JPH08296449A - 補助動力付き人力車両 - Google Patents

補助動力付き人力車両

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JPH08296449A
JPH08296449A JP10121095A JP10121095A JPH08296449A JP H08296449 A JPH08296449 A JP H08296449A JP 10121095 A JP10121095 A JP 10121095A JP 10121095 A JP10121095 A JP 10121095A JP H08296449 A JPH08296449 A JP H08296449A
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supercharger
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Atsushi Tagami
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンを使用しながら騒音および振動を低
減することができる補助動力付き人力車両を提供する。
電池の深放電やメモリ効果の発生を未然に防止すること
ができる補助動力付き人力車両を提供する。 【構成】 人力が加えられる人力入力手段31と、この
人力入力手段31により駆動される駆動輪28と、人力
入力手段31により駆動される過給機50と、この過給
機50から燃料ガスが供給されるエンジン80と、この
エンジン80の回転を駆動輪28に伝達する動力伝達手
段94とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンを搭載した
自転車などの人力車両に係り、特に、加えられる人力に
応じてエンジンの出力を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりエンジンを搭載した原動機付き
自転車が供給されており、このような原動機付き自転車
は、ペダルとエンジンのいずれか一方を使用して走行
し、エンジンを使用して走行する場合には、スロットル
でエンジンの回転数を調整するようになっている。ま
た、近年、ペダルに加えられる踏力に応じた補助トルク
をモータから駆動輪に供給するようにした補助モータ付
き自転車も提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な原動機付き自転車では、オートバイと同等の騒音およ
び振動が生じるという欠点があった。また、上記補助モ
ータ付き自転車においては、モータを駆動するためのバ
ッテリが大型化せざるを得ず、しかも、バッテリを大型
化しても使用時間に限界があり、今後の検討課題となっ
ていた。
【0004】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンを使用しながら騒音および振動を低減する
ことができる補助動力付き人力車両を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の補助動
力付き人力車両は、人力が加えられる人力入力手段と、
この人力入力手段により駆動される駆動輪と、上記人力
入力手段により駆動される過給機と、この過給機から燃
料ガスが供給されるエンジンと、このエンジンの回転を
上記駆動輪に伝達する動力伝達手段とを備えたことを特
徴としている。
【0006】請求項2に記載の補助動力付き人力車両
は、請求項1に記載の特徴に加え、前記エンジンが、前
記過給機から圧縮された前記燃料ガスが供給されるまで
は暖気運転を行い、前記動力伝達手段が、上記過給機か
ら圧縮された上記燃料ガスが供給されて上記エンジンの
回転数が所定以上となったときに上記エンジンの回転を
前記駆動輪に伝達することを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の補助動力付き人力車両にあっ
ては、人力で駆動される過給機から圧縮された燃料ガス
がエンジンに供給されるので、エンジンのトルクを上げ
ることができる。このように、エンジンの回転数が低い
状態でも大きなトルクを得ることができるので、エンジ
ンを低回転域で使用して騒音や振動を低減することがで
きる。
【0008】請求項2に記載の補助動力付き人力車両に
あっては、人力入力手段に人力を入力したときだけエン
ジンの回転が駆動輪に伝達されるから、運転者は、エン
ジンの出力制御を自由に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照してこの発明の
実施例について説明する。図1は実施例の原動機付き自
転車の全体を示す側面図である。図1において符号10
はメインチューブを示しており、このメインチューブ1
0の前部にはヘッドチューブ11が固定されている。ヘ
ッドチューブ11の内部には、ハンドルステム12がヘ
ッドチューブ11の軸線を中心にして回動自在に挿入さ
れている。ハンドルステム12の下部には左右一対の前
フォーク16が固定されており、この前フォーク16に
は前輪14が回転自在に支持されている。また、ハンド
ルステム12の上部には左右に延びるハンドルバー18
が固定されている。
【0010】メインチューブ10は前部から斜め下後方
に延びており、その後端部には、斜め上方へ伸びるシー
トチューブ22が固定されている。メインチューブ10
の後端部には、フレーム25およびブラケット26を介
して左右一対のチェーンステー27が固定され、チェー
ンステー27の後端部とシートチューブ22の上端部に
は、左右一対のシートステー24が架設されている。ま
た、チェーンステー27の後端部には、後輪(駆動輪)
28が回転自在に支持されている。
【0011】ブラケット26の下端部には、ドライブス
プロケット30が回転自在に支持され、ドライブスプロ
ケット30の中央部にはペダル31が固定されている。
また、後輪28の中央部には後輪スプロケット32が固
定されており、これら後輪スプロケット32およびドラ
イブスプロケット30にはチェーン33が巻回されてい
る。以上は、後輪28を人力により駆動するための構成
である。次に、後輪28をエンジンにより駆動する構成
について説明する。
【0012】図1に示すように、シートチューブ22の
前側には燃料タンク40が取り付けられ、シートチュー
ブ22の後側には過給機50が取り付けられている。ま
た、メインチューブ10の後端部上面にはキャブレター
60が取り付けられ、メインチューブ10の後端部下面
にはバッテリ70が取り付けられている。さらに、図1
において後輪28の向こう側にはエンジン80が取り付
けられている。エンジン80は、4サイクルエンジンで
あり、その点火プラグ(図示略)には、バッテリ70の
電圧が印加されている。なお、図中符号100は消音器
である。
【0013】次に、図2を参照して上記構成をさらに詳
細に説明する。図において符号34はドライブスプロケ
ット30およびペダル31の回転軸であり、この回転軸
34はフレーム25(図1にのみ示す)に取り付けたベ
アリング35によって回転自在に支持されている。る。
回転軸34の軸方向中間部にはクランク36が固定され
ている。
【0014】次に、過給機50は、レシプロポンプによ
り構成されている。図中符号51はシリンダーであり、
シリンダー51の内部にはピストン52が摺動自在に嵌
合させられている。ピストン52の内部ではコネクティ
ングロッド53の一端部が回転自在に支持され、コネク
ティングロッド53の他端部はクランク36に回転自在
に連結されている。これにより、ペダル31を1回転さ
せるとピストン52がシリンダ51内を1往復する。そ
して、ペダル31を適位置に配置することにより、ピス
トン52が上死点の手前に来たときにペダル31に最も
大きな力が加わるようになされている。
【0015】次に、シリンダ51の頭部には吸気管54
を介してキャブレター60が接続されている。吸気管5
4のシリンダ51近傍にはリード弁55aが取り付けら
れており、混合ガスをキャブレター60からシリンダ5
1側へのみ流すようになっている。図において符号61
は、吸気管54に連続する流路65の面積を調節するス
ロットルバルブである。スロットルバルブ61は、流路
65と直交する方向へ摺動自在に支持されている。そし
て、吸気管54と連通したサクションチャンバ62内が
負圧になると、その負圧の大きさに応じてダイヤフラム
63がコイルバネ64の付勢力に抗して図2中上方へ移
動し、これによってスロットルバルブ61が開く方向へ
移動する。一方、スロットルバルブ61と対向するよう
にしてミキシングチャンバ66が配置されており、燃料
タンク40(図1にのみ示す)から供給される燃料をス
ロットルバルブ61側へ噴出させる。これによって、流
路65内において燃料と空気とが所定の空燃比で混合さ
れ、シリンダ51内に供給される。
【0016】次に、シリンダ51の頭部には送気管81
が接続され、送気管81はエンジン80の吸気ポート8
2に連通している。送気管81のシリンダ51近傍には
リード弁55bが取り付けられており、混合ガスをシリ
ンダ51からエンジン80側へのみ流すようになってい
る。また、送気管81の内部には、軸84を中心に回動
可能なスロットルバルブ83が配置されている。スロッ
トルバルブ83は、全閉状態で送気管81との間に小さ
な隙間を形成し、暖気運転のための混合ガスがエンジン
80側へ流れるようにしている。このスロットルバルブ
83は、シリンダ51の内部と連通するチャンバ85に
設けられたダイヤフラム86によって回動させられる。
すなわち、ペダル31が踏まれてピストン52が上昇す
ると、チャンバ85内の圧力が上昇し、ダイヤフラム8
6がコイルバネ87の付勢力に抗して図中上方へ移動す
る。これにより、軸84に固定されたピン88が時計方
向へ回転し、スロットルバルブ83が開く方向へ回動す
る。なお、図中符号89はエンジン80のピストン、9
0は吸気バルブ、91は排気バルブである。
【0017】次に、エンジン80のクランクシャフト9
3は遠心クラッチ94を介して後輪28の軸95に連結
されている。遠心クラッチ94は、エンジン80の回転
数が暖気運転時の回転数を上回る所定回転数となったと
きに接続され、クランクシャフト93と軸95とを接続
する。これにより、エンジン80の回転が後輪28に伝
達される。後輪スプロケット32は、フリーホイール
(図示略)を介して軸95と接続されており、後輪スプ
ロケット32が軸95よりも早く回転しないようになっ
ている。なお、実施例の原動機付き自転車には、エンジ
ン80を始動させるためのセルモータが設けられ、この
セルモータにはバッテリ70から電流が供給されるよう
になっている。
【0018】次に、上記構成の原動機付き自転車の動作
について説明する。まず、セルモータを起動してエンジ
ン80を始動させる。ペダル31を踏まない状態では、
スロットルバルブ83が全閉状態となり、少量の混合ガ
スがエンジン80に供給されて暖気運転が行われる。こ
こで、ペダル31を踏んで回転させると、その回転が後
輪スプロケット32を介して後輪28に伝えられ、後輪
28が回転して原動機付き自転車が走行する。
【0019】一方、ペダル31が回転することによりピ
ストン52がシリンダ51内で往復移動し、吸気管54
から混合ガスを吸引して送気管81へ吐出する。また、
シリンダ51内から混合ガスが吐出される際には、チャ
ンバ85の圧力が高くなるので、ダイヤフラム86が押
し上げられてスロットルバルブ83を開く。これによ
り、混合ガスが下流側へ送られ、こうしてリード弁55
bよりも下流側における混合ガスの圧力が上昇する。
【0020】混合ガスの圧力が上昇することにより、エ
ンジン80の回転数が上昇し、所定の回転数に達したと
きに遠心クラッチ94が接続される。これにより、後輪
28はクランク軸93と一体的に回転するようになる。
この場合において、後輪28がペダル31よりも高速で
回転し、ペダル31が空回りするようにエンジン80等
の仕様が設定されている。ペダル31を早く回転させる
と、より多くの混合ガスがシリンダ51から吐出される
ので、それに伴ってエンジン80の回転数が上昇する。
このようにして、ペダル31をオートバイのアクセルの
ように使用することができる。なお、ペダル31を漕ぐ
のを止めると、シリンダ51内の圧力が元に戻り、スロ
ットルバルブ83が閉じる。これにより、エンジン80
へ供給される混合ガスの量が減少してエンジン80が暖
気運転となる。そして、エンジン80の回転数が所定値
を下回ると遠心クラッチ94が切れる。
【0021】上記構成の原動機付き自転車においては、
ペダル31によって駆動される過給機50から圧縮され
た混合ガスがエンジン80に供給されるので、エンジン
80のトルクを高めることができる。よって、エンジン
80を低回転域で使用することができるので、騒音及び
振動を低減することができるとともに、出力のロスが少
なく燃費を向上させることができる。
【0022】また、上記のようにエンジン80のトルク
が大きいため、4サイクルエンジンでありながら回転数
が低い状態で遠心クラッチ94が接続されても、エンジ
ンストップを生じることなくスムーズに後輪28を回転
させることができる。このように、本実施例では、ペダ
ル31により過給機50を駆動するので、上記のように
4サイクルエンジンを使用して円滑な運転を行うことが
できる。これにより、エンジン80の騒音や振動をより
一層低減することができるとともに、排気ガス中の煤煙
を低減し、燃費をさらに向上させることができる。
【0023】また、エンジン80の回転数を上げなくて
も必要なトルクが得られるので、過渡特性を向上させる
ことができる。さらに、エンジン80およびその周辺部
品の回転部分の構成をコンパクトにすることができる。
加えて、エンジン80の動弁系の仕様を低回転型に構成
することができるので、吸気バルブと排気バルブが共に
開いている時間を少なくすることができる。これによ
り、混合ガスがそのまま排気されてしまう吹抜けの発生
を抑制することができる。
【0024】次に、排気量を50ccとした本実施例の
エンジンの出力特性および燃料消費量を図3に示す。ま
た、比較のために、過給を行わない同じ排気量の4サイ
クルエンジンおよび2サイクルエンジンの出力特性およ
び燃料消費量も併記した。図3から明らかなように、実
施例におけるエンジンでは、2サイクルエンジンと同等
の馬力を有するにも拘わらず、燃料消費量は2サイクル
エンジンよりも大幅に低減されている。
【0025】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、以下のように種々の変更が可能である。 4サイクルエンジンの代わりに2サイクルエンジンを
使用することもできる。 過給機50としては、上記実施例のようなレシプロポ
ンプに代えてベーンポンプを使用することができる。 ペダル31を1回転させるとピストン52が2往復す
るように構成することができる。 上記実施例ではピストン52が往工程にあるときにの
み混合ガスを吐出するように構成しているが、復工程に
あるときも混合ガスを吐出するように構成することもで
きる。 遠心クラッチ94に変速機を併設することができる。 ドライブスプロケット30および後輪スプロケット3
2あるいはそれらのいずれか一方に変速スプロケットを
併設することができる。 エンジン80を手動で始動させるスタータ機能を設け
ることができる。 本発明は上記実施例のような原動機付き自転車に限定
されるものではなく、例えば、三輪車やペダルでスクリ
ューを回転させるボートなどあらゆる人力車両に適用す
ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の補助動
力付き人力車両においては、人力で駆動される過給機か
ら圧縮された燃料ガスがエンジンに供給されるので、エ
ンジンのトルクを上げることができ、エンジンを低回転
域で使用して騒音や振動を低減することができる(請求
項1)。
【0027】人力入力手段に人力を入力したときだけエ
ンジンの回転が駆動輪に伝達されるから、運転者は、エ
ンジンの回転制御を自由に行うことができる(請求項
2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の原動機付き自転車を示す側
面図である。
【図2】実施例の原動機付き自転車におけるエンジン駆
動系を示す図である。
【図3】エンジン回転数と馬力および燃料消費量の関係
を示す線図である。
【符号の説明】
28 後輪(駆動輪) 31 ペダル(人力入力手段) 50 過給機 60 キャブレター 80 エンジン 94 遠心クラッチ(動力伝達手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力が加えられる人力入力手段と、この
    人力入力手段により駆動される駆動輪と、上記人力入力
    手段により駆動される過給機と、この過給機から燃料ガ
    スが供給されるエンジンと、このエンジンの回転を上記
    駆動輪に伝達する動力伝達手段とを備えたことを特徴と
    する補助動力付き人力車両。
  2. 【請求項2】 前記エンジンは、前記過給機から圧縮さ
    れた前記燃料ガスが供給されるまでは暖気運転を行い、
    前記動力伝達手段は、上記過給機から圧縮された上記燃
    料ガスが供給されて上記エンジンの回転数が所定以上と
    なったときに上記エンジンの回転を前記駆動輪に伝達す
    ることを特徴とする請求項1に記載の補助動力付き人力
    車両。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7247067B2 (en) 2003-06-12 2007-07-24 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Co., Ltd. Intake manifold for small watercraft
US7343906B2 (en) 2004-06-16 2008-03-18 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Water jet propulsion boat
US7404293B2 (en) 2004-07-22 2008-07-29 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Intake system for supercharged engine
US7458369B2 (en) 2004-09-14 2008-12-02 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Supercharger lubrication structure
US7458868B2 (en) 2005-08-29 2008-12-02 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Small planing boat

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