JPH08301228A - セットアップ型ケースの自動開函装置 - Google Patents

セットアップ型ケースの自動開函装置

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Publication number
JPH08301228A
JPH08301228A JP11171195A JP11171195A JPH08301228A JP H08301228 A JPH08301228 A JP H08301228A JP 11171195 A JP11171195 A JP 11171195A JP 11171195 A JP11171195 A JP 11171195A JP H08301228 A JPH08301228 A JP H08301228A
Authority
JP
Japan
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case
carton
suction
spatula
box opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP11171195A
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English (en)
Inventor
Hideki Yamaguchi
英樹 山口
Shigeyuki Hirata
重幸 平田
Hideaki Fukunaga
秀明 福永
Hitoshi Katsuragawa
仁司 桂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジン上方からセットアップ型ケースの取
り出しが行え、それでいてケース搬送機構を含めて全体
が簡単な構成で実現できる頗る有用な自動開函装置を提
供することを主目的とする。 【構成】 吸着レバー30は、マガジン20の最上段の
カートンケース10を吸着して起立させる。カートン搬
送部40は、起立しているカートンケース10にヘラ板
47を挿入し、支持部材48で端部5b,6bを支持し
ヘラ板47でカートンケース10のツマ面を円弧状のガ
イド面51上に押えながら、カートンケース10を取得
位置P3に移動させる。カートン搬送部40の搬送動作
に伴って、折曲部1aがベルト61上に圧接されながら
スライドすることによって、カートンケース10の開函
がなされる。ベルトコンベア60は、取得位置P3から
開函したカートンケースを搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セットアップ型ケース
の自動開函装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セットアップ型ケースは、図2(a)に
示されるケース10のように、底面1と上面4と一対の
ツマ面2,3とを有し、底面1とツマ面2の間並びに上
面4とツマ面3の間に折曲部1a,4aが形成されるよ
う折り畳まれているケースであって、これを包装ケース
として用いる際には、手動或は自動開函装置によって図
2(c)に示されるケース10bのように開函して用い
る。
【0003】セットアップ型ケースの自動開函装置にお
いては、一般的に、セットアップ型ケースを上下方向に
積層させた状態で収納するマガジンと、マガジンからセ
ットアップ型ケースを1枚づつ吸着パッド等で吸着して
取り出す機構と、取り出したセットアップ型ケースの折
曲部を側板等に押し当てて開函する機構が設けられてお
り、開函されたケースは、ベルトコンベア等で次の工程
に送られるようになっている。
【0004】自動開函装置において、開函する方式とし
ては、例えば、吸着パッドでセットアップ型ケースを吸
着したまま、前後又は左右に動かして、一方の折曲部を
側板に押し当てることによって開函する方式や、ベルト
コンベアに設けられた一対の爪の間にセットアップ型ケ
ースをセットし、この爪で両折曲部を挟んで押し付ける
ことによって開函する方式等が知られている。
【0005】マガジンからセットアップ型ケースを取り
出すための機構や開函するための機構は、一般的にマガ
ジンの下側に配置され、マガジン下部に開設された開口
部から最下段のセットアップ型ケースを取り出して、そ
れを開函し、開函されたケースを取得する動作を一連の
流れで円滑に行うことができるよう構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにマガジンの下部からセットアップ型ケースを取り出
して開函する自動開函装置においては、大量のセットア
ップ型ケースをマガジンに収納すると、積層されたケー
スの自重によって下部のセットアップ型ケースが圧力を
受け、最下段のセットアップ型ケースを取り出すときに
無理な力がかかってケースが変形したり或はケースがマ
ガジンの開口部から自然落下しやいという問題があるた
め、積層量をあまり大きくすることができなかった。従
って、大量のセットアップ型ケースを開函する場合に
は、小分けして何回もマガジンにセットする操作が必要
となるため、操作者の負担が大きくなり、時間もそれだ
け多くかかるという問題があった。
【0007】この問題は、セットアップ型ケースをマガ
ジンの上方から取り出す構成とすれば解消できるが、取
り出した後、セットアップ型ケースを自動開函しつつコ
ンベア等に載置するまでの構成が、従来のマガジン下方
から取り出したケースを自動開函する構成をそのまま採
用できるものではないために、まだ実用化に到っていな
い。
【0008】特にマガジンの上方から取り出す方式で
は、取り出し時はケースの搬送方向が上向きであり、自
動開函後のケースの載置方向が下方向きであるため、そ
の間はケースを水平方向に搬送しなければならないこと
も考慮すると、ケース搬送機構が服罪つになると予想さ
れ、価格面で不利となるという課題がある。本発明は、
上記課題に鑑み、マガジン上方からセットアップ型ケー
スの取り出しが行え、それでいてケース搬送機構を含め
て全体が簡単な構成で実現できる頗る有用な自動開函装
置を提供することを主目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、底面と上面と一対のツマ面
とを有し、底面とツマ面の間の折曲部並びに上面とツマ
面の間の折曲部が両端に形成されるよう折り畳まれたセ
ットアップ型ケースを、上下方向に積層させて収納する
ケース収納部と、積層されたセットアップ型ケースの
中、最上段のものを上方から一枚取り出すケース取出し
手段と、取り出したセットアップ型ケースを、一つの折
曲部が搬送方向前方となる向きにして円弧状の軌道に沿
って搬送するケース搬送手段と、搬送終端に位置し、水
平なケース載置面を有した載置台と、搬送終端もしくは
それより手前において搬送中のセットアップ型ケースの
前方側折曲部に接触し、ケース搬送手段の搬送力と相俟
ってセットアップ型ケースに開函方向の作用力を付与す
る開函付勢手段とを備え、ケース収納部から折り畳まれ
たセットアップ型ケースを取り出し、ケース搬送手段で
搬送中に開函し、開函の完了したケースを載置台の水平
載置面上に供給することを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に対して、ケース取出し手段が、ケース収納部
に水平姿勢で収納されている最上段のセットアップ型ケ
ースを、その上面を吸着保持した状態で持ち上げつつ起
立方向に姿勢転換するケース起立機構であり、ケース搬
送手段がセットアップ型ケースの一つの折曲部を介して
隣合う面の対向間隔内に挿入するヘラ部材を有し、ケー
ス起立機構で起立されたセットアップ型ケースにヘラ部
材を挿入してセットアップ型ケースの受け継ぎを行うこ
とを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明に対して、ケース搬送手段は、ヘラ部材と、円
弧状の軌道に沿ってガイド面が形成された搬送ガイド部
材と、セットアップ型ケースをヘラ部材で把持した状態
でセットアップ型ケースの一面をヘラ部材でガイド面上
に押圧しながら搬送する把持搬送アームとからなること
を特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2,3記載の発明に対して、開函付勢手段は、載置台の
載置面であることを特徴としている。また、請求項5記
載の発明は、請求項1記載の発明に対して、ケース取出
し手段が、ケース収納部の上方から最上段のセットアッ
プ型ケースの上側一面に吸着してケースの保持を行う吸
着部材であり、ケース搬送手段が、吸着部材を、ケース
吸着姿勢を維持した状態でケース収納部から載置台まで
円弧軌道に沿って搬送する回転アーム機構であることを
特徴としている。
【0013】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の発明に対して、開函付勢手段が、ケース搬送手段の
円弧状の軌道に沿わせて搬送終端の手前から搬送終端に
かけて設けられた湾曲状スライド面であることを特徴と
している。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ケース収納部か
ら上方へ取り出されたセットアップ型ケースは、ケース
搬送手段による搬送中に、開函付勢手段によって自動開
函され、その後、搬送終端の載置台上に載置される。こ
の場合において、ケース搬送手段は円弧状の軌道に沿っ
てケースを搬送するものであるため、回動アームといっ
た簡易な構成で実現される。
【0015】請求項2記載の発明によれば、ケース取出
し手段がケース収納部から取り出し起立姿勢となったセ
ットアップ型ケースを、ヘラ部材を有したケース搬送手
段が受け継いで搬送するので、受け継ぎ時にセットアッ
プ型ケースの搬送方向後端側を把持するようにすること
ができ、この結果、搬送終端においてケース搬送手段が
載置台より下方まで移動しなくてもケースを載置台に載
置することができ、この点でも機構的な複雑さは解消で
きる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、ケース搬送
手段は基本的にアームを回動するという単一の駆動機構
によって実現できる。請求項4記載の発明によれば、搬
送終端の載置面を開函付勢手段に兼用できる。請求項5
記載の発明によれば、回転アームからなるケース搬送手
段のアーム先端に、ケース取出し手段としての吸着部材
を、アームの回転角如何に拘らず常に同一姿勢で支持す
る機構を介して取り付けるという簡単な構成で、ケース
取出し手段とケース搬送手段の2つを実現できる。
【0017】請求項6記載の発明によれば、請求項5の
ケース取出し手段及びケース搬送手段の構成において好
適に自動開函作用を発揮できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のセットアップ型ケースの自動
開函装置について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。 (実施例1) [カートンケーサの構成の説明]図1は、実施例1にか
かるカートンケーサの要部斜視図である。説明上、図中
矢印Aで示す方向を前方、その反対方向を後方、矢印A
と直交する水平方向を横方向ということとする。
【0019】また、図2は、このカートンケーサに用い
るセットアップ型のカートンを示す図であって、(a)
は平面図、(b)は、その原板の平面図、(c)はその
開函後の斜視図である。カートンケース10は、例え
ば、板紙、ダンボール、プラスチックからなり、図2
(a)に示されるように、底面1、ツマ面2,3、上面
4を有し、底面1とツマ面2との間に折曲部1a、上面
4とツマ面3との間に折曲部4aが形成され、この折曲
部1a、折曲部4aは、カートンケース10の両端に形
成されている(但し、図2(a)では、底面1とツマ面
3は隠れている)。
【0020】このカートンケース10は、図2(b)に
示す型抜き原板10aから製造され、カートンケーサ1
00によって開函されると、図2(c)に示すようなカ
ートンケース10bとなる。なお、図示はしないが、カ
ートンケース10bが組立てられると、最終的に直方体
となる。型抜き原板10aは、図2(b)に示すよう
に、長方形状の底面1と、底面1の短辺から延設された
一対の長方形状のツマ面2,3と、ツマ面3から更に延
設された上面4と、底面1の長辺から延設された一対の
長方形状の外フラップ5,6と、上面4から更に延設さ
れた継ぎしろ部7と、ツマ面2及びツマ面3から延設さ
れた内フラップ2a,2b及び内フラップ3a,3b
と、外フラップ5,6から延設された内フラップ5a,
6aとから形成されている。
【0021】カートンケース10は、この型抜き原板1
0aを、底面1とツマ面2との間の折曲部1a、及び上
面1とツマ面3の間の折曲部4aで折曲げ、継ぎしろ部
7とツマ面2とを接着することによって製造される。カ
ートンケーサ100は、図1に示すように、カートンケ
ース10を上下に積層させた状態で収納するマガジン2
0と、積層されている中で最上段のカートンケース10
を一定の吸着位置P1で吸着し、これを一定の起立位置
P2に起立させる吸着レバー30と、起立したカートン
ケース10を把持しながら円弧状のガイド面51に沿っ
て搬送終了位置P3まで移動させるカートン搬送部40
と、カートンケース10を開函するための開函付勢手段
を兼用したベルト面を搬送終了位置P3に有し、開函し
たカートンケース10bを搬出するベルトコンベア60
と、上記各部の動作を制御する制御部(不図示)等から
構成されている。なお、図中矢印Bは、カートン搬送部
40がカートンケース10を搬送する方向を示してい
る。
【0022】マガジン20は、上下方向に長い枠体状で
あって、その中に多数のカートンケース10を、その底
面1とツマ面2を下側に且つ折曲部1aを前方に向けた
状態で積層することができるようになっている。なお、
積層されたカートンケース10がマガジン20内を上下
方向に容易にスライドできるよう、マガジン20とカー
トンケース10との間には若干の間隙が形成されてい
る。
【0023】また、このマガジン20に隣接して、マガ
ジン20内のカートンケース10を昇降させるためのカ
ートン昇降ユニット21が設置されている。カートン昇
降ユニット21はカートンケース10を載置することの
できる昇降台22を有しており、昇降台22の上にカー
トンケース10を積層させた状態でマガジン20に収納
しておくことによって、カートンケース10を昇降する
ことができるようになっている。
【0024】またカートン昇降ユニット21には、積層
されているカートンケース10の最上段の位置やカート
ンケース10の有無を光センサ等によって検出する機構
(不図示)が備えられており、前記制御部に検出結果を
知らせるようになっている。また制御部は、この検出結
果に基づいて昇降台22を上昇させ、最上段のカートン
ケース10が常に一定の高さの吸着位置P1に位置する
よう制御する。即ち、マガジン20からカートンケース
10が1枚取り出される毎に、その分だけ昇降台22が
上昇するようになっている。
【0025】なお、カートン昇降ユニット21は、枚葉
印刷において一般的に用いられている昇降ユニットと同
様であるので、詳細な説明は省略する。図3は、図1の
カートンケーサ100を横方向から見た要部側面図であ
る。図に示すように、吸着レバー30は、カートンケー
ス10を吸着するためのラッパ状の吸着パッド31が取
り付けられており、吸着位置P1後方の横方向に延びる
回動軸32を中心にして、吸着位置P1から上方後方に
95°回動できるようになっている。吸着パッド31の
先端のパッド部は、シリコンゴム、ウレタンゴム、NB
R等のゴム弾性体で形成され、その中心には吸引を行う
ための空気穴が設けられている。吸着パッド31の大き
さや設置する数は、カートンケース10の大きさや重量
等を考慮して定められるが、通常は、パッド部の直径が
10〜50mm程度のものを1個〜数個設置する。
【0026】また、吸着レバー30は、これを回転駆動
するためのステッピングモータ33に駆動ベルト34で
連結され、吸着パッド31は、これを吸引駆動するため
の電磁弁付の真空ポンプ35に、フレキシブル導管36
で連結されている。このような吸着レバー30におい
て、ステッピングモータ33と真空ポンプ35を駆動す
ることにより、図3に示すように、吸着位置P1にある
カートンケース10の上側の面、即ち底面1とツマ面3
を吸着して95°回転させ、これを回動軸32上方の起
立位置P2に起立させることができる。また更に、カー
トンケース10を脱着し、元の吸着位置P1に復帰する
こともできる。なお、起立位置P2に起立しているカー
トンケース10は、若干後傾しており、ツマ面2と上面
4が前側に、底面1とツマ面3が後側に、折曲部1aが
上端に向けられている。
【0027】なお、制御部の指示によって、カートン昇
降ユニット21の動きに合わせて、ステッピングモータ
33や真空ポンプ35が駆動することにより、吸着レバ
ー30は、吸着→起立→脱着→復帰という一連の動作を
繰り返す。図1に示すように、カートン搬送部40は、
カートンケース10を把持するためのヘラ板47を先端
に備えた一対の左右対称のヘラ付アーム41と、このヘ
ラ付アーム41を円弧状に回動する軸となる横方向に延
びる一対のスプラインシャフト42と、ヘラ付アーム4
1を横方向に往復駆動するための一対の電磁弁付エアシ
リンダ43と、ヘラ付アーム41を回動駆動するための
ステッピングモータ44と、カートンケース10の搬送
時にこれをガイドする円弧状の搬送ガイド50等から構
成されている。
【0028】両スプラインシャフト42は、カートンケ
ース10が起立位置P2の後方の一直線上に位置してお
り、各スプラインシャフト42は、軸受け42aによっ
て回動可能に且つ横方向に往復移動可能に支持されてい
る。各エアシリンダ43は、各スプラインシャフト42
の端部に連結され、各スプラインシャフト42に取付け
られたヘラ付アーム41を横方向に往復駆動することが
できるようになっている。即ち、両エアシリンダ43が
同時にスプラインシャフト42を押すことによってヘラ
付アーム41を閉じ、両エアシリンダ43が同時にスプ
ラインシャフト42を引っ張っることによってヘラ付ア
ーム41を開くことができる。
【0029】ステッピングモータ44は、駆動軸44a
を横方向に向けてスプラインシャフト42の下方に設置
されており、また軸受け42aの横にはプーリ42bが
設けられている。プーリ42bは、ステップラインシャ
フト42と共に回転可能で且つステップラインシャフト
42が横方向にスライドできるよう係合している。そし
て、駆動軸44aが両プーリー42bと駆動ベルト45
でつながれることにより、両スプラインシャフト42を
同時に回動駆動することができるようになっている。そ
してステッピングモータ44によって、ヘラ付アーム4
1は、図3に示すように前方(図中S1)から上方(図
中S2)を経て後方(図中S4)までの180°の範囲を
回動駆動することができるようになっている。
【0030】ここで、スプラインシャフト42の設置位
置やヘラ付アーム41の長さ及び取付位置等は、ヘラ付
アーム41が前方に位置するときにヘラ付アーム41を
閉じれば、起立位置P2のカートンケース10の底面1
とツマ面3の間にヘラ板47が挿入されるよう、またヘ
ラ付アーム41が後方に位置するときには、ヘラ板47
が搬送終了位置P3に位置するよう設定されている。従
って、ヘラ付アーム41の回動に伴って、ヘラ板47は
起立位置P2と搬送終了位置P3との間で180゜の円弧
状の軌道を描く。
【0031】搬送ガイド50は、図1に示されるよう
に、所定幅で起立位置P2から搬送終了位置P3にわたっ
て形成されたの円弧状の滑らかなガイド面51を有して
いる。このガイド面51は、ヘラ板47が描く円弧状の
軌道の内側に沿って形成されており(図3参照)、カー
トンケース10の搬送時には、カートンケース10に挿
入したヘラ板47で、ツマ面3をガイド面51上に押え
つけながらスライドできるように形成されている。但
し、吸着レバー30の動作スペースを確保するため、起
立位置P2付近(角度で20°程度の範囲)にはガイド
面51は設けられておらず、ガイド面51の前端52に
は、切り欠け53が形成されている。なお、この前端5
2は、吸着レバー30の上方であって、起立したカート
ンケース10の折曲部1aの近傍下に位置している。
【0032】上記のガイド面51の所定幅としては、搬
送中にカートンケース10が横方向に若干ずれたとして
もこれを安定して面上に載せておくことのできる幅に設
定することが望ましく、例えば、ツマ面3と内フラップ
3a,3bを合わせた幅(図2(a)の3d)程度に設
定すればよい。なお、この搬送ガイド50は、例えば、
2本の断面L字形の円弧状のレールを所定の間隔で設置
することによっても構成できるが、上記ガイド面51の
ような所定幅のガイド面を持つものの方が、カートンケ
ース10をより確実にガイドすることができ、カートン
サイズの変更にも対応できるという点で好ましい。
【0033】図4は、片方のヘラ付アーム41の先端付
近の構成を示す斜視図である。ヘラ付アーム41の詳細
な構成は、次の通りである。ヘラ付アーム41は、互い
に間隔を開けてスプラインシャフト42に対して垂直に
取り付けられた一対の棒状のアーム部材46(図1,3
参照)と、両アーム部材46の先端から横方向に延設さ
れたヘラ板47と、各ヘラ板47に取付けられた一対の
支持部材48と、両アーム部材46の先端から更に外方
にヘラ板47に沿って延設された一対の補助支持部材4
9とから構成されている。
【0034】ヘラ板47は厚さが10mm程度の長方形
板状であって、ツマ面3をガイド面51上に押えやすい
よう、押え面47aが回動軸方向に向けられている(図
3参照)。ヘラ板47の幅47bは、ツマ面3の高さ3
cより小さい値で設定されるが、ヘラ板47はツマ面3
をガイド面51上に押さえる役割があるので、幅47b
の値は、高さ3cの半分以上で、高さ3cより数mm小
さい値以下とすることが望ましく、ヘラ板47の長さ4
7cも、ツマ面3をガイド面51に押さえつけることの
できる長さに設定される。また、ヘラ板47は、カート
ンケース10に挿入しやすいよう、その先端が刃状に形
成されている。
【0035】ヘラ板47が挿入されると、ヘラ板47の
厚みやカートンケース10とヘラ板47との角度のずれ
(ヘラ板47とカートンケース10とは5°のずれがあ
る)等の影響で、カートンケース10はたわんだ状態に
なる(図3のS1参照)。両支持部材48は、ヘラ付ア
ーム41がカートンケース10を基準位置で把持するた
めに設けており、その取付位置は、ヘラ板47の押え面
47a上における搬送方向(矢印B方向)側であって、
起立位置P2にあるカートンケース10にヘラ板47が
挿入されたとき、両支持部材48が、外フラップ5,6
のツマ面3側の端部5b,6b(詳しくは端部5b,6
bにおいて、内フラップ3a,3bより外側の部分)の
下に位置するよう設けられている。
【0036】従って、起立位置P2にあるカートンケー
ス10にヘラ板47が挿入された状態で、吸着レバー3
0の吸着を停止してカートンケース10を脱着すると、
両支持部材48上に端部5b,6bが当接し、外フラッ
プ5,6が両支持部材48によって支持される。従っ
て、カートンケース10は、ヘラ付アーム41によって
常に一定の基準位置で把持される。
【0037】なお、起立時にカートンケース10は若干
後傾していたので、脱着後のカートンケース10は後方
に倒れようとするが、搬送ガイド50の前端52に当接
して起立状態が保たれる(図3のS1参照)。補助支持
部材49は、長方形板状であって、ヘラ板47より外側
に、ヘラ板47に対して垂直に設けられている。また、
補助支持部材49は、上記両支持部材48によってカー
トンケース10が支持されているとき、折曲部4aに当
接するよう、その位置や大きさが設定されている(図3
のS2,S3参照)。
【0038】この補助支持部材49は、折曲部4aを搬
送方向に押すことによって、搬送中にカートンケース1
0が前方に倒れることを防止したり開函動作を補助する
働きをなす。カートン搬送部40はこのような構成であ
って、制御部の指示のもとに、吸着レバー30の動きと
合わせて、エアシリンダ43及びステッピングモータ4
4を駆動することにより、起立位置P2でのヘラ挿入→
搬送終了位置P3へカートン搬送→搬送終了位置P3での
ヘラ抜取り→ヘラ付アーム41の起立位置P2への復帰
という一連の動作を繰り返す。
【0039】再び図1,3を参照して説明する。ベルト
コンベア60は、ベルト61の上面を水平方向に向け、
搬送終了位置P3を通過するよう設けられており、搬送
終了位置P3におけるベルト61の上面が、カートンケ
ース10の先端をスライドさせて開函するためのスライ
ド面となっている。また、ベルトコンベア60は、ベル
ト61が横方向に移動するよう設けられている。
【0040】また、ベルトコンベア60には、搬送終了
位置P3において、ベルト61の後端部から鉛直上方に
延設された衝立て62が設置されている。この衝立て6
2は、カートンケース10の開函を補助するためのもの
であって、衝立て62とガイド面51の後端53との間
隔は、カートンケース10の底面1の長さ1b(図2参
照)より若干大きい値(一般的には長さ1bの120%
程度が適当)に設定されており、開函動作の終了時に
は、カートンケース10が衝立て62とガイド面51と
の間に挟まれるので、開函がより確実に完了される。
【0041】このベルトコンベア60は、制御部の指示
のもとに、カートン搬送部40の動きに合わせて間欠的
な動作をする、即ち、カートンケース10の開函動作中
は停止し、開函されたカートンケース10bからヘラが
抜き取られた後に駆動することによって、カートンケー
ス10bを搬出する。 [カートンケーサ100の動作の説明]次に、カートン
ケーサ100の動作について説明する。図5の(a),
(b)は、カートンケーサ100の開函動作を説明する
斜視図であって、図3のS3,S4の状態と対応してい
る。
【0042】初期状態においては、カートン昇降ユニッ
ト21の昇降台22がマガジン20内の下部に位置し、
吸着レバー30が起立し、ヘラ付アーム41は前に位置
して開いている。先ず、作業者が、カートンケース10
を昇降台22上に積層させた状態でマガジン20内に収
納する。
【0043】カートンケーサ100は、制御部の指示に
基づいて、以下のように動作する。カートン昇降ユニッ
ト21は、収納されたカートンケース10がなくなるま
での間、最上段のカートンケース10が常に吸着位置P
1に位置するように昇降台22を上昇させる。ステッピ
ングモータ33を駆動して吸着レバー30を前方に倒
し、真空ポンプ35を吸引駆動して最上段のカートンケ
ース10を吸着する。そして、吸引しながら吸着レバー
30を起立させ、カートンケース10を起立させる。
【0044】続いて、エアシリンダ43を駆動して、起
立しているカートンケース10にヘラ付アーム41を挿
入する。そして、真空ポンプ35の吸引を停止すると、
図3のS1に示すように、ヘラ付アーム41によってカ
ートンケース10が支持される。ここで、外フラップ
5,6の端部5b,6bが両支持部材48によって支持
されるので、吸着レバー30での吸着位置が多少ずれて
いたとしても、カートンケース10はヘラ付アーム41
により常に一定の基準位置で支持されることになる。ま
た、カートンケース10は、ヘラ板47の挿入によって
若干開函され、たわんだ状態となる。
【0045】続いて、ステッピングモータ44を駆動し
てヘラ付アーム41を後方(矢印B方向)に回動するこ
とにより、カートンケース10は円弧状の軌道で搬送さ
れる。この搬送に伴い、カートンケース10の先端の折
曲部1aも円弧状に移動し、折曲部1aは、起立した状
態で上向きであるが、横向きとなり(図3のS2)、更
に下向きとなって(図3のS3)、搬送終了位置P3に近
づく。
【0046】図3のS3(図5(a))においては、折
曲部1aがベルト61の上面によっに圧接されながら後
方にスライドする。このとき、カートンケース10は、
ツマ面3がヘラ板47とガイド面51で押さえつけられ
た状態にあり、両支持部材48は、外フラップ5,6の
端部5b,6bを搬送方向に押すので、先端の折曲部1
aはガイド面51により相対的に上方に押し上げられ、
カートンケース10の開函がなされる。この開函動作
中、補助支持部材49も折曲部4aを搬送方向に押して
開函動作を補助する。
【0047】この開函動作中、カートンケース10がヘ
ラ付アーム41によって基準位置で把持されているの
で、確実に開函動作がなされる。そして、図3のS4に
示されるように、搬送されるカートンケース10は、搬
送終了位置P3において衝立て62とガイド面51との
間に挟まれて、開函がより確実に完了される。そして、
開函が完了したカートンケース10bは、ツマ面3がベ
ルト61上に起立し、底面1がベルト61と対面する状
態で、ベルト61上に載置される(図5(b)参照)。
【0048】続いて、エアシリンダ43を駆動して、ヘ
ラ付アーム41を開くことによりカートンケース10か
らヘラ板47を抜き取り、ステッピングモータ44を駆
動してヘラ付アーム41を吸着位置P1に復帰する。ヘ
ラ板47が抜き取られた後、ベルトコンベア60を駆動
して、開函したカートンケース10bを搬送終了位置P
3から所定の位置まで搬出する。
【0049】カートンケーサ100は、以上のような動
作を繰り返し、マガジン20内のカートンケース10が
なくなれば停止する。なお、カートン搬送部40が把持
するツマ面3は、開函完了時にベルト61と対面しない
ので、ベルト61の下側にヘラ付アーム41を潜り込ま
せる必要がない。従って、搬送終了位置P3,P4へのベ
ルトコンベア60の設置が容易にでき、カートンケーサ
100の構造を簡素化できる。
【0050】なお、本実施例においては、吸着レバー3
0の回動軸32は吸着位置P1の後方に位置し、カート
ンケース10を後方に起立させているが、回動軸を吸着
位置P1の前方に位置させて、前方に起立させるような
装置構成とすることもできる。また、本実施例におい
て、カートンケース10を95°起立させているが、起
立角度は、90〜100°程度の角度で同様に実施する
ことができる。
【0051】また、本実施例においては、吸着レバー3
0でカートンケース10を起立させているが、吸着せず
にヘラ等でカートンケース10を起立させることも可能
である。また、本実施例においては、ヘラ付アーム41
が180°回動するようになっているが、ヘラ付アーム
41の回動角度は、90゜〜180゜程度の範囲の中で
設定することにより、同様に実施することができる。
【0052】また、本実施例においては、支持部材48
で外フラップ5,6の端部5b,6bを支持することに
よって、ヘラ付アーム41がカートンケース10を基準
位置で把持するようにしたが、折曲部4aを支持するこ
とによってカートンケース10を基準位置で把持するよ
うにすることもできる。また、本実施例においては、ヘ
ラ付アーム41にヘラ板47を用いたが、ヘラの形状
は、板状でなく例えば棒状のようなものであっても実施
することができる。
【0053】また、本実施例において、カートン搬送部
40は、ヘラ板47でツマ面3をガイド面51上に押え
つけながらスライドさせてカートンケース10を搬送し
ているが、搬送カイド50を設置せず、代わりにツマ面
3を保持ヘラ板47に押さえつける機構をヘラ付アーム
41に設けても同様に搬送することができる。また、本
実施例のカートンケーサ100では、カートンケース1
0のツマ面3をヘラ板47で押さえつけ折曲部1aをベ
ルト61に圧接するようにしたが、上面4をヘラ板で押
さえつけるようにしたり、ツマ面2をヘラ板で押さえつ
け折曲部4aを圧接するような構成とすることもでき
る。
【0054】(実施例2) [カートンケーサの構成の説明]図6は、実施例2にか
かるカートンケーサの要部斜視図である。説明上、図中
矢印Cで示す方向を前方、その反対方向を後方、矢印C
と直交する水平方向を横方向ということとする。
【0055】このカートンケーサ200は、実施例1と
同様、図2(a)に示すカートンケース10を、図2
(c)に示すカートンケース10bのように開函する装
置である。カートンケーサ200は、2本のラインでカ
ートンケース10を開函できるようになっており、カー
トンケース10を上下に積層させた状態で収納する一対
のマガジン110a,110bと、マガジン110a,
110bに積層されている最上段のカートンケース10
を一定の吸着位置Q1,Q2で吸着して、これを上方に突
起する円弧状の軌道に沿って搬送終了位置Q3,Q4まで
平行移動させるカートン吸着搬送部120と、カートン
吸着搬送部120によって搬送されるカートンケース1
0の先端の折曲部1aを圧接して開函させるスライド曲
面161a,161bが形成された一対のスライド部材
160a,160bと、開函したカートンケース10b
を搬送終了位置Q3,Q4から搬出するベルトコンベア1
70と、上記各部の動作を制御する制御部(不図示)等
から構成されている。なお、図中矢印Dは、カートン吸
着搬送部120がカートンケース10を搬送する方向を
示している。
【0056】一対のマガジン110a,110bは、横
方向に並べて設置されている。各マガジン110a,1
10bは、実施例1のマガジン20と同様の構成である
が、収納されるカートンケース10の前後の向きは逆で
あって、カートンケース10の底面1とツマ面2を下側
に向け、折曲部1aを後方に向けた状態で積層される。
【0057】また、各マガジン110a,110bに隣
接して、実施例1のカートン昇降ユニット21と同様の
カートン昇降ユニット111(図6では不図示、図7参
照)が設置され、マガジン110a,110bの最上段
のカートンケース10が常に一定の高さの吸着位置Q
1,Q2に位置するようになっている。図7は、図6のカ
ートンケーサ200を横方向から見た要部側面図であ
る。
【0058】図に示すように、カートン吸着搬送部12
0は、カートンケース10を吸着して保持するための一
対の吸着ブロック130a,130bと、この吸着ブロ
ック130a,130bを吸着位置Q1,Q2から搬送終
了位置Q3,Q4に円弧状に平行移動させるための平行リ
ンク部140と、この平行リンク部140を駆動するた
めのステッピングモータ150と、吸着ブロック130
a,130bを吸引駆動するための電磁弁付の真空ポン
プ151とから構成されている。
【0059】一対の吸着ブロック130a,130b
は、平行リンク部140によって吊り下げられて、互い
に横方向に所定の間隔を開けて支持されている。各吸着
ブロック130a,130bは、複数の吸着パッド13
1と、吸着パッド131を取り付けるための前後方向に
長い取付板132a,132bと、この取付板132
a,132bを平行リンク部140から吊り下げて支持
するための一対の棒状の垂直支持アーム133a,13
3bと、垂直支持アーム133a,133bを平行リン
ク部140に対して前後に揺動可能な状態で取り付ける
ためのプランジャ134a,134bとから構成されて
いる。
【0060】各吸着パッド131は実施例1の吸着パッ
ド31と同様のものである。各取付板132a,132
bには、2個の吸着パッド131が、その下端(吸着
面)を同じ高さに合わせて取付けられている。この2個
の吸着パッド131は、カートンケース10の上面4を
吸着できるよう前後に配置されている。そして、これら
の吸着パッド131は、フレキシブル導管152で真空
ポンプ151と連結されている。
【0061】なお、使用するカートンケース10の大き
さの変更や吸着位置Q1の変更に対して迅速に対応でき
ることを考慮して、取付板132a,132bに対する
吸着パッド131の取付方法は、長穴によって取付位置
を前後左右に調整できるようにし、またボルトによって
上下方向に調整できるようにしておくことが望ましい。
【0062】平行リンク部140は、横方向に延びる駆
動軸141を軸として円弧状に回動する駆動アーム14
2と、駆動軸141から所定距離だけ後方にあって横方
向に延びる従動軸145を軸として回動する従動アーム
146と、吸着ブロック130a,130bを吊り下げ
ながら、駆動アーム142と駆動アーム146とによっ
て支持されながら円弧状に平行移動する一対のリンク連
結部品149a,149bとから構成されている。
【0063】駆動アーム142は、一端が駆動軸141
によって回動自在に取付られた駆動アーム部材143
と、駆動アーム部材143の先端部にベアリングで回動
可能に取付られた横方向に延びる駆動リンク軸144と
から構成されており、駆動リンク軸144は、180°
の円弧状の軌道を平行移動することができるようになっ
ている。
【0064】従動アーム146は、駆動アーム142と
同様の構成であって、端部が駆動軸145に取り付けら
れた従動アーム部材147と、この従動アーム部材14
7の先端部にベアリングで回動可能に取付られた横方向
に延びる従動リンク軸148とから構成されており、従
動リンク軸148は、軸を横方向に向けたまま、180
°の円弧状の軌道を平行移動することができるようにな
っている。
【0065】一対のリンク連結部品149a,149b
は、前後に長い棒状の部材であって、その両端部が駆動
リンク軸144と従動リンク軸148に取り付けられて
おり、両者は横方向に所定の間隔を開けて設けられてい
る。駆動リンク軸144と従動リンク軸148は、この
リンク連結部品149a,149bによって、互いに平
行に、前後に所定の間隔をおいて連結されているが、こ
の間隔は、上記の駆動軸141と従動軸145の間隔と
同一に設定されている。従って、駆動アーム142が回
動するに従って、従動アーム146は、これと平行に従
動し、リンク連結部品149a,149bは、水平に前
後方向に向いたまま円弧状の軌道に沿って平行移動なさ
れる。
【0066】なお、上記の垂直支持アーム133a,1
33bの上端は、プランジャ134a,134bを介し
て、このリンク連結部品149a,149bに取り付け
られている。ステッピングモータ150は、駆動軸14
1と連結されており、ステッピングモータ150を駆動
することによって、リンク連結部品149a,149b
を円弧状に平行移動させ、それに伴って吸着ブロック1
30a,130bを円弧状に平行移動させることができ
るようになっている。
【0067】ここで、リンク連結部品149a,149
bのリンク軸144,148に対する横方向の取付位置
は、マガジン110a,110bの位置に合わせて設定
されている。また、駆動軸141の位置やアーム部材1
43,147の長さ、垂直支持アーム133a,133
bの長さ等は、吸着ブロック130a,130bが前後
に平行移動するに伴って、吸着ブロック130a,13
0bの吸着パッド131の下端が、吸着位置Q1,Q2と
搬送終了位置Q1,Q2との間を移動するように設定され
ている。
【0068】このようなカートン吸着搬送部120にお
いて、制御部の指示のもとに、カートン昇降ユニット1
11の動きに合わせて真空ポンプ151及びステッピン
グモータ150を駆動することにより、吸着位置Q1,
Q2におけるカートンケース10の吸着→円弧状の軌道
で搬送終了位置Q34,Q4への搬送→カートンの脱着→
吸着ブロック130a,130bの吸着位置Q1,Q2へ
の復帰、という動作を繰り返す。
【0069】次に、スライド部材160a,160bの
構成について説明するが、ここではスライド部材160
bについてのみ説明し、スライド部材160aはこれと
同様であるので説明を省略する。スライド部材160b
は、横方向に所定の間隔を開けて平行に並べられた一対
の板材からなり、吸着ブロック130bで搬送されるカ
ートンケース10の軌道沿って設けられている。スライ
ド部材160bの板材は、20mm程度の厚さのプラス
チック板からなり、その前下側には、吸着ブロック13
0bで搬送されるカートンケース10が描く円弧状の軌
道に沿ってスライド曲面161bが、切削加工によって
形成されている。
【0070】本実施例において、スライド曲面161b
の形状は、90°程度の円弧状であるが、一般的に、ス
ライド曲面161bの形状としては、60〜90°程度
の円弧状であることが望ましい。また、スライド曲面1
61bの後端163bは、鉛直方向を向いている。この
後端163bの位置は、搬送終了位置Q4に搬送され開
函されたカートンケース10bのツマ面2の位置に対応
している。
【0071】なお、スライド部材160bの前端162
bは、ツマ面2がスライド曲面161bに導かれやすい
よう、斜め方向に切断加工されている。このようなスラ
イド部材160bの構成により、吸着ブロック130b
で搬送されるカートンケース10は、ツマ面2がスライ
ド曲面161bをスライドしながら折曲部1bが圧接さ
れて徐々に開函すると共に、搬送終了位置Q4まで導か
れる。
【0072】スライド曲面161bの長さとして適当な
値は、カートンケース10が描く円弧状の軌道の曲率半
径やカートンケース10の大きさによっても変わって来
るため、それらを勘案して設定されるが、例えば、カー
トンケース10の底面1の長さ1cが120mm、ツマ
面2の高さ3cが60mm、アーム部材143,147
の長さ(円弧状の軌道の曲率半径)が200mmの場
合、スライド曲面161bは、半径200mmで90゜
の円弧形状で、長さ315mm程度に設定すればよい。
【0073】一対のスライド部材160b同志の所定間
隔も、開函が円滑に行われるようカートンケース10の
大きさに基づいて設定される。この所定間隔は、ツマ面
2がスライドできるよう折曲部1bの長さより短く、ま
た、吸着ブロック130bの円弧移動を妨げることのな
いよう、垂直支持アーム133b、取付板132a,1
32b及び吸着パッド131が板材の間隙を通過できる
ように設定される。スライド部材160bは、カートン
ケース10の大きさの変更に対応して相互の間隔を変更
できるよう、横方向にスライド可能に取付けておくこと
が望ましい。
【0074】なお、スライド部材160bは、1枚の板
だけで構成することもできるが、上記のように一対の板
で構成するほうが、カートンケース10を円滑に誘導で
きる点で優れている。また、例えば、1枚のステンレス
板を円弧状に曲げてスライド部材160bを形成するこ
とも可能であるが、上記のように一対の板で構成する方
がカートンケース10の大きさの変更に対して容易に対
応できる点から望ましい。
【0075】ベルトコンベア170は、そのベルト17
1が搬送終了位置Q3,Q4を通過し、ベルト171の移
動方向は横方向である。このベルト171の上面は、水
平方向に向けられており、カートンケース10の開函を
補助すると共に、カートン吸着搬送部120とスライド
部材160a,160bによって開函されたカートンケ
ース10bが載置されるようになっている。
【0076】なお、上記のスライド曲面161a,16
1bの後端163a,163bは、このベルト171の
後端部の近くに位置している。また、ベルトコンベア1
70の搬送終了位置Q3,Q4には、ベルト171の前端
部から鉛直上方に延設された衝立て172が設置されて
いる。この衝立て172は、カートンケース10の開函
を補助するためのものである。
【0077】衝立て172と後端163a,163bと
の間隔は、ベルト171の幅とほぼ同等であって、カー
トンケース10の底面1の長さ1c(図2参照)より若
干大きい値に設定されており、開函動作の終了時には、
カートンケース10が衝立て172とスライド曲面16
1a,161bとの間に挟まれることにより、開函が確
実に完了される。
【0078】このベルトコンベア170は、制御部の指
示のもとに、カートン吸着搬送部120の動きに合わせ
て、カートンケース10の開函動作中は停止し、開函さ
れたカートンケース10bが脱着された後に駆動すると
いう間欠的に動作を行うことによって、カートンケース
10bの搬出を行う。カートン吸着搬送部120は、上
記のようにカートンケース10を上から吸着し、上方に
突起する円弧状に移動させる機構であるため、吸着ブロ
ック130a,130bや平行リンク部を搬送終了位置
Q3,Q4の下側に潜り込ませる必要がなく、搬送終了位
置Q3,Q4へのベルトコンベア170の設置が容易にで
きる。従って、カートンケーサ200の構造を簡素化す
ることができる。
【0079】[カートンケーサ200の動作の説明]図
8は、カートンケーサ200の開函動作を説明する図で
ある。初期において、カートン昇降ユニット111の昇
降台112は、マガジン110a,110b内の下部に
位置し、吸着ブロック130a,130bはその円弧状
の軌道の上部に位置している。
【0080】先ず、作業者が、カートンケース10を昇
降台112上に積層させた状態で、マガジン110a,
110b内に収納する。カートンケーサ200は制御部
の指示に基づいて以下のように動作する。カートン昇降
ユニット111は、マガジン110a,110bに収納
されたカートンケース10がなくなるまでの間、最上段
のカートンケース10が常に吸着位置Q1,Q2に位置す
るよう昇降台112を上昇させる。
【0081】カートン吸着搬送部120は、ステッピン
グモータ150を駆動し、吸着ブロック130a,13
0bを前方の吸着位置Q1,Q2に移動して、真空ポンプ
151を吸引駆動することにより、最上段のカートンケ
ース10を吸着する。各吸着ブロック130a,130
bによって上面4が吸着され、カートンケース10は水
平方向に保持される(図8(a))。
【0082】続いて、ステッピングモータ150を駆動
して、カートンケース10を円弧状の軌道に沿って搬送
する(図8(b))。搬送時において、カートンケース
10は、それ自体の重さにより若干の開函がなされる。
更に、図8の(c)→(d)→(e)に示すように、搬
送に伴って上面4が保持された状態で、カートンケース
10の先端のツマ面2がスライド曲面161a,161
bをスライドする。これに伴い、カートンケース10の
折曲部1aは、スライド曲面161a,161bによっ
て曲率中心の方向(図8の(c)の矢印E方向)に徐々
に押し下げられることにより、カートンケース10の開
函がなされる。このようにスライド曲面161a,16
1bは、カートンケース10の折曲部1aだけでなくツ
マ面2がスライドするよう形成されているので、開函が
より円滑になされる。
【0083】また、カートンケース10は、スライド曲
面161a,161bに導かれながら、確実に搬送終了
位置Q3,Q4に搬送される。なお、吸着ブロック130
a,130bがカートンケース10を吸着する位置が多
少ずれたとしても、吸着ブロック130a,130b
は、プランジャ134a,134bの働きによって平行
リンク部140に対して前後に揺動できるので、開函動
作中には、スライド曲面161a,161bをカートン
ケース10のツマ面2がスライドできるよう吸着ブロッ
ク130a,130bの位置が調整される。また、プラ
ンジャ134a,134bの働きによって、カートンケ
ース10がスライド曲面161a,161bに当たると
きの衝撃が緩和されるので、開函がより円滑に行われ
る。
【0084】図8(d)に示されるように、搬送終了位
置Q3,Q4に搬送されたカートンケース10は、衝立て
172とスライド曲面161a,161bとの間に挟ま
れて、ベルト171上に押さえられるので、開函はより
確実に完了される。そして、開函したカートンケース1
0bは、上面4を上、底面1を下にしてベルト171上
に載置される。
【0085】続いて、真空ポンプ151の吸引駆動を停
止して開函したカートンケース10bを脱着し、ステッ
ピングモータ150を駆動して吸着ブロック130a,
130bを吸着位置Q1,Q2に復帰する。カートンケー
ス10bが脱着された後、ベルトコンベア170を駆動
して、開函したカートンケース10bを搬送終了位置Q
3,Q4から所定の位置まで搬出する。
【0086】カートンケーサ200は、マガジン110
a,110b内のカートンケース10がなくなるまで以
上のような動作を繰り返す。1サイクルの動作時間は、
1.2秒程度で行うことができる。なお、本実施例にお
いては、カートンケーサ200において、2本のライン
でカートンケース10を開函する例を示したが、片方の
吸着ブロックを用いて1本のラインで行うこともできる
し、また大型のカートンを開函する場合は、両方の吸着
ブロック130a,130bを用いて1本のラインで行
うこともできる。
【0087】また、本実施例においては、平行リンク部
140が180°回動するようになっているが、平行リ
ンク部140の回動する角度は、90゜〜180゜程度
の範囲で設定することにより、同様に実施することがで
きる。また、本実施例のカートンケーサ200では、カ
ートンケース10の上面4を吸着して折曲部1aをスラ
イド曲面に圧接するようにしたが、ツマ面3を吸着して
もよいし、或は底面1,ツマ面2を吸着して折曲部4a
をスライド曲面に圧接するような構成とすることもでき
る。
【0088】また、上記実施例1,2において、マガジ
ンは、上下方向に長い枠体状であるが、マガジンが傾斜
してカートンケース10の積層方向が傾斜している場合
であっても、同様に実施することができる。また、上記
実施例1,2において、ベルトコンベアのベルト上面
は、水平方向に設置されているが、多少傾斜している場
合であっても同様に実施することができる。
【0089】また、上記実施例1,2において、ベルト
コンベアのベルトの移動方向は横方向であるが、前後方
向にベルトを移動するようにしてもよい。また、上記実
施例1,2においては、カートン昇降ユニットを用い
て、吸着位置が一定の高さになるようにしたが、例えば
実施例1の吸着レバー30或は実施例2の取付板132
a,132bを上下移動できるような構成にすれば、カ
ートン昇降ユニットを用いなくても同様に実施すること
ができる。
【0090】また、上記実施例1,2においては、搬送
終了位置にベルトコンベアを設けて搬出するようにして
いるが、例えば、搬送終了位置に開函されたカートンケ
ース10bを載置する載置台を設け、アーム等で載置台
上のカートンケース10bを送り出したり、或は作業者
が手動で載置台上のカートンケース10b取り出すよう
にすることもできる。
【0091】
【発明の効果】請求項1〜6記載の自動開函装置によれ
ば、ケース収納部の上部からセットアップ型ケースを取
り出すようにしているので、セットアップ型ケースを大
量に積層させることができ、大量のセットアップ型ケー
スを開函する場合の作業性が向上する。また、装置全体
の高さを低く抑え、コンパクトな装置とすることが容易
である。
【0092】また、円弧状の軌道でケース搬送終了位置
まで搬送するようにしているので、回動アーム等によっ
て比較的簡単な構成で、ワンドライブで円滑に搬送を行
うことができる。また、セットアップ型ケースの搬送と
開函を、一連の動作で行うことができる。また、請求項
2〜6記載の自動開函装置によれば、搬送終了位置の下
側に、セットアップ型ケースを把持する機構或は吸着す
る機構を潜り込ませる必要がないため、搬送終了位置に
コンベアを設置することも容易で、装置の構造を簡素化
することができる。
【0093】また、請求項1〜4記載の自動開函装置に
よれば、セットアップ型ケースをケース収納部から取り
出すときに位置がずれたしてもその影響を受けることな
く確実に開函がなされる。従って、位置ずれを起こしや
すい大型のセットアップ型ケースを開函する場合には特
に効果的である。また、請求項2,3,4の自動開函装
置によれば、ヘラ部材の挿入によりセットアップ型ケー
スが多少開函されるので、より円滑に開函がなされる。
【0094】また、請求項5,6記載の自動開函装置に
よれば、搬送時にセットアップ型ケースが多少開函さ
れ、特に請求項6記載の自動開函装置によれば搬送の進
行に伴ってセットアップ型ケースが徐々に開函されてい
くので、より円滑に開函がなされる。また、請求項4記
載の自動開函装置によれば、開函付勢手段をコンベアの
上面等で兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかるカートンケーサの要部斜視図
である。
【図2】カートンケーサに用いるセットアップ型のカー
トンを示す図である。
【図3】図1のカートンケーサ100を横方向から見た
要部側面図である。
【図4】片方のヘラ付アーム41の先端付近の構成を示
す斜視図である。
【図5】カートンケーサ100の開函動作を説明する斜
視図である。
【図6】実施例2にかかるカートンケーサの要部斜視図
である。
【図7】図6のカートンケーサ200を横方向から見た
要部側面図である。
【図8】カートンケーサ200の開函動作を説明する図
である。
【符号の説明】
1a,4a 折曲部 2,3 ツマ面 4 上面 10 カートンケース 20 マガジン 30 吸着レバー 40 カートン搬送部 41 ヘラ付アーム 47 ヘラ板 48 支持部材 49 補助支持部材 50 搬送ガイド 51 ガイド面 60 ベルトコンベア 61 ベルト 100 カートンケーサ 110a,110b マガジン 120 カートン吸着搬送部 130a,130b 吸着ブロック 131 吸着パッド 134a,134b プランジャ 140 平行リンク部 160a,160b スライド部材 161a,161b スライド曲面 170 ベルトコンベア 171 ベルト 200 カートンケーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桂川 仁司 滋賀県守山市森川原町163番地 グンゼ株 式会社滋賀研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面と上面と一対のツマ面とを有し、底
    面とツマ面の間の折曲部並びに上面とツマ面の間の折曲
    部が両端に形成されるよう折り畳まれたセットアップ型
    ケースを、上下方向に積層させて収納するケース収納部
    と、 積層されたセットアップ型ケースの中、最上段のものを
    上方から一枚取り出すケース取出し手段と、 取り出したセットアップ型ケースを、一つの折曲部が搬
    送方向前方となる向きにして円弧状の軌道に沿って搬送
    するケース搬送手段と、 搬送終端に位置し、水平なケース載置面を有した載置台
    と、 搬送終端もしくはそれより手前において搬送中のセット
    アップ型ケースの前方側折曲部に接触し、ケース搬送手
    段の搬送力と相俟って前記セットアップ型ケースに開函
    方向の作用力を付与する開函付勢手段とを備え、 ケース収納部から折り畳まれたセットアップ型ケースを
    取り出し、ケース搬送手段で搬送中に開函し、開函の完
    了したケースを載置台の水平載置面上に供給することを
    特徴とする自動開函装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース取出し手段が、ケース収納部
    に水平姿勢で収納されている最上段のセットアップ型ケ
    ースを、その上面を吸着保持した状態で持ち上げつつ起
    立方向に姿勢転換するケース起立機構であり、 ケース搬送手段がセットアップ型ケースの一つの折曲部
    を介して隣合う面の対向間隔内に挿入するヘラ部材を有
    し、 前記ケース起立機構で起立されたセットアップ型ケース
    にヘラ部材を挿入してセットアップ型ケースの受け継ぎ
    を行うことを特徴とする請求項1記載の自動開函装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース搬送手段は、前記ヘラ部材
    と、円弧状の軌道に沿ってガイド面が形成された搬送ガ
    イド部材と、 セットアップ型ケースを前記ヘラ部材で把持した状態で
    当該セットアップ型ケースの一面を前記ヘラ部材で前記
    ガイド面上に押圧しながら搬送する把持搬送アームとか
    らなることを特徴とする請求項2記載の自動開函装置。
  4. 【請求項4】 前記開函付勢手段は、載置台の載置面で
    あることを特徴とする請求項1,2,3記載の自動開函
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ケース取出し手段が、 ケース収納部の上方から最上段のセットアップ型ケース
    の上側一面に吸着して該ケースの保持を行う吸着部材で
    あり、 ケース搬送手段が、前記吸着部材を、ケース吸着姿勢を
    維持した状態でケース収納部から載置台まで円弧軌道に
    沿って搬送する回転アーム機構であることを特徴とする
    請求項1記載の自動開函装置。
  6. 【請求項6】 前記開函付勢手段が、前記ケース搬送手
    段の円弧状の軌道に沿わせて搬送終端の手前から搬送終
    端にかけて設けられた湾曲状スライド面であることを特
    徴とする請求項5記載の自動開函装置。
JP11171195A 1995-05-10 1995-05-10 セットアップ型ケースの自動開函装置 Pending JPH08301228A (ja)

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