JPH08299725A - 集塵用濾過布の製造方法 - Google Patents
集塵用濾過布の製造方法Info
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- JPH08299725A JPH08299725A JP7129400A JP12940095A JPH08299725A JP H08299725 A JPH08299725 A JP H08299725A JP 7129400 A JP7129400 A JP 7129400A JP 12940095 A JP12940095 A JP 12940095A JP H08299725 A JPH08299725 A JP H08299725A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極細繊維よりなる不織布シートとニードルフ
ェルトとをニードルパンチングにより一体化して濾過布
を得たときに、不織布シート面にできる針穴を塞いで表
面平滑性を向上させるとともに、微細粒子の表面捕捉性
を損なわない濾過布の製造方法を提供する。 【構成】 極細繊維よりなる不織布シートと、ニードル
フェルトとを積層し、ニードルパンチングにより一体化
し、該ニードルパンチング時に前記不織布シート面に残
る針穴を熱により縮小させるか、該針穴を通して不織布
シート面に突出したニードルフェルトの構成繊維を溶融
することにより針穴を閉塞させる。
ェルトとをニードルパンチングにより一体化して濾過布
を得たときに、不織布シート面にできる針穴を塞いで表
面平滑性を向上させるとともに、微細粒子の表面捕捉性
を損なわない濾過布の製造方法を提供する。 【構成】 極細繊維よりなる不織布シートと、ニードル
フェルトとを積層し、ニードルパンチングにより一体化
し、該ニードルパンチング時に前記不織布シート面に残
る針穴を熱により縮小させるか、該針穴を通して不織布
シート面に突出したニードルフェルトの構成繊維を溶融
することにより針穴を閉塞させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に集塵用のバグフィ
ルターとして使用される濾過布、特に、微粒子集塵に好
適で、ダストによる濾布の目詰まりがなく、かつ、ダス
トの払い落とし性に優れ、長期間低く安定した濾布圧損
を示す濾過布の製造方法に関するものである。
ルターとして使用される濾過布、特に、微粒子集塵に好
適で、ダストによる濾布の目詰まりがなく、かつ、ダス
トの払い落とし性に優れ、長期間低く安定した濾布圧損
を示す濾過布の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バグフィルター用の濾過布として
主に織布やフェルトが使用されていたが、これらは強度
・形態保持性については充分であるものの、染料・セメ
ント・トナーといった微粒子の集塵は難しく、目詰まり
を起こして濾布の圧力損失が増大する傾向にあった。
主に織布やフェルトが使用されていたが、これらは強度
・形態保持性については充分であるものの、染料・セメ
ント・トナーといった微粒子の集塵は難しく、目詰まり
を起こして濾布の圧力損失が増大する傾向にあった。
【0003】そこで本発明者らは、特開平3−6071
2号公報に示したように、ニードルフェルトの表面に
0.2d以下の平均繊度をもった極細繊維からなる不織
布シートを点接着し、微粒子による目詰まり防止と強度
・形態保持性を両立させた集塵用濾過布を提案した。
2号公報に示したように、ニードルフェルトの表面に
0.2d以下の平均繊度をもった極細繊維からなる不織
布シートを点接着し、微粒子による目詰まり防止と強度
・形態保持性を両立させた集塵用濾過布を提案した。
【0004】この特開平3−60712号公報のもの
は、不織布シートとニードルフェルトとを積層一体化す
る方法として、熱可塑性若しくは熱硬化性の樹脂接着剤
を接合面に散布或いはスクリーン塗布した後に点接着す
る方法、または、ホットメルト型の網状・不織布状のバ
インダーを両者の間に挟んで接着する方法、さらに、接
着剤を用いずにニードルフェルトの表層を溶融して点接
着する方法を採用していた。
は、不織布シートとニードルフェルトとを積層一体化す
る方法として、熱可塑性若しくは熱硬化性の樹脂接着剤
を接合面に散布或いはスクリーン塗布した後に点接着す
る方法、または、ホットメルト型の網状・不織布状のバ
インダーを両者の間に挟んで接着する方法、さらに、接
着剤を用いずにニードルフェルトの表層を溶融して点接
着する方法を採用していた。
【0005】これらの樹脂接着剤、不織布状バインダー
やニードルフェルトの表層を溶融させて不織布シートと
ニードルフェルトを接着する方法は、不織布シートとニ
ードルフェルトとの接着強度が未だ不充分である場合が
あり、均一接着をするための製造技術上の問題、或いは
ホットメルトバインダーの使用によるコストアップとい
った問題が生じていた。
やニードルフェルトの表層を溶融させて不織布シートと
ニードルフェルトを接着する方法は、不織布シートとニ
ードルフェルトとの接着強度が未だ不充分である場合が
あり、均一接着をするための製造技術上の問題、或いは
ホットメルトバインダーの使用によるコストアップとい
った問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
不織布シートとニードルフェルトを積層し、ニードルパ
ンチングにより一体化することにより接着力が強く、層
間剥離のない耐久性に優れた濾過布を得ることを見出し
た。
不織布シートとニードルフェルトを積層し、ニードルパ
ンチングにより一体化することにより接着力が強く、層
間剥離のない耐久性に優れた濾過布を得ることを見出し
た。
【0007】ところが、ニードルパンチングにより不織
布シートとニードルフェルトとを一体化した場合には不
織布シート面に針穴が残り、表面の平滑性が悪くなった
ばかりでなく、極細繊維からなる不織布シートの特徴で
ある微細粒子の表面捕捉性を損なう結果となっていた。
布シートとニードルフェルトとを一体化した場合には不
織布シート面に針穴が残り、表面の平滑性が悪くなった
ばかりでなく、極細繊維からなる不織布シートの特徴で
ある微細粒子の表面捕捉性を損なう結果となっていた。
【0008】本発明は上記の点に鑑み、極細繊維からな
る不織布シートとニードルフェルトとをニードルパンチ
ングにより一体化して濾過布を得たときに、不織布シー
ト面にできる針穴を塞いで表面平滑性を向上させるとと
もに、微細粒子の表面捕捉性を損なわない濾過布の製造
方法を提供することを目的としている。
る不織布シートとニードルフェルトとをニードルパンチ
ングにより一体化して濾過布を得たときに、不織布シー
ト面にできる針穴を塞いで表面平滑性を向上させるとと
もに、微細粒子の表面捕捉性を損なわない濾過布の製造
方法を提供することを目的としている。
【0009】また、他の目的は前記針穴の縮小を有効に
行うことのできる濾過布の製造方法を提供することにあ
る。さらに、他の目的は不織布シート面にできる針穴を
ニードルフェルトの構成繊維を利用して溶融閉塞させる
濾過布の製造方法を提供することにある。
行うことのできる濾過布の製造方法を提供することにあ
る。さらに、他の目的は不織布シート面にできる針穴を
ニードルフェルトの構成繊維を利用して溶融閉塞させる
濾過布の製造方法を提供することにある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は極細繊維より構成される不織布シートと、
ニードルフェルトとを積層し、ニードルパンチングによ
り一体化し、該ニードルパンチング時に前記不織布シー
ト面に残る針穴を熱により縮小できるように構成したも
のである。
め、本発明は極細繊維より構成される不織布シートと、
ニードルフェルトとを積層し、ニードルパンチングによ
り一体化し、該ニードルパンチング時に前記不織布シー
ト面に残る針穴を熱により縮小できるように構成したも
のである。
【0011】また、本発明は前記針穴を縮小させる熱
が、不織布シートを構成する繊維のガラス転位点以上、
融点以下の温度範囲内で、繊維を変質させることなく有
効に縮小処理ができるようにしている。
が、不織布シートを構成する繊維のガラス転位点以上、
融点以下の温度範囲内で、繊維を変質させることなく有
効に縮小処理ができるようにしている。
【0012】さらに、本発明は極細繊維より構成される
不織布シートと、ニードルフェルトとを積層し、ニード
ルパンチングにより一体化し、該ニードルパンチング時
に前記不織布シート面に残る針穴を、該針穴を通して不
織布シート面に突出したニードルフェルトの構成繊維を
溶融して閉塞させるように構成したものである。
不織布シートと、ニードルフェルトとを積層し、ニード
ルパンチングにより一体化し、該ニードルパンチング時
に前記不織布シート面に残る針穴を、該針穴を通して不
織布シート面に突出したニードルフェルトの構成繊維を
溶融して閉塞させるように構成したものである。
【0013】さらにまた、本発明は極細繊維より構成さ
れる不織布シートと、ニードルフェルトとを積層し、ニ
ードルパンチングにより一体化し、該ニードルパンチン
グ時に前記不織布シート面に残る針穴を熱により縮小さ
せるとともに、前記針穴を通して不織布シート面に突出
したニードルフェルトの構成繊維を溶融させるように構
成したものである。
れる不織布シートと、ニードルフェルトとを積層し、ニ
ードルパンチングにより一体化し、該ニードルパンチン
グ時に前記不織布シート面に残る針穴を熱により縮小さ
せるとともに、前記針穴を通して不織布シート面に突出
したニードルフェルトの構成繊維を溶融させるように構
成したものである。
【0014】上記の場合、不織布シートを構成する極細
繊維はその平均繊維径6.0μm以下のものが良い。ま
た、不織布シートのダメージを最小限に抑えるためのニ
ードルパンチングの条件としては針ゲージサイズが0.
75mm以下、バーブ形状のうちスロート深さが30μ
m以上であるニードル針を用いることが有効である。
繊維はその平均繊維径6.0μm以下のものが良い。ま
た、不織布シートのダメージを最小限に抑えるためのニ
ードルパンチングの条件としては針ゲージサイズが0.
75mm以下、バーブ形状のうちスロート深さが30μ
m以上であるニードル針を用いることが有効である。
【0015】さらにまた、前記不織布シート面に残る針
穴を縮小させる熱の掛け方として、熱風セット或いは熱
プレス法が適当である。さらに針穴を通して不織布シー
ト面に突出したニードルフェルトの構成繊維を溶融させ
る方法としては、該繊維の溶融温度以上に加熱した熱
板、熱ロールを突出した繊維に接触させるか、赤外線ヒ
ーターやバーナーなどを利用して加熱溶融させると良
い。
穴を縮小させる熱の掛け方として、熱風セット或いは熱
プレス法が適当である。さらに針穴を通して不織布シー
ト面に突出したニードルフェルトの構成繊維を溶融させ
る方法としては、該繊維の溶融温度以上に加熱した熱
板、熱ロールを突出した繊維に接触させるか、赤外線ヒ
ーターやバーナーなどを利用して加熱溶融させると良
い。
【0016】
【作用】極細繊維より構成される不織布シートと、ニー
ドルフェルトとを積層してニードルパンチングにより一
体化し、剥離強度を高くする反面、不織布シート面に針
穴を作るが、該針穴は熱、好ましくは不織布シートを構
成する繊維のガラス転位点以上、融点以下の温度範囲内
の熱を加えることにより縮小させるか、ニードルパンチ
ング時に針穴を通して不織布シート面に突出したニード
ルフェルトを構成する繊維を溶融させて針穴を閉塞させ
るか、これら両者の方法を併用することにより、不織布
シートの表面の平滑性の向上と微細粒子の表面捕捉性を
向上させることができる。
ドルフェルトとを積層してニードルパンチングにより一
体化し、剥離強度を高くする反面、不織布シート面に針
穴を作るが、該針穴は熱、好ましくは不織布シートを構
成する繊維のガラス転位点以上、融点以下の温度範囲内
の熱を加えることにより縮小させるか、ニードルパンチ
ング時に針穴を通して不織布シート面に突出したニード
ルフェルトを構成する繊維を溶融させて針穴を閉塞させ
るか、これら両者の方法を併用することにより、不織布
シートの表面の平滑性の向上と微細粒子の表面捕捉性を
向上させることができる。
【0017】
【実施例】次に、図面に基づいて説明する。本願濾過布
1は図1に示す如くニードルフェルト2の上面に極細繊
維からなる不織布シート3を積層し、ニードルパンチン
グにより一体化してなる。このニードルフェルト2は基
布5とその両面に積層した繊維バット4、4とをニード
ルパンチングにより予め一体化されている。
1は図1に示す如くニードルフェルト2の上面に極細繊
維からなる不織布シート3を積層し、ニードルパンチン
グにより一体化してなる。このニードルフェルト2は基
布5とその両面に積層した繊維バット4、4とをニード
ルパンチングにより予め一体化されている。
【0018】前記ニードルフェルト2と不織布シート3
とのニードルパンチングは、ニードル針Nを図2に示す
如くニードルフェルト2側から打ち込み、不織布シート
3へ一点鎖線の如く貫通するように行われる。即ち、ニ
ードル針Nが貫通すると、該針Nの周囲に形成されたバ
ーブBによりニードルフェルト2を構成する繊維6が係
留されて不織布シート3の表面にできる針穴7から突出
する。このニードルフェルト2の構成繊維6の貫通によ
りニードルフェルト2と不織布シート3との十分な接合
強度が得られることとなる。
とのニードルパンチングは、ニードル針Nを図2に示す
如くニードルフェルト2側から打ち込み、不織布シート
3へ一点鎖線の如く貫通するように行われる。即ち、ニ
ードル針Nが貫通すると、該針Nの周囲に形成されたバ
ーブBによりニードルフェルト2を構成する繊維6が係
留されて不織布シート3の表面にできる針穴7から突出
する。このニードルフェルト2の構成繊維6の貫通によ
りニードルフェルト2と不織布シート3との十分な接合
強度が得られることとなる。
【0019】前記ニードルフェルト2と不織布シート3
とを十分な接合強度をもって結合させ、かつ、針穴7を
可及的に小さくするための、ニードルパンチングの条件
として次の点を考慮する。
とを十分な接合強度をもって結合させ、かつ、針穴7を
可及的に小さくするための、ニードルパンチングの条件
として次の点を考慮する。
【0020】ニードル針Nのゲージサイズを0.75
mm以下(30番手)、好ましくは0.60mm以下
(36番手)のものを選択し、かつ、ニードル針Nのバ
ーブBのスロート深さが30μm以上、好ましくは、6
0μm以上のものを選択する。30μm未満ではニード
ルフェルトのバット繊維をバーブ内に捉える効果が小さ
く、接合強度が十分に得られないからである。
mm以下(30番手)、好ましくは0.60mm以下
(36番手)のものを選択し、かつ、ニードル針Nのバ
ーブBのスロート深さが30μm以上、好ましくは、6
0μm以上のものを選択する。30μm未満ではニード
ルフェルトのバット繊維をバーブ内に捉える効果が小さ
く、接合強度が十分に得られないからである。
【0021】不織布シート3とニードルフェルト2と
のニードルパンチング時の針打ち深さを確保するため、
ニードル針Nとして第1バーブを起点とした貫通深さが
3mm以上、好ましくは5mm以上にする。3mm未満
では接合強度が十分に得られないからである。
のニードルパンチング時の針打ち深さを確保するため、
ニードル針Nとして第1バーブを起点とした貫通深さが
3mm以上、好ましくは5mm以上にする。3mm未満
では接合強度が十分に得られないからである。
【0022】針打ち密度を100本/in2 以上、4
000本/in2 以下、好ましくは300本/in2 以
上、3000本/in2 以下とする。100本/in2
未満では十分な接合強度が得られず、逆に、4000本
/in2 を超えると接合強度は十分なものの、不織布シ
ートの微細繊維の構造を破損させ、微粒子捕捉性の低下
を招く虞れがあるからである。
000本/in2 以下、好ましくは300本/in2 以
上、3000本/in2 以下とする。100本/in2
未満では十分な接合強度が得られず、逆に、4000本
/in2 を超えると接合強度は十分なものの、不織布シ
ートの微細繊維の構造を破損させ、微粒子捕捉性の低下
を招く虞れがあるからである。
【0023】前記不織布シート3は極細繊維を得るのに
有効なメルトブロー法によって得られたシートが好まし
い。また、カーディングやニードリング等の機械的手
段、熱処理或いは溶融処理等の化学的手段によって極細
繊維層を形成する等の分割性繊維からなる不織布シート
も使用可能である。その目付けは30g/m2 以上であ
って150g/m2 以下が望ましい。30g/m2 未満
では強度が不足のためニードルパンチングによるダメー
ジが大きく、熱処理による針穴の縮小効果が小さい。1
50g/m2 を超えても微粒子捕捉性には特に影響はな
いがコストアップの原因となる。
有効なメルトブロー法によって得られたシートが好まし
い。また、カーディングやニードリング等の機械的手
段、熱処理或いは溶融処理等の化学的手段によって極細
繊維層を形成する等の分割性繊維からなる不織布シート
も使用可能である。その目付けは30g/m2 以上であ
って150g/m2 以下が望ましい。30g/m2 未満
では強度が不足のためニードルパンチングによるダメー
ジが大きく、熱処理による針穴の縮小効果が小さい。1
50g/m2 を超えても微粒子捕捉性には特に影響はな
いがコストアップの原因となる。
【0024】次に、前記ニードルパンチングによって不
織布シート3の表面にできた針穴7を縮小させる手段と
して、不織布シート3を熱により図3の符号11で示す
ように縮小させて針穴7を塞ぐようにする。この場合、
不織布シートを構成する繊維のガラス転位点以上、融点
以下の温度範囲の熱を不織布シート3に加える。この場
合、不織布シート3とニードルフェルト2とを同様に収
縮させてもよいが、不織布シート3の収縮がニードルフ
ェルト2より若干大きい方が針穴7の縮小効果が大きい
ことから、 (不織布シートの熱収縮率)≧(ニードルフェルトの熱
収縮率) となるようにするとよい。
織布シート3の表面にできた針穴7を縮小させる手段と
して、不織布シート3を熱により図3の符号11で示す
ように縮小させて針穴7を塞ぐようにする。この場合、
不織布シートを構成する繊維のガラス転位点以上、融点
以下の温度範囲の熱を不織布シート3に加える。この場
合、不織布シート3とニードルフェルト2とを同様に収
縮させてもよいが、不織布シート3の収縮がニードルフ
ェルト2より若干大きい方が針穴7の縮小効果が大きい
ことから、 (不織布シートの熱収縮率)≧(ニードルフェルトの熱
収縮率) となるようにするとよい。
【0025】また、前記ニードルパンチングによって不
織布シート3の表面にできた針穴7を閉塞させる手段と
して、該針穴を通して不織布シート面に突出したニード
ルフェルトの構成繊維6を溶融させて図4の如く蓋12
をするようにする。この場合において、不織布シート3
まで溶融するのを防ぐため、 (不織布シートの融点)>(ニードルフェルトの融点) となるように両繊維に融点の差を設けることが必要とな
る。例えばニードルフェルト2の繊維バット中に、不織
布シートの融点より低融点の複合繊維を混紡し、これを
ニードルパンチングによって不織布シート3の表面に突
出させるようにすると、上述した融点差を生ずることに
なり、より有効である。
織布シート3の表面にできた針穴7を閉塞させる手段と
して、該針穴を通して不織布シート面に突出したニード
ルフェルトの構成繊維6を溶融させて図4の如く蓋12
をするようにする。この場合において、不織布シート3
まで溶融するのを防ぐため、 (不織布シートの融点)>(ニードルフェルトの融点) となるように両繊維に融点の差を設けることが必要とな
る。例えばニードルフェルト2の繊維バット中に、不織
布シートの融点より低融点の複合繊維を混紡し、これを
ニードルパンチングによって不織布シート3の表面に突
出させるようにすると、上述した融点差を生ずることに
なり、より有効である。
【0026】なお、前記ニードルフェルト2の繊維バッ
ト4、4の繊維径は、不織布シート3の表面に突出した
繊維の熱処理を考慮して40μm以下、より好ましくは
20μm以下がよい。40μmを超えると熱処理効果が
低くなり、毛羽立ち易くもなり、払い落とし性に悪影響
を及ぼす結果となる。
ト4、4の繊維径は、不織布シート3の表面に突出した
繊維の熱処理を考慮して40μm以下、より好ましくは
20μm以下がよい。40μmを超えると熱処理効果が
低くなり、毛羽立ち易くもなり、払い落とし性に悪影響
を及ぼす結果となる。
【0027】前記熱収縮法は、熱風セット或いは熱プレ
ス法により不織布シート3のガラス転位点(TgN)以
上、融点(TmN)未満の温度範囲で面積収縮率5%以
上となるように収縮させることが肝要である。
ス法により不織布シート3のガラス転位点(TgN)以
上、融点(TmN)未満の温度範囲で面積収縮率5%以
上となるように収縮させることが肝要である。
【0028】ここで面積収縮率〔%〕は、 (収縮前面積−収縮後面積)/(収縮前面積)×100 で求められる。
【0029】熱プレス法では、不織布シート3と接触す
る熱板の温度をTaとし、ニードルフェルト2と接触す
る熱板の温度をTbとして、TaをTbより30°C以
上高くすることは、不織布シートの収縮を大きくし、そ
の緻密化を促進するうえで有効である。即ち、Ta≧T
b+30〔°C〕、TgN≦Ta<TmNとなる。
る熱板の温度をTaとし、ニードルフェルト2と接触す
る熱板の温度をTbとして、TaをTbより30°C以
上高くすることは、不織布シートの収縮を大きくし、そ
の緻密化を促進するうえで有効である。即ち、Ta≧T
b+30〔°C〕、TgN≦Ta<TmNとなる。
【0030】前記熱溶融法は、ニードルパンチングによ
って不織布シート側に突出したニードルフェルト側のバ
ット繊維を、その溶融温度以上に加熱した熱板、熱ロー
ルに接触させるか、赤外線ヒーターやバーナーなどを利
用して加熱溶融させるこによって針穴7に蓋する格好で
閉塞させる。
って不織布シート側に突出したニードルフェルト側のバ
ット繊維を、その溶融温度以上に加熱した熱板、熱ロー
ルに接触させるか、赤外線ヒーターやバーナーなどを利
用して加熱溶融させるこによって針穴7に蓋する格好で
閉塞させる。
【0031】なお、前記不織布シート3とニードルフェ
ルト2とを積層一体化して得られた濾過布の表面に従来
の樹脂加工、例えば強度を増すとかプリーツ成形加工が
できるよう硬仕上するといった処理を施すことは、不織
布シートの極細繊維によって形成される細孔を目詰まり
させない範囲であれば何の制約も受けないことは勿論で
ある。
ルト2とを積層一体化して得られた濾過布の表面に従来
の樹脂加工、例えば強度を増すとかプリーツ成形加工が
できるよう硬仕上するといった処理を施すことは、不織
布シートの極細繊維によって形成される細孔を目詰まり
させない範囲であれば何の制約も受けないことは勿論で
ある。
【0032】〔実施例−1〕ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)からなる基布100g/m2 の両面にPE
T短繊維(平均繊維径17.5μm)からなるカードウ
ェブ100g/m2づつを積層し、ニードルパンチング
して、目付け300g/m2 のPETニードルフェルト
を得た。
ト(PET)からなる基布100g/m2 の両面にPE
T短繊維(平均繊維径17.5μm)からなるカードウ
ェブ100g/m2づつを積層し、ニードルパンチング
して、目付け300g/m2 のPETニードルフェルト
を得た。
【0033】上記ニードルフェルトと目付け30g/m
2 、平均繊維径3.2μmのPET極細繊維不織布シー
トを積層し、ゲージサイズ:0.60mm(36番
手)、スロート深さ50μmのバーブ形状をもったニー
ドル針を用い、第1バーブを起点とした針深さ10m
m、針打ち密度600本/in2 の条件でニードルパン
チングを施して一体化した。
2 、平均繊維径3.2μmのPET極細繊維不織布シー
トを積層し、ゲージサイズ:0.60mm(36番
手)、スロート深さ50μmのバーブ形状をもったニー
ドル針を用い、第1バーブを起点とした針深さ10m
m、針打ち密度600本/in2 の条件でニードルパン
チングを施して一体化した。
【0034】その後、熱風乾燥機にて180°C×5分
間の熱セット、更に熱ロールカレンダーにて220°C
×2m/minのプレス処理を行なったところ、不織布
シート面の針穴は殆ど認められなくなった。プレス後の
濾過布密度0.3とした処理後の面積収縮率は9.8%
であった。また、得られた濾過布は不織布シート3とニ
ードルフェルト2との間の接合強度において、後記する
〔比較例−1〕に示した従来の点接着法の2倍以上の強
度を示し、耐久性が向上した。
間の熱セット、更に熱ロールカレンダーにて220°C
×2m/minのプレス処理を行なったところ、不織布
シート面の針穴は殆ど認められなくなった。プレス後の
濾過布密度0.3とした処理後の面積収縮率は9.8%
であった。また、得られた濾過布は不織布シート3とニ
ードルフェルト2との間の接合強度において、後記する
〔比較例−1〕に示した従来の点接着法の2倍以上の強
度を示し、耐久性が向上した。
【0035】集塵試験における粒子捕捉性(≒集塵効
率)は、極細繊維層の積層によって大幅に向上した。特
に、素材のニードルフェルトのみでは吹きもれ量が、1
4.40mg/m3 を記録した〔比較例−6〕に対して
約1/10に減少した。また、従来の点接着法で得た濾
過布〔比較例−1〕に比べても同等の性能を示した(図
5参照)。
率)は、極細繊維層の積層によって大幅に向上した。特
に、素材のニードルフェルトのみでは吹きもれ量が、1
4.40mg/m3 を記録した〔比較例−6〕に対して
約1/10に減少した。また、従来の点接着法で得た濾
過布〔比較例−1〕に比べても同等の性能を示した(図
5参照)。
【0036】〔実施例−2〕PET基布100g/m2
の両面にナイロン6短繊維(繊維径19.3μm)から
なるカードウェブ100g/m2 ずつ積層し、ニードル
パンチングして目付け300g/m2 のニードルフェル
トを得た。
の両面にナイロン6短繊維(繊維径19.3μm)から
なるカードウェブ100g/m2 ずつ積層し、ニードル
パンチングして目付け300g/m2 のニードルフェル
トを得た。
【0037】上記ニードルフェルトと、目付け30g/
m2 、平均繊維径3.2μmのPET極細繊維からなる
不織布シートとを積層し、上記実施例−1と同じニード
ルパンチング条件にて接合一体化した。
m2 、平均繊維径3.2μmのPET極細繊維からなる
不織布シートとを積層し、上記実施例−1と同じニード
ルパンチング条件にて接合一体化した。
【0038】その後、不織布シートの表面に突出したフ
ェルト側のバット繊維を230°Cに加熱した熱板に接
触させることにより加熱溶融せしめ、更に、熱ロールカ
レンダーにて160°C×2m/minのプレス処理を
施し、濾過布密度0.3とした。
ェルト側のバット繊維を230°Cに加熱した熱板に接
触させることにより加熱溶融せしめ、更に、熱ロールカ
レンダーにて160°C×2m/minのプレス処理を
施し、濾過布密度0.3とした。
【0039】処理後の面積収縮率は3.0%であった
が、毛羽の溶融処理によって不織布シート上に突出した
フェルト側のナイロン6繊維が溶融し、針穴7を塞ぐ効
果を示し、高い集塵効率を得た。
が、毛羽の溶融処理によって不織布シート上に突出した
フェルト側のナイロン6繊維が溶融し、針穴7を塞ぐ効
果を示し、高い集塵効率を得た。
【0040】〔実施例−3〕上記〔実施例−1〕と同じ
ニードルフェルトと不織布シートとを積層し、ゲージサ
イズ0.45mm、スロート深さ35μmのバーブ形状
をもったニードル針を用い、第1バーブを起点とした針
深さ8mm、針打ち密度1600本/in2のニードル
パンチングを施し、接合一体化した。これを上記〔実施
例−1〕と同じ条件で熱処理を行い、面積収縮率を9.
1%とした。
ニードルフェルトと不織布シートとを積層し、ゲージサ
イズ0.45mm、スロート深さ35μmのバーブ形状
をもったニードル針を用い、第1バーブを起点とした針
深さ8mm、針打ち密度1600本/in2のニードル
パンチングを施し、接合一体化した。これを上記〔実施
例−1〕と同じ条件で熱処理を行い、面積収縮率を9.
1%とした。
【0041】〔実施例−4〕PET基布100g/m2
の両面にPET短繊維とPET系の芯鞘型複合繊維(鞘
部分の融点140°C、商品名=ユメチカメルティー)
が50/50で混合されたカードウェブ100g/m2
(平均繊維径19.0μm)を積層し、ニードルパンチ
ングして、目付け300g/m2 のPETニードルフェ
ルトを得た。これに上記〔実施例−1〕と同じ不織布シ
ートを用い、同じニードル条件にてニードルパンチング
を施し接合一体化した。
の両面にPET短繊維とPET系の芯鞘型複合繊維(鞘
部分の融点140°C、商品名=ユメチカメルティー)
が50/50で混合されたカードウェブ100g/m2
(平均繊維径19.0μm)を積層し、ニードルパンチ
ングして、目付け300g/m2 のPETニードルフェ
ルトを得た。これに上記〔実施例−1〕と同じ不織布シ
ートを用い、同じニードル条件にてニードルパンチング
を施し接合一体化した。
【0042】熱処理も上記〔実施例−2〕と同様に行
い、処理後の面積収縮率は4.0%であった。得られた
濾過布は、不織布シート側に突出した低融点繊維の溶融
によって、針穴を塞ぐ効果が得られ、高い集塵効率と強
い接合強度が得られた。
い、処理後の面積収縮率は4.0%であった。得られた
濾過布は、不織布シート側に突出した低融点繊維の溶融
によって、針穴を塞ぐ効果が得られ、高い集塵効率と強
い接合強度が得られた。
【0043】〔比較例−1〕上記〔実施例−1〕と同じ
ニードルフェルトと不織布シートとを用い、両者の間に
ホットメルトメッシュ(PET系・目付け20g/
m2 、Tm160°C)を挟み、熱ロールプレスにて1
80°C×2m/minで点接着した。これにより得ら
れた濾過布の不織布シートとニードルフェルトとの間の
接合強度は0.6kg/5cmであった。
ニードルフェルトと不織布シートとを用い、両者の間に
ホットメルトメッシュ(PET系・目付け20g/
m2 、Tm160°C)を挟み、熱ロールプレスにて1
80°C×2m/minで点接着した。これにより得ら
れた濾過布の不織布シートとニードルフェルトとの間の
接合強度は0.6kg/5cmであった。
【0044】〔比較例−2〕ニードルフェルト、不織布
シート及びニードル針は、上記〔実施例−1〕と同じも
のを使い、ニードル条件は針深さ2mm(第1バーブ起
点から)、針打ち密度3000本/in2 にて接合し
た。熱処理は〔実施例−1〕と同様に行なって濾過布を
得た。この濾過布の層間接合強度は0.2kg/5cm
と低く、接合力としては不十分なものであった。
シート及びニードル針は、上記〔実施例−1〕と同じも
のを使い、ニードル条件は針深さ2mm(第1バーブ起
点から)、針打ち密度3000本/in2 にて接合し
た。熱処理は〔実施例−1〕と同様に行なって濾過布を
得た。この濾過布の層間接合強度は0.2kg/5cm
と低く、接合力としては不十分なものであった。
【0045】〔比較例−3〕ニードルフェルト、不織布
シート及びニードル針は、上記〔実施例−1〕と同じも
のを使い、ニードル条件は針深さ12mm(第1バーブ
起点から)、針打ち密度5000本/in2 にて接合一
体化し、〔実施例−1〕と同じ熱処理を施した。
シート及びニードル針は、上記〔実施例−1〕と同じも
のを使い、ニードル条件は針深さ12mm(第1バーブ
起点から)、針打ち密度5000本/in2 にて接合一
体化し、〔実施例−1〕と同じ熱処理を施した。
【0046】〔比較例−4〕上記〔実施例−1〕と同じ
ニードルフェルトと不織布シートとを同じニードル条件
にて接合一体化し、熱ロールカレンダーにて160°C
×2m/minのプレス処理を行なった。処理後の面積
収縮は3.0%であった。比較例−3は針打ち密度が大
きすぎるため不織布シートの繊維構造が損傷を受け、比
較例−4は収縮が少ないため不織布シートに針穴が残
り、集塵効率が低くなった。また、比較例−3は濾布圧
損が高い傾向を示した。
ニードルフェルトと不織布シートとを同じニードル条件
にて接合一体化し、熱ロールカレンダーにて160°C
×2m/minのプレス処理を行なった。処理後の面積
収縮は3.0%であった。比較例−3は針打ち密度が大
きすぎるため不織布シートの繊維構造が損傷を受け、比
較例−4は収縮が少ないため不織布シートに針穴が残
り、集塵効率が低くなった。また、比較例−3は濾布圧
損が高い傾向を示した。
【0047】〔比較例−5〕上記〔実施例−1〕と同じ
ニードルフェルトと、目付f10g/m2 、平均繊維径
3.2μmのPET極細繊維の不織布シートとを積層
し、〔実施例−1〕と同じニードル条件、熱処理条件で
加工した。かかる処理後の面積収縮率は9.8%であっ
たが、得られた濾過布は不織布シートの目付けが小さく
強度不足のため、ニードルパンチングによるダメージが
大きく、集塵効率が低下した。
ニードルフェルトと、目付f10g/m2 、平均繊維径
3.2μmのPET極細繊維の不織布シートとを積層
し、〔実施例−1〕と同じニードル条件、熱処理条件で
加工した。かかる処理後の面積収縮率は9.8%であっ
たが、得られた濾過布は不織布シートの目付けが小さく
強度不足のため、ニードルパンチングによるダメージが
大きく、集塵効率が低下した。
【0048】〔比較例−6〕上記〔実施例−1〕と同じ
ニードルフェルトを、〔実施例−1〕と同じ熱処理条件
にて処理し、〔実施例−1〕と同様の濾過布密度となる
よう調節した。このニードルフェルトのみの集塵効率は
図5に示すように低いものであった。
ニードルフェルトを、〔実施例−1〕と同じ熱処理条件
にて処理し、〔実施例−1〕と同様の濾過布密度となる
よう調節した。このニードルフェルトのみの集塵効率は
図5に示すように低いものであった。
【0049】次に、上記〔実施例−1〜4〕の本願濾過
布と、〔比較例−1〜6〕における濾過布を用いて、下
記条件にて濾過−払い落とし繰り返し試験を行い、濾布
圧損変化、ダスト吹きもれ量、集塵効率、ダスト払い落
とし率を算出し、その結果を図5に示す。
布と、〔比較例−1〜6〕における濾過布を用いて、下
記条件にて濾過−払い落とし繰り返し試験を行い、濾布
圧損変化、ダスト吹きもれ量、集塵効率、ダスト払い落
とし率を算出し、その結果を図5に示す。
【0050】〔濾過−払い落とし繰り返し試験〕 濾過風量 ;7.9×10-2m3 /min 濾過面積 ;1.7×10-2m2 ダスト ;JIS−10種粉体(フライアッシュ) パルス圧 ;4kg/cm2 パルス時間;0.5秒 試験方法 ;濾布圧力損失(ΔP):200mmH2 O
まで「濾過」を行った後、濾過を停止し、「パルス払い
落とし」を繰り返す。
まで「濾過」を行った後、濾過を停止し、「パルス払い
落とし」を繰り返す。
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】なお、図5には不織布シート3とニードル
フェルト2との間の接合強度をT形剥離試験法(JIS
−K6854)により測定した結果も併せて記載した。
フェルト2との間の接合強度をT形剥離試験法(JIS
−K6854)により測定した結果も併せて記載した。
【0055】
【発明の効果】以上の如く、本発明は極細繊維より構成
される不織布シートと、ニードルフェルトとを積層し、
ニードルパンチングにより一体化させるから、従来の点
接着法に比べてバインダーを使用しない分、安価で、し
かも接合力が強く、耐久性に優れた濾過布を低コストで
製造できるものである。
される不織布シートと、ニードルフェルトとを積層し、
ニードルパンチングにより一体化させるから、従来の点
接着法に比べてバインダーを使用しない分、安価で、し
かも接合力が強く、耐久性に優れた濾過布を低コストで
製造できるものである。
【0056】また、不織布シートとニードルフェルトと
をニードルパンチングにより結合させたときに前記不織
布シート面に残る針穴は熱により縮小させて塞ぐから、
表面平滑性が向上し、極細繊維からなる不織布シートの
もつ優れた微細粒子の表面捕捉性が得られる。
をニードルパンチングにより結合させたときに前記不織
布シート面に残る針穴は熱により縮小させて塞ぐから、
表面平滑性が向上し、極細繊維からなる不織布シートの
もつ優れた微細粒子の表面捕捉性が得られる。
【0057】更に、前記針穴を縮小処理する熱が、不織
布シートを構成する繊維のガラス転位点以上、融点以下
の温度範囲であるときは針穴の縮小効果をより高めるこ
とが可能となる。
布シートを構成する繊維のガラス転位点以上、融点以下
の温度範囲であるときは針穴の縮小効果をより高めるこ
とが可能となる。
【0058】さらにまた、本発明はニードルパンチング
時に前記不織布シート面に残る針穴を、該針穴を通して
不織布シート面に突出したニードルフェルトの構成繊維
を溶融して閉塞させるときは、ニードルパンチングによ
り不織布シート表面に突出したフェルト側の繊維を熱処
理して溶融することで表面の毛羽立ちを抑えることがで
き、耐久性が向上する上に、縮小処理する時と同様に針
穴を塞ぐことにより表面平滑性が向上し、極細繊維から
なる不織布シートのもつ優れた微細粒子の表面捕捉性が
得られるものである。特にフェルト中に低融点繊維を混
紡しておくと、より顕著な効果が期待できるものであ
る。
時に前記不織布シート面に残る針穴を、該針穴を通して
不織布シート面に突出したニードルフェルトの構成繊維
を溶融して閉塞させるときは、ニードルパンチングによ
り不織布シート表面に突出したフェルト側の繊維を熱処
理して溶融することで表面の毛羽立ちを抑えることがで
き、耐久性が向上する上に、縮小処理する時と同様に針
穴を塞ぐことにより表面平滑性が向上し、極細繊維から
なる不織布シートのもつ優れた微細粒子の表面捕捉性が
得られるものである。特にフェルト中に低融点繊維を混
紡しておくと、より顕著な効果が期待できるものであ
る。
【図1】本発明の実施例である濾過布を略示的に示す断
面図である。
面図である。
【図2】ニードルパンチングにより極細繊維からなる不
織布シートとニードルフェルトを接合した直後の針穴の
状態を略示的に示す断面図である。
織布シートとニードルフェルトを接合した直後の針穴の
状態を略示的に示す断面図である。
【図3】熱処理によって針穴が縮小した状態を略示的に
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】不織布シートの表面に突出したニードルフェル
ト側の繊維を溶融して針穴を塞いだ状態を略示的に示す
断面図である。
ト側の繊維を溶融して針穴を塞いだ状態を略示的に示す
断面図である。
【図5】実施例−1〜4及び比較例1〜6の濾過布を用
いて濾過−払い落とし繰り返し試験及び接合強度の剥離
試験結果を示す表である。
いて濾過−払い落とし繰り返し試験及び接合強度の剥離
試験結果を示す表である。
1 本願濾過布 2 ニードルフェルト 3 不織布シート 4 繊維バット 5 基布 6 不織布シート面に突出したニードルフェルトの構
成繊維 7 針穴 11 縮小された針穴 12 針穴を閉塞する蓋 N ニードル針 B バーブ
成繊維 7 針穴 11 縮小された針穴 12 針穴を閉塞する蓋 N ニードル針 B バーブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B01D 46/54 B01D 46/54
Claims (3)
- 【請求項1】 極細繊維より構成される不織布シート
と、ニードルフェルトとを積層し、ニードルパンチング
により一体化し、該ニードルパンチング時に前記不織布
シート面に残る針穴を熱により縮小させることを特徴と
する集塵用濾過布の製造方法。 - 【請求項2】 前記針穴を縮小処理する熱が、不織布シ
ートを構成する繊維のガラス転位点以上、融点以下の温
度範囲であることを特徴とする請求項1に記載の集塵用
濾過布の製造方法。 - 【請求項3】 極細繊維より構成される不織布シート
と、ニードルフェルトとを積層し、ニードルパンチング
により一体化し、該ニードルパンチング時に前記不織布
シート面に残る針穴を、該針穴を通して不織布シート面
に突出したニードルフェルトの構成繊維を溶融して閉塞
させることを特徴とする集塵用濾過布の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7129400A JPH08299725A (ja) | 1995-04-29 | 1995-04-29 | 集塵用濾過布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7129400A JPH08299725A (ja) | 1995-04-29 | 1995-04-29 | 集塵用濾過布の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08299725A true JPH08299725A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15008633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7129400A Pending JPH08299725A (ja) | 1995-04-29 | 1995-04-29 | 集塵用濾過布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08299725A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006075729A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Pauretsuku:Kk | フィルター |
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