JPH08298487A - 信号伝送装置 - Google Patents

信号伝送装置

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JPH08298487A
JPH08298487A JP7102412A JP10241295A JPH08298487A JP H08298487 A JPH08298487 A JP H08298487A JP 7102412 A JP7102412 A JP 7102412A JP 10241295 A JP10241295 A JP 10241295A JP H08298487 A JPH08298487 A JP H08298487A
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JP
Japan
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signal
unit
signal transmission
slave
transmission
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JP7102412A
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English (en)
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Shinichi Sasagawa
新一 笹川
Masashi Namioka
正史 涛岡
Nobuyuki Ichinomiya
伸行 一宮
Shin Kiuchi
慎 木内
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G08BSIGNALLING SYSTEMS, e.g. PERSONAL CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B25/00Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems
    • G08B25/01Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium
    • G08B25/04Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium using a single signalling line, e.g. in a closed loop
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C23/00Non-electrical signal transmission systems, e.g. optical systems
    • G08C23/04Non-electrical signal transmission systems, e.g. optical systems using light waves, e.g. infrared
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C2201/00Transmission systems of control signals via wireless link
    • G08C2201/40Remote control systems using repeaters, converters, gateways

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流ループを駆動する電流源15に、低い電
圧で、少ない電流を発生する電流源15を使用すること
ができる信号伝送装置を提供する。 【構成】 フォトカップラ9、10からなる信号伝送端
5を有する親機1と、フォトカップラ11〜12、13
〜14からなる第1、第2信号伝送端6−1、7−1を
有する1つ以上の子機2−1〜2−4と、親機1と各子
機2−1〜2−4間で対向信号伝送端間を順次結合する
ループ状の接続線8−1〜8−5とからなり、親機1
は、制御部、1つの子機2−1〜2−4宛ての電流信号
を送信する信号発生部、1つの子機2−1〜2−4から
の電流信号を処理する信号処理部を備え、各子機2−1
〜2−4は、制御部、供給された電流信号の宛先を判定
する宛先信号判定部、供給された電流信号の宛先に応じ
て、その信号の取込みまたは転送を選択的に実行する信
号転送部を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難監視装置等に利用
される信号伝送装置に係わり、特に、親機と1つ以上の
子機のフォトカップラからなる信号伝送端間をループ接
続線を介して鎖状に順次接続するか、信号送受信部から
なる信号伝送端間を接続線を介して順次接続することに
より、親機と1つ以上の子機との間を順次電流信号また
は電圧信号を伝送させる前記信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、親機と1つ以上の子機を結合さ
せ、親機といずれかの子機または子機同志間で信号伝送
を行う信号伝送装置には、直列式のものと並列式のもの
が知られている。
【0003】図9は、前記既知の直列式信号伝送装置の
一例を示す概要構成図であり、図9は、同じく既知の並
列式信号伝送装置の一例を示す概要構成図である。
【0004】図9に示されるように、既知の直列式信号
伝送装置は、親機51及び複数の子機52、53、54
からなる。親機51及び複数の子機52乃至54はいず
れも同一構成のもので、送信用フォトカップラ55及び
受信用フォトカップラ56を有する信号伝送端と、送受
信回路57と、信号処理回路58とを備える。送信用フ
ォトカップラ55は、フォトトランジスタ58と発光ダ
イオード(LED)59とからなり、受信用フォトカッ
プラ56は、フォトトランジスタ60とLED61とを
備える。親機51は、フォトトランジスタ58とLED
61が直列接続され、LED59が送受信回路57の送
信部に、フォトトランジスタ60が送受信回路57の受
信部にそれぞれ接続され、かつ、送受信回路57が信号
処理回路58に接続される。複数の子機52乃至54
も、フォトトランジスタ58とLED61が直列接続さ
れ、LED59が送受信回路57の送信部に、フォトト
ランジスタ60が送受信回路57の受信部にそれぞれ接
続され、かつ、送受信回路57が信号処理回路58に接
続される。また、フォトトランジスタ58とLED61
の直列回路及びフォトトランジスタ58とLED61の
直列回路は、互いに直列接続され、この直列回路にさら
に電流源62が直列接続され、1つの電流ループが構成
されている。
【0005】かかる構成の直列式信号伝送装置は、概
要、次のように動作する。
【0006】親機51の信号処理回路57が送信信号を
発生すると、その信号は送受信回路57の送信部を介し
て送信用フォトカップラ55のLED59に供給され、
送信信号に対応した光信号を発生し、この光信号を対向
配置のフォトトランジスタ58に供給する。このとき、
フォトトランジスタ58は供給された光信号に対応した
電流信号を発生し、この電流信号は電流ループに送信伝
送され、子機52、53、54に順次供給される。子機
52乃至54は、信号電流が供給されると、受信用フォ
トカップラ56のLED61でこの電流信号を光信号に
変換し、変換した光信号を対向配置のフォトトランジス
タ60に供給する。このとき、フォトトランジスタ60
は、供給された光信号に対応した受信信号を発生し、そ
の受信信号は送受信回路57の受信部を経て信号処理回
路58に供給される。
【0007】ここで、親機51が発生した送信信号の宛
先が、例えば、子機53であったとすれば、子機53は
信号処理回路58に供給された受信信号の宛先から自機
宛であることを確認し、その受信信号を取り入れるが、
他の子機52、54は、信号処理回路58に供給された
受信信号の宛先から自機宛でないことを確認すると、そ
の受信信号を直ちに廃棄するもので、親機51から子機
53以外の子機52、54を宛先とした場合も、前述の
場合と全く同様である。
【0008】また、子機52の信号処理回路57におい
て、子機54を宛先とする送信信号が発生されると、そ
の信号は、前述の場合と同様に、送受信回路57を介し
て送信用フォトカップラ55のLED59に供給され、
送信信号に対応した光信号になった後、フォトトランジ
スタ58に供給される。このとき、フォトトランジスタ
58は供給された光信号に対応した電流信号を発生し、
この電流信号は、電流ループに送信伝送され、子機5
3、54、親機51に順に供給される。電流信号が供給
された子機53、54、親機51は、それぞれ受信用フ
ォトカップラ56のLED61でこの電流信号を光信号
に変換した後、フォトトランジスタ60に供給する。フ
ォトトランジスタ60は供給された光信号に対応した受
信信号を送受信回路57を経て信号処理回路58に供給
する。
【0009】ここでも、送信信号の宛先となる子機54
は、信号処理回路58に供給された受信信号の宛先から
自機宛であることを確認し、その受信信号を取り入れる
が、他の子機53及び親機51は、信号処理回路58に
供給された受信信号の宛先から自機宛でないことを確認
すると、その受信信号を直ちに廃棄するもので、子機5
2以外の子機53、54が送信信号を発生した場合、送
信信号の宛先が子機54以外の親機51または子機52
である場合も、前述の場合と全く同様である。
【0010】また、図10に示されるように、既知の並
列式信号伝送装置は、親機71及び複数の子機72、7
3、74からなる。親機71及び複数の子機72乃至7
4は、それぞれ、送信用フォトカップラ75及び受信用
フォトカップラ76を有する信号伝送端と、送受信回路
77と、信号処理回路78とを備える。送信用フォトカ
ップラ75はフォトトランジスタ78とLED79とを
備え、受信用フォトカップラ76はフォトトランジスタ
80とLED81とを備える。フォトトランジスタ78
とLED81は直列接続され、LED79が送受信回路
77の送信部に、フォトトランジスタ80が送受信回路
77の受信部にそれぞれ接続され、かつ、送受信回路7
7が信号処理回路78に接続される。フォトトランジス
タ78とLED81は直列接続され、LED79が送受
信回路77の送信部に、フォトトランジスタ80が送受
信回路77の受信部にそれぞれ接続され、かつ、送受信
回路77が信号処理回路78に接続される。この場合、
親機71は、フォトトランジスタ78とLED81の直
列回路にさらに電流源82と内部抵抗83が直列接続さ
れている。フォトトランジスタ78とLED81の直列
回路は互いに並列接続され、この並列回路の両端に親機
71のフォトトランジスタ78、LED81、電流源8
2、内部抵抗83からなる直列回路が接続され、各別に
電流経路が構成されている。
【0011】かかる構成の並列式信号伝送装置は、概
要、次のように動作する。
【0012】親機71の信号処理回路77が送信信号を
発生すると、その信号は送受信回路77の送信部を介し
て送信用フォトカップラ75のLED79に供給され、
送信信号に対応した光信号が発生する。この光信号は対
向配置のフォトトランジスタ78に供給され、光信号に
対応した電流信号が得られ、この電流信号は親機71か
ら送信される。この電流信号は、各別の電流経路に分配
され、分配電流信号としてそれぞれ子機72乃至74に
伝送される。子機72乃至74は、分配電流信号を受け
ると、受信用フォトカップラ76のLED81でこの分
配電流信号を光信号に変換する。変換された光信号は対
向配置のフォトトランジスタ80に供給され、フォトト
ランジスタ80は供給された光信号に対応した受信信号
を発生し、その受信信号は送受信回路77の受信部を経
て信号処理回路78に供給される。
【0013】ここで、親機71からの送信信号の宛先
が、例えば、子機73であれば、子機73は、信号処理
回路78に供給された受信信号の宛先から自機宛である
ことを確認し、その受信信号を取り入れるが、他の子機
72、74は、信号処理回路78に供給された受信信号
の宛先から自機宛でないことを確認すると、その受信信
号を直ちに廃棄するもので、親機71から子機73以外
の子機72、74を宛先とした場合も、前述の場合と全
く同様である。
【0014】ところで、前記既知の直列式信号伝送装置
の主たる用途の1つに、複数個の盗難監視用タグが接続
された盗難監視装置がある。この盗難監視装置は、親機
51に対応した本体装置と、複数の子機52乃至54に
対応した中継器からなっており、それぞれの中継器に複
数個のタグが接続された構成になっている。そして、か
かる構成の盗難監視装置においては、複数個のタグの中
の1つのタグで盗難が感知されたとき、そのタグがどの
子機に接続されているかを本体装置が検知できるよう
に、子機を製造するとき、各子機に固有の認識(ID)
番号または子機番号)を付与設定するようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の直列式信号
伝送装置は、親機51または複数の子機52乃至54の
いずれかから1つの電流ループに電流信号が送信された
際に、電流信号は親機51及び複数の子機52乃至54
のフォトトランジスタ58及びLED61をそれぞれ通
して流れるため、1つの電流ループで用いられる電流源
62は、各フォトトランジスタ58及び各LED61に
おける電圧降下を考慮して設定された電圧を発生するも
の、例えば、40乃至50Vの高電圧を発生する電流源
を用いなければならないという問題があり、特に、この
直列式信号伝送装置を盗難監視装置に用いた場合、多く
の子機(中継器)を接続する必要があることからさらに
高い高電圧を発生する電流源を用いなければならないと
いう問題がある。
【0016】一方、前記既知の並列式信号伝送装置は、
親機71から送信された電流信号が各別の電流経路に分
配され、複数の子機72乃至74に分配電流信号が供給
される際に、分配電流信号は複数の子機72乃至74の
各フォトトランジスタ78及び各LED81を通して流
れるため、親機71に用いられる電流源82は、複数の
フォトトランジスタ78及びLED81のそれぞれに通
流可能な出力電流を発生するもの、即ち、相当大きな電
流容量の電流源を用いなければならず、しかも、複数の
フォトトランジスタ78及びLED81のそれぞれを定
電流駆動する際は、大きな電流値とともに高電圧を発生
する電流源を用いなければならないという問題がある。
【0017】さらに、前記既知の直列式信号伝送装置
を、複数個のタグが接続された盗難監視装置に利用する
場合に、前述のように各子機に固有の認識(ID)番号
または子機番号を付与設定する必要があるが、これまで
の認識(ID)番号または子機番号の付与設定は、子機
(中継器)の製造時に、子機(中継器)の内部回路のジ
ャンパー設定によって電気的に付与設定を行うものであ
り、しかも、認識番号(ID番号)を付与設定した後、
当該子機(中継器)の認識(ID)番号または子機番号
をユーザーに知らせるために、子機(中継器)の筐体に
1つづつ認識(ID)番号または子機番号を示す番号シ
ールを貼るようにしていたので、認識番号(ID)番号
または子機番号の付与設定の作業は、かなりの手間を要
するという問題がある。
【0018】この他に、前記既知の直列式信号伝送装置
や既知の並列式信号伝送装置は、ともに、比較的高価な
フォトカップラ55、56、75、76を多数個用いて
いるため、装置全体の製造コストが上昇してしまうとい
う問題もある。
【0019】本発明は、これらの問題点を解決するもの
で、その第1の目的は、電流ループを駆動する電流源と
して、低い電圧で、少ない電流を発生する電流源を使用
することができる信号伝送装置を提供することにある。
【0020】また、本発明の第2の目的は、それぞれの
子機に対して、手作業で認識番号(子機番号)を設定付
与する必要がなく、装置の起動時に自動的に認識番号
(子機番号)を設定付与するようにした信号伝送装置を
提供することにある。
【0021】さらに、本発明の第3の目的は、装置全体
の製造コストを上昇させずに、順次信号を伝送させるこ
とが可能な信号伝送装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明は、一対のフォトカップラからなる信
号伝送端を有する親機と、それぞれ一対のフォトカップ
ラからなる第1及び第2信号伝送端を有する1つ以上の
子機と、前記親機と1つの子機及び前記1つ以上の子機
における対向した信号伝送端間を順次結合するループ状
の接続線とからなり、前記親機は、全体の制御を行う制
御部と、前記1つ以上の子機のいずれか宛ての電流信号
を送信する信号発生部と、前記1つ以上の子機のいずれ
かからの電流信号を処理する信号処理部とを備え、前記
1つ以上の子機は、全体の制御を行う制御部と、第1信
号伝送端に供給される電流信号の宛先を判定する宛先信
号判定部と、前記宛先信号判定部の判定結果に基づき、
前記第1信号伝送端に供給される電流信号が自機宛であ
るときにこの電流信号を取り込み、一方、前記電流信号
が他機宛であるときにこの電流信号を前記第2信号伝送
端に転送し、かつ、前記第2信号伝送端に供給される信
号電流を前記第1信号伝送端に転送する信号転送部とを
備える第1の手段を具備する。
【0023】また、前記第2の目的を達成するために、
本発明は、一対のフォトカップラからなる信号伝送端を
有する親機と、それぞれ一対のフォトカップラからなる
第1及び第2信号伝送端を有する1つ以上の子機と、前
記親機と1つの子機及び前記1つ以上の子機における対
向した信号伝送端間を順次結合するループ状の接続線と
からなり、前記親機は、全体の制御を行う制御部と、装
置の起動時に前記1つ以上の子機に番号設定指令信号を
送信する番号指令部と、前記1つ以上の子機のいずれか
からの返信信号を受信する返信信号受信部とを備え、前
記1つ以上の子機は、全体の制御を行う制御部と、前記
第1信号伝送端に供給される前記番号設定指令信号に基
づき当該子機の前記親機からの接続順を示す子機番号を
自機に設定する番号設定部と、前記番号設定部で設定さ
れた子機番号を表示する表示部とを備える第2の手段を
具備する。
【0024】さらに、前記第3の目的を達成するため
に、本発明は、信号送信部及び信号受信部からなる信号
伝送端を有する親機と、それぞれ信号送信部及び信号受
信部からなる第1及び第2信号伝送端を有する1つ以上
の子機と、前記親機と1つの子機及び前記1つ以上の子
機における対向した信号伝送端間を順次結合する接続線
とからなり、前記親機は、全体の制御を行う制御部と、
前記1つ以上の子機のいずれか宛ての電圧信号を送信す
る信号発生部と、前記1つ以上の子機のいずれかからの
電圧信号を処理する信号処理部とを備え、前記1つ以上
の子機は、全体の制御を行う制御部と、前記第1信号伝
送端に供給される電圧信号の宛先を判定する宛先信号判
定部と、前記宛先信号判定部の判定結果に基づき、前記
第1信号伝送端に供給される電圧信号が自機宛であると
きにこの電圧信号を取り込み、一方、前記電圧信号が他
機宛であるときにこの電圧信号を前記第2信号伝送端に
転送し、かつ、前記第2信号伝送端に供給される電圧信
号を前記第1信号伝送端に転送する信号転送部とを備え
る第3の手段を具備する。
【0025】
【作用】前記第1の手段によれば、親機とそれに隣接接
続される1つの子機との間、及び、1つの子機とそれに
隣接接続される他の子機との間にそれぞれ各別のループ
状の接続線が接続され、電流信号の伝送は、各別のルー
プ状の接続線による隣接接続された親機と1つの子機及
び子機同志間において順次行われるものであり、各別の
ループ状の接続線は、いずれも、電流源と2つづつのフ
ォトトランジスタとLEDが接続されているだけである
から、ループ状の接続線に接続される電流源は、2つず
つのフォトトランジスタとLEDの電圧降下を考慮して
も10V程度の低い電圧を発生するもので足り、しか
も、2つのLEDを駆動発光させるだけであるから、2
0mA程度の少ない電流を発生するもので足りるもので
ある。
【0026】このように、前記第1の手段によれば、比
較的低い電圧(10V程度の電圧)で、比較的少ない電
流(20mA程度の電流)の電流源使用が可能になり、
既知のこの種の信号伝送装置のように、高電圧かつ大電
流を発生する大電力容量の電流源を必要としない。
【0027】また、前記第2の手段によれば、信号伝送
装置の起動時に、親機が番号設定指令信号を隣接接続さ
れる第1子機に送信し、この番号設定指令信号を受けた
第1子機は、親機からの接続順を示す子機番号を自己に
付与設定するとともに、その子機番号を筐体に設けた表
示部に表示させ、新番号設定指令信号を隣接接続される
第2子機に送信し、設定完了信号を親機に返信する。新
番号設定指令信号を受けた第2子機は、第1子機におけ
る動作過程と同様な過程を経て、第2子機の子機番号を
自己に付与設定してその子機番号を筐体の表示部に表示
させ、新番号設定指令信号を第2子機に隣接接続される
第3子機に送信する。第3子機においても、新番号設定
指令信号の供給により、第1子機における動作過程と同
様な過程を経て、第3子機の子機番号を自機に付与設定
してその子機番号を筐体の表示部に表示させるというよ
うに、順次、それぞれの子機は、親機からの接続順を示
す子機番号を自己に付与設定し、その子機番号を筐体の
表示部に表示させる。
【0028】このように、前記第2の手段によれば、信
号伝送装置の起動時に、各子機に親機または親機側の子
機から順次番号設定指令信号が供給され、その番号設定
指令信号により自己の子機番号が付与設定されるととも
に、付与設定された子機番号が筐体の表示部に表示され
るので、子機の製造時に1つづつ自己の子機番号を付与
設定したり、子機番号を表す番号シールを筐体に貼る作
業を行う必要がない。
【0029】さらに、前記第3の手段によれば、親機と
それに隣接接続される1つの子機との間、及び、1つの
子機とそれに隣接接続される他の子機との間にそれぞれ
各別の接続線が接続され、電圧信号の伝送は、各別の接
続線による隣接接続された親機と1つの子機及び子機同
志間において順次行われるものであるから、大きな駆動
電圧を必要とすることなしに、電圧信号を伝送させるよ
うにしている。
【0030】このように、前記第3の手段によれば、大
きな駆動電圧を用いることなく、しかも、フォトカップ
ラを用いる必要がないので、信号伝送装置の製造コスト
を安くすることが可能になる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0032】図1は、本発明に係わる信号伝送装置の一
実施例の概要構成図及び部分構成図であって、図1
(a)は盗難監視装置の全体構成を示す概要構成図、図
1(b)はその信号伝送端の具体的構成を示す部分構成
図であり、信号伝送装置として盗難監視装置に用いられ
た例を示すものである。
【0033】そして、図1(a)に示されるように、盗
難監視装置は、本体装置(親機に相当する)1と、第1
乃至第4中継器(第1乃至第4子機に相当する)2−1
乃至2−4と、ループ状の第1乃至第5接続線8−1乃
至8−5とからなっている。本体装置1は、信号処理装
置3及び信号伝送端5を備えており、また、第1乃至第
4中継器2−1乃至2−4は、それぞれ、信号処理装置
4−1乃至4−4、第1信号伝送端6−1乃至6−4、
第2信号伝送端7−1乃至7−4、電流源15を備えて
いる。なお、第4中継器2−4においては、第2信号伝
送端7−4は用いられていない。第1接続線8−1は、
本体装置1の信号伝送端5と第1中継器2−1の第1信
号伝送端6−1との間に接続され、第2接続線8−2
は、第1中継器2−1の第2信号伝送端6−1と第2中
継器2−2の第1信号伝送端6−2との間に接続され、
第3接続線8−3は、第2中継器2−2の第2信号伝送
端6−2と第3中継器2−3の第1信号伝送端6−3と
の間に接続され、第4接続線8−4は、第3中継器2−
3の第2信号伝送端6−3と次続される中継器(図示な
し)の第1信号伝送端(図示なし)との間に接続され、
第5接続線8−4は、第4中継器2−4の前に接続され
る中継器(図示なし)の第2信号伝送端(図示なし)と
第4中継器2−4の第1信号伝送端6−4との間に接続
される。
【0034】また、図1(b)に示されるように、本体
装置1の信号伝送端5は、発光ダイオード(LED)9
−1及びフォトトランジスタ9−2を備える第1フォト
カップラ9と、フォトトランジスタ10−1、LED1
0−2を備える第2フォトカップラ10とからなる。ま
た、第1中継器2−1の第1信号伝送端6−1は、LE
D11−1及びフォトトランジスタ11−2を備える第
1フォトカップラ11と、フォトトランジスタ12−
1、LED12−2を備える第2フォトカップラ12
と、電流源15とからなり、第1中継器2−1の第2信
号伝送端7−1は、LED13−1及びフォトトランジ
スタ13−2を備える第1フォトカップラ13と、フォ
トトランジスタ14−1、LED14−2を備える第2
フォトカップラ14と、電流源15とからなる。なお、
図1(b)に図示されていないが、第2乃至第4中継器
2−2乃至2−4の第1信号伝送端6−2乃至6−4の
構成は、第1中継器2−1の第1信号伝送端6−1の構
成と同じであり、同様に、第2乃至第4中継器2−2乃
至2−4の第2信号伝送端7−2乃至7−4の構成も、
第1中継器2−1の第2信号伝送端7−1の構成と同じ
である。
【0035】この場合、本体装置1側の信号伝送端5に
おいて、LED9−1及びフォトトランジスタ10−1
の各両端は信号処理装置3に接続され、フォトトランジ
スタ9−2のエミッタは接続線8−1に、コレクタはL
ED10−2のカソードに接続され、LED10−2の
アノードは接続線8−1に接続される。また、第1中継
器2−1側の第1信号伝送端6−1において、LED1
1−1のアノードは接続線8−1に、カソードは電流源
15を介してフォトトランジスタ12−1のコレクタに
接続され、フォトトランジスタ12−1のエミッタは接
続線8−1に接続され、フォトトランジスタ12−2及
びLED12−2の各両端は信号処理装置4−1に接続
される。同じく、第1中継器2−1側の第2信号伝送端
7−1において、LED13−1及びフォトトランジス
タ14−1の各両端は信号処理装置4−1に接続され、
フォトトランジスタ13−2のエミッタは接続線8−2
に、コレクタはLED14−2のカソードに接続され、
LED14−2のアノードは接続線8−2に接続され
る。
【0036】なお、図1(b)に図示されていないが、
第2乃至第4中継器2−2乃至2−4の第1信号伝送端
6−2乃至6−4の接続構成は、第1中継器2−1の第
1信号伝送端6−1の接続構成と同じであり、同様に、
第2乃至第4中継器2−2乃至2−4の第2信号伝送端
7−2乃至7−4の接続構成も、第1中継器2−1の第
2信号伝送端7−1の接続構成と同じである。
【0037】続いて、図2は、図1(a)、(b)に図
示された本体装置1の信号処理装置3の第1の実施例を
示すブロック構成図であり、図3は、図1(a)、
(b)に図示された各中継器2−1乃至2−4の信号処
理装置4−1乃至4−4の第1の実施例を示すブロック
構成図である。
【0038】図2に示されるように、本体装置1の信号
処理装置3は、送信信号を送信する信号送信部16と、
受信信号を受信する信号受信部17と、送信受信の切換
えを行う送受信号切換部18と、全体の動作制御を行う
制御部19と、受信信号の識別(ID)番号(子機番号
に相当する)の一致を検出するID番号一致検出部20
と、受信信号の解析を行う受信信号解析部21と、自己
のID番号及び接続される各中継器2−1乃至2−4の
ID番号を記憶するID番号記憶部22と、送信信号を
作成する送信信号形成部23と、制御部19に時限情報
を供給するタイマー部19tとからなっている。この場
合、送信信号形成部23、信号送信部16、送受信号切
換部18の送信側部分は、全体で信号発生部を構成し、
送受信号切換部18の受信側部分、信号受信部17、I
D番号一致検出部20、受信信号解析部21、ID番号
記憶部22は、全体で信号処理部を構成している。
【0039】また、送受信号切換部18は、信号送信部
16の出力に接続される入力端と、信号受信部17の入
力に接続される出力端と、制御部19に接続される制御
端と、LED9−1の両端に接続される送信端と、フォ
トトランジスタ10−1の両端に接続される受信端とを
有している。送信信号形成部23の出力は信号送信部1
6の入力に接続され、受信信号解析部21の出力は送信
信号形成部23の入力に接続される。信号受信部17の
出力はID番号一致検出部20の入力に接続され、ID
番号一致検出部20の出力は受信信号解析部21の入力
に接続される。ID番号記憶部22はID番号一致検出
部20に接続され、タイマー部19tは制御部19に接
続される。
【0040】また、図3に示されるように、第1中継器
2−1の信号処理装置4−1は、送信受信の切換えを行
う第1送受信号切換部24−1と、受信信号を受信する
第1信号受信部25−1と、送信信号を送信する第1信
号送信部26−1と、送信受信の切換えを行う第2送受
信号切換部24−2と、受信信号を受信する第2信号受
信部25−2と、送信信号を送信する第2信号送信部2
6−2と、全体の動作制御を行う制御部27と、制御部
27に時限情報を供給するタイマー部27tと、信号の
転送及び分岐、注入を行う信号転送部28と、送信信号
を作成する送信信号形成部29と、受信信号のID番号
の一致を検出するID番号一致検出部30と、受信信号
の解析を行う受信信号解析部31と、自己のID番号を
記憶するID番号記憶部32と、外部接続された複数個
の盗難監視用タグ34−1乃至34−4の状態を監視す
るタグ状態監視部33とからなっている。この場合、I
D番号一致検出部30、受信信号解析部31、ID番号
記憶部32は、全体で宛先信号判定部を構成している。
なお、第1乃至第4中継器2−1乃至2−4は、それぞ
れ予め固有のID番号が設定されていて、ID番号記憶
部32内にこれら固有のID番号が記憶されている。
【0041】また、第1送受信号切換部24−1は、第
1信号受信部25−1の入力に接続される出力端と、第
1信号送信部26−1の出力に接続される入力端と、制
御部27に接続される制御端と、LED11−2の両端
に接続される送信端と、フォトトランジスタ12−2の
両端に接続される受信端とを有しており、第2送受信号
切換部24−2は、第2信号受信部25−2の入力に接
続される出力端と、第2信号送信部26−2の出力に接
続される入力端と、制御部27に接続される制御端と、
LED13−1の両端に接続される送信端と、フォトト
ランジスタ14−1の両端に接続される受信端とを有し
ている。信号転送部28は、第1信号受信部25−1の
出力に接続される第1入力端と、第1信号送信部26−
1の入力に接続される第1出力端と、第2信号受信部2
5−2の出力に接続される第2入力端と、第2信号送信
部26−2の入力に接続される第2出力端と、制御部2
7に接続される制御端と、送信信号形成部29の出力に
接続される注入端と、ID番号一致検出部30の入力に
接続される分岐端とを有している。送信信号形成部29
の入力は、受信信号解析部31の出力とタグ状態監視部
33の出力に接続され、ID番号一致検出部30の出力
は受信信号解析部31の入力に接続される。ID番号記
憶部31はID番号一致検出部30に接続され、タイマ
ー部27tは制御部27に接続される。なお、他の中継
器2−2乃至2−4の信号処理装置4−2乃至4−4の
構成及び接続構成は、いずれも、図3に図示された第1
中継器2−1の信号処理装置4−1の構成及び接続構成
と同じである。
【0042】ここで、前記構成に係わる盗難監視装置の
動作を、図1(a)、(b)乃至図3を用いて説明す
る。
【0043】本体装置1に第1乃至第4中継器2−1乃
至2−4を、図1(a)に図示のように順次接続し、さ
らに、第1乃至第4中継器2−1乃至2−4の信号処理
装置4−1乃至4−4内のタグ状態監視部33にそれぞ
れ複数個のタグ34−1乃至34−4を接続し、盗難監
視装置の動作を開始させる。そして、盗難監視装置で1
つの信号伝送動作が行われる際に、本体装置1の信号処
理装置3は、制御部19の制御により送受信号切換部1
8を送信側に切換え、第1乃至第4中継器2−1乃至2
−4の信号処理装置4−1乃至4−4は、制御部27の
制御により第1送受信号切換部24−1を受信側に切換
え、かつ、第2送受信号切換部24−2を送信側に切換
える。
【0044】始めに、本体装置1の信号処理装置3にお
いて、送信信号形成部15から第1乃至第4の中継器2
−1乃至2−4中の1つを宛先とする信号が発生され
る。この場合、送信信号形成部15が発生する信号は、
例えば、8ビットを1フレームとする4バイト構成のデ
ータパケットからなるもので、最初の8ビットがデータ
の宛先を示すID、次の8ビットがコマンド、その次の
8ビットがデータの送り元を示すID、最後の8ビット
が命令等の指令を送るタグ番号からなっている。そし
て、この信号は、信号送信部16及び送信側に切換えら
れている送受信号切換部18をそれぞれ通して第1フォ
トカップラ9に供給され、この第1フォトカップラ9か
ら第1接続線8−1を通して電流信号として次続の第1
中継器2−1の第1フォトカップラ11に伝送され、第
1フォトカップラ11から信号処理装置4−1に供給さ
れる。
【0045】次に、第1中継器2−1において、第1フ
ォトカップラ11から供給された信号は、受信側に切換
えられている受信第1送受信号切換部24−1から信号
受信部25−1に供給され、信号受信部25−1から信
号転送部28に供給される。信号転送部28は、制御部
27の制御により供給された信号の宛先を示すIDを抽
出し、ID番号一致検出部30に供給する。ID番号一
致検出部30は、信号転送部28から供給されるIDと
ID番号記憶部32に記憶されている自己の固有のID
とを比較し、それらのIDが一致したときには、第1中
継器2−1を宛先とする信号であると判断し、信号を信
号転送部28からID番号一致検出部30を通して受信
信号解析部31に供給する。この状態のとき、制御部2
7の制御により第1送受信号切換部24−1が送信側に
切換えられ、受信信号解析部31は、供給された信号内
容にしたがった処理を実行し、同時に、送信信号形成部
29を駆動し、送信信号形成部29から返信信号を発生
させる。この場合、返信信号は、データの宛先となるI
D、コマンド、データの送り元のID等を内容とするも
ので、信号転送部28から第1信号送信部16−1及び
送信側に切換えられている第1送受信号切換部24−1
をそれぞれ通して第2フォトカップラ12に供給され、
この第2フォトカップラ9から第1接続線8−1を通し
て電流信号として次続する本体装置1の第2フォトカッ
プラ10に伝送され、第2フォトカップラ10から信号
処理装置3に供給される。
【0046】ここで、本体装置1において、第2フォト
カップラ10から供給された返信信号は、制御部19の
制御により既に受信側に切換えられている送受信号切換
部18及び信号受信部17をそれぞれ通してID番号一
致部20に供給される。ID番号一致部20は、返信信
号に含まれている送り元のIDとID番号記憶部22に
記憶されているIDとの比較により、返信信号の送り元
を確認した後、受信信号解析部21に供給し、所要の処
理を行う。
【0047】一方、第1中継器2−1において、ID番
号一致検出部30は、信号転送部28から供給されるI
DとID番号記憶部32に記憶されている自己の固有の
IDとを比較し、それらのIDが一致しないときには、
第1中継器2−1以外の中継器2−2乃至2−4を宛先
とする信号であると判断し、信号転送部28を制御して
信号を第2信号送信部26−2側に転送させる。この信
号は、第2信号送信部26−2及び送信側に切換えられ
ている第2送受信号切換部24−2をそれぞれ通して第
1フォトカップラ13に供給され、この第1フォトカッ
プラ13から第2接続線8−2を通して電流信号として
次続の第2中継器2−2に伝送される。
【0048】そして、第2中継器2−2においても、第
1中継器2−1で行われた動作と同じ動作が行われるも
ので、信号の宛先が第2中継器2−2であれば、第2中
継器2−2から返信信号が送信される。また、信号の宛
先が第2中継器2−2でもなければ、信号は、次続の第
3中継器2−3に伝送され、そこで第1中継器2−1で
行われた動作と同じ動作が行われるもので、以下、他の
中継器2−4においても全く同様である。
【0049】ここで、第1中継器2−1においては、第
2中継器2−2側に信号を伝送すると、制御部27の制
御により第2送受信号切換部24−2は受信側に切換え
られる。このとき、第2中継器2−2側から返信信号が
供給されると、その返信信号は、受信側に切換えられて
いる第2送受信号切換部24−2及び第2信号受信部2
5−2をそれぞれ通して信号転送部28に供給される。
信号転送部28は、この返信信号が供給されると、第1
信号送信部26−1に転送させ、以下、この返信信号
は、第1信号送信部26−1及び制御部27の制御によ
り既に送信側に切換えられている第1送受信号切換部2
4−1をそれぞれ通して第2フォトカップラ12に供給
され、さらに、第1信号線8−1を経て本体装置1の第
2フォトカップラ10に供給され、この第2フォトカッ
プラ10から信号処理装置3に供給され、信号処理装置
3では前述の動作と同じ動作が実行される。
【0050】このように、盗難監視装置においては、本
体装置1は、第1乃至第4中継器2−1乃至2−4の中
の1つ、例えば、第4中継器2−4を宛先とする信号を
送信し、タイマー部19tで設定される一定時限期間内
に第4中継器2−4からの返信信号が戻ってきたことを
確認すると、本体装置1と第4中継器2−4との間の信
号伝送が成功したものとみなし、再び、第1乃至第4中
継器2−1乃至2−4の中の1つを宛先とする信号を送
信し、以下、同様にして、本体装置1と第1乃至第4中
継器2−1乃至2−4の中の任意の1つとの間の信号伝
送を順次行うものである。
【0051】そして、本体装置1は、第1乃至第4中継
器2−1乃至2−4の中の1つ、例えば、第3中継器2
−3を宛先とする信号を送信したとき、第3中継器2−
3から供給された返信信号の中に、第3中継器2−3の
タグ状態監視部33に接続されているタグ34−1乃至
34−4の異常状態を示す情報が含まれていることを検
出することにより、これらのタグ34−1乃至34−4
が取付けられている販売商品等の盗難を未然に防いでい
るものである。
【0052】以上のように、本実施例の盗難監視装置に
よれば、1つの本体装置1と複数個の中継器2−1乃至
2−4との間において、順次ループ状の接続線8−1乃
至8−5を介する電流信号の伝送が行われる場合に、そ
れぞれのループ状の接続線8−1乃至8−5内には2つ
のフォトカップラ、即ち、2つづつのフォトトランジス
タとLEDが存在するだけで、各ループ状の接続線8−
1乃至8−5の電流駆動時には、これら2つづつのフォ
トトランジスタとLEDにおける電圧降下やLEDにお
ける駆動電流の大きさを考慮するだけでよいので、各ル
ープ状の接続線8−1乃至8−5を電流駆動する電流源
15(図1(b)参照)は、10V程度の低電圧を出力
するもので足り、しかも、電流源15の定電流駆動時に
おいても20mA程度の小電流を出力するもので足り
る。
【0053】また、本実施例の盗難監視装置によれば、
中継器2−1乃至2−4の電源を確保できれば、より多
くの中継器を接続することが可能になり、1つの中継器
とそれに接続される中継器との間のループ状の接続線の
長さを相当長くすることができ、盗難監視装置全体の長
さに制限がなくなる。
【0054】なお、本実施例の盗難監視装置によれば、
信号は、本体装置1と第1中継器2−1、第1中継器2
−1と第2中継器2−2、第2中継器2−2と第3中継
器2−3のように、各機器間で順次転送されるために、
既知の信号伝送装置に比べれば、信号伝送速度がやや低
くなるが、動作にそれ程の高速度動作を必要としない盗
難監視装置においては、充分な信号伝送速度である。
【0055】続いて、図4は、図1(a)、(b)に図
示された本体装置1の信号処理装置3における第2の実
施例を示すブロック構成図であり、図5は、図1
(a)、(b)に図示された各中継器2−1乃至2−4
の信号処理装置4−1乃至4−4における第2の実施例
を示すブロック構成図である。そして、本例は、盗難監
視装置の起動時に、本体装置1に順次接続されている第
1乃至第4中継器2−1乃至2−4にID番号の設定を
行い、かつ、設定したID番号を当該中継器2−1乃至
2−4の筐体に表示させるようにした例を示すものであ
る。
【0056】ところで、図4に図示された第2の実施例
による本体装置1と図2に図示された第1の実施例の本
体装置1との構成との違いは、第2の実施例がID番号
設定指令信号を発生させるためのID番号設定指令部3
5を備えていて、このID番号設定指令部35が制御部
19と送信信号形成部23にそれぞれ接続されているの
に対し、第1の実施例がかかるID番号設定指令部35
を備えておらず、ID番号設定指令部35と制御部19
との間及びID番号設定指令部35と送信信号形成部2
3との間の接続がされていない点だけであって、その他
に、第2の実施例と第1の実施例との間に構成上の違い
がない。従って、第2の実施例における本体装置1の構
成及び接続構成については、第1の実施例に示された構
成要素と同じ構成要素については同じ符号を付け、それ
らの説明は省略する。
【0057】また、図5に図示された第2の実施例によ
る第1中継器2−1の信号処理装置4−1の構成と、図
3に図示された第1の実施例による第1中継器2−1の
信号処理装置4−1の構成との違いは、第2の実施例が
第1中継器2−1に設定された固有のID番号を表示す
るため、第1中継器2−1の筐体(図示なし)に設けら
れたID番号表示部36を備えていて、ID番号記憶部
32とID番号表示部36とが接続され、かつ、ID番
号記憶部32と受信信号解析部31とが接続されている
のに対し、第1の実施例がかかるID番号表示部35を
備えておらず、ID番号記憶部32とID番号表示部3
6との間及びID番号記憶部32と受信信号解析部31
との間が接続されていないだけであって、その他に、第
2の実施例と第1の実施例との間に構成上の違いがな
い。従って、第2の実施例の構成における第1第1中継
器2−1の構成及び接続構成については、第1の実施例
に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号
を付け、それらの説明は省略する。なお、この第2の実
施例においても、第1中継器2−1の信号処理装置4−
1の構成と第2乃至第4中継器2−2乃至2−4の信号
処理装置4−2乃至4−4の構成とはともに同じもので
ある。なお、第2の実施例において、それぞれの中継器
2−1乃至2−4の筐体に設けられるID番号表示部3
6は、例えば、7セグメントのLED等からなるフレキ
シブルな表示器を採用している。この場合、第2の実施
例においては、本体装置1側の信号送信部16、送受信
号切換部18の送信側部分、ID番号一致検出部20、
受信信号解析部21、ID番号記憶部22、送信信号形
成部23、ID番号設定指令部35が全体として番号指
令部を構成しており、第1乃至第4中継器2−1乃至2
−4側の受信信号解析部31とID番号記憶部32が番
号設定部を構成している。
【0058】ここで、前記構成に係わる第2実施例の盗
難監視装置の動作を、図1(a)、(b)、図4及び図
5を用いて説明する。
【0059】本体装置1に第1乃至第4中継器2−1乃
至2−4を、図1(a)に図示されるように順次接続
し、さらに、第1乃至第4中継器2−1乃至2−4の信
号処理装置4−1乃至4−4内のタグ状態監視部33に
それぞれ複数個のタグ34−1乃至34−4を接続した
後、盗難監視装置に電源を投入し、動作を開始させる。
【0060】盗難監視装置の動作の開始直後、即ち、起
動時に、本体装置1の信号処理装置3は、制御部19の
制御により送受信号切換部18を送信側に切換え、第1
乃至第4中継器2−1乃至2−4の信号処理装置4−1
乃至4−4は、制御部27の制御により、第1送受信号
切換部24−1を受信側に、第2送受信号切換部24−
2を送信側にそれぞれ切換える。
【0061】続いて、本体装置1の信号処理装置3は、
ID番号一致検出部20、受信信号解析部21、ID番
号記憶部22の助けを借りて、ID番号設定指令部35
が第1中継器2−1を宛先とし、かつ、第1中継器2−
1を1番のID番号(子機番号に相当する)に設定する
番号設定命令を作成し、当該番号設定命令に基づいて送
信信号発生部15が番号設定命令を発生する。このと
き、番号設定命令信号は、信号送信部16と送信側に切
換えられている送受信号切換部18をそれぞれ通して第
1フォトカップラ9に供給され、この第1フォトカップ
ラ9から第1接続線8−1を通して電流信号として次続
の第1中継器2−1の第1フォトカップラ11に伝送さ
れ、第1フォトカップラ11から信号処理装置4−1に
供給される。
【0062】次に、第1中継器2−1において、第1フ
ォトカップラ11から供給された番号設定命令信号は、
受信側に切換えられている第1送受信号切換部24−1
から信号受信部25−1に供給され、信号受信部25−
1から信号転送部28に供給される。このとき、信号転
送部28は、制御部27の制御により供給された番号設
定命令信号をID番号一致検出部30を介して受信信号
解析部31に供給し、受信信号解析部31は供給された
番号設定命令信号から自己の中継器に割当られるID番
号(1番)を抽出し、このID番号(1番)をID番号
記憶部32に供給して記憶させるとともに、第1中継器
2−1の筐体に設けられているID番号表示部36に伝
送させ、そこに1番のID番号を表示させる。かかる動
作が終了すると、受信信号解析部31の駆動により送信
信号形成部29は、送信信号形成部29からID番号の
設定が完了したことを示す設定完了信号と、第2中継器
2−2を宛先とし、かつ、第2中継器2−2を2番のI
D番号(子機番号に相当する)に設定する新番号設定命
令信号とを発生し、それぞれ信号転送部28に供給す
る。そして、信号転送部28において、設定完了信号
は、信号転送部28から第1信号送信部26−1及び制
御部27の制御により既に送信側に切換わっている第1
送受信号切換部24−1をそれぞれ通して第2フォトカ
ップラ12に供給され、この第2フォトカップラ12か
ら第1接続線8−1を通して電流信号として次続の本体
装置1の第2フォトカップラ10に伝送され、第2フォ
トカップラ10から信号処理装置3に供給される。一
方、新番号設定命令信号は、信号転送部28から送信側
に切換わっている第2送受信号切換部24−2をそれぞ
れ通して第1フォトカップラ13に供給され、この第1
フォトカップラ13から第2接続線8−2を通して電流
信号として次続の第2中継器2−2側に伝送される。
【0063】次いで、第2中継器2−2においては、新
番号設定命令信号が供給されると、第1中継器2−1に
番号設定命令信号が供給されたときの動作と同じ動作が
行われ、2番のID番号がID番号記憶部32に記憶さ
れ、かつ、第2中継器2−2の筐体に設けられているI
D番号表示部36に2番のID番号が表示されると、設
定完了信号が第1中継器2−1側に送信され、同時に、
次続の第3中継器2−3を3番のID番号に設定する新
番号設定命令信号が第3中継器2−3側に送信される。
以下、第3中継器2−3、第4中継器2−4において
も、第1中継器2−1で行われる動作と同じ動作が順次
行われ、第3中継器2−3のID番号記憶部32に3番
のID番号が記憶設定されるとともに、ID番号表示部
35に3番のID番号が表示され、第4中継器2−4に
も、同様のID番号の記憶設定とID番号の表示が行わ
れる。このようにして、第1乃至第4中継器2−1乃至
2−4には、それらに固有のID番号(子機番号)が記
憶設定され、かつ、筐体にID番号(子機番号)が表示
される。
【0064】この場合、第1乃至第4中継器2−1乃至
2−4は、本体装置1と反対側の次続の中継器に新番号
設定命令信号を送信すると、制御部27は、第2送受信
号切換部24−2を受信側に、第1送受信号切換部24
−1を送信側にそれぞれ切換えるとともに、所定の時間
にセットされているタイマー部27tを働かせる。そし
て、タイマー部27tが働いてから所定の時間が経過す
るまでの間に、本体装置1と反対側の次続の中継器側か
ら設定完了信号が供給されると、この設定完了信号を第
2信号受信部25−2、信号転送部28、第1信号送信
部26−1をそれぞれ通して本体装置1側に伝送送信さ
せる。一方、タイマー部27tが働いてから所定の時間
が経過しても、本体装置1と反対側の次続の中継器側か
ら設定完了信号が供給されないとき、受信信号解析部3
1の駆動により送信信号形成部29は、自己の中継器が
順次接続された最終の中継器であることを示すために、
自己のID番号を最終中継器(子機)番号信号として本
体装置1側に送信する。
【0065】このとき、本体装置1においては、第1乃
至第4中継器2−1乃至2−4からそれぞれ設定完了信
号が順次送られてきたとき、及び、第1乃至第4中継器
2−1乃至2−4のいずれかから最終中継器(子機)番
号信号が送られてきたときに、これら設定完了信号及び
最終中継器(子機)番号信号は、信号受信部17、ID
番号一致検出部20をそれぞれ通して受信信号解析部2
1に供給される。受信信号解析部21においては、供給
される設定完了信号によって第1乃至第4中継器2−1
乃至2−4のそれぞれに固有のID番号が設定されてい
ることを知り、また、最終中継器(子機)番号信号から
本体装置1に接続されている中継器の台数を知ることが
できる。
【0066】この第2の実施例において、第1乃至第4
中継器2−1乃至2−4に対する固有のID番号の設定
が行われた後は、既に述べた第1の実施例で実行される
動作と同じ動作が実行され、第1の実施例と同様に、複
数個のタグ34−1乃至34−4による盗難監視が行わ
れる。
【0067】このように、第2の実施例によれば、盗難
監視装置の起動時に、各中継器2−1乃至2−4には、
本体装置1または本体装置1側に隣接接続された中継器
2−1乃至2−3からそれぞれ番号設定指令信号が供給
され、その番号設定指令信号により自己のID番号(子
機番号)が付与設定されるとともに、付与設定されたI
D番号(子機番号)が中継器の筐体の表示部36に表示
されるので、中継器(子機)の製造時に1つづつ固有の
ID番号(子機番号)を付与設定したり、そのID番号
(子機番号)を表す番号シールを筐体に貼る作業を行う
必要がなくなり、全ての中継器(子機)を同一製造工程
で製造できるため、製造時に大幅なコストダウンを図る
ことができ、しかも、各中継器(子機)に付与設定する
際のID番号(子機番号)の付与ミスの発生を防ぐこと
ができる。
【0068】次いで、図6は、図1(a)、(b)に図
示された本体装置の信号処理装置における第3の実施例
を示すブロック構成図であり、図7は、図6に図示され
た構成の一部の具体的な回路構成を示す詳細構成図であ
り、図8は、図1(a)、(b)に図示された各中継器
の信号処理装置における第3の実施例を示すブロック構
成図である。そして、本例は、信号処理装置と次続の中
継器との間、この中継器と次続の中継器との間をそれぞ
れ各別の接続線(接続ケーブル)によって接続し、これ
ら接続線(接続ケーブル)に電圧信号を伝送させるよう
にした例を示すものである。
【0069】ここで、図6に図示された第3の実施例に
よる本体装置1の信号処理装置3’と、図2に図示され
た第1の実施例による本体装置1の信号処理装置3との
構成の違いは、第3の実施例が信号送信部16の出力端
及び信号受信部17の入力端に接続線42−1を直接接
続し、信号送信部16の入力端及び信号受信部17の出
力端に送受信号切換部18を接続しているのに対し、第
1の実施例が信号送信部16の出力端及び信号受信部1
7の入力端に送受信号切換部18を接続し、この送受信
号切換部18にフォトカップラ9、10を介してループ
状の接続線8−1を接続している点と、前記構成の違い
に関連して、第3の実施例が電圧信号を伝送させるのに
対し、第1の実施例が電流信号を伝送させる点だけであ
って、その他に、第3の実施例と第1の実施例との間に
構成上の違いはない。このため、図6に図示された信号
処理装置3’の全体構成については、これ以上の詳しい
説明を省略する。
【0070】ところで、図7に示されるように、第3の
実施例において、信号送信部16は、インバータ38−
2とその出力端に接続されたエミッタ接地トランジスタ
40とを備え、トランジスタ40のコレクタに接続線
(接続ケーブル)42−1が接続された構成のものであ
り、信号受信部17は、負帰還抵抗を有するオペアンプ
39を備え、オペアンプ39の非反転入力に接続線(接
続ケーブル)42−1が、反転入力にバイアス抵抗41
−1、41−2がそれぞれ接続された構成のものであ
り、送受信号切換部18は、入力端が送信信号形成部2
3に、出力端がインバータ38−2の出力端にそれぞれ
接続された第1の可制御インバータ37−1と、入力端
がオペアンプ39の出力端に、出力端がID番号一致検
出部20にそれぞれ接続された第2の可制御インバータ
37−2と、出力端が第2の可制御インバータ37−2
の制御端に、入力端が第1の可制御インバータ37−1
の制御端とともに制御部19にそれぞれ接続されたイン
バータ38−1とを備えた構成のものである。
【0071】そして、制御部19の制御により、第1の
可制御インバータ37−1が動作状態にあるとき(この
とき、第2の可制御インバータ37−2は非動作状態に
ある)、送信信号形成部23からの送信信号は、第1の
可制御インバータ37−1、インバータ38−2を介し
てトランジスタ40に伝送され、そのコレクタから接続
線(接続ケーブル)42−1を介して電圧信号として次
続の中継器(図7には図示されていない)に供給され
る。一方、制御部19の制御により、第2の可制御イン
バータ37−2が動作状態にあるとき(このとき、第1
の可制御インバータ37−1は非動作状態にある)、次
続の中継器から接続線(接続ケーブル)42−1を介し
て供給された電圧信号は、オペアンプ39、第2の可制
御インバータ37−2を介して受信信号としてID番号
一致検出部20に供給される。
【0072】この他に、図6に図示された第3の実施例
による本体装置1の信号処理装置3’の動作と、図2に
図示された第1の実施例による本体装置1の信号処理装
置3の動作とは、実質的に変わりがないので、第3の実
施例による信号処理装置3’の動作については、これ以
上の説明を省略する。
【0073】また、図8に図示された第3の実施例によ
る各中継器2−1乃至2−4の信号処理装置4−1’
と、図3に図示された第1の実施例による各中継器2−
1乃至2−4の信号処理装置4−1との構成の違いは、
第3の実施例が信号送信部26−1の出力端及び信号受
信部25−1の入力端に接続線(接続ケーブル)42−
1を、信号送信部26−2の出力端及び信号受信部25
−2の入力端に接続線(接続ケーブル)42−2をそれ
ぞれ直接接続し、信号送信部26−1の入力端及び信号
受信部25−1の出力端に送受信号切換部24−1を、
信号送信部26−2の入力端及び信号受信部25−2の
出力端に送受信号切換部24−2をそれぞれ接続してい
るのに対し、第1の実施例が信号送信部26−1の出力
端及び信号受信部25−1の入力端に送受信号切換部2
4−1を、信号送信部26−2の出力端及び信号受信部
25−2の入力端に送受信号切換部24−2をそれぞれ
接続し、送受信号切換部24−1にフォトカップラ1
1、12を介してループ状の接続線8−1を、送受信号
切換部24−2にフォトカップラ13、14を介してル
ープ状の接続線8−2をそれぞれ接続している点と、前
記構成の違いに関連して、第3の実施例が電圧信号を伝
送させるのに対し、第1の実施例が電流信号を伝送させ
る点だけであって、その他に、第3の実施例の信号処理
装置4−1’と第1の実施例の信号処理装置4−1との
間に構成上の違いはない。このため、図8に図示された
第3の実施例の信号処理装置4−1’の構成について
は、これ以上の詳しい説明を省略する。
【0074】また、第3の実施例の信号処理装置4−
1’の動作は、実質的に、既に述べた第1の実施例の信
号処理装置4−1の動作と殆んど同じであるので、この
第3の実施例の信号処理装置4−1’の動作について
も、これ以上の詳しい説明を省略する。
【0075】この第3の実施例によれば、信号伝送にフ
ォトカップラ9乃至14を必要としない接続線(接続ケ
ーブル)42−1、42−2を用いており、この接続線
(接続ケーブル)42−1、42−2を介して電圧信号
を伝送させるようにしているので、電流信号伝送を行っ
ている第1の実施例に比べると、ノイズ特性はやや劣る
ものの、信号伝送装置を安価に構成できるという利点が
ある。
【0076】なお、前述の各実施例においては、信号伝
送装置が盗難防止装置である場合を例に挙げて説明した
が、本発明による信号伝送装置は、盗難防止装置に適用
する場合に限られるものではなく、盗難防止装置に類似
の他の装置にも同様に適用できることは明らかである。
【0077】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の発明によれば、親機(本体装置1)とそれに隣接
接続され1つの子機(第1中継器2−1)との間、及
び、2つの隣接接続された子機(第1乃至第4中継器2
−1乃至2−4)との間に、それぞれ各別のループ状の
接続線8−1乃至8−5が接続され、電流信号の伝送
は、各別のループ状の接続線8−1乃至8−5による隣
接接続された親機(本体装置1)と1つの子機(第1中
継器2−1)及び子機同志(第1乃至第4中継器2−1
乃至2−4)間において順次行われるものであり、各ル
ープ状の接続線8−1乃至8−5内には電流源15とと
もに2つずつのフォトトランジスタとLEDが接続され
ているだけである。そして、各ループ状の接続線8−1
乃至8−5を駆動する電流源15は、2つづつのフォト
トランジスタとLEDの電圧降下を考慮すればよいの
で、10V程度の低い電圧を発生するもので足り、しか
も、2つのLEDを定電流で発光駆動すればよいので、
20mA程度の少ない電流を発生するもので足りるもの
である。
【0078】このように、請求項1に記載の発明によれ
ば、既知のこの種の信号伝送装置のように、高電圧かつ
大電流を発生するような大きな電力容量を持つ電流源を
必要としないで済むという効果があり、かつ、親機(本
体装置1)に接続される子機(第1乃至第4中継器2−
1乃至2−4)の数や各ループ状の接続線8−1乃至8
−5の長さに大きな制限がなく、信号伝送装置の全長を
考慮することなく所望の信号伝送装置を構成できるとい
う効果もある。
【0079】また、請求項2に記載の発明によれば、信
号伝送装置の起動時に、親機(本体装置1)から順番
に、それぞれ隣接接続される第1乃至第4子機(第1乃
至第4中継器2−1乃至2−4)に番号設定指令信号ま
たは新番号設定指令信号を送信し、それにより第1乃至
第4子機親機(第1乃至第4中継器2−1乃至2−4)
に親機(本体装置1)からの接続順を示す子機番号(I
D番号)をそれぞれ付与設定させ、同時に、その子機番
号(ID番号)を筐体に設けた表示部36に表示させる
ようにしており、第1乃至第4子機親機(第1乃至第4
中継器2−1乃至2−4)に子機番号(ID番号)を設
定した後、第1乃至第4子機(第1乃至第4中継器2−
1乃至2−4)側から親機(本体装置1)に、最終接続
される子機(中継器)の子機番号(ID番号)が供給さ
れるものである。
【0080】このように、請求項2に記載の発明によれ
ば、それぞれの子機(中継器)に固有の子機番号(ID
番号)を設定付与したり、子機番号(ID番号)を表す
番号シールを筐体に貼る作業を行う必要がなくなるの
で、全ての子機(中継器)を同一製造工程で製造するこ
とができ、製造時に大幅なコストダウンを図ることがで
きるという効果があり、しかも、各子機(中継器)に子
機番号(ID番号)を付与設定する際のID番号(子機
番号)の付与ミスの発生を防ぐことができるという効果
もあり、その上に、親機(本体装置1)側において、最
終接続される子機(中継器)の子機番号(ID番号)に
供給により、親機(本体装置1)に接続されている子機
(中継器)の数を知ることができるという効果もある。
【0081】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
親機(本体装置1)とそれに隣接接続され1つの子機
(第1中継器2−1)との間、及び、2つの隣接接続さ
れた子機(第1乃至第4中継器2−1乃至2−4)との
間に、それぞれ各別の接続線42−1乃至42−2が接
続され、電圧信号の伝送は、各別の接続線42−1乃至
42−5による隣接接続された親機(本体装置1)と1
つの子機(第1中継器2−1)及び子機同志(第1乃至
第4中継器2−1乃至2−4)間において順次行われる
ものであって、大きな駆動電圧を必要とすることなし
に、電圧信号を伝送させるようにしている。
【0082】このように、請求項5に記載の発明によれ
ば、既知のこの種の信号伝送装置のように、多数のフォ
トカップラを用いる必要がなく、しかも、大きな駆動電
圧を用いる必要もないので、既知のこの種の信号伝送装
置に比べて、製造コストを安くすることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる信号伝送装置の一実施例を示す
概要構成図及び部分構成図である。
【図2】図1(a)、(b)に図示された本体装置の信
号処理装置における第1の実施例を示すブロック構成図
である。
【図3】図1(a)、(b)に図示された各中継器の信
号処理装置における第1の実施例を示すブロック構成図
である。
【図4】図1(a)、(b)に図示された本体装置の信
号処理装置における第2の実施例を示すブロック構成図
である。
【図5】図1(a)、(b)に図示された各中継器の信
号処理装置における第2の実施例を示すブロック構成図
である。
【図6】図1(a)、(b)に図示された本体装置の信
号処理装置における第3の実施例を示すブロック構成図
である。
【図7】図6に図示された本体装置の信号処理装置にお
ける一部の構成の詳細を示す回路構成図である。
【図8】図1(a)、(b)に図示された各中継器の信
号処理装置における第3の実施例を示すブロック構成図
である。
【図9】既知の直列式信号伝送装置の一例を示す概要構
成図である。
【図10】既知の並列式信号伝送装置の一例を示す概要
構成図である。
【符号の説明】
1 本体装置(親機) 2−1 第1中継器(第1子機) 2−2 第2中継器(第2子機) 2−3 第3中継器(第3子機) 2−4 第4中継器(第4子機) 3、3’4−1〜4−4、4−1’ 信号処理装置 5 信号伝送端 6−1〜6−4 第1信号伝送端 7−1〜7−3 第2信号伝送端 8−1〜8−5 ループ状の接続線 9、11、13 第1フォトカップラ 10、12、14 第2フォトカップラ 9−1、10−2、11−1、12−2、13−1、1
4−2 発光ダイオード(LED) 9−2、10−1、11−2、12−1、13−2、1
4−1 フォトトランジスタ 15 電流源 16 信号送信部 17 信号受信部 18 送受信号切換部 19、27 制御部 19t、27t タイマー部 20、30 ID番号一致検出部 21、31 受信信号解析部 22、32 ID番号記憶部 23、29 送信信号形成部 24−1 第1送受信号切換部 24−2 第2送受信号切換部 25−1 第1信号受信部 25−2 第2信号受信部 26−1 第1信号送信部 26−2 第2信号送信部 28 信号転送部 33 タグ状態監視部 34−1〜34−4 タグ 35 ID番号設定指令部 36 ID番号表示部 37−1、37−2 可制御インバータ 38−1、38−2 インバータ 39 オペアンプ 40 トランジスタ 41−1、41−2 バイアス設定抵抗 42−1、42−2 接続線(接続ケーブル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 13/22 25/01 H04B 10/135 10/13 10/12 (72)発明者 木内 慎 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のフォトカップラからなる信号伝送
    端を有する親機と、それぞれ一対のフォトカップラから
    なる第1及び第2信号伝送端を有する1つ以上の子機
    と、前記親機と1つの子機及び前記1つ以上の子機にお
    ける対向した信号伝送端間を順次結合するループ状の接
    続線とからなり、前記親機は、全体の制御を行う制御部
    と、前記1つ以上の子機のいずれか宛ての電流信号を送
    信する信号発生部と、前記1つ以上の子機のいずれかか
    らの電流信号を処理する信号処理部とを備え、前記1つ
    以上の子機は、全体の制御を行う制御部と、第1信号伝
    送端に供給される電流信号の宛先を判定する宛先信号判
    定部と、前記宛先信号判定部の判定結果に基づき、前記
    第1信号伝送端に供給される電流信号が自機宛であると
    きにこの電流信号を取り込み、一方、前記電流信号が他
    機宛であるときにこの電流信号を前記第2信号伝送端に
    転送し、かつ、前記第2信号伝送端に供給される電流信
    号を前記第1信号伝送端に転送する信号転送部とを備え
    ていることを特徴とする信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 一対のフォトカップラからなる信号伝送
    端を有する親機と、それぞれ一対のフォトカップラから
    なる第1及び第2信号伝送端を有する1つ以上の子機
    と、前記親機と1つの子機及び前記1つ以上の子機にお
    ける対向した信号伝送端間を順次結合するループ状の接
    続線とからなり、前記親機は、全体の制御を行う制御部
    と、装置の起動時に前記1つ以上の子機に番号設定指令
    信号を送信する番号指令部と、前記1つ以上の子機のい
    ずれかからの返信信号を受信する返信信号受信部とを備
    え、前記1つ以上の子機は、全体の制御を行う制御部
    と、前記第1信号伝送端に供給される前記番号設定指令
    信号に基づき当該子機の前記親機からの接続順を示す子
    機番号を自機に設定する番号設定部と、前記番号設定部
    で設定された子機番号を表示する表示部とを備えている
    ことを特徴とする信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記1つ以上の子機は、前記番号設定部
    で自機の子機番号が設定された際に、設定完了信号を発
    生してこの設定完了信号を前記第1信号伝送端から送信
    する完了信号発生部と、同じく自機の子機番号が設定さ
    れた際に、新たな番号設定指令信号を発生してこの新た
    な番号設定指令信号を前記第2信号伝送端から送信する
    新番号指令部とを備えていることを特徴とする請求項2
    に記載の信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記1つ以上の子機における完了信号発
    生部は、前記新番号指令部が新たな自動番号設定指令信
    号を前記第2信号伝送端から送信した後、一定時間内
    に、前記第2信号伝送端に設定完了信号が供給されない
    とき、子機番号を前記第1信号伝送端から送信すること
    を特徴とする請求項3に記載の信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 信号送信部及び信号受信部からなる信号
    伝送端を有する親機と、それぞれ信号送信部及び信号受
    信部からなる第1及び第2信号伝送端を有する1つ以上
    の子機と、前記親機と1つの子機及び前記1つ以上の子
    機における対向した信号伝送端間を順次結合する接続線
    とからなり、前記親機は、全体の制御を行う制御部と、
    前記1つ以上の子機のいずれか宛ての電圧信号を送信す
    る信号発生部と、前記1つ以上の子機のいずれかからの
    電圧信号を処理する信号処理部とを備え、前記1つ以上
    の子機は、全体の制御を行う制御部と、第1信号伝送端
    に供給される電圧信号の宛先を判定する宛先信号判定部
    と、前記宛先信号判定部の判定結果に基づき、前記第1
    信号伝送端に供給される電圧信号が自機宛であるときに
    この電圧信号を取り込み、一方、前記電圧信号が他機宛
    であるときにこの電圧信号を前記第2信号伝送端に転送
    し、かつ、前記第2信号伝送端に供給される電圧信号を
    前記第1信号伝送端に転送する信号転送部とを備えてい
    ることを特徴とする信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記親機は、複数個のタグによって盗難
    監視を行う盗難監視装置の本体装置であり、前記1つ以
    上の子機は、前記複数個のタグが接続された中継器であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5に記載の信号伝送装
    置。
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