JPH08306373A - 高温型燃料電池の運転方法及び高温型燃料電池 - Google Patents
高温型燃料電池の運転方法及び高温型燃料電池Info
- Publication number
- JPH08306373A JPH08306373A JP7106491A JP10649195A JPH08306373A JP H08306373 A JPH08306373 A JP H08306373A JP 7106491 A JP7106491 A JP 7106491A JP 10649195 A JP10649195 A JP 10649195A JP H08306373 A JPH08306373 A JP H08306373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- separator
- output terminal
- temperature fuel
- high temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 電極末端用セパレータと、それに相対し電気
的に接触する出力端子を有する高温型燃料電池を熱サイ
クル負荷をかけて運転する際に、該セパレータと該出力
端子との間に熱サイクル負荷による劣化を抑制しうるバ
ッファー層を介在させる。また、電極末端用セパレータ
と、運転時の熱サイクル負荷による劣化を抑制しうるバ
ッファー材と、出力端子とを順に集積してなる末端集電
部材を有する高温型燃料電池を提供する。 【効果】 熱サイクル負荷下の運転時の劣化、特に熱サ
イクル負荷の繰り返し付加による接触抵抗や熱応力によ
る歪等の劣化を抑制しうる。
的に接触する出力端子を有する高温型燃料電池を熱サイ
クル負荷をかけて運転する際に、該セパレータと該出力
端子との間に熱サイクル負荷による劣化を抑制しうるバ
ッファー層を介在させる。また、電極末端用セパレータ
と、運転時の熱サイクル負荷による劣化を抑制しうるバ
ッファー材と、出力端子とを順に集積してなる末端集電
部材を有する高温型燃料電池を提供する。 【効果】 熱サイクル負荷下の運転時の劣化、特に熱サ
イクル負荷の繰り返し付加による接触抵抗や熱応力によ
る歪等の劣化を抑制しうる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質型燃料電池
などの高温型燃料電池の改良された運転方法、すなわち
熱サイクル負荷下の運転時の劣化、特に熱サイクル負荷
の繰り返し付加による接触抵抗や熱応力による歪等の劣
化を抑制しうる運転方法、及びこのような接触抵抗や歪
等の運転時の劣化の抑制された固体電解質型燃料電池に
関するものである。
などの高温型燃料電池の改良された運転方法、すなわち
熱サイクル負荷下の運転時の劣化、特に熱サイクル負荷
の繰り返し付加による接触抵抗や熱応力による歪等の劣
化を抑制しうる運転方法、及びこのような接触抵抗や歪
等の運転時の劣化の抑制された固体電解質型燃料電池に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】高温型燃料電池、例えば固体電解質型燃
料電池等では、各構成部材間での接触抵抗や応力歪が熱
サイクル負荷下で、特に該負荷を繰り返しかけることで
増大し、低抵抗や低応力歪を長期に安定して維持するこ
とができず、電池性能が劣化するという問題がある。そ
こで、従来、高温使用金属材料のLaMnO3コート等
による酸化防止や、イットリウムやセリウムのドーピン
グによる酸化抑制などが提案されているが、これらは必
ずしも十分満足しうるものではない。
料電池等では、各構成部材間での接触抵抗や応力歪が熱
サイクル負荷下で、特に該負荷を繰り返しかけることで
増大し、低抵抗や低応力歪を長期に安定して維持するこ
とができず、電池性能が劣化するという問題がある。そ
こで、従来、高温使用金属材料のLaMnO3コート等
による酸化防止や、イットリウムやセリウムのドーピン
グによる酸化抑制などが提案されているが、これらは必
ずしも十分満足しうるものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情の下に、熱サイクル負荷下、特にその繰り返し付加
の下でも接触抵抗や熱応力による歪等の劣化が抑制され
た高温型燃料電池、及びこのような劣化を抑制しうる高
温型燃料電池の運転方法を提供することを目的としてな
されたものである。
事情の下に、熱サイクル負荷下、特にその繰り返し付加
の下でも接触抵抗や熱応力による歪等の劣化が抑制され
た高温型燃料電池、及びこのような劣化を抑制しうる高
温型燃料電池の運転方法を提供することを目的としてな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先にラン
タンクロマイト系複合酸化物焼結体とサーメットとを金
属及び導電性セラミックスの中から選ばれた少なくとも
1種を介して積層した構造のセパレータを提案したが
(特願平6−320850号)、このセパレータは所定
介在層により接触抵抗を著しく低減しうるものである。
タンクロマイト系複合酸化物焼結体とサーメットとを金
属及び導電性セラミックスの中から選ばれた少なくとも
1種を介して積層した構造のセパレータを提案したが
(特願平6−320850号)、このセパレータは所定
介在層により接触抵抗を著しく低減しうるものである。
【0005】本発明者らは、さらにこのセパレータのよ
うな内央部材だけでなく、外端部材にもこの接触抵抗の
問題は共通することに着目し、電極末端用セパレータと
それに相対する出力端子を有する高温型燃料電池を熱サ
イクル負荷下、特に該負荷を繰り返し付加して運転する
際に、該セパレータと該出力端子との間に所定のバッフ
ァー層を介在させることにより、接触抵抗や熱応力によ
る歪等の劣化が抑制されることを見出し、この知見に基
づいて本発明をなすに至った。
うな内央部材だけでなく、外端部材にもこの接触抵抗の
問題は共通することに着目し、電極末端用セパレータと
それに相対する出力端子を有する高温型燃料電池を熱サ
イクル負荷下、特に該負荷を繰り返し付加して運転する
際に、該セパレータと該出力端子との間に所定のバッフ
ァー層を介在させることにより、接触抵抗や熱応力によ
る歪等の劣化が抑制されることを見出し、この知見に基
づいて本発明をなすに至った。
【0006】すなわち、本発明は、 (1)電極末端用セパレータと、それに相対し電気的に
接触する出力端子を有する高温型燃料電池を熱サイクル
負荷をかけて運転する際に、該セパレータと該出力端子
との間に熱サイクル負荷による劣化を抑制しうるバッフ
ァー層を介在させることを特徴とする高温型燃料電池の
運転方法、及び (2)電極末端用セパレータとバッファー材と出力端子
とを順に集積してなる末端集電部材を有する高温型燃料
電池であって、バッファー材が運転時の熱サイクル負荷
による劣化を抑制しうるものであることを特徴とする高
温型燃料電池を提供するものである。
接触する出力端子を有する高温型燃料電池を熱サイクル
負荷をかけて運転する際に、該セパレータと該出力端子
との間に熱サイクル負荷による劣化を抑制しうるバッフ
ァー層を介在させることを特徴とする高温型燃料電池の
運転方法、及び (2)電極末端用セパレータとバッファー材と出力端子
とを順に集積してなる末端集電部材を有する高温型燃料
電池であって、バッファー材が運転時の熱サイクル負荷
による劣化を抑制しうるものであることを特徴とする高
温型燃料電池を提供するものである。
【0007】本発明の好ましい態様としては、 (3)電極末端用セパレータがランタンクロマイト系複
合酸化物からなり、出力端子が金属系のものからなり、
かつバッファー層が一般式 La1-zSrzCrO3 又は La1-zSrzCr1-wCowO3 (式中、0.05≦z≦0.5、0<w≦0.5であ
る)で表わされるランタンクロマイト系複合酸化物から
なる上記(1)項記載の方法、 (4)電極末端用セパレータがランタンクロマイト系複
合酸化物からなり、出力端子が金属系のものからなり、
かつバッファー材が一般式 La1-zSrzCrO3 又は La1-zSrzCr1-wCowO3 (式中、0.05≦z≦0.5、0<w≦0.5であ
る)で表わされるランタンクロマイト系複合酸化物から
なる上記(2)項記載の高温型燃料電池、 (5)電極末端用セパレータを構成するランタンクロマ
イト系複合酸化物が一般式 (La1-uAu)c(Cr1-vB′v)dO3 (式中のAはSr又はCa、B′はCo、Ni、Fe、
Zn、Cu及びMnの中から選ばれた少なくとも1種の
金属であって、0<u≦0.2、0<v≦0.05、
0.95≦c/d≦1.05である)で表わされる前記
(3)項記載の方法、 (6)電極末端用セパレータを構成するランタンクロマ
イト系複合酸化物が一般式 (La1-uAu)c(Cr1-vB′v)dO3 (式中のAはSr又はCa、B′はCo、Ni、Fe、
Zn、Cu及びMnの中から選ばれた少なくとも1種の
金属であって、0<u≦0.2、0<v≦0.05、
0.95≦c/d≦1.05である)で表わされる前記
(4)項記載の高温型燃料電池、 (7)金属系出力端子がニッケル基合金である前記
(3)項又は(5)項記載の方法、 (8)金属系出力端子がニッケル基合金である前記
(4)項又は(6)項記載の高温型燃料電池、 さらに好ましい態様としては、(9)バッファー層と電
極末端用セパレータの間にLaMnO3、La1-pSrp
MnO3、LaCrO3、La1-qSrqCrO3、LaC
oO3又はLa1-rSr rCoO3(ただし、0<p≦0.
5、0<q≦0.5、0<r≦0.5)からなるバッフ
ァー層を介在させる前記(3)項、(5)項又は(7)
項記載の方法、 (10)バッファー材と電極末端用セパレータの間にL
aMnO3、La1-pSrpMnO3、LaCrO3、La
1-qSrqCrO3、LaCoO3又はLa1-rSrrCoO
3(ただし、0<p≦0.5、0<q≦0.5、0<r
≦0.5)からなるバッファー層を介在させた前記
(4)項、(6)項又は(8)項記載の高温型燃料電
池、 (11)バッファー層と出力端子の間にLaCrO3、
La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNitO3
(ただし、0<s≦0.5、0<t≦0.5)からなる
バッファー層を介在させる前記(3)項、(5)項又は
(7)項記載の方法、 (12)バッファー材と出力端子の間にLaCrO3、
La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNitO3
(ただし、0<s≦0.5、0<t≦0.5)からなる
バッファー層を介在させた前記(4)項、(6)項又は
(8)項記載の高温型燃料電池、が挙げられる。
合酸化物からなり、出力端子が金属系のものからなり、
かつバッファー層が一般式 La1-zSrzCrO3 又は La1-zSrzCr1-wCowO3 (式中、0.05≦z≦0.5、0<w≦0.5であ
る)で表わされるランタンクロマイト系複合酸化物から
なる上記(1)項記載の方法、 (4)電極末端用セパレータがランタンクロマイト系複
合酸化物からなり、出力端子が金属系のものからなり、
かつバッファー材が一般式 La1-zSrzCrO3 又は La1-zSrzCr1-wCowO3 (式中、0.05≦z≦0.5、0<w≦0.5であ
る)で表わされるランタンクロマイト系複合酸化物から
なる上記(2)項記載の高温型燃料電池、 (5)電極末端用セパレータを構成するランタンクロマ
イト系複合酸化物が一般式 (La1-uAu)c(Cr1-vB′v)dO3 (式中のAはSr又はCa、B′はCo、Ni、Fe、
Zn、Cu及びMnの中から選ばれた少なくとも1種の
金属であって、0<u≦0.2、0<v≦0.05、
0.95≦c/d≦1.05である)で表わされる前記
(3)項記載の方法、 (6)電極末端用セパレータを構成するランタンクロマ
イト系複合酸化物が一般式 (La1-uAu)c(Cr1-vB′v)dO3 (式中のAはSr又はCa、B′はCo、Ni、Fe、
Zn、Cu及びMnの中から選ばれた少なくとも1種の
金属であって、0<u≦0.2、0<v≦0.05、
0.95≦c/d≦1.05である)で表わされる前記
(4)項記載の高温型燃料電池、 (7)金属系出力端子がニッケル基合金である前記
(3)項又は(5)項記載の方法、 (8)金属系出力端子がニッケル基合金である前記
(4)項又は(6)項記載の高温型燃料電池、 さらに好ましい態様としては、(9)バッファー層と電
極末端用セパレータの間にLaMnO3、La1-pSrp
MnO3、LaCrO3、La1-qSrqCrO3、LaC
oO3又はLa1-rSr rCoO3(ただし、0<p≦0.
5、0<q≦0.5、0<r≦0.5)からなるバッフ
ァー層を介在させる前記(3)項、(5)項又は(7)
項記載の方法、 (10)バッファー材と電極末端用セパレータの間にL
aMnO3、La1-pSrpMnO3、LaCrO3、La
1-qSrqCrO3、LaCoO3又はLa1-rSrrCoO
3(ただし、0<p≦0.5、0<q≦0.5、0<r
≦0.5)からなるバッファー層を介在させた前記
(4)項、(6)項又は(8)項記載の高温型燃料電
池、 (11)バッファー層と出力端子の間にLaCrO3、
La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNitO3
(ただし、0<s≦0.5、0<t≦0.5)からなる
バッファー層を介在させる前記(3)項、(5)項又は
(7)項記載の方法、 (12)バッファー材と出力端子の間にLaCrO3、
La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNitO3
(ただし、0<s≦0.5、0<t≦0.5)からなる
バッファー層を介在させた前記(4)項、(6)項又は
(8)項記載の高温型燃料電池、が挙げられる。
【0008】本発明において用いられる高温型燃料電池
として好ましいのは固体電解質型燃料電池、中でも平板
状でスタック型のものである。また、電極末端用セパレ
ータは、アノード末端用とカソード末端用とがあり、例
えば平板状固体電解質型燃料電池スタックでは、両面に
各電極を付設した固体電解質板間に介在させた、両面に
各原料ガス流路をもつセパレータとは別の、最も外側の
各固体電解質板の各電極に重ね合わせた最も外側のセパ
レータである。この電極末端用セパレータの外側に相対
して電気的に接触する出力端子が配設される。本発明方
法においては、高温型燃料電池の運転は、通常加熱して
立ち上げ、高温で所要時間作動させたのち、放冷して休
止するという熱サイクル負荷下、必要に応じ該負荷を繰
り返して行われるが、このような熱サイクル負荷下の運
転時に、電極末端用セパレータと出力端子との間に所定
バッファー層を介在させて、高温型燃料電池の劣化、特
に接触抵抗や熱応力歪の増大を抑制することが重要であ
る。また、本発明の高温型燃料電池においては、このよ
うな劣化を抑制しうるものであって、電極末端用セパレ
ータと、電池運転時の熱サイクル負荷、特にその繰り返
しによる劣化を抑制しうるバッファー材と、出力端子と
をこの順に集積した末端集電部材を有することが重要で
ある。
として好ましいのは固体電解質型燃料電池、中でも平板
状でスタック型のものである。また、電極末端用セパレ
ータは、アノード末端用とカソード末端用とがあり、例
えば平板状固体電解質型燃料電池スタックでは、両面に
各電極を付設した固体電解質板間に介在させた、両面に
各原料ガス流路をもつセパレータとは別の、最も外側の
各固体電解質板の各電極に重ね合わせた最も外側のセパ
レータである。この電極末端用セパレータの外側に相対
して電気的に接触する出力端子が配設される。本発明方
法においては、高温型燃料電池の運転は、通常加熱して
立ち上げ、高温で所要時間作動させたのち、放冷して休
止するという熱サイクル負荷下、必要に応じ該負荷を繰
り返して行われるが、このような熱サイクル負荷下の運
転時に、電極末端用セパレータと出力端子との間に所定
バッファー層を介在させて、高温型燃料電池の劣化、特
に接触抵抗や熱応力歪の増大を抑制することが重要であ
る。また、本発明の高温型燃料電池においては、このよ
うな劣化を抑制しうるものであって、電極末端用セパレ
ータと、電池運転時の熱サイクル負荷、特にその繰り返
しによる劣化を抑制しうるバッファー材と、出力端子と
をこの順に集積した末端集電部材を有することが重要で
ある。
【0009】本発明において、電極末端用セパレータと
して好ましい材料は希土類系複合酸化物、例えばランタ
ンクロマイト系複合酸化物やイットリウムクロマイト系
複合酸化物からなるものである。このランタンクロマイ
ト系複合酸化物やイットリウムクロマイト系複合酸化物
は特に制限されないが、好ましくは一般式(I) (Ln1-xAx)a(Cr1-yBy)bO3 (I) (式中のLnはLa又はY、AはSr又はCa、BはF
e、Ni、Co、Mg、Mn、Zn、Cu、Al、P
d、V、Ir、Mo、Li及びWの中から選ばれた少な
くとも1種の金属であって、0.9≦a/b≦1.1、
0<x≦0.2、0<y≦0.2)で表わされるものが
好ましい。中でもランタンクロマイト系複合酸化物が好
ましく、特に、一般式(II) (La1-uAu)c(Cr1-vB′v)dO3 (II) (式中のAはSr又はCa、B′はCo、Ni、Fe、
Zn、Cu及びMnの中から選ばれた少なくとも1種の
金属であって、0<u≦0.2、0<v≦0.05、
0.95≦c/d≦1.05である)で表わされるもの
が好ましい。
して好ましい材料は希土類系複合酸化物、例えばランタ
ンクロマイト系複合酸化物やイットリウムクロマイト系
複合酸化物からなるものである。このランタンクロマイ
ト系複合酸化物やイットリウムクロマイト系複合酸化物
は特に制限されないが、好ましくは一般式(I) (Ln1-xAx)a(Cr1-yBy)bO3 (I) (式中のLnはLa又はY、AはSr又はCa、BはF
e、Ni、Co、Mg、Mn、Zn、Cu、Al、P
d、V、Ir、Mo、Li及びWの中から選ばれた少な
くとも1種の金属であって、0.9≦a/b≦1.1、
0<x≦0.2、0<y≦0.2)で表わされるものが
好ましい。中でもランタンクロマイト系複合酸化物が好
ましく、特に、一般式(II) (La1-uAu)c(Cr1-vB′v)dO3 (II) (式中のAはSr又はCa、B′はCo、Ni、Fe、
Zn、Cu及びMnの中から選ばれた少なくとも1種の
金属であって、0<u≦0.2、0<v≦0.05、
0.95≦c/d≦1.05である)で表わされるもの
が好ましい。
【0010】また、出力端子として好ましい材料は金属
系、中でもニッケル基合金系のものからなり、このニッ
ケル基合金としてはインコネル600、ハステロイ80
0などが挙げられる。
系、中でもニッケル基合金系のものからなり、このニッ
ケル基合金としてはインコネル600、ハステロイ80
0などが挙げられる。
【0011】また、バッファー層として好ましい材料は
一般式(III)又は(IV) La1-zSrzCrO3 (III) La1-zSrzCr1-wCowO3 (IV) (式中、0<z≦0.5、0<w≦0.5である)で表
わされるランタンクロマイト系複合酸化物、中でもLa
0.8Sr0.2CrO3である。
一般式(III)又は(IV) La1-zSrzCrO3 (III) La1-zSrzCr1-wCowO3 (IV) (式中、0<z≦0.5、0<w≦0.5である)で表
わされるランタンクロマイト系複合酸化物、中でもLa
0.8Sr0.2CrO3である。
【0012】バッファー層は、多層としてさらに所期の
効果が得られるようにすることができる。例えば、上記
ランタンクロマイト系複合酸化物、特に一般式(II
I)又は(IV)及び一般式(II)からなるバッファ
ー層と電極末端用セパレータの間にさらに熱サイクル負
荷による劣化の抑制を一層可能とするランタン系複合酸
化物、特にペロブスカイト型のものからなるバッファー
層を配設し、介在させうる。このランタン系複合酸化物
としては、例えばLaMnO3、La1-pSrpMnO3、
LaCrO3、La1-qSrqCrO3、LaCoO3、L
a1-rSrrCoO 3などが挙げられる。なお、これらの
化学式中、0<p≦0.5、0<q≦0.5、0<r≦
0.5である。また、上記ランタンクロマイト系複合酸
化物、特に一般式(III)又は(IV)からなるバッ
ファー層と出力端子の間に、さらに熱サイクル負荷によ
る劣化の抑制を可能とし、出力端子を構成する金属成分
と反応することのないランタン系複合酸化物、例えばL
aCrO3、La1-qSrqCrO3、La1-sSrsCr1-
tNitO3、特にペロブスカイト型のものからなるバッ
ファー層を配設し、介在させうる。なお、これらの化学
式中、0<s≦0.5、0<t≦0.5である。特に有
利な多層のバッファー層は、上記ランタンクロマイト系
複合酸化物からなるバッファー層、該バッファー層と電
極末端用セパレータの間及び該バッファー層と出力端子
との間に、それぞれ配設し、介在させた、さらに熱サイ
クル負荷による劣化の抑制、例えば接触抵抗増大の抑制
等を可能とするランタン系複合酸化物、特にペロブスカ
イト型のものからなるバッファー層、及びさらに熱サイ
クル負荷による劣化の抑制、例えば接触抵抗増大の抑制
等を可能とし、出力端子を構成する金属成分と反応する
ことのないランタン系複合酸化物、特にペロブスカイト
型のものからなるバッファー層で構成される。多層のバ
ッファー層は、好ましくはベース層に薄層を常法、特に
塗布法や、スクリーン印刷法などの印刷法により被着さ
せたものである。
効果が得られるようにすることができる。例えば、上記
ランタンクロマイト系複合酸化物、特に一般式(II
I)又は(IV)及び一般式(II)からなるバッファ
ー層と電極末端用セパレータの間にさらに熱サイクル負
荷による劣化の抑制を一層可能とするランタン系複合酸
化物、特にペロブスカイト型のものからなるバッファー
層を配設し、介在させうる。このランタン系複合酸化物
としては、例えばLaMnO3、La1-pSrpMnO3、
LaCrO3、La1-qSrqCrO3、LaCoO3、L
a1-rSrrCoO 3などが挙げられる。なお、これらの
化学式中、0<p≦0.5、0<q≦0.5、0<r≦
0.5である。また、上記ランタンクロマイト系複合酸
化物、特に一般式(III)又は(IV)からなるバッ
ファー層と出力端子の間に、さらに熱サイクル負荷によ
る劣化の抑制を可能とし、出力端子を構成する金属成分
と反応することのないランタン系複合酸化物、例えばL
aCrO3、La1-qSrqCrO3、La1-sSrsCr1-
tNitO3、特にペロブスカイト型のものからなるバッ
ファー層を配設し、介在させうる。なお、これらの化学
式中、0<s≦0.5、0<t≦0.5である。特に有
利な多層のバッファー層は、上記ランタンクロマイト系
複合酸化物からなるバッファー層、該バッファー層と電
極末端用セパレータの間及び該バッファー層と出力端子
との間に、それぞれ配設し、介在させた、さらに熱サイ
クル負荷による劣化の抑制、例えば接触抵抗増大の抑制
等を可能とするランタン系複合酸化物、特にペロブスカ
イト型のものからなるバッファー層、及びさらに熱サイ
クル負荷による劣化の抑制、例えば接触抵抗増大の抑制
等を可能とし、出力端子を構成する金属成分と反応する
ことのないランタン系複合酸化物、特にペロブスカイト
型のものからなるバッファー層で構成される。多層のバ
ッファー層は、好ましくはベース層に薄層を常法、特に
塗布法や、スクリーン印刷法などの印刷法により被着さ
せたものである。
【0013】これらのバッファー層は、格別緻密質や剛
性のものでなくてもよく、多孔質や可撓性のものも使用
しうるので、実用化に適している。バッファー層の厚さ
は、単層であれ、多層であれ、通常10〜150μm、
好ましくは30〜100μmの範囲で選ばれる。
性のものでなくてもよく、多孔質や可撓性のものも使用
しうるので、実用化に適している。バッファー層の厚さ
は、単層であれ、多層であれ、通常10〜150μm、
好ましくは30〜100μmの範囲で選ばれる。
【0014】本発明方法において、バッファー層を介在
させるには、例えば、次のような方法を用いることがで
きる。すなわち、電極末端用セパレータ及び出力端子と
ともにバッファー板を用意し、積層に適した形状に成形
したのち、積層する方法、電極末端用セパレータ及び出
力端子を用意し、積層に適した形状に成形したのち、こ
れらの少なくとも一方に、バッファー層を被着させ、次
いでこれらを積層する方法、電極末端用セパレータ及び
出力端子を用意し、積層に適した形状に成形したのち、
これらの間にバッファー層のペーストを挟み込み、次い
でこれを焼成する方法などである。
させるには、例えば、次のような方法を用いることがで
きる。すなわち、電極末端用セパレータ及び出力端子と
ともにバッファー板を用意し、積層に適した形状に成形
したのち、積層する方法、電極末端用セパレータ及び出
力端子を用意し、積層に適した形状に成形したのち、こ
れらの少なくとも一方に、バッファー層を被着させ、次
いでこれらを積層する方法、電極末端用セパレータ及び
出力端子を用意し、積層に適した形状に成形したのち、
これらの間にバッファー層のペーストを挟み込み、次い
でこれを焼成する方法などである。
【0015】前記バッファー板としては、単層構造のも
のでもよいが、好ましくは多層構造のもの、中でもベー
スとなるバッファー板の電極末端用セパレータ側及び出
力端子側にそれぞれ別種の適切な各バッファー層を被着
させたものを用いるのがよい。
のでもよいが、好ましくは多層構造のもの、中でもベー
スとなるバッファー板の電極末端用セパレータ側及び出
力端子側にそれぞれ別種の適切な各バッファー層を被着
させたものを用いるのがよい。
【0016】前記の積層に適した形状としては、好まし
くはそれぞれ同サイズの板状などが挙げられ、特に、平
板状のものは、今後有望視されている平板状高温型燃料
電池用に適しているので有用である。前記のバッファー
層の被着法としては、電解めっきや無電解めっきなどの
めっき法、コーティング処理後、焼成する方法、プラズ
マ溶射法などの溶射法、スパッタリング法、CVD法、
蒸着法、塗布法などが用いられる。
くはそれぞれ同サイズの板状などが挙げられ、特に、平
板状のものは、今後有望視されている平板状高温型燃料
電池用に適しているので有用である。前記のバッファー
層の被着法としては、電解めっきや無電解めっきなどの
めっき法、コーティング処理後、焼成する方法、プラズ
マ溶射法などの溶射法、スパッタリング法、CVD法、
蒸着法、塗布法などが用いられる。
【0017】次に、本発明の高温型燃料電池は、電極末
端用セパレータと、電池運転時における熱サイクル負
荷、特にその繰り返しによる劣化を抑制しうるバッファ
ー材と、出力端子とをこの順に集積してなる末端集電部
材を有することが重要である。さらに有利には、ランタ
ン系複合酸化物、中でもペロブスカイト型のもの、特に
LaMnO3、La1-pSrpMnO3、LaCrO3、L
a1-qSrqCrO3、LaCoO3又はLa1-rSrrCo
O3からなるバッファー材と、一般式(I)、中でも一
般式(II)の希土類系複合酸化物からなる電極末端用
セパレータの間に介在させた、LaMnO3、La1-pS
rpMnO3、LaCrO3、La1-qSrqCrO3、La
CoO3又はLa1-rSrrCoO3からなるバッファー層
や、このようなバッファー材と出力端子、特にニッケル
基合金からなる出力端子の間に介在させた、LaCrO
3、La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNit
O3からなるバッファー層を有するものがよい。バッフ
ァー材は、本発明方法で用いられるバッファー層と同様
のものであり、単層のものでもよいが、多層構造とする
こともできる。単層のバッファー材としては、好ましく
はランタン系複合酸化物、より好ましくはペロブスカイ
ト型のもの、特にLaMnO3、La1-pSrpMnO3、
LaCrO3、La1-qSrqCrO3、LaCoO3、L
a1-rSrrCoO3からなるものが挙げられる。また、
多層バッファー材としては、好ましくはランタン系複合
酸化物、より好ましくはペロブスカイト型のもの、特に
LaMnO3、La1-pSrpMnO3、LaCrO3、L
a1-qSrqCrO3、LaCoO3又はLa1-rSrrCo
O3からなるバッファー材と一般式(I)、中でも一般
式(II)の希土類系複合酸化物からなる電極末端用セ
パレータの間にLaMnO3、La1-pSrpMnO3、L
aCrO3、La1-qSrqCrO3、LaCoO3又はL
a1-rSrrCoO3からなるバッファー層を配設し、介
在させたものや、このようなバッファー材と出力端子、
特にニッケル基合金からなる出力端子の間にLaCrO
3、La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNit
O3(ただし、0<s≦0.5、0<t≦0.5)から
なるバッファー層を配設し、介在させたものが有利であ
り、中でも両方のバッファー層を配設し、介在させたも
のが好適である。このようなバッファー層を形成するに
は、好ましくは、板状などのバッファー材に前記したよ
うな塗布法や印刷法などの常法により被着する方法が用
いられる。また、バッファー材は、格別緻密質や剛性の
ものでなくてもよく、多孔質や可撓性のものも使用しう
るので、実用化に適している。バッファー材の厚さは、
単層であれ、多層であれ、通常10〜150μm、好ま
しくは30〜100μmの範囲で選ばれる。
端用セパレータと、電池運転時における熱サイクル負
荷、特にその繰り返しによる劣化を抑制しうるバッファ
ー材と、出力端子とをこの順に集積してなる末端集電部
材を有することが重要である。さらに有利には、ランタ
ン系複合酸化物、中でもペロブスカイト型のもの、特に
LaMnO3、La1-pSrpMnO3、LaCrO3、L
a1-qSrqCrO3、LaCoO3又はLa1-rSrrCo
O3からなるバッファー材と、一般式(I)、中でも一
般式(II)の希土類系複合酸化物からなる電極末端用
セパレータの間に介在させた、LaMnO3、La1-pS
rpMnO3、LaCrO3、La1-qSrqCrO3、La
CoO3又はLa1-rSrrCoO3からなるバッファー層
や、このようなバッファー材と出力端子、特にニッケル
基合金からなる出力端子の間に介在させた、LaCrO
3、La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNit
O3からなるバッファー層を有するものがよい。バッフ
ァー材は、本発明方法で用いられるバッファー層と同様
のものであり、単層のものでもよいが、多層構造とする
こともできる。単層のバッファー材としては、好ましく
はランタン系複合酸化物、より好ましくはペロブスカイ
ト型のもの、特にLaMnO3、La1-pSrpMnO3、
LaCrO3、La1-qSrqCrO3、LaCoO3、L
a1-rSrrCoO3からなるものが挙げられる。また、
多層バッファー材としては、好ましくはランタン系複合
酸化物、より好ましくはペロブスカイト型のもの、特に
LaMnO3、La1-pSrpMnO3、LaCrO3、L
a1-qSrqCrO3、LaCoO3又はLa1-rSrrCo
O3からなるバッファー材と一般式(I)、中でも一般
式(II)の希土類系複合酸化物からなる電極末端用セ
パレータの間にLaMnO3、La1-pSrpMnO3、L
aCrO3、La1-qSrqCrO3、LaCoO3又はL
a1-rSrrCoO3からなるバッファー層を配設し、介
在させたものや、このようなバッファー材と出力端子、
特にニッケル基合金からなる出力端子の間にLaCrO
3、La1-qSrqCrO3又はLa1-sSrsCr1-tNit
O3(ただし、0<s≦0.5、0<t≦0.5)から
なるバッファー層を配設し、介在させたものが有利であ
り、中でも両方のバッファー層を配設し、介在させたも
のが好適である。このようなバッファー層を形成するに
は、好ましくは、板状などのバッファー材に前記したよ
うな塗布法や印刷法などの常法により被着する方法が用
いられる。また、バッファー材は、格別緻密質や剛性の
ものでなくてもよく、多孔質や可撓性のものも使用しう
るので、実用化に適している。バッファー材の厚さは、
単層であれ、多層であれ、通常10〜150μm、好ま
しくは30〜100μmの範囲で選ばれる。
【0018】
【発明の効果】本発明方法によれば、固体電解質型燃料
電池などの高温型燃料電池を運転する際、バッファー層
を介在させることにより、熱サイクル負荷下の運転時の
劣化、特に熱サイクル負荷の繰り返し付加による接触抵
抗や熱応力による歪等の劣化を抑制することができ、セ
ル全体としての高性能を長時間にわたり維持しうるとい
う顕著な効果を奏する。本発明の高温型燃料電池におい
ては、末端集電部材にバッファー材を組み込むことによ
り、上記と同様の効果が得られる。
電池などの高温型燃料電池を運転する際、バッファー層
を介在させることにより、熱サイクル負荷下の運転時の
劣化、特に熱サイクル負荷の繰り返し付加による接触抵
抗や熱応力による歪等の劣化を抑制することができ、セ
ル全体としての高性能を長時間にわたり維持しうるとい
う顕著な効果を奏する。本発明の高温型燃料電池におい
ては、末端集電部材にバッファー材を組み込むことによ
り、上記と同様の効果が得られる。
【0019】このバッファー層やバッファー材は、それ
を挟む部材間の熱サイクル負荷下の接触抵抗や、該部材
間の物性差、特に熱膨張率等の熱膨張特性の差を緩衝し
調整する機能を有する。このようなバッファー素材とし
ては、例えば、電極末端用セパレータの素材がランタン
クロマイト系複合酸化物で、出力端子の素材がニッケル
基金属である場合、熱膨張率が両者の間にあるランタン
系複合酸化物などのセラミックスを組成成分とするもの
が用いられる。また、バッファー層やバッファー材は、
格別緻密質や剛性のものでなくてもよく、多孔質や可撓
性のものも使用しうるので、実用化に適している。この
ように熱膨張特性を緩衝的に整合させることにより、熱
履歴時の熱膨張差等による歪みや反りや剥離の発生を抑
止し、燃料電池における各部材間の良好な密着性を維持
し、強固な接合を可能とし、電池特性を向上させること
ができる。
を挟む部材間の熱サイクル負荷下の接触抵抗や、該部材
間の物性差、特に熱膨張率等の熱膨張特性の差を緩衝し
調整する機能を有する。このようなバッファー素材とし
ては、例えば、電極末端用セパレータの素材がランタン
クロマイト系複合酸化物で、出力端子の素材がニッケル
基金属である場合、熱膨張率が両者の間にあるランタン
系複合酸化物などのセラミックスを組成成分とするもの
が用いられる。また、バッファー層やバッファー材は、
格別緻密質や剛性のものでなくてもよく、多孔質や可撓
性のものも使用しうるので、実用化に適している。この
ように熱膨張特性を緩衝的に整合させることにより、熱
履歴時の熱膨張差等による歪みや反りや剥離の発生を抑
止し、燃料電池における各部材間の良好な密着性を維持
し、強固な接合を可能とし、電池特性を向上させること
ができる。
【0020】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定され
ものではない。
説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定され
ものではない。
【0021】実施例1 イットリアを8%含有する安定化ジルコニアから成る、
20cm角、厚さ200μmの固体電解質板の両面にL
a0.8Sr0.2MnO3からなるカソード及び等モル比の
ニッケルとジルコニアのサーメットからなるアノードを
付着させて電極付き固体電解質板とした。セパレータは
La0.9Sr0.1Cr0.98Co0.02O3で作成した。セパ
レータは電極付き固体電解質板間に介在させるものと、
末端の電極付き固体電解質板に接する電極末端用セパレ
ータからなる。出力端子部はインコネル600で作成し
た。図1に示すように、出力端子板11と電極末端用セ
パレータ板12との間にはLa0.9Sr0.1Cr0.98Co
0.02O3からなるバッファー板13′の出力端子側にL
a0.8Sr0.2CrO3からなるバッファー層13aを被
着させた多層型バッファー板13を介在させた。このよ
うに各部材を集積して、3段スタック型の固体電解質型
燃料電池を作成した。この電池を室温から1000℃ま
で昇温し、1000℃で300時間作動させたのち、放
冷により降温する運転を行い、さらに2日後同様の運転
を繰り返し行った。その結果、繰り返し運転後の接触抵
抗は0.25mΩと低く、電池性能は良好であった。
20cm角、厚さ200μmの固体電解質板の両面にL
a0.8Sr0.2MnO3からなるカソード及び等モル比の
ニッケルとジルコニアのサーメットからなるアノードを
付着させて電極付き固体電解質板とした。セパレータは
La0.9Sr0.1Cr0.98Co0.02O3で作成した。セパ
レータは電極付き固体電解質板間に介在させるものと、
末端の電極付き固体電解質板に接する電極末端用セパレ
ータからなる。出力端子部はインコネル600で作成し
た。図1に示すように、出力端子板11と電極末端用セ
パレータ板12との間にはLa0.9Sr0.1Cr0.98Co
0.02O3からなるバッファー板13′の出力端子側にL
a0.8Sr0.2CrO3からなるバッファー層13aを被
着させた多層型バッファー板13を介在させた。このよ
うに各部材を集積して、3段スタック型の固体電解質型
燃料電池を作成した。この電池を室温から1000℃ま
で昇温し、1000℃で300時間作動させたのち、放
冷により降温する運転を行い、さらに2日後同様の運転
を繰り返し行った。その結果、繰り返し運転後の接触抵
抗は0.25mΩと低く、電池性能は良好であった。
【0022】実施例2 図2に示すように、実施例1の多層型バッファー板に代
えて、La0.9Sr0.1Cr0.98Co0.02O3からなるバ
ッファー板23′の出力端子側及び電極末端用セパレー
タ側にそれぞれLa0.8Sr0.2CrO3からなるバッフ
ァー層23a及びLa0.8Sr0.2MnO3からなるバッ
ファー層23bを被着させた多層型バッファー板23を
用い、これを出力端子板21と電極末端用セパレータ板
22との間に介在させ、実施例1と同様にして固体電解
質型燃料電池を作成した。この電池を実施例1と同様に
して運転試験を行った。その結果、繰り返し運転後の接
触抵抗は0.15mΩと低く、電池性能は良好であっ
た。
えて、La0.9Sr0.1Cr0.98Co0.02O3からなるバ
ッファー板23′の出力端子側及び電極末端用セパレー
タ側にそれぞれLa0.8Sr0.2CrO3からなるバッフ
ァー層23a及びLa0.8Sr0.2MnO3からなるバッ
ファー層23bを被着させた多層型バッファー板23を
用い、これを出力端子板21と電極末端用セパレータ板
22との間に介在させ、実施例1と同様にして固体電解
質型燃料電池を作成した。この電池を実施例1と同様に
して運転試験を行った。その結果、繰り返し運転後の接
触抵抗は0.15mΩと低く、電池性能は良好であっ
た。
【0023】比較例1 共に50×50×5mmの寸法を有する、インコネル6
00からなる出力端子板とLa0.9Sr0.1Cr0.98Co
0.02O3からなる電極末端用セパレータを重ねて試料を
作製し、これについて4端子法にて接触抵抗を測定し
た。また、1000℃→常温→1000℃の熱サイクル
をかけた場合の接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サ
イクル前では1mΩ、熱サイクル後では350mΩであ
った。
00からなる出力端子板とLa0.9Sr0.1Cr0.98Co
0.02O3からなる電極末端用セパレータを重ねて試料を
作製し、これについて4端子法にて接触抵抗を測定し
た。また、1000℃→常温→1000℃の熱サイクル
をかけた場合の接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サ
イクル前では1mΩ、熱サイクル後では350mΩであ
った。
【0024】参考例1 出力端子板と電極末端用セパレータ間にLa0.8Sr0.2
CoO3からなるバッファー板を介在させた以外は比較
例1と同様にして試料を作製するとともに、これについ
て接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サイクル前では
11mΩ、熱サイクル後では17mΩであった。
CoO3からなるバッファー板を介在させた以外は比較
例1と同様にして試料を作製するとともに、これについ
て接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サイクル前では
11mΩ、熱サイクル後では17mΩであった。
【0025】参考例2 出力端子板と電極末端用セパレータ間にLa0.8Sr0.2
MnO3からなるバッファー板を介在させた以外は比較
例1と同様にして試料を作製するとともに、これについ
て接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サイクル前では
12mΩ、熱サイクル後では17mΩであった。
MnO3からなるバッファー板を介在させた以外は比較
例1と同様にして試料を作製するとともに、これについ
て接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サイクル前では
12mΩ、熱サイクル後では17mΩであった。
【0026】参考例3 出力端子板と電極末端用セパレータ間にLa0.8Sr0.2
CrO3からなるバッファー板を介在させた以外は比較
例1と同様にして試料を作製するとともに、これについ
て接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サイクル前では
8mΩ、熱サイクル後では5mΩであった。
CrO3からなるバッファー板を介在させた以外は比較
例1と同様にして試料を作製するとともに、これについ
て接触抵抗を測定した。接触抵抗は、熱サイクル前では
8mΩ、熱サイクル後では5mΩであった。
【0027】以上の結果から、固体電解質型燃料電池に
おいて出力端子と電極末端用セパレータ間に多層型バッ
ファー板を介在させるのが好ましいことが分る。
おいて出力端子と電極末端用セパレータ間に多層型バッ
ファー板を介在させるのが好ましいことが分る。
【図1】 本発明の燃料電池の1例における末端集電部
材構造の断面概略図。
材構造の断面概略図。
【図2】 本発明の燃料電池の別の1例における末端集
電部材構造の断面概略図。
電部材構造の断面概略図。
11,21 出力端子板 12,22 電極末端用セパレータ板 13,23 多層型バッファー板 13′,23′ バッファー板 13a,23a,23b バッファー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染谷 喜幸 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 電極末端用セパレータと、それに相対し
電気的に接触する出力端子を有する高温型燃料電池を熱
サイクル負荷をかけて運転する際に、該セパレータと該
出力端子との間に熱サイクル負荷による劣化を抑制しう
るバッファー層を介在させることを特徴とする高温型燃
料電池の運転方法。 - 【請求項2】 電極末端用セパレータとバッファー材と
出力端子とを順に集積してなる末端集電部材を有する高
温型燃料電池であって、バッファー材が運転時の熱サイ
クル負荷による劣化を抑制しうるものであることを特徴
とする高温型燃料電池。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7106491A JPH08306373A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 高温型燃料電池の運転方法及び高温型燃料電池 |
| CN96104935A CN1075131C (zh) | 1995-04-28 | 1996-04-29 | 人造毛发用变形断面纤维、其用途以及包含该纤维的纤维束 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7106491A JPH08306373A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 高温型燃料電池の運転方法及び高温型燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08306373A true JPH08306373A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14434930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7106491A Pending JPH08306373A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 高温型燃料電池の運転方法及び高温型燃料電池 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08306373A (ja) |
| CN (1) | CN1075131C (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002134133A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Kyocera Corp | 固体電解質型燃料電池セル |
| JP2002134132A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Kyocera Corp | 固体電解質型燃料電池セルおよびその製法 |
| WO2004084333A1 (ja) * | 2003-03-18 | 2004-09-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池および燃料電池用電解質膜の製造方法 |
| CN110800147A (zh) * | 2017-06-26 | 2020-02-14 | 塞瑞斯知识产权有限公司 | 燃料电池堆组件 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3879244B2 (ja) * | 1997-05-08 | 2007-02-07 | 株式会社カネカ | 獣毛様風合を有するアクリル系合成繊維 |
| CN101864613A (zh) | 2003-07-25 | 2010-10-20 | 株式会社钟化 | 头发制品 |
| US7759430B2 (en) | 2003-07-25 | 2010-07-20 | Kaneka Corporation | Flame retardant polyester fiber for artificial hair |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2378878A1 (fr) * | 1977-01-26 | 1978-08-25 | Eastman Kodak Co | Filament et fil textile ayant une geometrie determinee et leur procede de preparation |
| JPS5813641B2 (ja) * | 1978-11-30 | 1983-03-15 | 東洋化学株式会社 | かつら用フイラメント |
| GB8527752D0 (en) * | 1984-11-21 | 1985-12-18 | Mitsubishi Rayon Co | Acrylic fiber |
| CN1015116B (zh) * | 1987-11-13 | 1991-12-18 | 伊斯曼柯达公司 | 喷丝板的喷丝孔及其四叶形丝的断面 |
| JPH06104928B2 (ja) * | 1988-08-18 | 1994-12-21 | 鐘淵化学工業株式会社 | 毛髪用塩化ビニル系繊維およびその製造法 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7106491A patent/JPH08306373A/ja active Pending
-
1996
- 1996-04-29 CN CN96104935A patent/CN1075131C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002134133A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Kyocera Corp | 固体電解質型燃料電池セル |
| JP2002134132A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Kyocera Corp | 固体電解質型燃料電池セルおよびその製法 |
| WO2004084333A1 (ja) * | 2003-03-18 | 2004-09-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池および燃料電池用電解質膜の製造方法 |
| CN110800147A (zh) * | 2017-06-26 | 2020-02-14 | 塞瑞斯知识产权有限公司 | 燃料电池堆组件 |
| US12119528B2 (en) | 2017-06-26 | 2024-10-15 | Ceres Intellectual Property Company Limited | Fuel cell stack assembly |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1075131C (zh) | 2001-11-21 |
| CN1137578A (zh) | 1996-12-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3756524B2 (ja) | プレーナー型燃料電池用電気インターコネクタ | |
| US20070111069A1 (en) | Method and materials for bonding electrodes to interconnect layers in solid oxide fuel cell stacks | |
| US20030232230A1 (en) | Solid oxide fuel cell with enhanced mechanical and electrical properties | |
| JPH08185870A (ja) | 固体電解質型燃料電池用セパレータ | |
| US8349395B2 (en) | Electrically conductive steel-ceramic composite and process to manufacture it | |
| JPH08306373A (ja) | 高温型燃料電池の運転方法及び高温型燃料電池 | |
| JP5079991B2 (ja) | 燃料電池セル及び燃料電池 | |
| JPWO2011138915A1 (ja) | 高温構造材料、固体電解質形燃料電池用構造体および固体電解質形燃料電池 | |
| JPH10106608A (ja) | 固体電解質型燃料電池及びその製造方法 | |
| JP5170815B2 (ja) | 固体電解質型燃料電池ユニット及びスタック | |
| JP2604437B2 (ja) | 高温型燃料電池用電極間接合体及び高温型燃料電池用カソード集電体 | |
| JP3894103B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池用集電体材料 | |
| JPH05121060A (ja) | 高温型燃料電池用セパレータ材料 | |
| JPH10134828A (ja) | 平板型固体電解質燃料電池の燃料極とセパレータ間の集電方法 | |
| JP3533272B2 (ja) | 固体電解質型燃料電池用セパレータ | |
| JPH0845516A (ja) | 線径の異なるメッシュを用いた平板型固体電解質燃料電池 | |
| JP4576971B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池用基板及びその製造方法 | |
| JPH07245113A (ja) | 燃料電池用固体電解質及びこれを用いた固体電解質型燃料電池 | |
| JPH06219834A (ja) | 高温導電性焼結体及びその製造方法 | |
| JP3747078B2 (ja) | 固体電解質型燃料電池用セパレータ | |
| JPH05178664A (ja) | 複合緻密材料及びその製造方法 | |
| CA2560769C (en) | Electrolyte electrode assembly and method of producing the same | |
| JP2017152364A (ja) | セル間接続部材の製造方法、および固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法 | |
| JP3101358B2 (ja) | 固体電解質型燃料電池用セパレータ | |
| JPH11329462A (ja) | 固体電解質型燃料電池 |