JPH08298219A - インダクタ及びトランス - Google Patents
インダクタ及びトランスInfo
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- JPH08298219A JPH08298219A JP16818195A JP16818195A JPH08298219A JP H08298219 A JPH08298219 A JP H08298219A JP 16818195 A JP16818195 A JP 16818195A JP 16818195 A JP16818195 A JP 16818195A JP H08298219 A JPH08298219 A JP H08298219A
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Links
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一部を共用することによって、低コスト化を
図ることができるインダクタ及びトランスを提供する。 【構成】 コア部材1は、2つの対称的な磁気ループM
1,M2を形成するように構成される。コア部材1の共
通路部分には巻線LMが、コア部材1の分岐路部分には
巻線L1,L2が巻回される。巻線L1,L2は、それ
ぞれが生成する磁束が互いに加算されるように直列に接
続される。このため、巻線LMで生成される磁束BMに
よって巻線L1,L2に発生する電圧は打ち消し合い、
巻線L1,L2は磁束BMに感応しない。一方、巻線L
1で生成される磁束B1と巻線L2で生成される磁束B
2とは、共通路部分では互いに打ち消し合い、巻線LM
は磁束B1,B2に感応しない。これにより、巻線LM
と巻線L1,L2からなる巻線LSとを独立した構成に
することができる。
図ることができるインダクタ及びトランスを提供する。 【構成】 コア部材1は、2つの対称的な磁気ループM
1,M2を形成するように構成される。コア部材1の共
通路部分には巻線LMが、コア部材1の分岐路部分には
巻線L1,L2が巻回される。巻線L1,L2は、それ
ぞれが生成する磁束が互いに加算されるように直列に接
続される。このため、巻線LMで生成される磁束BMに
よって巻線L1,L2に発生する電圧は打ち消し合い、
巻線L1,L2は磁束BMに感応しない。一方、巻線L
1で生成される磁束B1と巻線L2で生成される磁束B
2とは、共通路部分では互いに打ち消し合い、巻線LM
は磁束B1,B2に感応しない。これにより、巻線LM
と巻線L1,L2からなる巻線LSとを独立した構成に
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路一般並びにスイ
ッチング電源回路及び共振型電源回路等に適用するため
のインダクタ及びトランスに関する。
ッチング電源回路及び共振型電源回路等に適用するため
のインダクタ及びトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインダクタ及びトランスは、1つ
又は1組の巻線から構成され、各巻線には内部の磁束密
度を高めて相互インダクタンスを大きくするために強磁
性体等からなるコア部材が挿入されている。通常、別磁
束を発生させるには、別々のコア部材が使用される。従
って、インダクタ及びトランスは、個々の単体として扱
われ、同一回路内において必要に応じて別々に構成され
ていた。
又は1組の巻線から構成され、各巻線には内部の磁束密
度を高めて相互インダクタンスを大きくするために強磁
性体等からなるコア部材が挿入されている。通常、別磁
束を発生させるには、別々のコア部材が使用される。従
って、インダクタ及びトランスは、個々の単体として扱
われ、同一回路内において必要に応じて別々に構成され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインダクタ及びトランスでは、同一回路内にお
いて必要に応じて別々に構成され、個々に単体で組み込
まれるため、コストがかかるという問題がある。
た従来のインダクタ及びトランスでは、同一回路内にお
いて必要に応じて別々に構成され、個々に単体で組み込
まれるため、コストがかかるという問題がある。
【0004】この発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたもので、一部を共用することによって、低コスト化
を図ることができるインダクタ及びトランスを提供する
ことを目的とする。
れたもので、一部を共用することによって、低コスト化
を図ることができるインダクタ及びトランスを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1のイ
ンダクタは、第1の巻線と、この第1の巻線によって生
成される磁気ループの2つの分岐路にそれぞれ巻回され
ると共に、それぞれが生成する磁束が互いに加算される
ように直列に接続された第2の巻線及び第3の巻線とを
備え、前記第1の巻線で生成される磁束が前記第2の巻
線及び第3の巻線の内部において打ち消い、前記第2の
巻線及び第3の巻線で生成される磁束が前記第1の巻線
の内部において打ち消し合うように前記第1、第2及び
第3の巻線を配置したことを特徴とする。
ンダクタは、第1の巻線と、この第1の巻線によって生
成される磁気ループの2つの分岐路にそれぞれ巻回され
ると共に、それぞれが生成する磁束が互いに加算される
ように直列に接続された第2の巻線及び第3の巻線とを
備え、前記第1の巻線で生成される磁束が前記第2の巻
線及び第3の巻線の内部において打ち消い、前記第2の
巻線及び第3の巻線で生成される磁束が前記第1の巻線
の内部において打ち消し合うように前記第1、第2及び
第3の巻線を配置したことを特徴とする。
【0006】また、この発明に係る第2のインダクタ
は、2つの対称的な磁気ループを内部に形成するコア部
材と、前記コア部材の2つの磁気ループの共通路部分に
巻回された第1の巻線と、前記コア部材の2つの磁気ル
ープの各分岐路部分に巻回されると共にそれぞれが生成
する磁束が互いに加算されるように直列に接続された第
2の巻線及び第3の巻線とを備えたことを特徴とする。
は、2つの対称的な磁気ループを内部に形成するコア部
材と、前記コア部材の2つの磁気ループの共通路部分に
巻回された第1の巻線と、前記コア部材の2つの磁気ル
ープの各分岐路部分に巻回されると共にそれぞれが生成
する磁束が互いに加算されるように直列に接続された第
2の巻線及び第3の巻線とを備えたことを特徴とする。
【0007】この発明に係る第3のインダクタは、前記
コア部材が、2つのE型のコア部材を対向接合して構成
したものであり、前記2つのE型のコア部材の中央突起
に嵌合される筒状部分を有すると共にこの筒状部分に前
記第1の巻線が巻回される第1のボビンと、前記2つの
E型のコア部材の少なくとも一方に装着され、前記中央
突起の両側位置において前記第2の巻線及び第3の巻線
が巻回される第2のボビンとを備えたことを特徴とす
る。
コア部材が、2つのE型のコア部材を対向接合して構成
したものであり、前記2つのE型のコア部材の中央突起
に嵌合される筒状部分を有すると共にこの筒状部分に前
記第1の巻線が巻回される第1のボビンと、前記2つの
E型のコア部材の少なくとも一方に装着され、前記中央
突起の両側位置において前記第2の巻線及び第3の巻線
が巻回される第2のボビンとを備えたことを特徴とす
る。
【0008】この発明に係る第4のインダクタは、前記
第1のボビンが、筒状部分の一端側に複数のリードピン
を支持した支持部材を備え、前記第2のボビンが装着さ
れたE型のコア部材の中央突起は、前記筒状部分の一端
側から嵌合され、前記第1乃至第3の巻線は前記リード
ピンに接続されるものであることを特徴とする。
第1のボビンが、筒状部分の一端側に複数のリードピン
を支持した支持部材を備え、前記第2のボビンが装着さ
れたE型のコア部材の中央突起は、前記筒状部分の一端
側から嵌合され、前記第1乃至第3の巻線は前記リード
ピンに接続されるものであることを特徴とする。
【0009】この発明に係るトランスは、前記インダク
タの第1の巻線並びに第2及び第3の巻線のうちの少な
くとも一方を1次巻線とし、この1次巻線に結合する2
次巻線を付加したことを特徴とする。
タの第1の巻線並びに第2及び第3の巻線のうちの少な
くとも一方を1次巻線とし、この1次巻線に結合する2
次巻線を付加したことを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の第1のインダクタによれば、第1の
巻線で生成される磁束を第2の巻線及び第3の巻線の内
部において打ち消すように前記第2の巻線及び第3の巻
線をそれぞれ巻回することにより、前記第2の巻線及び
第3の巻線は前記第1の巻線で生成される磁束に感応し
ないようにすることができる一方、前記第2の巻線及び
第3の巻線で生成される磁束が前記第1の巻線の内部に
おいて打ち消し合うように前記第2の巻線及び第3の巻
線を配置することにより、前記第1の巻線が前記第2の
巻線及び第3の巻線で生成される磁束に感応しないよう
にすることができる。このため、磁気ループの一部を共
用しながら、前記第1の巻線と前記第2の巻線及び第3
の巻線とを独立した構成にすることができる。
巻線で生成される磁束を第2の巻線及び第3の巻線の内
部において打ち消すように前記第2の巻線及び第3の巻
線をそれぞれ巻回することにより、前記第2の巻線及び
第3の巻線は前記第1の巻線で生成される磁束に感応し
ないようにすることができる一方、前記第2の巻線及び
第3の巻線で生成される磁束が前記第1の巻線の内部に
おいて打ち消し合うように前記第2の巻線及び第3の巻
線を配置することにより、前記第1の巻線が前記第2の
巻線及び第3の巻線で生成される磁束に感応しないよう
にすることができる。このため、磁気ループの一部を共
用しながら、前記第1の巻線と前記第2の巻線及び第3
の巻線とを独立した構成にすることができる。
【0011】この発明の第2のインダクタによれば、コ
ア部材に形成される2つの対称的な磁気ループの共通路
部分に第1の巻線が巻回され、分岐路部分にそれぞれ第
2及び第3の巻線が巻回され、且つ第2及び第3の巻線
が発生磁束が加算されるように直列接続されることによ
り、前記第1の巻線と前記第2及び第3の巻線とをそれ
ぞれの発生磁束が感応しないように独立動作させること
ができる。
ア部材に形成される2つの対称的な磁気ループの共通路
部分に第1の巻線が巻回され、分岐路部分にそれぞれ第
2及び第3の巻線が巻回され、且つ第2及び第3の巻線
が発生磁束が加算されるように直列接続されることによ
り、前記第1の巻線と前記第2及び第3の巻線とをそれ
ぞれの発生磁束が感応しないように独立動作させること
ができる。
【0012】この発明の第3のインダクタによれば、第
1の巻線が巻回された第1のボビンに、2つのE型のコ
ア部材の中央突起を嵌合させ、両者を対向接合するとい
う従来の構成に加え、少なくとも一方のE型のコア部材
に事前に第2のボビンを装着し、この第2のボビンに第
2及び第3の巻線を巻回しておくという極めて簡単な構
成および工程の追加だけで、インダクタ2つ分の機能を
もたせることができる。このため、従来の構造及び製造
工程を大幅に変更することなく、2倍の機能のインダク
タを得ることができ、プリント基板への設置面積も小さ
くすることができる。
1の巻線が巻回された第1のボビンに、2つのE型のコ
ア部材の中央突起を嵌合させ、両者を対向接合するとい
う従来の構成に加え、少なくとも一方のE型のコア部材
に事前に第2のボビンを装着し、この第2のボビンに第
2及び第3の巻線を巻回しておくという極めて簡単な構
成および工程の追加だけで、インダクタ2つ分の機能を
もたせることができる。このため、従来の構造及び製造
工程を大幅に変更することなく、2倍の機能のインダク
タを得ることができ、プリント基板への設置面積も小さ
くすることができる。
【0013】この発明の第4のインダクタによれば、第
1のボビンの筒状部材の一端側に複数のリードピンを配
置し、前記第2のボビンが装着されたE型のコア部材の
中央突起を前記筒状部分の一端側から嵌合することによ
り、前記第2のボビンが複数のリードピンの近傍に配置
されるので、前記第1乃至第3の巻線を前記リードピン
に容易に接続することができ、第1のボビンと前記第2
のボビンとで前記リードピンを共用することができる。
1のボビンの筒状部材の一端側に複数のリードピンを配
置し、前記第2のボビンが装着されたE型のコア部材の
中央突起を前記筒状部分の一端側から嵌合することによ
り、前記第2のボビンが複数のリードピンの近傍に配置
されるので、前記第1乃至第3の巻線を前記リードピン
に容易に接続することができ、第1のボビンと前記第2
のボビンとで前記リードピンを共用することができる。
【0014】また、この発明のトランスによれば、前記
第1の巻線並びに第2及び第3の巻線のうちの少なくと
も一方を1次巻線とし、この1次巻線に結合する2次巻
線を付加することにより、磁気ループの一部を共用しな
がら、他のインダクタ又はトランスとは独立したトラン
スを構成することができ、低コスト化を図ることができ
る。
第1の巻線並びに第2及び第3の巻線のうちの少なくと
も一方を1次巻線とし、この1次巻線に結合する2次巻
線を付加することにより、磁気ループの一部を共用しな
がら、他のインダクタ又はトランスとは独立したトラン
スを構成することができ、低コスト化を図ることができ
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例に係るイ
ンダクタの構造を示す図である。
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例に係るイ
ンダクタの構造を示す図である。
【0016】フェライト、パーマロイ等の強磁性体から
なるコア部材1は、2つの対称的な磁気ループM1,M
2を形成するように、I型のコア部材1a及びE型のコ
ア部材1bを組み合わせて構成される。このコア部材1
に形成される磁気ループM1,M2の共通路の部分には
第1の巻線LMが巻回されている。一方、2つの磁気ル
ープM1,M2の各分岐路の部分にはそれぞれ第2の巻
線L1及び第3の巻線L2が巻回されている。第2及び
第3の巻線L1,L2は、それぞれが生成する磁束が互
いに加算されるように直列に接続されている。巻線L
1,L2が巻かれるコア部材1bの断面積が等しいとす
ると、巻線L1,L2の巻数N1,N2も等しく設定さ
れている。
なるコア部材1は、2つの対称的な磁気ループM1,M
2を形成するように、I型のコア部材1a及びE型のコ
ア部材1bを組み合わせて構成される。このコア部材1
に形成される磁気ループM1,M2の共通路の部分には
第1の巻線LMが巻回されている。一方、2つの磁気ル
ープM1,M2の各分岐路の部分にはそれぞれ第2の巻
線L1及び第3の巻線L2が巻回されている。第2及び
第3の巻線L1,L2は、それぞれが生成する磁束が互
いに加算されるように直列に接続されている。巻線L
1,L2が巻かれるコア部材1bの断面積が等しいとす
ると、巻線L1,L2の巻数N1,N2も等しく設定さ
れている。
【0017】次に、このように構成されたインダクタの
作用を説明する。巻線LMの端子Aから端子Bへと電流
IMを流すと、図示のように2つの対称磁気ループに沿
った磁束BMが発生する。この磁束BMは、巻線L1,
L2にも通るが、巻線L1を通る磁束BMと巻線L2を
通る磁束BMとは、互いに逆向きで同量であるから、巻
線L1,L2に発生する電圧は打ち消し合い、巻線L
1,L2は巻線LMによる磁束BMに感応しない。一
方、巻線L1,L2の端子Cから端子Dへと電流ISを
流すと、図示のように、巻線L1によって磁束B1が、
また巻線L2によって磁束B2がそれぞれ発生する。こ
の磁束B1,B2は、同方向で同量だけ発生するので、
2つの磁気ループM1,M2の分岐路の部分では加算さ
れ、共通路の部分では互いに打ち消し合う。このため、
巻線LMは巻線L1,L2による磁束B1,B2に感応
しない。これにより、巻線LMと巻線L1,L2からな
る巻線LSとを独立した構成にすることができる。
作用を説明する。巻線LMの端子Aから端子Bへと電流
IMを流すと、図示のように2つの対称磁気ループに沿
った磁束BMが発生する。この磁束BMは、巻線L1,
L2にも通るが、巻線L1を通る磁束BMと巻線L2を
通る磁束BMとは、互いに逆向きで同量であるから、巻
線L1,L2に発生する電圧は打ち消し合い、巻線L
1,L2は巻線LMによる磁束BMに感応しない。一
方、巻線L1,L2の端子Cから端子Dへと電流ISを
流すと、図示のように、巻線L1によって磁束B1が、
また巻線L2によって磁束B2がそれぞれ発生する。こ
の磁束B1,B2は、同方向で同量だけ発生するので、
2つの磁気ループM1,M2の分岐路の部分では加算さ
れ、共通路の部分では互いに打ち消し合う。このため、
巻線LMは巻線L1,L2による磁束B1,B2に感応
しない。これにより、巻線LMと巻線L1,L2からな
る巻線LSとを独立した構成にすることができる。
【0018】図2は、同インダクタの等価回路を示す図
である。巻線LMと巻線L1,L2からなる巻線LSと
が、共有するコア部材1に独立したインダクタを構成し
ているので、巻線LM,LSのうちの少なくとも一方を
1次巻線LM1,LS1とし、これらの1次巻線にそれ
ぞれ結合される2次巻線LM2,LS2をそれぞれ付加
することにより、コア部材1の一部を共有しながらも、
実質的に独立した2つのトランスTM,TSを得ること
ができる。この発明の好ましい使用方法としては、比較
的巻数の増やせるトランスTMをメイン巻線として例え
ばパワートランスに利用し、トランスTSをサブ巻線と
して信号伝達トランスやフィルタ等に利用することが考
えられる。
である。巻線LMと巻線L1,L2からなる巻線LSと
が、共有するコア部材1に独立したインダクタを構成し
ているので、巻線LM,LSのうちの少なくとも一方を
1次巻線LM1,LS1とし、これらの1次巻線にそれ
ぞれ結合される2次巻線LM2,LS2をそれぞれ付加
することにより、コア部材1の一部を共有しながらも、
実質的に独立した2つのトランスTM,TSを得ること
ができる。この発明の好ましい使用方法としては、比較
的巻数の増やせるトランスTMをメイン巻線として例え
ばパワートランスに利用し、トランスTSをサブ巻線と
して信号伝達トランスやフィルタ等に利用することが考
えられる。
【0019】次に、このように構成されたトランスの適
用例について説明する。図3は、同トランスTのサブの
トランスTSの2次側コイルをフィルタコイルとして適
用した例を示す回路図である。メインのトランスTMの
2次側に構成されたダイオード11及びコンデンサ12
は、整流平滑回路13を形成する。そして、サブのトラ
ンスTSの2次側の巻線LS2とコンデンサ14とでリ
ップルフィルタ15を形成し、整流平滑回路13から出
力される脈電流を抑制して直流成分を通す。
用例について説明する。図3は、同トランスTのサブの
トランスTSの2次側コイルをフィルタコイルとして適
用した例を示す回路図である。メインのトランスTMの
2次側に構成されたダイオード11及びコンデンサ12
は、整流平滑回路13を形成する。そして、サブのトラ
ンスTSの2次側の巻線LS2とコンデンサ14とでリ
ップルフィルタ15を形成し、整流平滑回路13から出
力される脈電流を抑制して直流成分を通す。
【0020】図4は、同トランスTをスイッチング電源
の出力電圧安定化絶縁フィードバック系へ適用した例を
示す回路図である。電源端子E,Fは例えば商用交流電
源に接続される端子であり、この端子E,F間にダイオ
ード21とコンデンサ22からなる整流平滑回路23が
構成されている。この整流平滑回路23で整流平滑され
た電源電圧は、PWM(Pulse Width Modulation)スイ
ッチ24でスイッチングされ、メインのトランスTMの
1次側の巻線LM1に印加される。一方、トランスTM
の2次側電圧は、上述と同様の整流平滑回路13を介し
てPWM変調器25に供給される。PWM変調器25
は、整流平滑回路13の出力電圧の大小に基づいてPW
Mパルスを生成し、これをサブのトランスTSの1次側
の巻線LS1及び2次側の巻線LS2を介してPWMス
イッチ24にフィードバックする。PWMスイッチ24
は、このPWMパルスに基づいてスイッチング時間を調
整する。
の出力電圧安定化絶縁フィードバック系へ適用した例を
示す回路図である。電源端子E,Fは例えば商用交流電
源に接続される端子であり、この端子E,F間にダイオ
ード21とコンデンサ22からなる整流平滑回路23が
構成されている。この整流平滑回路23で整流平滑され
た電源電圧は、PWM(Pulse Width Modulation)スイ
ッチ24でスイッチングされ、メインのトランスTMの
1次側の巻線LM1に印加される。一方、トランスTM
の2次側電圧は、上述と同様の整流平滑回路13を介し
てPWM変調器25に供給される。PWM変調器25
は、整流平滑回路13の出力電圧の大小に基づいてPW
Mパルスを生成し、これをサブのトランスTSの1次側
の巻線LS1及び2次側の巻線LS2を介してPWMス
イッチ24にフィードバックする。PWMスイッチ24
は、このPWMパルスに基づいてスイッチング時間を調
整する。
【0021】図5は、同トランスTを電流共振型スイッ
チング電源に適用した例を示す回路図である。電源端子
E,Fを介して供給され、上述と同様の整流平滑回路2
3で整流平滑された電源電圧は、スイッチ31でスイッ
チングされ、メインのトランスTMの1次側の巻線LM
1に印加される。整流平滑回路23とメインのトランス
TMの1次側の巻線LM1との間に、サブのトランスT
Sの1次側の巻線LS1を利用したインダクタ及びコン
デンサ32からなるLC並列回路33が挿入されてい
る。このLC並列回路33の共振作用により、トランス
TMの2次側の波形を正弦波状にして、高周波ノイズの
発生を防止すると共に低損失化を図る。
チング電源に適用した例を示す回路図である。電源端子
E,Fを介して供給され、上述と同様の整流平滑回路2
3で整流平滑された電源電圧は、スイッチ31でスイッ
チングされ、メインのトランスTMの1次側の巻線LM
1に印加される。整流平滑回路23とメインのトランス
TMの1次側の巻線LM1との間に、サブのトランスT
Sの1次側の巻線LS1を利用したインダクタ及びコン
デンサ32からなるLC並列回路33が挿入されてい
る。このLC並列回路33の共振作用により、トランス
TMの2次側の波形を正弦波状にして、高周波ノイズの
発生を防止すると共に低損失化を図る。
【0022】以上、巻線内部にI型のコア部材及びE型
のコア部材からなるコア部材を挿入する場合について説
明したが、挿入されるコア部材は2つのE型のコア部材
を組み合わせたものにしても良い。
のコア部材からなるコア部材を挿入する場合について説
明したが、挿入されるコア部材は2つのE型のコア部材
を組み合わせたものにしても良い。
【0023】図6は、2つのE型のコア部材を組み合わ
せたトランスのより具体的な構成例を示す分解図で、同
図(a)は正面図、同図(b)は右側面図である。この
トランスは、第1の巻線LMが巻回される筒状部分41
aを有した第1のボビン41の図中上下方向から2つの
E型のコア部材1a,1cを嵌合させ、両者を対向接合
することにより構成されている。コア部材1cには、第
2のボビン51が装着され、中央突起の両側位置にそれ
ぞれ第2及び第3の巻線LS1,LS2が巻回されてい
る。
せたトランスのより具体的な構成例を示す分解図で、同
図(a)は正面図、同図(b)は右側面図である。この
トランスは、第1の巻線LMが巻回される筒状部分41
aを有した第1のボビン41の図中上下方向から2つの
E型のコア部材1a,1cを嵌合させ、両者を対向接合
することにより構成されている。コア部材1cには、第
2のボビン51が装着され、中央突起の両側位置にそれ
ぞれ第2及び第3の巻線LS1,LS2が巻回されてい
る。
【0024】第1のボビン41は、図7に示すように、
角型の筒状部分41aと、この筒状部分41aの図中上
端に設けられた上部支持板41bと、筒状部分41aの
図中下端に設けられた下部支持部材41cとを、例えば
プラスチックにより一体成形すると共に、下部支持部材
41cの下面に、例えばインサート成形により複数のリ
ードピン42を突設してなるものである。上部支持板4
1bには、筒状部分41aの上端開口に当たる部分にE
型のコア部材1aの中央突起が嵌合可能な開口部43が
形成され、この開口部43の前後にコア部材1aの収納
位置を規定する横方向に延びる2本のリブ44a,44
bが形成されている。
角型の筒状部分41aと、この筒状部分41aの図中上
端に設けられた上部支持板41bと、筒状部分41aの
図中下端に設けられた下部支持部材41cとを、例えば
プラスチックにより一体成形すると共に、下部支持部材
41cの下面に、例えばインサート成形により複数のリ
ードピン42を突設してなるものである。上部支持板4
1bには、筒状部分41aの上端開口に当たる部分にE
型のコア部材1aの中央突起が嵌合可能な開口部43が
形成され、この開口部43の前後にコア部材1aの収納
位置を規定する横方向に延びる2本のリブ44a,44
bが形成されている。
【0025】下部支持部材41cにも、その下面の筒状
部分41aの下端開口に当たる部分に、E型のコア部材
1cの中央突起が嵌合可能な開口部(図示せず)が形成
されている。下部支持部材41aの両側端には、コア部
材1cの両端突起に嵌合可能な切欠部45が形成されて
いる。また、下部支持部材41cの前後の端面には、第
1の巻線LMの端部をリードピン42までガイドするた
めの複数の案内溝46が形成されている。リードピン4
2は、下部支持部材41cの下面にDIP(Dual In-li
ne Pin)型となるように2列に整列配置される。リード
ピン42のやや内側には、第1のボビン41をプリント
基板上で支持するための板状の脚部47が形成されてい
る。第1の巻線LMの端部は、案内溝46を介して各リ
ードピン42にラッピングされて接続されている。な
お、第1の巻線LMは、この例では、例えば2次側に中
間タップを有するトランス構造になっている。
部分41aの下端開口に当たる部分に、E型のコア部材
1cの中央突起が嵌合可能な開口部(図示せず)が形成
されている。下部支持部材41aの両側端には、コア部
材1cの両端突起に嵌合可能な切欠部45が形成されて
いる。また、下部支持部材41cの前後の端面には、第
1の巻線LMの端部をリードピン42までガイドするた
めの複数の案内溝46が形成されている。リードピン4
2は、下部支持部材41cの下面にDIP(Dual In-li
ne Pin)型となるように2列に整列配置される。リード
ピン42のやや内側には、第1のボビン41をプリント
基板上で支持するための板状の脚部47が形成されてい
る。第1の巻線LMの端部は、案内溝46を介して各リ
ードピン42にラッピングされて接続されている。な
お、第1の巻線LMは、この例では、例えば2次側に中
間タップを有するトランス構造になっている。
【0026】第2のボビン51は、図8に示すような2
つのボビン部材51a,51bから構成されている。ボ
ビン部材51aは、E型のコア部材1cの厚みに相当す
る距離だけ離れて平行に配置された2枚の側板52a,
52bと、これら側板52a,52bを一方の側の2カ
所で連結する巻線支持部53a,53bとにより構成さ
れ、巻線支持部53a,53bの間に、コア部材1cの
中央突起に嵌合する開口部54を、また、巻線支持部5
3a,53bの開口部54と反対側にコア部材1cの両
端突起に嵌合する切欠部55a,55bをそれぞれ形成
したものである。また、開口部54及び切欠部55a,
55bの周縁部には、第2及び第3の巻線LS1,LS
2を案内するガイド56が設けられている。ボビン部材
51bは、E型のコア部材1cの裏側からボビン部材5
1aの側板52a,52bの開放側に添設される。第2
及び第3の巻線LS1,LS2は、E型のコア部材1c
に装着された第2のボビン51の各巻線支持部53a,
53bの部分に同一方向に巻回され、ガイド57を介し
て直列に接続されている。第2及び第3の巻線LS1,
LS2の端部は、コア部材1cの中央突起が第1のボビ
ンの下側の開口部に嵌合された後、下部支持部材41c
の脚部47に形成されたガイド48を介してリードピン
42にラッピングされて接続される。
つのボビン部材51a,51bから構成されている。ボ
ビン部材51aは、E型のコア部材1cの厚みに相当す
る距離だけ離れて平行に配置された2枚の側板52a,
52bと、これら側板52a,52bを一方の側の2カ
所で連結する巻線支持部53a,53bとにより構成さ
れ、巻線支持部53a,53bの間に、コア部材1cの
中央突起に嵌合する開口部54を、また、巻線支持部5
3a,53bの開口部54と反対側にコア部材1cの両
端突起に嵌合する切欠部55a,55bをそれぞれ形成
したものである。また、開口部54及び切欠部55a,
55bの周縁部には、第2及び第3の巻線LS1,LS
2を案内するガイド56が設けられている。ボビン部材
51bは、E型のコア部材1cの裏側からボビン部材5
1aの側板52a,52bの開放側に添設される。第2
及び第3の巻線LS1,LS2は、E型のコア部材1c
に装着された第2のボビン51の各巻線支持部53a,
53bの部分に同一方向に巻回され、ガイド57を介し
て直列に接続されている。第2及び第3の巻線LS1,
LS2の端部は、コア部材1cの中央突起が第1のボビ
ンの下側の開口部に嵌合された後、下部支持部材41c
の脚部47に形成されたガイド48を介してリードピン
42にラッピングされて接続される。
【0027】図9(a)は同実施例におけるトランスの
組み立て後の状態を示す平面図、同図(b)は正面図、
同図(c)は右側面図、同図(d)は低面図である。こ
の実施例のトランスは、予め、コア部材1cに第2のボ
ビン51を装着し、この第2のボビン51に第2及び第
3の巻線LS1,LS2を巻回しておくだけで、他は従
来の2つのE型のコア部材1a,1cを用いたトランス
の製造工程と同一の工程により組み立てることができ
る。即ち、コア部材1cと、コア部材1aとを第1のボ
ビン41に嵌合させた状態で上下に対向して接合し、図
9(c)に示すようにテープ61によって固定するとい
う工程だけで、従来の1つのトランスとほぼ同一構造で
トランス及びインダクタの2つの機能をもたせることが
できる。これにより、プリント基板上の配置面積を小さ
くすることができる。
組み立て後の状態を示す平面図、同図(b)は正面図、
同図(c)は右側面図、同図(d)は低面図である。こ
の実施例のトランスは、予め、コア部材1cに第2のボ
ビン51を装着し、この第2のボビン51に第2及び第
3の巻線LS1,LS2を巻回しておくだけで、他は従
来の2つのE型のコア部材1a,1cを用いたトランス
の製造工程と同一の工程により組み立てることができ
る。即ち、コア部材1cと、コア部材1aとを第1のボ
ビン41に嵌合させた状態で上下に対向して接合し、図
9(c)に示すようにテープ61によって固定するとい
う工程だけで、従来の1つのトランスとほぼ同一構造で
トランス及びインダクタの2つの機能をもたせることが
できる。これにより、プリント基板上の配置面積を小さ
くすることができる。
【0028】また、第2のボビン51が装着されたコア
部材1cの中央突起を第1のボビン41の下側の開口部
から嵌合することにより、第2のボビン51がリードピ
ン42の内側に配置されるので、第2のボビン51の巻
線LS1,LS2の端部をリードピン42に容易に接続
することが可能になる。これにより、第1のボビン41
と第2のボビン51とでリードピン42を共用すること
ができ、部品コストの低減を図ることができる。更に、
第2のボビン51が装着されたコア部材1cの中央突起
を第1のボビン41の下側の開口部から嵌合することに
より、配線部が下部支持部材41cの下側に集中するこ
とになるので、配線部を保護することができるという効
果もある。
部材1cの中央突起を第1のボビン41の下側の開口部
から嵌合することにより、第2のボビン51がリードピ
ン42の内側に配置されるので、第2のボビン51の巻
線LS1,LS2の端部をリードピン42に容易に接続
することが可能になる。これにより、第1のボビン41
と第2のボビン51とでリードピン42を共用すること
ができ、部品コストの低減を図ることができる。更に、
第2のボビン51が装着されたコア部材1cの中央突起
を第1のボビン41の下側の開口部から嵌合することに
より、配線部が下部支持部材41cの下側に集中するこ
とになるので、配線部を保護することができるという効
果もある。
【0029】なお、上記実施例では、第2のボビン41
が、2端子をもつインダクタの例を示しているが、第2
及び第3の巻線LS1,LS2をそれぞれ1次巻線及び
2次巻線で構成してトランスとして用いることも可能で
ある。このとき、1組のコア部材で2つのトランスが構
成されるため、コストを更に低減させることができる。
が、2端子をもつインダクタの例を示しているが、第2
及び第3の巻線LS1,LS2をそれぞれ1次巻線及び
2次巻線で構成してトランスとして用いることも可能で
ある。このとき、1組のコア部材で2つのトランスが構
成されるため、コストを更に低減させることができる。
【0030】また、前述した実施例では、1つのコア部
材に2組の独立したインダクタ又はトランスを構成した
が、先の実施例の構成を更に拡張することにより、1つ
のコア部材に3組以上のインダクタ又はトランスを構成
することもできる。
材に2組の独立したインダクタ又はトランスを構成した
が、先の実施例の構成を更に拡張することにより、1つ
のコア部材に3組以上のインダクタ又はトランスを構成
することもできる。
【0031】図10は、1つのコア部材1に3つの独立
したインダクタを構成した例を示す図である。コア部材
1は、前述したI型のコア部材1bの両側にE型のコア
部材1a,1bを対称的に配置して全体として田字状に
構成されたものである。各E型のコア部材1a,1cの
中央のコアには、それぞれ巻線LMa,LMbが巻回さ
れている。これらの巻線LMa,LMbは、互いに逆向
きに巻回され、直列に接続されてメイン巻線LMを構成
している。巻線LMa,LMbは、それぞれ2つの磁気
ループM1,M2及びM3,M4を生成する。サブ巻線
LSを構成する巻線L1,L2は、前述と同様に巻回さ
れている。更に、この実施例では、サブ巻線LSによっ
て生成される2つの磁気ループM5,M6の分岐路部分
に巻線L3,L4がそれぞれ巻回され、これらが同一方
向の磁束BS′を形成するように、直列に接続されてい
る。
したインダクタを構成した例を示す図である。コア部材
1は、前述したI型のコア部材1bの両側にE型のコア
部材1a,1bを対称的に配置して全体として田字状に
構成されたものである。各E型のコア部材1a,1cの
中央のコアには、それぞれ巻線LMa,LMbが巻回さ
れている。これらの巻線LMa,LMbは、互いに逆向
きに巻回され、直列に接続されてメイン巻線LMを構成
している。巻線LMa,LMbは、それぞれ2つの磁気
ループM1,M2及びM3,M4を生成する。サブ巻線
LSを構成する巻線L1,L2は、前述と同様に巻回さ
れている。更に、この実施例では、サブ巻線LSによっ
て生成される2つの磁気ループM5,M6の分岐路部分
に巻線L3,L4がそれぞれ巻回され、これらが同一方
向の磁束BS′を形成するように、直列に接続されてい
る。
【0032】メイン巻線LMによって生じる磁束BM
は、巻線L1,L2にも通るが、これらは互いに逆向き
で且つ同量であるから、サブ巻線LSはメイン巻線LM
による磁束BMに感応しない。一方、磁束BMは、巻線
L3,L4にも通るが、これらは互いに逆向きで同量で
あるから、サブ巻線LS′もメイン巻線LMによる磁束
BMに感応しない。
は、巻線L1,L2にも通るが、これらは互いに逆向き
で且つ同量であるから、サブ巻線LSはメイン巻線LM
による磁束BMに感応しない。一方、磁束BMは、巻線
L3,L4にも通るが、これらは互いに逆向きで同量で
あるから、サブ巻線LS′もメイン巻線LMによる磁束
BMに感応しない。
【0033】サブ巻線LSを構成する巻線L1,L2に
よって生じる磁束BSは、メイン巻線LMの内部では互
いに逆向きで同量であるから、メイン巻線LMの内部で
は生じない。このため、メイン巻線LMは、サブ巻線L
Sによる磁束BSに感応しない。一方、サブ巻線LSに
よって生じる磁束BSは、サブ巻線LS′にも通るが、
これらは互いに逆向きで同量であるから相殺される。こ
のため、サブ巻線LS′もサブ巻線LSによる磁束BS
に感応しない。
よって生じる磁束BSは、メイン巻線LMの内部では互
いに逆向きで同量であるから、メイン巻線LMの内部で
は生じない。このため、メイン巻線LMは、サブ巻線L
Sによる磁束BSに感応しない。一方、サブ巻線LSに
よって生じる磁束BSは、サブ巻線LS′にも通るが、
これらは互いに逆向きで同量であるから相殺される。こ
のため、サブ巻線LS′もサブ巻線LSによる磁束BS
に感応しない。
【0034】サブ巻線LS′で生じる磁束BS′は、メ
イン巻線LMの巻線LMa,LMbにも同一方向で通る
が、巻線LMa,LMbは、互いに逆向きに巻回されて
いるので、相殺される。このため、メイン巻線LMは、
サブ巻線LS′の磁束BS′には感応しない。一方、サ
ブ巻線LS′で生じる磁束BS′は、サブ巻線LSの内
部では互いに逆向きで同量であるから、サブ巻線LSの
内部では生じない。このため、サブ巻線LSは、サブ巻
線LS′の磁束BS′に感応しない。
イン巻線LMの巻線LMa,LMbにも同一方向で通る
が、巻線LMa,LMbは、互いに逆向きに巻回されて
いるので、相殺される。このため、メイン巻線LMは、
サブ巻線LS′の磁束BS′には感応しない。一方、サ
ブ巻線LS′で生じる磁束BS′は、サブ巻線LSの内
部では互いに逆向きで同量であるから、サブ巻線LSの
内部では生じない。このため、サブ巻線LSは、サブ巻
線LS′の磁束BS′に感応しない。
【0035】この実施例では、巻線LMa又は巻線LM
bを第1の巻線とすると、巻線L1,L2がそれぞれ第
2及び第3の巻線となり、サブ巻線LSを第1の巻線と
すると、巻線L3,L4がそれぞれ第2及び第3の巻線
となる。
bを第1の巻線とすると、巻線L1,L2がそれぞれ第
2及び第3の巻線となり、サブ巻線LSを第1の巻線と
すると、巻線L3,L4がそれぞれ第2及び第3の巻線
となる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のインダク
タによれば、第1の巻線で生成される磁束を第2の巻線
及び第3の巻線の内部において打ち消すように前記第2
の巻線及び第3の巻線をそれぞれ巻回することにより、
前記第2の巻線及び第3の巻線は前記第1の巻線で生成
される磁束に感応しないようにすることができる一方、
前記第2の巻線及び第3の巻線で生成される磁束が前記
第1の巻線の内部において打ち消し合うように前記第2
の巻線及び第3の巻線を配置することにより、前記第1
の巻線が前記第2の巻線及び第3の巻線で生成される磁
束に感応しないようにすることができるので、磁気ルー
プの一部を共用しながら、前記第1の巻線と前記第2の
巻線及び第3の巻線とを独立した構成にすることができ
る。
タによれば、第1の巻線で生成される磁束を第2の巻線
及び第3の巻線の内部において打ち消すように前記第2
の巻線及び第3の巻線をそれぞれ巻回することにより、
前記第2の巻線及び第3の巻線は前記第1の巻線で生成
される磁束に感応しないようにすることができる一方、
前記第2の巻線及び第3の巻線で生成される磁束が前記
第1の巻線の内部において打ち消し合うように前記第2
の巻線及び第3の巻線を配置することにより、前記第1
の巻線が前記第2の巻線及び第3の巻線で生成される磁
束に感応しないようにすることができるので、磁気ルー
プの一部を共用しながら、前記第1の巻線と前記第2の
巻線及び第3の巻線とを独立した構成にすることができ
る。
【0037】また、この発明のトランスによれば、前記
第1の巻線並びに第2及び第3の巻線のうちの少なくと
も一方を1次巻線とし、この1次巻線に結合する2次巻
線を付加することにより、磁気ループの一部を共用しな
がら、他のインダクタ又はトランスとは独立したトラン
スを構成することができ、低コスト化を図ることができ
る。
第1の巻線並びに第2及び第3の巻線のうちの少なくと
も一方を1次巻線とし、この1次巻線に結合する2次巻
線を付加することにより、磁気ループの一部を共用しな
がら、他のインダクタ又はトランスとは独立したトラン
スを構成することができ、低コスト化を図ることができ
る。
【図1】 この発明の一実施例に係るインダクタの構造
を示す図である。
を示す図である。
【図2】 同インダクタの等価回路を示す図である。
【図3】 同実施例におけるトランスのサブトランスの
2次側コイルをフィルタコイルとして適用した例を示す
回路図である。
2次側コイルをフィルタコイルとして適用した例を示す
回路図である。
【図4】 同トランスをスイッチング電源の出力電圧安
定化絶縁フィードバック系へ適用した例を示す回路図で
ある。
定化絶縁フィードバック系へ適用した例を示す回路図で
ある。
【図5】 同トランスを電流共振型スイッチング電源に
適用した例を示す回路図である。
適用した例を示す回路図である。
【図6】 この発明の他の実施例におけるトランスの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図7】 同実施例における第1のボビンの構造を説明
するための斜視図である。
するための斜視図である。
【図8】 同実施例における第2のボビンの構造を説明
するための斜視図である。
するための斜視図である。
【図9】 同実施例におけるトランスの構造を示す図で
ある。
ある。
【図10】 この発明の更に他の実施例におけるインダ
クタの構造を示す図である。
クタの構造を示す図である。
1,1a〜1c…コア部材、11,21…ダイオード、
12,14,22,32…コンデンサ、13,23…整
流平滑回路、15…リップルフィルタ、24…PWMス
イッチ、25…PWM変調器、31…スイッチ、33…
LC並列回路、41…第1のボビン、41a…筒状部
分、41b…上部支持板、41c…下部支持部材、42
…リードピン、43,54…開口部、44a,44b…
リブ、45,55a,55b…切欠部、46…案内溝、
47…脚部、48,56,57…ガイド、51…第2の
ボビン、51a,51b…ボビン部材、53a,53b
…巻線支持部、61…テープ、M1〜M6…磁気ルー
プ、LM,LM1,LM2,LMa,LMb,L1〜L
4,LS,LS′,LS1,LS2…巻線、N1,N2
…巻数、A〜H…端子、IM,IS,IS′…電流、B
M,BS,BS′,B1,B2…磁束、T,TM,TS
…トランス。
12,14,22,32…コンデンサ、13,23…整
流平滑回路、15…リップルフィルタ、24…PWMス
イッチ、25…PWM変調器、31…スイッチ、33…
LC並列回路、41…第1のボビン、41a…筒状部
分、41b…上部支持板、41c…下部支持部材、42
…リードピン、43,54…開口部、44a,44b…
リブ、45,55a,55b…切欠部、46…案内溝、
47…脚部、48,56,57…ガイド、51…第2の
ボビン、51a,51b…ボビン部材、53a,53b
…巻線支持部、61…テープ、M1〜M6…磁気ルー
プ、LM,LM1,LM2,LMa,LMb,L1〜L
4,LS,LS′,LS1,LS2…巻線、N1,N2
…巻数、A〜H…端子、IM,IS,IS′…電流、B
M,BS,BS′,B1,B2…磁束、T,TM,TS
…トランス。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の巻線と、 この第1の巻線によって生成される磁気ループの2つの
分岐路にそれぞれ巻回されると共に、それぞれが生成す
る磁束が互いに加算されるように直列に接続された第2
の巻線及び第3の巻線とを備え、 前記第1の巻線で生成される磁束が前記第2の巻線及び
第3の巻線の内部において打ち消い、前記第2の巻線及
び第3の巻線で生成される磁束が前記第1の巻線の内部
において打ち消し合うように前記第1、第2及び第3の
巻線を配置したことを特徴とするインダクタ。 - 【請求項2】 2つの対称的な磁気ループを内部に形成
するコア部材と、 前記コア部材の2つの磁気ループの共通路部分に巻回さ
れた第1の巻線と、 前記コア部材の2つの磁気ループの各分岐路部分に巻回
されると共にそれぞれが生成する磁束が互いに加算され
るように直列に接続された第2の巻線及び第3の巻線と
を備えたことを特徴とするインダクタ。 - 【請求項3】 前記コア部材は、2つのE型のコア部材
を対向接合して構成したものであり、 前記2つのE型のコア部材の中央突起に嵌合される筒状
部分を有すると共にこの筒状部分に前記第1の巻線が巻
回される第1のボビンと、 前記2つのE型のコア部材の少なくとも一方に装着さ
れ、前記中央突起の両側位置において前記第2の巻線及
び第3の巻線が巻回される第2のボビンとを備えたこと
を特徴とする請求項2記載のインダクタ。 - 【請求項4】 前記第1のボビンは、筒状部分の一端側
に複数のリードピンを支持した支持部材を備え、 前記第2のボビンが装着されたE型のコア部材の中央突
起は、前記筒状部分の一端側から嵌合され、前記第1乃
至第3の巻線は前記リードピンに接続されるものである
ことを特徴とする請求項3記載のインダクタ。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の第
1の巻線並びに第2及び第3の巻線のうちの少なくとも
一方を1次巻線とし、この1次巻線に結合する2次巻線
を付加したことを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16818195A JPH08298219A (ja) | 1995-03-01 | 1995-06-09 | インダクタ及びトランス |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-67096 | 1995-03-01 | ||
| JP6709695 | 1995-03-01 | ||
| JP16818195A JPH08298219A (ja) | 1995-03-01 | 1995-06-09 | インダクタ及びトランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08298219A true JPH08298219A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=26408281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16818195A Pending JPH08298219A (ja) | 1995-03-01 | 1995-06-09 | インダクタ及びトランス |
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| JP (1) | JPH08298219A (ja) |
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1995
- 1995-06-09 JP JP16818195A patent/JPH08298219A/ja active Pending
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