JPH08305537A - グラフィックス制御装置 - Google Patents

グラフィックス制御装置

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JPH08305537A
JPH08305537A JP7113294A JP11329495A JPH08305537A JP H08305537 A JPH08305537 A JP H08305537A JP 7113294 A JP7113294 A JP 7113294A JP 11329495 A JP11329495 A JP 11329495A JP H08305537 A JPH08305537 A JP H08305537A
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勲 峯松
Koji Hirano
浩爾 平野
Hiroki Takita
浩樹 瀧田
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/34Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators for rolling or scrolling
    • G09G5/346Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators for rolling or scrolling for systems having a bit-mapped display memory

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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール時におけるCPUの負荷を軽減す
る。 【構成】 スクロール時の表示領域の初期アドレスを格
納する表示アドレスレジスタBS3101、スクロール量設
定レジスタDB3102、ダウンカウンタ等からなるスクロ
ール回数設定レジスタCR3103、スクロール頻度設定レ
ジスタFR3104等のレジスタ31と、表示アドレスレジス
タBS3101の初期値に所定値ずつ加算してフレームメモ
リ2からの読み出しアドレスを生成するアドレス生成部
32と、表示アドレスレジスタBS3101の値をスクロール
の都度、スクロール量に応じて更新する演算部34とを備
え、画面の表示内容を上下、左右又は斜め方向にスクロ
ールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アニメーションの背
景,カーナビゲーションの地図等のような1画面分より
広い範囲の表示情報を書き込める容量を備えたフレーム
メモリから読み出す1画面分の表示情報の読み出し領域
を順次移動することによって画面の画像をスクロールさ
せるグラフィックス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィックスコンピュータにおいて、
CRT,液晶ディスプレイ等の表示装置に画像を表示す
る場合、画像を構成する各ピクセルの色,濃淡等の表示
情報は、画面表示用に設けられたフレームメモリに一旦
書き込まれ、グラフィックス制御装置が各ピクセルの表
示情報を表示装置へ連続的に転送して画像が表示され
る。
【0003】図9はグラフィックス制御装置により、1
画面分以上の容量を備えたフレームメモリから表示装置
へ表示情報を転送する順序を示す模式図である。グラフ
ィックス制御装置は、表示の初期にCPUから与えられ
るフレームメモリからの各ピクセルの表示情報の読み出
しアドレスを自動的に更新しながら、図中、矢符で示す
ように、表示装置の画面の左上端から右方向へ1スキャ
ンライン分の各ピクセルの表示情報を転送し、スキャン
ラインの右端に達した時点で次のスキャンラインの左端
のピクセルから表示情報の転送を開始する。以上を上か
ら下の各スキャンラインに対して繰り返す。このとき、
表示装置が例えばCRTの場合、画面の右端から次のス
キャンラインの左端へビームを移動させる期間と、1画
面の表示が完了した画面右下端から次画面の表示を開始
する画面左上端までビームを移動させる期間(垂直帰線
期間)とは表示情報の転送を必要としない。
【0004】また、アニメーションの背景,カーナビゲ
ーションの地図等、1画面分以上の画像をスクロールに
よって連続的に表示する機能が設けられているグラフィ
ックスコンピュータでは、1画面分以上の画像全体の表
示情報をフレームメモリに書き込んでおき、1画面分の
表示情報を読み出す領域を1ピクセル分等の僅かな量ず
つ移動させて画面の表示内容を僅かずつスムース・スク
ロールさせ、ユーザに視覚的な違和感を与えないように
している。
【0005】図10は、1画面分以上の、ハッチングを付
した円で示される画像の表示情報が書き込まれているフ
レームメモリと、1画面分の表示情報が読み出される表
示領域とのスクロール時の関係を示す概念図である。図
10(a) に示す表示領域を、図10(b) に示すフレームメモ
リ上の位置に移動することで、画面に表示されている画
像が相対的に左へスクロールする。
【0006】また、1画面分以上の容量のフレームメモ
リに書き込める範囲よりさらに広い範囲に連続する画像
をスクロール表示する場合について、図11に示す、フレ
ームメモリの描画領域(表示情報が実際に格納されてい
る領域)と1画面分の表示情報が読み出される表示領域
との関係を示す概念図を基に説明する。表示領域を図11
(a) に矢符で示す右方向に移動し、図11(b) に示すよう
に、表示領域の右端が、表示領域の移動方向にある描画
領域の右端に達する直前に、この表示領域から描画領域
の右端までの内容を、図11(c) に示すように描画領域の
左半部にコピーし、表示領域の移動方向である描画領域
の右半部に、スクロールによって続けて表示すべき新た
な画像の表示情報を書き込む。表示内容のコピーにより
図11(c)に示す位置に移動した表示領域が右方向に移動
することにより、描画領域の右半部に新たに書き込まれ
た画像が連続的にスクロール表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のグラ
フィックス制御装置は、前述のように、フレームメモリ
からの読み出しアドレスの初期値としてCPUによりレ
ジスタに設定された表示領域の代表点のアドレス、一般
的には表示領域の左上のアドレスに、表示情報の転送タ
イミングに同期して所定値を加算してフレームメモリか
らの読み出しアドレスを自動的に生成し、各ピクセルの
表示情報を表示装置に連続的に転送していく。しかし、
グラフィックス制御装置が1画面分の表示情報を転送し
終わらないうちに、即ち、更新するアドレスが垂直帰線
期間のアドレスに達しない前に、CPUがレジスタの初
期値を次の表示領域の読み出しアドレスの初期値に更新
してしまった場合、更新後の初期値に所定値を加算して
生成される読み出しアドレスから転送される表示情報が
次の画面の図形の表示情報となってしまい図形がずれて
表示される。従って、このようなことが起きないよう
に、CPUはグラフィックス制御装置の動作を周期的に
監視しながら、グラフィックス制御装置による表示情報
の転送動作が垂直帰線期間にあることを確認したうえで
レジスタに設定する読み出しアドレスの初期値を更新す
るといった処理をスクロールの間中、繰り返さなければ
ならないので、スクロール時のCPUの負荷が大きい。
【0008】また、従来のグラフィックス制御装置を用
いて1画面分以上の容量のフレームメモリの内容を書き
換えながら、フレームメモリの容量以上のさらに広範な
画像をスクロールで連続的に表示する場合、CPUは、
表示領域が描画領域の境界に達する直前、即ち、フレー
ムメモリから読み出すべき表示情報がなくなる直前に、
表示中の表示情報を他の領域にコピーして表示領域の移
動方向にある領域を次に表示する範囲の表示情報の書き
込み用に空け、表示領域の移動方向に次の範囲の表示情
報を書き込まなければならないので、CPUはグラフィ
ックス制御装置により移動される表示領域の位置を周期
的に監視しなければならず、スクロール時のCPUの負
荷が大きい。
【0009】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、1回のスクロール量,スクロ
ール回数等のスクロールに関連する値をCPUが1回設
定するだけで自動的にスクロールを設定回数だけ繰り返
す構成とすることにより、スクロール時のCPUの負荷
を軽減するグラフィックス制御装置の提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明のグラフィック
ス制御装置は、スクロール開始時の読み出し領域を特定
する読み出しアドレスを格納するアドレス格納手段と、
1回のスクロール量を格納するスクロール量格納手段
と、スクロール回数を格納するスクロール回数格納手段
と、スクロールの都度、アドレス格納手段に格納されて
いる読み出しアドレスをスクロール量格納手段が格納し
ているスクロール量に応じた値だけ更新する演算手段
と、アドレス格納手段に格納されている読み出しアドレ
スを基に、表示情報を読み出すべきフレームメモリのア
ドレスを生成するアドレス生成手段と、実行されたスク
ロールの回数をカウントするカウント手段とを備え、画
面の表示内容を、格納しているスクロール量に応じた量
ずつ自動的に上下、左右又は斜め方向にスクロールすべ
くなしたことを特徴とする。
【0011】第2乃至第4発明のグラフィックス制御装
置は、表示内容のスクロール元の所定位置からスクロー
ル先の所定位置相当の位置までのピクセル数、画面上の
位置をXY座標で表した場合の座標値、又はスクロール
元の読み出し領域の所定位置からスクロール先の読み出
し領域の所定位置相当の位置までのフレームメモリ上の
アドレス値を、第1発明におけるスクロール量として格
納することを特徴とする。
【0012】第5発明のグラフィックス制御装置は、第
1発明に加えて、ユーザが所望する所定回数のスクロー
ルが終了したときに、CPUに対して割込みを発生する
手段を備えたことを特徴とする。
【0013】第6発明のグラフィックス制御装置は、第
1発明に加えて、スクロール速度を決定する、表示情報
の読み出し領域の移動頻度を格納するスクロール頻度格
納手段を備えたことを特徴とする。
【0014】第7乃至第9発明のグラフィックス制御装
置は、複数のスクロール量格納手段及び/又は複数のス
クロール回数格納手段及び/又は複数のフクロール頻度
を備えたことを特徴とする。
【0015】第10発明のグラフィックス制御装置は、第
1発明に加えて、スクロール量格納手段及びスクロール
回数格納手段が格納しているスクロール量及びスクロー
ル回数でのスクロールによって、読み出し領域の読み出
しアドレスが、フレームメモリのメモリ空間にその全領
域が含まれる読み出し領域の読み出しアドレスの最大値
を超えるか又は最小値を下回るかを判定する手段と、読
み出し領域がフレームメモリのアドレス空間からはみ出
る場合に、スクロール量格納手段及びスクロール回数格
納手段に格納されているスクロール量及びスクロール回
数の誤りを外部に通知する手段とを備えたことを特徴と
する。
【0016】第11発明のグラフィックス制御装置は、第
1発明に加えて、スクロール途中の読み出し領域の読み
出しアドレスを基に、読み出し領域がその移動方向にあ
るフレームメモリのアドレス空間の境界に近づいたか否
かを判定する手段と、読み出し領域がその移動方向にあ
るフレームメモリのアドレス空間の境界に近づいた場合
に、CPUに、表示中の第1の表示内容に続けて表示す
べき第2の表示内容の表示情報をフレームメモリに書き
込ませる割込みを発生する手段とを備えたこを特徴とす
る。
【0017】第12及び第13発明のグラフィックス制御装
置は、第1発明に加えて、スクロール中にスクロールを
中断し、中断時までに終了したスクロール回数又はスク
ロールの積算量を示す情報を外部に出力する手段を備え
たことを特徴とする。
【0018】
【作用】第1発明のグラフィックス制御装置は、スクロ
ール量,スクロール回数等のスクロールに関する情報を
スクロール開始時に格納するだけで、スクロール開始時
の読み出し領域を特定する読み出しアドレスを、スクロ
ールの都度、スクロール量に応じた値だけ更新し、各回
のスクロールではアドレス格納手段に格納されている読
み出しアドレスを基に、表示情報を読み出すべきフレー
ムメモリのアドレスを生成して上下,左右又は斜め方向
へのスクロールを自動的に行う。従って、CPUはフレ
ームメモリからの表示情報の読み出しアドレスを周期的
に監視して次のスクロールにおける読み出し領域の読み
出しアドレスへの更新タイミングを図る必要がなく、負
荷が軽減される。
【0019】第2乃至第4発明のグラフィックス制御装
置は、表示内容のスクロール元の所定位置からスクロー
ル先の所定位置相当の位置までのピクセル数、表示内容
のスクロール元の所定位置からスクロール先の所定位置
相当の位置までの、画面上の位置をXY座標で表した場
合における座標値、又はスクロール元の読み出し領域の
所定位置からスクロール先の読み出し領域の所定位置相
当の位置までのアドレス値を、第1発明におけるスクロ
ール量として格納する。特に、XY座標値によるスクロ
ール量は、ユーザにとって直観的にスクロール量を把握
でき、ユーザインタフェースに優れる。
【0020】第5発明のグラフィックス制御装置は、ス
クロール中に所望の図形が表示されたときにスクロール
を中断し、ユーザインタフェースに優れる。
【0021】第6発明のグラフィックス制御装置は、読
み出し領域の移動頻度により決定される任意のスクロー
ル速度でスクロールし、多様なスクロールを可能にす
る。
【0022】第7乃至第9発明のグラフィックス制御装
置は、複数種のスクロール量及び/又はスクロール回数
及び/又はスクロール頻度による、より複雑なスクロー
ルを実現する。
【0023】第10発明のグラフィックス制御装置は、ス
クロールを開始する前に、スクロール量格納手段及びス
クロール回数格納手段に格納されているスクロール量及
びスクロール回数でのスクロール結果を予測して、スク
ロールにより読み出し領域ガフレームメモリのアドレス
空間をはみ出す場合は、これらの値の誤りを外部に通知
する。従って、ユーザはスクロールの開始前にスクロー
ル量及びスクロール回数の誤りを容易に知ることがで
き、ユーザインタフェースに優れる。
【0024】第11発明のグラフィックス制御装置は、フ
レームメモリにその表示情報が書き込まれている第1の
表示内容に続けて、フレームメモリにその表示情報が書
き込まれていない第2の表示内容をスクロールによって
連続的に表示する場合、スクロール途中の読み出し領域
の位置が、スクロールに伴う読み出し領域の移動方向の
フレームメモリの境界に近づいた所定位置に達した時点
で、割込み等によって、連続して表示すべき第2の表示
内容の表示情報をCPUに書き込ませる。従って、CP
Uは読み出し領域の位置を定期的に監視する必要がなく
なり、負荷が軽減される。
【0025】第12及び第13発明のグラフィックス制御装
置は、スクロール中にスクロールを中断し、中断時まで
に終了したスクロール回数又はスクロールの積算量を示
す情報を外部に出力する。従って、例えば、スクロール
動作を制御するソフトウェアの開発環境等で、中断時ま
でのスクロール量及びスクロール回数が容易に把握でき
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図に基づい
て説明する。 〔実施例1〕図1は本発明のグラフィックス制御装置が
組み込まれたグラフィックスコンピュータの一実施例の
構成を示すブロック図である。CPU1はフレームメモ
リ2に図形を描画し、グラフィックス制御装置3にスク
ロール量,スクロール回数等のスクロールに関する情報
をスクロールに先立って1回設定し、スクロール動作の
制御をグラフィックス制御装置3に渡す。グラフィック
ス制御装置3は、CPU1によって設定された値を基に
スクロールを実行する。グラフィックス制御装置3は、
フレームメモリ2に書き込まれている表示情報をパラレ
ル−シリアル変換器5へ出力し、パラレル−シリアル変
換器5はこのパラレルな表示情報をシリアルなビデオ信
号に変換してCRT4に転送する。
【0027】グラフィックス制御装置3の構成を以下に
説明する。グラフィックス制御装置3はレジスタ31とし
て、表示情報の読み出し領域である表示領域のスクロー
ル開始初期のアドレス、一般的にはCRT4の表示領域
の左上のピクセルの表示情報が格納されているアドレ
ス、即ち、表示領域の左上のアドレスを格納する表示ア
ドレスレジスタBS3101、ピクセル数,XY座標値,ア
ドレス値等によるスクロール量を格納するスクロール量
設定レジスタDB3102、例えばダウンカウンタからな
り、スクロールの都度、カウント値が1ずつ減じられ、
実行されたスクロール回数をダウンカウントするスクロ
ール回数設定レジスタCR3103、スクロール速度を決定
する表示領域の移動頻度を格納するスクロール頻度設定
レジスタFR3104、例えば0以外の値が設定されるた場
合にグラフィックス制御装置3によるスクロールを開始
させ、スクロール終了時に自動的に0に初期化されるス
クロール開始レジスタSS3105、例えば0以外の値が設
定された場合、スクロールが正常に終了した時点でCP
U1に対する割込みを発生し、スクロールの終了をCP
U1に通知するスクロール終了通知レジスタEN3106を
備える。また、この他に、図示は省略するが、CRT4
の1スキャンラインあたりのピクセル数を指定する画面
幅指定レジスタWR、1ピクセルあたりの表示情報のビ
ット数を指定するピクセルサイズ指定レジスタPRも備
える。
【0028】スクロール量設定レジスタDB3102、スク
ロール回数設定レジスタCR3103、及びスクロール頻度
設定レジスタFR3104はn組設けられており、n種類の
値をそれぞれ設定することにより、スクロール量,スク
ロール回数,スクロール速度等がそれぞれ異なるn種類
の複雑なスクロールを行うことができる。なお、表示ア
ドレスレジスタBS3101には、各ピクセルの表示情報に
充てられるビット数によって、1ピクセルが8ビットで
あれば、1バイト毎に付されるアドレスそのものが、1
ピクセルが4ビットであれば、8ビットのうちの上位の
4ビットであるか下位の4ビットであるかを示す1ビッ
トの拡張ビットを持たせたアドレスデータが、また1ピ
クセルが2ビットであれば、同様に8ビットのうちの何
組目の2ビットであるかを示す2ビットの拡張ビットを
持たせたアドレスデータが、また1ピクセルが1ビット
であれば、同様に8ビットのうちの何ビット目であるか
を示す3ビットの拡張ビットを持たせたアドレスデータ
が格納される。
【0029】アドレス生成部32は、表示アドレスレジス
タBS3101に格納されているアドレスデータを読み出
し、CRT4に転送すべき表示情報のフレームメモリ2
からの読み出しアドレスを生成する。同期信号生成部33
は、スクロール開始レジスタSS3105への0以外の値の
設定、スクロール頻度設定レジスタFR3104に設定され
たスクロール頻度等に応じて、フレームメモリ2からパ
ラレル−シリアル変換器5への表示情報の転送、パラレ
ル−シリアル変換器5からCRT4へのビデオ信号の転
送等の同期信号を生成し、各部に供給する。演算部34
は、スクロールの都度、スクロール量設定レジスタDB
3102に設定されたスクロール量に応じた値を表示アドレ
スレジスタBS3101の値に加算して表示アドレスレジス
タBS3101のアドレスデータを更新する。割込み生成部
35は、スクロール回数設定レジスタCR3103に設定され
た回数のスクロールが正常に終了したとき等にCPU1
に対して割込みを発生する。制御部36は以上の各部の動
作を制御する。
【0030】図2はCRT4の画面上の各ピクセルと各
ピクセルの表示情報のフレームメモリ2内での記憶位置
との対応を示す模式図である。各ピクセルの表示情報は
白黒、カラー、濃淡等に応じた数の、またカラーであれ
ば色数に応じた数のビットで構成される。各ピクセルの
表示情報はCRT4の左上から左下に向けて、フレーム
メモリ2の下位から上位の、CRT上の各ピクセルの位
置に対応するアドレスに格納される。
【0031】以上のような構成の本発明のグラフィック
ス制御装置のスクロール手順の概略を図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。CPU1により設定されたス
クロール開始時における読み出しアドレスの初期値・ス
クロール量・スクロール回数・スクロール頻度を、表示
アドレスレジスタBS3101、スクロール量設定レジスタ
DB3103、スクロール回数設定レジスタCR3104、スク
ロール頻度設定レジスタFR3105にそれぞれ格納する
(S1)。CPU1により設定された0以外の値をスク
ロール開始レジスタSS3105に格納してスクロールを開
始する(S2)。スクロールの開始とともに、スクロー
ル回数設定レジスタCR3103の値を1だけ減ずる(S
3)。アドレス生成部32は表示アドレスレジスタBS31
01の値に所定値を加算しながら更新し、フレームメモリ
2からの表示情報の読み出しアドレスを生成する(S
4)。
【0032】アドレス生成部32により生成されたフレー
ムメモリ2の読み出しアドレスから表示情報を読み出
し、パラレル−シリアル変換器5を介してCRT4に表
示情報を転送する(S5)。1画面の表示が終了する
と、スクロール回数設定レジスタCR3103のカウント値
が0以下、即ち、設定された回数のスクロールが終了し
たか否かを判定する(S6)。終了していない場合は、
演算部34が表示アドレスレジスタBS3101の値をスクロ
ール量に応じた値だけ更新し(S7)、次の画面の読み
出しアドレスの初期値が表示アドレスレジスタBS3101
に格納される。このように読み出しアドレスの初期値を
更新しながらステップS3〜S7を繰り返し、表示内容
をスクロールする。設定された回数のスクロールが終了
すると、第2〜第nのスクロール量設定レジスタDB31
02、スクロール回数設定レジスタCR3103、スクロール
頻度設定レジスタFR3104に値が設定されているか否
か、即ち、他の設定値でのスクロールを行うか否かを判
定する(S8)。スクロールが終了でない場合はステッ
プS1に戻り、第2〜第nのレジスタの設定値でステッ
プS1〜S7を繰り返す。1種類又は複数種のスクロー
ルが正常終了すると、CPU1に対した割込みを発生
し、スクロールの正常終了を通知する(S9)。
【0033】次に、本実施例のグラフィックス制御装置
のスクロール動作について具体的に説明する。図4は本
発明のグラフィックス制御装置のスクロール動作におい
て、1画面分の表示情報が読み出される表示領域と、フ
レームメモリ2の、表示情報が実際に格納されている描
画領域の表示情報により描画される図形との関係を示す
概念図である。なお、説明の簡単のため、各レジスタの
名称は記号で略記する。本実施例では1ピクセルの表示
情報に1バイトが充てられ、スクロール量を、図形のス
クロール元の所定位置から、スクロール先の所定位置相
当の位置までのピクセル数で設定するものとする。ま
た、スクロール頻度は1表示周期の単位で指定するもの
とする。なお、CRT4の1スキャンラインのピクセル
数をx1、即ちWR=x1、また1ピクセルあたりのビ
ット数を8ビット、即ちPR=8とする。
【0034】(1) 図4(a) の状態で、 DB1=1,DB2〜DBn=0 CR1=10,CR2〜CRn=0 FR1=1,FR2〜FRn=0 が設定され、SSに0以外の値を設定されるとスクロー
ルが開始する。1表示周期あたり1ピクセルずつ表示領
域を右に移動し、図形を1ピクセルずつ左にスクロール
する。最後に図形を10ピクセル左にスクロールした状態
でスクロールを終了する(図4(b) )。
【0035】(2) 図4(a) の状態で、DB1=−1が設
定され、その他のレジスタが(1) と同じ値に設定された
場合、図形を10ピクセル右にスクロールした状態でスク
ロールを終了する(図4(c) )。 (3) 図4(a) の状態で、DB1=x1が設定され、その
他のレジスタが(1) と同じ値に設定された場合、図形を
10ピクセル上にスクロールした状態でスクロールを終了
する(図4(d) )。 (4) 図4(a) の状態で、DB1=−x1が設定され、そ
の他のレジスタが(1) と同じ値に設定されてスクロール
を開始した場合、図形を10ピクセル下にスクロールした
状態でスクロールを終了する(図4(e) )。
【0036】(5) 図4(a) の状態で、レジスタが(1) と
同じ値に設定されてスクロールを開始した後、スクロー
ル終了前にSSに0が設定されるとスクロールを中断す
る。中断した時点のCR1の値が5の場合、図形は元の
位置から5ピクセル左にスクロールした状態でスクロー
ルが中断されている(図4(f) )。中断時のCR1の値
は所定の手続きで読み出すことができ、例えば、スクロ
ール動作を制御するソフトウェアは、スクロール中断時
のスクロール回数を容易に知ることができる。
【0037】(6) 図4(a) の状態で、FR1=5が設定
され、その他のレジスタが(1) と同じ値に設定された場
合、表示領域を5表示周期毎に1ピクセルずつ右に移動
し、図形を左にスクロールする。最後に図形を10ピクセ
ル左にスクロールした状態でスクロールを終了するが
(図4(b) )、スクロールのスピードは上述の(1) の場
合の1/5である。 (7) 図4(a) の状態で、 DB1=1,DB2=−x1,DB3〜DBn=0 CR1=1,CR2=20,CR3〜CRn=0 FR1=1,FR2=5,FR3〜FRn=0 が設定された場合、表示領域を、1表示周期毎に1ピク
セルずつ、合計10ピクセル右に移動した後、5表示周期
毎に1ピクセルずつ合計20ピクセル上に移動してスクロ
ールを終了する。即ち、図形を10ピクセル左にスクロー
ルした後(図4(b) )、20ピクセル下に、初回のスクロ
ールの1/5のスピードでスクロールする(図4(g)
)。
【0038】(8) 図4(a) の状態で、 DB1=(x1−1),DB2〜DBn=0 CR1=10,CR2〜CRn=0 FR1=1,FR2〜FRn=0 が設定された場合、表示領域を、1表示周期毎に左に1
ピクセル、下に1ピクセルずつ移動するので、図形は1
表示周期毎に右に1ピクセル、上に1ピクセルずつスク
ロールし、図形を右に10ピクセル、上に10ピクセル移動
した状態でスクロールを終了する(図4(h) )。
【0039】〔実施例2〕図5は本発明のグラフィック
ス制御装置が組み込まれたグラフィックスコンピュータ
の他の実施例の構成を示すブロック図である。なお、図
1の実施例と同一、又は相当部分には同一符号を付して
その説明を省略する。本実施例では、スクロール量がピ
クセル数又はアドレスで設定されるスクロール量設定レ
ジスタDB3102の替わりに、スクロール量をCRT4の
画面上をXY座標で表した場合のXY座標の値で設定す
るものであって、X軸方向のスクロール量を格納するX
方向スクロール量設定レジスタXR3107と、Y軸方向の
スクロール量を格納するY方向スクロール量設定レジス
タYR3108とがn組設けられ、さらに、X軸方向のスク
ロールの積算量を示す情報を格納するX方向スクロール
積算量レジスタXS3112と、Y軸方向のスクロールの積
算量を示す情報を格納するY方向スクロール積算量レジ
スタYS3113とが設けられている。なお、本実施例では
スクロール頻度設定レジスタFRを設けず、スクロール
の頻度は1表示周期に1回の固定値として説明するが、
実施例1と同様に1個又はn個のスクロール頻度設定レ
ジスタFRを設け、任意のスクロール頻度、又は複数種
のスクロール頻度を設定する構成としてもよい。また、
本実施例では簡単のためスクロール終了通知レジスタE
Nを図示省略した。
【0040】次に、本実施例のグラフィックス制御装置
のスクロール動作について説明する。(1) 図4(a) の状
態で、 XR1=−1、XR2〜XRn=0 YR1〜YRn=0 CR1=10、CR2〜CRn=0 が設定され、SSに0以外の値が設定されるとスクロー
ルを開始する。1表示周期あたり1ピクセルずつ表示領
域を右に移動し、図形を1ピクセルずつ左に(=X軸の
マイナス方向に1ピクセルずつ)スクロールする。最後
に図形をX軸のマイナス方向に10ピクセルスクロールし
た状態でスクロールが終了する(図4(b) )。
【0041】(2) 図4(a) の状態で、XR1=1が設定
され、その他のレジスタが(1) と同じ値に設定された場
合、図形を10ピクセル右(=X軸のプラス方向)にスク
ロールした状態でスクロールを終了する(図4(c) )。 (3) 図4(a) の状態で、XR1=0、YR1=1が設定
され、その他のレジスタが(1) と同じ値に設定された場
合、図形を10ピクセル上(=Y軸のプラス方向)にスク
ロールした状態でスクロールを終了する(図4(d) )。 (4) 図4(a) の状態で、XR1=0、YR1=−1が設
定され、その他のレジスタが(1) と同じ値に設定されて
スクロールを開始した場合、図形を10ピクセル下(=Y
軸のマイナス方向)にスクロールした状態でスクロール
を終了する(図4(e) )。
【0042】(5) 図4(a) の状態で、CR1=10が設定
され、その他のレジスタが(1) と同じ値に設定されてス
クロールを開始した後、スクロール終了前にSSに0が
設定されるとスクロールを中断する。中断した時点でX
S=−1、YS=0の場合、図形は元の位置からX方向
に−5スクロールした状態でスクロールが中断されてい
る(図4(f) )。
【0043】(6) 図4(a) の状態で、 XR1=−1、XR2〜XRn=0 YR1=0、YR2=−1、YR3〜YRn=0 CR1=10、CR2=20、CR3〜CRn=0 が設定された場合、表示領域を1表示周期毎に1ピクセ
ルずつ合計10ピクセル右(X軸のプラス方向)に移動し
た後、1表示周期毎に1ピクセルずつ合計20ピクセル上
(Y軸のプラス方向)に移動する。即ち、図形を1表示
周期毎に1ピクセルずつ合計10ピクセル左(X軸のマイ
ナス方向)にスクロールした後、1ピクセルずつ下(Y
軸のマイナス方向)にスクロールした状態でスクロール
を終了する(図4(g) )。
【0044】(7) 図4(a) の状態で、 XR1=1、XR2〜XRn=0 YR1=1、YR2〜YRn=0 CR1=10、CR2〜CRn=0 が設定された場合、図形を1表示周期毎にX軸のプラス
方向に1ピクセルずつ、Y軸のプラス方向に1ピクセル
ずつスクロールし、最終的にはX軸のプラス方向に10ピ
クセル、Y軸のプラス方向に10ピクセルスクロールした
状態でスクロールを終了する(図4(h) )。
【0045】以上のように、スクロール量をXY座標で
設定するので、例えばスクロール動作を制御するソフト
ウェアの開発環境でスクロール量を直観的に設定できる
ユーザインタフェースを提供する。
【0046】〔実施例3〕図6は本発明のグラフィック
ス制御装置が組み込まれたグラフィックスコンピュータ
の他の実施例の構成を示すブロック図である。なお、図
1の実施例と同一、又は相当部分には同一符号を付して
その説明を省略する。本実施例では、実施例1のレジス
タ群に加えて、表示アドレスレジスタBS3101に設定さ
れるアドレスの上限値、即ち、1画面分の表示情報の全
部を読み出し得る表示領域の表示アドレスの上限値を格
納する上限レジスタMAX3109と、表示アドレスレジス
タBS3101に設定されるアドレスの下限値、即ち、1画
面分の表示情報の全部を読み出し得る表示領域の表示ア
ドレスの下限値を格納する下限レジスタMIN3110と、
スクロールのモード値を格納するモードレジスタMOD
E3111が設けられている。
【0047】モードレジスタMODE3111に0が設定さ
れた場合は上限レジスタMAX3109、下限レジスタMI
N3110に設定された値は意味を持たない。モードレジス
タMODE3111に1が設定された場合は設定されたスク
ロール量及びスクロール回数でのスクロールの結果とし
て表示アドレスレジスタBS3101の値が上限レジスタM
AX3109の設定値以上になるとき、又は下限レジスタM
IN3110の設定値以下になるときにスクロール開始の時
点でCPU1に割込みを発生して設定の誤りを通知する
(事前通知モード)。モードレジスタMODE3111に2
が設定された場合は設定されたスクロール量及びスクロ
ール回数でのスクロールの途中で表示アドレスレジスタ
BS3101の値が上限レジスタMAX3109の設定値以上に
なるとき、又は下限レジスタMIN3110の設定値以下に
なるときにCPU1に割込みを発生して次の範囲の図形
の表示データの書き込みを通知する(動作時通知モー
ド))。
【0048】なお、本実施例ではスクロール頻度設定レ
ジスタFRを設けず、スクロールの頻度は1表示周期に
1回の固定値として説明するが、実施例1のように1個
又はn個のスクロール頻度設定レジスタFRを設け、任
意のスクロール頻度、又は複数種のスクロール頻度を設
定する構成としてもよい。また、本実施例では簡単のた
めスクロール終了通知レジスタENを図示省略した。さ
らに、実施例1と同様、スクロール量設定レジスタDB
3102、スクロール回数設定レジスタCR3103を複数組設
けてもよい。
【0049】次に、各モードの動作について説明する。 (1) 事前通知モード 図7はMODE=1が設定された事前通知モードでのス
クロール時のフレームメモリと1画面分の表示領域との
関係を示す概念図である。本実施例では表示領域のサイ
ズを横x0ピクセル×縦y0ピクセル、またフレームメ
モリのサイズを横x1ピクセル×縦y1ピクセルとし、
フレームメモリのアドレス範囲をA0〜A1(A1を含
まない:A1=A0+x1×y1)とする。この場合、
表示領域を特定する代表アドレスがCRT1の表示領域
の左上のピクセルの表示情報が格納されているアドレ
ス、即ち左上のアドレスであるとすると、MIN=A0
(図7(b) )、MAX=A1−(y0×x1)+(x1
−x0)(図7(c) )が設定される。
【0050】図7(a) の状態で、DB=x1、CR=y
1が設定された場合、スクロールの結果、表示領域は図
7(d) の位置に移動する。この位置でのBSの値はMA
Xの設定値以上になるので、スクロールを開始せずにC
PU1に対して割込みを発生し、設定の誤りをCPU1
に通知する。このようにしてスクロールの開始前に設定
値の誤りを通知する機能は、例えばグラフィックス制御
装置にスクロール動作を行わせるソフトウェアの開発環
境でより良いユーザインタフェースを提供できる。
【0051】(2) 実行時通知モード 図8はMODE=2が設定された実行時通知モードでの
スクロール時及びフレームメモリの表示情報の書き換え
時におけるフレームメモリと1画面分の表示領域との関
係を示す概念図である。このモードは、スクロールによ
り、フレームメモリ2に現在その表示情報が書き込まれ
ている第1の画像に連続して第2の画像を表示する場合
に利用される。図8(a) の状態で、 DB=x1 CR=y1 MAX=〔図8(a) の破線で示す位置の表示領域の左上
のアドレス〕 なお、この破線で示す位置は、スクロールによって表示
領域がフレームメモリの境界に近づき、以後のスクロー
ルに不要となった領域が第2の画像の表示内容を書き込
むのに充分な広さに達しており、しかも、後述する、C
PU1による第1の画像の表示内容の他の領域へのコピ
ー,表示アドレスの更新等に要する時間内のスクロール
量を充分に残した位置に設定する。
【0052】以上のような値が設定され、スクロールを
開始した場合、スクロールの途中で表示領域が図8(a)
の破線で示す位置に達したとき、即ち、スクロールの都
度、スクロール量設定レジスタDB3102に設定されたス
クロール量に応じたアドレスずつ演算部34が更新する表
示アドレスレジスタBS3101の値と、上限レジスタMA
X3109に設定された値とを演算部34が比較した結果、表
示アドレスレジスタBS3101の値が上限レジスタMAX
3109の値よりも大きくなった、あるいは一致したとき、
割込み生成部35がCPU1に対して割込みを発生する。
CPU1はこの割込み発生に同期して、表示中の表示領
域を含む、図8(b) に斜線で示す領域(スクロールに伴
う表示領域の移動方向にあるフレームメモリ2の下半
部)の内容を、これからのスクロールによって表示され
ることのない領域にコピーし(図8(c) )、表示アドレ
スレジスタBS3101の値を、内容がコピーされた新しい
領域のアドレスに書き換え、他のレジスタに自動スクロ
ールの設定を再度行うと、グラフィックス制御装置3が
スクロールを再開する。その後、CPU1は表示中の図
形に連続している図形の表示情報を、図8(c) の白地部
分に書き込む。これによって、自動スクロールで、フレ
ームメモリ2の容量以上の範囲の図形が表示されてい
く。
【0053】このとき、一連のスクロールで、スクロー
ル中の第1の画像から第1の画像には連続していない別
個の第2の画像の表示に切り替える場合は、前述のよう
に、表示中の表示領域を含む領域の内容をフレームメモ
リ2の上半部にコピーせず、以後のスクロールに不要な
表示情報が書き込まれているフレームメモリ2の上半部
に、次に表示すべき第2の画像の表示情報を書き込む
(図8(d) )。この場合、MAXには表示領域がフレー
ムメモリ2の下端の境界まで達した場合のアドレスを設
定しておき、表示領域がフレームメモリ2に達した時
点、即ち、表示アドレスレジスタBS3101の値と、上限
レジスタMAX3109に設定された値とを比較した結果、
表示アドレスレジスタBS3101の値が上限レジスタMA
X3109の値よりも大きくなった、あるいは一致したとき
に表示アドレスレジスタBS3101の値をフレームメモリ
2の上半部に書き込んだ第2の画像でのスクロール開始
アドレスに書き換える。
【0054】なお、上述の実施例1〜3では、スクロー
ル量をピクセル数又はXY座標で設定する場合について
説明したが、スクロール量をフレームメモリ2のアドレ
スに対応するアドレスデータで設定してもよい。その場
合、1ピクセルに充てられているビット数に応じて、例
えば、1ピクセルが8ビットであれば、1バイト毎に付
されるアドレスそのもので、1ピクセルが4ビットであ
れば、1バイト毎に付されるアドレスに、8ビットのう
ちの上位の4ビットであるか下位の4ビットであるかを
示す1ビットの拡張ビットを持たせたアドレスデータ
で、また1ピクセルが2ビットであれば、8ビットのう
ちの何組目の2ビットであるかを示す2ビットの拡張ビ
ットを持たせたアドレスデータで、また1ピクセルが1
ビットであれば、8ビットのうちの何ビット目であるか
を示す3ビットの拡張ビットを持たせたアドレスデータ
でスクロール量が設定できる。
【0055】
【発明の効果】第1発明のグラフィックス制御装置は、
スクロール量,スクロール回数等のスクロールに関する
情報をスクロール開始時に格納するだけで、スクロール
開始時の読み出し領域を特定する読み出しアドレスを、
スクロールの都度、スクロール量に応じた値だけ更新
し、各回のスクロールではアドレス格納手段に格納され
ている読み出しアドレスを基に、表示情報を読み出すべ
きフレームメモリのアドレスを生成して上下,左右又は
斜め方向へのスクロールを自動的に行うので、CPUは
グラフィックス制御装置のフレームメモリからの読み出
し状態を周期的に監視して次のスクロールにおける読み
出し領域の読み出しアドレスへの更新タイミングを図る
必要がなく、負荷が軽減されるという優れた効果を奏す
る。
【0056】第2乃至第4発明のグラフィックス制御装
置は、表示内容のスクロール元の所定位置からスクロー
ル先の所定位置相当の位置までのピクセル数、表示内容
のスクロール元の所定位置からスクロール先の所定位置
相当の位置までの、画面上の位置をXY座標で表した場
合における座標値、又はスクロール元の読み出し領域の
所定位置からスクロール先の読み出し領域の所定位置相
当の位置までのアドレス値を、第1発明におけるスクロ
ール量として格納し、特に、XY座標値によるスクロー
ル量は、ユーザにとって直観的にスクロール量を把握で
き、優れたユーザインタフェースを提供するという優れ
た効果を奏する。
【0057】第5発明のグラフィックス制御装置は、ス
クロール中に所望の図形が表示されたときにスクロール
を中断でき、優れたユーザインタフェースを提供すると
いう優れた効果を奏する。
【0058】第6発明のグラフィックス制御装置は、読
み出し領域の移動頻度により決定される任意のスクロー
ル速度でスクロールし、多様なスクロールを可能にする
という優れた効果を奏する。
【0059】第7乃至第9発明のグラフィックス制御装
置は、複数種のスクロール量及び/又はスクロール回数
及び/又はスクロール頻度による、より複雑なスクロー
ルを実現するという優れた効果を奏する。
【0060】第10発明のグラフィックス制御装置は、ス
クロールを開始する前に、スクロール量格納手段及びス
クロール回数格納手段に格納されているスクロール量及
びスクロール回数でのスクロール結果を予測して、スク
ロールにより読み出し領域ガフレームメモリのアドレス
空間をはみ出す場合は、これらの値の誤りを外部に通知
するので、ユーザはスクロールの開始前にスクロール量
及びスクロール回数の誤りを容易に知ることができ、優
れたユーザインタフェースを提供するという優れた効果
を奏する。
【0061】第11発明のグラフィックス制御装置は、フ
レームメモリにその表示情報が書き込まれている第1の
表示内容に続けて、フレームメモリにその表示情報が書
き込まれていない第2の表示内容をスクロールによって
連続的に表示する場合、スクロール途中の読み出し領域
の位置が、スクロールに伴う読み出し領域の移動方向の
フレームメモリの境界に近づいた所定位置に達した、又
は超えた時点で割込みを発生し、これを同期として連続
して表示すべき第2の表示内容の表示情報をCPUに書
き込ませるので、CPUは読み出し領域の位置を定期的
に監視する必要がなくなり、負荷が軽減されるという優
れた効果を奏する。
【0062】第12及び第13発明のグラフィックス制御装
置は、スクロール中にスクロールを中断し、中断時まで
に終了したスクロール回数又はスクロールの積算量を示
す情報を外部に出力するので、例えば、スクロール動作
を制御するソフトウェアの開発環境等で、中断時までの
スクロール量及びスクロール回数が容易に把握できるの
で、開発者は所要量の自動スクロールをグラフィックス
制御装置に行わせるのに最適なスクロール量及びスクロ
ール回数を容易に設定でき、優れたユーザインタフェー
スを提供するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグラフィックス制御装置が組み込ま
れたグラフィックスコンピュータの第1の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】 ディスプレイ上の各ピクセルとフレームメモ
リにおける各ピクセルの表示情報の記憶位置との対応を
示す概念図である。
【図3】 本発明のグラフィックス制御装置のスクロー
ル手順の概略を示すフローチャートである。
【図4】 スクロール時におけるフレームメモリの描画
領域の表示情報により描画されるべき図形と1画面分の
表示領域との関係を示す概念図である。
【図5】 本発明のグラフィックス制御装置が組み込ま
れたグラフィックスコンピュータの第2の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図6】 本発明のグラフィックス制御装置が組み込ま
れたグラフィックスコンピュータの第3の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図7】 第3の実施例のグラフィックス制御装置によ
る事前通知モードでのスクロール時のフレームメモリと
1画面分の表示領域との関係を示す概念図である。
【図8】 第3の実施例のグラフィックス制御装置によ
る実行時通知モードでのスクロール時及びフレームメモ
リの表示情報の書き換え時におけるフレームメモリと1
画面分の表示領域との関係を示す概念図である。
【図9】 フレームメモリからの表示情報の転送順序を
示す概念図である。
【図10】 スクロール時におけるフレームメモリ内の
表示情報により描画されるべき図形と1画面分の表示領
域との関係を示す概念図である。
【図11】 スクロール時及びフレームメモリの表示情
報の書き換え時における表示領域とフレームメモリとの
関係を示す概念図である。
【符号の説明】
2 フレームメモリ、3 グラフィックス制御装置、4
CRT、31 レジスタ、32 アドレス生成部、33 同
期信号生成部、34 演算部、35 割込み生成部、36 制
御部、3101 表示アドレスレジスタBS、3102 スクロ
ール量設定レジスタDB、3103 スクロール回数設定レ
ジスタCR、3104 スクロール頻度設定レジスタFR、
3105 スクロール開始レジスタSS、3106 スクロール
終了通知レジスタEN、3107 X方向スクロール量設定
レジスタXR、3108 Y方向スクロール量設定レジスタ
YR、3109 上限レジスタMAX、3110 下限レジスタ
MIN、3111 モードレジスタMODE、3112 X方向
スクロール積算量レジスタXS、3113 Y方向スクロー
ル積算量レジスタYS。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧田 浩樹 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社システムエル・エス・アイ開発研 究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画面分より広い範囲の表示情報がCP
    Uによって書き込まれるフレームメモリから読み出す1
    画面分の表示情報の読み出し領域を順次移動し、各読み
    出し領域の表示情報を表示装置へ転送することによって
    画面の表示内容を順次スクロールさせるグラフィックス
    制御装置において、スクロール開始時の前記読み出し領
    域を特定する読み出しアドレスを格納するアドレス格納
    手段と、1回のスクロール量を格納するスクロール量格
    納手段と、スクロール回数を格納するスクロール回数格
    納手段と、スクロールの都度、前記アドレス格納手段に
    格納されている読み出しアドレスを前記スクロール量に
    応じた値だけ更新する演算手段と、前記アドレス格納手
    段に格納されている読み出しアドレスを基に、表示情報
    を読み出すべきフレームメモリのアドレスを生成するア
    ドレス生成手段と、実行されたスクロール回数をカウン
    トするカウント手段とを備え、画面の表示内容を前記ス
    クロール量に応じた量ずつ上下、左右又は斜め方向にス
    クロールすべくなしてあることを特徴とするグラフィッ
    クス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スクロール量が、表示内容のスクロ
    ール元の所定位置からスクロール先の所定位置相当の位
    置までのピクセル数である請求項1記載のグラフィック
    ス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スクロール量が、表示内容のスクロ
    ール元の所定位置からスクロール先の所定位置相当の位
    置までの、画面上の位置をXY座標で表した場合におけ
    る座標値である請求項1記載のグラフィックス制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スクロール量が、スクロール元の読
    み出し領域の所定位置からスクロール先の読み出し領域
    の所定位置相当の位置までのアドレス値である請求項1
    記載のグラフィックス制御装置。
  5. 【請求項5】 所定回数のスクロールが終了したとき
    に、CPUに対して割込みを発生する手段を備えた請求
    項1乃至4のいずれかに記載のグラフィックス制御装
    置。
  6. 【請求項6】 スクロール速度を決定すべき、表示情報
    の読み出し領域の移動頻度を格納するスクロール頻度格
    納手段を備えた請求項1乃至5のいずれかに記載のグラ
    フィックス制御装置。
  7. 【請求項7】 複数のスクロール量格納手段を備えた請
    求項1乃至6のいずれかに記載のグラフィックス制御装
    置。
  8. 【請求項8】 複数のスクロール回数格納手段を備えた
    請求項1乃至7のいずれかに記載のグラフィックス制御
    装置。
  9. 【請求項9】 複数のスクロール頻度格納手段を備えた
    請求項7又は8記載のグラフィックス制御装置。
  10. 【請求項10】 フレームメモリのメモリ空間にその全
    領域が含まれる読み出し領域の読み出しアドレスの最大
    値及び最小値をそれぞれ格納する手段と、スクロール開
    始前に、格納しているスクロール量及びスクロール回数
    でのスクロールによって前記読み出しアドレスが前記最
    大値を超えるか否か、又は前記最小値を下回るか否かを
    判定する手段と、前記読み出しアドレスが前記最大値を
    超える場合、又は前記最小値を下回る場合に、スクロー
    ル量格納手段及びスクロール回数格納手段に格納されて
    いるスクロール量及びスクロール回数の誤りを外部に通
    知する手段とを備えた請求項1記載のグラフィックス制
    御装置。
  11. 【請求項11】 フレームメモリにその表示情報が書き
    込まれている第1の表示内容に続けて、フレームメモリ
    にその表示情報が書き込まれていない第2の表示内容を
    スクロールによって連続的に表示する場合、第1の表示
    内容の表示情報が書き込まれているフレームメモリの領
    域内の所定位置にある読み出し領域の読み出しアドレス
    を格納する手段と、前記アドレス格納手段に格納されて
    いる読み出しアドレスを前記所定位置の読み出し領域の
    読み出しアドレスと比較する手段と、該手段による比較
    の条件を指定する手段と、比較の結果が条件を満足する
    かを判定する手段と、判定の結果が比較条件を満足した
    場合に、CPUに第2の表示内容の表示情報をフレーム
    メモリへ書き込ませる割込みを発生する手段とを備えた
    請求項1記載のグラフィックス制御装置。
  12. 【請求項12】 スクロールを中断する手段と、スクロ
    ール中断時までに終了したスクロール回数を示す情報を
    外部に出力する手段とを備えた請求項1記載のグラフィ
    ックス制御装置。
  13. 【請求項13】 スクロールを中断する手段と、スクロ
    ール中断時までに終了したスクロールの積算量を示す情
    報を外部に出力する手段とを備えた請求項1記載のグラ
    フィックス制御装置。
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