JPH08307304A - 移動体通信端末 - Google Patents

移動体通信端末

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JPH08307304A
JPH08307304A JP7110733A JP11073395A JPH08307304A JP H08307304 A JPH08307304 A JP H08307304A JP 7110733 A JP7110733 A JP 7110733A JP 11073395 A JP11073395 A JP 11073395A JP H08307304 A JPH08307304 A JP H08307304A
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Takayoshi Semasa
孝義 瀬政
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    • Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 いわゆる待ち受け時の消費電力を低く抑えつ
つ、受信性能を向上させた移動体通信端末を提供する。 【構成】 ユニークワード検出器がユニークワードのパ
ターンを検出した場合、この検出信号がタイムベースカ
ウンタ設定信号としてタイムベースカウンタに入力され
る。これによって、タイムベースカウンタの数値は10
0に再設定されることにより、エアのタイミングと同期
がとられる。これによって、ページング信号の待ち受け
タイミングの正確な再生が可能となり、受信性能が向上
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動用、特に携帯用に
好適な無線通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル情報を所定のスロット単
位で伝送する伝送方式が各種提案されている。特に、こ
のデジタル情報の通信が行われる移動体通信端末におい
ては、消費電力を低減させるため、非通信時においては
いわゆる間欠受信が行われている。この間欠受信はペー
ジング(指定呼出し)により行われるものである。
【0003】この間欠受信時の消費電力を削減するため
に、いわゆる待ち受け中においては無線信号を送信する
ブロック及び無線信号を受信する機能ブロックには、電
力を供給しないような処理が行われている。さらに、待
ち受け時間を計測するタイマーを準備し、係るタイマー
により一定の待ち受け時間が経過した後には無線通信に
用いられるシステムクロックを停止し、その代りに低速
のクロック信号を用いるような構成も採用され得る。こ
のように、低速のクロック信号を用いることにより、消
費電力がさらに削減されるものである。
【0004】例えば、特開平4−170823号公報に
記載されている従来の移動体通信端末の一構成例が、図
13に示されている。
【0005】図13において、アンテナ1は、電波を送
信及び受信する。また、送受信部2は、TDMA方式の
フレーミングを制御すると共に、変復調と無線制御を行
う。インターフェース部3は、いわゆるA/D、D/A
の両変換器を含み、送話器からのアナログの音声信号を
デジタル信号に変換すると共に、デジタル信号をアナロ
グ信号に変換してから受話器5に供給する。システム制
御部(マイロコンピュータ)6は、装置全体を制御する
部分である。また、この移動体通信端末は、通信時に用
いられる高速高精度の第1の基準発振器8と、いわゆる
待ち受け時に用いられる低速の第2の基準発振器9を有
している。そして、高速カウンタ10と、低速カウンタ
11がそれぞれ対応して設けられている。また、スイッ
チ12及び13はそれぞれ受信部2b及び第1の基準発
振器8と、送信部2aに供給する電源を制御する。さら
に切替器14及び15は、それぞれ低速カウンタ11の
入力クロック、及び電源を供給する基準発振器(8もし
くは9)を切り替える。また、本移動体通信端末は二次
電池7を含んでいる。
【0006】まず、送信及び受信が同時に動作される場
合には、上記スイッチ12及び13ともon動作され、
切替器14は高速カウンタ10に出力が接続され、切替
器15においては第1の基準発振器8と高速カウンタ1
0とに電源が供給される。
【0007】このようにして、高精度、例えば2ppm
程度の例えば16MHz程度の高速クロック信号を、基
準クロックとして送受信の動作が行われる。
【0008】次に、受信動作時においては、スイッチ1
2がon動作し、スイッチ13がoff動作する。この
結果、送信部2aには電力が供給されず、切替器14、
15も上述したような同様の制御が行われる。このた
め、やはり高速クロック8を基準クロックとして正確な
受信動作が行われる。
【0009】一方、待ち受け時にはスイッチ12、13
共にoff動作が行われ、その結果送受信部2、インタ
ーフェース部3への電力も遮断されるため、一層低消費
電力化が実現される。さらに、高速の第1の基準発振器
8、高速カウンタ10に対しても電力が供給されず、一
方低速の第2の基準発振器9は例えば31.25kHz
程度の信号を発振する。待ち受け時には、この発振器と
低速カウンタ11と、システム制御部6にのみ電源が供
給されているのである。すなわち、待ち受け時の動作と
しては、低速の第2の基準発振器9の基準クロックと、
低速カウンタ11のみが動作を行い、待ち受け時タイミ
ングになるのを単に待機するのみの動作を行う。
【0010】高速の第1の基準発振器8は、例えば消費
電流10mA程度必要とするのに対して、低速の第2の
基準発振器9はおよそ10μA程度の消費電流である。
この待ち受け時においては、通常はC−MOSの回路に
よって構成されているシステム制御部6及び低速カウン
タ11もほとんど動作を行っておらず、その結果待ち受
けの消費電力は送/受信動作時に比べると非常に小さな
ものとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置においては、待ち受け動作時のユニークワ
ードの検出は、いわゆるオープンアパーチャとなるた
め、スロット受信の受信性能を向上させることができな
いという問題があった。例えば、通信方式として、簡易
型携帯電話システム(以下、PHSと言う)の方式を採
用する場合、ページングが行われるスロット長は625
μsであり、ページング信号の周期(スーパーフレーム
周期)は、公衆用システムにおいては1.2秒、自営用
システムにおいては最大15秒程度まで許容されてい
る。
【0012】このため、待ち受けのためのスロット間の
タイミングを上述したように計測の第2の基準発振器9
からのクロック信号を用いて計測すると、この発振器の
制動が±100ppmとすれば、待ち受け間隔の誤差は
公衆用システムの場合全スロット受信完了から直ぐに低
速基準発振クロックを用いる場合には、以下のように計
算される。
【0013】 (1.2s−625μs)*100ppm+(1/31.25kHz) =153μs 153μs*384kbit/S〓59(bit) このように、ユニークワードの検出期間は±59bit
の幅で設定する必要がある。この結果、ユニークワード
の検出精度は低下してしまうという問題があった。すな
わち、受信品質が悪い場合には、ユニークワードを誤っ
て検出してしまう可能性が高いのである。
【0014】更に、ユニークワード検出期間を広くする
ことは端末を受信状態で動作させる期間が長くなること
となり、消費電力を不要に増加させることとなる。すな
わち、待受けモードにおいてその主要な消費電力は受信
動作中の電力であり、上記例の場合本来625μsec
間受信すればよい所を、平均的に625μsec+15
3μsec受信動作させる必要があることになる。
【0015】ここで、上に示した式の左辺の第2項は、
計測の第2の基準発振器9が、受信信号に同期せず自走
しているため、その位相誤差を最大値で繰り入れたもの
を表す。
【0016】さらに、自営用システムにおいて、待ち受
け時の消費電流を削減するため、ページングの周期を例
えば6.1秒に設定すると、以下のように計算される。
【0017】 (6.1s−625μs)*100ppm+(1/31.25kHz) =625μs このように、最悪の場合には隣のスロットを誤って自端
末宛のページング信号として受信動作を行ってしまい、
本来の自端末宛のページング信号を受信し損なってしま
う可能性が大である。
【0018】更にこの場合では、平均的な受信動作期間
は1250μsecと通常の2倍となってしまうことと
なる。
【0019】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、待ち受け時において軽消
費電力化を図りつつ、ページング信号の受信性能を向上
可能な移動体通信端末を提供することである。
【0020】
【作用】本発明に係る移動体通信端末は、ユニークワー
ドの検出値を正確に設定することにより、その検出期間
を狭く設定するものである。このため、待ち受け時のペ
ージング信号の受信性能を向上させるとともに消費電力
を減少させることが可能となる。
【0021】具体的には、第1の本発明においては第1
待ち受け位置カウンタの出力信号に基づいて、前記第1
発振手段の電源が投入される。
【0022】さらに、第2の本発明においては、タイム
ベースカウンタがスロット内の所定のビット位置、シン
ボル位置を計数する。
【0023】第3の本発明においては、ユニークワード
検出手段が、受信信号中のユニークワードを検出する。
【0024】また、第4の本発明においては第2待ち受
け位置カウンタが、受信シンボルのクロック信号もしく
は受信ビットクロック信号を入力する。
【0025】第5の本発明においては、さらに、マイク
ロプロセッサが備えられており、このマイクロプロセッ
サは第1及び第2の待ち受け位置カウンタに計数値を設
定する。
【0026】また、第6の本発明においては、アパーチ
ャ設定手段は、ユニークワードの検出を行う期間を、タ
イムベースカウンタの出力信号に基づいて設定を行う。
さらに、同期取り直し手段は、前記アパーチャ制御手段
がユニークワードを検出した場合にタイムベースカウン
タの同期を取り直す。
【0027】第7の本発明においては、ユニークワード
の検出のタイミングと、実際に受信したユニークワード
の検出タイミングとのずれがずれ検出手段によって検出
される。
【0028】第8の本発明においては、ユニークワード
が検出された時点におけるタイムベースカウンタの出力
信号の値がユニークワード検出位置レジスタに記憶され
る。
【0029】第9の本発明においては、ユニークワード
が検出されたタイミングにおけるずれの量より小さい値
は、その直前のスロット受信時における設定値にそれぞ
れ加算する。そして、この加算値が上記第1及び第2の
待ち受け位置カウンタに設定される。
【0030】第10の本発明において、複数のスロット
にわたって上記ずれ量が記憶手段に記憶される。そし
て、この複数のずれ量の複数の平均値に基づいて、上記
第1及び第2の待ち受け位置カウンタに設定値が設定さ
れる。
【0031】第11の本発明においては、ユニークワー
ドの上記ずれ量に基づき、次のスロットにおけるユニー
クワードの検出期間の長さが設定される。
【0032】
【実施例】実施例1. 図1に示されているように、アンテナ1に
は、このアンテナ1を送信及び受信で共用するためのR
Fスイッチ21が接続されている。このRFスイッチ2
1には、送信RFアンプ20と、受信RFアンプ22と
がそれぞれ接続されている。送信RFアンプ20には、
搬送周波数を所定のRF周波数に変換するためのアップ
・コンバータ18が接続されており、一方受信RFアン
プ22はRF信号を復調可能な周波数まで下げるための
ダウン・コンバータ23が接続されている。
【0033】また、アップ・コンバータ18には、π/
4シフトQPSK方式に基づく変調器17が接続されて
おり、一方ダウン・コンバータ23にはπ/4シフトQ
PKS方式に基づく復調器24が接続されている。ま
た、変調器17には、TDMA/TDD方式に基づくチ
ャネルエンコーダ16が接続されており、一方復調器2
4にはTDMA/TDD方式に基づくチャネルデコーダ
25がそれぞれ接続されている。また、受信信号を基に
して、スロットタイミング信号を再生するためのタイミ
ング制御部26が備えられている。なお、その他の部分
は、図13に示されている従来の移動体通信端末と同様
の構成である。
【0034】図2には、図1に示されているチャネルデ
コーダ25と、タイミング制御部26との詳細な内部構
成を示す図である。図2において、ユニークワード検出
器25aは復調器24から出力される復調された受信デ
ータ(D)を基にして、スロットの位置を検出するため
のユニークワードを検出する。デスクランブル25b
は、スクランブルされたデータを基に戻す。また、巡回
乗余符号(CRC)演算器25cは、ビット誤りを検出
する。さらに、受信バッファ25dは、受信した信号を
インターフェース部3あるいはシステム制御部6に送出
する。
【0035】タイムベースカウンタ26aは、復調器2
4からの受信クロック(c)に基づき、スロット内のビ
ット位置を計数する。スロットカウンタ26bは、TD
MA/TDDで多重化されたスロット位置を計数する。
また、フレームカウンタ26cは、フレーム数をカウン
トし、位相検出器26dは、スロット受信終了時点で第
2の基準発振器9のクロック(b)の位相を検出する。
また第1の待ち受け位置カウンタ26eは、次のページ
ング信号を受信するための位置をカウントする。第2の
待ち受け位置カウンタ26fも、この第1の待ち受け位
置カウンタ26eと基本的には同様の作用を有している
が、そのカウントを行うクロック信号は異なっている。
アパーチャ制御部26gは、ユニークワードを検出する
区間を制御する。タイミング発振器26hは、タイムベ
ースカウンタ26a、スロットカウンタ26b、フレー
ムカウンタ26cなどの信号に基づいて、装置内の各種
のタイミング信号を生成する。
【0036】図3には、ユニークワード検出器25aの
内部構成を示す図が示されている。図3において、シフ
トレジスタ25a1は、受信データ(d)を32ビット
記憶する。また32ビットのコンパレータ25a2は、
シフトレジスタ25a1の出力信号に基づいて、ユニー
クワードパターンを検出する。また、アダー25a3
は、この32ビットのコンパレータ25a2の出力信号
中の不一致のビット数を計数する加算器である。一方N
ORゲート25a4はこの加算器25a3の出力が1以
下であるか否かを検出する。さらに、ANDゲート25
a5は、NORゲート25a4の出力信号とアパーチャ
制御部26gから出力されるユニークワード検出アパー
チャ信号(g)を基にして、検出期間内にユニークワー
ドが検出されたことを示すユニークワード検出信号
(h)を生成する。
【0037】図4には、位相検出器26dの内部構成図
が示されている。図4において、立上り検出器26d1
は、低速クロック(b)の立上りを検出し、位相検出カ
ウンタ26d2は、この立上り検出器26d1の出力信
号によってリセットされ、受信クロック(c)を計数す
るのである。また、位相検出レジスタ26d3は位相検
出カウンタ26d2の出力信号をタイムベースカウンタ
26aのキャリ出力(スロット受信完了位置で出力され
る)kで示されるタイミングで記憶をし、システム制御
部6に対し位相検出出力信号を供給する。
【0038】また、図5には、アパーチャ制御部26g
の内部構成図が示されている。図5において、アパーチ
ャ幅レジスタ26g1は、システム制御部6により設定
されるアパーチャ幅を記憶する。また、減算器26g2
は、ユニークワード検出タイミングである100(ビッ
ト目)からアパーチャ幅レジスタ26g1に設定された
数値を減算する。また、加算器26g2は、同じく10
0(ビット目)に、アパーチャ幅レジスタ26g1に設
定された数値を加算するのである。また、第1の比較器
26g4は、タイムベースカウンタ26aの出力信号
(j)と、減算器26g2の出力信号との一致を検出す
る。第2の比較器26g5は、同様にして加算器26g
3の出力信号とタイムベースカウンタ26aの出力
(j)との出力の一致を検出する。また、フリップフロ
ップ26g7は、第1の比較器26g4の出力信号をs
et端子に入力し、第2の比較器26g5の出力信号を
reset端子にそれぞれ入力し、ユニークワード検出
期間を示すユニークワード検出アパーチャ信号を出力す
る。
【0039】以下、本実施例の動作について説明する。
まず、PHSのフレーム構成と、電源の制御について説
明する。
【0040】図6には、送受信同時動作時のエアの信号
と、電源の制御を説明する説明図が示されている。PH
Sは、4多重のTDMA/TDDであり、通常の(音声
信号を送受する)通信においては、図6に示されるよう
に5msのフレーム内に上り及び下りそれぞれ1スロッ
トを用いて通信を行う。そこで、図1において、チャネ
ルエンコーダ16、変調器17、アップ・コンバータ1
8、送信RFアンプ20は送信スロットに対応する部分
であり、受信RFアンプ22、ダウン・コンバータ2
3、復調器24、チャネルデコーダ25とが受信スロッ
トに対応する部分である。そして、RFスイッチ21
と、PLL19とは、送信受信の両スロットに対応する
部分であって電源が供給されている。但し、PLL19
については、電源が供給されてから選局用の基準信号が
安定して出力されるまでに一定の時間がかかるため、送
信及び受信のスロットの開始より十分に早い時点におい
て電源が印加されている。また、復調部内のタイミング
再生部(384kHzの受信クロックの再生を行う)に
対しては電源は常に連続して供給されている。
【0041】また、インターフェース部3は、音声信号
を連続して処理するため、第1の基準発振器8は基本ク
ロックを供給するため、それぞれ連続して電力が供給さ
れている。
【0042】次に、いわゆる待ち受け時における動作に
ついて説明をする。
【0043】図7には、PHSにおける制御信号のスロ
ット構成を表す説明図が示されている。この図7におい
ては、記号の下段の数字はビット数を表し、具体的に1
ビットの長さは1/384kbit(s)である。ここ
に示すように、スロットのタイミングを取り直すための
ユニークワードの長さは32ビットである。
【0044】図8には、待ち受け時における各部の動作
の詳細を表す説明図が示されている。
【0045】自端末に対するページングのスロット受信
時は、図6に示されているのと同様にRFスイッチ2
1、受信RFアンプ22、ダウン・コンバータ23、復
調器24、チャネルデコーダ25、及びPLL19、そ
して第1の基準発振器8に対して電力が印加されてい
る。なお、上述したようにシステム制御部6、第2の基
準発振器9、タイミング制御部26に対する電力は常時
印加されている。
【0046】図4に示されている位相検出器26dにお
いては、位相検出カウンタ26d2が、第2の基準発振
器9からの低速クロック(b)の立上り毎にreset
され、その後受信クロック(c)を再カウントしている
ため、スロット受信完了した時に、タイムベースカウン
タ26aのキャリア出力(k)によって位相検出カウン
タ26d2のカウント値が位相検出レジスタ26d3に
記憶される。
【0047】キャリア出力(h)は、システム制御部
(マイクロコンピュータ)6の割込信号となっており、
システム制御部6では報知情報の解読による受信スロッ
トの処理が行われる。この報知情報には、この端末に対
する呼出しが指示されておれば、この端末は基地局との
通信モードに移行することになっている。
【0048】報知情報には、当該端末に対する呼出しが
ない(かつ、キー操作などオペレータの動作要求もない
場合)時は、再び待ち受け動作に入ることになる。
【0049】このため、システム制御部6は、図9に示
されているように、位相検出レジスタ26d3のデータ
を読み出し、これをnoff として、以下のM及びNを求
める。
【0050】M={(1.2 s−625 μs−31μs*Mde
lay −2.6 μs*noff )/31μs}の切り捨て N=[{1.2 s−625 μs−2.6 μs*noff −31μs
*(M+Mdelay )}/31μs]の切り捨て ここにおいて、Mdeley は、第1の基準発振器8の電源
を印加して、クロック(a)が安定するまでの時間及び
その後にPLL19が安定するまでの時間を第2の基準
発振器9のクロック数で示したものであり、装置により
あらかじめ設定可能な固定の数値である。
【0051】システム制御部6では、上記MNを第1及
び第2の待ち受けカウンタ26e、26fにそれぞれセ
ットし第1の基準発振器8に対する電力を遮断する。
【0052】タイミング制御部26の第1の待ち受け位
置カウンタ26eは、スロット受信完了した時点から計
測クロック(b)を計数しており、計数値が上記Mとな
ったタイミングにおいて、システム制御部6に対し割込
をかける。システム制御部6においては、この割込を受
けて、第1の基準発振器8の電源を再び投入する。これ
によって、徐々に発振クロック(a)が立上がり、所定
期間経過後正常な発振クロック(a)が出力される。そ
の後、第1の待ち受け位置カウンタ26eの計数値が
(M+Mdeley )となると、第2の待ち受け位置カウン
タ26fが計数動作を開始する。システム制御部6にお
いては、この間あらかじめ定められたシーケンスに従っ
てRFスイッチ21、受信RFアンプ22、ダウン・コ
ンバータ23、復調器24、チャネルデコーダ25に対
して電源を投入する。
【0053】そして、第2の待ち受け位置カウンタ26
fの計数値がNになると、第2の待ち受け位置カウンタ
26fは、タイムベースカウンタ26aに起動指示信号
mを出力し、スロット内のビットカウントを開始するの
である。
【0054】一方、ユニークワード検出器25aにおい
ては、受信データを逐次入力し、データシーケンスの中
にユニークワードパターン:0101 0000 11
101111 0010 1001 1001 001
1が存在するか否かを検査する。
【0055】ユニークワードが1ビット以内の誤りであ
らかじめ設定されたユニークワード検出期間内に検出さ
れた場合には、ANDゲート25a5を通じてユニーク
ワード検出信号(h)が出力される。このユニークワー
ド検出信号(h)は、アパーチャ制御部26gを介して
タイムベースカウンタ設定信号(i)としてタイムベー
スカウンタ26aのカウント値は100(ユニークワー
ドの最終ビット位置)に再設定され、エアのタイミング
と同期が取られることになる。このような動作によっ
て、ページング信号の待ち受けタイミングの正確な再生
が可能となり、アパーチャ幅を狭くすることが実現でき
る。そのため、受信性能の向上が期待される。
【0056】なお、あらかじめ設定されている検出期間
内にユニークワードが検出できなかった場合には、タイ
ムベースカウンタ26aの再同期は行わない。但し、こ
のスロット受信完了タイミングにおいては正常にスロッ
トを受信した場合と同様に、第1及び第2の待ち受け位
置カウンタ26e、26fの設定が行われる。
【0057】実施例2.上記実施例1においては、第1
の基準発振回路8の電源の投入を、システム制御部6に
おいて制御したが、システム制御部6を介さずに、タイ
ミング制御部26が直接制御することも好適である。
【0058】実施例3.また、上記実施例1、2におい
ては、第1及び第2の待ち受け位置カウンタ26e、2
6fが行う処理であったが、タイミング制御部26が設
定することも好適である。
【0059】実施例4.さらに、ページング信号内の自
端末に対する報知情報を検出する機能を、チャネルデコ
ーダ25に持たせることにより、待ち受け時において当
該端末に対する呼出しがかからないことで、システム制
御部6を動作させないことも可能となる。このような動
作を行わせることにより、待ち受け時の消費電力を一層
削減することが可能となる。
【0060】実施例5.図5に示されているアパーチャ
制御部26gにおいて、破線で示されているようにユニ
ークワード検出時点でのタイムベースカウンタ26aの
出力信号を記憶するユニークワード検出レジスタ26g
8を設けることによって、第2の基準発振器9の発振周
波数がずれた場合においても、それを補正して第1及び
第2の待ち受け位置カウンタ26e及び26fを設定す
ることによって、ユニークワードの検出期間を狭めるこ
とも可能である。
【0061】図10には、このような構成を採用した場
合のシステム制御部6の動作を表すフローチャートが示
されている。
【0062】図10に示されているフローチャートと、
図9に示されているフローチャートとの違いは、ユニー
クワード検出位置レジスタ26g8を読み取って(nde
tect) 、本来の数値100との差を誤差nerror として
表し、この誤差nerror にα(<1)を乗じた値を待ち
受け時間に補正するようにしたことである。ここで、1
より小さいαを誤差に乗じているのは、ページングなど
により、受信信号が揺いだ場合でも過度に応答しないよ
うにするためである。
【0063】本実施例5におけるM、Nは以下のように
求められる。
【0064】M=[{1.2 s−625 μs−31μs*Mde
lay +2.6 μs*(nerror −noff )}/31μs]の
切り捨て N=[{1.2 s−625 μs−2.6 μs*(nerror −n
off )−31μs*(M+Mdelay )}/31μs]の切り
捨て実施例6. 上記実施例1〜5においては、ユニークワー
ドの検出誤差は、当該端末に対するページング信号受信
スロット毎に行ったが、過度の応答を避けるために、複
数回のずれ量の平均値を用いることも好適である。図1
1には、本実施例6におけるシステム制御部6のメモリ
マップが示されている。図11に示されているように、
4回分のユニークワード検出位置を記憶し得る構成とな
っており、システム制御部6はこの4回分の検出位置を
読み取った時点において、その4回の平均値から100
を引いた数値を補正値としている。
【0065】このように、本実施例6においては補正は
4回に1回行われることになる。
【0066】実施例7.図12には、逐次補正処理を行
う例が示されており、4回分の誤差値が計算できた段階
で補正値nadj を計算し、それと同時にシステム制御部
6に格納されている誤差値から補正値nadj を減算した
数値を再び格納している。
【0067】実施例8.上記実施例においては、アパー
チャ制御部26gのアパーチャ幅レジスタ26g1に設
定する数値は、変化をさせないものとしているが、ユニ
ークワード検出位置のずれ量に応じてアパーチャ幅を制
御するようにするのも好適である。例えば、ユニークワ
ードのずれ量が1未満の場合はアパーチャ幅を徐々に狭
く(最小値は例えば4程度にする)し、ユニークワード
が検出されない場合やずれ量が4を越える場合には徐々
に広く(最大値はオープン)するように制御を行う。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る移動体通信端末は、受信信
号のシンボルレートより低い周波数の第2の発振手段
と、受信信号のあらかじめ定められたタイミングでこの
第2の発振手段の出力信号であるクロックの位相を検出
する位相検出手段と、さらに第2の発振手段の出力のク
ロックをクロック入力とする第1の待ち受け位置カウン
タと、受信シンボルクロック乃至は受信ビットクロック
をクロック入力とする第2の待ち受け位置カウタンとを
備えているので、待ち受け時の消費電流を低く保ったま
まで、待ち受け時の受信タイミングを正確に設定でき、
受信性能を向上させるという効果を奏する。
【0069】すなわち、第1の本発明によれば、第1発
振手段の電源が第1待ち受け位置カウンタの出力信号に
基づいて投入されるため、消費電流を低く抑えたままユ
ニークワードの受信性能が向上可能である。
【0070】さらに、第2の本発明によれば、スロット
内の所定のビット位置を計数するタイムベースカウンタ
を有しているため、より受信性能が向上した移動体通信
端末が得られる。
【0071】第3の本発明によれば、前記受信信号中の
所定のユニークワードを検出するユニークワード検出手
段が含まれているため、より受信性能が向上した移動体
通信端末が得られる。
【0072】第4の本発明によれば、受信シンボルクロ
ックもしくは受信ビットクロックを入力する第2待ち受
け位置カウンタを含んでいるため、より受信性能が向上
した移動体通信端末が得られる。
【0073】第5の本発明によれば、マイクロプロセッ
サと、このマイクロプロセッサに対する割込手段とを有
しているため、第1及び第2の待ち受け位置カウンタに
適切な計数値を設定することにより、より性能の向上し
た移動体通信端末が得られる。
【0074】第6の本発明によれば、ユニークワードの
検出を行う期間を、タイムベースカウンタの出力信号に
基づいて設定されているため、より性能の向上した移動
体通信端末が提供可能である。
【0075】第7の本発明によれば、第1及び第2の待
ち受けカウンタに設定された値に基づいて計算されるユ
ニークワードの検出タイミングと、実際に受信したユニ
ークワードの検出タイミングのずれを検出しているた
め、より性能の向上した移動体通信端末が提供可能であ
る。
【0076】第8の本発明によれば、ユニークワードの
検出タイミングのずれをより高精度に検出できるため、
より性能の向上した移動体通信端末が提供できる。
【0077】第9の本発明によれば、ユニークワードの
検出タイミングのずれ量より小さい値を、待ち受け位置
カウンタに設定するため、ユニークワード検出タイミン
グのずれが効果的に補正され、より性能の向上した移動
体通信端末が得られる。
【0078】第10の本発明によれば、ユニークワード
の検出タイミングのずれの平均値に基づき、待ち受け位
置カウンタの値を更新したため、性能の変動の少ない移
動体通信端末が得られる。
【0079】第11の本発明によれば、ユニークワード
の検出タイミングのずれ量に基づき、ユニークワードの
検出期間の長さが変更されるため、ユニークワードの検
出タイミングのずれ量が大きい場合にも対応可能な性能
の向上した移動体通信端末が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である移動体通信端末の構
成ブロック図である。
【図2】 チャネルデコーダとタイミング制御部との内
部ブロック構成図である。
【図3】 ユニークワード検出器の内部ブロック構成図
である。
【図4】 位相検出器の内部ブロック構成図である。
【図5】 アパーチャ制御部の内部ブロック構成図であ
る。
【図6】 送受信動作時の電源制御法を説明するタイム
チャートである。
【図7】 PHSにおける制御信号のスロット構成の説
明図である。
【図8】 本実施例の移動体通信端末の待ち受け時にお
ける各部の動作を表すタイムチャートである。
【図9】 本実施例における待ち受け位置カウンタの設
定法を表すフローチャートである。
【図10】 本実施例5における待ち受け位置カウンタ
の設定法を表すフローチャートである。
【図11】 本実施例6のシステム制御部のメモリマッ
プの一部を表す説明図である。
【図12】 本実施例7におけるシステム制御部のメモ
リマップの一部を表す説明図である。
【図13】 従来の移動体通信端末のブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
3 インターフェース部、4 送話器、5 受話器、6
システム制御部、7二次電池、8 第1の基準発振
器、9 第2の基準発振器、10 高速カウンタ、11
低速カウンタ、12,13 スイッチ、14,15
切替器、16チャネルエンコーダ、17 変調器、18
アップ・コンバータ、19 PLL、20 送信RF
アンプ、21 RFスイッチ、22 受信RFアンプ、
23ダウン・コンバータ、24 復調器、25 チャネ
ルデコーダ、26 タイミング制御部、25a ユニー
クワード検出位置器、26a タイムベースカウンタ、
26d 位相検出器、26e 第1の待ち受け位置カウ
ンタ、26f 第2の待ち受け位置カウンタ、26g
アパーチャ制御部、26g8 ユニークワード検出位置
レジスタ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重化方式を採用する無線通信シ
    ステムにおいて用いられる移動体通信端末であって、 第1発振手段と、 基地局からの信号待ち受け時に、一旦前記第1発振手段
    の電源を遮断する電源遮断手段と、 受信信号のシンボルレートより低い周波数の信号を発振
    する第2発振手段と、 前記受信信号中のあらかじめ定められたタイミングにお
    ける前記第2発振手段の出力信号のクロック信号の位相
    を検出する位相検出手段と、 前記第2発振手段の出力信号のクロック信号をクロック
    信号として入力する第1待ち受け位置カウンタと、 前記第1待ち受け位置カウンタの出力信号に基づいて、
    前記第1発振手段の電源を投入する電源投入手段と、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動体通信端末におい
    て、 スロット内の所定のビット位置若しくはシンボル位置を
    計数するタイムベースカウンタ、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動体通信端末におい
    て、 前記受信信号中の所定のユニークワードを検出するユニ
    ークワード検出手段、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の移動体通信端末におい
    て、 受信シンボルクロック信号若しくは受信ビットクロック
    信号をクロック信号として入力する第2待ち受け位置カ
    ウンタ、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の移動体通信端末に
    おいて、 所定の通信制御プロトコルに基づき、所定の信号のやり
    とりを制御するマイクロプロセッサと、 所定のスロットのデータの受信が完了した後、前記マイ
    クロプロセッサに対して割り込みをかける割り込み手段
    と、 を備え、 前記マイクロプロセッサは、上記位相検出手段の出力信
    号を入力し、この入力した信号の値に基づき、次の待ち
    受けスロット受信のために、前記第1及び第2の待ち受
    け位置カウンタに計数値を設定することを特徴とする移
    動体通信端末。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載の移動体通信端末に
    おいて、 前記タイムベースカウンタの出力信号に基づき、受信信
    号を受信した際に、ユニークワードの検出を行う期間を
    設定するアパーチャ制御手段と、 前記アパーチャ制御手段がユニークワードを検出した場
    合に上記タイムベースカウンタの同期を取り直す同期取
    り直し手段と、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6記載の移動体通信端末に
    おいて、 前記第1及び第2の待ち受け位置カウンタに設定した値
    に基づいて計算されるユニークワードの検出のタイミン
    グと、実際に受信したユニークワードの検出のタイミン
    グのずれを検出するずれ検出手段、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載の移動体通信端末に
    おいて、 ユニークワード検出時点でのタイムベースカウンタの出
    力信号の値を記憶するユニークワード検出位置レジス
    タ、 を含み、前記マイクロプロセッサが、前記ユニークワー
    ド検出位置レジスタの記憶数信号の値を読みとり、ユニ
    ークワード検出タイミングのずれを検出することを特徴
    とする移動体通信端末。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8記載の移動体通信端末に
    おいて、 ユニークワード検出タイミングのずれ量より小さい値
    を、直前のスロット受信時の設定値に加算して、この加
    算値を第1及び第2の待ち受け位置カウンタに設定する
    設定値更新手段、 を含み、次のスロットにおいてはこの加算値が利用され
    ることを特徴とする移動体通信端末。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9記載の移動体通信端末
    において、 複数のスロットに亘ってユニークワード検出位置若しく
    は上記ずれ量を記憶する記憶手段、 を含み、前記記憶手段に記憶されたユニークワード検出
    位置若しくは上記ずれ量を平均化した値に基づいて、前
    記第1及び第2の待ち受け位置カウンタに設定値を設定
    する設定手段、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10記載の移動体通信端
    末において、 ユニークワードのずれ量に基づいて、次のユニークワー
    ドの検出期間の長さを設定する期間長設定手段、 を含むことを特徴とする移動体通信端末。
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