JPH08300524A - 燃料配管用樹脂チューブ - Google Patents
燃料配管用樹脂チューブInfo
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- JPH08300524A JPH08300524A JP8159521A JP15952196A JPH08300524A JP H08300524 A JPH08300524 A JP H08300524A JP 8159521 A JP8159521 A JP 8159521A JP 15952196 A JP15952196 A JP 15952196A JP H08300524 A JPH08300524 A JP H08300524A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フッ素樹脂からなる内側層とポリアミド、ポ
リエステル等の、フッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂か
らなる外側層の間の接着性を高めて、チューブの層間剥
離を防止する。 【解決手段】 特性付与剤や添加剤を適宜に加えてな
る、フッ素系樹脂からなる内側層とポリアミド樹脂等か
らなる外側層の少なくとも二層を有する樹脂チューブに
おいて、内側層の外側層に接する面に接着表面処理を施
すことからなる。
リエステル等の、フッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂か
らなる外側層の間の接着性を高めて、チューブの層間剥
離を防止する。 【解決手段】 特性付与剤や添加剤を適宜に加えてな
る、フッ素系樹脂からなる内側層とポリアミド樹脂等か
らなる外側層の少なくとも二層を有する樹脂チューブに
おいて、内側層の外側層に接する面に接着表面処理を施
すことからなる。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、車両における燃料配管等に好適
に用いられる樹脂チューブに係り、特に、フッ素系樹脂
層と、ポリアミド樹脂層の如き、フッ素系樹脂とは接着
性の悪い樹脂層とを積層してなる積層構造の燃料配管用
樹脂チューブに関するものである。
に用いられる樹脂チューブに係り、特に、フッ素系樹脂
層と、ポリアミド樹脂層の如き、フッ素系樹脂とは接着
性の悪い樹脂層とを積層してなる積層構造の燃料配管用
樹脂チューブに関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、自動車等で使用されている各種
配管用チューブには、種々の素材のものがあり、例えば
燃料配管や、その連結用等に用いられているチューブに
は、金属製チューブや樹脂製チューブ等が使用されてい
る。而して、金属製のチューブは、錆が発生する不具合
があると共に、非常に重く、車両の軽量化に対応し得な
いことから、近年では、軽量で、錆が発生しない、樹脂
製チューブが多く使用されてきており、ポリアミドやポ
リエステル等からなる樹脂チューブが利用されている。
配管用チューブには、種々の素材のものがあり、例えば
燃料配管や、その連結用等に用いられているチューブに
は、金属製チューブや樹脂製チューブ等が使用されてい
る。而して、金属製のチューブは、錆が発生する不具合
があると共に、非常に重く、車両の軽量化に対応し得な
いことから、近年では、軽量で、錆が発生しない、樹脂
製チューブが多く使用されてきており、ポリアミドやポ
リエステル等からなる樹脂チューブが利用されている。
【0003】しかしながら、ポリアミド樹脂製等の単層
チューブは、ガソリンの透過量が多く、環境汚染の問題
を内在していることから、ポリアミド等の樹脂層の内側
に、ガソリンバリヤー性能の高いフッ素系樹脂層を施し
て、二層構造と為し、ガソリン透過量を低減させること
が考えられている。ところが、フッ素系樹脂とポリアミ
ド等の樹脂の接着性が悪いことから、そのようなチュー
ブでは、使用中に層剥離が生じる恐れがあり、その結
果、チューブが閉塞されたり、層間にガスが溜まって破
裂したりする可能性があったのである。
チューブは、ガソリンの透過量が多く、環境汚染の問題
を内在していることから、ポリアミド等の樹脂層の内側
に、ガソリンバリヤー性能の高いフッ素系樹脂層を施し
て、二層構造と為し、ガソリン透過量を低減させること
が考えられている。ところが、フッ素系樹脂とポリアミ
ド等の樹脂の接着性が悪いことから、そのようなチュー
ブでは、使用中に層剥離が生じる恐れがあり、その結
果、チューブが閉塞されたり、層間にガスが溜まって破
裂したりする可能性があったのである。
【0004】
【解決課題】このような事情を背景として、本発明は為
されたものであって、その解決課題とするところは、フ
ッ素系樹脂層とポリアミド等の樹脂層との接着性を高
め、以て層間剥離の恐れのない積層構造の樹脂チューブ
を得ることにある。
されたものであって、その解決課題とするところは、フ
ッ素系樹脂層とポリアミド等の樹脂層との接着性を高
め、以て層間剥離の恐れのない積層構造の樹脂チューブ
を得ることにある。
【0005】
【解決手段】そして、上記の課題を解決するために、本
発明にあっては、特性付与剤や添加剤を適宜に加えてな
るフッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポリアミド、ポリ
エステル等の、前記フッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂
からなる外側層の少なくとも二層を有する樹脂チューブ
にして、該内側層の該外側層に接する面に接着表面処理
が為されていることを特徴とする燃料配管用樹脂チュー
ブを、その要旨とするものである。
発明にあっては、特性付与剤や添加剤を適宜に加えてな
るフッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポリアミド、ポリ
エステル等の、前記フッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂
からなる外側層の少なくとも二層を有する樹脂チューブ
にして、該内側層の該外側層に接する面に接着表面処理
が為されていることを特徴とする燃料配管用樹脂チュー
ブを、その要旨とするものである。
【0006】また、本発明は、特性付与剤や添加剤を適
宜に加えてなるフッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポリ
アミド、ポリエステル等の、前記フッ素系樹脂とは接着
性の悪い樹脂からなる外側層の少なくとも二層を有する
樹脂チューブにして、該内側層の該外側層に接する面に
接着表面処理が為されていると共に、前記外側層の外側
に、ゴム、熱可塑性樹脂及び熱可塑性エラストマーから
なる群より選ばれた材料からなる保護層が、更に設けら
れていることを特徴とする燃料配管用樹脂チューブも、
その要旨とするものである。
宜に加えてなるフッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポリ
アミド、ポリエステル等の、前記フッ素系樹脂とは接着
性の悪い樹脂からなる外側層の少なくとも二層を有する
樹脂チューブにして、該内側層の該外側層に接する面に
接着表面処理が為されていると共に、前記外側層の外側
に、ゴム、熱可塑性樹脂及び熱可塑性エラストマーから
なる群より選ばれた材料からなる保護層が、更に設けら
れていることを特徴とする燃料配管用樹脂チューブも、
その要旨とするものである。
【0007】なお、かかる本発明の好ましい態様の一つ
によれば、前記保護層を構成する材料に対して、難燃材
料が配合せしめられて、該保護層が難燃性とされてい
る。
によれば、前記保護層を構成する材料に対して、難燃材
料が配合せしめられて、該保護層が難燃性とされてい
る。
【0008】さらに、本発明は、特性付与剤や添加剤を
適宜に加えてなるフッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポ
リアミド、ポリエステル等の、前記フッ素系樹脂とは接
着性の悪い樹脂からなる外側層の少なくとも二層を有す
る樹脂チューブにして、該内側層の該外側層に接する面
に接着表面処理が為されていると共に、前記特性付与剤
の添加によって、前記内側層の少なくとも内面部位が導
電性とされていることを特徴とする燃料配管用樹脂チュ
ーブをも、その要旨とするものである。
適宜に加えてなるフッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポ
リアミド、ポリエステル等の、前記フッ素系樹脂とは接
着性の悪い樹脂からなる外側層の少なくとも二層を有す
る樹脂チューブにして、該内側層の該外側層に接する面
に接着表面処理が為されていると共に、前記特性付与剤
の添加によって、前記内側層の少なくとも内面部位が導
電性とされていることを特徴とする燃料配管用樹脂チュ
ーブをも、その要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】ところで、本発明に従う樹脂チュ
ーブにおいて、その内側層を形成するフッ素系樹脂、及
びその外側層を形成するポリアミド、ポリエステル等の
樹脂は、特別なものではなく、従来から公知の各種のも
のが何れも使用され得る。
ーブにおいて、その内側層を形成するフッ素系樹脂、及
びその外側層を形成するポリアミド、ポリエステル等の
樹脂は、特別なものではなく、従来から公知の各種のも
のが何れも使用され得る。
【0010】例えば、フッ素系樹脂としては、ポリビニ
リデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフル
オロエチレン(CTFE)、エチレンとテトラフルオロ
エチレンとの共重合体(ETFE)、エチレンとポリク
ロロトリフルオロエチレンとの共重合体(ECTF
E)、ヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロエチ
レンとの共重合体(FEP)、フッ化アルコキシエチレ
ン樹脂(PFA)等の共重合体や、各種グラフト重合体
及びブレンド体が使用され得る。
リデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフル
オロエチレン(CTFE)、エチレンとテトラフルオロ
エチレンとの共重合体(ETFE)、エチレンとポリク
ロロトリフルオロエチレンとの共重合体(ECTF
E)、ヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロエチ
レンとの共重合体(FEP)、フッ化アルコキシエチレ
ン樹脂(PFA)等の共重合体や、各種グラフト重合体
及びブレンド体が使用され得る。
【0011】また、ポリアミド樹脂としては、脂肪族
系、芳香族系を問わず、公知の如何なるポリアミド樹脂
を用いても良く、ラクタムの重合物、ジアミンとジカル
ボン酸の縮合物、アミノ酸の重合物、及びそれらの共重
合体やそれらのブレンド物の中から、適宜に選択して使
用される。具体的には、ナイロン6、ナイロン66、ナ
イロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロ
ン12等を挙げることができる。更に、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)等のポリエステル樹脂が外側層
の形成材料として使用され得る。
系、芳香族系を問わず、公知の如何なるポリアミド樹脂
を用いても良く、ラクタムの重合物、ジアミンとジカル
ボン酸の縮合物、アミノ酸の重合物、及びそれらの共重
合体やそれらのブレンド物の中から、適宜に選択して使
用される。具体的には、ナイロン6、ナイロン66、ナ
イロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロ
ン12等を挙げることができる。更に、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)等のポリエステル樹脂が外側層
の形成材料として使用され得る。
【0012】なお、それらフッ素系樹脂及びポリアミド
等の樹脂には、必要に応じて、公知の各種の特性付与剤
や添加剤、例えばガラス繊維、金属粉等の充填剤、顔
料、カーボンブラック等が適宜にそれぞれ添加されるこ
とは言うまでもないところである。また、それらフッ素
系樹脂及びポリアミド等の樹脂は、それぞれ、通常使用
されている二軸スクリュー押出機等を用いて、溶融温度
領域下において均一に混練せしめられた後、通常のチュ
ーブ押出成形操作に従って、管状体に形成されることと
なる。更に、管状体を形成する場合には、所定のマンド
レルを用いることによって、内径が規定されたチューブ
を成形することができる。なお、マンドレルを用いずに
成形を行なうことも可能である。
等の樹脂には、必要に応じて、公知の各種の特性付与剤
や添加剤、例えばガラス繊維、金属粉等の充填剤、顔
料、カーボンブラック等が適宜にそれぞれ添加されるこ
とは言うまでもないところである。また、それらフッ素
系樹脂及びポリアミド等の樹脂は、それぞれ、通常使用
されている二軸スクリュー押出機等を用いて、溶融温度
領域下において均一に混練せしめられた後、通常のチュ
ーブ押出成形操作に従って、管状体に形成されることと
なる。更に、管状体を形成する場合には、所定のマンド
レルを用いることによって、内径が規定されたチューブ
を成形することができる。なお、マンドレルを用いずに
成形を行なうことも可能である。
【0013】そして、本発明においては、先ず、フッ素
系樹脂にて内側層を成形し、その表面(外側層に接する
面)に対して、接着表面処理を施すのである。この接着
表面処理としては、ナトリウム処理法、火炎処理法、コ
ロナ放電法、スパッタリング法等の公知の各種の方法を
実施することができる。例えば、ナトリウム処理法は、
押出成形された内側層を、ナトリウム−アンモニア錯体
やナトリウム−ナフタレン錯体を含む化学処理液に浸漬
して、その表面に活性基を導入した後、メタノールに浸
漬し、更に水に浸漬することにより、該内側層の表面を
洗浄し、その後乾燥することによって、実施される。ま
た、必要に応じて、接着表面処理の後に、該内側層の表
面に接着剤を塗布しても良い。
系樹脂にて内側層を成形し、その表面(外側層に接する
面)に対して、接着表面処理を施すのである。この接着
表面処理としては、ナトリウム処理法、火炎処理法、コ
ロナ放電法、スパッタリング法等の公知の各種の方法を
実施することができる。例えば、ナトリウム処理法は、
押出成形された内側層を、ナトリウム−アンモニア錯体
やナトリウム−ナフタレン錯体を含む化学処理液に浸漬
して、その表面に活性基を導入した後、メタノールに浸
漬し、更に水に浸漬することにより、該内側層の表面を
洗浄し、その後乾燥することによって、実施される。ま
た、必要に応じて、接着表面処理の後に、該内側層の表
面に接着剤を塗布しても良い。
【0014】次いで、かかる接着表面処理が為された内
側層の外側に、ポリアミド、ポリエステル等の、前記フ
ッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂によって、外側層を積
層するのである。なお、前記内側層及び該外側層の肉厚
は、チューブの用途に応じて適宜に決定されるところで
あるが、例えば自動車用の燃料配管用チューブ等では、
前記内側層の肉厚が0.05mm〜0.5mm程度、内
側層と外側層の肉厚を合わせた厚さが1.0mm程度が
好ましい。
側層の外側に、ポリアミド、ポリエステル等の、前記フ
ッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂によって、外側層を積
層するのである。なお、前記内側層及び該外側層の肉厚
は、チューブの用途に応じて適宜に決定されるところで
あるが、例えば自動車用の燃料配管用チューブ等では、
前記内側層の肉厚が0.05mm〜0.5mm程度、内
側層と外側層の肉厚を合わせた厚さが1.0mm程度が
好ましい。
【0015】しかる後、このように内側層と外側層とを
積層した状態で、必要に応じて、該チューブには、熱処
理が施されることとなる。なお、その際の加熱温度とし
ては、150℃以上且つ外側層の融点以下の温度が採用
されるのである。何故なら、150℃よりも低い温度で
は、接着性向上の効果が不充分となるからであり、また
外側層を構成する樹脂の融点よりも高い温度では、チュ
ーブが軟化する不具合が生じるからである。なお、外側
層をポリアミド樹脂で形成する場合には、融点は大体2
00℃〜210℃程度であるが、実際には180℃程度
から徐々に軟化が始まるために、加熱時間との関係もあ
るが、通常、加熱温度は180℃程度以下とするのが好
ましい。また、熱処理時間は、加熱温度に応じて適宜に
決定されるが、通常は、4時間を越えるようになると、
それ以上効果が上がらなくなるところから、4時間以下
において適宜に設定されることとなる。
積層した状態で、必要に応じて、該チューブには、熱処
理が施されることとなる。なお、その際の加熱温度とし
ては、150℃以上且つ外側層の融点以下の温度が採用
されるのである。何故なら、150℃よりも低い温度で
は、接着性向上の効果が不充分となるからであり、また
外側層を構成する樹脂の融点よりも高い温度では、チュ
ーブが軟化する不具合が生じるからである。なお、外側
層をポリアミド樹脂で形成する場合には、融点は大体2
00℃〜210℃程度であるが、実際には180℃程度
から徐々に軟化が始まるために、加熱時間との関係もあ
るが、通常、加熱温度は180℃程度以下とするのが好
ましい。また、熱処理時間は、加熱温度に応じて適宜に
決定されるが、通常は、4時間を越えるようになると、
それ以上効果が上がらなくなるところから、4時間以下
において適宜に設定されることとなる。
【0016】かくして得られる樹脂チューブは、接着表
面処理、或いはそれに加えて熱処理が施されていること
によって、内側層と外側層との接着性が極めて効果的に
高められているのである。それ故に、層間剥離が生じ難
く、曲げ加工安定性が高く、振動・屈曲等に対する耐久
性が高い。更には、内側層と外側層の界面にガスが溜ま
ることが良好に防止されて、該チューブの破裂等も効果
的に防止され得るのである。また、熱処理を施した場合
においても、それ自体は、簡易に且つ安価に実施するこ
とができるため、そのような熱処理を加えることによっ
て、該樹脂チューブの生産性が低下したり、コストが大
幅に上昇することはない。
面処理、或いはそれに加えて熱処理が施されていること
によって、内側層と外側層との接着性が極めて効果的に
高められているのである。それ故に、層間剥離が生じ難
く、曲げ加工安定性が高く、振動・屈曲等に対する耐久
性が高い。更には、内側層と外側層の界面にガスが溜ま
ることが良好に防止されて、該チューブの破裂等も効果
的に防止され得るのである。また、熱処理を施した場合
においても、それ自体は、簡易に且つ安価に実施するこ
とができるため、そのような熱処理を加えることによっ
て、該樹脂チューブの生産性が低下したり、コストが大
幅に上昇することはない。
【0017】なお、このような二層構造の樹脂チューブ
に対しては、その外側に保護層を設けるようにすること
が望ましく、その形成材料としては、例えば、クロロプ
レンゴム(CR)、エチレン−プロピレン−ジエン三元
共重合体ゴム(EPDM)、エピクロルヒドリンゴム
(ECO)、塩素化ポリエチレン(CPE)、アクリル
ゴム(ACM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CS
M)、シリコーンゴム(Q)等のゴム、塩化ビニル樹脂
(PVC)等の熱可塑性樹脂及び熱可塑性エラストマー
等のソリッド体や発泡体を挙げることができる。また、
これらの材料に、難燃材料を配合したものも使用するこ
とができる。そして、かかる保護層は、前記二層構造の
樹脂チューブに熱処理を施した後に、通常0.5〜3m
m程度の厚みで積層されることとなり、その際、必要に
応じて、該保護層と樹脂チューブとの間に接着剤を施し
てもよい。
に対しては、その外側に保護層を設けるようにすること
が望ましく、その形成材料としては、例えば、クロロプ
レンゴム(CR)、エチレン−プロピレン−ジエン三元
共重合体ゴム(EPDM)、エピクロルヒドリンゴム
(ECO)、塩素化ポリエチレン(CPE)、アクリル
ゴム(ACM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CS
M)、シリコーンゴム(Q)等のゴム、塩化ビニル樹脂
(PVC)等の熱可塑性樹脂及び熱可塑性エラストマー
等のソリッド体や発泡体を挙げることができる。また、
これらの材料に、難燃材料を配合したものも使用するこ
とができる。そして、かかる保護層は、前記二層構造の
樹脂チューブに熱処理を施した後に、通常0.5〜3m
m程度の厚みで積層されることとなり、その際、必要に
応じて、該保護層と樹脂チューブとの間に接着剤を施し
てもよい。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも
受けるものでないことは、言うまでもないところであ
る。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には
上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない
限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、
修正、改良等を加え得るものであることが、理解される
べきである。
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも
受けるものでないことは、言うまでもないところであ
る。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には
上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない
限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、
修正、改良等を加え得るものであることが、理解される
べきである。
【0019】先ず、下記表1に示す如き各種の樹脂材料
を用いて、通常の押出成形手法に従って、内側層を成形
し、その表面に、常法に従ってナトリウム処理を施した
後、外側層を積層して、15種類の二層構造のチューブ
を成形した。なお、チューブの内径は6mmφ、外径は
8mmφであり、内側層の肉厚を0.3mm、外側層の
肉厚を0.7mmとした。そして、各チューブをオーブ
ンに入れて、それぞれ、下記表1に示す条件にて熱処理
を施した。
を用いて、通常の押出成形手法に従って、内側層を成形
し、その表面に、常法に従ってナトリウム処理を施した
後、外側層を積層して、15種類の二層構造のチューブ
を成形した。なお、チューブの内径は6mmφ、外径は
8mmφであり、内側層の肉厚を0.3mm、外側層の
肉厚を0.7mmとした。そして、各チューブをオーブ
ンに入れて、それぞれ、下記表1に示す条件にて熱処理
を施した。
【0020】次いで、かくして得られた各チューブよ
り、1インチ幅の試験片を採取して、JIS−K−63
01の180度剥離試験に準拠して、剥離強度を調べ、
その結果を、表1に併せて示した。なお、表1中の略号
は、以下の通りである。 ETFE:エチレンとテトラフルオロエチレンの共重合
体 FEP :ヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロ
エチレンの共重合体 PFA :フッ化アルコキシエチレン樹脂 PA12:ナイロン12 PA11:ナイロン11 PBT :ポリブチレンテレフタレート
り、1インチ幅の試験片を採取して、JIS−K−63
01の180度剥離試験に準拠して、剥離強度を調べ、
その結果を、表1に併せて示した。なお、表1中の略号
は、以下の通りである。 ETFE:エチレンとテトラフルオロエチレンの共重合
体 FEP :ヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロ
エチレンの共重合体 PFA :フッ化アルコキシエチレン樹脂 PA12:ナイロン12 PA11:ナイロン11 PBT :ポリブチレンテレフタレート
【0021】
【表1】
【0022】かかる表1の結果より明らかなように、内
側層に対する接着表面処理により、内側層と外側層との
間の接着性が高められ、更に、そのような接着表面処理
に加えて、熱処理を実施することにより、剥離強度が効
果的に向上せしめられているのである。
側層に対する接着表面処理により、内側層と外側層との
間の接着性が高められ、更に、そのような接着表面処理
に加えて、熱処理を実施することにより、剥離強度が効
果的に向上せしめられているのである。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う樹脂チューブにあっては、所定の接着表面処理が
施されていることによって、フッ素系樹脂からなる内側
層と、ポリアミド、ポリエステル等の、フッ素系樹脂と
は接着性の悪い樹脂からなる外側層との間の接着性が効
果的に改善され得たのであり、以て著しく高い層間接着
性を有しているのである。従って、該樹脂チューブは、
層間剥離の問題が有利に解消されていることから、曲げ
加工安定性が向上し、振動・屈曲等に対する耐久性が向
上すると共に、内側層と外側層の界面にガスが溜まるこ
とによるチューブの破裂等の懸念が解消され得るのであ
る。
に従う樹脂チューブにあっては、所定の接着表面処理が
施されていることによって、フッ素系樹脂からなる内側
層と、ポリアミド、ポリエステル等の、フッ素系樹脂と
は接着性の悪い樹脂からなる外側層との間の接着性が効
果的に改善され得たのであり、以て著しく高い層間接着
性を有しているのである。従って、該樹脂チューブは、
層間剥離の問題が有利に解消されていることから、曲げ
加工安定性が向上し、振動・屈曲等に対する耐久性が向
上すると共に、内側層と外側層の界面にガスが溜まるこ
とによるチューブの破裂等の懸念が解消され得るのであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/36 B32B 27/36 31/12 7148−4F 31/12 31/26 7148−4F 31/26 F16L 11/04 F16L 11/04
Claims (4)
- 【請求項1】 特性付与剤や添加剤を適宜に加えてなる
フッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポリアミド、ポリエ
ステル等の、前記フッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂か
らなる外側層の少なくとも二層を有する樹脂チューブに
して、該内側層の該外側層に接する面に接着表面処理が
為されていることを特徴とする燃料配管用樹脂チュー
ブ。 - 【請求項2】 特性付与剤や添加剤を適宜に加えてなる
フッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポリアミド、ポリエ
ステル等の、前記フッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂か
らなる外側層の少なくとも二層を有する樹脂チューブに
して、該内側層の該外側層に接する面に接着表面処理が
為されていると共に、前記外側層の外側に、ゴム、熱可
塑性樹脂及び熱可塑性エラストマーからなる群より選ば
れた材料からなる保護層が、更に設けられていることを
特徴とする燃料配管用樹脂チューブ。 - 【請求項3】 前記保護層を構成する材料に対して、難
燃材料が配合せしめられて、該保護層が難燃性とされて
いることを特徴とする請求項2記載の燃料配管用樹脂チ
ューブ。 - 【請求項4】 特性付与剤や添加剤を適宜に加えてなる
フッ素系樹脂の層を含む内側層と、ポリアミド、ポリエ
ステル等の、前記フッ素系樹脂とは接着性の悪い樹脂か
らなる外側層の少なくとも二層を有する樹脂チューブに
して、該内側層の該外側層に接する面に接着表面処理が
為されていると共に、前記特性付与剤の添加によって、
前記内側層の少なくとも内面部位が導電性とされている
ことを特徴とする燃料配管用樹脂チューブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8159521A JPH08300524A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 燃料配管用樹脂チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8159521A JPH08300524A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 燃料配管用樹脂チューブ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4106050A Division JP2578705B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 燃料配管用樹脂チューブ及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08300524A true JPH08300524A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15695591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8159521A Pending JPH08300524A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 燃料配管用樹脂チューブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08300524A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001527198A (ja) * | 1997-12-19 | 2001-12-25 | ディクソン−ロチェ,キース | ホース即ちフレキシブルパイプ |
| JP2003062959A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Teijin Ltd | 燃料部品 |
| CN100402911C (zh) * | 2004-12-17 | 2008-07-16 | 东海橡胶工业株式会社 | 用于输送燃料的管道组件 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP8159521A patent/JPH08300524A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001527198A (ja) * | 1997-12-19 | 2001-12-25 | ディクソン−ロチェ,キース | ホース即ちフレキシブルパイプ |
| JP2003062959A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Teijin Ltd | 燃料部品 |
| CN100402911C (zh) * | 2004-12-17 | 2008-07-16 | 东海橡胶工业株式会社 | 用于输送燃料的管道组件 |
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