増加させた内燃機関に関する。
船舶等の動力源として利用される内燃機関に関し、特に
燃焼温度と最高圧力と排気量の何れをも増加させること
なく、熱効率と出力を増加させた内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレシプロ式内燃機関としては、例
えば、自動車などに用いられる4サイクルの内燃機関が
知られている。図12はこうした従来の4サイクル内燃
機関10の構造を示すものである。従来の4サイクル内
燃機関は図12に示すように、クランクシャフト7と連
結棒8によって往復運動させられるピストン2、シリン
ダー1、吸入弁3、吐出弁4、点火栓若しくは燃料噴射
弁9などを備え、ピストンの2往復によって1サイクル
を完了するが、その1サイクルは吸入、圧縮、燃焼膨
張、排出の4行程から成っている。また4サイクル内燃
機関は火花点火機関と圧縮点火機関に2大別されるが、
火花点火機関では吸入行程で空気と燃料の混合物を吸入
し、燃焼膨張行程の始めに火花によって燃焼を開始させ
るが、圧縮点火機関の吸入行程では空気のみを吸入し、
圧縮行程によって高温となった空気の中に燃料を噴射す
ることによって燃焼を開始させる相違がある。
えば、自動車などに用いられる4サイクルの内燃機関が
知られている。図12はこうした従来の4サイクル内燃
機関10の構造を示すものである。従来の4サイクル内
燃機関は図12に示すように、クランクシャフト7と連
結棒8によって往復運動させられるピストン2、シリン
ダー1、吸入弁3、吐出弁4、点火栓若しくは燃料噴射
弁9などを備え、ピストンの2往復によって1サイクル
を完了するが、その1サイクルは吸入、圧縮、燃焼膨
張、排出の4行程から成っている。また4サイクル内燃
機関は火花点火機関と圧縮点火機関に2大別されるが、
火花点火機関では吸入行程で空気と燃料の混合物を吸入
し、燃焼膨張行程の始めに火花によって燃焼を開始させ
るが、圧縮点火機関の吸入行程では空気のみを吸入し、
圧縮行程によって高温となった空気の中に燃料を噴射す
ることによって燃焼を開始させる相違がある。
【0003】また自動車用の内燃機関では公害防止の目
的で排気処理の触媒装置を設け、これによって排気中の
NOx(窒素酸化物)を分解し、炭化水素、炭素(す
す)及び一酸化炭素の酸化をすることが広く行われてい
る。
的で排気処理の触媒装置を設け、これによって排気中の
NOx(窒素酸化物)を分解し、炭化水素、炭素(す
す)及び一酸化炭素の酸化をすることが広く行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先ず、従来の4サイク
ル内燃機関がその作動原理の基準としてきた熱力学サイ
クルの概要を下記にしるす。つまり、図1は、内燃機関
の作業流体である空気が内燃機関の1サイクル中に起こ
す状態の変化を圧力比容積線図(p−v線図とも言う)
に示したものであり、特にサイクル1−12−13−1
4−1は火花点火機関の基本サイクルとして知られるオ
ットーサイクルを示し、1−12の断熱圧縮、12−1
3の等容加熱(燃焼)、13−14の断熱膨張、14−
1の等容冷却(点14の状態での排出と点1の状態での
吸入を代表する)の4行程からなる。
ル内燃機関がその作動原理の基準としてきた熱力学サイ
クルの概要を下記にしるす。つまり、図1は、内燃機関
の作業流体である空気が内燃機関の1サイクル中に起こ
す状態の変化を圧力比容積線図(p−v線図とも言う)
に示したものであり、特にサイクル1−12−13−1
4−1は火花点火機関の基本サイクルとして知られるオ
ットーサイクルを示し、1−12の断熱圧縮、12−1
3の等容加熱(燃焼)、13−14の断熱膨張、14−
1の等容冷却(点14の状態での排出と点1の状態での
吸入を代表する)の4行程からなる。
【0005】図2も同様のp−v線図であるが、特にサ
イクル1−2−3−4−1は圧縮点火機関の基本サイク
ルとして知られるデイーゼルサイクルを示し、1−2の
断熱圧縮、2−3の等圧加熱(燃焼)、3−4の断熱膨
張、4−1の等容冷却(点4の状態での排出と点1の状
態での吸入を代表する)の4行程からなる。またサイク
ル1−2−3−4−1は図1と図2の何れの場合におい
ても、点3で最高温度と最高圧力に達する。また一般に
p−v線図上の1サイクルで圧縮比とは点1の比容積を
点12または点2の比容積で除した値であり、デイーゼ
ルサイクルの面積1−2−3−4−1などp−v線図上
の1サイクルが取り囲むサイクル面積は作業流体の単位
流量当たりの機関出力に相当し、機関の熱効率はこのサ
イクル面積を燃焼行程12−13、2−3などで供給さ
れた熱量で除したものに等しい。
イクル1−2−3−4−1は圧縮点火機関の基本サイク
ルとして知られるデイーゼルサイクルを示し、1−2の
断熱圧縮、2−3の等圧加熱(燃焼)、3−4の断熱膨
張、4−1の等容冷却(点4の状態での排出と点1の状
態での吸入を代表する)の4行程からなる。またサイク
ル1−2−3−4−1は図1と図2の何れの場合におい
ても、点3で最高温度と最高圧力に達する。また一般に
p−v線図上の1サイクルで圧縮比とは点1の比容積を
点12または点2の比容積で除した値であり、デイーゼ
ルサイクルの面積1−2−3−4−1などp−v線図上
の1サイクルが取り囲むサイクル面積は作業流体の単位
流量当たりの機関出力に相当し、機関の熱効率はこのサ
イクル面積を燃焼行程12−13、2−3などで供給さ
れた熱量で除したものに等しい。
【0006】上記サイクル面積はまた、内燃機関の回転
数が変化しない場合については、単位排気量当たりの機
関出力を代表するものでもある。
数が変化しない場合については、単位排気量当たりの機
関出力を代表するものでもある。
【0007】このような原理に基づく、従来のレシプロ
型内燃機関の熱効率は圧縮比に左右される所が大きいの
で、一定水準の圧縮比を確保せねばならず、また経済性
の観点から単位排気量当たりの出力も一定水準以上を必
要とし、このためには最高圧力を上げることが望まし
い。しかし高い圧縮比と高い最高圧力は最高温度を高い
ものとし、その結果排気ガス中の窒素酸化物(NOx)
の量が多くなって、低公害化を求める近年の社会的要請
に答え難くなるので、最高温度には一定の限度がある。
更にデイーゼル機関の高い最高圧力は騒音の水準を高く
し、また圧力に耐える強度を確保する必要から機関の重
量を大きくしている。従って最高温度だけでなく最高圧
力にも一定の限度がある。この結果現在の内燃機関、特
にデイーゼル機関は、これ以上熱効率と単位排気量当た
りの出力を上げることが難しくなっている。
型内燃機関の熱効率は圧縮比に左右される所が大きいの
で、一定水準の圧縮比を確保せねばならず、また経済性
の観点から単位排気量当たりの出力も一定水準以上を必
要とし、このためには最高圧力を上げることが望まし
い。しかし高い圧縮比と高い最高圧力は最高温度を高い
ものとし、その結果排気ガス中の窒素酸化物(NOx)
の量が多くなって、低公害化を求める近年の社会的要請
に答え難くなるので、最高温度には一定の限度がある。
更にデイーゼル機関の高い最高圧力は騒音の水準を高く
し、また圧力に耐える強度を確保する必要から機関の重
量を大きくしている。従って最高温度だけでなく最高圧
力にも一定の限度がある。この結果現在の内燃機関、特
にデイーゼル機関は、これ以上熱効率と単位排気量当た
りの出力を上げることが難しくなっている。
【0008】また従来の内燃機関では、排気を常温より
も高い温度で排出することによって生ずる排気熱損が相
当の量となり、機関の熱効率を低いものにする重要な一
因となっている。図3の自動車用内燃機関の熱勘定図は
このことを示す一例である。
も高い温度で排出することによって生ずる排気熱損が相
当の量となり、機関の熱効率を低いものにする重要な一
因となっている。図3の自動車用内燃機関の熱勘定図は
このことを示す一例である。
【0009】また従来の自動車では行われていないが、
実現すれば望ましい技術として、地球環境上好ましくな
いフロンガスを使用しない自動車冷房、制動時に失われ
る車両の運動エネルギーの回収、排気の触媒処理によっ
て発生する熱の回収がある。更に、以上に述べた各種の
問題点は内燃機関の熱力学サイクル及びその周辺の技術
の改善によって一挙に解決する可能性があり、本発明の
着想の発端となった。
実現すれば望ましい技術として、地球環境上好ましくな
いフロンガスを使用しない自動車冷房、制動時に失われ
る車両の運動エネルギーの回収、排気の触媒処理によっ
て発生する熱の回収がある。更に、以上に述べた各種の
問題点は内燃機関の熱力学サイクル及びその周辺の技術
の改善によって一挙に解決する可能性があり、本発明の
着想の発端となった。
【0010】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする所
は、燃焼温度と最高圧力と排気量を増加させることな
く、熱効率と単位排気量当たりの出力を向上させると同
時に上記の自動車に関する各種の望ましい技術の実現を
可能ならしめようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする所
は、燃焼温度と最高圧力と排気量を増加させることな
く、熱効率と単位排気量当たりの出力を向上させると同
時に上記の自動車に関する各種の望ましい技術の実現を
可能ならしめようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の内燃機関は、常温の空気を等温的に圧縮す
る手段と、圧縮された空気を中温の排気との熱交換によ
って予熱する熱交換器と、ピストンシリンダー機構とを
備え、当該ピストンシリンダー機構の容積最小点付近で
前記圧縮予熱された空気と燃料を化合させて高温高圧の
燃焼ガスとし、これを当該ピストンシリンダー機構の膨
脹行程で膨脹させて機械的エネルギーを取り出し、当該
ピストンシリンダー機構の収縮行程で中温の排気ガスと
して前記熱交換器に送出することを特徴とする。
に、本発明の内燃機関は、常温の空気を等温的に圧縮す
る手段と、圧縮された空気を中温の排気との熱交換によ
って予熱する熱交換器と、ピストンシリンダー機構とを
備え、当該ピストンシリンダー機構の容積最小点付近で
前記圧縮予熱された空気と燃料を化合させて高温高圧の
燃焼ガスとし、これを当該ピストンシリンダー機構の膨
脹行程で膨脹させて機械的エネルギーを取り出し、当該
ピストンシリンダー機構の収縮行程で中温の排気ガスと
して前記熱交換器に送出することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の内燃機関は、請求項1記載
の内燃機関において、圧縮後の空気との熱交換を終えて
低温となりながら、依然として、中程度の圧力を有する
中圧の排気を大気圧まで膨脹させ、排気の圧力エネルギ
ーを回収する排圧回収手段を備えたことを特徴とする。
の内燃機関において、圧縮後の空気との熱交換を終えて
低温となりながら、依然として、中程度の圧力を有する
中圧の排気を大気圧まで膨脹させ、排気の圧力エネルギ
ーを回収する排圧回収手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の内燃機関は、請求項1〜2
記載の内燃機関において、前記熱交換後の中圧の排気を
さらに室温近くまで冷却したもの及び/或いは前記の等
温的に圧縮した空気を、前記排圧回収手段を用いて大気
圧まで膨脹させて外気温よりも低くし、冷房に利用する
ことを特徴とする。
記載の内燃機関において、前記熱交換後の中圧の排気を
さらに室温近くまで冷却したもの及び/或いは前記の等
温的に圧縮した空気を、前記排圧回収手段を用いて大気
圧まで膨脹させて外気温よりも低くし、冷房に利用する
ことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の内燃機関は、請求項1〜3
記載の内燃機関において、前記熱交換器が、互いに熱を
交換する2つの流体を、当該2流体間の圧力差に耐える
材質で作られた耐圧壁で分離し、当該2流体は互いに逆
方向に対向して流し、当該2流体の内、少なくとも一方
の流体中にあって、前記耐圧壁に略接触し、当該流体の
流れる方向と直角方向に広がる高熱伝導率材質の薄板を
配し、当該薄板には前記流体が通過することによって当
該流体と薄板の間の熱抵抗を減少させる細孔群又は溝群
を穿設し、当該薄板を、前記流体の流れ方向に僅少な間
隙を設けて複数並設して流体の流れ方向への熱伝導を減
少せしめるとともに、前記細孔群又は溝群内の流体圧力
を均一ならしめたものであることを特徴とする。
記載の内燃機関において、前記熱交換器が、互いに熱を
交換する2つの流体を、当該2流体間の圧力差に耐える
材質で作られた耐圧壁で分離し、当該2流体は互いに逆
方向に対向して流し、当該2流体の内、少なくとも一方
の流体中にあって、前記耐圧壁に略接触し、当該流体の
流れる方向と直角方向に広がる高熱伝導率材質の薄板を
配し、当該薄板には前記流体が通過することによって当
該流体と薄板の間の熱抵抗を減少させる細孔群又は溝群
を穿設し、当該薄板を、前記流体の流れ方向に僅少な間
隙を設けて複数並設して流体の流れ方向への熱伝導を減
少せしめるとともに、前記細孔群又は溝群内の流体圧力
を均一ならしめたものであることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の内燃機関は、請求項1〜4
記載の内燃機関において、触媒による排気中のNOxの
分解及び/或いは炭化水素、一酸化炭素、炭素(すす)
の酸化によって発生する熱を、前記排気熱回収用の熱交
換器によって、圧縮された吸入空気中に回収することを
特徴とする。
記載の内燃機関において、触媒による排気中のNOxの
分解及び/或いは炭化水素、一酸化炭素、炭素(すす)
の酸化によって発生する熱を、前記排気熱回収用の熱交
換器によって、圧縮された吸入空気中に回収することを
特徴とする。
【0016】請求項6記載の内燃機関は、請求項5記載
の内燃機関において、前記排気熱回収用の熱交換器の伝
熱面にNOxを分解及び/或いは炭化水素、一酸化炭
素、炭素(すす)の酸化を促進する触媒を備えることを
特徴とする。
の内燃機関において、前記排気熱回収用の熱交換器の伝
熱面にNOxを分解及び/或いは炭化水素、一酸化炭
素、炭素(すす)の酸化を促進する触媒を備えることを
特徴とする。
【0017】請求項7記載の内燃機関は、請求項1〜6
記載の内燃機関において、前記空気を等温的に圧縮する
手段によって圧縮された空気を一時貯溜する空気槽を備
え、車両を制動減速する時に車輪の駆動軸を経由して放
出される車両の運動エネルギーを用いて、前記の空気を
等温的に圧縮する手段を駆動することで、車両の運動エ
ネルギーをこの空気槽に貯溜された空気の圧力エネルギ
ーとして回収し、車両を再発進するときにこの回収エネ
ルギーを、前記等温的圧縮手段を膨張手段に切り替えた
もの、及び/或いは、前記ピストンシリンダー機構、及
び/或いは、前記排圧回収手段に供給して車両の加速に
再利用することを特徴とする。
記載の内燃機関において、前記空気を等温的に圧縮する
手段によって圧縮された空気を一時貯溜する空気槽を備
え、車両を制動減速する時に車輪の駆動軸を経由して放
出される車両の運動エネルギーを用いて、前記の空気を
等温的に圧縮する手段を駆動することで、車両の運動エ
ネルギーをこの空気槽に貯溜された空気の圧力エネルギ
ーとして回収し、車両を再発進するときにこの回収エネ
ルギーを、前記等温的圧縮手段を膨張手段に切り替えた
もの、及び/或いは、前記ピストンシリンダー機構、及
び/或いは、前記排圧回収手段に供給して車両の加速に
再利用することを特徴とする。
【0018】請求項8記載の内燃機関は、請求項1〜7
記載の内燃機関において、ピストンシリンダー機構のク
ランクシャフト側の空間を前記等温的圧縮手段及び/或
いは排圧回収手段として利用することを特徴とする。
記載の内燃機関において、ピストンシリンダー機構のク
ランクシャフト側の空間を前記等温的圧縮手段及び/或
いは排圧回収手段として利用することを特徴とする。
【0019】請求項9記載の内燃機関は、請求項8記載
の内燃機関において、前記ピストンシリンダー機構のク
ランクシャフト側の空間にピストンの往復運動と連結し
て運動する連結体を設け、当該連結体とクランクシャフ
トの偏心部との間に揺動リンク機構を設け、当該連結体
とエンジンブロックに固定された直線ベアリングを設け
ることによって等温的圧縮手段及び/或いは排圧回収手
段のポンプとして利用することを特徴とする。
の内燃機関において、前記ピストンシリンダー機構のク
ランクシャフト側の空間にピストンの往復運動と連結し
て運動する連結体を設け、当該連結体とクランクシャフ
トの偏心部との間に揺動リンク機構を設け、当該連結体
とエンジンブロックに固定された直線ベアリングを設け
ることによって等温的圧縮手段及び/或いは排圧回収手
段のポンプとして利用することを特徴とする。
【0020】請求項10記載の内燃機関は、請求項8〜
9記載の内燃機関において、前記連結体とピストンの結
合部に、軸と直角の方向に両者が互いに自由に動き得る
ようにボールベアリングを設けることにより、ピストン
シリンダー間の動摩擦を減少せしめることを特徴とす
る。
9記載の内燃機関において、前記連結体とピストンの結
合部に、軸と直角の方向に両者が互いに自由に動き得る
ようにボールベアリングを設けることにより、ピストン
シリンダー間の動摩擦を減少せしめることを特徴とす
る。
【0021】
【作用】本発明による内燃機関においては、圧縮行程が
断熱圧縮ではなしに等温的に行われることが従来の内燃
機関と異なり、その結果、p−v線図の上で内燃機関の
1サイクルが取り囲む面積が増大し、排気量、最高温
度、最高圧力の何れをも増加させることなく、機関の出
力を従来のオットーサイクルやデイーゼルサイクルに基
づく内燃機関よりも大幅に増加させることができ、また
これに加えて熱交換器によって中温の排気と前記の等温
的に圧縮した空気の間に熱交換を行って吸入空気を予熱
することによって、前記の機関出力増加に加えて、機関
の熱効率を従来のオットーサイクルやデイーゼルサイク
ルに基づく内燃機関よりも高いものとすることができ
る。
断熱圧縮ではなしに等温的に行われることが従来の内燃
機関と異なり、その結果、p−v線図の上で内燃機関の
1サイクルが取り囲む面積が増大し、排気量、最高温
度、最高圧力の何れをも増加させることなく、機関の出
力を従来のオットーサイクルやデイーゼルサイクルに基
づく内燃機関よりも大幅に増加させることができ、また
これに加えて熱交換器によって中温の排気と前記の等温
的に圧縮した空気の間に熱交換を行って吸入空気を予熱
することによって、前記の機関出力増加に加えて、機関
の熱効率を従来のオットーサイクルやデイーゼルサイク
ルに基づく内燃機関よりも高いものとすることができ
る。
【0022】また排気を触媒処理して、排気中の公害物
質であるNOxを分解し、炭化水素、一酸化炭素、炭素
(すす)を酸化することは広く行われているが、本発明
による内燃機関においては、前記の排気熱回収用の熱交
換器を、排気の触媒処理装置の下流に設置するか、或い
はこの熱交換器を構成する伝熱面、例えば、細孔群付き
薄板の細孔の内表面に排気処理用の触媒を設けることに
より、排気の触媒処理によって発生する熱量を圧縮吸気
中に回収回収し、従来は法規則による公害物質の排気条
件規則によって設置され、消費者に経済的負担を強いる
ばかりであった排気の触媒処理装置に、触媒発熱の回収
による燃費の節約という経済的魅力を新たに付与するこ
とを可能とする。
質であるNOxを分解し、炭化水素、一酸化炭素、炭素
(すす)を酸化することは広く行われているが、本発明
による内燃機関においては、前記の排気熱回収用の熱交
換器を、排気の触媒処理装置の下流に設置するか、或い
はこの熱交換器を構成する伝熱面、例えば、細孔群付き
薄板の細孔の内表面に排気処理用の触媒を設けることに
より、排気の触媒処理によって発生する熱量を圧縮吸気
中に回収回収し、従来は法規則による公害物質の排気条
件規則によって設置され、消費者に経済的負担を強いる
ばかりであった排気の触媒処理装置に、触媒発熱の回収
による燃費の節約という経済的魅力を新たに付与するこ
とを可能とする。
【0023】さらに、本発明による内燃機関において
は、ピストンシリンダー機構等より成る排圧回収手段に
よって排気を大気圧まで膨張させることによって、排気
に残る圧力エネルギーをクランクシャフトに回収し、或
いは、前記熱交換器によって大気温度近くまで冷却され
た排気または前記等温的に圧縮された吸入空気を、この
排圧回収手段によって大気圧まで膨張させて低温とし、
車両の冷房に利用することができる。
は、ピストンシリンダー機構等より成る排圧回収手段に
よって排気を大気圧まで膨張させることによって、排気
に残る圧力エネルギーをクランクシャフトに回収し、或
いは、前記熱交換器によって大気温度近くまで冷却され
た排気または前記等温的に圧縮された吸入空気を、この
排圧回収手段によって大気圧まで膨張させて低温とし、
車両の冷房に利用することができる。
【0024】さらにまた、本発明による内燃機関におい
ては、前記空気を等温的に圧縮する手段によって圧縮さ
れた空気を一時貯溜する空気槽を備え、車輪の駆動軸を
経由して放出される車両の運動エネルギーを用いて、前
記の空気を等温的に圧縮する手段を駆動することで、車
両の運動エネルギーをこの空気槽に貯溜された空気の圧
力エネルギーとして回収し、車両を再発進するときにこ
の回収エネルギーを、前記等温的圧縮手段(この場合膨
張手段として用いる)、ピストンシリンダー機構、排圧
回収手段の少なくとも何れかを用いて車両の加速に再利
用することにより市街地等における車両の燃費の向上を
可能とする。
ては、前記空気を等温的に圧縮する手段によって圧縮さ
れた空気を一時貯溜する空気槽を備え、車輪の駆動軸を
経由して放出される車両の運動エネルギーを用いて、前
記の空気を等温的に圧縮する手段を駆動することで、車
両の運動エネルギーをこの空気槽に貯溜された空気の圧
力エネルギーとして回収し、車両を再発進するときにこ
の回収エネルギーを、前記等温的圧縮手段(この場合膨
張手段として用いる)、ピストンシリンダー機構、排圧
回収手段の少なくとも何れかを用いて車両の加速に再利
用することにより市街地等における車両の燃費の向上を
可能とする。
【0025】また、本発明の内燃機関においては、ピス
トンシリンダー機構のクランクシャフト側の空間を前記
等温的圧縮手段及び/或いは排圧回収手段として利用す
ることにより、機関の容積を節減する。
トンシリンダー機構のクランクシャフト側の空間を前記
等温的圧縮手段及び/或いは排圧回収手段として利用す
ることにより、機関の容積を節減する。
【0026】さらに、本発明の内燃機関においては、前
記連結体とピストンの結合部に軸と直角の方向に両者が
互いに自由に動き得るようにボールベアリングを設ける
ことにより、ピストンシリンダー間の動摩擦を減少せし
め燃費の向上を実現する。
記連結体とピストンの結合部に軸と直角の方向に両者が
互いに自由に動き得るようにボールベアリングを設ける
ことにより、ピストンシリンダー間の動摩擦を減少せし
め燃費の向上を実現する。
【0027】
【実施例】以下図面に基づいて、本発明による内燃機関
の実施例を説明する。
の実施例を説明する。
【0028】図4は、本発明の実施例による内燃機関全
てに適用可能の構成説明図である。この実施例による内
燃機関100では、等温的圧縮機構12を用いて吸気を
等温的に圧縮して低温中圧の空気とし、これを熱交換器
14により中温中圧の排気と熱交換を行わせて中温中圧
の空気とし、これをピストンシリンダー機構16で燃料
の燃焼によって加熱して燃焼ガスとし、これを膨張させ
て機械的エネルギーを発生させ、その後これを中温中圧
の排気として排出して熱交換器14を通過させて排気熱
を上記のように圧縮後の吸気の加熱に再利用し、更にこ
の排気熱回収後の排気をピストンシリンダー機構または
タービンとターボ圧縮機の組み合わせから成る排圧エネ
ルギー回収装置18を通過させて排圧エネルギーの回収
を行った後大気中に排出するか、或いは、この排気熱回
収後の排気を放熱器15で冷却して常温中圧の排気ガス
とした後に、排圧エネルギー回収装置18で膨張させて
更に低温とした上で熱交換器21を介して冷房に利用し
た後に大気中に放出する。
てに適用可能の構成説明図である。この実施例による内
燃機関100では、等温的圧縮機構12を用いて吸気を
等温的に圧縮して低温中圧の空気とし、これを熱交換器
14により中温中圧の排気と熱交換を行わせて中温中圧
の空気とし、これをピストンシリンダー機構16で燃料
の燃焼によって加熱して燃焼ガスとし、これを膨張させ
て機械的エネルギーを発生させ、その後これを中温中圧
の排気として排出して熱交換器14を通過させて排気熱
を上記のように圧縮後の吸気の加熱に再利用し、更にこ
の排気熱回収後の排気をピストンシリンダー機構または
タービンとターボ圧縮機の組み合わせから成る排圧エネ
ルギー回収装置18を通過させて排圧エネルギーの回収
を行った後大気中に排出するか、或いは、この排気熱回
収後の排気を放熱器15で冷却して常温中圧の排気ガス
とした後に、排圧エネルギー回収装置18で膨張させて
更に低温とした上で熱交換器21を介して冷房に利用し
た後に大気中に放出する。
【0029】このとき熱交換器14は等温的に圧縮され
た吸気を排気の熱によって理想的には排気温度迄加熱昇
温させる。また等温的圧縮機構12は吸入と圧縮の2行
程を担当するので通常の4サイクル機関の前半のみの機
能を持ち、ピストンシリンダー機構16は燃焼膨張と排
気の排出の2行程のみを担当するので通常の4サイクル
機関の後半のみの機能を持つ。
た吸気を排気の熱によって理想的には排気温度迄加熱昇
温させる。また等温的圧縮機構12は吸入と圧縮の2行
程を担当するので通常の4サイクル機関の前半のみの機
能を持ち、ピストンシリンダー機構16は燃焼膨張と排
気の排出の2行程のみを担当するので通常の4サイクル
機関の後半のみの機能を持つ。
【0030】また、図4に示す内燃機関が車両の駆動に
用いられるときは、車両の制動時に車輪の駆動軸を通っ
て還流する車両の運動エネルギーによって等温的圧縮機
構12を駆動せしめる切り替えを行い、これによって車
両の運動エネルギーを空気の圧力エネルギーに変換して
空気槽19に蓄え、車両の再発進時には空気槽19内の
圧縮空気を、等温的圧縮機構12を切り替えによって膨
張手段としたもの、ピストンシリンダー機構16、排圧
エネルギー回収装置18の3者の何れか或いは全部に供
給して車両の加速に再利用することにより、特に市街地
での車両の燃費の改善を実現する。
用いられるときは、車両の制動時に車輪の駆動軸を通っ
て還流する車両の運動エネルギーによって等温的圧縮機
構12を駆動せしめる切り替えを行い、これによって車
両の運動エネルギーを空気の圧力エネルギーに変換して
空気槽19に蓄え、車両の再発進時には空気槽19内の
圧縮空気を、等温的圧縮機構12を切り替えによって膨
張手段としたもの、ピストンシリンダー機構16、排圧
エネルギー回収装置18の3者の何れか或いは全部に供
給して車両の加速に再利用することにより、特に市街地
での車両の燃費の改善を実現する。
【0031】さらに、近年は公害防止の観点から自動車
用内燃機関に排気の触媒処理装置20を設けて公害物質
であるであるNOxを分解し、炭化水素、一酸化炭素及
び炭素(すす)を酸化することは広く行われているが、
排気の触媒処理からは多大の熱が発生する。図4に示す
実施例100では排気熱回収用の熱交換器14を排気の
触媒処理装置20の下流に配するか、或いは熱交換器1
4の排気側の伝熱面に排気処理用の触媒を装架して熱交
換器14を排気の触媒処理装置を兼ねるものとすること
によって、排気の触媒処理からの発生熱を圧縮吸気中に
回収して燃費の改善を実現し、現在一部で法的に設置が
義務付けられているものの、相当な負担となっている触
媒処理装置に経済的な魅力を与えることができる。
用内燃機関に排気の触媒処理装置20を設けて公害物質
であるであるNOxを分解し、炭化水素、一酸化炭素及
び炭素(すす)を酸化することは広く行われているが、
排気の触媒処理からは多大の熱が発生する。図4に示す
実施例100では排気熱回収用の熱交換器14を排気の
触媒処理装置20の下流に配するか、或いは熱交換器1
4の排気側の伝熱面に排気処理用の触媒を装架して熱交
換器14を排気の触媒処理装置を兼ねるものとすること
によって、排気の触媒処理からの発生熱を圧縮吸気中に
回収して燃費の改善を実現し、現在一部で法的に設置が
義務付けられているものの、相当な負担となっている触
媒処理装置に経済的な魅力を与えることができる。
【0032】以下に、この図4に示した構成の内燃機関
が従来よりも高い燃焼温度と最高圧力を用いることなし
に、オットーサイクル或いはデイーゼルサイクルを基礎
とする従来の内燃機関におけるよりも高い熱効率と高い
単位排気量当たりの出力を実現させ得る理由を図1、図
2のp−v線図を用いて説明する。
が従来よりも高い燃焼温度と最高圧力を用いることなし
に、オットーサイクル或いはデイーゼルサイクルを基礎
とする従来の内燃機関におけるよりも高い熱効率と高い
単位排気量当たりの出力を実現させ得る理由を図1、図
2のp−v線図を用いて説明する。
【0033】図1、図2は作業流体の絶対圧力p(P
a)と比容積v(m3 Kg)を両軸に取った(p,v)
状態図の上に内燃機関の熱力学サイクルを描いたもので
ある。さて任意の熱力学サイクル(閉曲線)に沿って状
態変化をする作業流体に対して外部から入る機械的エネ
ルギーをW(J=Joule)、作業流体から外部に出る熱量
をQ (J)とし、T(K),cp (JKg-1K-1),
γ,Rをそれぞれ作業流体の温度、定圧比熱、比熱比及
び気体定数とし、作業流体が理想気体で近似できるもの
とすると、熱力学法則 dQ=cv dT+pdv (1) dW=pdv (2) γ=cp /cv (3) R=cp −cv (4) pv=RT (5) が作業流体に対して一般的に成り立つ。式(2)を或る
熱力学サイクルの一周に渡って積分すれば、作業流体の
単位流量当たりの熱機関出力Wが得られ、式(1)をサ
イクル上のdQが負の部分に渡って積分すれば、熱機関
への熱エネルギー流入量Qinがえられる。また熱機関の
熱効率ηは両者の比 η=W/Qin (6) である。
a)と比容積v(m3 Kg)を両軸に取った(p,v)
状態図の上に内燃機関の熱力学サイクルを描いたもので
ある。さて任意の熱力学サイクル(閉曲線)に沿って状
態変化をする作業流体に対して外部から入る機械的エネ
ルギーをW(J=Joule)、作業流体から外部に出る熱量
をQ (J)とし、T(K),cp (JKg-1K-1),
γ,Rをそれぞれ作業流体の温度、定圧比熱、比熱比及
び気体定数とし、作業流体が理想気体で近似できるもの
とすると、熱力学法則 dQ=cv dT+pdv (1) dW=pdv (2) γ=cp /cv (3) R=cp −cv (4) pv=RT (5) が作業流体に対して一般的に成り立つ。式(2)を或る
熱力学サイクルの一周に渡って積分すれば、作業流体の
単位流量当たりの熱機関出力Wが得られ、式(1)をサ
イクル上のdQが負の部分に渡って積分すれば、熱機関
への熱エネルギー流入量Qinがえられる。また熱機関の
熱効率ηは両者の比 η=W/Qin (6) である。
【0034】先ず、火花点火機関の基本的な熱力学サイ
クルであるオットーサイクル(図1にサイクル1−12
−13−14−1として示されている)に式(1)−
(6)を適用した結果は次の通りである。
クルであるオットーサイクル(図1にサイクル1−12
−13−14−1として示されている)に式(1)−
(6)を適用した結果は次の通りである。
【0035】つまり、サイクル1−12−13−14−
1の最高温度T13と最低温度T1 の比を m=T13/T1 (7) 圧縮比を ε=v1 /v12 (8) とすると W=cv (−T12+T1 −T14+T13) =cv T1 (m−εγ−1)(1−ε1−γ) (9) Qin=cv (T13−T5 )=cv T1 (m−εγ−1) (10) η=W/Qin=1−ε1−γ (11) T12/T1 =εγ−1 P12/P1 =εγ v12/v1 =ε-1 T13/T1 =m P13/P1 =mε v13/v1 =ε-1 T14/T1 =mε1−γ P14/P1 =mε1−γ v14/v1 =1 (12) が得られる。既によく知られていように熱効率ηは圧縮
比εのみの関数となる。尚このとき、出力が正であるた
めには m>εγ−1 (13) の制限条件を満たさねばならない。
1の最高温度T13と最低温度T1 の比を m=T13/T1 (7) 圧縮比を ε=v1 /v12 (8) とすると W=cv (−T12+T1 −T14+T13) =cv T1 (m−εγ−1)(1−ε1−γ) (9) Qin=cv (T13−T5 )=cv T1 (m−εγ−1) (10) η=W/Qin=1−ε1−γ (11) T12/T1 =εγ−1 P12/P1 =εγ v12/v1 =ε-1 T13/T1 =m P13/P1 =mε v13/v1 =ε-1 T14/T1 =mε1−γ P14/P1 =mε1−γ v14/v1 =1 (12) が得られる。既によく知られていように熱効率ηは圧縮
比εのみの関数となる。尚このとき、出力が正であるた
めには m>εγ−1 (13) の制限条件を満たさねばならない。
【0036】以下に示す表1、表2、表3に記したもの
は、サイクルの最高温度2300Kの条件の下で、圧縮比ε
の値を10、16、20の3種に選んだときの各種サイ
クルの性能とサイクル上の各点の温度圧力値であるが、
オットーサイクルについては圧縮比と共に熱効率が上昇
し、機関出力は殆ど変化しないことが分かる。
は、サイクルの最高温度2300Kの条件の下で、圧縮比ε
の値を10、16、20の3種に選んだときの各種サイ
クルの性能とサイクル上の各点の温度圧力値であるが、
オットーサイクルについては圧縮比と共に熱効率が上昇
し、機関出力は殆ど変化しないことが分かる。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】 次に圧縮点火機関の基本的熱力学サイクルとして知られ
るディーゼルサイクルは、図2のサイクル1−2−3−
4−1であるが、これに式(1)−(6)を適用した結
果は圧縮比εの定義を ε=v1 /v2 (14) としたとき W=−cv (T4 −T1 )+cp (T3 −T2 ) =cv T1 (γm−γεγ−1−mγεγ−γγ+1) (15) Qin=Q23=cp (T3 −T2 ) =cv T1 γ(m−εγ−1 ) (16) η=W/Q23=1−(mγεγ−γγ−1)/(m−εγ−1) (17) T2 /T1 =εγ−1 P2 /P1 =εγ v2 /v1 =ε-1 T3 /T1 =m P3 /P1 =εγ v3 /v1 =mε−γ T4 /T1 =mγεγ−γγ P4 /P1 =mγεγ−γγ v4 /v1 =1 (18) であり、また締切比ζを ζ=v3 /v2 =mε1−γ (19) と定義しmの代わりにζを使うと式(17)は次の表現
となる。
るディーゼルサイクルは、図2のサイクル1−2−3−
4−1であるが、これに式(1)−(6)を適用した結
果は圧縮比εの定義を ε=v1 /v2 (14) としたとき W=−cv (T4 −T1 )+cp (T3 −T2 ) =cv T1 (γm−γεγ−1−mγεγ−γγ+1) (15) Qin=Q23=cp (T3 −T2 ) =cv T1 γ(m−εγ−1 ) (16) η=W/Q23=1−(mγεγ−γγ−1)/(m−εγ−1) (17) T2 /T1 =εγ−1 P2 /P1 =εγ v2 /v1 =ε-1 T3 /T1 =m P3 /P1 =εγ v3 /v1 =mε−γ T4 /T1 =mγεγ−γγ P4 /P1 =mγεγ−γγ v4 /v1 =1 (18) であり、また締切比ζを ζ=v3 /v2 =mε1−γ (19) と定義しmの代わりにζを使うと式(17)は次の表現
となる。
【0040】 η=1−(ζγ−1)/(γεγ−1(ζ−1)) (20) 前記した表1〜3に見る通り、最高温度2300Kのデイー
ゼルサイクルでは、圧縮比の上昇と共に熱効率は急激に
増加し、機関出力も相当程度上昇する。
ゼルサイクルでは、圧縮比の上昇と共に熱効率は急激に
増加し、機関出力も相当程度上昇する。
【0041】以上は従来型の内燃機関の基本的熱力学サ
イクルとして知られるオットーサイクルとデイーゼルサ
イクルの性能であるが、本発明による内燃機関は、熱交
換器と言う等圧行程を含むので、オットーサイクルより
もデイーゼルサイクルに近いものとなる。
イクルとして知られるオットーサイクルとデイーゼルサ
イクルの性能であるが、本発明による内燃機関は、熱交
換器と言う等圧行程を含むので、オットーサイクルより
もデイーゼルサイクルに近いものとなる。
【0042】本発明による内燃機関の第1の特徴は吸気
の圧縮を等温的に行うことであるが、図2に示すサイク
ル1−5−3−4−1は等温圧縮行程1−5を含んでお
り、残りの5−3−4−1の諸行程はデイーゼルサイク
ルと同一であり、従って最高圧力と最高温度はデイーゼ
ルサイクルと同一である。このようなサイクル1−5−
3−4−1ではP5 =P2 とならねばならず、そのため
には行程1−5の圧縮比v1 /v5 をデイーゼルサイク
ルの圧力比P2 /P1 に等しくとればよい。今後このサ
イクル1−5−3−4−1を等温圧縮化デイーゼルサイ
クルと呼ぶことがあるが、これに式(1)−(6)を適
用し、εの定義はデイーゼルサイクルに対する式(1
4)に従うものとしたとき v1 /v5 =P2 /P1 =εγ (21) W=(cp −cv )(T3 −T1 −T1 γlog ε)−cv (T4 −T1 ) =cv T1 (γ(m−1)+1−γ(γ−1)log ε−mγεγ(1−γ)) (22) Qin=Q53=cp (T3 −T1 )=cv T1 γ(m−1) (23) η=1−(mγεγ(1−γ)+γ(γ−1)log ε−1) /(γ(m−1)) (24) ζ=v3 /v5 =m (25) T5 /T1 =1 P5 /P1 =εγ v5 /v1 =ε−γ T3 /T1 =m P3 /P1 =εγ v3 /v1 =m T4 /T1 =mγεγ(1−γ) P4 /P1 =mγεγ(1−γ) v4 /v1 =1 (26) が得られる。
の圧縮を等温的に行うことであるが、図2に示すサイク
ル1−5−3−4−1は等温圧縮行程1−5を含んでお
り、残りの5−3−4−1の諸行程はデイーゼルサイク
ルと同一であり、従って最高圧力と最高温度はデイーゼ
ルサイクルと同一である。このようなサイクル1−5−
3−4−1ではP5 =P2 とならねばならず、そのため
には行程1−5の圧縮比v1 /v5 をデイーゼルサイク
ルの圧力比P2 /P1 に等しくとればよい。今後このサ
イクル1−5−3−4−1を等温圧縮化デイーゼルサイ
クルと呼ぶことがあるが、これに式(1)−(6)を適
用し、εの定義はデイーゼルサイクルに対する式(1
4)に従うものとしたとき v1 /v5 =P2 /P1 =εγ (21) W=(cp −cv )(T3 −T1 −T1 γlog ε)−cv (T4 −T1 ) =cv T1 (γ(m−1)+1−γ(γ−1)log ε−mγεγ(1−γ)) (22) Qin=Q53=cp (T3 −T1 )=cv T1 γ(m−1) (23) η=1−(mγεγ(1−γ)+γ(γ−1)log ε−1) /(γ(m−1)) (24) ζ=v3 /v5 =m (25) T5 /T1 =1 P5 /P1 =εγ v5 /v1 =ε−γ T3 /T1 =m P3 /P1 =εγ v3 /v1 =m T4 /T1 =mγεγ(1−γ) P4 /P1 =mγεγ(1−γ) v4 /v1 =1 (26) が得られる。
【0043】表1〜3の等温圧縮化デイーゼルサイクル
の欄に見る通り、最高温度と最高圧力を一定に保ったま
ま圧縮を等温化すると機関出力が79%(圧縮比20)と言
う大幅な増加を示す。
の欄に見る通り、最高温度と最高圧力を一定に保ったま
ま圧縮を等温化すると機関出力が79%(圧縮比20)と言
う大幅な増加を示す。
【0044】これは同じ圧力まで圧縮するに要する仕事
が断熱圧縮のときよりも等温圧縮のときの方が際立って
小さく、その結果1サイクルがp−v線図上で囲む面積
が圧縮の等温化によって大幅に増加するからである。し
かし圧縮の等温化は熱効率の若干の低下をきたす。これ
は圧縮後の空気の温度が圧縮の等温化によって大気温度
近くまで低下し、その分だけ空気の加熱に要する燃料の
量が増加するが、その燃料の増加割合が機関出力の増加
割合を上回るからである。
が断熱圧縮のときよりも等温圧縮のときの方が際立って
小さく、その結果1サイクルがp−v線図上で囲む面積
が圧縮の等温化によって大幅に増加するからである。し
かし圧縮の等温化は熱効率の若干の低下をきたす。これ
は圧縮後の空気の温度が圧縮の等温化によって大気温度
近くまで低下し、その分だけ空気の加熱に要する燃料の
量が増加するが、その燃料の増加割合が機関出力の増加
割合を上回るからである。
【0045】次は熱交換器による排気熱回収の効果を調
べる。デイーゼルサイクルを基本サイクルとする内燃機
関が断熱膨張行程、つまり図2の行程3−4、を終えて
点4に達すると、図12の排気弁4が開いて排気は急速
に排気管6に流出し、圧力と温度が瞬時に低下する。
べる。デイーゼルサイクルを基本サイクルとする内燃機
関が断熱膨張行程、つまり図2の行程3−4、を終えて
点4に達すると、図12の排気弁4が開いて排気は急速
に排気管6に流出し、圧力と温度が瞬時に低下する。
【0046】このときの温度低下は最も大きい場合で
も、点4の状態から大気圧まで断熱膨張する場合の温度
低下よりも大きいことはない。従ってこの断熱膨張の場
合の温度低下を排気熱回収の計算に採用すれば控えめな
熱効率見積りとなる。そこで、図2及び式(26)の示
す点4の状態から出発して大気圧まで断熱膨張して到達
する点を図2に点8として示せば、この点8の状態は T8 /T1 =mεγ−1 P8 /P1 =1 v8 /v1 =mεγ−1 (27) である。つまりこの常圧で温度T8 の排気と熱交換を行
うことで、等温的に圧縮された吸入空気を温度T8 まで
予熱することが可能となる。この場合の機関出力Wは式
(21)に与えられている通りであって変化はないが、
燃料によって供給すべき熱量Qinは Qin=Q53−Q81=cv T1 γm(1−εγ−1) (28) に減少し、機関の熱効率ηは η=1−(γ(γ−1)log ε+(mεγ−1)γ−1−γ(mεγ−1)) /(γm(1−εγ−1)) (29) に改善される。このような排気熱の回収は圧縮の等温化
によって圧縮後の空気温度が低い値に抑制されるからで
あって、断熱圧縮の場合には圧縮後の空気温度が高いた
めに殆どの場合排気熱の回収は不可能である。言い換え
れば排気熱の回収と圧縮の等温化は互いに相手に依存し
ており、二者は同時に実施せねばならないのである。
も、点4の状態から大気圧まで断熱膨張する場合の温度
低下よりも大きいことはない。従ってこの断熱膨張の場
合の温度低下を排気熱回収の計算に採用すれば控えめな
熱効率見積りとなる。そこで、図2及び式(26)の示
す点4の状態から出発して大気圧まで断熱膨張して到達
する点を図2に点8として示せば、この点8の状態は T8 /T1 =mεγ−1 P8 /P1 =1 v8 /v1 =mεγ−1 (27) である。つまりこの常圧で温度T8 の排気と熱交換を行
うことで、等温的に圧縮された吸入空気を温度T8 まで
予熱することが可能となる。この場合の機関出力Wは式
(21)に与えられている通りであって変化はないが、
燃料によって供給すべき熱量Qinは Qin=Q53−Q81=cv T1 γm(1−εγ−1) (28) に減少し、機関の熱効率ηは η=1−(γ(γ−1)log ε+(mεγ−1)γ−1−γ(mεγ−1)) /(γm(1−εγ−1)) (29) に改善される。このような排気熱の回収は圧縮の等温化
によって圧縮後の空気温度が低い値に抑制されるからで
あって、断熱圧縮の場合には圧縮後の空気温度が高いた
めに殆どの場合排気熱の回収は不可能である。言い換え
れば排気熱の回収と圧縮の等温化は互いに相手に依存し
ており、二者は同時に実施せねばならないのである。
【0047】表1〜3に見る通り、排気熱の回収を加え
ると圧縮の等温化によって一旦低下した熱効率は大幅上
昇し、元のデイーゼルサイクルを大幅に上回り70%を超
える値も得られるようになる。
ると圧縮の等温化によって一旦低下した熱効率は大幅上
昇し、元のデイーゼルサイクルを大幅に上回り70%を超
える値も得られるようになる。
【0048】さて上記の式(21)の以降の計算に用い
た図2の行程1−5は完全な等温圧縮であってその実現
は必ずしも容易ではない。しかし等温的な圧縮、つまり
近似的な等温圧縮、は例えば図2に1−21−22−2
3−24−などで示すように、断熱圧縮行程1−21と
熱交換器による等圧冷却行程21−22をN段に渡って
直列に結合することで実現することができる。今後この
サイクル1−21−22−23−・・・−3−4−1を
多段圧縮化デイーゼルサイクルと呼ぶことがあるが、こ
の場合は各々の断熱圧縮行程の圧力比を等しくするのが
出力損失、つまり1−21−22−1などの面積の合
計、を最小とする方法であり、その場合は21、23、
25などの諸点の温度(この温度をT23とする)は相等
しくなり、また1−21−22−1、22−23−24
−22など各段の出力損失も互いに相等しくなる。そし
て、この時に圧縮比εの定義は、図2のデイーゼルサイ
クル1−2−3−4−1に対する式(14)に従うもの
としたとき、出力損失の総合計Wlossは Wloss=cv T1 γ(ε(γ−1)/N−1−(γ−1)(log ε)/N) (30) となる。従って、機関出力Wは式(22)による値より
もこの式(30)によるWlossだけ減少して W=cv T1 (γm+1−(1−1/N)γ(γ−1)log ε −mγεγ(1−γ)−γε(γ−1)/N ) (31) となり、機関熱効率ηとT23はこの式(31)によるW
と式(28)によるQinを用いて、 η=W/Qin (32) T23/T1 =ε(γ−1)/N (33) となる。
た図2の行程1−5は完全な等温圧縮であってその実現
は必ずしも容易ではない。しかし等温的な圧縮、つまり
近似的な等温圧縮、は例えば図2に1−21−22−2
3−24−などで示すように、断熱圧縮行程1−21と
熱交換器による等圧冷却行程21−22をN段に渡って
直列に結合することで実現することができる。今後この
サイクル1−21−22−23−・・・−3−4−1を
多段圧縮化デイーゼルサイクルと呼ぶことがあるが、こ
の場合は各々の断熱圧縮行程の圧力比を等しくするのが
出力損失、つまり1−21−22−1などの面積の合
計、を最小とする方法であり、その場合は21、23、
25などの諸点の温度(この温度をT23とする)は相等
しくなり、また1−21−22−1、22−23−24
−22など各段の出力損失も互いに相等しくなる。そし
て、この時に圧縮比εの定義は、図2のデイーゼルサイ
クル1−2−3−4−1に対する式(14)に従うもの
としたとき、出力損失の総合計Wlossは Wloss=cv T1 γ(ε(γ−1)/N−1−(γ−1)(log ε)/N) (30) となる。従って、機関出力Wは式(22)による値より
もこの式(30)によるWlossだけ減少して W=cv T1 (γm+1−(1−1/N)γ(γ−1)log ε −mγεγ(1−γ)−γε(γ−1)/N ) (31) となり、機関熱効率ηとT23はこの式(31)によるW
と式(28)によるQinを用いて、 η=W/Qin (32) T23/T1 =ε(γ−1)/N (33) となる。
【0049】多段圧縮による等温圧縮の近似はあくまで
近似であるので表1〜3に見る通り機関出力も、熱効率
も完全な等温圧縮の場合より若干低くなるが、内燃機関
の実現は一段と容易となる。
近似であるので表1〜3に見る通り機関出力も、熱効率
も完全な等温圧縮の場合より若干低くなるが、内燃機関
の実現は一段と容易となる。
【0050】上記の説明では、主にデイーゼルサイクル
を例示したが、オットーサイクルや、本発明者等が先に
出願されている特願平6−153570号等で提案して
いる空気バネサイクル(空気バネとして作用し、かつ、
膨張工程でこの空気を燃焼に利用可能とする機構をシリ
ンダ内に配置した内燃機関を使用する。)についても同
様な効果が得られる。
を例示したが、オットーサイクルや、本発明者等が先に
出願されている特願平6−153570号等で提案して
いる空気バネサイクル(空気バネとして作用し、かつ、
膨張工程でこの空気を燃焼に利用可能とする機構をシリ
ンダ内に配置した内燃機関を使用する。)についても同
様な効果が得られる。
【0051】図5は、本発明の第2の実施例による内燃
機関200の構成説明図である。この内燃機関200で
は、第1段圧縮用ピストンシリンダー機構30と、中間
冷却用の熱交換器74と、第2段圧縮用ピストンシリン
ダー機構34の組み合わせによって前記内燃機関100
の等温的圧縮機構12に相当するものを構成しており、
上記式(30)−(33)のN=2の場合に当たる。
機関200の構成説明図である。この内燃機関200で
は、第1段圧縮用ピストンシリンダー機構30と、中間
冷却用の熱交換器74と、第2段圧縮用ピストンシリン
ダー機構34の組み合わせによって前記内燃機関100
の等温的圧縮機構12に相当するものを構成しており、
上記式(30)−(33)のN=2の場合に当たる。
【0052】図6には、本発明の第3の実施例による内
燃機関300が模式的に示されており、一定のストロー
クで上昇下降を繰り返すピストン42とシリンダー44
より成るピストンシリンダー機構45(1基)を備え、
図4に示す等温的圧縮機構12とピストンシリンダー機
構16の役割を、前記ピストンシリンダー機構45が兼
ね備え、全体として6サイクルの内燃機関として機能す
るものである。
燃機関300が模式的に示されており、一定のストロー
クで上昇下降を繰り返すピストン42とシリンダー44
より成るピストンシリンダー機構45(1基)を備え、
図4に示す等温的圧縮機構12とピストンシリンダー機
構16の役割を、前記ピストンシリンダー機構45が兼
ね備え、全体として6サイクルの内燃機関として機能す
るものである。
【0053】図4に示す等温的圧縮機構12は、図6に
示す実施例では断熱圧縮−等温冷却−断熱圧縮の3行程
から成る2段圧縮で近似的に達成し、ピストンシリンダ
ー機構45と放熱器74を用いてこれを実現する。
示す実施例では断熱圧縮−等温冷却−断熱圧縮の3行程
から成る2段圧縮で近似的に達成し、ピストンシリンダ
ー機構45と放熱器74を用いてこれを実現する。
【0054】図6に示すように、シリンダー44は3個
の吸入弁46、48、52と3個の排気弁54、56、
58を備え、ピストンの第1行程では燃焼と燃焼ガスの
膨張を、第2行程では排気弁58を開いての排気を、第
3行程では吸気弁46を開いての等温的圧縮第1段の吸
気を、第4行程では等温的圧縮第1段の圧縮排気を、第
5行程では等温的圧縮第2段の吸気を、第6行程では等
温的圧縮第2段の圧縮排気をそれぞれ行うものとする。
の吸入弁46、48、52と3個の排気弁54、56、
58を備え、ピストンの第1行程では燃焼と燃焼ガスの
膨張を、第2行程では排気弁58を開いての排気を、第
3行程では吸気弁46を開いての等温的圧縮第1段の吸
気を、第4行程では等温的圧縮第1段の圧縮排気を、第
5行程では等温的圧縮第2段の吸気を、第6行程では等
温的圧縮第2段の圧縮排気をそれぞれ行うものとする。
【0055】この実施例による6サイクル内燃機関の出
力と、同一ストロークの通常のオットーサイクルによる
4サイクル内燃機関の出力の比を原理的に概算すると、
4サイクルから6サイクルに変わったことで、出力は4
/6=2/3に減少するが、ピストンシリンダー機構4
5と放熱器74で構成する等温的圧縮機構と熱交換器1
4の採用によって前述のように出力が20%増加するの
で、出力比は概略(2/3)× 1.2= 0.8となる。
力と、同一ストロークの通常のオットーサイクルによる
4サイクル内燃機関の出力の比を原理的に概算すると、
4サイクルから6サイクルに変わったことで、出力は4
/6=2/3に減少するが、ピストンシリンダー機構4
5と放熱器74で構成する等温的圧縮機構と熱交換器1
4の採用によって前述のように出力が20%増加するの
で、出力比は概略(2/3)× 1.2= 0.8となる。
【0056】図7には、本発明の第4の実施例による内
燃機関400が模式的に示されており、1個のピストン
シリンダー機構65は一定ストロークで往復運動するピ
ストン62とシリンダー64と4個の吸入弁66、6
7、68、69と4個の排出弁76、77、78、79
を備え、シリンダー64内の空間はピストン62を介し
てその両側、A空間とB空間の両面を機関のサイクルに
利用し、4サイクルの内燃機関として機能する。
燃機関400が模式的に示されており、1個のピストン
シリンダー機構65は一定ストロークで往復運動するピ
ストン62とシリンダー64と4個の吸入弁66、6
7、68、69と4個の排出弁76、77、78、79
を備え、シリンダー64内の空間はピストン62を介し
てその両側、A空間とB空間の両面を機関のサイクルに
利用し、4サイクルの内燃機関として機能する。
【0057】先ずA空間については、ピストンの第1行
程で燃焼と燃焼ガスの膨脹を、第2行程では排気弁77
を開いて排気を、第3行程では等温的圧縮第2段の吸入
を、第4行程では等温的圧縮第2段の圧縮と排出を、そ
れぞれ行う。
程で燃焼と燃焼ガスの膨脹を、第2行程では排気弁77
を開いて排気を、第3行程では等温的圧縮第2段の吸入
を、第4行程では等温的圧縮第2段の圧縮と排出を、そ
れぞれ行う。
【0058】一方、シリンダーのB空間については、ピ
ストンの第1行程で排気圧エネルギー回収の排出を、第
2行程で等温的圧縮第1段の吸入を、第3行程で等温的
圧縮第1段の圧縮と排出を、第4行程では排気圧エネル
ギー回収の吸入を、それぞれ行う。
ストンの第1行程で排気圧エネルギー回収の排出を、第
2行程で等温的圧縮第1段の吸入を、第3行程で等温的
圧縮第1段の圧縮と排出を、第4行程では排気圧エネル
ギー回収の吸入を、それぞれ行う。
【0059】この第4の実施例による4サイクルの内燃
機関400の出力と、同一ストロークのオットーサイク
ル機関の出力、との比は等温的圧縮、つまり図2の行程
1−21−22−23(N=2)の採用と、熱交換器1
4の採用の結果として約 1.2、つまり20%の向上が期待
される。
機関400の出力と、同一ストロークのオットーサイク
ル機関の出力、との比は等温的圧縮、つまり図2の行程
1−21−22−23(N=2)の採用と、熱交換器1
4の採用の結果として約 1.2、つまり20%の向上が期待
される。
【0060】図8には、本発明の第5の実施例による内
燃機関500が模式的に示されており、第4の実施例に
よる内燃機関400と同様な、ピストンの両面の空間を
利用する方式のピストンシリンダー機構4個を備える。
燃機関500が模式的に示されており、第4の実施例に
よる内燃機関400と同様な、ピストンの両面の空間を
利用する方式のピストンシリンダー機構4個を備える。
【0061】この内燃機関500は2サイクル機関、4
サイクル機関の何れの構成も可能であり、それぞれの場
合についてのピストンの各行程への役割の割り当てには
多くの異なった組み合わせが有り得るが、図8に示す例
では、ピストン両面の8個の空間のうち、B1 とB2 が
等温圧縮の近似としての中間冷却付き3段圧縮の第1段
圧縮、A3 が第2段圧縮、A4 が第3段圧縮、73と7
4は段間の中間冷却用の熱交換器であり、排気熱回収用
の熱交換器14を経てA1 とA2 が出力を発生する燃
焼、膨脹、排出であり、排気熱回収用熱交換器14を経
て、B1 とB2 が排気圧回収にそれぞれ充てられてい
る。
サイクル機関の何れの構成も可能であり、それぞれの場
合についてのピストンの各行程への役割の割り当てには
多くの異なった組み合わせが有り得るが、図8に示す例
では、ピストン両面の8個の空間のうち、B1 とB2 が
等温圧縮の近似としての中間冷却付き3段圧縮の第1段
圧縮、A3 が第2段圧縮、A4 が第3段圧縮、73と7
4は段間の中間冷却用の熱交換器であり、排気熱回収用
の熱交換器14を経てA1 とA2 が出力を発生する燃
焼、膨脹、排出であり、排気熱回収用熱交換器14を経
て、B1 とB2 が排気圧回収にそれぞれ充てられてい
る。
【0062】図4に示す排熱回収用の熱交換器14は、
図9(a)、(b)に示す細孔群型の熱交換器を用いる
ことができる。図9で流体F1(流体1)、つまり等温
的に圧縮された給気は、耐圧円管90の内側の空間91
をz方向に流れ、流体F2(流体2)、つまりピストン
シリンダー機構16から排出される排気は、耐圧円管9
0の外側であって耐圧円管95の内側の空間93を流体
F1とは反対の−z方向に流れる。空間91と空間93
にはそれぞれ多数の円孔92を穿って円孔群とした高熱
伝導率材質の薄板96を流体の流れ方向(+−z方向)
に僅少な間隙97を介して積み重ねて流体の流れ方向へ
の熱伝導を減少せしめるととともに、細孔群92内の流
体圧力を均一ならしめ、その結果薄板96には静水圧的
な応力以外の応力がかからず、従って長寿命が得られる
ようにする。この薄板96の存在によって流体F1と流
体F2の間の熱伝達が著しく促進され熱交換器が通常の
ものよりも極めて小型となる。後述するように熱交換器
の容積は細孔92の半径R0 の2乗に比例するのでR0
を小さくすることで熱交換器容積はどのようにでも小さ
くすることができるのである。
図9(a)、(b)に示す細孔群型の熱交換器を用いる
ことができる。図9で流体F1(流体1)、つまり等温
的に圧縮された給気は、耐圧円管90の内側の空間91
をz方向に流れ、流体F2(流体2)、つまりピストン
シリンダー機構16から排出される排気は、耐圧円管9
0の外側であって耐圧円管95の内側の空間93を流体
F1とは反対の−z方向に流れる。空間91と空間93
にはそれぞれ多数の円孔92を穿って円孔群とした高熱
伝導率材質の薄板96を流体の流れ方向(+−z方向)
に僅少な間隙97を介して積み重ねて流体の流れ方向へ
の熱伝導を減少せしめるととともに、細孔群92内の流
体圧力を均一ならしめ、その結果薄板96には静水圧的
な応力以外の応力がかからず、従って長寿命が得られる
ようにする。この薄板96の存在によって流体F1と流
体F2の間の熱伝達が著しく促進され熱交換器が通常の
ものよりも極めて小型となる。後述するように熱交換器
の容積は細孔92の半径R0 の2乗に比例するのでR0
を小さくすることで熱交換器容積はどのようにでも小さ
くすることができるのである。
【0063】この細孔群型熱交換器の中での流体の流動
と熱伝導については円管内の層流についてのハーゲン・
ポアゾイユの論理が適用でき、厳密な計算が可能である
が、以下にその詳細を述べる。
と熱伝導については円管内の層流についてのハーゲン・
ポアゾイユの論理が適用でき、厳密な計算が可能である
が、以下にその詳細を述べる。
【0064】先ず、円孔92内の流れが、円孔軸をz軸
とする直交座標系(x,y,z)の上の速度ベクトル
(u,v,w)によって表されるとき (u,v,w)=(0,0,w(r)) r2 =x2 +y2 (34) w(r)=2WA (1−(r/R0 )2 ) (35) WA =−Pz R0 2 /(8η)=−ZPz L/(8η) (36) L=R0 2 /Z (37) Pz =(∂P/∂z)=gradP=定数 (38) が成立するものと仮定すると、この流れベクトルはニュ
ートン流体の流動を支配するナビエ・ストークス方程式 D(u,v,w)/Dt=−gradP+ηΔ(u,v,w) D/Dt= (∂/∂t)+u(∂/∂x)+v(∂/∂y)+w(∂/∂z) (39) 或いは、式(39)を円孔92内の軸対称で軸方向のみ
の流れに即した表現に書き直した Pz /η=(1/r)(∂/∂r)(r(∂W/∂r)) (40) および境界条件 r=0で ∂W/∂r=0 および r=R0 で w=0 (41) を満足する。これがハーゲン・ポアゾイユ流れとして知
られるものである。なおtは時間、rは円孔92の半径
方向の距離変数、ηは流体の粘性係数、R0 は円孔92
の半径、Zは円孔92の軸方向長さであって図9に示す
薄板96の厚みの総合計を代表するものであり、wA は
円孔92内の平均流速、式(37)のLは特徴長さ、P
は静圧であり、Pz はPのz方向微分であって、定数で
あるものとする。
とする直交座標系(x,y,z)の上の速度ベクトル
(u,v,w)によって表されるとき (u,v,w)=(0,0,w(r)) r2 =x2 +y2 (34) w(r)=2WA (1−(r/R0 )2 ) (35) WA =−Pz R0 2 /(8η)=−ZPz L/(8η) (36) L=R0 2 /Z (37) Pz =(∂P/∂z)=gradP=定数 (38) が成立するものと仮定すると、この流れベクトルはニュ
ートン流体の流動を支配するナビエ・ストークス方程式 D(u,v,w)/Dt=−gradP+ηΔ(u,v,w) D/Dt= (∂/∂t)+u(∂/∂x)+v(∂/∂y)+w(∂/∂z) (39) 或いは、式(39)を円孔92内の軸対称で軸方向のみ
の流れに即した表現に書き直した Pz /η=(1/r)(∂/∂r)(r(∂W/∂r)) (40) および境界条件 r=0で ∂W/∂r=0 および r=R0 で w=0 (41) を満足する。これがハーゲン・ポアゾイユ流れとして知
られるものである。なおtは時間、rは円孔92の半径
方向の距離変数、ηは流体の粘性係数、R0 は円孔92
の半径、Zは円孔92の軸方向長さであって図9に示す
薄板96の厚みの総合計を代表するものであり、wA は
円孔92内の平均流速、式(37)のLは特徴長さ、P
は静圧であり、Pz はPのz方向微分であって、定数で
あるものとする。
【0065】更にT、ρ、cp 、κをそれぞれ流体の温
度、密度、定圧比熱、熱伝導率とするとき、円孔内の温
度分布は熱伝導の方程式 ρcp (DT/Dt)=κΔT+(u,v,w)∇P (42) に従う。さらに詳しくは、この式(42)の右辺第2項
(粘性発熱項)を省略し、さらにこの式を円孔92の形
状に即した表現に書き直した上で、Tを孔壁からの温度
差TR に置き換えた方程式 T(r,z)=Tz (z)+TR (r) (43) wTz /a=(1/r)(∂/∂r)(r(∂TR /∂r)) (44) 並びに境界条件 r=0で ∂TR /∂r=0 および r=R0 で TR =0 (45) に円孔内の温度分布が従うことになる。さて温度分布 Tz =(∂Tz (z)/∂z)=const. (46) TR =(18/11)TRA(1−(4/3)(r/R0 )2 +(1/3)(r/R0 )4 ) (47) TRA=11Pz Tz R0 4 /(384aη) (48) a=κ/(ρcp ) (49) =κ(1−1/γ)TA /PA (理想気体の場合) (50) は式(44)式(45)を満足し、熱伝導の微分方程式
(42)の右辺第2項の流体の粘性に伴う発熱を無視し
た場合を満足する。但しTZ (z)は円孔92の内壁の
温度、TRAは流体と孔壁の温度差を流速wで加重して求
めた平均温度差であり、TA とPA は熱交換器内の流体
の平均温度と平均圧力である。式(42)の右辺第2項
は他の項よりも小さいので式(45)−(50)の温度
分布は式(42)の十分満足できる近似解であり、この
近似解を用いて式(42)の粘性損失項(右辺第2項)
は別途に計算することができる。
度、密度、定圧比熱、熱伝導率とするとき、円孔内の温
度分布は熱伝導の方程式 ρcp (DT/Dt)=κΔT+(u,v,w)∇P (42) に従う。さらに詳しくは、この式(42)の右辺第2項
(粘性発熱項)を省略し、さらにこの式を円孔92の形
状に即した表現に書き直した上で、Tを孔壁からの温度
差TR に置き換えた方程式 T(r,z)=Tz (z)+TR (r) (43) wTz /a=(1/r)(∂/∂r)(r(∂TR /∂r)) (44) 並びに境界条件 r=0で ∂TR /∂r=0 および r=R0 で TR =0 (45) に円孔内の温度分布が従うことになる。さて温度分布 Tz =(∂Tz (z)/∂z)=const. (46) TR =(18/11)TRA(1−(4/3)(r/R0 )2 +(1/3)(r/R0 )4 ) (47) TRA=11Pz Tz R0 4 /(384aη) (48) a=κ/(ρcp ) (49) =κ(1−1/γ)TA /PA (理想気体の場合) (50) は式(44)式(45)を満足し、熱伝導の微分方程式
(42)の右辺第2項の流体の粘性に伴う発熱を無視し
た場合を満足する。但しTZ (z)は円孔92の内壁の
温度、TRAは流体と孔壁の温度差を流速wで加重して求
めた平均温度差であり、TA とPA は熱交換器内の流体
の平均温度と平均圧力である。式(42)の右辺第2項
は他の項よりも小さいので式(45)−(50)の温度
分布は式(42)の十分満足できる近似解であり、この
近似解を用いて式(42)の粘性損失項(右辺第2項)
は別途に計算することができる。
【0066】式(35)、(36)のハーゲン・ポアゾ
イユ流れに対してこの粘性損失項は (u,v,w)∇P=|WA Pz | =8ηWA 2 R0 -2=Pz 2 R0 2 /(8η) (51) となり、この粘性発熱損失を熱交換器の全容積について
積分した値をEとすると F=G/ρ E=FZPz (52) となる。但しGは流体の質量流量、Fは熱交換器内の平
均的な温度圧力条件(TA ,PA )の下での流体の容積
流量である。ここでは上記の通りこの粘性発熱損失は充
分に小さく無視できるものとして論じたが、後に実際に
無視できることを数値的に確認する。
イユ流れに対してこの粘性損失項は (u,v,w)∇P=|WA Pz | =8ηWA 2 R0 -2=Pz 2 R0 2 /(8η) (51) となり、この粘性発熱損失を熱交換器の全容積について
積分した値をEとすると F=G/ρ E=FZPz (52) となる。但しGは流体の質量流量、Fは熱交換器内の平
均的な温度圧力条件(TA ,PA )の下での流体の容積
流量である。ここでは上記の通りこの粘性発熱損失は充
分に小さく無視できるものとして論じたが、後に実際に
無視できることを数値的に確認する。
【0067】以上の解析は既知であり[Sellers,J.R.ほ
か2名Trans.ASME,78−2,441(195
6)] 等の文献がある。また式(37)の特徴長さLと
積LwAについては L=R0 2 /Z=(384aηTRA)1/2 (11ZTz ZPz )-1/2 (53) R0 =(ZL)1/2 =Z1/2 (384aηTRA)1/4 (11ZTz ZPz )-1/4 (54) LwA =48aTRA/(11ZTz ) (55) が成り立つ。ここにZTz とZPz はそれぞれ円孔92
の長手方向両端の温度差と圧力差であり、流体の物性
a,ηおよびZTz ,ZPz ,TRA,Fは熱交換器の満
たすべき能力条件として外部から与えられる外部仕様で
あるが、式(53)と式(55)に見る通りLとLwA
が外部仕様のみによって決まってしまうことは重要であ
る。これに反してR0 とZは外部仕様を与えただけでは
決定できず、二者の内何れか一者を任意に決めうる自由
度を残している。以下に熱交換器の要目に関する幾つか
の重要な量をこれら外部仕様及びR0 の関数として示す
が、先ず外部仕様値を与えるだけで決まってしまう諸量
の数式的な表現を示す。
か2名Trans.ASME,78−2,441(195
6)] 等の文献がある。また式(37)の特徴長さLと
積LwAについては L=R0 2 /Z=(384aηTRA)1/2 (11ZTz ZPz )-1/2 (53) R0 =(ZL)1/2 =Z1/2 (384aηTRA)1/4 (11ZTz ZPz )-1/4 (54) LwA =48aTRA/(11ZTz ) (55) が成り立つ。ここにZTz とZPz はそれぞれ円孔92
の長手方向両端の温度差と圧力差であり、流体の物性
a,ηおよびZTz ,ZPz ,TRA,Fは熱交換器の満
たすべき能力条件として外部から与えられる外部仕様で
あるが、式(53)と式(55)に見る通りLとLwA
が外部仕様のみによって決まってしまうことは重要であ
る。これに反してR0 とZは外部仕様を与えただけでは
決定できず、二者の内何れか一者を任意に決めうる自由
度を残している。以下に熱交換器の要目に関する幾つか
の重要な量をこれら外部仕様及びR0 の関数として示す
が、先ず外部仕様値を与えるだけで決まってしまう諸量
の数式的な表現を示す。
【0068】先ず式(36)の孔内平均流速WA は式
(53)と組み合わせることにより WA =(6aZPz TRA)1/2 (11ηZTz )-1/2 (56) の表現となり、外部仕様のみで定まる量であることが分
かる。
(53)と組み合わせることにより WA =(6aZPz TRA)1/2 (11ηZTz )-1/2 (56) の表現となり、外部仕様のみで定まる量であることが分
かる。
【0069】一般には複数(N1 本)ある耐圧円管90
の内断面積の総合計をAとすると、Aは耐圧円管90内
に設置された薄板96の前面面積の総合計でもあり、こ
のAを流体1、流体2の双方に対して計算して合計すれ
ばその合計が熱交換器の前面面積を決定することになる
が、このAの表現も A=F/(hwA ) =(F/h)(6aZPz TRA)-1/2(11ηZTz )1/2 (57) となって、外部仕様のみで決定してしまうことが分か
る。この式(57)でhは薄板96の開口率、つまり薄
板96の合計前面面積(=耐圧円管90の内断面積A)
に占める薄板96上の多数の円孔92の総断面積の割合
である。またこの面積Aは複数個N1 の耐圧円管90に
分割されることもある。
の内断面積の総合計をAとすると、Aは耐圧円管90内
に設置された薄板96の前面面積の総合計でもあり、こ
のAを流体1、流体2の双方に対して計算して合計すれ
ばその合計が熱交換器の前面面積を決定することになる
が、このAの表現も A=F/(hwA ) =(F/h)(6aZPz TRA)-1/2(11ηZTz )1/2 (57) となって、外部仕様のみで決定してしまうことが分か
る。この式(57)でhは薄板96の開口率、つまり薄
板96の合計前面面積(=耐圧円管90の内断面積A)
に占める薄板96上の多数の円孔92の総断面積の割合
である。またこの面積Aは複数個N1 の耐圧円管90に
分割されることもある。
【0070】また熱交換器の熱負荷、つまり単位時間に
交換される熱量Qは Q=Fρcp ZTz (58) であり、このQと式(52)のEの比 E/Q=ZPz /(ρcp ZTz ) (59) が熱交換器の全伝熱量に対する粘性発熱損失の割合を表
す。またこの比E/Qは粘性発熱によるエントロピー生
成損失Sη *とエントロピー流量Sの比 Sη */S=(ZPz VA /TA )/(cp ZTz /TA )=E/Q (60) として表現することができる。但しVA は流体のモル当
たりの容積である。このSη */Sが式(42)右辺第
2項の粘性発熱損失の相対的な大きさを示すことにな
る。
交換される熱量Qは Q=Fρcp ZTz (58) であり、このQと式(52)のEの比 E/Q=ZPz /(ρcp ZTz ) (59) が熱交換器の全伝熱量に対する粘性発熱損失の割合を表
す。またこの比E/Qは粘性発熱によるエントロピー生
成損失Sη *とエントロピー流量Sの比 Sη */S=(ZPz VA /TA )/(cp ZTz /TA )=E/Q (60) として表現することができる。但しVA は流体のモル当
たりの容積である。このSη */Sが式(42)右辺第
2項の粘性発熱損失の相対的な大きさを示すことにな
る。
【0071】この値は圧力損失ZPz を小さく設定する
ことにより如何ほどでも小さくすることができるが、後
に述べる実施例では1%前後に選択しており、この1%
程度の値は式(42)の右辺第2項(粘性発熱項)を略
無視しうるほど小さくするものだと言える。
ことにより如何ほどでも小さくすることができるが、後
に述べる実施例では1%前後に選択しており、この1%
程度の値は式(42)の右辺第2項(粘性発熱項)を略
無視しうるほど小さくするものだと言える。
【0072】次に円孔92内を流れる流体中の熱伝導に
よるエントロピー生成損失を計算する。半径rの方向の
熱伝導のみを考えるものとすると、局所の単位容積当た
りのエントロピー生成率s*は、TA を円孔92内の平
均温度として s*=κ(∇T)2 /T2 =κ(∂T/∂r)2 /TA 2 (61) であり、これを円孔92の全断面に渡って積分した値S
* は S*=∫2πrs*dr=(48/11)πκTRA 2 /TA 2 (62) と計算される。一方円孔壁から流出するエントロピーの
総量Sは S=2πR0 κ|∇T/T| =(2πR0 κ/TA )|∂T/∂r| (r=R0 ) =(48/11)πκTRA/TA (63) と計算され、両者の比 S* /S=TRA/TA (64) が全伝熱量に対するエントロピー生成による損失の割合
を与える。この式(64)に含まれ式(48)で規定さ
れた平均温度差TRAは円孔92の出口でもそのまま存在
し続けるので、熱交換器が流体を加熱又は冷却すること
ができる温度幅は、このTRAの分だけ減少することにな
り、従ってこのTRAは熱交換器設計の上での重要な値で
あるが、そのTRAがS* /Sを指定すれば定まることは
重要である。 以上が外部仕様を与えただけで値の決ま
る諸量であるが、これ以降はR0 の影響を受ける諸量を
外部仕様とR0 の関数として示す。上記のように、R0
は外部仕様とは独立に自由に値を決めることのできる量
である。
よるエントロピー生成損失を計算する。半径rの方向の
熱伝導のみを考えるものとすると、局所の単位容積当た
りのエントロピー生成率s*は、TA を円孔92内の平
均温度として s*=κ(∇T)2 /T2 =κ(∂T/∂r)2 /TA 2 (61) であり、これを円孔92の全断面に渡って積分した値S
* は S*=∫2πrs*dr=(48/11)πκTRA 2 /TA 2 (62) と計算される。一方円孔壁から流出するエントロピーの
総量Sは S=2πR0 κ|∇T/T| =(2πR0 κ/TA )|∂T/∂r| (r=R0 ) =(48/11)πκTRA/TA (63) と計算され、両者の比 S* /S=TRA/TA (64) が全伝熱量に対するエントロピー生成による損失の割合
を与える。この式(64)に含まれ式(48)で規定さ
れた平均温度差TRAは円孔92の出口でもそのまま存在
し続けるので、熱交換器が流体を加熱又は冷却すること
ができる温度幅は、このTRAの分だけ減少することにな
り、従ってこのTRAは熱交換器設計の上での重要な値で
あるが、そのTRAがS* /Sを指定すれば定まることは
重要である。 以上が外部仕様を与えただけで値の決ま
る諸量であるが、これ以降はR0 の影響を受ける諸量を
外部仕様とR0 の関数として示す。上記のように、R0
は外部仕様とは独立に自由に値を決めることのできる量
である。
【0073】円孔92の長さZと、円孔92の長さ直径
比Z/(2R0 )、つまり円孔92の細長さは、 Z=R0 2 /L =R0 2 (384aηTRA)-1/2(11ZTz ZPz )1/2 (65) Z/(2R0 )=R0 (1536aηTRA)-1/2(11ZTz ZPz )1/2 (66) 円孔92内の流体の滞在時間τは τ=Z/wA =R0 2 /(LwA )=R0 2 (11ZTz )(48aTRA)-1 (67) であり V=Fτ/h=R0 2 (F/h)(11ZTz )(48aTRA)-1 (68) が熱交換器内に滞在する流体の容積である。このVを熱
交換をする二流体の両方に対して計算して両者の和を求
めると、その和が熱交換器の全容積となる。Vは流体物
性aと管内温度差TRAに逆比例し、要求れさる昇温ZT
z に正比例するが、孔半径R0 の2乗にも比例するの
で、孔径R0 を小さくすることによって、外部仕様を一
定に保ったまま熱交換器容積Vを思いの侭に小さくする
ことを、この理論が示していることになる。
比Z/(2R0 )、つまり円孔92の細長さは、 Z=R0 2 /L =R0 2 (384aηTRA)-1/2(11ZTz ZPz )1/2 (65) Z/(2R0 )=R0 (1536aηTRA)-1/2(11ZTz ZPz )1/2 (66) 円孔92内の流体の滞在時間τは τ=Z/wA =R0 2 /(LwA )=R0 2 (11ZTz )(48aTRA)-1 (67) であり V=Fτ/h=R0 2 (F/h)(11ZTz )(48aTRA)-1 (68) が熱交換器内に滞在する流体の容積である。このVを熱
交換をする二流体の両方に対して計算して両者の和を求
めると、その和が熱交換器の全容積となる。Vは流体物
性aと管内温度差TRAに逆比例し、要求れさる昇温ZT
z に正比例するが、孔半径R0 の2乗にも比例するの
で、孔径R0 を小さくすることによって、外部仕様を一
定に保ったまま熱交換器容積Vを思いの侭に小さくする
ことを、この理論が示していることになる。
【0074】この事実は、ハーゲン・ポアゾイユ流れそ
のものが長年に渡って知られていたにも拘らず、特に強
調されることがなかったものである。また熱交換器の前
面面積の総合計Aの上に設けられる円孔の総数Nは N=Ah/(πR0 2 ) =R0 -2(F/π)(11ηZTz )1/2 (6aZPz TRA)-1/2 (69) であり、R0 -2に比例する。ただしこのNは流体1を流
す円孔の総合計であって、複数個の耐圧円管90に分散
して存在する。
のものが長年に渡って知られていたにも拘らず、特に強
調されることがなかったものである。また熱交換器の前
面面積の総合計Aの上に設けられる円孔の総数Nは N=Ah/(πR0 2 ) =R0 -2(F/π)(11ηZTz )1/2 (6aZPz TRA)-1/2 (69) であり、R0 -2に比例する。ただしこのNは流体1を流
す円孔の総合計であって、複数個の耐圧円管90に分散
して存在する。
【0075】尚上記の解析は総てハーゲン・ポアゾイユ
流れ、つまり層流、の場合に限って成り立つものである
が層流は次に定義するレイノズル数Reが2000以下のと
きに存在し、Reが2000を超えると流れが乱流に移行す
るために、上記の解析は適用できなくなることに注意せ
ねばならない。Reの表現は Re=wA (2R0 )ρ/η =R0 (24aρ2 ZPz TRA)1/2 (11η3 ZTz )-1/2 =R0 (24κρZPz TRA)1/2 (11cp η3 ZTz )-1/2 (70) であって、外部仕様が決定した後はR0 に正比例する。
流れ、つまり層流、の場合に限って成り立つものである
が層流は次に定義するレイノズル数Reが2000以下のと
きに存在し、Reが2000を超えると流れが乱流に移行す
るために、上記の解析は適用できなくなることに注意せ
ねばならない。Reの表現は Re=wA (2R0 )ρ/η =R0 (24aρ2 ZPz TRA)1/2 (11η3 ZTz )-1/2 =R0 (24κρZPz TRA)1/2 (11cp η3 ZTz )-1/2 (70) であって、外部仕様が決定した後はR0 に正比例する。
【0076】この他、熱交換器の総伝熱面積は AH =2πR0 ZN=R0 (11FZTz )/(24aTRA) (71) 円孔内壁の熱伝達係数は α=Q/(AH TRA)=R0 -1(24/11)κ (72) であり、αを無次元の表現としたヌッセルト数Nuは Nu=α(2R0 /κ)=48/11=4.36 (73) と定数であり、円孔内のハーゲン・ポアゾイユ流れの抵
抗係数は λ=4Pz R0 ρ-1wA -2=(22/3)ηTz R0 /(ρaTRA) =256η2 (ρPz )-1R0 -3=64Re-1 (74) である。
抗係数は λ=4Pz R0 ρ-1wA -2=(22/3)ηTz R0 /(ρaTRA) =256η2 (ρPz )-1R0 -3=64Re-1 (74) である。
【0077】次は薄板96に穿たれた円孔92と円孔9
2の間の金属部分の熱伝導であるが、半径R0 の円孔9
2が多数軸方向に貫通した半径R1 の薄板96(図9参
照)が内半径R1 の耐圧円管90に固くはめ込まれてい
るときの熱伝導は全面に一様熱源bを有する円板内の軸
対称熱伝導で近似することができる。この熱伝導を支配
する方程式はκを流体の熱伝導率、κ1 を金属部分の熱
伝導率、κ1 *を開孔による伝熱疎害効果を加味した薄
板96内の有効熱伝導率とするとき ∇2 T=(∂/∂r)2 T+(1/r)(∂T/∂r)=−b (75) b=−ρcp hwA ZTz /(Zκ1 *) =(48/11)(κ/κ1 *)hTRAR0 -2 (76) 方程式(76)の解は軸対称性を考慮すると、内管壁の
温度をT1 とするとき T=T1 +(b/4)(R1 2 −r2 ) (77) と2次曲線の温度分布になる。
2の間の金属部分の熱伝導であるが、半径R0 の円孔9
2が多数軸方向に貫通した半径R1 の薄板96(図9参
照)が内半径R1 の耐圧円管90に固くはめ込まれてい
るときの熱伝導は全面に一様熱源bを有する円板内の軸
対称熱伝導で近似することができる。この熱伝導を支配
する方程式はκを流体の熱伝導率、κ1 を金属部分の熱
伝導率、κ1 *を開孔による伝熱疎害効果を加味した薄
板96内の有効熱伝導率とするとき ∇2 T=(∂/∂r)2 T+(1/r)(∂T/∂r)=−b (75) b=−ρcp hwA ZTz /(Zκ1 *) =(48/11)(κ/κ1 *)hTRAR0 -2 (76) 方程式(76)の解は軸対称性を考慮すると、内管壁の
温度をT1 とするとき T=T1 +(b/4)(R1 2 −r2 ) (77) と2次曲線の温度分布になる。
【0078】またこの熱伝導によるエントロピー生成の
損失率S1 */S1 を式(61)−(64)のTA ,
κ,R0 をそれぞれTA1,κ1 ,R1 に置き換えた式に
よってつぎのように求められる。
損失率S1 */S1 を式(61)−(64)のTA ,
κ,R0 をそれぞれTA1,κ1 ,R1 に置き換えた式に
よってつぎのように求められる。
【0079】 S1 */S1 =bR1 2 /(8TA1) =hR1 2 (TA1κ1 *)-1 ×(3κρcp ZTz ZPz TRA)1/2 (352η)-1/2 =TRA1 /TA1 (78) この式(78)でTRA1 は温度差T−T1 を面積2πd
rで加重して平均したものであり、式(64)と完全に
対応した比例関係がある。損失率S1 */S1はR1 2
に比例して増大するのでS1 */S1 の値を一定水準に
定め、外部仕様値を与えると内管の半径R1 の値が R1 =((S1 */S1 )(8TA1)/b)1/2 =R0 ((11/6)(S1 */S1 )(TA1/TRA)(κ1 */κ) /h)1/2 =R0 ((11/6)(TRA1 /TRA)(κ1 */κ)/h)1/2 (79) として決定し、その結果、1本の耐圧円管90を通過す
る流体の流量も定まり、総流量Fを確保するのに必要な
内管の本数N1 も N1 =Ah/(πR1 2 )=F/(wA πR1 2 ) (80) として決定する。
rで加重して平均したものであり、式(64)と完全に
対応した比例関係がある。損失率S1 */S1はR1 2
に比例して増大するのでS1 */S1 の値を一定水準に
定め、外部仕様値を与えると内管の半径R1 の値が R1 =((S1 */S1 )(8TA1)/b)1/2 =R0 ((11/6)(S1 */S1 )(TA1/TRA)(κ1 */κ) /h)1/2 =R0 ((11/6)(TRA1 /TRA)(κ1 */κ)/h)1/2 (79) として決定し、その結果、1本の耐圧円管90を通過す
る流体の流量も定まり、総流量Fを確保するのに必要な
内管の本数N1 も N1 =Ah/(πR1 2 )=F/(wA πR1 2 ) (80) として決定する。
【0080】また図9に示す外側の耐圧管95の内径R
2 は、AとA*をそれぞれ流体1と流体2に対して式
(57)が与える薄板96の前面面積の総合計とすると
き R2 =(A+A*)1/2 π-1/2 (81) で与えられる。
2 は、AとA*をそれぞれ流体1と流体2に対して式
(57)が与える薄板96の前面面積の総合計とすると
き R2 =(A+A*)1/2 π-1/2 (81) で与えられる。
【0081】さて前記金属部分の熱伝導率κ1 と開孔に
よる伝熱疎害効果を加味した有効熱伝導率κ1 *の関係
であるが、多数の円孔92を穿たれた薄板96内の2次
元熱伝導が厳密にはコーシー・リーマン方程式に従うこ
とに着目すると、無限に広がる平面状の薄板に正方格子
状に無数の円孔が穿たれた場合の熱伝導は楕円関数の一
種に支配されることを示すことができ、これより隣接す
る円孔の中心間隔が 2mである時 β=R0 /m (82) と置くとκ1 *とκ1 の比を κ1 */κ1 =(1−β2 )/(1+β2 ) (83) と表現することができる。このβは薄板96の開口率h
の関数 β=(4h/π)0.5 (84) であるので結局 κ1 */κ1 =(1−4h/π)/(1+4h/π) (85) が得られる。この式(85)はこの熱伝導問題に対する
厳密解の高精度な近似である。
よる伝熱疎害効果を加味した有効熱伝導率κ1 *の関係
であるが、多数の円孔92を穿たれた薄板96内の2次
元熱伝導が厳密にはコーシー・リーマン方程式に従うこ
とに着目すると、無限に広がる平面状の薄板に正方格子
状に無数の円孔が穿たれた場合の熱伝導は楕円関数の一
種に支配されることを示すことができ、これより隣接す
る円孔の中心間隔が 2mである時 β=R0 /m (82) と置くとκ1 *とκ1 の比を κ1 */κ1 =(1−β2 )/(1+β2 ) (83) と表現することができる。このβは薄板96の開口率h
の関数 β=(4h/π)0.5 (84) であるので結局 κ1 */κ1 =(1−4h/π)/(1+4h/π) (85) が得られる。この式(85)はこの熱伝導問題に対する
厳密解の高精度な近似である。
【0082】さて、図5に示す実施例200の排熱回収
用熱交換器14の仕様は、上記の式(34)−(85)
を用いて次のように算出することができる。つまり熱交
換器内の空気の平均温度は2段圧縮後の給気温度481
Kと排気温度759Kの平均を取れば給気側、排気側と
もに TA =620K であり、平均圧力は排気側が 2.5atm、給気側が25.4
atmであるのに対して、後者を[ ]内の数字で示せ
ば PA =2.52×105 Pa [2.52×106 ] である。空気の物性は ρ=1.42kgm-3 [14.2kgm-3] cp =1005Jkg-1K-1 [1005] κ= 4.8×10-2Js-1m-1K-1[ 4.8×10-2] η= 3.1×10-5Pa・s[ 3.1×10-5] a=κ/(ρcp )=3.36×10-5m2 /s [3.36×10-6m2 /s] aη=1.04×10-9N[1.04×10-10 N] であり、熱交換器に求められる昇温幅が ZTz = 278deg であり、TRAについては式(63)、(64)のエント
ロピー生成による損失の割合が S*/S=0.05 であると任意に決めたことに対応して TRA=(S*/S)TA =15deg であるものとし、管内の圧力損失は式(59)、(6
0)で Sη */S=0.05 [0.005] と任意に定めたことにより ZPz =(Sη */S)ρcp ZTz =0.05×1.42×1005×278=1.98×104 Pa =0.2atm [1.98×104 Pa=0.2atm] であるものと任意に決めることとする。さて上記の諸値
を式(53)−(55)に代入して L=3.13×10-7m=0.313μ [0.99×10-7m] LwA =0.791×10-5m2 s-1 [0.791×10-6ms-1] wA =25.3ms-1=91km/h [7.91ms-1] が得られる。
用熱交換器14の仕様は、上記の式(34)−(85)
を用いて次のように算出することができる。つまり熱交
換器内の空気の平均温度は2段圧縮後の給気温度481
Kと排気温度759Kの平均を取れば給気側、排気側と
もに TA =620K であり、平均圧力は排気側が 2.5atm、給気側が25.4
atmであるのに対して、後者を[ ]内の数字で示せ
ば PA =2.52×105 Pa [2.52×106 ] である。空気の物性は ρ=1.42kgm-3 [14.2kgm-3] cp =1005Jkg-1K-1 [1005] κ= 4.8×10-2Js-1m-1K-1[ 4.8×10-2] η= 3.1×10-5Pa・s[ 3.1×10-5] a=κ/(ρcp )=3.36×10-5m2 /s [3.36×10-6m2 /s] aη=1.04×10-9N[1.04×10-10 N] であり、熱交換器に求められる昇温幅が ZTz = 278deg であり、TRAについては式(63)、(64)のエント
ロピー生成による損失の割合が S*/S=0.05 であると任意に決めたことに対応して TRA=(S*/S)TA =15deg であるものとし、管内の圧力損失は式(59)、(6
0)で Sη */S=0.05 [0.005] と任意に定めたことにより ZPz =(Sη */S)ρcp ZTz =0.05×1.42×1005×278=1.98×104 Pa =0.2atm [1.98×104 Pa=0.2atm] であるものと任意に決めることとする。さて上記の諸値
を式(53)−(55)に代入して L=3.13×10-7m=0.313μ [0.99×10-7m] LwA =0.791×10-5m2 s-1 [0.791×10-6ms-1] wA =25.3ms-1=91km/h [7.91ms-1] が得られる。
【0083】ここで管半径を R0 =0.35mm=3.5×10-4m [2.0×10-4m] に選べば管の長さは式(37)または式(53)より Z=R0 2 /L=0.391m=39.1cm [0.391m] Z/(2R0 )=549 [978] となり、熱交換器内の空気の滞在時間は上記の数値を式
(67)に用いることにより τ=Z/wA =1.55×10-2s[4.89×10-2s] となり、またこの内燃機関の排気量が1000ccで、回転
数が50Hz(50×60=3000rpm)であるとき、排気お
よび圧縮後の給気それぞれの温度圧力条件での容積流量
Fは F=1000×50×(620K/293K)×(1atm/2.5atm) =42300cc/s [1000×50×(620K/293K)×(1atm/25atm) =4230cc/s] であるので、熱交換器の正味容積Vは式(68)から V=42300×1.55×10-2=656cc [4230×4.89×10-2=207cc] となって排気量の略半分の容積の熱交換器で事足りるこ
とが分かる。また開口率がh=0.7のときは式(7
9)により R1 =2.76×10-2m=2.76cm [1.57×10-2=1.57cm相当] N=4344 [4256] となり、レイノズル数は式(70)により Re=811<2000 [1464<2000] と層流域である。
(67)に用いることにより τ=Z/wA =1.55×10-2s[4.89×10-2s] となり、またこの内燃機関の排気量が1000ccで、回転
数が50Hz(50×60=3000rpm)であるとき、排気お
よび圧縮後の給気それぞれの温度圧力条件での容積流量
Fは F=1000×50×(620K/293K)×(1atm/2.5atm) =42300cc/s [1000×50×(620K/293K)×(1atm/25atm) =4230cc/s] であるので、熱交換器の正味容積Vは式(68)から V=42300×1.55×10-2=656cc [4230×4.89×10-2=207cc] となって排気量の略半分の容積の熱交換器で事足りるこ
とが分かる。また開口率がh=0.7のときは式(7
9)により R1 =2.76×10-2m=2.76cm [1.57×10-2=1.57cm相当] N=4344 [4256] となり、レイノズル数は式(70)により Re=811<2000 [1464<2000] と層流域である。
【0084】吸気2段圧縮の中間冷却用熱交換器74に
ついては表1〜3に記した温度圧力条件から圧縮比16
の場合に対して排気からの熱回収の場合と同様に、高圧
側と低圧側(外気側)に分けて計算した要目は次の通り
である。但し圧力損失ZTzと孔内温度差TRAは仕様と
して与えたものであり、低圧側に対する数字は[]内に
示す。
ついては表1〜3に記した温度圧力条件から圧縮比16
の場合に対して排気からの熱回収の場合と同様に、高圧
側と低圧側(外気側)に分けて計算した要目は次の通り
である。但し圧力損失ZTzと孔内温度差TRAは仕様と
して与えたものであり、低圧側に対する数字は[]内に
示す。
【0085】 TA =(303+481)/2=392K PA =5.03×105 Pa [1×105 ] ZTz =178K ρ=4.44Kgm-3 [0.884] cp =1010JKg-1K-1 κ=3.2×10-2Wm-1K-1 η=3.3×10-5Pas F=1.33×10-2m3 s-1 [6.69×10-2] TRA=5K ZPz =1×104 Pa S*/S=TRA/TA =0.0128 Sη */S=0.0125 [0.0629] a=7.14×10-6m2 s-1 [3.58×10-5] L=1.52×10-7m [3.40×10-7] LwA =0.875×10-6 [4.39×10-6] wA =5.76ms-1 [12.9] R1 =0.0324m [0.0486] R0 =2.0×10-4m[3.0×10-4] Z=0.263m [0.263] Z/(2R0 )=658 [438] τ=4.57×10-2s[2.04×10-2] V=608cc [1360] N=18375 [18342] Re=310<2000 [207<2000] これら数値の示す通り中間冷却用熱交換器74内の薄板
上の孔半径R0 は排熱回収用熱交換器14と同程度であ
り、容積Vは 608+1360=1968ccと特に低圧の外気に
対して大きく、流れは層流域にあることが分かる。
上の孔半径R0 は排熱回収用熱交換器14と同程度であ
り、容積Vは 608+1360=1968ccと特に低圧の外気に
対して大きく、流れは層流域にあることが分かる。
【0086】図10は本発明の第6の実施例による内燃
機関600の断面図である。この内燃機関600は図1
2に示す従来の内燃機関10と外形寸法は略同一である
が、従来の内燃機関10の持つ揺動式の連結棒8に代え
て直線往復運動をするピストン連結棒結合体81を備
え、このピストン連結棒結合体81には溝83が穿た
れ、溝83にはクランクシャフト87と一体で回転する
ベアリング85が挿入され、クランクシャフト87の回
転によってピストン82に往復直線運動を起こさせる揺
動スライダーリンク機構を形成し、またシリンダーブロ
ック89には、ピストン連結棒結合体81の直線往復運
動を支持する直線ベアリング84を2組備えピストン連
結棒結合体81の直線往復運動に伴う動摩擦力を小さい
ものとし、また軸封シール86を設けてシリンダー82
のクランクシャフト側の空間の気密性を保つとともに、
直線ベアリング84を保護している。
機関600の断面図である。この内燃機関600は図1
2に示す従来の内燃機関10と外形寸法は略同一である
が、従来の内燃機関10の持つ揺動式の連結棒8に代え
て直線往復運動をするピストン連結棒結合体81を備
え、このピストン連結棒結合体81には溝83が穿た
れ、溝83にはクランクシャフト87と一体で回転する
ベアリング85が挿入され、クランクシャフト87の回
転によってピストン82に往復直線運動を起こさせる揺
動スライダーリンク機構を形成し、またシリンダーブロ
ック89には、ピストン連結棒結合体81の直線往復運
動を支持する直線ベアリング84を2組備えピストン連
結棒結合体81の直線往復運動に伴う動摩擦力を小さい
ものとし、また軸封シール86を設けてシリンダー82
のクランクシャフト側の空間の気密性を保つとともに、
直線ベアリング84を保護している。
【0087】またこの内燃機関600ではピストンのク
ランクシャフト側の空間27を本発明による機関の主要
行程の実現に用いるものとし、その目的でこの空間27
の気密性を高いものにするのみでなく、この空間27の
容積がピストン82の後退時に充分小となって高い圧縮
比の実現が可能となるように設計されている。
ランクシャフト側の空間27を本発明による機関の主要
行程の実現に用いるものとし、その目的でこの空間27
の気密性を高いものにするのみでなく、この空間27の
容積がピストン82の後退時に充分小となって高い圧縮
比の実現が可能となるように設計されている。
【0088】図11にピストン連結棒結合体81の結合
部の詳細を示す。ピストン82と結合体81は平面用ボ
ールベアリング185を介して結合され、ピストンと結
合体はピストンの走行方向には互いに動かぬように固定
されるが、ピストンの走行方向と直角の方向には互いに
自由に動き得る構造となり、その結果、ピストン82と
シリンダー89の間の圧着力が小さいものとなり、ピス
トン82の走行時の摩擦損失を最小に抑制することがで
きる。
部の詳細を示す。ピストン82と結合体81は平面用ボ
ールベアリング185を介して結合され、ピストンと結
合体はピストンの走行方向には互いに動かぬように固定
されるが、ピストンの走行方向と直角の方向には互いに
自由に動き得る構造となり、その結果、ピストン82と
シリンダー89の間の圧着力が小さいものとなり、ピス
トン82の走行時の摩擦損失を最小に抑制することがで
きる。
【0089】さらに、クランクシャフト室28は請求項
7記載の空気槽として利用するものとし、別個に空気槽
と空気槽が専有する空間を設けることなしに、制動時に
放出される車両の運動エネルギーを圧縮空気の形で貯溜
することを可能ならしめるものとする。
7記載の空気槽として利用するものとし、別個に空気槽
と空気槽が専有する空間を設けることなしに、制動時に
放出される車両の運動エネルギーを圧縮空気の形で貯溜
することを可能ならしめるものとする。
【0090】
【発明の効果】本発明による内燃機関は以上の説明の通
り、吸入された空気を等温的に圧縮する手段と圧縮され
た空気を排気と熱交換させる手段を有する。この等温的
圧縮は、従来の内燃機関で行われている断熱圧縮より
も、同一の圧力に到達するに要する動力が大幅に少な
い。また等温的に圧縮された空気は断熱的に圧縮された
空気よりも遥かに低温であるので、中温の排気との熱交
換によって排気の持つ熱を空気の予熱に再利用すること
が可能となる。その結果、本発明による内燃機関は最高
温度と最高圧力と排気量の増加なしに、熱効率と出力を
従来の内燃機関よりも大幅に高いものとすることができ
る。さらに、この等温的圧縮の手段と排気との熱交換の
手段をそのまま利用して、排気の触媒処理による発生熱
の回収、制動時の車両の運動エネルギーの回収などを同
時に行うことができる。
り、吸入された空気を等温的に圧縮する手段と圧縮され
た空気を排気と熱交換させる手段を有する。この等温的
圧縮は、従来の内燃機関で行われている断熱圧縮より
も、同一の圧力に到達するに要する動力が大幅に少な
い。また等温的に圧縮された空気は断熱的に圧縮された
空気よりも遥かに低温であるので、中温の排気との熱交
換によって排気の持つ熱を空気の予熱に再利用すること
が可能となる。その結果、本発明による内燃機関は最高
温度と最高圧力と排気量の増加なしに、熱効率と出力を
従来の内燃機関よりも大幅に高いものとすることができ
る。さらに、この等温的圧縮の手段と排気との熱交換の
手段をそのまま利用して、排気の触媒処理による発生熱
の回収、制動時の車両の運動エネルギーの回収などを同
時に行うことができる。
【図1】オットーサイクルを説明するためのp−v線
図。
図。
【図2】各種のサイクルを説明するためのp−v線図。
【図3】自動車用内燃機関の熱勘定図。
【図4】本発明の第1の実施例による内燃機関のブロッ
ク図。
ク図。
【図5】本発明の第2の実施例による内燃機関のブロッ
ク図。
ク図。
【図6】本発明の第3の実施例による内燃機関のブロッ
ク図。
ク図。
【図7】本発明の第4の実施例による内燃機関のブロッ
ク図。
ク図。
【図8】本発明の第5の実施例による内燃機関のブロッ
ク図。
ク図。
【図9】本発明の第1の実施例による内燃機関に使用す
る熱交換器の構造を示す図。
る熱交換器の構造を示す図。
【図10】本発明の第6の実施例による内燃機関の構造
を示す図。
を示す図。
【図11】ピストン連結棒結合体の結合部の詳細説明
図。
図。
【図12】従来のレシプロ型内燃機関の構造を示す図。
12………等温的圧縮機構 14………排気熱回収用の熱交換器 15………放熱器 16………ピストンシリンダー機構 18………排圧エネルギー回収装置 19………空気槽 20………触媒処理装置 21………熱交換器 100……本発明の第1の実施例による内燃機関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592073101 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京都港区六本木3丁目2番12号 (71)出願人 000004237 日本電気株式会社 東京都港区芝五丁目7番1号 (72)発明者 後藤 英一 神奈川県藤沢市辻堂東海岸3−9−305 (72)発明者 加瀬 晋 東京都町田市広袴町710−67 (72)発明者 丁 懐東 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内
Claims (10)
- 【請求項1】 常温の空気を等温的に圧縮する手段と、 圧縮された空気を中温の排気との熱交換によって予熱す
る熱交換器と、 ピストンシリンダー機構とを備え、 当該ピストンシリンダー機構の容積最小点付近で前記圧
縮予熱された空気と燃料を化合させて高温高圧の燃焼ガ
スとし、これを当該ピストンシリンダー機構の膨脹行程
で膨脹させて機械的エネルギーを取り出し、当該ピスト
ンシリンダー機構の収縮行程で中温の排気ガスとして前
記熱交換器に送出することを特徴とする内燃機関。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関において、 圧縮後の空気との熱交換を終えて低温となりながら、依
然として、中程度の圧力を有する中圧の排気を大気圧ま
で膨脹させ、排気の圧力エネルギーを回収する排圧回収
手段を備えたことを特徴とする内燃機関。 - 【請求項3】 請求項1〜2記載の内燃機関において、 前記熱交換後の中圧の排気をさらに室温近くまで冷却し
たもの及び/或いは前記の等温的に圧縮した空気を、前
記排圧回収手段を用いて大気圧まで膨脹させて外気温よ
りも低くし、冷房に利用することを特徴とする内燃機
関。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載の内燃機関において、 前記熱交換器が、互いに熱を交換する2つの流体を、当
該2流体間の圧力差に耐える材質で作られた耐圧壁で分
離し、 当該2流体は互いに逆方向に対向して流し、 当該2流体の内、少なくとも一方の流体中にあって、前
記耐圧壁に略接触し、当該流体の流れる方向と直角方向
に広がる高熱伝導率材質の薄板を配し、 当該薄板には前記流体が通過することによって当該流体
と薄板の間の熱抵抗を減少させる細孔群又は溝群を穿設
し、 当該薄板を、前記流体の流れ方向に僅少な間隙を設けて
複数並設して流体の流れ方向への熱伝導を減少せしめる
とともに、前記細孔群又は溝群内の流体圧力を均一なら
しめたものであることを特徴とする内燃機関。 - 【請求項5】 請求項1〜4記載の内燃機関において、 触媒による排気中のNOxの分解及び/或いは炭化水
素、一酸化炭素、炭素(すす)の酸化によって発生する
熱を、前記排気熱回収用の熱交換器によって、圧縮され
た吸入空気中に回収することを特徴とする内燃機関。 - 【請求項6】 請求項5記載の内燃機関において、 前記排気熱回収用の熱交換器の伝熱面にNOxを分解及
び/或いは炭化水素、一酸化炭素、炭素(すす)の酸化
を促進する触媒を備えることを特徴とする内燃機関。 - 【請求項7】 請求項1〜6記載の内燃機関において、 前記空気を等温的に圧縮する手段によって圧縮された空
気を一時貯溜する空気槽を備え、車両を制動減速する時
に車輪の駆動軸を経由して放出される車両の運動エネル
ギーを用いて、前記の空気を等温的に圧縮する手段を駆
動することで、車両の運動エネルギーをこの空気槽に貯
溜された空気の圧力エネルギーとして回収し、車両を再
発進するときにこの回収エネルギーを、前記等温的圧縮
手段を膨張手段に切り替えたもの、及び/或いは、前記
ピストンシリンダー機構、及び/或いは、前記排圧回収
手段に供給して車両の加速に再利用することを特徴とす
る内燃機関。 - 【請求項8】 請求項1〜7記載の内燃機関において、 ピストンシリンダー機構のクランクシャフト側の空間を
前記等温的圧縮手段及び/或いは排圧回収手段として利
用することを特徴とする内燃機関。 - 【請求項9】 請求項8記載の内燃機関において、 前記ピストンシリンダー機構のクランクシャフト側の空
間にピストンの往復運動と連結して運動する連結体を設
け、当該連結体とクランクシャフトの偏心部との間に揺
動リンク機構を設け、当該連結体とエンジンブロックに
固定された直線ベアリングを設けることによって等温的
圧縮手段及び/或いは排圧回収手段のポンプとして利用
することを特徴とする内燃機関。 - 【請求項10】 請求項8〜9記載の内燃機関におい
て、 前記連結体とピストンの結合部に、軸と直角の方向に両
者が互いに自由に動き得るようにボールベアリングを設
けることにより、ピストンシリンダー間の動摩擦を減少
せしめることを特徴とする内燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7105429A JPH08296447A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7105429A JPH08296447A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 内燃機関 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08296447A true JPH08296447A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14407361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7105429A Withdrawn JPH08296447A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08296447A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102434257A (zh) * | 2011-11-17 | 2012-05-02 | 徐明奇 | 车、船发动机废热发电装置 |
| DE102012208105A1 (de) | 2011-05-16 | 2012-11-22 | Denso Corporation | Brennkraftmaschine |
| JP2017514068A (ja) * | 2014-04-17 | 2017-06-01 | フランク・ホース | 燃焼サイクルプロセス |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7105429A patent/JPH08296447A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012208105A1 (de) | 2011-05-16 | 2012-11-22 | Denso Corporation | Brennkraftmaschine |
| JP2012241523A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Nippon Soken Inc | 内燃機関 |
| US8905007B2 (en) | 2011-05-16 | 2014-12-09 | Denso Corporation | Internal combustion engine |
| CN102434257A (zh) * | 2011-11-17 | 2012-05-02 | 徐明奇 | 车、船发动机废热发电装置 |
| JP2017514068A (ja) * | 2014-04-17 | 2017-06-01 | フランク・ホース | 燃焼サイクルプロセス |
| JP2020139506A (ja) * | 2014-04-17 | 2020-09-03 | フランク・ホース | 燃焼サイクルプロセス |
| US11022310B2 (en) | 2014-04-17 | 2021-06-01 | Frank Hoos | Combustion cycle process |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |