JPH08308402A - 遮熱スクリーンおよびその製造方法 - Google Patents
遮熱スクリーンおよびその製造方法Info
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- JPH08308402A JPH08308402A JP7117312A JP11731295A JPH08308402A JP H08308402 A JPH08308402 A JP H08308402A JP 7117312 A JP7117312 A JP 7117312A JP 11731295 A JP11731295 A JP 11731295A JP H08308402 A JPH08308402 A JP H08308402A
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- heat shield
- tape
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- Laminated Bodies (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐候性に優れ、かつ、直射日光からの熱を確
実に抑制することができるようにする。 【構成】 二軸延伸処理の施されたポリエステルフィル
ムからなる第1層21と、この第1層21にアルミニウ
ム蒸着される第2層22と、この第2層22に一軸延伸
処理の施された高密度ポリエチレンフィルムからなる第
3層23とが積層された3層構造のフィルムが形成さ
れ、このフィルムを上記第3層23の延伸方向に切断し
て遮熱テープ2が形成され、この遮熱テープ2を用いて
編製または織製されて遮熱スクリーンが形成されてい
る。上記第1層21および上記第3層23は、それぞれ
厚さが10〜30μmに設定されている。上記第3層2
3は、上記第2層22にドライラミネート法によって積
層されている。
実に抑制することができるようにする。 【構成】 二軸延伸処理の施されたポリエステルフィル
ムからなる第1層21と、この第1層21にアルミニウ
ム蒸着される第2層22と、この第2層22に一軸延伸
処理の施された高密度ポリエチレンフィルムからなる第
3層23とが積層された3層構造のフィルムが形成さ
れ、このフィルムを上記第3層23の延伸方向に切断し
て遮熱テープ2が形成され、この遮熱テープ2を用いて
編製または織製されて遮熱スクリーンが形成されてい
る。上記第1層21および上記第3層23は、それぞれ
厚さが10〜30μmに設定されている。上記第3層2
3は、上記第2層22にドライラミネート法によって積
層されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽光線を遮光するこ
とによって農作物等を放射熱から保護する遮熱スクリー
ンおよびその製造方法に関するものである。
とによって農作物等を放射熱から保護する遮熱スクリー
ンおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実公平5−33339号公報によ
って開示された農業用の遮光ネットが知られている。こ
の遮光ネットは、遮光機能を有する細長いテープ(遮光
テープ)を織製して得られるものであり、これで成育中
の農作物の表面を覆い、真夏の強い直射日光を遮ること
によって農作物への悪影響を取り除くようにするもので
ある。
って開示された農業用の遮光ネットが知られている。こ
の遮光ネットは、遮光機能を有する細長いテープ(遮光
テープ)を織製して得られるものであり、これで成育中
の農作物の表面を覆い、真夏の強い直射日光を遮ること
によって農作物への悪影響を取り除くようにするもので
ある。
【0003】そして上記公報には、厚さ5〜50μmの
延伸された高密度ポリエチレンフィルムにアルミニウム
を蒸着し、この蒸着層に厚さ10〜50μmの無延伸低
密度ポリエチレンフィルムを積層して3層構造のシート
を製造し、この3層構造のシートを高密度ポリエチレン
フィルムの延伸方向に縦裂きすることによって上記遮光
テープが得られると記載されている。
延伸された高密度ポリエチレンフィルムにアルミニウム
を蒸着し、この蒸着層に厚さ10〜50μmの無延伸低
密度ポリエチレンフィルムを積層して3層構造のシート
を製造し、この3層構造のシートを高密度ポリエチレン
フィルムの延伸方向に縦裂きすることによって上記遮光
テープが得られると記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポリエチレ
ンは、紫外線の照射を受けると劣化し易く、従って炎天
下に長期間放置すると強度が著しく低下する。特に、上
記遮光ネットに用いられるテープの第3層には無延伸低
密度のポリエチレンフィルムが使用されており、このよ
うなポリエチレンフィルムは強度および耐候性に劣るた
め、野外に長期間放置されると第3層の劣化が著しく、
これによって第3層の剥離が速やかに進行する。従っ
て、無延伸低密度のポリエチレンを材料の一部にした上
記公報に記載の遮光ネットは、大気の条件によっては、
一夏使用しただけで再使用に耐え得ない程度にまで劣化
してしまい、結局、使い捨てでしか利用することができ
ず、経済的に不利であるという問題点を有している。
ンは、紫外線の照射を受けると劣化し易く、従って炎天
下に長期間放置すると強度が著しく低下する。特に、上
記遮光ネットに用いられるテープの第3層には無延伸低
密度のポリエチレンフィルムが使用されており、このよ
うなポリエチレンフィルムは強度および耐候性に劣るた
め、野外に長期間放置されると第3層の劣化が著しく、
これによって第3層の剥離が速やかに進行する。従っ
て、無延伸低密度のポリエチレンを材料の一部にした上
記公報に記載の遮光ネットは、大気の条件によっては、
一夏使用しただけで再使用に耐え得ない程度にまで劣化
してしまい、結局、使い捨てでしか利用することができ
ず、経済的に不利であるという問題点を有している。
【0005】また、第3層の剥離によって第2層のアル
ミニウムが大気中に暴露された状態になると、それが酸
化して透明な酸化アルミニウムになるため、遮光効果が
損なわれるという問題点を有している。
ミニウムが大気中に暴露された状態になると、それが酸
化して透明な酸化アルミニウムになるため、遮光効果が
損なわれるという問題点を有している。
【0006】さらに、ポリエチレンは、照射された遠赤
外線の約75%を透過するなど遮熱性が劣るため、第2
層が透明な酸化アルミニウム層になると、第1層のポリ
エチレンを透過した遠赤外線が農作物に直接照射される
ことになり、その結果、遮光ネットで覆われた農作物が
高温になるのを確実に防止することができなくなるとい
う問題点を有している。
外線の約75%を透過するなど遮熱性が劣るため、第2
層が透明な酸化アルミニウム層になると、第1層のポリ
エチレンを透過した遠赤外線が農作物に直接照射される
ことになり、その結果、遮光ネットで覆われた農作物が
高温になるのを確実に防止することができなくなるとい
う問題点を有している。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、耐候性に優れ、かつ、直射
日光からの熱を確実に抑制することができる遮熱スクリ
ーンおよびその製造方法を提供することを目的としてい
る。
ためになされたものであり、耐候性に優れ、かつ、直射
日光からの熱を確実に抑制することができる遮熱スクリ
ーンおよびその製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
遮熱スクリーンは、二軸延伸処理の施されたポリエステ
ルフィルムからなる第1層と、この第1層にアルミニウ
ムが蒸着されて形成されたアルミニウム蒸着層からなる
第2層と、この第2層に積層される一軸延伸処理の施さ
れた高密度ポリエチレンフィルムからなる第3層とによ
って3層構造のフィルムが形成され、このフィルムを上
記第3層の延伸方向に切断してテープが形成され、この
テープを用いて編製または織製されることによって遮熱
性を備えたスクリーンが形成されていることを特徴とす
るものである。
遮熱スクリーンは、二軸延伸処理の施されたポリエステ
ルフィルムからなる第1層と、この第1層にアルミニウ
ムが蒸着されて形成されたアルミニウム蒸着層からなる
第2層と、この第2層に積層される一軸延伸処理の施さ
れた高密度ポリエチレンフィルムからなる第3層とによ
って3層構造のフィルムが形成され、このフィルムを上
記第3層の延伸方向に切断してテープが形成され、この
テープを用いて編製または織製されることによって遮熱
性を備えたスクリーンが形成されていることを特徴とす
るものである。
【0009】本発明の請求項2記載の遮熱スクリーン
は、請求項1記載の遮熱スクリーンにおいて、上記第1
層および上記第3層は、それぞれ厚さが10〜30μm
に設定されていることを特徴とするものである。
は、請求項1記載の遮熱スクリーンにおいて、上記第1
層および上記第3層は、それぞれ厚さが10〜30μm
に設定されていることを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項3記載の遮熱スクリーンの
製造方法は、二軸延伸処理の施されたポリエステルフィ
ルムからなる第1層に、アルミニウムを蒸着して第2層
を形成し、この第2層に一軸延伸処理の施された高密度
ポリエチレンフィルムからなる第3層を積層することに
よって3層構造のフィルムを形成し、このフィルムを上
記第3層の延伸方向に切断してテープを形成し、このテ
ープを用いて遮熱性を備えたスクリーンを編製または織
製することを特徴とするものである。
製造方法は、二軸延伸処理の施されたポリエステルフィ
ルムからなる第1層に、アルミニウムを蒸着して第2層
を形成し、この第2層に一軸延伸処理の施された高密度
ポリエチレンフィルムからなる第3層を積層することに
よって3層構造のフィルムを形成し、このフィルムを上
記第3層の延伸方向に切断してテープを形成し、このテ
ープを用いて遮熱性を備えたスクリーンを編製または織
製することを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項4記載の遮熱スクリーンの
製造方法は、請求項3記載の遮熱スクリーンの製造方法
において、上記第3層を、上記第2層にドライラミネー
ト法によって積層することを特徴とするものである。
製造方法は、請求項3記載の遮熱スクリーンの製造方法
において、上記第3層を、上記第2層にドライラミネー
ト法によって積層することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記請求項1および3記載の遮熱スクリーンお
よびその製造方法によれば、成育中の農作物等の被遮蔽
物に照射される直射日光を遮熱スクリーンで遮ることに
よって、太陽光線がアルミニウムの蒸着された第2層に
より反射されるため、太陽光線が被遮蔽物に直接照射さ
れずに遮熱され、これによって被遮蔽物の過度の温度上
昇が防止される。
よびその製造方法によれば、成育中の農作物等の被遮蔽
物に照射される直射日光を遮熱スクリーンで遮ることに
よって、太陽光線がアルミニウムの蒸着された第2層に
より反射されるため、太陽光線が被遮蔽物に直接照射さ
れずに遮熱され、これによって被遮蔽物の過度の温度上
昇が防止される。
【0013】そして、上記第1層のポリエステルフィル
ムおよび第3層の高密度ポリエチレンフィルムは耐候性
および強靱性に優れているため、遮熱スクリーンが野外
で長期間に亘って直射日光に暴露されても、第1層およ
び第3層の劣化による破損が起こり難く、その結果、第
1層と第3層とによって挾持された第2層のアルミニウ
ムが直接空気に曝されて酸化し、透明な酸化アルミニウ
ムになることが長期間に亘って抑止される。
ムおよび第3層の高密度ポリエチレンフィルムは耐候性
および強靱性に優れているため、遮熱スクリーンが野外
で長期間に亘って直射日光に暴露されても、第1層およ
び第3層の劣化による破損が起こり難く、その結果、第
1層と第3層とによって挾持された第2層のアルミニウ
ムが直接空気に曝されて酸化し、透明な酸化アルミニウ
ムになることが長期間に亘って抑止される。
【0014】また、ポリエステルは耐熱性に優れている
ため、真夏の直射日光に曝されて第1層が高温になって
も容易に軟化せず、従って、第1層に蒸着されたアルミ
ニウムの剥離が起こり難い。さらに、第1層のポリエス
テルは、太陽光線中の遠赤外線をほとんど吸収し、略1
0%しか透過させないため、これによって、たとえアル
ミニウムの剥離が生じたとしても被覆物の温度上昇が抑
制される。
ため、真夏の直射日光に曝されて第1層が高温になって
も容易に軟化せず、従って、第1層に蒸着されたアルミ
ニウムの剥離が起こり難い。さらに、第1層のポリエス
テルは、太陽光線中の遠赤外線をほとんど吸収し、略1
0%しか透過させないため、これによって、たとえアル
ミニウムの剥離が生じたとしても被覆物の温度上昇が抑
制される。
【0015】上記請求項2記載の遮熱スクリーンによれ
ば、第1層および第3層は、10〜30μmに厚さ設定
されており、また第2層(アルミニウムの蒸着層)は無
視し得る程度の厚さであるため、遮蔽スクリーンを構成
するテープの厚みは20〜60μmと非常に薄く、遮蔽
スクリーンが非常に軽いものになる。
ば、第1層および第3層は、10〜30μmに厚さ設定
されており、また第2層(アルミニウムの蒸着層)は無
視し得る程度の厚さであるため、遮蔽スクリーンを構成
するテープの厚みは20〜60μmと非常に薄く、遮蔽
スクリーンが非常に軽いものになる。
【0016】上記請求項4記載の遮熱スクリーンの製造
方法によれば、第3層は、第2層にドライラミネート法
によって積層されているため、積層操作が容易であり、
かつ確実に積層状態が維持される。
方法によれば、第3層は、第2層にドライラミネート法
によって積層されているため、積層操作が容易であり、
かつ確実に積層状態が維持される。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係る遮熱スクリーンの一例
を示す部分平面図である。この図に示すように、本実施
例においては、緯糸として遮熱テープ2が用いられ、経
糸として通常の合成樹脂線材3が用いられ、これらを通
常の織機を用いて、平織り、からみ織り、あるいはその
他の織り組織で織製することにより遮熱スクリーン(遮
熱性を備えたスクリーン)1が形成されている。上記遮
熱テープ2は厚みが0.1mm、幅が3mmのものが用
いられ、上記合成樹脂線材3は直径約0.2mmの細線
が用いられている。そして、緯糸間に形成された水平方
向に延びる隙間11の寸法は2mmに設定され、これに
よって遮熱スクリーン1の空隙率は40%になってい
る。
を示す部分平面図である。この図に示すように、本実施
例においては、緯糸として遮熱テープ2が用いられ、経
糸として通常の合成樹脂線材3が用いられ、これらを通
常の織機を用いて、平織り、からみ織り、あるいはその
他の織り組織で織製することにより遮熱スクリーン(遮
熱性を備えたスクリーン)1が形成されている。上記遮
熱テープ2は厚みが0.1mm、幅が3mmのものが用
いられ、上記合成樹脂線材3は直径約0.2mmの細線
が用いられている。そして、緯糸間に形成された水平方
向に延びる隙間11の寸法は2mmに設定され、これに
よって遮熱スクリーン1の空隙率は40%になってい
る。
【0018】なお、上記遮熱テープ2、合成樹脂線材3
および隙間11の寸法は上記の数値に限定されるもので
はなく、遮熱スクリーン1の遮熱性や被覆対象等によっ
て任意に設定することが可能である。また、緯糸および
経糸の双方に遮熱テープを使用し、縦横に織製された遮
熱テープによって遮熱スクリーンを形成するようにして
もよい。これによって遮熱スクリーンの空隙率を小さく
することが可能になる。さらに、遮熱テープ2をラッシ
ェル経編機等を用いて編製することにより伸縮性に富ん
だ遮熱スクリーンを得ることも可能である。
および隙間11の寸法は上記の数値に限定されるもので
はなく、遮熱スクリーン1の遮熱性や被覆対象等によっ
て任意に設定することが可能である。また、緯糸および
経糸の双方に遮熱テープを使用し、縦横に織製された遮
熱テープによって遮熱スクリーンを形成するようにして
もよい。これによって遮熱スクリーンの空隙率を小さく
することが可能になる。さらに、遮熱テープ2をラッシ
ェル経編機等を用いて編製することにより伸縮性に富ん
だ遮熱スクリーンを得ることも可能である。
【0019】図2は、遮熱テープを示す断面図である。
この図に示すように、遮熱テープ2は、第1層21と、
この第1層21に積層された第2層22と、この第2層
22にさらに積層された第3層23とからなる3層構造
の積層体によって構成されている。そして第1層21は
二軸延伸されたポリエステルフィルムによって形成さ
れ、第2層22はこのポリエステルフィルムの片面に蒸
着されたアルミニウム蒸着層によって形成され、第3層
23はこのアルミニウム蒸着層に積層される一軸延伸処
理の施された高密度ポリエチレンフィルムによって形成
されている。
この図に示すように、遮熱テープ2は、第1層21と、
この第1層21に積層された第2層22と、この第2層
22にさらに積層された第3層23とからなる3層構造
の積層体によって構成されている。そして第1層21は
二軸延伸されたポリエステルフィルムによって形成さ
れ、第2層22はこのポリエステルフィルムの片面に蒸
着されたアルミニウム蒸着層によって形成され、第3層
23はこのアルミニウム蒸着層に積層される一軸延伸処
理の施された高密度ポリエチレンフィルムによって形成
されている。
【0020】上記ポリエステルフィルムとしては、不飽
和ポリエステル樹脂製のもの、アルキド樹脂製のもの、
ポリアリレート製のもの、ポリエチレンテレフタレート
製のもの等を使用することができる。本実施例において
は、ポリエチレンテレフタレート製のフィルムを採用し
ている。
和ポリエステル樹脂製のもの、アルキド樹脂製のもの、
ポリアリレート製のもの、ポリエチレンテレフタレート
製のもの等を使用することができる。本実施例において
は、ポリエチレンテレフタレート製のフィルムを採用し
ている。
【0021】上記第1層21および第3層23は、それ
ぞれ10〜30μmに厚さ設定されている。また、上記
第2層(アルミニウム蒸着層)22は、数Å〜数10Å
の範囲内で所定の厚さ設定を行うようにしており、この
厚さ設定で遮熱テープ2の光透過性を調節するようにし
ている。
ぞれ10〜30μmに厚さ設定されている。また、上記
第2層(アルミニウム蒸着層)22は、数Å〜数10Å
の範囲内で所定の厚さ設定を行うようにしており、この
厚さ設定で遮熱テープ2の光透過性を調節するようにし
ている。
【0022】このような遮熱スクリーン1は以下のよう
にして製造される。まずポリエステル製のフィルムに二
軸延伸処理を施し、これによって縦横の引張り強度が向
上した第1層21用の二軸延伸ポリエステルフィルムを
つくる。このポリエステルフィルムの片面に常法により
アルミニウムを蒸着して第2層22を形成する。
にして製造される。まずポリエステル製のフィルムに二
軸延伸処理を施し、これによって縦横の引張り強度が向
上した第1層21用の二軸延伸ポリエステルフィルムを
つくる。このポリエステルフィルムの片面に常法により
アルミニウムを蒸着して第2層22を形成する。
【0023】この第2層22の形成された2層構造のフ
ィルムのアルミニウム蒸着面にドライラミネート法によ
って一軸延伸処理の施された高密度ポリエチレンフィル
ムを積層して第3層23を形成する。上記ドライラミネ
ート法は、接着剤としてトルエン、酢酸エチル、ヘキサ
ン等の溶剤に稀釈されたポリウレタン系あるいはイソシ
アネート系のものを用い、これを一方のフィルムの積層
面に塗布してからドライヤで乾燥し、乾燥した接着面に
他方のフィルムを積層してロール間で押圧する積層体の
製造方法である。本実施例においては、アルミニウム蒸
着面に接着剤を塗布して乾燥し、これに高密度ポリエチ
レンフィルムを積層して3層構造のフィルムを製造して
いる。
ィルムのアルミニウム蒸着面にドライラミネート法によ
って一軸延伸処理の施された高密度ポリエチレンフィル
ムを積層して第3層23を形成する。上記ドライラミネ
ート法は、接着剤としてトルエン、酢酸エチル、ヘキサ
ン等の溶剤に稀釈されたポリウレタン系あるいはイソシ
アネート系のものを用い、これを一方のフィルムの積層
面に塗布してからドライヤで乾燥し、乾燥した接着面に
他方のフィルムを積層してロール間で押圧する積層体の
製造方法である。本実施例においては、アルミニウム蒸
着面に接着剤を塗布して乾燥し、これに高密度ポリエチ
レンフィルムを積層して3層構造のフィルムを製造して
いる。
【0024】ついでこの3層構造のフィルムを、上記高
密度ポリエチレンフィルムの延伸方向に所定幅で切断す
ることによって遮熱テープ2が得られる。この遮熱テー
プ2を緯糸用のヤーンとして用い、経糸として合成樹脂
線材3を用い、これらを平織りで織製することによっ
て、図1に示すような遮熱スクリーン1が得られるので
ある。
密度ポリエチレンフィルムの延伸方向に所定幅で切断す
ることによって遮熱テープ2が得られる。この遮熱テー
プ2を緯糸用のヤーンとして用い、経糸として合成樹脂
線材3を用い、これらを平織りで織製することによっ
て、図1に示すような遮熱スクリーン1が得られるので
ある。
【0025】上記構成の遮熱スクリーン1によれば、成
育中の農作物や果樹等を遮熱スクリーン1で覆うことに
より、直射日光が遮熱スクリーン1によって遮られ、こ
れによって遮熱スクリーン1に照射された太陽光線が、
遮熱テープ2間の隙間11から漏れ入る光線を除いてア
ルミニウムの蒸着された第2層により反射されるため、
農作物等への太陽光線の照射量が少なくなり、農作物等
の過度の温度上昇が防止される。
育中の農作物や果樹等を遮熱スクリーン1で覆うことに
より、直射日光が遮熱スクリーン1によって遮られ、こ
れによって遮熱スクリーン1に照射された太陽光線が、
遮熱テープ2間の隙間11から漏れ入る光線を除いてア
ルミニウムの蒸着された第2層により反射されるため、
農作物等への太陽光線の照射量が少なくなり、農作物等
の過度の温度上昇が防止される。
【0026】そして、遮熱テープ2を構成する第1層2
1のポリエステルフィルムは二軸延伸処理によって、ま
た第3層23の高密度ポリエチレンフィルムは一軸延伸
処理によって強靱になっているとともに、ポリエステル
フィルムおよび高密度ポリエチレンフィルムは耐候性に
優れているため、遮熱スクリーン1が野外で長期間に亘
って直射日光に暴露されても、第1層21および第3層
23の劣化による破損が起こり難くなっている。従っ
て、従来のポリエチレンのみを基材として用いたものに
比べて耐久性に優れ、遮熱スクリーン1を夏期の1シー
ズンに亘って使用しても、シーズン終了後に遮熱スクリ
ーン1が再使用に耐え得ない程に損傷した状態になって
いるというような不都合は生ぜず、複数シーズンの使用
に耐えることができ、非常に経済的である。
1のポリエステルフィルムは二軸延伸処理によって、ま
た第3層23の高密度ポリエチレンフィルムは一軸延伸
処理によって強靱になっているとともに、ポリエステル
フィルムおよび高密度ポリエチレンフィルムは耐候性に
優れているため、遮熱スクリーン1が野外で長期間に亘
って直射日光に暴露されても、第1層21および第3層
23の劣化による破損が起こり難くなっている。従っ
て、従来のポリエチレンのみを基材として用いたものに
比べて耐久性に優れ、遮熱スクリーン1を夏期の1シー
ズンに亘って使用しても、シーズン終了後に遮熱スクリ
ーン1が再使用に耐え得ない程に損傷した状態になって
いるというような不都合は生ぜず、複数シーズンの使用
に耐えることができ、非常に経済的である。
【0027】そして、遮熱スクリーン1を複数シーズン
に亘って使用したとしても、第1層21と第3層23と
で挾持されたアルミニウム蒸着層(第2層22)が直接
空気に暴露されて酸化し、透明な酸化アルミニウムにな
るというような不都合は生じ難く、直射日光の透過率が
変動するという不都合は確実に抑止される。
に亘って使用したとしても、第1層21と第3層23と
で挾持されたアルミニウム蒸着層(第2層22)が直接
空気に暴露されて酸化し、透明な酸化アルミニウムにな
るというような不都合は生じ難く、直射日光の透過率が
変動するという不都合は確実に抑止される。
【0028】また、ポリエチレンの耐熱温度は120℃
であるのに対して、ポリエチレンテレフタレートの耐熱
温度は150℃と高いことで明らかなように、ポリエス
テルは本来的に耐熱性に優れているため、真夏の直射日
光に曝されて第1層(二軸延伸ポリエステル層)21が
高温になっても軟化して変形せず、従って、第1層21
に蒸着されたアルミニウムの蒸着基材(第1層)が安定
している。従って、従来のポリエチレンがアルミニウム
蒸着の基材として用いられたものに比べて、基材として
ポリエステルを用いた本発明においては、アルミニウム
蒸着層である第2層22の剥離が起こり難いという利点
を備えている。
であるのに対して、ポリエチレンテレフタレートの耐熱
温度は150℃と高いことで明らかなように、ポリエス
テルは本来的に耐熱性に優れているため、真夏の直射日
光に曝されて第1層(二軸延伸ポリエステル層)21が
高温になっても軟化して変形せず、従って、第1層21
に蒸着されたアルミニウムの蒸着基材(第1層)が安定
している。従って、従来のポリエチレンがアルミニウム
蒸着の基材として用いられたものに比べて、基材として
ポリエステルを用いた本発明においては、アルミニウム
蒸着層である第2層22の剥離が起こり難いという利点
を備えている。
【0029】さらに、ポリエステルは太陽光線中の遠赤
外線をほとんど吸収し(具体的には遠赤外線のうち波長
が8〜10μmのものを吸収する)、略10%しか透過
させないため、たとえアルミニウムの剥離が生じ、直射
日光がポリエステル層を透過するとしても遠赤外線の透
過量は少なく、農作物等への熱の供給が確実に抑制され
る。加えて、ポリエステルは農作物等の成育に悪影響を
及ぼす波長が300nm以下の紫外線を吸収するため、
紫外線の照射による農作物の成育不良が確実に解消され
る。
外線をほとんど吸収し(具体的には遠赤外線のうち波長
が8〜10μmのものを吸収する)、略10%しか透過
させないため、たとえアルミニウムの剥離が生じ、直射
日光がポリエステル層を透過するとしても遠赤外線の透
過量は少なく、農作物等への熱の供給が確実に抑制され
る。加えて、ポリエステルは農作物等の成育に悪影響を
及ぼす波長が300nm以下の紫外線を吸収するため、
紫外線の照射による農作物の成育不良が確実に解消され
る。
【0030】このように、本発明の遮熱スクリーン1
は、遮熱効果および有害な波長の紫外線を遮断する効果
が優れており、昼間は直射日光からの熱を抑制する機能
を発揮し、夜間は土壌からの放熱が抑制され、昼夜の温
度差が小さくなるため、農作物を良好に成育させる上で
極めて有用である。なお、本発明の遮光スクリーンは、
農業用に限定されるものではなく、海水浴場における日
陰形成用や自動車のカバーシート用など、直射日光によ
る放射熱を遮る用途であればどのようなものにも適用す
ることが可能である。
は、遮熱効果および有害な波長の紫外線を遮断する効果
が優れており、昼間は直射日光からの熱を抑制する機能
を発揮し、夜間は土壌からの放熱が抑制され、昼夜の温
度差が小さくなるため、農作物を良好に成育させる上で
極めて有用である。なお、本発明の遮光スクリーンは、
農業用に限定されるものではなく、海水浴場における日
陰形成用や自動車のカバーシート用など、直射日光によ
る放射熱を遮る用途であればどのようなものにも適用す
ることが可能である。
【0031】(試験例1)本発明に係る遮熱スクリーン
1の遮熱効果を調べるために、遮熱性確認試験を実施し
た。図3は、遮熱性確認試験に用いられた試験装置を示
す側面視の断面図である。この図に示すように、試験装
置4は、複数本の支柱41と、これらの支柱41上に配
置された支持台42と、この支持台42に支持された一
対のブラックパネル43とから構成されている。この試
験装置4は、芝生が植設されたグランドG上に据え付け
られ、照射された直射日光を芝生によって乱反射させる
ことにより、グランドGからの反射光の影響がブラック
パネル43に及ぶのを極力抑えるようにしている。
1の遮熱効果を調べるために、遮熱性確認試験を実施し
た。図3は、遮熱性確認試験に用いられた試験装置を示
す側面視の断面図である。この図に示すように、試験装
置4は、複数本の支柱41と、これらの支柱41上に配
置された支持台42と、この支持台42に支持された一
対のブラックパネル43とから構成されている。この試
験装置4は、芝生が植設されたグランドG上に据え付け
られ、照射された直射日光を芝生によって乱反射させる
ことにより、グランドGからの反射光の影響がブラック
パネル43に及ぶのを極力抑えるようにしている。
【0032】上記支持台42には左右一対の日光導入孔
44が穿設され、これらの日光導入孔44の下部に上記
ブラックパネル43が水平になるように紐45で吊られ
ている。ブラックパネル43の上面は黒色に塗装され、
照射された日光がすべて吸収されるようにしている。
44が穿設され、これらの日光導入孔44の下部に上記
ブラックパネル43が水平になるように紐45で吊られ
ている。ブラックパネル43の上面は黒色に塗装され、
照射された日光がすべて吸収されるようにしている。
【0033】そして、左方の日光導入孔44は、遮熱ス
クリーン1によって遮蔽され、隙間から差し込むものを
除いてブラックパネル43上に日光が照射されないよう
にしている。右方の日光導入孔44は遮熱スクリーンで
遮蔽しない。左右のブラックパネル43上には温度セン
サ46が配置され、これらの温度センサ46によって各
ブラックパネル43の温度を測定するようにした。
クリーン1によって遮蔽され、隙間から差し込むものを
除いてブラックパネル43上に日光が照射されないよう
にしている。右方の日光導入孔44は遮熱スクリーンで
遮蔽しない。左右のブラックパネル43上には温度セン
サ46が配置され、これらの温度センサ46によって各
ブラックパネル43の温度を測定するようにした。
【0034】上記ブラックパネル43の平面寸法は、7
cm×14cmに、遮熱スクリーン1の平面寸法は30
cm×30cmにそれぞれ設定した。また、支持台42
の下面部とブラックパネル43の上面部との間の距離は
5cmに設定した。
cm×14cmに、遮熱スクリーン1の平面寸法は30
cm×30cmにそれぞれ設定した。また、支持台42
の下面部とブラックパネル43の上面部との間の距離は
5cmに設定した。
【0035】そして、昼間の晴天時を見計らって試験装
置4をグランドG上に配置し、遮熱スクリーン1で被覆
された左方のブラックパネル43および遮熱スクリーン
1で被覆されていない右方のブラックパネル43の温度
をそれぞれ1時間に亘り温度センサ46で連続的に測定
した。測定結果を図4のグラフに示す。
置4をグランドG上に配置し、遮熱スクリーン1で被覆
された左方のブラックパネル43および遮熱スクリーン
1で被覆されていない右方のブラックパネル43の温度
をそれぞれ1時間に亘り温度センサ46で連続的に測定
した。測定結果を図4のグラフに示す。
【0036】このグラフは、横軸に経過時間(分)を、
縦軸にブラックパネル43の温度(℃)をそれぞれ目盛
ったものであり、グラフ中の実線は、遮熱スクリーン1
で被覆されていないブラックパネル43の温度(ブラン
ク温度)を示し、実線以外は、遮熱スクリーン1で覆わ
れたブラックパネル43の温度を示している。そして、
点線は1インチ(2.54cm)当り7本の遮熱テープ
2が配置された遮熱スクリーン1(第1試料)を、また
一点鎖線は同10本の遮熱スクリーン1(第2試料)
を、さらに、二点鎖線は同12本の遮熱スクリーン1
(第3試料)を示している。
縦軸にブラックパネル43の温度(℃)をそれぞれ目盛
ったものであり、グラフ中の実線は、遮熱スクリーン1
で被覆されていないブラックパネル43の温度(ブラン
ク温度)を示し、実線以外は、遮熱スクリーン1で覆わ
れたブラックパネル43の温度を示している。そして、
点線は1インチ(2.54cm)当り7本の遮熱テープ
2が配置された遮熱スクリーン1(第1試料)を、また
一点鎖線は同10本の遮熱スクリーン1(第2試料)
を、さらに、二点鎖線は同12本の遮熱スクリーン1
(第3試料)を示している。
【0037】上記遮熱テープが7本/インチに設定され
た第1試料は、幅3mmの遮熱テープがそのままの幅寸
法を維持した状態で織製されていたが、第2試料および
第3試料においては、遮熱テープは、ほとんどのものが
幅方向に折り返された状態になっていた。
た第1試料は、幅3mmの遮熱テープがそのままの幅寸
法を維持した状態で織製されていたが、第2試料および
第3試料においては、遮熱テープは、ほとんどのものが
幅方向に折り返された状態になっていた。
【0038】この試験におけるその他の条件は以下の通
りであった。 温度センサ:安立計器株式会社製の熱伝対式温度計(DA
TA COLLECTOR AM-7052) 時 節:4月 環境温度:15℃ 環境湿度:55%(相対湿度) 天候条件:晴れ、ときどき曇り 日射量 :151〜636W/m2 また、グラフの横軸の上部に天候の状態を、「晴れ」、
「くもり」に分けて記入し、天候とブラックパネル43
の温度との関係が判るようにしている。
りであった。 温度センサ:安立計器株式会社製の熱伝対式温度計(DA
TA COLLECTOR AM-7052) 時 節:4月 環境温度:15℃ 環境湿度:55%(相対湿度) 天候条件:晴れ、ときどき曇り 日射量 :151〜636W/m2 また、グラフの横軸の上部に天候の状態を、「晴れ」、
「くもり」に分けて記入し、天候とブラックパネル43
の温度との関係が判るようにしている。
【0039】このグラフで判るように、遮熱スクリーン
1で覆った場合のブラックパネル43の温度は、覆わな
かった場合(以下ブランクという)の温度に比べて略4
〜10℃低くなっており、遮熱スクリーン1が遮熱効果
に優れていることが確認された。また、日射量の多い晴
れの場合は、ブランクとの温度差が大きいのに対して、
曇りの時には温度差が小さくなっている。このことは本
発明の遮熱スクリーン1は、強い日射に対して大きい効
果が得られることを示しており、晴天時の直射日光によ
る農作物等の温度上昇を抑える効果が大きいことが確認
された。
1で覆った場合のブラックパネル43の温度は、覆わな
かった場合(以下ブランクという)の温度に比べて略4
〜10℃低くなっており、遮熱スクリーン1が遮熱効果
に優れていることが確認された。また、日射量の多い晴
れの場合は、ブランクとの温度差が大きいのに対して、
曇りの時には温度差が小さくなっている。このことは本
発明の遮熱スクリーン1は、強い日射に対して大きい効
果が得られることを示しており、晴天時の直射日光によ
る農作物等の温度上昇を抑える効果が大きいことが確認
された。
【0040】また、遮熱テープの配置数については、そ
れが多くなるほど遮熱効果が向上することが認められ
た。また、遮熱効果の向上は晴れのときに著しいことが
確認された。
れが多くなるほど遮熱効果が向上することが認められ
た。また、遮熱効果の向上は晴れのときに著しいことが
確認された。
【0041】(試験例2)遮熱スクリーンの遮光率を調
べるために、第1試料(遮熱テープ、7本/インチ)、
第2試料(同10本/インチ)および第3試料(同12
本/インチ)のそれぞれを晴天時に野外に配置し、それ
らに直射日光が照射される状態にして遮熱スクリーンの
上部と下部の照度(ルクス)を測定した。測定結果は表
1に示す通りである。
べるために、第1試料(遮熱テープ、7本/インチ)、
第2試料(同10本/インチ)および第3試料(同12
本/インチ)のそれぞれを晴天時に野外に配置し、それ
らに直射日光が照射される状態にして遮熱スクリーンの
上部と下部の照度(ルクス)を測定した。測定結果は表
1に示す通りである。
【0042】
【表1】
【0043】表1から判るとおり、遮光率((試料の下
の照度/試料の上の照度)×100)は、第1試料が5
4.5%、第2試料が61.5%、第3試料が67.4
%であり、1インチ当りの遮熱テープの本数の増加に従
って遮光率が大きくなることが認められた。
の照度/試料の上の照度)×100)は、第1試料が5
4.5%、第2試料が61.5%、第3試料が67.4
%であり、1インチ当りの遮熱テープの本数の増加に従
って遮光率が大きくなることが認められた。
【0044】(試験例3)本発明に係る遮熱スクリーン
の耐久性を調べるためにJIS L 1096に準拠した
耐候性試験を実施した。試料として厚みが0.1mm、
幅が3mm、長さが約200mmの遮熱テープをランダ
ムに選びだし、それの両側部をサンシャインウエザーメ
ータ内の掴持部材に掴持させた。掴持間隔は150mm
に設定した。その後、サンシャインカーボンアーク灯に
よる光を試料に照射し、かつ、試料に雨を降らせた状態
にして380時間放置した。そして380時間が経過し
たのち上記掴持間隔を150mm/分の速度で広げ、遮
熱テープが破断するまでの伸度(%)および破断に要し
た力(破断強度(kgf))を測定した。この伸度およ
び破断強度の測定についてはサンシャインウエザーメー
タによる暴露前の試料についても行った。また、比較例
として、上記試料と同一寸法のポリエチレン製のテープ
を用いて同様の試験を行った。試験結果を表2に示す。
の耐久性を調べるためにJIS L 1096に準拠した
耐候性試験を実施した。試料として厚みが0.1mm、
幅が3mm、長さが約200mmの遮熱テープをランダ
ムに選びだし、それの両側部をサンシャインウエザーメ
ータ内の掴持部材に掴持させた。掴持間隔は150mm
に設定した。その後、サンシャインカーボンアーク灯に
よる光を試料に照射し、かつ、試料に雨を降らせた状態
にして380時間放置した。そして380時間が経過し
たのち上記掴持間隔を150mm/分の速度で広げ、遮
熱テープが破断するまでの伸度(%)および破断に要し
た力(破断強度(kgf))を測定した。この伸度およ
び破断強度の測定についてはサンシャインウエザーメー
タによる暴露前の試料についても行った。また、比較例
として、上記試料と同一寸法のポリエチレン製のテープ
を用いて同様の試験を行った。試験結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表2から判るように、耐候性試験に供され
なかった暴露前の実施例の試料は、破断強度が3.03
kgf、伸度が25.2%であったのに対して、比較例
の試料は破断強度が2.52kgf、伸度が44.3%
であり、本発明に係る遮熱テープは比較例の遮熱テープ
よりも略20%も強度が大きいが、比較例のものより伸
び難いものであることが確認された。
なかった暴露前の実施例の試料は、破断強度が3.03
kgf、伸度が25.2%であったのに対して、比較例
の試料は破断強度が2.52kgf、伸度が44.3%
であり、本発明に係る遮熱テープは比較例の遮熱テープ
よりも略20%も強度が大きいが、比較例のものより伸
び難いものであることが確認された。
【0047】そして、サンシャインウエザーメータ内で
の380時間の暴露後には、実施例の遮熱テープの破断
強度は2.77kgf、同伸度は18.0%になり、そ
れぞれの保持率((暴露後の数値/暴露前の数値)×1
00)は、破断強度が91.4%、伸度は71.4%で
あった。
の380時間の暴露後には、実施例の遮熱テープの破断
強度は2.77kgf、同伸度は18.0%になり、そ
れぞれの保持率((暴露後の数値/暴露前の数値)×1
00)は、破断強度が91.4%、伸度は71.4%で
あった。
【0048】これに対して、比較例の遮熱テープは、3
80時間の暴露後には破断強度が2.14kgf、伸度
が21.5%にまで低下し、それぞれの保持率は84.
6%、48.5%になっており、ポリエチレン製のもの
は、サンシャインウエザーメータ内での380時間の暴
露後には、実施例に比べて破断強度および伸度が著しく
低下している。これによって本発明に係る遮熱スクリー
ンが、従来のポリエチレン製のものに比べて、耐候性お
よび耐久性の点で優れたものであることが判る。
80時間の暴露後には破断強度が2.14kgf、伸度
が21.5%にまで低下し、それぞれの保持率は84.
6%、48.5%になっており、ポリエチレン製のもの
は、サンシャインウエザーメータ内での380時間の暴
露後には、実施例に比べて破断強度および伸度が著しく
低下している。これによって本発明に係る遮熱スクリー
ンが、従来のポリエチレン製のものに比べて、耐候性お
よび耐久性の点で優れたものであることが判る。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1および3記載の遮熱ス
クリーンおよびその製造方法によれば、二軸延伸処理の
施されたポリエステルフィルムからなる第1層に、アル
ミニウムを蒸着して第2層を形成し、この第2層に一軸
延伸処理の施された高密度ポリエチレンフィルムからな
る第3層を積層することによって3層構造のフィルムが
形成され、このフィルムを上記第3層の延伸方向に切断
してテープが形成され、このテープを用いて編製または
織製されて遮熱スクリーンが形成されているため、上記
第1層のポリエステルフィルムおよび第3層の高密度ポ
リエチレンフィルムは耐候性および強靱性に優れてお
り、遮熱スクリーンの野外での長期間に亘る直射日光へ
の暴露によっても、第1層および第3層の劣化による破
損が起こり難く、その結果、アルミニウムが直接空気に
曝されて透明な酸化アルミニウムになることが確実に阻
止され、長期間に亘る遮熱効果を維持する上で好都合で
ある。
クリーンおよびその製造方法によれば、二軸延伸処理の
施されたポリエステルフィルムからなる第1層に、アル
ミニウムを蒸着して第2層を形成し、この第2層に一軸
延伸処理の施された高密度ポリエチレンフィルムからな
る第3層を積層することによって3層構造のフィルムが
形成され、このフィルムを上記第3層の延伸方向に切断
してテープが形成され、このテープを用いて編製または
織製されて遮熱スクリーンが形成されているため、上記
第1層のポリエステルフィルムおよび第3層の高密度ポ
リエチレンフィルムは耐候性および強靱性に優れてお
り、遮熱スクリーンの野外での長期間に亘る直射日光へ
の暴露によっても、第1層および第3層の劣化による破
損が起こり難く、その結果、アルミニウムが直接空気に
曝されて透明な酸化アルミニウムになることが確実に阻
止され、長期間に亘る遮熱効果を維持する上で好都合で
ある。
【0050】特に、ポリエステルフィルムは、従来のポ
リエチレンフィルムに比べて耐熱性が優れており、真夏
の直射日光に曝されて高温になっても容易に軟化しない
ため、上記軟化に起因したフィルムの変形によってアル
ミニウムの蒸着基礎(第1層)が不安定になるようなこ
とは起こらず、従って。従来のポリエチレンフィルムよ
りもアルミニウムの蒸着状態が良好であり、アルミニウ
ム層の剥離、ひいてはテープの劣化損傷を抑止する上で
有効である。
リエチレンフィルムに比べて耐熱性が優れており、真夏
の直射日光に曝されて高温になっても容易に軟化しない
ため、上記軟化に起因したフィルムの変形によってアル
ミニウムの蒸着基礎(第1層)が不安定になるようなこ
とは起こらず、従って。従来のポリエチレンフィルムよ
りもアルミニウムの蒸着状態が良好であり、アルミニウ
ム層の剥離、ひいてはテープの劣化損傷を抑止する上で
有効である。
【0051】また、3層構造のシートの第3層が延伸方
向に切断されてテープが形成されているため、テープの
長手方向への引張り強度は大きくなっており、第1層が
二軸延伸されて縦横に強度アップされていることとも相
俟って、遮熱スクリーンの引張り強度を大きくする上で
好都合である。
向に切断されてテープが形成されているため、テープの
長手方向への引張り強度は大きくなっており、第1層が
二軸延伸されて縦横に強度アップされていることとも相
俟って、遮熱スクリーンの引張り強度を大きくする上で
好都合である。
【0052】また、第1層のポリエステルは、太陽光線
中の遠赤外線をほとんど吸収し、略10%しか透過させ
ないため、たとえアルミニウムの蒸着層が剥離しても、
遮熱スクリーンによる被覆物の温度上昇が確実に抑制さ
れる。
中の遠赤外線をほとんど吸収し、略10%しか透過させ
ないため、たとえアルミニウムの蒸着層が剥離しても、
遮熱スクリーンによる被覆物の温度上昇が確実に抑制さ
れる。
【0053】本発明の請求項2記載の遮熱スクリーンに
よれば、第1層および第3層は、10〜30μmに厚さ
設定されており、また第2層(アルミニウムの蒸着層)
は無視し得る程度の厚さであるため、遮蔽スクリーンを
構成するテープの厚みは20〜60μmと非常に薄く、
遮蔽スクリーンが非常に軽いものになり、遮蔽スクリー
ンの取り扱い上好都合である。
よれば、第1層および第3層は、10〜30μmに厚さ
設定されており、また第2層(アルミニウムの蒸着層)
は無視し得る程度の厚さであるため、遮蔽スクリーンを
構成するテープの厚みは20〜60μmと非常に薄く、
遮蔽スクリーンが非常に軽いものになり、遮蔽スクリー
ンの取り扱い上好都合である。
【0054】本発明の請求項4記載の遮熱スクリーンの
製造方法によれば、第3層は、第2層にドライラミネー
ト法によって積層されているため、積層操作が容易であ
り、かつ確実に積層状態を維持する上で有効である。
製造方法によれば、第3層は、第2層にドライラミネー
ト法によって積層されているため、積層操作が容易であ
り、かつ確実に積層状態を維持する上で有効である。
【図1】本発明に係る遮熱スクリーンの一例を示す部分
平面図である。
平面図である。
【図2】遮熱テープを示す断面図である。
【図3】遮熱性確認試験に用いられた試験装置を示す側
面視の断面図である。
面視の断面図である。
【図4】遮熱スクリーンで被覆された図3の左方のブラ
ックパネルおよび遮熱スクリーンで被覆されていない図
3の右方のブラックパネルの温度をそれぞれ1時間に亘
り温度センサで連続的に測定した測定結果を示すグラフ
である。
ックパネルおよび遮熱スクリーンで被覆されていない図
3の右方のブラックパネルの温度をそれぞれ1時間に亘
り温度センサで連続的に測定した測定結果を示すグラフ
である。
1 遮熱スクリーン(遮熱性を備えたスクリーン) 11 隙間 2 遮熱テープ 21 第1層(二軸延伸ポリエステルフィルム層) 22 第2層(蒸着アルミニウム層) 23 第3層(一軸延伸高密度ポリエチレンフィルム
層) 3 合成樹脂線材 4 試験装置 41 支柱 42 支持台 43 ブラックパネル 44 日光導入孔 45 紐 46 温度センサ
層) 3 合成樹脂線材 4 試験装置 41 支柱 42 支持台 43 ブラックパネル 44 日光導入孔 45 紐 46 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/02 D03D 15/02 C
Claims (4)
- 【請求項1】 二軸延伸処理の施されたポリエステルフ
ィルムからなる第1層と、この第1層にアルミニウムが
蒸着されて形成されたアルミニウム蒸着層からなる第2
層と、この第2層に積層される一軸延伸処理の施された
高密度ポリエチレンフィルムからなる第3層とによって
3層構造のフィルムが形成され、このフィルムを上記第
3層の延伸方向に切断してテープが形成され、このテー
プを用いて編製または織製されることによって遮熱性を
備えたスクリーンが形成されていることを特徴とする遮
熱スクリーン。 - 【請求項2】 上記第1層および上記第3層は、それぞ
れ厚さが10〜30μmに設定されていることを特徴と
する請求項1記載の遮熱スクリーン。 - 【請求項3】 二軸延伸処理の施されたポリエステルフ
ィルムからなる第1層に、アルミニウムを蒸着して第2
層を形成し、この第2層に一軸延伸処理の施された高密
度ポリエチレンフィルムからなる第3層を積層すること
によって3層構造のフィルムを形成し、このフィルムを
上記第3層の延伸方向に切断してテープを形成し、この
テープを用いて遮熱性を備えたスクリーンを編製または
織製することを特徴とする遮熱スクリーンの製造方法。 - 【請求項4】 上記第3層を、上記第2層にドライラミ
ネート法によって積層することを特徴とする請求項3記
載の遮熱スクリーンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7117312A JPH08308402A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 遮熱スクリーンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7117312A JPH08308402A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 遮熱スクリーンおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08308402A true JPH08308402A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14708640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7117312A Pending JPH08308402A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 遮熱スクリーンおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08308402A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100526718B1 (ko) * | 2002-06-04 | 2005-11-08 | 이하순 | 반짝이 스판덱스 직물의 구조 |
| JP2006118057A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Spacio Kk | 遮熱シート及びその設置構造 |
| KR100679335B1 (ko) * | 2006-02-17 | 2007-02-06 | 주식회사 파비노 | 직물구조체 및 그 제조방법 |
| CN101897280A (zh) * | 2010-07-19 | 2010-12-01 | 林智勇 | Led农田保温膜的制造方法 |
| WO2011096882A1 (en) * | 2010-02-05 | 2011-08-11 | Ab Ludvig Svensson | Greenhouse screen |
| CN111149571A (zh) * | 2020-01-13 | 2020-05-15 | 河北合胜塑料制品有限公司 | 一种新型保温大棚材料及其生产工艺 |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP7117312A patent/JPH08308402A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100526718B1 (ko) * | 2002-06-04 | 2005-11-08 | 이하순 | 반짝이 스판덱스 직물의 구조 |
| JP2006118057A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Spacio Kk | 遮熱シート及びその設置構造 |
| KR100679335B1 (ko) * | 2006-02-17 | 2007-02-06 | 주식회사 파비노 | 직물구조체 및 그 제조방법 |
| WO2011096882A1 (en) * | 2010-02-05 | 2011-08-11 | Ab Ludvig Svensson | Greenhouse screen |
| US9003698B2 (en) | 2010-02-05 | 2015-04-14 | Ab Ludvig Svensson | Greenhouse screen |
| CN101897280A (zh) * | 2010-07-19 | 2010-12-01 | 林智勇 | Led农田保温膜的制造方法 |
| CN101897280B (zh) | 2010-07-19 | 2011-10-05 | 林智勇 | Led农田保温膜的制造方法 |
| CN111149571A (zh) * | 2020-01-13 | 2020-05-15 | 河北合胜塑料制品有限公司 | 一种新型保温大棚材料及其生产工艺 |
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