JPH08302832A - 構造物等の滑り支承 - Google Patents
構造物等の滑り支承Info
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- JPH08302832A JPH08302832A JP10934995A JP10934995A JPH08302832A JP H08302832 A JPH08302832 A JP H08302832A JP 10934995 A JP10934995 A JP 10934995A JP 10934995 A JP10934995 A JP 10934995A JP H08302832 A JPH08302832 A JP H08302832A
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- sliding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造物等を横引きする場合に用いる滑り支承
の諸問題を解決するとともに、滑り性能をも高めた滑り
支承を提供する。 【構成】 合成樹脂材の板体からなる支承部材の底面に
凹部を設け、この凹部に四フッ化エチレン樹脂材からな
る摺動板を一体的に取り付けて摺動体を構成し、この摺
動体を構造物等の下面または側面に取り付けて滑り支承
を構成した。
の諸問題を解決するとともに、滑り性能をも高めた滑り
支承を提供する。 【構成】 合成樹脂材の板体からなる支承部材の底面に
凹部を設け、この凹部に四フッ化エチレン樹脂材からな
る摺動板を一体的に取り付けて摺動体を構成し、この摺
動体を構造物等の下面または側面に取り付けて滑り支承
を構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場や発電所、各種
格納庫等の構造物の横引き工法等に用いる滑り支承に関
する。
格納庫等の構造物の横引き工法等に用いる滑り支承に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場や発電所、各種格納庫等の
大空間構造物を構築する場合には、横引き工法が用いら
れることは公知である。この場合、構造物の柱脚等には
滑り支承が設けられ横引きされる。そして、この滑り支
承の必要条件には、次のような点があげられている。 ,仮設材のため、取扱いが容易で安価であること。 ,耐摩耗性に富むこと。 ,構造物の横引き用レールと適度の弾性を持つこと。 ,高い支圧耐力(圧縮耐力)を有すること。 ,摩擦係数が小さいこと。
大空間構造物を構築する場合には、横引き工法が用いら
れることは公知である。この場合、構造物の柱脚等には
滑り支承が設けられ横引きされる。そして、この滑り支
承の必要条件には、次のような点があげられている。 ,仮設材のため、取扱いが容易で安価であること。 ,耐摩耗性に富むこと。 ,構造物の横引き用レールと適度の弾性を持つこと。 ,高い支圧耐力(圧縮耐力)を有すること。 ,摩擦係数が小さいこと。
【0003】そこで、前記条件を満足し横引きするた
め、従来よりポリアミド(ナイロン)、ポリエチレン、
四フッ化エチレン(テフロン)等の高分子樹脂材で滑り
支承を構成し、鋼材又はステンレス材からなるレール面
上を滑べらせて移動する方式が採用されている。前記し
た支承材は、いずれも摩擦係数が非常に小さい。例え
ば、ポリアミド(ナイロン)あるいはポリエチレンの場
合(グリス塗布状態時)は0.06〜0.12であり、四フッ化
エチレン(テフロン)に至っては、0.03〜0.05である。
このため、重量構造物を横引きする際の滑り支承等に多
用されている。
め、従来よりポリアミド(ナイロン)、ポリエチレン、
四フッ化エチレン(テフロン)等の高分子樹脂材で滑り
支承を構成し、鋼材又はステンレス材からなるレール面
上を滑べらせて移動する方式が採用されている。前記し
た支承材は、いずれも摩擦係数が非常に小さい。例え
ば、ポリアミド(ナイロン)あるいはポリエチレンの場
合(グリス塗布状態時)は0.06〜0.12であり、四フッ化
エチレン(テフロン)に至っては、0.03〜0.05である。
このため、重量構造物を横引きする際の滑り支承等に多
用されている。
【0004】ところで、前記した摩擦係数の一番小さい
四フッ化エチレン(テフロン)を支承材として使用した
場合、前記、、また二硫化モリブデン等の充填材を
配合して補強することにより前記をも満足できるが、
前記の支圧耐力が弱く高価となる。そのため従来は、
ゴムと鉄板を積層した支承板等の底面に四フッ化エチレ
ン(テフロン)をコーティングして使用し、前記、
、を満足させる構成としていた。しかし、前記した
構成の支承では、支圧耐力である使用面圧が60〜10
0kg/cm2 程度であった。
四フッ化エチレン(テフロン)を支承材として使用した
場合、前記、、また二硫化モリブデン等の充填材を
配合して補強することにより前記をも満足できるが、
前記の支圧耐力が弱く高価となる。そのため従来は、
ゴムと鉄板を積層した支承板等の底面に四フッ化エチレ
ン(テフロン)をコーティングして使用し、前記、
、を満足させる構成としていた。しかし、前記した
構成の支承では、支圧耐力である使用面圧が60〜10
0kg/cm2 程度であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の滑り支
承においては、次のような問題点が指摘されていた。 (1),金属製の支承部材にゴム+四フッ化エチレン
(テフロン)板からなる摺動板を取り付けて滑り支承を
構成する方法では、滑り面である四フッ化エチレン(テ
フロン)板が破損した場合、構造物の横引き時に金属製
の支承部材が横引き用のレール面を傷つけ、滑り移動が
不能となる。 (2),構造物の柱脚部側面に前記滑り支承を取り付け
横引きする側面摺動においても、(1)と同様の状態と
なる。
承においては、次のような問題点が指摘されていた。 (1),金属製の支承部材にゴム+四フッ化エチレン
(テフロン)板からなる摺動板を取り付けて滑り支承を
構成する方法では、滑り面である四フッ化エチレン(テ
フロン)板が破損した場合、構造物の横引き時に金属製
の支承部材が横引き用のレール面を傷つけ、滑り移動が
不能となる。 (2),構造物の柱脚部側面に前記滑り支承を取り付け
横引きする側面摺動においても、(1)と同様の状態と
なる。
【0006】この発明は、前記した問題点に鑑み、構造
物の横引き工法等に最適な滑り支承を提供することを目
的とし開発したものである。
物の横引き工法等に最適な滑り支承を提供することを目
的とし開発したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで前記目的を達成す
る手段として、この発明では、構造物等の滑り支承を次
のように構成した。まず、合成樹脂材の板体からなる支
承部材の底面に凹部を設け、この凹部に四フッ化エチレ
ン樹脂材(テフロン)からなる摺動板を一体的に取り付
けて摺動体を構成し、この摺動体を構造物等の下面また
は側面に取り付けて滑り支承を構成した。
る手段として、この発明では、構造物等の滑り支承を次
のように構成した。まず、合成樹脂材の板体からなる支
承部材の底面に凹部を設け、この凹部に四フッ化エチレ
ン樹脂材(テフロン)からなる摺動板を一体的に取り付
けて摺動体を構成し、この摺動体を構造物等の下面また
は側面に取り付けて滑り支承を構成した。
【0008】また、前記合成樹脂材として、ポリアミド
樹脂材(ナイロン等)を用いた。
樹脂材(ナイロン等)を用いた。
【0009】そして、前記凹部の深さを前記摺動板の厚
さ以下とした。
さ以下とした。
【0010】さらに、前記摺動体の上面には凸部を設
け、この凸部の受圧面の大きさを変化させて構造物等の
下面または側面に取り付け、摺動体にかかる荷重配分を
調節することができるように構成したことを特徴とす
る。
け、この凸部の受圧面の大きさを変化させて構造物等の
下面または側面に取り付け、摺動体にかかる荷重配分を
調節することができるように構成したことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】上記のように構成された滑り支承で横引きする
ことにより、支承部材の外周部分がレール面に接触して
もポリアミド樹脂材(ナイロン等)で形成されているた
め、スムーズな横引きが持続される。
ことにより、支承部材の外周部分がレール面に接触して
もポリアミド樹脂材(ナイロン等)で形成されているた
め、スムーズな横引きが持続される。
【0012】また、摺動体の上面凸部の受圧面積を変化
させることにより、摺動体にかかる荷重の配分が調節さ
れ、より一層滑り支承の性能が高められた。
させることにより、摺動体にかかる荷重の配分が調節さ
れ、より一層滑り支承の性能が高められた。
【0013】
【実施例】次に添付図面に基づきこの発明による具体例
を説明する。図1は、この発明により構成した滑り支承
の基本型を示す構成概略図。(ア)は、その滑り支承の
側面からの断面図。(イ)は、その滑り支承の底面図で
ある。
を説明する。図1は、この発明により構成した滑り支承
の基本型を示す構成概略図。(ア)は、その滑り支承の
側面からの断面図。(イ)は、その滑り支承の底面図で
ある。
【0014】まず、図1の(ア)および(イ)に示すよ
うに、合成樹脂材の板体で支承部材21を形成し、その
底面に凹部を設けた。そして、この凹部に補強材を加え
た四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)からなる摺動板
20を一体的に取り付けて摺動体を構成し、構造物の柱
脚Pに取り付けて滑り支承Fを構成した。このように構
成した滑り支承Fにより、鋼材またはステンレス材等か
らなるレール22面を滑らせた。また、前記凹部の深さ
を摺動板20の厚さ以下とした。つまり、支承部材21
とレール22面との間の隙間Cを摺動板20の厚さ以下
として、柱脚Pから支承部材21にかかる荷重を軽減さ
せ、滑り支承Fの性能を高めるように構成した。なお、
前記合成樹脂材には、優れた弾性率と先に説明したよう
に四フッ化エチレン樹脂材よりは劣るが摩擦係数の小さ
いポリアミド樹脂材(ナイロン等)を用いた。ちなみ
に、ポリアミド樹脂材(ナイロン等)の弾性率は200
00kg/cm2 であり、四フッ化エチレン樹脂材(テフロ
ン)の4100kg/cm2 と比較しても格段に大きい。そ
のため、従来の滑り支承に必要とされた積層ゴム等のク
ッション材を不要としている。
うに、合成樹脂材の板体で支承部材21を形成し、その
底面に凹部を設けた。そして、この凹部に補強材を加え
た四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)からなる摺動板
20を一体的に取り付けて摺動体を構成し、構造物の柱
脚Pに取り付けて滑り支承Fを構成した。このように構
成した滑り支承Fにより、鋼材またはステンレス材等か
らなるレール22面を滑らせた。また、前記凹部の深さ
を摺動板20の厚さ以下とした。つまり、支承部材21
とレール22面との間の隙間Cを摺動板20の厚さ以下
として、柱脚Pから支承部材21にかかる荷重を軽減さ
せ、滑り支承Fの性能を高めるように構成した。なお、
前記合成樹脂材には、優れた弾性率と先に説明したよう
に四フッ化エチレン樹脂材よりは劣るが摩擦係数の小さ
いポリアミド樹脂材(ナイロン等)を用いた。ちなみ
に、ポリアミド樹脂材(ナイロン等)の弾性率は200
00kg/cm2 であり、四フッ化エチレン樹脂材(テフロ
ン)の4100kg/cm2 と比較しても格段に大きい。そ
のため、従来の滑り支承に必要とされた積層ゴム等のク
ッション材を不要としている。
【0015】次に、図2は、この発明の請求項4に対応
して構成した滑り支承を示す構成概略図。(ウ)は、そ
の滑り支承の一実施例を示す側面からの断面図。(エ)
は、その滑り支承の別の実施例を示す側面からの断面図
である。
して構成した滑り支承を示す構成概略図。(ウ)は、そ
の滑り支承の一実施例を示す側面からの断面図。(エ)
は、その滑り支承の別の実施例を示す側面からの断面図
である。
【0016】図2の(ウ)の場合は、摺動体を構成する
支承部材21の上面に支承部材21と同じ材質で形成し
た凸部を設け、この凸部で柱脚Pの荷重を受けるように
したものである。ここで凸部の大きさ、すなわち、凸部
の受圧面Hの大きさを適宜に設定しておき、支承部材2
1と摺動板20からなる摺動体にかかる荷重の配分を調
節するようにした。この方法により、柱脚Pの荷重が支
承部材21の外周部にかかることなく、より摩擦係数の
小さい四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)からなる摺
動板20に集中するようにしている。つまり、摺動板2
0に荷重を負担させて滑り支承Fの性能を高めるように
した。また、(ウ)の凸部は、ポリアミド樹脂材(ナイ
ロン等)からなる支承部材21と一体成形しても、一体
的に取り付けてもよいし、鉄板を挟んでもよい。なお、
(エ)の場合は、凸部を柱脚Pと同じ材質等で形成した
ものである。この場合は、支承部材21の上面に凹部を
設けて取り付け、滑り支承Fを構成したものである。
支承部材21の上面に支承部材21と同じ材質で形成し
た凸部を設け、この凸部で柱脚Pの荷重を受けるように
したものである。ここで凸部の大きさ、すなわち、凸部
の受圧面Hの大きさを適宜に設定しておき、支承部材2
1と摺動板20からなる摺動体にかかる荷重の配分を調
節するようにした。この方法により、柱脚Pの荷重が支
承部材21の外周部にかかることなく、より摩擦係数の
小さい四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)からなる摺
動板20に集中するようにしている。つまり、摺動板2
0に荷重を負担させて滑り支承Fの性能を高めるように
した。また、(ウ)の凸部は、ポリアミド樹脂材(ナイ
ロン等)からなる支承部材21と一体成形しても、一体
的に取り付けてもよいし、鉄板を挟んでもよい。なお、
(エ)の場合は、凸部を柱脚Pと同じ材質等で形成した
ものである。この場合は、支承部材21の上面に凹部を
設けて取り付け、滑り支承Fを構成したものである。
【0017】また、図3は、図2の構成からなる滑り支
承に負荷される荷重の分布状態を示す側面からの断面
図。(オ)は、支承部材21の上面に設けた凸部の大き
さ、つまり、凸部の受圧面Hを広くした場合を示す側面
からの断面図。(カ)は、同じく凸部を小さくした、つ
まり、凸部の受圧面Hを狭くした場合を示す側面からの
断面図である。
承に負荷される荷重の分布状態を示す側面からの断面
図。(オ)は、支承部材21の上面に設けた凸部の大き
さ、つまり、凸部の受圧面Hを広くした場合を示す側面
からの断面図。(カ)は、同じく凸部を小さくした、つ
まり、凸部の受圧面Hを狭くした場合を示す側面からの
断面図である。
【0018】図3の(オ)および(カ)双方共、柱脚P
からの荷重が加わると四フッ化エチレン樹脂材(テフロ
ン)からなる摺動板20が変形し、ポリアミド樹脂材
(ナイロン等)からなる支承部材21とレール22面と
の隙間Cが小さくなる。この隙間Cが確保されている時
は、摺動板20が全ての荷重を受ける。また、荷重がさ
らに大きくなると、摺動板20の変形が進行してその摺
動面A1と支承部材21の底面A2との面が同一とな
り、摺動板20は完全に支承部材21内に入り込むこと
となる。つまり、摺動板20の荷重変形によるレール2
2面へのはみ出しが防止される。(オ)の状態は、凸部
受圧面Hが大きい場合である。図示の時点では、前記し
たように隙間Cが確保されている状態であるので、全て
の荷重が均一に摺動板20の摺動面A1に負荷される。
しかし、荷重がさらに大きくなれば、前記したように支
承部材21内に摺動板20が入り込み、支承部材21の
底面A2とレール22面が接触する。この発明では、支
承部材21がポリアミド樹脂材(ナイロン等)であるた
め、滑り効果に問題は生じないのである。
からの荷重が加わると四フッ化エチレン樹脂材(テフロ
ン)からなる摺動板20が変形し、ポリアミド樹脂材
(ナイロン等)からなる支承部材21とレール22面と
の隙間Cが小さくなる。この隙間Cが確保されている時
は、摺動板20が全ての荷重を受ける。また、荷重がさ
らに大きくなると、摺動板20の変形が進行してその摺
動面A1と支承部材21の底面A2との面が同一とな
り、摺動板20は完全に支承部材21内に入り込むこと
となる。つまり、摺動板20の荷重変形によるレール2
2面へのはみ出しが防止される。(オ)の状態は、凸部
受圧面Hが大きい場合である。図示の時点では、前記し
たように隙間Cが確保されている状態であるので、全て
の荷重が均一に摺動板20の摺動面A1に負荷される。
しかし、荷重がさらに大きくなれば、前記したように支
承部材21内に摺動板20が入り込み、支承部材21の
底面A2とレール22面が接触する。この発明では、支
承部材21がポリアミド樹脂材(ナイロン等)であるた
め、滑り効果に問題は生じないのである。
【0019】ついで、図3の(カ)の状態は、凸部受圧
面Hが小さい場合である。この場合は、支承部材21の
持つ優れた弾性により、隙間Cが0となっても荷重の大
部分を摺動板20に負担させることができる。すなわ
ち、支承部材21の底面A2にかかる荷重を小さくす
る。(支承部材21の凸部外底面Jは、支承部材21の
変形により負担荷重が小さくなる。)この荷重配分によ
り、滑り支承Fの性能が高められる。
面Hが小さい場合である。この場合は、支承部材21の
持つ優れた弾性により、隙間Cが0となっても荷重の大
部分を摺動板20に負担させることができる。すなわ
ち、支承部材21の底面A2にかかる荷重を小さくす
る。(支承部材21の凸部外底面Jは、支承部材21の
変形により負担荷重が小さくなる。)この荷重配分によ
り、滑り支承Fの性能が高められる。
【0020】さらに、図4は、この発明により構成した
滑り支承で構造物を横引きする場合の一実施例を示す概
要図である。図4に示す横引きによる方法は、予め構造
物Wを構築する基礎側に誘導溝Dを設け、この誘導溝D
内の長手方向底面と側面とで構造物Wの鉛直荷重と水平
方向のスラスト荷重を受止させるとともに、その前記双
方の面に横引き用レール22を設け、構造物Wの柱脚P
に取り付けたこの発明による滑り支承Fを介して横引き
するようにした。また、横引き手段は、構造物Wの柱脚
PにPC鋼線等からなる牽引用ケーブル10の一端を取
り付け、他端をセンターホールジャッキ12に連結し、
このジャッキで横方向に牽引させた。この発明による滑
り支承Fの利点は、ポリアミド樹脂材(ナイロン等)で
支承部材を、四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)で摺
動板を形成し、これらを一体的に取り付けて摺動体を構
成し滑り支承としているため、摺動板が横引き時に破損
して支承部材がレール22面に接触するようなことがあ
っても、摩擦係数の小さなポリアミド樹脂材(ナイロン
等)で支承部材を形成しているので何ら不都合を生じな
いのである。
滑り支承で構造物を横引きする場合の一実施例を示す概
要図である。図4に示す横引きによる方法は、予め構造
物Wを構築する基礎側に誘導溝Dを設け、この誘導溝D
内の長手方向底面と側面とで構造物Wの鉛直荷重と水平
方向のスラスト荷重を受止させるとともに、その前記双
方の面に横引き用レール22を設け、構造物Wの柱脚P
に取り付けたこの発明による滑り支承Fを介して横引き
するようにした。また、横引き手段は、構造物Wの柱脚
PにPC鋼線等からなる牽引用ケーブル10の一端を取
り付け、他端をセンターホールジャッキ12に連結し、
このジャッキで横方向に牽引させた。この発明による滑
り支承Fの利点は、ポリアミド樹脂材(ナイロン等)で
支承部材を、四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)で摺
動板を形成し、これらを一体的に取り付けて摺動体を構
成し滑り支承としているため、摺動板が横引き時に破損
して支承部材がレール22面に接触するようなことがあ
っても、摩擦係数の小さなポリアミド樹脂材(ナイロン
等)で支承部材を形成しているので何ら不都合を生じな
いのである。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように滑り支
承を構成したので、次のような効果を奏する。 (1),この発明は、合成樹脂材(ポリアミド樹脂材)
の板材からなる支承部材の底面に凹部を設け、この凹部
に四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)からなる摺動板
を一体的に取り付け摺動体を構成し、この摺動体を構造
物等に取り付けて滑り支承を構成しているので、構造物
等の横引き時に支承部材の外周部分がレール面に接触す
ることになっても不都合がなく、スムーズな横引き移動
を可能にする。 (2),この発明による滑り支承は、支承部材に合成樹
脂材(ポリアミド樹脂材)を使用しているため、積層ゴ
ム等のクッション材を裏打ちする必要がなくなった。 (3),この発明による滑り支承は、支承部材の上面に
凸部を設け、この凸部の受圧面の大きさを変化させるこ
とにより、前記摺動体にかかる構造物等の荷重の配分を
調節する構成としたため、適宜な大きさの凸部を設けれ
ば、摺動板に荷重を集中させることが可能となる。その
ため、より滑り支承の性能を高めることができた。
承を構成したので、次のような効果を奏する。 (1),この発明は、合成樹脂材(ポリアミド樹脂材)
の板材からなる支承部材の底面に凹部を設け、この凹部
に四フッ化エチレン樹脂材(テフロン)からなる摺動板
を一体的に取り付け摺動体を構成し、この摺動体を構造
物等に取り付けて滑り支承を構成しているので、構造物
等の横引き時に支承部材の外周部分がレール面に接触す
ることになっても不都合がなく、スムーズな横引き移動
を可能にする。 (2),この発明による滑り支承は、支承部材に合成樹
脂材(ポリアミド樹脂材)を使用しているため、積層ゴ
ム等のクッション材を裏打ちする必要がなくなった。 (3),この発明による滑り支承は、支承部材の上面に
凸部を設け、この凸部の受圧面の大きさを変化させるこ
とにより、前記摺動体にかかる構造物等の荷重の配分を
調節する構成としたため、適宜な大きさの凸部を設けれ
ば、摺動板に荷重を集中させることが可能となる。その
ため、より滑り支承の性能を高めることができた。
【図1】この発明により構成した滑り支承の基本型を示
す構成概略図。(ア)は、その滑り支承の側面からの断
面図。(イ)は、その滑り支承の底面図である。
す構成概略図。(ア)は、その滑り支承の側面からの断
面図。(イ)は、その滑り支承の底面図である。
【図2】この発明の請求項4に対応して構成した滑り支
承を示す構成概略図。(ウ)は、その滑り支承の一実施
例を示す側面からの断面図。(エ)は、その滑り支承の
別の実施例を示す側面からの断面図である。
承を示す構成概略図。(ウ)は、その滑り支承の一実施
例を示す側面からの断面図。(エ)は、その滑り支承の
別の実施例を示す側面からの断面図である。
【図3】図2の構成からなる滑り支承に負荷される荷重
の分布状態を示す側面からの断面図。(オ)は、支承部
材21の上面に設けた凸部の大きさ、つまり、凸部の受
圧面Hを広くした場合を示す側面からの断面図。(カ)
は、同じく凸部を小さくした、つまり、凸部の受圧面H
を狭くした場合を示す側面からの断面図である。
の分布状態を示す側面からの断面図。(オ)は、支承部
材21の上面に設けた凸部の大きさ、つまり、凸部の受
圧面Hを広くした場合を示す側面からの断面図。(カ)
は、同じく凸部を小さくした、つまり、凸部の受圧面H
を狭くした場合を示す側面からの断面図である。
【図4】この発明により構成した滑り支承で構造物を横
引きする場合の一実施例を示す概要図である。
引きする場合の一実施例を示す概要図である。
10・・・牽引用ケーブル 11・・・反力 12・・・センターホールジャッキ 20・・・摺動板 21・・・支承部材 22・・・レール 23・・・ストッパー A1・・・摺動面 A2・・・底面 C・・・・隙間 D・・・・誘導溝 F・・・・滑り支承 g・・・・外周部 H・・・・受圧面 J・・・・21の凸部外底面 P・・・・柱脚
Claims (4)
- 【請求項1】 合成樹脂材の板体からなる支承部材の底
面に、四フッ化エチレン樹脂材の摺動板を一体的に取り
付けて摺動体を構成し、この摺動体を構造物等の下面ま
たは側面に取り付けてなる構造物等の滑り支承におい
て、 前記支承部材の底面に凹部を設け、この凹部に前記摺動
板を取り付け滑り面としたことを特徴とする構造物等の
滑り支承。 - 【請求項2】 前記合成樹脂材は、ポリアミド樹脂材で
あることを特徴とする請求項1記載の構造物等の滑り支
承。 - 【請求項3】 前記凹部の深さは、前記摺動板の厚さ以
下としたことを特徴とする請求項1記載の構造物等の滑
り支承。 - 【請求項4】 前記摺動体の上面に凸部を設け、この凸
部の受圧面の大きさを変化させて構造物等の下面または
側面に取り付け、摺動体にかかる荷重配分を調節できる
ように構成したことを特徴とする請求項1記載の構造物
等の滑り支承。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10934995A JPH08302832A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 構造物等の滑り支承 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10934995A JPH08302832A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 構造物等の滑り支承 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302832A true JPH08302832A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14507982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10934995A Pending JPH08302832A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 構造物等の滑り支承 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302832A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007092448A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Mase Kensetsu Kk | 重構造物移動装置 |
| JP2009540162A (ja) * | 2006-06-14 | 2009-11-19 | フォスロー−ベルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | レールを位置確保して案内する装置 |
| US20100195942A1 (en) * | 2007-07-17 | 2010-08-05 | Cvi Engineering S.R.L. | Sliding bearing for structural engineering and materials therefor |
| CN104047434A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-17 | 深圳市金鑫钢结构建筑安装工程有限公司 | 一种万能标尺及管桁架牛腿装配的施工方法 |
| CN113323444A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-08-31 | 平煤神马建工集团有限公司 | 一种建筑物的自动整体平移系统及其施工方法 |
| JP2022175380A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | 株式会社熊谷組 | 鉄骨構造物の施工方法、柱、鉄骨構造物 |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP10934995A patent/JPH08302832A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007092448A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Mase Kensetsu Kk | 重構造物移動装置 |
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| US8696205B2 (en) * | 2007-07-17 | 2014-04-15 | Cvi Engineering S.R.L. | Sliding bearing for structural engineering and materials therefor |
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| JP2022175380A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | 株式会社熊谷組 | 鉄骨構造物の施工方法、柱、鉄骨構造物 |
| CN113323444A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-08-31 | 平煤神马建工集团有限公司 | 一种建筑物的自动整体平移系统及其施工方法 |
| CN113323444B (zh) * | 2021-06-09 | 2022-08-26 | 平煤神马建工集团有限公司 | 一种建筑物的自动整体平移系统及其施工方法 |
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