JPH08308849A - 衝撃波治療装置 - Google Patents
衝撃波治療装置Info
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- JPH08308849A JPH08308849A JP7118760A JP11876095A JPH08308849A JP H08308849 A JPH08308849 A JP H08308849A JP 7118760 A JP7118760 A JP 7118760A JP 11876095 A JP11876095 A JP 11876095A JP H08308849 A JPH08308849 A JP H08308849A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ピエゾ素子等の防水性を高めるための音響整合
層の吸水防止処理を簡単且つ効果的に行なうことによ
り、衝撃波治療装置の信頼性の向上及び長寿命化を図
る。 【構成】衝撃波を発生する衝撃波発生源の一部であるピ
エゾ素子1aと、このピエゾ素子1aの衝撃波放射面に
形成された音響整合層7と、この音響整合層7と被検体
との間に介在され衝撃波を伝搬させる水15と、伸縮性
を有し、少なくとも音響整合層7の衝撃波伝搬側の面に
形成された樹脂薄膜11とを備えている。
層の吸水防止処理を簡単且つ効果的に行なうことによ
り、衝撃波治療装置の信頼性の向上及び長寿命化を図
る。 【構成】衝撃波を発生する衝撃波発生源の一部であるピ
エゾ素子1aと、このピエゾ素子1aの衝撃波放射面に
形成された音響整合層7と、この音響整合層7と被検体
との間に介在され衝撃波を伝搬させる水15と、伸縮性
を有し、少なくとも音響整合層7の衝撃波伝搬側の面に
形成された樹脂薄膜11とを備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、癌組織や結石等の被治
療物を、超音波送波等によって得られる衝撃波やその超
音波の収束エネルギーに因る温熱作用で破砕することに
より治療する衝撃波治療装置に係り、特に、ピエゾ素子
(圧電素子)を用いたピエゾ型や電磁誘導現象を用いた
電磁誘導型等、高電圧又は高電流を衝撃波発生源に印加
することにより衝撃波を発生させるタイプの衝撃波治療
装置に関する。
療物を、超音波送波等によって得られる衝撃波やその超
音波の収束エネルギーに因る温熱作用で破砕することに
より治療する衝撃波治療装置に係り、特に、ピエゾ素子
(圧電素子)を用いたピエゾ型や電磁誘導現象を用いた
電磁誘導型等、高電圧又は高電流を衝撃波発生源に印加
することにより衝撃波を発生させるタイプの衝撃波治療
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衝撃波治療装置には、ピエゾ素子を衝撃
波発生源として用いたピエゾ型、スパーク電極を衝撃波
発生源として用いたスパーク型、及び電磁誘導現象によ
り生じる衝撃波を用いた電磁誘導型等の種々のタイプが
あるが、その中でも、ピエゾ型の衝撃波治療装置は、安
定した衝撃波出力が得られ、且つ衝撃波発生のためのラ
ンニングコストが低いために、特に、注目されている。
波発生源として用いたピエゾ型、スパーク電極を衝撃波
発生源として用いたスパーク型、及び電磁誘導現象によ
り生じる衝撃波を用いた電磁誘導型等の種々のタイプが
あるが、その中でも、ピエゾ型の衝撃波治療装置は、安
定した衝撃波出力が得られ、且つ衝撃波発生のためのラ
ンニングコストが低いために、特に、注目されている。
【0003】図6に、ピエゾ型の衝撃波治療装置の衝撃
波発生部であるアプリケータの概略構成を示す。図6に
示すアプリケータ30は、ベース31に設けられ、全体
で球殻状(凹面状)に形成されたピエゾ素子32と、こ
のピエゾ素子32の衝撃波送波側の前部に取り付けられ
た水袋33とを備えている。また、ベース31の中央部
には孔が形成され、この孔には、超音波イメージング用
の超音波プローブ34が挿入されている。
波発生部であるアプリケータの概略構成を示す。図6に
示すアプリケータ30は、ベース31に設けられ、全体
で球殻状(凹面状)に形成されたピエゾ素子32と、こ
のピエゾ素子32の衝撃波送波側の前部に取り付けられ
た水袋33とを備えている。また、ベース31の中央部
には孔が形成され、この孔には、超音波イメージング用
の超音波プローブ34が挿入されている。
【0004】ピエゾ素子32は凹面状に形成されている
ため幾何学的焦点を有している。また、その表裏面には
図示しない電極が形成され、これらの電極は、リード線
35、36を介してピエゾ素子32駆動用の高電圧パル
スを発生させるための駆動回路37に接続されている。
ため幾何学的焦点を有している。また、その表裏面には
図示しない電極が形成され、これらの電極は、リード線
35、36を介してピエゾ素子32駆動用の高電圧パル
スを発生させるための駆動回路37に接続されている。
【0005】また、水袋33には、衝撃波(超音波)を
良く伝搬させる音響伝搬媒体である水が収容されてい
る。ピエゾ素子32及びその近傍のベース31の内周面
には、当該ピエゾ素子31と水袋33内の水38とを音
響的にカップリングするための音響整合層39が形成さ
れている。この音響整合層39は、硬化性のある液状の
樹脂、例えばエポキシ樹脂等を使用している。また、こ
の音響整合層39には、水袋33内へ空気を吸入・排出
するための空気吸入排出口40が設けられている。
良く伝搬させる音響伝搬媒体である水が収容されてい
る。ピエゾ素子32及びその近傍のベース31の内周面
には、当該ピエゾ素子31と水袋33内の水38とを音
響的にカップリングするための音響整合層39が形成さ
れている。この音響整合層39は、硬化性のある液状の
樹脂、例えばエポキシ樹脂等を使用している。また、こ
の音響整合層39には、水袋33内へ空気を吸入・排出
するための空気吸入排出口40が設けられている。
【0006】このアプリケータ30を用いて被検体を治
療する場合には、水袋33の表面が被検体の表面に接触
される。この状態で、ピエゾ素子32に高電圧を印加す
ることにより、ピエゾ素子32から衝撃波(強力な超音
波)が被検体に放射される。放射された衝撃波は、ピエ
ゾ素子32の幾何学的焦点に集束する。したがって、焦
点に結石等の治療部位を位置決めしておけば、衝撃波が
治療部位に照射され、例えば破砕治療等が行なわれる。
療する場合には、水袋33の表面が被検体の表面に接触
される。この状態で、ピエゾ素子32に高電圧を印加す
ることにより、ピエゾ素子32から衝撃波(強力な超音
波)が被検体に放射される。放射された衝撃波は、ピエ
ゾ素子32の幾何学的焦点に集束する。したがって、焦
点に結石等の治療部位を位置決めしておけば、衝撃波が
治療部位に照射され、例えば破砕治療等が行なわれる。
【0007】ところで、上述したように、ピエゾ型の衝
撃波治療装置では、ピエゾ素子32部分に高い電圧が印
加されること、及びピエゾ素子32付近に絶縁性が低い
音響伝搬媒体である水38が存在していることから、ピ
エゾ素子32の絶縁性を保持することが重要である。上
記音響整合層39を設けることにより、ピエゾ素子32
と水39とが直接接触することを避け、ピエゾ素子32
の絶縁性を保持することにもなっているわけである。
撃波治療装置では、ピエゾ素子32部分に高い電圧が印
加されること、及びピエゾ素子32付近に絶縁性が低い
音響伝搬媒体である水38が存在していることから、ピ
エゾ素子32の絶縁性を保持することが重要である。上
記音響整合層39を設けることにより、ピエゾ素子32
と水39とが直接接触することを避け、ピエゾ素子32
の絶縁性を保持することにもなっているわけである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピエゾ型の衝撃波治療装置では、音響伝搬媒体である水
38を非常に長期間アプリケータ30内に直接封入した
場合に、音響整合層39が吸水する可能性があった。音
響整合層39が吸水した場合には、(1)音響整合層3
9の音響特性が変化する、(2)音響整合層39とピエ
ゾ素子32との接着が劣化する、(3)音響整合層39
の絶縁性が劣化する、等の問題があった。この音響整合
層39の性能の劣化は、ピエゾ素子32の耐電圧の低下
をも招くことになるため、アプリケータ30に長期間水
を連続封入することを避ける必要があった。
ピエゾ型の衝撃波治療装置では、音響伝搬媒体である水
38を非常に長期間アプリケータ30内に直接封入した
場合に、音響整合層39が吸水する可能性があった。音
響整合層39が吸水した場合には、(1)音響整合層3
9の音響特性が変化する、(2)音響整合層39とピエ
ゾ素子32との接着が劣化する、(3)音響整合層39
の絶縁性が劣化する、等の問題があった。この音響整合
層39の性能の劣化は、ピエゾ素子32の耐電圧の低下
をも招くことになるため、アプリケータ30に長期間水
を連続封入することを避ける必要があった。
【0009】このため、特開平04−227247号公
報に記載されたように、疎水性(発水性)のある弗素樹
脂層を音響整合層39上に形成することにより、音響整
合層39の吸水を防止することが知られている。しかし
ながら、音響整合層39の表面に弗素樹脂層を塗布した
場合には、図7に示すように、音響整合層39と弗素樹
脂層41との間に気泡42が混入することがあった。こ
の気泡が混入するとピエゾ素子32で発生した音波が伝
搬媒質に伝わりにくくなるため、音響特性が低下した。
報に記載されたように、疎水性(発水性)のある弗素樹
脂層を音響整合層39上に形成することにより、音響整
合層39の吸水を防止することが知られている。しかし
ながら、音響整合層39の表面に弗素樹脂層を塗布した
場合には、図7に示すように、音響整合層39と弗素樹
脂層41との間に気泡42が混入することがあった。こ
の気泡が混入するとピエゾ素子32で発生した音波が伝
搬媒質に伝わりにくくなるため、音響特性が低下した。
【0010】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、ピエゾ素子等の衝撃波発生源の防水性を高めるた
めの音響整合層の吸水防止処理を簡単且つ効果的に行な
うことにより、衝撃波治療装置の信頼性の向上及び長寿
命化を図ることをその目的とする。
ので、ピエゾ素子等の衝撃波発生源の防水性を高めるた
めの音響整合層の吸水防止処理を簡単且つ効果的に行な
うことにより、衝撃波治療装置の信頼性の向上及び長寿
命化を図ることをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した衝撃波治療装置は、被検体の治療部
位を超音波パルスの衝撃波により破砕治療する衝撃波治
療装置において、衝撃波を発生する衝撃波発生源と、こ
の衝撃波発生源の衝撃波放射面に形成された衝撃波整合
層と、この衝撃波整合層と前記被検体との間に介在され
前記衝撃波を伝搬させる衝撃波伝搬媒体と、伸縮性を有
し、少なくとも前記衝撃波整合層の前記衝撃波伝搬側の
面に形成された樹脂膜とを備えている。
請求項1に記載した衝撃波治療装置は、被検体の治療部
位を超音波パルスの衝撃波により破砕治療する衝撃波治
療装置において、衝撃波を発生する衝撃波発生源と、こ
の衝撃波発生源の衝撃波放射面に形成された衝撃波整合
層と、この衝撃波整合層と前記被検体との間に介在され
前記衝撃波を伝搬させる衝撃波伝搬媒体と、伸縮性を有
し、少なくとも前記衝撃波整合層の前記衝撃波伝搬側の
面に形成された樹脂膜とを備えている。
【0012】特に、請求項2に記載した衝撃波治療装置
によれば、前記樹脂膜は防水性を有するものである。
によれば、前記樹脂膜は防水性を有するものである。
【0013】また、特に、請求項3に記載した衝撃波治
療装置によれば、前記樹脂膜は可撓性を有するものであ
る。
療装置によれば、前記樹脂膜は可撓性を有するものであ
る。
【0014】さらに、請求項4に記載した衝撃波治療装
置によれば、前記樹脂膜はポリプロピレンシートであ
る。
置によれば、前記樹脂膜はポリプロピレンシートであ
る。
【0015】さらにまた、請求項5に記載した衝撃波治
療装置によれば、前記樹脂膜は、第2の衝撃波整合層を
なすものである。
療装置によれば、前記樹脂膜は、第2の衝撃波整合層を
なすものである。
【0016】特に、請求項6に記載した衝撃波治療装置
によれば、前記衝撃波整合層と前記樹脂膜との間に音響
伝搬媒体を介在させている。
によれば、前記衝撃波整合層と前記樹脂膜との間に音響
伝搬媒体を介在させている。
【0017】また、特に、請求項7に記載した衝撃波治
療装置によれば、前記音響伝搬媒体は、油脂である。
療装置によれば、前記音響伝搬媒体は、油脂である。
【0018】さらに、請求項8に記載した衝撃波治療装
置によれば、前記衝撃波発生源は、基板と、この基板上
に設けられた複数分割されたピエゾ素子とを有し、前記
樹脂膜は前記基板又は前記ピエゾ素子の少なくとも一部
を内包するように配設されている。
置によれば、前記衝撃波発生源は、基板と、この基板上
に設けられた複数分割されたピエゾ素子とを有し、前記
樹脂膜は前記基板又は前記ピエゾ素子の少なくとも一部
を内包するように配設されている。
【0019】さらにまた、請求項9に記載した衝撃波治
療装置によれば、前記衝撃波伝搬媒体は水である。
療装置によれば、前記衝撃波伝搬媒体は水である。
【0020】また、請求項10に記載した衝撃波治療装
置によれば、前記衝撃波伝搬媒体は袋状の前記樹脂膜に
より内包されている。
置によれば、前記衝撃波伝搬媒体は袋状の前記樹脂膜に
より内包されている。
【0021】さらに、請求項11に記載した衝撃波治療
装置によれば、前記樹脂膜は、前記衝撃波整合層と前記
衝撃波伝搬媒体との間、前記基板及び前記ピエゾ素子の
少なくとも一部に配設され、且つ前記衝撃波伝搬媒体を
包むように一体形成されている。
装置によれば、前記樹脂膜は、前記衝撃波整合層と前記
衝撃波伝搬媒体との間、前記基板及び前記ピエゾ素子の
少なくとも一部に配設され、且つ前記衝撃波伝搬媒体を
包むように一体形成されている。
【0022】さらにまた、請求項12に記載した衝撃波
治療装置によれば、前記基板、前記ピエゾ素子、及び前
記衝撃波整合層のほぼ中央部にそれぞれ孔を形成し、前
記孔から前記袋状の樹脂膜内へ挿入配置されたイメージ
ング用の超音波プローブをさらに備えている。
治療装置によれば、前記基板、前記ピエゾ素子、及び前
記衝撃波整合層のほぼ中央部にそれぞれ孔を形成し、前
記孔から前記袋状の樹脂膜内へ挿入配置されたイメージ
ング用の超音波プローブをさらに備えている。
【0023】特に、請求項13に記載した衝撃波治療装
置によれば、前記袋状の樹脂膜は、前記超音波プローブ
を挿入するための挿通孔をほぼ中心部に有した浮き輪状
に形成されている。
置によれば、前記袋状の樹脂膜は、前記超音波プローブ
を挿入するための挿通孔をほぼ中心部に有した浮き輪状
に形成されている。
【0024】また、特に、請求項14に記載した衝撃波
治療装置によれば、前記樹脂膜の端面は、前記衝撃波伝
搬媒質の非接触部分に配設されている。
治療装置によれば、前記樹脂膜の端面は、前記衝撃波伝
搬媒質の非接触部分に配設されている。
【0025】
【作用】請求項1乃至14記載の衝撃波治療装置によれ
ば、衝撃波を発生する衝撃波発生源の一部であるピエゾ
素子の少なくとも衝撃波放射面上に形成された衝撃波整
合層の衝撃波伝搬媒体である例えば水と接する表面に、
樹脂膜である例えばポリプロピレンシートが配設されて
いる。この樹脂膜は、伸縮性や可撓性を有し、さらに防
水性を有する材質(例えばポリプロピレン)で形成され
ているため、その伸縮性及び可撓性をいかして容易に衝
撃波整合層と水との間に配設することができる。そし
て、その防水性から、衝撃波源と水等の音響伝搬媒体と
の接触を防止することができる。
ば、衝撃波を発生する衝撃波発生源の一部であるピエゾ
素子の少なくとも衝撃波放射面上に形成された衝撃波整
合層の衝撃波伝搬媒体である例えば水と接する表面に、
樹脂膜である例えばポリプロピレンシートが配設されて
いる。この樹脂膜は、伸縮性や可撓性を有し、さらに防
水性を有する材質(例えばポリプロピレン)で形成され
ているため、その伸縮性及び可撓性をいかして容易に衝
撃波整合層と水との間に配設することができる。そし
て、その防水性から、衝撃波源と水等の音響伝搬媒体と
の接触を防止することができる。
【0026】また、その伸縮性及び可撓性から、衝撃波
整合層と水との間に配設された樹脂膜を伸ばして、ピエ
ゾ素子及びその基板を内包することもでき、さらに、衝
撃波整合層と水との間、及び基板及びピエゾ素子の少な
くとも一部、並びに水を内包する袋を樹脂膜で一体形成
すると、袋内の水はすべての構成要素と非接触(clo
sed)となるため、水の腐食等が防止され水を交換す
るなどの手間が省ける。
整合層と水との間に配設された樹脂膜を伸ばして、ピエ
ゾ素子及びその基板を内包することもでき、さらに、衝
撃波整合層と水との間、及び基板及びピエゾ素子の少な
くとも一部、並びに水を内包する袋を樹脂膜で一体形成
すると、袋内の水はすべての構成要素と非接触(clo
sed)となるため、水の腐食等が防止され水を交換す
るなどの手間が省ける。
【0027】さらにまた、基板、ピエゾ素子、及び前記
衝撃波整合層のほぼ中央部にそれぞれ形成された孔か
ら、浮き輪状に形成された袋の中心部の挿通孔に被検体
イメージング用の超音波プローブが挿入配置されている
場合、挿入された超音波プローブは水袋内の水と完全に
遮断される。したがって、超音波プローブを防水加工す
る必要がなくなる。
衝撃波整合層のほぼ中央部にそれぞれ形成された孔か
ら、浮き輪状に形成された袋の中心部の挿通孔に被検体
イメージング用の超音波プローブが挿入配置されている
場合、挿入された超音波プローブは水袋内の水と完全に
遮断される。したがって、超音波プローブを防水加工す
る必要がなくなる。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について、添付図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0029】図1を参照して本発明の第1実施例を説明
する。図1において、衝撃波治療装置は衝撃波発生源で
あるピエゾ素子1aを有したアプリケータ1と、ピエゾ
素子1aを駆動させる駆動回路2とを備えている。
する。図1において、衝撃波治療装置は衝撃波発生源で
あるピエゾ素子1aを有したアプリケータ1と、ピエゾ
素子1aを駆動させる駆動回路2とを備えている。
【0030】アプリケータ1は、中央に開口を有するベ
ース3を備えている。ベース3は、熱膨張係数がピエゾ
素子1aのそれに近く、且つ軽量で機械強度の大きい絶
縁材料、例えばガラスエポキシ樹脂により形成されてい
る。このベース3の内周面は凹面状に成型され、その内
周面に、セラミックス板等から形成された中央に開口を
有するピエゾ素子1aが固設されている。このピエゾ素
子1aは複数に分割されており、その超音波放射面(前
面)が全体で凹面状をなしている。また、ピエゾ素子1
aの前面の表面及び背面の表面には図示しない電極が形
成されており、これらの電極は、リード線4、5を介し
て駆動回路2に接続されている。
ース3を備えている。ベース3は、熱膨張係数がピエゾ
素子1aのそれに近く、且つ軽量で機械強度の大きい絶
縁材料、例えばガラスエポキシ樹脂により形成されてい
る。このベース3の内周面は凹面状に成型され、その内
周面に、セラミックス板等から形成された中央に開口を
有するピエゾ素子1aが固設されている。このピエゾ素
子1aは複数に分割されており、その超音波放射面(前
面)が全体で凹面状をなしている。また、ピエゾ素子1
aの前面の表面及び背面の表面には図示しない電極が形
成されており、これらの電極は、リード線4、5を介し
て駆動回路2に接続されている。
【0031】ピエゾ素子1aの前面、側面、及びベース
3の内周面の一部には、例えばエポキシ樹脂により形成
された音響整合層7が配設されている。この音響整合層
7の中央には、ホール8が形成されている。このホール
8には、略円筒状の超音波プローブ支持部9が挿設され
ている。この超音波プローブ支持部9には、後述する水
袋内への空気の吸入排出させるための空気吸入排出口1
0が形成されている。
3の内周面の一部には、例えばエポキシ樹脂により形成
された音響整合層7が配設されている。この音響整合層
7の中央には、ホール8が形成されている。このホール
8には、略円筒状の超音波プローブ支持部9が挿設され
ている。この超音波プローブ支持部9には、後述する水
袋内への空気の吸入排出させるための空気吸入排出口1
0が形成されている。
【0032】また、ベース3の外側面、音響整合層7の
外周表面、及び内周面(ホール8の内周面)には、例え
ばポリプロピレンで形成された樹脂薄膜(ポリプロピレ
ンシート)11が配設されている。つまり、ピエゾ素子
1a及び音響整合層7は、樹脂薄膜11により内包され
ている。
外周表面、及び内周面(ホール8の内周面)には、例え
ばポリプロピレンで形成された樹脂薄膜(ポリプロピレ
ンシート)11が配設されている。つまり、ピエゾ素子
1a及び音響整合層7は、樹脂薄膜11により内包され
ている。
【0033】この樹脂薄膜11は、伸縮性、防水性、及
び可撓性を有しており、その厚みは、当該樹脂薄膜11
内での衝撃波の中心波長(λとする)の1/4の奇数
倍、例えばλ/4あるいは3λ/4に生成されている。
なお、本明細書において、「伸縮性を有する」とは、樹
脂薄膜11が、当該樹脂薄膜11を伸長させたり、収縮
させたりしても、十分に耐ええるだけの物理的強度を有
していることを意味し、また、「防水性を有する」と
は、樹脂薄膜11が、仮に長時間水に接触した状態で放
置されておいても、ほとんど吸水しない又は水を透過さ
せないような特性を有していることを意味する。また、
「可撓性を有する」とは、樹脂薄膜11が、当該樹脂薄
膜11を撓めても十分に耐えるだけの物理的強度を有し
ていることを意味する。
び可撓性を有しており、その厚みは、当該樹脂薄膜11
内での衝撃波の中心波長(λとする)の1/4の奇数
倍、例えばλ/4あるいは3λ/4に生成されている。
なお、本明細書において、「伸縮性を有する」とは、樹
脂薄膜11が、当該樹脂薄膜11を伸長させたり、収縮
させたりしても、十分に耐ええるだけの物理的強度を有
していることを意味し、また、「防水性を有する」と
は、樹脂薄膜11が、仮に長時間水に接触した状態で放
置されておいても、ほとんど吸水しない又は水を透過さ
せないような特性を有していることを意味する。また、
「可撓性を有する」とは、樹脂薄膜11が、当該樹脂薄
膜11を撓めても十分に耐えるだけの物理的強度を有し
ていることを意味する。
【0034】このように伸縮性、防水性、可撓性を有す
る樹脂として上記ポリプロピレン樹脂の他に、ポリエチ
レン系樹脂、ポリスチレン、フッ素系樹脂がある。これ
らの樹脂は、いずれも吸水率が0.01%以下(長時間
浸水時の吸水による重量増加)と非常に小さい。この中
でも、ポリプロピレン及び高密度ポリエチレンは、伸縮
性に優れているので、シート材として用いるのが大変望
ましい。また、ポリエチレンに比べてポリプロピレンは
接着性に優れるためシート材として適するが、ポリエチ
レンでも適当な表面処理を行なうことにより使用可能で
ある。
る樹脂として上記ポリプロピレン樹脂の他に、ポリエチ
レン系樹脂、ポリスチレン、フッ素系樹脂がある。これ
らの樹脂は、いずれも吸水率が0.01%以下(長時間
浸水時の吸水による重量増加)と非常に小さい。この中
でも、ポリプロピレン及び高密度ポリエチレンは、伸縮
性に優れているので、シート材として用いるのが大変望
ましい。また、ポリエチレンに比べてポリプロピレンは
接着性に優れるためシート材として適するが、ポリエチ
レンでも適当な表面処理を行なうことにより使用可能で
ある。
【0035】この樹脂薄膜11の内、音響整合層7のホ
ール8の内周面に隣接する部分(内周部)は、超音波プ
ローブ支持部9とOリング12aを介して密着させてい
る。また、音響整合層7の外側面に隣接する部分(外周
部)には、Oリング12bを介してゴムのような柔軟性
を有する材質で生成された水袋13の縁(蛇腹部)13
aが密着した状態で取り付けられている。このように、
樹脂薄膜11の内周部とその内周部に隣接する構成要
素、及び外周部とその外周部に隣接する構成要素との間
をOリング12a、12bを介して密着させることによ
り、アプリケータ1全体を気密にしている。
ール8の内周面に隣接する部分(内周部)は、超音波プ
ローブ支持部9とOリング12aを介して密着させてい
る。また、音響整合層7の外側面に隣接する部分(外周
部)には、Oリング12bを介してゴムのような柔軟性
を有する材質で生成された水袋13の縁(蛇腹部)13
aが密着した状態で取り付けられている。このように、
樹脂薄膜11の内周部とその内周部に隣接する構成要
素、及び外周部とその外周部に隣接する構成要素との間
をOリング12a、12bを介して密着させることによ
り、アプリケータ1全体を気密にしている。
【0036】蛇腹部13aの取付部の外側には、締め付
けバンド14が取り付けられており、この締め付けバン
ド14を締め付けることにより、蛇腹部13aと樹脂薄
膜11は密に接するようになっている。この水袋13
に、衝撃波(超音波)を伝搬させる音響伝搬媒体として
の水15が収容されている。つまり、音響整合層7と水
袋13内の水15とは、音響整合層7の内周面に配設さ
れた樹脂薄膜11により非接触となっている。また、空
気吸入排出口10は、水袋13内の水15に導通してお
り、この空気吸入排出口10から図示しないポンプ等に
より水15を吸入して脱気し、再度水袋13内へ排出す
るようになっている。
けバンド14が取り付けられており、この締め付けバン
ド14を締め付けることにより、蛇腹部13aと樹脂薄
膜11は密に接するようになっている。この水袋13
に、衝撃波(超音波)を伝搬させる音響伝搬媒体として
の水15が収容されている。つまり、音響整合層7と水
袋13内の水15とは、音響整合層7の内周面に配設さ
れた樹脂薄膜11により非接触となっている。また、空
気吸入排出口10は、水袋13内の水15に導通してお
り、この空気吸入排出口10から図示しないポンプ等に
より水15を吸入して脱気し、再度水袋13内へ排出す
るようになっている。
【0037】音響整合層7は、例えばエポキシ樹脂によ
り生成され、その音響インピーダンスは、ピエゾ素子1
aのそれと樹脂薄膜11のそれとの中間の値(音響イン
ピーダンス:ピエゾ素子1a>音響整合層7>樹脂薄膜
11)に設定される。このため、ピエゾ素子1aから発
生する衝撃波は、効率良く前方に放射される。また、樹
脂薄膜11の音響インピーダンスを、音響整合層7のそ
れと水15のそれとの中間の値に設定すれば、樹脂薄膜
11は、衝撃波の伝搬を妨げない。
り生成され、その音響インピーダンスは、ピエゾ素子1
aのそれと樹脂薄膜11のそれとの中間の値(音響イン
ピーダンス:ピエゾ素子1a>音響整合層7>樹脂薄膜
11)に設定される。このため、ピエゾ素子1aから発
生する衝撃波は、効率良く前方に放射される。また、樹
脂薄膜11の音響インピーダンスを、音響整合層7のそ
れと水15のそれとの中間の値に設定すれば、樹脂薄膜
11は、衝撃波の伝搬を妨げない。
【0038】一方、超音波プローブ支持部9には、超音
波プローブ16が水袋13内へ向けて挿入配置されてい
る。超音波プローブ16と超音波プローブ支持部9の一
方の開口部との継目は、オイルシールにより封止(シー
ル)されている。この超音波プローブ16は防水加工が
なされており、その先端部には、水袋13内の音響伝搬
媒体である水を吸入排出するための音響伝搬媒体吸入排
出口17が設けられている。
波プローブ16が水袋13内へ向けて挿入配置されてい
る。超音波プローブ16と超音波プローブ支持部9の一
方の開口部との継目は、オイルシールにより封止(シー
ル)されている。この超音波プローブ16は防水加工が
なされており、その先端部には、水袋13内の音響伝搬
媒体である水を吸入排出するための音響伝搬媒体吸入排
出口17が設けられている。
【0039】この超音波プローブ16は、ピエゾ素子1
aにより発生される超音波より弱い超音波を患者体内に
向けて放射し、且つ患者体内からの反射波を受信する機
能を有している。この受信信号は、図示しない超音波画
像装置に送られる。超音波画像装置は、送られた受信信
号を輝度変調して断層像(Bモード画像)としてモニタ
に表示するようになっている。したがって、医師は、そ
の断層像を見ながらアプリケータ1の位置決め(焦点を
結石に合わせるための位置決め)を行なうことができ
る。
aにより発生される超音波より弱い超音波を患者体内に
向けて放射し、且つ患者体内からの反射波を受信する機
能を有している。この受信信号は、図示しない超音波画
像装置に送られる。超音波画像装置は、送られた受信信
号を輝度変調して断層像(Bモード画像)としてモニタ
に表示するようになっている。したがって、医師は、そ
の断層像を見ながらアプリケータ1の位置決め(焦点を
結石に合わせるための位置決め)を行なうことができ
る。
【0040】治療時には、ベース3と反対側の水袋13
の表面が患者の治療部位の体表に接触される。この状態
で、上述した超音波プローブ16の走査に基づいて得ら
れた断層像を見ながら、ピエゾ素子1aの焦点が治療部
位(結石)に一致するようにアプリケータ1が位置決め
される。アプリケータ1の位置決め終了後、駆動回路2
が駆動され、高電圧パルスがピエゾ素子1aに印加され
る。この印加により、ピエゾ素子1aの前面から衝撃波
が発生する。発生された衝撃波は焦点に集束され、その
焦点に位置している結石を破砕治療する。
の表面が患者の治療部位の体表に接触される。この状態
で、上述した超音波プローブ16の走査に基づいて得ら
れた断層像を見ながら、ピエゾ素子1aの焦点が治療部
位(結石)に一致するようにアプリケータ1が位置決め
される。アプリケータ1の位置決め終了後、駆動回路2
が駆動され、高電圧パルスがピエゾ素子1aに印加され
る。この印加により、ピエゾ素子1aの前面から衝撃波
が発生する。発生された衝撃波は焦点に集束され、その
焦点に位置している結石を破砕治療する。
【0041】ところで、ピエゾ素子1aから発生される
衝撃波の共振周波数が約500kHzであるとすると、λ
は約2.8mmである。したがって、樹脂薄膜11の厚さ
は、0.7mmあるいは2.1mm程度である。ポリプロピ
レンシート等の樹脂薄膜11は、このような均一な厚さ
の加工は、従来と比べて手間がかからず効率的である。
衝撃波の共振周波数が約500kHzであるとすると、λ
は約2.8mmである。したがって、樹脂薄膜11の厚さ
は、0.7mmあるいは2.1mm程度である。ポリプロピ
レンシート等の樹脂薄膜11は、このような均一な厚さ
の加工は、従来と比べて手間がかからず効率的である。
【0042】ここで、このような樹脂薄膜11をピエゾ
素子1a、音響整合層7を内包するように配設する際の
手順を図2を用いて説明する。
素子1a、音響整合層7を内包するように配設する際の
手順を図2を用いて説明する。
【0043】図2に示すように、予めピエゾ素子1aを
固設したベース3上に図1に示す音響整合層7を形成す
る。そして、例えばドーナッツ型に形成された樹脂薄膜
11を音響整合層7の上から被着する。そして、その伸
縮性をいかしてその樹脂薄膜11を伸ばしながら、音響
整合層7の上に密着させる(図3参照)。なお、従来の
機械加工や塗布により音響整合層の上に弗素樹脂層を設
ける場合では、その音響整合層と弗素樹脂層との間に空
気(気泡)が混入する恐れがあり(図7参照)、音響特
性を低下させる原因の一つとなっていたが、本実施例で
は、樹脂薄膜11を伸ばすことにより、当該音響整合層
7と樹脂薄膜11との間に存在する空気(気泡)を押し
出すことができ、従来に比べて密着性が高く、空気(気
泡)が混入する可能性が低くなる。
固設したベース3上に図1に示す音響整合層7を形成す
る。そして、例えばドーナッツ型に形成された樹脂薄膜
11を音響整合層7の上から被着する。そして、その伸
縮性をいかしてその樹脂薄膜11を伸ばしながら、音響
整合層7の上に密着させる(図3参照)。なお、従来の
機械加工や塗布により音響整合層の上に弗素樹脂層を設
ける場合では、その音響整合層と弗素樹脂層との間に空
気(気泡)が混入する恐れがあり(図7参照)、音響特
性を低下させる原因の一つとなっていたが、本実施例で
は、樹脂薄膜11を伸ばすことにより、当該音響整合層
7と樹脂薄膜11との間に存在する空気(気泡)を押し
出すことができ、従来に比べて密着性が高く、空気(気
泡)が混入する可能性が低くなる。
【0044】なお、予め樹脂薄膜11と音響整合層7と
の間に第2の音響伝搬媒体(音響整合層7の音響特性を
劣化させないもの、例えば油脂等)を樹脂薄膜11又は
音響整合層7に塗布することにより、少量封入しておく
こともできる。
の間に第2の音響伝搬媒体(音響整合層7の音響特性を
劣化させないもの、例えば油脂等)を樹脂薄膜11又は
音響整合層7に塗布することにより、少量封入しておく
こともできる。
【0045】また、図2に示すように、音響整合層7と
樹脂薄膜11との間の空気の押し出しや第2の音響伝搬
媒体の封入は、樹脂薄膜11と同種の(同一でもよい)
樹脂チューブTを樹脂薄膜11に差し込み、真空ポンプ
Pにより樹脂薄膜11で内包された空気を吸引し、その
後、チューブTの任意部分にコックCをしたり、チュー
ブTを溶融して行なう。これによって、空気の混入の可
能性をさらに低くできるのはもちろんのこと、チューブ
Tに空気を注入することにより、樹脂薄膜11を剥がし
易くなるため、ピエゾ素子1a,音響整合層7等の交換
を容易に行なうことができる。
樹脂薄膜11との間の空気の押し出しや第2の音響伝搬
媒体の封入は、樹脂薄膜11と同種の(同一でもよい)
樹脂チューブTを樹脂薄膜11に差し込み、真空ポンプ
Pにより樹脂薄膜11で内包された空気を吸引し、その
後、チューブTの任意部分にコックCをしたり、チュー
ブTを溶融して行なう。これによって、空気の混入の可
能性をさらに低くできるのはもちろんのこと、チューブ
Tに空気を注入することにより、樹脂薄膜11を剥がし
易くなるため、ピエゾ素子1a,音響整合層7等の交換
を容易に行なうことができる。
【0046】本構成によれば、音響整合層7と水袋13
内の水15との間に配設された樹脂薄膜11が防水性を
有しているため、音響整合層7が吸水する心配がなく、
音響整合層7の絶縁性の劣化、音響整合層7とピエゾ素
子1aとの接着の劣化等のアプリケータ1の寿命の原因
となる性能の劣化を生じることがない。したがって、ア
プリケータ1の耐久性、信頼性が向上する。
内の水15との間に配設された樹脂薄膜11が防水性を
有しているため、音響整合層7が吸水する心配がなく、
音響整合層7の絶縁性の劣化、音響整合層7とピエゾ素
子1aとの接着の劣化等のアプリケータ1の寿命の原因
となる性能の劣化を生じることがない。したがって、ア
プリケータ1の耐久性、信頼性が向上する。
【0047】また、従来の弗素樹脂層を機械加工、ある
いは塗布により音響整合層の表面に設けるタイプのもの
と比べると、樹脂薄膜11を容易に均一の厚さに加工で
きるため、加工時間の短縮、加工による煩わしさの解消
等の効果を得ることができる。また、樹脂薄膜11の伸
縮性により、当該樹脂薄膜11を容易且つ確実に音響整
合層7等の表面に密着させることができるため、気泡等
の混入可能性が少なく、防水性、音響特性等の信頼性が
さらに向上する。
いは塗布により音響整合層の表面に設けるタイプのもの
と比べると、樹脂薄膜11を容易に均一の厚さに加工で
きるため、加工時間の短縮、加工による煩わしさの解消
等の効果を得ることができる。また、樹脂薄膜11の伸
縮性により、当該樹脂薄膜11を容易且つ確実に音響整
合層7等の表面に密着させることができるため、気泡等
の混入可能性が少なく、防水性、音響特性等の信頼性が
さらに向上する。
【0048】さらに、本構成によれば、樹脂薄膜11の
端部を音響伝搬媒体である水15と接触しない部分(ベ
ース3側)に配設することができるため、その端部から
水15が混入する可能性がなくなり、より高い防水特性
が得られる。
端部を音響伝搬媒体である水15と接触しない部分(ベ
ース3側)に配設することができるため、その端部から
水15が混入する可能性がなくなり、より高い防水特性
が得られる。
【0049】また、空気吸入排出口10を、樹脂薄膜1
1に穴を開けることなく、超音波プローブ支持部9に設
けることができるため、防水に関する信頼性が確実に向
上する。
1に穴を開けることなく、超音波プローブ支持部9に設
けることができるため、防水に関する信頼性が確実に向
上する。
【0050】図4に本発明の第2実施例を示す。図4に
示す衝撃波治療装置では、ベース3の外側面、音響整合
層7の外周面、及び内周面に樹脂薄膜18を配設すると
ともに、水袋19をも樹脂薄膜18で形成したものであ
り、その他の構成は、第1実施例と略同様である(な
お、本実施例では、超音波プローブ支持部9の外面も樹
脂薄膜18により被服されている)。
示す衝撃波治療装置では、ベース3の外側面、音響整合
層7の外周面、及び内周面に樹脂薄膜18を配設すると
ともに、水袋19をも樹脂薄膜18で形成したものであ
り、その他の構成は、第1実施例と略同様である(な
お、本実施例では、超音波プローブ支持部9の外面も樹
脂薄膜18により被服されている)。
【0051】この樹脂薄膜で形成された水袋19は、図
4に示すように、前記ベース3の外側面等に配設された
樹脂薄膜と同一のものにより一体に形成してもよく、ま
た、個別に形成して繋ぎ合わせてもよい。
4に示すように、前記ベース3の外側面等に配設された
樹脂薄膜と同一のものにより一体に形成してもよく、ま
た、個別に形成して繋ぎ合わせてもよい。
【0052】図5にベース3の外側面、音響整合層7の
外周面、及び内周面に配設された樹脂薄膜並びに水袋1
9を形成する樹脂薄膜を一体に形成した場合の樹脂薄膜
18の全体構成を示す。
外周面、及び内周面に配設された樹脂薄膜並びに水袋1
9を形成する樹脂薄膜を一体に形成した場合の樹脂薄膜
18の全体構成を示す。
【0053】なお、樹脂薄膜18で形成された水袋19
は、中心に超音波プローブ16挿通用の挿通孔19aを
有し、内側に水挿入用の水挿入室19bを有した浮き輪
状に形成され、その下側部分が膨出している。そして、
その挿通孔19aに超音波プローブ16が挿入配置され
ている。つまり、超音波プローブ16は、挿通孔19a
に挿入されているため、水袋19内の水15とは非接触
である。したがって、超音波プローブ16に防水加工す
る必要がなく、手間が省ける。
は、中心に超音波プローブ16挿通用の挿通孔19aを
有し、内側に水挿入用の水挿入室19bを有した浮き輪
状に形成され、その下側部分が膨出している。そして、
その挿通孔19aに超音波プローブ16が挿入配置され
ている。つまり、超音波プローブ16は、挿通孔19a
に挿入されているため、水袋19内の水15とは非接触
である。したがって、超音波プローブ16に防水加工す
る必要がなく、手間が省ける。
【0054】また、水袋19内の水15は、超音波プロ
ーブ16、音響整合層7等の周囲の構成要素と非接触で
ある。つまり、水15は、「closed」となってい
るため、水の腐食等が防止され、水15を交換するなど
の手間が省ける。この際、水15の量を増減させる必要
がある場合には、図4及び図5に示す位置に吸入排出口
10を設ければよい。
ーブ16、音響整合層7等の周囲の構成要素と非接触で
ある。つまり、水15は、「closed」となってい
るため、水の腐食等が防止され、水15を交換するなど
の手間が省ける。この際、水15の量を増減させる必要
がある場合には、図4及び図5に示す位置に吸入排出口
10を設ければよい。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明の衝撃波治療装
置によれば、音響整合層等の衝撃波整合層と衝撃波伝搬
媒体である例えば水との間に、ポリプロピレンシート等
からなる伸縮性、防水性、可撓性等を有した樹脂膜を配
設したことにより耐水性が向上し、衝撃波治療装置を長
期に亘って使用することが可能になる。また、その長期
の使用においても、衝撃波整合層の絶縁性の劣化等の性
能の劣化を生じることがないため、安全な治療を行なう
ことができる。
置によれば、音響整合層等の衝撃波整合層と衝撃波伝搬
媒体である例えば水との間に、ポリプロピレンシート等
からなる伸縮性、防水性、可撓性等を有した樹脂膜を配
設したことにより耐水性が向上し、衝撃波治療装置を長
期に亘って使用することが可能になる。また、その長期
の使用においても、衝撃波整合層の絶縁性の劣化等の性
能の劣化を生じることがないため、安全な治療を行なう
ことができる。
【0056】また、樹脂膜は伸縮性を有しているため、
容易に均一の厚さに加工でき、また、気泡等を残存する
ことなく衝撃波整合層の表面等に確実に密着させること
ができる。したがって、従来の例えば弗素樹脂層を機械
加工あるいは塗布により設けるタイプと比べて、加工時
間の短縮、衝撃波伝搬特性の向上等を実現できるととも
に、その防水性の信頼度をさらに向上させることができ
る。
容易に均一の厚さに加工でき、また、気泡等を残存する
ことなく衝撃波整合層の表面等に確実に密着させること
ができる。したがって、従来の例えば弗素樹脂層を機械
加工あるいは塗布により設けるタイプと比べて、加工時
間の短縮、衝撃波伝搬特性の向上等を実現できるととも
に、その防水性の信頼度をさらに向上させることができ
る。
【図1】本発明の第1実施例に係る衝撃波治療装置の概
略構成を示す断面図。
略構成を示す断面図。
【図2】図1における衝撃波治療装置のアプリケータに
おける樹脂薄膜の配設工程を示す図。
おける樹脂薄膜の配設工程を示す図。
【図3】図1における衝撃波治療装置のアプリケータに
おける樹脂薄膜の配設工程を示す図。
おける樹脂薄膜の配設工程を示す図。
【図4】本発明の第2実施例に係る衝撃波治療装置の概
略構成を示す断面図。
略構成を示す断面図。
【図5】図4における一体構造の樹脂薄膜を示す図。
【図6】従来における衝撃波治療装置の概略構成を示す
断面図。
断面図。
【図7】音響整合層と弗素樹脂層との間に混入する気泡
を示す図。
を示す図。
1 アプリケータ 1a ピエゾ素子 2 駆動回路 7 音響整合層 8 ホール 9 超音波プローブ支持部 10 空気吸入排出口 11 樹脂薄膜 13 水袋 15 水 16 超音波プローブ 18 樹脂薄膜 19 水袋 19a 挿通孔 19b 水挿入室
Claims (14)
- 【請求項1】 被検体の治療部位を超音波パルスの衝撃
波により破砕治療する衝撃波治療装置において、 衝撃波を発生する衝撃波発生源と、この衝撃波発生源の
衝撃波放射面に形成された衝撃波整合層と、この衝撃波
整合層と前記被検体との間に介在され前記衝撃波を伝搬
させる衝撃波伝搬媒体と、伸縮性を有し、少なくとも前
記衝撃波整合層の前記衝撃波伝搬側の面に形成された樹
脂膜とを備えたことを特徴とする衝撃波治療装置。 - 【請求項2】 前記樹脂膜は防水性を有するものである
請求項1記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項3】 前記樹脂膜は可撓性を有するものである
請求項1又は2記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項4】 前記樹脂膜はポリプロピレンシートであ
る請求項1乃至3の何れか1項記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項5】 前記樹脂膜は、第2の衝撃波整合層をな
すものである請求項1乃至4の何れか1項記載の衝撃波
治療装置。 - 【請求項6】 前記衝撃波整合層と前記樹脂膜との間に
音響伝搬媒体を介在させた請求項1乃至5の何れか1項
記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項7】 前記音響伝搬媒体は、油脂である請求項
6記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項8】 前記衝撃波発生源は、基板と、この基板
上に設けられた複数分割されたピエゾ素子とを有し、前
記樹脂膜は前記基板又は前記ピエゾ素子の少なくとも一
部を内包するように配設された請求項1乃至7の何れか
1項記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項9】 前記衝撃波伝搬媒体は水である請求項1
乃至8記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項10】 前記衝撃波伝搬媒体は袋状の前記樹脂
膜により内包された請求項1乃至9記載の衝撃波治療装
置。 - 【請求項11】 前記樹脂膜は、前記衝撃波整合層と前
記衝撃波伝搬媒体との間、前記基板及び前記ピエゾ素子
の少なくとも一部に配設され、且つ前記衝撃波伝搬媒体
を包むように一体形成された請求項8乃至10記載の衝
撃波治療装置。 - 【請求項12】 前記基板、前記ピエゾ素子、及び前記
衝撃波整合層のほぼ中央部にそれぞれ孔を形成し、前記
孔から前記袋状の樹脂膜内へ挿入配置されたイメージン
グ用の超音波プローブをさらに備えた請求項10記載の
衝撃波治療装置。 - 【請求項13】 前記袋状の樹脂膜は、前記超音波プロ
ーブを挿入するための挿通孔をほぼ中心部に有した浮き
輪状に形成された請求項12記載の衝撃波治療装置。 - 【請求項14】 前記樹脂膜の端面は、前記衝撃波伝搬
媒質の非接触部分に配設された請求項1乃至13記載の
衝撃波治療装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118760A JPH08308849A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 衝撃波治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118760A JPH08308849A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 衝撃波治療装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08308849A true JPH08308849A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14744388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7118760A Pending JPH08308849A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 衝撃波治療装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08308849A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4940233B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2012-05-30 | テラクリヨン | 生体の器官の画像形成および治療を行うヘッドおよび製造方法 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP7118760A patent/JPH08308849A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4940233B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2012-05-30 | テラクリヨン | 生体の器官の画像形成および治療を行うヘッドおよび製造方法 |
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