JPH0830692A - 在宅介護サービスのための情報処理システム及び方法 - Google Patents

在宅介護サービスのための情報処理システム及び方法

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JPH0830692A
JPH0830692A JP18636894A JP18636894A JPH0830692A JP H0830692 A JPH0830692 A JP H0830692A JP 18636894 A JP18636894 A JP 18636894A JP 18636894 A JP18636894 A JP 18636894A JP H0830692 A JPH0830692 A JP H0830692A
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JP
Japan
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service
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terminal device
person requiring
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Application number
JP18636894A
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English (en)
Inventor
Nobuyasu Higuchi
誠康 樋口
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KANSAI HERUSUKEA SYST KK
Original Assignee
KANSAI HERUSUKEA SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 在宅介護を必要とする要援護者に対する援助
計画を特殊な技能者を要することなく作成し、在宅介護
サービスに関連する各種情報を一元的に管理して共用で
きるようにする。 【構成】 在宅介護支援センタ内にサーバ10を配置
し、これにデータベース12及びプリンタ14を接続す
ると共に、LAN80を介して受付用端末16及び提供
者用端末18を接続する。また、WAN90を介して市
町村のサービス調整チーム、社会福祉協議会、訪問看護
ステーションというサービス提供機関等に配置された提
供者用端末20、30、40にも接続する。サービス提
供能力に関する情報は提供者用端末から、要援護者に関
する情報は受付用端末からそれぞれ入力され、LAN8
0やWAN90を介してデータベース12に蓄積され
る。これらの情報を用いてサーバ10により要援護者に
対する援助計画及びサービス提供のスケジュールが作成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、在宅介護を必要とする
要援護者に対する援護サービスに関連する情報を処理す
るシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者等に対して在宅介護サービスを提
供する機関は、福祉や、医療、保険の分野に対応した種
々の機関に分かれている。このため、本来であれば複数
の機関のサービスを同時に利用することが望ましいにも
かかわらず、一機関のサービスの利用のみで終始する要
援護者も少なくない。したがって、要援護者に十分な援
護サービスを提供するためには、個々の機関のサービス
にとらわれずに要援護者やその家族が求めているニーズ
を把握し、そのニーズに適した各種サービスと要援護者
とを結びつけるという援助、すなわちケースマネージメ
ントが必要となる。
【0003】このようなケースマネージメントにより高
齢者等に対して在宅介護サービスを提供する際には、ま
ず、要援護者の状態(障害状況、日常生活動作の状況な
ど)を把握して援護サービスの必要度を評価し、その評
価結果及びサービスの提供能力に関する情報に基づいて
提供すべきサービス内容(サービスの種類や量)を決定
する必要がある。従来、このような援護サービスの必要
度の評価及びサービス内容の決定すなわち援助計画の作
成は、ソーシャルワーカや保健婦等の経験や勘にたよっ
ていた。また、前述のようにサービス提供機関は福祉
や、医療、保険等に対応する種々の機関に分かれている
ため、従来は、要援護者に関する情報や、サービス提供
能力に関する情報、援護サービスの実施によって得られ
た情報が各機関によって個別に管理されていた。このた
め、それぞれの機関で管理されている情報にのみ基づい
てサービス提供が行なわれることも少なくなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は、
援護サービスの必要度の評価及び提供すべきサービス内
容の決定を経験や勘にたよっていたため、特殊な技能者
を必要とした。また、在宅介護サービスに関する上記の
情報がサービス提供の機関毎に個別に管理されていたた
め、他機関に有用な情報があるにもかかわらずそれが活
用されなかったり、他機関に最新の情報があるにもかか
わらず古い情報に基づいてサービス提供が行なわれたり
することがあった。
【0005】そこで、本発明では、特殊な技能者を必要
とすることなく援護サービスの必要度を評価してサービ
ス内容を決定することができ、かつ、援護サービスに関
連する各種情報を一元的に管理して各サービス提供機関
がこれらの情報を共用することができるようにした在宅
介護サービスのための情報処理システム及び方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る情報処理システムは、在宅介護
を必要とする要援護者に対する援護サービスに関連する
情報を処理するシステムであって、 a)前記援護サービスに関連する情報を蓄積する情報蓄
積手段と、 b)前記援護サービスの提供機関に配置された提供者用
端末装置と、 c)前記要援護者の介護に関する相談を受け付ける機関
に配置された受付用端末装置と、 d)受付用端末装置及び提供者用端末装置と情報蓄積手
段とを接続する通信回線と、 e)前記援護サービスの提供能力に関する情報を、提供
者用端末装置から取り込み、通信回線によって情報蓄積
手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる提供能力情報
収集手段と、 f)前記相談によって得られる前記要援護者に関する情
報を、受付用端末装置から取り込み、通信回線によって
情報蓄積手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる要援
護者情報収集手段と、 g)情報蓄積手段に蓄積された要援護者に関する情報に
基づいて該要援護者に対する援護サービスの必要度を評
価し、該評価の結果に基づいて該要援護者に提供すべき
援護サービスの種類及び量を決定する提供サービス決定
手段と、 h)情報蓄積手段に蓄積された援護サービスの提供能力
に関する情報並びに提供サービス決定手段によって決定
された援護サービスの種類及び量に基づいて前記要援護
者に対する援護サービス提供のスケジュールを決定し、
該スケジュールを示す情報を情報蓄積手段に蓄積させる
スケジューリング手段と、 i)情報蓄積手段に蓄積された情報を、通信回線によっ
て提供者用端末装置に転送し、該提供者用端末装置に表
示させる情報提供手段と、 j)前記スケジュールに基づいて提供される援護サービ
スの実施状況及び該援護サービスを実施した際の要援護
者に対する観察結果を示す情報を、提供者用端末装置か
ら取り込み、通信回線によって情報蓄積手段に転送し、
情報蓄積手段に蓄積させる実施観察情報収集手段と、 を備えることを特徴とする。
【0007】なお、上記情報処理システムにおいて、前
記提供サービス決定手段は、少なくとも、前記要援護者
の自立度、日常生活動作の状況、痴呆症の程度、及び介
護者の状況に基づき、前記要援護者に対する援護サービ
スの必要度を評価する構成とするのが好ましい。また、
前記スケジューリング手段は、前記要援護者に対して同
種の援護サービスが実施される日が分散し、かつ、前記
援護サービス毎の1日分の総提供量が平均化するよう
に、前記援護サービスが実施される日を決定する構成と
するのが好ましい。
【0008】上記課題を解決するために成された本発明
に係る情報処理方法は、在宅介護を必要とする要援護者
に対する援護サービスに関連する情報を蓄積する情報蓄
積手段と、前記援護サービスの提供機関に配置された提
供者用端末装置と、前記要援護者の介護に関する相談を
受け付ける機関に配置された受付用端末装置と、受付用
端末装置及び提供者用端末装置と情報蓄積手段とを接続
する通信回線とを用いて、前記援護サービスに関連する
情報を処理する情報処理方法であって、 a)前記援護サービスの提供能力に関する情報を、提供
者用端末装置から取り込み、通信回線によって情報蓄積
手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる第1ステップ
と、 b)前記相談によって得られる前記要援護者に関する情
報を、受付用端末装置から取り込み、通信回線によって
情報蓄積手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる第2
ステップと、 c)情報蓄積手段に蓄積された要援護者に関する情報に
基づいて該要援護者に対する援護サービスの必要度を評
価し、該評価の結果に基づいて該要援護者に提供すべき
援護サービスの種類及び量を決定する第3ステップと、 d)情報蓄積手段に蓄積された援護サービスの提供能力
に関する情報並びに第3ステップによって決定された援
護サービスの種類及び量に基づいて前記要援護者に対す
る援護サービス提供のスケジュールを決定し、該スケジ
ュールを示す情報を情報蓄積手段に蓄積させる第4ステ
ップと、 e)情報蓄積手段に蓄積された前記スケジュールを示す
情報を、通信回線によって提供者用端末装置に転送し、
提供者用端末装置に表示させる第5ステップと、 f)前記スケジュールに基づいて提供される援護サービ
スの実施状況及び該援護サービスを実施した際の要援護
者に対する観察結果を示す情報を、提供者用端末装置か
ら取り込み、通信回線によって情報蓄積手段に転送し、
情報蓄積手段に蓄積させる第6ステップと、 を含むことを特徴とする。
【0009】
【作用】在宅介護のための援護サービスの提供能力に関
する情報が、援護サービスの種類に対応する各サービス
提供機関の提供者用端末装置から入力され、通信回線に
よって情報蓄積手段に転送される。これにより、各サー
ビス提供機関の提供能力に関する情報が一箇所に蓄積さ
れ一元的に管理される。
【0010】いま、要援護者の介護に関する相談(介護
相談)が受け付けられ、相談の対象である要援護者に関
する情報が受付用端末装置に入力されると、この情報も
通信回線によって情報蓄積手段に転送されてそこに蓄積
される。提供サービス決定手段は、情報蓄積手段に蓄積
された要援護者に関する上記情報に基づいてその要援護
者に対する援護サービスの必要度を評価し、その評価結
果に基づいて提供すべき援護サービスの種類及び量を決
定する。このとき援護サービスの必要度は、例えば、前
記要援護者の自立度、日常生活動作の状況、痴呆症の程
度、及び介護者の状況などに基づいて評価される。提供
すべき援護サービスの種類及び量が決定されると、スケ
ジューリング手段が、この援護サービスの種類及び量
と、情報蓄積手段に蓄積されていた援護サービスの提供
能力に関する前記情報とに基づき、その要援護者に対す
る援護サービス提供のスケジュールを決定する。この援
護サービス提供のスケジュールを示す情報も情報蓄積手
段に蓄積される。なお、このスケジュールにおいて、要
援護者に対して同種の援護サービスが実施される日を分
散させると、援護サービスが効果的なものとなり、前記
援護サービス毎の1日分の総提供量を平均化させると、
サービス提供機関の提供能力が有効に活用される。
【0011】援護サービス提供のスケジュールの決定
後、前記相談者から援護サービス提供の着手に対する承
諾が得られると、そのスケジュールに従って、各サービ
ス提供機関により要援護者への援護サービスが実施され
る。このとき各サービス提供機関のサービス提供者は、
援護サービスの実施前に、情報蓄積手段に蓄積されたス
ケジュール情報を通信回線を介して取り出して提供者用
端末装置に表示させることにより、上記スケジュールを
知る。また、サービス提供者は、援護サービスの実施後
に、サービスの実施状況及び実施の際の要援護者に対す
る観察結果を示す情報を提供者用端末装置から入力し、
通信回線を介して情報蓄積手段に蓄積させる。これらサ
ービスの実施状況及び要援護者の観察結果に関する情報
は、他のサービス提供者によって参照され(この参照
も、通信回線を介して情報蓄積手段から取り出された情
報を提供者用端末装置に表示させることにより行なわれ
る)、他のサービス提供者による同一の要援護者に対す
る援護サービスの実施に利用される。また、これらの情
報は、その要援護者にとって必要とされる援護サービス
の種類や量が変化した場合には、この変化を知るために
利用され、また、この変化に基づき提供すべき援護サー
ビスの種類及び量を新たに決定するためにも利用され
る。
【0012】
【実施例】平成2年度より、在宅介護を支える中核的機
関として「在宅介護支援センタ」が設けられており、平
成11年度までに1万箇所の設置が整備目標とされてい
る。この在宅介護支援センタは、保健・医療の立場と福
祉の立場でのコーディネータが各1名ずつ配置され、介
護を必要とする高齢者等を抱える家族等からの相談(介
護相談)を受け付け、その高齢者等の状況やサービスの
必要度を専門的、総合的に判断し、公的サービスの適用
を決定する行政機関との適用の調整及び地域のボランテ
ィア等のインフォーマルな活動の活用についての連絡調
整を行なうものである。すなわち在宅介護支援センタ
は、介護相談を受け付け、ケースマネージメントを実施
する機関である。
【0013】このような在宅介護支援センタを中核とし
て、的確で質のよい援護サービスを容易に受けることが
できるサービス供給体制を実現するために、例えば図2
に示すようなシステムが構築される。このシステムで
は、住民Gからの介護相談は、在宅介護支援センタBで
直接に受け付けられると共に、在宅介護相談協力員(民
生委員や、老人クラブ役員、市町村社会福祉協議会、薬
局等の地元商店等)Fによって受け付けられ、その内容
が在宅介護支援センタBに連絡される。在宅介護支援セ
ンタBは、これらの相談に対してケースマネージメント
を実施する。この中で在宅介護支援センタBは、要援護
者に対し適切な援護サービスを提供するために各種のサ
ービス提供機関(社会福祉協議会C、福祉施設D、医療
機関Eなど)と連携することが必要となる。このために
在宅介護支援センタBは、これらの機関と連絡をとり関
連情報の授受を行なう。また、このような各種サービス
提供機関との連携のための連絡は、在宅介護支援センタ
Bによって直接に行なわれる他、市町村のサービス調整
チームAによっても行なわれる。図2のシステムでは、
訪問看護ステーションJや、シルバサービス企業K、消
防本部I、都道府県高齢者総合相談センタH、生命保険
損保会社L、市町村ボランティアセンタMとの連絡は、
市町村のサービス調整チームAによって行なわれる。こ
の場合、在宅介護支援センタBは、市町村のサービス調
整チームAとの間で調整を行ないながら、要援護者への
適切なサービスの提供を確保する。
【0014】図1は、本発明の一実施例である在宅介護
サービスのための情報処理システムの構成を示す。この
情報処理システムは、在宅介護支援センタBを中核とす
る上記システムによる在宅介護サービスを管理するため
に、ケースマネージメントの手法に基づき(参考文献:
白澤政和、「ケースマネージメントの理論と実際」、中
央法規、平成4年)、通信回線によって接続されたコン
ピュータを使用して、在宅介護サービスに関連する情報
を処理する。
【0015】本実施例では、在宅介護支援センタBにデ
ータベースサーバとしてのコンピュータ10が設置さ
れ、これに磁気ディスク装置12が接続されている。こ
の磁気ディスク装置12に在宅介護サービスに関連する
情報を蓄積させることによりデータベース(以下、この
データベースも符号12で示すこととする)が構築され
ている。また、データベースサーバ(以下、単に「サー
バ」ともいう)10には、プリンタ14が接続されると
共に、ローカルエリアネットワーク(LAN)80を介
して受付用端末としてのコンピュータ16及び提供者用
端末としてのコンピュータ18が接続されている。さら
に、サーバ10は、広域ネットワーク(WAN)90を
介して、市町村のサービス調整チームA、社会福祉協議
会C、訪問看護ステーションJのそれぞれにおける提供
者用端末としてのコンピュータ20、30、40に接続
されている。なお、図1に示した構成は一つの例であ
り、これに示されたサービス提供機関以外の他のサービ
ス提供機関(図2参照)にもLAN80又はWAN90
を介して接続されるのが好ましい。また、図1の例では
在宅介護支援センタBにサーバ10及びデータベース1
2が設置されているが、これらは市町村(サービス調整
チーム)A又は社会福祉協議会Cに設置されていてもよ
い。
【0016】上記構成において、データベース12には
以下の情報が蓄積される。 (1)サービス提供能力に関する情報 要援護者に援護サービスを提供する各サービス提供機関
におけるスタッフの人数や施設の数等に関する情報であ
り、各サービス提供機関に設置された提供者用端末から
入力される。 (2)要援護者に関する情報 要援護者の自立度や、日常生活動作の状況、介護者の状
況等を示す情報であり、後述のインテークに基づき受付
用端末から入力される。 (3)援助計画の内容 要援護者に提供すべきサービスの種類及び量を示す情報
であり、サーバ10により作成される。 (4)スケジュールの内容 要援護者への援護サービス提供のスケジュールを示す情
報であり、上記援助計画に基づきサーバ10により作成
される。 (5)実施情報及び観察情報 援護サービスの実施状況及び援護サービスを実施した際
に要援護者を観察して得られた情報であり、援護サービ
スの実施後、提供者用端末から入力される。
【0017】以下、本実施例の在宅介護サービスのため
の情報処理システムの動作を、図3に示すフローチャー
トを参照しつつ説明する。このフローチャートは、本情
報処理システムによるケースマネージメントの過程を示
すものであり、この過程に入る前に、サービス提供能力
に関する情報は既にデータベース12に蓄積されている
ものとする。サービス提供能力は各サービス機関におけ
るスタッフの人数や施設の数等によって決まるものであ
り、このスタッフの人数や施設の数に関する情報は、本
実施例では各サービス機関に設置される提供者用端末と
してのコンピュータ18、20、30、又は40から入
力され、LAN80やWAN90という通信回線によっ
てサーバ10に送られデータベース12に格納される。
これにより、種々の援護サービスの提供能力に関する最
新情報が容易にデータベース12に蓄積される。
【0018】介護相談は、在宅介護支援センタBや在宅
介護相談協力員Fによって受け付けられ、インテークが
行なわれる(図3のステップS10)。ここでインテー
クとは、ケースマネージメント援助が必要な要援護者に
ついて、社会生活での困り事やニーズを概略的に把握
し、ケースマネージメント援助の内容を易しく詳しく説
明し、要援護者がそうしたケースマネージメントを受け
るかどうかの了解・契約をすることをいう。このインテ
ークにより、要援護者の自立度や、日常生活動作の状
況、介護者の状況等の要援護者に関する情報が得られ
る。この要援護者に関する情報は、受付用端末としての
コンピュータ16等から入力され、LAN80を介して
サーバ10に送られデータベース12に蓄積される(図
1参照)。ここで、住所や氏名、血液型、保健区分等の
住民基本情報については、インテークによって得られた
情報を受付用端末から入力する代わりに、図2のシステ
ムが対象とする市町村の住民基本情報を予めデータベー
ス12に蓄積しておき、その中からその要援護者に対す
る情報を抽出してもよい。なお、本実施例において受付
用端末は在宅介護支援センタBにのみ設置されている
が、他の機関にも受付用端末を設置してWAN90によ
ってサーバ10と接続される構成としてもよい。
【0019】上記のようにして要援護者に関する情報が
データベース12に蓄積されると、この情報と既に蓄積
されているサービス提供能力に関する情報とを用いて、
その要援護者に対する援助計画及び援護サービス提供の
スケジュールが作成される。図2のシステムが対象とす
る市町村には在宅介護サービスについての管理者が通常
1〜2人程度おかれており、援助計画及びスケジュール
はこの管理者による管理の下、サーバ10によって作成
される。
【0020】すなわち、まず、サーバ10が所定のプロ
グラムに基づいて動作することにより、要援護者に関す
る上記情報を用いてその要援護者に対する援助計画が作
成される(ステップS12)。この援助計画作成のため
に、主に、日常生活の自立度、介護者の状況、日
常生活動作の状況(ADL)、精神状況(主として痴
呆症の程度)、の4つの項目についての情報に基づき、
要援護者に対する援護サービスの必要度が定量評価(ア
セスメント)される。ここで4つの項目には、それぞれ
以下のような小項目がある。すなわち、日常生活の自
立度には、日常生活の自立度のランク(自立できるか否
か、寝たきりか否か等)、自立できなくなっている期間
という小項目があり、介護者の状況には、主たる介護
者との同別居、主たる介護者の健康状態等の小項目があ
り、日常生活動作の状況(ADL)には、歩行や、階
段の昇降、衣服着脱、食事、排泄、入浴等についての動
作能力のレベルという小項目があり、精神状況には、
痴呆症の程度に関する厚生省の判定基準等に基づく小項
目(例えば、家事・身辺整理、関心・意欲・交流、会
話、記名・記憶等)がある。本実施例の情報処理システ
ムでは、サービスの種類(例えば、ホームヘルプサービ
スや、ディサービス、訪問入浴サービス等)毎に、評価
に使用する項目及び各項目の重み付けを独立に選ぶこと
ができるようになっている。このとき評価に使用する項
目(評価項目)に対する重み付けは、上記〜の項目
等の大項目だけでなく、各大項目内の小項目についても
独立に選ぶことができるようになっている。例えば、ホ
ームヘルプのサービス量の決定には、ADLの1番目と
3番目の項目をそれぞれ所定の重み付けをして評価に使
用したり、ディサービスのサービス量の決定には、AD
Lの10番目と11番目の項目、住環境の1番目と3番
目の項目の各項目をそれぞれ所定の重み付けをして評価
に使用したりというような選択が可能である。
【0021】実際に本情報処理システムを運用する際に
は、現在までのケースマネージメントの経験に基づいて
評価項目の選定及び重み付けの設定が行なわれ、その結
果が初期値として本情報処理システムに入力される。そ
の後、本情報処理システムの運用経験に基づき、評価項
目の選定及び重み付けの設定について改良が加えられて
いく。従来、援助計画の作成はケースマネージャとして
のソーシャルワーカや保健婦等の経験や勘にたよってい
たが、本情報処理システムでは、このような経験や勘に
対応する情報が上記の評価項目の選定及び重み付けの設
定という形で蓄積されることになる。したがって、本情
報処理システムを用いることにより、ケースマネージメ
ントの経験や知識を有しない者であっても、要援護者に
対する援護サービスの必要度についてのアセスメントを
適切に行なうことができるようになる。
【0022】上記のようにして得られたアセスメントの
結果に基づいて、対象となっている要援護者に対して提
供すべき援護サービスの種類及び量(例えば、入浴サー
ビスを週に2回など)が決定される。これにより援助計
画が作成されたことになるが、この後、必要に応じて援
助計画を微調整することもできるようになっている。援
助計画が完成すると援助着手の承諾等が要援護者の家族
等から取られる。このとき、援助計画書や承諾書が所定
のフォーマットでプリンタ14から出力される。
【0023】次に、上記のようにして作成された援助計
画に基づき援護サービスのスケジューリングが行なわれ
る(ステップS14)。これも、サーバ10が所定のプ
ログラムに基づいて動作することにより行なわれる。こ
のとき、提供者用端末からLAN80やWAN90を介
してデータベース12に蓄積された提供者能力に関する
情報が使用され、この情報に基づくサービス提供能力と
援助計画により要求されるサービス量とを勘案して、次
の2要件を満足するように援護サービスのスケジューリ
ングが行なわれる。すなわち、1週間を周期として援護
サービスが実行される場合には、 (1)各要援護者に対して同種類の援護サービスの実施
日が1週間内でなるべく偏らないようにする。 (2)各援護サービス毎の1日分の総提供量が週を通し
てなるべく平均化するようにする。
【0024】本実施例では、上記2要件を満足するよう
に、一つの種類の援護サービスの実施日の1週間内の割
り振りを予めパターン化して登録しておき、この登録パ
ターンに従って順番に各要援護者に対する援護サービス
の実施日を割り振っていく。図4は、このような登録パ
ターンの一例を示すものである。図4からわかるように
登録パターンA5〜E1は、サービスの実施日が1週間
内で分散し(○印が実施日を示す)、かつ、パターンA
iからDi(i=5、4、…、1)に向かって順に登録
パターンを選択していくと1週間内の各曜日(日曜日及
び土曜日を除く)毎の総実施回数がほぼ同じになるよう
に構成されている。例えば、入浴サービスについて、週
に5回実施される要援護者がP1の1人、週に3回実施
される要援護者がP2、P3の2人、週に2回実施され
る要援護者がP4、P5、P5の3人、週に1回実施さ
れる要援護者がP6の1人の場合、図4の登録パターン
を使用すると、要援護者P1〜P6には、入浴サービス
の実施日として、パターンA5、A3、B3、A2、B
2、C2、A1の実施日がそれぞれ順に割り振られる。
この場合、月曜日〜金曜日のそれぞれの総実施回数は、
4回、3回、4回、3回、4回であり、平均化されてい
る。このようにして援護サービスの実施日が割り振られ
た後、援護サービスを実施する者(サービス提供者)の
氏名が入力されてサービス提供のスケジュール表が完成
する。このスケジュール表は、プリンタ14から出力さ
れると共に、データベース12に格納される。
【0025】サービス提供者は、上記スケジュール表に
従って援護サービスを実施する(ステップS16)。こ
のとき、プリンタ14から出力されたスケジュール表を
参照する代わりに、サービス提供機関における提供者用
端末からLAN80又はWAN90を介してデータベー
ス12にアクセスすることにより参照することもでき
る。このように端末からアクセスすることにより、デー
タベースに格納された最新のスケジュール表を参照する
ことができるため、スケジュールに変更があった場合に
はこれを直ちに知ることができる。
【0026】援護サービスの実施後は、その実施状況を
示す情報(以下「実施情報」という)がサービス提供機
関における提供者用端末から入力され、データベース1
2に格納される。また、援護サービスを実施した際に要
援護者を観察して得られた情報(以下「観察情報」とい
い、例えば要援護者の体温や血圧等が該当する)も同様
にしてデータベース12に格納される。観察情報がデー
タベース12に格納されると、その観察情報を格納した
サービス提供者以外の他の機関のサービス提供者もこの
観察情報を直ちに利用することができる。このため、例
えば、訪問看護ステーションJから派遣された看護婦が
要援護者の体温を測定した結果、平熱よりも高かった場
合、社会福祉協議会Cから派遣されるホームヘルパが提
供者用端末からデータベース12にアクセスしてその事
実を知り、その日の入浴サービスを中止するということ
が可能となる。
【0027】以降、上記の援助計画及びスケジュール表
に基づいて要援護者へのサービス提供が続けられ、実施
情報及び観察情報がデータベース12に蓄積されていく
が、この間に、要援護者の日常動作能力や社会状況の変
化等によって必要なサービス内容(ニーズ)が変化する
ことがある。このような変化は、例えばデータベース1
2に蓄積された観察情報から知ることができ、この変化
に基づき再アセスメントが必要か否かが前述の管理者等
により判断される(ステップS20)。再アセスメント
が必要であると判断されると、ステップS12へ戻り、
再度アセスメントを行なって援助計画が作成し直され、
新たな援助計画に基づいてスケジュール表が作成され
る。その後、その新たなスケジュール表に基づいて援護
サービスが実施される。
【0028】以上からわかるように本実施例によれば、
サービス提供能力に関する情報や、要援護者に関する情
報、それらの情報に基づき作成された援助計画及びスケ
ジュール表、援護サービスの実施情報及び要援護者の観
察情報という、在宅介護サービスに関連する全ての情報
がデータベース12により一元的に管理される。このた
め、在宅介護サービスの提供に際して必要な最新情報を
十分に利用することができる。しかも、データベースサ
ーバ10はLAN80又はWAN90を介して各機関に
設置された窓口用又は提供者用端末としてのコンピュー
タに接続されているため、最新の情報が容易に蓄積され
かつ容易に利用される。また、援助計画及びサービス提
供のスケジュールが自動的に作成されるため、特殊な技
能者を必要とすることなく、援護サービスの必要度を評
価し、提供すべきサービス内容を決定することができ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、通信回線を介して、在
宅介護サービスに関連する各種情報が蓄積されて一元的
に管理され、最新の情報を容易にかつ十分に利用するこ
とができる。これにより、要援護者に対し的確で十分な
援護サービスの提供が可能となる。また、このように一
元的に管理された情報に基づき援助計画及びサービス提
供のスケジュールが自動的に作成されるため、特殊な技
能者を必要とすることなく、援護サービスの必要度を評
価し、提供すべきサービス内容を決定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である、在宅介護サービス
のための情報処理システムの構成を示す図。
【図2】 在宅介護支援センタを中核とする在宅介護シ
ステムの構成を示す図。
【図3】 前記実施例の、在宅介護サービスのための情
報処理システムによるケースマネージメントの過程を示
すフローチャート。
【図4】 援護サービス提供のスケジューリングのため
の登録パターンを示す図。
【符号の説明】
10 …データベースサーバ 12 …磁気ディスク装置(データベース) 16 …コンピュータ(受付用端末) 18 …コンピュータ(提供者用端末) 20、30、40…コンピュータ(提供者用端末) 80 …ローカルエリアネットワーク(LAN) 90 …広域ネットワーク(WAN)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 在宅介護を必要とする要援護者に対する
    援護サービスに関連する情報を処理するシステムであっ
    て、 a)前記援護サービスに関連する情報を蓄積する情報蓄
    積手段と、 b)前記援護サービスの提供機関に配置された提供者用
    端末装置と、 c)前記要援護者の介護に関する相談を受け付ける機関
    に配置された受付用端末装置と、 d)受付用端末装置及び提供者用端末装置と情報蓄積手
    段とを接続する通信回線と、 e)前記援護サービスの提供能力に関する情報を、提供
    者用端末装置から取り込み、通信回線によって情報蓄積
    手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる提供能力情報
    収集手段と、 f)前記相談によって得られる前記要援護者に関する情
    報を、受付用端末装置から取り込み、通信回線によって
    情報蓄積手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる要援
    護者情報収集手段と、 g)情報蓄積手段に蓄積された要援護者に関する情報に
    基づいて該要援護者に対する援護サービスの必要度を評
    価し、該評価の結果に基づいて該要援護者に提供すべき
    援護サービスの種類及び量を決定する提供サービス決定
    手段と、 h)情報蓄積手段に蓄積された援護サービスの提供能力
    に関する情報並びに提供サービス決定手段によって決定
    された援護サービスの種類及び量に基づいて前記要援護
    者に対する援護サービス提供のスケジュールを決定し、
    該スケジュールを示す情報を情報蓄積手段に蓄積させる
    スケジューリング手段と、 i)情報蓄積手段に蓄積された情報を、通信回線によっ
    て提供者用端末装置に転送し、該提供者用端末装置に表
    示させる情報提供手段と、 j)前記スケジュールに基づいて提供される援護サービ
    スの実施状況及び該援護サービスを実施した際の要援護
    者に対する観察結果を示す情報を、提供者用端末装置か
    ら取り込み、通信回線によって情報蓄積手段に転送し、
    情報蓄積手段に蓄積させる実施観察情報収集手段と、を
    備えることを特徴とする在宅介護サービスのための情報
    処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の在宅介護サービスのた
    めの情報処理システムにおいて、 前記提供サービス決定手段は、少なくとも、前記要援護
    者の自立度、日常生活動作の状況、痴呆症の程度、及び
    介護者の状況に基づき、前記要援護者に対する援護サー
    ビスの必要度を評価する、ことを特徴とする在宅介護サ
    ービスのための情報処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の在宅介護
    サービスのための情報処理システムにおいて、 前記スケジューリング手段は、前記要援護者に対して同
    種の援護サービスが実施される日が分散し、かつ、前記
    援護サービス毎の1日分の総提供量が平均化するよう
    に、前記援護サービスが実施される日を決定する、こと
    を特徴とする在宅介護サービスのための情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 在宅介護を必要とする要援護者に対する
    援護サービスに関連する情報を蓄積する情報蓄積手段
    と、前記援護サービスの提供機関に配置された提供者用
    端末装置と、前記要援護者の介護に関する相談を受け付
    ける機関に配置された受付用端末装置と、受付用端末装
    置及び提供者用端末装置と情報蓄積手段とを接続する通
    信回線とを用いて、前記援護サービスに関連する情報を
    処理する情報処理方法において、 a)前記援護サービスの提供能力に関する情報を、提供
    者用端末装置から取り込み、通信回線によって情報蓄積
    手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる第1ステップ
    と、 b)前記相談によって得られる前記要援護者に関する情
    報を、受付用端末装置から取り込み、通信回線によって
    情報蓄積手段に転送し、情報蓄積手段に蓄積させる第2
    ステップと、 c)情報蓄積手段に蓄積された要援護者に関する情報に
    基づいて該要援護者に対する援護サービスの必要度を評
    価し、該評価の結果に基づいて該要援護者に提供すべき
    援護サービスの種類及び量を決定する第3ステップと、 d)情報蓄積手段に蓄積された援護サービスの提供能力
    に関する情報並びに第3ステップによって決定された援
    護サービスの種類及び量に基づいて前記要援護者に対す
    る援護サービス提供のスケジュールを決定し、該スケジ
    ュールを示す情報を情報蓄積手段に蓄積させる第4ステ
    ップと、 e)情報蓄積手段に蓄積された前記スケジュールを示す
    情報を、通信回線によって提供者用端末装置に転送し、
    提供者用端末装置に表示させる第5ステップと、 f)前記スケジュールに基づいて提供される援護サービ
    スの実施状況及び該援護サービスを実施した際の要援護
    者に対する観察結果を示す情報を、提供者用端末装置か
    ら取り込み、通信回線によって情報蓄積手段に転送し、
    情報蓄積手段に蓄積させる第6ステップと、を含むこと
    を特徴とする在宅介護サービスのための情報処理方法。
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