JPH08308206A - ステップモータ駆動式リニアアクチエータ及びその製造方法 - Google Patents

ステップモータ駆動式リニアアクチエータ及びその製造方法

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JPH08308206A
JPH08308206A JP11317595A JP11317595A JPH08308206A JP H08308206 A JPH08308206 A JP H08308206A JP 11317595 A JP11317595 A JP 11317595A JP 11317595 A JP11317595 A JP 11317595A JP H08308206 A JPH08308206 A JP H08308206A
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JP
Japan
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rotor
housing
stopper
stator
shaft
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JP11317595A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Morita
義之 森田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ロータの初期ストローク位置(物理的な起点)
を正確かつ容易に得ることができ、使用中のこの起点位
置の変動も小さく、しかも、耐スラスト荷重が大きな軸
受けを採用することなしに耐久性に優れたステップモー
タ駆動式リニアアクチエータを提供する。 【構成】ハウジング1にねじ軸14が軸心に沿って立設
され、ロータ3がねじ軸14に回転自在に螺合されてス
テータ2により回転されて軸方向に進退する。また、第
2ハウジング10に出力軸8が回転不能、軸方向変位自
在に支承され、付勢手段13が、出力軸8をボール12
を介してロータ3の端面へ押圧する。これにより、ロー
タ3の回転を伴う直線運動が、出力軸8の回転を伴わな
い直線運動に変換され、ロータ3のステップ駆動すなわ
ち累積パルス電圧数に比例するストローク量だけ出力軸
8が軸方向に進退する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータの回転
を駆動力とするリニアアクチエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりステップモータの回転を駆動力
とするステップモータ駆動式リニアアクチエータが知ら
れている。このステップモータ駆動式リニアアクチエー
タによれば、ステップモータは入力(励磁相)に対する
出力(位置)が一対一で対応しているので、このステッ
プモータにねじ機構を組合せて回転運転を直線運転に変
換すれば、オープンループ制御で微小ストローク制御を
実現することができる。
【0003】ただし、このステップモータ駆動式リニア
アクチエータでは、起点からのパルス数でストローク制
御を行うので、励磁相(初期励磁相)が物理的な起点に
一致していなければならない。例えば四相ステップモー
タの一相励磁駆動の場合、第4相励磁状態を電気的起点
とし、その時のロータの絶対角度を物理的な起点とする
必要がある。こうすることにより起点から始めて第1相
励磁、第2相励磁と制御を順次実施すれば所定の電気信
号で所定のストロークを実現することができる。これに
より、ステータコイルに印加されたパルス電圧累積値に
対応してリニアアクチエータの駆動軸先端の軸方向絶対
位置(ハウジングに対する軸方向位置)を決定すること
ができる。
【0004】しかし、上述したようにパルス電圧累積値
に対応してリニアアクチエータの駆動軸先端の軸方向絶
対位置を決定するためには、ステータとロータとが初期
励磁相において安定姿勢となる位置にてロータの所定の
回転方向への回転を禁止するストッパ機構を設ける必要
がある。すなわち、ストッパ機構により決定される物理
的な起点が、ロータの電気的な初期励磁相(例えば一相
励磁四相ステップモータでは第4相)におけるロータの
安定角度位置(安定点)となる必要がある。
【0005】従来のステップモータ駆動式リニアアクチ
エータにおけるこの種のストッパ機構として、実開昭6
2ー57582号公報は、ロータに螺入されてロータの
回転により軸方向に進退するシャフト(出力軸)に径方
向へストッパピンを立設し、このストッパピンがロータ
の一端面に当接して物理的な起点を決定するストッパ機
構を提案している。
【0006】しかしながら、上記した従来のステップモ
ータ駆動式リニアアクチエータにおけるストッパ機構
は、ストッパピンの軸方向の衝接により物理的な起点を
設定するので、これに対応するロータの初期絶対回転角
度位置(以下、起点角度ともいう)すなわちステータ及
びそれを支持するハウジングに対するロータの回転角度
位置)のブレが大きく、ロータの起点角度を精度良く決
定することが困難であるという問題を有している。例え
ば、この種のリニアアクチエータでは、1ステップ当た
り出力軸の数十μm以下の変位が通常であり、ストッパ
ピンの軸方向座標位置を数μm以下の精度で決定する必
要がある。
【0007】この問題を改善するために、周方向と直角
の方向に延在する係止面をロータに設け、上記ストッパ
ピンと上記係止面との衝接により物理的な起点を決定す
るストッパ機構が考えられる。以下、このストッパ機構
を有するステップモータ駆動式リニアアクチエータを図
6及び図7を参照して説明する。
【0008】このステップモータ駆動式リニアアクチエ
ータは、PM形ステップモータのロータをシャフトに螺
着し、ロータの回転によるねじの作用によりシャフトを
軸方向に変位させるものであって、ハウジング100は
ステータ200をインサートして成形した樹脂でできて
いる。ロータ300は、アルミ製の胴体400と、胴体
400の内側に成形された樹脂より成る雌ねじ部500
と、胴体400の外側に接着された磁石600と、ベア
リング7a、7bとからなり、ハウジング100の中に
ステータ200と同心位置に回転自在の状態で収納され
ている。
【0009】雌ねじ部500の端部には、周方向と直角
に延在するストッパ面500a、500bが形成されて
いる。出力シャフト800の中央部には雌ねじ部500
と螺合する雄ねじ部800aが形成され、雄ねじ部80
0aの両端には起点決定用のストッパピン900と終点
決定用のストッパピン901とが径方向に嵌入され、ス
トッパピン900は所定の起点位置でストッパ面500
aに当接し、ストッパピン901は所定の終点位置でス
トッパ面500bに当接している。すなわち、ストッパ
面500aとストッパピン900とで物理的な起点角度
決定用のストッパ機構を構成している。なお、シャフト
800の延長部800bの軸心と直角方向の断面は小判
形状に両面取りされている。101は第2ハウジングで
あり、シャフト800を軸方向変位自在に支承する軸受
け110を有している。軸受け110の断面は、シャフ
ト800の延長部800bと同様の小判状形状となって
いる。
【0010】以下、作動を説明すると、ステータ200
のコイルに通電することによりロータ300が回転し、
ロータ300の内側の雌ねじ部500も一体に回転する
が、ロータ300自体は軸方向に動けない構造となって
いる。一方、雌ねじ部500aと螺合した雄ねじ部80
0aを有するシャフト800は小判形を軸受け110で
支承されているので、回転方向には動けないが軸方向に
動ける構造となっており、シャフト800は軸方向に移
動し、いわゆるリニア動作を成す。所定のストロークを
移動すると、シャフト800に配したストッパピン90
0とストッパ面500aとが当接して、ロータ300は
機械的に停止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6及
び図7に図示される回転型のストッパ機構でも、出力シ
ャフト800に径方向に形成された貫通孔に圧入された
ストッパピン900、901が存在するなどの理由によ
り、精度合わせ作業が複雑であるという問題があった。
【0012】すなわち、このように出力シャフト800
にストッパピン900、901を嵌挿する場合、出力シ
ャフト800の周方向の姿勢が最終的に軸受け110に
より規定されることを考えると、シャフト800の延長
部800bの上記両面取りされた平面800cに対して
所定角度となるように、出力シャフト800に貫通孔8
00dを穿孔する必要がある。そして、ロータ3のスト
ッパ面5aの起点における回転角度は、ハウジング10
1の軸受け110を支持する面の精度、軸受け11の外
面及び内面(軸受け面)の精度、出力シャフト800の
延長部800bの一対の平面800cに対する上記穿孔
の方向精度、出力シャフト800の形状精度に依存する
ので、初期ストローク位置を精密に設定するためにこれ
らの作業を高精度に仕上げる必要があった。
【0013】特に、出力シャフト800にストッパを設
けるには、上記した出力シャフト800の穿孔800d
にストッパピン900を圧入する以外に現実的に可能な
手段は考えられないが、このような圧入では、ストッパ
ピン900又は出力シャフト800の塑性変形により、
どうしても圧入後のストッパピン900の姿勢(周方向
の角度)が微妙に変化しやすかった。更に、ストッパピ
ン900は円柱形状に形成されるので、ストッパピン9
00とストッパ面500aとの衝接部分は必然的にほぼ
直線状となり、衝接時の面圧が大きいために、衝接面の
磨耗による初期ストローク位置のずれが生じ、このずれ
の分だけ、初期励磁相におけるロータの回転角度がぶれ
てしまうという問題もあった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、ロータの初期ストローク位置(物理的な起点)を
正確かつ容易に得ることができ、使用中のこの起点位置
の変動も小さいステップモータ駆動式リニアアクチエー
タを提供することを、その第1の目的としている。ま
た、上記した従来のステップモータ駆動式リニアアクチ
エータでは、図6及び図7からわかるように、ロータ3
00にねじ面からの反作用として軸方向のスラスト荷重
が掛かり、ボールベアリング7a、7bがこのスラスト
荷重を負担する必要があり、ボールベアリング7a、7
bの耐久性に問題が生じた。もちろん、耐スラスト荷重
が大きな軸受けを採用することは可能であるが、部品の
種類が増大してしまい、製造コストも格段に増加してし
まう。
【0015】本発明の第2の目的は、耐スラスト荷重が
大きな軸受けを採用することなしに耐久性に優れたステ
ップモータ駆動式リニアアクチエータを提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
ハウジングと、前記ハウジングの内周面に嵌装されるス
テータコアにステータコイルを巻装してなるステータ
と、ねじ面が形成されるとともに前記ハウジングの内端
面から軸心に沿って立設されるねじ軸と、前記ステータ
の内周側に位置して前記ねじ軸に回転自在に螺合される
とともに前記ステータにより回転されて軸方向に進退す
るロータと、前記軸心に沿って前記ハウジングに回転不
能、軸方向変位自在に支承される出力軸と、前記出力軸
をボールを介して前記ロータの端部へ押圧する付勢手段
と、ストッパ機構とを備え、前記ストッパ機構が、前記
ハウジングの前記内端面の所定位置にて前記ハウジング
と一体に形成されたハウジング側ストッパと、前記ハウ
ジングの前記内端面と対面する前記ロータの端面の所定
位置にて前記ロータと一体に形成されたロータ側ストッ
パとを備え、前記両ストッパの当接により前記ロータの
前記所定の回転角度位置にて前記ロータの所定の回転方
向への回転を禁止するものであることを特徴としてい
る。
【0017】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記ハウジング側ストッパが周方向と直角
に形成された係止面を有し、前記ロータ側ストッパが周
方向と直角に形成されて前記係止面に面接触する被係止
面を有することを特徴としている。本発明の第3の構成
は、上記第1又は第2の構成において更に、前記ロータ
の前記所定の回転角度位置が、前記ステータコイルに所
定の初期励磁相の電圧を印加した場合に前記ロータが安
定状態となる回転角度位置に設定されることを特徴とし
ている。
【0018】本発明の第4の構成は、上記第1乃至第3
のいずれかの構成のステップモータ駆動式リニアアクチ
エータの製造方法であって、金型内のキャビティの所定
のセット位置に前記ステータをセット後、前記キャビテ
ィに樹脂を注入して前記ハウジング及び前記ハウジング
側ストッパを一体に成形することを特徴としている。本
発明の第5の構成は、上記第1乃至第4のいずれかの構
成において更に、前記ハウジングは、前記出力軸を軸受
けを介して回転不能、軸方向変位自在に支承するととも
に前記ロータと共同して第2のストッパ機構を構成する
第2ハウジングを包含し、前記第2のストッパ機構が、
前記第2ハウジングと対面する側の端面に位置して前記
ロータと一体に形成された第2のロータ側ストッパと、
前記第2ハウジングの開口近傍に位置して前記第2ハウ
ジングと一体に形成された第2のハウジング側ストッパ
とを備え、前記両第2のストッパの当接により前記ロー
タの所定の回転角度位置にて前記ロータの所定の回転方
向への回転を禁止するものであることを特徴としてい
る。
【0019】本発明の第6の構成は、上記第5の構成に
おいて更に、前記第2のハウジング側ストッパが周方向
と直角に形成された係止面を有し、前記第2のロータ側
ストッパが周方向と直角に形成されて前記係止面に面接
触する被係止面を有することを特徴としている。
【0020】
【作用及び発明の効果】第1の構成のステップモータ駆
動式リニアアクチエータでは、ハウジングにねじ軸が軸
心に沿って立設され、ロータがねじ軸に回転自在に螺合
されてステータにより回転されて軸方向に進退する。ま
た、ハウジングに出力軸が回転不能、軸方向変位自在に
支承され、付勢手段が、出力軸をボールを介してロータ
の端面へ押圧する。これにより、ロータの回転を伴う直
線運動が、出力軸の回転を伴わない直線運動に変換さ
れ、ロータのステップ駆動すなわち累積パルス電圧数に
比例するストローク量だけ出力軸が軸方向に進退する。
【0021】特に本構成では、ハウジングの内端面の所
定位置にてハウジングと一体にハウジング側ストッパが
形成され、一方、ロータの端面にロータと一体にロータ
側ストッパが形成され、これら両ストッパが当接する
と、ロータの所定の回転角度位置にてロータの前記所定
の回転方向への回転が禁止される。これにより、上記所
定の回転角度位置、すなわちロータの初期回転角度位置
(起点角度位置)より出力軸退行方向へのロータの回転
は禁止され、正確にロータの起点角度位置及びそれに対
応する出力軸の起点ストローク位置を決定することがで
きる。
【0022】更に本構成によれば、以下の作用効果を奏
する。本構成のストッパ機構は、出力軸にストッパピン
を圧入する構成を採用しないので、高精度の穿孔工程や
ストッパピンの形状を高精度に形成する必要がなく、圧
入時における出力軸の貫通孔やストッパピンの塑性変形
を回避してそれによる起点角度位置のぶれを防止でき
る。
【0023】また、出力軸を介することなく、ハウジン
グにより直接、ロータの初期回転角度位置(起点角度位
置)が規定されるので、ロータの初期回転角度位置(起
点角度位置)が出力軸を軸方向変位自在に支承する軸受
けと出力軸及びハウジングとの間のがたの影響を受ける
ことがなく、その分、ロータの初期回転角度位置(起点
角度位置)のブレ(ばらつき)を減らすことができる。
【0024】結局、本構成によれば、製造工程を簡素化
するとともに、ロータの初期回転角度位置(起点角度位
置)を正確かつ容易に設定することができ、また使用中
におけるこの起点角度位置の変動も低減することができ
る。本発明の第2の構成では、上記第1の構成において
更に、ハウジング側ストッパが周方向と直角に形成され
た係止面を有し、ロータ側ストッパが周方向と直角に形
成されて前記係止面に面接触する被係止面を有するの
で、すなわち係止面と被係止面との平面又は曲面による
面接触により衝接を実現するので、従来のストッパピン
及びそれと衝接する係止面の磨耗に比べて、衝接面圧を
格段に低減でき、それによるロータの初期回転角度位置
(起点角度位置)のぶれを低減することができる。特
に、この効果は、係止面又は被係止面が樹脂体の成形で
形成される場合に有益である。
【0025】本発明の第3の構成では、上記第1又は第
2の構成において更に、上記第1の構成において更に、
ロータの初期回転角度位置(物理的な起点角度位置)
を、ステータコイルに所定の初期励磁相の電圧印加下で
ロータが安定状態となるロータの回転角度位置とするの
で、始動時にはステータコイルに初期励磁相から順次、
パルス電圧を印加すればよく、ロータの初期回転角度位
置(起点角度位置)における励磁相の種類を記憶する必
要がなく、制御が簡単となる。
【0026】本発明の第4の構成では、上記第1又は第
2の構成のステップモータ駆動式リニアアクチエータの
製造方法であって、金型内のキャビティの所定のセット
位置に前記ステータをセット後、キャビティに樹脂を注
入してハウジング及びハウジング側ストッパを一体に成
形するので、ステータコアの各磁極位置(特に、各磁極
位置により創成されるロータの初期励磁相における安定
角度位置)に対してハウジング側ストッパの係止面を極
めて簡単かつ正確に位置出しすることができ、これによ
り、所定の初期励磁相に対して初期回転角度位置(起点
角度位置)を簡単かつ正確に決定することができる。
【0027】本発明の第5の構成では、上記第1乃至第
4のいずれかの構成において更に、出力軸を軸受けを介
して回転不能、軸方向変位自在に支承する第2ハウジン
グを設け、この第2ハウジングに第2のハウジング側ス
トッパを一体成形で形成し、更に、ロータに第2のロー
タ側ストッパを一体成形で形成するので。出力軸の終点
も極めて精密に決定することができる。
【0028】特に、ハウジングが二つ割りされているの
で、成形時における金型の軸方向の脱型が容易となり、
製造が容易となる。本発明の第6の構成は、上記第5の
構成において更に、前記第2のハウジング側ストッパが
周方向と直角に形成された係止面を有し、前記第2のロ
ータ側ストッパが周方向と直角に形成されて前記係止面
に面接触する被係止面を有するので、第2の構成と同様
の作用効果を奏することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。この実施例のステップモータの断面図を
図1に示し、そのロータの斜視図を図2に示し、そのス
トッパ部分の一部拡大斜視図を図3に示す。このステッ
プモータ駆動式リニアアクチエータは、PM形ステップ
モータを用いて、ロータ3を回転運動及び直線運動させ
てボール12を介して出力軸8を軸方向に変位させるも
のである。
【0030】ハウジング(第1ハウジングともいう)1
は、ステータ2をインサートして成形した樹脂体からな
り、有底略円筒形状に形成されている。ハウジング1の
内周面に装着されたリング状のステータ2は、ステータ
コア21と、ステータコア21に巻装されたステータコ
イル22とからなるが、ステップモータのこのようなス
テータ2の構成は周知のものであるので、これ以上の説
明を省略する。
【0031】ただ、本実施例の特徴として図3に示すよ
うに、ハウジング1の内端面1cから軸方向へストッパ
(本発明でいうハウジング側ストッパ)1aが突設され
ており、ストッパ1aには周方向と直角に形成された係
止面1bが形成されている。また、本実施例では、ハウ
ジング1の内端面中央から軸心に沿って金属又は樹脂か
らなるねじ軸14が立設されており、ねじ軸14の基端
部を除く外周面には雄ねじ面14aが形成されている。
【0032】ロータ3は、永久磁石粉末が混入された樹
脂を成形してなるプラスチック磁石であって、その軸心
に沿ってねじ穴3bが形成され、このねじ穴3bはねじ
軸14の雄ねじ面14aに螺着されている。ロータ3の
外周面は所定のパターンに磁化されて、ステータ2の内
周面に対面している。ロータ3の内端面1cに対面する
端面には凹部30が形成されている。この凹部30の内
周面から求心方向へストッパ突起(ロータ側ストッパ)
3aが突出しており、ストッパ突起3aには、周方向と
直角に延在するストッパ面(本発明でいう被係止面)3
cが形成されている。また同形状にて、ロータ3の反対
端面にストッパ突起(ロータ側ストッパ)30aが形成
されている。
【0033】すなわち、本実施例では、第1のストッパ
機構の一部をなすストッパ1aはハウジング1と一体形
成されており、ストッパ突起3aもロータ3と一体成形
されている。そして係止面1bとストッパ面3cとの衝
接により、ロータ3の一方向への回転が禁止されて、ロ
ータ3が初期回転角度位置(起点角度位置)にセットさ
れ、出力軸8が初期ストローク位置にセットされる。
【0034】一方、ハウジング1の開口端には、樹脂製
で有底略円筒形状の第2ハウジング10の開口端が嵌合
され、図示しないねじで両者は締結されている。第2ハ
ウジング10の中央部に形成された軸受け孔には軸受け
11が固定されており、軸受け11は出力軸8の延長部
8bを軸方向変位自在、回転不能に支持している。具体
的に説明すれば、延長部8bの軸心と直角方向の断面は
小判形状に両面取りされており、この形状に合わせて軸
受け11の軸受け面も小判形状に形成されている。ま
た、このストッパ突起30aと係合する位置にて第2ハ
ウジング10にストッパ10aが第2ハウジング10と
一体に形成されて軸方向ロータ向きに突設されている。
【0035】すなわち、本実施例では、第2のストッパ
機構の一部をなすストッパ10aは第2ハウジング10
と一体形成されており、ストッパ突起30aもロータ3
と一体成形されている。そしてストッパ10aは周方向
と直角に形成される係止面10bを有し、ストッパ突起
30aも周方向と直角に形成されるストッパ面3cと同
様の被係止面(図示せず)を有し、ストッパ10aはこ
の被係止面との衝接により、ロータ3の一方向への回転
が禁止されて、ロータ3が終点回転角度位置にセットさ
れ、出力軸8が終点ストローク位置にセットされる。
【0036】出力軸8はねじ軸14と同一軸心上に延設
されており、出力軸8に巻着されたコイルスプリング
(付勢手段)13が出力軸8をロータ3側に付勢し、出
力軸8はボール12を介してロータ3の端面に押圧され
ている。次に、このリニアアクチエータの製造方法を説
明する。金型内のキャビティのそれぞれ所定のセット位
置にステータ2及びねじ軸14をセット後、このキャビ
ティに樹脂を注入してハウジング1及びストッパ1aを
一体に成形する。次に、ねじ軸14にロータ3を螺着す
る。次に、軸受け11が嵌め込まれた第2ハウジング1
0にコイルスプリング13が巻装された出力軸8を嵌挿
し、ボール12を挟んで両ハウジング1、10を嵌合、
固定する。なお、第2ハウジング10は第1ハウジング
1に対して所定の回転角度位置でのみ嵌合可能となって
いる。
【0037】なお、上記ハウジング1のインサート成形
において、ステータ2のステータコア21の空間位置
(特にその磁極位置)に対する係止面1bの回転角度位
置は、ステータコイル22に所定の初期励磁相のパルス
電圧を印加してロータ3が安定状態となった場合に、ス
トッパ面3cが係止面1bに当接する回転角度位置に設
定される。この結果、ステータコイルには、上記所定の
初期励磁相のパルス電圧から順次各相のパルス電圧を印
加するだけで、ロータ3をその起点角度位置すなわち初
期回転角度位置からスタートさせることができ、累積パ
ルス電圧の個数とロータ3の起点角度位置からの累積回
転角度を整合させることができる。
【0038】以下、作動を説明する。ステータコイル2
2に通電することによりロータ3が回転し、ねじ軸14
の雄ねじ面に沿って軸方向に進退し、ボール12を通じ
て出力軸8を軸心に沿って進退させる。出力軸8は小判
形の軸受け11で支承されているので回転不能、軸方向
変位自在となっており、シャフト8は軸方向に移動し、
いわゆるリニア動作をなす。
【0039】(実施例2)本発明の他の実施例を図5に
示す。ただし、本実施例の構成要素のうち、実施例1の
構成要素と共通の機能を有する構成要素には共通の符号
を付す。この実施例は、実施例1におけるねじ軸14を
ロータ3側に固定し、ハウジング1の内端面の中央から
軸心に沿ってねじ筒体(本発明でいうねじ軸)1eを立
設したものである。このねじ筒体1eの内周面には雌ね
じ面1fが形成されており、雌ねじ面1fはねじ軸14
の雄ねじ面と螺合している。
【0040】本実施例のその他の構成及び作用効果は実
施例1と同じであるので、その説明を省略する。 (変形態様)なお、本発明は上記実施例に制約されるも
のではなく、ハウジング1に設けたストッパ1aを第2
ハウジング10に設け、ロータ3のストッパ51を反対
側端面に設けてもよいことは当然であり、ロータ3のス
トッパ51とハウジングのストッパ1aとの凹凸関係を
逆にしてもよいことも当然であり、ロータ3のストッパ
51は径方向に突設できることも当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステップモータ駆動式リニアアクチエ
ータの一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のロータ3の斜視図である。
【図3】図1のストッパ1aの拡大斜視図である。
【図4】第2ハウジングの斜視図である。
【図5】本発明のステップモータ駆動式リニアアクチエ
ータの他実施例を示す断面図である。
【図6】ステップモータ駆動式リニアアクチエータの一
比較例のを示す断面図である。
【図7】図6のロータ3の斜視図である。
【符号の説明】
1はハウジング、1aはハウジング側ストッパ、2はス
テータ、3はロータ、3aはロータ側ストッパ、8は出
力軸、14はねじ軸。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、 前記ハウジングの内周面に嵌装されるステータコアにス
    テータコイルを巻装してなるステータと、 ねじ面が形成されるとともに前記ハウジングの内端面か
    ら軸心に沿って立設されるねじ軸と、 前記ステータの内周側に位置して前記ねじ軸に回転自在
    に螺合されるとともに前記ステータにより回転されて軸
    方向に進退するロータと、 前記軸心に沿って前記ハウジングに回転不能、軸方向変
    位自在に支承される出力軸と、 前記出力軸をボールを介して前記ロータの端面へ押圧す
    る付勢手段と、 前記ハウジングの前記内端面の所定位置にて前記ハウジ
    ングと一体に形成されたハウジング側ストッパと、前記
    ハウジングの前記内端面と対面する前記ロータの端部の
    所定位置にて前記ロータと一体に形成されたロータ側ス
    トッパとを備え、前記両ストッパの当接により前記ロー
    タの前記所定の回転角度位置にて前記ロータの所定の回
    転方向への回転を禁止するストッパ機構と、 を備えることを特徴とするステップモータ駆動式リニア
    アクチエータ。
  2. 【請求項2】前記ハウジング側ストッパは周方向と直角
    に形成された係止面を有し、前記ロータ側ストッパは周
    方向と直角に形成されて前記係止面に面接触する被係止
    面を有する請求項1記載のステップモータ駆動式リニア
    アクチエータ。
  3. 【請求項3】前記ロータの前記所定の回転角度位置は、
    前記ステータコイルに所定の初期励磁相の電圧を印加し
    た場合に前記ロータが安定状態となる回転角度位置に設
    定される請求項1又は2記載のステップモータ駆動式リ
    ニアアクチエータ。
  4. 【請求項4】金型内のキャビティの所定のセット位置に
    前記ステータをセット後、前記キャビティに樹脂を注入
    して前記ハウジング及び前記ハウジング側ストッパを一
    体に成形する請求項1乃至3のいずれか記載のステップ
    モータ駆動式リニアアクチエータの製造方法。
  5. 【請求項5】前記ハウジングは、前記出力軸を軸受けを
    介して回転不能、軸方向変位自在に支承するとともに前
    記ロータと共同して第2のストッパ機構を構成する第2
    ハウジングを包含し、 前記第2のストッパ機構は、前記第2ハウジングと対面
    する側の端面に位置して前記ロータと一体に形成された
    第2のロータ側ストッパと、前記第2ハウジングの開口
    近傍に位置して前記第2ハウジングと一体に形成された
    第2のハウジング側ストッパとを備え、前記両第2のス
    トッパの当接により前記ロータの所定の回転角度位置に
    て前記ロータの所定の回転方向への回転を禁止するもの
    である請求項1乃至4のいずれか記載のステップモータ
    駆動式リニアアクチエータ。
  6. 【請求項6】前記第2のハウジング側ストッパは周方向
    と直角に形成された係止面を有し、前記第2のロータ側
    ストッパは周方向と直角に形成されて前記係止面に面接
    触する被係止面を有する請求項5記載のステップモータ
    駆動式リニアアクチエータ。
JP11317595A 1995-05-11 1995-05-11 ステップモータ駆動式リニアアクチエータ及びその製造方法 Pending JPH08308206A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010057300A (ko) * 1999-12-21 2001-07-04 이형도 광 주사장치의 폴리건 스캐닝 모터

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