JPH08305141A - 電子写真方式を用いた画像形成装置 - Google Patents

電子写真方式を用いた画像形成装置

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JPH08305141A
JPH08305141A JP10872195A JP10872195A JPH08305141A JP H08305141 A JPH08305141 A JP H08305141A JP 10872195 A JP10872195 A JP 10872195A JP 10872195 A JP10872195 A JP 10872195A JP H08305141 A JPH08305141 A JP H08305141A
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JP
Japan
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toner
image
image carrier
transfer
forming apparatus
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Application number
JP10872195A
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English (en)
Inventor
Eiji Takenaka
英二 竹中
Kazuhiro Yuasa
一弘 湯浅
Shuichi Endo
修一 遠藤
Iwao Matsumae
巌 松前
Yoshiaki Tanaka
善朗 田中
Hiroshi Hosokawa
浩 細川
Mugijirou Uno
麦二郎 宇野
Koji Saito
廣司 齋藤
Toshihiro Sugiyama
敏弘 杉山
Tetsuo Yamanaka
哲夫 山中
Eisaku Murakami
栄作 村上
Satoru Komatsubara
悟 小松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー収納体に収納された1成分系トナーか
ら余剰の添加剤及び帯電特性が不安定なトナー粒子を排
出して、トナー像の画質を常に良好に維持する。 【構成】 図示を省略した制御部は、非印字動作時にお
ける所定の疲労トナー排出期間に、トナー搬送ローラ44
と感光体ドラム21の表面電位との電位差が、正規帯電し
たトナーとは逆極性に帯電したST-Zn等の添加剤及び
トナー粒子がトナー搬送ローラ44から感光体ドラム21に
転移する電位差になるように、帯電器による感光体ドラ
ム21の帯電電位及び現像バイアス電源32からのバイアス
電圧F2を制御し、現像ローラ43に印加されるバイアス
電圧F1がバイアス電圧F2より大きくなるように、ト
ナー転移バイアス電源33からのバイアス電圧F1を制御
し、かつローラ42,43,44を回転させて現像器40を作動
させるとともに感光体ドラム21を矢印A方向に回転させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を用いた
ファクシミリ,複写機,プリンタなどの画像形成装置に
係り、特に1成分系トナーを用いて像担持体上の静電潜
像をトナー像に現像する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1成分系トナーを用いて像担持体上に形
成された静電潜像を現像する従来の画像形成装置を図面
に基づいて説明する。図7は画像形成装置の第1の従来
例における要部の構成図であり、1は感光体ドラム、2
は現像器、3は現像バイアス電源である。現像器2にお
いて、4は1成分系のトナーTを収納するトナー収納体
であるトナーホッパ、5はトナーホッパ4内に配置され
たトナー補給ローラ、6は感光体ドラム1に圧接し、弾
性を有する現像ローラ、7は先端部を現像ローラ6に弾
接させたブレードである。現像ローラ6は、感光体ドラ
ム1との圧接部が感光体ドラム1の表面に沿って弾性変
形することにより、圧接部において所定の接触面積を有
したニップを形成する。即ち、図7に示す画像形成装置
では、感光体ドラム1の表面が硬質であるため、現像ロ
ーラ6の表層部を弾性材料によって形成することによ
り、現像に必要となる感光体ドラム1と現像ローラ6と
の接触面積を確保している。
【0003】次に、図7に示す画像形成装置における印
字動作を説明する。矢印A方向に回転する感光体ドラム
1は、帯電器(図示省略)によって均一に帯電された後
に、光書き込みユニット(図示省略)からのレーザ光Lに
よって走査されることにより、その表面に静電潜像が形
成される。現像器2及び現像バイアス電源3は、感光体
ドラム1に静電潜像が形成されることに連動して作動す
る。このとき、現像器2は、トナー補給ローラ5及び現
像ローラ6をそれぞれ回転駆動し、また現像バイアス電
源3によって現像ローラ6に現像バイアス電圧が印加さ
れる。
【0004】トナー補給ローラ5及び現像ローラ6はト
ナー搬送手段を構成しており、トナー補給ローラ5は、
所定方向に回転することにより、トナーホッパ4内にお
いてトナーTを現像ローラ6との接触部に流動させる。
この接触部で、トナーTはトナー補給ローラ5及び矢印
B方向に回転する現像ローラ6と接触することにより摩
擦帯電する。現像バイアス電源3によってバイアス電圧
が印加された現像ローラ6は、トナー特性に応じた所定
の極性に正規帯電したトナーTを静電力によって吸着し
て感光体ドラム1に搬送する。現像ローラ6によって搬
送されるトナーTは、感光体ドラム1との圧接部の上流
位置でブレード7よって単位面積当たりの付着量が一定
になるように薄層化される。
【0005】また、現像バイアス電源3は、所定の極性
及び電位のバイアス電圧を現像ローラ6に印加すること
により、現像ローラ6上で正規帯電したトナーTが感光
体ドラム1との圧接部で感光体ドラム1上の静電潜像に
転移するように、現像ローラ6と感光体ドラム1との間
に電界を発生させる。このことにより、感光体ドラム1
上の静電潜像は、現像ローラ6との圧接部においてトナ
ーTが転移してトナー像に現像され、このトナー像は、
図示を省略した転写器によって記録紙等の記録媒体に転
写される。
【0006】図8は画像形成装置の第2の従来例におけ
る要部の構成図であり、11は3本のローラによって張設
された感光体ベルト、12は現像器、13は現像バイアス電
源である。現像器12において、14は1成分系のトナーT
を収納するトナー収納体であるトナーホッパ、15はトナ
ーホッパ14内に配置されたトナー補給ローラ、16は感光
体ベルト11に圧接した硬質の現像ローラ、17は先端部を
現像ローラ16に弾接させたブレードである。感光体ベル
ト11は、現像ローラ16との圧接部が現像ローラ16の表面
に沿って変形することにより、圧接部において所定の接
触面積を有したニップを形成している。
【0007】次に、図8に示す画像形成装置における印
字動作を説明する。矢印C方向に移動する感光体ベルト
11に、帯電器(図示省略)によって均一に帯電された後
に、光書き込みユニット(図示省略)からのレーザ光Lに
よって走査されることにより、その表面に静電潜像が形
成される。現像器12及び現像バイアス電源13は、感光体
ベルト11に静電潜像が形成されることに連動して作動す
る。このとき、現像器12は、トナー補給ローラ15及び現
像ローラ16をそれぞれ回転駆動し、また現像バイアス電
源13によって現像ローラ16に現像バイアス電圧が印加さ
れる。
【0008】トナー補給ローラ15及び現像ローラ16はト
ナー搬送手段を構成しており、トナー補給ローラ15は、
所定方向に回転することによりトナーホッパ14内におい
てトナーTを現像ローラ16との接触部に流動させる。こ
の接触部で、現像ローラ16は、内蔵した磁石の作用によ
ってトナーTを吸着して感光体ベルト11に搬送する。現
像ローラ16によって搬送されるトナーTは、感光体ベル
ト11との圧接部の上流位置でブレード17よって単位面積
当たりの付着量が一定になるように薄層化されるととも
に、ブレード17との接触によって摩擦帯電される。
【0009】また、現像バイアス電源13は、所定の極性
及び電位のバイアス電圧を現像ローラ16に印加すること
により、現像ローラ16上で正規帯電したトナーTが感光
体ベルト11との圧接部で静電潜像に転移するように、現
像ローラ16と感光体ベルト11との間に電界を発生させ
る。このことにより、感光体ベルト11上の静電潜像は、
現像ローラ16との圧接部においてトナーTが転移してト
ナー像に現像される。このトナー像は、図示を省略した
転写器によって記録紙等の記録媒体に転写される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図7又は図8に示す画
像形成装置で用いられる1成分系のトナーTは、通常、
帯電特性を制御するための帯電制御剤、及びトナーTの
ブレード7,17等への固着することを防止するための潤
滑剤としてステアリン酸亜鉛(以下、ST-Znという)
や、トナーTの流動性を調整するためにシリカ(SiO2)
等の添加剤を含有している。
【0011】上記添加剤のなかには、トナー粒子とは異
なり帯電特性が不安定なものがあり、この帯電特性が不
安定な添加剤は、現像器2,12において帯電されなかっ
たり、あるいはトナー粒子とは逆の極性に帯電する。画
像形成装置において連続的に印字動作を実行した場合、
トナー粒子とは帯電極性又は電位が異なる添加剤は、印
字条件によって消費率が変動する。このため、印字条件
によっては、トナーホッパ4,14内に収納されているト
ナーT中における添加剤の比率が初期の組成より増加す
ることがある。
【0012】添加剤中において、特にST-Znはトナー
粒子とは逆の極性に帯電しやすい。また、ST-Zn粒子
は、現像器2,12への充填直後の状態ではトナー粒子よ
り微細なものであるため、静電力によってトナー粒子に
付着してトナー粒子と共に消費される。しかしながら、
ST-Znの消費率が低下する印字条件で印字を行って、
トナーホッパ4,14内でのST-Znの比率がいったん高
くなると、ST-Znが凝集する現象が生じ、このため、
トナーホッパ4,14内のST-Zn粒子が粗大化する。粗
大なST-Zn粒子は、通常の印字条件ではトナー粒子と
共に消費されず、また粒子としての帯電量が増加するた
め周囲のトナー粒子を吸着して、トナー粒子が現像ロー
ラ6,16によって搬送されること、及び感光体1,11上
の静電潜像にトナー粒子が正常に転移することを阻害す
る。このような状態になると、現像ローラ6,16が搬送
するトナー粒子が不足してトナー像の濃度が低下した
り、記録媒体の地肌部にトナー粒子が付着して地肌汚れ
を生じさせたりすることにより、トナー像の画質が低下
する。
【0013】また、トナー粒子中においても、通常、帯
電特性が不安定なトナー粒子が微量存在して、現像器
2,12において所定の極性とは逆の極性に帯電するもの
がある。この帯電特性が不安定なトナー粒子(以下、逆
帯電トナー粒子という)も、記録媒体の地肌領域に付着
して地肌汚れを生じさせるという問題を生じさせる。
【0014】本発明の目的は、トナー収納体に収納され
た1成分系トナーから余剰の添加剤及び帯電特性が不安
定なトナー粒子を排出して、トナー像の画質を常に良好
に維持することが可能な画像形成装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、所定の電
位に帯電され一方向に移動する像担持体と、この像担持
体に静電潜像を形成する光書き込み手段と、1成分系ト
ナーを収納したトナー収納体と、このトナー収納体内か
ら1成分系トナーを吸着し、この1成分系トナーを像担
持体との圧接部に搬送するトナー搬送手段と、トナー搬
送手段によって前記圧接部に搬送される1成分系トナー
を帯電するトナー帯電手段と、少なくとも前記トナー搬
送手段にバイアス電圧を印加して、トナー搬送手段上で
正規帯電した1成分系トナーが前記圧接部で像担持体上
の静電潜像に転移するように、トナー搬送手段と像担持
体との間に電界を発生させる現像バイアス手段とを備え
た画像形成装置において、前記トナー搬送手段と前記像
担持体との間に作像時とは逆特性の電界が発生するよう
に前記現像バイアス手段からのバイアス電圧を制御する
動作と、トナー搬送手段及び前記像担持体を作動させる
動作とを少なくとも含む疲労トナー排出動作を行わせる
ことが可能な制御手段を備えたことを特徴とする。
【0016】さらに、請求項2記載の画像形成装置は、
転写位置において前記像担持体に接触した転写ローラ
と、この転写ローラにバイアス電圧を印加して、前記転
写位置を通過する記録媒体に、1成分系トナーによって
像担持体上に形成されたトナー像が転写されるように、
像担持体と転写ローラとの間に電界を発生させる転写バ
イアス手段とを備え、前記制御手段が、前記疲労トナー
排出動作の実行時に前記像担持体と前記転写ローラとの
間に転写時と同特性の電界が発生するように、前記転写
バイアス手段からのバイアス電圧を制御することを特徴
とする。
【0017】また、請求項3記載の画像形成装置は、所
定の電位に帯電され一方向に移動する像担持体と、この
像担持体に静電潜像を形成する光書き込み手段と、1成
分系トナーを収納したトナー収納体と、このトナー収納
体内から1成分系トナーを吸着し、この1成分系トナー
を前記像担持体との圧接部に搬送するトナー搬送手段
と、トナー搬送手段によって前記圧接部に搬送される1
成分系トナーを帯電するトナー帯電手段と、少なくとも
前記トナー搬送手段にバイアス電圧を印加して、トナー
搬送手段上で正規帯電した1成分系トナーが前記圧接部
で像担持体上の静電潜像に転移するように、トナー搬送
手段と像担持体との間に電界を発生させる現像バイアス
手段とを備えた画像形成装置において、前記光書き込み
手段によって黒色領域の比率が設定値以上となる静電潜
像を前記像担持体に形成させる動作と、前記トナー搬送
手段,前記像担持体及び前記現像バイアス手段を作動さ
せて前記静電潜像に1成分系トナーを転移させる動作と
を少なくとも含む疲労トナー排出動作を行わせることが
可能な制御手段を備えたことを特徴とする。
【0018】さらに、請求項4記載の画像形成装置は、
転写位置において前記像担持体に接触した転写ローラ
と、この転写ローラにバイアス電圧を印加して、前記転
写位置を通過する記録媒体に、1成分系トナーによって
像担持体上に形成されたトナー像が転写されるように、
像担持体と転写ローラとの間に電界を発生させる転写バ
イアス手段とを備え、前記制御手段が、前記疲労トナー
排出動作の実行時に前記像担持体と前記転写ローラとの
間に転写時とは逆特性の電界が発生するように、前記転
写バイアス手段からのバイアス電圧を制御することを特
徴とする。
【0019】さらに、請求項5記載の画像形成装置は、
前記像担持体に対して静電潜像を形成開始し、1成分系
トナーによって像担持体上に形成されたトナー像を記録
媒体へ転写完了するまでの印字動作を実行させる印字命
令の入力待ちの期間、前記印字命令が入力した後の前記
印字動作を開始する直前の期間、印字命令が入力した後
の印字動作を完了した直後の期間、及び複数の印字動作
を連続して行う場合の印字動作間の期間のうち少なくと
も1つの期間に、前記制御手段が、前記疲労トナー排出
動作を予め設定された時間継続させることを特徴とす
る。
【0020】さらに、請求項6記載の画像形成装置は、
前記像担持体に対して静電潜像を形成開始し、1成分系
トナーによって像担持体上に形成されたトナー像を記録
媒体へ転写完了するまでの印字動作の実行回数を計数す
る計数手段を備え、前記制御手段が、前記計数手段によ
る計数値が予め設定された設定回数と一致する毎に、前
記計数値をリセットし、かつ前記疲労トナー排出動作を
予め設定された時間継続させることを特徴とする。
【0021】さらに、請求項7記載の画像形成装置は、
前記像担持体に対して静電潜像を形成開始し、1成分系
トナーによって像担持体上に形成されたトナー像を記録
媒体へ転写完了するまでの印字動作の実行時間を積算す
る計時手段を備え、前記制御手段が、前記計時手段によ
る積算時間が予め設定された設定時間と一致する毎に、
前記積算時間をリセットし、かつ印字動作完了後に前記
疲労トナー排出動作を予め設定された時間継続させるこ
とを特徴とする。
【0022】
【作用】上記の請求項1記載の画像形成装置によれば、
制御部が、トナー搬送手段と像担持体との間に作像時と
は逆特性の電界が発生するように現像バイアス手段から
のバイアス電圧を制御する動作と、トナー搬送手段及び
像担持体を作動させる動作とを少なくとも含む疲労トナ
ー排出動作を行わせることにより、トナー収納体内の逆
極性に帯電しやすい添加剤及びトナー粒子が、トナー帯
電手段によって正常なトナー粒子とは逆極性に帯電し、
トナー搬送手段と像担持体との間に発生した通常の印字
動作のときとは逆方向の電界によってトナー搬送手段か
ら像担持体へ選択的に転移する。
【0023】さらに、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、制御部が、疲労トナー排出動作の実行時に像担持
体と転写ローラとの間に転写時と同特性の電界が発生す
るように、転写バイアス手段からのバイアス電圧を制御
することにより、正常なトナー粒子とは逆極性に帯電し
た像担持体上の添加剤及びトナー粒子には、転写ローラ
によって反発力が作用するので、逆極性に帯電した添加
剤及びトナー粒子が像担持体から転写ローラに転移する
ことを防止できる。
【0024】また、請求項3記載の画像形成装置によれ
ば、制御部が、光書き込み手段によって黒色領域の比率
が設定値以上となる静電潜像を像担持体に形成させる動
作と、トナー搬送手段,像担持体及び現像バイアス手段
を作動させて静電潜像に1成分系トナーを転移させる動
作とを少なくとも含む疲労トナー排出動作を行わせるこ
とにより、トナー収納体内でステアリン酸亜鉛等の添加
剤が粗大化した場合でも、通常の印字動作時よりも逆極
性に帯電しやすい添加剤及びトナー粒子の消費率を増大
させることができるので、トナ収納体内に充填された1
成分系トナー中において逆極性に帯電しやすい添加剤及
びトナー粒子の比率を低下させることができる。
【0025】さらに、請求項4記載の画像形成装置によ
れば、制御部が、疲労トナー排出動作の実行時に像担持
体と転写ローラとの間に転写時とは逆特性の電界が発生
するように、転写バイアス手段からのバイアス電圧を制
御することにより、像担持体上の1成分系トナーには転
写ローラによって反発力が作用するので、1成分系トナ
ーが像担持体から転写ローラに転移することを防止する
ことができ、かつ像担持体上の1成分系トナーに含まれ
る正常なトナー粒子とは逆帯電したST-Zn等の添加剤
及びトナー粒子も、正常に帯電したトナー粒子との静電
力により像担持体上に保持されて転写ローラに転移する
ことが防止される。
【0026】さらに、請求項5乃至7記載のいずれかの
画像形成装置によれば、制御部が、所定の期間に疲労ト
ナー排出動作を自動的に実行させることにより、トナー
収納体内に充填された1成分系トナー中においてST-
Zn等の添加剤の比率を常に正常な範囲に維持でき、か
つ正常なトナー粒子とは逆極性に帯電しやすいトナー粒
子の増加を防止することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の画像形成装置の第1実施例の概略
を示す構成図、図2は第1実施例の画像形成装置におけ
る要部を示す構成図である。図1及び図2において、21
は像担持体である感光体ドラム、22は光書き込みユニッ
ト、23は帯電器、24は除電ランプ、25はクリーニング
器、26は感光体ドラム21に当接する転写ローラ、27は記
録媒体である記録紙Pを収納する給紙カセット、28は給
紙カセット27内の記録紙Pを分離給紙する給紙ローラ、
29はレジストローラ対、30は定着器、31は排紙ローラ
対、32は現像バイアス電源、33はトナー転移バイアス電
源、34は転写バイアス電源、40は現像器である。
【0028】現像器40において、41は1成分系のトナー
Tを収納するトナー収納体であるトナーホッパ、42はト
ナーホッパ41内に配置されたトナー補給ローラ、43はト
ナー補給ローラに接触した現像ローラ、44は感光体ドラ
ム21及び現像ローラ43にそれぞれ圧接し、弾性を有する
トナー搬送ローラ、45は先端部を現像ローラ43に弾接さ
せたブレードである。トナー搬送ローラ44は、感光体ド
ラム21との圧接部が感光体ドラム21の表面に沿って弾性
変形することにより、圧接部において所定の接触面積を
有したニップを形成している。
【0029】次に、図1及び図2に示す画像形成装置に
おける印字動作を説明する。ここで、図2は、図1に対
して装置を逆側の側面から見た場合の要部構成を示した
ものである。矢印A方向に回転する感光体ドラム21は、
帯電器23によって均一に帯電された後に、光書き込みユ
ニット22からのレーザ光Lによって走査されることによ
り、その表面に静電潜像が形成される。現像器40は、前
記静電潜像の露光領域あるいは非露光領域に対して選択
的に所定の極性に帯電したトナーTを付着させて、静電
潜像をトナー像に現像する。
【0030】一方、上記したトナー像を形成する動作に
連動して、給紙ローラ28は、給紙カセット27内から1枚
の記録紙Pを分離給紙する。この記録紙Pは、レジスト
ローラ対29によって挾持され一旦停止した後、感光体ド
ラム21上のトナー像の先端が所定の位置に到達したタイ
ミングで、レジストローラ対29によって搬送が開始され
る。また、転写ローラ26には、記録紙Pが感光体ドラム
21との接触部である転写位置に搬送されてきたタイミン
グで、転写バイアス電源34によって転写バイアス電圧が
印加される。このことにより、転写ローラ26は、感光体
ドラム21との間に電界を発生させて、記録紙Pに感光体
ドラム21上のトナー像を転写する。
【0031】トナー像が転写された記録紙Pは定着器30
に搬送され、定着器30によってトナー像が定着された後
に、排紙ローラ対31によって装置外部に排紙される。ま
た、転写後に感光体ドラム21上に残留したトナーTは、
クリーニング器25のクリーニングブレード25aによって
剥離されてクリーニング器25内に回収される。残留した
トナーTが除去された感光体ドラム21は、除電ランプ24
によって除電光が照射されることにより表面電位が略0
Vになるように除電された後、以上説明した印字動作が
再び行われる。
【0032】図3は第1実施例の画像形成装置における
1成分系トナーに対する帯電動作の説明図である。本実
施例においては、ローラ42,43,44とトナー転移バイア
ス電源33とがトナー搬送手段を構成し、現像ローラ43と
ブレード45とがトナー帯電手段を構成しており、この2
段現像方式の現像器40は、感光体ドラム21上の静電潜像
を一成分系高抵抗のトナーTによってトナー像に現像す
る。
【0033】現像器40は、転写時にトナー補給ローラ4
2,現像ローラ43及びトナー搬送ローラ44をそれぞれ回
転駆動し、このとき、トナー転移バイアス電源33は現像
ローラ43にバイアス電圧F1を印加し、現像バイアス電
源32はトナー搬送ローラ44にバイアス電圧F2を印加す
る。トナー補給ローラ42は、トナーホッパ41内において
トナーTを現像ローラ43との接触部付近に流動させる。
この接触部で、現像ローラ43は、内蔵した磁石の作用に
よってトナーTを吸着して矢印E方向に回転する。現像
ローラ43上のトナーTは、ブレード45によって単位面積
当たりの付着量が一定になるように薄層化されるととも
に、ブレード45との接触によって摩擦帯電される。
【0034】帯電されたトナーTは、バイアス電圧F
1,F2との電位差によって生じる静電力によって現像
ローラ43からトナー搬送ローラ44に転移する。現像バイ
アス電源32は、バイアス電圧F2をトナー搬送ローラ44
に印加することにより、トナー搬送ローラ44上で正規帯
電したトナーTが感光体ドラム21との圧接部で感光体ド
ラム21上の静電潜像に転移するように、トナー搬送ロー
ラ44と感光体ドラム21との間に電界を発生させる。この
ことにより、感光体ドラム21上の静電潜像は、トナー搬
送ローラ44との圧接部においてトナーTが転移してトナ
ー像に現像される。尚、現像ローラ43及びトナー搬送ロ
ーラ44の回転方向は、必ずしも図示されている方向に限
定されるものではない。
【0035】ここで、バイアス電圧F1とバイアス電圧
F2との関係は、 ・トナーが負帯電でかつネガポジ現像の場合:F1<F
2< 0 、 ・トナーが負帯電でかつポジポジ現像の場合: 0 <F
1<F2、 ・トナーが正帯電でかつネガポジ現像の場合: 0 <F
2<F1、 ・トナーが正帯電でかつポジポジ現像の場合:F2<F
1< 0 、 となるが、本実施例では、トナーが負帯電で、かつネガ
ポジ現像の場合について説明する。
【0036】図4は本発明の画像形成装置における現像
器に充填される1成分系トナーの特性図である。図4に
おいて、横軸には、(表面電位VOPC−バイアス電圧F
2)によって算出される感光体ドラム21の表面電位VOPC
とバイアス電圧F2との電位差Vをプロットし、縦軸に
はトナー搬送ローラ44から感光体ドラム21へのトナーT
の単位面積当たりの転移量をプロットしている。V≧V
kは正規(負)帯電したトナーTがトナー搬送ローラ44か
ら感光体ドラム21へ転移する領域、V≧VhはトナーT
の転移量が一定になる領域であり、一般に、Vkは現像
開始電圧、Vhは飽和現象電圧とそれぞれ言われてい
る。また、V≦Vrは逆(正)帯電したトナーTがトナー
搬送ローラ44から感光体ドラム21に転移する領域であ
る。
【0037】通常の現像時には、現像バイアス電源33か
らのバイアス電圧F2は、静電潜像の黒色部の表面電位
OPCとの電位差VがVh以上になり、かつ静電潜像の地
肌部の表面電位VOPCとの電位差VがVr以上でVk以下
になるような電圧値に設定されている。
【0038】本実施例の画像形成装置では、Vk=−100
V、Vh=+200V、Vr=−600V程度になるように構成
されており、また、帯電器23は、感光体ドラム21の表面
を約−750Vに帯電するように設定されている。静電潜
像の地肌部(非露光領域)の表面電位VOPCは、帯電器23
による帯電電位である約−750Vとなり、光書き込みユ
ニット22は、レーザLによって−750Vに帯電された感
光体ドラム21の表面を露光することにより、黒色部(露
光領域)の表面電位VOPCを約−100Vにする。また、通
常の条件で、バイアス電圧F2は−400Vに設定されて
いる。
【0039】次に、第1実施例の画像形成装置における
疲労トナー排出動作について説明する。前述したよう
に、トナーホッパ41内に充填されたトナーT中におい
て、正常なトナー粒子とは逆極性に帯電しやすいST-
Zn等の添加剤及び逆帯電トナー粒子の比率が増加する
と、現像器40によって現像されたトナー像の濃度が低下
したり、地肌部に逆帯電トナー粒子が付着して地肌汚れ
を生じさせたりするという問題を生じさせる。このた
め、トナー像を常に良好な画質に維持するためには、ト
ナーホッパ41内に充填されたトナーTから逆極性に帯電
しやすいST-Zn等の添加剤及び逆帯電トナー粒子を外
部に排出して、トナーT中におけるST-Zn等の添加剤
及び逆帯電トナー粒子の比率を一定以下にしなければな
らない。
【0040】図示を省略した制御部は、非印字動作時に
おける所定の疲労トナー排出期間に、装置を次の(1)〜
(4)のように制御して疲労トナー排出動作を実行させ
る。
【0041】(1)トナー搬送ローラ44と感光体ドラム21
の表面電位VOPCとの電位差VがVrより小さくなるよう
に、帯電器23による感光体ドラム21の帯電電位及び現像
バイアス電源32からのバイアス電圧F2を制御する。
【0042】(2)現像ローラ43に印加されるバイアス電
圧F1がバイアス電圧F2より大きくなるように、トナ
ー転移バイアス電源33からのバイアス電圧F1を制御す
る。
【0043】(3)ローラ42,43,44を回転させて現像器4
0を作動させる。
【0044】(4)感光体ドラム21を矢印A方向に回転さ
せる。
【0045】具体的には、制御部は、上記した(1)の制
御において帯電器23を駆動させることにより感光体ドラ
ム21の表面を約−750Vに帯電させるとともに、トナー
搬送ローラ44にグランドレベル(約0V)のバイアス電圧
F2が印加されるように現像バイアス電源32を制御す
る。
【0046】制御部が、上記した疲労トナー排出動作を
実行させることにより、トナー搬送ローラ44と感光体ド
ラム21との間に通常の印字動作のときとは逆方向の電界
が発生する。さらに、トナーホッパ41内の逆極性に帯電
しやすい添加剤及び逆帯電トナー粒子は、現像ローラ43
上においてブレード45との摩擦帯電によって正常なトナ
ー粒子とは逆(正)極性に帯電し、バイアス電圧F1とバ
イアス電圧F2とによって生じる静電力によって現像ロ
ーラ43からトナー搬送ローラ44上に転移する。この正帯
電したST-Zn等の添加剤及び逆帯電トナー粒子は、ト
ナー搬送ローラ44と感光体ドラム21との間に通常の印字
動作のときとは逆方向の電界が発生していることによ
り、トナー搬送ローラ44から感光体ドラム21へ選択的に
転移する。
【0047】感光体ドラム21上の帯電したST-Zn等の
添加剤及び逆帯電トナー粒子は、感光体ドラム21によっ
て矢印A方向に搬送され、クリーニングブレード25aが
感光体ドラム21と圧接する位置で剥離してクリーニング
器25内に回収される。
【0048】また、本実施例のように転写器として接触
型の転写ローラ26を用いることにより、トロコロン等の
非接触型の転写器を用いた場合と比較して、有害なオゾ
ンの発生が抑制され、かつ高い転写率が得られる。しか
し、本実施例で、上記の疲労トナー排出動作を実行した
場合には、感光体ドラム21に転移したST-Zn等の添加
剤及び逆帯電トナー粒子が転写ローラ26に付着すること
となる。転写ローラ26にST-Zn等の添加剤及び逆帯電
トナー粒子が付着した場合、通常の印字動作を実行した
際に記録紙Pの裏面にST-Zn等の添加剤及び逆帯電ト
ナー粒子が付着して汚れ、さらに、この記録紙Pが定着
器30に搬送された場合、定着器30において記録紙Pの裏
面に接触する加圧ローラにST-Zn等の添加剤及び逆帯
電トナー粒子が付着する。定着器30の加圧ローラにST
-Zn等の添加剤及び逆帯電トナー粒子が付着すると、記
録紙Pが加圧ローラに巻き付きやすなるので、記録紙P
が定着器30に詰まる原因になる。
【0049】制御部は、疲労トナー排出動作の実行時
に、感光体ドラム21と転写ローラ26との間に転写時とは
逆特性の電界が発生するように転写バイアス電源34から
のバイアス電圧を制御する。具体的には、制御部は、疲
労トナー排出動作の実行時に約+100V乃至約+3000V
の範囲から選択された一定のバイアス電圧が転写ローラ
26に印加されるように、転写バイアス電源34からのバイ
アス電圧を制御する。このことにより、正極性に帯電し
た感光体ドラム21上のST-Zn等の添加剤及び逆帯電ト
ナー粒子には、転写ローラ26によって反発力が作用する
ので、ST-Zn等の添加剤及び逆帯電トナー粒子が感光
体ドラム21から転写ローラ26に転移することを防止でき
る。また、疲労トナー排出動作の実行時に、転写バイア
ス電源34からのバイアス電圧の電流を、A4サイズの記
録紙Pに用いられる幅の転写ローラ26に換算して、約+
1μA乃至約+200μAの範囲から選択された一定電流
になるように制御しても、ST-Zn等の添加剤及び逆帯
電トナー粒子が感光体ドラム21から転写ローラ26に転移
することを防止することができる。
【0050】図5及び図6は、それぞれ第1実施例にお
ける疲労トナー排出動作が実行される疲労トナー排出期
間を説明するためのタイミングチャートである。第1実
施例では、図示を省略したホスト装置や操作部から印字
命令Iが制御部に入力することにより、制御部は、感光
体ドラム21に対して静電潜像を形成開始し、1成分系の
トナーTによって感光体ドラム21上に形成されたトナー
像を記録紙Pへ転写完了するまでの印字動作を実行させ
る。
【0051】制御部は、図5に示すように、印字命令I
の入力待ちの期間、即ち、印字動作の待機中に任意のタ
イミングT1で、疲労トナー排出動作を開始させ、予め
設定された時間のあいだ疲労トナー排出動作を継続させ
る。
【0052】また、制御部は、図6に示すように、印字
命令Iが入力した後の印字動作を開始する直前のタイミ
ングT2,印字命令Iが入力した後の印字動作を完了し
た直後のタイミングT3,及び複数の印字動作を連続し
て行わせる印字命令Iの入力後の印字動作を完了した直
後のタイミングT4で、それぞれ疲労トナー排出動作を
開始させ、予め設定された時間のあいだ疲労トナー排出
動作を継続させる。
【0053】ここで、疲労トナー排出動作を行う頻度
は、トナーTの特性及び累計の使用時間や要求される画
質等に応じて設定すればよく、疲労トナー排出動作は、
トナーTの特性及び累計の使用時間や要求される画質等
に応じて、図5及び図6に示す一方の時期にのみ、ある
いは双方の時期に実行してもよいし、また図6に示す全
てのタイミングではなく、T2〜T4のタイミングから1
つ又は2つのタイミングを選択して実行させてもよい。
【0054】次に、本発明の第2実施例及び第3実施例
の画像形成装置について説明する。第2実施例及び第3
実施例の画像形成装置は、図示を省略した制御部以外の
構成については第1実施例の画像形成装置と同じ構成を
備える。
【0055】第2実施例の画像形成装置において、図示
を省略した制御部は、感光体ドラム21に対して静電潜像
を形成開始し、1成分系のトナーTによって感光体ドラ
ム21上に形成されたトナー像を記録紙Pへ転写完了する
までの印字動作の実行回数を計数する計数手段であるカ
ウンタ(図示省略)を備えている。また、制御部には、疲
労トナー排出動作を実行する時期を規定するためのしき
い回数が予め設定されており、制御部は、前記カウンタ
による計数値が前記しきい回数と一致する毎にカウンタ
をリセットし、かつ疲労トナー排出動作を予め設定され
た時間継続させる。第2実施例における疲労トナー排出
動作および疲労トナー排出動作に伴う転写バイアス電源
34の制御については、実行されるタイミングを除いて第
1実施例における疲労トナー排出動作および転写バイア
ス電源34の制御と同じであるので説明を省略する。
【0056】第3実施例の画像形成装置において、図示
を省略した制御部は、感光体ドラム21に対して静電潜像
を形成開始し、1成分系のトナーTによって感光体ドラ
ム21上に形成されたトナー像を記録紙Pへ転写完了する
までの印字時間を積算する計時手段であるタイマ(図示
省略)を備えている。また、制御部には、疲労トナー排
出動作を実行する時期を規定するためのしきい時間が予
め設定されており、制御部は、前記タイマによる積算時
間が前記しきい時間と一致する毎にタイマをリセット
し、かつ印字動作の完了後に疲労トナー排出動作を予め
設定された時間継続させる。第3実施例における疲労ト
ナー排出動作および疲労トナー排出動作に伴う転写バイ
アス電源34の制御については、実行されるタイミングを
除いて第1実施例における疲労トナー排出動作および転
写バイアス電源34の制御と同じであるので説明を省略す
る。
【0057】ここで、第2実施例のしきい回数及び第3
実施例のしきい時間は、それぞれトナーTの特性及び累
計の使用時間や要求される画質等に応じて設定すればよ
い。また、第1実施例乃至第3実施例において疲労トナ
ー排出動作は、以上説明したように所定のタイミングで
自動的に実行されるが、ユーザやサービスマンの判断に
よって操作部(図示省略)から疲労トナー排出動作の実行
命令を入力することにより、実行されるようにしてもよ
い。
【0058】次に、第4実施例の画像形成装置における
疲労トナー排出動作について説明する。第4実施例の画
像形成装置も、図示を省略した制御部以外の構成につい
ては第1実施例の画像形成装置と同じ構成を備える。
【0059】前述したように、トナーホッパ41内に充填
されたトナーT中において、正常なトナー粒子とは逆極
性に帯電しやすいST-Zn等の添加剤の比率が増加する
と、トナーホッパ41内において添加物が凝集して粗大な
添加物の粒子が形成される。粗大な添加物の粒子は、正
常に帯電したトナー粒子の消費が少ない印字条件では僅
かにしか消費されない。このため、通常の印字条件で
は、トナーホッパ41内に充填されたトナーT中において
ST-Zn等の添加剤の比率は経時的に増加することとな
る。
【0060】上記したような添加物は、通常の文字原稿
等のトナー画像に対して黒色部の比率が大きいトナー像
を感光体ドラム21に形成することにより、消費率が高く
なることが実験的に明らかになった。これは、単位時間
当たりのトナーTの消費量を増大させることにより、正
規(負)帯電したトナー粒子と逆(正)帯電したST-Zn等
の添加物との間の静電力によって、ST-Zn等の添加物
が多量のトナー粒子に吸着された状態で感光体ドラム21
に転移するためであると考えられる。また、このとき、
正常なトナー粒子とは逆極性に帯電した逆帯電トナー粒
子も、正常なトナー粒子に吸着された状態で感光体ドラ
ム21に転移することにより消費率が高くなる。
【0061】図示を省略した制御部は、非印字動作時に
おける所定の疲労トナー排出期間に疲労トナー排出動作
を実行させる。制御部は、疲労トナー排出期間に、帯電
器23によって帯電された感光体ドラム21に光書き込みユ
ニット22によって黒色部(露光領域)の比率が設定値以上
となる静電潜像を形成させ、さらに感光体ドラム21上
の静電潜像を現像器40によってトナー像に現像させ
る。このとき、制御部は、テストパターンの画像信号等
に基づいて光書き込みユニット22を駆動することによ
り、黒色部の比率が少なくとも30%以上の静電潜像を感
光体ドラム21に形成する。この静電潜像の黒色部の比率
は30%以上であれば任意の比率でよく、むろん全面黒色
の画像でもかまわない。
【0062】疲労トナー排出期間に感光体ドラム21上に
形成されたトナー像は感光体ドラム21によって矢印A方
向に搬送され、トナー像を形成したトナーTは、クリー
ニングブレード25aによって感光体ドラム21から剥離さ
れてクリーニング器25内に回収される。
【0063】上記した疲労トナー排出動作を実行させる
ことにより、ST-Zn等の添加剤が粗大化した場合で
も、添加剤及び逆帯電トナー粒子の消費率を増大させる
ことができるので、トナーホッパ41内に充填されたトナ
ーT中においてST-Zn等の添加剤及び逆帯電トナー粒
子の比率を低下させることができる。具体的には、A4
サイズに換算して約1000枚の記録紙Pにトナー像を転写
した後、黒色部の比率が30%以上のトナー像を感光体ド
ラム21に100mm以上形成することにより、トナーホッ
パ41内に充填されたトナーT中においてST-Zn等の添
加剤の比率を正常な範囲に維持でき、かつ逆帯電トナー
粒子を十分減少させることができるので、ST-Zn等の
添加剤及び逆帯電トナー粒子の増加によってトナー像の
画質が低下することを防止できた。
【0064】また、制御部は、疲労トナー排出動作の実
行時に、感光体ドラム21と転写ローラ26との間に転写時
とは逆特性の電界が発生するように転写バイアス電源34
からのバイアス電圧を制御する。具体的には、制御部
は、疲労トナー排出動作の実行時に約−100V乃至約−3
000Vの範囲から選択された一定のバイアス電圧が転写
ローラ26に印加されるように、転写バイアス電源34から
のバイアス電圧を制御する。このことにより、感光体ド
ラム21上のトナーTには転写ローラ26によって反発力が
作用するので、トナーTが感光体ドラム21から転写ロー
ラ26に転移することを防止することができる。また、疲
労トナー排出動作の実行時に、転写バイアス電源34から
のバイアス電圧の電流を、A4サイズの記録紙Pに用い
られる幅の転写ローラ26に換算して、約−1μA乃至約
−200μAの範囲から選択された一定電流になるように
制御しても、トナーTが感光体ドラム21から転写ローラ
26に転移することを防止できる。トナー像を形成したト
ナーT中に含まれる正帯電したST-Zn等の添加剤及び
逆帯電トナー粒子は、感光体ドラム21上のトナー像が転
写ローラ26との圧接部を通過するときに、転写ローラ26
から吸引力が作用することとなるが、この場合、負帯電
したトナー粒子との静電力により感光体ドラム21上に保
持されて転写ローラ26に転移することが防止される。
【0065】第4実施例において制御部は、本発明の第
1実施例乃至第3実施例のいずれかの制御部が疲労トナ
ー排出動作を開始させるタイミングで上記説明した疲労
トナー排出動作を開始させ、この疲労トナー排出動作を
予め設定された時間継続させることにより、黒色部の比
率が少なくとも30%以上のトナー像を感光体ドラム21に
所定の長さ形成させる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置によれば、トナー収納体内の逆極性に帯電し
やすい添加剤及びトナー粒子が、トナー帯電手段によっ
て正常なトナー粒子とは逆極性に帯電し、トナー搬送手
段と像担持体との間に発生した通常の印字動作のときと
は逆方向の電界によってトナー搬送手段から像担持体へ
選択的に転移することにより、トナー収納体内に充填さ
れた1成分系トナー中において添加剤の比率を正常な範
囲に維持でき、かつ逆極性に帯電したトナー粒子を減少
させることができので、逆極性に帯電しやすいST-Zn
等の添加剤及びトナー粒子の増加によってトナー像の画
質が低下することを防止できる。また、像担持体上に転
移した逆極性に帯電しやすい添加剤及びトナー粒子は、
像担持体によって所定方向に搬送され、例えばクリーニ
ング器内に回収される。
【0067】さらに、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、逆極性に帯電した添加剤及びトナー粒子が像担持
体から転写ローラに転移することを防止できることによ
り、通常の印字動作を実行した際に記録媒体の裏面に添
加剤及びトナー粒子が付着して汚れることを防止でき
る。
【0068】また、請求項3記載の画像形成装置によれ
ば、トナー収納体内でステアリン酸亜鉛等の添加剤が粗
大化した場合でも、疲労トナー排出動作により通常の印
字動作時に対して逆極性に帯電しやすい添加剤及びトナ
ー粒子の消費率を増大させることができるので、トナー
収納体内に充填された1成分系トナー中において逆極性
に帯電しやすい添加剤及びトナー粒子の比率を低下させ
ることができる。
【0069】さらに、請求項4記載の画像形成装置によ
れば、像担持体上の1成分系トナーには転写ローラによ
って反発力が作用するので、1成分系トナーが像担持体
から転写ローラに転移することを防止することができ、
かつ像担持体上の1成分系トナーに含まれる正常なトナ
ー粒子とは逆帯電したST-Zn等の添加剤及びトナー粒
子も、正常に帯電したトナー粒子との静電力により像担
持体上に保持されて転写ローラに転移することが防止さ
れるので、例えば、像担持体上に転移した逆極性に帯電
しやすい添加剤及びトナー粒子を含む1成分系トナー
を、像担持体によって所定方向に搬送してクリーニング
器内に回収させることができる。
【0070】さらに、請求項5乃至7記載のいずれかの
画像形成装置によれば、トナー収納体内に充填された1
成分系トナー中においてST-Zn等の添加剤の比率を常
に正常な範囲に維持でき、かつ正常なトナー粒子とは逆
極性に帯電しやすいトナー粒子の増加を防止することが
できることにより、逆極性に帯電しやすいST-Zn等の
添加剤及びトナー粒子の増加によってトナー像の画質が
低下することを確実に常に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1実施例の概略を示
す構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の画像形成装置における要
部を示す構成図である。
【図3】本発明の第1実施例の画像形成装置における1
成分系トナーに対する帯電動作の説明図である。
【図4】本発明の画像形成装置における現像器に充填さ
れる1成分系トナーの特性図である。
【図5】本発明の第1実施例における疲労トナー排出動
作が実行される疲労トナー排出期間を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図6】本発明の第1実施例における疲労トナー排出動
作が実行される疲労トナー排出期間を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図7】画像形成装置の第1の従来例における要部の構
成図である。
【図8】画像形成装置の第2の従来例における要部の構
成図である。
【符号の説明】
21…感光体ドラム、 22…光書き込みユニット、 25…
クリーニング器、 26…転写ローラ、 32…現像バイア
ス電源、 34…転写バイアス電源、 40…現像器、 41
…トナーホッパ、 42…トナー補給ローラ、 43…現像
ローラ、 44…トナー搬送ローラ、 T…トナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松前 巌 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 善朗 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 細川 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宇野 麦二郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 齋藤 廣司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 敏弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山中 哲夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 村上 栄作 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小松原 悟 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電位に帯電され一方向に移動する
    像担持体と、この像担持体に静電潜像を形成する光書き
    込み手段と、1成分系トナーを収納したトナー収納体
    と、このトナー収納体内から1成分系トナーを吸着し、
    この1成分系トナーを像担持体との圧接部に搬送するト
    ナー搬送手段と、トナー搬送手段によって前記圧接部に
    搬送される1成分系トナーを帯電するトナー帯電手段
    と、少なくとも前記トナー搬送手段にバイアス電圧を印
    加して、トナー搬送手段上で正規帯電した1成分系トナ
    ーが前記圧接部で像担持体上の静電潜像に転移するよう
    に、トナー搬送手段と像担持体との間に電界を発生させ
    る現像バイアス手段とを備えた画像形成装置において、
    前記トナー搬送手段と前記像担持体との間に作像時とは
    逆特性の電界が発生するように前記現像バイアス手段か
    らのバイアス電圧を制御する動作と、トナー搬送手段及
    び前記像担持体を作動させる動作とを少なくとも含む疲
    労トナー排出動作を行わせることが可能な制御手段を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写位置において前記像担持体に接触し
    た転写ローラと、この転写ローラにバイアス電圧を印加
    して、前記転写位置を通過する記録媒体に、1成分系ト
    ナーによって像担持体上に形成されたトナー像が転写さ
    れるように、像担持体と転写ローラとの間に電界を発生
    させる転写バイアス手段とを備え、前記制御手段が、前
    記疲労トナー排出動作の実行時に前記像担持体と前記転
    写ローラとの間に転写時と同特性の電界が発生するよう
    に、前記転写バイアス手段からのバイアス電圧を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 所定の電位に帯電され一方向に移動する
    像担持体と、この像担持体に静電潜像を形成する光書き
    込み手段と、1成分系トナーを収納したトナー収納体
    と、このトナー収納体内から1成分系トナーを吸着し、
    この1成分系トナーを前記像担持体との圧接部に搬送す
    るトナー搬送手段と、トナー搬送手段によって前記圧接
    部に搬送される1成分系トナーを帯電するトナー帯電手
    段と、少なくとも前記トナー搬送手段にバイアス電圧を
    印加して、トナー搬送手段上で正規帯電した1成分系ト
    ナーが前記圧接部で像担持体上の静電潜像に転移するよ
    うに、トナー搬送手段と像担持体との間に電界を発生さ
    せる現像バイアス手段とを備えた画像形成装置におい
    て、前記光書き込み手段によって黒色領域の比率が設定
    値以上となる静電潜像を前記像担持体に形成させる動作
    と、前記トナー搬送手段,前記像担持体及び前記現像バ
    イアス手段を作動させて前記静電潜像に1成分系トナー
    を転移させる動作とを少なくとも含む疲労トナー排出動
    作を行わせることが可能な制御手段を備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写位置において前記像担持体に接触し
    た転写ローラと、この転写ローラにバイアス電圧を印加
    して、前記転写位置を通過する記録媒体に、1成分系ト
    ナーによって像担持体上に形成されたトナー像が転写さ
    れるように、像担持体と転写ローラとの間に電界を発生
    させる転写バイアス手段とを備え、前記制御手段が、前
    記疲労トナー排出動作の実行時に前記像担持体と前記転
    写ローラとの間に転写時とは逆特性の電界が発生するよ
    うに、前記転写バイアス手段からのバイアス電圧を制御
    することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体に対して静電潜像を形成開
    始し、1成分系トナーによって像担持体上に形成された
    トナー像を記録媒体へ転写完了するまでの印字動作を実
    行させる印字命令の入力待ちの期間、前記印字命令が入
    力した後の前記印字動作を開始する直前の期間、印字命
    令が入力した後の印字動作を完了した直後の期間、及び
    複数の印字動作を連続して行う場合の印字動作間の期間
    のうち少なくとも1つの期間に、前記制御手段が、前記
    疲労トナー排出動作を予め設定された時間継続させるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体に対して静電潜像を形成開
    始し、1成分系トナーによって像担持体上に形成された
    トナー像を記録媒体へ転写完了するまでの印字動作の実
    行回数を計数する計数手段を備え、前記制御手段が、前
    記計数手段による計数値が予め設定された設定回数と一
    致する毎に、前記計数値をリセットし、かつ前記疲労ト
    ナー排出動作を予め設定された時間継続させることを特
    徴とする請求項1,2,3又は4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体に対して静電潜像を形成開
    始し、1成分系トナーによって像担持体上に形成された
    トナー像を記録媒体へ転写完了するまでの印字動作の実
    行時間を積算する計時手段を備え、前記制御手段が、前
    記計時手段による積算時間が予め設定された設定時間と
    一致する毎に、前記積算時間をリセットし、かつ印字動
    作完了後に前記疲労トナー排出動作を予め設定された時
    間継続させることを特徴とする請求項1,2,3又は4
    記載の画像形成装置。
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