JPH08300935A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH08300935A
JPH08300935A JP11180195A JP11180195A JPH08300935A JP H08300935 A JPH08300935 A JP H08300935A JP 11180195 A JP11180195 A JP 11180195A JP 11180195 A JP11180195 A JP 11180195A JP H08300935 A JPH08300935 A JP H08300935A
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JP
Japan
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winding
film
drive shaft
driven shaft
pulley
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JP11180195A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kawamura
義則 川村
Naoki Oyama
直樹 大山
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜状の膜状部材によって通風状態を変更する
ものにおいて、膜状部材を移動させる際の操作力の最大
値を低減することを目的とする。 【構成】 巻取駆動軸11および巻取従動軸12には、
これらを連動回転させる駆動装置17が連結されてい
る。駆動装置17は、巻取駆動軸11に連結された第2
のプーリー19と、巻取従動軸12に連結された第1の
プーリー18と、ワイヤー20とからなる。これによっ
て、第2のプーリー19と、巻取駆動軸11と第1のプ
ーリー18とが同期して回転するようになっている。巻
取従動軸12と第1のプーリー18との間には、スプリ
ング26が介在されている。このスプリング26によっ
て、膜状部材200は常時張力が付与される。また、巻
取従動軸12の軸心と巻取従動軸12に巻き取られた膜
状部材200の巻きつき方向における終端部202との
第2の距離bは、巻取駆動軸11側の第1の距離aより
常時大きくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置であっ
て、特に膜状部材によって通風状態を変更するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置を体格的小さくす
るために、板状の切換ドアの代わりに膜状の膜状部材を
移動させることで、通風状態を変更するものがある。こ
のものは、例えば図5〜図7に示すように膜状部材10
0を空調ユニットの吹出開口部101に対向するように
配置し、膜状部材100に形成された開口部102と吹
出開口部101との重なり度合いによって、吹出開口部
101の開口面積を調節するものである。そして、この
膜状部材100の一端側は、空調ユニットに回転自在に
支持された巻取駆動軸103に固定されており、膜状部
材100の他端側は、巻取駆動軸103の回転に応じて
回転する巻取従動軸104に固定されている。
【0003】そして、巻取駆動軸103の軸方向先端部
に、ステップモータ(図示しない)を連結し、このステ
ップモータの駆動により膜状部材100の開口部102
の位置を移動させて巻取状態を変更している。また、具
体的な構成としては、巻取駆動軸103の軸方向先端部
には、第1のプーリー105が設けてある。一方、巻取
従動軸の軸方向先端部には、スプリング106を介して
第2のプーリー107がこの巻取従動軸と相対回転可能
が設けてある。第1のプーリー105と第2のプーリー
107とはワイヤー108にて連結されており、このワ
イヤー108によって第1のプーリー105の回転に同
期して第2のプーリー107が回転するように構成され
ている。
【0004】そして、このような空調装置は、風圧によ
って膜状部材100が膨らむように撓み、膜状部材10
0が吹出開口部101の開口縁と圧接することで吹出開
口部101のシール性が確保されている。スプリング1
06は、常時膜状部材100が撓むことを防止するため
であり、以下、スプリング106を設けた理由について
説明する。
【0005】例えば、膜状部材100が撓むと膜状部材
100の開口部102の位置がずれてしまい所望の空調
状態が得られなくなる。また、さらに膜状部材100が
撓むと、風圧によって膜状部材100がばたつき、異音
が発生するという問題がある。そして、このような問題
点を解決するためには、常に膜状部材100にある程度
の張力を与えておけば良い。そこで、このものでは巻取
従動軸104にスプリング106を設ける構成として、
この問題に対処している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
が実験検討した結果、以下に述べる巻取状態にて膜状部
材100を移動させる際の操作力が最大に大きくなるこ
とが分かった。そして、この原因を追求した結果、以下
のような原因が分かった。図7に基づき説明すると、膜
状部材100の巻取量を含む巻取駆動軸103と巻取従
動軸104の見かけ上の各軸径のうち、巻取駆動軸10
3の方が大きく、かつ巻取駆動軸103に膜状部材10
0を巻き取る場合では、以下に述べるようにスプリング
106が作用する。なお、説明上分かり易いように、膜
状部材100を含む見かけ上の巻取駆動軸103の軸径
をd+t、膜状部材100を含む見かけ上の巻取従動軸
104の軸径をdとする。
【0007】つまり、第1のプーリー105が1回転し
た場合、巻取駆動軸103も1回転し、巻取駆動軸10
3には約2π(d+t)の膜状部材100が巻き取られ
る。これに伴って、第2のプーリー107も、第1のプ
ーリー105と同期して回転するため1回転する。一
方、巻取従動軸104からは、約2π(d+t)の膜状
部材100が巻取駆動軸103に送りだされることにな
るが、軸径が巻取駆動軸103のそれより小さいため、
1回転強(d+t/d回転)回転することになる。
【0008】つまり、第2のプーリ107は1回転して
おり、この第2のプーリ107と連結された巻取従動軸
104が1回転強するため、回転差が生じ、巻取従動軸
104が第2のプーリに対し相対的に図8中反時計回り
に回転することになる。そして、この回転差は、スプリ
ング106が伸びることで吸収される。言い換えれば、
スプリング106は、膜状部材100のテンション(張
力)が大きくなるように作用する。この結果、巻取駆動
軸を回転駆動する際、スプリング106によって巻取駆
動軸103を駆動する駆動力が増加することになり、膜
状部材100の操作力を増加させる原因となる。
【0009】さらに巻取駆動軸103に膜状部材100
を巻き取る場合は、膜状部材100が撓むこと無く、膜
状部材100と吹出開口部102の開口縁とが摺動し、
摩擦力が発生することで、さらに操作力を大きくする原
因となる。一方、巻取駆動軸103から巻取従動軸10
4に膜状部材100を送りだす場合は、ミクロ的にみる
と膜状部材100が緩むように作用するため、上述の巻
き取る場合に比べ、摩擦力による操作力増加は小さくな
る。
【0010】また、図5に示すような状態では、逆にス
プリング106が緩むように作用するため、図7の状態
に比べ操作力はそれほど大きくならない。また、図6に
示すような状態(見かけ上の軸径がほぼ同じ状態)で
は、巻取従動軸104と第1のプーリー107とに回転
差が生じないことから、このような問題は起こらない。
【0011】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み
て、膜状部材を移動させる際の最大操作力を低減するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記
載の発明では、空気通路をなすダクト(1)に形成され
た吹出用開口部(7〜9)と、前記ダクト内で前記吹出
開口部に対向するように配置された膜状の膜状部材化2
00)とを有し、この膜状部材が前記ダクト内を移動す
ることでこの吹出開口部の開口面積を調節すると共に、
前記吹出開口部の開口縁(16)と摺動可能に構成され
た車両用空調装置において、前記ダクトに回転自在に支
持され、前記膜状部材の一端部が固定されると共に前記
膜状部材を巻き取る、または送りだす巻取駆動軸(1
1)と、この巻取駆動軸を駆動する駆動手段(21)
と、前記ダクトに回転自在に支持され、前記膜状部材の
他端部が固定されると共に、前記巻取駆動軸が前記膜状
部材を巻き取るに応じて前記膜状部材を送りだし、前記
巻取駆動軸が前記膜状部材を送りだすに応じて前記膜状
部材を巻き取る巻取従動軸(12)と、この巻取従動軸
に設けられ、この巻取従動軸と相対回転可能な第1のプ
ーリー(18)と、前記巻取従動軸と前記第1のプーリ
ーとの間に介在され、これら巻取従動軸と第1のプーリ
ーとの相対回転によって弾性力を変化させると共に、こ
の弾性力によって常時前記膜状部材に張力を付与する張
力付与手段(26)と、前記駆動手段による前記巻取駆
動軸の回転に略同期するように前記第1のプーリーを回
転させ、前記張力付与手段を介して前記巻取従動軸を回
転させる回転伝達手段(20)とを備え、前記巻取駆動
軸の軸心とこの巻取駆動軸に巻き付けられた前記膜状部
材の巻きつけ方向における終端部(201)との第1の
距離(a)と、前記巻取従動軸の軸心とこの巻取従動軸
に巻き付けられた前記膜状部材の巻きつけ方向における
終端部(202)との第2の距離(b)とを、常時第2
の距離の方が大きくしたことを特徴としている。
【0013】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の発明において、前記巻取駆動軸の軸心とこの巻取
駆動軸に巻き付けられた前記膜状部材の巻きつけ方向に
おける終端部との第1の距離と、前記巻取従動軸の軸心
とこの巻取従動軸に巻き付けられた前記膜状部材の巻き
つけ方向における終端部との第2の距離とを、常時第2
の距離の方が大きくなるように、前記巻取従動軸の軸径
を前記巻取駆動軸の軸径より大きくしたことを特徴とし
ている。
【0014】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または請求項2記載の発明において、前記張力付与手段
はバネ部材(26)にて構成されており、このバネ部材
は、一端側が前記巻取従動軸に固定され、他端側が前記
第1のプーリーに固定されていること特徴としている。
【0015】また、請求項4記載の発明では、請求項1
ないし請求項3いずれかに記載の発明でにおいて、前記
回転伝達手段は、ワイヤー部材(20)であることを特
徴としている。
【0016】
【作用及び発明の効果】請求項1ないし請求項4記載の
発明によれば、駆動手段によって巻取駆動軸に膜状部材
を巻き取るように回転させられると、回転伝達手段によ
ってこの回転に略同期して第1のプーリーが回転する。
そして、第2の距離が第1の距離より大きいために、第
1のプーリーは巻取従動軸の回転に対して遅れ、回転差
が生じる。そして、この回転差は、第1のプーリーと巻
取従動軸との相対回転によって吸収され、この際、張力
付与手段は膜状部材の張力が緩む方向に作用する。
【0017】従って、巻取駆動軸に膜状部材を巻き取る
場合、常に張力付与手段による膜状部材の張力が緩む方
向に作用することから、張力付与手段によって操作力が
増加されることが無くなり、操作力の最大値を低下させ
ることが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図2に車両用空調装置の概略全体構成図を示す。車
両用空調装置は、車室内に空気を導くための空気通路を
なすダクト1を有している。このダクト1は、ポロプロ
ピレン等の樹脂材にて形成されている。ダクト1の空気
上流側部位には、ダクト1内に車室内に向かった空気流
を発生させる送風機2が配設されている。なお、送風機
2の空気上流側部位には、ダクト1内に取り入れられる
空気を車室内の空気(内気)とするか、車室外の空気
(外気)とするか決定する内外気切換手段(図示しな
い)が配設されている。
【0019】ダクト1内において、送風機2の空気下流
側部位には、通過する空気を冷却するエバポレーター3
が配設されている。このエバポレーター3は、車両に搭
載された冷凍サイクル(図示しない)の冷媒蒸発器をな
すものである。なお、この冷凍サイクルは、エンジンの
駆動力により冷媒を圧縮することで高温高圧の気相冷媒
とするコンプレッサーと、この気相冷媒を凝縮液化させ
るコンデンサと、この液化した冷媒を減圧膨張させる膨
張弁と、この減圧膨張させられた冷媒を蒸発させる上記
エバポレータ3とを有する周知のものである。
【0020】ダクト1内において、エバポレータ3の空
気下流側部位には、エバポレーター3にて冷却された空
気を所定量加熱するヒータコア4が配設されている。こ
のヒータコア4は、エンジン冷却水を熱源とした加熱用
熱交換器である。 また、ダクト1内には、エバポ
レータ3を通過した空気が上記ヒータコア4をバイパス
するバイパス通路5が設けられている。
【0021】このダクト1内で、ヒータコア4の空気上
流側、かつバイパス通路5中には、エバポレーター3を
通過した空気のうちバイパス通路5に送られる送風量
と、ヒータコア4に送られる空気量との割合を調節する
加熱量調節手段6が配設されている。つまり、この加熱
量調節手段6にて決定される空気量割合によって、ヒー
タコア4およびバイパス通路5の下流側部位にて所望の
空調吹出温度となるようにエアミックスされる。
【0022】ダクト1の最下流側部位には、加熱量調節
手段6によって温度調節された空調風を、車室内に吹き
出させるための吹出口(7〜9)が配設されている。具
体的には、吹出口は、乗員に上半身に向けて空調風を吹
き出させるためのフェイス用開口部7と、乗員の下半身
に向けて空調風を吹き出させるためのフット用開口部8
と、車両のガラスの内面に向かって空気を吹き出させる
ためのデフロスタ用開口部9とから構成されている。
【0023】これら開口部7〜9は、吹出口切換装置1
0によってその開口面積を調節される。以下、この吹出
口切換装置10を図1ないし図4に基づき説明する。図
1に吹出口切換装置10の概略構成図を示す。図3に図
1のB矢視図を示す。図4に吹出口切換装置10の概略
斜視図を示す。図3に示すように吹出口切換装置10
は、巻取駆動軸11と、巻取従動軸12と、膜状部材2
00とから構成されている。
【0024】巻取駆動軸11は、図2に示すようにフェ
イス用開口部7の左側に配置されている。巻取駆動軸1
1は、その軸方向が図2中紙面上方と紙面裏側に向き、
両端部がダクト1に支持され、回転自在となっている。
巻取従動軸12は、図2に示すようにフット用開口部8
の右側に配置されている。巻取従動軸12は、その軸方
向が図2中紙面上方と紙面裏側に向き、両端部がダクト
1に支持され、回転自在となっている。
【0025】膜状部材200は、可撓性のフィルム材に
て形成されており、その外形が略長方形状を呈してい
る。膜状部材200は、図2に示すようにフェイス用開
口部7、デフロスタ用開口部9およびフット用開口部8
に対向するように配置されている。膜状部材200の長
手方向の両端部は、それぞれ巻取駆動軸11および巻取
従動軸12に固定されている。
【0026】そして、膜状部材200の長手方向におけ
る長さは、巻取駆動軸11と巻取従動軸12との距離よ
り長くなっており、膜状部材200は、常時所定量巻取
駆動軸11または巻取従動軸12の少なくとも一方に巻
き付けられた状態となる。そして、膜状部材200は、
巻取駆動軸11および巻取従動軸12が連動回転し、開
口部15が移動する。具体的には、巻取駆動軸11が膜
状部材200を巻き取る場合は、巻取従動軸12が膜状
部材200を送り出し、開口部15が図1中左方向に移
動する。一方、巻取従動軸12が膜状部材200を巻き
取る場合は、巻取駆動軸11が膜状部材200を送り出
し、開口部15が図1中左方向に移動する。なお、本実
施例においては、膜状部材200をほぼ全域(一端側か
ら他端側)にわたって使用することで吹出口モードの切
換が可能となっている。
【0027】また、実際には巻取駆動軸11と巻取従動
軸12との間には、フェイス吹出口7、フット吹出口8
およびデフロスタ吹出口9の配列に沿って、膜状部材1
00をくの字状に配置するために、中間プーリー13、
14が設置されており、これら中間プーリー13、14
は巻取駆動軸11および巻取従動軸12に連動すること
になる。
【0028】ここで、巻取従動軸12の軸径は、巻取駆
動軸11の軸径より大きくなっている。この巻取従動軸
12の軸径の設定方法は、巻取駆動軸11に膜状部材2
00が最大限(膜状部材200の使用範囲にて)巻き付
けられた状態において、この膜状部材200を含む見か
け上の軸径が、巻取駆動軸11の軸径より大きくなるよ
うにしてある。具体的には、図1に示すように巻取駆動
軸11の軸心とこの巻取駆動軸11の巻きつけられた膜
状部材200の巻き取り方向における終端部201との
第1の距離aとする。一方、巻取従動軸12の軸心とこ
の巻取従動軸12の巻きつけられた膜状部材200の巻
き取り方向における終端部202との第2の距離bと
し、常時第2の距離bの方が大きくなるように設定され
ている。
【0029】以後、説明の簡略化のためにフェイス用開
口部7の開口面積を膜状部材200にて調節するものに
置き換えて説明する。図1、図3および図4はこれに対
応し、図1および図3は巻取駆動軸11に最大限膜状部
材200が巻き付けられた状態を表す。膜状部材200
には、図1および図3に示すように吹出口モードを切り
換えるための開口部15が形成されており、この開口部
15を介して空調風がフェイス用開口部7に送風され
る。そして、膜状部材200には、所定パターンとなる
ように長手方向に沿って同様な開口部が形成されてい
る。
【0030】つまり、図2において、巻取駆動軸11お
よび巻取従動軸12が連動回転すると、膜状部材200
に形成された開口部の位置が移動し、所望の吹出モード
が選択される。例えば、フェイスモード(フェイス用開
口部7だけに空調風を送る吹出モード)においては、開
口部15がフェイス用開口部7とラップするように配置
される。一方、デフロスタ吹出口9およびフット吹出口
8は、膜状部材200の開口部が非形成の部分にて塞が
れる。
【0031】ここで、単に開口したい吹出用開口部に、
膜状部材200の開口部15を対向配置し、閉塞したい
吹出用開口部に、膜状部材100の開口部が非形成の部
分を対向配置するだけでは、シール性を確保することが
できない。そこで、膜状部材200は、風圧によって撓
むように構成されており、風圧によって膜状部材200
が図1中上方に膨らみ、フェイス用開口部7の開口縁1
6と圧接することで、シール性が確保される。
【0032】このような巻取駆動軸11および巻取従動
軸12には、膜状部材200を移動させるための駆動装
置17が連結されており、以下この駆動装置17を説明
する。駆動装置17は、巻取駆動軸11および巻取従動
軸12の軸方向一端側(図3および図4参照)に連結さ
れており、第1、第2のプーリー18、19と、これら
第1、第2のプーリー18、19を連結するケーブル2
0と、第2のプーリー19を駆動する駆動手段21(図
3参照)とからなる。
【0033】第2のプーリー19は、図4に示すように
リール状を呈しており、軸方向の一端側には嵌合部22
が一体的に形成されている。第2のプーリー19と巻取
駆動軸11とは、この嵌合部22が巻取従動軸12の一
端側に形成された嵌合穴23に嵌合される。そして、嵌
合部22の形状が、嵌合穴23に対して回り止め形状を
呈していることから、第2のプーリー19と巻取駆動軸
11とは一体的に回転する。
【0034】第1のプーリー18も、ほぼ第2のプーリ
ー19と同様な構成をしている。異なる点は、嵌合部2
4の形状が嵌合穴25に対し回り止め形状を呈しておら
ず、第1のプーリー18は、巻取従動軸12に対し相対
回転可能となっている。そして、図3(図4では図示し
ていない)に示すように第1のプーリー18と巻取従動
軸12の間には、バネ部材であるスプリング26が介在
されている。このスプリング26は、本明細書にて上述
したように膜状部材200に張力を付与するためのもの
であり、一端側が第1のプーリー18に固定され、他端
側が巻取従動軸12に固定されている。これによって、
膜状部材200は、どのような状態においてもスプリン
グ26によって張力が与えられることになる。
【0035】ケーブル20は、両端部がそれぞれ第1、
第2のプーリー18、19に固定され、膜状部材200
の移動範囲に対応して所定量巻き付けられている。そし
て、このケーブル20によって、第1のプーリー18は
第2のプーリー19の回転にほぼ同期して回転するよう
になっている。駆動手段21は、例えばステップモータ
21にて構成されている。このステップモータ21は、
第2のプーリー19の嵌合部23とは反対側の端面に連
結されている。そして、ステップモータ21が所定のス
テップ数駆動することで、第2のプーリー19が回転
し、これに伴ってさらにケーブル20を介して第1のプ
ーリー18が第2のプーリー19の回転に同期して回転
することになる。
【0036】これによって、例えば図4中第2のプーリ
ー19が時計回りに回転すると、膜状部材200が巻取
駆動軸11から巻取従動軸12に送りだされ、巻取従動
軸12に膜状部材200が巻き取られる。一方、図4中
第2のプーリー19が反時計回りに回転すると、膜状部
材200が巻取従動軸12から巻取駆動軸11に送りだ
され、巻取駆動軸11に膜状部材200が巻き取られ
る。この結果、膜状部材200が所望の吹出口を開閉す
ることで、所望の吹出口モードに切り換えられる。
【0037】なお、加熱量調節手段6も、上述の吹出口
切換装置10とほぼ同様な構成をしており、詳しい説明
を省略するが、簡単に説明すると膜状部材200に形成
された開口部の開口面積によってヒータコア4に送られ
る空気量と、バイパス通路5に送られる空気量とが調節
されることで、所望の空調風温度が得られる。次に上述
の吹出口切換装置10の作用を図1に基づき具体的に説
明する。
【0038】本明細書中にて上述したように巻取駆動軸
11に膜状部材200を巻き取る場合、スプリング26
は、ある状態において捩じれる方向に作用し、膜状部材
200を移動させる操作力が最大値となる。しかしなが
ら、本実施例においては、巻取駆動軸11に膜状部材2
00が巻き取られる場合、第2のプーリー19、第1の
プーリー18および巻取駆動軸11とは同期して回転す
る。そして、第2の距離bが第1の距離aより大きいた
めに巻取従動軸12は、第1のプーリー18の回転に対
して遅れて回転差が生じ、巻取従動軸12は第1のプー
リー18に対して相対的に図1中矢印で示す方向に回転
することになる。
【0039】この際、スプリング26は、膜状部材20
0の張力を緩む方向に作用することになる。そして、徐
々に巻取駆動軸11に膜状部材200が巻き取られるに
連れて、序々に膜状部材200の操作力が小さくなって
いく。つまり、巻取駆動軸11に膜状部材200を巻き
取る場合は、従来とは異なり、常にスプリング26が緩
むように作用することから、膜状部材200を移動させ
る操作力の最大値を小さくすることができるようにな
る。これによって、例えばステップモータ21の耐久性
を向上させることが可能となり、吹出口切換装置10の
耐久性をも向上させることができる。
【0040】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は以下に述べるような変形例にも適用可能である。上
記実施例では、膜状部材200のほぼ全域にわたって吹
出口の切換に使用し、巻取従動軸12との軸径を巻取駆
動軸11の軸径より大きくしたが、吹出口の切換に必要
な膜状部材200の使用範囲において、膜状部材200
を常に巻取従動軸12や巻取駆動軸11に巻きつけた状
態で使用して、巻取従動軸の見かけ上の軸径を大きくし
ても良い。なお、この場合は、吹出口の切換に関与しな
い膜状部材200が存在することになり、コストの面か
らみると上記実施例のほうが有利である。
【0041】また、上記実施例では、駆動手段としてス
テップモータ21を使用したが、どのようなモータを使
用しても良いし、手動にて膜状部材200を移動させて
も良い。また、上記実施例では、吹出口の切換について
説明したが、上述の加熱量調節手段6に適用しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における吹出口切換装置の概略
構成図である。
【図2】上記実施例における車両用空調装置の全体概略
構成図である。
【図3】図1のB矢視図を表す図である。
【図4】上記実施例における吹出口切換装置の概略斜視
図である。
【図5】従来の吹出口切換装置の概略構成図および作動
を表す図である。
【図6】従来の吹出口切換装置の概略構成図および作動
を表す図である。
【図7】従来の吹出口切換装置の概略構成図および作動
を表す図である。
【符号の説明】
1 ダクト 7 フェイス用開口部(吹出用開口部) 8 デフロスタ用開口部(吹出用開口部) 9 フット用開口部(吹出用開口部) 11 巻取駆動軸 12 巻取従動軸 15 開口縁15 18 第1のプーリー 20 ワイヤー(回転伝達手段) 26 スプリング(張力付与手段) 200 膜状部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路をなすダクトに形成された吹出
    用開口部と、前記ダクト内で前記吹出開口部に対向する
    ように配置された膜状の膜状部材とを有し、この膜状部
    材が前記ダクト内を移動することでこの吹出開口部の開
    口面積を調節すると共に、前記吹出開口部の開口縁と摺
    動可能に構成された車両用空調装置において、 前記ダクトに回転自在に支持され、前記膜状部材の一端
    部が固定されると共に前記膜状部材を巻き取る、または
    送りだす巻取駆動軸と、 この巻取駆動軸を駆動する駆動手段と、 前記ダクトに回転自在に支持され、前記膜状部材の他端
    部が固定されると共に、前記巻取駆動軸が前記膜状部材
    を巻き取るに応じて前記膜状部材を送りだし、前記巻取
    駆動軸が前記膜状部材を送りだすに応じて前記膜状部材
    を巻き取る巻取従動軸と、 この巻取従動軸に設けられ、この巻取従動軸と相対回転
    可能な第1のプーリーと、 前記巻取従動軸と前記第1のプーリーとの間に介在さ
    れ、これら巻取従動軸と第1のプーリーとの相対回転に
    よって弾性力を変化させると共に、この弾性力によって
    常時前記膜状部材に張力を付与する張力付与手段と、 前記駆動手段による前記巻取駆動軸の回転に略同期する
    ように前記第1のプーリーを回転させ、前記張力付与手
    段を介して前記巻取従動軸を回転させる回転伝達手段と
    を備え、 前記巻取駆動軸の軸心とこの巻取駆動軸に巻き付けられ
    た前記膜状部材の巻きつけ方向における終端部との第1
    の距離と、前記巻取従動軸の軸心とこの巻取従動軸に巻
    き付けられた前記膜状部材の巻きつけ方向における終端
    部との第2の距離とを、常時第2の距離の方が大きくし
    たことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記巻取駆動軸の軸心とこの巻取駆動軸
    に巻き付けられた前記膜状部材の巻きつけ方向における
    終端部との第1の距離と、前記巻取従動軸の軸心とこの
    巻取従動軸に巻き付けられた前記膜状部材の巻きつけ方
    向における終端部との第2の距離とを、常時第2の距離
    の方が大きくなるように、前記巻取従動軸の軸径を前記
    巻取駆動軸の軸径より大きくしたことを特徴とする請求
    項1の記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記張力付与手段はバネ部材にて構成さ
    れており、このバネ部材は、一端側が前記巻取従動軸に
    固定され、他端側が前記第1のプーリーに固定されてい
    ること特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用
    空調装置。
  4. 【請求項4】 前記回転伝達手段は、ワイヤー部材にて
    構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3いずれかに記載の車両用空調装置。
JP11180195A 1995-05-10 1995-05-10 車両用空調装置 Withdrawn JPH08300935A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100521394B1 (ko) * 1998-11-14 2005-12-28 한라공조주식회사 차량공조기의필름도어구동장치

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