JPH0830631B2 - 冷温切換型吸収冷凍機 - Google Patents

冷温切換型吸収冷凍機

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JPH0830631B2
JPH0830631B2 JP22691287A JP22691287A JPH0830631B2 JP H0830631 B2 JPH0830631 B2 JP H0830631B2 JP 22691287 A JP22691287 A JP 22691287A JP 22691287 A JP22691287 A JP 22691287A JP H0830631 B2 JPH0830631 B2 JP H0830631B2
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absorption
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貴雄 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、温排水などの熱源流体よりも高温の被加熱
流体と、冷却水などの冷却流体よりも低温の被冷却流体
とを同一の機器で生成することの可能な冷温切換型吸収
冷凍機に関する。
(ロ)従来の技術 上記型式の冷温切換型吸収冷凍機の従来の技術とし
て、発生器と吸収器とを接続する溶液経路中にポンプと
弁付きのバイパスを並列に挿入すると共に凝縮器と蒸発
器とを接続する冷媒経路中にポンプと弁付きのバイパス
を並列に挿入し、ポンプ回路とバイパス回路を選択切換
えて発生器・凝縮器群と吸収器・蒸発器群との圧力の高
低を切換えるようにしたもの(例えば、特公昭58-25947
号公報)がある。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記した従来のものにおいては、弁付きのバイパス回
路を用いているために配管が複雑となる上に、閉止した
弁や停止させたポンプおよびこれらの吸収液回路に残留
する吸収液の晶析による流路の閉塞を生じやすく、冷温
運転のスムーズな切換えに支障を来たしやすい問題点が
ある。また、温排水などの温度レベルは廃熱源の種類に
よって異なり、それに伴なって発生器・凝縮器群と吸収
器・蒸発器群との圧力差も異なるため、従来のものにお
いては、廃熱源の種類に応じて適切な吐出圧を有するポ
ンプの選定や交換などを必要とする問題点もある。
本発明は、これらの問題点に鑑み、熱源の種類に応じ
たポンプの選定や冷温運転の切換え毎の吸収液経路の切
換えを不要とし、簡便に冷温運転の切換えをなし得る吸
収冷凍機の提供を目的としたものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決する手段として、前述
の型式の冷温切換型吸収冷凍機において、希吸収液経
路、濃吸収液経路、凝縮器から蒸発器へ至る冷媒液経路
にそれぞれ吐出可変ポンプを配備し、これらポンプの吐
出圧の高低を切換えると共に発生器・凝縮器群と蒸発器
・吸収器群の熱交換器に流す熱源水などの外部流体の温
度レベルを変えてこれらの間の圧力の高低を切換える構
成としたことに特徴を有するものである。
(ホ)作用 本発明の冷温切換型吸収冷凍機においては、蒸発器・
吸収器内の飽和蒸気圧を発生器・凝縮器内のそれよりも
低くすると共に、希吸収液用のポンプの吐出圧を高く
し、濃吸収液用のポンプおよび冷媒液用のポンプの吐出
圧を低くして冷媒および吸収液を循環させることによ
り、吸収冷凍作用が発揮され、従来のものと同様に、吸
収器の冷却流体よりも低温レベルの被冷却流体が蒸発器
から得られる。逆に、発生器・凝縮器内の飽和蒸気圧を
蒸発器・吸収器内のそれよりも低くすると共に、濃吸収
液用のポンプおよび冷媒液用のポンプの吐出圧を高く
し、希吸収液用のポンプの吐出圧を低くして冷媒および
吸収液を循環させることにより、吸収ヒートポンプ作用
が発揮され、発生器や蒸発器に供給した熱源流体よりも
高温レベルの被加熱流体が吸収器から得られる。しか
も、吸収液流路の切換えが不要なので、従来のもののよ
うな吸収液の結晶を生じることもなく、冷温運転の切換
えをスムーズになし得る。
かつまた、本発明の冷温切換型吸収冷凍機において
は、その設置場所や運転時期などの違いから熱源流体や
冷却流体などの温度レベルが異なり、発生器・凝縮器群
と蒸発器・吸収器群との圧力差に違いがある場合にも、
この違いに合わせてポンプ吐出圧を変え得る機能もある
ので、例えば廃熱源の種類毎にポンプの選定や交換を要
する従来の冷温切換型吸収冷凍機にくらべ、冷媒と吸収
液の円滑な循環を簡便に保つことができる。
(ヘ)実施例 第1図は本発明による冷温切換型吸収冷凍機の一実施
例を示した概略構成説明図である。第1図において、発
生器(G)と凝縮器(C)とは器胴(1)内に形成され
て内圧力のほぼ等しい発生器・凝縮器群を構成してい
る。蒸発器(E)と吸収器(A)とはダクト(2)によ
り接続されて内圧力のほぼ等しい蒸発器・凝縮器群を構
成している。(3),(4)は吸収器(A)から溶液熱
交換器(X)を経由して発生器(G)へ至る希吸収液用
管路であり、(5),(6)は発生器(G)から溶液熱
交換器(X)を経由して吸収器(A)へ至る濃吸収液用
管路である。(7)は凝縮器(C)から蒸発器(E)へ
至る冷媒液用管路であり、(8)は冷媒液還流用管路で
ある。
そして、希吸収液用管路(3)、濃吸収液用管路
(5)、冷媒液用管路(7)にはそれぞれ、吐出圧可変
ポンプ(PL),(PH),(PR)が配備されている。ま
た、(P)は冷媒液還流用管路(8)に配備したポンプ
である。
(9)は発生器(G)の加熱器であり、これには熱源
流体としての蒸気や温水などを流通させる。(10)は吸
収器(A)の熱交換器であり、これには冷房サイクル時
に冷却流体としての冷却水などを流通させる一方、暖房
サイクル時に被加熱流体としての高温水などを流通させ
る。(11)は凝縮器(C)の冷却器であり、これには冷
却流体としての冷却水などを流通させる。また、(12)
は蒸発器(E)の熱交換器であり、これには、冷房サイ
クル時に被冷却流体としての冷水を流通させる一方、暖
房サイクル時に熱源流体としての温水を流通させる。す
なわち、これら熱交換器に流す流体の温度レベルが冷房
サイクル時と暖房サイクル時とで変えられるようになっ
ている。
第2図はこれら熱交換器へ機外から流す流体の温度レ
ベルの可変手段の一具体例を示した外部流体径路の系統
説明図で、第1図に示した構成機器と同じものには同一
の符号を付している。
第2図において、(B),(UC),(CT),(WH),
(UH)はそれぞれボイラー、冷房負荷側ユニット、冷却
塔、廃熱源、暖房負荷側ユニットであり、(V1)〜
(V8)は三方弁である。また、(P1)〜(P4)はポンプ
である。そして、三方弁(V1)〜(V8)の流路が切換え
られることにより、流体経路が切替わるようになってい
る。すなわち、熱水回路はボイラー(B)、管路(1
3)、ポンプ(P1)、管路(14)、三方弁(V1)、管路
(15)、加熱器(9)、管路(16)、三方弁(V2)、管
路(17)で構成され、冷水回路は冷房負荷側ユニット
(UC)、管路(18)、ポンプ(P2)、管路(19)、三方
弁(V3)、管路(20)、熱交換器(12)、管路(21)、
三方弁(V4)、管路(22)で構成される一方、廃温水経
路は廃熱源(WH)、管路(23),(24)、三方弁
(V2)、管路(16)、加熱器(9)、管路(15)、三方
弁(V1)、管路(25)と廃熱源(WH)、管路(23),
(26)、三方弁(V4)、管路(21)、熱交換器(12、管
路(20)、三方弁(V3)、管路(27)とで構成されてい
る。また、冷却水回路は冷却塔(CT)、管路(28)、ポ
ンプ(P3)、管路(29)、冷却器(11)、管路(30)、
三方弁(V5)、管路(31)、三方弁(V6)、管路(3
2)、熱交換器(10)、管路(33)、三方弁(V7)、管
路(34)、三方弁(V8)、管路(35)と冷却塔(CT)、
管路(28)、ポンプ(P3)、管路(29)、冷却器(1
1)、管路(30)、三方弁(V5)、管路(36)、三方弁
(V8)、管路(35)とで構成される一方、高温水回路は
暖房負荷側ユニット(UH)、管路(37),(38)、三方
弁(V6)、管路(32)、熱交換器(10)、管路(33)、
三方弁(V7)、管路(39)とで構成されている。
次に、このように構成された冷温切換型吸収冷凍機
(以下、本機という)の動作の一例を説明する。
冷房サイクル時においては、加熱器(9)に100℃以
上の熱水を供給すると共に熱交換器(10)および冷却器
(11)に冷却塔(CT)からの冷却水を供給し、かつ、蒸
発器(E)の熱交換器(12)に被冷却流体としての冷水
を流し、ポンプ(PR)およびポンプ(PH)の吐出圧を例
えば零に近い低圧にセットする一方、ポンプ(PL)の吐
出圧を例えば数百mmHg程度の圧力にセットして本機を運
転する。このような運転を行うことにより、従来の吸収
冷凍機と同様の吸収冷凍サイクルが生成されて冷凍作用
が発揮され、熱交換器(12)出口から冷房あるいはその
他の用途の低温の冷水が得られる。この際の吸収冷凍サ
イクルは第3図に示すような右廻りのサイクルとなり、
蒸発器・吸収器群の圧力PEは発生器・凝縮器群の圧力PC
よりも低く保たれる。
暖房サイクル時においては、三方弁(V1)〜(V8)の
流路を切換えて加熱器(9)および熱交換器(12)に40
℃ないし60℃程度の温度レベルの廃温水を供給すると共
に冷却器(11)に冷却塔(CT)からの冷却水を供給し、
かつ、吸収器(A)の熱交換器(10)に被加熱流体とし
ての水を流し、ポンプ(PR)およびポンプ(PH)の吐出
圧を例えば数百mmHg程度の圧力にセットする一方、ポン
プ(PL)の吐出圧を例えば零に近い低圧にセットして本
機を運転する。このようにして運転することにより、第
4図に示すような左廻りの吸収ヒートポンプサイクルが
生成され、発生器・凝縮器群の圧力PCは蒸発器・吸収器
群の圧力PEよりも低く保たれる。このサイクルにおいて
は、低圧側の凝縮器(C)の冷媒液はポンプ(PR)によ
り冷媒液用管路(7)を通って蒸発器(E)に送られ、
その熱交換器(12)の熱源流体により加熱されて蒸発
し、蒸発した冷媒はダクト(2)経由で吸収器(A)に
入る。また、発生器(G)から濃吸収液はポンプ(PH)
により濃吸収液用管路(5),(6)を通って溶液熱交
換器(X)経由で吸収器(A)に送られ、ここで冷媒蒸
気を吸収する。その際、吸収器(A)の内圧PEは数百mm
Hg程度に保たれているので吸収熱により沸点上昇に相当
する温度まで吸収液が加熱されて前述の熱源流体よりも
高温となり、高温となった吸収液が熱交換器(12)内の
水を加熱して昇温させる。このため、発生器(G)や蒸
発器(E)に供給した熱源流体よりも高温レベルの被加
熱流体が熱交換器(12)出口から得られる。一方、冷媒
を吸収して希吸収液は希吸収液用管路(3),(4)を
通ってポンプ(PL)、溶液熱交換器(X)経由で発生器
(G)へ流れ、ここで加熱器(9)の熱源流体により加
熱されて蒸気を発生しつつ濃縮される。そして、濃縮さ
れた吸収液はポンプ(PH)により再び吸収器(A)へ送
られる。また、発生器(A)で発生した冷媒蒸気は凝縮
器(C)の冷却器(11)内の冷却水によって冷やされて
凝縮し、液化した冷媒は再びポンプ(PR)により蒸発器
(E)へ送られる。このような冷媒と吸収液との循環が
繰返されることによって前述の吸収ヒートポンプサイク
ルが生成されるのである。なお、このサイクルにおい
て、希吸収液が吸収器(A)と発生器(G)との間の圧
力差や液のヘッドにより管路(3),(5)を流れ得る
場合、ポンプ(PL)は希吸収液を通過させる役割を果せ
ば十分なので、その吐出圧は零近くにセットしても良
い。また、発生器(G)や蒸発器(E)に供給する熱源
流体や凝縮器(C)に供給する冷却流体の温度レベルが
本機の運転時期や設置場所によって異なる場合、運転中
の発生器・凝縮器群と蒸発器・吸収器群との圧力差も異
なることになるので、本機の運転時期や設置場所毎に吐
出可変ポンプ(PR),(PH),(PL)の吐出圧をセット
すれば良い。このため、本機においては、その運転時期
や設置場所毎にポンプの交換を行う煩しさがない。な
お、ポンプ吐出圧の設定は、実際の設計では、上記圧力
差と液流路の流通抵抗と液のヘッドとを考慮して行う。
そして、ポンプ吐出圧を正しく設定することにより、簡
便に冷媒液と吸収液の円滑な循環を保つことができ、こ
れら液の本機内の一部分での偏在を防ぐことができる。
なおまた、本機において、その熱交換器(9)ないし
(12)に通す外部流体(冷水、熱水、廃温水、冷却水あ
るいは高温水など)の温度レベルの可変手段はこれら熱
交換器と外部流体用管路との接続を切換えるものに限定
されない。例えば、放熱器や給熱器を経由する外部流体
用管路と熱交換器(9)ないし(12)とを接続し、か
つ、放熱器の放熱能力や給熱器の給熱能力の調節装置を
備えたものを上記可変手段として用いても良い。
(ト)発明の効果 以上のとおり、本発明は、発生器・凝縮器群および蒸
発器・吸収器群に流す外部流体の温度レベルを変えてこ
れらの間の圧力の高低を切換えると共に冷媒液用ポンプ
と濃吸収液用ポンプと希吸収液用ポンプの吐出圧の高低
を切換えることにより、1台の吸収冷凍機から熱源流体
よりも高温の被加熱流体と冷却流体よりも低温の被冷却
流体とを交互に取出し得る効果をもたらすと共に、吸収
液流路を切換えて冷温切換えをするために不使用の流路
内の液の結晶を生じやすい従来のものにくらべ、冷温切
換えをスムーズかつ簡便に切換え得る効果をもたらし、
発生器・凝縮器群と蒸発器・吸収器群との圧力レベルに
合わせてポンプの吐出圧をセットすることにより、冷媒
および吸収液の円滑な循環を簡便に保ち得る効果を冷温
切換型吸収冷凍機にもたらし、その設置地域や運転時期
の違いに伴なう機器内の圧力レベルの違いに合わせてポ
ンプを交換する煩しさを省き得るなどの実用的価値を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による冷温切換型吸収冷凍機の一実施例
を示した概略構成説明図、第2図は第1図の吸収冷凍機
に備える外部流体経路の一具体例を示した流体経路の系
統説明図、第3図は第2図に示した吸収冷凍機の冷房サ
イクル時の吸収冷凍サイクル線図であり、第4図は同じ
く暖房サイクル時の吸収ヒートポンプサイクル線図であ
る。 (G)……発生器、(C)……凝縮器、(E)……蒸発
器、(A)……吸収器、(X)……溶液熱交換器、
(2)……ダクト、(3),(4),(5),(6),
(7),(8)……管路、(9)……加熱器、(10)…
…熱交換器、(11)……冷却器、(12)……熱交換器、
(PR),(PH),(PL)……吐出圧可変ポンプ、
(P1),(P2),(P3),(P4)……ポンプ、(B)…
…ボイラー、(CT)……冷却塔、(UC)……冷房負荷側
ユニット、(UH)……暖房負荷側ユニット、(WH)……
廃熱源、(13)〜(39)……管路、(V1)〜(V8)……
三方弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生器、凝縮器、吸収器、蒸発器およびこ
    れら機器を結ぶ冷媒蒸気経路、冷媒液経路、希吸収液経
    路、濃吸収液経路を備えると共に前記機器に内蔵した熱
    交換器のそれぞれに機外からの流体を通す外部流体経路
    を備えた吸収冷凍機において、その外部流体経路に流す
    流体の温度レベルの可変手段で発生器・凝縮器群と蒸発
    器・吸収器群との圧力の高低を切換えると共に、凝縮器
    から蒸発器へ至る冷媒液経路および希吸収液経路ならび
    に濃吸収液経路にそれぞれ配備した吐出圧可変ポンプの
    吐出圧の高低を切換えて蒸発器の熱交換器から凝縮器の
    冷却流体よりも低温の被冷却流体と吸収器の熱交換器か
    ら蒸発器の熱源流体よりも高温の被加熱流体とのいずれ
    かを選択的に取出す構成としたことを特徴とする冷温切
    換型吸収冷凍機。
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