JPH08297718A - 文字切り出し装置及び文字認識装置 - Google Patents

文字切り出し装置及び文字認識装置

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JPH08297718A
JPH08297718A JP7099350A JP9935095A JPH08297718A JP H08297718 A JPH08297718 A JP H08297718A JP 7099350 A JP7099350 A JP 7099350A JP 9935095 A JP9935095 A JP 9935095A JP H08297718 A JPH08297718 A JP H08297718A
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Satoshi Emura
里志 江村
Ichiro Nakao
一郎 中尾
Mariko Takenouchi
磨理子 竹之内
Minoru Takakura
穂 高倉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 i等の分離文字や、かすれて一部が欠落した
文字を正しく抽出する文字切り出し装置を提供する。ま
た、抽出された文字列の矩形領域に、他の文字列の一部
が突出していても、正しく抽出を行う文字切り出し装置
を提供する。併せて、文字認識に利用する。 【構成】 文字画像から、文字の列の位置についての
情報を抽出する。 抽出された文字の列の位置情報で示される領域で、黒
画素連結成分を抽出する。 黒画素連結成分の組合せのうち、一の連結成分と他の
連結成分が一定の関係を有するときは、一の認識対象と
して統合する。 文字列についての情報を、他の列の文字が一部突出し
ていることの認識に利用する。 上記とを文字認識に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字認識装置に関し、
特にその前処理の文字切り出し及びこれを利用しての文
字認識に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、L/E変換等で読み込んだ文字の
切り出し技術としては、主に、周辺分布を用いる方法を
採用したもの、黒画素連結成分を抽出する方法を採用し
たものが提案されている。以下、この2つの方法を中心
に説明する。第1の、周辺分布法を用いる文字切り出し
装置は、文字列抽出手段と周辺分布抽出手段と文字抽出
手段とを備えている。そして、文字列抽出手段は、文字
が記載された画像から文字の位置についての情報を抽出
する。次に、周辺分布抽出手段は、文字列抽出手段によ
って抽出された文字の列の位置についての情報で示され
る画像の領域に対して、文字の列の方向と直交する方向
に画像を走査し、各走査毎に黒画素の数を計数し、更に
この処理を今度は文字列の方向に順に行い、これにより
文字の列の存在する領域の周辺に存在する黒画素の分布
を抽出する。次に、文字抽出手段は、周辺分布抽出手段
によって抽出された周辺分布に基づいて、平均文字幅の
推定値などを考慮して個々の文字についての画像情報を
抽出する。
【0003】第2の、黒画素連結成分を抽出する方法を
用いる文字切り出し装置は、文字列抽出手段と連結成分
抽出手段と文字抽出手段とを有している。そして、文字
列抽出手段は、文字が記載された画像から、文字の列の
位置についての情報を抽出する。次に、連結成分抽出手
段は、文字列抽出手段によって抽出された文字の列の位
置についての情報から得られる画像の領域に対して、黒
画素の連続よりなる連結成分のラベル(番号)付けを行
って、各連結成分を抽出する。具体的には、文字列の存
在する画像領域の全画素を走査して、上下左右の4方向
または対角方向も含めた8方向に互いに連結している黒
画素を連結成分として抽出する。そして、同じ連結成分
に属する全ての画素に同じラベルを割り当てる。この
際、異なった連結成分には異なったラベルを割り当て
る。(例えば「コンピュータ画像処理入門」(総研出
版、田村秀行監修)の75頁に記載)。次に、文字抽出
手段は、連結成分抽出手段で作成されたラベルごとに、
個々の文字についての情報を抽出する。
【0004】次に、上記いずれの技術であっても、抽出
された個々の文字画像のデータは、文字認識装置本体部
に送られ、文字認識がなされることとなる。さて、文字
認識の技術としては、型板との照合法、決定木法等があ
る。更に、いずれの方法においても、認識精度を向上さ
せるために、前語の文字との相関を利用する方法、欧米
系の文のごとく単語間に余白がある場合にはこの余白を
利用して一単語を認識し、更に単語辞書と照合する方法
等がある。ただし、これらは本発明の趣旨に直接の関係
はなく、また周知かつ自明の技術であるため、説明は省
略する。そしてこのことは、後の実施例についても同様
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周辺分
布を用いるものでは、英文等が特にそうであるが、上下
又は左右に入り組みが発生する場合や文字幅が一定しな
い場合には、正しく文字を抽出できない。その例を図1
6に示す。本図においては、第1文(a)のTakeの
「T」と「a」に入り込みが発生している。また、第2
文(b)の「f」と「y」とは近接している。更に、小
文字の「i」や「l」は大文字は勿論、他の小文字
「a」等に比較して文字幅が狭く、更に小文字の「g」
や「p」は行の下部に文字の一部が突出している。ま
た、第3文(c)は、独文中の英文は概筆記体であり、
上下方向で重なりが発生している。また、第4文(d)
は、ドイツ文字であり、分離が生じている。
【0006】また、黒画素連結成分を抽出するものを用
いるものは、元来周辺分布法の欠点に鑑みなされたもの
であるが、やはり、例えばアルファベットの「i」や
「j」やドイツ語のウムラウト等の分離文字や、本来連
結しているべき一部が画像のかすれのため欠落している
文字を正しく抽出できない。また、画像の傾きや文字列
(行)間の間隔が狭いなどの原因で、抽出された文字列
の矩形領域に、他の文字列に含まれる文字の一部が突き
出ている場合には、その突き出た文字の一部を誤って認
識対象の文字の一部として抽出することがある。
【0007】また、似たことは、日本語文書におけるル
ビ、漢文における送り仮名、その他和文、欧米文を問わ
ず上添え字や下添え字が存在する場合にも生じる。次
に、文字の抽出が正しくなしえない場合には、文字の認
識そのものが正しくなしえないこととなる。ことに、昔
の文献、貴重な文献の写真等では本来的に文字や文献等
のゆがみ、かすれが多い上に、L/E変換での読み取り
に際してもかすれが生じる。
【0008】このため、分離文字や、かすれにより生じ
た擬分離文字等を正しく抽出することが可能、また他の
列の文字の一部が認識対象の文字列中に突き出ている場
合等にも正しく抽出することが可能な文字切り出し装置
の実現が望まれている。本発明はこのような要望を可及
的に充足し得る有用な文字切り出し装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、文字(含む、記号)が
記載された画像の読取りデータから文字の列の画像デー
タ面でのX座標値、Y座標値、列の高さ等からなる位置
についての情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字
列抽出手段により抽出された文字の列の位置についての
情報で示される領域において、本来的には文字を構成す
る点や線等を表す黒画素の連結(連続)してなる文字構
成成分たる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、前
記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組合
せのうち、例えば「i」等の分離文字で生じることであ
るが、一の連結成分を包含する所定の図形の中心と他の
連結成分を包含する所定の図形の中心とを結ぶ直線の上
記文字の列(縦書きならば、行)に対する傾きが一定の
範囲内にある組合せを一の抽出対象の文字として統合す
る連結成分統合手段と、前記連結成分抽出手段及び前記
連結成分統合手段の作用のもとで最終的に認識対象とし
て抽出された連結成分から認識対象の文字についての情
報、例えばそのまま出力したり、あるいは型板と照合す
る際の特徴点を抽出する文字認識情報抽出手段とを備え
たことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明においては、例えば活字体
のアルファベット等の文字が記載された画像の読取りデ
ータから文字の列の位置についての情報を抽出する文字
列抽出手段と、前記文字列抽出手段により抽出された文
字の列の位置についての情報で示される領域において、
黒画素の連結してなる連結成分(含む、単一の黒画素)
を抽出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段
により抽出された各連結成分の組合せのうち、漢字の
「川」、「二」やドイツ文字のウムラウトを示す「‥」
やアルファベットの「M」等で生じるが、一の連結成分
に含まれる黒画素と他の連結成分に含まれる黒画素と
の、例えば文字列(縦書きならば、行)方向の最短の距
離が別途定められた基準値に対して一定範囲内(例えば
閾値以下)である組合せを一の抽出対象として統合する
連結成分統合手段と、前記連結成分抽出手段及び前記連
結成分統合手段の作用のもとで最終的に抽出された連結
成分から認識対象の文字についての情報、例えば一の文
字のみの黒画素であること、を抽出する文字認識情報抽
出手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】請求項3の発明においては、文字が記載さ
れた画像の読取りデータから文字の列の位置についての
情報を抽出する文字列抽出手段と、画像データの前記文
字列抽出手段により抽出された文字列の位置情報で示さ
れる領域において、黒画素の連結してなる連結成分を抽
出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段によ
り抽出された各連結成分の組合せのうち、漢字の「二」
や数学の記号の等号「=」等で生じるが、一の連結成分
を包含する所定の図形の文字の列方向の座標値と他の連
結成分を包含する所定の図形の文字の列(縦書きなら
ば、行)方向の座標値との間に包含(重複等)関係があ
る組合せを一の抽出対象として統合する連結成分統合手
段と、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段
の作用のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対
象の文字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手
段とを備えたことを特徴としている。
【0012】請求項4の発明においては、文字が記載さ
れた画像の読取りデータから文字の列の位置についての
情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手段
により抽出された文字の列の位置についての情報で示さ
れる領域において、黒画素の連結してなる連結成分を抽
出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段によ
り抽出された各連結成分の組合せのうち、複雑な漢字や
アルファベットの「H」、「A」、「E」等で生じえる
が、一の連結成分を包含する所定の図形、例えば、水平
の線、と他の連結成分を包含する所定の図形、例えば垂
直の線、との重なり度合が別途定められた閾値以上であ
る組合せを一の抽出対象として統合する連結成分統合手
段と、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段
の作用のもとで最終的に抽出された連結成分から文字情
報を抽出する文字認識情報抽出手段とを備えたことを特
徴としている。
【0013】請求項5の発明においては、文字が記載さ
れた画像の読取りデータから文字の列の位置についての
情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手段
により抽出された文字の列の位置についての情報で示さ
れる領域において、黒画素の連結してなる連結成分を抽
出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段によ
り抽出された各連結成分の組合せのうち、記号
の「:」、ドイツ語のウムラウト、アルファベットの
「j」等で生じえるが、一の連結成分を包含する所定の
図形と他の連結成分を包含する所定の図形との距離値が
閾値以下であり、上記両図形の面積比が別途定められた
基準値に対して一定の範囲内である(例えば、記号
の「;」等では0.8から1.2内、「j」では0.3という閾
値以下)連結成分の組合せを一の抽出対象として統合す
る連結成分統合手段と、前記連結成分抽出手段及び前記
連結成分統合手段の作用のもとで最終的に抽出された連
結成分から認識対象の文字についての情報を抽出する文
字認識情報抽出手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】請求項6の発明においては、文字が記載さ
れた画像の読取りデータから文字の列の位置についての
情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手段
により抽出された文字の列の位置についての情報で示さ
れる領域よりも文字列方向に直交する両側に所定画素数
大きい領域に存在する黒画素の連結してなる連結成分を
抽出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段に
より抽出された連結成分のうち、該連結成分を包含する
所定の図形の文字列と直交する方向の開始または終了座
標が前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位
置の存在範囲、例えば、上、下各方向の座標値や当該文
字列に直交する方向の画素数で与えられる、を逸脱して
いる連結成分を同じく当該文字列の文字を構成する連結
成分として抽出する対象から削除する連結成分削除手段
と、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分削除手段の
作用のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象
の、例えば個々の、文字についての情報を抽出する文字
認識情報抽出手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】請求項7の発明においては、文字が記載さ
れた画像の読取りデータから文字の列の位置についての
情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手段
により抽出された文字の列の位置についての情報で示さ
れる領域において、黒画素の連結してなる連結成分を抽
出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段によ
り抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成分
を包含する所定の図形の中心と他の連結成分を包含する
所定の図形の中心とを結ぶ直線の上記文字の列に対する
傾きが一定の範囲内にある組合せを一の抽出対象として
統合する連結成分統合手段と、前記連結成分抽出手段及
び前記連結成分統合手段の作用のもとで最終的に抽出さ
れた連結成分から認識対象の文字についての情報を抽出
する文字認識情報抽出手段と、前記連結成分抽出手段に
より抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成
分を包含する所定の図形の中心と他の連結成分を包含す
る所定の図形の中心とを結ぶ直線の上記文字の列に対す
る傾きが一定の範囲内にある組合せの生じる文字若しく
は文字の組合せについての情報をあらかじめ登録してい
る文字認識用補助辞書部と、前記連結成分統合手段が、
上記傾きが一定の範囲内にある組合せを一の抽出対象と
して統合する判断処理をなしたならば、この通知、その
判断結果の少なくも一を受けて、前記文字認識情報抽出
手段からの抽出情報をもとに文字認識を行なうに際し
て、前記文字認識用補助辞書部に登録されている情報を
利用する連結成分統合情報反映文字認識部を有している
ことを特徴としている。
【0016】請求項8の発明においては、文字が記載さ
れた画像の読取りデータから文字の列の位置についての
情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手段
により抽出された文字の列の位置についての情報で示さ
れる領域において、黒画素の連結してなる連結成分を抽
出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段によ
り抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成分
に含まれる黒画素と他の連結成分に含まれる黒画素との
最短の距離が別途定められた基準値に対して一定範囲内
である組合せを一の抽出対象として統合する連結成分統
合手段と、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合
手段の作用のもとで最終的に抽出された連結成分から認
識対象の文字についての情報を抽出する文字認識情報抽
出手段と、前記連結成分抽出手段により抽出された各連
結成分の組合せのうち、一の連結成分に含まれる黒画素
と他の連結成分に含まれる黒画素との最短の距離が別途
定められた基準値に対して一定範囲内である組合せの生
じる文字若しくは文字の組合せについての情報をあらか
じめ登録している文字認識用補助辞書部と、前記連結成
分統合手段が、上記最短の距離か基準値に対して一定範
囲内である組合せを一の抽出対象として統合する判断処
理をなしたならば、この通知、その判断結果の少なくも
一を受けて、前記文字認識情報抽出手段からの抽出情報
をもとに文字認識を行なうに際して、前記文字認識用補
助辞書部に登録されている情報を利用する連結成分統合
情報反映文字認識部を有していることを特徴としてい
る。
【0017】請求項9の発明においては、文字が記載さ
れた画像の読取りデータから文字の列の位置についての
情報を抽出する文字列抽出手段と、画像データの前記文
字列抽出手段により抽出された文字列の位置情報で示さ
れる領域において、黒画素の連結してなる連結成分を抽
出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段によ
り抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成分
を包含する所定の図形の文字の列方向の座標値と他の連
結成分を包含する所定の図形の文字の列方向の座標値と
の間に包含関係がある組合せを一の抽出対象として統合
する連結成分統合手段と、前記連結成分抽出手段及び前
記連結成分統合手段の作用のもとで最終的に抽出された
連結成分から認識対象の文字についての情報を抽出する
文字認識情報抽出手段と、前記連結成分抽出手段により
抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成分を
包含する所定の図形の文字の列方向の座標値と他の連結
成分を包含する所定の図形の文字の列方向の座標値との
間に包含関係がある組合せの生じる文字若しくは文字の
組合せについての情報をあらかじめ登録している文字認
識用補助辞書部と、前記連結成分統合手段が、上記包含
関係がある組合せを一の抽出対象として統合する判断処
理をなしたならば、この通知、その判断結果の少なくも
一を受けて、前記文字認識情報抽出手段からの抽出情報
をもとに文字認識を行なうに際して、前記文字認識用補
助辞書部に登録されている情報を利用する連結成分統合
情報反映文字認識部を有していることを特徴としてい
る。
【0018】請求項10の発明においては、文字が記載
された画像の読取りデータから文字の列の位置について
の情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手
段により抽出された文字の列の位置についての情報で示
される領域において、黒画素の連結してなる連結成分を
抽出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段に
より抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成
分を包含する所定の図形と他の連結成分を包含する所定
の図形との重なり度合が別途定められた閾値以上である
組合せを一の抽出対象として統合する連結成分統合手段
と、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の
作用のもとで最終的に抽出された連結成分から文字情報
を抽出する文字認識情報抽出手段と、前記連結成分抽出
手段により抽出された各連結成分の組合せのうち、一の
連結成分を包含する所定の図形と他の連結成分を包含す
る所定の図形との重なり度合が別途定められた閾値以上
である組合せの生じる文字若しくは文字の組合せについ
ての情報をあらかじめ登録している文字認識用補助辞書
部と、前記連結成分統合手段が、上記重なり度合が閾値
以上となる組合せを一の抽出対象として統合する判断処
理をなしたならば、この通知、その判断結果の少なくも
一を受けて、前記文字認識情報抽出手段からの抽出情報
をもとに文字認識を行なうに際して、前記文字認識用補
助辞書部に登録されている情報を利用する連結成分統合
情報反映文字認識部を有していることを特徴としてい
る。
【0019】請求項11の発明においては、文字が記載
された画像の読取りデータから文字の列の位置について
の情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手
段により抽出された文字の列の位置についての情報で示
される領域において、黒画素の連結してなる連結成分を
抽出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段に
より抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成
分を包含する所定の図形と他の連結成分を包含する所定
の図形との距離値が閾値以下であり、上記両図形の面積
比が別途定められた基準値に対して一定範囲内である連
結成分の組合せを一の抽出対象として統合する連結成分
統合手段と、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統
合手段の作用のもとで最終的に抽出された連結成分から
認識対象の文字についての情報を抽出する文字認識情報
抽出手段と、前記連結成分抽出手段により抽出された各
連結成分の組合せのうち、一の連結成分を包含する所定
の図形と他の連結成分を包含する所定の図形との距離値
が閾値以下であり、上記両図形の面積比が別途定められ
た基準値に対して一定範囲内である連結成分の組合せの
生じる文字若しくは文字の組合せについての情報をあら
かじめ登録している文字認識用補助辞書部と、前記連結
成分統合手段が、上記距離値が閾値以下となり面積比が
基準値に対して一定範囲内となる組合せを一の抽出対象
として統合する判断処理をなしたならば、この通知、そ
の判断結果の少なくも一を受けて、前記文字認識情報抽
出手段からの抽出情報をもとに文字認識を行なうに際し
て、前記文字認識用補助辞書部に登録されている情報を
利用する連結成分統合情報反映文字認識部を有している
ことを特徴としている。
【0020】請求項12の発明においては、文字が記載
された画像の読取りデータから文字の列の位置について
の情報を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手
段により抽出された文字の列の位置についての情報で示
される領域よりも文字列方向に直交する両側に所定画素
数大きい領域に存在する黒画素の連結してなる連結成分
を抽出する連結成分抽出手段と、前記連結成分抽出手段
により抽出された連結成分のうち、該連結成分を包含す
る所定の図形の文字列と直交する方向の開始または終了
座標が、前記文字列抽出手段により抽出された文字の列
の位置の存在範囲を逸脱している連結成分を同じく当該
文字列の文字を構成する連結成分として抽出する対象か
ら削除する連結成分削除手段と、前記連結成分抽出手段
及び前記連結成分削除手段の作用のもとで最終的に抽出
された連結成分から認識対象の文字についての情報を抽
出する文字認識情報抽出手段と、前記連結成分抽出手段
により抽出された各連結成分のうち、前記連結成分削除
手段の作用発揮の対象となる連結成分を有することとな
る可能性の高い文字若しくは文字の組合せについての情
報をあらかじめ登録している文字認識用補助辞書部と、
前記連結成分削除手段が、上記連結成分を一の抽出対象
から削除したならば、この通知を受けて、前記文字認識
情報抽出手段からの抽出情報をもとに当該削除した連結
成分を端部に一部として含む他の列の文字の認識を行な
うに際して、前記文字認識用補助辞書部に登録されてい
る情報を利用する連結成分削除情報反映文字認識部を有
していることを特徴としている。 請求項13及び請求
項14の発明においては、前記連結成分統合手段は、上
記連結成分を包含する所定の図形として、連結成分に外
接するかつ各辺が文字列方向若しくはこれに直交する方
向の四角形を作成する外接四角形作成部を有しているこ
とを特徴としている。
【0021】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
文字列抽出手段が、文字が記載された画像の読取りデー
タから、文字の記載された用紙の画像データ全体の形状
等を把握等した上で、文字の列の位置についての情報、
例えばその左右端、上下端等を、画素数で示された座標
値や画像データ全体に対する比で示された座標値等を利
用して、抽出する。連結成分抽出手段が、前記文字列抽
出手段により抽出された文字の列の位置についての情報
で示される領域において、「0」と「1」からなるデー
タから「1」の連続する部分のみ取り出す等して、黒画
素の連結してなる文字構成成分たる連結成分を抽出す
る。連結成分統合手段が、前記連結成分抽出手段により
抽出された各連結成分の組合せのうち、一の連結成分を
包含する所定の図形の中心と他の連結成分を包含する所
定の図形の中心とを結ぶ直線の上記文字の列に対する傾
きが、例えば70°〜110°等、一定の範囲内にある
組合せを一の抽出対象として統合する。文字認識情報抽
出手段が、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合
手段の作用のもとで、最終的に一の認識対象として抽出
された連結成分から認識対象の文字についての情報を抽
出し、更に文字認識部に送ったり等する。
【0022】請求項2の発明においては、文字列抽出手
段が、文字が記載された画像の読取りデータから文字の
列の位置についての情報を抽出する。連結成分抽出手段
が、前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位
置についての情報で示される領域において、黒画素の連
結してなる連結成分を抽出する。連結成分統合手段が、
前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
合せのうち、一の連結成分に含まれる黒画素と他の連結
成分に含まれる黒画素との最短の距離が別途定められた
基準値に対して一定の範囲内、例えば文字列の高さに対
して閾値たる0.3以下である組合せを一の抽出対象とし
て統合する。文字認識情報抽出手段が、前記連結成分抽
出手段及び前記連結成分統合手段の作用のもとで最終的
に抽出された連結成分から認識対象の文字についての情
報を抽出する。請求項3の発明においては、文字列抽出
手段が、文字が記載された画像の読取りデータから文字
の列の位置についての情報を抽出する。連結成分抽出手
段が、画像データの前記文字列抽出手段により抽出され
た文字列の位置情報で示される領域において、黒画素の
連結してなる連結成分を抽出する。連結成分統合手段
が、前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分
の組合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形の
文字の列方向の座標値と他の連結成分を包含する所定の
図形の文字の列方向の座標値との間に包含関係がある組
合せを一の抽出対象として統合する。文字認識情報抽出
手段が、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手
段の作用のもとで最終的に抽出された連結成分から認識
対象の文字についての情報を抽出する。
【0023】請求項4の発明においては、文字列抽出手
段が、文字が記載された画像の読取りデータから文字の
列の位置についての情報を抽出する。連結成分抽出手段
が、前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位
置についての情報で示される領域において、黒画素の連
結してなる連結成分を抽出する。連結成分統合手段が、
前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
連結成分を包含する所定の図形との重なり度合が別途定
められた閾値以上である組合せを一の抽出対象として統
合する。文字認識情報抽出手段が、前記連結成分抽出手
段及び前記連結成分統合手段の作用のもとで最終的に抽
出された連結成分から文字情報を抽出する。
【0024】請求項5の発明においては、文字列抽出手
段が、文字が記載された画像の読取りデータから文字の
列の位置についての情報を抽出する。連結成分抽出手段
が、前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位
置についての情報で示される領域において、黒画素の連
結してなる連結成分を抽出する。連結成分統合手段が、
前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
連結成分を包含する所定の図形との距離値が閾値以下で
あり、上記両図形の面積比が別途定められた基準値に対
して一定範囲内、例えば閾値以上である、連結成分の組
合せを一の抽出対象として統合する。文字認識情報抽出
手段が、前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手
段の作用のもとで最終的に抽出された連結成分から認識
対象の文字についての情報を抽出する。
【0025】請求項6の発明においては、文字列抽出手
段が、文字が記載された画像の読取りデータから文字の
列の位置についての情報を抽出する。連結成分抽出手段
が、前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位
置についての情報で示される領域よりも文字列方向に直
交する両側に、原画像の文字列データの状況等により定
まる所定画素数、例えば1画素、大きい領域に存在する
黒画素の連結してなる連結成分を抽出する。連結成分削
除手段が、前記連結成分抽出手段により抽出された連結
成分のうち、該連結成分を包含する所定の図形の文字列
と直交する方向の開始または終了座標が、前記文字列抽
出手段により抽出された文字の列の位置の存在範囲を逸
脱している線等からなる連結成分を同じく当該文字列の
文字を構成する連結成分として抽出する対象から削除す
る。文字認識情報抽出手段が、前記連結成分抽出手段及
び前記連結成分削除手段の作用のもとで最終的に抽出さ
れた連結成分から認識対象の文字についての情報を抽出
する。
【0026】請求項7の発明においては、請求項1の発
明の作用に加えて、以下の作用がなされる。文字認識用
補助辞書部に、前記連結成分抽出手段により抽出された
各連結成分の組合せのうち、一の連結成分を包含する所
定の図形の中心と他の連結成分を包含する所定の図形の
中心とを結ぶ直線の上記文字の列に対する傾きが一定の
範囲内にある組合せの生じる文字若しくは文字の組合せ
についての情報、例えば「i」、「j」、「=」、
「÷」、ドイツ語のウムラウト等、その他逆情報として
は、「∴」、大文字の「P」、「T」とこれに近接する
小文字の「c」や「a」や「e」等をあらかじめ登録し
ている。連結成分統合情報反映文字認識部が、前記連結
成分統合手段が上記傾きが一定の範囲内にある組合せを
一の抽出対象として統合する判断処理をなしたならば、
この通知、その判断結果の少なくも一を受けて、前記文
字認識情報抽出手段からの抽出情報をもとに文字認識を
行なうに際して、前記文字認識用補助辞書部に登録され
ている情報を通常の認識処理では不明確な場合に参照す
る等して利用する。
【0027】請求項8の発明においては、請求項2の発
明の作用に加えて、以下の作用がなされる。文字認識用
補助辞書部に、前記連結成分抽出手段のより抽出された
各連結成分の組合せのうち、一の連結成分に含まれる黒
画素と他の連結成分に含まれる黒画素との最短の距離が
別途定められた基準値に対して一定範囲内である組合せ
の生じる文字若しくは文字の組合せについての情報、例
えば「i」、「j」、「‥」、
「…」、「;」、「:」、「=」、特殊な書体かつ分離
が生じた場合の「H」や「D」等をあらかじめ登録して
いる。連結成分統合情報反映文字認識部が、前記連結成
分統合手段が上記最短の距離が基準値に対して一定の範
囲内である組合せを一の抽出対象として統合する判断処
理をなしたならば、この通知、その判断結果の少なくも
一を受けて、前記文字認識情報抽出手段からの抽出情報
をもとに文字認識を行なうに際して、前記文字認識用補
助辞書部に登録されている情報を候補文字の重み付けに
使用する等して利用する。
【0028】請求項9の発明においては、請求項3の発
明の作用に加えて、以下の作用がなされる。文字認識用
補助辞書部に、前記連結成分抽出手段により抽出された
各連結成分の組合せのうち、一の連結成分を包含する所
定の図形の文字の列方向の座標値と他の連結成分を包含
する所定の図形の文字の列方向の座標値との間に包含関
係がある組合せの生じる文字若しくは文字の組合せにつ
いての情報、例えば上下関係ならば「=」、「?」、
「!」、「…」、「‥」、ウムラウトの2つの「・」、
その他逆情報(上下関係が生じえる複数の文字)として
の大文字の「P」等とこれに近接する小文字の「c」
等、小文字の「f」と「y」等をあらかじめ登録してい
る。連結成分統合情報反映文字認識部が、前記連結成分
統合手段が、上記包含関係がある組合せを一の抽出対象
として統合する判断処理をなしたならば、この通知、そ
の判断結果の少なくも一を受けて、前記文字認識情報抽
出手段からの抽出情報をもとに文字認識を行なうに際し
て、前記文字認識用補助辞書部に登録されている情報を
認識に直接使用したり、候補を絞り混むのに利用する。
【0029】請求項10の発明においては、請求項11
の発明の作用に加えて、以下の作用がなされる。文字認
識用補助辞書部に、前記連結成分抽出手段により抽出さ
れた各連結成分の組合せのうち、一の連結成分を包含す
る所定の図形と他の連結成分を包含する所定の図形との
重なり度合が別途定められた閾値以上である組合せの生
じる文字若しくは文字の組合せについての情報、例えば
「X」、「H」、「E」、その他郵便記号等、この他逆
情報として小文字の「f」と「y」等をあらかじめ登録
している。連結成分統合情報反映文字認識部が、前記連
結成分統合手段が、上記重なり度合が閾値以上となる組
合せを一の抽出対象として統合する判断処理をなしたな
らば、この通知、若しくはその判断結果の少なくも一を
受けて、前記文字認識情報抽出手段からの抽出情報をも
とに文字認識を行なうに際して、前記文字認識用補助辞
書部に登録されている情報を利用する。
【0030】請求項11の発明においては、請求項5の
発明の作用に加えて、以下の作用がなされる。文字認識
用補助辞書部に、前記連結成分抽出手段により抽出され
た各連結成分の組合せのうち、一の連結成分を包含する
所定の図形と他の連結成分を包含する所定の図形との距
離値が閾値以下であり、上記両図形の面積比が別途定め
られた基準値に対して一定範囲内である連結成分の組合
せの生じる文字若しくは文字の組合せについての情報、
例えば面積比が基準値0.7以上ならば「i」、「j」、
「?」、以下ならば「:」等、この他、逆情報としては
大文字の「P」、「T」と小文字の「c」等が複数の文
字であるがかかる関係に条件によっては生じえる、等を
あらかじめ登録している。
【0031】連結成分統合情報反映文字認識部が、前記
連結成分統合手段が、上記距離値が閾値以下となり面積
比が基準値に対して一定範囲内となる組合せを一の抽出
対象として統合する判断処理をなしたならば、この通
知、その判断結果の少なくも一を受けて、前記文字認識
情報抽出手段からの抽出情報をもとに文字認識を行なう
に際して、前記文字認識用補助辞書部に登録されている
情報を利用する。
【0032】請求項12の発明においては、請求項6の
発明の作用に加えて、以下の作用がなされる。文字認識
用補助辞書部に、前記連結成分抽出手段により抽出され
た各連結成分のうち、前記連結成分削除手段の作用発揮
の対象となる連結成分を有することとなる可能性の高い
文字若しくは文字の組合せについての情報、例えば横書
きならば「n」、「g」、「q」、「f」等、縦書きの
筆記体ならば「水」等ハネのある漢字をあらかじめ登録
している。連結成分削除情報反映文字認識部が、前記連
結成分削除手段が、上記連結成分を一の抽出対象から削
除したならば、この通知を受けて前記文字認識用補助辞
書部に登録されている情報を、前記文字認識情報抽出手
段からの抽出情報をもとに当該削除した連結成分を端部
に一部として含む他の列の文字の認識を行なうに際して
利用する。
【0033】請求項13及び請求項14の発明において
は、前記連結成分削除手段の外接四角形作成部にて、上
記連結成分を包含する所定の図形として、連結成分に外
接するかつ各辺が文字列方向若しくはこれに直交する方
向の、例えば、認識対象の文字がアルファベットならば
矩形、漢字ならば正方形の四角形を作成する。
【0034】
【実施例】以下、本発明に係る文字切り出し装置を実施
例に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は、本発明に係る文字切り出し装置
の一実施例の構成図である。本図において、10は、画
像データ化された文書が入力される入力手段である。1
1は、文字が記載された画像データから文字の列の位置
情報を抽出する文字列抽出手段である。12は、画像デ
ータの指定された走査線上の画素値を調べて、黒画素が
一次元的に連結している区間の開始及び終了位置を出力
する連結区間抽出手段である。13は、文字列抽出手段
11により抽出された文字列の位置情報で示される領域
よりも、文字列の方向に直交する両側に一画素ずつ大き
い領域において、文字列方向に連続する走査線上の抽出
された黒画素の連結する区間の連結性をもとに、本来は
文字を構成する点や線からなる黒画素連結成分を抽出す
る連結成分抽出手段である。14は、連結成分抽出手段
13により抽出された黒画素の連結成分のうち、連結成
分に外接する矩形の文字列方向に直交する方向の開始又
は終了座標が、文字列抽出手段により抽出された文字列
の位置情報の範囲を逸脱している黒画素連結成分を文字
抽出の対象から削除する連結成分削除手段である。15
は、連結成分抽出手段13により抽出され、連結成分削
除手段14によって削除されなかった黒画素連結成分の
組合せのうち、あらかじめ定められた条件を満たす黒画
素連結成分の組合せを一の抽出対象として統合する連結
成分統合手段である。16は、連結成分抽出手段13に
より抽出された連結成分のうち、連結成分削除手段14
及び連結成分統合手段15によって無効にされた連結成
分を除く黒画素連結成分から、1の文字毎にその文字画
像情報を抽出する文字抽出手段である。200は、文字
抽出手段16から抽出された1の文字毎の画像情報をも
とに、文字認識を行なう文字認識装置本体部であり、認
識用辞書(テンプレート、型板)20等を内蔵してい
る。
【0035】以上の他、印刷字体や書体の相違、文字寸
法等を補償する正規化処理部、各文字の平均的な大きさ
を文字列の高さ等から求める平均文字寸法算出部、図や
罫線等を排除する非文字画素排除部、必要に応じて、一
部の単語や行の一部に対して他の行や同一行の他の部分
とは独立に抽出処理を行なう図形的文書、技術論文用対
応をなす制御部等を有しているが、これらは本発明の要
旨に直接の関係はなく、また周知、自明の技術であるた
めその説明は省略する。
【0036】次に、以上のように構成された文字切り出
し装置について、図2乃至図14をも用いてその動作を
説明する。文字列抽出手段11の、文字が記載された画
像データから文字の列の位置情報を抽出する基本的な手
順を図2に示す。本手順は、x,y軸方向あるいは水
平、垂直方向に並んだ画素列中に、1つでも黒画素が存
在すれば、当該画素列中に文字列(行)が存在するとい
うことを基本として、文字列の存在する画素列(行)の
座標を見出すものである。いわゆる公知技術であるた
め、各ステップの詳細な説明は省略する。なお、実際に
は、この手順のみでは不充分であるため、これに先立っ
て、あるいは併せて、以下のような処理がなされる。
【0037】画像データ化された用紙の縦方向、横方
向に黒画素を正投象して文字の記載位置、記載方向、大
よその列や行を見出す。 必要に応じて、用紙の縦、横とも例えば半分や1/5
ずつをとって、上記のの操作を行い、文字列や見出し
単語からなる文字列等をより正確に見出す。 文字の列方向に周辺分布を取って、文字の列の列方向
の存在位置等をより正確に決定する。
【0038】各文字の列の位置ごとに、文字列方向に
直交する方向に周辺分布を取って文字列の外接矩形座標
を決定する。 必要に応じて、例えば、文字列方向の8画素中1画素
でも黒画素が存在すれば8画素とも黒画素とみなす(図
2と同じ)等の手段で、文字列方向に画像を圧縮して連
結成分を抽出し、更にそれぞれの連結成分の外接矩形を
抽出する。
【0039】この上で、文字の列が記載されている方
向に近接する矩形は同じ認識対象の1の文字や文字列と
する等の規則で外接矩形を認識対象、抽出対象として統
合する。この際、例えば抽出対象の文字が、活字体のア
ルファベットであるならば、大文字は全て同じ高さ、小
文字でも「h」や「l」は大文字と同じ高さである、文
字高さに対する文字幅の比は上限がある等の原則を利用
したりする。ただし、これらの処理は、本発明の趣旨に
直接の関係はない、というよりも、前提としているいわ
ゆる公知技術であるため、これ以上の説明は省略する。
【0040】文字列抽出手段11の動作の結果を示す例
を、図3に示す。本図は、(a)に示す画像データから
抽出した文字の列の位置情報を、(b)に示したもので
ある。ここに、(a)の左端のy座標軸の黒い太線の部
分は、図2に示す手順で文字列が存在するとされた部分
(y座標値)を示す。また(b)では、画像データ中の
文字の列の位置情報を示すために、文字列の外接する矩
形の左上の点のx座標をs(start)x、y座標を
sy、右下の点のx座標をe(end)x、y座標をe
yとしている。なお、位置情報として文字列に外接する
矩形を採用しているのは、印刷されたアルファベットの
形状にあわせたこと、後に説明する処理が簡単なこと、
イタリック体等にも基本プログラムは流用可能なことに
よる。また、本実施例では、図3(a)に示すように、
画像データの左上隅の座標を原点(0,0)とし、文字
列(右側)方向をx軸方向、文字列方向に直交すると垂
直下方方向をy軸方向としている。
【0041】連結区間抽出手段12は、画像データ中の
指定された走査線上の画素値を調べて、黒画素が水平
(x軸)方向に連続している区間の開始及び終了位置を
出力する。その手順を、図4の流れ図を用いて説明す
る。なお、以下の説明においては、画像データの走査線
上の画素の順番として、最初の画素を0番目と数えるこ
とにする。
【0042】連結区間抽出手段12は、 (ステップa01)調査対象の列の最終画素番号として
の変数Nに、指定された走査線上の画素数を設定する。 (ステップa02)調査対象画素番号としての変数iに
(0)を、同じく連結区間の番号としての変数jにも初
期値(0)を設定する。
【0043】(ステップa03)画像データの指定され
た走査線上の第i番目の画素が黒画素か否かを調べ、黒
画素であればステップa04へ進み、黒画素でなければ
ステップa10へ進む。 (ステップa04)連結区間(j)の開始位置を変数i
の値に設定する。 (ステップa05)変数iの値に(1)を加える。
【0044】(ステップa06)変数iの値が変数Nの
値に等しいか否かを調べ、等しければ全ての画素の調査
が終了したためステップa12へ進み、等しくなければ
ステップa07へ進む。 (ステップa07)画像データの指定された走査線上の
第i番目の画素が白画素か否かを調べ、白画素であれば
ステップa08へ進み、白画素でなければステップa0
5へ戻る。
【0045】(ステップa08)連結区間(j)の終了
位置を変数iの値に設定する。 (ステップa09)変数jの値に(1)を加える。 (ステップa10)変数iの値に(1)を加える。 (ステップa11)変数iの値が変数Nの値に等しいか
否かを調べ、等しくなければステップa03へ戻り、等
しければ処理を終了する。
【0046】(ステップa06)変数iの値が変数Nの
値に等しければ、ステップa12へ進む。 (ステップa12)連結区間(j)の終了位置を変数i
の値に設定する。 (ステップa13)変数jの値に(1)を加えて、処理
を終了する。 以上の処理により、連結区間抽出手段12は、画像デー
タの指定された走査線上の全ての画素を調べ、黒画素の
連結する区間の総数j及び連結区間(0)から連結区間
(j−1)までの開始位置及び終了位置を出力する。
【0047】連結区間抽出手段12の動作結果を示す例
を、図5に示す。本図の(a)は、連結区間抽出手段1
2に与えられた画像データ中の、指定された走査線上の
画素単位のデータ例を示す。そして、黒い部分が文字を
構成するストローク等となる。なお、本図では、左端の
画素の位置を0とし、右方向に座標値が増加していくも
のとしている。
【0048】本図の(b)は、(a)に示した画素デー
タから抽出した連結区間に関する情報であり、左の欄よ
り順に連結区間の番号ひいては総数、それぞれの番号の
連結区間の開始座標値、同じく終了の座標値を示す。連
結成分抽出手段13は、文字列抽出手段11により抽出
された画像データ中の文字の列の位置情報で示される領
域よりも、その方向に直交する両側に各一画素ずつ大き
い領域において、黒画素の連結成分を抽出し、それぞれ
を区別して黒画素成分や外接矩形に関する情報を出力す
る。その手順を、図6〜図8の流れ図を用いて説明す
る。なお、これら3図は本来は一葉であるが、大きさの
制限のため3分割したものである。
【0049】まず、手順そのものの説明に先立ち、流れ
図に用いている記号について説明する。連結区間抽出手
段12により抽出された連結区間について、作用の対象
とする走査線の一つ前(上方、yの値が小さい)の走査
線上の連結区間の個数をpnで、目下作用の対象として
いる走査線上の連結区間の個数をcnで表す。また、各
連結区間そのものをp(0)からp(pn−1)及び同
じくc(0)からc(cn−1)で表すものとする。次
に、i番目の連結区間p(i)が含まれる連結成分の番
号をRp(i)の形式で表し、同じくi番目の連結区間
c(i)が含まれる連結成分の番号をRc(i)の形式
で表すものとする。
【0050】また、連結成分Rを特定する情報として、
連結成分Rの位置情報を示すための外接矩形の左上の点
のx座標sx、y座標sy、右下の点のx座標ex、y
座標ey及び連結成分Rの黒画素の広がりを示すための
各走査線ごとの黒画素の開始座標sx、終了座標exを
用いるものとする。このため、以下の説明で、連結成分
に関する情報を更新する際には、外接矩形の位置情報s
x、sy、ex、ey及び各走査線ごとの黒画素の開始
座標sx、終了座標exを更新することになる。
【0051】以上のもとで、以下に手順そのものを説明
する。 (ステップb01)画像データ中の注目している走査線
のy軸方向の座標を示す変数yに、画像データのy軸方
向の開始座標を越えない範囲で、文字列抽出手段11に
より抽出された文字列矩形座標の開始y座標の値よりも
1小さい座標値を設定する。なお、これは1画素分上側
の走査線に存在する連結区間を調べるためである。更
に、抽出している連結成分の番号(ひいては、文字番号
となる)を示す変数kの値を(0)に初期化し、併せ
て、注目している走査線の一つ前の走査線における連結
区間数を示す変数pnの値を(0)に初期化する。
【0052】(ステップb02)連結区間抽出手段12
を用いて、画像データの走査線yの連結区間総数cn及
び各連結区間c(0)からc(cn−1)の開始及び終
了座標を抽出する。 (ステップb03)調査対象の走査線上の、作用の対象
としている連結区間を表す変数iの値を(0)に初期化
する。
【0053】(ステップb04)変数iの値が走査線y
の連結区間数cnに等しいか否かを判断し、等しければ
次の走査線を処理すべくステップb21へ進み、等しく
なければステップb05へ進む。以下、ステップb05
からステップb20においては、注目している走査線上
の連結区間c(i)に対して、注目している走査線の一
つ前の走査線上に存在する連結区間p(0)からp(p
n−1)との連結性、すなわち一の認識対象として抽出
すべきか否かを調べる。そして、連結があれば、ステッ
プb09からステップb14で既存の連結成分に連結区
間c(i)の領域を追加し、又は既存の連結成分どうし
を統合し、連結がなければステップb16からステップ
b19で新たな連結成分を作成する処理を行うこととな
る。
【0054】(ステップb05)連結区間c(i)が含
まれる連結成分の番号を示す変数Rc(i)の値を(−
1)に初期化する。 (ステップb06)1つ前の走査線上の連結区間のう
ち、連結性を調べる対象となっているものの番号を表す
変数jの値を0に初期化する。 (ステップb07)変数jの値が一つ前の走査線の連結
区間数pnと等しいか否かを判断し、等しければステッ
プb16へ進み、等しくなければステップb08へ進
む。
【0055】(ステップb08)注目している走査線上
の連結区間c(i)と、注目している走査線の一つ前の
走査線の連結区間p(j)とが、連結しているか否かを
判断する。つまり、連結区間c(i)の開始、終了の座
標値と、連結区間p(j)の開始、終了の座標値との関
係を調べ、x座標方向に共通する(重なる)区間の有無
を調べる。そして、連結している場合にはステップb0
9へ進み、連結していない場合にはステップb09から
ステップb14の処理を行わないでステップb15へ進
む。
【0056】(ステップb09)連結区間c(j)が含
まれる連結成分Rc(i)の値が(−1)である、つま
り無効か否かを判断し、無効ならば既存の連結成分Rp
(j)に連結区間c(i)の領域を加えるためにステッ
プb10へ進み、無効でなければ既存の連結成分Rp
(j)と既存の連結成分Rc(i)とを統合するために
ステップb11へ進む。
【0057】(ステップb10)連結区間p(j)が含
まれる連結成分Rp(j)に、連結区間c(i)の領域
を加えて連結成分Rp(j)とし、ステップb14へ進
む。 (ステップb11)連結区間c(i)が含まれる連結成
分Rc(i)と連結区間p(j)が含まれる連結成分R
p(j)とが等しいか否かを判断し、等しければ改めて
統合する必要はないのでステップb14へ進み、等しく
なければステップb12へ進む。
【0058】(ステップb12)連結区間p(j)が含
まれる連結成分Rp(j)に、連結区間c(i)が含ま
れる連結成分Rc(i)の領域を加えて、連結成分Rp
(j)とする。 (ステップb13)連結成分Rc(i)を無効にする。 (ステップb14)連結区間c(i)が含まれる連結成
分を示す変数Rc(i)にRp(j)と同じ値を設定す
る。
【0059】(ステップb15)注目している走査線の
一つ前の走査線上の次の連結区間との連結性を調べるた
めに、変数jの値に(1)を加えてステップb07戻
る。 (ステップb07)変数jの値が変数pnに等しい場
合、つまり注目している走査線の一つ前の走査線上の全
ての連結区間との連結性を調査し終わった場合には、ス
テップb16に到達する。
【0060】(ステップb16)連結区間c(i)が、
いまだにいずれの連結成分にも含まれていないか否か、
つまり、一つ前の走査線の連結区間p(0)からp(p
n−1)のいずれかとの連結の有無を、連結区間c
(i)が含まれる連結成分を示す変数Rc(i)が無効
である事を示す(−1)であるか否かで判断する。そし
て、若し無効であれば、新たな連結成分を作成するため
に以下のステップb17からステップb19の処理を行
い、無効でなければステップb20へ進むこととなる。
【0061】(ステップb17)連結区間c(i)に関
する情報から連結成分kを新たに設定する。つまり、連
結成分kのsx及びexには、各々連結区間c(i)の
開始座標値、終了座標値を入力する。また、sy及びe
yには、注目している走査線の座標値yを代入する。ま
た、走査線yにおける黒画素の開始と終了の座標値に
は、それぞれ連結区間c(i)の開始と終了の座標値を
入力する。
【0062】(ステップb18)連結区間c(i)が含
まれる連結成分を示す変数Rc(i)に値kを設定す
る。 (ステップb19)変数kの値に(1)を加える。 (ステップb20)注目している走査線上の次の連結区
間についての処理を行うために、変数iの値に(1)を
加えてステップb04へ戻る。そして、ステップb04
で、変数iの値が変数cnに等しい場合、つまり注目し
ている走査線の全ての連結区間についての処理が終わっ
た場合、ステップb21に到達する。次のステップb2
1からステップb24では、目下注目していた走査線の
連結区間に関する情報を、次の走査線に対する処理を行
うために、次の走査線の一つ前の走査線の連結区間とみ
なす処理である。
【0063】(ステップb21)今まで注目していた走
査線の連結区間数cnの値を、一つ前の走査線の連結区
間数pnとして入力する。 (ステップb22)今まで注目していた走査線の各連結
区間の位置情報c(0)からc(cn−1)を、一つ前
の走査線の各連結区間の位置情報p(0)からp(cn
−1)として入力する。
【0064】(ステップb23)今まで注目していた走
査線の各連結区間が含まれる連結成分を示す変数Rc
(0)からRc(cn−1)を、一つ前の走査線の連結
区間が含まれる連結成分を示す変数Rp(0)からRp
(cn−1)として入力する。 (ステップb24)注目する走査線を一つ進めるため
に、変数yの値に1を加える。
【0065】(ステップb25)変数yの値が前記文字
列抽出手段11により抽出された文字列矩形座標の終了
y座標の値に(2)加えた値に等しいか否かを判断す
る。そして、等しくなければステップb02へ戻って次
の走査線に対する処理を行う。等しければ、一画素分下
方の走査線での連結区間の調査が終了したことになるた
め処理を終了する。なお、ここに「+2」としたのは、
先のステップb01で「−1」を入力していることに整
合させたものである。
【0066】連結成分抽出手段13の動作例を図9に示
す。本図の(a)に示すように、文字列抽出手段11に
より抽出された文字列の外接矩形L1(内部の文字は省
略)よりも、y座標の上下両方向にそれぞれ一画素余分
な矩形L2の画像範囲を対象として、黒画素連結成分の
抽出を行う。ただし、矩形L2の開始、終了y座標は、
元の画像データの範囲を越えないものとするのは勿論で
ある。
【0067】本図の(b)に示す3個の連結成分R1、
R2、R3に対する抽出結果を、本図の(c)に示す。
連結成分削除手段14は、連結成分抽出手段13により
抽出された黒画素連結成分の組合せのうち、外接矩形の
文字列と直交する方向の開始または終了座標が、文字列
抽出手段により抽出された文字列の矩形座標の範囲を逸
脱している黒画素連結成分を削除する。すなわち、図9
の(a)において、上下のL2の区間に要素が存在する
ものは、当該文字列の文字としての抽象の対象外とす
る。
【0068】次に、連結成分削除手段14の手順を、図
10の流れ図を用いて説明する。 (ステップc01)連結成分抽出手段13により抽出さ
れた連結成分の総数を変数Nに設定する。 (ステップc02)調査対象の行に存在する連結成分の
個数を示す変数iに、初期値(0)を設定する。
【0069】(ステップc03)連結成分抽出手段13
で抽出された連結成分(i)の外接矩形のy方向の開始
座標ys(i)が、文字列抽出手段11で抽出された文
字列の外接矩形のy方向の開始座標ysLより小さいか
否かを判断する。条件が成立すればステップc05へ進
み、そうでなければステップc04へ進む。 (ステップc04)連結成分抽出手段13で抽出された
連結成分(i)の外接矩形のy方向の終了座標ye
(i)が、文字列抽出手段11で抽出された文字列の外
接矩形のy方向の終了座標yeLより大きいか否かを判
断する。条件が成立すればステップc05へ進み、そう
でなければステップc06へ進む。
【0070】(ステップc05)ステップc03または
ステップc04において、連結成分(i)が文字字列の
外接矩形を逸脱していると判断された場合は、本ステッ
プで連結成分(i)を無効とする。 (ステップc06)変数iに(1)を加える。 (ステップc07)変数iの値を変数Nの値と比較し、
値が一致しなければステップc03へ戻り、値が一致す
れば処理を終了する。
【0071】連結成分削除手段14の動作例を図11に
示す。本図の(a)に示すような画像データに対して、
その2行目に記載された文字の画像を抽出した結果を、
同じく(b)に示す。(b)において、前記連結成分抽
出手段13は、文字列の外接矩形L1よりも文字列の方
向とは垂直な方向に1画素広い矩形L2に示す領域に対
して連結成分を抽出し、そのうち矩形L1の領域から逸
脱している連結成分Rは、連結成分削除手段14によっ
て、他行の文字列に含まれる、本図では上の行に含まれ
る文字「p」の一部であると判断されて、本行の抽出対
象からは削除される。
【0072】連結成分統合手段15は、連結成分抽出手
段13で抽出され、前記連結成分削除手段14によって
削除されなかった連結成分の組合せのうち、あらかじめ
定められた条件を満たす連結成分の組合わせを一の抽出
対象として統合する。次に、連結成分統合手段15の処
理を、図12のフローチャート及び図13に示す統合条
件の例を用いて説明する。
【0073】(ステップd01)変数Nに、連結成分抽
出手段13で抽出された連結成分の数を代入し、作用の
対象としている連結成分の番号を示す変数iに値(0)
を設定する。 (ステップd02)連結成分(i)が有効かどうかを調
べ、有効ならステップd03へ進み、無効ならステップ
d09へ進む。
【0074】(ステップd03)変数jを(i+1)の
値に設定する。 (ステップd04)連結成分(j)が有効か否か調べ、
有効ならステップd05へ進み、無効ならステップd0
7へ進む。 (ステップd05)連結成分(i)と連結成分(j)に
ついて、図13の(a)に示す(1)から(5)の統合
条件のいずれかの1が成立するか否かを判断し、1でも
成立するならステップd06へ進み、成立しなければス
テップd07へ進む。この際の判断の手順を図13の
(b)に示す。
【0075】(ステップd06)連結成分(i)と連結
成分(j)を統合して新たに連結成分(i)として記憶
し、これに伴い連結成分(j)を単独の抽出対象から除
外すべく無効とする。 (ステップd07)変数jの値に1を加える。 (ステップd08)変数jの値を変数Nの値と比較し、
値が一致しなければステップd04へ戻り、値が一致す
ればステップd09へ進む。
【0076】(ステップd09)変数iの値に1を加え
る。 (ステップd10)変数iの値を(N−1)の値と比較
し、値が一致しなければステップd02へ戻り、値が一
致すれば処理を終了する。連結成分統合手段15の動作
例を図14に示す。図13に示す条件(1)から(5)
による統合例を、それぞれ図14の(a)から(e)に
示す。
【0077】図14の(a)において、連結成分C1の
外接矩形R1の重心と連結成分C2の外接矩形R2の重
心とを結ぶ直線の傾きの絶対値が2以上であるので、図
13の(1)の条件を満たす。図14の(b)におい
て、連結成分C1と連結成分C2の黒画素間の最短距離
つまりB地点の距離が1画素以下であるので、図13の
(2)の条件を満たす。
【0078】図14の(c)において、連結成分C1の
外接矩形R1のx軸方向の座標と連結成分C2の外接矩
形R2のx軸方向の座標に包含関係があるので、図13
の(3)の条件を満たす。図14の(d)において、連
結成分C1の外接矩形R1のx軸方向と連結成分C2の
外接矩形R2のx軸方向との重なりが、x軸方向の長さ
が短いほう、つまり外接矩形R2のx軸方向の長さの1
/2以上であり、同様のことがy軸方向にも当てはまる
ので、図13の(4)の条件を満たす。
【0079】図14の(e)において、連結成分C1の
外接矩形R1と連結成分C2の外接矩形R2との距離が
2画素以下であり、面積比が5以上であるので、図13
の(5)の条件を満たす。以上、図14の(a)から
(e)において、連結成分統合手段15は、連結成分C
1に関する情報と連結成分C2に関する情報とを統合し
て、新たな連結成分R3を作成する。
【0080】文字抽出手段16は、前記連結成分抽出手
段13により抽出された連結成分のうち、前記連結成分
削除手段14及び連結成分統合手段15によって無効に
された連結成分を除く連結成分について、それぞれを認
識対象の1の文字の画像の最終情報に変換して出力す
る。つまり、連結成分Rの位置情報を示すための左上の
点のx座標sx、y座標sy、右下の点のx座標ex、
y座標ey及び連結成分Rの黒画素の広がりを示すため
の各走査線ごとの黒画素の開始座標sx、終了座標ex
から、元の画像データにおける連結成分Rの黒画素から
なる画像データを正確に抽出し、作成することができた
わけである。 (第2実施例)図15の(a)は、本発明に係る文字認
識装置の一実施例の構成図である。本図の(a)におい
て、100は文字切り出し装置である。200は文字認
識装置本体部であり、通常の文字認識装置として必要な
認識用辞書20、認識処理部21の他に、文字認識用補
助辞書部22と連結成分情報反映文字認識制御部23と
を有している。
【0081】文字切り出し装置100は、先の実施例で
示したのと同じである。ただ、連結成分統合手段、連結
成分削除手段がその機能発揮をなしたならば、その旨及
びどのように機能発揮したかの情報を連結成分情報反映
文字認識制御部22に送る連結削除統合情報送信手段1
7を有しているのが異なる。文字認識用補助辞書部23
は、認識対象の文字に一の認識対象として連結成分を抽
出する際の困難性、誤抽出が生じる原因毎に、その原因
が生じやすい文字についての情報を対応付けて登録して
ある。具体的には、以下のような事実を反映して作成し
た情報である。
【0082】漢字の上部(横書き)、右部(縦書き)
に記載してある小さいかつ黒画素数の少なく簡単な文字
は、振り仮字の可能性が高い。漢文ならば、カエリ点
(記号)等である。 アルファベットにおいて、上下方向の重なりが生じや
すいのは、活字体ならば大文字の「P」、「T」等とそ
の近傍の小文字の「a」、「c」、「e」等の組合せで
ある。また、英文中の一部に引用された独文等の外国
語、イタリック体、筆記体に似た活字体でも生じる。こ
の場合特に、小文字の「f」、「l」等で上下の重なり
が生じ易い。
【0083】分離文字は、アルファベットならば小文
字の「i」、「j」等、その他ドイツ語のウムラウト等
である。更に、読み取りの困難性(誤読み取り)から生
じやすい分離文字としては、文字線の細い部分で黒画素
の連結が生じる文字、例えばMやNに相当するドイツ文
字等である。漢字においては、上下方向の分離部の中心
線は、上下方向線に対して大きくは偏らない。例えば、
「昌」、「召」等である。また、「竹冠」や「草冠」等
は漢字全体に占めることとなる上下方向の比がほぼ一定
である。
【0084】上添え字や下添え字の生じる文字は、技
術、学術論文等に多く、この場合、上添え字は「2」等
のアラビア数字、「p」、「x」、「y」、「m」、
「n」等の特定のアルファベットの小文字に多い。下添
え字が付くのは「P」等特定のアルファベット、ギリシ
ャ文字に多い。また、小さな上添え字や下添え字そのも
のは、「3」等のアラビア数字、「i」、「m」等の特
定のアルファベットに多い。
【0085】通常の文字の列でその上方へ一部がはみ
出す文字としては、イタリック体や活字体を問わずアル
ファベット小文字では「f」、「h」等であり、逆に下
方にはみ出す文字としては、アルファベット小文字の
「j」、「n」、「q」等がある。 接触する文字の組み合わせとしては、アルファベット
ならば小文字の「w」、「y」等、文字の左又は右の上
端へ伸びた線(ストローク)を有するもの相互及びこれ
らと「t」等の上方に水平に伸びたかつ突出した線を有
する文字間に生じ易い。大文字では、下方に張り出す
「A」と左又は右が垂直な「H」、「R」、「L」等で
ある。特に、図16の(c)に示すごとく、文字の下端
に水平方向の小さな突出部を設ける字体に多い。また、
手書きでは「13」は、えてして「B」に似ることがあ
る。同じく、手書きの縦書きでは、「ま」と「し」等で
ある。
【0086】以上の他、数学等学術や技術の分野、中
国語や日本語等の言語の種類、筆記体か活字体か、ある
いは活字体ならばどのような書体か等によって、種々の
読み取りのための抽出が困難な文字や記号やそれらの組
み合わせが存在するが、その困難性が生じる文字や文字
の組み合わせ等は大よそ定まっている。具体的には、い
ずれの言語であっても、読者の注意喚起のために単語に
付される点は、横書きならば単語を構成する文字の真
上、縦書きならば真右であり、しかもこの点はある程度
の大きさの黒丸であることが多い。
【0087】水平方向に分離する漢字は「川」、「昭」
等、上下方向に分離する漢字は「二」、「三」等少数で
ある。分離数も、通常は3つまでである。漢字に比較し
て、仮字は小さく記されることが多い。技術文書に多い
ダッシュは、文字の右肩に付される等である。このた
め、文字認識用補助辞書部23は、この原因と原因の生
じる文字とを、認識対象の文書の言語、書体に応じてあ
らかじめ登録してある。その一部を図15の(b)に示
す。
【0088】連結成分情報反映文字認識制御部22は、
連結成分統合手段、連結成分削除手段がその機能を発揮
し、どのように機能を発揮したかの情報を受けとったな
らば、文字認識用補助辞書部23を参照して対応する文
字についての情報を認識処理部21に送る。認識処理部
21は、抽出された文字を認識する際に、この情報を反
映させる。ただし、どのようにこの情報を型板照合等に
よる候補文字の選択や決定に際して反映させるか、重み
付けの値等は、認識対象の文書に応じて、適宜最適のも
のが選択されるのは勿論である。
【0089】具体的には、元の画像データが汚く、あ
ちこちに用紙の汚れがある場合には、連結成分削除手段
からの通知のウェートを下げ、一応読み取った前後の文
字との組み合わせからなる単語が認識用単語辞書(図示
せず)に存在するか否かのウェートを上げる。 文字間隔、行や列の間隔が特許出願の明細書のごとく
充分空いているならば、文字認識用補助辞書はほとんど
参照しない等である。
【0090】以上、本発明を実施例にもとづいて説明し
てきたが、本発明は何も上記実施例に限定されるもので
はない。すなわち、例えば、以下のようにしてもよい。 (1)本実施例においては、画像データの走査線に含ま
れる連結区間を抽出し、連続する走査線に含まれる連結
区間どうしの連結性を調べることにより、連結成分を抽
出する方法を示したが、例えば輪郭線の追跡によって連
結成分を抽出する手法を用いる。
【0091】(2)連結成分を包含する所定の図形とし
て、実施例では印刷されたアルファベットに対応して外
接矩形としたが、イタリック体であるならば、文字方向
に整合して傾いた四角形としている、また日本文や中国
語文ならば正方形としている。更には、第1行の文字列
の抽出作業の際に書体、言語等を検出して、これらを自
動的に行なうようにしている。
【0092】(3)製造等の都合で、本発明の1の必要
不可欠な事項(手段)を複数にしたり、逆に複数のもの
を一体としたり、あるいはこれらを適宜組み合わせてい
る。 (4)アルファベットの場合、大文字であれ小文字であ
れ、一字の幅や高さはある範囲内にある。このため、隣
接する文字が読み取りの都合等で一の連結成分となった
場合には、これを文字の幅の上限から2つに分割する手
段を採用している。
【0093】(5)手書き文字の抽出、認識に、ウェー
トをあげて利用している。 (6)筆記体では、上下の行の文字が大きくはみ出すこ
とがあるため、これに対応すべく、連結成分削除手段の
調査する列外領域は、文字列に直交する方向の各一画素
でなく、複数画素としている。
【0094】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明は、アルファベット文字iやjなどの分離文字を正し
く抽出することができる。請求項2の発明は、かすれた
画像中の本来連結しているべき一部が欠落して分離した
文字等を正しく抽出することができる。
【0095】請求項3の発明は、かすれた画像中の本来
連結しているべき一部が欠落して分離した文字等を正し
く抽出することができる。請求項4の発明は、かすれた
画像中の本来連結しているべき一部が欠落して分離した
文字等を正しく抽出することができる。請求項5の発明
は、かすれた画像中の本来連結しているべき一部が欠落
して分離した文字等を正しく抽出することができる。
【0096】請求項6の発明は、画像の傾きや文字列間
の間隔が狭いなどの原因で、抽出された文字列の矩形領
域に、他の文字列に含まれる文字の一部が突き出ている
場合等にも、他行の文字の一部を誤って抽出しないこと
ができる。更に、上記各請求項の発明は一体となって、
文字情報の抽出の精度向上に寄与する。
【0097】請求項7から請求項12の発明は、各々請
求項1から請求項6の発明における文字画像の抽出結果
を有効に文字認識に反映しえる。このため、原画像が手
書きや汚い場合等には特に、文字認識率が向上する。請
求項13及び請求項14の発明は、請求項1から請求項
12までの発明の実施に際して、プログラムの作成やデ
ータの処理が容易となる。また、イタリック体等の抽
出、認識処理に際しても、活字体主対象として作成され
たプログラムに大きな変更を加えることなく対応可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文字切り出し装置の第1実施例の
構成図である。
【図2】上記実施例における文字列抽出の基本的な動作
流れ図である。
【図3】上記実施例における文字列抽出手段の動作結果
の1例を示す図である。
【図4】上記実施例における連結区間抽出手段の動作の
手順を示す図である。
【図5】上記実施例における連結区間抽出手段の動作結
果の1例を示す図である。
【図6】上記明実施例における連結成分抽出手段の動作
の手順を示す図の1/3である。
【図7】上記明実施例における連結成分抽出手段の動作
の手順を示す図の2/3である。
【図8】上記明実施例における連結成分抽出手段の動作
の手順を示す図の3/3である。
【図9】上記実施例における連結成分抽出手段の動作内
容の1例を示す図である。
【図10】上記実施例における連結成分削除手段の動作
の手順を示す図である。
【図11】上記実施例における連結成分削除手段の動作
の内容の1例を示す図である。
【図12】上記実施例における連結成分統合手段の動作
の手順を示す図である。
【図13】(a)は、上記実施例における連結成分統合
手段の統合条件の例を示す図である。(b)は、その条
件にあうか否かの判定手順を示す図である。
【図14】上記実施例における連結成分統合手段の動作
例を示す図である。
【図15】本発明に係る文字認識装置の1実施例の構成
図である。
【図16】従来の技術では抽出が困難な欧米文の一例で
ある。
【符号の説明】
10 入力手段 11 文字列抽出手段 12 連結区間抽出手段 13 連結成分抽出手段 14 連結成分削除手段 15 連結成分統合手段 16 文字抽出手段 17 連結削除統合情報送信手段 20 認識用辞書 21 認識処理部 22 連結成分情報反映文字認識制御部 23 文字認識用補助辞書部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高倉 穂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形の中心
    と他の連結成分を包含する所定の図形の中心とを結ぶ直
    線の上記文字の列に対する傾きが一定の範囲内にある組
    合せを一の抽出対象として統合する連結成分統合手段
    と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段とを
    備えたことを特徴とする文字切り出し装置。
  2. 【請求項2】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分に含まれる黒画素と他の連結
    成分に含まれる黒画素との最短の距離が別途定められた
    基準値に対して一定範囲内である組合せを一の抽出対象
    として統合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段とを
    備えたことを特徴とする文字切り出し装置。
  3. 【請求項3】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 画像データの前記文字列抽出手段により抽出された文字
    列の位置情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形の文字
    の列方向の座標値と他の連結成分を包含する所定の図形
    の文字の列方向の座標値との間に包含関係がある組合せ
    を一の抽出対象として統合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段とを
    備えたことを特徴とする文字切り出し装置。
  4. 【請求項4】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
    連結成分を包含する所定の図形との重なり度合が別途定
    められた閾値以上である組合せを一の抽出対象として統
    合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から文字情報を抽
    出する文字認識情報抽出手段とを備えたことを特徴とす
    る文字切り出し装置。
  5. 【請求項5】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
    連結成分を包含する所定の図形との距離値が閾値以下で
    あり、上記両図形の面積比が別途定められた基準値に対
    して一定範囲内である連結成分の組合せを一の抽出対象
    として統合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段とを
    備えたことを特徴とする文字切り出し装置。
  6. 【請求項6】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域よりも文字列方向に直交す
    る両側に所定画素数大きい領域に存在する黒画素の連結
    してなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された連結成分のう
    ち、該連結成分を包含する所定の図形の文字列と直交す
    る方向の開始または終了座標が、前記文字列抽出手段に
    より抽出された文字の列の位置の存在範囲を逸脱してい
    る連結成分を同じく当該文字列の文字を構成する連結成
    分として抽出する対象から削除する連結成分削除手段
    と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分削除手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段を備
    えたことを特徴とする文字切り出し装置。
  7. 【請求項7】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形の中心
    と他の連結成分を包含する所定の図形の中心とを結ぶ直
    線の上記文字の列に対する傾きが一定の範囲内にある組
    合せを一の抽出対象として統合する連結成分統合手段
    と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形の中心
    と他の連結成分を包含する所定の図形の中心とを結ぶ直
    線の上記文字の列に対する傾きが一定の範囲内にある組
    合せの生じる文字若しくは文字の組合せについての情報
    をあらかじめ登録している文字認識用補助辞書部と、 前記連結成分統合手段が、上記傾きが一定の範囲内にあ
    る組合せを一の抽出対象として統合する判断処理をなし
    たならば、この通知、その判断結果の少なくも一を受け
    て、前記文字認識情報抽出手段からの抽出情報をもとに
    文字認識を行なうに際して、前記文字認識用補助辞書部
    に登録されている情報を利用する連結成分統合情報反映
    文字認識部を有していることを特徴とする文字認識装
    置。
  8. 【請求項8】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分に含まれる黒画素と他の連結
    成分に含まれる黒画素との最短の距離が別途定められた
    基準値に対して一定範囲内である組合せを一の抽出対象
    として統合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分に含まれる黒画素と他の連結
    成分に含まれる黒画素との最短の距離が別途定められた
    基準値に対して一定範囲内である組合せの生じる文字若
    しくは文字の組合せについての情報をあらかじめ登録し
    ている文字認識用補助辞書部と、 前記連結成分統合手段が、上記最短の距離か基準値に対
    して一定範囲内である組合せを一の抽出対象として統合
    する判断処理をなしたならば、この通知、その判断結果
    の少なくも一を受けて、前記文字認識情報抽出手段から
    の抽出情報をもとに文字認識を行なうに際して、前記文
    字認識用補助辞書部に登録されている情報を利用する連
    結成分統合情報反映文字認識部を有していることを特徴
    とする文字認識装置。
  9. 【請求項9】 文字を含む画像の読取りデータから文字
    の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 画像データの前記文字列抽出手段により抽出された文字
    列の位置情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形の文字
    の列方向の座標値と他の連結成分を包含する所定の図形
    の文字の列方向の座標値との間に包含関係がある組合せ
    を一の抽出対象として統合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形の文字
    の列方向の座標値と他の連結成分を包含する所定の図形
    の文字の列方向の座標値との間に包含関係がある組合せ
    の生じる文字若しくは文字の組合せについての情報をあ
    らかじめ登録している文字認識用補助辞書部と、 前記連結成分統合手段が、上記包含関係がある組合せを
    一の抽出対象として統合する判断処理をなしたならば、
    この通知、その判断結果の少なくも一を受けて、前記文
    字認識情報抽出手段からの抽出情報をもとに文字認識を
    行なうに際して、前記文字認識用補助辞書部に登録され
    ている情報を利用する連結成分統合情報反映文字認識部
    を有していることを特徴とする文字認識装置。
  10. 【請求項10】 文字を含む画像の読取りデータから文
    字の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
    連結成分を包含する所定の図形との重なり度合が別途定
    められた閾値以上である組合せを一の抽出対象として統
    合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から文字情報を抽
    出する文字認識情報抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
    連結成分を包含する所定の図形との重なり度合が別途定
    められた閾値以上である組合せの生じる文字若しくは文
    字の組合せについての情報をあらかじめ登録している文
    字認識用補助辞書部と、 前記連結成分統合手段が、上記重なり度合が閾値以上と
    なる組合せを一の抽出対象として統合する判断処理をな
    したならば、この通知、その判断結果の少なくも一を受
    けて、前記文字認識情報抽出手段からの抽出情報をもと
    に文字認識を行なうに際して、前記文字認識用補助辞書
    部に登録されている情報を利用する連結成分統合情報反
    映文字認識部を有していることを特徴とする文字認識装
    置。
  11. 【請求項11】 文字を含む画像の読取りデータから文
    字の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域において、黒画素の連結し
    てなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
    連結成分を包含する所定の図形との距離値が閾値以下で
    あり、上記両図形の面積比が別途定められた基準値に対
    して一定範囲内である連結成分の組合せを一の抽出対象
    として統合する連結成分統合手段と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分統合手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分の組
    合せのうち、一の連結成分を包含する所定の図形と他の
    連結成分を包含する所定の図形との距離値が閾値以下で
    あり、上記両図形の面積比が別途定められた基準値に対
    して一定範囲内である連結成分の組合せの生じる文字若
    しくは文字の組合せについての情報をあらかじめ登録し
    ている文字認識用補助辞書部と、 前記連結成分統合手段が、上記距離値が閾値以下となり
    面積比が基準値に対して一定範囲内となる組合せを一の
    抽出対象として統合する判断処理をなしたならば、この
    通知、その判断結果の少なくも一を受けて、前記文字認
    識情報抽出手段からの抽出情報をもとに文字認識を行な
    うに際して、前記文字認識用補助辞書部に登録されてい
    る情報を利用する連結成分統合情報反映文字認識部を有
    していることを特徴とする文字認識装置。
  12. 【請求項12】 文字を含む画像の読取りデータから文
    字の列の位置についての情報を抽出する文字列抽出手段
    と、 前記文字列抽出手段により抽出された文字の列の位置に
    ついての情報で示される領域よりも文字列方向に直交す
    る両側に所定画素数大きい領域に存在する黒画素の連結
    してなる連結成分を抽出する連結成分抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された連結成分のう
    ち、該連結成分を包含する所定の図形の文字列と直交す
    る方向の開始または終了座標が、前記文字列抽出手段に
    より抽出された文字の列の位置の存在範囲を逸脱してい
    る連結成分を同じく当該文字列の文字を構成する連結成
    分として抽出する対象から削除する連結成分削除手段
    と、 前記連結成分抽出手段及び前記連結成分削除手段の作用
    のもとで最終的に抽出された連結成分から認識対象の文
    字についての情報を抽出する文字認識情報抽出手段と、 前記連結成分抽出手段により抽出された各連結成分のう
    ち、前記連結成分削除手段の作用発揮の対象となる連結
    成分を有することとなる可能性の高い文字若しくは文字
    の組合せについての情報をあらかじめ登録している文字
    認識用補助辞書部と、 前記連結成分削除手段が、上記連結成分を一の抽出対象
    から削除したならば、この通知を受けて、前記文字認識
    情報抽出手段からの抽出情報をもとに当該削除した連結
    成分を端部に一部として含む他の列の文字の認識を行な
    うに際して、前記文字認識用補助辞書部に登録されてい
    る情報を利用する連結成分削除情報反映文字認識部を有
    していることを特徴とする文字認識装置。
  13. 【請求項13】 前記連結成分統合手段は、上記連結成
    分を包含する所定の図形として、連結成分に外接するか
    つ各辺が文字列方向若しくはこれに直交する方向の四角
    形を作成する外接四角形作成部を有していることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9若しく
    は請求項10記載の文字切り出し装置。
  14. 【請求項14】 前記連結成分削除手段は、上記連結成
    分を包含する所定の図形として、連結成分に外接するか
    つ各辺が文字列方向若しくはこれに直交する方向の四角
    形を作成する外接四角形作成部を有していることを特徴
    とする請求項6若しくは請求項12記載の文字切り出し
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022047314A (ja) * 2020-09-11 2022-03-24 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム

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