JPH08301715A - ダニ類駆除剤 - Google Patents

ダニ類駆除剤

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Publication number
JPH08301715A
JPH08301715A JP13120095A JP13120095A JPH08301715A JP H08301715 A JPH08301715 A JP H08301715A JP 13120095 A JP13120095 A JP 13120095A JP 13120095 A JP13120095 A JP 13120095A JP H08301715 A JPH08301715 A JP H08301715A
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JP
Japan
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mites
laurel
laurel oil
expellent
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP13120095A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Hara
征彦 原
Fumio Okada
文雄 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Norin Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Norin Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Norin Co Ltd filed Critical Mitsui Norin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 月桂樹油を有効成分として含有するダニ類駆
除剤。 【効果】 本発明によれば、日常着香料等として用いら
れている天然の月桂樹油等を、農作物や花卉,果樹等に
寄生するダニ類の駆除剤として人畜に無害、かつ環境汚
染の弊害なしに活用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダニ類駆除剤に関し、
詳しくは食用作物,特用作物,野菜,花卉,果樹等に寄
生するダニ類の駆除剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】農
業,園芸等の分野において害虫の駆除はこれまで化学農
薬に依存してきた。しかし、化学農薬の使用は環境汚染
や生体への影響等から一部のものについては見直しと制
限が設けられるようになってきた。また、一方では害虫
の中に化学農薬に対する抵抗性を持つものも現れるに至
った。そのため、これら害虫の天敵による駆除の研究も
されている。さらに、環境汚染対策として人畜無害の天
然物の活用が求められるようになってきた。ところで、
月桂樹の葉や樹皮に存在する月桂樹油や桂葉油,丁子油
等は、従来から着香料として料理,菓子,飲料等に利用
されてきたが、農薬としての用途は知られていなかっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、年間数回に
わたって発生する茶園のアカダニ(カンザワハダニ),
チャナガサビダニのような野菜類,柑橘類,キウイ,タ
バコ等に発生するハダニ,サビダニ類の駆除について、
これまでの化学合成の農薬を用いることなく、天然物の
活用を検討した。その結果、月桂樹の摘採枝葉を乾燥し
て工業的に水蒸気蒸留を行って得られる天然の月桂樹油
等がダニ類駆除剤として利用できること並びにこの成分
は食品添加物あるいは食品加工に用いる溶剤類で溶解
し、あるいは界面活性剤で溶解性を向上し、さらに水で
所定の濃度に薄めてダニ類に散布することにより、成虫
の防除、幼虫の駆除に著しい効果のあることを見出して
本発明を完成した。
【0004】すなわち、本発明は月桂樹油を有効成分と
して含有するダニ類駆除剤を提供するものである。
【0005】前述したように、本発明のダニ類駆除剤は
月桂樹油を有効成分として含有するものである。この月
桂樹油にはシネオール,オイゲノールなどが含まれてい
る。したがって、これらの成分を含有するものであれ
ば、月桂樹油以外のものも本発明に使用することがで
き、例えば桂葉油,丁子油などがある。
【0006】月桂樹油を有効成分として含有するダニ類
駆除剤の製造方法の1例を以下に示す。本発明の素材と
しては、植樹されている月桂樹の枝葉を乾燥、粉砕して
市販の水蒸気蒸留装置(例えば、株式会社 前川製作所
製の装置)のカラムに詰め、ボイラー等を用いて発生し
た蒸気を本カラムの下部から噴出させて、そこに蒸散し
てきた水蒸気をさらにパイプを通じて冷却水槽内に導い
て収集する。収集した液は水と月桂樹油が混在の状態で
あり、これを用いることもできるが、好ましくは静置し
て水と樹油を分配し、濾過して樹油のみを得、これを用
いる。
【0007】月桂樹油は、このままの状態では油状であ
り、散布しにくいので、適当な溶剤に溶解、さらに所望
により適宜水などで希釈して用いることが好ましい。な
お、桂葉や丁子を素材として用いる場合も、月桂樹の場
合と同様にして桂葉油や丁子油を製造することができ
る。本発明に用いる溶剤は、月桂樹油を均一に溶解し、
かつ散布の対象となる農作物等に障害を与えないもので
あればよいが、さらに人畜無害で、環境汚染の弊害がな
いか少ないものが望ましい。このような観点から、特に
食品添加物あるいは食品加工等に使用されるエタノール
もしくはメタノールが本発明において好適に用いられ
る。これらアルコールは高濃度で使用すると、農作物等
に障害を与えるおそれがあるので、通常は濃度1〜70
%、好ましくは3〜20%、より好ましくは2〜5%の
範囲で使用される。
【0008】本発明のダニ類駆除剤は用時に水で希釈し
て散布する。希釈率はダニの種類、農作物等の種類など
によって異なるが、月桂樹油の濃度が0.1〜5.0
%、好ましくは0.1〜2.0%程度となるように希釈
すればよい。
【0009】このようにして調製した本発明のダニ類駆
除剤の処方例を下記に示す。 月桂樹油 1% エタノール 3% 界面活性剤 適量 水分 96%
【0010】本発明のダニ類駆除剤は食用作物,特用作
物,野菜,花卉,果樹等に寄生するダニ類に有効で、例
えば前記したカンザワハダニ,チャノナガサビダニの
他、ミカンハダニ,トマトサビダニ,ホコリダニ等にも
適用できる。また、本発明のダニ類駆除剤はダニ類だけ
でなく、コナジラミ,チャノキイロアザミウマ,穀類に
寄生するコクゾウやコクヌストモドキ、さらには植物病
原菌性糸状菌等に対しても有効である。
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳しく説明す
る。 実施例1 カンザワハダニ4匹を茶葉に寄生させたまま直径86m
mのシャーレに入れ、次いでこの中に乾燥させた月桂樹
葉1片を入れて観察した。約10分後に、すべてのハダ
ニは茶葉から離れ、猛烈なスピードでシャーレ内を動き
廻った。その場合に、床には這わず専ら蓋の部分、つま
り天井の部分で動き廻った。中には、懸命に糸を張りめ
ぐらすものも認められた。
【0012】実施例2 月桂樹葉の代わりにシャーレの底に月桂樹油をキャピラ
リーで1滴落としたこと以外は、実施例1と同様にして
観察した。ハダニは茶葉面を動くのが精一杯という有り
様で、30分経過後に、2匹はシャーレの底に落ちたま
ま動かず、別の1匹は横になった状態でもがき、残りの
1匹は茶葉面で上向きのままもがいて、何れも苦しそう
であった。次に、新たな3匹が寄生している茶葉を同じ
シャーレに入れて観察を続けたところ、上記と同様に行
動範囲は茶葉面に限られ、約40分後には足のみを動か
す動作に変わった。以上のことから、月桂樹油は直接ハ
ダニに触れなくても、何らかの作用効果を奏しているこ
とが判る。なお、翌日にこれら7匹を顕微鏡観察したと
ころ、すべて死亡していた。
【0013】実施例3 カンザワハダニを茶葉またはキウイの葉に寄生させたま
まシャーレに入れ、これに月桂樹油を0.5%または
1.0%の濃度で散布し、ハダニに対する影響を観察し
た。その結果を第1表に示す。
【0014】
【表1】
【0015】表から明らかなように、月桂樹油は0.5
%濃度でもハダニに対して十分に効果がある。
【0016】実施例4 カンザワハダニの代わりにチャノキイロアザミウマが寄
生した茶葉をシャーレに入れたこと以外は実施例3と同
様に行った。観察結果を第2表に示す。
【0017】
【表2】
【0018】参考例 月桂樹油の溶剤として、エタノール,メタノールおよび
市販の含水エタノール(商品名:アマノール(E)、甘
糟化学社製)を用い、月桂樹油1mlに各溶剤を50m
l添加し、溶解性を調べたところ、いずれの溶剤にも溶
解した。次に、ダニ類に対する溶剤の影響を調べるた
め、75%エタノール溶液を実施例2と同様にして茶葉
に寄生したカンザワハダニを入れたシャーレに散布し
た。観察を続けたところ、3日経過後もハダニは死亡せ
ず、溶剤による影響は少ないことが判明した。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、日常着香料等として用
いられている天然の月桂樹油等を、農作物や花卉,果樹
等に寄生するダニ類の駆除剤として人畜に無害、かつ環
境汚染の弊害なしに活用することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 月桂樹油を有効成分として含有するダニ
    類駆除剤。
  2. 【請求項2】 ダニ類が食用作物,特用作物,野菜,花
    卉,果樹,観賞樹木に寄生するものである請求項1記載
    のダニ類駆除剤。
JP13120095A 1995-05-02 1995-05-02 ダニ類駆除剤 Pending JPH08301715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13120095A JPH08301715A (ja) 1995-05-02 1995-05-02 ダニ類駆除剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13120095A JPH08301715A (ja) 1995-05-02 1995-05-02 ダニ類駆除剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08301715A true JPH08301715A (ja) 1996-11-19

Family

ID=15052383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13120095A Pending JPH08301715A (ja) 1995-05-02 1995-05-02 ダニ類駆除剤

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JP (1) JPH08301715A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137940A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Taiyo Corp アザミウマ類防除剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330