JPH08301911A - 感放射線性樹脂組成物およびバンプ形成用材料 - Google Patents

感放射線性樹脂組成物およびバンプ形成用材料

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JPH08301911A
JPH08301911A JP7136034A JP13603495A JPH08301911A JP H08301911 A JPH08301911 A JP H08301911A JP 7136034 A JP7136034 A JP 7136034A JP 13603495 A JP13603495 A JP 13603495A JP H08301911 A JPH08301911 A JP H08301911A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)(a)カルボキシル基を有するラジカ
ル重合性化合物からなる構成成分が10〜50重量%、
(b)環状アルキル基を有し、カルボキシル基を有しな
いラジカル重合性化合物からなる構成成分が20〜60
重量%および(c)他のラジカル重合性化合物からなる
構成成分が5〜40重量%からなるアルカリ可溶性を有
する共重合体、(B)少なくとも1個のエチレン性不飽
和二重結合を有する化合物および(C)放射線ラジカル
重合開始剤、を含有することを特徴とする感放射線性樹
脂組成物。 【効果】 本発明の感放射線性樹脂組成物は、アルカリ
現像液に対する現像性と20μm以上の厚膜で十分な解
像度を有し、しかも耐メッキ液性に優れ、さらに現像時
の基板との密着性とメッキ液に対する良好な濡れ性を示
し、メッキによる良好なバンプを形成することができ、
かつ硬化剤の基板からの剥離性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感放射線性樹脂組成物
およびこれを用いたバンプ形成用材料に関し、さらに詳
しくは、回路基板の製造および半導体や電子部品の回路
基板への実装の際に行なうバンプ形成などのフォトファ
ブリケーションに好適な感放射線性樹脂組成物およびこ
れを用いたバンプ形成材料に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトファブリケーションとは、感放射
線性樹脂組成物を加工物表面に塗布し、フォトリソグラ
フィ技術によって塗膜をパターニングし、これをマスク
として化学エッチング、電解エッチングまたは電気メッ
キを主体とするエレクトロフォーミング技術の単独、あ
るいは組み合わせにより各種精密部品を製造する技術の
総称であり、現在の精密微細加工技術の主流となってい
る。近年、電子機器のダウン・サイジングに伴ない、L
SIの高集積化、多層化が急激に進んでおり、LSIを
電子機器に搭載するための基板への多ピン実装方法が求
められ、TAB方式やフリップチップ方式によるベアチ
ップ実装などが注目されてきている。このような多ピン
実装方法では、接続用端子であるバンプと呼ばれる高さ
20μm以上の突起電極が、基板上に高精度に配置され
ることが必要であり、今後、さらなるLSIの小型化に
対応してバンプの高精度化がより一層必要になってきて
いる。このようなバンプを形成するときに使用されるバ
ンプ形成用材料に対する要求項目としては、20μm以
上の厚膜を形成できること、基板に対する密着性を有す
ること、バンプを形成するためのメッキを行なう際に、
耐メッキ液性およびメッキ液に対する良好な濡れ性を有
していること、かつメッキを行なった後には剥離液によ
り容易に剥離されることが求められる。しかし、従来の
バンプ形成用材料は、フォトリソグラフィにおける現像
時の基板との密着性と、メッキ液に対する濡れ性の点に
於いて満足できるものではなかった。現像時に基板との
密着性が乏しいと、バンプを形成するためのパターンサ
イズが微細化するにつれ、現像時に基板から脱落する問
題が生じる。また、メッキ液に対する濡れ性が低いと基
板上に均一なメッキが形成されないという問題が生じ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルカリ現
像液に対する現像性と20μm以上の厚膜で十分な解像
度を有し、しかも、耐メッキ液性に優れ、さらに現像時
の基板との密着性と、メッキ液に対する良好な濡れ性を
示し、メッキによる良好なバンプを形成することがで
き、かつ硬化物の基板からの剥離性にも優れ、バンプ形
成用材料として好適な感放射線性樹脂組成物を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)(a)
カルボキシル基を有するラジカル重合性化合物からなる
構成成分が10〜50重量%、(b)環状アルキル基を
有し、カルボキシル基を有しないラジカル重合性化合物
からなる構成成分が20〜60重量%および(c)他の
ラジカル重合性化合物からなる構成成分が5〜40重量
%からなるアルカリ可溶性を有する共重合体(以下、
「共重合体(A)」という)、(B)少なくとも1個の
エチレン性不飽和二重結合を有する化合物(以下、「重
合性化合物(B)」という)および(C)放射線ラジカ
ル重合開始剤(以下「光ラジカル重合開始剤(C)」と
いう)を含有する感放射線性樹脂組成物を提供するもの
である。
【0005】<感放射線性樹脂組成物>以下、本発明の
組成物の構成成分について説明する。 共重合体(A):本発明に用いられる共重合体(A)
は、アルカリ可溶性を有する共重合体である。共重合体
(A)は、(a)カルボキシル基を有するラジカル重合
性化合物、(b)環状アルキル基を有し、カルボキシル
基を有しないラジカル重合性化合物、(c)他のラジカ
ル重合性化合物を、溶媒中でラジカル共重合することに
より得ることができる。
【0006】前記カルボキシル基を有するラジカル重合
性化合物(a)としては、例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸などのモノカルボン酸;マレイン酸、
フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸など
のジカルボン酸;2−サクシノロイルエチルメタアクリ
レート、2−マレイノロイルエチルメタアクリレート、
2−ヘキサヒドロフタロイルエチルメタアクリレートな
どのカルボキシル基およびエステル結合を有するメタア
クリル酸誘導体などが使用できる。これらの化合物は単
独でもしくは2種以上組み合わせて使用できる。これら
の中ではメタクリル酸、2−ヘキサヒドロフタロイルエ
チルメタクリレートが好ましく、さらに好ましくはメタ
クリル酸と2−ヘキサヒドロフタロイルエチルメタアク
リレートの併用である。
【0007】共重合体(A)中にしめるカルボキシル基
を有するラジカル重合性化合物からなる構成成分は、1
0〜50重量%であり、好ましくは20〜40重量%で
ある。10重量%未満であると、共重合体がアルカリ現
像液に溶解しにくくなるので現像後に膜残りを生じ十分
な解像度を得ることができない。逆に50重量%を超え
ると、共重合体のアルカリ現像液に対する溶解性が大き
くなりすぎて露光部の溶解、すなわち膜減りが大きくな
る。
【0008】前記環状アルキル基を有し、カルボキシル
基を有しないラジカル重合性化合物(b)としては、例
えばシクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−メチル
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタ
ニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)ア
クリレートなどを挙げることができる。これらの化合物
は単独でもしくは2種以上組み合わせて使用できる。こ
れらの中では、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレー
トが好ましい。共重合体(A)中にしめる環状アルキル
基を有し、カルボキシル基を有しないラジカル重合性化
合物(b)からなる構成成分は20〜60重量%であ
り、好ましくは30〜50重量%である。20重量%未
満であると、得られる共重合体の分子量が十分に上がら
ず、感放射線性組成物の20μm以上の塗膜形成が困難
になる。逆に60重量%を超えると、得られる共重合体
の溶剤に対する溶解性が低下する。
【0009】前記他のラジカル重合性化合物(c)は、
主として共重合体(A)の機械的特性を適度にコントロ
ールする目的で使用する。ここで、「他の」とは、前出
のラジカル重合性化合物以外のラジカル重合性化合物の
意味である。このような他のラジカル重合性化合物
(c)としては、好ましくは(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル類、(メタ)アクリル酸アリールエステル
類、ジカルボン酸ジエステル類、芳香族ビニル類、共役
ジオレフィン類、ニトリル基含有重合性化合物、塩素含
有重合性化合物、アミド結合含有重合性化合物、脂肪酸
ビニル類などを挙げることができる。具体的には、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリ
レート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソプロピ
ル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アル
キルエステル;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジ
ル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アリ
ールエステル;マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチ
ル、イタコン酸ジエチルなどのジカルボン酸ジエステ
ル;スチレン、α−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メトキ
シスチレンなどの芳香族ビニル類;1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、1,4−ジメチルブタジエンなどの共
役ジオレフィン類、アクリロニトリル、メタクリロニト
リルなどのニトリル基含有重合性化合物;塩化ビニル、
塩化ビニリデンなどの塩素含有重合性化合物;アクリル
アミド、メタクリルアミドなどのアミド結合含有重合性
化合物;酢酸ビニルなどの脂肪酸ビニル類を用いること
ができる。これらの化合物は単独でもしくは2種以上組
み合わせて用いることができ、これらのうち、スチレ
ン、1,3−ブタジエンなどが特に好ましい化合物とし
て挙げることができる。共重合体(A)中にしめる他の
ラジカル重合性化合物(c)からなる構成成分は、5〜
40重量%であり、好ましくは10〜35重量%であ
る。
【0010】共重合体(A)を合成する際に用いられる
重合溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコールなどのアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどの環状エーテル類;エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレ
ングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールエチルメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテルなどの多価アルコールのアルキルエーテル類;エ
チレングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレ
ングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールエチルエーテルアセテートなどの多価アルコー
ルのアルキルエーテルアセテート類;トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、4
−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、ジアセト
ンアルコールなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−
2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、
ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブ
タン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−
メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン
酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル類が挙げられる。これら
のうち、環状エーテル類、多価アルコールのアルキルエ
ーテル類、多価アルコールのアルキルエーテルアセテー
ト類、ケトン類、エステル類などが好ましい。
【0011】また、ラジカル共重合における重合触媒と
しては、通常のラジカル重合開始剤が使用でき、例えば
2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,
2′−アゾビス−(4−メトキシ−2,−ジメチルバレ
ロニトリル)などのアゾ化合物;ベンゾイルペルオキシ
ド、ラウロイルペルオキシド、t−ブチルペルオキシピ
バレート、1,1′−ビス−(t−ブチルペルオキシ)
シクロヘキサンなどの有機過酸化物および過酸化水素な
どを挙げることができる。過酸化物をラジカル重合開始
剤に使用する場合、還元剤を組み合わせてレドックス型
の開始剤としても良い。
【0012】重合性化合物(B);本発明の組成物を構
成する重合性化合物(B)は、熱重合または光重合する
モノマーであり、以下に示されるような化合物を例示す
ることができる。 1個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物:
共重合体(A)を合成するためのラジカル重合に供され
るラジカル重合性化合物と同様の化合物を使用すること
ができる。これらのうち、(メタ)アクリル酸モノエス
テルとして下記式(1)で表わされる化合物を好適に使
用することができる。
【0013】
【化1】
【0014】〔式(1)中、nは0〜8の数を示し、R
1 は水素原子または炭素数1〜9のアルキル基を示
す。〕 上記(1)で表わされる化合物の具体例として、市販品
のアロニックスM−101(n=約2、R1 =H)、同
M−102(n=約4、R1 =H)、同M−111(n
=約1、R1 =n−C9 19)、同M−113(n=約
4、R1 =n−C8 19)、同M−114(n=約8、
1 =n−C9 19)、同M−117(n=2.5、R
1 =n−C9 19)〔以上、東亜合成化学工業(株)
製〕、KAYARAD R−564(n=約2.3、R
1 =H)〔日本化薬(株)製〕などを挙げることができ
る。上記式(1)で表わされる化合物以外の1個のエチ
レン性不飽和二重結合を有する化合物として、市販品の
KAYARAD TC−110S、同TC−120S
〔以上、日本化薬(株)製〕、V−158、V−231
1〔以上、大阪有機化学工業(株)製〕などを挙げるこ
とができる。また、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジ
エチルなどの不飽和カルボン酸ジエステルを用いること
もできる。
【0015】 2個のエチレン性不飽和二重結合を有
する化合物:2価のアルコールの(メタ)アクリル酸ジ
エステルを挙げることができる。この(メタ)アクリル
酸ジエステルのうち、下記式(2)で表わされる化合物
を好適に使用することができる。
【0016】
【化2】
【0017】〔式(2)中、nおよびmはそれぞれ0〜
8の数を示し、R2 は水素原子またはメチル基を示
す。〕 上記式(2)で表わされる化合物の具体例として、市販
品のアロニックスM−210(n=約2、m=約2、R
2 =CH3 )〔東亜合成化学工業(株)製〕、KAYA
RAD R−551(n+m=約4、R2 =CH3 )、
同R−712(n+m=約4、R2 =H)〔日本化薬
(株)製〕を挙げることができる。また、下記式(3)
で表わされる化合物も好適に使用することができる。 CH2 =CHCOO−R3 −COCH=CH2 ………(3) 〔式(3)中、R3 は炭素数2〜8のオキシアルキレン
基、オリゴオキシアルキレン基またはエチレングリコー
ル残基、プロピレングリコール残基を1〜10繰り返し
た基を示す。〕 上記式(3)で表わされる化合物の具体例として、市販
品のアロニックスM−240〔R3 =−(CH2 CH2
O)n −、n=約4〕、同M−245〔R3 =−(CH
2 CH2 O)n −、n=約9〕〔以上、東亜合成化学工
業(株)製〕、KAYARAD HDDA〔R3 =−
(CH2 CH2 CH2 CH2 CH2 O)−〕、同NPG
DA〔R3 =−(CH2 C(CH3 2 CH2 O)
−〕、同TPGDA〔R3 =−(CH2 CH(CH3
O−〕、同PEG400DA〔R3 =−(CH2 CH2
O)n −、n=約8〕、同MANDA〔R3 =−(CH
2 C(CH3 2 CH2 O)−〕、同HX−220〔R
3 =−(CH2 CH2 CH2 CH2 CH2 O)m −CH
2 −C(CH3 2 COOCH2 C(CH3 2 CH2
O(COCH2 CH2 CH2 CH2 CH2 O)n −、m
+n=2〕、同HX−620〔R3 =−(CH2 CH2
CH2 CH2 CH2 O)m −CH2 −C(CH3 2
OOCH2 C(CH3 2 CH2 O(COCH2 CH2
CH2 CH2 O)n−、m+n=4〕〔以上、日本化薬
(株)製〕などを挙げることができる。
【0018】また、下記式(4)で表わされる化合物も
好適に使用することができる。 A−(M−N)n −M−A ………(4) 〔式(4)中、Aはアクリロキシ基(CH2 =CHCO
O−)またはメタクリロキシ基(CH2 =C(CH3
COO−)を示し、Mはアルコール残基を示し、Nは塩
基酸残基を示し、nは0〜1の数を示す。〕 上記式(4)で表わされる化合物の具体例として、オリ
ゴエステルアセテート、市販品としてアロニックスM−
6100、同M−6200、同M−6250、同M−6
300、同M−6400、同M−6500〔以上、東亜
合成化学工業(株)製〕などを挙げることができる。ま
た上記式(2)、(3)および(4)以外の2個のエチ
レン性不飽和二重結合を有する化合物の例として市販品
のR−604〔日本化薬(株)製〕、V−260、V−
312、V−335HP〔以上、大阪有機化学工業
(株)製〕などを挙げることができる。
【0019】 3個以上のエチレン性不飽和二重結合
を有する化合物:3価以上のアルコールの(メタ)アク
リル酸ジエステルを使用することができる。この(メ
タ)アクリル酸ジエステルのうち、下記式(5)で表わ
される化合物を好適に使用することができる。 [CH2 =CHCO−(OC3 6 n −OCH2 3 −CCH2 4 ………(5) 〔式(5)中、nは0〜8の数を示し、R4 は水素原
子、水酸基またはメチル基を示す。〕 上記式(5)で表わされる化合物の具体例として、市販
品のアロニックスM−309(n=0、R4 =C
3 )、同M−310(n=約1、R4 =CH3 )〔以
上、東亜合成化学工業(株)製〕、KAYARAD T
MPTA(n=0、R4 =CH3 )〔日本化薬(株)
製〕、V−295(n=0、R4 =CH3 )、V−30
0(n=0、R4 =OH)〔以上、大阪有機化学工業
(株)製〕などを挙げることができる。また、下記式
(6)で表わされる化合物も好適に使用することができ
る。 [(CH2 =CHCOOCH2 3 −CCH2 2 −R5 ………(6) 〔式(6)中、R6 は酸素原子、水酸基またはメチレン
基を示す。〕 上記式(6)で表わされる化合物の具体例として、市販
品のアロニックスM−400〔東亜合成化学工業(株)
製〕などを挙げることができる。
【0020】また、下記式(7)で表わされる化合物も
好適に使用することができる。 A−(X(A)−Y)n −XA2 ………(7) 〔式(7)中、Aはアクリロキシ基(CH2 =CHCO
O−)またはメタクリロキシ基(CH2 =C(CH3
COO−)を示し、Xは多価アルコールを示し、Yは多
塩基酸を示し、nは0〜15の数を示す。〕 上記式(7)で表わされる化合物の具体例として、市販
品のアロニックスM−7100、同M−8030、同M
−8060、同M−8100、同M−9050〔以上、
東亜合成化学工業(株)製〕などを挙げることができ
る。また、下記式(8)で表わされる化合物も好適に使
用することができる。 [CH2 =CHCO−(OC5 10CO)m ]a[(OCH2 3 CCH2 O CH2 C(CH2 O)3 ](COCH=CH2 )b ………(8) 〔式(8)中、mは1または2、aは2〜6の整数、b
は0〜6の整数を示す。〕
【0021】上記式(8)で表わされる化合物の具体例
として、市販品のKAYARADDPCA−20(m=
約1、a=約2、b=約4)、同DPCA−30(m=
約1、a=約3、b=約3)、同DPCA−60(m=
約1、a=約6、b=約0)、同DPCA−120(m
=約2、a=約6、b=約0)〔以上、日本化薬(株)
製〕などを挙げることができる。V−360、V−GP
T、V−3PA、V−400〔以上、大阪有機化学工業
(株)製〕などを挙げることができる。これらの重合性
化合物(B)のうち、2個のエチレン性不飽和二重結合
を有する化合物および3個以上のエチレン性不飽和二重
結合を有する化合物が好ましいものとして挙げられ、さ
らに好ましいものとして前記式(4)および(7)で示
される化合物が挙げられる。重合性化合物(B)は単独
でまたは2種以上用いてもよく、共重合体(A)100
重量部に対して好ましくは30〜150重量部、より好
ましくは50〜100重量部である。30重量部未満で
あると、露光時の感度が低下しやすく、150重量部を
超えると共重合体(A)との相溶性が悪くなり、塗膜形
成後の塗膜表面に膜荒れを生じることがある。
【0022】光ラジカル重合開始剤(C):本発明に用
いられる光ラジカル重合開始剤(C)としては、重合性
化合物(B)を重合させるものである。光ラジカル重合
開始剤としては、例えばベンジル、ジアセチルなどのα
−ジケトン類;ベンゾインなどのアシロイン類;ベンゾ
インメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベン
ゾインイソプロピルエーテルなどのアシロインエーテル
類;チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサント
ン、チオキサントン−4−スルホン酸、ベンゾフェノ
ン、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノ
ン、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
などのベンゾフェノン類;アセトフェノン、p−ジメチ
ルアミノアセトフェノン、α,α′−ジメトキシアセト
キシベンゾフェノン、2,2′−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、p−メトキシアセトフェノン、2
−メチル[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフ
ォリノ−1−プロパノン、2−ベンジル−2−ジメチル
アミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−
1−オンなどのアセトフェノン類;アントラキノン、
1,4−ナフトキノンなどのキノン類;フェナシルクロ
ライド、トリブロモメチルフェニルスルホン、トリス
(トリクロロメチル)−s−トリアジンなどのハロゲン
化合物;ジ−t−ブチルパーオキサイドなどの過酸化
物;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォ
スフィンオキサイドなどのアシルフォスフィンオキサイ
ド類などが挙げられ、また、市販品としては、イルガキ
ュア184、651、500、907、CGI369、
CG24−61(チバガイギー(株)製)、ルシリンL
R8728、TPO(BASF(株)製)、ダロキュア
1116、1173(メルク(株)製)、ユベクリルp
36(UCB(株)製)などを挙げることができる。上
述した種々の光ラジカル重合開始剤の中で好ましい化合
物としては、2−メチル[4−(メチルチオ)フェニ
ル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン、2−ベンジ
ル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェ
ニル)−ブタン−1−オンなどのアセトフェノン類また
はフェナシルクロライド、トリブロモメチルフェニルス
ルホン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル
フォスフィンオキサイドなどを挙げることができる。こ
れらの化合物は単独でまたは併用して使用することがで
きる。その使用量は、共重合体(A)100重量部に対
して1〜50重量部が好ましく、特に10〜40重量部
が好ましい。1重量部未満であると、酸素によるラジカ
ルの失活の影響(感度の低下)を受けやすく、50重量
部を超えると相溶性が悪くなったり、保存安定性が低下
する傾向がある。また、これら光ラジカル重合開始剤と
放射線増感剤とを併用することも可能である。
【0023】本発明では、上述の共重合体(A)、重合
性化合物(B)、光ラジカル重合開始剤(C)および必
要に応じて後述する各種添加剤を均一に混合する目的で
有機溶剤で希釈することができる。用いる溶剤として
は、共重合体(A)および各成分を均一に溶解させるこ
とができ、また各成分と反応しないものが用いられる。
かかる溶剤としては、共重合体(A)を合成する際に用
いられる重合溶剤と同様の溶剤を用いることができ、さ
らに、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルアセ
トアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ベンジルエチルエ
ーテル、ジヘキシルエーテル、アセトニルアセトン、イ
ソホロン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタノー
ル、1−ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベンジ
ル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジ
エチル、γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロ
ピレン、フェニルセロソルブアセテートなどの高沸点溶
媒を添加することもできる。これらの溶剤の中で、溶解
性、各成分との反応性および塗膜の形成のしやすさか
ら、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテルなどの多価アルコール
のアルキルエーテル類;エチルセロソルブアセテートな
どの多価アルコールのアルキルエーテルアセテート類;
3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピ
オン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチルなど
のエステル類;ジアセトンアルコールなどのケトン類が
好適である。上記溶剤の使用量は、用途、塗布方法など
に応じて適宜決めることができる。本発明の組成物に
は、耐熱性、硬度などを向上させる目的で、エポキシ化
合物を配合することができる。このようなエポキシ化合
物としては、相溶性に影響がない限り限定されるもので
はないが、好ましくは、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂、
グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン
型エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、ポリグリシジ
ルメタクリレートを挙げることができる。これらの中で
特に好ましくは、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルエステ
ル型エポキシ樹脂などである。これらエポキシ化合物の
使用量は、共重合体(A)100重量部に対して好まし
くは100重量部以下である。
【0024】本発明の組成物には、プレベーク時の熱か
ぶりによる現像性の低下を抑えるために熱重合禁止剤を
添加することができる。このような熱重合禁止剤として
は、ピロガロール、ベンゾキノン、ヒドロキノン、メチ
レンブルー、tert−ブチルカテコール、モノベンジ
ルエーテル、メチルヒドロキノン、アミルキノン、アミ
ロキシヒドロキノン、n−ブチルフェノール、フェノー
ル、ヒドロキノンモノプロピルエーテル、4,4′−
[1−〔4−(1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−
メチルエチル)フェニル〕エチリデン]ジフェノール、
1,1,3−トリス(2,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−3−フェニルプロパンなどを挙げること
ができる。これら化合物の使用量は、共重合体(A)1
00重量部に対して好ましくは5重量部以下である。本
発明の組成物には、塗布性、消泡性、レベリング性など
を向上させる目的で界面活性剤を配合することもでき
る。界面活性剤としては、例えばBM−1000、BM
−1100(BM ケミー社製)、メガファックF14
2D、同F172、同F173、同F183(大日本イ
ンキ化学工業(株)製)、フロラードFC−135、同
FC−170C、同FC−430、同FC−431(住
友スリーエム(株)製)、サーフロンS−112、同S
−113、同S−131、同S−141、同S−145
(旭硝子(株)製)、SH−28PA、同−190、同
−193、SZ−6032、SF−8428(東レシリ
コーン(株)製)などの名称で市販されているフッ素系
界面活性剤を使用することができる。これらの界面活性
剤の使用量は、共重合体(A)100重量部に対して好
ましくは5重量部以下である。
【0025】本発明の組成物には、基板との接着性を向
上させるために接着助剤を使用することもできる。使用
される接着助剤としては、官能性シランカップリング剤
が有効である。ここで、官能性シランカップリング剤と
は、カルボキシル基、メタクリロイル基、イソシアネー
ト基、エポキシ基などの反応性置換基を有するシランカ
ップリング剤を意味し、具体例としてはトリメトキシシ
リル安息香酸、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシランなどを挙げることができる。その配合
量は、共重合体(A)100重量部当たり20重量部以
下が好ましい。
【0026】また、本発明の組成物には、アルカリ現像
液に対する溶解性の微調整を行なうために、酢酸、プロ
ピオン酸、n−酪酸、iso−酪酸、n−吉草酸、is
o−吉草酸、安息香酸、けい皮酸などのモノカルボン
酸;乳酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、
サリチル酸、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ
安息香酸、2−ヒドロキシけい皮酸、3−ヒドロキシけ
い皮酸、4−ヒドロキシけい皮酸、5−ヒドロキシイソ
フタル酸、シリンギン酸などのヒドロキシモノカルボン
酸;シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マ
レイン酸、イタコン酸、ヘキサヒドロフタル酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカ
ルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、シクロペ
ンタンテトラカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、
1,2,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸などの多
価カルボン酸;無水イタコン酸、無水コハク酸、無水シ
トラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリカルバ
ニル酸、無水マレイン酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、
無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水ハイミック酸、
1,2,3,4,−ブタンテトラカルボン酸、シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物、無水フタル酸、無水
ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸、エチレングリコールビス無水ト
リメリテート、グリセリントリス無水トリメリテートな
どの酸無水物を添加することもできる。
【0027】さらに、本発明の組成物には必要に応じて
充填材、着色剤、粘度調整剤などを添加することもでき
る。充填材としては、シリカ、アルミナ、タルク、ベン
トナイト、ジルコニウムシリケート、粉末ガラスなどを
挙げることができる。着色剤としては、アルミナ白、ク
レー、炭酸バリウム、硫酸バリウムなどの体質顔料;亜
鉛華、鉛白、黄鉛、鉛丹、群青、紺青、酸化チタン、ク
ロム酸亜鉛、ベンガラ、カーボンブラックなどの無機顔
料;ブリリアントカーミン6B、パーマネントレッド6
B、パーマネントレッドR、ベンジジンイエロー、フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有機
顔料;マゼンタ、ローダミンなどの塩基性染料;ダイレ
クトスカーレット、ダイレクトオレンジなどの直接染
料;ローセリン、メタニルイエローなどの酸性染料が挙
げられる。また、粘度調整剤としては、ベントナイト、
シリカゲル、アルミニウム粉末などを挙げることができ
る。これらの添加剤は、組成物の本質的な特性を損なわ
ない範囲、好ましくは、得られる組成物に対して、50
重量%以下である。本発明の組成物の調製は、充填材、
顔料を添加しない場合には、通常の方法で混合、撹拌す
るだけでよく、充填材、顔料を添加する場合にはディゾ
ルバー、ホモジナイザー、3本ロールミルなどの分散機
を用い分散、混合させればよい。また、必要に応じて、
さらにメッシュ、メンブレンフィルターなどを用いてろ
過してもよい。
【0028】<バンプの形成方法>次に本発明の組成物
を用いたバンプの形成方法について説明する。 1.塗膜の形成方法:本発明においては、上述した組成
物溶液を所定の配線パターンを有する基板上に塗布し、
加熱により溶媒を除去することによって所望の塗膜を形
成することができる。被処理基板上への塗布方法として
は、スピンコート法、ロールコート法、スクリーン印刷
法、アプリケーター法などの方法を採用することができ
る。なお、本発明の組成物の塗膜の乾燥条件は、組成物
中の各成分の種類、配合割合、塗布膜厚などによって異
なるが、通常は70〜120℃で5〜20分間程度であ
り、好ましくは80〜100℃である。乾燥時間が短す
ぎると、現像時の密着状態が悪くなり、また、長すぎる
と熱かぶりによる解像度の低下を招く。
【0029】2.放射線照射方法:得られた塗膜に所定
のパターンのマスクを介して、波長が300〜500n
mの紫外線または可視光線を照射することにより、バン
プを形成する配線パターン部以外の部分のみ光硬化させ
ることができる。これらの放射線の線源として、低圧水
銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドラン
プ、アルゴンガスレーザーなどを用いることができる。
ここで放射線とは、紫外線、可視光線、遠紫外線、X
線、電子線などを意味する。放射線照射量は、組成物中
の各成分の種類、配合量、塗膜の膜厚などによって異な
るが、例えば超高圧水銀灯使用の場合、100〜500
mJ/cm2 である。
【0030】3.現像方法:放射線照射後の現像方法と
しては、アルカリ性水溶液を現像液として用いて、不要
な部分を溶解、除去し、放射線照射部分のみ残存させ
る。現像液としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケ
イ酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミン、n−プ
ロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミ
ン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン、ジメチ
ルエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメ
チルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニ
ウムヒドロキシド、ピロール、ピペリジン、1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5
−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノナンなどのア
ルカリ類の水溶液を使用することができる。また上記ア
ルカリ類の水溶液にメタノール、エタノールなどの水溶
性有機溶媒や界面活性剤を適当量添加した水溶液を現像
液として使用することもできる。現像時間は、組成物各
成分の種類、配合割合、組成物の乾燥膜厚によって異な
るが、通常30〜360秒間であり、また現像の方法は
液盛り法、ディッピング法、パドル法、スプレー現像法
などのいずれでも良い。現像後は、流水洗浄を30〜9
0秒間行い、エアーガンなどを用いて風乾させたり、オ
ーブン中で乾燥させる。
【0031】4.後処理:本発明の組成物は、前記の放
射線照射のみでも、十分に硬化させることができるが、
用途に応じてさらに、追加の放射線照射(以下、後露光
と記す。)や加熱によってさらに硬化させることができ
る。後露光としては、前記放射線照射方法と同様の方法
で行なうことができ、放射線照射量は特に限定されるも
のではないが、高圧水銀灯使用の場合100〜1000
mJ/cm2 が好ましい。また、加熱する際の方法は、
ホットプレート、オーブンなどの加熱装置を用いて、所
定の温度、例えば100〜200℃で所定の時間、例え
ばホットプレート上なら5〜60分間、オーブン中では
30〜90分間加熱処理をすればよい。この後処理によ
って、さらに良好な特性を有するパターン状の硬化物を
得ることができる。
【0032】5.メッキ処理:後処理を行なった基板
を、電気メッキ用の各種メッキ液に浸漬し、所望のメッ
キ厚となるように電流値および通電時間を設定して、メ
ッキを行なう。 6.剥離処理:メッキを施した基板から、本発明の組成
物の硬化物を剥離する方法としては、50〜80℃にて
撹拌中の剥離液に該基板を5〜30分間浸漬することに
よって本発明の感放射線性樹脂組成物による硬化膜を剥
離することができる。この際使用する剥離液としては、
第4級アンモニウム塩とジメチルスルホキシドと水の混
合溶液を使用することができる。
【0033】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。また、
特にことわりの無い限り、部は重量部、%は重量%を示
す。 <共重合体(A)の合成> 合成例1 ドライアイス/メタノール還流器の付いたフラスコを窒
素置換した後、重合開始剤として2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル4.0g、溶媒としてジエチレングリ
コールジメチルエーテル100.0gおよびジエチレン
グリコールモノメチルエーテル50.0gを仕込み、重
合開始剤が溶解するまで撹拌した。引き続いて、メタク
リル酸20.0g、2−ヘキサヒドロフタロイルエチル
メタアクリレート15.0g、ジシクロペンタニルメタ
クリレート45.0g、スチレン15.0gおよび1,
3−ブタジエン5.0gを仕込んだ後、ゆるやかに撹拌
を始めた。その後、溶液の温度を80℃に上昇させ、こ
の温度で4時間重合を行なった。その後、反応生成物を
多量のメタノールに滴下して反応生成物を凝固させた。
この凝固物を水洗後、凝固物と同重量のテトラヒドロフ
ランに再溶解し、多量のメタノールで再度凝固させた。
この再溶解−凝固操作を計3回行なった後、得られた凝
固物を40℃で48時間真空乾燥し、目的とする共重合
体を得た。
【0034】合成例2 ドライアイス/メタノール還流器の付いたフラスコを窒
素置換した後、重合開始剤として2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル4.0g、溶媒として
ジエチレングリコールジエチルエーテル100.0gお
よび2−ヒドロキシプロピオン酸エチル150gを仕込
み、重合開始剤が溶解するまで撹拌した。引き続いて、
メタクリル酸25.0g、2−ヘキサヒドロフタロイル
エチルメタアクリレート10.0g、ジシクロペンタニ
ルメタクリレート50.0g、スチレン10.0gおよ
び1,3−ブタジエン5.0gを仕込んだ後、ゆるやか
に撹拌を始めた。その後、溶液の温度を80℃に上昇さ
せ、この温度で4時間重合を行なった。その後、反応生
成物を多量のメタノールに滴下して反応生成物を凝固さ
せた。この凝固物を水洗後、凝固物と同重量のテトラヒ
ドロフランに再溶解し、多量のメタノールで再度凝固さ
せた。この再溶解−凝固操作を計3回行なった後、得ら
れた凝固物を40℃で48時間真空乾燥し、目的とする
共重合体を得た。
【0035】合成例3 ドライアイス/メタノール還流器の付いたフラスコを窒
素置換した後、重合開始剤として2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル4.0gを、溶媒としてジアセトンア
ルコール150gを仕込み、重合開始剤が溶解するまで
撹拌した。引き続いて、アクリル酸15.0g、2−ヘ
キサヒドロフタロイルエチルメタアクリレート25.0
g、ジシクロペンタニルメタクリレート40.0g、ス
チレン10.0gおよび1,3−ブタジエン10.0g
を仕込んだ後、ゆるやかに撹拌を始めた。その後、溶液
の温度を80℃に上昇させ、この温度で4時間重合を行
なった。その後、反応生成物を多量のメタノールに滴下
して反応生成物を凝固させた。この凝固物を水洗後、凝
固物と同重量のテトラヒドロフランに再溶解し、多量の
メタノールで再度凝固させた。この再溶解−凝固操作を
計3回行なった後、得られた凝固物を40℃で48時間
真空乾燥し、目的とする共重合体を得た。
【0036】合成例4 ドライアイス/メタノール還流器の付いたフラスコを窒
素置換した後、重合開始剤として2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル4.0gを、溶媒とし
て3−エトキシプロピオン酸エチル150gを仕込み、
重合開始剤が溶解するまで撹拌した。引き続いて、メタ
クリル酸30g、2−ヘキサヒドロフタロイルエチルメ
タアクリレート10.0g、ジシクロペンタニルメタク
リレート40.0g、スチレン10.0gおよび1,3
−ブタジエン10.0gを仕込んだ後、ゆるやかに撹拌
を始めた。その後、溶液の温度を80℃に上昇させ、こ
の温度で4時間重合を行なった。その後、反応生成物を
多量のメタノールに滴下して反応生成物を凝固させた。
この凝固物を水洗後、凝固物と同重量のテトラヒドロフ
ランに再溶解し、多量のメタノールで再度凝固させた。
この再溶解−凝固操作を計3回行なった後、得られた凝
固物を40℃で48時間真空乾燥し、目的とする共重合
体を得た。
【0037】合成例5 ドライアイス/メタノール還流器の付いたフラスコを窒
素置換した後、重合開始剤として2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル4.0gを、溶媒として3−メトキシ
プロピオン酸メチル150gを仕込み、重合開始剤が溶
解するまで撹拌した。引き続いて、メタクリル酸25
g、2−ヘキサヒドロフタロイルエチルメタアクリレー
ト7.5g、ジシクロペンタニルメタクリレート47.
5g、スチレン10.0gおよび1,3−ブタジエン1
0.0gを仕込んだ後、ゆるやかに撹拌を始めた。その
後、溶液の温度を80℃に上昇させ、この温度で4時間
重合を行なった。その後、反応生成物を多量のメタノー
ルに滴下して反応生成物を凝固させた。この凝固物を水
洗後、凝固物と同重量のテトラヒドロフランに再溶解
し、多量のメタノールで再度凝固させた。この再溶解−
凝固操作を計3回行なった後、得られた凝固物を40℃
で48時間真空乾燥し、目的とする共重合体を得た。
【0038】合成例6(比較例) ドライアイス/メタノール還流器の付いたフラスコを窒
素置換した後、重合開始剤として2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル4.0gと、溶媒として3−メトキシ
プロピオン酸メチル150gを仕込み、重合開始剤が溶
解するまで撹拌する。引き続いて、メタクリル酸20.
0g、2−ヘキサヒドロフタロイルエチルメタアクリレ
ート15.0g、スチレン50.0gおよび1,3−ブ
タジエン15.0gを仕込んだ後、ゆるやかに撹拌を始
めた。その後、溶液の温度を80℃に上昇させ、この温
度で4時間重合を行なった。その後、反応生成物を多量
のメタノールに滴下して反応生成物を凝固させた。この
凝固物を水洗後、凝固物と同重量のテトラヒドロフラン
に再溶解し、多量のメタノールで再度凝固させた。この
再溶解−凝固操作を計3回行なった後、得られた凝固物
を40℃で48時間真空乾燥し、目的とする共重合体
を得た。
【0039】実施例1 (1)組成物の調製 合成例1で得られた共重合体10.0gを3−メトキ
シプロピオン酸メチル10.0gに溶解し、光ラジカル
重合開始剤として2,4,6−トリメチルベンゾイルジ
フェニルフォスフィンオキサイド(BASF社製、ルシ
リン TPO)2.0gおよびイルガキュア651(チ
バガイギ−社製)1.0g、重合性化合物(B)として
アロニックスM8060(東亞合成化学工業(株)製)
4.0g、接着助剤としてγ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン0.05g、界面活性剤としてBM−
1000(BM ケミー社製)0.03gおよび熱重合
禁止剤として1,1,3−トリス(2,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)−3−フェニルプロパン0.
2gを溶解し、3本ロールミルで混練し均一組成物溶液
とした。(A)成分、(B)成分および(C)成分の内
容を、表1に示した。
【0040】(2)特性の評価 解像性の評価 ニッケル製基板上にスピンナーを用いて、組成物を10
00rpmにて20秒間塗布した後、90℃で5分間ホ
ットプレート上でプレベークして、膜厚55μmの塗膜
を形成した。次に、解像度測定用のパターンマスクを介
して、超高圧水銀灯(ウシオ製USH−250D)を用
いて300mJ/cm2 の紫外線を露光した。これを、
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド0.5%水溶液
で現像した。この後、流水洗浄し、窒素ブローしてパタ
ーン状硬化物を得た。これを光学顕微鏡で観察し、解像
度を測定した。また、現像後の膜厚を測定し、残膜率
(%)を求めた。ここで、残膜率とは、現像後の膜厚を
プレベーク後の膜厚で除して、100をかけた値であ
る。結果を表2に示す。
【0041】耐メッキ液性 で得られたパターン状硬化物を有する基板を100℃
で5分間ホットプレート上で加熱し試験体とした。その
後、メッキ液に60℃で60分間試験体を浸漬し、流水
洗浄し、被処理試験体を得た。なお、メッキ液としては
ミクロファブAu100〔田中貴金属(株)製〕(以
下、「メッキ液A」という)およびソルダロンNF〔日
本リーロナール(株)〕(以下、「メッキB」という)
を用いた。被処理試験体を走査型電子顕微鏡で観察し、
パターン状硬化物の状態を観察し、メッキ液耐性を評価
した。結果を表2に示す。パターン状硬化物の状態が良
好な場合を「○」で示し、パターン状硬化物にクラック
が発生した場合を「×」で示した。
【0042】メッキ性 ニッケル製基板上にと同じ方法で膜厚55μmの塗膜
を形成した。次に、一辺もしくは直径が50〜100μ
mまで10μm刻みの正方形および円を抜きパターンと
するマスクを介して超高圧水銀灯(ウシオ製USH−2
50D)を用いて300mJ/cm2 の紫外線を露光し
た。これをと同じ方法で現像、水洗し、パターン状硬
化物を得、100℃で5分間ホットプレート上で加熱し
試験体とした。メッキは、メッキ液Aおよびメッキ液B
を用い、電流値1〜10A/100cm2 、室温下40
分間通電して行ない、メッキ終了後のパターン状硬化物
のメッキ液に対する濡れ性および基板との密着性を評価
した。結果を表2に示す。メッキ液に対する濡れ性評価
は、50μmの正方形の抜きパターンにおけるメッキが
均一に行なわれた場合を「○」で示し、メッキが不均一
に行なわれた場合を「×」で示した。基板との密着性評
価は、メッキ液がパターン状硬化物と基板との間にしみ
込んでいない場合を「○」で示し、メッキ液がパターン
状硬化物と基板と間にしみ込んでいる場合を「×」で示
す。
【0043】剥離性 で得られたメッキを施した試験体から、パターン状硬
化物を剥離するために、50℃にて撹拌中の剥離液
〔0.5wt%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド
のジメチルスルフォキシド溶液(1.5wt%含水)〕
に該試験体を5分間浸漬してパターン状硬化物を剥離
し、基板上に形成された50μm×50μmのメッキ部
を走査型電子顕微鏡で観察した。結果を表2に示す。パ
ターン状硬化物の残渣が認められない場合を「○」で示
し、残渣が認められた場合を「×」で示す。
【0044】実施例2〜7および比較例1〜3 表1に示した共重合体(A)、光重合性化合物(B)お
よび光ラジカル重合開始剤を用いた以外は実施例1と同
様にして、実施例2〜7および比較例1〜3の組成物を
調製した。次いで各組成物を用いて実施例1と同様にし
て特性の評価を行なった。評価結果を表2に示した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】本発明の感放射線性樹脂組成物はアルカ
リ現像液に対する現像性と20μm以上の厚膜で十分な
解像度を有し、しかも、耐メッキ液性に優れ、さらに現
像時の基板との密着性と、メッキ液に対する良好な濡れ
性を示し、メッキによる良好なバンプを形成することが
でき、かつ硬化物の基板からの剥離性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/321 9169−4M H01L 21/92 603Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)カルボキシル基を有するラ
    ジカル重合性化合物からなる構成成分が10〜50重量
    %、(b)環状アルキル基を有し、カルボキシル基を有
    しないラジカル重合性化合物からなる構成成分が20〜
    60重量%および(c)他のラジカル重合性化合物から
    なる構成成分が5〜40重量%からなるアルカリ可溶性
    を有する共重合体、(B)少なくとも1個のエチレン性
    不飽和二重結合を有する化合物および(C)放射線ラジ
    カル重合開始剤、を含有することを特徴とする感放射線
    性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の感放射線性樹脂組成物
    からなるバンプ形成用材料。
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