JPH08300044A - 棒線材連続矯正装置 - Google Patents

棒線材連続矯正装置

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JPH08300044A
JPH08300044A JP10420395A JP10420395A JPH08300044A JP H08300044 A JPH08300044 A JP H08300044A JP 10420395 A JP10420395 A JP 10420395A JP 10420395 A JP10420395 A JP 10420395A JP H08300044 A JPH08300044 A JP H08300044A
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JP
Japan
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roll
wire
rod
tension applying
exit
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JP10420395A
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English (en)
Inventor
Noboru Takeuchi
昇 竹内
Manabu Okamoto
学 岡本
Satoshi Yamamoto
諭 山本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チタンやチタン合金のような難加工の棒線材
の曲がりを能率、歩留り及び精度よく矯正する。 【構成】 アンコイラー1から送られた線材Sは、粗矯
正機2でほぼ直状に矯正され、入側張力付加ロール4、
入側通電ロール5、出側通電ロール6、出側張力付加ロ
ール7に通される。線材Sは、入側張力付加ロール4と
出側張力付加ロール7の間で張力が付加され、入側通電
ロール5と出側通電ロール6の間で長手方向均一に張力
が付加されるとともに通電加熱される。所定の伸び率が
与えられた線材Sは出側通電ロール6と出側張力付加ロ
ール7の間で張力が付加された状態で冷却され、冷却に
伴う収縮力及び前記張力によって矯正される。矯正され
た線材Sは切断装置9によって製品長さに切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲がりが生じている線
材や棒材を温間あるいは熱間で直状に矯正する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】線材や棒材の用途として、例えば旋削さ
れて使用される用途の場合は、旋削のためにコイル状に
巻かれた線材や棒材(以下、棒線材)及び曲がりが生じ
ている棒線材は直状に矯正する必要がある。また表面疵
が生じている棒線材は、センタレス研削を行うために曲
がりを矯正する必要がある。
【0003】棒線材の曲がりを矯正する装置としては、
種々の装置が知られているが、素材がチタンやチタン合
金のような難加工材の場合は、普通鋼やステンレス鋼と
比べてヤング率が約1/2と低いため、矯正には約2倍
の歪みを加える必要がある。このため冷間矯正では十分
に矯正できないばかりか矯正時に割れ疵等が生じるとい
う問題があった。
【0004】棒線材等を熱間で矯正する方法として、例
えば特開平2−187216号公報や特開昭62−22
0220号公報によれば、張力を付加した状態の金属材
料を加熱炉に沿わせて走行させながら加熱することによ
り矯正する方法が知られている。
【0005】しかし、この方法によって加熱される金属
材料は、加熱炉に位置する部分のみであるため、金属材
料の長手方向における温度のバラツキによって材料長手
方向における断面収縮率が一様にならない。この結果、
長手方向での断面寸法に変動が生じる。
【0006】一方、特開平6−154929号公報によ
れば、線材を通電加熱した後にその両端を固定し、冷却
時の収縮力により線材を矯正する方法が知られている。
しかし、この方法では線材に付加する張力が冷却に伴う
収縮力のみであるため、十分に矯正することができな
い。
【0007】さらに特開昭58−41642号公報によ
れば、被加工材を通電加熱するとともに被加工材の寸法
変化を計測し、寸法が急激に変化して被加工材の温度が
相変態温度を超えたとき、被加工材に張力を付加するこ
とにより塑性加工する方法が知られている。しかし、こ
の方法は相変態のない材料は矯正困難であり、また相変
態温度が矯正温度よりも高い場合は過熱することになる
ため、生産効率の低下及び表面酸化ロスが生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は棒線材、特に
チタンやチタン合金のような難加工材の曲がりを能率、
歩留り及び精度よく矯正することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による棒線材連続
矯正装置は、(1)金属製の棒線材の曲がりを矯正する
装置であって、棒線材に張力を付加しながら線材を搬送
する入側張力付加ロール及び出側張力付加ロール、線材
を通電加熱する入側通電ロール及び出側通電ロール、矯
正後の線材を切断する切断装置とからなり、入側張力付
加ロール、入側通電ロール、出側通電ロール、出側張力
付加ロール、切断装置の順に配列されていることを特徴
とする。
【0010】また(2)前記(1)に記載の装置におい
て、前記入側張力付加ロールの前方に搬送ライン上流側
からコイル状の棒線材を連続供給するアンコイラー、該
アンコイラーから送り出された棒線材をほぼ直状に矯正
する粗矯正装置が順に配列されていることを特徴とす
る。
【0011】また(3)前記(2)に記載の装置におい
て、前記出側通電ロールと出側張力付加ロールの間にお
いて棒線材を冷却する冷却装置と、前記入側張力付加ロ
ールと出側張力付加ロールの間における棒線材の伸び率
を計測する伸び率計と、前記入側通電ロールと出側通電
ロールの間における棒線材の温度を計測する温度計と、
前記伸び率計の信号に応じて前記入側張力付加ロール及
び出側張力付加ロールの回転数を制御し、前記温度計の
信号に応じて前記通電ロールへの供給電力を制御する制
御装置とが設けられていることを特徴とする。
【0012】また(4)前記(2)に記載の装置におい
て、前記出側通電ロール及び出側張力付加ロールは前記
入側通電ロールとの間を走行可能に設けられており、前
記入側通電ロールと出側通電ロールとの距離に応じて前
記供給電力を制御し前記入側張力付加ロールと出側張力
付加ロールとの距離に応じてライン速度を制御する制御
装置が設けられていることを特徴とする。
【0013】また(5)前記(3)に記載の装置におい
て、前記出側通電ロール及び出側張力付加ロールは前記
入側通電ロールとの間を走行可能に設けられており、前
記冷却装置は搬送ラインとオフラインの間を走行可能に
設けられており、前記入側通電ロールと出側通電ロール
との距離に応じて前記供給電力を制御し前記入側張力付
加ロールと出側張力付加ロールとの距離に応じてライン
速度を制御する制御装置が設けられていることを特徴と
する。
【0014】
【作用】本発明の請求項1に沿う装置によれば、図1に
示すように、短尺の線材Sは、入側張力付加ロール4、
入側通電ロール5、出側通電ロール6、出側張力付加ロ
ール7に通される。線材Sは、通電加熱用電源8により
線材を直状に矯正するに必要な電力が供給されている入
側通電ロール5と出側通電ロール6の間で長手方向均一
に通電加熱され、また線材を直状に矯正するに必要な回
転速度差が与えられている入側張力付加ロール4と出側
張力付加ロール7の間で長手方向均一に張力が付加され
る。
【0015】したがって、入側通電ロール5と出側通電
ロール6の間で通電加熱されるとともに伸び変形した線
材Sは、出側通電ロール6と出側張力付加ロール7の間
で張力が付加された状態で冷却され、冷却に伴う収縮力
及び前記張力によって矯正される。矯正された線材は切
断装置9によって製品長さに切断される。
【0016】本発明の請求項2に沿う装置によれば、図
2に示すように、アンコイラー1によって連続供給され
たコイル状の線材Sは、粗矯正装置2に通されてほぼ直
状に矯正され、入側張力付加ロール4、入側通電ロール
5、出側通電ロール6、出側張力付加ロール7に通され
る。線材Sは、通電加熱用電源8により線材を直状に矯
正するに必要な電力が供給されている入側通電ロール5
と出側通電ロール6の間で長手方向均一に通電加熱さ
れ、また線材を直状に矯正するに必要な回転速度差が与
えられている入側張力付加ロール4と出側張力付加ロー
ル7の間で長手方向均一に張力が付加される。
【0017】したがって、入側通電ロール5と出側通電
ロール6の間で通電加熱されるとともに伸び変形した線
材Sは、出側通電ロール6と出側張力付加ロール7の間
で張力が付加された状態で自然冷却され、冷却に伴う収
縮力と前記張力によって連続的に矯正される。
【0018】本発明の請求項3に沿う装置によれば図3
に示すように、図2に示した装置において冷却装置1
0、温度計11、伸び率計14,15及び制御装置18
が設けられている。
【0019】図3において、加熱された線材の温度は温
度計11によって計測され、伸び変形した線材の伸び率
は伸び率計14,15によって計測され、ともに制御装
置18にとり込まれる。制御装置18には線材の矯正に
必要な温度及び伸び率の関係が設定されている。温度計
11の信号に応じて線材の温度が所定値となるように通
電ロール5,6への供給電力が制御され、伸び率計1
4,15の信号に応じて線材の伸び率が所定値となるよ
うに入側張力付加ロール4及び出側張力付加ロール7の
回転数が制御される。この結果、張力の過大による加工
歪みの残留および張力の不足による矯正不良を防止する
ことができる。
【0020】出側通電ロール6と出側張力付加ロール7
の間の線材Sは、張力が付加された状態で冷却装置10
によって強制冷却されるため強制冷却に伴う収縮力と入
側張力付加ロール4と出側張力付加ロール7による張力
付加によって速やかに連続矯正される。
【0021】本発明の請求項4に沿う装置によれば図4
に示すように、図2に示した装置において、出側通電ロ
ール6及び出側張力付加ロール7を入側通電ロール5と
の間を走行可能に設け、通電ロール5と6間の距離及び
張力付加ロール4と7間の距離を計測する距離計16,
17を設けることにより、線材の先端部及び尾端部を他
の部分と同様に矯正することができる。
【0022】図4において、出側通電ロール6及び出側
張力付加ロール7を入側通電ロール5に隣接するように
走行させた後に、線材Sを各ロール4,5,6,7に通
して通電加熱するとともに出側通電ロール6及び出側張
力付加ロール7を元の位置に向けて走行させながら線材
Sに張力を付加する。このとき、入側通電ロール5と出
側通電ロール6との距離及び入側張力付加ロール4と出
側張力付加ロール7との距離が距離計16,17によっ
て計測され、ともに制御装置19にとり込まれる。
【0023】制御装置19には通電ロール5と6との距
離に応じた供給電力及び張力付加ロール4と7の距離に
応じた線材送り速度が設定されており、制御装置19に
より前記各距離に応じて通電加熱用電源8及びロール駆
動モータ12,13が制御される。これにより、線材S
の先端部は長手方向で均等な伸びが与えられて矯正され
る。出側通電ロール6及び出側張力付加ロール7が元の
位置に復帰した後は、図2に示した装置と同様に線材S
は、入側通電ロール5と出側通電ロール6の間で長手方
向均一に通電加熱され、また入側張力付加ロール4と出
側張力付加ロール7の間で長手方向均一に張力が付加さ
れる。
【0024】出側通電ロール6を出た線材Sは、出側通
電ロール6と出側張力付加ロール7の間で張力が付加さ
れた状態で冷却され連続的に矯正される。線材Sの尾端
部が入側張力付加ロール4に到達する直前で、前記同様
に出側通電ロール6及び出側張力付加ロール7を入側通
電ロール5に隣接するように走行させ、制御装置19に
より通電加熱用電源8およびロール駆動モータ12,1
3が制御され、線材尾端部は長手方向で均等に矯正され
る。
【0025】本発明の請求項5に沿う装置によれば図5
に示すように、図3に示した装置において、冷却装置1
0を搬送ラインLとオフラインとの間で走行可能に設
け、出側通電ロール6及び出側張力付加ロール7を入側
通電ロール5との間を走行可能に設け、図4と同じよう
に通電ロール5と6間の距離及び張力付加ロール4と7
間の距離を計測する距離計16,17を設けることによ
り、図3と同様に線材の先端部及び尾端部を他の部分と
同様に矯正することができる。
【0026】図5において、冷却装置10を搬送ライン
Lから一旦オフラインに退去させて、出側通電ロール6
及び出側張力付加ロール7を走行させて入側通電ロール
5に隣接させた後、図4の場合と同様に、線材Sを各ロ
ール4,5,6,7に通して通電加熱するとともに出側
通電ロール5及び出側張力付加ロール7を元の位置に向
けて走行させながら線材Sに張力を付加する。このとき
出側張力付加ロール7は高速で元の位置に走行させ冷却
装置10を搬送ラインLに戻す。制御装置20によって
通電ロール5,6間の距離に応じて通電ロール5,6へ
の供給電力が制御され、張力付加ロール間の距離に応じ
て張力付加ロール4,7の回転速度すなわちライン速度
が制御され、線材Sの先端部は均等に矯正される。
【0027】出側通電ロール6及び出側張力付加ロール
7が元の位置まで走行した後は、図3の説明と同様に、
制御装置20によって線材の温度が所定値となるように
通電ロール5,6へ供給電力が制御され、伸び率が所定
値となるように張力付加ロール4,7の回転速度すなわ
ちライン速度が制御される。
【0028】線材Sは、出側通電ロール6と出側張力付
加ロール7によって張力が付加された状態で冷却装置6
によって強制冷却されるため、強制冷却に伴う収縮力及
び前記張力によって速やかに連続矯正される。線材Sの
尾端部が入側張力付加ロール4に到達する直前で、前記
同様に出側通電ロール6及び出側張力付加ロール7を入
側通電ロール5に隣接するように走行させ、制御装置2
0により通電加熱用電源8及びロール駆動モータ12,
13が制御され、線材尾端部は長手方向で均等に矯正さ
れる。
【0029】
【実施例】図1は本発明の請求項1に沿う装置例を示し
ている。図1において、入側張力付加ロール4及び出側
張力付加ロール7は、圧下機構を備えておりロール駆動
モータ12,13によって回転駆動され、各張力付加ロ
ール4,7の回転速度は線材に矯正に必要な張力を付加
するように、出側張力付加ロール7の回転速度が入側張
力付加ロール4のそれよりも大きくなるように設定され
ている。各張力付加ロール4,7のロール面にはスリッ
プ防止のためのゴム製のスリーブが嵌められている。入
側通電ロール5及び出側通電ロール6は、通電加熱用電
源8から線材を通電加熱するための電力の供給を受け、
線材を矯正するに必要な温度に加熱し、切断装置9は矯
正後の線材を製品長さに切断することができる。
【0030】図1に示す短尺の線材Sは、入側張力付加
ロール4、入側通電ロール5、出側通電ロール6、出側
張力付加ロール7に通される。線材Sは、入側通電ロー
ル5と出側通電ロール6の間で長手方向均一に通電加熱
され、また入側張力付加ロール4と出側張力付加ロール
7の間で長手方向均一に加熱されるとともに張力が付加
される。
【0031】したがって、入側通電ロール5と出側通電
ロール6の間で伸び変形した線材は、出側通電ロール6
と出側張力付加ロール7の間で張力が付加された状態で
冷却されるため冷却に伴う収縮力及び前記張力によって
矯正される。矯正された線材は切断装置9によって製品
長さに切断される。
【0032】図2は本発明の請求項2に沿う装置例を示
している。なお、図1と同一部材及び部位には同一の符
号を付し、重複する説明を省略する。図2において、線
材コイルを支持し巻解くためのアンコイラー1は、横に
したコイル状の線材Sを支持し、回転軸にはブレーキが
付設されている。粗矯正装置2は、アンコイラー1から
巻解かれて送られた線材Sをほぼ直状に矯正するための
ものであり、複数の矯正ロール3が縦及び横に向けて配
列されている。
【0033】図2に示すアンコイラー1によって連続供
給されたコイル状の線材Sは、粗矯正機2に通されてほ
ぼ直状に矯正され、入側張力付加ロール4、入側通電ロ
ール5、出側通電ロール6、出側張力付加ロール7に通
される。線材Sは、入側通電ロール5と出側通電ロール
6の間で長手方向均一に通電加熱され、また入側張力付
加ロール4と出側張力付加ロール7の間で長手方向均一
に加熱されるとともに張力が付加される。
【0034】したがって、入側通電ロール5と出側通電
ロール6の間で伸び変形した線材は、出側通電ロール6
と出側張力付加ロール7の間で張力が付加された状態で
冷却されるため冷却に伴う収縮力及び前記張力によって
矯正される。矯正された線材は切断装置9によって製品
長さに切断される。
【0035】図3は本発明の請求項3に沿う装置例を示
している。なお、図2と同一部材及び部位には同一の符
号を付し、重複する説明を省略する。
【0036】図3において、出側通電ロール6と出側張
力付加ロール7の間には通電ロール5,6によって加熱
された後の線材Sを冷却するための冷却装置10が設け
られており、入側通電ロール5と出側通電ロール6の間
には、この間における線材Sの温度を計測する温度計1
1が設けられている。入側張力付加ロール4及び出側張
力付加ロール7の駆動用モータ12,13にはパルスゼ
ネレータを用いた伸び率計14,15が付設されてお
り、各駆動用モータ12,13の回転数の差により制御
装置18において線材Sの伸び率が計測される。制御装
置18には線材に所要の伸びを与えるための温度と伸び
率の関係が設定されている。冷却装置10は、例えば線
材Sに向けて複数のエアーノズル(図示しない)を設け
た空冷装置によって構成されている。
【0037】図3に示すように張力付加ロール4と7に
よって線材Sに張力を付加するとともに、通電ロール5
と6により線材Sを加熱する。線材Sの伸び率及び温度
は伸び率計14,15及び温度計11によって計測さ
れ、ともに制御装置18にとり込まれる。制御装置18
によって、温度計11の信号に応じて線材の温度が所定
値となるように通電ロール5,6への供給電力が制御さ
れ、伸び率計14,15の信号に応じて線材の伸び率が
所定値となるように駆動用モータ12,13の回転数が
制御される。この結果、張力の過大による加工歪みの残
留及び張力の不足による矯正不良を防止することができ
る。出側通電ロール6と出側張力付加ロール7の間の線
材Sは、張力が付加された状態で冷却装置10によって
強制冷却され入側張力付加ロール4と出側張力付加ロー
ル7による張力付加によって速やかに連続矯正される。
【0038】図4は本発明の請求項4に沿う装置例を示
している。なお、図2と同一部材及び部位には同一の符
号を付し、重複する説明を省略する。図4において、出
側通電ロール6及び出側張力付加ロール7には自走用の
モータ(図示しない)及びロール駆動用モータ12,1
3が搭載されており、出側通電ロール6及び出側張力付
加ロール7は入側通電ロール5に隣接する位置までの間
を走行することができる。
【0039】出側通電ロール6及び出側張力付加ロール
7には入側通電ロール5及び入側張力付加ロール4との
距離を計測する距離計16,17が設けられており、距
離に応じて制御装置19は通電加熱用電源8及びロール
駆動モータ12,13を制御する。
【0040】図4に示すように、出側通電ロール6及び
出側張力付加ロール7を入側通電ロール5に隣接するよ
うに走行させた後に、線材Sの各ロール4,5,6,7
に通して通電加熱するとともに出側通電ロール6及び出
側張力付加ロール7を元の位置に向けて走行させながら
線材Sに張力を付加する。このとき、入側通電ロール5
と出側通電ロール6との距離及び入側張力付加ロール4
と出側張力付加ロール7との距離が距離計16,17に
よって計測され、ともに制御装置19にとり込まれる。
【0041】制御装置19によって通電ロール5と6間
の距離に応じて線材の温度が所定値となるように通電ロ
ール5,6への供給電力が制御され、張力付加ロール4
と7間の距離に応じて線材の伸び率が所定値となるよう
に張力付加ロール4,7の回転速度すなわちライン速度
が制御される。
【0042】出側通電ロール6及び出側張力付加ロール
7が元の位置まで走行した後は、図2に示した装置と同
様に線材Sは、入側通電ロール5と出側通電ロール6の
間で長手方向均一に通電加熱され、また入側張力付加ロ
ール4と出側張力付加ロール7の間で長手方向均一に張
力が付加される。
【0043】出側通電ロール6を出た線材Sは、出側通
電ロール6と出側張力付加ロール7の間で張力が付加さ
れた状態で冷却され連続的に矯正される。線材Sの尾端
部が入側張力付加ロール4に到達する直前で、前記同様
の出側通電ロール6及び出側張力付加ロール7を入側通
電ロール5に隣接するように走行させ、制御装置19に
より通電加熱用電源8及びロール駆動モータ12,13
が制御され、線材尾端部は長手方向で均等に矯正され
る。
【0044】図5は本発明の請求項5に沿う装置例を示
している。なお、図3と同一部材及び部位には同一の符
号を付し、重複する説明を省略する。図5において、出
側通電ロール6と出側張力付加ロール7の間には冷却装
置10が搬送ラインLとオフラインとの間を走行可能に
設けられている。図3と同様に、出側通電ロール5及び
出側張力付加ロール7は入側通電ロール5との間を走行
可能に設けられており、出側通電ロール6及び出側張力
付加ロール7には入側通電ロール5及び入側張力付加ロ
ール4との距離を測定する距離計16,17が設けられ
ている。
【0045】図5に示すように、冷却装置10を搬送ラ
インLから一旦オフラインに退去させて、出側通電ロー
ル6及び出側張力付加ロール7を走行させて入側通電ロ
ール5に隣接させた後、図4の場合と同様に、線材Sを
各ロール4,5,6,7に通して通電加熱するとともに
出側通電ロール5及び出側張力付加ロール7を元の位置
に向けて走行させながら線材Sの先端部に張力を付加す
る。このとき出側張力付加ロール7は高速で走行させ
て、冷却装置10を搬送ラインLに戻す。制御装置20
によって通電ロール5,6間の距離に応じて通電ロール
5,6への供給電力が制御され、張力付加ロール間の距
離に応じて張力付加ロール4,7の回転速度すなわちラ
イン速度が制御され、線材先端部は長手方向で均等に矯
正される。
【0046】出側通電ロール6及び出側張力付加ロール
7が元の位置まで走行した後は、図3の説明と同様に、
制御装置20によって線材の温度が所定値となるように
通電ロール5,6への供給電力が制御され、伸び率が所
定値となるように張力付加ロール4及び7の回転速度が
制御される。線材Sは、出側通電ロール6と出側張力付
加ロール7によって張力が付加された状態で冷却装置1
0によって強制冷却されるため、強制冷却に伴う収縮力
と前記張力によって速やかに連続矯正される。線材Sの
尾端部が入側張力付加ロール4に到達する直前で、前記
同様に出側通電ロール6及び出側張力付加ロール7を入
側通電ロール5に隣接するように走行させ、制御装置2
0により通電加熱用電源8及びロール駆動モータ12,
13が制御され、線材尾端部は長手方向で均等に矯正さ
れる。
【0047】なお、以上の実施例では矯正材として線材
の例を説明したが、本発明は棒材にも適用できる。また
張力付加ロールとしてピンチロールの例を示したが、こ
れに代えてブライドルロール等を設けてもよい。
【0048】また張力付加ロール4,7によって線材に
所定の張力を付加する方法としては、入側張力付加ロー
ル4を所定速度に制御し出側張力付加ロール7に矯正に
必要なトルクを与える方式でもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1に沿う装置によれば、
短尺の線材は張力付加ロールによって搬送されながら張
力が付加されるとともに、通電ロールによって加熱され
る。このため線材を、通電ロール間において長手方向均
一に加熱するとともに張力付加した後に冷却すること
で、長手方向均一に矯正することができる。
【0050】本発明の請求項2に沿う装置によれば、コ
イル状の線材はアンコイラーから送り出されて粗矯正装
置によりほぼ直状に矯正された後に矯正される。このた
めコイル状の線材を連続して矯正できるので能率及び歩
留りがよい。
【0051】本発明の請求項3に沿う装置によれば、加
熱・張力付加中の線材温度及び伸び率を計測し、それら
の値が所定値となるように制御できるため、矯正精度が
よい。また線材を強制冷却できるため矯正能率がよい。
【0052】本発明の請求項4に沿う装置によれば、出
側通電ロール及び出側張力付加ロールが移動可能に設け
られている。これにより線材の先端及び尾端部を矯正で
きるため矯正歩留りがよい。また張力付加ロール間隔及
び通電ロール間隔を任意に変更できるため、加熱時間と
冷却時間の比率を変更できる。このため種々の矯正条件
に対応することができ、例えば加熱保定時間を必要とす
る場合は通電ロール間隔を大きくすることでライン速度
を下げなくて済む。また線材コイル先端を誘導する場
合、張力付加ロール間隔が小さいため作業能率がよい。
さらに請求項3と同様に加熱・張力付加中の線材温度及
び伸び率を計測し、それらの値が所定値となるように制
御できるため、矯正精度がよい。また線材を強制冷却で
きるため矯正能率がよい。
【0053】本発明の請求項5に沿う装置によれば、請
求項3と同様に、加熱・張力付加中の線材温度及び伸び
率を計測し、それらの値が所定値となるように制御でき
るため、矯正精度がよい。また線材を強制冷却できるの
ため矯正能率がよい。
【0054】また請求項4と同様に、出側通電ロール及
び出側張力付加ロールが移動可能に設けられているた
め、及び冷却装置を移動可能としたため、矯正歩留りが
よく、また種々の矯正条件に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に沿う棒線材矯正装置の実施
例を示す側面図である。
【図2】本発明の請求項2に沿う棒線材矯正装置の実施
例を示す側面図である。
【図3】本発明の請求項3に沿う棒線材矯正装置の実施
例を示す側面図である。
【図4】本発明の請求項4に沿う棒線材矯正装置の実施
例を示す側面図である。
【図5】本発明の請求項5に沿う棒線材矯正装置の実施
例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 アンコイラー 2 粗矯正装置 3 矯正ロール 4 入側張力付加ロール 5 入側通電ロール 6 出側通電ロール 7 出側張力付加ロール 8 通電加熱用電源 9 切断装置 10 冷却装置 11 温度計 12 ロール駆動モータ 13 ロール駆動モータ 14 伸び率計 15 伸び率計 16 距離計 17 距離計 18〜20 制御装置 S 線材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の棒線材の曲がりを矯正する装置
    であって、棒線材に張力を付加しながら該棒線材を搬送
    する入側張力付加ロール及び出側張力付加ロール、棒線
    材を通電加熱する入側通電ロール及び出側通電ロール、
    矯正後の棒線材を切断する切断装置とからなり、前記入
    側張力付加ロール、入側通電ロール、出側通電ロール、
    出側張力付加ロール、切断装置の順に配列されているこ
    とを特徴とする棒線材連続矯正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記入
    側張力付加ロールの前方に搬送ライン上流側からコイル
    状の棒線材を連続供給するアンコイラー、該アンコイラ
    ーから送り出された棒線材をほぼ直状に矯正する粗矯正
    装置が順に配列されていることを特徴とする棒線材連続
    矯正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、前記出
    側通電ロールと出側張力付加ロールの間において棒線材
    を冷却する冷却装置と、前記入側張力付加ロールと出側
    張力付加ロールの間における棒線材の伸び率を計測する
    伸び率計と、前記入側通電ロールと出側通電ロールの間
    における棒線材の温度を計測する温度計と、前記伸び率
    計の信号に応じて前記入側張力付加ロール及び出側張力
    付加ロールの回転数を制御し、前記温度計の信号に応じ
    て前記通電ロールへの供給電力を制御する制御装置とが
    設けられていることを特徴とする棒線材連続矯正装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置において、前記出
    側通電ロール及び出側張力付加ロールは前記入側通電ロ
    ールとの間を走行可能に設けられており、前記入側通電
    ロールと出側通電ロールとの距離に応じて前記供給電力
    を制御し、前記入側張力付加ロールと出側張力付加ロー
    ルとの距離に応じてライン速度を制御する制御装置が設
    けられていることを特徴とする棒線材連続矯正装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の装置において、前記出
    側通電ロール及び出側張力付加ロールは前記入側通電ロ
    ールとの間を走行可能に設けられており、前記冷却装置
    は搬送ラインとオフラインの間を走行可能に設けられて
    おり、前記入側通電ロールと出側通電ロールとの距離に
    応じて前記供給電力を制御し前記入側張力付加ロールと
    出側張力付加ロールとの距離に応じてライン速度を制御
    する制御装置が設けられていることを特徴とする棒線材
    連続矯正装置。
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