JPH08301582A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

Info

Publication number
JPH08301582A
JPH08301582A JP10630595A JP10630595A JPH08301582A JP H08301582 A JPH08301582 A JP H08301582A JP 10630595 A JP10630595 A JP 10630595A JP 10630595 A JP10630595 A JP 10630595A JP H08301582 A JPH08301582 A JP H08301582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
rope
wire ropes
wire
elevating part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10630595A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Suzuki
恵三 鈴木
Yasuyuki Takada
保之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP10630595A priority Critical patent/JPH08301582A/ja
Publication of JPH08301582A publication Critical patent/JPH08301582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、ワイヤロープにより昇降され
る昇降部に支持された懸垂物が落下する恐れをなくして
安全に使用できる昇降装置を得ることにある。 【構成】照明器具(懸垂物)22が取付けられる昇降部28
と、この昇降部28に一端部が固定される複数本のワイヤ
ロープ26,27 と、これらワイヤロープ26,27 が巻かれる
ロープ巻き溝35a,36a を有して同軸上に並設される巻取
ドラム35,36 を備え、巻取ドラム35,36 に各ワイヤロー
プ26,27 の他端部が個別に固定されて、ワイヤロープ2
6,27 が各ロープ巻き溝35a,36a に個別にぜんまい状で
かつ一列に重ね巻きされる巻取ドラム体31と、この巻取
ドラム体31を正転・逆転させてワイヤロープ26,27 を巻
取・巻き戻しするドラム駆動部29,30 とを具備した。そ
れにより、1本のワイヤロープが切断した場合に、他の
ワイヤロープで昇降部28および照明器具22の落下を防止
することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場、体育館、アリー
ナ、大型店舗、倉庫、ホールやエントランス、ホテルや
デパートのような大きな建物の階段等の天井側高所に配
置される照明器具等の懸垂物を、ワイヤロープで吊持し
て昇降可能とした昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体育館等の高天井に配置される照明器具
を電動式等の昇降装置により昇降可能に設けることは、
照明器具のメンテナンスを容易にする点で優れている。
この種の昇降装置では、昇降部に支持された照明器具が
その昇降時に自由に回転することなく安定した姿勢を保
って昇降できるようにするために、ワイヤロープを昇降
部において上下に反転させ、実質的には2本のワイヤロ
ープで照明器具を吊持したのと同様な構成としてある。
【0003】この種昇降装置は、そのワイヤロープの巻
取構造により、ロープ巻き溝部が2個並設された巻取ド
ラムを使用するダブルドラム型と、ロープ巻き溝部が単
一である巻取ドラムを使用するシングルドラム型とに大
別されている。
【0004】図6はシングルドラム型の電動式昇降装置
の概略構成を示している。この図中1は高天井2に設置
された装置フレームで、これにはドラム駆動部としての
正逆回転可能な減速機付きモータ3が内蔵されている。
このモータ3にはブレーキ5が設けられている。モータ
3の出力軸には巻取ドラム4が連結されている。このド
ラム4は単一のロープ巻き溝4aを有している。
【0005】符号6で示すワイヤロープの一端部は巻取
ドラム4のロープ巻き溝4aに臨んだ巻き胴に固定さ
れ、他端部は装置フレーム1内に巻取ドラム4から外れ
た位置の板金部品等の固定部7に固定されている。この
ワイヤロープ6の中間部は、装置フレーム1の下面開口
1aを通して装置フレーム1外に垂れ下がることがで
き、この中間部には昇降部8が吊持されている。
【0006】昇降部8はその内部に複数のローラ8aを
有し、これらローラ8aを経由してワイヤロープ6が通
されており、それによってワイヤロープ6は昇降部8で
上下に反転されている。昇降部8にはその下側に配置さ
れる照明器具(懸垂物)9が取付けられている。なお、
図6(B)中10は床である。
【0007】また、図7はダブルドラム型の電動式昇降
装置の概略構成を示している。この昇降装置が前記シン
グルドラム型電動式昇降装置と異なる点を説明する(な
お、それ以外のシングルドラム型電動式昇降装置と同じ
構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。)す
ると、モータ3の出力軸に連結された巻取ドラム14
は、第1のロープ巻き溝14aと第2のロープ巻き溝1
4bとを有していて、これらの巻き溝部14a、14b
は同軸上に並設されている。そして、ワイヤロープ6の
一端部は第1のロープ巻き溝14aに臨んだ巻き胴に固
定され、他端部は第2ののロープ巻き溝14bに臨んだ
巻き胴に固定されている。なお、これらの点以外の構成
は前記シングルドラム型の電動式昇降装置と同じであ
る。
【0008】前記いずれの形式の昇降装置においても、
ブレーキ5の制動解除状態または制動力に抗してモータ
3を正転動作させて、巻取ドラム4または14からワイ
ヤロープ6を巻き戻すことにより、このロープ6を繰り
出して昇降部8とともに照明器具9を下降させることが
できる。この逆に、照明器具9が床10上にある状態
で、モータ3を逆転動作させて、巻取ドラム4または1
4にワイヤロープ6を巻き込むことにより、昇降部8と
ともに照明器具9を上昇させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記いずれ
の形式の昇降装置にあっても、照明器具9を実質的に2
本吊りするように、昇降部8においてワイヤロープ6を
折り返して1本のワイヤロープ6で照明器具9を吊持し
ているため、万が一、昇降途中でワイヤロープ6が切断
した場合には、図6(B)または図7(B)に示される
ように昇降部8がワイヤロープ6から外れて照明器具9
が落下する。
【0010】そこで、本発明者は、ダブルドラム型の構
成において、2本のワイヤロープの一端部を巻取ドラム
4の第1、第2のロープ巻き溝14a、14bに臨んだ
巻き胴に個別に固定するとともに、前記両ワイヤロープ
の他端部を昇降部8に個別に固定することにより、1本
のワイヤロープの切断に拘らず照明器具9が落下しない
ように昇降部8を個別に2本吊りする対策を案出した。
【0011】ところで、従来の巻取ドラム4のロープ巻
き溝14a、14bに臨んだ巻き胴は、円筒形をなして
いる。そのため、ワイヤロープは、巻き胴に沿って円筒
形に巻き付けられるとともに、その円筒形ロープ層が多
層となるように重ねて巻かれるようになっている。
【0012】しかし、ワイヤロープはそれがなす最下層
の円筒形ロープ層上に次々に重ねて巻かれる場合に、巻
き胴の幅内で自由に動き得る等により巻き方が不定であ
るため、第1、第2のロープ巻き溝14a、14bに対
する巻取量を同一に管理することは困難である。それに
より、2本のワイヤロープを巻き取って昇降部を上昇さ
せる場合に、第1、第2のロープ巻き溝14a、14b
に対する巻取量に差が生じて、昇降体8が水平が保てず
に傾いて上昇され易い。その結果として、昇降部を所定
上昇位置においてロックすることができなくなる場合を
生じ易くなる。
【0013】なお、この種昇降装置は昇降部ロック機構
を備えている。この機構は、昇降部8の上部が装置フレ
ーム1内に達する所定上昇位置まで上昇した時に、この
昇降部8の図示しない爪受け部に掛合される係止爪等を
有して、これらの掛合により昇降部8を機械的に支持す
る機構である。それにより、照明器具9の重量がワイヤ
ロープ6に加わらないようにするために使用されてい
る。
【0014】したがって、前記のように傾いて上昇され
る昇降部8を原因として、昇降部ロック機構にロック不
良を発生する場合には、天井側高所に配置された照明器
具の重量が常にワイヤロープに作用することになるか
ら、かえってワイヤロープが切断され易くなり、照明器
具9が落下する危険性が増えると考えられる。
【0015】本発明の目的は、ワイヤロープにより昇降
される昇降部に支持された懸垂物が落下する恐れをなく
して安全に使用できる昇降装置を得ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る昇降装置は、懸垂物が取付けられる昇
降部と、この昇降部に一端部が固定される複数本のワイ
ヤロープと、これらワイヤロープが巻かれるロープ巻き
溝を有して同軸上に並設された複数の巻取ドラムを備
え、これら巻取ドラムに前記各ワイヤロープの他端部が
個別に固定されて、これら各ワイヤロープが前記各ロー
プ巻き溝に個別にぜんまい状でかつ一列に重ね巻きされ
る巻取ドラム体と、この巻取ドラム体を正転・逆転させ
て前記ワイヤロープを巻取・巻き戻しするドラム駆動部
とを具備したものである。
【0017】
【作用】本発明の昇降装置の構成において、各ワイヤロ
ープは昇降部を個別に吊持する。そして、各巻取ドラム
のロープ巻き溝に各ワイヤロープを個別にぜんまい状で
かつ一列に整然と重ね巻きするから、各ワイヤロープの
各巻取ドラムに対する巻取量或いは巻き戻し量のアンバ
ランスをなくすことができる。また、ドラム駆動部は、
巻取ドラム体を正転または逆転させて、その各巻取ドラ
ムに個別に固定されたワイヤロープを巻取或いは巻き戻
す。
【0018】このように本発明の昇降装置は、各ワイヤ
ロープの巻取量および巻き戻し量にアンバランスを生じ
ないように各ワイヤロープを各巻取ドラムに同時に巻取
或いは巻き戻しするから、昇降部をその傾斜を伴うこと
なく昇降できる。そして、こうした昇降時に例えば1本
のワイヤロープが切断することが万が一あっても、他の
健全なワイヤロープにより昇降部を吊持状態に保持でき
る。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1および図2中21は体育館等の高
天井であり、この高天井21には、懸垂物例えば照明器
具22を昇降させる電動式の昇降装置23が数多く(一
台のみ図示)設置されている。これら昇降装置23は床
側に設置される図示しない操作盤を介して昇降動作され
るものであり、操作盤は数台の昇降装置23を同時に昇
降制御する回路系を複数有している。
【0020】図1に示されるように昇降装置23は、装
置フレーム24と、電動巻取装置25と、2本のワイヤ
ロープ26、27と、昇降部28と、図示しないガイド
ローラと、弛み検知手段と、逆巻き検知器と、制御部
と、昇降部ロック機構とを具備している。
【0021】高天井21に固定される装置フレーム24
は、箱状をなしていて、その下壁に開口24aが設けら
れている。電動巻取装置25は装置フレーム24に内蔵
されている。この電動巻取装置25は、正逆回転可能な
モータ29に歯車減速機30を連結するとともに、この
減速機30の出力軸30aに巻取ドラム体31を連結
し、かつ、モータ29にブレーキ32を設けて形成され
ている。モータ29および歯車減速機30はドラム駆動
部33を形成している。なお、図1中37は電動巻取装
置25を装置フレーム24に固定するブラケットであ
る。
【0022】ブレーキ32は、例えば機械式のものであ
って、図示しないがモータケースの端壁内面に突設した
複数の筒部に、ブレーキシューと、これを押し出す方向
に付勢するコイルばねとを収納するとともに、モータ2
9の回転軸にブレーキシューが常に押付けられるブレー
キディスクを取付けて形成されている。
【0023】このブレーキ32は、ブレーキディスクと
ブレーキシューとの摩擦制動力でモータ29の回転軸の
回転を常に妨げて、モータ29の非動作時にその回転軸
を固定するものであって、それにより昇降時のモータ2
9が故障した場合において、照明器具22がその重さに
よりワイヤロープ26、27を巻き戻して不用意に落下
しないようにしている。モータ29の回転トルクは前記
摩擦制動力よりも大であり、それにより、モータ29の
動作時には、その回転軸が前記摩擦制動力に抗して回転
されるようになっている。
【0024】なお、モータ29に付設されるブレーキ3
2は、機械式のものに限らず、ソレノイドを有して、非
通電時に制動状態になるとともに、この制動状態を通電
時に解除する無励磁作動形の電磁式ブレーキ等を採用し
てもよい。
【0025】図1および図3に示されるように巻取ドラ
ム体30は、前記出力軸30aに嵌合してこの軸回りに
は動かないように固定される円筒状の中心軸34の両端
部に夫々第1、第2の巻取ドラム35、36を設けてな
る。そのため、両巻取ドラム35、36は同軸上に並設
されている。図2に示されるように両巻取ドラム35、
36が有するロープ巻き溝35a、36aの溝幅Aは、
ワイヤロープ26、27の直径Bの 1.0倍〜 2.0倍未満
に設定され、特に、好ましくは 1.0倍〜 1.5倍に設定す
るとよい。
【0026】両巻取ドラム35、36はワイヤロープ2
6、27の全長の大部分を巻き取ることができる直径を
有しているとともに、巻取ドラム35の相対向するフラ
ンジの周部内面および巻取ドラム36の相対向するフラ
ンジの周部内面には、夫々な斜状等の面取りが施されて
いる。これらの面取りにより、ワイヤロープ26、27
が対応する巻取ドラム35、36のフランジの周端面に
引っ掛かることを防止して、巻取ドラム35、36にワ
イヤロープ26、27が円滑に巻き取られるようにして
ある。
【0027】2本のワイヤロープ26、27には、同一
線種で、かつ、同一線径のものが使用されている。これ
らロープ26、27は、照明器具22に15mの昇降高
さを与えることができる長さを有している。
【0028】一方のワイヤロープ26は、その一端部を
昇降部28に固定されているとともに、他端部を第1の
巻取ドラム35に固定して設けられ、このドラム35の
ロープ巻き溝35aにぜんまい状でかつ一列に重ね巻き
(図1参照)されるようになっている。同様に、他方の
ワイヤロープ27は、その一端部を昇降部28に固定さ
れているとともに、他端部を第2の巻取ドラム36に固
定して設けられ、このドラム36のロープ巻き溝36a
にぜんまい状でかつ一列に重ね巻き(図1参照)される
ようになっている。これらワイヤロープ26、27の一
端部が昇降部28に固定される位置は、昇降部28の重
量バランスがよい位置である。こうして設けられたワイ
ヤロープ26、27はモータ29の正転或いは逆転に伴
い、同時に同量ずつ巻取ドラム35、36に巻取られ、
或いは巻き戻されるようになっている。
【0029】両ワイヤロープ26、27は装置フレーム
24内を前記図示されないガイドローラを経由して引き
回されて、前記開口24aを通って垂れ下がるように設
けられている。
【0030】以上のように2本のワイヤロープ26、2
7により個別に吊持された昇降部28には前記照明器具
22が取付けられている。装置フレーム24内および昇
降部28には、この昇降部28の昇降に伴って接離され
る接点機構が夫々設けられている。これらの接点機構
は、前記図示されない昇降部ロック機構により昇降部2
8が機械的に支持された時に閉じ、それにより、昇降部
28を通して装置フレーム24側から照明器具22への
通電ができるようにしてある。
【0031】装置フレーム24内に設けられた図示され
ない昇降部ロック機構は、昇降部28の上部が装置フレ
ーム24内に達するまで上昇した時に、この昇降部28
の図示しない爪受け部に掛合される係止爪等を有して、
これらの掛合により昇降部28を機械的に支持する。そ
れにより、照明器具22の重量がワイヤロープ26、2
7に加わらないようにしている。
【0032】なお、図示されない弛み検知手段は、ワイ
ヤロープ26、27の内の一方の弛みを検知して、その
検知に基づいてモータ29の運転を停止させるために使
用される。また、図示されない逆巻き検知器は、巻取ド
ラム35、36の内の一方からこれに巻かれたワイヤロ
ープの全てが巻き戻された場合に、当該巻取ドラムのの
回転が継続することにより、正しいワイヤロープの巻き
方向とは逆方向にワイヤロープが巻き取られることを防
止するために設けられ、その逆巻き検知に基づきモータ
29の運転が停止されるようになっている。
【0033】また、図示されない制御部は、装置フレー
ム24に内蔵されるものであって、これに入力される前
記図示しない制御盤からの制御指令や弛み検知手段や逆
巻き検知器の検知出力に基づき、モータ29の運転(起
動・停止、正転・逆転)を制御するようになっている。
【0034】前記構成の電動式昇降装置23は、その電
動巻取装置25のモータ29を正転・逆転させて、巻取
ドラム35、36にワイヤロープ26、27を巻き取り
或いは巻き戻すことにより、前記ワイヤロープ26、2
7に吊持されるとともに照明器具22を支持した昇降部
28を昇降させることができる。
【0035】そして、電動巻取装置25のモータ29に
下降側の電源を投入し、ワイヤロープ26、27を同時
に巻取ドラム体31の巻取ドラム35、36から巻き戻
す場合には、照明器具22が床に到達した時点で、弛み
検知手段によるワイヤロープの弛み検知がなされるの
で、制御部を介して電動巻取装置25によるワイヤロー
プ26、27の巻き戻しを停止させることができる。そ
れにより、床上に到達した照明器具22に対するメンテ
ナンス等を行うことができる。また、このメンテナンス
後に電動巻取装置25のモータ29に上昇側の電源を投
入し、ワイヤロープ26、27を同時に巻取ドラム体3
1の巻取ドラム35、36に巻き取ることにより、昇降
部28を装置フレーム24の昇降部ロック機構に掛合し
て機械的に支持できる。
【0036】ところで、昇降部28は独立した2本のワ
イヤロープ26、27で個別に吊持されているから、図
2(A)に示す正常な昇降状態において、図2(B)に
示されるように例えば1本のワイヤロープ26が切断す
ることが万が一あっても、他の健全なワイヤロープ27
により昇降部28を吊持状態に保持することができる。
このように1本のワイヤロープが切断しても、それによ
り直ちに昇降部28が落下する危険がないから、ロープ
切断時の安全性が高いものである。
【0037】その上、この昇降装置23では、昇降部2
8を個別に吊持した2本のワイヤロープ26、27を、
これらが個別に巻取・巻き戻される巻取ドラム35、3
6のロープ巻き溝35a、36aに対し、円筒状に巻く
のではなくぜんまい状でかつ一列に重ね巻きさせてい
る。しかも、こうした重ね巻きにおいてロープ巻き溝3
5a、36aの溝幅Aを、本実施例においてはワイヤロ
ープ26、27の直径Bの 1.0〜 1.5倍に設定したの
で、重ね巻きされるワイヤロープ27、28が巻取ドラ
ム35、36の厚み方向に位置ずれして、下層のロープ
部分と巻取ドラム35、36のフランジとの間に上層の
ロープ部分が食い込むことを、より確実に防止できる。
【0038】以上のように両ワイヤロープ26、27を
整然とぜんまい状でかつ一列に重ね巻きしたので、同一
線径および同一線種の両ワイヤロープ26、27相互の
巻取ドラム35、36に対する巻取量或いは巻き戻し量
のアンバランスをなくすことができる。
【0039】そのため、巻取ドラム体31の両巻取ドラ
ム35、36に個別に対応して設けられた両ワイヤロー
プ26、27が、その巻取量および巻き戻し量にアンバ
ランスを生じることなく、同時に巻取或いは巻き戻され
る。そのため、昇降部28をその傾斜を伴うことなく昇
降させることができ、したがって、昇降部28を所定上
昇位置において昇降部ロック機構に確実に掛合させて支
持させることができる。
【0040】こうして、昇降部28を機械的に支持でき
るので、ロック不良を生じた場合のように天井側高所に
配置された照明器具22の重量が常にワイヤロープ2
6、27に作用することがなくなるので、ワイヤロープ
26、27が切断されて天井側高所から不用意に照明器
具22が落下する危険性をなくすことができる。
【0041】図4および図5は本発明の第2実施例の要
部を示している。この第2実施例は、巻取ドラム体の構
成とワイヤロープの使用本数のみが前記第1実施例とは
異なり、それ以外の構成は図4および図5に図示されな
い部分を含めて図1〜図3に示した前記第1実施例の電
動式昇降装置と同じ構成であるので、図示されない構成
については図1〜図3をもって代用するとともに、図示
される同一構成部分には第1実施例と同一の符号を付し
て、それらの構成の説明およびそれに基づく作用効果の
説明については省略するが、これらの同一部分について
も第2実施例に係る電動式の昇降装置の構成の一部をな
すものである。
【0042】この第2実施例の巻取ドラム体131は、
図4および図5に示されるように同軸上に並設される第
1〜第3の巻取ドラム132〜134を備え、これらド
ラム132〜134のロープ巻き溝132a〜134a
の溝幅Aと、各巻取ドラム132〜134に個別にぜん
まい状でかつ一列に重ねて巻き取られるワイヤロープ1
35〜137の直径Bとの関係は、前記第1実施例と同
じである。また、これらワイヤロープ135〜137の
一端部は昇降部28に個別に固定され、かつ、他端部は
各巻取ドラム132〜134に個別に固定されている。
なお、以上の点以外の構成は前記第1実施例と同じであ
る。
【0043】この第2実施例では、前記第1実施例と同
じ作用を得て本発明の所期の目的を達成できる上、その
達成において、ワイヤロープの使用本数を3本としたか
ら、これらが略同時期に切断される確率が極めて小さく
なることにより、一部のワイヤロープが切断した場合に
おける安全性をより高めることができる。
【0044】なお、本発明は前記各実施例には制約され
ない。例えば、ワイヤロープの使用本数は3本以上に増
やしてもよい。また、ドラム駆動部は天井側高所ではな
く地上側低所に設けてもよく、この場合、天井側高所に
設置された昇降部ロック機構付きの天井側フレームを設
けるとともに、このフレームにロープ反転用ガイドロー
ラを取付け、このローラにワイヤロープの中間部を経由
させて実施すればよい。また、ドラム駆動部はモータの
動力を利用するものに制約されず、手動にて巻取ドラム
体を回転するものでもよい。また、本発明の昇降装置で
昇降される懸垂物は照明器具等の電気機器に制約されな
い。
【0045】
【発明の効果】以上詳記したように本発明に係る昇降装
置によれば、各巻取ドラムに個別に対応する各ワイヤロ
ープの巻取量および巻き戻し量にアンバランスを生じな
いように各ワイヤロープを同時に巻取或いは巻き戻し
て、昇降部をその傾斜を防止しつつ昇降させることがで
きるとともに、こうした昇降時において1本のワイヤロ
ープが万が一切断されたとしても、他の健全なワイヤロ
ープで昇降部を吊持状態に保持して、昇降部に支持され
た懸垂物が落下する恐れをなくし、安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電動式昇降装置の構
成を示す図。
【図2】(A)は第1実施例に係る電動式昇降装置をそ
のワイヤロープが切断されない状態で示す図。(B)は
第1実施例に係る電動式昇降装置をそのワイヤロープが
切断された状態で示す図。
【図3】第1実施例に係る電動式昇降装置が備える巻取
ドラム体の構成を示す正面図。
【図4】本発明の第2実施例に係る電動式昇降装置が備
える巻取ドラム体の構成を示す正面図。
【図5】第2実施例に係る電動式昇降装置の構成を示す
図。
【図6】(A)は第1従来例に係る電動式昇降装置の構
成を示す図。(B)は第1従来例に係る電動式昇降装置
をそのワイヤロープが切断された状態で示す図。
【図7】(A)は第2従来例に係る電動式昇降装置の構
成を示す図。(B)は第2従来例に係る電動式昇降装置
をそのワイヤロープが切断された状態で示す図。
【符号の説明】
23…照明器具(懸垂物)、 24…昇降装置、 25…電動巻取装置、 26、27、135〜137…ワイヤロープ、 28…昇降部、 31、131…巻取ドラム体、 33…(ドラム駆動部)、 35、36、132〜134…巻取ドラム、 35a、36a,132a〜134a…ロープ巻き溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】懸垂物が取付けられる昇降部と、 この昇降部に一端部が固定される複数本のワイヤロープ
    と、 これらワイヤロープが巻かれるロープ巻き溝を有して同
    軸上に並設された複数の巻取ドラムを備え、これら巻取
    ドラムに前記各ワイヤロープの他端部が個別に固定され
    て、これら各ワイヤロープが前記各ロープ巻き溝に個別
    にぜんまい状でかつ一列に重ね巻きされる巻取ドラム体
    と、 この巻取ドラム体を正転・逆転させて前記ワイヤロープ
    を巻取・巻き戻しするドラム駆動部とを具備した昇降装
    置。
JP10630595A 1995-04-28 1995-04-28 昇降装置 Pending JPH08301582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10630595A JPH08301582A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10630595A JPH08301582A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 昇降装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08301582A true JPH08301582A (ja) 1996-11-19

Family

ID=14430300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10630595A Pending JPH08301582A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08301582A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091156A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Matsushita Electric Works Ltd 照明器具
WO2021224512A1 (es) * 2020-05-06 2021-11-11 Jpv Plaza Vilar, Slu Tambor elevador de una unidad de mantenimiento de fachada

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091156A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Matsushita Electric Works Ltd 照明器具
WO2021224512A1 (es) * 2020-05-06 2021-11-11 Jpv Plaza Vilar, Slu Tambor elevador de una unidad de mantenimiento de fachada

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6290311B2 (ja) 高所設置機器用の昇降装置
JP4898788B2 (ja) ビレイ装置
US8800632B2 (en) Smoke or fire barrier
TW201819749A (zh) 雙重模式建築結構覆蓋物
CA2650670A1 (en) Lift assembly, system, and method
KR101589715B1 (ko) 고소 설치 기기용 승강장치
WO2013035174A1 (ja) エレベータ装置
KR102050020B1 (ko) 고소 설치 기기용 승강장치 및 그 제어 방법
JPH08301582A (ja) 昇降装置
JPH0617586A (ja) もち上げカーテン式物品搬出入ドアのバランス装置
JPH08310790A (ja) 電動昇降装置
JPH08301583A (ja) 電動昇降装置
JP4018552B2 (ja) シャッター
JP2000179260A (ja) 横型ブラインドのスラット角度調節装置
KR100879314B1 (ko) 탈출용 윈치
KR101898984B1 (ko) 고층건물의 긴급 대피용 엘리베이트장치
JP3347469B2 (ja) 家庭用昇降装置
JPH0986883A (ja) 自転式リール装置
JP2000160863A (ja) 昇降式駐車装置
JP4676243B2 (ja) 回転体
JP3005049U (ja) シートシャッタ駆動装置の安全機構
KR20040104565A (ko) 엘리베이터 장치
JPH05325624A (ja) 電気機器の昇降装置
JP4184286B2 (ja) シャッター装置のシャッターカーテン開閉装置
JPS594503Y2 (ja) 昇降用ロ−プ切断に対する器具の落下防止装置