JPH0829991B2 - セラミックス・金属結合体の製造方法 - Google Patents
セラミックス・金属結合体の製造方法Info
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- JPH0829991B2 JPH0829991B2 JP2201812A JP20181290A JPH0829991B2 JP H0829991 B2 JPH0829991 B2 JP H0829991B2 JP 2201812 A JP2201812 A JP 2201812A JP 20181290 A JP20181290 A JP 20181290A JP H0829991 B2 JPH0829991 B2 JP H0829991B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、セラミックス・金属結合体の製造方法に係
り、特にセラミックス部材と金属部材との結合作業を容
易に且つ確実に行ない、品質の優れた結合体を製造する
方法に関するものである。
り、特にセラミックス部材と金属部材との結合作業を容
易に且つ確実に行ない、品質の優れた結合体を製造する
方法に関するものである。
(背景技術) セラミックスは、一般に、硬度、耐摩耗性に優れ、ま
た高温での機械的性質や耐食性にも優れているところか
ら、高温での機械的強度や耐摩耗性が必要とされる自動
車エンジン部品、ガスタービン部品、産業機械用部品等
への応用が種々試みられ、既に実用化に至っているもの
もある。
た高温での機械的性質や耐食性にも優れているところか
ら、高温での機械的強度や耐摩耗性が必要とされる自動
車エンジン部品、ガスタービン部品、産業機械用部品等
への応用が種々試みられ、既に実用化に至っているもの
もある。
しかしながら、セラミックスを上記の如き部品として
用いる場合には、通常、金属部材と組み合わせて、それ
と結合せしめた形態において用いられている。けだし、
セラミックスが優れた特性を持つ反面、加工が困難であ
ったり、脆性を有するため、単独で用いるよりは、必要
な部品にのみセラミックスを用い、機械部品として更に
他の構造部材との組合せにおいて加工の容易な金属部材
をセラミックスと結合させた形で用いる方が有利である
からである。
用いる場合には、通常、金属部材と組み合わせて、それ
と結合せしめた形態において用いられている。けだし、
セラミックスが優れた特性を持つ反面、加工が困難であ
ったり、脆性を有するため、単独で用いるよりは、必要
な部品にのみセラミックスを用い、機械部品として更に
他の構造部材との組合せにおいて加工の容易な金属部材
をセラミックスと結合させた形で用いる方が有利である
からである。
ところで、セラミックスと金属との結合方法として
は、従来から、多くの方法が提案されているが、その中
でも、凹凸嵌合による結合方式は、比較的容易な方法と
され、例えば特開昭61−40879号公報や特開昭62−25102
3号公報等においては、析出硬化型合金からなる金属部
材の凹部に、セラミックス部材に設けられた凸部を加熱
圧入せしめた後、金属部材を析出硬化処理することによ
り、金属・セラミックス結合体を得る手法が明らかにさ
れている。
は、従来から、多くの方法が提案されているが、その中
でも、凹凸嵌合による結合方式は、比較的容易な方法と
され、例えば特開昭61−40879号公報や特開昭62−25102
3号公報等においては、析出硬化型合金からなる金属部
材の凹部に、セラミックス部材に設けられた凸部を加熱
圧入せしめた後、金属部材を析出硬化処理することによ
り、金属・セラミックス結合体を得る手法が明らかにさ
れている。
しかしながら、そのような金属部材とセラミックス部
材との加熱圧入による結合方式にあっては、加熱嵌合に
よる圧入荷重の低減が期待されるものではあるが、その
ような加熱によって金属部材の金属表面が酸化され、そ
の結果、圧入後の冷却過程において、セラミックスと金
属の熱膨脹係数の相違により、セラミックス部材と金属
部材とが個々に収縮する際、それら部材間に存在する酸
化膜によって接触部の摩擦係数が高くなり、セラミック
ス部材を破損したり、それら両部材の結合状態が不完全
となったりする問題が内在していた。
材との加熱圧入による結合方式にあっては、加熱嵌合に
よる圧入荷重の低減が期待されるものではあるが、その
ような加熱によって金属部材の金属表面が酸化され、そ
の結果、圧入後の冷却過程において、セラミックスと金
属の熱膨脹係数の相違により、セラミックス部材と金属
部材とが個々に収縮する際、それら部材間に存在する酸
化膜によって接触部の摩擦係数が高くなり、セラミック
ス部材を破損したり、それら両部材の結合状態が不完全
となったりする問題が内在していた。
しかも、そのような加熱圧入による結合方式では、金
属部材とセラミックス部材との圧入機構に加熱装置を組
み付ける必要があり、その作業性も低下する問題があっ
た。
属部材とセラミックス部材との圧入機構に加熱装置を組
み付ける必要があり、その作業性も低下する問題があっ
た。
また、析出硬化処理の施されていない金属部材にセラ
ミックス部材を圧入または焼き嵌めした結合体におい
て、降伏応力が低い金属部材を用いた場合には、金属が
塑性変形し、締付力が低下する問題を惹起し、更に圧
入、結合せしめた形態において、金属部材を析出硬化処
理する場合にあっては、金属がクリープし、有効締め代
が低下する問題を惹起して、有効な金属・セラミックス
結合体を得ることが出来なかったのである。
ミックス部材を圧入または焼き嵌めした結合体におい
て、降伏応力が低い金属部材を用いた場合には、金属が
塑性変形し、締付力が低下する問題を惹起し、更に圧
入、結合せしめた形態において、金属部材を析出硬化処
理する場合にあっては、金属がクリープし、有効締め代
が低下する問題を惹起して、有効な金属・セラミックス
結合体を得ることが出来なかったのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為
されたものであって、その課題とするところは、セラミ
ックス部材と金属部材との圧入結合に際しての酸化膜の
存在による悪影響を排除して、充分な締付力の確保と圧
入荷重によるセラミックスの破損を防止した有効なセラ
ミックス・金属結合体を製造することにあり、またその
ような結合体を、簡便に且つ容易に、作業性よく製造す
ることにある。
されたものであって、その課題とするところは、セラミ
ックス部材と金属部材との圧入結合に際しての酸化膜の
存在による悪影響を排除して、充分な締付力の確保と圧
入荷重によるセラミックスの破損を防止した有効なセラ
ミックス・金属結合体を製造することにあり、またその
ような結合体を、簡便に且つ容易に、作業性よく製造す
ることにある。
(解決手段) そして、本発明は、かかる課題解決のために、セラミ
ックス部材に設けられた凸部を、金属部材に設けられた
凹部内に圧入して、それらセラミックス部材と金属部材
とを結合せしめてなるセラミックス・金属結合体を製造
するに際して、前記金属部材を析出硬化型Fe−Ni−Co基
低膨張耐熱合金にて形成し、それを析出硬化せしめた
後、前記凹部を加工して、該金属部材の凹部の内径
(b)と前記セラミックス部材の凸部の外径(a)と
が、次式: を満足するように為し、その後かかる加工された金属部
材の凹部に対して、前記セラミックス部材の凸部を常温
下において圧入するようにしたのである。
ックス部材に設けられた凸部を、金属部材に設けられた
凹部内に圧入して、それらセラミックス部材と金属部材
とを結合せしめてなるセラミックス・金属結合体を製造
するに際して、前記金属部材を析出硬化型Fe−Ni−Co基
低膨張耐熱合金にて形成し、それを析出硬化せしめた
後、前記凹部を加工して、該金属部材の凹部の内径
(b)と前記セラミックス部材の凸部の外径(a)と
が、次式: を満足するように為し、その後かかる加工された金属部
材の凹部に対して、前記セラミックス部材の凸部を常温
下において圧入するようにしたのである。
(具体的構成・作用) このように、本発明にあっては、セラミックス部材と
金属部材との圧入結合に際して、かかる金属部材とし
て、析出硬化(時効硬化)後の降伏応力(0.2%耐力)
が90〜120Kg/cm2程度の析出硬化型Fe−Ni−Co基低膨張
耐熱合金にて形成されたものを用い、且つそれらの圧入
代が前記式を満足するように0.4%〜2.5%とすることに
より、充分な締付力の確保と、圧入荷重によるセラミッ
クスの破損の防止を達成し得たのである。
金属部材との圧入結合に際して、かかる金属部材とし
て、析出硬化(時効硬化)後の降伏応力(0.2%耐力)
が90〜120Kg/cm2程度の析出硬化型Fe−Ni−Co基低膨張
耐熱合金にて形成されたものを用い、且つそれらの圧入
代が前記式を満足するように0.4%〜2.5%とすることに
より、充分な締付力の確保と、圧入荷重によるセラミッ
クスの破損の防止を達成し得たのである。
これに対して、析出硬化型合金の一つであるマルエー
ジング鋼からなる金属部材を用いた場合にあっては、か
かるマルエージング鋼は弾性係数が大きく、且つ降伏応
力が高いため、室温圧入では圧入荷重が大きくなり、セ
ラミックス部材が破損し易いのであり、またそのような
問題を回避すべく、加熱により金属部材を膨張させて、
セラミックス部材の圧入荷重を低くして、高温圧入操作
にて嵌入・結合を行なうと、前記したように、酸化膜の
発生によりセラミックスの破損等の問題が惹起されるの
である。
ジング鋼からなる金属部材を用いた場合にあっては、か
かるマルエージング鋼は弾性係数が大きく、且つ降伏応
力が高いため、室温圧入では圧入荷重が大きくなり、セ
ラミックス部材が破損し易いのであり、またそのような
問題を回避すべく、加熱により金属部材を膨張させて、
セラミックス部材の圧入荷重を低くして、高温圧入操作
にて嵌入・結合を行なうと、前記したように、酸化膜の
発生によりセラミックスの破損等の問題が惹起されるの
である。
なお、ここで用いられる金属部材を構成する析出硬化
型のFe−Ni−Co基低膨張耐熱合金とは、一般に、高含量
(30〜45%程度)にNiと共に、Coを、Feに含有せしめて
なる時効硬化型の高強度合金であって、熱膨脹率の低い
ものである。そして、有利には、それら合金成分の他に
も、Al,Nb,Ti,Si等の成分が、更に加えられてなるもの
であり、インコロイ903,907,909;HRA903(日立金属);M
GA93(三菱金属)等として市販されているものが、有利
に用いられる。
型のFe−Ni−Co基低膨張耐熱合金とは、一般に、高含量
(30〜45%程度)にNiと共に、Coを、Feに含有せしめて
なる時効硬化型の高強度合金であって、熱膨脹率の低い
ものである。そして、有利には、それら合金成分の他に
も、Al,Nb,Ti,Si等の成分が、更に加えられてなるもの
であり、インコロイ903,907,909;HRA903(日立金属);M
GA93(三菱金属)等として市販されているものが、有利
に用いられる。
そして、このような析出硬化型のFe−Ni−Co基低膨張
耐熱合金にて形成された金属部材には、常法に従って、
析出硬化(時効硬化)処理が施され、析出硬化せしめら
れた金属部材とされた後、その析出硬化した金属部材に
対して、セラミックス部材の凸部に対応する凹部が、前
記式にて規定される圧入代〔(a−b)/a〕となるよう
に加工されるのである。
耐熱合金にて形成された金属部材には、常法に従って、
析出硬化(時効硬化)処理が施され、析出硬化せしめら
れた金属部材とされた後、その析出硬化した金属部材に
対して、セラミックス部材の凸部に対応する凹部が、前
記式にて規定される圧入代〔(a−b)/a〕となるよう
に加工されるのである。
このように、本発明にあっては、析出硬化処理を金属
部材のみで行ない、結合体の形態において実施するもの
ではないところから、一度に大量の金属部材を析出硬化
処理することが出来る利点があるのであり、また析出硬
化処理後に、金属部材に凹部を加工するものであるとこ
ろから、金属酸化の影響を全く受けることがなく、この
ため、凹部嵌合面における酸化膜の存在を全く顧慮する
必要が無くなったのである。
部材のみで行ない、結合体の形態において実施するもの
ではないところから、一度に大量の金属部材を析出硬化
処理することが出来る利点があるのであり、また析出硬
化処理後に、金属部材に凹部を加工するものであるとこ
ろから、金属酸化の影響を全く受けることがなく、この
ため、凹部嵌合面における酸化膜の存在を全く顧慮する
必要が無くなったのである。
なお、セラミックス部材の凸部の外径をa、金属部材
の凹部の内径をbとしたとき、それら両部材の圧入代
〔(a−b)/a〕に関して、その値が0.4%未満、換言
すれば凸部と凹部の寸法差が小さいと、それら両部材の
熱膨脹係数の差が大きいところから、接合体の高温下に
おける充分な捩じり強度の確保が困難となる問題が惹起
されるのであり、一方、かかる圧入代が2.5%を越える
ようになると、圧入荷重が著しく増大するようになり、
セラミックス部材が破損する可能性が大となる等の問題
を惹起することとなる。
の凹部の内径をbとしたとき、それら両部材の圧入代
〔(a−b)/a〕に関して、その値が0.4%未満、換言
すれば凸部と凹部の寸法差が小さいと、それら両部材の
熱膨脹係数の差が大きいところから、接合体の高温下に
おける充分な捩じり強度の確保が困難となる問題が惹起
されるのであり、一方、かかる圧入代が2.5%を越える
ようになると、圧入荷重が著しく増大するようになり、
セラミックス部材が破損する可能性が大となる等の問題
を惹起することとなる。
その後、かかる加工された金属部材の凹部に対して、
セラミックス部材の凸部が常温下において圧入せしめら
れ、以て目的とするセラミックス・金属結合体が形成さ
れるのであるが、このような圧入による凹凸嵌合操作に
あっては、その圧入作業が常温下で行なわれるために、
装置も簡易化することが出来、且つ作業性も容易とな
り、その生産性を高めることが出来るのである。
セラミックス部材の凸部が常温下において圧入せしめら
れ、以て目的とするセラミックス・金属結合体が形成さ
れるのであるが、このような圧入による凹凸嵌合操作に
あっては、その圧入作業が常温下で行なわれるために、
装置も簡易化することが出来、且つ作業性も容易とな
り、その生産性を高めることが出来るのである。
また、かかる圧入嵌合に際して、金属部材は、析出硬
化されているために、それにセラミックス部材を圧入し
ても、塑性変形しにくく、目的とする締付力の結合体を
容易に得ることが出来るのである。
化されているために、それにセラミックス部材を圧入し
ても、塑性変形しにくく、目的とする締付力の結合体を
容易に得ることが出来るのである。
(実施例) 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更
に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、その
ような実施例の記載によって何等の制約をも受けるもの
でないことは、言うまでもないところである。
に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、その
ような実施例の記載によって何等の制約をも受けるもの
でないことは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上
記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限
りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修
正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべ
きである。
記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限
りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修
正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべ
きである。
実施例1 第1図に示されるようなセラミックス部材2の凸部4
を金属部材6の凹部8に圧入せしめて得られるセラミッ
クス・金属結合体を得るべく、図示の如き形状のセラミ
ックス部材2を、窒化珪素焼結体から、その凸部4の外
径(a)が8,10,12,15mmとなるようにして作製した。
を金属部材6の凹部8に圧入せしめて得られるセラミッ
クス・金属結合体を得るべく、図示の如き形状のセラミ
ックス部材2を、窒化珪素焼結体から、その凸部4の外
径(a)が8,10,12,15mmとなるようにして作製した。
一方、析出硬化型Fe−Ni−Co基低膨張耐熱合金である
インコロイ903(42%Fe−38%Ni−15%Co−3.0%Nb−1.
4%Ti−0.7%Al−0.1%Si)を用い、720℃×8時間と62
0℃×8時間の加熱により、析出硬化処理を施した後、
下記第1表に示される内径(b)を与えるように、深
さ:7mmの凹部(8)を切削加工により設け、それぞれの
金属部材6を得た。
インコロイ903(42%Fe−38%Ni−15%Co−3.0%Nb−1.
4%Ti−0.7%Al−0.1%Si)を用い、720℃×8時間と62
0℃×8時間の加熱により、析出硬化処理を施した後、
下記第1表に示される内径(b)を与えるように、深
さ:7mmの凹部(8)を切削加工により設け、それぞれの
金属部材6を得た。
次いで、圧入用治具をオートグラフに載置し、圧入状
態を該オートグラフで確認しながら、上記のセラミック
ス部材(2)と金属部材(6)とを種々組み合わせて、
それぞれ圧入し、目的とするセラミックス・金属結合体
を作製した。
態を該オートグラフで確認しながら、上記のセラミック
ス部材(2)と金属部材(6)とを種々組み合わせて、
それぞれ圧入し、目的とするセラミックス・金属結合体
を作製した。
また、比較のために、圧入温度を高めたものや圧入後
において同様な析出硬化処理を施したもの、更に従来の
マルエージング鋼からなる金属部材を用いて、圧入前ま
たは圧入後に析出硬化処理(550℃×3時間)を施した
ものについても、それぞれ、セラミックス・金属結合体
を作製した。
において同様な析出硬化処理を施したもの、更に従来の
マルエージング鋼からなる金属部材を用いて、圧入前ま
たは圧入後に析出硬化処理(550℃×3時間)を施した
ものについても、それぞれ、セラミックス・金属結合体
を作製した。
そして、このようにして得られた各種のセラミックス
・金属結合体について、それらを、小型電気炉に組み付
けたネジリ試験機にそれぞれセットし、500℃の温度で1
0分間保持した後、ネジリトルクレンチでネジリ強さを
測定し、その結果を、下記第1表に併わせ示した。
・金属結合体について、それらを、小型電気炉に組み付
けたネジリ試験機にそれぞれセットし、500℃の温度で1
0分間保持した後、ネジリトルクレンチでネジリ強さを
測定し、その結果を、下記第1表に併わせ示した。
なお、このネジリ試験結果を示すネジリ強度:P(Kg/m
m2)は、単位面積当りの強度として、下式に基づいて算
出されるものである。
m2)は、単位面積当りの強度として、下式に基づいて算
出されるものである。
但し、a:セラミックス部材の凸部の外径(mm) Tr:ネジリトルク(kg・mm) L:接合長さ(mm) かかる第1表の結果から明らかなように、圧入前に析
出硬化処理が施された金属部材を用いて得られた結合体
において、その圧入代が0.4〜2.5%のものにあっては、
そのネジリ強度が約5Kg/mm2程度あり、良好な締付状態
であることが確認された。
出硬化処理が施された金属部材を用いて得られた結合体
において、その圧入代が0.4〜2.5%のものにあっては、
そのネジリ強度が約5Kg/mm2程度あり、良好な締付状態
であることが確認された。
これに対して、圧入代が0.4%未満、即ち凸部と凹部
の寸法差が小さい場合にあっては、充分なネジリ強度が
得られず、また結合後に析出硬化処理した場合のネジリ
強度は4Kg/mm2以下となり、締付力が小さく、更に結合
前に析出硬化させたインコロイ903からなる金属部材を
加熱して圧入した結合体にあっては、その冷却時にセラ
ミックス部材が破損し、目的とするセラミックス・金属
結合体を得ることが出来なかった。
の寸法差が小さい場合にあっては、充分なネジリ強度が
得られず、また結合後に析出硬化処理した場合のネジリ
強度は4Kg/mm2以下となり、締付力が小さく、更に結合
前に析出硬化させたインコロイ903からなる金属部材を
加熱して圧入した結合体にあっては、その冷却時にセラ
ミックス部材が破損し、目的とするセラミックス・金属
結合体を得ることが出来なかった。
実施例2 第2図に示されるターボチャージャロータを、Si3N4
よりなるセラミックロータ12に設けた直径:12mmの凸部1
4と、合金鋼(SNCM439)よりなる金属軸(ジャーナル
部)15の一端に摩擦圧接により接合された析出硬化処理
済みの析出硬化型合金(インコロイ903)からなるスリ
ンガー部16に設けた内径:11.9mmの凹部18とを、常温下
で圧入することにより、製作した。なお、摩擦圧接は、
スリンガー部(16)とジャーナル部(15)の段付アール
部において行なった。
よりなるセラミックロータ12に設けた直径:12mmの凸部1
4と、合金鋼(SNCM439)よりなる金属軸(ジャーナル
部)15の一端に摩擦圧接により接合された析出硬化処理
済みの析出硬化型合金(インコロイ903)からなるスリ
ンガー部16に設けた内径:11.9mmの凹部18とを、常温下
で圧入することにより、製作した。なお、摩擦圧接は、
スリンガー部(16)とジャーナル部(15)の段付アール
部において行なった。
かくして得られたセタミックターボチャージャロータ
を高温回転試験装置に組み込んで、900℃の温度の燃焼
ガスにより、周速500m/secの回転速度で100時間回転試
験を行なったが、何等の異常も認められなかった。
を高温回転試験装置に組み込んで、900℃の温度の燃焼
ガスにより、周速500m/secの回転速度で100時間回転試
験を行なったが、何等の異常も認められなかった。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、充
分な締付力を確保しつつ、圧入荷重によるセラミックス
部材の破損を防止せしめて、有効なセラミックス・金属
結合体を得ることが出来るのであり、特に析出硬化せし
めた材料を加工して得られる金属部材に対して、セラミ
ックス部材を常温圧入するものであるところから、金属
酸化の影響も全く受けることがないので、圧入嵌合にお
ける酸化膜の存在による問題も悉く排除し得、更には圧
入装置も簡易化され得て、その作業性も容易となる等の
特徴を発揮し、そこに、本発明の大きな工業的意義が存
するのである。
分な締付力を確保しつつ、圧入荷重によるセラミックス
部材の破損を防止せしめて、有効なセラミックス・金属
結合体を得ることが出来るのであり、特に析出硬化せし
めた材料を加工して得られる金属部材に対して、セラミ
ックス部材を常温圧入するものであるところから、金属
酸化の影響も全く受けることがないので、圧入嵌合にお
ける酸化膜の存在による問題も悉く排除し得、更には圧
入装置も簡易化され得て、その作業性も容易となる等の
特徴を発揮し、そこに、本発明の大きな工業的意義が存
するのである。
第1図及び第2図は、それぞれ、実施例1及び2におい
て作製されるセラミックス・金属結合体を示す説明図で
ある。 2:セラミックス部材、4:凸部 6:金属部材、8:凹部 12:セラミックロータ、14:凸部 15:金属軸(ジャーナル部) 16:スリンガー部、18:凹部
て作製されるセラミックス・金属結合体を示す説明図で
ある。 2:セラミックス部材、4:凸部 6:金属部材、8:凹部 12:セラミックロータ、14:凸部 15:金属軸(ジャーナル部) 16:スリンガー部、18:凹部
Claims (1)
- 【請求項1】セラミックス部材に設けられた凸部を、金
属部材に設けられた凹部内に圧入して、それらセラミッ
クス部材と金属部材とを結合せしめてなるセラミックス
・金属結合体を製造するに際して、 前記金属部材を析出硬化型Fe−Ni−Co基低膨張耐熱合金
にて形成し、それを析出硬化せしめた後、前記凹部を加
工して、該金属部材の凹部の内径(b)と前記セラミッ
クス部材の凸部の外径(a)とが、次式: を満足するように為し、その後かかる加工された金属部
材の凹部に対して、前記セラミックス部材の凸部を常温
下において圧入することを特徴とするセラミックス・金
属結合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2201812A JPH0829991B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | セラミックス・金属結合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2201812A JPH0829991B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | セラミックス・金属結合体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0489368A JPH0489368A (ja) | 1992-03-23 |
| JPH0829991B2 true JPH0829991B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=16447322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2201812A Expired - Fee Related JPH0829991B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | セラミックス・金属結合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0829991B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012026477A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックスと金属との結合体及び固体酸化物形燃料電池 |
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| JPS624528A (ja) * | 1985-06-12 | 1987-01-10 | Ngk Insulators Ltd | セラミツクス・金属結合体 |
-
1990
- 1990-07-30 JP JP2201812A patent/JPH0829991B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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